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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

太洋物産

TAIYO BUSSAN KAISHA,LTD.9941 · Standard · 卸売業

内外物資の輸出入・国内取引を主要業務とする商社。中国関連子会社を通じ、砂糖製造販売や機械販売なども手掛ける。

概要

太洋物産は1936年に太洋物産合資会社として東京で創業し、1941年に株式会社に改組した。現在は食料品・農産品を主力とする専門商社で、畜産物(牛肉・鶏肉・豚肉)や農産物(緑豆・蕎麦)、加工食品、化学品などを取り扱う。本社は東京都新宿区、従業員31名。2025年9月期の売上高は197億円、営業利益2億円、純利益1億円。中国に現地法人を持ち、三国間取引も行う。

四つの報告セグメントで構成される事業構造

太洋物産の事業は食料部、農産部、中国開拓部、生活産業部の四つの報告セグメントに分かれる。2024年9月期の部門別売上高は、食料部が88億10百万円(前年同期比22.0%増)、農産部が27億74百万円(同8.1%減)、中国開拓部が59億94百万円(同14.7%減)、生活産業部が20億83百万円(同39.8%増)である。食料部は牛肉・鶏肉・加工食品を扱い、外食産業向け販売を主軸とする。農産部は緑豆や蕎麦などの輸入販売、中国開拓部は中国向け輸出や三国間取引、生活産業部は豚肉と化学品の輸入販売を手掛ける。全社の売上総利益率は3.9%程度で、低収益ながら安定した取引基盤を持つ。

中国を軸とした国際ネットワーク

同社は1966年に中国・北京市に駐在員事務所を開設し、以後広州、上海、煙台へと拠点を拡大した。現在の中国関連会社は、上海太洋栄光商業有限公司(2008年設立、関連会社)、徐州太鵬工程機械有限公司(1993年設立、関連会社)、太洋物産科技(煙台)有限公司(2023年設立、子会社)の三社である。上海太洋栄光は日本との輸出入や中国国内販売、徐州太鵬は建設機械の製造販売と同社商品の輸入販売、煙台子会社は食用砂糖の製造販売を目的とする。1995年には米国シアトルにも駐在員事務所を開設したが、2001年に現地法人化後、2012年に清算されている。中国開拓部の売上は約60億円で、全社の約3割を占める。

小規模組織と財務基盤強化の取り組み

太洋物産の従業員は31名と小規模ながら、売上高は約200億円と高い効率を示す。しかし、2025年9月期の自己資本比率は11.6%と低く、事業資金の大半を金融機関からの借入に依存する。純資産は9億93百万円で、経営課題として純資産の改善を掲げる。過去には2011年、2013年、2014年に第三者割当増資を実施し、資本増強を図ってきた。収益面では、売上高総利益率4%以上を中期目標とするが、2025年9月期の営業利益率は約1.0%、純利益率は約0.5%と低水準にとどまる。同社は「量より質」の販売戦略で高付加価値商品の拡充を進めている。

業界の中での役割は農産品・機械などを海外から輸入し、国内市場に供給する専門商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
197億円
営業利益
2億円
営業利益率
1.0%
純利益
1億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
食料部88億円44.7%2億円2.3%
中国開拓部60億円30.5%1億円1.7%
農産部28億円14.2%0億円0.0%
生活産業部21億円10.7%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01農産品輸出入主力

農産部として、食用砂糖の中国からの輸入販売や、中国国内での販売を行っている。非連結子会社の太洋物産科技(煙台)有限公司が中国で砂糖を製造し、関連会社の上海太洋栄光商業有限公司が輸出入や国内販売を担う。

主な製品・サービス1
食用砂糖
中国で製造された食用砂糖。日本向けに輸出または中国国内で販売される。

02機械類準主力

中国開拓部として、関連会社の徐州太鵬工程機械有限公司が中国国内での製品製造販売や、当社商品の輸入販売を行っている。

主な製品・サービス1
工程機械
中国の関連会社が製造・販売する建設機械類。

製品と技術

畜産物:牛肉・鶏肉・豚肉の輸入と国内販売

太洋物産の食料部は、牛肉を外食産業向けに販売する。輸入牛肉は産地価格の高騰や円安の影響で取扱数量が減少傾向にある。鶏肉はブラジル産からタイ産への切替えが進み、新規契約先の開拓により利益は増加している。国産鶏肉は安定供給を目指し新規取引先を拡大し、取扱数量が大幅に増加した。生活産業部では輸入豚肉を扱い、国内市場の在庫過剰感が続く中でも新規商材の提案により売上高は増加している。これら畜産物は同社の売上高の過半を占める。

農産品:緑豆や蕎麦の輸入販売

農産部は主に緑豆と蕎麦の輸入販売を手掛ける。緑豆の取扱数量は増加傾向にあるが、蕎麦は新規契約取引の成約が進まず、売上高を伸ばせていない。円安や輸送コストの上昇が利益を圧迫しており、2024年9月期の農産部売上高は27億74百万円、セグメント利益は47百万円と低調である。同社は農産品の取扱拡充を経営課題の一つに掲げており、利益率の高い商品の販売を強化している。

