本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

スターティアホールディングス

Startia Holdings,Inc.3393 · Prime · 卸売業

中小企業向けITソリューションベンダー。ネットワークインテグレーションからSaaS型デジタルマーケティングまで、トータルオフィスソリューションを提供。

概要

スターティアホールディングスは、法人向けITサービス・ソリューションを手掛ける企業グループの持株会社である。ネットワークインテグレーションやクラウドサービス、デジタルマーケティングSaaS「Cloud CIRCUS」を柱とし、2026年3月期の連結売上高は238億円、営業利益は32億円と過去最高を更新した。営業利益率は13%超と収益性が高く、M&Aによるロールアップ戦略で成長を続けている。

持株会社体制で3つの事業セグメントを運営

当社グループは持株会社制度を採用し、スターティアホールディングスが全体の経営戦略策定と各子会社の管理を担う。2026年3月期時点で連結子会社は10社あり、報告セグメントはITインフラ関連事業、DXソリューション関連事業、CVC関連事業の3つに区分される。ITインフラ関連事業は売上の約79%を占める主力セグメントであり、DXソリューション関連事業が約21%を占める。CVC関連事業は投資先への出資と成長支援を行い、売上は計上されていない。グループ全体として、法人顧客のIT環境をトータルで支援する「トータルオフィスソリューション」を標榜する。

ITインフラ関連事業の柱と収益構造

ITインフラ関連事業では、ネットワークインテグレーション(LAN/WAN構築、セキュリティ対策)、クラウドソリューション、ビジネスホンや複合機(MFP)の販売・保守、回線加入受付代行などを提供する。同事業の2026年3月期の売上高は188億9505万円(前期比6.4%増)、セグメント利益は21億7708万円(同10.9%増)であった。特にネットワークセキュリティ関連の需要が堅調で、保守料金の値上げ後も契約が継続している。また、電力小売りや光コラボレーション、法人向けトータルサポート「ビジ助」などのストック型商材のクロスセルが受注を牽引した。

DXソリューション関連事業とCVCの役割

DXソリューション関連事業は、統合型デジタルマーケティングSaaS「Cloud CIRCUS」を中核に、RPAツール「RoboTANGO」やiPaaS「JENKA」などを提供する。2026年3月期の売上高は48億7684万円(前期比9.7%増)、セグメント利益は9億4541万円(同44.5%増)と大幅に改善した。カスタマーサクセスとインサイドセールスの役割分担の最適化が奏功し、受注率が向上した。CVC関連事業はITベンチャーへの投資を通じ、グループの顧客基盤やソリューション力を活用して投資先を支援する。同事業は2026年3月期に売上はなく、セグメント損失は約200万円である。

業界の中での役割はITソリューションベンダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
238億円
営業利益
32億円
営業利益率
13.4%
純利益
23億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/3
事業売上構成比利益利益率
ITインフラ 関連事業106億円79.7%3億円2.8%
デジタル マーケティング 関連事業26億円19.5%-1億円-3.8%
CVC関連事業1億円0.8%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ITインフラ関連事業主力

顧客企業向けにネットワークインテグレーション、クラウドサービス、ビジネスホン・MFP販売、回線手配代行等を提供。LAN設計などオフィス環境全体を提案。

主な製品・サービス4
ネットワークインテグレーション
LAN/WAN構築、サーバー設置、セキュリティ対策など、企業の通信環境をトータルで設計・導入。
クラウドソリューション
クラウドサービス利用によるシステムインテグレーションを提供。
ビジネスホン及びMFP販売
オフィス向け電話システムと複合機の販売・保守サービスを提供。
回線加入受付代行
通信事業者の回線契約受付を代行し、インセンティブ収入を得る。

02DXソリューション関連事業主力

統合型デジタルマーケティングサービス「Cloud CIRCUS」をSaaSとして提供。中小企業向けに情報発信・集客・顧客育成など5領域のクラウドツールをワンストップで提供。

主な製品・サービス1
Cloud CIRCUS
デジタルマーケティング統合SaaS。ホームページ作成、SEO、メルマガ、LINE活用、MAなど、初心者でも容易に使い始められるクラウドツール群。

03CVC関連事業副次

ITベンチャー企業への投資と、グループの顧客基盤・ITソリューション力を活用した成長支援。投資先との連携でグループ内のイノベーションを促進。

製品と技術

ネットワークインテグレーションとクラウドソリューション

ITインフラ関連事業の根幹をなすサービス群。LAN/WANの設計・構築、サーバー設置、セキュリティ対策まで、企業の通信環境をトータルで手掛ける。クラウドサービスを活用したシステムインテグレーションも提供し、顧客のニーズに応じてオンプレミスとクラウドを組み合わせた最適な構成を提案する。加えてビジネスホンや複合機(MFP)の販売・保守、通信事業者の回線契約受付代行も行い、オフィスICTのすべてをワンストップでカバーする。

統合型SaaS「Cloud CIRCUS」

DXソリューション関連事業の中核製品。中小企業向けに、情報発信、集客、顧客体験価値向上、見込顧客育成、解約防止・リピート増の5領域をカバーするクラウドツール群をワンストップで提供する。ホームページ作成、SEO対策、メルマガ配信、LINE活用、MA(マーケティングオートメーション)などが含まれ、デジタルマーケティング初心者でも簡単に使い始められる設計が特徴。2026年3月期には同サービスの売上拡大と利益率向上に貢献した。

業務自動化ツールと連携iPaaS

DXソリューションの一環として、RPAツール「RoboTANGO」とクラウド連携iPaaS「JENKA」を提供する。RoboTANGOは総務・経理などのバックオフィス業務を自動化し、JENKAは異なるクラウドサービス間のデータ連携をノーコードで実現する。これらのツールはCloud CIRCUSと組み合わせてクロスセルされることで、顧客の業務全体の効率化と生産性向上を支援する。また、AIチャットボット「IZANAI」やデジタルガイド「Fullstar」などもラインアップに加わり、中小企業のAI活用ニーズに応えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

ITソリューションで中堅大手、高い利益率と成長を両立も競合は大手SIer

スターティアホールディングスは、IT機器の販売からシステム構築・運用までのソリューションを提供するIT企業である。売上高は堅調に伸び、営業利益率も12%超と高水準を維持している。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易も同様にIT商社だが、同社はクラウドやセキュリティに強みを持つ。一方で、競合には大手SIerや専門ベンダーが多く、価格競争や技術革新への対応が課題。安定した収益基盤を活かし、成長分野への投資を続ける。

