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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

横浜丸魚

Yokohama Maruuo Co., Ltd8045 · Standard · 卸売業

横浜・川崎の中央卸売市場を基盤に水産物卸売を営み、市場外販売や運送まで手がける地域密着型の水産流通グループ。

概要

横浜丸魚株式会社は、1931年に創業した水産物流通企業である。横浜市中央卸売市場を中核に、川崎市の市場でも卸売事業を展開。連結子会社4社とともに、水産物卸売・販売、不動産賃貸、運送事業を手がける。2025年3月期の連結売上高は398億円、従業員178名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

四つの事業セグメントが収益を支える

当社グループは、水産物卸売事業、水産物販売事業、不動産等賃貸事業、運送事業の四つのセグメントで構成される。水産物卸売事業が売上の約80%を占め、横浜市及び川崎市の中央卸売市場で水産物の卸売を行う。子会社の川崎丸魚㈱も同様の業務を担う。水産物販売事業は、子会社の㈱ハンスイと館山丸魚㈱が担当し、量販店や外食産業へ販売する。不動産等賃貸事業は賃貸マンション等の管理、運送事業は㈱横浜魚市場運送が水産物の運送を行う。2025年3月期のセグメント別売上高は、卸売事業32,599百万円、販売事業7,469百万円、不動産等賃貸事業186百万円、運送事業387百万円。営業利益では卸売事業が282百万円と最大であり、グループの中核である。

売上高は減少傾向だが利益は安定

連結売上高は2013年3月期の577億円から2025年3月期の398億円へと長期的に減少している。特に2013年から2022年にかけて毎年減少し、2022年3月期には376億円まで落ち込んだ。2023年3月期は407億円と回復したが、2024年3月期は386億円と再び減少。2025年3月期は398億円と前年比増となった。この背景には、漁獲量の減少や国内水産物流通量の減少がある。一方、営業利益は2025年3月期に4億円(前期比30%増)、純利益は5億円(同20%増)と改善した。中期経営計画ではROEなどの指標も目標として掲げられており、収益性の向上に取り組んでいる。

子会社4社と連携したグループ経営

当社グループは当社と連結子会社4社で構成される。川崎丸魚㈱は川崎市中央卸売市場を拠点に卸売事業を展開。1982年に北部市場へ移転し、2007年から南部市場でも業務を開始した。㈱ハンスイは1990年設立、2000年に湘南シーフーズを吸収合併し販売網を拡大。館山丸魚㈱は1976年設立の丸館魚市場が前身で、千葉県館山市を拠点に販売事業を行う。㈱横浜魚市場運送は1960年創業で水産物の運送・荷役を担う。これらの子会社はそれぞれの地域で独自のネットワークを持ち、グループ全体で水産物流通の川上から川下までをカバーする。2025年3月期のグループ総従業員数は178名。

業界の中での役割は公設市場における水産物卸売事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
406億円
営業利益
5億円
営業利益率
1.2%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
水産物 卸売事業326億円80.1%3億円0.9%
水産物 販売事業75億円18.4%0億円0.0%
運送事業4億円1.0%0億円0.0%
不動産等 賃貸事業2億円0.5%1億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01水産物卸売主力

横浜市中央卸売市場、川崎市中央卸売市場、川崎市地方卸売市場において水産物の卸売を営む。卸売市場法に基づき、仲卸業者等に対して鮮魚を中心に供給。

主な製品・サービス1
水産物卸売
市場内で水産物を卸売する。

02水産物販売準主力

中央卸売市場等から仕入れた水産物を、量販店や外食産業等へ販売する。市場外販売として需要に応える。

主な製品・サービス1
水産物販売
量販店や外食産業向けに、水産物を市場外で販売する。

03不動産等賃貸副次

賃貸マンション等の賃貸事業を行い、安定的な収益を確保。

主な製品・サービス1
賃貸マンション
自社所有の賃貸マンションを運営。

04運送その他

水産物の運送等を行い、グループの物流を支える。

主な製品・サービス1
運送サービス
水産物の運送を提供。

製品と技術

水産物卸売事業—中央卸売市場における中核業務

水産物卸売事業は横浜丸魚グループの根幹であり、横浜市中央卸売市場本場、川崎市中央卸売市場北部市場・南部市場において、産地から集荷した水産物をセリや相対取引で卸売する。2025年3月期の売上高は32,599百万円でグループ全体の約80%を占める。同事業では、集荷力の強化が重要課題であり、産地との連携強化や海外取引の拡大に取り組んでいる。また、消費者のニーズ多様化に対応するため、加工事業による高付加価値商品の開発や、養殖事業者との連携を進めている。冷蔵冷凍施設の老朽化が進んでおり、物流保管環境の改善も急務である。

水産物販売事業—量販店・外食向け市場外販売

水産物販売事業は、子会社の㈱ハンスイと館山丸魚㈱が担当する。中央卸売市場から仕入れた水産物を、量販店や外食産業、加工業者へ販売する。2025年3月期の売上高は7,469百万円(前年比1.1%減)であったが、営業損益は改善し15百万円の黒字となった。販売事業では、消費者の意識変化や飲食店の増加に対応するため、商品の横断的な販売や販売拠点の見直しを行っている。ハンスイは2000年に湘南シーフーズを吸収合併し、小田原・湘南地域の販路を統合。館山丸魚は房総半島を拠点に販売網を広げている。将来は養殖事業者との連携強化も計画している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

水産卸売りで地域密着、収益安定も成長鈍化

横浜丸魚は水産物の卸売業を営み、横浜を地盤とする地域密着型企業。同業の高千穂交易やタビオと比較すると、売上規模は中程度。近年の営業利益率は1%前後で推移しており、安定しているが低収益。2025年3月期1.01%、2026年3月期1.23%と微増。卸売業界の構造的な低収益性や、消費者の魚離れが課題。

