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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

メタプラネット

Metaplanet Inc.3350 · Standard · 卸売業

日本初の「ビットコイン財務戦略」を掲げる企業。ビットコインを財務資産として保有し、関連事業とホテル運営を展開する。

概要

メタプラネットは、1999年に音楽CD制作・販売会社として設立され、その後ホテル事業へ進出した。2024年にはビットコインを中核資産とするトレジャリー企業に転身し、2025年12月期の連結売上高は約89億円に拡大した。東京都港区に本社を置き、JASDAQ(スタンダード)に上場。従業員数は35名。

ビットコイン関連事業とホテル事業の2軸

当社グループは、ビットコイン関連事業とホテル事業の2つのセグメントで構成される。ビットコイン関連事業では、連結子会社としてMetaplanet Holdings Inc.、Metaplanet Treasury Corporation、Metaplanet Income Corp.、Metaplanet Capital Limited、ビットコインジャパン株式会社を擁し、ビットコインの蓄積およびインカム創出を行う。ホテル事業は、連結子会社ウェン東京株式会社が運営する。2025年12月期の売上高は89億円で、大半をビットコイン関連事業が占める。

収益構造の劇的な変化

2010年代前半まで音楽CD制作が主軸だったが、業績は低迷し、2013年よりホテル事業を開始した。2022年12月期の売上高は4億円と縮小していたが、2024年にビットコイントレジャリー戦略を採用後、2025年12月期には売上高89億円、営業利益63億円に急拡大した。一方、ビットコイン価格下落に伴い102,188百万円の評価損を計上し、当期純損失は950億円となった。

グループ全体の構成

当社は持株会社として、ビットコイン関連事業を担う5社(Metaplanet Holdings Inc.、Metaplanet Treasury Corporation、Metaplanet Income Corp.、Metaplanet Capital Limited、ビットコインジャパン株式会社)とホテル事業を担うウェン東京株式会社を連結子会社とする。海外子会社は米国に所在し、財務諸表は米ドル建てで作成される。国内では東京都港区に本社を置き、グループ全体の従業員数は35名である。

BTCイールドを重視する資本政策

当社は2025年6月に「2025—2027ビットコイン計画」を策定し、2027年末までに21万BTC(ビットコイン総供給上限の1%)の保有を目標とする。しかし、単なる保有量拡大ではなく、1株当たりのBTC保有量の成長率(BTCイールド)を重視する。資金調達は普通株式、優先株式、負債を状況に応じて組み合わせ、mNAV(時価純資産倍率)が1倍を下回る場合は自己株式取得も行う方針である。

業界の中での役割はビットコインの保有・管理を核とし、関連サービス(売買・決済等)を提供する新興企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
89億円
営業利益
63億円
営業利益率
70.8%
純利益
-950億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
ビットコイン関連事業85億円95.5%72億円84.7%
ホテル事業4億円4.5%2億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ビットコイン関連主力

ビットコインの計画的な保有・運用を行い、ビットコイン関連サービス(例:決済ソリューション)を提供する。子会社を通じて、ビットコインの管理・運用および関連インフラ構築を手掛ける。

日本でいち早くビットコインを財務戦略に採用

主な製品・サービス1
ビットコイン運用サービス
企業向けにビットコインの購入・管理・運用を支援するサービス。

02ホテル準主力

子会社であるウェン東京株式会社が運営する東京のホテルを中心に、宿泊施設を提供する。ビットコイン関連事業の収益変動を補完する安定事業として位置づけ。

主な製品・サービス1
ホテル運営
東京に複数のホテルを運営し、宿泊サービスを提供する。

製品と技術

ビットコインの蓄積とインカム事業

ビットコイン関連事業の中核は、市場からの資金調達を通じてビットコインを継続的に取得・保有する「ビットコイントレジャリー」である。2025年末時点の保有数量は35,102BTCで、2024年末の1,761BTCから大幅に増加した。さらに、ビットコインオプション取引を中心とする「ビットコインインカム事業」を展開し、2025年12月期の売上高拡大に大きく貢献した。事業の収益性はビットコイン価格変動の影響を受けるが、長期的な株主価値向上を目指す。

ホテル事業(ウェン東京)

連結子会社ウェン東京株式会社がホテル事業を運営する。同事業は2013年4月に信託受益権の取得によって開始され、現在も継続中である。2025年12月期における具体的な売上高や客室数は開示されていないが、ビットコイン関連事業に比べ規模は小さい。当社グループの事業ポートフォリオの一角を構成し、ビットコイン事業と並ぶ2本柱の一つと位置付けられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • ビットコイン関連日本でいち早くビットコインを財務戦略に採用

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

暗号資産投資特化、収益変動大だが高成長

メタプラネットはビットコインを中心とした暗号資産投資を事業の柱とし、2025/12期売上高89億円、営業利益率70.79%と極めて高い収益性を示す。一方で競合のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易は安定した商社事業を展開しており、同社のビジネスモデルは異質。暗号資産価格に業績が連動するため、ボラティリティが高く、投資ファンド的な性格が強い。

強み

  • 営業利益率70%超は卸売業界で突出しており、効率的な運用が奏功。
  • 売上高が前期比8倍超と拡大し、市場の追い風を受ける。
  • 暗号資産への投資を公表した上場企業として認知度が高い。
  • ビットコイン価格上昇局面では大きな含み益を享受可能。

課題

  • 暗号資産相場に業績が直結し、急落時に大幅赤字の懸念。
  • 国内外の暗号資産規制強化が事業継続に影響を与える可能性。
  • 投資収益が主収入であり、本業の成熟度が低く持続性に疑問。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がメタプラネット

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18283PALTAC4,111億円18.5倍
28060キヤノンマーケティングジャパン4,104億円17.5倍
38020兼松3,821億円11.6倍
49987スズケン3,740億円9.5倍
59934因幡電機産業3,475億円14.8倍
63350メタプラネット3,427億円
73107ダイワボウホールディングス3,338億円10.4倍
88136サンリオ3,333億円29.1倍
98066三谷商事3,212億円12.6倍
108129東邦ホールディングス2,921億円15.3倍
118133伊藤忠エネクス2,730億円16.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

音楽CD制作会社として創業

1999年6月、神奈川県大和市にダイキサウンド株式会社を設立。資本金1,000万円で、音楽CD及びレコードの企画・制作・販売を目的とした。同年12月にはCDプレス業務を開始し、2003年10月にはインディペンデント・レーベル協議会の設立に参画、本社内に事務局を設置した。2004年11月に日本証券業協会へ店頭登録し、同年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場した。

海外展開と相次ぐ撤退

2006年2月、中華人民共和国に北京至高科技有限公司を設立し、現地新規事業に着手。同年4月には米国にDaiki Sound International, Inc.を設立し、洋楽CDの日本国内流通を企図した。しかし、2007年8月に米国子会社を解散、同年11月には中国子会社の全持分を譲渡した。海外事業は短期間で終了した。その後、2005年から2009年にかけて、資金調達のため複数回の第三者割当増資を実施した。

持株会社制への移行と社名変更

2011年3月、持株会社制への移行に伴い、会社名を株式会社フォンツ・ホールディングスに変更した。2012年12月には、親会社ミネルヴァ債権回収株式会社が所有する当社A種優先株式の一部91,700株をRed Planet Holdings Pte Ltdへ譲渡。2013年1月には、同社保有のA種優先株式が全て普通株式に転換された。同年4月、Red Planet Holdings Pte Ltdと業務提携の基本合意書を締結した。

ホテル事業への参入

2013年4月、新たな事業としてホテル事業を開始し、信託受益権(固定資産)を取得した。これにより、音楽CD制作・販売からホテル運営へと事業の軸足を移す第一歩となった。しかし、ホテル事業単独では安定的な収益を上げることが難しく、2019年12月期から2023年12月期までの業績は売上高3億円から25億円の間で推移し、当期純利益は不安定であった。

ビットコイントレジャリー企業への転身

2024年4月、当社はビットコインを準備資産として長期的に保有する「ビットコイン・スタンダード」体制を採用した。これは米国ナスダック上場のストラテジー社に次ぐ世界2例目である。以降、ビットコイン関連事業を中核と位置付け、2025年6月には2027年末までに21万BTCの保有を目指す「2025—2027ビットコイン計画」を策定。2025年末時点のBTC保有数量は35,102BTCに達した。

資本調達手段の多角化

2025年10月、キャピタルアロケーションポリシーを公表し、普通株式、優先株式、負債を組み合わせた調達方針を明確化。同年12月には、日本初の転換権付永久型優先株式「B種株式(MERCURY)」を発行(総額212億円)し、さらに上限5億米ドルのクレジットファシリティを設定した。これにより、株式希薄化を回避しつつビットコイン蓄積を継続する体制を構築した。

年表21件を開く

1990年代

  • 1999年6月創業音楽CD及びレコードの企画・制作及び販売を目的とし、神奈川県大和市にダイキサウンド株式会社(資本金10,000千円)を設立
  • 1999年12月CDプレス業務を開始

2000年代

  • 2003年10月創業当社並びにレコードメーカー12社が発起人として任意団体インディペンデント・レーベル協議会を設立、本社内に事務局を設置
  • 2004年11月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2004年12月上場日本証券業協会への株式の店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式上場
  • 2005年11月新規事業への設備投資等を目的として第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行による1,500百万円の資金調達を実施
  • 2006年2月創業中華人民共和国における新規事業の展開のため現地に北京至高科技有限公司を設立
  • 2006年4月創業洋楽CDの日本国内における流通等を目的として、アメリカ合衆国にDaiki Sound International,Inc.を設立
  • 2007年6月第三者割当増資により297百万円の資金調達を実施
  • 2007年8月Daiki Sound International,Inc.を解散
  • 2007年11月北京至高科技有限公司の全持分を譲渡
  • 2008年5月仕入債務の決済資金の確保を目的として、第三者割当増資により278百万円の資金調達を実施
  • 2009年3月第三者割当増資により199百万円の資金調達を実施