強み

  • 営業利益率が13%を超える高水準。付加価値の高いサービスを提供。
  • 売上高が年率10%以上で増加。クラウド需要を取り込んでいる。
  • ハード販売だけでなく、運用・保守まで一貫提供。顧客の囲い込みに強い。
  • 中小企業に強み。幅広い業種からの需要を獲得。

課題

  • IBMや富士通などの大手SIerとの競合で劣勢な面がある。
  • IT商社同士の価格競争が激化。粗利が圧迫されるリスク。
  • 技術者不足が深刻。優秀な人材の採用・育成が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がスターティアホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14072電算システムホールディングス327億円10.3倍
26070キャリアリンク325億円11.8倍
33983オロ325億円14.8倍
43771システムリサーチ318億円12.1倍
57893プロネクサス310億円13.4倍
63393スターティアホールディングス309億円12.2倍
73915テラスカイ307億円19.5倍
83496アズーム292億円28.2倍
93922PR TIMES286億円12.1倍
109702アイ・エス・ビー272億円16.4倍
114662フォーカスシステムズ270億円10.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

1996年、埼玉県所沢市で有限会社として創業

1996年2月、有限会社テレコムネットとして埼玉県所沢市に設立される。同年10月には株式会社エヌディーテレコムに組織変更し、本社を東京都新宿区に移転した。以降、1999年6月に千代田区、2001年5月に豊島区、2003年8月に新宿区と本社を度々移転。2004年2月には商号をスターティア株式会社に変更し、現在のブランド名を確立した。

2005年、東証マザーズに上場し資金調達

2005年12月、東京証券取引所マザーズに上場。上場後は事業拡大を加速し、2006年4月にスターティアレナジー株式会社を設立(後の2009年3月に全株式売却)、2009年4月にスターティアラボ株式会社を設立するなど、グループ会社の組成を進めた。また2009年5月には株式会社MACオフィスの株式を取得し、持分法適用関連会社とした。

2014年、東証一部へ市場変更しM&Aを活発化

2014年2月、東京証券取引所市場第一部に上場。これを機にM&A戦略を強化し、2015年10月に株式会社エヌオーエス、2016年7月にビーシーメディア株式会社の株式を取得。2017年2月にはエヌオーエスを完全子会社化した。同時に中国市場への進出も試み、2011年10月には西安に合弁会社を設立、2013年1月には上海に現地法人を設立したが、これらは後に売却または清算されている。

2018年、持株会社体制へ移行し事業再編

2018年4月、スターティア分割準備株式会社とスターティアレイズ株式会社に吸収分割を行い、持株会社体制に移行。当社はスターティアホールディングス株式会社に商号変更し、スターティア分割準備株式会社はスターティア株式会社(現・連結子会社)となった。同時にWorktus株式会社を設立したが、2019年11月に事業廃止を決定。この再編により、グループの経営管理と事業運営を明確に分離した。

2021年以降、クラウドサーカスへの統合とM&A推進

2021年7月、スターティアラボ株式会社とMtame株式会社を合併し、クラウドサーカス株式会社に商号変更。DXソリューションの核となるSaaS「Cloud CIRCUS」を一本化した。同年、Chatwork株式会社との合弁でChatworkストレージテクノロジーズ株式会社を設立(現・株式会社kubellストレージ)。2025年3月期には売上高222億円、営業利益27億円と過去最高を達成し、2026年3月期も増収増益を見込む。

年表33件を開く

1990年代

  • 1996年2月創業有限会社テレコムネットを設立(埼玉県所沢市山口3丁目2番)
  • 1996年10月株式会社エヌディーテレコムに組織変更
  • 1997年2月本社を東京都新宿区に移転
  • 1999年6月本社を東京都千代田区に移転

2000年代

  • 2001年5月本社を東京都豊島区に移転
  • 2003年8月本社を東京都新宿区に移転
  • 2004年2月商号変更商号をスターティア株式会社に変更
  • 2005年12月上場東京証券取引所マザーズ上場
  • 2006年4月創業スターティアレナジー株式会社を設立(2009年3月に保有する全株式を売却)
  • 2009年4月創業スターティアラボ株式会社(2021年7月に吸収合併、商号変更)を設立
  • 2009年5月株式会社MACオフィス(持分法適用関連会社)の株式を取得(2025年1月に同社代表取締役によるストックオプション(新株予約権)の行使により、当社株式保有割合が低下したことから、持分法適用の範囲から除外)

2010年代

  • 2011年10月西安世維軟件有限公司との合弁会社、西安思達典雅軟件有限公司(英文名称:STARTIASOFT INC.)(持分法適用関連会社)を設立(2020年12月に保有する株式を一部売却し、持分法適用の範囲から除外)
  • 2012年1月株式会社アーバンプラン(持分法適用関連会社)の株式を取得(2022年9月に保有する株式を一部売却し、持分法適用の範囲から除外)
  • 2013年1月上海思達典雅信息系統有限公司(英文名称:STARTIA SHANGHAI INC.)(連結子会社)を設立(2020年12月 保有する全株式を売却)
  • 2013年6月宏馬數位科技股份有限公司(英文名称:Horma Service Co.,ltd.)の株式を取得(2015年9月に保有する全株式を売却)
  • 2014年2月上場東京証券取引所市場第一部上場
  • 2014年10月株式会社クロスチェック(連結子会社)を設立(2018年5月に保有する株式を一部売却し、持分法適用の範囲から除外)
  • 2015年10月株式会社エヌオーエス(現連結子会社)の株式を取得
  • 2016年6月株式会社クロスチェックの株式を一部売却、持分法適用関連会社化
  • 2016年7月ビーシーメディア株式会社(現連結子会社)の株式を取得
  • 2017年2月M&A株式会社エヌオーエス(現連結子会社)の株式を追加取得により完全子会社化
  • 2017年7月スターティアウィル株式会社(現連結子会社)を設立 上海巨現智能科技有限公司(連結子会社)を設立(2019年1月に保有する株式を一部売却し、持分法適用の範囲から除外)
  • 2017年11月スターティア分割準備株式会社(現連結子会社 スターティア株式会社)を設立 スターティアレイズ株式会社(現連結子会社 スターティアテクノス株式会社)を設立 Startia Asia Pte.Ltd.(現連結子会社)を設立 Mtame株式会社(現連結子会社 クラウドサーカス株式会社)を設立
  • 2018年3月台灣思達典雅股份有限公司(連結子会社)を設立(2020年12月 閉鎖)
  • 2018年4月商号変更スターティア分割準備株式会社及びスターティアレイズ株式会社(現 スターティアテクノス株式会社)に吸収分割を行い、持株会社体制に移行 当社は、スターティアホールディングス株式会社に、スターティア分割準備株式会社はスターティア株式会社に商号変更 Worktus株式会社(現連結子会社 スターティアリード株式会社)を設立
  • 2018年5月株式会社クロスチェックの株式を一部売却、持分法適用の範囲から除外
  • 2019年1月上海巨現智能科技有限公司の株式を一部売却、連結の範囲から除外
  • 2019年11月Worktus株式会社の事業廃止を決定