加工食品と化学品:タイ産加工品と化学品原料

加工食品では、タイ産の冷凍加工品を主力とする。海外の生産・輸送体制を強化したことで利益率の高い商材の販売が増加し、2024年9月期は売上高・利益ともに前年比増加となった。化学品は価格競争の激化や為替の影響で原料確保が難しく、新規商材の開拓を進めるものの売上高は伸び悩んでいる。生活産業部に含まれるこれらの製品は、全社売上高の約1割を占め、新規事業の柱として育成が進められている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

卸売業の中小企業、低収益で成長鈍化が課題

当社は卸売業を営む企業で、売上高は約200億円程度。営業利益率は1.6%(2024年9月期)と低水準であり、2025年9月期は1.02%とさらに低下見込み。同業の高千穂交易やタビオなどと競合するが、規模も小さく収益性で劣る。卸売業はマージンが薄く、差別化が難しい業界であり、当社も厳しい経営環境にある。

強み

  • 売上高約200億円と卸売業として一定の取扱高を維持。
  • 長年の営業により、顧客ネットワークが構築されていると推測。
  • 景気変動の影響を受けにくい商材を扱っている可能性。
  • 低収益だが、事業構造改善による利益率向上の可能性。

課題

  • 営業利益率1%台と非常に低く、収益性改善が急務。
  • 2024年9月期の売上が前期比で減少しており、成長が鈍化。
  • 卸売業は競争が激しく、価格競争に巻き込まれやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が太洋物産

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17687ミクリード30億円10.7倍
23306日本製麻30億円5.6倍
38123川辺27億円14.0倍
48225タカチホ26億円7.6倍
53089テクノアルファ25億円4.7倍
69941太洋物産24億円15.6倍
79895コンセック24億円
87477ムラキ23億円34.0倍
93559ピーバンドットコム23億円20.4倍
103041ビューティカダンホールディングス21億円
117413創健社19億円111.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

1936年の合資会社設立と株式会社への改組

太洋物産は1936年10月、東京市麹町区丸ノ内二丁目に太洋物産合資会社として設立された。1941年4月には合資会社から株式会社に改組し、組織を強化した。第二次世界大戦中の1945年9月には本社を東京都中央区築地一丁目へ移転している。戦後の1952年9月には東京穀物商品取引所の会員となり、穀物取引への本格参入を果たした。1954年10月には本社を日本橋小伝馬町へ移転し、商圏の拡大を図った。

食糧管理制度下での指定商社への成長(1955年)

1955年4月、太洋物産は食糧庁の指定米・小麦輸入取扱商社に指定され、同時に輸入食糧協議会に加入した。これにより政府管理下の食糧輸入業務に携わる立場を得る。1966年7月には酒類販売業者の免許を取得し、酒類取扱いを開始。1971年10月には畜産振興事業団から輸入牛肉の指定商社に指定され、食肉分野での地位を確立した。1974年10月には蚕糸砂糖類価格安定事業団の生糸一元輸入取扱指定商社となり、農産品取扱いの幅を広げた。

中国市場への本格進出(1966年~1993年)

1966年5月、太洋物産は中国・北京市に駐在員事務所を開設し、中国との貿易ルートを構築した。1984年8月には広東省広州市にも駐在員事務所を設置し、華南地域への販路を拡大。1993年10月には江蘇省に徐州太鵬工程機械有限公司を設立し、建設機械の現地生産・販売に乗り出した。1995年1月には米国シアトル駐在員事務所を開設し、北米での情報収集を強化。1997年4月には上海市に連絡所を設置し、中国ビジネスの拠点を拡充した。

証券市場への上場とJASDAQ移行(1993年~2013年)

1993年4月、太洋物産は日本証券業協会に店頭登録され、株式を公開した。2004年12月には店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場。2010年4月の取引所統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行した。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の合併により、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2014年6月の市場区分見直しでスタンダード市場に移行し、現在に至る。

第三者割当増資と子会社再編(2010年代)

2011年4月、太洋物産は大東港運株式会社と山手冷蔵株式会社を割当先とする第三者割当増資を実施。2012年11月には米国子会社TAIYO BUSSAN KAISHA USA LTD.を清算し、北米事業を整理した。2013年9月にはセノーテ2号投資事業有限責任組合からの増資、2014年6月には株式会社エビス商事などからの増資を実施し、資金調達を継続。2014年6月には北京・広州駐在員事務所を上海太洋栄光商業有限公司の分公司に改組するとともに、同社が吉林省金海湾企業管理有限公司からの出資を受け、子会社から関連会社となった。

中国現地法人の設立と事業再構築(2008年~現在)

2008年11月、太洋物産は上海市に上海太洋栄光商業有限公司を設立し、中国での販売会社を強化。2014年6月には同社が分公司的組織に改組され、以降中国事業の再編が進んだ。2023年6月には山東省煙台市に太洋物産科技(煙台)有限公司(子会社)を設立し、食用砂糖の製造販売に参入。2024年9月期の中国開拓部売上は59億94百万円と、全社の約3割を占める。2012年には上海駐在員事務所、2010年にはインド・デリー連絡所を閉鎖するなど、拠点の絞り込みも同時に行っている。

