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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

UEX

UEX, LTD.9888 · Standard · 卸売業

ステンレス鋼の切断販売を核に、管材・特殊鋼加工・装置設計まで一貫供給する金属専門商社。

概要

UEXは、ステンレス鋼を中心とする金属材料の卸売を主力とする企業である。子会社8社を通じて金属加工製品の製造・販売、機械装置のエンジニアリングも手掛ける。2026年3月期の連結売上高は約503億円、従業員数は518名。東京都品川区に本社を置く。

三つの事業セグメントで構成される収益構造

当社は「ステンレス鋼その他金属材料の販売事業」「ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業」「機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業」の三つで構成される。2026年3月期の連結売上高497億円のうち、金属材料販売が約95%を占める。営業利益は13億円の見通しであり、金属材料販売の利益率変動が全体業績を左右する。

子会社が担う加工・エンジニアリングと物流

グループは8社の連結子会社から成る。金属加工では株式会社大崎製作所がステンレス製ウェザーカバーをOEM生産し、上海威克斯不銹鋼有限公司が中国でステンレス鋼管を製造・販売していた(2025年6月に解散決議)。エンジニアリングは上野エンジニアリング株式会社が食品・化学向け装置を手掛ける。物流はステンレス急送株式会社が配送を担う。

軟調な市況と在庫調整が続く流通事業

ステンレス鋼業界はニッケル価格の弱含みを受け市況が軟調。2026年3月期の金属材料販売数量は前期比8.4%減少し、販売価格も1.3%低下した。在庫リスクが高まる中、在庫販売と高付加価値商品(加工品・チタン)の拡販に注力するが、売上総利益率の低下が収益を圧迫している。

業界の中での役割は金属材料の流通・加工・装置設計を担う素材供給型商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
497億円
営業利益
13億円
営業利益率
2.6%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ステンレス鋼 その他金属材 料の販売事業474億円95.2%12億円2.5%
ステンレス鋼 その他金属加 工製品の製造・販売事業13億円2.6%0億円0.0%
機械装置の製 造・販売及び エンジニアリ ング事業11億円2.2%1億円9.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01金属材料販売(ステンレス鋼など)主力

ステンレス鋼板、鋼管、条鋼など多品種の金属材料を切断加工して販売。子会社が特殊鋼、管材、半導体装置用ステンレス鋼管を扱い、鋳造・鍛造品や機械加工部品の加工販売も行う。

主な製品・サービス5
ステンレス鋼板
薄板から厚板まで多様な板状ステンレス鋼材。切断加工にも対応。
ステンレス鋼管
配管用や構造用などの鋼管類。半導体装置向けの高品質なものも供給。
条鋼
棒鋼、形鋼など長尺の鋼材。
特殊鋼・ステンレス鋳造品・鍛造品
特殊鋼やステンレスを材料とした鋳造・鍛造部品。機械加工も施す。
機械加工部品
鋳造・鍛造品に切削などの精密加工を施した部品。

02金属加工製品(ウェザーカバー等)準主力

ステンレス鋼製ウェザーカバーのOEM生産を行う。中国ではステンレス鋼管や加工製品の製造販売も手がけてきたが、業績低迷により清算を決定。

主な製品・サービス1
ステンレス鋼製ウェザーカバー
建物の雨よけ・換気用カバー。OEM供給。

03機械装置・エンジニアリング準主力

食品や化学向けの一般産業用装置の設計・製作。自社調達の材料を活用し、顧客の要望に応じた装置を提供。

主な製品・サービス1
食品・化学向け産業用装置
食品加工・化学プラント用の各種装置。設計から製作まで一貫対応。

製品と技術

幅広い品種を扱うステンレス鋼材料販売

主力事業はステンレス鋼板、鋼管、条鋼など多品種の金属材料の切断販売である。UEX単体に加え、令和特殊鋼株式会社や株式会社UEX管材が販売を担う。半導体装置向けの高精度ステンレス鋼管は日進ステンレス株式会社が専門に扱う。加工品としてチタン製品も取り扱い、高付加価値商品の拡販に注力する。

ウェザーカバーOEMと中国生産の終了

金属加工製品事業では、株式会社大崎製作所が建築向けステンレス製ウェザーカバーをOEM生産する。上海威克斯不銹鋼有限公司は中国国内でステンレス鋼管及び加工製品を製造・販売していたが、業績低迷により2025年に解散を決定した。国内建築分野の需要低調が同事業の売上を圧迫している。