2020年代

  • 2020年3月西安思辻典雅軟件有限公司の株式を一部売却、持分法適用の範囲から除外
  • 2020年12月台灣思達典雅股份有限公司を解散
  • 2020年12月上海思達典雅信息系統有限公司の全株式を売却、連結の範囲から除外
  • 2021年7月Chatwork株式会社とスターティアレイズ株式会社(現 スターティアテクノス株式会社)との合弁会社Chatworkストレージテクノロジーズ株式会社(現 株式会社kubellストレージ。)を新設
  • 2021年7月M&Aスターティアラボ株式会社、Mtame株式会社の2社を合併し、クラウドサーカス株式会社へ社名変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    M&A戦略の強化

    ITインフラ関連を中心としたロールアップ型M&Aで販売エリアと顧客基盤を拡大。DXソリューション分野でもAI、デジタルマーケティング、BPaaS等のサービス拡充のためのM&Aに着手する。

  2. 02

    顧客単価の向上と導入商材拡大

    中堅中小企業の課題に最適なソリューションを多層的に提供し、顧客の生産性向上を支援。複数商材導入によるARPUの持続的向上と顧客との深い信頼関係を創出する。

  3. 03

    AI共生型組織への進化

    業務のデジタル化(ペーパーレス・自動化)を加速し、AI利活用を標準とする業務環境を整備。リスキリングで全社員のデジタルリテラシーを向上させ、オペレーション効率化と競争力強化を図る。

  4. 04

    優秀な人材の確保と育成

    企業価値向上を支える人材確保・育成をサステナビリティ重点事項と位置付け、健康・働く環境・教育に注力。安心して働ける環境と個人の成長に焦点を当てた取り組みを実施する。

  5. 05

    コーポレート・ガバナンスの強化

    株主利益と企業価値最大化、経営の効率化・透明性向上を基本に、企業倫理・コンプライアンスを徹底。内部統制システムの整備・強化と経営の客観性・迅速な意思決定を確保する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で974人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は849万円で、9期前と比べて+38.5%平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は8.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月602
2018年3月589
2019年3月61340.55.0623
2020年3月69639.96.0637
2021年3月72841.06.0690
2022年3月75141.36.0872
2023年3月77142.06.0893
2024年3月75541.48.0908
2025年3月82640.86.0938288
2026年3月84941.88.0974329

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)49.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 9 / 海外 1、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都新宿区758百万円
DXソリューション関連事業
本社 — 東京都新宿区130百万円
全社(共通)
麹町支店 — 東京都千代田区14百万円
ITインフラ 関連事業
和歌山コンタクト センター — 和歌山県和歌山市10百万円
ITインフラ 関連事業
横浜支店 — 横浜市西区6百万円
ITインフラ 関連事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    スターティア株式会社(注)2、4
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クラウドサーカス株式会社(注)2、4
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    スターティアレイズ株式会社(注)2、5
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Startia Asia Pte.Ltd. (注)2
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    スターティアウィル株式会社
    千葉県千葉市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ビーシーメディア株式会社
    大阪府堺市堺区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エヌオーエス
    鹿児島県 鹿児島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    スターティアリード株式会社(注)2
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビジネスサービス
    兵庫県姫路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    富士フイルムBI奈良株式会社
    奈良県奈良市 · 連結子会社
    議決権66.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は238億円営業利益32億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.2%、利益が+18.5%。

売上高
+7.2%
238億円
営業利益
+18.5%
32億円
純利益
+15.0%
23億円
営業利益率
13.4%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高260億円238億円
営業利益36億円32億円
純利益23億円23億円
1株あたり配当¥145¥145

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は60億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.4%、営業利益は+16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q532
2024年1Q49612.24
2024年2Q50714.05
2024年3Q4536.71
2024年4Q525
2025年2Q1081312.010
2025年4Q1141412.310
2026年2Q1151412.29
2026年4Q1231814.614
2027年1Q60711.75

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は66億円から238億円へ3.6倍に増えた。直近期の営業利益率は13.4%。売上は2期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
上海思達典雅信息系統有限公司(英文名称:STARTIA SHANGHAI INC.)(連結子会社)を設立(2020年12月 保有する全株式を売却)
2013年3月66
東京証券取引所市場第一部上場
2014年3月8294
2015年3月8796
2016年3月10253
株式会社エヌオーエス(現連結子会社)の株式を追加取得により完全子会社化
2017年3月10330
スターティア分割準備株式会社及びスターティアレイズ株式会社(現 スターティアテクノス株式会社)に吸収分割を行い、持株会社体制に移行 当社は、スターティアホールディングス株式会社に、スターティア分割準備株式会社はスターティア株式会社に商号変更 Worktus株式会社(現連結子会社 スターティアリード株式会社)を設立
2018年3月11146
2019年3月11963
2020年3月12882
スターティアラボ株式会社、Mtame株式会社の2社を合併し、クラウドサーカス株式会社へ社名変更
2021年3月1331−1
2022年3月160610
2023年3月2001812
2024年3月1962315
2025年3月222272812.220
2026年3月238323313.423

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高238億円のうち、営業利益として残るのは32億円13.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は23億円、売上の9.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.6%130億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.9%76億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.4%32億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
45.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+10.2pt
13.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.2pt
9.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+20.9pt
29.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
14.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
28.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが31億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは29億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は77億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−6−1019
2014年3月6−30322
2015年3月8−6−1223
2016年3月4−87−426
2017年3月2−2−4022
2018年3月8431237
2019年3月2−5−1−333
2020年3月5−2−2334
2021年3月−2−77−932
2022年3月−1−43−531
2023年3月17011749
2024年3月25−542074
2025年3月17−4−211366
2026年3月31−2−182977

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は155億円。このうち返さなくてよい自己資本が85億円で、自己資本比率は54.0%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月43301370.9
2014年3月52351767.6
2015年3月57401770.2
2016年3月65412462.6
2017年3月59401967.4
2018年3月77492862.4
2019年3月82463656.3
2020年3月79473259.4
2021年3月88464252.1
2022年3月114427237.1
2023年3月129577244.1
2024年3月147687946.2
2025年3月142766653.5
2026年3月155857154.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
77億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
77億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
5億円
在庫として抱えている分
負債合計
71億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率27 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中121位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
29.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.4%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.0%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.2%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,015で、1年前と比べて+21.2%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥3,015-2.0%1ヶ月-1.8%1年+21.2%時価総額309億円
過去52週の値幅
安値¥2,545高値¥3,150