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
  • 2010年10月上場大阪証券取引所(JASDAQ)、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEOの各市場の統合に伴い、「大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)」に株式を上場。
  • 2010年12月第三者割当増資により204百万円の資金調達を実施
  • 2011年3月持株会社制への移行に伴い、会社名を株式会社フォンツ・ホールディングスとする
  • 2012年12月親会社のミネルヴァ債権回収㈱所有の当社A種優先株式の一部、91,700株をRed Planet Holgings Pte Ltdへ譲渡
  • 2013年1月Red Planet Holdings Pte Ltd社所有のA種優先株式91,700株を普通株式に転換
  • 2013年4月新たな事業(ホテル事業)の開始及び信託受益権(固定資産)の取得
  • 2013年4月Red Planet Holdings Pte Ltd社と業務提携の基本合意書締結

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ビットコイン保有数量2025年まで3万BTC
  • ビットコイン保有数量2026年まで10万BTC
  • ビットコイン保有数量2027年末まで21万BTC

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ビットコイン保有数量の着実な拡大

    株主価値最大化のため、市場環境や財務状況を考慮しながらビットコインの取得を継続。単純な保有量増加だけでなく、完全希薄化後の1株当たりBTC保有数量の成長率(BTCイールド)を重要指標として管理する。

  2. 02

    ビットコイン・インカム事業の拡大

    保有するビットコインを活用したオプション取引等から安定的な収益を創出し、得られたキャッシュフローを配当原資やさらなるビットコイン蓄積に活用する好循環を構築する。

  3. 03

    優先株式を活用した資本政策の多様化

    永久型優先株式(メタプラネット・プレフ)を活用し、ビットコインを裏付けとしたデジタル・クレジット市場を形成。償還期限がなくリファイナンスリスクを回避しつつ、長期安定資本を確保する。

  4. 04

    市場環境に応じた柔軟な資本配分

    キャピタルアロケーションポリシーに基づき、資金調達・ビットコイン投資・自己株式取得のバランスを総合管理。mNAVが1倍を下回る局面では自己株式取得を実行し、1株当たり価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で35人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,600万円で、9期前と比べて+205.6%平均年齢は48.9歳、平均勤続年数は0.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月71
2017年12月48
2018年12月86
2019年12月52450.80.9175
2020年12月78553.02.2127
2021年12月98053.43.2110
2022年12月91843.41.821
2023年12月89051.51.213
2024年12月1,12352.71.0172,353
2025年12月1,60048.90.83518,000

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
ホテルロイヤルオーク五反田 — 東京都品川区988百万円
ホテル事業
本社 — 東京都港区4百万円
全社
主な関係会社
  • 国内
    EVO FUND (注)7
    ケイマン諸島
    議決権22.8%
  • 国内
    MMXXベンチャーズ・リミテッド(MMXX VENTURES LIMITED)(注)7
    ヴァージン 諸島
    議決権23.3%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • USMETAPLANET HOLDINGS, INC.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は89億円営業利益63億円前期と比べると増収増益で、売上が+709.1%、利益が+1475.0%。

売上高
+709.1%
89億円
営業利益
+1475.0%
63億円
純利益
-2259.1%
-950億円
営業利益率
70.8%
前期比 +34.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高160億円89億円
営業利益114億円63億円
純利益-950億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は49億円、営業利益は33億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+133.3%、営業利益は+135.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1−1−100.0−1
2023年2Q0−20
2023年3Q1−1−100.0−3
2023年4Q1−3
2024年1Q1−1−100.0−1
2024年2Q100.0−1
2024年4Q9555.646
2025年2Q211466.761
2025年4Q684972.1−1,011
2026年2Q493367.3−1,828

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は20億円から89億円へ4.5倍に増えた。直近期の営業利益率は70.8%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年8月2000
2013年9月23−3−2
2014年9月18−4−4
2015年9月42−22−27
2016年12月52−9−15
2017年12月1213
2018年12月17−33
2019年12月25−3−23
2020年12月8−22−30
2021年12月5−12−7
2022年12月4−810
2023年12月3−4−7
2024年12月1146036.444
2025年12月8963−96170.8−950

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高89億円のうち、営業利益として残るのは63億円70.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-950億円、売上の-1067.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金1.1%1億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.1%25億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益70.8%63億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
98.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+67.6pt
70.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1069.9pt
-1067.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-18.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが66億円、投資CFが−5,544億円で、差し引きのフリーCFは−5,478億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は26億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月10014
2013年9月−2−57−74
2014年9月−4−3254−3622
2015年9月−6−4037−4613
2016年12月−6−516−1117
2017年12月1−1614−1516
2018年12月−8018−826
2019年12月−4−187−2211
2020年12月−6−2−1−82
2021年12月−55204
2022年12月−3−34−62
2023年12月−623−14176
2024年12月6−235226−2293
2025年12月66−5,5445,442−5,47826

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は5,053億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,586億円で、自己資本比率は90.7%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月93631.6
2013年9月1991041.3
2014年9月77403747.5
2015年9月93345933.8
2016年12月82354741.0
2017年12月122428030.7
2018年12月1645011429.7
2019年12月1513311821.3
2020年12月14541412.7
2021年12月131−4135
2022年12月5464811.4
2023年12月1712567.8
2024年12月30317013455.9
2025年12月5,0534,58646790.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-862億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
467億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率284社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中2位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
70.8%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
90.7%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
709.1%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥300で、1年前と比べて-64.8%過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。

¥300-8.0%1ヶ月+38.2%1年-64.8%時価総額3,427億円
過去52週の値幅
安値¥192高値¥888

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR1.13倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日に306円まで上昇し、前日比+20.95%と大幅高。1ヶ月で+28.03%上昇する一方、52週高値933円からは-67.2%の水準。出来高は8月20日5569万株から21日には9283万株へと急増し、投機的な買いが集中。25日線230.56円を約33%上回り、RSIは65.97と中立圏。週足では7月中旬に調整した後、8月20日から再び上昇トレンドに転じた。高値圏からの下落トレンドからの反発局面と見られる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERが算出不能で、PBRは1.15倍と業界平均の1.23倍をやや下回る。ROEは49.1%と非常に高いが、これは一時的な利益によるもので、2025/12期は大幅な最終赤字を予想。配当利回りは0%で無配。業績変動が大きく、収益の持続性が乏しい。PBRは妥当水準だが、今後の赤字見通しを考慮するとやや割高と判断。

指標この会社業種平均
PBR1.13倍1.24倍
ROE49.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、暗号資産市場の変動が業績に与える影響と、財務戦略の持続可能性です。強気派は、ビットコインを保有する企業としての希少性や、暗号資産市場の成長を取り込める点を評価します。一方、弱気派は、2025年12月期に950億円の純損失を計上したように、資産価格の下落が業績を直撃するリスクを指摘します。また、収益の大部分を資産評価損益に依存しており、本業の収益力が弱い点が懸念されます。

プラスに働く材料7
  • 先駆者としての強み

    主要企業の中で早期にビットコインを財務戦略に採用し、ノウハウを蓄積

  • 市場成長の取り込み

    暗号資産市場の拡大に伴い、保有資産の価値上昇が期待できる

  • 財務体質の改善

    2024年12月期に営業利益率36%を記録し、収益構造が改善

  • 非営業損失1,013億円が縮小し黒字化へ決算発表後影響

    2025年12月期は営業利益63億円に対し純損失950億円。非営業損失の解消で1,000億円規模の改善余地。

  • 売上高が前期比8倍の89億円に急拡大通年影響

    2025年12月期の売上高は89億円で前期11億円の約8倍。成長基調が続けば営業利益も増加。

  • ROE49.1%を実現する高資本効率継続影響

    ROE49.1%は高い自己資本利益率。収益効率の良さが株価評価を支える。

  • 外国人持株比率69.59%の安定継続影響

    外国人持株比率69.59%と高く、海外投資家の需要が東証市場で支え。

マイナスに働く材料7
  • 資産価格変動リスク

    2025年12月期に純損失950億円を計上、ビットコイン価格下落が直撃

  • 本業の収益力不足

    売上高は89億円と小規模で、利益の大半を資産評価損益に依存

  • ガバナンス懸念

    多額の資産を暗号資産に投じる投資方針が株主から批判される可能性

  • 純損失950億円が財務基盤を毀損通年影響

    2025年12月期に純損失950億円。時価総額3,495億円の27%に相当し、自己資本減少リスク。

  • 配当利回り0%と株主還元の不在継続影響

    配当利回り0%で、株主への直接還元がない。成長期待のみで保有継続は困難。

  • 1年間で株価63.57%下落継続影響

    2025年から2026年にかけて株価が63.57%下落。下落トレンドが続く可能性。

  • PER算出不能の利益不安継続影響

    純損失のためPERが算出できない。投資判断の材料不足が株価の重しに。

次の決算で確かめる点
ビットコイン保有量
業績の基盤であり、保有量の増加が財務戦略の実行度を示す
暗号資産評価損益
純損益に直結するため、市場変動の影響を確認する
事業セグメント売上
既存卸売事業の状況と新規事業の進捗を把握するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2012年8月0
2013年9月0
2014年9月0
2015年9月0
2016年12月0
2017年12月0
2018年12月0
2019年12月0
2020年12月0
2021年12月0
2022年12月0
2023年12月0
2024年12月0
2025年12月0

