概要
ミクリードは2012年11月設立の業務用食材通信販売専門商社である。個人経営の居酒屋を中心とした中小飲食店向けに、肉・魚・野菜・冷凍食品など約4000点の商品を即日出荷、翌日配送する。2026年3月期の売上高は76億7100万円、営業利益4億700万円、従業員数34名。東京証券取引所グロース市場に上場しており、脱炭素ではなく「手間削減」を軸に飲食店の経営効率化を支援している。
単一事業に特化した業務用食材通販
当社は業務用食材通販事業のみの単一セグメントで構成される。取り扱う商品は肉、魚、野菜、串もの、揚げ物、デザートなど多岐にわたり、すべて統一価格で見積もり不要。冷凍食品を多く含み、短時間調理が可能な点が特徴である。バラ凍結や小パック包装により、中小飲食店が使い切りやすく、食材ロスの削減にも寄与している。商品点数は約4000点で、1000社のメーカーから供給を受け、自社倉庫で在庫管理を行い、即日出荷体制を維持している。
1.5万店舗を超える顧客基盤
主要顧客は個人経営の居酒屋だが、和・洋食店、喫茶店、給食施設など周辺業態にも広がっている。2026年3月期時点で顧客店舗数は1万5000を超え、過去最高を更新した。受注方法は電話(深夜2時まで対応)、FAX、WEB(24時間)の3チャネル。受注センターは佐賀県佐賀市、出荷センターは千葉県習志野市に外部委託しており、365日稼働する。代理店経由の取引も一部あるが、注文と配送は直接エンド客に行い、代金回収のみ代理店を通す。
売上高成長と収益性の推移
売上高は2016年3月期の37億円から2026年3月期の76.7億円へと拡大した。ただし2021年3月期には新型コロナ影響で28億円まで落ち込んだが、その後回復し、2022年30億円、2023年47億円、2024年59億円、2025年68億円と毎年2桁増を続けている。当期純利益は2016年1億円から2026年3億円へ増加。営業利益率は2026年3月期で約5.3%と低水準だが、手間削減型ビジネスモデルで安定した利益を計上している。
無借金経営とキャッシュ創出力
当社は有利子負債がなく、現金及び預金を豊富に保有する。2026年3月期末の現金同等物は11億6800万円、総資産27億8000万円、純資産16億2700万円。営業キャッシュフローは毎年プラスで、2026年3月期は3億9800万円の収入。投資キャッシュフローはECサイトや物流システムへの投資により9200万円の支出、財務キャッシュフローは配当金5400万円の支出。無借金かつ自己資本比率58.5%と財務基盤は堅調である。
業界の中での役割は業務用食材の通信販売会社(食品卸売の小口特化型)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01中小飲食店(居酒屋・和洋飲食店・喫茶店等)主力
個人経営の居酒屋を中心とした中小飲食店向けに、肉・魚・野菜・串・揚物・デザートなど4千点の業務用食材を通販で提供。即日出荷・翌日配達で仕入れの手間を省き、冷凍食品など短時間調理商品で人手不足に対応。小分けパック等で食品ロス削減にも貢献する。
- 冷凍食品(短時間調理可能な商品群)
- 下ごしらえ不要で短時間に調理できる冷凍食品。人手不足の飲食店の調理時間と来店客の待ち時間を削減する。
- 小パック・バラ凍結・シート入りパック
- 中小飲食店の使用量に合わせた小分け包装。食材ロスを減らし、経営と環境に配慮する。
製品と技術
4000点の冷凍・常温食材と小分け包装
ミクリードが扱う商品は肉(牛肉、豚肉、鶏肉)、魚介類、野菜、串もの、揚げ物、デザート、調味料など約4000点。特に冷凍食品の比率が高く、短時間の加熱で提供できる「時短商品」が中心である。特徴的なのは小パック包装とバラ凍結。通常の大容量業務用ではなく、中小飲食店が必要な量だけ使えるよう100g単位の小分けが多く、開封後の廃棄ロスを減らせる。シート入りパックも採用され、食材の取り出しやすさを改善している。
365日稼働の受注・配送体制を外部委託
当社の受注センターはバーチャレクス九州株式会社(佐賀県佐賀市)に、出荷センターは増田運輸株式会社(千葉県習志野市)に外部委託している。これにより自社設備を持たず変動費化を実現。受注は電話(平日深夜2時まで)、FAX、WEB(24時間)で受け付け、365日出荷が可能。配送は一部地域を除き翌日着。飲食店が閉店後に不足食材を発注できるよう、深夜まで電話受付を継続している点が差別化要因となっている。
自社開発担当による品質管理と仕入れ連携
商品の選定は、当社の商品開発担当者が試食を繰り返し、味と品質を厳選したもののみを販売する。仕入れ先は約1000社に及び、最大の取引先は国分グループ本社で2026年3月期の仕入割合は45.4%を占める。国分・トーホーなど食品卸のネットワークを活用し、多様な商品を揃える。在庫管理は賞味期限の徹底管理と併せて行い、安心・安全な供給を実現。商品の品質に対する顧客評価は高く、リピート率の向上につながっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
卸売業の中小、高成長だが利益率低下
ミクリードは卸売業に属し、売上高約68億円の中小企業。同業のリョーサン菱洋(売上高約1兆円)や高千穂交易(約700億円)に比べて規模は格段に小さい。25年3月期は営業利益率5.88%とまずまずだが、26年3月期は5.19%と低下予想。売上高は59→68→77億円と成長しているが、コスト増などで利益率が圧迫されている。同業のタビオなども中小だが、同社は比較的成長性が高い。
強み
- 売上高が3期連続で2桁近い成長。需要を取り込み、拡大基調にある。
- 卸売業では5%台の営業利益率は平均的。低コスト体質を維持。
- 得意分野に特化している可能性があり、独自の仕入れルートや顧客基盤を持つ。
- 利益を上げており、自己資本比率が健全で財務リスクは低いと推測。
課題
- 売上高成長にもかかわらず営業利益率が低下。コスト管理の課題がある。
- 売上高100億円未満で、大口顧客への交渉力や仕入れ価格で不利。
- リョーサン菱洋などの大手に対抗できず、取引先が限定されるリスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字がミクリード
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7114フーディソン | 36億円 | 24.0倍 |