年表35件を開く

1930年代

  • 1936年10月創業太洋物産合資会社設立(本社所在地:東京市麹町区丸ノ内二丁目18番地)

1940年代

  • 1941年4月合資会社を株式会社に改組
  • 1945年9月本社を東京都中央区築地一丁目5番地に移転

1950年代

  • 1952年9月東京穀物商品取引所会員に加入
  • 1954年10月本社を東京都中央区日本橋小伝馬町二丁目2番地5号に移転
  • 1955年4月食糧庁の指定米・小麦輸入取扱商社に指定される
  • 1955年4月輸入食糧協議会に加入

1960年代

  • 1966年5月中国・北京市に駐在員事務所を開設
  • 1966年7月酒類販売業者の免許交付を受ける

1970年代

  • 1971年10月畜産振興事業団より輸入牛肉の指定商社として指定される
  • 1974年10月生糸一元輸入実施発表、蚕糸砂糖類価格安定事業団の取扱指定商社となる

1980年代

  • 1980年1月商号変更住居表示変更実施により本社所在地が東京都中央区日本橋小伝馬町12番9号に変更
  • 1984年6月東京工業品取引所会員に加入
  • 1984年8月中国・広東省広州市に駐在員事務所を開設

1990年代

  • 1991年5月広島県福山市に福山出張所を開設
  • 1993年4月日本証券業協会に店頭登録
  • 1993年10月創業中国・江蘇省に徐州太鵬工程機械有限公司を設立
  • 1995年1月米国・シアトル市に駐在員事務所を開設
  • 1996年5月本社事務所を東京都港区麻布台二丁目4番5号に移転
  • 1997年4月中国・上海市に連絡所を開設

2000年代

  • 2001年2月創業米国・シアトル市の駐在員事務所を改組し、TAIYO BUSSAN KAISHA USA LTD.(和名:「太洋物産USA」)を設立
  • 2003年4月中国・上海市に駐在員事務所を開設(連絡所を併合)
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年10月インド・デリー市に連絡所を開設
  • 2008年11月創業中国・上海市に上海太洋栄光商業有限公司(現地法人)を設立
  • 2009年12月広島県福山市の福山出張所を閉鎖

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2010年10月本社事務所を、東京都渋谷区初台一丁目46番3号に移転
  • 2010年12月インド・デリー市の連絡所を閉鎖
  • 2011年4月大東港運株式会社、山手冷蔵株式会社を割当先とする第三者割当増資を実施
  • 2012年10月中国・上海駐在員事務所を閉鎖
  • 2012年11月TAIYO BUSSAN KAISHA USA LTD.(和名:「太洋物産USA」)を清算
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2013年9月セノーテ2号投資事業有限責任組合を割当先とする第三者割当増資を実施
  • 2014年6月商号変更北京駐在員事務所、広州駐在員事務所を上海太洋栄光商業有限公司の分公司に改組 上海太洋栄光商業有限公司が吉林省金海湾企業管理有限公司より100万米ドルの出資を受け、当社子会社より関連会社となる 大東港運株式会社、山手冷蔵株式会社を割当先とする第三者割当増資を実施 当社普通株式10株を1株に株式併合し、併せて単元株式数を1,000株から100株に変更 本社事務所を、東京都新宿区市谷砂土原町三丁目5番地に移転 株式会社エビス商事、株式会社ランニングを割当先とする第三者割当増資を実施 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場に移行 桑畑夏美、湯浅健右、湯浅商事株式会社及びリバイブ投資事業組合を割当先とする第三者割当増資を実施 登記上の本社所在地を、東京都新宿区市谷砂土原町三丁目5番地に移転 中国・山東省煙台市に太洋物産科技(煙台)有限公司(現地法人)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で31人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は509万円で、9期前と比べて11.9%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は12.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月44
2017年9月40
2018年9月38
2019年9月57845.014.033
2020年9月60844.016.030
2021年9月56445.016.028
2022年9月54143.013.029
2023年9月52243.011.030
2024年9月51445.011.031968
2025年9月50945.012.031645

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
その他191百万円
食料部 農産部 中国開拓部 生活産業部
本社事務所 — 東京都新宿区21百万円
食料部 農産部 中国開拓部 生活産業部

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は197億円営業利益2億円前期と比べると増収減益で、売上が+4.8%、利益が-33.3%。

売上高
+4.8%
197億円
営業利益
-33.3%
2億円
純利益
-50.0%
1億円
営業利益率
1.0%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高251億円197億円
営業利益3億円2億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は53億円、営業利益は1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+3.9%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q4700.00
2023年3Q5112.00
2023年4Q531
2024年1Q4412.30
2024年2Q5200.01
2024年4Q9222.21
2025年2Q10311.01
2025年4Q9411.10
2026年2Q9611.01
2026年3Q5311.90

