概要
日本製麻は1947年に中越紡織として創業し、黄麻(ジュート)製品の製造からスタートした企業である。1959年に現社名へ変更後、黄麻需要の減少を受けて食品事業へ多角化。現在はパスタやレトルトソースを製造する食品事業、黄麻製品や紙袋を扱う産業資材事業、自動車用フロアマットのマット事業の三本柱で構成される。従業員78名、2026年3月期の売上高は44億円。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
食品・産業資材・マットの三事業構成
日本製麻の事業は三つのセグメントから成る。食品事業はスパゲッティやカレー・レトルトソースの製造販売を担い、2025年度の売上高は12億84百万円と全体の54%を占める最大セグメントである。産業資材事業は黄麻製品(カーペット裏地、緑化用資材)や米麦用紙袋・フレキシブルコンテナを輸入販売し、売上高は5億33百万円。マット事業は自動車用フロアマットの販売で5億78百万円を計上した。食品事業は原材料高と工場増設費用の影響で営業損失を計上する一方、マット事業が営業利益を生み出す構造にある。
縮小と再編を繰り返した事業ポートフォリオ
同社は創業以来、主力事業と組織を何度も組み替えてきた。黄麻袋工場(兵庫工場)を閉鎖後、パスタ製造の関西工場を稼働させ、さらにホテル・水産事業へ進出するがいずれも撤退。1997年にタイ子会社サハキット ウィサーンを連結子会社化したが、2025年9月に全株式を売却し非連結化した。2026年3月期からは非連結決算に移行。グループ規模は縮小し、現在は単体での事業運営に集中している。
主要株主との連携と新興国への試み
主要株主である株式会社ゴーゴーカレーグループとは、レトルトカレーの販売等で取引関係を持つ。また2019年にはインドにおいてPCP Technologies社との合弁会社PCP Sahakit India LLPを設立し、持分法適用関連会社とした。これは海外事業の新たな展開として注目されるが、現時点では業績への具体的な寄与は限定的である。国内では富山県砺波市に北陸工場を持ち、パスタおよびレトルトソースの製造拠点としている。
業界の中での役割は産業資材(黄麻製品等)や自動車用マット等の製造販売会社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2019/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| マット 事業 | 19億円 | 48.7% | 0億円 | 0.0% |
| 食品事業 | 13億円 | 33.3% | 0億円 | 0.0% |
| 産業資材 事業 | 7億円 | 17.9% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01食品主力
スパゲッチ、カレー・レトルトソース等の製造販売を行っている。主要株主であるゴーゴーカレーグループとの取引関係がある。
主要顧客株式会社ゴーゴーカレーグループ
- スパゲッチ
- 様々な種類のパスタ製品を製造・販売している。
- カレー・レトルトソース
- レトルトカレーや各種ソースを製造・販売している。
02産業資材主力
主として黄麻商品(麻袋等)や大型包装資材等の販売を行っている。伝統的な素材である黄麻を扱い、物流・農業分野などの需要に応える。
- 黄麻商品
- 麻袋など黄麻(ジュート)を使用した製品。
- 大型包装資材
- 大型の包装用途に用いられる資材。
03マット準主力
自動車用フロアーマットの販売を行っている。自動車メーカーや部品販売店向けに供給。
- 自動車用フロアーマット
- 自動車のフロアに敷くマット。多様な車種に対応する。
製品と技術
業務用太麺パスタとOEMカレーを軸とする食品
食品事業の主力はパスタ製品とレトルトソースである。パスタは業務用の太麺が強く、コメ不足やインバウンド外食需要の回復で販売を伸ばした。一方市販用パスタは輸入品との競合で減少傾向にある。レトルト製品ではPB(プライベートブランド)のパスタソースが堅調だが、主力のOEMカレーは得意先の在庫調整により減産を経験。2025年度には増設したレトルト工場が本格稼働し、生産能力は向上したが、稼働初期のコスト負担が重くのしかかった。
黄麻製品と紙袋で構成される産業資材
産業資材事業は主に黄麻製品(ジュート)と紙袋・フレコン(フレキシブルコンテナバッグ)の販売からなる。黄麻製品はインテリア用のカーペット裏地や緑化・防虫用資材として使用され、2025年度は前年を上回る販売となり売上総利益率の改善に寄与した。一方、米麦用の紙袋・フレコンは農産物の収穫量や物流の影響を受けやすく、同年度は販売が減少。輸入コストや物流費の高騰に対応するための合理化が継続的な課題である。
自動車メーカー向けフロアマットの販売
マット事業は自動車用フロアマットの販売が中心である。主要な納入先は自動車メーカー各社で、新車のリニューアル時に受注を獲得するビジネスモデル。2025年度は中国のレアアース輸出規制に伴う得意先の減産で一時的に販売が減少したが、早期に回復。原材料費や光熱費の上昇分を価格転嫁したことで営業利益25百万円を計上した。自動車の生産台数に業績が連動するため、新車種への採用獲得が成長の鍵となる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字が日本製麻
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2693YKT | 33億円 | 10.1倍 |
| 2 | 9849共同紙販ホールディングス | 33億円 | 80.3倍 |
| 3 | 7567栄電子 | 31億円 | 27.0倍 |
| 4 | 3306日本製麻 | 30億円 | 5.6倍 |
| 5 | 7464セフテック | 30億円 | 18.8倍 |
| 6 | 7687ミクリード | 30億円 | 10.7倍 |
| 7 | 8123川辺 | 27億円 | 14.0倍 |