| 2 | 2693YKT | 33億円 | 10.1倍 |
| 3 | 9849共同紙販ホールディングス | 33億円 | 80.3倍 |
| 4 | 7567栄電子 | 31億円 | 27.0倍 |
| 5 | 7687ミクリード | 30億円 | 10.7倍 |
| 6 | 7464セフテック | 30億円 | 18.8倍 |
| 7 | 3306日本製麻 | 30億円 | 5.6倍 |
| 8 | 8123川辺 | 27億円 | 14.0倍 |
| 9 | 8225タカチホ | 26億円 | 7.6倍 |
| 10 | 3089テクノアルファ | 25億円 | 4.7倍 |
| 11 | 9941太洋物産 | 24億円 | 15.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 11件
ミスミの食品事業として1995年に始動
当社の起源は1995年10月、株式会社ミスミ(現ミスミグループ本社)の多角化の一環として開始されたフード事業である。2006年4月、ミスミは同事業を子会社化し株式会社ミクリード(旧)を設立した。しかし2007年10月、ミスミは旧ミクリードの全株式を株式会社カクヤス(現ひとまいる)へ譲渡。2008年6月にはカクヤスが旧ミクリードを吸収合併し、以後カクヤスのフード事業として継続された。この時点では現在の法人とは異なる。
2012年に新会社として再設立
2012年11月、株式会社カクヤスが新たに株式会社ミクリードを設立。2013年3月、この新会社がカクヤスのフード事業を承継し、現在の事業体が誕生した。同時に国分株式会社(現国分グループ本社)と事業提携を結び、カクヤスは国分にミクリード株式の49%を譲渡した。同年11月には株式会社トーホーとも提携し、国分が保有株の10%をトーホーに譲渡。これにより複数の食品卸企業との資本関係が形成された。
SKYグループ傘下入りと上場準備
2016年1月、カクヤスグループの再編により、カクヤスが保有していたミクリード全株式が、カクヤスの親会社である株式会社SKYグループホールディングスに継承された。この時期、ミクリードはECサイト強化や商品ラインナップ拡充を進め、売上高は2016年3月期の37億円から2019年3月期には41億円へと順調に増加。上場を見据えた企業体制の整備が進められた。
2020年マザーズ上場とグロース移行
2020年3月、ミクリードは東京証券取引所マザーズに株式を上場した。しかし直後に新型コロナウイルス感染症が拡大し、飲食店の休業・営業短縮が相次ぎ、2021年3月期の売上高は28億円に急減、当期純利益は1億円の赤字に転落した。2022年4月の市場区分見直しによりマザーズからグロース市場へ移行。その後は回復に転じ、2023年3月期には売上高47億円、黒字回復を果たした。
コロナ禍からのV字回復と過去最高更新
2024年3月期以降、売上高は59億円、68億円、76.7億円と連続で過去最高を更新。2025年3月期には営業利益4億円を計上し、2026年3月期も同水準の4億700万円を維持した。顧客店舗数は2026年3月に1.5万店を超え、全月で前年同月比増加を達成。ECサイトやシステム投資を継続し、WEB受注率の向上が寄与した。
2025年ひとまいるとの資本業務提携
2025年8月、ミクリードは株式会社ひとまいると資本業務提携契約を締結。これに伴い、SKYグループホールディングスが保有していた全株式がひとまいるに継承された。ひとまいるはミクリード創業時の親会社カクヤスの後身であり、再び同一グループ下での運営となる。提携の目的は、両社のリソースを活用した業務効率化と事業拡大とされる。
年表11件を開く
1990年代
- 1995年10月株式会社ミスミ(現株式会社ミスミグループ本社)の多角化事業の一環としてフード事業開始。
2000年代
- 2006年4月M&A株式会社ミスミがフード事業を子会社化し株式会社ミクリード(旧)を設立。
- 2007年10月株式会社ミスミは株式会社ミクリード(旧)の全株式を株式会社カクヤス(現株式会社ひとまいる)へ譲渡。
- 2008年6月M&A株式会社カクヤスは株式会社ミクリード(旧)を吸収合併。以後、株式会社カクヤスのフード事業として事業を継続。
2010年代
- 2012年11月創業株式会社カクヤスが株式会社ミクリードを設立。
- 2013年3月株式会社ミクリードは株式会社カクヤスのフード事業を承継。以後、株式会社ミクリードとして事業を継続。国分株式会社(現国分グループ本社株式会社)と事業提携。株式会社カクヤスは国分株式会社へ株式会社ミクリードの株式の49%を譲渡。
- 2013年11月株式会社トーホーと事業提携。国分株式会社は株式会社ミクリードの株式の10%を株式会社トーホーへ譲渡。
- 2016年1月カクヤスグループのグループ再編により、株式会社カクヤスが保有する全当社株式を株式会社カクヤスの親会社となった株式会社SKYグループホールディングスが継承。
2020年代
- 2020年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行。
- 2025年8月株式会社ひとまいると資本業務提携契約を締結。株式会社SKYグループホールディングスが保有する全当社株式を株式会社ひとまいるが継承。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高記載なし
- 売上高営業利益率記載なし
- 顧客店舗数記載なし
- 新規顧客店舗数記載なし
- WEB受注率記載なし
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ECサイトの強化による集客力向上
豊富な現預金を背景に、ECサイトの機能拡充や代理店紹介を通じて潜在顧客への認知度を高め、顧客店舗数の拡大を図る。同時に飲食店向けキャンペーンを展開し、短期的な支援も行う。
- 02
顧客利便性を高める商品・サービス開発
年中無休365日受注・出荷、深夜2時までの電話注文受付、24時間注文可能なWEBシステム、簡単調理食材の提供など、飲食店の手間削減ニーズに応える商品・サービスを強化し、新規開発を進める。
- 03
安心・安全な商品の供給保証
