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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

プロネクサス

PRONEXUS INC.7893 · Prime · その他製品

上場企業向け法定開示・IR支援を中核とする専門サービス会社。開示書類作成、翻訳、システム提供をワンストップで手掛ける。

概要

プロネクサスは、1947年に亜細亜証券印刷として創業した、法定開示書類やIR関連サービスの提供を専門とする企業である。EDINET対応の開示ソフト「エディッツ・サービス」や株主総会招集通知の作成支援で高い市場シェアを持ち、上場企業向けに開示支援、会計コンサル、IPO支援、翻訳、映像制作などをワンストップで提供する。2026年3月期の連結売上収益は約310億円、従業員数は1,796人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

法定開示とIR支援を柱とする4つのサービス区分

プロネクサスグループは単一セグメントのディスクロージャー関連事業であるが、取扱サービスを4つの区分に分けている。最大の柱は上場会社ディスクロージャー関連で、連結売上収益の42.9%(2026年3月期)を占める。ここには有価証券報告書等の法定開示書類作成支援、会計コンサルティング、IPO支援が含まれる。次いで上場会社IR・イベント関連等が33.3%を占め、決算説明会資料作成、IRサイト構築、株主総会運営支援、人材採用・教育支援、翻訳・映像制作などを手掛ける。金融商品ディスクロージャー関連は20.5%で、投資信託や不動産投資信託の目論見書・運用報告書の作成支援が中心である。データベース関連は3.3%と小規模だが、企業情報データベースや経済統計データベースを提供し、安定した収益源となっている。

連結子会社16社で構成されるグループ体制

プロネクサスは国内に13社、海外に2社の連結子会社を持つ。中核子会社である株式会社アスプコミュニケーションズ(富山市)はデータ加工、情報セキュリティ、システム開発・運用を担い、ISMS・ISO14001認証を取得している。日本財務翻訳株式会社は開示書類の英文翻訳を専門とする。株式会社シネ・フォーカスはイベント映像機材・運営支援を提供し、医学会や企業イベントの受注を拡大している。会計コンサルティング分野では、2024年8月に連結子会社化した株式会社JBAホールディングスとその傘下7社が決算支援やIPO支援を強化する。海外では台湾に台湾普羅納克廈斯股份有限公司、ベトナムにPRONEXUS VIETNAM CO., LTD.を置き、日系企業向けBPO事業を展開する。これらの子会社が専門性を補完し、グループ全体でトータルサービスを実現している。

電子化と制度変更への適応が鍵となる事業環境

プロネクサスの主要顧客は上場企業であり、資本市場の動向や制度改正の影響を直接受ける。金融庁の電子開示システムEDINETのバージョンアップやXBRLデータの高度化に対応したシステムサービスとコンサルティングが、同社の収益基盤を支えている。近年は東証プライム上場企業への決算情報・適時開示情報の日英同時開示義務化、非財務情報開示の拡充、コーポレートガバナンス・コードへの対応など、開示の拡充と電子化が進む。一方で、2023年3月から株主総会招集通知の電子提供制度が開始され、印刷製品の需要減少が見込まれる。また、東京証券取引所の市場改革により上場企業数が減少する可能性もある。こうした環境下で同社は、電子化に対応した非印刷分野のサービス強化と、人材採用支援やBPOなど新領域への展開を中期経営計画の柱としている。

業界の中での役割はディスクロージャー・IR支援サービス:上場会社や金融商品の発行体に対し、法定開示・IRに関するコンサル・システム・制作を提供にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
328億円
営業利益
29億円
営業利益率
8.8%
純利益
21億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01上場企業向け法定開示・IR支援主力

有価証券報告書等の法定開示書類作成支援、会計コンサルティング、IPO支援、IR支援、サステナビリティコンサル、人材採用・教育支援、Web・翻訳・映像制作、イベント運営等をワンストップで提供。

主な製品・サービス3
法定開示支援サービス
有価証券報告書、臨時報告書等の作成代行・チェック、XBRLデータ作成等を提供。
IR支援サービス
決算説明会資料作成、IRサイト構築、株主総会運営支援等を提供。
開示書類翻訳サービス
英文開示書類の翻訳・作成を専門に行う。

02金融商品ディスクロージャー関連準主力

投資信託・不動産投資信託・外国会社向けの目論見書等の開示書類作成支援、販売促進支援サービスを提供。

主な製品・サービス1
投資信託開示支援
投資信託の目論見書、運用報告書等の作成支援サービス。

03データベース関連副次

企業情報・財務情報検索用データベース、経済統計データベース、ファイナンスデータベース等を提供。投資家や企業の調査・分析を支援。

主な製品・サービス1
企業情報データベース
上場企業の財務データ・開示情報を検索・閲覧できるオンラインデータベース。

製品と技術

法定開示書類作成を支える「エディッツ・サービス」

プロネクサスの中核製品は、2003年に本格導入された開示書類作成支援システム「エディッツ・サービス」である。このシステムは、金融庁のEDINETに対応した有価証券報告書、臨時報告書、四半期報告書などの作成・チェックを支援する。XBRLデータの作成機能も備え、法令改正やシステムバージョンアップに追随しながら、上場企業の開示実務の効率化と正確性向上に貢献している。同社はこのシステムとコンサルティングサービスを組み合わせて提供し、高い市場シェアを維持している。2026年3月期の上場会社ディスクロージャー関連売上は約140億円に達し、同社の最大の収益源である。

株主総会運営をトータルに支援する招集通知関連

プロネクサスは、株主総会招集通知の作成から印刷、電子提供、発送までをトータルに支援する。2023年3月開催の株主総会から招集通知の電子提供制度が始まり、印刷ページ数は減少傾向にあるが、個人投資家数の増加に伴う印刷部数の増加がマイナス影響を補っている。同社は電子提供制度に対応したシステムと、紙媒体の両方に対応できる体制を持つ。また、株主総会当日の運営支援や議決権行使助言会社向け資料作成など、総会関連の周辺サービスも提供する。これらは上場会社IR・イベント関連等に区分され、同セグメントの売上の一部を構成する。

企業情報データベースと財務分析ツール

プロネクサスは、データベース関連事業として、企業情報・財務情報検索用データベース、経済統計データベース、ファイナンスデータベースを提供している。これらのサービスは、投資家や企業の調査・分析を支援する。主力の企業情報データベースは、上場企業の財務データや開示情報を網羅し、時系列での比較分析が可能である。2026年3月期のデータベース関連売上は約11億円と、全社売上の3.3%に過ぎないが、大学や金融機関など安定した顧客基盤を持つ。同社はこの分野でも、既存顧客との契約更改時の単価アップや新規顧客開拓により微増収を達成している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

開示書類印刷大手、収益改善期待

IR・開示書類の印刷・電子開示サービスを提供する企業。同業には浅香工業やドリームベッドなどがあるが、プロネクサスは開示書類分野で国内トップクラスのシェア。売上高は300億円超、2025/3期は営業利益率0.65%と低水準だったが、2026/3期には8.84%への急改善が予想される。電子開示の普及で印刷需要は減少傾向だが、クラウドサービスなど新事業へのシフトが進んでいる。競合に対して、ブランド力と顧客基盤が強み。

強み

  • IR・開示書類分野で高いシェアを持ち、上場企業との取引が多い。
  • 2026/3期に営業利益率が大きく改善する見通し。
  • 電子開示サービスを提供し、ペーパーレス化に対応。
  • 法規制に基づく開示需要は安定的。

課題

  • 電子化の進展で印刷需要が長期的に減少傾向。
  • 2025/3期の利益率急落など、収益が不安定。
  • 同業他社との競争が激しく、価格競争に陥る可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がプロネクサス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13741セック328億円21.6倍
24072電算システムホールディングス327億円10.3倍
36070キャリアリンク325億円11.8倍
43983オロ325億円14.8倍
53771システムリサーチ318億円12.1倍
67893プロネクサス310億円13.4倍
73393スターティアホールディングス309億円12.2倍
83915テラスカイ307億円19.5倍
93496アズーム292億円28.2倍
103922PR TIMES286億円12.1倍
119702アイ・エス・ビー272億円16.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

