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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

フォーカスシステムズ

Focus Systems Corporation4662 · Prime · 情報・通信業

NTTデータ・日本IBMとの長期取引を基盤に、官公庁向け社会インフラシステムや企業向け基幹システムを開発・保守する独立系ITサービス企業。

概要

フォーカスシステムズは1977年に設立された独立系システムインテグレーターである。金融や官公庁向けの基幹業務システム開発を主力とし、特定のハードウェア・ソフトウェアベンダーに依存しない中立性が特徴。2025年3月期の売上高は326億円、営業利益は22億円(前年比31%増)で、安定した受注基盤とIT投資拡大を追い風に成長を続けている。従業員数は1,434名(単体)。

官公庁とNTTデータに支えられた公共関連事業の収益基盤

公共関連事業は売上高108億7500万円(2025年3月期)を計上し、全社の約30%を占める。主要取引先であるNTTデータとの関係は1988年に日本電信電話との取引開始に遡り、長期的・継続的なライフサイクルが特徴である。マイナンバー関連システム、財務会計システム、貿易システム、航空管制システム、社会保険・健康保険・年金システムなど、社会インフラを支える大規模システムの開発・保守を手掛ける。官公庁向け業務では深い業務知識と豊富な開発経験が強みとなり、安定した収益源となっている。

エンタープライズ事業と広域ソリューション事業の二本柱

エンタープライズ事業は売上高108億9900万円(同21.6%増)で、SAPやintra-martなどの市場シェアの高いパッケージを同一部門で扱える体制が強み。基幹業務システム、Web/クラウドアプリケーション、RPAソリューション、ネットワークインフラ設計・構築を提供する。広域ソリューション事業は売上高57億8100万円(同3.7%増)で、東京・名古屋・大阪を拠点に通信制御システム、携帯電話・カーエレクトロニクス・デジタルカメラ向け組込みソフトウェア、AIソリューションを展開。創業以来の通信制御技術を核に、多様な産業に対応する技術領域の広さを持つ。

イノベーション事業と自社セキュリティ製品の展開

イノベーション事業は売上高81億4200万円(同1.3%増)。1997年より日本アイ・ビー・エムとの取引を開始し、メインフレーム業務やインフラ設計・構築で存在感を強めてきた。同事業では情報セキュリティ分野の自社製品も展開しており、暗号化、電子透かし、ビーコン、指向性受信機などのソリューションを提供する。IoT分野にも参入し、センサーデバイス連携によるデータ収集・分析システムを手掛ける。自社製品を活用することで、より細やかなソリューション提供を可能にしている。

グループ構造と関連会社による事業補完

フォーカスシステムズは、子会社1社(フォーカスインキュベート)と関連会社6社(イノス、メティス、エー・アイ・エムスタッフ、G.A.P.、OtoCheck、TryTree)で構成される。子会社フォーカスインキュベートは企業への投融資・育成・仲介を行う。関連会社のうち、イノスは九州を拠点にシステム開発、メティスはエンタープライズ分野、エー・アイ・エムスタッフは公共・広域・イノベーション各分野、G.A.P.とTryTreeは公共関連、OtoCheckは広域ソリューション事業を補完する。グループ全体でシステムインテグレーションからセキュリティ製品、AI製品まで幅広いサービスをカバーしている。

業界の中での役割はシステムインテグレーター・ITサービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
357億円
営業利益
30億円
営業利益率
8.4%
純利益
23億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
ソフトウェア開発213億円93.8%
製品14億円6.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01公共関連事業主力

官公庁・地方自治体向けにマイナンバー、財務、貿易、航空管制、社会保険・年金などの社会インフラシステムを開発・保守。NTTデータなどの主要取引先と長期継続的な関係を構築。

主要顧客株式会社NTTデータ

主な製品・サービス5
マイナンバー関連システム
公的個人認証や情報連携を担うシステムの開発・保守。
財務会計システム
官公庁の予算執行・会計処理を管理するシステム。
貿易システム
輸出入通関業務を効率化するシステム。
航空管制システム
航空機の安全な運航を支援するシステム。
社会保険・健康保険・年金システム
保険給付や年金記録管理のための大規模システム。

02エンタープライズ事業主力

民間企業向けに基幹業務システムやWebアプリケーション、クラウドアプリケーションを開発。SAPやintra-mart等のパッケージを活用し、ネットワークインフラ設計・構築やRPAソリューションも提供。

主な製品・サービス4
基幹業務システム
企業の販売・在庫・会計等を統合するシステム開発。SAP導入支援を含む。
Web/クラウドアプリケーション
クラウド上で動作する業務アプリの開発・運用。
RPAソリューション
ロボティック・プロセス・オートメーション導入による業務自動化支援。
ネットワークインフラ設計・構築
企業内ネットワークやクラウド接続環境の設計・構築。

03広域ソリューション事業準主力

東京・名古屋・大阪エリアで、通信制御・組込みシステムの開発、AIソリューション、ICTコンサルティングを提供。携帯電話やカーエレクトロニクス向け組込みソフトウェアに強み。

主な製品・サービス3
通信制御システム
電話・インターネット等の通信機器制御システムの開発。
組込みソフトウェア
携帯電話・スマートフォン、カーエレクトロニクス、デジタルカメラ、ウェアラブル端末向け。
AIソリューション
機械学習・画像認識等を活用した業務効率化ソリューション。

04イノベーション事業準主力

法人企業向けインフラ構築・メインフレーム業務、IoT・情報セキュリティ分野での自社製品開発・販売。日本IBMとの取引を基盤に、暗号・電子透かし等のセキュリティ製品も提供。

主要顧客日本アイ・ビー・エム株式会社

主な製品・サービス4
インフラ設計・構築サービス
サーバー・ネットワーク・ストレージ等のITインフラ設計構築。
メインフレーム業務
メインフレーム(大型汎用機)のシステム開発・運用保守。
情報セキュリティ製品
暗号化、電子透かし、ビーコン、指向性受信機等の自社製品。
IoTソリューション
センサー・デバイス連携によるデータ収集・分析システム。

製品と技術

官公庁システム:マイナンバー、航空管制、社会保険の開発・保守

公共関連事業では、マイナンバー関連システムとして公的個人認証や情報連携を担うシステムを開発・保守する。財務会計システムは官公庁の予算執行・会計処理を管理、貿易システムは輸出入通関業務を効率化、航空管制システムは航空機の安全運航を支援、社会保険・健康保険・年金システムは保険給付や年金記録管理を行う大規模システムである。これらのシステムはNTTデータを主要取引先とし、長期継続的なライフサイクルの中で深い業務知識と開発経験を蓄積している。

SAPとintra-martを軸としたエンタープライズ基幹システム

エンタープライズ事業では、企業の販売・在庫・会計を統合する基幹業務システムを開発。SAP導入支援やintra-martを活用したWebアプリケーション開発が強みで、同一部門で両パッケージを扱える知見を持つ。クラウドアプリケーションやRPAソリューション(ロボティック・プロセス・オートメーション)も提供し、業務自動化を支援する。ネットワークインフラ設計・構築も手掛け、あらゆる産業・業務の特性に対応する体制を整えている。