食品・化学向け一般産業用装置のエンジニアリング

上野エンジニアリング株式会社は、UEXから仕入れた材料を用いて、食品や化学工場向けの一般産業用装置を設計・製作する。2026年3月期は大口物件の売上計上により売上高が前期比18.6%増加、営業利益も94.1%増加した。設計能力と現場管理体制の強化が今後の課題とされる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

電子部品商社、減収減益局面

電子部品や産業機器の卸売業を手掛ける専門商社。同業にはリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易などが存在。売上高は500億円程度で、営業利益率は3%台から2%台へ低下傾向。業界内では中堅規模だが、収益性が低く、競合との差別化が課題。直近3期で減収減益が続き、2026/3期も減収予想。電子部品市況の変動に影響されやすいビジネスモデルで、付加価値向上が急務。

強み

  • 電子部品から産業機器まで幅広く扱い、顧客ニーズに対応可能。
  • 主要顧客との長期的な関係を構築し、安定した受注基盤を持つ。
  • 在庫管理のノウハウがあり、過剰在庫リスクを低減している。
  • 長い事業歴と安定した財務体質で、景気変動への耐性がある。

課題

  • 営業利益率が3%未満と低く、価格競争にさらされている。
  • 売上高が減少傾向にあり、市場環境の悪化が懸念。
  • 競合との差別化が難しく、付加価値創出が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がUEX

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17460ヤギ155億円11.5倍
27505扶桑電通153億円7.5倍
32700木徳神糧152億円5.7倍
47466SPK151億円10.8倍
57487小津産業151億円24.7倍
69888UEX150億円20.7倍
73140BRUNO150億円17.8倍
88045横浜丸魚148億円20.7倍
93417大木ヘルスケアホールディングス146億円10.6倍
107115アルファパーチェス145億円14.2倍
113374内外テック144億円14.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

昭和30年にステンレス鋼流通商社として創業

当社は1955年(昭和30年)に創業した。以来、ステンレス鋼の流通を通じて日本の産業発展に寄与することを目的とし、販売先と仕入先のニーズを調整する商社機能を発展させてきた。現在の企業理念は「日本一のステンレス・チタン商社として、世のため人のために役立ちたい」である。

子会社の獲得と事業多角化の歩み

創業後、ステンレス鋼販売に加え、特殊鋼・鋳造品・鍛造品を扱う株式会社ナカタニ、半導体装置用鋼管を販売する日進ステンレス株式会社、加工品をOEM生産する株式会社大崎製作所などをグループに加えた。また、物流子会社としてステンレス急送株式会社を設立し、食品・化学向け装置を手掛ける上野エンジニアリング株式会社も傘下に置いた。

中国現地法人の設立と令和7年の解散決議

上海威克斯不銹鋼有限公司を中国に設立し、現地でのステンレス鋼管製造・販売を担っていた。しかし、事業環境の変化により業績が低迷。経営資源の効率的活用のため、2025年6月(令和7年)に同社の解散および清算を決議した。この清算費用が2026年3月期の金属加工事業の営業損失要因となった。

配送センター建て替えと業績の変動

2026年3月期にはUEX東京配送センターの建て替えに伴う費用が特別損失として計上された。また、連結業績は2013年3月期の売上高368億円から増加傾向にあったが、2021年3月期に494億円まで減少し、その後回復・停滞している。2026年3月期の営業利益は前期比26.7%減の13億円と軟調である。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益絶対額数値目標あり(具体的数値は記載なし)
  • 営業利益率数値目標あり(具体的数値は記載なし)
  • ROE中長期的な目標あり(具体的数値は記載なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    高付加価値加工品販売の強化