株券印刷会社として創業した1947年

1947年5月、東京都中央区において「亜細亜証券印刷株式会社」が設立された。目的は株券や証券類の印刷であり、初代社長には上野一雄が就任した。当時は戦後間もない時期で、証券市場の再建に伴い株券印刷の需要が高まっていた。1952年には本社工場を東京都港区に移転し、1963年には各証券取引所から上場会社の適格株券印刷会社としての確認を得た。その後、1975年には株券印刷専門の新橋第1工場を取得するなど、株券印刷の専門性を高めていった。この時代の同社はあくまで印刷会社であり、後のディスクロージャー事業の基盤はまだなかった。

商法関連書類へ事業拡大した1978年

1978年4月、上野守生が社長に就任したことを機に、同社は株券印刷専門から株主総会関係書類をはじめとする商法(現会社法)関連書類の印刷専門会社へと事業を拡大した。これにより、単なる証券印刷業から企業の法定書類全般を扱う企業へと転換した。1985年にはさらに有価証券印刷や商法関連書類に加え、上場、決算、ファイナンスなど証券取引法(現金融商品取引法)関連の開示書類を開拓し、「ディスクロージャー・ビジネス」として事業分野を明確に打ち出した。同年12月には本社及び本社工場を港区に新築し、事業拡大のための設備投資を進めた。この時期に現在の事業の原型が形成された。

店頭登録と上場を経て印刷からサービスへシフト

1994年7月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、1996年9月には東京証券取引所市場第二部に上場した。この間、1995年にはディスクロージャー実務研究会を発足させ、顧客向けの情報サービスを開始。2000年代に入ると、2003年に開示書類作成支援システム「エディッツ・サービス」を本格導入し、ITを活用したサービス提供に乗り出した。2004年9月には東証第一部銘柄に指定された。この時期、同社は印刷会社から、法定開示・IR支援を中心とするサービス企業へとビジネスモデルを転換しつつあった。子会社を通じてデータ加工やシステム開発の体制も整え、グループとしての基盤を強化した。

商号変更と証券印刷部門の分離(2006年)

2006年10月、同社は商号を「株式会社プロネクサス」(英文名 PRONEXUS INC.)に変更した。同時に、証券印刷部門を簡易新設分割し、旧社名「亜細亜証券印刷株式会社」として独立させた。これにより、プロネクサスはディスクロージャー・IR支援サービスに特化し、印刷は亜細亜証券印刷が担う分業体制が確立した。同年12月には財務資料専門の翻訳会社「日本財務翻訳株式会社」を合弁で設立し、英文開示の需要に備えた。また、2008年2月には本社を現在地である東京都港区海岸一丁目に移転し、情報セキュリティマネジメントシステムISO27001の全社認証を取得するなど、企業としての基盤を整えた。

M&Aと新領域への拡大(2020年代)

2020年代に入ると、プロネクサスは積極的なM&Aと新規事業への投資を進めた。2024年8月には会計コンサルティングファームの株式会社JBAホールディングスを連結子会社化し、決算支援やIPO支援のサービスを強化した。また、子会社の株式会社シネ・フォーカスによるイベント支援事業や、人材採用支援ビジネスが成長ドライバーとなった。2026年3月期の連結売上収益は328億円(計画値)に達し、売上構成は上場会社向けサービスが約76%を占める。一方で、株主総会招集通知の電子化や投資信託目論見書の電子交付制度導入による印刷需要の減少に対応するため、非印刷分野の拡大とデジタルトランスフォーメーション(DX)投資を中期経営計画の重点課題としている。

年表36件を開く

1940年代

  • 1947年5月創業株券、証券の印刷を目的として「亜細亜証券印刷株式会社」を設立(東京都中央区)上野一雄が社長に就任

1950年代

  • 1952年5月本社工場を移転(東京都港区)

1960年代

  • 1963年7月上場各証券取引所より上場会社の適格株券印刷会社として確認を得る
  • 1968年10月ビジネスフォーム分野に進出

1970年代

  • 1973年3月関西地区における営業強化のため、大阪営業所(現・大阪支店)を設置(現在地 大阪市中央区)
  • 1975年12月東京都港区に工場建物を購入、株券印刷専門の新橋第1工場とする
  • 1976年1月上野守生が社長に就任
  • 1978年4月株券印刷専門会社から、株主総会関係書類をはじめとする商法(現・会社法)関連書類の印刷専門会社に事業を拡大

1980年代

  • 1985年4月上場有価証券印刷、商法(現・会社法)関連書類に加え、上場、決算、ファイナンスなど証券取引法(現・金融商品取引法)関連開示書類を開拓、「ディスクロージャー・ビジネス」として事業分野を拡大
  • 1985年12月本社及び本社工場を新築(東京都港区)
  • 1989年12月文字処理体制強化のため、富山市に「株式会社アスプコミュニケーションズ」を設立(現・連結子会社)

1990年代

  • 1991年1月東海地区における営業強化のため、名古屋営業所(現・名古屋支店)を設置(名古屋市中区)
  • 1994年7月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1994年12月九州地区における営業強化のため、福岡営業所を設置(福岡市中央区)
  • 1995年3月創業顧客へのディスクロージャー実務関連情報サービス機関として、ディスクロージャー実務研究会を発足
  • 1995年10月北海道地区における営業強化のため、札幌営業所を設置(札幌市中央区)
  • 1996年9月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1997年1月事業規模の拡大に向け富山市に工場を新築、「株式会社アスプコミュニケーションズ」に貸与、同社本社を移転
  • 1999年3月中国地区における営業強化のため、広島営業所を設置(広島市中区)
  • 1999年5月「株式会社アスプコミュニケーションズ」内に編集・データ加工機能拡張のため「ASP情報センター」を設置
  • 1999年5月お客様専用ハイセキュリティ送受信ネットワークASPNET運用開始

2000年代

  • 2000年4月創業当社製品等の配送業務を行うため、「株式会社セキュリティー・ロジスティックス」を設立
  • 2001年3月「株式会社アスプコミュニケーションズ」内「ASP情報センター」を、セキュリティ・能力強化拡充のため増築
  • 2001年6月創業コンテンツ事業開拓のため、企業財務情報のWeb配信を行う「株式会社イーオーエル」を設立
  • 2002年8月創業IR事業拡充のため、IRツールの企画制作を行う「株式会社エーツーメディア」(2011年6月「株式会社a2media」に商号変更)を設立(現・「株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズ」)
  • 2003年3月「株式会社アスプコミュニケーションズ」が、情報セキュリティ国際基準「ISMS」の認証を取得
  • 2003年5月開示書類作成支援システム「エディッツ・サービス」を本格導入
  • 2004年9月東京証券取引所市場第一部銘柄の指定を受ける
  • 2004年10月「株式会社アスプコミュニケーションズ」が、財団法人日本科学技術連盟より2004年度TQM奨励賞を受賞
  • 2006年5月新・経営理念を制定、新たに行動基準を制定
  • 2006年5月当社製造部門が環境マネジメントシステムISO14001の認証を取得
  • 2006年10月商号変更「株式会社プロネクサス(英文名 PRONEXUS INC.)」に商号変更
  • 2006年10月創業証券印刷部門を簡易新設分割し、旧社名を引き継ぐ「亜細亜証券印刷株式会社」として設立
  • 2006年12月財務資料専門の翻訳会社「日本財務翻訳株式会社」を合弁で設立
  • 2008年2月本社事務所を東京都港区海岸一丁目に移転[現在地]
  • 2008年4月情報セキュリティマネジメントシステムISO27001の認証を全社範囲で取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上収益イメージ(2030年時点)2031年3月期まで400億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存ディスクロージャー・IR事業の強化

    株主総会招集通知や有価証券報告書などの主要製品でシェア向上を狙う。日英同時開示に対応した翻訳サービスの拡充、投資信託目論見書のペーパーレス化に伴う新サービス導入とシェア拡大に取り組む。

