概要
大木ヘルスケアホールディングスは、医薬品・医療機器の卸売を中核とする持株会社である。中核子会社の株式会社大木が調剤薬局やドラッグストア向けに医薬品を中心に販売し、2026年3月期の連結売上高は3604億円に達する。業界中堅規模だが、営業利益率は0.2%と極めて薄利であり、価格競争や物流コスト上昇に直面している。
持株会社体制と8社の連結子会社
当社は2015年10月に株式会社大木の単独株式移転により設立された純粋持株会社である。グループは当社と連結子会社8社で構成され、主に株式会社大木が医薬品等の製造・販売を担う。子会社には株式会社健翔大木(2016年に吸収合併)やその他関連会社がある。各社は株式会社大木の取引先を対象に事業を営んでおり、グループ全体で単一セグメントとしている。本社は東京都文京区音羽に置く。
売上高3604億円、営業利益率0.2%の収益構造
2026年3月期の連結売上高は3604億円(前期比3.1%増)だが、営業利益は7億円(同74.0%減)に留まる。売上総利益率は約4.9%と低く、販管費の増加(前期比7.4%増)が利益を圧迫した。経常利益は19億円、親会社株主帰属純利益は13億円である。主要子会社である株式会社大木の収益がグループの大半を占め、薄利多売の卸売業としての構造が続く。
仕入品目は7区分、日用品が伸びる
グループの仕入実績(2026年3月期)は、医薬品が1389億円(構成比40%)、健康食品769億円、化粧品469億円、衛生医療・介護・オーラル用品308億円、日用品・軽衣料192億円、ベビー用品124億円、菓子・食品111億円など7区分で構成される。日用品・軽衣料が前年比10.7%増と大きく伸びた一方、ベビー用品は7.0%減となった。商品構成の変化が売上高に影響を与えている。
全国展開と小売店向け営業網
株式会社大木は全国に営業拠点を持ち、調剤薬局やドラッグストアなど小売店への販売が主力である。具体的な拠点数は開示されていないが、東京都に本社を置き、地域に密着した営業活動を行っている。グループは「インストアマーチャンダイジング」を掲げ、店頭販売力を強化する提案型営業を展開。小売店とパートナーシップを組み、非価格競争力の確立を目指している。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
製品と技術
医薬品・健康食品から日用品まで7分類
グループの取扱商品は医薬品、健康食品、化粧品、衛生医療・介護・オーラル用品、ベビー用品、日用品・軽衣料、菓子・食品の7区分に分類される。2026年3月期の仕入高は医薬品が1389億円と最大で、次いで健康食品769億円、化粧品469億円と続く。一般用医薬品(OTC)や調剤薬局向け医薬品が主力であり、健康食品や化粧品などヘルスケア関連のカテゴリー拡大を進めている。
流通限定品と非価格競争力
当社グループは流通限定品の売上構成比を高めることで、価格競争に頼らないビジネスモデルを志向している。具体的には、メーカーと協力して小売店向けの独自商品を開発し、他社が扱いにくいアイテムを提供する。経営方針でも「非価格競争力」の確立を掲げ、インストアマーチャンダイジングによる店頭提案を重視。化粧品では「メディカルスキンケア」などのカテゴリーを強化している。
需要創造型の商品開発支援
グループは単なる卸売に留まらず、需要創造型の中間流通業を標榜する。小売店と共同で新たなカテゴリーを提案し、生活者の潜在需要を顕在化させる取り組みを行う。例えば、健康維持摂取品や基礎化粧品の開発支援、販売プロモーションのサポートなどが挙げられる。これにより、売上拡大と同時に小売店との関係強化を図っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
売上高3600億円超の大手卸、利益率は低水準
卸売業の大手として、売上高は3600億円超と非常に大きく、業界内で確固たる地位を築いている。同業のリョーサン菱洋やオルバヘルスケアなどと競合するが、売上規模ではトップクラスである。しかし、営業利益率は0.8%から0.19%と極めて低く、薄利多売型のビジネスモデルであり、収益性改善が大きな課題。直近期には利益率がさらに低下しており、コスト削減や高付加価値サービスへのシフトが求められる。規模の大きさを活かしたスケールメリットは強みであるが、利益率の低さは競争上の弱点。
強み
- 売上高が3600億円超で、卸売業界で大きな市場シェアを持つ。
- 医療やヘルスケア関連の需要は安定的で、景気に左右されにくい。
- 多くの取引先を持ち、供給網や物流網が発達している。
- 長年の実績と規模により、顧客からの信頼が高い。
課題
- 営業利益率が1%未満で、利益拡大にはコスト削減が不可欠。
- 同業他社と価格競争になりやすく、収益を圧迫する可能性。
- 利益率の低下を食い止め、高付加価値サービスを開発する必要がある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字が大木ヘルスケアホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7466SPK | 151億円 | 10.8倍 |
| 2 | 7487小津産業 | 151億円 | 24.7倍 |
| 3 | 9888UEX | 150億円 | 20.7倍 |
| 4 | 3140BRUNO | 150億円 | 17.8倍 |
| 5 | 8045横浜丸魚 | 148億円 | 20.7倍 |
| 6 | 3417大木ヘルスケアホールディングス | 146億円 | 10.6倍 |
| 7 | 7115アルファパーチェス | 145億円 | 14.2倍 |
| 8 | 3374内外テック | 144億円 | 14.6倍 |
| 9 | 8152ソマール | 143億円 | 9.5倍 |
| 10 | 7565萬世電機 | 136億円 | 12.1倍 |
| 11 | 3392デリカフーズホールディングス | 135億円 | 8.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 6件