    従来の問屋機能に依存せず、高い付加価値が期待できる加工品販売の強化を図り、顧客ニーズに立脚したステンレスの用途開発提案営業を推進する。

  2. 02

    成長分野への横断的取り組み

    半導体・脱炭素・国土強靭化などの国家戦略関連分野へ社内横断的に取り組み、成長市場でシェア拡大を目指す。

  3. 03

    機械設備の更新投資と設計・管理体制強化

    加工・エンジニアリング事業において競争力維持・拡大のため機械設備の更新投資を積極化し、設計能力や現場工事の管理体制を強化する。

  4. 04

    業務効率化と働き方改革の推進

    事業継続対策を兼ねた働き方改革に取り組むことで業務の効率化を図る。

  5. 05

    コーポレートガバナンス強化とコンプライアンス徹底

    企業集団相互の連携を強化し、効率的販売活動に注力するとともに、コーポレート・ガバナンスの強化とコンプライアンスの徹底により経営の透明性を確保する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で518人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は695万円で、9期前と比べて3.3%平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は16.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月390
2018年3月392
2019年3月71942.516.8395
2020年3月68843.016.7519
2021年3月64442.916.7510
2022年3月64143.417.3509
2023年3月75543.917.3519
2024年3月75243.817.1520
2025年3月72143.716.4519347
2026年3月69544.216.8518251

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
伊勢原スチールサービス センター — 神奈川県伊勢原市2,903百万円
ステンレス鋼 その他金属材 料の販売事業
東海営業所及び 三島スチールサービス センター — 静岡県三島市1,951百万円
ステンレス鋼 その他金属材 料の販売事業
関東物流加工センター — 群馬県館林市1,017百万円
ステンレス鋼その他金属材料の販売事業
東京配送センター — 東京都江東区838百万円
ステンレス鋼 その他金属材 料の販売事業
九州支店及び 九州配送センター — 福岡県北九州市若松区422百万円
ステンレス鋼 その他金属材 料の販売事業
北陸支店及び 北陸配送センター — 新潟県新潟市東区373百万円
ステンレス鋼 その他金属材 料の販売事業
本社・工場 — 福島県いわき市226百万円
ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業
東北支店及び 東北配送センター — 宮城県柴田町187百万円
ステンレス鋼 その他金属材 料の販売事業
本社 — 東京都品川区55百万円
ステンレス鋼 その他金属材 料の販売事業
大阪支店及び 大阪配送センター — 大阪府大阪市大正区42百万円
ステンレス鋼 その他金属材 料の販売事業
ほか18件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社UEX管材
    神奈川県 伊勢原市 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    日進ステンレス株式会社
    神奈川県 川崎市川崎区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    令和特殊鋼株式会社(注)2.4
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ナカタニ(注)4.5
    埼玉県 さいたま市浦和区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ステンレス急送株式会社
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社大崎製作所
    福島県 いわき市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    上海威克斯不銹鋼 有限公司(注)2.6
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    上野エンジニアリング 株式会社
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は497億円営業利益13億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.2%、利益が-27.8%。

売上高
-1.2%
497億円
営業利益
-27.8%
13億円
純利益
-22.2%
7億円
営業利益率
2.6%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高565億円497億円
営業利益24億円13億円
純利益30億円7億円
1株あたり配当¥22

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は142億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.0%、営業利益は−14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1336
2024年1Q13475.26
2024年2Q13164.63
2024年3Q13464.53
2024年4Q1221
2025年2Q25183.25
2025年4Q252104.04
2026年2Q24462.53
2026年4Q25372.84
2027年1Q14264.219

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は368億円から497億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は2.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月368−1−2
2014年3月38443
2015年3月41177
2016年3月41762
2017年3月40385
2018年3月4741611
2019年3月4951611
2020年3月564117
2021年3月49452
2022年3月4552314
2023年3月5384428
2024年3月5212313
2025年3月50318173.69
2026年3月49713132.67

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高497億円のうち、営業利益として残るのは13億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.5%405億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.9%79億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.6pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.4pt
3.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが10億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は71億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−6−3422
2014年3月2−51−320
2015年3月9−2−7721
2016年3月6−4−2220
2017年3月11−1−21028
2018年3月20−3−181727
2019年3月12−2−31034
2020年3月0−2841−2847
2021年3月12−4−5850
2022年3月19−4−111554
2023年3月13−5−5858
2024年3月10−60464
2025年3月−12−520−1767
2026年3月10−125−271