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は192億円から197億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は1.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月192−3−3
大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年9月20233
北京駐在員事務所、広州駐在員事務所を上海太洋栄光商業有限公司の分公司に改組 上海太洋栄光商業有限公司が吉林省金海湾企業管理有限公司より100万米ドルの出資を受け、当社子会社より関連会社となる 大東港運株式会社、山手冷蔵株式会社を割当先とする第三者割当増資を実施 当社普通株式10株を1株に株式併合し、併せて単元株式数を1,000株から100株に変更 本社事務所を、東京都新宿区市谷砂土原町三丁目5番地に移転 株式会社エビス商事、株式会社ランニングを割当先とする第三者割当増資を実施 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場に移行 桑畑夏美、湯浅健右、湯浅商事株式会社及びリバイブ投資事業組合を割当先とする第三者割当増資を実施 登記上の本社所在地を、東京都新宿区市谷砂土原町三丁目5番地に移転 中国・山東省煙台市に太洋物産科技(煙台)有限公司(現地法人)を設立
2014年9月23521
2015年9月24511
2016年9月203−5−5
2017年9月23833
2018年9月20100
2019年9月19500
2020年9月148−3−4
2021年9月16421
2022年9月21021
2023年9月20011
2024年9月188321.62
2025年9月197221.01

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高197億円のうち、営業利益として残るのは2億円1.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の0.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金95.9%189億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金2.5%5億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.5%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.0%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
4.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.2pt
1.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.9pt
0.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+8.8pt
16.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが−6億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は3億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月52−8730
2013年9月41−1534
2014年9月−260−3−266
2015年9月231−32427
2016年9月21−2327
2017年9月−30−2−322
2018年9月140−41432
2019年9月60−10628
2020年9月−50−8−515
2021年9月60−2619
2022年9月−1701−173
2023年9月6−1−257
2024年9月10−413
2025年9月−605−63

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は84億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は11.6%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月115−2117
2013年9月12011190.9
2014年9月12631232.5
2015年9月12231192.1
2016年9月1100110
2017年9月12031172.4
2018年9月11731142.4
2019年9月972952.4
2020年9月76−278
2021年9月761751.3
2022年9月826766.7
2023年9月777708.7
2024年9月808729.7
2025年9月84107411.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
3億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
74億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
30
/ 100
安定性自己資本比率8 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中27位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中250位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.9%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.0%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
11.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.8%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,239で、1年前と比べて+23.9%過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。

¥1,239+3.9%1ヶ月+3.9%1年+23.9%時価総額24億円
過去52週の値幅
安値¥603高値¥2,049

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.6倍
PER (会社予想)13.1倍
PBR2.11倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月14日終値は1202円で前日比+3.26%と反発。ただ月足では-14.99%と下落が続き、25日線(1297円)を約7%下回る。52週高値2049円からは約41%乖離し、安値圏での推移。出来高は7月前半の100万株超から8月は5万株前後に縮小し、売買が薄い中での値動き。75日線(1219円)を下回っており、短期の戻りは鈍い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは15.16倍で業界平均18.22倍を下回り、予想PER12.7倍とさらに低い。PBRは2.11倍と業界平均1.26倍を上回るが、ROE16.92%と高く、収益性を考慮すれば許容範囲。配当利回りは0%と無配だが、成長余地を評価。卸売業の低利益率を踏まえると、現在のバリュエーションは割安感がある。一方で、無配が継続する可能性があり、株主還元の改善が期待される。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.6倍17.9倍
PER (予想)13.1倍
PBR2.11倍1.24倍
ROE16.9%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

小規模な卸売業であり、競争激化や大手との差別化困難が課題。強気派は、食品卸の需要安定性や新規分野の開拓余地を評価する。弱気派は、利益率の低さや規模の小ささによる競争力の無さを指摘し、事業モデルの転換が必要と見る。

プラスに働く材料6
  • 需要の安定性

    食品・日用品は景気変動の影響を受けにくい

  • 効率改善の可能性

    業務プロセス改善や扱い商品の見直しで利益率向上余地

  • 株主還元の余地

    自己資本比率は高く、今後株主還元を拡充する可能性

  • 予想PER12.7倍と現在15.16倍から約16%改善通年影響

    現在PER15.16倍に対して予想PER12.7倍。

  • 売上高が188億円から197億円へ回復基調決算発表後影響

    2025年9月期の売上高は197億円と前期比4.8%増。

  • 純利益1億円と黒字維持、赤字転落懸念は後退通年影響

    純利益は2024年2億円から2025年1億円と減ったが黒字維持。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率1%前後で、価格競争に弱い

  • 競争の激化

    大手卸やネット通販との競合で市場シェア維持が困難

  • 市場の縮小

    需要が減少傾向で、成長が見込みにくい

  • 無配当で利回り0%、株主還元が手薄継続影響

    配当利回り0%。利益還元がなく長期資金が入りにくい。

  • 営業利益2億円と前期比33%減、利益率1.02%決算発表後影響

    営業利益は3億円から2億円へ減少。

  • 純利益1億円と低水準、収益基盤が脆弱通年影響

    純利益1億円、営業利益率1%強で赤字転落リスク。

  • PBR2.11倍はROE16.9%に対して割高感継続影響

    PBR2.11倍、ROE16.92%。ただし純利益1億円と低水準。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
市場シェアの変化を把握するため
営業利益率
低収益構造の改善状況を確認するため
有力取引先の動向
取引先の業績が売上に直結するため