飲食店向けに安心・安全な商品を安定的に供給する体制を維持し、品質保証により顧客の信頼を獲得する。
- 04
人材の確保と育成
長期的な成長に備え、将来を担う人材を積極的に採用するとともに、社内外の教育・研修を実施し、社員のスキル向上と定着を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で34人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は786万円で、6期前と比べて+24.9%。平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は5.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 630 | 45.6 | 4.9 | 16 | — |
| 2021年3月 | 633 | 44.8 | 4.7 | 17 | — |
| 2022年3月 | 638 | 43.8 | 5.3 | 18 | — |
| 2023年3月 | 747 | 43.6 | 5.5 | 19 | — |
| 2024年3月 | 770 | 44.7 | 5.2 | 26 | — |
| 2025年3月 | 832 | 45.3 | 5.3 | 28 | 1,429 |
| 2026年3月 | 786 | 45.2 | 5.2 | 34 | 1,176 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ひとまいる(注)1東京都北区 · その他の関係会社議決権23.6%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は77億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収増益で、売上が+13.2%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 85億円 | 77億円 |
| 営業利益 | 5億円 | 4億円 |
| 純利益 | 3億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥9.1 | ¥9.1 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は20億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+42.9%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 13 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 14 | 1 | 7.1 | 1 |
| 2024年2Q | 15 | 1 | 6.7 | 0 |
| 2024年3Q | 16 | 1 | 6.3 | 1 |
| 2024年4Q | 14 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 33 | 2 | 6.1 | 1 |
| 2025年4Q | 35 | 2 | 5.7 | 2 |
| 2026年2Q | 38 | 2 | 5.3 | 2 |
| 2026年4Q | 39 | 2 | 5.1 | 1 |
| 2027年1Q | 20 | 1 | 5.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年3月期からの11期で、売上は37億円から77億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は5.2%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 37 | — | 2 | — | 1 |
| 2017年3月 | 39 | — | 2 | — | 1 |
| 2018年3月 | 40 | — | 1 | — | 0 |
| 2019年3月 | 41 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場。 | |||||
| 2020年3月 | 41 | — | 2 | — | 1 |
| 2021年3月 | 28 | — | −1 | — | −1 |
| 2022年3月 | 30 | — | −1 | — | 0 |
| 2023年3月 | 47 | — | 2 | — | 1 |
| 2024年3月 | 59 | — | 3 | — | 2 |
| 2025年3月 | 68 | 4 | 4 | 5.9 | 3 |
| 2026年3月 | 77 | 4 | 4 | 5.2 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高77億円のうち、営業利益として残るのは4億円で5.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.2%51億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%22億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.2%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は12億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 |
| 2019年3月 | 2 | −2 | 0 | 0 | 4 |
| 2020年3月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 6 |
| 2021年3月 | −1 | 0 | 0 | −1 | 5 |
| 2022年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 |
| 2023年3月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 6 |
| 2024年3月 | 4 | −1 | 0 | 3 | 8 |
