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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本製麻

THE NIHON SEIMA CO.,LTD3306 · Standard · 卸売業

麻袋など産業資材と各種マット、食品を手がける多角的な製造販売会社。

概要

日本製麻は1947年に中越紡織として創業し、黄麻(ジュート)製品の製造からスタートした企業である。1959年に現社名へ変更後、黄麻需要の減少を受けて食品事業へ多角化。現在はパスタやレトルトソースを製造する食品事業、黄麻製品や紙袋を扱う産業資材事業、自動車用フロアマットのマット事業の三本柱で構成される。従業員78名、2026年3月期の売上高は44億円。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

食品・産業資材・マットの三事業構成

日本製麻の事業は三つのセグメントから成る。食品事業はスパゲッティやカレー・レトルトソースの製造販売を担い、2025年度の売上高は12億84百万円と全体の54%を占める最大セグメントである。産業資材事業は黄麻製品(カーペット裏地、緑化用資材)や米麦用紙袋・フレキシブルコンテナを輸入販売し、売上高は5億33百万円。マット事業は自動車用フロアマットの販売で5億78百万円を計上した。食品事業は原材料高と工場増設費用の影響で営業損失を計上する一方、マット事業が営業利益を生み出す構造にある。

縮小と再編を繰り返した事業ポートフォリオ

同社は創業以来、主力事業と組織を何度も組み替えてきた。黄麻袋工場(兵庫工場)を閉鎖後、パスタ製造の関西工場を稼働させ、さらにホテル・水産事業へ進出するがいずれも撤退。1997年にタイ子会社サハキット ウィサーンを連結子会社化したが、2025年9月に全株式を売却し非連結化した。2026年3月期からは非連結決算に移行。グループ規模は縮小し、現在は単体での事業運営に集中している。

主要株主との連携と新興国への試み

主要株主である株式会社ゴーゴーカレーグループとは、レトルトカレーの販売等で取引関係を持つ。また2019年にはインドにおいてPCP Technologies社との合弁会社PCP Sahakit India LLPを設立し、持分法適用関連会社とした。これは海外事業の新たな展開として注目されるが、現時点では業績への具体的な寄与は限定的である。国内では富山県砺波市に北陸工場を持ち、パスタおよびレトルトソースの製造拠点としている。

業界の中での役割は産業資材(黄麻製品等)や自動車用マット等の製造販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
24億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2019/3
事業売上構成比利益利益率
マット 事業19億円48.7%0億円0.0%
食品事業13億円33.3%0億円0.0%
産業資材 事業7億円17.9%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品主力

スパゲッチ、カレー・レトルトソース等の製造販売を行っている。主要株主であるゴーゴーカレーグループとの取引関係がある。

主要顧客株式会社ゴーゴーカレーグループ

主な製品・サービス2
スパゲッチ
様々な種類のパスタ製品を製造・販売している。
カレー・レトルトソース
レトルトカレーや各種ソースを製造・販売している。

02産業資材主力

主として黄麻商品(麻袋等)や大型包装資材等の販売を行っている。伝統的な素材である黄麻を扱い、物流・農業分野などの需要に応える。

主な製品・サービス2
黄麻商品
麻袋など黄麻(ジュート)を使用した製品。
大型包装資材
大型の包装用途に用いられる資材。

03マット準主力

自動車用フロアーマットの販売を行っている。自動車メーカーや部品販売店向けに供給。

主な製品・サービス1
自動車用フロアーマット
自動車のフロアに敷くマット。多様な車種に対応する。

製品と技術

業務用太麺パスタとOEMカレーを軸とする食品

食品事業の主力はパスタ製品とレトルトソースである。パスタは業務用の太麺が強く、コメ不足やインバウンド外食需要の回復で販売を伸ばした。一方市販用パスタは輸入品との競合で減少傾向にある。レトルト製品ではPB(プライベートブランド)のパスタソースが堅調だが、主力のOEMカレーは得意先の在庫調整により減産を経験。2025年度には増設したレトルト工場が本格稼働し、生産能力は向上したが、稼働初期のコスト負担が重くのしかかった。