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.2倍
PER (会社予想)12.0倍
PBR3.52倍
配当利回り4.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+0.82%と小動きながら、25日移動平均線(3,082円)付近で推移し、75日線(2,949円)・200日線(2,796円)を上回る安定した基調にあります。52週高値3,150円を目前に控え、7月29日には3,125円まで上昇しましたが、戻り売りに押されています。RSIは48と中立圏で、出来高は概ね1〜2万株と低調で、材料待ちの様相です。1年では+22.4%の上昇で、中期的な上昇トレンドは維持しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERが12.42倍と同業界平均の17.82倍を下回り、配当利回りは4.71%と平均の2.96%を上回る。一方、PBRは3.43倍と平均の1.24倍を大きく上回り、市場が高い収益性を評価している。ROE29%と高水準だが、配当性向65.4%は安定感がある。割安感はあるがPBRの高さが評価を抑える。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.2倍17.9倍
PER (予想)12.0倍
PBR3.52倍1.24倍
ROE29.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、IT市場の成長を取り込めるかと、卸売事業の安定性とソリューション事業の成長性のバランス。強気派は、中小企業のDX需要拡大を背景にソリューション事業が成長し、高い利益率が持続すると見る。弱気派は、競争激化やIT投資の変動、卸売事業の低収益体質が重荷になると懸念する。

プラスに働く材料7
  • DX需要の追い風

    中小企業のデジタル化が進み、ソリューション事業の受注増が期待される。

  • 高い収益性

    2025年3月期の営業利益率は12%を超え、収益力が高い。

  • 株主還元の充実

    配当利回り4.71%と高水準で、株主への還元が厚い。

  • 売上高が196億円から238億円へ3期連続増収通年影響

    売上高196→222→238億円、26/3期は前期比+7.2%増

  • 営業利益が27億円から32億円へ増益通年影響

    営業利益27→32億円、利益率は12.16%→13.45%に改善

  • 純利益が20億円から23億円へと増益通年影響

    純利益20→23億円、増益率は+15%

  • 配当利回り4.71%と高水準の株主還元継続影響

    配当利回り4.71%、時価総額315億円に対する還元は厚い

マイナスに働く材料7
  • 卸売事業の低収益

    卸売は利益率が低く、ソリューション事業の成長が鈍れば業績が悪化しうる。

  • 競合の増加

    ITサービス市場は参入が容易で、価格競争が激化する恐れ。

  • 景気の影響

    中小企業のIT投資は景気に左右されやすく、不況時は受注が減少する可能性。

  • PBR3.43倍と純資産対比の割高感継続影響

    PBR3.43倍、ROE29%に対して株価は高めに評価

  • 売上高の伸び率が13.3%から7.2%へ半減通年影響

    売上高222→238億円、伸び率は前期13.3%から7.2%に鈍化

  • PER12.42倍は成長鈍化なら割高に転じる決算発表後影響

    時価総額315億円、PER12.42倍と成長率次第では割高

  • 外国人保有比率14.25%と高く海外市場に敏感継続影響

    外国人保有比率14.25%、海外勢の売りで需給が悪化しやすい

次の決算で確かめる点
ソリューション事業売上
高収益部門の成長を確認し、利益率改善の寄与度を測るため。
営業利益率
収益構造の改善が進んでいるか、全体の効率性を把握するため。
受注残高
将来の売上を予測し、需要の先行指標とするため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり145で、前期から+27.2%いまの株価に対する利回りは4.81%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥145
1株あたり
配当利回り
4.81%
いまの株価に対して
配当性向
65.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月934.7
2018年3月1233.334.1
2019年3月9−25.019.2
2020年3月90.0
2021年3月1011.1
2022年3月1440.057.8
2023年3月41192.9301.8
2024年3月6968.325.0
2025年3月11465.21237.0
2026年3月14527.265.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥145

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,535人。区分でいちばん多いのは個人・その他74.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.8%を占め、残る92.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他75.375.373.673.272.874.0
外国法人7.210.111.411.815.714.1
金融機関9.18.17.99.85.26.9
自己株式11.65.61.73.34.7
証券会社1.53.54.93.73.54.0
事業法人6.83.02.21.42.80.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01本郷 秀之24.31
02株式会社日本カストディ銀行(信託E口)3.97
03スターティアホールディングス従業員持株会3.52
04BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人)株式会社三菱UFJ銀行2.27
05財賀 明2.17
06古川 征且2.02
07ヨシダ トモヒロ1.86
08源内 悟1.81
09光通信株式会社1.73
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.65