配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ193,793人。区分でいちばん多いのは外国法人66.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が3.2%を占め、残る96.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人71.871.871.553.031.566.3
個人・その他25.924.926.725.251.026.1
外国人個人0.10.10.217.09.23.3
金融機関1.20.60.11.01.9
事業法人0.20.30.32.61.41.3
証券会社0.82.31.32.06.01.1
自己株式0.00.00.00.00.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)13.34
02CLEARSTREAM BANKING S.A. (常任代理人 香港上海銀行 東京支店)8.84
03NATIONAL FINANCIAL SERVICES LLC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)8.55
04CHARLES SCHWAB FBO CUSTOMER (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)7.30
05INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)3.83
06MMXX VENTURES LIMITED(常任代理人 EVOLUTION JAPAN証券株式会社)3.72
07BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACC FOR THIRD PARTY (常任代理人 香港上海銀行 東京支店)2.61
08MORGAN STANLEY SMITH BARNEY LLC CLIENTS FULLY PAID SEG ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.77
09EUROCLEAR Bank S.A./N.V.(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.72
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近9
  • 2026-08-26
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    11.09%
    -0.45pt
  • 2026-08-25
    ゲロヴィッチ・サイモン
    新規の大量保有報告
    14.19%
    -3.80pt
  • 2026-07-30
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    11.54%
    +0.60pt
  • 2026-07-21
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    10.94%
    +1.01pt
  • 2026-05-15
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    20.82%
    -0.32pt
  • 2026-05-01
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    9.93%
    -1.13pt
  • 2026-04-17
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    11.06%
  • 2026-04-13
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    11.06%
    +0.38pt
  • 2026-04-08
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    21.14%
    +3.39pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−9687%、1株純資産は13期で+6748%。直近期のROEは49.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年8月1613.736.9
2013年9月−614
2014年9月−426
2015年9月−164157
2016年12月−73124
2017年12月121378.926.6
2018年12月81595.829.5
2019年12月−4356
2020年12月−51969
2021年12月−13
2022年12月1711159.52.8
2023年12月−610
2024年12月234749.115.3
2025年12月−131383

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額67百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
サイモン・ゲロヴィッチ代表執行役CEO取締役議長4915,555,500
リチャード・キンケイド取締役4910,000
ドリュー・エドワーズ取締役55
桑島浩彰取締役4570,000
タイラー・エヴァンス取締役34514,120
ベンジャミン・ツァイ取締役534,000
スウェイン・純子取締役62
クリストファー・ウェルズ取締役71
フレッド・トーファイ取締役61
成松淳取締役57
阿部好見執行役 COO59500,000
王生貴久執行役 CFO54100
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
奥野晋平執行役 資本市場・IR498,200

