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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

大木ヘルスケアホールディングス

3417 · Standard · 卸売業

概要

大木ヘルスケアホールディングスは、医薬品・医療機器の卸売を中核とする持株会社である。中核子会社の株式会社大木が調剤薬局やドラッグストア向けに医薬品を中心に販売し、2026年3月期の連結売上高は3604億円に達する。業界中堅規模だが、営業利益率は0.2%と極めて薄利であり、価格競争や物流コスト上昇に直面している。

持株会社体制と8社の連結子会社

当社は2015年10月に株式会社大木の単独株式移転により設立された純粋持株会社である。グループは当社と連結子会社8社で構成され、主に株式会社大木が医薬品等の製造・販売を担う。子会社には株式会社健翔大木(2016年に吸収合併)やその他関連会社がある。各社は株式会社大木の取引先を対象に事業を営んでおり、グループ全体で単一セグメントとしている。本社は東京都文京区音羽に置く。

売上高3604億円、営業利益率0.2%の収益構造

2026年3月期の連結売上高は3604億円(前期比3.1%増)だが、営業利益は7億円(同74.0%減)に留まる。売上総利益率は約4.9%と低く、販管費の増加(前期比7.4%増)が利益を圧迫した。経常利益は19億円、親会社株主帰属純利益は13億円である。主要子会社である株式会社大木の収益がグループの大半を占め、薄利多売の卸売業としての構造が続く。

仕入品目は7区分、日用品が伸びる

グループの仕入実績(2026年3月期)は、医薬品が1389億円(構成比40%)、健康食品769億円、化粧品469億円、衛生医療・介護・オーラル用品308億円、日用品・軽衣料192億円、ベビー用品124億円、菓子・食品111億円など7区分で構成される。日用品・軽衣料が前年比10.7%増と大きく伸びた一方、ベビー用品は7.0%減となった。商品構成の変化が売上高に影響を与えている。

全国展開と小売店向け営業網

株式会社大木は全国に営業拠点を持ち、調剤薬局やドラッグストアなど小売店への販売が主力である。具体的な拠点数は開示されていないが、東京都に本社を置き、地域に密着した営業活動を行っている。グループは「インストアマーチャンダイジング」を掲げ、店頭販売力を強化する提案型営業を展開。小売店とパートナーシップを組み、非価格競争力の確立を目指している。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,604億円
営業利益
7億円
営業利益率
0.2%
純利益
13億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

製品と技術

医薬品・健康食品から日用品まで7分類

グループの取扱商品は医薬品、健康食品、化粧品、衛生医療・介護・オーラル用品、ベビー用品、日用品・軽衣料、菓子・食品の7区分に分類される。2026年3月期の仕入高は医薬品が1389億円と最大で、次いで健康食品769億円、化粧品469億円と続く。一般用医薬品(OTC)や調剤薬局向け医薬品が主力であり、健康食品や化粧品などヘルスケア関連のカテゴリー拡大を進めている。

流通限定品と非価格競争力

当社グループは流通限定品の売上構成比を高めることで、価格競争に頼らないビジネスモデルを志向している。具体的には、メーカーと協力して小売店向けの独自商品を開発し、他社が扱いにくいアイテムを提供する。経営方針でも「非価格競争力」の確立を掲げ、インストアマーチャンダイジングによる店頭提案を重視。化粧品では「メディカルスキンケア」などのカテゴリーを強化している。

需要創造型の商品開発支援

グループは単なる卸売に留まらず、需要創造型の中間流通業を標榜する。小売店と共同で新たなカテゴリーを提案し、生活者の潜在需要を顕在化させる取り組みを行う。例えば、健康維持摂取品や基礎化粧品の開発支援、販売プロモーションのサポートなどが挙げられる。これにより、売上拡大と同時に小売店との関係強化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

売上高3600億円超の大手卸、利益率は低水準

卸売業の大手として、売上高は3600億円超と非常に大きく、業界内で確固たる地位を築いている。同業のリョーサン菱洋やオルバヘルスケアなどと競合するが、売上規模ではトップクラスである。しかし、営業利益率は0.8%から0.19%と極めて低く、薄利多売型のビジネスモデルであり、収益性改善が大きな課題。直近期には利益率がさらに低下しており、コスト削減や高付加価値サービスへのシフトが求められる。規模の大きさを活かしたスケールメリットは強みであるが、利益率の低さは競争上の弱点。