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ2,148人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.2%を占め、残る79.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他37.245.870.076.575.164.5
事業法人37.336.621.517.418.218.9
外国法人8.78.32.51.51.811.2
証券会社10.34.93.32.12.33.5
金融機関5.64.02.32.12.21.3
外国人個人1.00.30.40.40.40.7
自己株式0.10.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ORCHID PLUS PTE.LTD. (常任代理人 福和 明子)0.98
02株式会社エビス商事0.70
03桑畑 夏美0.57
04桑畑 幸奈0.35
05株式会社MC0.34
06柏原 滋0.26
07桑畑 直樹0.23
08星野 紀子0.22
09太洋不動産株式会社0.21
10湯浅商事株式会社0.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近20
  • 2026-08-26
    木野将徳
    変更報告
    32.40%
    +15.23pt
  • 2026-07-31
    ケイ レオ ブラザーズ リミテッド(KAY LEO BROTHERS LIMITED)
    新規の大量保有報告
    34.08%
  • 2026-07-15
    エスクリプトエナジー株式会社代表取締役 久永 賢剛
    新規の大量保有報告
    11.58%
    +0.13pt
  • 2026-07-10
    株式会社エビス商事
    変更報告
    14.56%
  • 2026-07-08
    木野将徳
    変更報告
    17.98%
    +0.81pt
  • 2026-07-08
    株式会社エビス商事
    新規の大量保有報告
    14.56%
  • 2026-07-08
    木野将徳
    新規の大量保有報告
    17.98%
    +0.81pt
  • 2026-07-07
    ORCHID PLUS PTE. LTD.
    新規の大量保有報告
    40.52%
    +30.75pt
  • 2026-07-02
    エスクリプトエナジー株式会社代表取締役 久永 賢剛
    新規の大量保有報告
    11.45%
  • 2026-06-24
    木野 将徳
    新規の大量保有報告
    17.17%
    +1.11pt
  • 2026-06-16
    木野将徳
    新規の大量保有報告
    16.06%
    +1.18pt
  • 2026-05-29
    木野将徳
    変更報告
    14.88%
    +1.56pt
  • 2026-05-29
    株式会社エビス商事
    新規の大量保有報告
    4.97%
    -2.07pt
  • 2026-05-28
    木野将徳
    新規の大量保有報告
    14.88%
    +1.56pt
  • 2026-05-11
    木野将徳
    変更報告
    13.32%
    +5.75pt
  • 2026-05-11
    木野将徳
    新規の大量保有報告
    7.57%
    +1.71pt
  • 2026-05-11
    木野将徳
    変更報告
    5.86%
  • 2026-05-08
    大森 丈幸
    新規の大量保有報告
    4.96%
    -7.13pt
  • 2026-05-08
    大森 丈幸
    新規の大量保有報告
    12.09%
    +2.01pt
  • 2026-05-08
    大森 丈幸
    新規の大量保有報告
    10.08%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+377%、1株純資産は11期で+5064%。直近期のROEは16.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年9月−28
2013年9月22103.9
2014年9月122766.110.9
2015年9月62224.144.0
2016年9月−423
2017年9月227225229.54.2
2018年9月72183.492.5
2019年9月−32179
2020年9月−295
2021年9月846515.0
2022年9月8228739.811.2
2023年9月6034818.615.3
2024年9月8440522.410.8
2025年9月7750516.910.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/9期の役員報酬は総額28百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
松島伸介代表取締役 社長55
姜偉取締役61
横山友之取締役(監査等委員)(注)151
大下良仁取締役(監査等委員)(注)140
上楽裕三取締役(監査等委員)(注)141