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は521億円。このうち返さなくてよい自己資本が190億円で、自己資本比率は36.4%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2938620729.3
2014年3月2998821129.3
2015年3月3099921031.9
2016年3月3059221330.1
2017年3月31810521332.8
2018年3月35811624232.3
2019年3月35212123134.2
2020年3月42212729528.9
2021年3月39412826631.1
2022年3月45714431330.3
2023年3月50917133832.3
2024年3月52018133933.4
2025年3月51917534433.7
2026年3月52119033136.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
71億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
124億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
160億円
在庫として抱えている分
負債合計
331億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
49
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中154位あたり、逆に低いのはROE284社中239位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.7%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
36.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.2%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,249で、1年前と比べて+55.0%過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。

¥1,249-5.4%1ヶ月+14.5%1年+55.0%時価総額150億円
過去52週の値幅
安値¥693高値¥1,331

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.7倍
PER (会社予想)4.4倍
PBR0.70倍
配当利回り1.76%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で+9.16%と急伸し、終値1227円は52週高値1239円に接近。25日線(1034.16円)を上回り、75日線(932.24円)も大きく上回る。1か月では+24.19%と上昇基調が強い。出来高は8/7に463100株と急増したが、8/10は222400株と減少。RSIは79.9と買われすぎ圏。52週安値693円からは+77%の水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 16.7倍は業界平均17.5倍を下回り、PBR 0.6倍は平均1.2倍を下回る。配当利回り2.2%は平均2.7%をやや下回るが、配当性向84.8%は高め。ROE 3.7%は低く、2026/3期は減益予想。割安だが収益力と成長性に懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.7倍17.9倍
PER (予想)4.4倍
PBR0.70倍1.24倍
ROE3.7%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市況の変動に業績が連動する。強気派は半導体市場の回復とPER16倍台の割安感を指摘するが、弱気派は減収減益傾向と競争激化を懸念。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要回復期待

    2024年以降、半導体市況回復で装置投資増加の可能性。

  • 割安なバリュエーション

    PER16.7倍、PBR0.59倍と業績悪化を織り込み割安感。

  • 高配当利回り

    配当利回り2.2%と安定、株主還元に積極的。

  • コスト削減効果で利益改善期待通年影響

    営業利益18→13億円減少の反動、下げ止まり

  • 高配当利回りの安定継続影響

    配当利回り2.2%、減配リスクあるが継続なら魅力的

  • 新規取引先開拓の進展不定影響

    卸売業で新規開拓が売上下支え

  • PBR0.59倍の割安感継続影響

    PBR0.59倍、解散価値割れで株価下支え

マイナスに働く材料7
  • 収益悪化トレンド

    売上高538→497億円、純利益28→7億円と減収減益が続く。

  • 営業利益率の低下

    3.58%→2.62%と利益率が低下、コスト増が響く。

  • 市場競争の激化

    半導体商社は競合多く、価格競争や取引条件悪化のリスク。

  • 減収減益傾向継続2026年3月期影響

    売上高503→497億円、営業利益18→13億円と悪化

  • 業界需要減退リスク不定影響

    卸売業は顧客業界の影響受けやすく需要減で減収

  • ROE3.7%と資本効率低い継続影響

    ROE3.7%は資本コスト下回る可能性、株主価値毀損

  • 外国人保有1.9%と需給脆弱継続影響

    外国人保有1.9%、大口売りで下落リスク

次の決算で確かめる点
売上高成長率
半導体市況の回復度合いを示す。
営業利益率
収益性の改善・悪化を確認。
在庫評価損
半導体不況時の在庫リスクを把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22で、前期から45.0%いまの株価に対する利回りは1.76%。