1658年創業の老舗が前身
当社グループの起源は、万治元年(1658年)に江戸両国で創業した家庭薬製造販売業「大木五臓圓本舗」に遡る。同本舗は1896年に大木合名会社に改組され、1945年に後に中核となる応用製薬株式会社(現在の株式会社大木)に吸収合併された。この長い歴史が医薬品業界でのネットワークの基盤となっている。
1912年応用製薬株式会社として設立
現在の株式会社大木は、1912年10月に東京神田で応用製薬株式会社として資本金10万円で設立された。当初は医薬品の製造販売を手がけ、後に卸売事業へと重心を移した。1945年には大木合名会社を吸収合併し、事業基盤を拡大。長年にわたり医薬品流通の中堅として成長を続けた。
2015年持株会社体制へ移行
2015年5月、株式会社大木の取締役会で単独株式移転による持株会社設立が決議され、同年6月の株主総会で承認された。同年10月、大木ヘルスケアホールディングス株式会社を設立し、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。これにより、グループ経営の効率化と事業多角化の基盤が整えられた。
2016年子会社の吸収合併
持株会社移行後の2016年4月、株式会社大木は連結子会社であった株式会社健翔大木を吸収合併した。この統合により、グループ内の販売網や物流機能が一本化され、運営の効率化が図られた。その後もグループ内の再編は行われていないが、持株会社体制のもとで子会社の経営管理を続けている。
2022年スタンダード市場へ移行
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行した。この変更は上場市場の再編によるもので、事業内容やガバナンスに直接の変化はないが、投資家への情報開示の枠組みが統一された。
年表6件を開く
1910年代
- 1912年10月創業現在の株式会社大木が東京神田に商号を応用製薬株式会社として資本金10万円をもって設立。なお、その前身は、万治元年(西暦1658年)江戸両国に創業した家庭薬製造販売業「大木五臓圓本舗」にさかのぼる。同本舗は1896年大木合名会社と改組され、1945年に応用製薬株式会社に吸収合併されている。
2010年代
- 2015年5月創業株式会社大木の取締役会において、株式会社大木の単独株式移転による持株会社「大木ヘルスケアホールディングス株式会社」の設立を内容とする「株式移転計画」の内容を決議。
- 2015年6月M&A株式会社大木の定時株主総会において、単独株式移転の方法により当社を設立し、株式会社大木がその完全子会社となることについて決議。
- 2015年10月創業株式会社大木が株式移転の方法により当社を設立。当社普通株式を株式会社東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
- 2016年4月M&A株式会社大木が連結子会社株式会社健翔大木を吸収合併。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益率重要な指標として位置付け(数値目標の明記なし)
- 経常利益率重要な指標として位置付け(数値目標の明記なし)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
需要創造型中間流通業の確立
パートナー小売店と連携し、医薬品・健康食品・化粧品等のカテゴリー提案とインストアマーチャンダイジングを展開。非価格競争力を持つオンリーワン卸を目指す。
- 02
広域化・業態化とカテゴリー拡大
コンプライアンス体制を堅持しつつ、広域展開と業態化を進め、健康維持摂取品やメディカルスキンケアを含む広範な商品調達力を強化。マーチャンダイジング商品の開発にも注力。
- 03
新規需要の開拓と潜在需要の顕在化
新商品の開発支援や新カテゴリーの提案により、ヘルスケア関連商品の消費支出拡大を狙う。継続的なコスト削減と業務効率化で経営改善を推進。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で685人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は686万円で、9期前と比べて+20.7%。平均年齢は57.1歳、平均勤続年数は26.5年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 532 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 544 | — |
| 2019年3月 | 568 | 50.1 | 22.9 | 569 | — |
| 2020年3月 | 541 | 51.1 | 23.9 | 591 | — |
| 2021年3月 | 529 | 51.4 | 22.8 | 582 | — |
| 2022年3月 | 567 | 53.4 | 22.9 | 578 | — |
| 2023年3月 | 553 | 48.9 | 19.7 | 576 | — |
| 2024年3月 | 581 | 49.1 | 20.3 | 632 | — |
| 2025年3月 | 635 | 56.6 | 27.6 | 648 | 432 |
| 2026年3月 | 686 | 57.1 | 26.5 | 685 | 102 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社8社(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。
- 国内㈱大木東京都文京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内大木製薬㈱東京都千代田区 · 連結子会社議決権87.7%