黄麻製品と紙袋で構成される産業資材

産業資材事業は主に黄麻製品(ジュート)と紙袋・フレコン(フレキシブルコンテナバッグ)の販売からなる。黄麻製品はインテリア用のカーペット裏地や緑化・防虫用資材として使用され、2025年度は前年を上回る販売となり売上総利益率の改善に寄与した。一方、米麦用の紙袋・フレコンは農産物の収穫量や物流の影響を受けやすく、同年度は販売が減少。輸入コストや物流費の高騰に対応するための合理化が継続的な課題である。

自動車メーカー向けフロアマットの販売

マット事業は自動車用フロアマットの販売が中心である。主要な納入先は自動車メーカー各社で、新車のリニューアル時に受注を獲得するビジネスモデル。2025年度は中国のレアアース輸出規制に伴う得意先の減産で一時的に販売が減少したが、早期に回復。原材料費や光熱費の上昇分を価格転嫁したことで営業利益25百万円を計上した。自動車の生産台数に業績が連動するため、新車種への採用獲得が成長の鍵となる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が日本製麻

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
12693YKT33億円10.1倍
29849共同紙販ホールディングス33億円80.3倍
37567栄電子31億円27.0倍
43306日本製麻30億円5.6倍
57464セフテック30億円18.8倍
67687ミクリード30億円10.7倍
78123川辺27億円14.0倍
88225タカチホ26億円7.6倍
93089テクノアルファ25億円4.7倍
109941太洋物産24億円15.6倍
119895コンセック24億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

中越紡織として創業し1949年に上場

1947年2月、富山県において中越紡織株式会社が設立された。資本金15万円で和紡、綿、麻織物の製造を開始。戦後復興期の繊維需要を背景に事業を拡大し、1949年5月には東京証券取引所に上場(資本金3600万円)。しかしながら綿・麻織物は後に縮小することになる。この時期の主力は麻袋など黄麻製品であり、後の事業転換の起点となる。

黄麻需要増大で兵庫工場を建設、タイにも進出

1961年5月、黄麻製品の需要増大を受け、兵庫県加古川市に麻袋生産専業の兵庫工場を完成させ操業開始。1969年9月にはジュート(黄麻)原料の原産地である東南アジアに進出し、タイ国に100%出資子会社サラブリジュートミルを設立した。同社は後にオリエンタルジュートミルに社名変更し、安定した原料調達と製品供給を担った。

黄麻袋需要減少で工場閉鎖、食品事業へ転換

1975年10月、黄麻袋の需要減少により兵庫工場を閉鎖。これに先立ち1971年12月には兵庫工場隣接地にパスタ専門の関西工場を完成させ、食品分野へ進出していた。1985年3月には関西工場に小麦粉ミックス粉製造用の新サイロを設置。同年和歌山県白浜町で鮎養殖場を操業開始するなど、黄麻以外の事業を模索する動きが加速した。

ホテル事業の進出と撤退、関西工場売却

1990年12月にホテル「ニチマ倶楽部」を開業し、ホテル・レストラン事業に参入。しかし業績が振るわず、1991年12月には同事業の営業譲渡、1992年3月にホテル物件を売却。同時期に関西工場を売却(設備は賃借で継続稼働)し、1994年2月には完全閉鎖。この間、1993年3月に富山県砺波市に北陸工場を建設し、パスタとレトルトソースの生産拠点を本社所在地に移した。

タイ子会社の変遷と連結からの除外

1997年3月、タイのサハキット ウィサーン カンパニー リミテッドを子会社化。同社は黄麻製品や自動車マットの製造販売を手がけた。2019年10月にはインドで合弁会社PCP Sahakit India LLPを設立するなど海外展開を継続したが、2025年9月にサハキット ウィサーンの株式を売却し連結子会社から除外。同社は非連結会社となり、日本製麻は再び国内単体事業へ軸足を戻した。

レトルト工場増設と非連結決算への移行

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。食品事業では受注増に対応するため北陸工場内にレトルト工場を増設し、2025年度第3四半期から稼働を開始した。これに伴い減価償却費や初期費用が発生し、同事業は営業損失に転落。一方、子会社売却で特別利益を計上し、2026年3月期の純利益は6億円に急増した。翌年度以降の収益力が課題となる。

年表23件を開く

1940年代

  • 1947年2月創業中越紡織株式会社を設立(和紡、綿、麻織物製造)。資本金 150,000円
  • 1949年5月上場東京証券取引所に上場(資本金36,000,000円)。