強み

  • 売上高が3600億円超で、卸売業界で大きな市場シェアを持つ。
  • 医療やヘルスケア関連の需要は安定的で、景気に左右されにくい。
  • 多くの取引先を持ち、供給網や物流網が発達している。
  • 長年の実績と規模により、顧客からの信頼が高い。

課題

  • 営業利益率が1%未満で、利益拡大にはコスト削減が不可欠。
  • 同業他社と価格競争になりやすく、収益を圧迫する可能性。
  • 利益率の低下を食い止め、高付加価値サービスを開発する必要がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が大木ヘルスケアホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17466SPK151億円10.8倍
27487小津産業151億円24.7倍
39888UEX150億円20.7倍
43140BRUNO150億円17.8倍
58045横浜丸魚148億円20.7倍
63417大木ヘルスケアホールディングス146億円10.6倍
77115アルファパーチェス145億円14.2倍
83374内外テック144億円14.6倍
98152ソマール143億円9.5倍
107565萬世電機136億円12.1倍
113392デリカフーズホールディングス135億円8.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 6件

1658年創業の老舗が前身

当社グループの起源は、万治元年(1658年)に江戸両国で創業した家庭薬製造販売業「大木五臓圓本舗」に遡る。同本舗は1896年に大木合名会社に改組され、1945年に後に中核となる応用製薬株式会社(現在の株式会社大木)に吸収合併された。この長い歴史が医薬品業界でのネットワークの基盤となっている。

1912年応用製薬株式会社として設立

現在の株式会社大木は、1912年10月に東京神田で応用製薬株式会社として資本金10万円で設立された。当初は医薬品の製造販売を手がけ、後に卸売事業へと重心を移した。1945年には大木合名会社を吸収合併し、事業基盤を拡大。長年にわたり医薬品流通の中堅として成長を続けた。

2015年持株会社体制へ移行

2015年5月、株式会社大木の取締役会で単独株式移転による持株会社設立が決議され、同年6月の株主総会で承認された。同年10月、大木ヘルスケアホールディングス株式会社を設立し、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。これにより、グループ経営の効率化と事業多角化の基盤が整えられた。

2016年子会社の吸収合併

持株会社移行後の2016年4月、株式会社大木は連結子会社であった株式会社健翔大木を吸収合併した。この統合により、グループ内の販売網や物流機能が一本化され、運営の効率化が図られた。その後もグループ内の再編は行われていないが、持株会社体制のもとで子会社の経営管理を続けている。

2022年スタンダード市場へ移行

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行した。この変更は上場市場の再編によるもので、事業内容やガバナンスに直接の変化はないが、投資家への情報開示の枠組みが統一された。

年表6件を開く

1910年代

  • 1912年10月創業現在の株式会社大木が東京神田に商号を応用製薬株式会社として資本金10万円をもって設立。なお、その前身は、万治元年(西暦1658年)江戸両国に創業した家庭薬製造販売業「大木五臓圓本舗」にさかのぼる。同本舗は1896年大木合名会社と改組され、1945年に応用製薬株式会社に吸収合併されている。

2010年代

  • 2015年5月創業株式会社大木の取締役会において、株式会社大木の単独株式移転による持株会社「大木ヘルスケアホールディングス株式会社」の設立を内容とする「株式移転計画」の内容を決議。
  • 2015年6月M&A株式会社大木の定時株主総会において、単独株式移転の方法により当社を設立し、株式会社大木がその完全子会社となることについて決議。
  • 2015年10月創業株式会社大木が株式移転の方法により当社を設立。当社普通株式を株式会社東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2016年4月M&A株式会社大木が連結子会社株式会社健翔大木を吸収合併。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率重要な指標として位置付け(数値目標の明記なし)
  • 経常利益率重要な指標として位置付け(数値目標の明記なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    需要創造型中間流通業の確立

    パートナー小売店と連携し、医薬品・健康食品・化粧品等のカテゴリー提案とインストアマーチャンダイジングを展開。非価格競争力を持つオンリーワン卸を目指す。

  2. 02

    広域化・業態化とカテゴリー拡大

    コンプライアンス体制を堅持しつつ、広域展開と業態化を進め、健康維持摂取品やメディカルスキンケアを含む広範な商品調達力を強化。マーチャンダイジング商品の開発にも注力。