  2. 02

    新たなビジネス領域の成長戦略

    前中期経営計画で着手した株主総会・IRイベントの受注拡大、人財採用支援ビジネスの拡大、開示BPOサービスの継続強化と連結決算支援などの新サービス拡大を本格展開する。

  3. 03

    ESG・サステナビリティ戦略

    サステナビリティ情報開示支援サービスの拡充とゼロカーボンプリントの導入、新規事業に対応する人財育成と働きやすい職場環境の整備、グループマネジメントと情報セキュリティの強化を行う。

  4. 04

    キャッシュアロケーション

    システムサービスを中心とした積極的なDX投資(AI活用含む)、既存・新規両面でのM&A実施、株主還元の重視(配当性向50%以上、機動的な自己株式取得の検討)を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,796人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は744万円で、9期前と比べて+12.2%平均年齢は43.5歳、平均勤続年数は12.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,029
2018年3月1,074
2019年3月66340.011.41,194
2020年3月65642.011.41,304
2021年3月68042.111.91,424
2022年3月72042.412.31,440
2023年3月70342.512.51,651
2024年3月68843.012.41,660
2025年3月72443.412.71,66812
2026年3月74443.512.71,796161

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率78.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 14 / 海外 2、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都港区4,463百万円
戸田工場 — 埼玉県戸田市2,342百万円
本社 — 富山県 富山市1,136百万円
本社 — 東京都 中央区995百万円
本社 — 東京都 千代田区491百万円
本社 — 台湾台北市237百万円
本社 — 東京都 港区142百万円
名古屋支店 他4営業所 — 名古屋市中区他102百万円
本社 — 東京都 港区94百万円
大阪支店 — 大阪市中央区72百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社アスプコミュニケーションズ(注)3
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本財務翻訳株式会社
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アイ・エヌ情報センター
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権96.9%
  • 国内
    株式会社ディスクロージャー・プロ
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シネ・フォーカス
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社JBAホールディングス(注)4
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権65.8%
  • 国内
    ジャパン・ビジネス・アシュアランス株式会社(注)5
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権65.8%
  • 国内
    JBA HRソリューション株式会社(注)5
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権65.8%
  • 国内
    JBAプロセス・イノベーション・コンサルティング株式会社(注)5
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権65.8%
  • 国内
    JBAファイナンシャルアドバイザリー株式会社(注)5
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権65.8%
  • 国内
    JBA関西株式会社(注)5
    大阪府 大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権65.8%
  • 国内
    JBAサステナビリティ株式会社(注)5
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権65.8%
残りのグループ会社4社を開く
  • JBAキャピタル合同会社(注)5東京都 千代田区66%
  • 株式会社ナレッジベース(注)6東京都 千代田区100%
  • 台湾普羅納克廈斯股份 有限公司台湾 台北市100%
  • PRONEXUS VIETNAM CO., LTDHo Chi Minh City, VietNam100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    海外事業者誘致用ウェブページ・ウェブコンテンツの作成・更新等業務
    金融庁 · 2026-03-11
    1,180万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は328億円営業利益29億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.8%、利益が+1350.0%。

売上高
+5.8%
328億円
営業利益
+1350.0%
29億円
純利益
+320.0%
21億円
営業利益率
8.8%
前期比 +8.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高340億円328億円
営業利益30億円29億円
純利益20億円21億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は126億円、営業利益は32億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.8%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q56−1
2024年1Q1183227.122
2024年2Q59−2−3.4−1
2024年3Q6311.61
2024年4Q61−4
2025年2Q1793217.931
2025年4Q131−30−22.9−26
2026年2Q1843016.321
2026年4Q144−1−0.70
2027年1Q1263225.421

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は180億円から328億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は8.8%。売上は10期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1801812
2014年3月1992214
2015年3月2112014
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2016年3月2102317
2017年3月2162518
2018年3月2252919
2019年3月2322718
2020年3月2442718
2021年3月2502517
2022年3月2612618
2023年3月2682416
2024年3月3012518
2025年3月3102170.65
2026年3月32829308.821

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高328億円のうち、営業利益として残るのは29億円8.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.5%205億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.7%94億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.8%29億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
37.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.3pt
8.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
6.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.3pt
8.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが35億円、投資CFが−37億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は87億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月28−2−2026121
2014年3月20−8−1712116
2015年3月30−11−2919106
2016年3月271−1428119
2017年3月24−6−1018127
2018年3月33−3−2130126
2019年3月29−13−2316119
2020年3月42−17−2425119
2021年3月39−13−1726128
2022年3月38−16−2922122
2023年3月36−65−18−2976
2024年3月53−17−183695
2025年3月436−2049123
2026年3月35−37−34−287

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は375億円。このうち返さなくてよい自己資本が236億円で、自己資本比率は63.0%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2782186077.8
2014年3月2792186177.8
2015年3月2752096675.6
2016年3月2762096775.5
2017年3月2842147075.5
2018年3月32221710567.3
2019年3月31921910068.6
2020年3月33022510567.9
2021年3月36323412964.5
2022年3月35623412265.9
2023年3月36924412566.1
2024年3月38625513166.2
2025年3月38725013664.6
2026年3月37523613163.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
87億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
194億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
131億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中28位あたり、逆に低いのは自己資本比率104社中45位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.7%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.8%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.0%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.8%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,118で、1年前と比べて+4.8%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥1,118-0.8%1ヶ月-0.1%1年+4.8%時価総額310億円
過去52週の値幅
安値¥1,019高値¥1,221

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.4倍
PER (会社予想)13.8倍
PBR1.09倍
配当利回り3.94%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬に52週高値1221円まで上昇した後、8月に入り反落し、直近は1102円で推移。終値ベースでは25日線1142.84円を下回っており、短期的な上昇トレンドは崩れつつある。ただし、75日線1092.6円や200日線1114.33円の水準では下支えが見られ、週足では依然として上昇基調を維持。RSIは36.65と売られ過ぎ圏に近づいており、反発のタイミングを探る展開。出来高は7月29日に94800株と急増したが、その後は減少傾向にあり、需給の落ち着きがみられる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが13.25倍と業界平均の18.51倍を大きく下回り、PBRも1.08倍で平均1.39倍より低い。配当利回りは3.99%と平均の3%を上回るが、配当性向が83.8%と高く、今後の増配余地は限定的。ROEは8.7%と低水準だが、直近の業績回復により今期は改善が見込まれる。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.4倍18.4倍
PER (予想)13.8倍
PBR1.09倍1.38倍
ROE8.7%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

開示書類の電子化・クラウド化が進む中で、法的な要請の変化が同社の追い風となるかが焦点。強気派は、規制対応の複雑化で既存顧客のロックインが強まり、サブスクリプション収入が安定成長するとみる。一方弱気派は、売上高の伸びに対して営業利益率が2025年3月期に急低下し、競争激化や開発投資負担で収益性が悪化するリスクを懸念。翌年の回復予想を据え置き、業績のブレを警戒する。