年間配当
¥22
1株あたり
配当利回り
1.76%
いまの株価に対して
配当性向
84.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1335.3
2018年3月31138.536.7
2019年3月336.538.2
2020年3月26−21.233.3
2021年3月7−73.152.4
2022年3月40471.447.8
2023年3月100150.047.4
2024年3月55−45.053.6
2025年3月40−27.355.0
2026年3月22−45.084.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,757人。区分でいちばん多いのは個人・その他65.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.4%を占め、残る69.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他57.757.055.263.466.065.6
事業法人28.925.225.925.423.025.4
自己株式8.28.28.28.28.28.2
金融機関6.25.55.55.55.75.0
証券会社2.35.35.50.93.92.1
外国法人4.76.77.54.51.41.8
外国人個人0.20.20.30.20.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01住友商事株式会社6.00
02日本製鉄株式会社5.80
03三井物産スチール株式会社3.07
04小沼滋紀2.85
05岸本則之2.78
06大同特殊鋼株式会社2.63
07第一生命保険株式会社(常任代理人株式会社日本カストディ銀行)2.23
08株式会社みずほ銀行(常任代理人株式会社日本カストディ銀行)1.96
09NSステンレス株式会社1.30
10上田八木短資株式会社1.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-19
    住友商事株式会社
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -6.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+435%、1株純資産は14期で+121%。直近期のROEは3.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−18779−2.3
2014年3月297933.79.322.1
2015年3月628957.45.540.2
2016年3月208332.313.861.6
2017年3月429474.78.135.3
2018年3月1001,04710.07.336.7
2019年3月1011,0949.56.338.2
2020年3月631,1085.75.633.3
2021年3月201,1141.823.452.4
2022年3月1271,25510.75.247.8
2023年3月2571,49318.74.947.4
2024年3月1181,5767.710.053.6
2025年3月841,5865.39.455.0
2026年3月601,7213.711.884.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額162百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岸本則之取締役 会長334,000
秀髙雅紀代表取締役 社長51,000
合瀨雄介取締役22,000
伊藤哲夫取締役
小佐井優取締役
新倉陽子取締役
森強志常勤監査役1,000
寺井亨常勤監査役
小川亮太郎監査役
西一紀常務執行役員
島田明佳執行役員
山本敏哉執行役員
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
庄司一朗執行役員
丹羽成彦執行役員
原島浩樹執行役員
番塲義信執行役員
仲隆文執行役員
榎章執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3910411338
社外取締役539398
監査役1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容841字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社企業集団は、当社及び子会社8社で構成され、ステンレス鋼その他金属材料の販売、ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売、機械装置の製造・販売及びエンジニアリングを主な事業内容としています。 当社企業集団の事業に係わる位置付け及び事業の種類別セグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、事業区分はセグメント情報の注記と同一の区分によっております。 <ステンレス鋼その他金属材料の販売事業> ステンレス鋼その他金属材料の販売事業は、当社がステンレス鋼板、鋼管、条鋼等様々な品種の金属材料を切断販売するほか、子会社である令和特殊鋼株式会社及び株式会社UEX管材が販売しております。子会社である日進ステンレス株式会社は、主に半導体装置用ステンレス鋼管の販売を行っております。子会社である株式会社ナカタニは、特殊鋼・ステンレス鋼を材料とした鋳造品・鍛造品・機械加工部品などの加工販売を行っております。子会社であるステンレス急送株式会社は、当社商品配送の中核をなしております。 各子会社は当社から一部の商品を仕入れており、また各子会社の一部の商品を当社が仕入れ販売しております。 <ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業> 子会社である株式会社大崎製作所は、ステンレス鋼製ウェザーカバーのOEM生産を行っております。子会社である上海威克斯不銹鋼有限公司は、中国国内においてステンレス鋼管及び加工製品の製造・販売を行っておりますが、事業環境の変化から業績は低迷しており、当社の経営資源を効率的に活用することが企業価値の向上に資すると判断し、令和7年6月、同社の解散及び清算することを決議いたしました。 <機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業> 子会社である上野エンジニアリング株式会社は、当社から商品を仕入れ、食品や化学向けを中心とした一般産業用装置の設計・製作を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。 事 業 系 統 図