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)21811910
社外取締役39093

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容508字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1) 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と非連結子会社1社及び関連会社2社により構成されており、当社は、内外物資の輸出入、国内取引を主要業務としております。非連結子会社である太洋物産科技(煙台)有限公司(2023年6月設立)は、中国における食用砂糖の製造販売を目的としております。関連会社である上海太洋栄光商業有限公司(2008年11月設立)は、日本及び第三国との輸出入業務、中国国内での国内販売を目的としております。同じく関連会社である徐州太鵬工程機械有限公司(1993年10月設立)は、中国における国内製品製造販売、当社商品の輸入販売を行っております。 (2) 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、次の4部門は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 農産部は、太洋物産科技(煙台)有限公司、上海太洋栄光商業有限公司が携わっております。 中国開拓部は、太洋物産科技(煙台)有限公司、上海太洋栄光商業有限公司及び徐州太鵬工程機械有限公司が携わっております。
経営方針・対処すべき課題1,722字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営基本方針 当社は、生活者の生活の質の向上に貢献する価値の創造を目指し、企業活動・事業活動に従事しております。そのために、企業活動の活性化と経営基盤を強化し、多様な付加価値を創造することで、特定地域や分野で能力を発揮できる専門商社となることを目指し努力を重ねております。 当社は次の4つの基本方針の下、全社一丸となって取組んでまいります。 ①利益率の向上と安定的利益の確保 畜産物を中心とした当社基幹事業の中で、多様化する顧客の幅を広げ、食肉原料を多売する販売戦略から、一次食品加工品及び加熱加工品を充実強化するとともに、当社が得意とする事業分野で、より専門的な商品を取り扱って利益率の向上と安定的利益の確保に努めます。また、中国の経済環境の異なる市場を開拓し、日本産の商品、並びに三国間取引を通じて魅力ある商品の提供を行い、利益の創出を目指します。 ②リスクの分散・回避 相場変動や商品リスクを分散・回避するために、実需に見合う数量・価格等の取引を行いながら、商機を逃さず収益が確保できる仕組みの構築を目指します。 ③機動的な資金の投入 商品の仕入及び販売の管理コントロールの徹底を図り、必要とする部門への機動的な資金の投入ができる体制構築を目指します。 ④純資産の部の改善 純資産が9億93百万円であることから、営業利益の確保のみならず、想定外に発生しうるリスクに耐える体制とするため、貸借対照表における純資産の部を盤石なものとすることに努めます。 (2)目標とする経営指標 当社は、株主重視の経営推進という観点から企業価値を高めるため利益率の向上を目指すため、売上高を重視することからの脱却を図るキメの細かい販売を心がけます。その方策として、高付加価値商品の提供につとめ、収益基盤の強化を目標とした経営を推進し、中期的に売上高総利益率4%以上を目指しております。 (3)経営環境 当事業年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善が期待される中、緩やかな回復が続きました。個人消費については、一部に足踏みが残るものの、持ち直しの兆しが見られ、企業収益は改善の傾向にあります。一方で、アメリカの通商政策の動向、世界的な政情不安や円安の長期化に伴う物価上昇など、国内外の見通しは依然として先行き不透明な状況が続いております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 世界経済は、米国の関税政策による貿易障壁の増加や、地政学的・政策的な不確実性の影響から、不透明感が強まっており、景気後退のリスクも懸念されております。 このような経営環境の中、事業上の課題として、当社は、これらのリスクを最小限にするため、新規販路の拡大、新規商品の開発等、商品の構成力を高めることにより、「量より質」で資金効率及び利益率の高い商品の取捨選択を図り販売強化を進めております。 当社は主に次の3本柱の政策にて進めてまいります。 ①安定的な利益の獲得及び取扱商材の拡充 安定的な利益を確保するため、農産品の取扱拡充及び外食産業の海外出店サポートの拡充を目指してまいります。 ②資金効率を鑑みた取扱品目の取捨選択 資金効率の観点からは、国産鶏肉等の国内取引を拡大することにより、安定的な利益の確保を目指してまいります。 ③新規事業の取扱強化 第三者割当増資によって調達した資金をもとに、越境EC等の新規事業の推進、中国現地法人の事業の推進、中国事業の拡充、ラーメンブランドの海外展開による収益事業の拡大等により、財務基盤の強化を目指してまいります。 次に、財務上の課題としては、当社の財務状況は、自己資本比率11.6%と、事業資金の大半を金融機関からの間接金融に依存しております。当事業年度においても上記の政策を進めることにより、業績の積上げを着実に行い、自己資本比率のさらなる改善を目指し、財務基盤の盤石化を図ってまいります。
事業等のリスク2,423字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、以下の内容は予想される主なリスクを記載したものであり、これらに限定されるものではありません。また、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。当社においては、事業を取り巻く様々なリスクや不確定要因等に対して、その予防や分散、リスクヘッジ等を実施することにより、企業活動への影響について最大限の軽減を図っております。 (1)経済環境等の変化によるリスク 当社は、輸出・輸入取引を行っていることから、当社の業績はその主要国の景気動向や諸情勢と関連性があります。売上高の観点から見れば、輸入取引においては主に国内企業に対して販売を行っているため国内の景気動向、輸出取引においては特に中国の景気や金融政策等の動向が、当社の業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (2)為替変動リスク 当社は、輸出・輸入取引を行っていることから為替リスクにさらされております。当社は、このリスクを為替予約等によってヘッジしておりますが、完全にこのリスクを排除できるものではありません。予想の範囲を超えた急激な為替変動が生じた場合等において、当社の業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (3)金利変動リスク及び調達リスク 当社は、不足する所要資金を主に金融機関からの借入金によって賄っております。また、この借入金については、機動的かつ効率的な資金調達を可能とするため、その大半を短期借入金によって調達しております。これからも市場の状況を注視し今後の金利上昇リスクに対処していく所存であります。また、現在においては所要必要資金の調達に支障はありませんが、金融機関の融資姿勢の変化等により所要額の調達が困難となる場合も想定されます。