プラスに働く材料7
  • 規制変更が追い風

    電子開示や株主総会のオンライン化で新規需要が継続。2026年3月期は売上高・利益が増加予想。

  • 高い顧客定着率

    開示ソフトのシェアが高く、乗り換えコストにより継続的なサポート収入が安定。

  • 収益性の改善期待

    2026年3月期は営業利益率8.84%とV字回復見込みで、効率化の成果が出ると判断。

  • 営業利益29億円で13.5倍に急回復決算発表後影響

    2025年3月期の営業利益2億円から2026年3月期29億円へ、営業利益率も8.84%に改善

  • 売上高328億円で過去最高を更新通年影響

    2026年3月期の売上高は前期比18億円増の328億円

  • 増配期待で配当利回り3.99%が下支え次回株主総会影響

    利益急増で増配余地が広がり、現状利回り3.99%が高まる

  • 業績改善にもかかわらず株価が小幅上昇継続影響

    年初来上昇率1.38%と株価の出遅れが鮮明

マイナスに働く材料7
  • 営業利益率の急変動

    2025年3月期は営業利益率0.65%に急落。理由の説明が不十分で収益安定性に疑問。

  • 競合の台頭

    ITベンダーや新興のクラウドサービスとの競合で値下げ圧力が予想される。

  • 市場の成熟

    開示書類の電子化が一巡し、国内市場は縮小傾向。成長の限界が近いとの見方。

  • 業績の変動幅が大きく、低調期のリスク決算発表後影響

    2025年3月期は純利益5億円と低迷、2026年3月期21億円でも振れが大きい

  • 売上高の成長率が5.8%にとどまる通年影響

    2026年3月期の売上高成長率は5.8%にとどまる

  • 営業利益率8.84%は低水準で改善余地継続影響

    営業利益率8.84%は低く、費用増の影響を大きく受ける

  • 外国人保有10.54%は売り圧力でもある継続影響

    外国人保有10.54%は高く、売りに転じやすいポジション

次の決算で確かめる点
売上高成長率
市場成長とシェア維持のバロメーター。増収基調が継続するか確認。
営業利益率
業績のブレが大きいため、利益率の安定化が経営課題を反映。
顧客数と解約率
サブスク型の収益基盤を評価し、競争環境の変化を捉える。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から19.2%いまの株価に対する利回りは3.94%。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
3.94%
いまの株価に対して
配当性向
83.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2442.6
2018年3月2816.743.8
2019年3月307.149.7
2020年3月300.050.2
2021年3月326.764.8
2022年3月359.446.9
2023年3月362.957.2
2024年3月360.075.9
2025年3月5244.4297.5
2026年3月42−19.283.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ34,729人。区分でいちばん多いのは個人・その他76.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.9%を占め、残る88.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他73.175.274.172.072.076.9
自己株式7.18.08.08.08.011.1
外国法人12.710.912.312.712.010.5
金融機関9.58.88.29.910.87.8
事業法人4.04.14.24.24.24.1
証券会社0.71.01.11.10.90.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01上野 守生12.09
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.48
03NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)5.27
04上野 誠子5.09
05プロネクサス社員持株会4.40
06上野 吉生2.87
07上野 剛史2.65
08峯戸松 明子2.63
09岡田 達也2.03
10DAISUKE UENO1.67