1950年代

  • 1959年5月商号変更日本製麻株式会社に社名変更。

1960年代

  • 1961年5月黄麻製品の需要増大により兵庫県加古川市に麻袋生産専業の兵庫工場が完成し操業開始。
  • 1969年9月ジュート原料の原産地である東南アジアを拠点にジュート紡績工場の進出を計る。タイ国に100%出資子会社サラブリジュートミルを設立。

1970年代

  • 1971年12月兵庫工場の隣接地にパスタ専門の関西工場完成。
  • 1975年10月黄麻袋需要減少により兵庫工場閉鎖。

1980年代

  • 1980年1月商号変更サラブリジュートミルをオリエンタルジュートミルに社名変更(1984年3月売却)。
  • 1985年3月小麦粉ミックス粉製造設備として関西工場に新サイロ完成。和歌山県西牟婁郡白浜町にて鮎養殖場を操業開始。

1990年代

  • 1990年12月ホテル「ニチマ倶楽部」営業開始。
  • 1991年12月関西工場売却(設備一式賃借により稼動)。ホテル・レストラン営業部門の営業譲渡。
  • 1992年3月ホテル「ニチマ倶楽部」売却。
  • 1993年3月富山県砺波市にパスタ及びレトルトソースの北陸工場完成。
  • 1994年2月関西工場閉鎖。
  • 1995年4月富山県砺波市に賃貸事業用不動産(多目的ホール等)完成。
  • 1997年3月タイ国サハキット ウィサーン カンパニー リミテッドが子会社となる。(2025年9月 株式 売却 により連結子会社から除外)
  • 1999年11月「ホテル&レストラン ニチマ倶楽部」の営業を譲受け。砺波アーバンリゾート株式会社(連結子会社)の株式を全株取得し、子会社となる。

2010年代

  • 2010年3月ホテル・レストラン事業の廃止。
  • 2012年3月水産事業の廃止。
  • 2013年4月砺波アーバンリゾート株式会社の清算結了。
  • 2019年10月連結子会社サハキット ウィサーン カンパニー リミテッドが、インドにおいてPCP Technologies Private Limited.との間で持分法適用関連会社である合弁会社(PCP Sahakit India Limited Liability Partnership.)を設立。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。
  • 2025年9月連結子会社サハキット ウィサーン カンパニー リミテッドが、株式 売却 により連結子会社から除外。非連結会社に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    収益拡大と高収益体質への転換

    食品、産業資材、マットの各既存事業の基盤を強化しつつ、新事業の開発を推進。顧客への価値提供と満足度向上を通じて企業価値を高める。

  2. 02

    食品事業の生産体制増強

    北陸工場にレトルト工場を増設し、受注増に対応する体制を構築。売上と利益の拡大を図る。

  3. 03

    M&Aによる事業体制強化

    成長が期待される分野でM&Aを実施し、事業体制を強化。売上拡大や付加価値向上を検討する。

  4. 04

    産業資材事業の合理化

    輸入コスト上昇や物流費高騰に対応するため、生産・物流の合理化を進める。

  5. 05

    マット事業の受注獲得強化

    自動車メーカーの出荷台数不透明感に対応し、新車リニューアル時の受注獲得に注力する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で78人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は389万円で、9期前と比べて+16.6%平均年齢は48.3歳、平均勤続年数は14.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月348
2018年3月347
2019年3月33446.013.0337
2020年3月32246.014.0315
2021年3月33947.014.0259
2022年3月35046.013.0255
2023年3月35046.614.1275
2024年3月39547.513.5283
2025年3月39947.513.527936
2026年3月38948.314.2780

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
北陸工場 — 富山県砺波市1,582百万円
食品事業
東京支店 — 東京都文京区21百万円
その他 事業
本社 — 兵庫県神戸市中央区19百万円
全社(共通)
主な関係会社
  • 海外
    サハキット ウィサーン カンパニー リミテッド(注)3.4.5.6
    タイ国 バンコク · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は24億円営業利益0億円前期と比べると減収減益で、売上が-45.5%、利益が-100.0%。