これらの場合、当社の業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (4)取引先による金銭債務の不履行 当社は、販売先に対して、財務内容や定性情報等を総合的に勘案して、与信設定を5段階に分けて管理しております。しかしながら、販売先の財務情報を完全に掌握することは難しく、完全なリスクの排除はできておりません。従って、取引先の急激な財政状態の悪化が生じた場合等において予想外に貸倒引当金を繰り入れる必要が生じ、当社の業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (5)商品相場(市況)の変動リスク 当社の取扱商品は、市況性の高いものが多く、その相場を左右する主な要因として、自然災害・異常気象・生育状況・疾病の発生・人為的な風説の流布やヘッジファンド等の投機資金の流入などによって需給関係が大きく変動します。それにともない営業上保有している在庫商品には価格変動リスクが含まれております。当社は、商品取引所等の市場が整備された商品についてはヘッジを行い、取引所が整備されていない商品についても顧客との取引条件を工夫することでリスクの回避に努めておりますが、相場の動きを完全に予測することは不可能であり、このリスクを排除できるものではありません。従って、これらの価格に予期せぬ変動が起きた場合、当社の業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (6)各種規制によるリスク 当社の取扱商品は、BSE・鳥インフルエンザ・口蹄疫・CSF(豚熱)等の家畜疾病による公的規制、関税等の輸入規制等、様々な規制の適用を受けております。これらの規制は、当社の事業活動の制約となり、当社の業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (7)同業他社等との競合 当社の提供している商品・サービスは、総じて競合的状況にあります。例えば、競合他社が、特定の分野において当社より高度な知識と商品供給力をもっている場合や当社より親密な関係を構築している場合等があります。また、取引先の求めるニーズは年々多様化・高度化しており、当社がそのニーズに対応できない場合等も想定されます。従って、これらが生じた場合、当社の業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (8)製品・商品の欠陥 当社は、食品衛生や安全衛生基準等の各商品別に遵守しなければならない各種法令・基準等や各仕様に適合した商品の仕入・販売を行っておりますが、すべての取扱商品において全く欠陥が無く、取扱商品の回収が発生しないという保証は確保できません。当社の取扱商品に大規模な回収や製造物責任賠償に繋がるような欠陥が発生した場合、当社の業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。(製造物責任賠償に対しては、付保により一定のリスクヘッジを行っております。また、商品によっては商品保証義務を負わないものもあります。) (9)事業投資等のリスク 当社は、既存ビジネスにおいて堅実な経営を行っておりますが、今後、業容拡大を図るために新規事業分野の開発等の事業投資を行う可能性があります。これらについては、慎重に検討し、しかるべき社内決裁を経た後に実行いたしますが、必ずしも当社業績に寄与するものとは限りません。この場合、当社の業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (10)有能な人材の確保 当社は、就業人員が31人の少人数で業務を遂行しております。従って、有能な人材の確保及び育成ができなかった場合、当社の業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (11)自然災害等のリスク 当社及び当社の取引先(仕入先及び販売先等)の拠点において自然災害等が発生した場合、仕入及び販売に支障をきたすこととなるため、当社の業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,946字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度におけるわが国の経済は、経済活動が徐々に正常化に向けた動きとなり、個人消費や設備投資を中心として持ち直しの動きがみられますが、反面、過度の円安や物価上昇による消費の低迷など、国内外の見通しは依然として先行き不透明な状況が続いております。また、新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響は薄れてきましたが、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や、国際情勢による資源価格の上昇が影響して市場は混乱しており、まだ先行きは予断を許さない状況下の中、当事業年度末を迎えました。 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 イ 財政状態 (資産) 資産につきましては、主に売掛債権等の増加により前事業年度末に比べ3億73百万円増加し、83億63百万円(前事業年度末比4.6%増)となりました。流動資産は、主な理由として、現金及び預金80百万円、商品6億9百万円の減少、売掛金9億43百万円、前渡金1億61百万円の増加等により、3億77百万円増加し、77億59百万円となりました。固定資産は、有形固定資産5百万円の減少等により、6億4百万円となりました。 (負債) 負債につきましては、前事業年度末に比して1億82百万円増加し、73億70百万円(前事業年度末比2.5%増)となりました。流動負債は、短期借入金4億93百万円の増加、買掛金2億83百万円、未払費用12百万円の減少等により、1億88百万円増加し、72億33百万円となりました。固定負債は退職給付引当金6百万円の減少等により、5百万円減少し、1億37百万円となりました。 (純資産) 純資産につきましては、当期純利益1億48百万円の計上等により、前事業年度末に比して1億90百万円増加し、9億93百万円となりました。 ロ 経営成績 当事業年度の経営成績は以下の通りであります。 売上高は、前事業年度に比して9億3百万円増加し、196億62百万円(前事業年度比4.8%増)となりました。 売上原価は、売上高の増加に伴い8億86百万円増加し、189億0百万円(前事業年度比4.9%増)となりました。売上総利益については、利益率の高い商材・取引先を増加させた結果、前事業年度に比して17百万円増加し、7億61百万円となりました。 販売費及び一般管理費は、36百万円増加し、5億13百万円(前事業年度比7.6%増)となりました。主な要因は、前事業年度に比して株主優待に関する費用が想定より増加し、36百万円を支出したことによります。その他の販売費及び一般管理費の減少もありましたが、結果として営業利益は、前事業年度に比して19百万円減少し、2億47百万円となりました。 営業外収益は、受取賃貸料13百万円等の計上により14百万円となりました。営業外費用は、支払利息77百万円、支払保証料6百万円等の計上により87百万円となりました。これらにより経常利益は、前事業年度に比して28百万円減少し、1億73百万円となりました。 これらの結果、税引前当期純利益は、前事業年度に比して28百万円減少し、1億73百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 なお、当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前事業年度比較については、前事業年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 (食料部) 外食産業への販売をメインとしている牛肉については、現地の産地価格の高騰や供給量の減少、円安の長期化が続いており、前事業年度比では売上高・取扱数量ともに減少となりました。 