  3. 03

    新規需要の開拓と潜在需要の顕在化

    新商品の開発支援や新カテゴリーの提案により、ヘルスケア関連商品の消費支出拡大を狙う。継続的なコスト削減と業務効率化で経営改善を推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で685人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は686万円で、9期前と比べて+20.7%平均年齢は57.1歳、平均勤続年数は26.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月532
2018年3月544
2019年3月56850.122.9569
2020年3月54151.123.9591
2021年3月52951.422.8582
2022年3月56753.422.9578
2023年3月55348.919.7576
2024年3月58149.120.3632
2025年3月63556.627.6648432
2026年3月68657.126.5685102

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
新本社 — 東京都 文京区3,142百万円
医薬品等製造・販売業
神奈川物流 センター — 神奈川県 藤沢市1,040百万円
新東京物流 センター — 埼玉県 鴻巣市1,026百万円
大阪物流 センター — 大阪府 南河内郡547百万円
上尾工場(埼玉県 上尾市)他1工場521百万円
本社 — 東京都 文京区262百万円
医薬品等製造・販売業
埼玉物流 センター — 埼玉県 上尾市236百万円
大阪支社 — 大阪府 大阪市 城東区124百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱大木
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大木製薬㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権87.7%
  • 国内
    エーアイピー大木㈱
    福岡県福岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱奈良ドラッグ
    大阪府大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日野薬品工業㈱
    滋賀県蒲生郡 · 連結子会社
    議決権68.0%
  • 国内
    リブ・ラボラトリーズ㈱
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権99.0%
  • 国内
    ㈱ウイル
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エコ・ファクトリー
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,604億円営業利益7億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.1%、利益が-75.0%。

売上高
+3.1%
3,604億円
営業利益
-75.0%
7億円
純利益
-50.0%
13億円
営業利益率
0.2%
前期比 -0.6%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は932億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.5%、営業利益は−200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q7488
2024年1Q81420.25
2024年2Q858101.28
2024年3Q85520.23
2024年4Q8206
2025年2Q1,75080.510
2025年4Q1,745201.116
2026年2Q1,828120.712
2026年4Q1,776−5−0.31
2027年1Q932−2−0.20

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年3月期からの11期で、売上は2,076億円から3,604億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は0.2%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社大木が連結子会社株式会社健翔大木を吸収合併。
2016年3月2,076157
2017年3月2,223228
2018年3月2,3953323
2019年3月2,5853121
2020年3月2,7733224
2021年3月2,7094028
2022年3月2,7821610
2023年3月3,0443222
2024年3月3,3473322
2025年3月3,49528400.826
2026年3月3,6047200.213

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,604億円のうち、営業利益として残るのは7億円0.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の0.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金95.1%3,428億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金4.7%169億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.2%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
4.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.0pt
0.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
0.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.0pt
4.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年3月期は営業CFが−14億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−21億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は22億円で、売上の0.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年3月13−101233
2017年3月−6−20−825
2018年3月56−15−174149
2019年3月27−5−132260
2020年3月−9−5−6−1440
2021年3月−43724−3628
2022年3月131−141428
2023年3月1−37−232
2024年3月75−5−207083
2025年3月−92−3169−12329
2026年3月−14−714−2122

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年3月期の総資産は1,484億円。このうち返さなくてよい自己資本が342億円で、自己資本比率は23.0%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年3月81412469015.2
2017年3月84813871016.3
2018年3月95816779117.4
2019年3月1,00417582917.4
2020年3月1,01819382518.9
2021年3月1,11022188919.8
2022年3月1,14022191919.3
2023年3月1,22524398219.7
2024年3月1,3862791,10720.1
2025年3月1,3933111,08322.2
2026年3月1,4843421,14223.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
22億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
218億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
327億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,142億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
25
/ 100
安定性自己資本比率15 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中161位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中277位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.2%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
23.0%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.1%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,037で、1年前と比べて-19.2%過去52週の値幅のなかでは6%の位置にある。

¥1,037+0.0%1ヶ月-1.7%1年-19.2%時価総額146億円
過去52週の値幅
安値¥1,009高値¥1,472

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.6倍
PBR0.42倍
配当利回り2.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で11.22%下落し、1年でも13.33%下落。52週高値1472円からは約28%下落し、25日線1104.72円を明確に下回る。8月5日には出来高437800株と急増し、その後の出来高は縮小傾向。RSIは34.09と売られ過ぎ圏に近く、下げ一服感もあるが、200日線1283.72円を大きく下回り、中期トレンドは弱い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERが10.79倍と同業界平均の18.16倍を大きく下回り、PBRも0.43倍と平均1.25倍の約3分の1で、ともに割安水準。配当利回りは2.83%と平均2.92%に迫るが、配当性向が143%と高く、利益を上回る配当は持続可能性に懸念。ROEは4.11%と低く、収益性改善が課題。割安だが配当は伸び悩み、今後の業績回復が鍵。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.6倍17.9倍
PBR0.42倍1.24倍
ROE4.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