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2575729
社外取締役310103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容379字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当連結会計年度末において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社メタプラネット)及び連結子会社5社(Metaplanet Holdings Inc.、Metaplanet Treasury Corporation、Metaplanet Income Corp.、Metaplanet Capital Limited及びビットコインジャパン株式会社)がビットコイン関連事業、連結子会社1社(ウェン東京株式会社)がホテル事業を行っております。 また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題6,957字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の基本方針 当社グループは、現在における国内外の経済情勢全般、当社グループの主力事業であるビットコイン関連事業及びホテル事業の運営が必要とする資金の多さ、そして世界で新たな事業機会を生み出している技術革新の速度やその広がり具合を各方面から検討し、現在の当社が置かれている事業環境を分析いたしました。その結果当社グループは、今後の株主価値の継続的かつ発展的な創出のためには、急速に進化する技術を取り入れて当社グループの保有資産及びビジネスモデルをデジタル化するとともに、新たな事業機会に挑戦することが必要であると判断しました。当社グループは新規事業を迅速に拡大することにより、そこから期待される利益を株主に対して実現化出来る企業を目指します。 (2)目標とする経営指標 ビットコイン保有数量の目標値: 当社グループは、ビットコイントレジャリー戦略の一環として、2025年6月に「2025—2027ビットコイン計画」を策定しております。本計画は、ビットコインを中核資産として位置付ける当社グループの中長期的な経営方針および資本政策の方向性を示すものであります。 2025—2027ビットコイン計画においては、当社グループが保有するビットコイン数量について、2025年に3万BTC、2026年までに10万BTC、2027年末までに21万BTCの保有を目指すことを基本的な目標として掲げております。なお、21万BTCは、ビットコインの理論上の総供給上限である2,100万BTCの1%に相当する規模であります。 当社グループは、これらの目標を、単なる保有数量の拡大を目的とするものではなく、株式の希薄化を考慮した1株当たりの価値向上(BTCイールド)を重視しつつ、キャピタルアロケーションポリシー(資本配分方針)に基づき、段階的かつ規律ある形で実現を目指す指標として位置付けております。 なお、本計画に基づくビットコインの取得および保有は、市場環境、財務状況および資金調達環境等を総合的に勘案した上で実施する方針であり、当該目標の達成を保証するものではありません。 キャピタルアロケーションポリシーの概要: 本ポリシーは、当社の資金調達、投資および株主価値創造に関する基本的な考え方を規律付ける枠組みを示すものであり、以下の3つの基本原則を基軸として運用しております。 ① 優先株式の有効活用(早期の上場を目指す) BTCイールド(1株当たり BTC 保有量の増加率)の最大化を図るため、当社は永久型優先株式の活用を積極的に推進してまいります。この手法により、リファイナンスリスクを最小限に抑えつつ、BTC建ての長期的な株主価値向上を実現することを目指します。 ② 普通株式の活用に関する方針の明確化 普通株式の発行による資金調達については、原則 mNAV(企業価値を保有するBTCの時価純資産で割った倍率指標)が1倍を下回る水準では実施しない方針とします。また、普通株式の発行による資金調達は、mNAV が1倍を上回る水準にあり、かつ財務指標および戦略的な観点の双方から、既存株主価値の向上に資すると判断される場合に限定して選択的に実施いたします。 ③ 自己株式の取得および関連取引による1株当たりBTC保有量最大化への対応策 mNAV(企業価値を保有するBTCの時価純資産で割った倍率指標)が1倍を下回る局面においては、BTCイールドの最大化を図る観点から、自己株式の取得を適切に執行します。 もっとも、mNAVが1倍であることは重要な判断基準と位置付けつつも、市場株価が当社の本源的な企業価値を大きく下回っていると経営陣が判断する場合等においては、1倍を上回る水準であっても、長期的な観点から株主価値の向上に資する自己株式の取得を柔軟に実施し得るものといたします。 これらの取引は、当該時点における市場環境や当社の財務状況等を総合的に勘案しつつ、機動的かつ規律をもって実施いたします。 自己株式取得の財源としては、手元資金に加え、優先株式による資金調達、随時借入が可能なクレジットファシリティ、およびBTCインカム事業による収益等の活用を想定しております。 本ポリシーを規律的に実行することにより、当社は以下の3つの主要な戦略目標の達成を目指します。 1: 長期的な観点での企業価値の最大化 2: BTC イールド(1株当たり BTC 保有量の増加率)の最大化 3: mNAV の向上 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2025年12月期以降においても、ビットコイントレジャリー戦略を中核とした事業運営および資本政策を継続し、事業面および財務面の両面から、持続的な企業価値および株主価値の向上を目指してまいります。 当社グループの中長期的な経営戦略の骨子は、以下に集約されます。 ① ビットコイン保有数量の着実な拡大 当社グループは、株主価値の最大化を目的として、市場環境および財務状況を踏まえながら、ビットコインの取得を継続してまいります。 その際、単純な保有量の増加のみならず、完全希薄化後発行済株式数を考慮した1株当たりBTC保有数量の成長を重視し、BTCイールドの向上を重要な経営指標として管理してまいります。 BTCイールドとは: BTCイールドとは、「1株当たりのBTC保有数量の成長率」を指します。 当社グループでは、株主の皆様に代わり、市場からの資金調達を通じて継続的にBTCを取得しております。この過程において、資金調達に伴う株式の希薄化の影響を考慮した上で、それでもなお増加させることができた1株当たりのBTC保有数量は、株主の皆様にとっての付加価値と捉えることができます。 このように、BTCイールドは、希薄化を考慮した後の「完全希薄化後発行済株式1株当たりのBTC保有数量の成長率」を示す指標であり、BTCを戦略的に保有・運用するトレジャリー企業である当社にとって、最も重要なKPI(重要な経営指標)の一つです。 当社グループは、2025年1月に公表した「21ミリオン計画」及び同年6月に発表した「555ミリオン計画」に基づき、資金調達を通じたBTCの取得を継続的に進めてまいりました。 一方、2025年10月に入り、世界的なビットコイン・トレジャリー企業における株価調整局面の影響を受け、当社株価は一時的に、mNAV(企業価値÷BTC時価純資産)が1倍を下回る局面が見られました。こうした状況を踏まえ、当社は2025年10月に「キャピタル・アロケーション・ポリシー(資本配分方針)」を公表し、資金調達、BTC投資及び自己株式取得のバランスを総合的に管理することにより、株主価値の最大化を図ることを基本方針として掲げました。 本方針のもと、当社はまず、2025年12月に既存のMSワラントに係るリファイナンス(第20~22回新株予約権を取得消却し、新たに第23~24回新株予約権を発行)を実施しました。これは、将来的な普通株式の過度な希薄化リスクを抑制するとともに、新株予約権の下限行使価格を637円及び777円という複数の水準に分散させることにより、特定の株価水準において行使が集中し、それを意識した株価形成となるリスクを回避することを目的としたものです。 あわせて、当社は2025年12月29日付で、普通株式の希薄化影響が相対的に小さいB種種類株式の第三者割当による資金調達を実施しました。これにより、普通株式の発行による即時的な希薄化を極力抑えつつ、BTCの取得原資を確保し、当社のビットコイン・トレジャリー戦略を継続的に推進してまいりました。 これらの施策は、いずれもキャピタル・アロケーション・ポリシーに基づき、希薄化リスクを管理しながらも、資金調達を通じたBTC保有量及び1株当たりBTC価値の拡大を同時に実現するという当社の基本的な資本戦略に沿って実行したものです。 その結果、当社のBTC保有数量は、2024年末時点の1,761BTCから、2025年末時点には35,102BTCへと大幅に拡大しました。 さらに、完全希薄化後の発行済株式数を前提とした1株当たりBTC保有数量の成長率(BTCイールド)は、2025年通年で568%に達しており、当社の資本戦略及びBTC取得戦略が、株主価値の観点からも高い成果を上げたものと考えております。 2026年に入り、当社は引き続き、1株当たりBTC保有数量の拡大を重要な経営指標として掲げ、その最大化を目指してまいります。 ② ビットコインを活用したビットコイン・インカム事業の拡大 当社グループは、ビットコインを中核資産とするトレジャリー企業として、ビットコインの保有と並行して、安定的かつ継続的な収益機会の創出に取り組んでおります。 具体的には、ビットコイン・インカム事業を通じて、事業収益を積み上げ、得られる安定的なキャッシュ・フローを配当原資として活用しつつ、優先株式の配当支払能力を強化し、さらなる資本調達とビットコイン蓄積を好循環させるポジティブサイクルの構築を目指しております。 当社グループのビットコイン・インカム事業は、2025年12月期において、オプション取引等を通じた収益創出が加速し、同事業の通期の営業収益見通しが従来予想を大きく上回る結果となりました。具体的には、2025年12月期通期売上高予想を期初予想の30億円から89億円へと大幅に上方修正いたしました。 この背景には、現金担保付きビットコインオプション取引を中心とする戦略が想定以上の収益加速につながったことがあり、四半期ごとの売上高についても前年同期比で大幅な伸長が見られたことが示されています。 当該事業は、保有するビットコインを用いたオプション取引からのプレミアム収入を通じて、ビットコイン保有ポジションの下支えと収益創出を両立する仕組みとして設計されており、2025年12月期における累計収益の拡大は、当社が掲げるトレジャリー戦略と収益創出モデルの実効性を示す成果の一つであると評価しております。 今後も、ビットコイントレジャリー事業の拡大に伴うスケール化を通じた売上収益の向上を図るとともに、高度なグローバル人材の登用により、より高度かつリスク管理の行き届いた体制の構築を進めてまいります。 ③ 市場環境に応じた柔軟かつ規律ある資本政策および調達手段の多様化(優先株式の活用) 当社グループは、株式の希薄化、財務健全性および市場流動性を総合的に勘案しつつ、当社が定めるキャピタルアロケーションポリシー(資本配分方針)に基づき、資金の使途および調達手法を最適化しながら、市場環境に応じた慎重かつ柔軟な資本政策を実行してまいります。 ビットコインを裏付けとするデジタル・クレジット=優先株式(メタプラネット・プレフ)について: 「デジタル・クレジット(Digital Credit)」とは、ビットコインという検証可能かつ希少性が担保されたデジタル資産を裏付けとして活用する、新たな信用供与および資本性金融商品の概念であります。 これは、従来の金融市場における信用創造が、主として法定通貨、発行体の信用力、または将来キャッシュ・フローに依拠して構築されてきたのに対し、数量上限が明確で、改ざん耐性を有するビットコインを基盤とする点に特徴があります。 ビットコインは、理論上の総供給量が2,100万BTCに限定され、発行主体を持たず、ブロックチェーン上で保有状況や取引履歴が公開・検証可能であるという性質を有しております。当社グループは、こうした特性を有するビットコインを、超長期的(実質的には永久的)な資産として位置付けております。 もっとも、ビットコインそのものは利息や配当といったインカム(利回り)を生まない資産であります。この点を踏まえ、当社グループは、ビットコインを裏付けとしつつ、投資家に対してインカム機会を提供可能な金融商品として、償還期限を有しない永久型優先株式を活用するスキームを採用しております。 当社が発行する永久型優先株式(総称して「メタプラネット・プレフ(Metaplanet Prefs)」)は、配当の支払いを予定している点において、ビットコインの保有とは異なるリスク・リターン特性を有しております。