売上高
-45.5%
24億円
営業利益
-100.0%
0億円
純利益
+500.0%
6億円
営業利益率
0.0%
前期比 -2.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高26億円24億円
営業利益0億円0億円
純利益0億円6億円
1株あたり配当¥4¥4

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は7億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−36.4%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q90
2024年1Q1119.10
2024年2Q1000.01
2024年3Q1119.10
2024年4Q110
2025年2Q2328.71
2025年4Q21−1−4.80
2026年2Q1200.06
2026年4Q1200.00
2027年1Q700.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は47億円から24億円へ51%に減った。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月47−1−3
2014年3月4711
2015年3月4410
2016年3月4111
2017年3月4031
2018年3月3911
連結子会社サハキット ウィサーン カンパニー リミテッドが、インドにおいてPCP Technologies Private Limited.との間で持分法適用関連会社である合弁会社(PCP Sahakit India Limited Liability Partnership.)を設立。
2019年3月3900
2020年3月3800
2021年3月3301
2022年3月3210
2023年3月3721
2024年3月4331
2025年3月44132.31
2026年3月24000.06

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高24億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の25.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.0%18億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.0%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
25.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.2pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+22.6pt
25.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+24.3pt
32.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
16.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は10億円で、売上の5.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−300−32
2014年3月27−992
2015年3月0−12−13
2016年3月3−1−123
2017年3月3−1025
2018年3月20−126
2019年3月10016
2020年3月1−1006
2021年3月11−127
2022年3月11028
2023年3月1−1009
2024年3月3−1−1210
2025年3月2−56−314
2026年3月030310

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は36億円。このうち返さなくてよい自己資本が21億円で、自己資本比率は59.2%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月42152721.5
2014年3月38182028.9
2015年3月39201932.0
2016年3月38191931.5
2017年3月38211734.5
2018年3月38221635.9
2019年3月38221635.7
2020年3月38221636.0
2021年3月36221439.6
2022年3月36221440.3
2023年3月40251540.6
2024年3月46291740.0
2025年3月57371443.6
2026年3月36211459.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
10億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
10億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
14億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
59
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中4位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中283位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
32.4%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.2%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-45.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥690で、1年前と比べて-19.8%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥690+0.6%1ヶ月-7.4%1年-19.8%時価総額30億円
過去52週の値幅
安値¥567高値¥965

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.6倍
PER (会社予想)1029.9倍
PBR1.25倍
配当利回り0.58%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月10日に-10.14%と急落し647円。25日移動平均線(735.92円)を12.1%下回り、75日線(662.61円)も割り込んだ。52週高値990円からは34.6%下落、52週安値590円からは+9.7%の位置。出来高は72500株と前日比約4倍で、売りが優勢。RSIは40.96と中立圏に近いが、短期的な下値リスクが残る。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 5.9倍は卸売業界平均17.4倍を大幅に下回り、PBR 1.31倍は平均1.19倍をやや上回る。ROE 32.4%は極めて高く収益性良好だが、配当利回り0.54%は平均2.58%を大きく下回る。業績は減収減益で先行き懸念あるも、バリュエーションは割安。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.6倍17.9倍
PER (予想)1029.9倍
PBR1.25倍1.24倍
ROE32.4%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は増加傾向(2024/3期43億円)だが、2026/3期には24億円と大幅減収予想。一方で純利益は6億円と急拡大見込み。この乖離は事業構造の変化(低採算事業の縮小・高採算事業への集中)を示唆する。PER5.9倍、PBR1.3倍と割安感はあるが、減収予想と利益急増のシナリオが市場の信任を得られるかが焦点。ROE32.4%は高いが小規模企業特有の不安定性がある。