決算では売上高が毎年増加している一方、営業利益率が非常に低く、減益傾向にある点が論点です。強気派は、規模拡大によるスケールメリットやコスト削減効果が今後出るとみます。弱気派は、卸売業の利益率の低さや価格競争の激化、直近の利益率低下を懸念します。PBR0.43倍と割安ですが、ROE4%台で成長性が見えにくい中、株主還元策が焦点です。

プラスに働く材料7
  • 売上高拡大

    直近3期で売上高8%増加

  • 割安指標

    PBR0.43倍、配当利回り2.8%

  • 安定需要

    ヘルスケア卸は景気変動の影響を受けにくい

  • PBR0.43倍と純資産の半分以下で割安継続影響

    PBR0.43倍は1株純資産に対して約57%割安で、資産価値が下値支える

  • 売上高3604億円と過去最高を更新通年影響

    売上高は前期比約3%増の3604億円で、3期連続の増収

  • 配当利回り2.83%を確保し下値を支える通年影響

    株価1060円に対する配当利回り2.83%で、安定配当を評価

  • 営業黒字を維持し赤字転落を回避決算発表後影響

    営業利益7億円は大幅減益でも黒字を維持し、会社側の説明次第で見直し余地

マイナスに働く材料7
  • 利益率低迷

    営業利益率0.8%から0.19%へ悪化

  • 競争激化

    同業他社との価格競争が激しい

  • 成長鈍化

    ネット利益が減益基調

  • 営業利益が28億円から7億円へ75%減通年影響

    営業利益は28億円から7億円に減少、営業利益率は0.19%へ低下

  • ROE4.11%と低く資本効率が悪い継続影響

    ROE4.11%は低く、PBR0.43倍の割安に見えるが収益力が弱い

  • 営業利益率0.19%と薄利でコスト変動に脆弱通年影響

    売上高3604億円に対する営業利益7億円で、わずかなコスト増でも赤字の恐れ

  • 純利益が前期比半減の13億円決算発表後影響

    純利益は26億円から13億円に半減し、1株利益の減少で株価評価が悪化

次の決算で確かめる点
営業利益率
低収益体質の改善が鍵
売上総利益率
仕入れ交渉力や商品構成の変化を確認
在庫回転率
物流効率の改善度合いを測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+15.4%いまの株価に対する利回りは2.89%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
2.89%
いまの株価に対して
配当性向
143.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1365.7
2018年3月1730.886.0
2019年3月185.996.3
2020年3月195.675.0
2021年3月205.375.0
2022年3月215.078.5
2023年3月224.875.5
2024年3月249.176.4
2025年3月268.3139.6
2026年3月3015.4143.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,591人。区分でいちばん多いのは事業法人60.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が73.1%を占め、残る26.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人67.967.868.068.060.760.9
個人・その他21.822.322.322.324.422.8
金融機関9.08.98.98.912.912.2
自己株式1.71.71.73.13.13.1
外国法人0.20.40.30.10.12.4
証券会社1.10.60.50.71.81.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ロート製薬株式会社12.50
02東邦ホールディングス株式会社10.04
03国分グループ本社株式会社7.11
04大木ヘルスケアホールディングス取引先持株会4.30
05株式会社三菱UFJ銀行4.03
06株式会社ツムラ3.97
07日本証券金融株式会社3.89
08久光製薬株式会社2.93
09株式会社明治2.26
10DBS BANK LTD 700170(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-13
    有限会社キャピタル・マネジメント
    新規の大量保有報告
    9.95%
    +3.93pt
  • 2026-05-27
    有限会社キャピタル・マネジメント
    新規の大量保有報告
    6.02%
    +1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+82%、1株純資産は11期で+180%。直近期のROEは4.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年3月548936.28.784.6
2017年3月549825.814.865.7
2018年3月1651,19015.210.386.0
2019年3月1471,25112.06.996.3
2020年3月1711,39312.95.975.0
2021年3月1991,59013.46.375.0
2022年3月711,5914.410.278.5
2023年3月1581,7499.55.175.5
2024年3月1602,0418.56.276.4
2025年3月1932,2729.04.1139.6
2026年3月982,5044.113.6143.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額161百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松井秀夫取締役 会長84216,000
松井秀正代表取締役 社長5255,000
宇部由信代表取締役 専務取締役6218,000
荒山周久取締役541,000
木村充宏取締役533,000
山岡研一取締役561,000
川上眞吾取締役71
宮本正博監査役(常勤)721,000
田中安監査役84
駒﨑一郎監査役84
石塚善幸83