組込みソフトウェア:携帯電話、カーエレクトロニクス、ウェアラブル

広域ソリューション事業では、創業時からの通信制御技術をベースに、携帯電話・スマートフォン向けソフトウェア、カーエレクトロニクス向け組込みソフト、デジタルカメラ・ウェアラブル端末向けソフトウェアを開発している。通信制御システムでは電話・インターネット等の通信機器制御を担当。AIソリューション(機械学習・画像認識)も提供し、東京・名古屋・大阪の3拠点で幅広い技術領域に対応する。

自社セキュリティ製品とIoTソリューション:暗号、電子透かし、ビーコン

イノベーション事業では、暗号化、電子透かし、ビーコン、指向性受信機などの情報セキュリティ製品を自社製造・販売している。これらは法人企業向けにセキュリティソリューションとして提供されるほか、IoT分野でもセンサーデバイス連携によるデータ収集・分析システムに活用される。日本IBMとの取引で培ったメインフレーム業務やインフラ設計・構築の知見と組み合わせ、顧客の情報システム基盤全体を支える。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

中堅SIer、安定成長で収益改善中

フォーカスシステムズは情報・通信業に属し、売上高約326億円の中堅システムインテグレーター。同業のソラコム(売上高約300億円)と同規模だが、VRain Solution(約20億円)より大きい。営業利益率6.75%(25年3月期)から8.4%(26年3月期)へ改善予定。安定した増収基調で、収益性も向上中。業界内で明確な差異化は見えにくいが、堅実な経営が評価される。

強み

  • 営業利益率が6.75%から8.4%へ向上。コスト管理や高付加価値化が奏功。
  • 売上高315→326→357億円と増収基調。既存顧客の深耕と新規獲得が進む。
  • 利益確保により自己資本が充実。負債が少なく、投資余力があると推測。
  • システムインテグレーションの実績と専門性で、顧客からの信頼を獲得。

課題

  • 同業他社との差別化要素が明確でなく、価格競争に陥るリスクがある。
  • IT業界全体で人材不足。優秀なエンジニアの採用・定着が課題。
  • 得意分野が偏っている場合、需要変動の影響を受けやすい可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がフォーカスシステムズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13393スターティアホールディングス309億円12.2倍
23915テラスカイ307億円19.5倍
33496アズーム292億円28.2倍
43922PR TIMES286億円12.1倍
59702アイ・エス・ビー272億円16.4倍
64662フォーカスシステムズ270億円10.7倍
72301学情267億円13.3倍
87033マネジメントソリューションズ263億円11.5倍
99644タナベコンサルティンググループ259億円22.5倍
106445ジャノメ255億円42.3倍
113676デジタルハーツホールディングス253億円20.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

沖電気との取引で創業した1977年

1977年4月、ソフトウェア開発を目的として東京都新宿区に株式会社フォーカスシステムズを設立。資本金は当時1000万円。翌1978年3月には東京都目黒区に本社を移転し、沖電気工業株式会社と取引を開始。電子交換機のソフトウェア開発業務を皮切りに、通信分野での技術基盤を築いた。1979年5月には品川区西五反田に本社を移転し、首都圏での事業基盤を固めた。

3社合併と九州支社分離で成長基盤を整えた1980年代

1984年11月に福岡市に九州支社を設置し、九州エリアへの進出を果たす。1985年6月には九州支社を分離し、株式会社フォーカスシステムズ(現イノス)を設立。1986年4月には国際ソフト株式会社、株式会社アクトリソースと3社合併を実施し、事業規模を拡大した。1988年2月には株式会社プロトフォース(現フォーカスインキュベート)の株式を取得し、グループ経営の基盤を整えた。

NTTデータと取引開始、官公庁分野に参入した1988年

1988年6月、日本電信電話株式会社(現NTTデータ)と取引を開始。これを機に官公庁向けシステムのソフトウェア開発に本格参入した。1991年3月には大阪事業所(のち大阪支社)を開設し、関西エリアにも拠点を拡大。1992年12月には現在の本社所在地である東京都品川区東五反田に本社を移転。この時期から官公庁向けシステムの開発・保守が同社の安定的収益の柱となり始めた。

日本IBMとの取引開始とセキュリティ事業への拡大(1997〜2004年)

1997年8月、日本アイ・ビー・エム株式会社と取引を開始し、システム保守・運用の受託を始める。これにより法人企業向けのインフラ設計・構築分野へ進出。1999年9月にはセキュリティ部門の受託を開始し、2004年9月にはデジタルフォレンジック製品の販売を開始した。情報セキュリティ分野への本格参入は、その後の自社製品開発につながる重要な転機となった。

株式上場と市場変更の歩み(1996〜2016年)

1996年12月に日本証券業協会に株式を店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場。2010年には大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行し、2013年の東証・大証統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2015年5月に東証第二部、2016年3月に東証第一部へ市場変更。業容拡大とともに株式市場での評価も上昇した。

連結子会社の整理と新たな関連会社への投資(2008〜2023年)

2008年7月にフォーカスピクチャーズの全株式を売却し子会社から除外。2009年にはビスタ(現フォーカスインキュベート)が営業休止、ソキエの持分法適用を解除。2010〜2011年にかけてオープンテクノロジー株式会社の株式を段階的に譲渡した。その後は関連会社への投資を積極化し、2021年にメティス、2022年にエー・アイ・エムスタッフ、2023年にG.A.P.、2025年にOtoCheck、TryTreeを関連会社化。グループ網を再構築した。

中期経営計画と成長投資、プライム市場移行(2022年以降)

2022年4月の東証市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2025年3月期には「中期経営計画 24-26」の最終年度として売上高326億円、営業利益22億円を達成。2026年3月期は売上高357億円、営業利益30億円の見通し。次の「中期経営計画 27-29」では売上高450億円、営業利益45億円、営業利益率10%、ROE16%以上を目標に掲げ、DX・コンサルティング領域への展開やM&Aによる成長投資を加速している。

年表36件を開く

1970年代

  • 1977年4月創業ソフトウェア開発を目的として東京都新宿区新宿1丁目11番地に株式会社フォーカスシステムズを設立
  • 1978年3月東京都目黒区目黒本町4丁目6番16号に本社移転 沖電気工業株式会社と取引を開始し、電子交換機のソフトウェア開発業務開始
  • 1979年5月東京都品川区西五反田3丁目8番17号に本社移転

1980年代

  • 1984年11月福岡市博多区に九州支社を設置
  • 1985年6月創業九州支社を分離し、株式会社フォーカスシステムズ(現 株式会社イノス)を設立
  • 1986年4月M&A国際ソフト株式会社、株式会社アクトリソースと3社合併
  • 1988年2月株式会社プロトフォース(現 株式会社フォーカスインキュベート)の株式を取得
  • 1988年6月日本電信電話株式会社と取引を開始し、官公庁向システムのソフトウェア開発開始

1990年代

  • 1991年3月大阪市中央区に大阪事業所(名称変更 1994年4月大阪支社)を開設
  • 1992年12月東京都品川区東五反田2丁目7番8号に本社移転
  • 1996年12月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1997年8月日本アイ・ビー・エム株式会社と取引を開始し、システム保守・運用の受託開始
  • 1999年9月セキュリティ部門の受託開始