強み

  • 横浜・神奈川エリアでの強固な販売網と、顧客との長期取引関係を有する。
  • 鮮魚から冷凍品まで幅広い水産物を取り扱い、需要変動に対応できる品揃え。
  • 売上高が約400億円と安定しており、一定のスケールメリットを活用できる。
  • 横浜市場との連携が強く、物流コストを抑えつつ新鮮な商品を提供。

課題

  • 営業利益率が1%程度と低く、わずかなコスト増で赤字転落リスクがある。
  • 若年層を中心に魚の消費が減少しており、需要喚起が課題。
  • 同業他社との競争や、スーパー直送の増加により、卸売事業の地位が脅かされている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が横浜丸魚

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12700木徳神糧152億円5.7倍
27466SPK151億円10.8倍
37487小津産業151億円24.7倍
49888UEX150億円20.7倍
53140BRUNO150億円17.8倍
68045横浜丸魚148億円20.7倍
73417大木ヘルスケアホールディングス146億円10.6倍
87115アルファパーチェス145億円14.2倍
93374内外テック144億円14.6倍
108152ソマール143億円9.5倍
117565萬世電機136億円12.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

横浜生魚塩干株式会社として創業した1931年

1931年10月、横浜生魚塩干株式会社が設立され、生鮮魚介類と塩干加工品の卸売を開始した。当時、横浜は関東大震災からの復興期にあり、水産物の需要が高まっていた。1944年7月、戦時下の魚類統制令により神奈川県魚類統制会社に改組され、政府の管理下で業務を継続。1947年5月の統制廃止後、横浜魚市場株式会社を設立したが、閉鎖機関に指定されたため、同年10月に横浜魚市場荷受株式会社を新設して事業を引き継いだ。1948年1月、商号を横浜丸魚株式会社と改め、現在に至る。この一連の変遷は、戦前から戦後にかけての水産物流通制度の変化に合わせたものであった。

戦後復興と市場許可取得、店頭登録

1951年8月、水産物統制の撤廃に伴い、横浜丸魚は生鮮水産物および加工水産物の卸売人として神奈川県知事の許可を取得。1956年9月には中央卸売市場法の改正により農林大臣の許可を受け、正式な卸売業者としての地位を確立した。この間、1956年1月に川崎丸魚株式会社を設立し、川崎地区への進出を開始。1960年3月には有限会社横浜魚市場運送を設立し、運送・荷役事業に参入した。1963年6月には日本証券業協会の店頭登録銘柄となり、資本市場へのアクセスを獲得。これにより、資金調達の多様化が可能となった。

M&Aと子会社設立による事業拡大

1967年11月、横浜丸魚は神奈川県海産物株式会社を吸収合併し、規模を拡大。1970年代に入ると、子会社を相次いで設立した。1970年10月に有限会社太洋水産、同年11月に小田原丸魚株式会社(後の湘南シーフーズ)、1973年8月に株式会社横浜冷食、1976年6月に株式会社丸館魚市場(後の館山丸魚)を設立。1973年10月には横浜市中央卸売市場南部市場の開場に伴い南部支社を開設し、拠点を拡大した。1984年には有限会社横浜魚市場運送を株式会社化し連結子会社とした。1990年2月には株式会社ハンスイを設立し、販売事業をさらに強化。これらの子会社はグループの事業基盤を広げた。

市場再編と上場市場の変遷

2000年2月、子会社のハンスイが湘南シーフーズを吸収合併し販売網を統合。2004年3月、エムエー・フレッシュ・サービスを清算。同年12月、店頭登録を取消しジャスダック証券取引所に上場した。2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併により大証JASDAQに移行。2013年7月、東証と大証の統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2015年3月には、南部市場閉場に伴い南部支社を廃止し、川崎丸魚を吸収合併。同時に新たに川崎丸魚を設立し川崎南部支所の事業を譲渡。その後、市場区分の見直しによりスタンダード市場に移行し現在に至る。

年表38件を開く

1930年代

  • 1931年10月創業横浜生魚塩干株式会社を設立、水産物及びその加工品の卸売を開始。

1940年代

  • 1944年7月横浜生魚塩干株式会社は、魚類統制令の公布により神奈川県魚類統制会社。
  • 1947年5月創業神奈川県魚類統制会社は、魚類統制廃止により横浜魚市場株式会社を設立。
  • 1947年10月創業横浜魚市場株式会社は閉鎖機関に指定され、これに伴い横浜魚市場荷受株式会社を設立。
  • 1948年1月横浜魚市場荷受株式会社の商号を横浜丸魚株式会社と変更。

1950年代

  • 1951年8月横浜丸魚株式会社は、水産物の統制の撤廃に伴い生鮮水産物及び加工水産物の卸売人として神奈川県知事の許可を取得。
  • 1956年1月創業川崎丸魚株式会社を設立、水産物及びその加工品の卸売を開始。
  • 1956年9月横浜丸魚株式会社は、中央卸売市場法の一部改正により水産物の卸売人として農林大臣の許可を取得。

1960年代

  • 1960年3月創業有限会社横浜魚市場運送を設立、水産物及びその加工品の運送及び荷役業務を開始。
  • 1963年6月横浜丸魚株式会社は、日本証券業協会東京地区協会の店頭登録銘柄として登録。
  • 1967年11月M&A横浜丸魚株式会社は、神奈川県海産物株式会社を吸収合併。