これにより、価格変動リスクを抑制しつつ、一定のインカムを志向する投資家や、株式・債券とは異なる性質の資産への分散投資を求める投資家など、従来のビットコイン投資とは異なる投資家を新たに資本市場に呼び込む可能性があると当社グループは認識しております。 また、永久型優先株式は、形式上は資本に分類される一方、配当等の債務的性格を併せ持ち、かつ償還期限を有しないことから、リファイナンスリスクを回避しつつ、長期かつ安定的な資本を確保することが可能であります。これは、資産と負債・資本の性質および期間を整合させるALM(Asset Liability Management:資産負債総合管理)の考え方に基づくものであり、ビットコインという超長期的な資産を、より期間整合性の高い資本でファイナンスすることを目的としております。 さらに、当社グループは、ビットコインを裏付けとするこれらの金融商品について、インフレ環境下における資産価値の保全を意識する投資家に対し、インフレヘッジ手段の一つとして提供することが可能であると考えております。法定通貨の価値が長期的に変動する環境において、発行量に上限のあるビットコインを裏付けとする優先株式は、従来の固定利付商品とは異なる性質を有する金融商品として位置付けられます。 当社グループは、これらのメタプラネット・プレフを、ビットコインを裏付けとするデジタル・クレジットの具体的な実装形態として整理し、本邦資本市場において当該金融商品に関する市場を段階的に形成していくことを、重要な戦略テーマの一つと位置付けております。ただし、当該分野は現時点では発展途上にあり、市場環境、投資家の理解および規制動向等について不確実性が存在することから、慎重かつ段階的に取り組んでいく必要がある経営課題であると認識しております。 今後においても、当社グループは、ビットコイントレジャリー戦略の進展、ビットコインの保有規模および財務基盤の強化を背景として、配当を予定する永久型優先株式を通じたデジタル・クレジットの確立と、市場形成に向けた取り組みを、キャピタルアロケーションポリシー(資本配分方針)に基づき継続してまいります。 ビットコインを担保としたクレジット・ファシリティ契約について: 当社グループは、ビットコイントレジャリー戦略を中核とする事業モデルの下、ビットコインを中長期的な中核資産として保有しつつ、当該資産の価値を効率的に活用するための資金調達手法として、ビットコインを担保としたクレジットファシリティ契約を活用しております。 当社グループは、保有するビットコインを担保として、総額5億米ドルのクレジットファシリティ契約を締結しており、当該契約に基づき、担保価値や市場環境等に応じて借入枠を確保することが可能となっております。本クレジットファシリティは、貸し手からの借入枠をあらかじめ確保する仕組みであり、当社グループは、ビットコインを売却することなく、機動的に流動性を確保できる手段として位置付けております。 当社グループがビットコインを担保としたクレジットファシリティ契約を活用する主な目的は、市場環境や事業機会に応じた機動的な資金調達手段を確保することにあります。これにより、ビットコインの取得機会やビットコインインカム事業の運営等に必要となる資金需要に対して、柔軟に対応することを可能としております。 もっとも、ビットコインを担保としたクレジットファシリティ契約は、ビットコイン価格の変動に伴う担保価値の変動リスクや、追加担保の差入れまたは期限前返済が求められる可能性等のリスクを内包しております。このため、当社グループは、借入規模や利用条件を慎重に管理し、過度なレバレッジを伴わない範囲での活用を基本方針としております。 今後においても、当社グループは、市場環境、ビットコイン価格の動向および財務状況を総合的に勘案しつつ、ビットコインを担保としたクレジットファシリティを適切に活用し、安定的かつ柔軟な資金調達体制の構築に取り組んでまいります。 (4)会社の対処すべき課題 詳細は、上記「第2 企業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の経営戦略」に記載のとおりであります。
事業等のリスク7,968字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業活動におけるリスクで経営成績又は財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項は次のとおりであります。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避に努めるとともに、発生した場合に適切に対応する所存でありますが、当社グループの予想を超えるリスクが発生した場合には、経営成績又は財政状態に重大な影響を受ける可能性があります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 1.暗号資産(ビットコイン)に関するリスク 当社はビットコインを保有する上場会社であるため、暗号資産所得に対する20%分離課税が導入された場合、個人投資家による暗号資産への直接投資が相対的に容易となり、株式を通じてビットコインへのエクスポージャーを取得する必要性が低下する可能性があります。その結果、当社株式のバリュエーションや需給に影響が生じ、株価の変動性が高まる可能性があります。 また、株価形成への影響は資金調達条件にも波及し、将来的なエクイティファイナンスにおけるディスカウント拡大や調達額の制約につながる可能性があります。 さらに、税制変更に伴う市場参加者の増加やボラティリティの変化は、当社のビットコイン保有に係る評価損益や収益変動を拡大させる可能性があり、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼすおそれがあります。加えて、制度設計の詳細が未確定であることから、その内容次第では当社の事業戦略および資本政策の見直しが必要となる可能性があります。 (1) ビットコインの価格変動リスクと予測困難性 ビットコインの価格は、需給関係、マクロ経済情勢、各国規制当局の政策動向、技術的要因その他のさまざまな要素により、大きく変動する傾向があります。2025年度においても、ビットコイン価格は年間を通じて大きな上下動を伴いながら推移しており、高い価格変動性(ボラティリティ)を示しております。 当社グループは、このような高いボラティリティを前提として、株式市場における資金調達の実施や、ビットコイン・インカム事業を通じた収益機会の創出を図っております。しかしながら、ビットコイン価格が短期的な変動にとどまらず、中長期的に下落基調で推移した場合には、当社グループが保有するビットコインの評価額が減少することとなります。 その結果、当社グループの市場評価や資本政策に影響を及ぼす可能性があるほか、ビットコインを経済的な裏付け資産として発行される優先株式の価値評価や、当該優先株式の発行条件の柔軟な見直しが必要となる可能性があります。これらの要因により、当社グループが想定する成長戦略や資金調達計画の遂行に影響を及ぼす可能性があります。 (2) カストディ(保管)およびセキュリティリスク 当社グループは、保有するビットコインの大部分について、信頼性の高い機関投資家向けの保管業者(カストディアン)を利用し、主としてコールドウォレット等のオフライン環境で管理しております。しかしながら、当該カストディアンが経営破綻した場合、当社グループが預託しているビットコインが破産財団に組み入れられ、当社グループが一般債権者として扱われることにより、資産の回収に制限が生じる、または回収不能となるリスクがあります。 また、カストディアンが提供する保険の補償範囲は限定的であることが一般的であり、ハッキング、不正アクセス、システム障害等によりビットコインの盗難や滅失が発生した場合、当該損害が全額補填されない可能性があります。 さらに、ビットコインの管理および移転には秘密鍵の適切な管理が不可欠であり、当該秘密鍵が紛失、盗難または不正に取得された場合、関連するビットコインを永久に喪失する可能性があります。当社グループでは、サイバー攻撃、フィッシング詐欺、内部不正その他の要因により秘密鍵が侵害されるリスクを最小化すべく、業界最高水準のセキュリティ対策を講じておりますが、かかるリスクを完全に排除することは困難です。 当社グループでは、以上のリスクを低減するため、複数のカストディアンの利用による分散保管、コールドウォレットの活用、マルチシグネチャ(複数署名)等の技術的対策の導入、秘密鍵管理に関する厳格な内部統制および権限管理体制の構築、ならびに外部専門家によるセキュリティ評価等を実施しており、上記のリスクに対して万全を期しておりますが、万一これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの財政状態および業績に影響を及ぼす可能性があります。 2. 事業モデルおよび戦略に関するリスク (1) 「mNAV」プレミアムと資金調達の好循環に関するリスク 当社グループの戦略は、当社グループの企業価値(時価総額に純負債を加減算した額)が、保有するビットコインの時価総額を上回る状態、すなわち「mNAV(market Net Asset Value)」が1倍を超える状態を維持し、そのプレミアムを活用して株式等による資金調達を行うことで、1株当たりのビットコイン保有量(いわゆる「BTC Yield」)を中長期的に向上させることを前提としております。 しかしながら、暗号資産市場や株式市場の変動、当社グループの業績動向、成長戦略に対する市場評価の変化その他の要因により、当社グループのmNAVプレミアムが低下し、または消失して1倍を下回る状況となった場合には、資本効率の観点から、資金調達やビットコインの取得について最適なタイミングや手法を再検討する可能性があります。その結果、当社グループが想定する資金調達およびビットコイン保有量拡大の進捗に遅延が生じるおそれがあります。 当社グループでは、このようなリスクを低減するため、資本市場環境や当社株価水準を踏まえた慎重な資金調達判断を行うとともに、普通株式による調達に限定せず、優先株式や借入等を含む資金調達手段の多様化を進めております。また、事業の収益力向上および情報開示の充実を通じて、企業価値および市場からの評価の維持・向上に努めております。しかしながら、これらの取り組みにもかかわらず、mNAVプレミアムを安定的に維持できる保証はなく、当該リスクが顕在化した場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) ビットコイン収益化事業(オプション取引)のリスク 当社グループは、ビットコインの現物を中長期的に保有する一方で、ビットコインに関連したオプションの売り戦略(現金担保付きプットオプションおよびコールオプションの売却を含む)を活用し、オプション料(プレミアム)収入の獲得を目的とした収益化事業を行っております。 しかしながら、当該オプション取引には固有のリスクが存在します。現金担保付きプットオプションの売却においては、ビットコイン価格が権利行使価格を下回った場合、市場価格を上回る水準でビットコインを取得する義務が発生する可能性があります。また、コールオプションの売却を含むオプションの売り戦略全般においては、相場が急激に上昇した場合、現物を直接保有していた場合に享受できたはずの価格上昇による利益の一部または全部を得られない、いわゆる機会損失が生じる可能性があります。さらに、オプションの売り戦略では、取引期間中に現金またはビットコインが担保として拘束されることから、市場環境の急変時における資金運用の柔軟性が低下する可能性があります。 当社グループでは、これらのリスクを抑制するため、ビットコイン収益化事業に係る運用規模を、原則として当社グループが保有するビットコインの時価総額(ビットコインNAV)の概ね5%程度に限定する内部方針を定めております。しかしながら、当該方針のもとで運用を行った場合であっても、ビットコイン価格の大幅な変動等により、当社グループの想定する収益を確保できない、または損失が発生する可能性があり、その結果、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼすおそれがあります。 (3) 特定経営陣への依存 当社グループのビットコイン戦略およびデリバティブ取引の運用は、代表取締役社長であるサイモン・ゲロヴィッチや、ビットコイン戦略責任者であるディラン・ルクレールをはじめとする特定の経営陣および主要人材の専門的な知識、経験ならびに判断に大きく依存しております。これらのキーパーソンが、病気、退職その他の理由により不在となった場合、当社グループの機動的な意思決定や事業運営に支障が生じ、戦略の遂行や事業の継続に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、当該リスクを低減するため、知見やノウハウの組織内共有、人材の育成および体制の強化等に取り組んでおりますが、これらの施策が十分に機能する保証はなく、当該リスクが顕在化した場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼすおそれがあります。 