| 8 | 8225タカチホ | 26億円 | 7.6倍 |
| 9 | 3089テクノアルファ | 25億円 | 4.7倍 |
| 10 | 9941太洋物産 | 24億円 | 15.6倍 |
| 11 | 9895コンセック | 24億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
中越紡織として創業し1949年に上場
1947年2月、富山県において中越紡織株式会社が設立された。資本金15万円で和紡、綿、麻織物の製造を開始。戦後復興期の繊維需要を背景に事業を拡大し、1949年5月には東京証券取引所に上場(資本金3600万円)。しかしながら綿・麻織物は後に縮小することになる。この時期の主力は麻袋など黄麻製品であり、後の事業転換の起点となる。
黄麻需要増大で兵庫工場を建設、タイにも進出
1961年5月、黄麻製品の需要増大を受け、兵庫県加古川市に麻袋生産専業の兵庫工場を完成させ操業開始。1969年9月にはジュート(黄麻)原料の原産地である東南アジアに進出し、タイ国に100%出資子会社サラブリジュートミルを設立した。同社は後にオリエンタルジュートミルに社名変更し、安定した原料調達と製品供給を担った。
黄麻袋需要減少で工場閉鎖、食品事業へ転換
1975年10月、黄麻袋の需要減少により兵庫工場を閉鎖。これに先立ち1971年12月には兵庫工場隣接地にパスタ専門の関西工場を完成させ、食品分野へ進出していた。1985年3月には関西工場に小麦粉ミックス粉製造用の新サイロを設置。同年和歌山県白浜町で鮎養殖場を操業開始するなど、黄麻以外の事業を模索する動きが加速した。
ホテル事業の進出と撤退、関西工場売却
1990年12月にホテル「ニチマ倶楽部」を開業し、ホテル・レストラン事業に参入。しかし業績が振るわず、1991年12月には同事業の営業譲渡、1992年3月にホテル物件を売却。同時期に関西工場を売却(設備は賃借で継続稼働)し、1994年2月には完全閉鎖。この間、1993年3月に富山県砺波市に北陸工場を建設し、パスタとレトルトソースの生産拠点を本社所在地に移した。
タイ子会社の変遷と連結からの除外
1997年3月、タイのサハキット ウィサーン カンパニー リミテッドを子会社化。同社は黄麻製品や自動車マットの製造販売を手がけた。2019年10月にはインドで合弁会社PCP Sahakit India LLPを設立するなど海外展開を継続したが、2025年9月にサハキット ウィサーンの株式を売却し連結子会社から除外。同社は非連結会社となり、日本製麻は再び国内単体事業へ軸足を戻した。
レトルト工場増設と非連結決算への移行
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。食品事業では受注増に対応するため北陸工場内にレトルト工場を増設し、2025年度第3四半期から稼働を開始した。これに伴い減価償却費や初期費用が発生し、同事業は営業損失に転落。一方、子会社売却で特別利益を計上し、2026年3月期の純利益は6億円に急増した。翌年度以降の収益力が課題となる。
年表23件を開く
1940年代
- 1947年2月創業中越紡織株式会社を設立(和紡、綿、麻織物製造)。資本金 150,000円
- 1949年5月上場東京証券取引所に上場(資本金36,000,000円)。
1950年代
- 1959年5月商号変更日本製麻株式会社に社名変更。
1960年代
- 1961年5月黄麻製品の需要増大により兵庫県加古川市に麻袋生産専業の兵庫工場が完成し操業開始。
- 1969年9月ジュート原料の原産地である東南アジアを拠点にジュート紡績工場の進出を計る。タイ国に100%出資子会社サラブリジュートミルを設立。
1970年代
- 1971年12月兵庫工場の隣接地にパスタ専門の関西工場完成。
- 1975年10月黄麻袋需要減少により兵庫工場閉鎖。
1980年代
- 1980年1月商号変更サラブリジュートミルをオリエンタルジュートミルに社名変更(1984年3月売却)。
- 1985年3月小麦粉ミックス粉製造設備として関西工場に新サイロ完成。和歌山県西牟婁郡白浜町にて鮎養殖場を操業開始。
1990年代
- 1990年12月ホテル「ニチマ倶楽部」営業開始。
- 1991年12月関西工場売却(設備一式賃借により稼動)。ホテル・レストラン営業部門の営業譲渡。
- 1992年3月ホテル「ニチマ倶楽部」売却。
- 1993年3月富山県砺波市にパスタ及びレトルトソースの北陸工場完成。
- 1994年2月関西工場閉鎖。
- 1995年4月富山県砺波市に賃貸事業用不動産(多目的ホール等)完成。
- 1997年3月タイ国サハキット ウィサーン カンパニー リミテッドが子会社となる。(2025年9月 株式 売却 により連結子会社から除外)
- 1999年11月「ホテル&レストラン ニチマ倶楽部」の営業を譲受け。砺波アーバンリゾート株式会社(連結子会社)の株式を全株取得し、子会社となる。
2010年代
- 2010年3月ホテル・レストラン事業の廃止。
- 2012年3月水産事業の廃止。
- 2013年4月砺波アーバンリゾート株式会社の清算結了。
- 2019年10月連結子会社サハキット ウィサーン カンパニー リミテッドが、インドにおいてPCP Technologies Private Limited.との間で持分法適用関連会社である合弁会社(PCP Sahakit India Limited Liability Partnership.)を設立。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。
- 2025年9月連結子会社サハキット ウィサーン カンパニー リミテッドが、株式 売却 により連結子会社から除外。非連結会社に移行。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
収益拡大と高収益体質への転換
食品、産業資材、マットの各既存事業の基盤を強化しつつ、新事業の開発を推進。顧客への価値提供と満足度向上を通じて企業価値を高める。