- 国内エーアイピー大木㈱福岡県福岡市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱奈良ドラッグ大阪府大阪市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日野薬品工業㈱滋賀県蒲生郡 · 連結子会社議決権68.0%
- 国内リブ・ラボラトリーズ㈱東京都文京区 · 連結子会社議決権99.0%
- 国内㈱ウイル東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱エコ・ファクトリー東京都文京区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3,604億円、営業利益は7億円。前期と比べると増収減益で、売上が+3.1%、利益が-75.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は932億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.5%、営業利益は−200.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 748 | — | — | 8 |
| 2024年1Q | 814 | 2 | 0.2 | 5 |
| 2024年2Q | 858 | 10 | 1.2 | 8 |
| 2024年3Q | 855 | 2 | 0.2 | 3 |
| 2024年4Q | 820 | — | — | 6 |
| 2025年2Q | 1,750 | 8 | 0.5 | 10 |
| 2025年4Q | 1,745 | 20 | 1.1 | 16 |
| 2026年2Q | 1,828 | 12 | 0.7 | 12 |
| 2026年4Q | 1,776 | −5 | −0.3 | 1 |
| 2027年1Q | 932 | −2 | −0.2 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年3月期からの11期で、売上は2,076億円から3,604億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は0.2%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社大木が連結子会社株式会社健翔大木を吸収合併。 | |||||
| 2016年3月 | 2,076 | — | 15 | — | 7 |
| 2017年3月 | 2,223 | — | 22 | — | 8 |
| 2018年3月 | 2,395 | — | 33 | — | 23 |
| 2019年3月 | 2,585 | — | 31 | — | 21 |
| 2020年3月 | 2,773 | — | 32 | — | 24 |
| 2021年3月 | 2,709 | — | 40 | — | 28 |
| 2022年3月 | 2,782 | — | 16 | — | 10 |
| 2023年3月 | 3,044 | — | 32 | — | 22 |
| 2024年3月 | 3,347 | — | 33 | — | 22 |
| 2025年3月 | 3,495 | 28 | 40 | 0.8 | 26 |
| 2026年3月 | 3,604 | 7 | 20 | 0.2 | 13 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3,604億円のうち、営業利益として残るのは7億円で0.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の0.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金95.1%3,428億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金4.7%169億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.2%7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2026年3月期は営業CFが−14億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−21億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は22億円で、売上の0.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 13 | −1 | 0 | 12 | 33 |
| 2017年3月 | −6 | −2 | 0 | −8 | 25 |
| 2018年3月 | 56 | −15 | −17 | 41 | 49 |
| 2019年3月 | 27 | −5 | −13 | 22 | 60 |
| 2020年3月 | −9 | −5 | −6 | −14 | 40 |
| 2021年3月 | −43 | 7 | 24 | −36 | 28 |
| 2022年3月 | 13 | 1 | −14 | 14 | 28 |
| 2023年3月 | 1 | −3 | 7 | −2 | 32 |
| 2024年3月 | 75 | −5 | −20 | 70 | 83 |
| 2025年3月 | −92 | −31 | 69 | −123 | 29 |
| 2026年3月 | −14 | −7 | 14 | −21 | 22 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2026年3月期の総資産は1,484億円。このうち返さなくてよい自己資本が342億円で、自己資本比率は23.0%(業種中央値50.6%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 814 | 124 | 690 | 15.2 |
| 2017年3月 | 848 | 138 | 710 | 16.3 |