2000年代

  • 2000年4月連結子会社オープンテクノロジー株式会社を設立
  • 2000年5月連結子会社株式会社フォーカスピクチャーズ設立
  • 2004年9月情報セキュリティでの新分野デジタルフォレンジック製品販売開始
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年4月持分法非適用の関連会社であった株式会社ソキエは、連結財務諸表に及ぼす影響が増したため、持分法適用関連会社化
  • 2008年7月株式会社フォーカスピクチャーズの全株式を同社役員に売却したため、子会社から除外
  • 2009年3月株式会社ソキエの株式の一部を同社役員他に売却し、当社持分比率が低下したため、持分法適用関連会社から除外
  • 2009年4月連結子会社であった株式会社ビスタ(現 株式会社フォーカスインキュベート)は、営業活動を休止し実質的に休眠中であるため、連結の範囲から除外

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2010年11月連結子会社であったオープンテクノロジー株式会社の一部株式を譲渡したため、連結の範囲から除外
  • 2011年3月オープンテクノロジー株式会社の全株式を譲渡したため、関連会社から除外
  • 2013年5月名古屋市中区に名古屋オフィスを開設
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2015年5月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2016年3月東京証券取引所市場第一部銘柄へ指定

2020年代

  • 2021年4月株式会社メティスが実施する第三者割当増資を引き受け、関連会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年7月株式会社エー・アイ・エムスタッフが実施する第三者割当を引き受け、関連会社化
  • 2023年6月商号変更株式会社ビスタは、株式会社 フォーカスインキュベートへ商号変更し営業活動を再開
  • 2023年9月株式会社G.A.Pが実施する第三者割当増資を引き受け、関連会社化
  • 2025年6月創業株式会社OtoCheck を共同出資により設立し、関連会社化
  • 株式会社TryTreeが実施する第三者割当増資を引き受け、関連会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高450億円
  • 営業利益額45億円
  • 営業利益率10.0%
  • ROE16.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    知能集約型へのシフト

    AIと実践知を融合し、業務プロセスとサービス提供にAIを取り入れて生産性・品質を向上。専門人材の確保・育成、エンゲージメント向上により個の力を最大化する。

  2. 02

    成長投資による非連続な成長

    サービスの高度化・効率化、コンサルティング強化、ソリューション研究開発に加え、M&Aも活用して収益基盤を拡充し、多様な収益源を確保する。

  3. 03

    資本コストを意識した経営と株主還元

    ROE継続向上、最適資本構成を追求。成長投資と財務健全性のバランスを重視し、配当性向40%以上、機動的な自己株式取得で株主還元を高度化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,434人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は627万円で、9期前と比べて+15.3%平均年齢は36.4歳、平均勤続年数は10.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,073
2018年3月1,116
2019年3月54435.79.91,161
2020年3月55135.89.91,203
2021年3月54936.010.11,237
2022年3月55736.210.41,265
2023年3月56636.410.61,303
2024年3月57136.510.61,343
2025年3月58836.410.71,398157
2026年3月62736.410.81,434209

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率79.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 東京都品川区2,806百万円
全社(共通)
厚生施設450百万円
全社(共通)
本社分室 — 東京都品川区247百万円
公共関連事業、エンタープライズ事業、広域ソリューション事業、イノベーション事業
大阪支社 — 大阪市中央区12百万円
広域ソリューション事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱フォーカスインキュベート
    東京都品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イノス
    熊本県熊本市中央区
    議決権20.0%
  • 国内
    ㈱メティス
    東京都江戸川区
    議決権50.0%
  • 国内
    ㈱ エー・アイ・エム スタッフ
    東京都千代田区
    議決権21.3%
  • 国内
    ㈱G.A.P
    東京都新宿区
    議決権20.0%
  • 国内
    ㈱OtoCheck
    神奈川県川崎市
    議決権22.1%
  • 国内
    ㈱TryTree
    新潟県上越市
    議決権20.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    経営所得安定対策情報管理システム更改及び運用等業務
    農林水産省 · 2022-04-11
    3.6億円
  • 調達
    金融モニタリングシステム(FIMOS)に係る 計表改正等に伴う変更開発(下期)
    金融庁 · 2025-09-30
    1.8億円
  • 調達
    令和8年度 政府共通決済基盤における省庁機能の実装整備事業
    デジタル庁 · 2026-03-10
    1.7億円
  • 調達
    令和8年度経営所得安定対策情報管理システム運用保守業務
    農林水産省 · 2026-04-02
    1.2億円
  • 調達
    金融モニタリングシステム(FIMOS)に係る計表改正等に伴う変更開発(上期) 一式
    金融庁 · 2026-03-25
    1.2億円
  • 調達
    令和7年度経営所得安定対策情報管理システム運用保守業務
    農林水産省 · 2025-04-02
    1.1億円
  • 調達
    金融モニタリングシステム(FIMOS)の運用支援業務 一式
    金融庁 · 2026-03-25
    9,500万円
  • 調達
    金融モニタリングシステム(FIMOS)の運用支援業務 一式
    金融庁 · 2025-03-28
    8,700万円
  • 調達
    現場臨場用資機材(2018型Ⅱ)
    警察庁 · 2018-07-19
    8,456万円
  • 調達
    海外携帯電話解析用ソフトウェア
    警察庁 · 2019-04-22
    8,160万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は357億円営業利益30億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.5%、利益が+36.4%。

売上高
+9.5%
357億円
営業利益
+36.4%
30億円
純利益
+43.8%
23億円
営業利益率
8.4%
前期比 +1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高390億円357億円
営業利益35億円30億円
純利益25億円23億円
1株あたり配当¥68¥68

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は93億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.4%、営業利益は+300.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q773
2024年1Q7322.71
2024年2Q7956.33
2024年3Q7856.44
2024年4Q856
2025年2Q16085.06
2025年4Q166148.410
2026年2Q173179.812
2026年4Q184137.111
2027年1Q9388.66

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は124億円から357億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は8.4%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2013年3月12442
2014年3月14185
2015年3月15196
2016年3月165107
2017年3月17876
2018年3月193107
2019年3月215149
2020年3月227159
2021年3月2351510
2022年3月2631611
株式会社ビスタは、株式会社 フォーカスインキュベートへ商号変更し営業活動を再開
2023年3月2911914
2024年3月3152014
株式会社OtoCheck を共同出資により設立し、関連会社化
2025年3月32622226.716
2026年3月35730318.423

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高357億円のうち、営業利益として残るのは30億円8.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は23億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%をちょうど並ぶ水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.4%305億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.2%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.4%30億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
14.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.0pt
8.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
6.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.8pt
15.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは25億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は66億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−1091−124
2014年3月7−10629
2015年3月6−30331
2016年3月03−5329
2017年3月5−11434
2018年3月605647
2019年3月13−4−8948
2020年3月7−6−9141
2021年3月9−6−4340
2022年3月12−3−6944
2023年3月22−5−71753
2024年3月81−7956
2025年3月18−8−101056
2026年3月26−1−142566

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は238億円。このうち返さなくてよい自己資本が154億円で、自己資本比率は64.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月112496343.5
2014年3月118506842.5
2015年3月142687447.7
2016年3月148747450.2
2017年3月144737150.4
2018年3月168927654.7
2019年3月160916956.9
2020年3月154896557.8
2021年3月1781116762.1
2022年3月2341488663.2
2023年3月2041287662.8
2024年3月2101347663.9
2025年3月2091406867.2
2026年3月2381548464.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
69億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
96億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
84億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中94位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中302位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,658で、1年前と比べて+7.4%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥1,658-3.0%1ヶ月-3.3%1年+7.4%時価総額270億円
過去52週の値幅
安値¥1,496高値¥2,249