- 02
食品事業の生産体制増強
北陸工場にレトルト工場を増設し、受注増に対応する体制を構築。売上と利益の拡大を図る。
- 03
M&Aによる事業体制強化
成長が期待される分野でM&Aを実施し、事業体制を強化。売上拡大や付加価値向上を検討する。
- 04
産業資材事業の合理化
輸入コスト上昇や物流費高騰に対応するため、生産・物流の合理化を進める。
- 05
マット事業の受注獲得強化
自動車メーカーの出荷台数不透明感に対応し、新車リニューアル時の受注獲得に注力する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で78人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は389万円で、9期前と比べて+16.6%。平均年齢は48.3歳、平均勤続年数は14.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 348 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 347 | — |
| 2019年3月 | 334 | 46.0 | 13.0 | 337 | — |
| 2020年3月 | 322 | 46.0 | 14.0 | 315 | — |
| 2021年3月 | 339 | 47.0 | 14.0 | 259 | — |
| 2022年3月 | 350 | 46.0 | 13.0 | 255 | — |
| 2023年3月 | 350 | 46.6 | 14.1 | 275 | — |
| 2024年3月 | 395 | 47.5 | 13.5 | 283 | — |
| 2025年3月 | 399 | 47.5 | 13.5 | 279 | 36 |
| 2026年3月 | 389 | 48.3 | 14.2 | 78 | 0 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 海外サハキット ウィサーン カンパニー リミテッド(注)3.4.5.6タイ国 バンコク · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は24億円、営業利益は0億円。前期と比べると減収減益で、売上が-45.5%、利益が-100.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 26億円 | 24億円 |
| 営業利益 | 0億円 | 0億円 |
| 純利益 | 0億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥4 | ¥4 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は7億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−36.4%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 9 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 11 | 1 | 9.1 | 0 |
| 2024年2Q | 10 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年3Q | 11 | 1 | 9.1 | 0 |
| 2024年4Q | 11 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 23 | 2 | 8.7 | 1 |
| 2025年4Q | 21 | −1 | −4.8 | 0 |
| 2026年2Q | 12 | 0 | 0.0 | 6 |
| 2026年4Q | 12 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2027年1Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は47億円から24億円へ51%に減った。直近期の営業利益率は0.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 47 | — | −1 | — | −3 |
| 2014年3月 | 47 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年3月 | 44 | — | 1 | — | 0 |
| 2016年3月 | 41 | — | 1 | — | 1 |
| 2017年3月 | 40 | — | 3 | — | 1 |
| 2018年3月 | 39 | — | 1 | — | 1 |
| 連結子会社サハキット ウィサーン カンパニー リミテッドが、インドにおいてPCP Technologies Private Limited.との間で持分法適用関連会社である合弁会社(PCP Sahakit India Limited Liability Partnership.)を設立。 | |||||
| 2019年3月 | 39 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年3月 | 38 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年3月 | 33 | — | 0 | — | 1 |
| 2022年3月 | 32 | — | 1 | — | 0 |
| 2023年3月 | 37 | — | 2 | — | 1 |
| 2024年3月 | 43 | — | 3 | — | 1 |
| 2025年3月 | 44 | 1 | 3 | 2.3 | 1 |