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7137914721
監査役11011111
社外取締役33031

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容390字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は2015年10月1日に単独株式移転の方法により、株式会社大木の完全親会社として設立されました。 当社は、持株会社として傘下グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務を行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループは、主として当社及び連結子会社8社で構成されております。また、各社の主な事業内容は、医薬品等の製造・販売業であり、単一のセグメントであります。各社は主として、株式会社大木及び株式会社大木の取引先を対象に事業を営んでおります。 事業の系統図は次の通りであります。 (注) 無印は連結子会社、※1は持分法非適用関連会社、※2は非連結子会社
経営方針・対処すべき課題1,643字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは「医薬品スタンディングの美と健康と快適な生活にウィングを持つ需要創造型の新しい中間流通業」を目指しております。また、同時に「流通コストのナショナルミニマムを実現する中間流通業」として、小売店と一体となって消費者満足の向上を通じて社会に貢献してゆく事を社会的使命と考えております。 そのため、考え方を共有する小売店とパートナーシップを組み、医薬品、健康食品、化粧品、医療器、日用品に至るまで、消費者が満足して購入し使って頂けるようなカテゴリー提案を積極的に行いますと共に、店頭での販売力を強化する為の「インストアマーチャンダイジング」を展開してまいります。その結果として、「非価格競争力」を持った、お客様から信頼される商流力を確立し、お客様にとって欠くことのできないオンリーワンの卸売業者となることを目指してまいります。 (2) 経営戦略等 社会全体の大きな流れとして、日本の人口減少および少子高齢化の進行、消費者のライフスタイルの多様化や健康に対する考え方が変化してきております。また、健康志向が一段と進み、未病、予防の為の健康食品への関心がますます強くなってきております。 ヘルスケア業界をとりまく環境は、ドラッグストアや医薬品卸業者の生き残りをかけた再編淘汰も更に加速すると予想されます。 当社グループはこうした激動の潮流と国内業界の将来を見据えて強固な営業基盤の確立を図るため、インフラとしてのコンプライアンス体制を堅持しつつ、広域化・業態化を進め、カテゴリーを拡大し、健康維持摂取品や基礎化粧品であるメディカルスキンケアを含む広範な商品調達力を備えてまいります。また、マーチャンダイジング商品の開発にも注力し、ユニークなビジネスモデルを持つオンリーワン卸の確立を目指してまいります。 (3) 対処すべき課題等 国内経済の次期の見通しにつきましては、人手不足や賃上げを背景に雇用や所得の環境改善が継続しており、国内需要を中心に景気の回復基調が見込まれます。 しかしながら、中東情勢の不安定化やウクライナ紛争などの地政学的リスクは継続しており、原油や石油化学製品の供給不安や輸入物価の高騰に対する懸念に加えて、人件費、物流コスト、食料品価格などの上昇による国内インフレ基調の継続から、消費者マインドの低下や節約志向が広がっており、先行き不透明な経営環境は継続するものと考えております。 当社の属するヘルスケア業界においても、競合他社とのシェア獲得競争や価格競争に加え、大手小売企業の合従連衡による価格交渉力の強まりと更なるセンターフィーの上昇、人件費や物流コストの上昇などは継続しており、経営環境は引き続き厳しい状況であると予想しております。 次期におきましては、かかる状況を打破すべく、当社グループは、引き続き新しい商品の開発支援や新しいカテゴリーの提案による新規需要の開拓と潜在需要の顕在化に努め、一人当たりのヘルスケア関連商品の消費支出の拡大を目指します。併せて、継続的なコスト削減と業務の効率化に努め、経営改善を進めてまいります。 当社グループは、生活者のニーズを的確に捉え、生活者の満足を高め、豊かな生活を実現することを通じて、社会に貢献することを経営方針として掲げ、更なる成長と飛躍に取り組んでまいります。 需要創造型の中間流通業として、名実ともにヘルスケア・カテゴリーにおけるオンリーワン卸を目指し、その実現に取り組む所存でございます。 (4) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、安定的な収益を獲得する事が、全てのステークホルダーの利益に合致するものと考え、「営 業利益率」及び「経常利益率」を重要な指標として位置付けております。
事業等のリスク2,053字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見する事が困難であるため記載しておりません。 当社は、定期的に開催される幹部会議・経営会議・内部統制委員会・コンプライアンス委員会等における各担当の報告に基づき、取締役会が、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切に管理を行い、リスクの未然防止を図っております。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 法的規制に係るリスク 当社グループは、各種の医薬品及びその関連商品を取り扱っておりますが、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律及び関連法規等の規制により、営業拠点の開設及び医薬品等の販売に際しては、各事業所が所轄の都道府県知事等により必要な許認可、登録等を受けることになっております。