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.7倍
PER (会社予想)9.9倍
PBR1.65倍
配当利回り4.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で横ばい圏ながら、25日移動平均線(1731.6円)とほぼ同水準で推移。52週高値2249円からは約23%下回る位置にあるが、52週安値1496円からは約15%上昇しており、中期的な底値圏からの回復基調が継続している。8月10日に1641円まで下落したが、その後の買い戻しで1727円まで戻しており、下値の堅さが確認された。出来高は8月中旬に一時膨らんだものの、直近は4万株前後に落ち着いており、方向感は乏しいが、需給は均衡している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PER11.1倍は業界平均の48.57倍を大幅に下回り、予想PERも10.3倍と低い。PBR1.72倍は平均2.92倍を下回り、割安感がある。ROE15.9%は高く収益性良好。配当利回り3.94%は平均2.64%を上回り魅力的。売上高は増加傾向で営業利益・純利益も堅調に推移。割安かつ配当利回りも高く、バリュエーションは魅力的。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.7倍47.9倍
PER (予想)9.9倍
PBR1.65倍2.96倍
ROE15.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

IT投資需要の拡大を背景に、増収増益が続いており株価も堅調。強気派は、官公庁や金融機関のレガシーシステム刷新需要の高まりに加え、独立系としての提案力が受注拡大につながると主張。一方、弱気派は、人材不足による案件消化リスクや競争激化、特定顧客への依存度の高さを指摘。また、デジタル投資の加速が継続するかが焦点。

プラスに働く材料7
  • IT投資需要の拡大

    DX投資が拡大しており、基幹システム更新需要が見込まれる。

  • 独立系としての強み

    ベンダーに偏らない提案が顧客から好評を得ている。

  • 2026年3月期も増収増益予想

    売上357億円、営業利益23億円と会社は見通す。

  • 営業利益が30億円と前期比36%増加通年影響

    2026/3期営業利益30億円(前期22億円)。売上高357億円で営業利益率8.4%

  • 売上高が3期連続で過去最高を更新通年影響

    売上高は315億円→326億円→357億円。2026/3期は前期比9.5%増

  • 配当利回り3.94%と高水準の株主還元通年影響

    配当利回り3.94%。ROE15.9%も合わせ、インカム重視の投資家から選好されやすい

  • 予想PER10.3倍と実績を下回り来期増益を期待決算発表後影響

    予想PER10.3倍は実績PER11.1倍を下回る。来期増益コンセンサスが形成されている

マイナスに働く材料7
  • 人材不足の影響

    開発要員の確保が難しく、受注機会を逃す可能性。

  • 競争の激化

    大手SIも老舗も参入し、価格競争のリスク。

  • 特定顧客への依存

    特定の顧客の予算削減が業績に影響する。

  • 増収率9.5%と成長のスピードは緩やか通年影響

    2026/3期売上高357億円、前期比+31億円(+9.5%)。一桁成長ではPER拡大は期待しにくい

  • 営業利益率8.4%は人件費上昇で維持が困難継続影響

    売上高357億円、営業利益30億円。IT人材のコスト上昇が続くと利益率が下押しされる

  • 外国人保有比率9.66%と低く需給が国内偏重継続影響

    外国人保有比率は9.66%。海外勢の継続的な買いが入りにくく、売り時は需給が悪化しやすい

  • 予想PER10.3倍は割安でも増収率が低く評価拡大余地が小さい継続影響

    予想PER10.3倍は安いものの、売上高成長率が9.5%のため株価が大きく上昇するほどの材料に欠ける

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を牽引する受注の状況を確認するため。
金融・官公庁向け売上
主要顧客セグメントの需要動向を把握するため。
営業利益率
増収が利益に結びついているか確認するため。
従業員一人当たり売上
人材の生産性と採用・教育の成果を測るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり68で、前期から+52.4%いまの株価に対する利回りは4.10%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥68
1株あたり
配当利回り
4.10%
いまの株価に対して
配当性向
41.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1331.4
2018年3月1628.031.2
2019年3月2025.034.4
2020年3月2525.040.4
2021年3月24−4.035.3
2022年3月2712.538.2
2023年3月3529.638.0
2024年3月388.640.8
2025年3月4210.540.2
2026年3月6452.441.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥68

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,721人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.0%を占め、残る67.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他67.167.459.855.452.755.1
金融機関17.817.622.922.324.120.9
事業法人11.711.711.612.412.412.1
自己株式7.57.57.47.37.210.1
外国法人1.11.83.57.29.09.6
証券会社2.31.52.02.61.72.3
外国人個人0.00.10.00.00.00.0
政府・自治体0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.02
02株式会社FRONTEO5.52
03フォーカスシステムズ社員持株会4.32
04野村信託銀行株式会社(投信口)4.08
05BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)2.33
06畑山 芳文2.27
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.21
08STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.96
09森 啓一1.67
10岩崎 泰次1.61

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近9
  • 2026-06-22
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    9.20%
    +1.44pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.71%
    -0.43pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.31%
    -0.40pt
  • 2026-06-11
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.76%
    +1.19pt
  • 2026-06-11
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.14%
    +0.85pt
  • 2026-06-10
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.57%
    +1.32pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.29%
    +1.27pt
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.02%
  • 2026-06-08
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.25%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+357%、1株純資産は14期で+49%。直近期のROEは15.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月347034.417.444.1
2014年3月667269.29.230.4
2015年3月4348910.010.729.2
2016年3月5353610.411.230.0
2017年3月405247.514.031.4
2018年3月516118.718.431.2
2019年3月586059.616.734.4
2020年3月6259110.310.940.4
2021年3月6873410.314.535.3
2022年3月719798.313.438.2
2023年3月9284910.110.938.0
2024年3月9388810.714.140.8
2025年3月10492911.410.440.2
2026年3月1561,05015.910.141.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額298百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
森啓一代表取締役 社長63272,000
三浦宏介代表取締役 副社長63244,000
室井誠専務取締役兼公共社会ソリューション事業本部、デジタルビジネス事業本部管掌63168,000
後藤亮常務取締役兼執行役員コーポレートマネジメント本部及びHR・DX推進本部管掌、内部監査室担当63105,000
鈴木隆博取締役兼執行役員テックイノベーション事業本部及びメディカルAI推進室管掌、西日本事業部担当兼経営企画室長5624,000
瀬尾勘太取締役53
荒谷真由美取締役43
秋山エリカ取締役61
吉野充常勤監査役67
髙橋功常勤監査役634,000
松原陽子監査役60
萩原きよみ監査役55
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
津嶋隆博取締役兼執行役員兼デジタルビジネス事業本部長4910,000
水野弥取締役兼執行役員HR・DX推進本部管掌兼コーポレートマネジメント本部長5511,000
山尾百合子取締役69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5202401425651
社外取締役727274
監査役215158