3. 財務および資本政策に関するリスク (1) MSワラントおよび新株発行による株式価値の希薄化について 当社グループは、ビットコインの取得資金等を調達するため、今後も市場環境や資金需要に応じて、普通株式の発行(通常の新株発行)や、行使価額修正条項付新株予約権(MSワラント)の発行を機動的に行う方針です。 特にMSワラントは、市場価格の動向に応じて行使価額が修正される仕組みであることから、当社株価が下落している局面においても権利行使が進行する可能性があります。その結果、発行済株式総数が増加し、既存株主の持分比率および1株当たり価値が希薄化するおそれがあります。 一方で、当社グループは、普通株式の発行に伴う希薄化を前提としつつも、調達した資金を活用して取得するビットコインの増加が、当該希薄化を上回ることにより、結果として1株当たりのビットコイン保有量の向上につながることを志向した資本政策を採用しております。しかしながら、暗号資産市場や株式市場の動向等により、必ずしも当該効果が実現する保証はありません。 これらの株式数の増加および希薄化が生じた場合には、当社グループの株価水準、株主価値ならびに資本政策に対する市場の評価に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 資金調達環境の変化による戦略遂行リスク 当社グループのビットコイン蓄積戦略は、主として株式市場を通じた継続的な資金調達を前提としております。しかしながら、株式市場全体の環境悪化、当社グループの株価水準の低下、投資家のリスク許容度の変化その他の要因により、行使価額修正条項付新株予約権(いわゆるMSワラント)の行使が想定どおりに進行しない可能性や、当社グループが想定する新株発行による資金調達に一定の制約が生じる可能性があります。 このような状況が生じた場合には、当社グループが計画しているビットコイン取得の実行時期や取得規模に影響を及ぼす可能性があり、その結果、当社グループの成長戦略の遂行や将来の収益性に影響を及ぼすおそれがあります。 (3) 優先株式の配当に関するリスク 当社グループは、優先株式に係る配当について、原則としてビットコイン・インカム事業を通じて創出される収益を原資として支払う方針としております。 しかしながら、ビットコイン価格の変動、市場ボラティリティの低下、デリバティブ取引の収益環境の悪化その他の要因により、ビットコイン・インカム事業から十分なキャッシュ・フローを安定的に確保できない場合には、優先株式に係る配当を実施できない、または配当水準を引き下げざるを得なくなる可能性があります。 その結果、優先株式の価値評価や投資家の評価に影響を及ぼす可能性があり、当社グループの資本政策および資金調達に影響を与えるおそれがあります。 (4) 優先株式の上場に関するリスク 当社グループは、優先株式について将来的な上場を目指しており、現在、関係する取引所との間で事前相談を開始しております。しかしながら、当該上場の実現にあたっては、取引所による審査および承認を含む所定の手続を経る必要があり、上場の可否、時期および条件については、証券市場の環境、上場基準への適合状況その他の要因により左右されるため、現時点において確約されているものではありません。 このため、仮に優先株式の上場が実現しない場合、または想定どおりの条件で上場できない場合には、優先株式による資金調達が制限される可能性があり、その結果、当社グループの資本政策や資金調達戦略、ひいては成長戦略の遂行に一定の制約が生じるおそれがあります。また、これらの状況は、投資家による当社グループの評価にも影響を及ぼす可能性があります。 (5) 会計基準によるビットコイン評価損益の変動 日本の会計基準(日本GAAP)においては、ビットコインのような活発な市場が存在する暗号資産については、時価評価を行い、評価差額は当期の損益として計上することが求められます。 ビットコインの価格は、株式や債券等の伝統的な金融資産と比較して価格変動性が高いことから、当社グループの事業活動が順調に推移している場合であっても、期末時点におけるビットコイン価格の水準によっては、多額の評価損または評価益が計上される可能性があります。その結果、各会計期間における損益が大きく変動し、当社グループの経営成績に対する外部からの評価に影響を及ぼすおそれがあります。 (6) BTC担保借入(クレジットファシリティ)およびレバレッジに伴う担保清算リスク 当社グループは、資金調達手段の多様化および効率化の一環として、保有するビットコインを担保とした借入(クレジット・ファシリティ契約)を活用しております。当該借入の運用にあたっては、ビットコインの価格変動リスクを十分に考慮し、担保価値に対して一定の余力を確保した借入比率(LTV)を維持することにより、リスクコントロールに努めております。 しかしながら、暗号資産市場において当社グループの想定を超える急激な価格変動が生じ、担保として差し入れているビットコインの価値が契約上求められる水準を下回った場合には、契約条件に基づき、追加担保の差入れ(いわゆるマージンコール)が求められる、または担保資産の一部もしくは全部が強制的に売却(清算)される可能性があります。 このような事態が発生した場合、当社グループの意図しないタイミングでビットコインの保有量が減少することとなり、当社グループの長期保有を前提としたトレジャリー戦略や財務状態に影響を及ぼすおそれがあります。 4. 法規制・会計・税制に関するリスク (1) 暗号資産の法人税法上の取り扱いと要件 2024年度税制改正により、法人が保有する活発な市場がある暗号資産については、一定の譲渡制限要件(技術的な移転防止措置の実装等)を満たす場合には、税務上の期末時価評価課税の対象外とされる制度が導入されました。 当社グループは、現在日本国内の法人が保有するビットコインについて、当該要件を満たすよう運用しております。しかしながら、将来的な税制改正の内容や解釈の変更、または税務当局による判断により、当該要件を満たしていないと判断された場合には、保有するビットコインに係る含み益に対して、多額の法人税等の納付義務が発生する可能性があります。 その結果、当社グループのキャッシュ・フローや財政状態に影響を及ぼすおそれがあり、当社グループの資本政策および成長戦略の遂行に影響を与える可能性があります。 (2) 米国および日本における規制環境の変化に関するリスク 当社グループは、米国に子会社を設立し事業を展開しておりますが、米国においてビットコインが証券として再分類された場合、または当社グループが米国の「投資会社法(Investment Company Act)」上の投資会社に該当すると判断された場合には、登録義務の発生や事業活動に対する各種制約が課される可能性があります。その結果、当社グループの事業運営、資本政策または成長戦略に影響を及ぼすおそれがあります。 また、日本国内においても、暗号資産に関する規制について、資金決済法から金融商品取引法への規制体系の見直し等が継続的に議論されております。今後、カストディ(保管)業務やデリバティブ取引に対する規制が強化された場合には、新たな許認可の取得、業務内容の変更または追加的な内部管理体制の整備が必要となり、コンプライアンスコストの増加や、事業の一部について停止または制限を余儀なくされる可能性があります。 これらの規制環境の変化が生じた場合には、当社グループの事業活動、財政状態および経営成績に影響を及ぼすおそれがあります。 5. 事業環境および市場動向に関するリスク (1) マクロ経済環境と金利上昇による影響 当社グループのビットコイン・トレジャリー戦略は、法定通貨の価値希釈に対するヘッジ手段としてビットコインを保有することを主眼としております。しかしながら、マクロ経済環境や金融政策の変化により、当該前提が短期的または中期的に想定どおり機能しない可能性があります。 日本銀行は、2024年以降、マイナス金利政策を解除し、政策金利の引き上げを実施しており、2025年12月時点において政策金利は0.75%となっております。今後、さらなる利上げが行われた場合には、円建てでの資金調達コストが上昇し、当社グループの資金調達環境や収益性に影響を及ぼす可能性があります。 また、金利上昇に伴い円高が進行した場合には、円建てで換算したビットコインの評価額が減少する要因となります。その結果、当社グループの財政状態、資本政策および市場からの評価に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 暗号資産市場における競争激化 近年、特に米国を中心に、企業が財務戦略の一環としてビットコインを保有する動きが拡大しており、暗号資産市場への参入企業や機関投資家が増加しております。このような市場環境の変化により、ビットコインの取得を巡る競争が今後一層激化する可能性があります。 当社グループは、アジアの上場企業として相応のビットコイン保有規模を有しておりますが、将来的に、より潤沢な資本力を有する企業や機関投資家が本格的に参入した場合には、ビットコインの調達競争が激化し、当社グループが想定するペースや条件での追加取得に制約を受ける可能性があります。 その結果、当社グループのビットコイン・トレジャリー戦略の遂行や資産構成、ひいては成長戦略に影響を及ぼすおそれがあります。 (3) ホテル事業の外部環境依存 当社グループは、引き続き「ホテルロイヤルオーク五反田」を保有・運営しており、一定のキャッシュ・フローを創出しております。しかしながら、当該ホテル事業は、インバウンド需要や国内経済動向の影響を受けやすい事業であり、新たな感染症の流行、自然災害、地政学的リスクその他の外部環境の急激な変化が生じた場合には、宿泊需要が大幅に減少する可能性があります。 このような事態が発生した場合、当社グループのホテル事業に係る収益が減少するのみならず、担保価値または保有資産としての不動産評価が低下する可能性があり、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼすおそれがあります。
経営成績の分析 (MD&A)12,866字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下の通りであります。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 イ)財政状態及び経営成績の状況 ① 経営成績の状況 当社を取り巻く事業環境と経営方針について 現在、世界経済は、資本と労働を中心とした旧来の供給構造と、情報技術を基盤とする新たな経済基盤との間で、構造的な変化を迎えています。また、戦後の通貨体制も、地政学的リスクの高まり、貿易政策の見直し、累積債務への懸念を背景に、大きな転換点に差し掛かっています。 こうした中、安全資産とされてきた長期国債などからの資金流出が進み、金は各国通貨に対して過去最高水準で再評価されています。 このような環境において、希少性が高く、保管や移転が容易で、信用仲介を必要としないビットコイン(以下「ビットコイン」または「BTC」といいます。)の戦略的意義が急速に高まっています。 当社は、ビットコインが再構築される金融システムの中で、今後中核的な役割を果たすと確信しており、2024年度よりビットコイントレジャリー企業へと転身いたしました。 当社の戦略は明快です。 「株主の皆様を代表して、慎重かつ迅速に、可能な限り多くのビットコインを蓄積する」 これこそが、私たちの中長期的な企業価値向上に資する最も合理的な手段であると考えております。 2024年4月に「ビットコイン・スタンダード」体制を採用し(米国ナスダック上場のストラテジー社に続き、世界で2番目の事例)、当社の戦略的仮説(法定通貨に依存せず、ビットコインを準備資産として長期的に保有することが企業価値を高めるという仮説)は着実に実証されつつあります。 「bitcointreasuries.net」等の公的情報源によれば、すでに150社を超える上場企業がビットコインを準備資産として保有しており、当社がこのグローバルな潮流の先駆けであることが改めて示されています。 当社は、事業進捗および資本効率を測る主要指標として、保有BTC数量、1株当たりBTC保有量、BTCイールド(1株当たりBTC保有量の増加率)、ならびにmNAV(企業価値を保有BTCの時価純資産で割った倍率指標)を重要指標として位置付け、継続的にモニタリングしています。 当第4四半期(2025年10月〜12月)においては、ビットコイン価格が軟調に推移したことにより、当社株式の市場評価も調整局面に入り、mNAVは低下しました。この結果、従来のように普通株式の発行のみを通じて資金調達を行う手法は、1株当たりBTC保有量を高めるという観点から、最適とは言えない環境となりました。 こうした市場環境の変化に対応するため、当社は2025年10月28日に公表した「キャピタル・アロケーション・ポリシー(資本配分方針)」に基づき、普通株式に依存しない資金調達手段の多角化を迅速に実行しました。 