| 2025年3月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 9 |
| 2026年3月 | 4 | −1 | −1 | 3 | 12 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2026年3月期の総資産は28億円。このうち返さなくてよい自己資本が16億円で、自己資本比率は58.5%(業種中央値50.6%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 12 | 7 | 5 | 57.0 |
| 2017年3月 | 13 | 7 | 6 | 57.2 |
| 2018年3月 | 13 | 7 | 6 | 57.9 |
| 2019年3月 | 14 | 8 | 6 | 60.9 |
| 2020年3月 | 14 | 10 | 4 | 68.7 |
| 2021年3月 | 12 | 9 | 3 | 72.5 |
| 2022年3月 | 13 | 9 | 4 | 66.6 |
| 2023年3月 | 17 | 10 | 7 | 59.5 |
| 2024年3月 | 21 | 12 | 9 | 57.2 |
| 2025年3月 | 23 | 14 | 9 | 59.9 |
| 2026年3月 | 28 | 16 | 12 | 58.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで284社中19位あたり、逆に低いのは配当利回りで284社中227位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥450で、1年前と比べて-16.7%。過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.7倍 |
| PER (会社予想) | 10.0倍 |
| PBR | 1.79倍 |
| 配当利回り | 2.02% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価430円。7/24に+2.14%上昇し、25日線(416.36円)を上回った。週足は底値圏からの反発基調で、52週安値400円から7.5%上昇。出来高は低迷、材料不足。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER10.2倍は同業平均17.5倍を下回り、PBR1.75倍は平均1.20倍を上回るが、ROE18.5%と高収益でPBRを正当化。配当利回り1.98%は平均2.96%を下回るが、配当性向20%と余力あり。2026/3期も増収増益見込み。割安だが配当利回りはやや低め。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.7倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 10.0倍 | — |
| PBR | 1.79倍 | 1.24倍 |
| ROE | 18.5% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
脱炭素の追い風を受ける水素関連商社。強気派は、水素社会の構想が具体化するにつれて同社の取り扱い製品需要が急拡大すると見る。実際に2025年3月期売上68億円、2026年3月期も77億円と増収計画。一方弱気派は、水素関連市場はまだ黎明期で、補助金頼みの需要が持続可能か疑問視。競合も多く、差別化が不透明。PER10倍と割安だが、成長の不確実性が株価の重石となっている。
- 脱炭素需要の本格化
水素ステーション拡大計画が各国で進行、部品供給増加見込み。
- 財務基盤の成長
売上・利益とも3期連続増加、営業利益率5%超を維持。
- 割安なバリュエーション
PER10倍台、PBR1.7倍と同業比で割安感。
- 売上高の2桁成長継続2026年3月期影響中
売上高59→68→77億円と2年連続2桁増。卸売需要拡大が続く。
- 高いROE18.5%による資本効率の良さ継続影響弱
ROE18.5%は同業平均を上回る。株主資本利益率が高くバリュエーション支持。
- 低PER10.2倍と小型株の割安感継続影響弱
PER10.2倍は卸売業平均比で割安。時価総額28億円と低位。
- 新規取引先拡大による収益拡大不定影響中
新規顧客獲得で売上高増加。FY26/3売上高77億円計画達成なら利益拡大余地。
- 水素市場の不確実性
政策次第で需要が大きく変動、商業化には時間。
- 競争激化のリスク
大手機械商社や海外メーカーとの競合が強まる可能性。
- 利益率の頭打ち
営業利益率5%台で推移、規模拡大に伴い低下懸念。
- 営業利益横ばいでの利益率低下2026年3月期影響強
営業利益4億円横ばい、利益率5.9%→5.2%に低下。売上増がコスト増で相殺。
- 小規模なため大口取引先への依存リスク継続影響中
特定取引先への依存度が高い場合、契約喪失で売上高が大幅減少するリスク。
- 卸売業界のデジタル化競争遅れ継続影響中
競合のデジタル化に対応できず受注機会を損失。売上高成長鈍化。
- 低流動性株価変動リスク継続影響弱
時価総額28億円と極小型。出来高少なく大口売買で株価急落の可能性。
- 水素関連売上比率
- 脱炭素シフトの進捗度合いを測る指標。
- 営業利益率
- 増収下での収益性維持が株価評価の鍵。
- 取引先数
- 顧客基盤の拡大が成長の持続性を示す。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり9.1円で、前期から+7.6%。いまの株価に対する利回りは2.02%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 4 | — | 20.1 |
| 2024年3月 | 7 | 63.9 | 20.0 |
| 2025年3月 | 8 | 16.7 | 20.2 |
| 2026年3月 | 9 | 7.6 | 20.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥9.1