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,652字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社1社(㈱フォーカスインキュベート)、関連会社6社(㈱イノス、㈱メティス、㈱エー・アイ・エムスタッフ、㈱G.A.P、㈱OtoCheck、㈱TryTree)の計8社で構成されており、子会社1社を除き関連会社6社はシステムインテグレーション及びITサービス並びに情報セキュリティ製品、AI製品の販売・関連サービスを主な事業としております。 子会社である㈱フォーカスインキュベートは、企業・ベンチャービジネスへの投融資、育成、仲介を行っております。当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりです。なお、以下に示す区分は、当社の報告セグメントと同一です。 公共関連事業 主に最終ユーザーが官公庁及び地方自治体となるマイナンバー関連システム、財務システム、貿易システム、航空管制システム、自動車関連システム、社会保険・健康保険・年金に関するシステム等、社会インフラのシステム実現に向けた提案・設計・製造・試験からシステム稼働後の運用・保守に至るまで、総合的な技術支援を行っております。 1988年に現在の主要取引先である㈱NTTデータの前身である日本電信電話㈱と取引を開始しました。その後、公共関連システムの特徴である長期的かつ継続的なライフサイクルの下、長年培ってきた深い業務知識と豊富な開発経験により公共関連システムの開発・保守維持業務に多くの人材を投入することで、経営基盤の更なる安定化を図っております。 (主な関係会社)当社、㈱エー・アイ・エムスタッフ、㈱G.A.P、㈱TryTree エンタープライズ事業 主に法人企業の基幹業務システム・Webアプリケーション・クラウドアプリケーションの開発、ネットワークインフラ設計・構築、RPAソリューション、付随する運用・保守、ICTに係るコンサルティングを行っております。 市場シェアの高い「intra-mart」「SAP」等を同一部門で取扱うことができる組織体制と知見を強みに、あらゆる産業・事業・業務の特性やニーズに対応できる事業基盤を確立してまいりました。また、クラウド、RPA、仮想化等新たな価値創造を担う技術領域の幅を更に広げ、お客さまへの提供価値最大化を図っております。 (主な関係会社)当社、㈱メティス 広域ソリューション事業 主に東京・名古屋・大阪地域における、通信制御・組込み・法人企業及び行政機関向けの各システム開発、AIソリューション、付随する運用・保守、ICTに係るコンサルティングを行っております。 創業当時から続く電話・インターネット等の通信制御システムの開発をはじめ、携帯電話・スマートフォン等情報通信機器のソフトウェアの開発、カーエレクトロニクス・デジタルカメラ・ウェアラブル端末等組込み型ソフトウェアの開発を特徴にあらゆる事業分野に対応する技術領域の広さを強みとしつつ、安定基盤の拡大を図っております。 (主な関係会社)当社、㈱エー・アイ・エムスタッフ、㈱OtoCheck イノベーション事業 主に法人企業向けのインフラ設計・構築、メインフレーム業務、システム開発、付随する運用・保守、IoT及び情報セキュリティ分野における自社製品の製造・ソリューション提供を行っております。 1997年より現在の主要取引先である日本アイ・ビー・エム㈱と取引を開始しました。法人企業の情報システム基盤の構築、システム運用・保守、インフラ技術支援で存在感を強めていき、システム開発を含め、事業の発展・拡大を続けております。また、情報セキュリティ及びIoT分野に参入し、暗号・電子透かし・ビーコン・指向性受信機等ソリューションの提供に自社製品も活用することで、より細やかなソリューションの提供を図っております。 (主な関係会社)当社、㈱イノス、㈱エー・アイ・エムスタッフ 当社グループの主たる会社について図示すると次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,608字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、社員の一体感を高め、社員全体が一丸となってパワーを発揮できる組織とし、未来のために貢献できる会社を目指したいとの思いの下、「社員すべてが心と力を合わせ、企業の発展と成長を通じて、未来のより良い環境作りに貢献する。」を経営理念とし、以下の3つの責任を果たしてまいります。 ①個人責任  人間性と技術力を磨き、最高のサービスをお客様に提供します。 ②企業責任  社員相互が信頼し合い、安心かつ働きがいのある会社を作ります。 ③社会責任  お客様、投資家、株主から信頼され、社会から必要とされる会社を作ります。 (2)目標とする経営指標 当社は、企業価値及び株主価値の向上を図るため、経営目標の達成状況を判断するための客観的な指標(KPI)として、「売上高450億円」「営業利益額45億円」「営業利益率10.0%」及び「ROE(自己資本利益率)16.0%以上」の達成を目指しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社は、2029年3月期に向けた「中期経営計画 27-29」を掲げております。「中期経営計画 27-29」の概要については以下のとおりであります。 ≪ビジョン≫ デジタル革新で顧客の変革を支える戦略パートナー ≪事業展開≫ 中核事業の高付加価値化・生産性向上による収益力強化とDX・コンサルティング領域へのスケーラブルな展開 ①全社戦略 事業   提供サービスの高度化と効率化最新技術の導入・活用、技術手法の革新、品質管理の徹底、ナレッジ・マネジメントによるQCD*1向上、プロジェクトマネジメント手法の飛躍 コンサルティング事業の強化DX戦略立案・RFP*2作成支援・インフラ運用コンサルティング・内製化支援等、長期的パートナーシップの構築 ソリューションの研究開発 コーポレート   専門人材の確保高度なソリューション提供技術・知識を持つ技術者、プロジェクトマネージャー、コンサルタント等 組織力の強化AIや自動化ツールの積極的取込み及びプロセス改善、社員のエンゲージメントを高める施策を拡充、社内の透明性を向上・データドリブンな組織運営、事業環境等の変化に応じた組織・体制の最適化 ②人材戦略 施策   エンゲージメント向上エンゲージメント強化による定着・生産性向上、やりがいのある報酬の実現、福利厚生の拡充、従業員健康サポート強化による健康意識向上 専門人材開発個々の特性やキャリアに応じた能力開発、AI等の先進技術力習得の推進、プロジェクトマネジメント層の拡充、高度資格保有者の増加 ③財務戦略 財務方針   成長投資成長分野へ3年間で85億円、M&Aの活用、先進技術探索の強化、株主資本コストと投資リスクを反映したベースレートの活用 財務健全性D/Eレシオ*30.35程度を上限設定、現預金を月商2か月程度確保、非事業用資産の整理、最適資本構成の定期的な見直し 株主還元配当性向40%以上、機動的な自己株式の取得 ④M&A戦略 戦略   ロールアップ戦略、垂直統合戦略 投資判断基準   株主資本コストからリスクごとにハードルレートを設定 下記二つの基準により、投資可否を決定<必須基準> NPV*4(正味現在価値)がプラスであること<付随基準> IRR*5(内部収益率)>ハードルレート+期待する収益スプレッド、投下資金回収期間5年以内(原則) ⑤株主還元 配当方針   配当性向40%以上、利益成長に応じた配当の拡充 自己株式の取得   株価水準・資本構成・資本収益性・C/Fを総合的に勘案し、機動的に実施 ⑥サステナビリティ経営 サステナビリティ基本方針   当社は、未来から必要とされる会社を目指し持続可能な社会と環境の実現に貢献します。企業活動の中でステークホルダーとのエンゲージメントを大切にすると共に企業価値の向上に努めてまいります。 マテリアリティ   気候変動への適切なアプローチ、多様な人材が安心して働ける職場へ、ステークホルダーの価値創造、現状に満足しないガバナンス経営の強化 *1.QCD(Quality Cost Delivery):品質(Q)・費用(C)・納期(D)の3要素の頭文字。 *2.RFP(Request for Proposal):提案依頼書。要件、業務課題、予算、納期等を明示し、提案や見積りを依頼する文書。 *3.D/Eレシオ:負債資本倍率。有利子負債(Debt)を自己資本(Equity)で割って算出する財務健全性指標。 *4.NPV(Net Present Value):正味現在価値。将来得られるキャッシュ・フローを現在価値に割引いた金額から、投資額を差し引いた価値。設備投資、M&A、新規事業の投資判断等に用いる。 *5.IRR(Internal Rate of Return):内部収益率。投資から得られる将来キャッシュ・フローの現在価値と投資額が等しくなる割引率。複数案件における投資効率の比較・評価等に用いる。