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-07-23
    エフエムアール インベストメント マネジメント ユーケー リミテッド(FMR Investment Management (UK) Limited)
    新規の大量保有報告
    5.00%
    -0.28pt
  • 2026-06-26
    上野 守生
    新規の大量保有報告
    11.67%
    -1.01pt
  • 2026-06-18
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.57%
    +1.16pt
  • 2026-06-18
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.48%
    -1.09pt
  • 2026-06-18
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.30%
    +0.89pt
  • 2026-06-18
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.28%
    -1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+140%、1株純資産は14期で+48%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月356475.419.755.1
2014年3月446686.517.549.7
2015年3月446936.418.639.3
2016年3月567178.121.340.4
2017年3月627488.519.342.6
2018年3月667828.719.543.8
2019年3月668038.418.549.7
2020年3月698348.315.250.2
2021年3月638787.419.364.8
2022年3月689187.515.646.9
2023年3月639566.815.357.2
2024年3月701,0017.117.575.9
2025年3月189791.870.7297.5
2026年3月839588.713.683.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額200百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
上野剛史代表取締役社長56734,000
森貞裕文取締役 常務執行役員(システム戦略担当)システムコンサルティング事業部長 兼 AI研究開発室長524,000
塩津裕一取締役 常務執行役員(ソリューション戦略担当)ソリューション事業部長6712,000
小澤則夫取締役 執行役員(マーケティング戦略担当)人財開発部担当 兼 マーケティング事業部長6712,000
長妻貴嗣取締役61
清水謙取締役58
酒井一郎取締役64
小野塚惠美取締役52
佐瀬あかね常勤監査役6353,000
須藤修監査役74
忍田卓也監査役56
津田良洋監査役64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41072212932
社外取締役756568
監査役1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,710字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)の事業は、当社と子会社16社で構成されています。当社グループの事業セグメントは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表  連結財務諸表注記 6.セグメント情報」に記載のとおり、ディスクロージャー関連事業の単一セグメントでありますが、取扱サービスを下記の4つに区分しております。 ・上場会社ディスクロージャー関連(上場会社向け法定開示支援サービス、会計コンサルティングサービス、 IPO支援サービス等) ・上場会社IR・イベント関連等(上場会社向けIR支援サービス、人財採用・教育支援サービス、 イベント映像機材・運営支援サービス等) ・金融商品ディスクロージャー関連(投資信託・不動産投資信託・外国会社向け開示・IR支援サービス、 金融商品向け販売促進支援サービス等) ・データベース関連(企業情報・財務情報検索用データベース、経済統計データベース等) ※詳細は後記の表をご参照ください。 当社グループは、上場会社及び金融商品の投資家向けの法定開示・IR支援を中心に、お客様企業の求職者・顧客・社員・社会等、幅広いステークホルダーに対してのコミュニケーションを支援しています。 当社グループによる支援の特長は、専門家によるアドバイスや法的チェックなどのコンサルティングやアウトソーシングサービス、ITを活用したインフラ・システムサービス、Web制作・翻訳・映像制作・データ加工・印刷などのコンテンツ制作サービスを提供し、お客様企業の課題解決に貢献する点にあります。 当社の子会社は、国内では当社事業に関連するデータ加工、情報セキュリティ管理及びシステム開発・運用業務を行っている株式会社アスプコミュニケーションズ、開示書類等の英文翻訳サービスを提供する日本財務翻訳株式会社、データベース事業を行う株式会社アイ・エヌ情報センター、開示書類作成アウトソーシングサービスを提供する株式会社ディスクロージャー・プロ、イベント映像機材・運営支援を行う株式会社シネ・フォーカス、決算支援等の会計コンサルティングを行う株式会社JBAホールディングス及びその子会社7社、システム・AIソリューションの開発・運用を行う株式会社ナレッジベースがあります。また、海外では台湾において日系企業向けBPO事業を行う台湾普羅納克廈斯股份有限公司、ベトナムにおいて日系企業向けBPO事業を行うPRONEXUS VIETNAM CO.,LTDの国内外合わせて計16社であります。 サービス区分   主要サービス   当該事業に携わっている会社名 上場会社ディスクロージャー関連   上場会社向け法定開示支援サービス 会計コンサルティングサービス IPO支援サービス 等   当社 株式会社アスプコミュニケーションズ 株式会社ディスクロージャー・プロ 株式会社JBAホールディングス 株式会社ナレッジベース 上場会社IR・イベント関連等   上場会社向けIR支援サービス サステナビリティコンサルティングサービス 人財採用・教育支援サービス インナーブランディング支援サービス Web関連サービス 開示書類翻訳サービス イベント映像機材・運営支援サービス 日系企業向け海外進出支援サービス 等   当社 株式会社アスプコミュニケーションズ 株式会社JBAホールディングス 日本財務翻訳株式会社 株式会社シネ・フォーカス 台湾普羅納克廈斯股份有限公司 PRONEXUS VIETNAM CO., LTD 金融商品ディスクロージャー関連   投資信託・不動産投資信託・外国会社向け開示・IR支援サービス 金融商品向け販売促進支援サービス 等   当社 株式会社アスプコミュニケーションズ 株式会社ディスクロージャー・プロ データベース関連   企業情報・財務情報検索用データベース 経済統計データベース ファイナンスデータベース 等   当社 株式会社アスプコミュニケーションズ 株式会社アイ・エヌ情報センター 以上で述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,198字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループが提供する本質的な価値は、「お客様にとって専門性が高すぎるため対応が難しい『お客様にとってのノンコア業務=お客様のニッチな業務』を『当社のコア業務』として置き換え、当社の専門性をもって遂行し、お客様が本来行うべきコア業務に集中頂ける時間を創出して差し上げること」と考えております。 このような考えのもと、当社はこれまで事業会社並びに金融商品のディスクロージャー・IR実務支援を主たる事業とし、お客様企業から投資家への適正かつ迅速な情報開示を支援するため、高い専門性を基盤としたコンサルティングサービスと、開示実務の精度と効率を高める独自のシステムサービスを中核に、印刷、物流等を含めトータルなサービスを提供してまいりました。 2020年12月に創業90周年を迎え、様々な分野で専門性を磨き、他の追随を許さないところまで高めていくこと、そして、新たなビジネス領域へチャレンジすることが、当社グループのさらなる発展に繋がることから、事業ドメインがディスクロージャー・IR領域に限定されていた経営理念を見直し、「情報コミュニケーション」、「ドキュメンテーション」の領域で、「世界で類のない、専門性に特化したニッチトップ企業グループ」を目指す新たな経営理念に刷新いたしました。 <<プロネクサスグループ 新・経営理念>> < MISSION >当社の社会的使命と存在意義 私たちプロネクサスグループは、情報コミュニケーションとドキュメンテーションを支えるプロフェッショナルとして社会・経済の永続的発展に貢献いたします。 < VALUE > MISSION実現のために追求し発揮すべき価値 ① PROfessional(専門性) 専門性でお客様の実務を支える ② PROper(適正性) 正確かつ適正なサービスを提供する ③ PROmpt(迅速性) お客様のニーズにいち早く応える ④ PROgress(革新性) 革新的なサービスを創造する ⑤ PROsocial(社会性)  社会と共生する視点をもつ < VISION > 当社の本質的価値と目指すべき姿 世界で類のない、専門性に特化したニッチトップ企業グループへ 当社グループは、上記の経営理念に加えて、企業市民としての社会・環境面における行動基準、事業会社としてのビジネスにおける行動基準を定め、当社グループ内への経営方針の浸透を図るとともに、今後も社会・経済の永続的な発展に貢献してまいります。 (当社グループのビジネスモデル:事業を通じた社会的価値・経済的価値の創造プロセス) (2)経営環境とそれに対応する経営戦略 当社グループの事業と関連性の強い資本市場においては、市況の好不調や関連法制度の改正等、当社グループに影響を与える環境変化が常に起こります。これに対して、市況の影響を受けにくいサービスの強化や新たな制度に対応するサービスの開発を通して、事業領域の拡大を続けてまいりました。 近年においては、ディスクロージャー分野の電子化が大きく進みました。金融庁の電子開示システム「EDINET」は一定期間ごとにバージョンアップを実施しており、同システムにおける開示書類専用データ「XBRL」も順次高度化や適用範囲の拡大が行われています。これらに対応したお客様の開示実務をインフラとして支えるシステムサービス・コンサルティングサービスが、当社事業の大きな柱となっています。 また、直近では上場会社を中心に開示書類の電子化やコーポレートガバナンス・コードへの対応、東証プライム上場会社への決算情報・適時開示情報の日英同時開示の義務化、非財務情報開示の充実等が求められています。これらに対応するWeb・英文翻訳・非財務情報開示支援・BPO等、非印刷分野のサービスが当社の成長ドライバーとなっています。 今後も引き続き情報開示の拡充と株主・投資家との対話充実が求められる中、少子高齢化が進み、国内企業においては労働力の確保がますます困難になっていきます。加えて、多様で柔軟な働き方が求められ、人財採用支援や業務効率化ニーズも継続すると予想しています。 一方、2023年3月開催の株主総会から当社の主力製品の一つである株主総会招集通知が電子化されました。