1970年代

  • 1970年10月創業有限会社太洋水産を設立、農畜産食料品の販売を開始。
  • 1970年11月創業小田原丸魚株式会社を設立、水産物の販売を開始。
  • 1973年8月創業株式会社横浜冷食を設立、冷凍食品の販売を開始。
  • 1973年10月横浜丸魚株式会社は、横浜市金沢区鳥浜町に開場した横浜市中央卸売市場南部市場に南部支社を開設。
  • 1976年6月創業株式会社丸館魚市場を設立、鮮魚介その他食品類の販売を開始。
  • 1979年1月創業株式会社東名水産を設立、水産物、畜産物の加工及び販売を開始。

1980年代

  • 1982年7月川崎丸魚株式会社は、川崎市宮前区水沢に開設した川崎市中央卸売市場北部市場に本店を移転し、川崎市幸区南幸町の川崎市中央卸売市場南部市場に南部支社を設置。
  • 1984年4月有限会社横浜魚市場運送の商号を株式会社横浜魚市場運送(現、連結子会社)と変更。
  • 1984年12月創業有限会社太洋水産を組織変更し株式会社太洋水産を設立。
  • 1985年3月小田原丸魚株式会社の商号を株式会社湘南シーフーズと変更。
  • 1986年10月株式会社丸館魚市場の商号を館山丸魚株式会社(現、連結子会社)と変更。

1990年代

  • 1990年2月創業株式会社ハンスイを設立、水産物及び加工品の販売を開始。
  • 1991年12月株式会社東名水産の商号を株式会社東名フーズと変更。
  • 1992年3月創業株式会社大洋興産を設立、不動産の管理及び損害保険代理業務を開始。
  • 1993年6月株式会社東名フーズの商号を株式会社トウメイフーズと変更。
  • 1993年7月株式会社大洋興産の商号を株式会社太洋興産と変更。
  • 1996年11月創業エムエー・フレッシュ・サービス株式会社を設立、料理飲食店及びレストランの経営を開始。

2000年代

  • 2000年2月M&A株式会社ハンスイは、株式会社湘南シーフーズを吸収合併。
  • 2000年2月M&A株式会社太洋水産は、株式会社太洋興産を吸収合併。
  • 2004年3月エムエー・フレッシュ・サービス株式会社を清算。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2007年4月川崎丸魚株式会社南部支社は、川崎市地方卸売市場南部市場の川崎市地方卸売市場卸売業者として業務開始。
  • 2008年4月M&A株式会社トウメイフーズは、株式会社横浜冷食及び株式会社太洋水産を吸収合併。

2010年代

  • 2010年4月M&A株式会社ハンスイ(現、連結子会社)は、株式会社トウメイフーズを吸収合併。
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2015年3月M&A横浜丸魚株式会社は、横浜市中央卸売市場南部市場の閉場に伴い、南部支社を廃止。横浜丸魚株式会社は、川崎丸魚株式会社を吸収合併。川崎丸魚株式会社(現、連結子会社)を設立。横浜丸魚株式会社は、川崎南部支所を閉鎖し、川崎丸魚株式会社へ事業譲渡。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    集荷力の強化

    多様化する消費傾向に合った資源を確保し、取引価格の適正化を推進する。荷主・出荷者のニーズを把握し産地とのつながりを強化するとともに、グループの連携力を生かした効率的な集荷体制を構築する。

  2. 02

    海外取引の強化

    健康志向の高まりで水産物消費が増加している東南アジアを中心に、ビジネスチャンスがある国へ積極的にアプローチし、事業拡大を図る。

  3. 03

    販売力の強化

    消費者の意識変化や飲食店の新規出店増加など環境変化へ迅速に対応するため、加工事業による高付加価値商品の推進、養殖事業者との連携強化、全社横断的な商品販売、水産物販売事業の立て直しや拠点見直しを行う。

  4. 04

    水産物流通の強化

    場内の大型冷蔵冷凍施設の老朽化など物流保管環境の変化に迅速に対応し、保管から物流までを一貫した新体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で178人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は663万円で、9期前と比べて+14.0%平均年齢は43.2歳、平均勤続年数は17.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月183
2018年3月199
2019年3月58141.217.4193
2020年3月57241.017.0191
2021年3月56941.317.0188
2022年3月58243.918.9184
2023年3月59041.317.8184
2024年3月60141.317.3179
2025年3月61742.617.8178225
2026年3月66343.217.7178281

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 横浜市神奈川区3,537百万円
水産物卸売事業
本社 — 横浜市 瀬谷区85百万円
水産物販売事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ハンスイ(注)2
    横浜市瀬谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    川崎丸魚㈱(注)2
    川崎市幸区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    館山丸魚㈱
    千葉県館山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱横浜魚市場運送
    横浜市神奈川区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は406億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.0%、利益が+25.0%。

売上高
+2.0%
406億円
営業利益
+25.0%
5億円
純利益
+20.0%
6億円
営業利益率
1.2%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高412億円406億円
営業利益5億円5億円
純利益6億円6億円
1株あたり配当¥34¥34

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は99億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q940
2024年1Q9100.01
2024年2Q9611.01
2024年3Q11110.92
2024年4Q880
2025年2Q18910.52
2025年4Q20931.43
2026年2Q18710.52
2026年4Q21941.84
2027年1Q9911.03

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は577億円から406億円へ70%に減った。直近期の営業利益率は1.2%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月57732
2014年3月56933
横浜丸魚株式会社は、横浜市中央卸売市場南部市場の閉場に伴い、南部支社を廃止。横浜丸魚株式会社は、川崎丸魚株式会社を吸収合併。川崎丸魚株式会社(現、連結子会社)を設立。横浜丸魚株式会社は、川崎南部支所を閉鎖し、川崎丸魚株式会社へ事業譲渡。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
2015年3月55221
2016年3月53043
2017年3月52055
2018年3月50843
2019年3月49644
2020年3月46821
2021年3月41323
2022年3月37612
2023年3月40754
2024年3月38664
2025年3月398471.05
2026年3月406591.26