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 デジタル技術の進展、とりわけAI台頭に伴い、IT利活用の普及・拡大が加速度的に進展し、企業や生活者とITとの関わり方はより一層の多様化が進むことが予想されます。また、インフレ圧力の上昇やIT人材の獲得競争の激化に伴い、人件費・外注費・仕入原価等が持続的に高まる可能性があります。 当社は、前中期経営計画を成功裏に終え、事業基盤はより強固なものとなりました。2027年3月期より始動した「中期経営計画 27-29」では、ビジョンに「デジタル革新で顧客の変革を支える戦略パートナー」を掲げました。前中期経営計画で推進した収益性向上のステージから、システムインテグレーターの枠を超えた「非連続な成長」のステージに舵を切ります。「業界の中核企業となるための第一歩」を踏み出し、企業価値の向上に努めてまいります。 これらを実現するため、当社は以下の課題に重点的に取組んでまいります。 ①AIと実践知を融合した「知能集約型」へのシフト 当社の成長コアは「短納期化と高品質化の両立」と捉えております。そのため、先端技術・マネジメント手法の活用はもとより、AIを業務プロセス及びサービス提供の双方に取入れ、生産性と品質の向上を図ってまいります。 当社は、従業員をかけがえのない経営資源としております。社員一人ひとりがITの良き使い手・担い手として、多様な現場で長年培った膨大な実践知をもって顧客の変革を支えることが、AI時代にこそ真価を発揮する競争優位性の確立に繋がるものと捉えております。「労働集約型」から「知能集約型」へのシフトを加速させ、収益を最大化する重層的な成長モデルへの転換も必要となります。 具体的には、先端IT人材、プロジェクトマネージャー、コンサルタント等の専門人材の確保及び育成を最重要課題と位置付け、個々のキャリアに応じた能力開発支援を強化いたします。また、やりがいを実感できる報酬体系の実現や健康経営の推進を通じ、社員のエンゲージメントを高める等、個の力が最大限に発揮される強固な組織基盤・形式知を構築いたします。 ②成長投資による非連続な成長 当社は、提供サービスの高度化と効率化・コンサルティング事業の強化・ソリューションの研究開発等を重要な成長投資領域に位置付けております。また、自律的な成長に加えて、M&Aによるインオーガニックな規模拡大にも積極的に取組むことで収益基盤を拡充すると共に、特定の市場環境に左右されない多様な収益源の確保にも努めてまいります。 ③資本コストを意識した経営と株主還元の高度化 当社は、資本コストを上回る資本収益性の維持・向上を重要な経営課題と認識しております。ROE(資本効率)の継続的な向上を重視し、事業の成長ステージとリスク許容度を踏まえた最適な資本構成を追求してまいります。 キャッシュアロケーションについては、成長投資、財務健全性及び株主還元のバランスを重視いたします。成長領域への85億円規模の戦略投資を実行する一方、配当性向40%以上を基準とした利益還元及び自己株式の取得を機動的に実施し、35億円規模の株主還元を目指してまいります。 更に、戦略的なIR活動による情報の非対称性の是正、認知度向上により、市場からの期待成長率を高め、資本市場からの信頼を盤石なものにしてまいります。 これらの取組みによって、より強固な顧客基盤を拡大し、より盤石な経営体制を整え、将来にわたり安全・安心な社会作りに貢献してまいります。
事業等のリスク4,649字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社では、リスク管理委員会活動において、毎年、当社の経営に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスクを発生頻度(可能性)と影響度(損失額)に基づき評価したうえで、優先度を決定し、リスク管理全般の統制管理を行っております。投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のリスクがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 人材の確保・育成及び労働環境に関するリスク 当社の持続的成長には高度IT人材やマネジメント人材の確保が不可欠ですが、獲得競争激化、賃金水準上昇に伴う採用計画未達、人材流出、人件費増大が収益を圧迫する可能性があります。また、特定個人への業務集中による長時間労働やメンタル不調による生産性低下のほか、組織の同質化に伴う多様性の不足が柔軟な発想を阻害し、当社の中長期的な競争力に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社は、人材の維持・確保に向け、競合他社に劣後しない報酬体系や柔軟なワークスタイル、健康経営を推進し、従業員の心身の健康維持と定着を図っております。また、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)*を推進し、多様な価値観を受容する組織文化を醸成することで、女性管理職及び中途採用者の登用を通じて組織の変革力を高める取組みを行っております。 (2) ビジネスパートナー及びサプライチェーンに関するリスク 当社は、外部協力会社や国内外のベンダーからリソースを調達しております。IT人材不足による技術者の確保遅延、外注先の管理不備に伴う納期遅延、品質低下、情報漏洩のリスクがあります。また、ベンダーの供給停止、仕様変更、サプライチェーンの混乱、調達価格の上昇といった外部要因に加え、取引適正化に関連する諸法令や労働関連法令への対応に不備が生じた場合には、行政指導及び社会的信用の低下を招く可能性があります。これらに起因して、プロジェクトの遂行能力や収益性、当社の事業活動全般に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社は、調達に伴う不確実性を低減するため、技術力や品質、コンプライアンス体制を総合的に評価した優良なパートナーの選定に努めております。定期協議を通じた安定的な協力関係の維持やマルチベンダー体制による調達リスクの分散を図ると共に、情報セキュリティに関する研修の受講及び適正な契約運用の徹底により、サプライチェーン全体でのガバナンス強化を推進しております。 (3) システム開発プロジェクトの不採算化に関するリスク 当社のシステム開発事業は、案件ごとに工数及び原価を見積る受託型ビジネスを主としております。着手後の要件変更、仕様追加、予期せぬ技術的課題、想定以上の開発難易度、人員配置の変更、外部委託先の作業遅延といった要因により、見積り精度不足及び管理不備を招く可能性があります。これらに起因して、工数増大や納期遅延による不採算プロジェクトが発生し、追加コストの計上及び利益率の著しい低下が生じた場合には、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社は、採算性の悪化を未然に防ぎ適切な利益水準を確保するため、大規模・高難易度案件の受注前における審査体制を強化し、見積りの妥当性と技術的実現性を厳格に評価しております。稼働後においても、進捗や発生原価の継続的なモニタリングを通じて不採算化の兆候を早期に把握・是正するほか、プロジェクトマネージャーの育成を推進し、組織的なプロジェクト完遂能力の向上に努めております。 (4) 特定の顧客及び企業グループへの依存に関するリスク 当事業年度における、主要顧客上位3社向け売上高が占める割合は、全体の39.8%(前事業年度は40.0%)となっております。主要顧客とは安定的な関係を維持しておりますが、顧客企業の経営戦略転換、IT投資方針の見直し、内製化の進展、取引条件の変更といった要因により、取引が縮小又は終了するリスクがあります。これらに起因して、受注案件の縮小、延期又は中止が生じ、受注高及び利益が減少した際、代替となる受注を十分に確保できない場合には、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社は、主要顧客に対して提供領域の拡大及び高付加価値な提案を継続することで、単なる取引関係を超えた「戦略的共創パートナーシップ」の構築を推進し、強固な取引関係の維持・発展に努めております。加えて、事業基盤の安定化を図るため、DX関連等の新規事業の強化を通じた新規顧客の開拓によるバランスの取れた事業ポートフォリオの構築に注力しております。 (5) 自然災害、テロ等によるリスク 当社の事業は電力・通信網及び外部データセンター、人的リソースに深く依存しております。大規模な地震、風水害、テロ、紛争、不測の事象による広域的なインフラの停止・損壊が生じた場合、開発環境及び運用保守サービスが機能不全に陥り、プロジェクトが中断する可能性があります。これらに起因して、従業員の安全確保が困難となり人的リソースが不足した結果、工期延伸の追加コストや売上計上の遅延、損害賠償等が発生した場合には、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社は、不測の事態による影響を最小限に留めるため、事業継続計画(BCP)の策定及び安否確認訓練の定期実施等を通じて、組織的な対応能力の向上を図っております。 (6) 情報セキュリティ及び個人情報保護に関するリスク 当社は、顧客の機密情報や個人情報、重要な業務データ等を恒常的に取扱っており、サイバー攻撃、不正アクセス、システムの脆弱性悪用、役職員及び委託先の過失並びに不正行為、外部クラウドの不具合等の可能性があります。これらに起因して、情報の漏洩、流出、改ざん、消失が生じた場合、多額の損害賠償及び行政処分、社会的信用の失墜による受注機会の喪失を招き、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社は、ISMS(ISO/IEC 27001)及びプライバシーマーク認証に基づいた国際標準の管理体制を運用しております。また、アクセス管理や監視強化、脆弱性診断等の技術的対策に加え、社内規程の整備や従業員教育、インシデント発生時の緊急対応体制を整備しております。あわせて、外部委託先にも当社と同等の管理を義務付け、サプライチェーン全体でのセキュリティ水準の維持・向上に努めております。 (7) コンプライアンスに関するリスク 当社は、国内外の多岐にわたる法令(会社法、金融商品取引法、派遣法、労働基準法、個人情報保護法、取適法、独占禁止法、贈収賄防止法等)の適用を受けております。また、情報サービス業として、高い倫理観に基づいた事業運営が求められております。万一、法令違反及び不祥事が発生した場合、行政処分(業務停止命令等)並びに課徴金の納付、多額の損害賠償責任の発生に加えて、社会的信用の失墜による顧客離れ、入札参加資格の停止等が生じる可能性があります。これらに起因して、ブランド価値の毀損による収益の減少を招き、当社の経営成績、財政状態及び社会的信用に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社は、コンプライアンス委員会による監視体制の構築や社内外に設置した内部通報制度の適切な運用に加え、全役職員を対象とした定期的な教育研修及び内部監査部門による業務プロセスの厳格なチェックを継続的に実施することで、法令遵守意識の徹底と不正行為の未然防止と早期発見に努めております。 (8) M&A、投資及び保有資産の減損に関するリスク 当社は、事業拡大及び技術力強化、新規市場参入等を目的とした企業買収、資本提携、ベンチャー出資、研究開発投資等を実施しておりますが、今後の企業買収等の実施に伴い、のれんが新たに発生する可能性があります。投資に際しては、事業環境の変化、競争激化、事業計画未達、簿外債務の判明、組織統合プロセス(PMI)の遅延、ガバナンス不全等の可能性があります。想定したシナジーや成果が得られず、投資価値が著しく毀損した場合には、のれんの減損損失及び評価損の計上を招く可能性があります。これらに起因して、追加投資に伴う資金負担増や資本効率の低下を通じて、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社は、専門家を活用したデューデリジェンス等により、潜在的リスクの把握及び投資リスクの低減に努めております。投資後は速やかに経営管理体制を整備し、当社基盤との連携によるシナジー創出を図るほか、投資先の定期的なモニタリングを通じた事業計画の修正や適時な是正措置により、資産価値の維持・向上に取組んでおります。 (9) マクロ経済環境の変化に関するリスク 当社のシステム開発及び運用サービス等の事業は、企業並びに官公庁のIT投資動向に大きく影響を受けます。投資動向は国内外の景気や金融市場、地政学リスク等のマクロ経済環境に左右され、顧客の経営環境が悪化した場合、投資計画の見直し及び予算削減により、案件の延期、縮小又は中止となる可能性があります。特に当社は国内顧客への依存度が高いため、国内景気及び設備投資動向の影響を受けやすい構造にあります。これらに起因して、受注高の減少及び稼働率の低下が生じた場合、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社は、マクロ経済環境の変化による影響を低減するため、特定業種に依存しない顧客ポートフォリオの分散及び公共・社会インフラ等の景気変動を受けにくい領域への展開を推進しております。また、運用・保守サービス等の継続収益比率向上による安定収益基盤の強化を図ると共に、DX関連等の需要が高い領域へのサービス提供に注力しております。あわせて、長期的な取引関係の構築を通じた安定的な受注確保に努め、景気変動への耐性がある事業構造の構築に取組んでおります。 (10) AI等の技術革新及びIT技術環境の変化に関するリスク 当社は、クラウド及びAI等の技術革新が急速に進む環境下で、顧客ニーズの変化やプラットフォーマーの台頭等による既存スキルの陳腐化、競争力低下、開発投資の増大リスクがあります。AI活用では、学習転用による情報漏洩、第三者の知的財産権侵害、ハルシネーション(虚偽情報の生成)、脆弱性混入等の技術的課題に加え、不適切な利用が生じる可能性があります。これらに起因して、受注機会の損失及び法的責任の追及、社会的信用の失墜を招いた場合、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社は、技術変化を成長機会と捉え、戦略的投資や外部連携を通じた最先端知見の獲得を推進しております。AI利用に関しては、「AI基本方針」等の規程整備及び承認フローの標準化により不適切な利用を防止しております。あわせて、技術研修及び教育制度を充実させ、最新技術へのスキル転換支援並びに知財リスクの事例共有を行うことで、安全かつ高度に技術を活用できる専門人材の育成と柔軟な事業基盤の構築に努めております。 *ダイバーシティ&インクルージョン(D&I):多様性(性別、年齢、国籍、価値観等の違い)を認め合い、組織の一員として活かし合う柔軟な環境のこと。
経営成績の分析 (MD&A)5,688字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、景気が緩やかに回復しております。 また、世界経済は持直しておりますが、欧米における高金利水準の継続や中東地域をめぐる情勢のほか、アメリカの政策動向による影響や金融資本市場の変動等による下振れリスクの高まりにも注意する必要があります。 情報サービス業界におけるソフトウェア投資が増加する中、産業を問わずクラウド化・仮想化・内製化へとシフトしており、AI・ロボティクス・IoT等のIT活用、情報セキュリティの重要性が刻々と増しています。また、人材の獲得競争・人員の流動化・賃金上昇が一層進む中、各種先端技術・プロジェクト管理を担う人材の増強やIT内製化への順応は業界発展の要となっています。 このような状況の中、当社は、「中期経営計画 24-26」で掲げた「発展・利益・還元サイクルの強化」のために実施した各種施策により全指標において目標を達成いたしました。また、自己株式の取得では決議した予定株数を取得する等「資本コストを意識した経営の実現に向けた対応」を進めております。 業績面では、人的資本への投資を進めたうえで、一次請け比率の向上・価格転嫁・案件管理・業務効率化等により着実に利益を生み出し、増収増益となりました。 この結果、当事業年度の業績は、売上高35,698百万円(前事業年度比9.7%増)、営業利益3,036百万円(前事業年度比39.8%増)、経常利益3,068百万円(前事業年度比41.7%増)、当期純利益2,333百万円(前事業年度比48.9%増)となり、売上高・各利益共に過去最高を更新しました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 公共関連事業 主に最終ユーザーが官公庁及び地方自治体となるマイナンバー関連システム、財務システム、貿易システム、航空管制システム、自動車関連システム、社会保険・健康保険・年金に関するシステム等、社会インフラのシステム実現に向けた提案・設計・製造・試験からシステム稼働後の運用・保守に至るまで、総合的な技術支援を行っております。 当セグメントにおきましては、既存案件の拡充と徹底したプロジェクト管理、単価交渉が奏功しました。 その結果、売上高10,875百万円(前年同期比9.0%増)、セグメント利益(営業利益)は1,922百万円(前年同期比20.6%増)となりました。 エンタープライズ事業 主に法人企業の基幹業務システム・Webアプリケーション・クラウドアプリケーションの開発、ネットワークインフラ設計・構築、RPAソリューション、付随する運用・保守、ICTに係るコンサルティングを行っております。 当セグメントにおきましては、提案力強化と体制拡充により、ERPとインフラが業績向上に貢献しました。 その結果、売上高10,899百万円(前年同期比21.6%増)、セグメント利益(営業利益)は1,433百万円(前年同期比40.0%増)となりました。 広域ソリューション事業 主に東京・名古屋・大阪地域における、通信制御・組込み・法人企業及び行政機関向けの各システム開発、AIソリューション、付随する運用・保守、ICTに係るコンサルティングを行っております。 