| 2018年3月 | 958 | 167 | 791 | 17.4 |
| 2019年3月 | 1,004 | 175 | 829 | 17.4 |
| 2020年3月 | 1,018 | 193 | 825 | 18.9 |
| 2021年3月 | 1,110 | 221 | 889 | 19.8 |
| 2022年3月 | 1,140 | 221 | 919 | 19.3 |
| 2023年3月 | 1,225 | 243 | 982 | 19.7 |
| 2024年3月 | 1,386 | 279 | 1,107 | 20.1 |
| 2025年3月 | 1,393 | 311 | 1,083 | 22.2 |
| 2026年3月 | 1,484 | 342 | 1,142 | 23.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで284社中161位あたり、逆に低いのは自己資本比率で284社中277位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,037で、1年前と比べて-19.2%。過去52週の値幅のなかでは6%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.6倍 |
| PBR | 0.42倍 |
| 配当利回り | 2.89% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で11.22%下落し、1年でも13.33%下落。52週高値1472円からは約28%下落し、25日線1104.72円を明確に下回る。8月5日には出来高437800株と急増し、その後の出来高は縮小傾向。RSIは34.09と売られ過ぎ圏に近く、下げ一服感もあるが、200日線1283.72円を大きく下回り、中期トレンドは弱い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PERが10.79倍と同業界平均の18.16倍を大きく下回り、PBRも0.43倍と平均1.25倍の約3分の1で、ともに割安水準。配当利回りは2.83%と平均2.92%に迫るが、配当性向が143%と高く、利益を上回る配当は持続可能性に懸念。ROEは4.11%と低く、収益性改善が課題。割安だが配当は伸び悩み、今後の業績回復が鍵。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.6倍 | 17.9倍 |
| PBR | 0.42倍 | 1.24倍 |
| ROE | 4.1% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
決算では売上高が毎年増加している一方、営業利益率が非常に低く、減益傾向にある点が論点です。強気派は、規模拡大によるスケールメリットやコスト削減効果が今後出るとみます。弱気派は、卸売業の利益率の低さや価格競争の激化、直近の利益率低下を懸念します。PBR0.43倍と割安ですが、ROE4%台で成長性が見えにくい中、株主還元策が焦点です。
- 売上高拡大
直近3期で売上高8%増加
- 割安指標
PBR0.43倍、配当利回り2.8%
- 安定需要
ヘルスケア卸は景気変動の影響を受けにくい
- PBR0.43倍と純資産の半分以下で割安継続影響中
PBR0.43倍は1株純資産に対して約57%割安で、資産価値が下値支える
- 売上高3604億円と過去最高を更新通年影響弱
売上高は前期比約3%増の3604億円で、3期連続の増収
- 配当利回り2.83%を確保し下値を支える通年影響弱
株価1060円に対する配当利回り2.83%で、安定配当を評価
- 営業黒字を維持し赤字転落を回避決算発表後影響弱
営業利益7億円は大幅減益でも黒字を維持し、会社側の説明次第で見直し余地
- 利益率低迷
営業利益率0.8%から0.19%へ悪化
- 競争激化
同業他社との価格競争が激しい
- 成長鈍化
ネット利益が減益基調
- 営業利益が28億円から7億円へ75%減通年影響強
営業利益は28億円から7億円に減少、営業利益率は0.19%へ低下
- ROE4.11%と低く資本効率が悪い継続影響中
ROE4.11%は低く、PBR0.43倍の割安に見えるが収益力が弱い
- 営業利益率0.19%と薄利でコスト変動に脆弱通年影響中
売上高3604億円に対する営業利益7億円で、わずかなコスト増でも赤字の恐れ
- 純利益が前期比半減の13億円決算発表後影響中
純利益は26億円から13億円に半減し、1株利益の減少で株価評価が悪化
- 営業利益率
- 低収益体質の改善が鍵
- 売上総利益率
- 仕入れ交渉力や商品構成の変化を確認
- 在庫回転率
- 物流効率の改善度合いを測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり30円で、前期から+15.4%。いまの株価に対する利回りは2.89%。増配か配当維持が9年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 13 | — | 65.7 |
| 2018年3月 | 17 | 30.8 | 86.0 |
| 2019年3月 | 18 | 5.9 | 96.3 |
| 2020年3月 | 19 | 5.6 | 75.0 |
| 2021年3月 | 20 | 5.3 | 75.0 |
| 2022年3月 | 21 | 5.0 | 78.5 |
| 2023年3月 | 22 | 4.8 | 75.5 |
| 2024年3月 | 24 | 9.1 | 76.4 |
| 2025年3月 | 26 | 8.3 | 139.6 |
| 2026年3月 | 30 | 15.4 | 143.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥30