| 2026年3月 | 24 | 0 | 0 | 0.0 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高24億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の25.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.0%18億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.0%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は10億円で、売上の5.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −3 | 0 | 0 | −3 | 2 |
| 2014年3月 | 2 | 7 | −9 | 9 | 2 |
| 2015年3月 | 0 | −1 | 2 | −1 | 3 |
| 2016年3月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 3 |
| 2017年3月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 5 |
| 2018年3月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 6 |
| 2019年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 |
| 2020年3月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 6 |
| 2021年3月 | 1 | 1 | −1 | 2 | 7 |
| 2022年3月 | 1 | 1 | 0 | 2 | 8 |
| 2023年3月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 9 |
| 2024年3月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 10 |
| 2025年3月 | 2 | −5 | 6 | −3 | 14 |
| 2026年3月 | 0 | 3 | 0 | 3 | 10 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は36億円。このうち返さなくてよい自己資本が21億円で、自己資本比率は59.2%(業種中央値50.6%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 42 | 15 | 27 | 21.5 |
| 2014年3月 | 38 | 18 | 20 | 28.9 |
| 2015年3月 | 39 | 20 | 19 | 32.0 |
| 2016年3月 | 38 | 19 | 19 | 31.5 |
| 2017年3月 | 38 | 21 | 17 | 34.5 |
| 2018年3月 | 38 | 22 | 16 | 35.9 |
| 2019年3月 | 38 | 22 | 16 | 35.7 |
| 2020年3月 | 38 | 22 | 16 | 36.0 |
| 2021年3月 | 36 | 22 | 14 | 39.6 |
| 2022年3月 | 36 | 22 | 14 | 40.3 |
| 2023年3月 | 40 | 25 | 15 | 40.6 |
| 2024年3月 | 46 | 29 | 17 | 40.0 |
| 2025年3月 | 57 | 37 | 14 | 43.6 |
| 2026年3月 | 36 | 21 | 14 | 59.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで284社中4位あたり、逆に低いのは配当利回りで284社中283位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥690で、1年前と比べて-19.8%。過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 5.6倍 |
| PER (会社予想) | 1029.9倍 |
| PBR | 1.25倍 |
| 配当利回り | 0.58% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月10日に-10.14%と急落し647円。25日移動平均線(735.92円)を12.1%下回り、75日線(662.61円)も割り込んだ。52週高値990円からは34.6%下落、52週安値590円からは+9.7%の位置。出来高は72500株と前日比約4倍で、売りが優勢。RSIは40.96と中立圏に近いが、短期的な下値リスクが残る。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PER 5.9倍は卸売業界平均17.4倍を大幅に下回り、PBR 1.31倍は平均1.19倍をやや上回る。ROE 32.4%は極めて高く収益性良好だが、配当利回り0.54%は平均2.58%を大きく下回る。業績は減収減益で先行き懸念あるも、バリュエーションは割安。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 5.6倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 1029.9倍 | — |
| PBR | 1.25倍 | 1.24倍 |