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高406億円のうち、営業利益として残るのは5億円1.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の1.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金91.4%371億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.6%31億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.2%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
8.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.0pt
1.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
1.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.9pt
3.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は28億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−1−1230
2014年3月0−1−1−128
2015年3月2−4−1−225
2016年3月6−11−1−519
2017年3月05−1523
2018年3月−1−6−1−715
2019年3月8−1−1721
2020年3月8−1−1727
2021年3月71−3832
2022年3月−4−72−1123
2023年3月2−5−2−318
2024年3月17−2−71527
2025年3月3−10229
2026年3月70−8728

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は309億円。このうち返さなくてよい自己資本が211億円で、自己資本比率は67.9%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1801136761.5
2014年3月1741126264.8
2015年3月1941296566.7
2016年3月1771205767.8
2017年3月1881286068.0
2018年3月2001376368.2
2019年3月1841275769.1
2020年3月1591164372.5
2021年3月1801225867.8
2022年3月1811235867.4
2023年3月1911286367.1
2024年3月2301577368.0
2025年3月2531747968.7
2026年3月3092119867.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
28億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
91億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
16億円
在庫として抱えている分
負債合計
98億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中49位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中247位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.2%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.2%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.9%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.0%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,036で、1年前と比べて+87.8%過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。

¥2,036-0.8%1ヶ月+1.9%1年+87.8%時価総額148億円
過去52週の値幅
安値¥1,050高値¥2,165

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.7倍
PER (会社予想)19.8倍
PBR0.51倍
配当利回り1.67%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月13日に2047円と前日比-5.23%と反落。しかし直近1ヶ月では+2.97%とほぼ横ばい。25日移動平均線(2004.36円)を2.1%上回っており、短期トレンドは維持。52週高値2165円からは5.4%下落したが、8月10日に2165円まで上昇しており、高値圏での攻防。出来高は8月7日に1万株と増加したが、その後は落ち着いている。RSIは46.1と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PER 19.96倍は同業界平均17.44倍を上回り割高感。PBR 0.56倍は業界平均1.19倍を下回るが、ROE 3.2%は低く、資産効率の悪さがPBR低迷の一因。配当利回り1.72%は業界平均2.58%を下回り、増益基調ながら収益規模が小さく、成長性に欠ける。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.7倍17.9倍
PER (予想)19.8倍
PBR0.51倍1.24倍
ROE3.2%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

小型株で流動性が低く、水産卸の安定需要が評価される一方、成長性は限定的。強気派は堅実な業績と配当利回りに着目。弱気派は人口減少や魚食離れで長期的な需要縮小を懸念し、成長投資の乏しさも指摘。

プラスに働く材料7
  • 安定収益基盤

    2025年3月期増収、2026年も増益予想。

  • 含み資産

    PBR0.56倍と低く、保有資産の価値が過小評価の可能性。

  • 配当利回り1.7%

    低いが安定的な配当を継続。

  • 純利益2期連続増益2026/3期影響

    2024年3月期4億→2026年3月期6億円、増益率50%

  • 売上高安定成長継続影響

    売上高386→398→406億円、緩やかな増収

  • PBR0.56倍の割安水準不定影響

    時価総額142億円、純資産252億円で割安

  • 外国人保有0.7%で売り圧力小継続影響

    外国人株主比率0.69%、需給安定

マイナスに働く材料7
  • 業界縮小リスク

    魚食消費量の減少で市場縮小が続く。

  • 低収益性

    営業利益率1%台と薄利、競争激化でさらに低下リスク。

  • 成長性欠如

    積極投資や新規事業の展開がなく、売上横ばい。

  • 営業利益率1.2%の薄利事業継続影響

    売上406億円に対し営業利益5億円、コスト変動に脆弱

  • 株価1年で90%上昇の反動不定影響

    年初来高値圏、利益確定売りリスク

  • PER20倍、成長鈍化なら割高不定影響

    EPS98.3円、株価1962円でPER20倍、売上成長率5%未満

  • 増収ペース鈍化継続影響

    売上高前年比+12億→+8億円、伸び率低下

次の決算で確かめる点
売上高
水産需要のトレンドを把握。
営業利益率
収益性改善の可否が重要。
取引先数
地域ネットワークの維持状況を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり34で、前期から+13.3%いまの株価に対する利回りは1.67%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥34
1株あたり
配当利回り
1.67%
いまの株価に対して
配当性向
32.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1015.1
2018年3月1220.028.9
2019年3月120.021.4
2020年3月120.0352.9
2021年3月1525.027.3
2022年3月1820.053.4
2023年3月2222.240.0
2024年3月2618.254.5
2025年3月3015.437.6
2026年3月3413.332.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥34