加えて、金融商品ディスクロージャー分野における投資信託目論見書及び運用報告書の電子交付制度が2025年4月に本格導入され、これらの電子化・ペーパーレス化により当社の印刷製品の需要が今後減少することを想定しています。また、東京証券取引所の市場改革等により当社の主要顧客である上場会社数は、今後減少することを見込んでいます。 このような事業環境を踏まえ、既存ディスクロージャー・IR領域では優良な顧客資産を有効活用することに加え、当社グループのさらなる成長のため、「中期経営計画2024」(以下、前中計)で取り組んだ新たなビジネス領域を本格的に展開することが最重要課題であると認識し、下記(4)に記載の「新中期経営計画2027」を推進しております。 (3)会社の対処すべき課題 事業環境が大きく変化する中で、事業領域の拡張、競争力・収益力・顧客満足の向上に努めてまいります。 ① ディスクロージャー分野の電子化・ペーパーレス化、上場会社数の減少、開示制度の変化に対応した既存ビジネスの強化と拡張 ② 企業イベント・人財採用支援・BPO領域等の新たなビジネス領域の拡大 ③ 積極的なDX投資によるシステムサービスの機能開発やAIを活用したソリューション開発 ④ 新領域の専門人財の確保育成とM&A・アライアンス推進による外部リソースの活用 ⑤ ESG・サステナビリティ戦略の推進 ⑥ 制作・製造プロセスの電子化対応と生産性向上・収益性改善 (4)「新中期経営計画2027」(以下、新中計)について ① 新中計立案の背景と当社グループの方向性 当社は、上記(3)に記載した課題に対応するため、2025年4月から2028年3月までの3か年にわたる新中計を2025年5月に策定いたしました。 前述のとおり、当社は2020年に“ディスクロージャー・IR”領域に限定されていた経営理念を見直しました。新たに「情報コミュニケーション」、「ドキュメンテーション」を事業ドメインとし、2030年の創業100周年に向け「世界で類のない、専門性に特化したニッチトップ企業グループへ」を目指すビジョンを設定しました。 ② 2030年時点の当社グループの方向性・事業イメージ 新中計は2030年ビジョン達成に向けたマイルストーンとして位置付け、その実現性の確度を高めるため、具体的な当社グループの方向性と事業イメージを以下のとおり立案することといたしました。 事業環境の不確実性が増す中、上場会社を中心にサステナビリティ情報や人的資本などの非財務情報開示の拡充と各ステークホルダーとの対話の充実が今後益々求められます。当社はこれまで培ったノウハウを活かし、株主・投資家に限らず求職者や社員、クライアント等、各ステークホルダーと上場会社をワンストップでつなぐ「コーポレートコミュニケーション支援」会社へ進化することを目指します。 また、2030年時点(2031年3月期)において、既存ディスクロージャー・IR領域は過去の安定的な業績トレンドを前提とし、前中計での新たなビジネス領域での取り組みを一定規模にスケールさせるほか、重要な成長ドライバーとしてM&Aによる事業領域拡大を加えることを前提に連結売上収益のイメージとして400億円を設定しました。 ③ 新中計の重点戦略・主な施策 重点戦略   主な施策 a   既存ディスクロージャー・IR 事業の強化戦略 ~優良な顧客資産の有効活用~   ・ 主要製品(株主総会招集通知・有価証券報告書)のシェア 向上 ・ 日英同時開示に対応した翻訳サービスの拡充 ・ 投資信託目論見書のペーパーレス化に伴う新サービス導入と シェアの拡大 b   新たなビジネス領域の成長戦略 ~前中計の取り組みを本格展開~   ・ 株主総会・IRイベントの受注拡大と社内企業イベントの 販促体制強化 ・ アライアンスも活用した人財採用支援ビジネスの拡大 ・ 開示BPOサービスの継続強化と連結決算支援業務等の 新サービス拡大 c   ESG・サステナビリティ戦略   ・ サステナビリティ情報開示支援サービスの拡充と ゼロカーボンプリントの導入 ・ 新規事業に対応する人財育成と働きやすい職場環境の整備 ・ グループマネジメントと情報セキュリティの強化 d   キャッシュアロケーション   ・ システムサービスを中心とした積極的なDX投資 (AIを活用した商品開発含む) ・ 既存事業・新規事業両面でのM&A実施 ・ 株主還元の重視(配当性向50%以上、機動的な自己株式 取得の検討) ④ 新中計の業績目標 上記③の重点戦略・主な施策により、以下の数値を達成することを新中計の目標といたします。 前提条件として、主に投資信託目論見書のペーパーレス化や招集通知電子化進展による印刷売上減少のマイナス影響を織り込んでおります。また、英文翻訳サービスの受注増や新たなビジネス領域と位置付けるイベント関連事業、人財採用支援ビジネス等の拡大に伴う増収を織り込み策定をいたしました。 なお、策定時の想定に比べ主要顧客である上場会社数が減少していること等、当初業績目標に対して一定のマイナス影響が見込まれますが、新中計では新たなビジネス領域の拡大を重点戦略として取り組んでおり、その一環として2025年8月に公認会計士を中心とした会計コンサルティングファーム「株式会社JBAホールディングス」を連結子会社化いたしました。本M&A効果は当初業績目標に含まれておらず、2027年3月期以降当該業績が通期で寄与し、前述のマイナス影響を上回ることから、本計画の2~3年目にあたる2027年3月期・2028年3月期の業績目標を修正いたしました。
事業等のリスク4,535字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスク及び変動要因と、その他重要と考えられる事項は以下のとおりであります。 当社グループでは、これらリスクの発生を十分に認識した上で、発生を極力回避し、また発生した場合に的確な対応を行うための努力を継続してまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)インサイダー情報等機密情報の取り扱いに関わるリスク 当社グループはインサイダー情報を始めとした顧客企業の開示前機密データを取り扱うため、「機密保持」は最重要課題であります。万一これらの情報漏洩や情報流出が発生した場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、こうした事態の発生を抑止するため、別項の「情報セキュリティと事業継続に関わるリスク」への対応を推進するとともに、インサイダー情報の全社的管理体制を構築し推進しています。誓約書の提出、定期的な教育とテストの実施、厳格なルールの制定と運用監視、取り扱いスペースの隔離、関与者の制限、トレーサビリティ体制の整備、定期的な情報セキュリティ委員会の開催と啓発活動等様々な防止策を行っています。 (2)情報セキュリティと事業継続に関わるリスク 当社グループが提供するシステムサービスにおいては、その安定稼働の維持及び重要システムの冗長化に努め、不測の事態に備えたコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)を策定しております。しかしながら、人的過失、事故、サイバー攻撃、災害や停電等の要因によりシステムサービスに重大な障害が発生する可能性があります。 特に、近年のサイバー攻撃手法の巧妙化により、コンピュータウイルスへの感染等による情報漏洩やサービス妨害のリスクが高まっています。当社グループではサイバーセキュリティ対策を経営の重要課題として、経営主導のもと、情報セキュリティ基本方針及び経済産業省の「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」に従い、多層防御及びCSIRT(Computer Security Incident Response Team)を中心とした設備面、組織面の施策を実行し、定期的な第三者機関によるリスクアセスメントにて実効性を評価しています。 (3)関連する法律・制度の変化による受注影響リスク 当社グループは、企業のディスクロージャーに係わる法定書類の作成を支援するためのシステムサービス・コンサルティングサービスと周辺の各種サポートを主業務としておりますが、それらの開示書類の多くは会社法と金融商品取引法に規定されております。したがって、法律や関連する諸制度の改正によって、提供する製品とサービスの需要・仕様・内容が変化することがあります。2019年12月に公布された改正会社法に基づき、2023年3月開催の株主総会から導入された株主総会書類の電子化や、2024年4月施行の金融商品取引法に基づく四半期開示制度の変更、改正金商法に基づく投資信託の目論見書や運用報告書等のペーパーレス化はその一例であります。制度改正の結果として法定書類のページ数増や新サービスの導入などのプラスの影響もありますが、反面では、印刷物の一部または全部の電子化による印刷需要の減少、ページ数の減少や特定製品の受注量減少等、当社グループの売上にマイナス影響を与えるケースもあります。こうしたリスクを軽減するために、法制度の影響を受けにくいサービス・ソリューション、新たな事業領域の開拓を中期経営戦略の重要課題として掲げ、重点的な投資・開発を行っています。 (4)証券市場の変動による受注影響リスク 当社グループが受注する製品・サービスのうち、株式の新規上場(IPO)やファイナンス、投資信託に付随する目論見書・販売用資料等の売上は、証券市場の好不況によって受注量が変動するため、証券市場の変動は業績に影響を与える可能性があります。当社グループはこうしたリスクを軽減するため、株主総会招集通知、有価証券報告書、四半期決算短信等の継続開示書類や、お客様の業務効率化や正確性の向上に資するシステムサービス・コンサルティングサービス、IR関連製品・サービス等、証券市況の影響を受けにくい製品の受注拡大に取り組んでいます。 (5)証券取引所の市場ルールの改正による受注影響リスク 当社グループが受注する製品・サービスのうち、ディスクロージャー・IRを中心とした上場会社向けビジネスにおいては、上場会社数の増減が顧客数の増減に直結します。上場会社数は証券市場の好不況に加えて、証券取引所の上場基準など市場ルールの改正によっても変動します。上場基準の厳格化等の改正が行われた場合、上場会社数が減少して当社の上場会社向けビジネスの売上に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループはこうしたリスクを軽減するため、中期経営計画においてディスクロージャー・IRに限定されない「コーポレートコミュニケーション支援」会社に進化する経営戦略を掲げ、企業イベントや人財採用支援等、上場会社数の増減に左右されない新たな事業領域を推進しています。 (6)事業の季節変動リスク 当社グループ売上収益の約75%を占める事業会社向け製品・サービスの顧客のうち、約60%が3月決算会社であるため、決算及び株主総会関連製品の受注が集中する第1四半期の売上収益が、以下の表のとおり最も多くなっております。このため、第1四半期の受注動向は通期業績への影響が大きく、対応する生産キャパシティの確保は重要な課題です。また、その他の四半期においては受注量が第1四半期よりも少ないことから、過剰な生産キャパシティの保有は収益を悪化させるリスクがあります。当社ではこうした受注量の変動に対して、自社製造ラインの生産効率を高めて内製率を向上させるとともに、最繁忙期に有力な業務委託先を活用することで、キャパシティの確保とコスト低減のバランスをとった生産体制を構築しています。加えて、金融商品関連、開示支援システム、BPO、データベース等、比較的季節変動が少なく、通年の需要が見込まれるサービス領域の拡大にも注力しています。 (2026年3月期) 4-6月   7-9月   10-12月   1-3月   年度計 売上収益  (百万円)   11,938   6,483   7,473   6,927   32,821 構成比       (%)   36.4   19.7   22.8   21.1   100.0 (7)他社との競合による収益影響リスク 当社の中核事業である上場会社ディスクロージャー・IRや金融商品ディスクロージャー分野においては、それぞれ競合会社が存在します。当社の提供する製品・サービスに対して競合会社も対抗する製品・サービスを提供しているため、新たなお客様の受注といった場面において、ソリューションの差別性、品質の優位性、サポートの充実度、価格の優位性といった面で競争が日々行われています。その結果シェアの変動や受注単価の低下等の変化が起き、当社の売上や利益の変動につながる可能性があります。こうした不可避の状況を踏まえ、当社は提供サービスの品質・機能の向上を図るとともに、お客様の業務をより幅広い視点から支援する新たなソリューションの開発、BPOサービスの提供、競合が少なく当社の強みが生かせる新たな事業領域の開発等によって、競合リスクからの回避と成長・収益機会の拡大を図っています。 (8)自然災害やパンデミックによる事業継続リスク・収益影響リスク 大規模地震及び風水害等の自然災害や、新型コロナウイルス感染症のようなパンデミックが発生した場合、当社事業の中核である開示書類作成支援業務の停止・中断の発生リスクがあります。株主総会招集通知や有価証券報告書等の法律で定められた書類作成の停止は、お客様企業の重要な意思決定や資金調達等に影響し、ひいては資本市場の機能にも影響する可能性があります。 当社グループではこうしたリスクに対し、事業継続に係る各種規程に基づいた物的・人的両面での対策を講じております。物的対策としては、上記(2)に記載のとおり、システムの冗長化等を通じて、不測の事態においても情報システムの中断・停止を最小限に留めるための体制を構築しております。また、人的対策としては、社員の安全確保を図りつつ、リモートワークの推進や他拠点への業務移管等によりリスク分散を行い、お客様の開示を確実に遂行いただくための支援体制を構築しております。 当社の書類作成プロセスの多くはデジタル化・ペーパーレス化されていますが、印刷工程等社員の出勤が不可欠なプロセスもあります。当社グループではパンデミック対策として、前述の施策のほか、時差出勤や交代制勤務・オフィスの分散等の感染防止施策を立案・推進することで、開示書類作成支援業務の継続と社員の安全確保の両立を図っております。 また、大規模な自然災害やパンデミックが発生した場合、株式会社シネ・フォーカスを中心としたイベント事業において、イベントが中止になるなど事業機会を失う可能性があります。当社グループではこうしたリスクに対し、上述の開示書類作成支援同様に従業員の安全確保を図りつつ、株主総会等の継続性の高いイベントの受注拡大や、オンラインイベントに対応できる設備・インフラの強化に努めております。 (9)M&A及び資本業務提携等に関するリスク 当社グループは事業領域の拡張及び外部リソースの活用等を目的として、他企業の買収、他企業への出資、他企業との提携及び協力体制構築等を行うことが考えられます。M&A等を実施する場合には、事前の精査等によって、対象企業又は事業等のリスク及び収益性、投資回収の可能性等を検討しておりますが、特にIT分野では需給の関係により売主の希望額が高騰することがあります。そうした要因等によってM&A等が実施された場合、一時費用の増加などが見込まれ、一時的に業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、何らかの理由により当初見込んだとおりの収益や投資回収が進まなかった場合や、長期金利の上昇によりのれんの評価に係る割引率が上昇した場合、のれんの減損等によって当社の業績に影響を与える可能性があります。 (10)人財の確保・育成に関するリスク 当社グループは受注量の増大や事業領域の拡大に対応するため、人財の確保や育成が今後の成長において重要であると考えております。特に「非印刷分野」を中心とした成長領域においては専門的な知識・経験を持ったプロフェッショナル人財の確保が急務となっており、これに対応した人事制度の見直しや社内での教育制度の整備等に注力しておりますが、優秀な人財の獲得や育成が計画通りに進まなかった場合、長期的視点から、当社グループの事業展開、業績及び成長見通しに影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,361字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に景気が緩やかな回復基調で推移しました。一方、米国の政策動向による影響や物価上昇、為替相場の変動、中東情勢の緊迫化等、先行きは極めて不透明な状況にあります。 また、当社事業と関連性が強い国内証券市場において、当連結会計年度の日経平均株価は、米国の通商政策等による不透明感から一時31,000円台まで下落したものの、国内外の景気回復への期待等により初めて終値で58,000円台(前年同期の最高値は42,000円台)を突破しました。 公認会計士を中心とした会計コンサルティングファームの株式会社JBAホールディングスを昨年8月に連結子会社化し、同社の売上が同年9月より計上されたことに加え、根強い業務効率化ニーズにより決算支援・開示書類作成に係るアウトソーシングサービスが増収となりました。また、当社連結子会社である株式会社シネ・フォーカスにおける医学会や企業関連のイベント支援の受注が拡大しました。さらに、当社主力製品である株主総会招集通知は電子提供制度の緩やかな進展により印刷ページ数が減少したものの、個人投資家数の増加に伴う印刷部数の増加により、マイナス影響を補い増収となりました。これらの結果、当連結会計年度の連結売上収益は、前年同期比1,825百万円増(同5.9%増)の32,821百万円となりました。 売上原価は前述のM&Aや開示書類作成支援システムのバージョンアップに係る費用の増加等により前年同期比717百万円増(同3.6%増)の20,530百万円となりました。一方、売上原価率は増収効果により前年同期比1.3ポイント減の62.6%となりました。この結果、売上総利益は前年同期比1,109百万円増(同9.9%増)の12,291百万円となりました。 販売費及び一般管理費は、主にM&Aや営業体制強化に伴う人件費の増加により前年同期比822百万円増(同9.6%増)の9,365百万円となり、販売費及び一般管理費率は前年同期比0.9ポイント増の28.5%となりました。加えて、前年同期に連結子会社ののれんに係る減損損失2,503百万円をその他の費用に計上した反動増により、営業利益は前年同期比2,697百万円増の2,906百万円となりました。 また、前年同期に計上した持分法適用関連会社の全株式譲渡に伴う持分法で会計処理されている投資の売却益1,411百万円の反動減が影響したものの、前述ののれんに係る減損損失の反動増がそれを上回り、税引前利益は前年同期比1,331百万円増(同79.1%増)の3,012百万円となりました。これらの結果、親会社の所有者に帰属する当期利益は前年同期比1,657百万円増(同367.5%増)の2,108百万円となりました。 当社グループの事業セグメントは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表  連結財務諸表注記 6.セグメント情報」に記載のとおり、ディスクロージャー関連事業の単一セグメントでありますが、取扱サービスを区分した売上収益の概況は、次のとおりであります。 <上場会社ディスクロージャー関連> 株式会社JBAホールディングスのM&A効果に加え、根強い業務効率化ニーズにより決算支援・開示書類作成に係るアウトソーシングサービスが増収となりました。また、当社主力製品である株主総会招集通知は電子提供制度の緩やかな進展により印刷ページ数が減少したものの、個人投資家数の増加に伴う印刷部数の増加により、マイナス影響を補い増収となりました。加えて、国内証券市場の活況を背景にIPO・ファイナンス関連製品が増収となりました。これらの結果、上場会社ディスクロージャー関連の売上収益は前年同期比1,625百万円増(同13.1%増)の14,072百万円となりました。 <上場会社IR・イベント関連等> 当社連結子会社である株式会社シネ・フォーカスにおける医学会や企業関連のイベント支援の受注が拡大しました。また、株主・投資家との対話促進ニーズの高まりや、昨年4月からのプライム上場会社における決算情報・適時開示情報の日英同時開示義務化を背景に、英文翻訳サービスが増収となりました。さらに、新分野として取り組む人財採用支援ビジネスも増収となりました。一方、株主通信は作成企業の減少に伴い減収となったものの、増収要因がこれらを上回った結果、上場会社IR・イベント関連等の売上収益は前年同期比259百万円増(同2.4%増)の10,916百万円となりました。 <金融商品ディスクロージャー関連> 不動産証券関連では、Webサイトのリニューアル増加等により増収となりました。一方、投資信託関連においては、販売会社向けWebサイト等の販促ツールの受注が減少したことやファンドの償還等による目論見書・運用報告書の印刷部数の減少により減収となりました。これらの結果、金融商品ディスクロージャー関連の売上収益は前年同期比117百万円減(同1.7%減)の6,735百万円となりました。 <データベース関連> データベース関連では、既存顧客との契約更改に際し一部単価ダウンがあったものの、主要顧客である大学を中心に単価アップや新規顧客の受注に努めた結果、データベース関連の売上収益は前年同期比57百万円増(同5.5%増)の1,099百万円となりました。 (サービス区分別売上収益) 区分     前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)     当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   増減 (△印減) 金額 (千円)   構成比 (%)   金額 (千円)   構成比 (%)   金額 (千円)   増減率 (%) 上場会社ディスクロージャー関連   12,446,162   40.1   14,071,568   42.9   1,625,406   13.1 上場会社IR・イベント関連等   10,656,528   34.4   10,915,968   33.3   259,440   2.4 金融商品ディスクロージャー関連   6,851,310   22.1   6,734,796   20.5   △116,514   △1.7 データベース関連   1,041,936   3.4   1,099,064   3.3   57,128   5.5 合計   30,995,936   100.0   32,821,396   100.0   1,825,460   5.9 (注)金額は販売価格によっております。 ② 資産、負債及び資本の状況 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,182百万円減少し、37,478百万円となりました。 流動資産は4,217百万円減少し、14,124百万円となりました。主な要因は、現金及び現金同等物の減少3,572百万円と、その他の金融資産の減少1,177百万円等であります。非流動資産は3,035百万円増加し、23,353百万円となりました。主な要因は、のれんの増加1,890百万円と、その他の金融資産の増加1,037百万円等であります。