| ROE | 32.4% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は増加傾向(2024/3期43億円)だが、2026/3期には24億円と大幅減収予想。一方で純利益は6億円と急拡大見込み。この乖離は事業構造の変化(低採算事業の縮小・高採算事業への集中)を示唆する。PER5.9倍、PBR1.3倍と割安感はあるが、減収予想と利益急増のシナリオが市場の信任を得られるかが焦点。ROE32.4%は高いが小規模企業特有の不安定性がある。
- 利益急拡大の可能性
2026/3期純利益6億円と前期比大幅増益予想。
- 割安なバリュエーション
PER5.9倍は同業比でも低く、改善余地を織り込んでいない。
- 麻需要の安定性
天然素材志向の高まりで麻の需要は底堅い。
- PER5.9倍、高ROE32%で割安不定影響中
PER5.88倍、ROE32.4%は極めて割安、バリュエーション修正余地
- 2026/3期純利益6億円、特別利益計上2026年Q3影響弱
純利益6億円は前期比5倍、特別利益で一過性だが株価刺激
- 麻原料価格上昇で在庫評価益不定影響弱
原料価格上昇で在庫評価益発生、利益押し上げ
- 外国人保有20%超、安定株主基盤継続影響弱
外国人保有比率20.41%と高く、売り圧力限定的
- 大幅減収リスク
2026/3期売上高24億円と約45%減の予想。
- 事業構造転換の不確実性
減収下での利益拡大は実現が難しい。
- 流動性の低さ
時価総額32億円と小型株で急変動リスク。
- 売上高半減、営業赤字転落リスク2026年Q1影響強
2026/3期売上高24億円(前期比-45%)、営業利益0億円で赤字懸念
- 特別利益剥落で2027/3期純利益急減2027年影響中
一過性の特別利益除けば純利益1億円以下、PER高騰
- 麻製品需要減少トレンド長期的影響中
天然繊維需要低下、代替素材台頭で市場縮小
- 小型株ゆえの価格変動リスク継続影響弱
時価総額32億円、出来高少なく急落リスク
- 売上高
- 減収トレンドの進捗と規模の縮小を確認。
- 営業利益率
- 利益率改善が減収を補えるか。
- セグメント別収益
- どの事業が利益を牽引しているか把握。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり4円で、前期から+150.0%。いまの株価に対する利回りは0.58%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 5 | — | 22.7 |
| 2018年3月 | 3 | −40.0 | 27.1 |
| 2019年3月 | 2 | −33.3 | 544.7 |
| 2021年3月 | 3 | 50.0 | 8.6 |
| 2022年3月 | 3 | 0.0 | 25.5 |
| 2023年3月 | 3 | 0.0 | 19.4 |
| 2024年3月 | 4 | 33.3 | 24.2 |
| 2025年3月 | 4 | 0.0 | 23.8 |
| 2026年3月 | 10 | 150.0 | 7.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥4
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,979人。区分でいちばん多いのは個人・その他で40.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.2%を占め、残る64.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 68.0 | 66.8 | 51.0 | 44.8 | 45.3 | 40.0 |
| 事業法人 | 18.0 | 19.6 | 21.1 | 26.2 | 21.3 | 23.6 |
| 外国法人 | 9.2 | 8.6 | 24.2 | 25.3 | 24.0 | 20.4 |
| 金融機関 | 2.1 | 1.9 | 1.9 | 1.9 | 5.2 | 11.6 |
| 証券会社 | 2.7 | 3.0 | 1.8 | 1.8 | 3.6 | 4.4 |
| 自己株式 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.6 | 0.0 |
| 政府・自治体 | — | — | — | — | — | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | LEOMO.Inc. | 16.77 |
| 02 | 株式会社ゴーゴーカレーグループ | 16.00 |
| 03 | 日本証券金融株式会社 | 10.94 |
| 04 | アクセスアジア株式会社 | 4.53 |
| 05 | INTERACTIVE BROKERS LLC | 2.86 |
| 06 | 上代 浩司 | 2.13 |
| 07 | 山内 祐美 | 2.04 |
| 08 | 吉田 恵実 | 1.88 |
| 09 | 野村證券株式会社 | 1.77 |
| 10 | 頴川 欽和 | 0.97 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-09-02ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC変更報告24.33%-1.04pt
- 2026-09-02ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC変更報告25.37%
- 2026-09-02リオモインク(LEOMO,inc)変更報告30.95%-2.71pt
- 2026-09-02リオモインク(LEOMO,inc)変更報告33.66%-31.96pt
- 2026-08-28ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC新規の大量保有報告33.99%+1.96pt
- 2026-08-28ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC新規の大量保有報告32.03%+2.75pt