具体的には、ビットコインを裏付けとしたクレジット・ファシリティ契約を締結し、借入を実行することで、株式の希薄化を回避しつつ機動的なBTC蓄積を継続するレバレッジ戦略を展開しました。 また、2025年12月29日には、当社として初となるB種種類株式(MERCURY)を発行しました。これは、ビットコインという「永久的な資産」に対して、償還期限のない「永久資本」を対応させるALM(資産負債総合管理)の考え方を具現化した、日本初の事例です。これにより、当社は普通株式以外の資本調達手段を確立し、市場環境に左右されにくい持続的な成長基盤を構築しました。 これらの取り組みは、当社が提唱する「デジタル・クレジット(Digital Credit)」戦略の中核をなすものです。市場価格が低迷する局面においても、負債および優先資本を適切に組み合わせることで、強固な財務基盤と持続的なBTC蓄積能力を維持することが可能となります。 当社は今後も、mNAVの水準および市場環境を精査したうえで、普通株式、優先株式(種類株式)、デット(負債)の中から、その時点でBTCイールドを最大化できる最適な資本手段を選択・実行してまいります。この多層的な資本構成こそが、ビットコインのボラティリティを中長期的な成長機会へと転換する当社独自の競争優位性であると考えています。 2026年度に向けて、当社はビットコインを基盤とした高度な資本運営・資本配分機能をさらに強化し、企業価値の持続的な成長を図ってまいります。当社では、この新たな金融領域を総称して「デジタル・クレジット(Digital Credit)」と呼んでいます。 なお、優先株式の上場については、証券取引所との事前相談を経たうえで所定の上場審査を受ける必要があります。現時点では事前相談を開始しておりますが、審査の結果次第では上場が認められない可能性があります。今後、開示すべき事実が生じた場合には、速やかに公表いたします。 当第4四半期連結業績及び通期連結業績について 当第4四半期連結累計期間において、当社グループの売上高は8,905百万円(前年同期比738.3%増)、営業利益は6,287百万円(前年同期比1,694.5%増)を計上いたしました。これは、ビットコイン関連事業、とりわけ2024年12月期第4四半期より開始したビットコインインカム事業が着実に成果を上げていることを示すものです。 当第4四半期においては、当社を取り巻く環境の変化を踏まえ、前述の通り、転換権付永久型優先株式「B種株式(MERCURY)」の発行(発行総額:212億円)および上限5億米ドルのクレジット・ファシリティの設定を通じて、資金調達手段の多様化を進めるとともに、当社の株価水準に左右されにくい資金調達が可能な体制を構築してまいりました。これにより、普通株式の発行以外の調達手段を通じて機動的に資本を運用することが可能となり、ビットコイン関連のオプション取引を中心とするビットコイン・インカム事業への資本配分を拡大いたしました。その結果、当該事業は2025年12月期の連結売上高の増加に大きく貢献いたしました。 ビットコイン評価損について なお、当第4四半期末時点においては、ビットコイン価格が下落に転じたことに伴い、営業外費用として102,188百万円のビットコイン評価損を計上しております。当該評価損は、各四半期末時点における一時的な価格変動を反映した会計上の評価調整であり、当社の現金収支や事業活動に直接的な影響を及ぼすものではありません。 一方で、当社のBTCトレジャリー事業は、こうした短期的な価格変動に左右されることなく、2025年12月期を通じて着実な成長を遂げております。2025年末時点におけるBTC保有数量は35,102BTCに達しており、2024年12月末時点の1,761BTCと比較して大幅に増加いたしました。 当社グループでは、米国子会社を含む海外子会社の財務諸表を米ドル建てで作成しており、ビットコインについても、各海外子会社において米ドルベースで取得原価を認識し、期末時点の時価により評価しております。海外子会社におけるビットコインの評価損益は、まず米ドルベースで算定され、その後、連結財務諸表の作成にあたって、日本の会計基準に基づき、期中の平均為替レートを用いて円換算を行っております。このため、円ベースで表示されるビットコインの評価損益には、ビットコイン価格の変動に加え、為替レートの変動が間接的に影響しております。 また、当社は事業運営およびビットコイン取得の過程において、日本円から米ドルへの資金移動(資本注入等)を継続的に行っております。近時の円安・ドル高の為替環境を背景として、これらの米ドル建て資産・負債に係る為替差額については、「為替換算調整勘定」として、その他の包括利益に計上されております。 その結果として、当該期間においては、連結損益計算書上、ビットコイン価格の下落に伴うビットコイン評価損として102,188百万円を計上する一方、連結包括利益計算書においては、円安進行に伴う為替差額として19,303百万円が計上されております。これらは同一の為替環境のもとで発生しており、一定程度相殺される関係にあります。両者を勘案した実質的なビットコインの評価損、すなわち当該期間における当社の固定資産に計上されているBTC NAVの減少額は、約820億円となっております。 さらに、完全希薄化後の発行済株式数を前提とした1株当たりBTC保有数量の成長率(BTCイールド)は、2025年通年で568%に達しており、当社の資本戦略およびBTC取得戦略は、当初の計画を上回る成果を上げたものと認識しております。 このように、短期的には会計上の評価損益が発生する局面がある一方で、中長期的なBTCの蓄積および資本戦略は、引き続き順調に推移しております。 ホテル事業におきましては、客室の改装や新たな集客施策も進めており、集客率も伸び、安定した売上を計上することができました。 以上の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高8,905百万円(前年同期比738.3%増)、営業利益6,287百万円(前年同期比1,694.5%増)、経常損失96,141百万円(前年同期は経常利益5,993百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失95,046百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益4,439百万円)となりました。 なお、当社は、「BTCイールド」「BTCゲイン」「BTC円ゲイン」を公式の主要経営指標(KPI)として採用しております。BTCイールドとは、当社のビットコイン保有総額と完全希薄化発行済普通株式数の比率が比較対象期からどのように増減したかを変化率で表す経営指標(KPI)です。当社は、株主価値の増大を目的としたビットコイン取得戦略のパフォーマンス評価にBTCイールドを採用しています。BTCゲインは、一定期間における、期間当初に当社が保有していたビットコインの総保有有高に当該期間のBTCイールドを乗じて表すKPIです。この指標は、新株が発行されなかったと仮定した場合のビットコイン総保有高の増加を表します。希薄化の影響を排除することで、BTCゲインは、当社の財務戦略のみによってもたらされたビットコインの純増分を数値化します。BTC円ゲインは、BTCゲインの円換算額を表すKPIです。BTCゲインに、該当期間の最終日のビットコインの市場価格を乗じて算出されます。これにより、株主及び投資家は現地通貨建ての財務上の影響をより明確に把握することができます。 2025年2月に発行した2,100万株の第三者割当による第13回乃至第17回新株予約権がすべて行使されたこと、同年6月に発行した5.55億株相当の新株予約権のうち1.56億株が行使されたこと、さらに同年9月に実施した3.85億株の海外募集、12月に実施した2,361万株の第三者割当によるB種種類株式の発行により、当社のBTC蓄積ペースはさらに加速しました。 その結果、2025年12月末時点におけるBTC保有残高は35,102BTCに達し、完全希薄化後発行済株式数は1,459,627,925株となりました。これにより、完全希薄化後1株当たりBTC保有量は0.0240486BTCと、前年末(2024年12月末:0.0035987BTC)から約6.68倍に上昇しております。 これらの実績は、当社のビットコイントレジャリー方針が着実に進捗していることを示すものであり、引き続き中長期的な株主価値の向上を目指して着実に取り組んでまいります。 2025年3月31日   2025年6月30日   2025年9月30日   2025年12月31日 BTC保有総額   4,046   13,350   30,823   35,102 発行済普通株式   459,823,340   654,714,340   1,140,974,340   1,142,274,340 完全希薄化後発行済株式数 注:1   574,779,175   826,567,925   1,434,392,925   1,459,627,925 完全希薄化発行済株式1株当たりBTC 注:2   0.0070392   0.0161511   0.0214885   0.0240486 BTCイールド(%、四半期累計)   95.6%   129.4%   33.0%   11.9% BTCゲイン(四半期累計) 注:3   1,684   5,237   4,412   3,672 BTC円ゲイン(百万円、四半期累計)   ¥23,302   ¥72,452   ¥61,031   ¥50,800 BTC/円参照価格 注:4   ¥13,833,836   ¥13,833,836   ¥13,833,836   ¥13,833,836 注:1.完全希薄化後発行済株式数は、(i) 発行済普通株式総数、(ii) 転換社債の転換が仮に行われた場合の潜在株式数、(iii) 発行済ストックオプションの行使による潜在株式数、(iv) 権利行使された新株予約権による株式数、で構成され、それぞれの日付時点におけるものです。米国市場の報告基準に合わせるため、行使価格修正条項付新株予約権は、潜在的な株式の希薄化をより正確に反映させるために、行使後にのみ含めることとします。さらに、At-The-Market(ATM)株式発行の報告基準との整合性を保つため、ビットコイン購入のために発行された割引率0%の新株予約権は、行使後に売却代金が当社に支払われた時点で、初めて完全希薄化後株式数に反映されます。この手法は、米国におけるATM株式発行を用いた希薄化の測定方法と一致しているため、割引率0%の新株予約権の希薄化を最も正確かつ公平に測定できると考えています。 2.完全希薄化発行済株式1株当たりビットコインは、ビットコイン保有量合計を各表示日時点の完全希薄化発行済株式数で除して計算されます。その結果を1,000倍して、1,000株当たりのビットコイン数を表しております。 3.BTC円ゲイン(四半期累計)は、下記注記4に定義されるBTC/円参照価格にBTCゲインを乗じて計算されます。すべての期間において一貫した基準レートを適用することで、比較可能性が確保され、株主にとっての当該期間のBTCゲインの現在の円建て価値が反映されます。 4.BTC/円参照価格は、Bitflyerで公表されている最新の終値であり、以下のURLに掲載されています:https://bitflyer.com/en-jp/s/closing-price 5.この表のすべての株式数の数値は、2025年4月1日に実施された1株を10株に株式分割したものを反映して調整されています。BTCイールドの数値は、株式分割の影響を受けないため、変更されていません。 ※ キャピタル・アロケーション・ポリシーについて 本ポリシーは、当社の資金調達、投資および株主価値創造に関する基本的な考え方を規律付ける枠組みを示すものであり、以下の3つの基本原則を基軸として運用しております。 ① 優先株式の有効活用(早期の上場を目指す) BTC イールド(1株当たり BTC 保有量の増加率)の最大化を図るため、当社は永久型優先株式の活用を積極的に推進してまいります。この手法により、リファイナンスリスクを最小限に抑えつつ、BTC 建ての長期的な株主価値向上を実現することを目指します。 ② 普通株式の活用に関する方針の明確化 普通株式の発行による資金調達については、原則 mNAV(企業価値を保有する BTC の時価純資産で割った倍率指標)が1倍を下回る水準では実施しない方針とします。また、普通株式の発行による資金調達は、mNAV が1倍を上回る水準にあり、かつ財務指標および戦略的な観点の双方から、既存株主価値の向上に資すると判断される場合に限定して選択的に実施いたします。 ③ 自己株式の取得および関連取引による1株当たりBTC保有量最大化への対応策 mNAV(企業価値を保有する BTC の時価純資産で割った倍率指標)が1倍を下回る局面においては、BTCイールドの最大化を図る観点から、自己株式の取得を適切に執行します。 