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,978人。区分でいちばん多いのは事業法人51.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.3%を占め、残る43.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人46.950.752.754.754.751.2
個人・その他37.737.537.236.836.840.6
自己株式12.312.312.312.312.317.0
金融機関7.77.67.75.85.85.1
証券会社7.33.92.02.02.02.4
外国法人0.50.30.40.70.70.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Umios㈱10.07
02㈱極洋6.84
03浜銀ファイナンス㈱4.50
04㈱横浜銀行3.68
05㈱岡三証券グループ3.47
06築地魚市場㈱2.99
07横浜冷凍㈱2.85
08㈱ニチレイフレッシュ2.67
09㈱八丁幸2.09
10㈱ジャストオートリーシング2.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-21
    Umios株式会社
    新規の大量保有報告
    10.08%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+167%、1株純資産は14期で+108%。直近期のROEは3.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月371,6742.311.334.8
2014年3月451,5892.89.335.2
2015年3月211,8281.227.029.7
2016年3月391,6942.210.612.2
2017年3月781,8134.47.115.1
2018年3月491,9332.618.828.9
2019年3月581,7963.114.321.4
2020年3月121,6360.774.7352.9
2021年3月421,9172.420.927.3
2022年3月251,9221.330.953.4
2023年3月592,0143.012.840.0
2024年3月642,4542.915.254.5
2025年3月802,7293.112.337.6
2026年3月983,4813.215.732.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額115百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小島雅裕代表取締役社長6411,000
源波秀樹専務取締役 丸魚グループ営業統括576,000
柴原哲常務取締役 川崎北部支社長639,000
木村孝幸取締役 執行役員 本社営業統括部長6213,000
佐藤彰取締役546,000
堀晶子取締役 非常勤59
工藤光和取締役 非常勤65
多紀知彦監査役 常勤652,000
舟木謙二監査役 非常勤65
櫻井陽一監査役 非常勤61
小畑和洋取締役 執行役員 管理統括部長62
矢口博之監査役 常勤617,000
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
矢崎泰男監査役 常勤61
外輪宏二監査役 非常勤60