当セグメントにおきましては、収益性の高い案件へのシフト、安定した案件管理、価格転嫁等により成長しました。 その結果、売上高5,781百万円(前年同期比3.7%増)、セグメント利益(営業利益)は782百万円(前年同期比33.5%増)となりました。 イノベーション事業 主に法人企業向けのインフラ設計・構築、メインフレーム業務、システム開発、付随する運用・保守、IoT及び情報セキュリティ分野における自社製品の製造・ソリューション提供を行っております。 当セグメントにおきましては、インフラ案件がけん引し、利益率重視の一次請け開発案件も順調に進捗しました。 その結果、売上高8,142百万円(前年同期比1.3%増)、セグメント利益(営業利益)は1,121百万円(前年同期比14.7%増)となりました。 ② 財政状態の状況 当事業年度における資産は、前事業年度末に比較し2,928百万円増加し、23,821百万円となりました。これは主に電子記録債権の減少18百万円があった一方で、投資有価証券の増加1,331百万円、売掛金及び契約資産の増加756百万円、現金及び預金の増加427百万円、前払費用の増加173百万円、商品及び製品の増加113百万円、長期預金の増加100百万円、保険積立金の増加44百万円等によるものであります。 負債は、前事業年度末に比較し1,594百万円増加し、8,439百万円となりました。これは主に長期借入金の減少153百万円があった一方で、短期借入金の増加500百万円、未払金の増加406百万円、未払法人税等の増加370百万円、買掛金の増加308百万円、繰延税金負債の増加173百万円等によるものであります。 純資産は、前事業年度末に比較し1,334百万円増加し、15,382百万円となりました。これは主に自己株式の取得による減少889百万円があった一方で、繰越利益剰余金の増加1,607百万円、その他有価証券評価差額金の増加602百万円等によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比較し990百万円増加し、6,556百万円(前事業年度比17.8%増)となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローでは、2,569百万円の収入がありました。これは主に、売上債権の増加737百万円、法人税等の支払額570百万円があった一方で、税引前当期純利益3,162百万円、未払金の増加399百万円、仕入債務の増加額308百万円等によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローでは、138百万円の支出がありました。これは主に、定期預金等の減少額462百万円があった一方で、投資有価証券の取得による支出459百万円、有形固定資産の取得による支出137百万円等によるものであります。 財務活動におけるキャッシュ・フローでは、1,441百万円の支出がありました。これは、長期借入れによる収入600百万円、短期借入金の純増額500百万円があった一方で、自己株式の取得による支出889百万円、長期借入金の返済による支出886百万円、配当金の支払額725百万円等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 公共関連事業   8,962,849   7.0 エンタープライズ事業   8,896,976   22.0 広域ソリューション事業   4,978,500   3.5 イノベーション事業   6,691,456   △5.3 合計   29,529,782   7.2 b 受注実績 当事業年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 公共関連事業   11,190,483   4.7   2,733,126   13.0 エンタープライズ事業   12,767,697   39.5   4,638,888   67.4 広域ソリューション事業   5,832,183   1.5   1,172,467   4.6 イノベーション事業   8,095,651   △0.1   1,406,410   △3.3 合計   37,886,015   12.5   9,950,892   28.2 c 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 公共関連事業   10,875,431   9.0 エンタープライズ事業   10,899,377   21.6 広域ソリューション事業   5,781,075   3.7 イノベーション事業   8,142,949   1.3 合計   35,698,834   9.7 (注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前事業年度   当事業年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ㈱NTTデータ・アイ   4,131,789   12.7   4,913,448   13.8 キンドリルジャパン㈱   5,290,848   16.3   4,847,189   13.6 ㈱NTTデータ   3,591,722   11.0   4,453,019   12.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載されているとおりであります。 この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 その他の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、以下のとおりであります。 (ア)投資の減損 当社は、所有する有価証券について、決算日の市場価格等に基づく時価相当額で計上しております。市場価格のない株式等以外のものについては、市場価格等が取得価額に比べて50%超下落した場合に、原則として減損処理を行っております。また、下落率が30%以上50%以下の有価証券については、過去2年間の平均下落率においても概ね30%以上50%以下に該当した場合に減損処理を行っております。市場価格のない株式等については、その発行会社の財政状態の悪化により実質価額が取得価額に比べて50%超下落した場合に原則として減損処理を行っております。将来の市況悪化又は投資先の業績不振により、現在の簿価に反映されていない損失又は簿価の回収不能が発生した場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。 (イ)繰延税金資産の回収可能性 当社は、繰延税金資産の回収可能性があると考えられる金額まで減額するために評価性引当額を計上しております。評価性引当額の必要性を検討するにあたっては、将来の課税所得見込み及び税務計画を検討しておりますが、繰延税金資産の全部又は一部を将来回収できないと判断した場合、繰延税金資産の取崩しが必要となる可能性があります。 (ウ)貸倒引当金 当社は、売上債権等の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。取引先の財務状況が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加で引当金が必要になる可能性があります。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の当事業年度の経営成績等は、以下のとおりであります。 (ア)経営成績の分析 当事業年度の経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」をご覧ください。 (イ)財政状態の分析 当事業年度の財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」をご覧ください。 (ウ)キャッシュ・フローの分析 当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご覧ください。 当社の資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 当社の資金需要の主なものは、ソフトウェア開発を行うための協力会社への支払及び人件費の支払であります。 当社は、必要な運転資金について外部借入により賄っております。外部借入の場合、短期借入金、長期借入金、無担保社債の発行を行っており、当社では、今後とも営業活動によって得る自己資本を基本的な資金源としながら、必要に応じて銀行借入により資金調達を行っていく考えであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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