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+215%、1株純資産は14期で+48%。直近期のROEは29.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月7960613.817.713.8
2014年3月8669013.221.634.1
2015年3月5839015.913.629.2
2016年3月254016.321.854.7
2017年3月13930.1873.334.7
2018年3月6147813.916.334.1
2019年3月324746.818.019.2
2020年3月224784.721.1
2021年3月−13463−2.8
2022年3月10048421.86.757.8
2023年3月13561024.411.6301.8
2024年3月16572424.89.425.0
2025年3月20680327.310.61237.0
2026年3月24889829.010.865.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額103百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
本郷秀之代表取締役社長602,489,600
笠井充取締役61120,000
古川征且取締役56207,100
中本哲宏取締役5310,200
古市優子取締役37700
栗原博取締役72
水野真紀子取締役(常勤監査等委員)58
郷農潤子取締役(監査等委員)58
松永暁太取締役(監査等委員)54
太田幹彦41
北村健一代表取締役社長4861,900
下垣典弘取締役62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)37717726
社外取締役312124
取締役(社内)310103
社外監査役2332
監査役1111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,602字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(スターティアホールディングス株式会社)と連結子会社10社(スターティア株式会社、クラウドサーカス株式会社、スターティアレイズ株式会社、Startia Asia Pte.Ltd.、スターティアウィル株式会社、ビーシーメディア株式会社、株式会社エヌオーエス、スターティアリード株式会社、株式会社ビジネスサービス、富士フイルムBI奈良株式会社)により構成されております。電子ブック作成ソフトを中心としたWebアプリケーションと、クラウドソリューションを始めとしたITインフラの提供により、情報の集約と利益化をサポートするITソリューションベンダーとして、高速化・複雑化し、また個人情報保護などの観点からセキュリティへの関心も高まっている企業のIT環境を、“トータルオフィスソリューション”を表題に、顧客満足度の向上に努めております。 当社グループは持株会社制度を採用し、当社がグループ全体の経営戦略策定等の機能を担うとともに各事業会社の経営管理を行い、各事業会社は取り扱う製品・サービスについて機動的に事業活動を展開しております。当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。 (1) ITインフラ関連事業 「ITインフラ関連事業」は、顧客企業のニーズと成長に合わせた総合的なネットワークインテグレーション及びクラウドをはじめとしたシステムインテグレーションを提供し、ネットワーク機器やサービスを組み合わせたトータル的なソリューションを提供しております。また、ビジネスホン、MFP及びカウンターサービスを主力とした販売を行っており、当社グループが長年にわたり情報通信機器やISP回線手配などの販売を行ってきたノウハウを活かし、LANなどの通信環境を意識したオフィスレイアウトの提案も行っております。また、電話回線手配などの回線加入受付代行による通信事業者からのインセンティブ収入事業を行っております。 (主な関係会社)スターティア株式会社、ビーシーメディア株式会社、 株式会社エヌオーエス、スターティアリード株式会社、 株式会社ビジネスサービス、富士フイルムBI奈良株式会社、 (2) DXソリューション関連事業 「DXソリューション関連事業」は、統合型デジタルマーケティングサービスであるCloud CIRCUSというデジタルマーケティング領域のSaaSを提供しています。主に中小企業市場を対象として、顧客を増やす5つの課題領域「情報発信」 「集客」 「顧客体験価値向上」 「見込顧客育成と顧客化」 「解約防止・リピート増」を実現するクラウドツール群で、初めてデジタルマーケティングにお取り組みされる方でも、誰でも簡単にすぐ使い始められる製品を開発・提供しています。 (主な関係会社)クラウドサーカス株式会社、スターティアレイズ株式会社、 (3) CVC関連事業 「CVC関連事業」は、斬新なアイデアや革新的なテクノロジーによって新しいビジネスの開拓に挑むITベンチャー企業に出資をすると同時に、当社グループの顧客基盤やITソリューション力といった経営資源を活用することで、投資先企業の成長をサポートする事業を行っております。同時に、そうした投資先との資本を通した連携により当社グループ内にイノベーションを誘発し、新たな企業価値を生み出すことを目指しております。 (主な関係会社)当社、Startia Asia Pte.Ltd. 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,624字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループは、「社会のニーズとマーケットを見極め、人と企業の未来を創造し、優れた事業と人材を輩出するリーディングカンパニーを目指す」を経営理念とし、IT業界における時代の変化に乗り遅れることなく、最新の技術動向を見据え、迅速な意思決定並びに機動力を持った経営推進を行い、事業会社の成長と持株会社によるガバナンス強化によって企業価値の向上に努めております。 当社グループが属する業界は、一部のIT関連需要の低迷を背景に設備投資を先送りする動きが見られる一方で、人手不足を背景とした自動化、省力化への投資、昨今のクラウドファーストやDX(デジタルトランスフォーメーション)への関心が高まり、市場は大きく成長しております。特に、生成AIの実装による業務効率化や付加価値の向上は、今や企業の競争力を左右する重要なテーマとなっております。 このような事業環境のもと、当社グループは、2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画を策定し、既存事業によるオーガニック成長を継続しつつ、M&A戦略をさらに強化することで、顧客基盤のさらなる拡大と既存事業とのシナジー創出を図り、企業価値の最大化を目指してまいります。 当社グループとして、ロールアップ型のM&Aで顧客基盤を強化し、AI等の先端技術を含む提供価値を増やし続けることで顧客LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)の向上とビジネス成長を同時実現するサイクルを回し、ITの総合サービス企業として業態を進化させていくことで、中長期的な拡大成長を遂げてまいります。 そのため、以下の5つを当面の経営課題と捉え、それらの対処方法として次の施策を進めてまいります。 ①M&A戦略の強化 ITインフラ関連事業を中心とした類似企業や事業譲受によるロールアップ型のM&Aにより、規模の経済や事業シナジーを追求し、販売エリアと顧客基盤を強化してまいります。また、DXソリューション関連事業においては、AI関連事業やデジタルマーケティング、BPaaS等のサービス拡充の為のM&Aにも着手し、当社グループの企業価値を高めてまいります。 ②顧客あたりの導入商材数増加と単価の向上 中堅中小企業の抱える課題に対し、最適なソリューションを多層的に提供することで、顧客の生産性向上を支援してまいります。この提供価値の最大化が、顧客との深い信頼関係の構築に繋がり、複数商材の導入及びARPU(顧客単価)の持続的な向上を実現する好循環を創出してまいります。 ③業務環境のデジタルシフトの進化とAI共生型組織への進化 既存業務のデジタル化(ペーパーレス・自動化)を加速させるとともに、AI利活用を標準とする業務環境を整備してまいります。リスキリングを通じて全社員のデジタルリテラシーを底上げし、変化に強い柔軟な組織文化を醸成することで、オペレーションの効率化と競争力の向上を図ってまいります。 ④優秀な人材の確保及び育成 当社グループでは企業価値向上を支える「優秀な人材の確保及び育成」を重要なサステナビリティの重点事項と位置付けております。多様性を持つ優秀な人材の確保と育成をすべく、社員の健康、働く環境、教育に注力し、様々な制度や研修を採り入れ、安心して働けることはもちろん、個人の成長にフォーカスした取り組みを行ってまいります。 ⑤コーポレート・ガバナンスの強化 全てのステークホルダーの期待に応えるため、株主利益及び企業価値を最大化すること、経営の効率化及び透明性を高めることをコーポレート・ガバナンスの基本としております。また、企業倫理とコンプライアンスを徹底し、内部統制システムの整備・強化及び経営の客観性と迅速な意思決定の確保に取り組んでまいります。