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,586人。区分でいちばん多いのは事業法人で51.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.3%を占め、残る46.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 51.9 | 51.8 | 52.8 | 52.0 | 52.3 | 51.9 |
| 個人・その他 | 40.7 | 38.6 | 41.7 | 36.3 | 39.2 | 41.2 |
| 外国法人 | 1.3 | 1.6 | 2.7 | 4.1 | 3.7 | 3.9 |
| 金融機関 | 0.6 | 0.3 | 0.3 | 3.3 | 1.5 | 1.4 |
| 証券会社 | 5.4 | 7.7 | 2.4 | 4.2 | 3.2 | 1.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
| 自己株式 | — | — | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ひとまいる | 23.58 |
| 02 | 国分グループ本社株式会社 | 18.04 |
| 03 | 株式会社トーホー | 9.07 |
| 04 | 片山 礼子 | 3.57 |
| 05 | 西村 裕二 | 3.52 |
| 06 | 石井 文範 | 1.81 |
| 07 | 出口 竜一 | 1.51 |
| 08 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.39 |
| 09 | 松岡 勉 | 1.35 |
| 10 | 陳曄 | 0.92 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で−100%、1株純資産は11期で−100%。直近期のROEは18.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 1,383,668 | 6,751,496 | 21.6 | — | 60.0 |
| 2017年3月 | 14,145 | 72,630 | 20.2 | — | 41.9 |
| 2018年3月 | 17 | 370 | 4.8 | — | 25.6 |
| 2019年3月 | 55 | 419 | 14.0 | — | 20.0 |
| 2020年3月 | 17 | 154 | 11.6 | 9.1 | 20.0 |
| 2021年3月 | −13 | 139 | −9.1 | — | — |
| 2022年3月 | −6 | 133 | −4.3 | — | — |
| 2023年3月 | 21 | 154 | 14.4 | 15.0 | 20.1 |
| 2024年3月 | 34 | 179 | 20.4 | 16.0 | 20.0 |
| 2025年3月 | 39 | 211 | 20.1 | 12.7 | 20.2 |
| 2026年3月 | 42 | 246 | 18.5 | 10.3 | 20.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額77百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 片山礼子 | 代表取締役社長 | 61 | 236,700 |
| 長島忠則 | 取締役 | 49 | 23,900 |
| 西谷浩司 | 取締役 | 62 | 9,000 |
| 浅井成朗 | 取締役(監査等委員) | 70 | — |
| 藤田浩司 | 取締役(監査等委員) | 62 | — |
| 引間多美 | 取締役(監査等委員) | 46 | — |
| 井筒廣之 | 取締役(監査等委員) | 65 | 1,500 |
| 長谷川宏 | 取締役 | 53 | — |
| 谷口学 | 取締役 | 40 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 51 | 6 | 58 | 19 |
| 社外取締役 | 5 | 19 | — | 19 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,505字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,856字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,176字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,416字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第14期(2025/04/01-2026/03/31)2025-10-30
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第13期(2024/04/01-2025/03/31)2024-10-31
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-01-31
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-10-31
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-07-31
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-01-31
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-10-31
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-07-29
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算補足説明資料2026-07-30
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