経営方針・対処すべき課題1,648字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社企業集団が判断したものであります。当社は昭和30年の創業以来、ステンレス鋼の流通を通じてわが国の産業の発展に寄与することを目的とし、販売先と仕入先双方のニーズを調整すると共に、お取引先にソリューションを提供することにより発展してきました。当社の企業理念である「日本一のステンレス・チタン商社として、世のため人のために役立ちたい。」は「UEXの志」という形にまとめられております。また、この企業理念を具現化すべく経営方針として『ステンレス・チタン商社として価値ある流通機能を提供することで社会に貢献し、永続的な成長を通じてステークホルダー(取引先・社員・株主)の満足度向上をめざします。』を定め、さらなる事業活動の発展に努めるとともに、法令遵守を徹底し、経営体制の一層の強化を目指してまいります。 国内経済は、堅調な企業業績を背景に景気は引き続き緩やかな回復基調で推移することが期待される一方、米国の通商政策、緊迫化する中東情勢に伴う金融資本市場の変動等による影響が懸念され、引き続き不透明な状況が続くものと思われます。ステンレス鋼業界におきましては、ニッケルを中心とした各種原材料価格の推移やエネルギー・諸資材の動向を引き続き注視していく必要があります。一方で、ステンレス流通業は成熟期を迎えており、従来の問屋機能だけに依存したビジネスモデルでは、当社企業集団の企業価値を大幅に向上させていくことは困難になってきています。国内市場で大きな拡大・成長が期待できない状況下にあって、他社との競争に打ち勝ち、シェアを拡大していくには、高い付加価値が期待できる加工品販売の強化を図るとともに、顧客のニーズに立脚したステンレスの用途開発の提案営業を行う一方、成長市場である半導体・脱炭素・国土強靭化などの国家戦略関連分野へ社内横断的に取り組んでいく必要があります。加えて、事業継続対策を兼ねた働き方改革にも取り組むことにより、業務の効率化を図っていく必要があると認識しています。 ステンレス鋼その他金属材料の販売事業におきましては、ニッケル価格が弱含みに推移するなか、流通各社は引き続き価格維持に努めたものの、ステンレス鋼市況は軟調な動きとなりました。そのような状況のなか、引き続き在庫販売に重点をおいた営業活動を推進するとともに、加工品やチタンなど高付加価値商品の販売に注力したものの、営業利益は前連結会計年度に比べて減少となりました。当事業の課題は、付加価値を高める提案営業を一層推進することであり、その価値ある流通機能の提供により更なる収益の拡大を図ることと認識しています。 ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業につきましては、国内建築分野のステンレス加工品販売事業が低調に推移しました。また、海外子会社の清算にかかる費用が発生したことにより、営業損失を計上しました。当事業の課題は、競争力を維持・拡大する為、機械設備の更新投資を積極的に実施していく必要があると認識しております。 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業におきましては、営業利益は前期に比べて大幅に増加しました。一方で、経営基盤の拡充が必要であると認識しております。営業体制のみならず、設計能力及び現場工事の管理体制強化に積極的に取り組んでまいります。 当社企業集団といたしましては、企業集団相互の連携を一層強化して、効率的な販売活動に注力するとともに、コーポレート・ガバナンスの強化とコンプライアンスの徹底により、経営の透明性を確保してまいります。 なお、当社企業集団は、今後の経営施策の実行にあたり、営業利益の絶対額及び営業利益率の目標値を設定するとともに、資本効率をはかる尺度としてROEを経営指標として採用し中長期的な目標を定めております。また、キャッシュ・フローの充実にも注力していく所存であります。
事業等のリスク1,390字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社企業集団が判断したものであります。 (a) 経済状況について 当社企業集団は、主として国内を中心に事業展開しており、国内の景気動向やそれに伴う需要の増減が、当社企業集団の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 また、競合他社との競争において、価格・納期・品質などについて当社企業集団の競争力が相対的に劣位となった場合には、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (b) ステンレス鋼価格の変動について 当社企業集団において、ステンレス鋼その他金属材料の販売事業の売上高は、全体の95.3%を占め、事業の中核をなしております。とりわけステンレス鋼への依存度が高く、ステンレス鋼の売上高は当社売上高の88.2%を占めております。同事業は商品在庫を保有し、在庫から販売する比率が売上高の68.9%となっており、ステンレス鋼価格の急激な下落の際には売上総利益率が極端に低下する場合があります。従って、将来のステンレス鋼価格の変動によっては当社企業集団の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ステンレス鋼価格は、国内外におけるステンレス鋼需給動向や原料のニッケル及びフェロクロム価格の動向などにより変動いたします。 なお、商品在庫の管理については、定期的に開催される在庫調整会議において、販売状況、発注状況、在庫状況等についての分析・検討を行っております。 (c) 金利の変動について 当社企業集団は、中核事業であるステンレス鋼その他金属材料の販売事業において、競争力の維持拡大のため商品在庫量の確保と保管・切断加工設備の充実を図る必要があります。当社企業集団はこれらの運転資金及び設備資金の相当部分を借入金により調達しており、当連結会計年度末における連結有利子負債は13,876,160千円であります。従って、将来の金利の変動によっては経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (d) 与信リスクについて 当社企業集団の販売先との取引形態の殆どが信用取引であり、債権の回収遅延もしくは回収不能などによる損失の発生を回避するため厳格な信用管理規程を設け運営しておりますが、不測の事態により販売先において与信リスクが顕在化した場合には、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (e) 海外事業について 当社企業集団は、中国をはじめアジア地域等と貿易取引を行っております。