プラスに働く材料7
  • 利益急拡大の可能性

    2026/3期純利益6億円と前期比大幅増益予想。

  • 割安なバリュエーション

    PER5.9倍は同業比でも低く、改善余地を織り込んでいない。

  • 麻需要の安定性

    天然素材志向の高まりで麻の需要は底堅い。

  • PER5.9倍、高ROE32%で割安不定影響

    PER5.88倍、ROE32.4%は極めて割安、バリュエーション修正余地

  • 2026/3期純利益6億円、特別利益計上2026年Q3影響

    純利益6億円は前期比5倍、特別利益で一過性だが株価刺激

  • 麻原料価格上昇で在庫評価益不定影響

    原料価格上昇で在庫評価益発生、利益押し上げ

  • 外国人保有20%超、安定株主基盤継続影響

    外国人保有比率20.41%と高く、売り圧力限定的

マイナスに働く材料7
  • 大幅減収リスク

    2026/3期売上高24億円と約45%減の予想。

  • 事業構造転換の不確実性

    減収下での利益拡大は実現が難しい。

  • 流動性の低さ

    時価総額32億円と小型株で急変動リスク。

  • 売上高半減、営業赤字転落リスク2026年Q1影響

    2026/3期売上高24億円(前期比-45%)、営業利益0億円で赤字懸念

  • 特別利益剥落で2027/3期純利益急減2027年影響

    一過性の特別利益除けば純利益1億円以下、PER高騰

  • 麻製品需要減少トレンド長期的影響

    天然繊維需要低下、代替素材台頭で市場縮小

  • 小型株ゆえの価格変動リスク継続影響

    時価総額32億円、出来高少なく急落リスク

次の決算で確かめる点
売上高
減収トレンドの進捗と規模の縮小を確認。
営業利益率
利益率改善が減収を補えるか。
セグメント別収益
どの事業が利益を牽引しているか把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり4で、前期から+150.0%いまの株価に対する利回りは0.58%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥4
1株あたり
配当利回り
0.58%
いまの株価に対して
配当性向
7.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月522.7
2018年3月3−40.027.1
2019年3月2−33.3544.7
2021年3月350.08.6
2022年3月30.025.5
2023年3月30.019.4
2024年3月433.324.2
2025年3月40.023.8
2026年3月10150.07.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥4

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,979人。区分でいちばん多いのは個人・その他40.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.2%を占め、残る64.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他68.066.851.044.845.340.0
事業法人18.019.621.126.221.323.6
外国法人9.28.624.225.324.020.4
金融機関2.11.91.91.95.211.6
証券会社2.73.01.81.83.64.4
自己株式0.20.20.20.20.20.2
外国人個人0.00.00.10.00.60.0
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01LEOMO.Inc.16.77
02株式会社ゴーゴーカレーグループ16.00
03日本証券金融株式会社10.94
04アクセスアジア株式会社4.53
05INTERACTIVE BROKERS LLC2.86
06上代 浩司2.13
07山内 祐美2.04
08吉田 恵実1.88
09野村證券株式会社1.77
10頴川 欽和0.97

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近12
  • 2026-09-02
    ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC
    変更報告
    24.33%
    -1.04pt
  • 2026-09-02
    ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC
    変更報告
    25.37%
  • 2026-09-02
    リオモインク(LEOMO,inc)
    変更報告
    30.95%
    -2.71pt
  • 2026-09-02
    リオモインク(LEOMO,inc)
    変更報告
    33.66%
    -31.96pt
  • 2026-08-28
    ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC
    新規の大量保有報告
    33.99%
    +1.96pt
  • 2026-08-28
    ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC
    新規の大量保有報告
    32.03%
    +2.75pt
  • 2026-08-28
    ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC
    新規の大量保有報告
    29.28%
    +2.79pt
  • 2026-08-28
    ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC
    新規の大量保有報告
    26.49%
    +1.12pt
  • 2026-08-27
    ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC
    新規の大量保有報告
    25.37%
  • 2026-08-26
    リオモインク(LEOMO,inc)
    新規の大量保有報告
    33.52%
    -4.03pt
  • 2026-08-26
    リオモインク(LEOMO,inc)
    新規の大量保有報告
    37.55%
    -11.60pt
  • 2026-08-26
    リオモインク(LEOMO,inc)
    変更報告
    57.65%
    +8.50pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1589%、1株純資産は14期で+1844%。直近期のROEは32.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−925
2014年3月33012.414.2
2015年3月1341.6107.2
2016年3月153264.633.5
2017年3月333569.614.222.7
2018年3月143733.931.227.1
2019年3月03680.11386.6544.7
2020年3月−3371−0.8
2021年3月263906.813.48.6
2022年3月133993.327.925.5
2023年3月264496.128.619.4
2024年3月355047.318.224.2
2025年3月265624.720.723.8
2026年3月13247932.45.27.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額61百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
植杉泰久代表取締役 社長48
高橋賢作常務取締役 ボルカノ食品事業部長70
森欣也取締役68
佐々木健郎取締役 監査等委員44
滝川好夫取締役 監査等委員73
牧野大輔取締役 監査等委員52
折本和也取締役53
竹下俊弘取締役53
中川英之取締役54
保住光良取締役 監査等委員61
松浦稔取締役 監査等委員62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4494912
社外取締役412123