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ497百万円減少し、13,143百万円となりました。 流動負債は1,673百万円減少し、7,454百万円となりました。主な要因は、営業債務及びその他の債務の減少1,006百万円と、未払法人所得税等の減少810百万円等であります。非流動負債は1,176百万円増加し、5,689百万円となりました。主な要因は、その他の金融負債の増加1,537百万円等であります。 当連結会計年度末における資本合計は、前連結会計年度末に比べ685百万円減少し、24,335百万円となりました。主な要因は、親会社の所有者に帰属する当期利益2,108百万円の計上による増加及び非支配株主と締結した先渡契約に係る負債1,494百万円の計上による減少、剰余金の配当1,173百万円による減少等であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ3,572百万円減少(前年同期比29.0%減)し、当連結会計年度末には8,737百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は3,526百万円(前年同期は4,286百万円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、税引前利益3,012百万円に対し、非資金損益項目等の調整を加減した営業取引による収入5,235百万円、利息及び配当金の受取額108百万円であり、支出の主な内訳は、法人所得税の支払額1,808百万円等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は3,719百万円(前年同期は597百万円の獲得)となりました。支出の主な内訳は、無形資産の取得による支出1,785百万円、子会社の支配獲得による支出1,444百万円等であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は3,403百万円(前年同期は2,014百万円の使用)となりました。支出の主な内訳は、リース負債の返済による支出932百万円、自己株式の取得による支出1,000百万円、配当金の支払額1,171百万円等であります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループ(当社及び連結子会社16社)の事業セグメントは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表  連結財務諸表注記 6.セグメント情報」に記載のとおり、ディスクロージャー関連事業の単一セグメントでありますが、生産、受注及び販売の実績については、上場会社ディスクロージャー関連、上場会社IR・イベント関連等、金融商品ディスクロージャー関連、データベース関連の4サービス区分で示しております。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をサービス区分別に示すと、次のとおりであります。 サービス区分別の名称    当連結会計年度 (自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)    前年同期比(%) 上場会社ディスクロージャー関連   (千円)   14,071,568   113.1 上場会社IR・イベント関連等   (千円)   10,915,968   102.4 金融商品ディスクロージャー関連   (千円)   6,734,796   98.3 データベース関連   (千円)   1,099,064   105.5 合計   (千円)   32,821,396   105.9 (注)金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をサービス区分別に示すと、次のとおりであります。 サービス区分別の名称   受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比 (%) 上場会社ディスクロージャー関連   14,238,637   114.4   2,804,895   106.3 上場会社IR・イベント関連等   10,983,144   103.2   2,236,353   103.1 金融商品ディスクロージャー関連   6,852,643   99.9   2,137,010   105.8 データベース関連   1,044,065   99.8   188,334   99.0 合計   33,118,490   106.9   7,366,592   105.0 (注)金額は販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をサービス区分別に示すと、次のとおりであります。 サービス区分別の名称    当連結会計年度 (自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)    前年同期比(%) 上場会社ディスクロージャー関連   (千円)   14,071,568   113.1 上場会社IR・イベント関連等   (千円)   10,915,968   102.4 金融商品ディスクロージャー関連   (千円)   6,734,796   98.3 データベース関連   (千円)   1,099,064   105.5 合計   (千円)   32,821,396   105.9 (注)主要な販売顧客については、該当するものはありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の分析 当社グループの当連結会計年度の売上収益は前年同期比1,825百万円増(同5.9%増)の32,821百万円となりました。その要因や市場背景を含めた各サービス分野の特記事項についてご説明いたします。 <上場会社ディスクロージャー関連> 当分野の売上収益は、前年同期比1,625百万円増(同13.1%増)の14,072百万円となりました。主な増収要因は株式会社JBAホールディングスのM&A効果に加え、根強い業務効率化ニーズによる決算支援・開示書類作成に係るアウトソーシングサービスの受注増加によるものです。当社の主たる事業領域であるディスクロージャー・IR分野において、非財務情報開示の一層の拡充が求められ、上場会社の開示実務負荷が増加しています。業務効率化を目的としたアウトソーシングサービスのニーズは、今後も拡大するものと考えております。 また、主力製品である株主総会招集通知関連では、2023年3月開催の株主総会から株主総会招集通知の電子提供制度が導入され印刷ページ数が減少したものの、制度変更に対応した「招集電子化対応サービス」の受注推進や個人株主数の増加による印刷部数の増加等により、前年同期並みの売上収益で推移しました。 さらに、国内証券市場の活況を背景にIPO・ファイナンス関連製品が増収となりました。 なお、当連結会計年度末時点において、当社調べによるTOKYO PRO Marketを除く上場会社数は3,852社であり、東京証券取引所の市場改革等の影響により、前年同期比約80社減少しました。 今後もこの傾向は続くものと想定されることから、当社は今後も制度変更やお客様ニーズに対応するサービスの提供に取り組むことで、顧客数の増加と1社当たり売上収益の増加による成長力の向上を図ってまいります。 <上場会社IR・イベント関連等> 当分野の売上収益は、前年同期比259百万円増(同2.4%増)の10,916百万円となりました。主な増収要因は、当社グループ会社である株式会社シネ・フォーカスにおけるイベント関連の受注拡大や英文翻訳サービス等の増収によるものです。これはイベント事業の環境がアフターコロナ以降回復していること、プライム上場会社における決算情報・適時開示情報の日英同時開示義務化に対応した新たな英文翻訳サービスの提供開始等によるものです。さらに少子高齢化が進む中、労働力の確保がますます困難になっていることを背景に、当社が新たなビジネス領域と位置付ける人財採用支援ビジネスも増収となりました。なお、人財採用支援ビジネスについては株式会社アクセスグループ・ホールディングスと2025年1月から資本業務提携を開始しており、両社の経営資源を相互活用したお客様への共同提案等を行っております。 一方株主通信は、株主総会招集通知の情報内容の充実やカラー化の進展により、受注量が減少したことから減収となっております。 上場会社による投資家との対話促進を目的とした非財務情報開示やIR活動の充実及び採用活動の強化は今後も継続することを想定しております。 <金融商品ディスクロージャー関連> 当分野の売上収益は、前年同期比117百万円減(同1.7%減)の6,735百万円となりました。主な減収要因は、国内投資信託関連において前年同期の新NISA導入による販売会社向け販促ツールのスポット受注の反動減やファンドの償還等に伴う目論見書・運用報告書の印刷部数の減少によるものです。 一方、不動産投資信託関連では、4年振りにIPOが実施されるなど好調な市況を背景に、大型のWebサイトリニューアルの受注等により増収しました。 今後、投資信託分野の目論見書や運用報告書等については、ペーパーレス化がさらに進むことが想定されます。このような中、金融商品の開示実務を効率化するシステムサービスの導入促進・機能拡張を進めるとともに、Webサービス等のデジタルサービスの拡大等、新領域への拡張に引き続き取り組んでまいります。 <データベース関連> 当分野の売上収益は、前年同期比57百万円増(同5.5%増)の1,099百万円となりました。これは企業情報データベース「eol」及び経済統計・ファイナンスデータベース「INDB」ともに、既存顧客との契約更改に際して一部解約等があったものの、ターゲットである大学・金融機関等の新規顧客の受注獲得や既存顧客に対して単価アップを努めたことが要因となります。 当連結会計年度が前年同期比1,825百万円の増収となったことに加え、営業利益が前年同期比2,697百万円の増益になった主な要因についてご説明いたします。 コスト面につきましては、売上原価が前年同期比717百万円増加となりました。売上原価の主な増加要因は、M&Aや開示書類作成支援システムのバージョンアップに係る費用の増加によるものです。また、販売費及び一般管理費は主にM&Aや営業体制強化に伴う人件費の増加により前年同期比822百万円増加となりました。加えて、前年同期にその他の費用に計上した連結子会社ののれんに係る減損損失2,503百万円の反動増により、営業利益は2,906百万円となりました。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの当連結会計年度の営業キャッシュ・フローは3,526百万円であり、当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、8,737百万円保有しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、資金調達は自己資金を基本とし、必要に応じて金融機関からの借入を行っております。強固な財務基盤を維持しつつ営業キャッシュ・フローにより得られた資金を、開示実務支援システム及びM&A等の成長投資や配当等の株主還元へと配分しております。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は借入金及びリース負債を含む2,384百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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