同地域における政治経済状況の混乱、法令、規制など予期せぬ変更により、事業活動に支障をきたし、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (f) 自然災害等について 当社企業集団の各事業拠点は広域に渡っており、特定エリアで発生する自然災害や感染症の流行等に対するリスク分散を図っておりますが、想定を超える甚大な被害を受けた場合は、当社企業集団の営業活動に制限等がかかり、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,536字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) (1) 財政状態及び経営成績の状況 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社企業集団が判断したものであります。 当期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要、企業設備投資等の増加により景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、為替変動などを背景とした物価上昇、米国の通商政策の動向や緊迫化している中東情勢の影響など、世界経済は依然として不透明な状況が続いております。 当社企業集団が属するステンレス鋼業界におきましては、ニッケル価格が弱含みに推移するなか、流通各社は引き続き価格維持に努めたものの、ステンレス鋼市況は軟調な動きとなりました。また、令和7年暦年のステンレス鋼生産量(熱間圧延鋼材ベース)は、前年比1.1%増の206.8万トンとなり前年を上回ったものの、全般に需要が停滞したことにより、流通市場は盛り上がりに欠ける展開となりました。一方で、年度後半より一部分野において復調の兆しが見られました。 このような状況のなか、当社企業集団の連結業績は、主力事業であるステンレス鋼その他金属材料の販売事業において、在庫販売に重点をおいた営業を推進するとともに、加工品やチタンなどの高付加価値商品の拡販にも注力しましたが、売上高は前連結会計年度に比べ1.1%減少の49,724,959千円となりました。営業利益は売上総利益率が低下したことに加え販売費及び一般管理費が増加したことにより、前連結会計年度に比べ26.7%減少の1,298,404千円、経常利益は26.6%減少の1,259,000千円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、UEX東京配送センター建て替えに伴う費用などの特別損失があり、前連結会計年度に比べ28.1%減少の666,569千円となりました。 ステンレス鋼その他金属材料の販売事業 UEX単体のステンレス鋼の販売について、前連結会計年度に比べ販売数量は8.4%減少、販売価格も1.3%低下し、連結子会社においても店売り販売を中心に低調に推移したことなどにより、売上高は前連結会計年度に比べ1.5%減少の47,391,595千円となりました。営業利益は売上総利益率が低下したことなどにより前連結会計年度に比べ28.4%減少の1,203,852千円となりました。 当事業におきましては、需要が減退傾向の中で在庫リスクが高まっております。販売数量との見合いで在庫高を調整し適切な水準を維持することが当面の課題であります。また、労務費および諸資材の上昇や金融コストの上昇などに対応した販売価格の改定も課題であります。当社企業集団は、①非価格面での価値ある流通機能の提供やサービスを高めることに注力する、②加工品分野を中心に付加価値を高める提案営業をさらに充実させる、③チタン販売や建材の拡販に注力する、④コストと収益性を重視した販売を進め収益力の向上を図る、などの取り組みを推し進めるとともに、需要家に対し丁寧に説明をしてまいります。 ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業 国内建築分野のステンレス加工品販売事業が低調に推移したことにより、売上高は前連結会計年度に比べ1.5%減少の1,262,444千円となりました。営業損益は、海外子会社の清算にかかる費用が発生したことにより、32,254千円の損失(前連結会計年度は25,306千円の利益)となりました。 当事業におきましては、需要環境の変化に注意しながら生産体制の強化に努めてまいります。 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業 当期は大口物件の売上計上があったため、売上高は前連結会計年度に比べ18.6%増加の1,070,920千円となりました。営業利益は、売上総利益率が上昇したことにより、前連結会計年度に比べ94.1%増加の118,425千円となりました。 当事業におきましては、経営基盤の拡充が必要であると認識しております。営業体制のみならず、設計能力及び現場工事の管理体制強化に積極的に取り組んでまいります。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動により1,033,626千円の収入、投資活動により1,244,544千円の支出、財務活動により484,756千円の収入となりました。この結果、現金及び現金同等物は換算差額も含め339,916千円の増加となり、期末残高は前連結会計年度末に比べ5.1%増加し、7,056,091千円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少2,942,779千円等がありましたが、税金等調整前当期純利益の計上、売上債権の減少等により、1,033,626千円の収入となりました。(前連結会計年度は1,171,278千円の支出) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、1,244,544千円の支出となりました。(前連結会計年度は508,796千円の支出) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出等がありましたが、長期借入れによる収入等により、484,756千円の収入となりました。(前連結会計年度は2,011,361千円の収入) (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業   1,329,634   △4.7 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業   1,070,920   18.6 合計   2,400,554   4.4 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しておりません。 (2) 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業   1,346,820   0.3   71,470   32.9 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業   1,561,707   17.5   1,494,093   48.9 合計   2,908,527   8.9   1,565,563   48.1 (注) セグメント間取引については、相殺消去しておりません。 