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容251字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、食品の製造加工、産業資材(黄麻製品、紙製品等)及び各種マットを展開しております。 なお、主要株主である株式会社ゴーゴーカレーグループとは、レトルトカレーの販売等の取引関係があります。 当社の事業に関わる位置づけは次のとおりであります。 食品事業……………スパゲッチ、カレー・レトルトソース等の製造販売事業を行っております。 産業資材事業………主として黄麻商品、大型包装資材等の販売事業を行っております。 マット事業…………自動車用フロアーマットの販売事業を行っております。
経営方針・対処すべき課題1,018字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社の経営の方針は、ステークホルダーとの関係を重視しながら取引先の基盤を拡大していくことであり、この基本方針を実現するために、「お取引先様、個人の皆様との関係を深め、魅力ある商品でお客様に豊かな生活を提供する」、「自然環境を保護し、持続可能な社会に貢献する」、「時代を先取りし、世界の市場に貢献する」、「人間性を尊重し、活力・魅力ある企業をつくる」ことを目指しております。 (2) 経営戦略等 持続的かつ安定した成長と高収益体質への転換を図り、食品事業、産業資材事業、マット事業の継続基盤強化に加え、新事業の開発を推進し、顧客への価値提供と満足度の向上を図り、企業価値をさらに高めることを目指します。 とりわけ、食品事業における北陸工場増設並びに増強、及び成長が期待される分野における事業体制の強化を目的としたM&Aを実施し、売上の拡大や付加価値の向上を検討してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社はこれまで、「収益拡大」に重点をおき、売上高営業利益率4.0%以上を経営指標として推進してまいりました。 一方で、上記の経営戦略等に記載いたしました事業体制の強化を目的としたM&Aの実施等、付加価値向上のためには経営資源の再配分が必要と判断しております。そのため、将来に向けての経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等は特に定めておりませんが、引き続き売上高や営業利益等の指標を総合的に勘案し、企業価値を高めてまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の経営環境につきましては、国際情勢の不安定化や為替相場の著しい変動、原材料価格の高止まり等により、先行き不透明な状況が続くと予想されます。 このような状況のもと、食品事業におきましては、受注増に対応するためレトルト工場の増設し、さらなる売上及び利益の拡大を図るための体制を構築してまいります。 産業資材事業におきましては、輸入コストの上昇や物流費の高騰に対応するために合理化を図ってまいります。 マット事業におきましては、フロアマットの納入先である自動車メーカー各社の出荷台数に不透明感が強まる中、新車リニューアル時の受注獲得に注力してまいります。
事業等のリスク978字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性のあると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末(2026年3月31日)現在において当社が判断したものであります。 (1) 食品事業の状況 食品事業はスパゲッチに代表されるパスタと、カレー並びにパスタソース等のレトルトソースの製造及び販売を行っておりますが、小麦を始め原材料価格の高騰、また昨今の人件費及び物流費の高騰は経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、異物混入等、品質問題による製品回収などが発生した場合には当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 産業資材事業の状況 産業資材事業は黄麻商品及び紙袋商品等の販売を行っておりますが、為替の変動や原材料価格の高騰は価格競争力を低下させる可能性があります。また、品質問題等によるリコールの発生や、黄麻商品を主にインド・バングラディシュ地域から輸入していることによるカントリーリスク、自然災害及び昨今の不透明な物流状況は当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) マット事業の状況 マット事業は自動車用フロアマットの販売を行っておりますが、自動車業界の景気動向、各自動車メーカーのリコール問題、生産調整やサプライチェーンの変更等は当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 繰延税金資産の回収可能性に関して 過年度課税所得の発生状況が不安定であったことから、中期経営計画に対し保守的にスケジューリングを実施し回収可能と判断した一定期間の将来減算一時差異に対して繰延税金資産を計上しておりますが、今後業績の悪化により、将来減算一時差異を上回る課税所得の算出ができない場合には繰延税金資産を取り崩す可能性があります。 (5) ウクライナ情勢並びに中東情勢に関して ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、並びに不安定な中東情勢により小麦及び石油等は世界的に供給の不安定化が懸念されております。当社においても食品事業のパスタの原料である小麦を始め原材料及びエネルギー価格の高騰は経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,813字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、米国との関税交渉の紆余曲折や不安定な国際情勢、円安の進行によるエネルギー価格や原材料価格のさらなる上昇、また労働力不足の顕在化等により消費者物価が上昇しております。このような経済状況のもと、当社は顧客ニーズの把握や深耕により一層注力し、各事業の業績向上に取り組んでまいりました。 当事業年度においては、食品事業において増設中であったレトルト工場が完成し、第3四半期会計期間より稼働を開始したことに伴い製造経費が増加いたしました。また、マット事業における連結子会社であったサハキット・ウィサーン社に係る子会社株式を譲渡したことにより特別利益を計上いたしました。 その結果、当事業年度の売上高は2,399百万円(前期比3.7%減)、営業損失35百万円(前期は営業利益95百万円)、経常損失47百万円(前期は経常利益92百万円)となり、当期純利益583百万円(前期比806.3%増)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 (食品事業) 食品業界では、原材料、エネルギー、物流費及び人件費の上昇による値上げが常態化しつつあり、一方で価格転嫁を上回るコスト上昇のため利益確保は一段と厳しさを増しております。他方、消費者のライフスタイルの変化やインバウンド需要の増加により、利便性、簡便性や本物志向等ニーズの多様化が進み、市販用、業務用ともにEC(通販)、宅配やテイクアウトサービスが拡大する等、新たな流通チャネルでの市場活性が期待できます。 そのような中、パスタ製品は、コメ不足の代替やインバウンドを含む外食需要の回復もあり、主力の業務用太麺パスタが伸長した一方、市販用では輸入品との競合から販売減少もあり、概ね前年並みの販売となりました。レトルト製品は、PBパスタソースが堅調に推移したものの、主力のOEMカレーが得意先の販売減少に伴う在庫調整により減産する局面もあり、また増設したレトルト工場の稼働準備に伴う初期費用や、稼働後の減価償却の開始により製造経費が増加いたしました。その結果、売上高は1,284百万円、営業損失は30百万円となりました。 (産業資材事業) インテリア用資材分野で利用されるカーペット裏地や緑化用・防虫用資材等、黄麻製品の輸入販売が前年度を上回り売上総利益率の改善に寄与した一方、米麦用の紙袋・フレコンの販売は前年度を下回りました。また、利益面では人員体制の見直しに伴うコスト負担の減少もあり、売上高は533百万円、営業損失は0百万円となりました。 (マット事業) 自動車用フロアマットの販売においては、中国によるレアアース輸出規制の影響を受けた得意先の減産に関連して販売数が一時減少したものの早い段階で前年並みの水準に回復したこと、また、原材料費や光熱費のコスト上昇分の価格転嫁も一定程度進んだことにより、売上高は578百万円、営業利益は25百万円となりました。 当事業年度末における流動資産の残高は前事業年度末より193百万円増加し、1,644百万円(前事業年度末1,451百万円)となりました。主な要因は、現金及び預金の増加241百万円であります。 当事業年度末における固定資産の残高は前事業年度末より423百万円増加し、1,903百万円(前事業年度末1,480百万円)となりました。主な要因は、建設仮勘定の減少268百万円があったものの、建物の増加464百万円、機械及び装置の増加186百万円があったためであります。 当事業年度末における繰延資産の残高は前事業年度末より10百万円減少し、17百万円(前事業年度末は28百万円)となりました。主な要因は、株式交付費の償却10百万円であります。 当事業年度末における流動負債の残高は前事業年度末より640百万円減少し、562百万円(前事業年度末1,203百万円)となりました。主な要因は、短期借入金の減少650百万円であります 当事業年度末における固定負債の残高は前事業年度末より628百万円増加し、873百万円(前事業年度末244百万円)となりました。主な要因は、長期借入金の増加637百万円があったためであります。 当事業年度末における純資産の残高は、前事業年度末より617百万円増加し、2,129百万円(前事業年度末1,512百万円)となりました。主な要因は、繰越利益剰余金の増加564百万円であります。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの減少46百万円、投資活動によるキャッシュ・フローの増加292百万円、財務活動によるキャッシュ・フローの減少4百万円により、現金及び現金同等物は241百万円増加し、当事業年度末残高は991百万円となりました。 なお、2025年3月期は連結業績を開示しておりましたが、当事業年度より非連結での開示としているため、前年同期比較を行っておりません。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、46百万円の支出となりました。