もっとも、mNAVが1倍であることは重要な判断基準と位置付けつつも、市場株価が当社の本源的な企業価値を大きく下回っていると経営陣が判断する場合等においては、1倍を上回る水準であっても、長期的な観点から株主価値の向上に資する自己株式の取得を柔軟に実施し得るものといたします。 これらの取引は、当該時点における市場環境や当社の財務状況等を総合的に勘案しつつ、機動的かつ規律をもって実施いたします。 自己株式取得の財源としては、手元資金に加え、優先株式による資金調達、随時借入が可能なクレジットファシリティ、および BTC インカム事業による収益等の活用を想定しております。 本ポリシーを規律的に実行することにより、当社は以下の3つの主要な戦略目標の達成を目指します。 1: 長期的な観点での企業価値の最大化 2: BTC イールド(1株当たり BTC 保有量の増加率)の最大化 3: mNAV の向上 ※ ビットコインを担保としたクレジット・ファシリティ契約について 当社グループは、ビットコイントレジャリー戦略を中核とする事業モデルの下、ビットコインを中長期的な中核資産として保有しつつ、当該資産の価値を効率的に活用するための資金調達手法として、ビットコインを担保としたクレジットファシリティ契約を活用しております。 当社グループは、保有するビットコインを担保として、総額5億米ドルのクレジットファシリティ契約を締結しており、当該契約に基づき、担保価値や市場環境等に応じて借入枠を確保することが可能となっております。本クレジットファシリティは、貸し手からの借入枠をあらかじめ確保する仕組みであり、当社グループは、ビットコインを売却することなく、機動的に流動性を確保できる手段として位置付けております。 当社グループがビットコインを担保としたクレジットファシリティ契約を活用する主な目的は、市場環境や事業機会に応じた機動的な資金調達手段を確保することにあります。これにより、ビットコインの取得機会やビットコインインカム事業の運営等に必要となる資金需要に対して、柔軟に対応することを可能としております。 もっとも、ビットコインを担保としたクレジットファシリティ契約は、ビットコイン価格の変動に伴う担保価値の変動リスクや、追加担保の差入れまたは期限前返済が求められる可能性等のリスクを内包しております。このため、当社グループは、借入規模や利用条件を慎重に管理し、過度なレバレッジを伴わない範囲での活用を基本方針としております。 今後においても、当社グループは、市場環境、ビットコイン価格の動向および財務状況を総合的に勘案しつつ、ビットコインを担保としたクレジットファシリティを適切に活用し、安定的かつ柔軟な資金調達体制の構築に取り組んでまいります。 ※ 当社主要KPIの用語解説 BTCイールド: BTCイールドとは、「1株当たりのBTC保有数量の成長率」を指します。当社では、株主の皆様に代わり、市場からの資金調達を通じて継続的にBTCを取得しております。この過程において、資金調達に伴う株式の希薄化の影響を考慮した上で、それでもなお増加させることができた1株当たりのBTC保有数量は、株主の皆様にとっての付加価値と捉えることができます。 このように、BTCイールドは希薄化を考慮した後の「完全希薄化後発行済株式1株当たりBTC保有数量の成長率」を示す指標であり、BTCを戦略的に保有・運用するトレジャリー企業である弊社にとって、最も重要なKPI(重要経営指標)の一つです。 BTCゲイン: BTCゲインとは、「希薄化考慮後のBTC保有数量の増加量」を示す指標です。増加率を表すBTCイールドに対し、BTCゲインはその量を数量ベースで捉えるものです。具体的には、直前のBTC保有数量にBTCイールド(増加率)を乗じることで算出されます。 BTCゲインは、株式の希薄化を考慮した上で、株主の皆様に対して実際にどれだけのBTCを新たに創出できたかを「BTC数量」という具体的な単位で評価する指標であり、BTCイールドと並んで、当社にとって重要なKPI(重要経営指標)と位置付けています。 BTC円ゲイン: BTC円ゲインは、BTCゲインにBTC現物の円建てスポット価格を乗じて算出される指標です。すなわち、ある一定期間に創出されたBTC数量を、円換算時価で評価したものとなります。 当社では、長期的にBTC円ゲインを着実に積み上げていくことが、企業価値の向上に資するものと考えております。その実現のためには、継続的に高いBTCイールド(1株当たりBTC保有数量の成長率)を維持することが重要であり、それによって将来的なBTC価格の円建てでの上昇を最大限享受できることが期待されます。 このような観点から、BTCイールドの維持とBTC価格の上昇は、BTC円ゲインの拡大(=円基準における当社の企業価値の向上)における極めて重要な要素であると認識しております。 ② 財政状態の状況 (a) 資産の部 当連結会計年度末の総資産の額は505,286百万円となり、前連結会計年度から474,961百万円増加しました。 流動資産の額は18,168百万円となり、前連結会計年度から15,483百万円増加しております。 これは主に、預け金が1,951百万円減少した一方、現金及び預金が2,258百万円、USDコインが14,892百万円及びその他(流動資産)が276百万円増加したことによるものであります。 固定資産の額は484,120百万円となり、前連結会計年度から456,594百万円増加しました。 これは主に、有形固定資産が17百万円、無形固定資産が1,435百万円及び投資その他の資産のビットコインが455,136百万円増加したことによるものであります。 (b) 負債の部 当連結会計年度末の負債の額は46,694百万円となり、前連結会計年度から33,334百万円増加しております。 流動負債の額は45,841百万円となり、前連結会計年度から34,447百万円増加しております。 これは主に、1年内償還予定の社債が11,250百万円減少した一方、短期借入金が43,836百万円、未払法人税等が396百万円及びその他(流動負債)が1,463百万円増加したことによるものであります。 固定負債は852百万円となり、前連結会計年度から1,113百万円減少しております。 これは主に、その他(固定負債)が391百万円増加した一方、繰延税金負債1,503百万円減少したことによるものであります。 (c) 純資産の部 当連結会計年度末における純資産の額は458,592百万円で、前連結会計年度末から441,626百万円増加しております。 これは主に親会社株主に帰属する当期純損失95,046百万円を計上、資本剰余金が517,243百万円及び為替換算調整勘定が19,303百万円増加したためであります。 ロ)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,258百万円増加し、2,552百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって獲得した資金は6,618百万円(前年同期は623百万円の獲得)となりました。その主な要因は、税金等調整前当期純損失△96,141百万円、減価償却費61百万円、ビットコイン評価損益(△は益)102,188百万円及びその他632百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によって支出した資金は554,395百万円(前年同期は23,452百万円の支出)となりました。その主な要因は、ビットコインの取得による支出△541,607百万円、有形固定資産の取得による支出△34百万円、無形固定資産の取得による支出△698百万円、USDコインの増減額(△は増加)△14,535百万円及び預け金の増減額(△は増加)2,486百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によって獲得した資金は544,221百万円(前年同期は22,570百万円の獲得)となりました。その主な要因は、短期借入れによる収入41,806百万円、社債の発行による収入96,379百万円、社債の償還による支出△108,161百万円、株式の発行による収入513,430百万円、新株予約権の発行による収入310百万円、自己株式の処分による収入498百万円及び自己株式の取得による支出△18百万円によるものであります。 ハ)生産、受注及び販売の実績 ① 仕入実績 仕入実績をセグメント毎に示すと、次の通りです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) ビットコイン関連事業   22   100.0 ホテル事業   61   △6.9 合計   84   27.6 (注)1.金額は、仕入価格によっております。 2.当第3四半期連結累計期間より、従来「ビットコイントレジャリー事業」としていたセグメント名称を「ビットコイン関連事業」に変更しております。当該セグメントの名称変更によるセグメント情報に与える影響はありません。 ② 受注実績 サービス業のため、該当事項はありません。 ③ 販売実績 販売実績をセグメント毎に示すと、次の通りです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) ビットコイン関連事業   8,468   1,124.5 ホテル事業   436   17.9 合計   8,905   738.3 (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10以上の相手先がないため記載を省略しております。 2.当第3四半期連結累計期間より、従来「ビットコイントレジャリー事業」としていたセグメント名称を「ビットコイン関連事業」に変更しております。当該セグメントの名称変更によるセグメント情報に与える影響はありません。 経営者の視点による経営成績等の状況の分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 イ)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 当社グループの経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標につきましては、経常利益及び売上高経常利益率であります。 ① 経常利益 当期売上高については、とりわけ2024年12月期第4四半期より開始したビットコインインカム事業が着実に成果を上げております。総額売上高8,905百万円を計上できたことから、前年より738.3%の増額となりました。 営業利益については、ビットコイン・トレジャリー事業が貢献し、営業利益6,287百万円を計上できました。経常利益については、為替差益506百万円を計上したものの、ビットコイン評価損102,188百万円を計上したため、経常損失△96,141百万円を計上しております。当該評価損は、各四半期末時点における一時的な価格変動を反映した会計上の評価調整であり、当社の現金収支や事業活動に直接的な影響を及ぼすものではありません。 ② 売上高経常利益率 売上高経常利益率は△1,079.6%となりました。 今後、既存ホテルについては、稼働率と客単価を維持・向上していくとともに、ビットコイン・トレジャリー事業の拡大と企業のビットコイン採用の推進を通じ、グローバルな変革をリードし、拡大することで収益を確保し、また引き続きコスト削減を実現することで経常利益の計上に努めてまいります。 当社グループが目標とする指標についての当連結会計年度と前連結会計年度の実績は以下のとおりであります。 (単位:百万円) 指標   当連結会計年度   前連結会計年度   増減率 売上高   8,905   1,062   738.3% 経常利益及び経常損失(△)   △96,141   5,993   ― 売上高経常利益(損失)率   △1,079.6%   564.2%   ― (注) 記載金額は百万円以下を切り捨てて表示しております。 (2)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ロ) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、新株予約権の行使等による資本増強により財務体質も安定して おります。 (3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産・負債や収益・費用に影響を与える見積りは、過去の実績や現在の状況並びに入手可能な情報を総合的に勘案し、その時点で最も合理的と考えられる見積りや仮定を継続的に用いておりますが、見積り及び仮定には不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。 なお、会計上の見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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