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) ステンレス鋼その他金属材料の販売事業   47,391,595   △1.5 ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業   1,262,444   △1.5 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業   1,070,920   18.6 合計   49,724,959   △1.1 (注)  セグメント間取引については、相殺消去しております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社企業集団の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社企業集団が判断したものであります。 (1) 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における経営成績の状況の分析につきましては、本項目の「(経営成績等の状況の概要)(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 当社企業集団はステンレス鋼の販売を事業の中核としており、ステンレス鋼価格の動向が当社企業集団の経営成績に重要な影響を与える要因であります。 ステンレス鋼価格は、国内外の需要動向や原料のニッケル及びフェロクロム価格の動向等により変動します。 (2) 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①資産 資産合計は、売上債権の減少等により流動資産は減少しましたが、建設仮勘定や投資有価証券等の増加により、前連結会計年度末に比べ210,081千円増加し、52,142,707千円となりました。 ②負債 負債合計は、短期借入金等は増加しましたが、仕入債務等の減少により、前連結会計年度末に比べ1,278,774千円減少し、33,142,559千円となりました。 ③純資産 純資産合計は、剰余金の配当440,777千円がありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益の計上666,569千円及びその他有価証券評価差額金の増加等により、前連結会計年度末に比べ1,488,855千円増加し、19,000,149千円となりました。 セグメントごとの資産は、次のとおりであります。 (ステンレス鋼その他金属材料の販売事業) 当連結会計年度末におけるステンレス鋼その他金属材料の販売事業における資産は、前連結会計年度末に比べ88,912千円増加し、50,297,308千円となりました。 (ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業) 当連結会計年度末におけるステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業における資産は、前連結会計年度末に比べ38,972千円増加し、1,311,506千円となりました。 (機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業) 当連結会計年度末における機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業における資産は、前連結会計年度末に比べ140,099千円増加し、666,712千円となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ①資金配分方針 資金配分方針については、適正な手許現金及び現金同等物の水準を定め、企業価値向上に資する資金の配分に努めており、それを超える部分については成長投資、株主還元等への原資と致します。株主還元については経営における重要課題の一つと考えており、DOE(自己資本配当率)1%以上としたうえで、連結配当性向35~40%を目安としております。 ②資金需要 毎期経常的な資金需要といたしまして、運転資金、設備投資、借入金の返済、配当等に資金を充当しております。 ③資金の源泉 資金需要を満たすための資金は、原則として、営業活動によるキャッシュ・フローを財源としますが、必要に応じて、円滑な事業活動に必要なレベルの流動性の確保及び財務の健全性・安定性を維持するため、銀行等から借入等を行う方針です。資金調達を行う際は、期間や国内外の市場金利動向等、また自己資本比率、DEレシオ(負債資本倍率)やROEといった財務指標への影響度等を総合的に勘案しながら、最適な資金調達を実施しております。 ④キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、経営成績と同様、本項目の「(経営成績等の状況の概要)(2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが1,033,626千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,244,544千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが484,756千円の収入となった結果、当連結会計年度末は前連結会計年度末に比べ339,916千円増加し7,056,091千円となりました。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社企業集団の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 ①商品の評価 「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に 記載しております。 ②退職給付債務の算定 当社企業集団には、確定給付制度を採用している会社が存在します。確定給付制度の退職給付債務及び関連す る勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数 理計算上の仮定には、割引率、年金資産の長期期待運用収益率等の様々な計算基礎があります。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する退職給付に係る負債及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。 なお、当連結会計年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (退職給付関係)(9)数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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