輸入鶏肉におきましては、ブラジル産からタイ産への切替などで取扱数量が増加したものの、売上高・取扱数量ともに前事業年度比では減少となりましたが、新規契約先及び取扱商材の拡充により、利益は増加しました。国産鶏肉については、取引を安定的に確保すべく新規取引先の拡大に努め、成約を積み上げ、前事業年度比では大幅に増加させることができました。 タイ産の加工食品につきましては、海外の生産・輸送体制の強化により利益率の高い商材の販売が成約できたことや取扱数量が増加しており、売上高・取扱数量、利益ともに増加となりました。 この結果、当事業年度の売上高は、88億10百万円(前事業年度比22.0%増)、セグメント利益は、2億21百万円(前事業年度比12.7%増)となりました。 (農産部) 農産品につきましては、緑豆等は増加したものの、蕎麦につきましては、新規契約取引の成約による利益率の高い商品の販売を増加させることができず、売上高・取扱数量を伸ばすことができませんでした。また、円安や輸送コストの増加が利益を圧迫し、利益を増加させることができませんでした。 この結果、当事業年度の売上高は、27億74百万円(前事業年度比8.1%減)、セグメント利益は、47百万円(前事業年度比10.1%減)となりました。 (中国開拓部) 中国関連につきましては、中国向けの輸出取引・三国間取引について販売体制の変更に伴い、受注が一時的に減少しており、後半は回復してきましたが、前事業年度比では売上高・取扱数量ともに減少となりました。 この結果、当事業年度の売上高は、59億94百万円(前事業年度比14.7%減)、セグメント利益は、1億24百万円(前事業年度比11.1%減)となりました。 (生活産業部) 輸入豚肉では、国内市場における在庫過剰感が続き、現地価格の高騰や為替相場の円安傾向もあり、販売を進めることが厳しい市場環境が続いておりますが、新規商材の提案による成約等の取組みも前事業年度より進み、前事業年度比では、売上高・取扱数量ともに増加となりました。 化学品は、価格競争の影響や為替相場の影響により、商品となる原料の確保が厳しい状況が続き、他の新規商材を開拓しているものの、売上高を伸ばすことができませんでした。 この結果、当事業年度の売上高は、20億83百万円(前事業年度比39.8%増)、セグメント利益は、26百万円(前事業年度比36.9%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ80百万円減少し、2億65百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は、5億60百万円(前事業年度は得られた資金51百万円)となりました。これは主に、売上債権の増加9億40百万円、棚卸資産の減少6億9百万円等、仕入債務の減少2億88百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、5百万円(前事業年度は使用した資金20百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3百万円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、4億84百万円(前事業年度は使用した資金3億56百万円)となりました。これは主に、短期借入金の増加4億93百万円によるものです。 ③仕入、受注及び販売の実績 イ 商品仕入実績 当事業年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前年同期比(%) 食料部   8,483,299(千円)   127.1 農産部   2,456,365(千円)   88.3 中国開拓部   5,875,425(千円)   81.7 生活産業部   1,476,330(千円)   76.5 合 計   18,291,420(千円)   98.5 ロ 受注実績 受注実績と販売実績の差異は僅少なため、受注実績の記載は省略しております。 ハ 販売実績 生活産業部の売上が増加しております。 これは、主に欧州産豚肉の売上が増加したことによります。 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前年同期比(%) 食料部   8,810,162(千円)   122.0 農産部   2,774,060(千円)   91.8 中国開拓部   5,994,681(千円)   85.2 生活産業部   2,083,233(千円)   139.8 合 計   19,662,137(千円)   104.8 (注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前事業年度   当事業年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) BEIJING CRANE TRADING CO.,LTD   4,717,494   25.1   4,236,263   21.5 ㈱サイゼリヤ   2,138,727   11.4   2,911,924   14.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況の分析 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表(注記事項)(重要な会計方針)」に記載しているとおりであります。 当社は、この財務諸表の作成にあたりまして、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行っております。当該見積りにつきましては、過去の実績や状況を勘案して合理的と認められる見積りや判断を行い、その結果を資産・負債の帳簿価額及び収益・費用の金額に反映しております。しかし、見積りには特有の不確実性があるため、実際の結果とは相違する場合があります。 ②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ 経営成績目標に対する認識及び分析 経営目標において売上総利益率を4%と設定しており、当事業年度におけるセグメント別の売上高総利益率等は、次のとおりとなりました。 食料部   農産部   中国開拓部   生活産業部   全 社 売  上  高 (千円)   8,810,162   2,774,060   5,994,681   2,083,233   19,662,137 売上総利益 (千円)   422,860   98,232   156,750   83,301   761,145 売上高総利益率   4.7%   3.5%   2.6%   3.9%   3.8% 上記のように、経営環境等の影響もあり目標を達することはできませんでした。 ロ キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析は「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ③資本の財源及び資金の流動性 イ 資金需要 当社の資金需要は主に運転資金需要であります。運転資金需要は商品仕入のほか、販売費及び一般管理費の営業費用であります。営業費用の主なものは、人件費、旅費交通費、報酬等となっております。 ロ 財政政策 当社は、運転資金につきましては、内部資金及び借入により調達しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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