監督官庁の許認可等の状況により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 特有の商慣習に係るリスク 当社グループが所属している医薬品卸売業界においては、医薬品の販売数に応じて、医薬品メーカーから医薬品卸売業者に対して販売報奨金等が支払われます。この販売報奨金等は、医薬品メーカーと医薬品卸売業者の間で取り決められた販売数量や納入件数等を達成することによって支払われますが、特定の商品や特定の価格での販売のみに適用される場合など、様々な取り決めがあります。今後、医薬品メーカーの営業戦略の変更により、販売報奨金制度が変更された場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの主要な得意先である、大手量販ストアーやドラッグチェーンが卸各社から徴収するものとして、物流負担金、いわゆるセンターフィーがあります。小売市場の競争の激化により、料率等が変更された場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) システム障害発生に係るリスク 当社グループの事業運営は、コンピュータシステムに多くを依拠しており、自然災害や事故の発生、コンピュータウイルスの侵入等によりシステム機能が停止した場合、システムの復旧に時間を要し、販売・物流に大きな支障を及ぼす可能性があります。 (4) 取引先の財務状況悪化に係るリスク 当社グループは、ドラッグストア・薬局を中心とする取引先に多額の売掛債権を有しており、リスクの最小化のために与信管理の徹底を図っておりますが、取引先の財務状況の悪化により売掛債権の回収が滞った場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 商品在庫リスク 当社グループが保有する商品在庫及び販売先からの返品在庫は、ほとんどが仕入先へ返品が可能なため商品在庫リスクを回避することができますが、仕入先の破産や民事再生等が発生した場合、商品在庫の価格低下を招くと同時に返品が不能となるため、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報の漏洩に係るリスク 当社グループが保有する顧客情報や機密情報等の情報資産の保護については、外部への漏洩を防止するため管理体制を整備し、運用の徹底を図っておりますが、不測の事態により、これらの情報が漏洩した場合には、顧客の信用を失い、損害賠償請求や取引停止等により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 訴訟に係るリスク 当社グループは、事業活動を行うにあたって、法令違反や他者の権利侵害を行わないよう、最大限の注意を払っておりますが、万が一、当社の事業活動の遂行に対して、損害賠償を求める訴訟が提起され、敗訴した場合、賠償額によっては業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 災害等発生に係るリスク 当社グループの医薬品等卸売事業において、物流機能が重要な役割を果たしておりますので、地震や台風等の自然災害に備えて危機管理体制やシステムのバックアップ体制を構築しておりますが、想定を超える大規模災害が発生した場合には、物流活動に重大な支障をきたし、販売機会の喪失のおそれがあり、また、復旧費用等の費用も増加するおそれがあるため、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) パンデミックに関するリスク 新型コロナウイルス感染症は落ち着きを見せておりますが、新たなウイルス等の発生により大規模なパンデミックが生じた場合、物流の停滞をはじめ、当社グループの業務全体への支障が生じる可能性があります。このような事態が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,961字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度末における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態、経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境の改善や賃上げ等による個人消費の持ち直しに加えて、企業の設備投資やインバウンド需要が成長を下支えしたものの、食料品を始めとする物価の高止まり、日本銀行による政策金利の引き上げ、あるいは中東情勢の不安定化などの地政学的リスクの高まり等から、個人消費環境の先行きには不確実性が高まっております。 かかる状況下、当社グループは「医薬品スタンディングの美と健康と快適な生活にウイングをもつ需要創造型の新しい中間流通業」として、医薬品・健康食品・化粧品・衛生用品・日用雑貨品で構成されるヘルスケア・カテゴリーを対象に、生活者自身が気付いていない多種多様な潜在需要を顕在化させることを目指して、積極的な商品提案と、その安定供給に努めております。 具体的には、当社と考え方や目指すところを共有する小売企業及びメーカーとパートナーシップを組み、多種多様なヘルスケア商品について、生活者の潜在需要の顕在化、すなわち「新しい売上と新しいお客様を創る」ため、新しいカテゴリーの提案や新しい商品の開発支援とともに、当社グループの出資先や業務提携先との協働による販売プロモーションの支援や販売体制の構築等の店頭販売力強化サポートなどに取り組み、中長期的な企業価値向上、持続的な成長を目指してまいりました。 また、流通限定品の売上構成比を継続的に高め、非価格競争力の向上を図る一方で、物流部門を始めとする間接業務の効率化による継続的な経費削減を行い、電子化・デジタル化の先行投資を進め、当社グループ全体のみならず流通業界関係者を対象とする業務改善に取り組んでまいりました。 