- 2026-08-28ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC新規の大量保有報告29.28%+2.79pt
- 2026-08-28ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC新規の大量保有報告26.49%+1.12pt
- 2026-08-27ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC新規の大量保有報告25.37%
- 2026-08-26リオモインク(LEOMO,inc)新規の大量保有報告33.52%-4.03pt
- 2026-08-26リオモインク(LEOMO,inc)新規の大量保有報告37.55%-11.60pt
- 2026-08-26リオモインク(LEOMO,inc)変更報告57.65%+8.50pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1589%、1株純資産は14期で+1844%。直近期のROEは32.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −9 | 25 | — | — | — |
| 2014年3月 | 3 | 30 | 12.4 | 14.2 | — |
| 2015年3月 | 1 | 34 | 1.6 | 107.2 | — |
| 2016年3月 | 15 | 326 | 4.6 | 33.5 | — |
| 2017年3月 | 33 | 356 | 9.6 | 14.2 | 22.7 |
| 2018年3月 | 14 | 373 | 3.9 | 31.2 | 27.1 |
| 2019年3月 | 0 | 368 | 0.1 | 1386.6 | 544.7 |
| 2020年3月 | −3 | 371 | −0.8 | — | — |
| 2021年3月 | 26 | 390 | 6.8 | 13.4 | 8.6 |
| 2022年3月 | 13 | 399 | 3.3 | 27.9 | 25.5 |
| 2023年3月 | 26 | 449 | 6.1 | 28.6 | 19.4 |
| 2024年3月 | 35 | 504 | 7.3 | 18.2 | 24.2 |
| 2025年3月 | 26 | 562 | 4.7 | 20.7 | 23.8 |
| 2026年3月 | 132 | 479 | 32.4 | 5.2 | 7.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額61百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 植杉泰久 | 代表取締役 社長 | 48 |
| 高橋賢作 | 常務取締役 ボルカノ食品事業部長 | 70 |
| 森欣也 | 取締役 | 68 |
| 佐々木健郎 | 取締役 監査等委員 | 44 |
| 滝川好夫 | 取締役 監査等委員 | 73 |
| 牧野大輔 | 取締役 監査等委員 | 52 |
| 折本和也 | 取締役 | 53 |
| 竹下俊弘 | 取締役 | 53 |
| 中川英之 | 取締役 | 54 |
| 保住光良 | 取締役 監査等委員 | 61 |
| 松浦稔 | 取締役 監査等委員 | 62 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 49 | 49 | 12 |
| 社外取締役 | 4 | 12 | 12 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容251字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,018字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク978字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,813字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第98期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第98期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第97期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第97期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第96期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第96期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第96期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第96期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第95期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第95期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第95期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第95期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-15
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