事業等のリスク6,286字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した当社グループの事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。 なお、本項に記載した予測、見通し等の将来に関する事項は、提出日現在で入手可能な情報に基づき当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 取り扱い商材に関するリスク (ITインフラ関連事業) a.日本企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進によるオフィスの更なるペーパーレス化や、特に地方において事業所の統廃合が進んでいることに伴い、複合機及びその保守サービスの需要が漸減するリスクに加え、競争の激化により、複合機の販売価格やカウンターサービスの単価の下落、顧客が減少するリスクにより当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクの対応策として、既存顧客との持続的な関係の構築に注力すると同時に、M&Aを含めた他社からの顧客の獲得活動を進めています。また、当社グループの各事業において、ペーパーレス化に対応したビジネスを積極的に展開しています。 b.働き方改革の推進や、雇用者、被用者の意識の多様化を背景として、在宅勤務やハイブリッドワークなど多様な働き方が定着し、オフィス需要や通信環境に対するニーズが変化しています。これに伴い、従来型のオフィス向け通信機器の需要の変化や市場環境の変化が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクの対応策として、当社グループでは、多様化するワークスタイルに対応するため、コワーキングスペース等の提供事業者との提携や、多様な通信サービスの提供を推進しています。 c.複合機、ビジネスホン等の通信機器の販売台数に応じてメーカーが仕入代金の一部を払い戻す協約リベートを仕入戻し高として計上しています。協約リベートは、通常、第2四半期及び第4四半期に行われることから、結果的に、四半期ごとの営業利益が大きく変動する傾向にあります。 d.新電力事業において、顧客へ販売する電力を主に日本卸電力取引所(JEPX)と発電事業者から調達しておりますが、その調達価格は天候や気温の影響、世界情勢による電力需給の逼迫や、発電燃料の枯渇や為替相場などにより変動する可能性があります。調達価格が想定以上に高騰する場合に備え、当社グループでは発電事業者等との相対取引による固定価格調達や市場価格の実態に則し電気料金に反映する仕組みの導入により、市場調達価格の変動に伴うリスクを低減しておりますが、調達価格の変動と当該変動の顧客への電気料金への反映にタイムラグが生じることによる短期的な資金収支の悪化により、当社グループの財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 e.複合機、ビジネスホン、ネットワーク機器等の情報通信機器について、メーカーや卸売業者等から仕入れておりますが、これら仕入先において、製品の生産遅延や在庫欠品の影響が生じた場合、顧客への納品遅延や受注キャンセル等が発生し、当社グループの事業、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。以前には世界的な半導体不足により、当社グループの仕入先であるメーカーや卸売業者等において、一時的に、一部製品の生産遅延や在庫欠品が発生しました。当該リスクの対応策として、複数の仕入先等との契約に基づき代替商品への切り替えや在庫確保等により、それらの影響を最小限に留めるように努めています。 (DXソリューション関連事業) a.競争力のある他社サービスのリリースや既存のサービスからの顧客の需要シフト等で競争が激化し、当社グループの競争優位性が弱まるリスクがあります。当該リスクの対応策として、顧客ニーズの変化に合わせたシステムのアップデートを高頻度で行う等、顧客に常に最適な利用環境を提供できるよう努めています。また、当社グループのサービスにより高い成果が期待できる顧客に対して、よりタッチポイントを増やし付加価値を高めることを目指す営業活動を強化しています。加えて、講演・オンラインセミナーの実施、自社メディアの運営等、当社グループが業界のトップランナーであることを印象付け、顧客ロイヤリティを高める活動にも注力しています。 b.生成AI等の急速な技術革新は、既存サービスの競争力を相対的に低下させるリスクがあります。特に当社グループは、AIインフラ提供者と顧客の中間に位置するビジネスモデルであるため、AIの進化と顧客の習熟が想定を上回るスピードで進んだ場合、当社グループの提供する介在価値が希薄化し、収益性が損なわれる恐れがあります。また、社内でのAI活用やAI人材の育成が競合他社に比して遅れた場合、中長期的な成長機会を逸する可能性があります。 当該リスクの対応策として、当社グループは技術変化をビジネス機会と捉え、生成AI技術を活用したサービス開発を行うことで、生成AIにより代替可能な分野を自ら積極的に代替させ、より高い成果が出せるサービス構築を行ってまいります。それら多様なサービスをCloud CIRCUSブランドに統合することで、当社グループの主な顧客基盤である中堅・中小企業によるAI活用の推進にお役立ちできる仕組み作りをしています。また、当社グループ各社による生成AIを用いた新規事業の立ち上げや、シェアード業務でのAI活用による業務効率化を推進しています。また、AI関連資格の取得補助制度を開始し、当社グループ全体でのAIリテラシーの底上げを図っています。SaaS事業においては、AIによる代替を懸念するだけでなく、「SaaS × AI」にヒトの付加価値を組み合わせる戦略により、既存顧客との結びつきを強化し、単なるツール提供に留まらない独自の立ち位置を確立してまいります。 c.当社グループのサービスである「Cloud CIRCUS」において、クラウドコンピューティングサービスなどのツールやAPIサービスなど、欧米を中心とした海外ベンダーが提供するツールやサービスをその一部構成要素として利用するものが多数あります。海外におけるインフレを背景とした導入価格の値上がりが発生し、更に円安の影響も加わって当社グループにおける利用コストが上がる事象も発生しております。また、海外における景気後退や、海外ベンダーが関与するM&Aや事業再編等に伴う急な方針転換等より、当社グループが従来利用しているツールやAPIの提供停止や提供体制の大幅な縮小等が発生し、従来どおりの利用ができなくなるリスクも考えられます。こうしたリスクへの対応策として、当社グループにおいても顧客に対する柔軟な価格改定を可能とする体制を構築し、機動的な価格転嫁を実施しています。また、顧客の重要なデータが当社グループのサービス内に累積することにより顧客によるスイッチングコストが高まり、結果として当社グループのサービスを継続してお使い頂けるようにする戦略により、ストック収益を中心とした景気変動に強い安定的な収益ポートフォリオを維持してまいります。また、平時より特定のサービスからの切り替えを要する場合におけるバックアッププランの検討などを行っております。 (2) 知的財産権の侵害リスク 当社グループでは他社の知的財産権を侵害しているような事実はないものと認識していますが、当社グループの事業分野における他社の知的財産権の現況を完全に把握することは困難であり、当社グループが把握できていないところで他社保有の知的財産権との抵触が生じている可能性は否めず、第三者から知的財産権の侵害を理由として損害賠償又は使用差止等の請求を受けるリスクがあります。また、当社グループの提供するソフトウェアは、一部の機能について第三者より知的財産権のライセンスを受けています。当社グループでは、過去の経験や業界の慣行により、将来的にビジネスに必要な様々な知的財産権のライセンス供与を受け又は更新できると考えていますが、全く供与されない、又は受諾可能な条件で供与されないリスクがあり、これらのリスクにより当社グループの事業、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクの対応策として当社グループでは、弁理士等の専門家に相談しながら、長期的な視点に立って知的財産権を取得・活用していく方針です。特許については、自社考案の技術やビジネスモデルのうち、権利化することが必要又は有益であると判断したものについて、積極的に出願を行っていく予定です。また、商標については、会社、商品及びサービスの名称、ロゴマーク、サービスマーク等のうち、当社グループが、必要又は有益であると判断したものについて、随時、出願を行っています。 (3) 投資有価証券に係るリスク 当社グループは上場株式やIT関連を中心とした未公開株式等を保有しており、株式市況の低迷や投資先の経営状況の悪化・破綻等により、保有する投資有価証券の評価額が減少し、当社グループの事業、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また未公開株式の一部は外貨建てのため、為替水準が大きく変動した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 企業買収等による事業拡大に係るリスク 当社グループは、持続的成長のためにM&Aを重要な戦略と位置づけておりますが、想定したスピードでM&Aが進捗しないリスクのほか、買収後に未認識債務が判明した場合や、PMI(買収後統合プロセス)が計画どおり進まず、期待したシナジーが得られないことによりのれんの減損損失が発生するなど、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 案件選定段階における徹底したデューデリジェンスに加え、社内にM&Aの成功事例を蓄積し、M&A仲介会社やメーカー等との信頼関係強化による優良案件の確保に努めています。買収後は、PMIの質を重視し、早期の経営体制統合と既存事業とのクロスセルを推進することで、投資回収の確実性を高めております。 (5) 固定資産の減損に係るリスク 当社グループは、事業を遂行する過程でさまざまな資産に投資し、有形固定資産、ソフトウェア・のれん等の無形固定資産を保有しております。特にDXソリューション関連事業においては、統合型デジタルマーケティングサービスであるSaaSツール群「Cloud CIRCUS」を拡販すべく、機能強化のための積極的なソフトウェア開発投資を行っております。これらの資産については、経営環境や事業状況の著しい変化等により収益性が低下し、十分な将来キャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は、対象資産に対する減損損失を認識する必要性が生じ、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報セキュリティ及び個人情報保護に係るリスク 当社グループは、顧客や取引先の個人情報や企業秘密を取り扱う業務を広く展開しており、システムの脆弱性や人的ミス(誤送信・入力ミス等)、AIへの入力データや学習データの流出の危険性の増加などによる情報漏洩リスクを認識しております。近年、サイバー攻撃は「RaaS(Ransomware as a Service)の普及」と「AIの進化」に代表されるように高度化・ビジネスモデル化が進んでおり、その脅威は増大しています。万が一、情報の漏洩やインシデントが発生した場合、社会的信頼の低下、損害賠償責任の発生、さらには事業継続への重大な支障をきたす可能性があります。また、既存の対策では防ぎきれない「ゼロデイ攻撃」や、管理者による意図的な情報持ち出し等の残余リスクを完全に排除することは困難です。 当該リスクに対して、当社グループでは、ISMS・PMS認証の継続的な取得に加え、多層防御の考え方に基づき、従来の「防御」だけでなく「検知・復旧」の観点から対策を強化しています。具体的には、全従業員を対象とした「標的型攻撃メール訓練」の実施に加え、端末レベルでの不審な挙動を検知する「EDR(Endpoint Detection and Response)」、ゼロトラストの考え方に基づく「ZTNA(Zero Trust Network Access)」の導入を進めています。また、将来的には、サイバー攻撃の監視、検知、そして対応を専門事業者が24時間365日体制で代行するセキュリティサービス「MDR(Managed Detection and Response)」の導入も検討しており、「サイバーレジリエンス(回復力)」の向上に努めてまいります。 (7) 人材の確保及び育成に係るリスク 当社グループの事業拡大のためには、多様化、高度化する顧客のニーズに適合した的確な提案、日々進化する急速な技術革新への対応及び新規事業の開発が不可欠であり、これらに対応できる優秀な人材を適時に確保し、育成していくことが重要であると考えています。しかしながら、当社グループの事業に必要な営業スキル、専門知識、技術及びビジネスキャリア等を有する人材に対する需要は高く、必要な人材の拡充が計画どおり進まない事象が近年発生しております。当該リスクの対応策として、当社グループでは、給与水準の引き上げを伴う人事制度の見直しや年間を通した積極的な採用活動を実施しております。加えて、ITインフラ関連事業では、麻雀採用を始めとする独自の採用手法や大学における授業登壇、就職活動支援を実施する等、大学と直接連携することによる人材募集を推進し、DXソリューション関連事業では、入社歴の浅い社員をプロダクトマネジャーや開発責任者に抜擢するなど、より魅力的な職場環境を整備しております。一方で、必要な人材の採用、育成及び定着に当たっては競争力のある給与・福利厚生の水準に加え、採用コストや人材育成に要する研修コストが必要となり、こうした費用の増加は、当社グループの事業、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 自然災害、重大な感染症、テロ、暴動、戦争など、その他予期せぬ事態が発生した場合のリスク 当社グループは、日本国内に本店及び主要な支店があることにより大規模地震を始めとした大雨、洪水などの自然災害、新型コロナウイルス感染症などの重大な感染症、テロ、暴動、戦争など、その他予期せぬ事態が発生した場合、従業員、設備、システムなどへ甚大な被害や損害が発生し、事業活動に支障が生じる可能性があります。当社グループにおいては、従業員、設備、システムなどの安全確保のために、災害対応マニュアル及びBCP(事業継続計画)の策定及び定期的な見直し、安否確認システムの導入、耐震対策、防災訓練、必要物資の備蓄、時差出勤やリモートワークなどの対策を講じていますが、全ての被害や損害を完全に防止することは困難です。このような事態が発生した場合は、顧客への補償、売上の減少、設備・システムの修復費用計上などが生じる恐れがあり、当社グループの事業、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,290字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来に関する事項には、不確実性を内在しており、あるいはリスクを含んでいるため、将来生じる実際の結果と異なる可能性を含んでおりますのでご留意ください。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな景気回復基調が続く一方、物価上昇や中東情勢の影響による世 界経済の不確実性、個人消費の低迷といった複合的なリスクが継続し、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような事業環境のもと、当社グループは、3ヵ年の中期経営計画の初年度として、既存事業によるオーガニック成長とM&A戦略の推進に注力してまいりました。当連結会計年度においては、2025年4月に迎えた新卒社員の早期戦力化が着実に進展すると共に、引き続き既存顧客との関係構築を軸としたアップセル、クロスセルに取り組んだことで、1人当たりの生産性が向上し、前年同期比較で増収増益となり、過去最高を更新いたしました。 その結果、当連結会計年度における業績は、売上高は23,790,045千円(前期比7.1%増)となりました。 売上原価は12,961,211千円(前期比5.9%増)となりました。 販売費及び一般管理費は7,586,116千円(前期比4.9%増)となりました。 その結果、営業利益は3,242,718千円(前期比18.4%増)となりました。 経常利益は、3,294,403千円(前期比18.3%増)となりました。 税金等調整前当期純利益は3,356,865千円(前期比20.4%増)となり、税効果会計適用後の法人税等負担額は999,817千円(前期比24.1%増)となりました。上記の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は2,318,001千円(前期比18.3%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメント区分を変更しており、以下の前年比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 <ITインフラ関連事業> ITインフラ関連事業におきましては、複合機(MFP:MultifunctionPeripheral)やビジネスホンなどのOA機器の販売・設置・保守をはじめ、ネットワークやクラウドを活用したITインフラの構築、セキュリティ対策を提供しております。また、光コラボレーションやISP(Internet Service Provider)、電話回線の加入受付代行、電力小売りやLED照明などの環境機器の提供も行い、オフィスのITインフラをトータルで支援しております。 