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,591人。区分でいちばん多いのは事業法人で60.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が73.1%を占め、残る26.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 67.9 | 67.8 | 68.0 | 68.0 | 60.7 | 60.9 |
| 個人・その他 | 21.8 | 22.3 | 22.3 | 22.3 | 24.4 | 22.8 |
| 金融機関 | 9.0 | 8.9 | 8.9 | 8.9 | 12.9 | 12.2 |
| 自己株式 | 1.7 | 1.7 | 1.7 | 3.1 | 3.1 | 3.1 |
| 外国法人 | 0.2 | 0.4 | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 2.4 |
| 証券会社 | 1.1 | 0.6 | 0.5 | 0.7 | 1.8 | 1.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ロート製薬株式会社 | 12.50 |
| 02 | 東邦ホールディングス株式会社 | 10.04 |
| 03 | 国分グループ本社株式会社 | 7.11 |
| 04 | 大木ヘルスケアホールディングス取引先持株会 | 4.30 |
| 05 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 4.03 |
| 06 | 株式会社ツムラ | 3.97 |
| 07 | 日本証券金融株式会社 | 3.89 |
| 08 | 久光製薬株式会社 | 2.93 |
| 09 | 株式会社明治 | 2.26 |
| 10 | DBS BANK LTD 700170(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.13 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-13有限会社キャピタル・マネジメント新規の大量保有報告9.95%+3.93pt
- 2026-05-27有限会社キャピタル・マネジメント新規の大量保有報告6.02%+1.01pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で+82%、1株純資産は11期で+180%。直近期のROEは4.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 54 | 893 | 6.2 | 8.7 | 84.6 |
| 2017年3月 | 54 | 982 | 5.8 | 14.8 | 65.7 |
| 2018年3月 | 165 | 1,190 | 15.2 | 10.3 | 86.0 |
| 2019年3月 | 147 | 1,251 | 12.0 | 6.9 | 96.3 |
| 2020年3月 | 171 | 1,393 | 12.9 | 5.9 | 75.0 |
| 2021年3月 | 199 | 1,590 | 13.4 | 6.3 | 75.0 |
| 2022年3月 | 71 | 1,591 | 4.4 | 10.2 | 78.5 |
| 2023年3月 | 158 | 1,749 | 9.5 | 5.1 | 75.5 |
| 2024年3月 | 160 | 2,041 | 8.5 | 6.2 | 76.4 |
| 2025年3月 | 193 | 2,272 | 9.0 | 4.1 | 139.6 |
| 2026年3月 | 98 | 2,504 | 4.1 | 13.6 | 143.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額161百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 松井秀夫 | 取締役 会長 | 84 | 216,000 |
| 松井秀正 | 代表取締役 社長 | 52 | 55,000 |
| 宇部由信 | 代表取締役 専務取締役 | 62 | 18,000 |
| 荒山周久 | 取締役 | 54 | 1,000 |
| 木村充宏 | 取締役 | 53 | 3,000 |
| 山岡研一 | 取締役 | 56 | 1,000 |
| 川上眞吾 | 取締役 | 71 | — |
| 宮本正博 | 監査役(常勤) | 72 | 1,000 |
| 田中安 | 監査役 | 84 | — |
| 駒﨑一郎 | 監査役 | 84 | — |
| 石塚善幸 | — | 83 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 137 | 9 | 147 | 21 |
| 監査役 | 1 | 10 | 1 | 11 | 11 |
| 社外取締役 | 3 | 3 | 0 | 3 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容390字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,643字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,053字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,961字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第11期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第10期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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