しかしながら、人口減少による総需要の減退傾向のなか、商品値上げや国内インフレ基調でヘルスケア需要が鈍化している環境下、大手小売企業の合従連衡による取引条件の見直し、取り扱い商品値上げの価格転嫁の遅れ、人件費や物流コストの継続的な上昇、電子化・システム化の先行投資負担の増加、本社機能移転の一時的なコスト負担、及び子会社の在庫処理を進めました。 a 財政状態 当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ、9,054百万円増加し、148,393百万円となりました。また、負債は、5,943百万円増加の114,227百万円となり、純資産は、3,111百万円増加し、34,166百万円となりました。 b 経営成績 当連結会計年度の売上高は360,358百万円(対前年同期比3.1%増)、経常利益は1,964百万円(対前年同期比50.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,339百万円(対前年同期比49.2%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末よりも666百万円減少し2,213百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因はつぎのとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は、1,415百万円(前連結会計年度は9,184百万円の使用)となりました。これは主として、棚卸資産の増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、671百万円(前連結会計年度は3,132百万円の使用)となりました。これは主として、固定資産の取得によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は、1,420百万円(前連結会計年度は6,888百万円の獲得)となりました。これは主として、借入によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a 仕入実績 当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。 区分   金額(百万円)   前年同期比(%) 医薬品   138,902   +0.6 健康食品   76,910   +4.5 衛生医療・介護・オーラル用品   30,765   +7.2 ベビー用品   12,430   △7.0 日用品・軽衣料   19,171   +10.7 菓子・食品   11,072   +2.7 化粧品   46,895   +4.6 その他分類   10,100   +17.8 合計   346,247   +3.3 (注) 1 提出会社の子会社の株式会社大木の仕入高が連結仕入高の大半を占める為、当該金額によっております。 b 販売実績 当連結会計年度の販売実績は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 経営成績等 財政状態 当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ、棚卸資産が3,887百万円増加した事等により、結果として9,054百万円増加の148,393百万円となりました。また、負債は、仕入債務が2,864百万円増加した事等により、結果として5,943百万円増加の114,227百万円となり、純資産は、その他有価証券評価差額金が2,171百万円増加した事等により3,111百万円増加の、34,166百万円となりました。 経営成績 売上高は、主要な子会社である株式会社大木において、日用品・軽衣料が前年同期比10.0%超の増加であった事等により、前年同期比3.1%増の360,358百万円となりました。 売上原価は、前年同期比3.6%増の342,739百万円となりました。 この結果、売上総利益は、前年同期比4.8%減の17,619百万円となりました。 販売費及び一般管理費は、前年同期比7.4%増の16,899百万円となりました。 この結果、営業利益は、前年同期比74.0%減の719百万円となりました。 営業外収益は、受取配当金が前年同期比23.0%増であった事等により、前年同期比11.0%増の1,501百万円となりました。 営業外費用は、前年同期比97.7%増の256百万円となりました。 この結果、経常利益は、前年同期比50.8%減の1,964百万円となりました。 特別利益は、投資有価証券売却益の増加により前年同期比471百万円増となりました。 特別損失は、貸倒引当金繰入額の増加等により、前年同期比55百万円増となりました。 この結果、税金等調整前当期純利益は、前年同期比42.0%減の2,221百万円となりました。 法人税等(法人税、住民税及び事業税・法人税等還付税額・法人税等調整額)は、前年同期比20.8%減の941百万円、非支配株主に帰属する当期純損失は60百万円(前年同期は4百万円の利益)となりました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比49.2%減の1,339百万円となりました。 b 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの今後の経営成績に重要な影響を与えると考えられる要因は、以下のとおりです。 販売報奨金等及びセンターフィー 第2 事業の状況 3 事業等のリスク (2) 特有の商慣習に係るリスク に記載のとおりであります。 貸倒引当金 第2 事業の状況 3 事業等のリスク (4) 取引先の財務状況悪化に係るリスク に記載のとおりであります。 棚卸資産 第2 事業の状況 3 事業等のリスク (5) 商品在庫リスク に記載のとおりであります。 c 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、安定的な収益を獲得する事が、全てのステークホルダーの利益に合致するものと考え、「営業利益率」及び「経常利益率」を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度における「営業利益率」は0.2%(対前年同期比0.6ポイント減)、「経常利益率」は0.5%(対前年同期比0.6ポイント減)でした。