当連結会計年度においては、ネットワークセキュリティ対策のニーズの高まりによりネットワーク関連機器の販売が好調に推移いたしました。関連する保守料金の値上げを実施したものの、変わらず契約継続がされており、当社のサービスが必要不可欠なITインフラ基盤として評価されております。また、1社の顧客に複数商材の利用を促すクロスセルに注力した結果、電力小売りや光コラボレーション、法人向けトータルサポートのビジ助などのストック型商材についても受注が好調に推移いたしました。 その結果、ITインフラ関連事業の当連結会計年度における業績は、売上高18,895,055千円(前期比6.4%増)、セグメント利益(営業利益)2,177,080千円(前期比10.9%増)となりました。 <DXソリューション関連事業> DXソリューション関連事業におきましては、マーケティングや営業活動を効率化する統合型SaaSツール「Cloud CIRCUS(クラウドサーカス)」に加え、総務や経理などのバックオフィス業務を自動化する業務自動化ツール(RPA)「RoboTANGO(ロボタンゴ)」や、クラウドサービス同士を連携させるツール(iPaaS)「JENKA(ジェンカ)」などを提供し、業務全体の効率化と生産性向上を支援しています。 当連結会計年度においては、1社の顧客に複数商材の利用を促すクロスセルの強化につとめ、顧客ニーズや検討フェーズに応じた最適なアプローチ体制を再構築いたしました。重点的な支援を必要とする顧客にはカスタマーサクセスが深く関与して活用を促進する一方、効率的な情報収集を求める顧客にはインサイドセールスが非対面(Web)での迅速なフォローアップを実施するなど、顧客の求める形に沿った体制を構築しております。この組織的なアプローチの最適化と、インサイドセールスBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の定着が奏功し、受注率が向上いたしました。また、世の中のAIの浸透と共に、検索エンジンの「AIO(AI検索最適化)」への関心が高まりをみせ、AIO対策に関連するセミナーの集客数は従来の5倍に達するなど、中小企業のAI活用ニーズを的確に捉え、WEB制作やコンサルティング、デジタルガイド「Fullstar」、AIチャットボット「IZANAI」の受注に寄与いたしました。 その結果、DXソリューション関連事業の当連結会計年度における業績は、売上高4,876,848千円(前期比9.7%増)、セグメント利益(営業利益)945,411千円(前期比44.5%増)となりました。 <CVC関連事業> 当連結会計年度におけるCVC関連事業は、以下のとおりであります。 CVC関連事業におきましては、引き続き投資先のバリューアップ支援に努めております。 その結果、CVC関連事業の当連結会計年度における業績は、売上高はなく(前期も売上高なし)、セグメント損失(営業損失)2,028千円(前期はセグメント損失(営業損失)2,807千円)となりました。 (2) 財政状態 ① 流動資産 流動資産は13,060,197千円となり、前連結会計年度末と比較して1,530,297千円増加いたしました。その主な内容は、現金及び預金の増加1,105,130千円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加280,243千円、営業投資有価証券の増加63,819千円があったことなどによるものであります。 ② 固定資産 固定資産は2,487,400千円となり、前連結会計年度末と比較して186,780千円減少いたしました。その主な内容は、繰延税金資産の増加33,445千円がありましたが、その一方で、ソフトウエアの減少81,169千円、のれんの減少72,157千円があったことなどによるものであります。 ③ 流動負債 流動負債は5,921,784千円となり、前連結会計年度末と比較して672,117千円増加いたしました。その主な内容は、1年内返済予定の長期借入金の減少48,506千円がありましたが、その一方で、未払法人税等の増加483,190千円、前受金の増加65,489千円、買掛金の増加38,675千円、その他流動負債の増加37,491千円、未払費用の増加34,081千円があったことなどによるものであります。 ④ 固定負債 固定負債は1,135,611千円となり、前連結会計年度末と比較して169,016千円減少いたしました。その主な内容は、長期借入金の減少162,156千円があったことなどによるものであります。 ⑤ 純資産 純資産は8,490,201千円となり、前連結会計年度末と比較して840,416千円増加いたしました。その主な内容は、親会社株主に帰属する当期純利益2,318,001千円による利益剰余金の増加があった一方で、剰余金の配当1,200,501千円による利益剰余金の減少、自己株式の増加318,276千円があったことなどによるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は7,670,887千円と前連結会計年度末と比較して1,105,130千円増加(前期比16.8%増)いたしました。 当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは3,057,149千円の収入となりました(前期比77.9%増)。その主な内容は、税金等調整前当期純利益3,356,865千円、減価償却費の計上426,821千円がありましたが、その一方で、法人税等の支払額565,056千円、売上債権の増加280,243千円があったことなどによるものであります。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは208,405千円の支出となりました(前期比51.5%減)。その主な内容は、関係会社株式の売却による収入49,999千円、投資事業組合出資金の返還による収入18,563千円がありましたが、その一方で、固定資産の取得による支出310,525千円があったことなどによるものであります。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは1,759,895千円の支出となりました(前期比15.7%減)。その主な内容は、自己株式の取得による支出360,750千円、配当金の支払額1,200,501千円があったことなどによるものであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループにおける資金需要のうち主なものは、運転資金、設備・開発投資資金、M&A資金等であります。これらの資金は、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入による資金調達によるものであります。 また、株主還元につきましては、財務健全性等に留意し、配当政策に基づき実施しております。詳細については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。 詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (生産、受注及び販売の状況) 当社グループは事業の性質上、生産・受注の実績はありません。 (1) 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) ITインフラ関連事業   8,615,910   106.9 DXソリューション関連事業   295,972   107.6 CVC関連事業   -   - その他   -   - 合計   8,911,883   106.9 (注)  金額は、仕入価格によっております。 (2) 外注実績 当連結会計年度における外注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   外注高(千円)   前年同期比(%) ITインフラ関連事業   527,379   106.1 DXソリューション関連事業   602,975   97.9 CVC関連事業   -   - その他   -   - 合計   1,130,354   101.6 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) ITインフラ関連事業   18,895,055   106.4 DXソリューション関連事業   4,876,848   109.7 CVC関連事業   -   - その他   -   - 合計   23,771,903   107.1 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。なお、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) オリックス株式会社   2,239,654   10.1   -   - 3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。