これは、主として、税引前当期純利益の計上、減価償却費の計上があったものの、関係会社株式売却益の計上、法人税等の支払額があったためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、292百万円の収入となりました。これは、主として、有形固定資産の取得による支出があったものの、関係会社株式の売却による収入があったためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、4百万円の支出となりました。これは、主として、長期借入れによる収入があったものの、短期借入金の減少、長期借入金の返済による支出があったためであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社は、当事業年度より非連結決算に移行し、連結財務諸表を作成していないため、前年同期比を記載しておりません。 (1) 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 食品事業   918,404   ― (注)記載金額は製造原価であります。 (2) 仕入実績 当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 食品事業   450,270   ― 産業資材事業   413,912   ― マット事業   419,975   ― 合計   1,284,158   ― (注)記載金額は仕入価格によっております。 (3) 受注状況 当社は、受注生産は行っておりません。 (4) 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 食品事業   1,284,981   ― 産業資材事業   533,286   ― マット事業   578,696   ― その他   2,704   ― 合計   2,399,669   ― (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度   当事業年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) スズキ株式会社   498,712   20.0   483,434   20.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があることから、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 なお、詳細につきましては「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度の経営成績等は、売上高2,399百万円(前期比3.7%減)、営業損失35百万円(前期は営業利益95百万円)、経常損失47百万円(前期は経常利益92百万円)、当期純利益583百万円(前期比806.3%増)であります。 経営成績に重要な影響を与える要因としては、食品事業、産業資材事業、マット事業の売上・利益といった各セグメントの業績にあります。食品事業は採算性重視の観点からパスタの販売数量は減少傾向にある中、利益が見込める業務用の需要に注力し、ソースを中心としたレトルト製品は堅調に推移しており安定した業績を上げているものの、増設したレトルト工場の稼働準備に伴う初期費用や、稼働後の減価償却の開始による製造経費の増加が利益を圧迫しました。産業資材事業は、売上高・利益の規模は大きくないものの輸入販売における在庫調整の影響や利益率の低い包装資材分野の値上げ交渉の遅延から、営業損失の計上となっております。マット事業はコンペによる受注の獲得状況で業績が大きく影響する側面は否めませんが、今期は堅調な業績を上げております。 当社は基幹事業の1つである食品事業の成長を基本として取り組んでまいりました。新レトルト工場の設立など、消費者の食の利便性・簡易性へのニーズの高まりに伴う需要に即応できる体制を整え売上高の規模拡大に重点をおき取り組んでまいります。 資本の財源及び資金の流動性につきましては、安定した業績により剰余金を蓄積し、将来の設備投資や不測の事態に備え、また、配当を継続させるため、純資産を充実させることが将来の成長につながると考えております。資金の流動性につきましては、安定性を重視し、月商の2倍の現預金の残高を基準として、キャッシュ・フローを注視しております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 (食品事業) 食品事業は、パスタ製造につきましては、外食需要の回復をうけ、業務用を中心に回復に向かっておりますが、老朽化した製造設備の更新を図ることが課題となっております。レトルト製品につきましては、堅調に推移しております。 (産業資材事業) 産業資材事業は、米・雑穀等収穫期の麻袋及び包装資材の販売が業績に影響しており、この期に対処するとともにそれ以外にも、黄麻商品は環境の面からも見直されてきており、包装資材についても用途拡大に向け商品の開発に取り組み、新規需要の掘り起こしを進めて売上高拡大に努めてまいります。 (マット事業) マット事業は、主に自動車用フロアマットの販売を行っておりますが、各自動車メーカーの各車種モデルチェンジごとにコンペにより受注しております。受注獲得は年々競争が激化し新技術・低コストが求められております。また、日本、東南アジア、中東に加えてインドの販売を進めて売上高拡大に努めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。