引き続きこれらの指標について、改善されるよう取り組んでまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末よりも666百万円減少し2,213百万円となりました。 a 当社のキャッシュ・フロー関連指標の推移は下記のとおりであります。 2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   22.2   23.0 時価ベースの自己資本比率(%)   9.2   13.7 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   ―   ― インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   ―   ― 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/(負債簿価+株式時価総額) キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い * いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 * キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しております。有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 * 2025年3月期及び2026年3月期は、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率およびインタレスト・カバレッジ・レシオは算定しておりません。 b 経営資源の配分に関する考え方 当社グループは、運転資金を超えた、いわゆる余剰資金については、「追加的に配分可能な経営資源」と認識し、新しいカテゴリーの創出等に利用する他、有利子負債の圧縮にも活用し、企業価値向上に資する経営資源の配分に努めます。 株主還元に関しては、株主の皆様に対する利益還元を最も重要な経営課題のひとつとして位置付け安定配当を継続することを基本とし、業績並びに今後の事業展開等を勘案して、配当を行う方針としております。 c 資金需要の主な内容 当社グループの資金需要は、営業活動に係る資金支出では、主として販売費(センターフィーや販売奨励金等)、物流費(配送費、保管料等)、人件費、一般管理費(通信費、賃借料、償却費等)等があります。 また、投資活動に係る資金支出は、主として物流・製造機能の維持のために不可欠な設備への投資等があります。 d 資金調達 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金および外部資金を有効に活用しております。 運転資金につきましては、内部資金より充当し、不足が生じた場合は金融機関からの借入金等で調達を行っております。 設備投資額は、運転資金の範囲内で賄うことを基本としておりますが、必要に応じて金融機関からの借入等を活用しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成は経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積り及び予測を必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績などを勘案し合理的に判断しておりますが、結果としてこのような見積りと実績が異なる場合があります。当社グループでは、特に以下の重要な会計方針が、当社の連結財務諸表の作成に重要な影響を及ぼすものと考えております。 イ 棚卸資産の評価 棚卸資産の貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方法により算定しておりますが、今後の将来需要及び市場環境、仕入先の経営状況等により簿価切下額の追加計上が必要となる可能性があります。 なお、重要な会計上の見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ロ 貸倒引当金の計上基準 売上債権等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。将来、取引先の財務状況の悪化により売掛債権の回収が滞った場合には、引当金の追加計上が発生する可能性があります。 ハ 繰延税金資産の回収可能性の評価 繰延税金資産の回収可能性の評価の判断に際しては、将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存するため、将来において当社グループをとりまく環境に大きな変化があった場合など、その見積額が変動した場合は、繰延税金資産の回収可能性が変動する可能性があります。 ニ 退職給付債務等 退職給付債務及び退職給付費用については割引率や将来の退職率等の前提条件に基づいて算出しています。 このため、実際の結果が前提条件と異なる場合や前提条件の変更が行われた場合には、将来の退職給付債務及び費用が変動する可能性があります。 ホ 固定資産の減損処理 固定資産については、資産グループの回収可能価額が帳簿価額を下回った場合に、その差額を減損損失に計上しておりますが、回収可能価額は、資産グループの正味売却価額と割引後将来キャッシュ・フローとして算定される使用価値のいずれか大きい方としていることから、将来、固定資産の使用方法を変更した場合又は資産グループを使用している事業の損益に悪化が見られ、短期的にその状況が回復しない場合には、新たに減損損失が発生する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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