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6858514
社外取締役417174
監査役1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容402字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社4社で構成され、中央卸売市場及び地方卸売市場における水産物卸売事業を中核事業とし、量販店及び外食産業等への市場外販売、賃貸マンション等の賃貸事業、更に運送事業を行っております。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 水産物卸売事業………横浜市及び川崎市中央卸売市場並びに川崎市地方卸売市場において、水産物卸売業を行っております。 当社及び川崎丸魚㈱ 水産物販売事業………中央卸売市場等から仕入れた水産物を、量販店及び外食産業等へ販売を行っております。 ㈱ハンスイ及び館山丸魚㈱ 不動産等賃貸事業……賃貸マンション等の賃貸 当社 運送事業………………水産物の運送等 ㈱横浜魚市場運送 主要な事業の系統図は、次のとおりです。 (注)上記の子会社は全て連結子会社であります。
経営方針・対処すべき課題2,006字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、水産物流通サービス業者として、安心・安全で良質な商品と心に感じるサービスにより、お客様満足を追求するとともに、豊かな食生活に貢献し、更には人を大切にする経営によって、質の高い企業活動を目指します。 (2)経営環境、経営戦略等 当社グループは、持続的な成長と発展を実現するための施策としまして、2026年度(2027年3月期)から2028年度(2029年3月期)までを対象期間とした「横浜丸魚グループ中期経営計画2026 ~Transform & Growth~」を策定いたしました。 ・基本コンセプト 「Face To Face With」 横浜丸魚グループは、何事にも真正面から向き合い真摯に対応します。 当社グループを取り巻く環境は、人口減少や地球温暖化に伴う海水温上昇による漁獲量の減少、また、約8年間続いた黒潮大蛇行が終息したものの、その影響度は依然として不透明であり、集荷及び販売競争の激化は継続し、非常に厳しい環境下に晒されております。このような状況の下、経営において大切にしている「水産卸売事業を通じた社会貢献」「長期的視点の経営」「人を大切にする経営」をベースに、「移り変わる」時代に柔軟に対応してまいります。また、グループの役員及び従業員一人一人が高い目標と「変化を恐れない」という新たなマインドセットを持ち、多様化する顧客ニーズに応えていくことで、持続的な成長と発展の実現を目指してまいります。 ・経営課題を踏まえた施策 ①集荷力の強化 多様化する消費傾向に合った資源を確保し、取引価格の適正化を推進することで、荷主、出荷者のニーズを把握し、産地とのつながりを強化してまいります。また、丸魚グループの連携力を出荷者にアピールし実践することで、効率的な集荷体制を構築してまいります。 ②海外取引の強化 健康志向の高まりにより水産物消費量の増加が著しい海外諸国を中心に、事業拡大を図ります。東南アジアを中心に、ビジネスチャンスがある国に対し、積極的なアプローチを行います。 ③販売力の強化 消費者の意識変化や飲食店の新規出店数増加等の環境変化へ迅速に対応するために、以下の施策を実施いたします。 ⅰ.加工事業による高付加価値商品の推進 ⅱ.不安定な天然魚の販売を補完するため、安定した販売が見込める養殖事業者と連携を強化 ⅲ.全社各部署の商品を横断的に販売、販売機会の拡大を狙う ⅳ.水産物販売事業の立て直しや販売拠点の見直し ④水産物流通の強化 場内大型冷蔵冷凍施設の老朽化等の物流保管環境変化への迅速な対応を行い、保管から物流までの新体制を構築します。 当社グループの全ての社員が目標に対する強い意識をもち、計画を一つずつ着実に実行し、結果を出すべく取り組んでまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、経営方針に基づき持続的な成長と発展を目指しており、2026年度からスタートした新たな中期経営計画において、連結ベースでの売上高、営業利益、ROEといった経営指標を掲げております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の水産物流通業界の見通しにつきましては、気候変動に伴う海洋環境の変化が漁獲量の減少に大きな影響を及ぼし、魚の再生産能力を超えるスピードで繰り広げられている国際的な漁業競争によって水産物の国内流通量は減少傾向にあります。また、遠洋漁業をはじめエネルギー価格の高止まりによる魚価への反映が、消費者の贅沢消費やご褒美消費から節約消費へと推移することが想定されます。また、世界貿易戦争の拡大や米国の自国第一主義、中国の構造的課題、地政学リスクが及ぼす影響も懸念されます。 このような状況のもと、当社グループは、社会的責任であります水産物の安定供給に努めるとともに、これまで培ってきたリレーションを活かしグループ連携を活用した効率的な集荷とそれぞれの地域と環境に合わせた商品の提供に取り組んでまいります。また、多様化するニーズを深掘りし、当社グループとして強みのある商品の提供に邁進するとともに、2026年度から2028年度までの3ヵ年の中期経営計画「横浜丸魚グループ中期経営計画2026 ~Transform & Growth~」の初年度として、「移り変わる」時代に柔軟に対応し、グループの役員及び従業員一人一人が高い目標および「変化を恐れない」という新たなマインドセットを持ち、当社が目指す姿に到達できるよう、持続的な成長と発展に努めてまいります。
事業等のリスク2,525字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)安心・安全への対応について 当社グループは、生鮮食料品等の流通を担う卸売業者として、取扱商品の品質管理が最重要項目であると認識しており、これを目的とした設備投資と荷主との連携を強化し社員の意識を高め、最善の注意を払い取り組んでまいりますが、取扱商品の品質問題が発生した場合、多額な補償損失が発生し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 当社は、商品の安全対策を強化するために品質管理室を設置しており、現場指導によるチェック機能の改善、社員への教育及び全社コミュニケーションツールを利用した品質管理に関する最新情報等の共有を図っております。また、万が一、取扱商品の品質問題が発生した場合にも、品質管理室を中心として適切な対応に努めてまいります。 (2)配当金収入について 当社は、金融機関関係及び取引先関係の株式を保有しており、その配当金収入が損益に与える影響は多大であります。よって、出資している企業の収益悪化により無配当となった場合、受取配当金が減少し、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 当社は、「第4 提出会社の状況 4.コーポレート・ガバナンスの状況等 (5)株式の保有状況」に記載のとおり、保有株式につきまして、個別銘柄毎に、事業戦略及び取引上の関係などを総合的に勘案し検証することで、保有の継続及び処分の判断を行っております。 (3)在庫商品について 当社グループは、市況を勘案して商品の買付けを行っておりますが、一定期間の保有をするため、市場価格の変動に伴うリスクを有しております。 将来の需給状況や市場価格を予想して在庫管理を行っておりますが、需給バランスによっては価格の変動により過剰在庫を抱え、結果としてキャッシュ・フローが滞る可能性があります。また、商品評価損の計上により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、各事業所にて毎月1回在庫会議を行っており、現在及び将来の市況情報の共有を図り、また、滞留在庫の有無を確認し、適正在庫の維持を目指しております。 (4)市況変動等について 当社グループの主たる事業は、水産物卸売事業であり、生鮮魚の取扱は天候等による漁獲量の変動、漁業資源に対する法的規制や輸入制限等の要因により、水産物の市場入荷量や価格に大幅な変動が生じることで、売上高が減少し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、特定魚種において漁獲量の減少が発生した場合でも、横浜市及び川崎市中央卸売市場として他魚種の集荷等により、影響を最小限に軽減できるよう対応してまいります。 (5)異常気象及び自然災害について 当社グループの主たる取扱商材は、水産物及びその加工品であります。世界的な気温上昇等の異常気象が海水温等の海洋環境の変化をもたらし、漁獲可能な魚種の分布域も変化した場合、大幅な漁獲量の減少が生じる可能性があります。また、当社グループの事業活動地域において、地震等大規模自然災害が発生した場合、当社グループにおける事業又は一部の事業は一時的に中断され、一部の地域からの集荷や商品の配送が困難となる可能性があります。その場合、結果として売上高が減少し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの中核事業であります水産物卸売事業におきましては、日本全国の漁場・取引先から様々な魚種の集荷を行っており、一時的に一部の魚種の集荷が減少したり、一部の取引先との取引が中断された場合でも、他魚種や他場からの継続的かつ安定的な集荷により、影響を最小限に軽減できるよう対応してまいります。 (6)ロシア・ウクライナ紛争ついて 長期化しているロシア・ウクライナ間紛争(以下、紛争)ですが、当社グループでは、一定量のロシア産水産物の買付を行い、また、在庫を保有しております。今後の紛争の動向によっては、ロシア産水産物の取扱いを制限する取引先が出てくる可能性もあります。また、現在欧州からの水産物輸入をロシア上空迂回ルートにて行っているため、コストが増加し、仕入値が高騰しておりますが、紛争がさらに長期化すれば、その代替品も含め価格の高騰及び品薄状態が継続する可能性があります。その結果として、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、今後の紛争の動向を注視しつつ、状況に即した仕入・適正在庫を維持し、また、引き続き国内外を含めた代替品の集荷・販売により、その影響を少しでもカバーできるよう対応してまいります。 (7)イランを巡る中東情勢について アメリカとイスラエルによるイラン攻撃に端を発した中東紛争の長期化に伴い、エネルギー価格や各種原材料価格の高騰、サプライチェーンの分断等が生じております。当社グループでも、燃料費の高騰により物流コストが上昇し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、グループ情報連携による効率的な集荷体制の構築や、漁協とのネットワーク強化による神奈川県産に特化した仕入れ網の確保により、その影響を少しでも抑えるように対応してまいります。 なお、上記の対応策を講じた上で、当該リスクが顕在化し、当社に係る財務の健全性に悪影響を及ぼし、運転資金及び設備資金を内部資金で賄うことが困難となった場合、銀行からの借入による資金調達を実施することで解消・改善を図ります。
経営成績の分析 (MD&A)7,460字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の大胆な関税政策により金融政策や為替相場、輸出を中心に想定外の状況が継続いたしましたが、設備投資は堅調に推移いたしました。また、価格転嫁の進展により物価上昇が加速する中、賃金上昇や雇用拡大を背景に個人消費は底堅く推移いたしました。賃金上昇と価格転嫁の相互進展が企業業績の改善を後押ししたことから、設備投資の拡大をはじめ、デフレの脱却からのインフレ経済に向けて賃金と物価の好循環が見られました。 世界情勢を概観しますと、米国の関税政策による貿易の前倒しや、地政学的緊張の高まり、AI需要の拡大、新興国の成長などが複合的に影響し、世界経済は緩やかな成長を維持しつつも、不確実性が高い状況で推移いたしました。また、当連結会計年度末において、米国とイスラエルによるイラン攻撃が行われ、イランはその報復として、近隣のアラブ湾岸諸国の米軍基地のみならず、石油施設や観光ホテルも攻撃の対象とし、日本の石油輸入の生命線であるホルムズ海峡も事実上封鎖したことによって未曽有の事態へ発展いたしました。 米国経済の個人消費においては雇用環境の悪化を受けた低中所得層と、賃金の伸びが底堅く株価上昇による資産所得も増加した高所得層で二分化いたしましたが、金利政策の変更や減税政策により総合的に底堅く推移いたしました。中国経済においてはトランプ関税の悪影響が限定的であったことに加え、ASEAN、EU、日本への輸出が増加したことにより貿易黒字は拡大いたしました。内需においては家電・自動車・通信機器の買い替えに対する補助金政策が奏功したものの、不動産不況の継続などにより、成長率は鈍化いたしました。 このような状況の下、当社グループは、「横浜丸魚グループ中期経営計画2023~Rebirth~」の最終年度として、環境の変化に即応すべく各施策にグループ一丸となって邁進した結果、一定の成果を維持したまま取り巻く環境の変化に対応いたしました。 その結果、当連結会計年度の売上高は40,643百万円と前連結会計年度に比べ801百万円(前年同期比2.0%増)の増収となりました。また、利益に関しましても、営業利益は462百万円と前連結会計年度に比べ107百万円(前年同期比30.4%増)、経常利益は907百万円と前連結会計年度に比べ196百万円(前年同期比27.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は612百万円と前連結会計年度に比べ104百万円(前年同期比20.5%増)それぞれ増益となりました。 財政状態の分析は、次のとおりであります。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、7,724百万円(前連結会計年度末は7,326百万円)となり、398百万円増加いたしました。現金及び預金の減少113百万円、売掛金の増加275百万円、商品及び製品の増加227百万円が大きな要因であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、23,147百万円(前連結会計年度末は17,953百万円)となり、5,193百万円増加いたしました。投資有価証券の時価評価差額等による増加5,326百万円が大きな要因であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、4,007百万円(前連結会計年度末は3,641百万円)となり、366百万円増加いたしました。買掛金の増加378百万円が大きな要因であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、5,812百万円(前連結会計年度末は4,209百万円)となり、1,602百万円増加いたしました。投資有価証券の時価評価等に伴う繰延税金負債の増加1,674百万円が大きな要因であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、21,051百万円(前連結会計年度末は17,429百万円)となり、3,622百万円増加いたしました。その他有価証券評価差額金の増加3,651百万円が大きな要因であります。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 なお、売上高については、セグメント間取引の相殺消去後の数値であり、営業利益については、セグメント間取引の相殺消去前の数値であります。 (水産物卸売事業) 売上高は32,599百万円と前連結会計年度に比べ825百万円(前年同期比2.6%増)の増収となり、営業利益も282百万円と前連結会計年度に比べ83百万円(前年同期比41.8%増)の増益となりました。 (水産物販売事業) 売上高は7,469百万円と前連結会計年度に比べ85百万円(前年同期比1.1%減)の減収となりましたが、営業利益は15百万円と前連結会計年度に比べ22百万円(前年同期 営業損失7百万円)の改善となりました。 (不動産等賃貸事業) 売上高は186百万円と前連結会計年度に比べ3百万円(前年同期比2.1%増)の増収となりましたが、営業利益は126百万円と前連結会計年度に比べ1百万円(前年同期比1.2%減)の減益となりました。 (運送事業) 売上高は387百万円と前連結会計年度に比べ58百万円(前年同期比17.6%増)の増収となり、営業利益も39百万円と前連結会計年度に比べ3百万円(前年同期比11.1%増)の増益となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による獲得した資金733百万円、投資活動による使用した資金48百万円及び財務活動による使用した資金803百万円により、前連結会計年度末に比べ118百万円減少し、当連結会計年度末には2,783百万円(前年同期比4.1%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は733百万円(前連結会計年度獲得資金332百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益897百万円、売上債権の増加247百万円、棚卸資産の増加227百万円、仕入債務の増加378百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は48百万円(前連結会計年度使用資金138百万円)となりました。これは主に、有形・無形固定資産の取得による支出39百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は803百万円(前連結会計年度獲得資金17百万円)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出67百万円、短期借入金の純減額50百万円、自己株式の取得による支出375百万円、配当金の支払額286百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 水産物卸売事業   32,299,739   3.0 水産物販売事業   4,530,748   -4.6 不動産等賃貸事業   87,930   6.5 運送事業   416,440   16.6 合計   37,334,859   2.1 (注)1.上記の金額は、仕入価格によっております。 2.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 水産物卸売事業   32,599,831   2.6 水産物販売事業   7,469,617   -1.1 不動産等賃貸事業   186,757   2.1 運送事業   387,422   17.6 合計   40,643,629   2.0 (注)1.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。 2.主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社ロピア   7,733,496   19.4   9,244,144   22.7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。当社グループの自己資本比率は67.9%と、引き続き高い安全性を維持していると認識しております。今後も必要に応じて銀行借入を実行し、設備投資を行うことで、財政状態の安定と経営成績および企業価値の向上に努めてまいります。 当社グループの連結会計年度の経営成績に関しては、主要魚種の取扱いが年間を通じて概ね堅調に推移したほか、地場水産物の安定した水揚げが継続し、売上の確保に寄与いたしました。また、黒潮大蛇行の終息に伴う漁場環境の変化を背景に、一部魚種においては資源回復の動きも見られ、市況は総じて底堅く推移いたしました。一方で、海外における資源管理の強化や世界的な需要増加の影響により、輸入原料の価格は通期にわたり高水準で推移いたしました。加えて、燃料費や物流コストの上昇も継続しており、収益面においては厳しい事業環境が続いております。 このような状況の下、当社グループは2023年4月よりスタートした「横浜丸魚グループ中期経営計画2023 ~Rebirth~」の最終年度として、環境の変化に即応すべく各施策にグループ一丸となって邁進してまいりました。 当社は、各事業年度の連結自己資本配当率(DOE)に基づき、株主各位への安定的且つ継続的な累進的配当の実施を基本方針とし、連結自己資本配当率(DOE)1.2%を目安に配当を実施いたします。当連結会計年度のDOEは1.1%(前連結会計年度1.2%)となりました。また、累進的配当の基本方針に合わせまして、資本効率や市場環境などを考慮のうえ自己株式の取得を機動的に実施してまいります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状態に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 (水産物卸売事業) 当連結会計年度末における資産の残高は、11,302百万円(前連結会計年度末は9,730百万円)となり、1,571百万円増加いたしました。売掛金の増加319百万円、商品及び製品の増加272百万円、投資有価証券の時価評価差額等による増加1,018百万円によるものであります。 水産物卸売事業は、サンマをはじめとする主要魚種と地場水産物の取扱いが堅調に推移したことに加え、黒潮大蛇行の終息に伴う漁場環境の変化により、一部の魚種では資源回復の兆しが見られ、市況は総じて底堅く推移いたしました。一方で、海外における資源管理の強化や需要増加の影響から、輸入原料の価格は引き続き高水準で推移しており、さらには燃料費や物流コストの上昇も重なり、収益面では引き続き厳しい事業環境となりました。しかしながら、コスト上昇を販売価格へ転嫁する動きが一定程度進展し、賃金上昇や雇用拡大が、個人消費の下支えとなったことで全体としては順調に推移いたしました。このような事業環境のもと、多様化する顧客ニーズに応じた商品提案や自社の強みを活かした積極的な販売に邁進した結果、増収・増益となりました。 (水産物販売事業) 当連結会計年度末における資産の残高は、1,475百万円(前連結会計年度末は1,551百万円)となり、75百万円減少いたしました。商品及び製品の減少44百万円、減損による有形固定資産の減少10百万円が大きな要因であります。 水産物販売事業は、物価高騰により消費者の消費行動が慎重で堅実な消費価値観に沿った計画的購買へと変化し、家計防衛意識の高まりから、節約志向とメリハリ消費が浸透いたしました。これらの多様化していくニーズに応えるべく機動性とグループ連携を重視した効率的な取引に注力し、事業環境の整備と再編に時間を要したものの、各種経費の見直しにより販売管理費の削減効果が出始めた結果、減収・増益となりました。 (不動産等賃貸事業) 当連結会計年度末における資産の残高は、3,538百万円(前連結会計年度末は3,579百万円)となり、41百万円減少いたしました。当連結会計年度に減価償却費を45百万円計上しており、これが主な減少の要因であります。 不動産等賃貸事業は、インフレによる建築資材のコストは高止まりしているものの、先を見越した物件管理と迅速な顧客対応により、安定的な収益体制が継続したことで順調に推移いたしました。また、不動産等賃貸情報については当社グループでの有効活用や相乗効果が期待できるものにフォーカスし、該当物件の購入及び運用について適宜検討を行いました。また、不動産市場の将来を見据えた保有物件管理と適切な修繕に努め、物件価値の維持向上の観点から賃料の値上げを段階的に行った結果、増収・減益となりました。 既存賃貸物件の安定的な運用と賃貸管理を通して、安定収益を確保しつつ、新たな安定収益確保に繋がる可能性のある賃貸物件につきましては、入念に分析を行いながら、積極的な投資を行ってまいります。 (運送事業) 当連結会計年度末における資産の残高は、385百万円(前連結会計年度末は484百万円)となり、99百万円減少いたしました。現金及び預金の減少82百万円が主な減少の要因であります。 運送事業は、グループ連携を活かした効率化と新規取引先の開拓が順調に推移した結果、増収・増益となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。営業活動の結果獲得した資金は733百万円(前連結会計年度獲得資金332百万円)となりました。今後も売上債権及び仕入債務の管理、並びに在庫の適正化を図りつつ、運転資金の効率的な調達の実現を目指してまいります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては以下のとおりであります。 当社グループの資金の調達方法及び状況につきましては、(財務政策)にて記載のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは、商品仕入費用や人件費等の販売費及び一般管理費、及び設備投資資金であります。現時点において、重要な資本的支出の予定はございません。 (契約債務) 2026年3月31日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。 年度別支払額(千円) 契約債務   合計   1年以内   1年超 3年以内   3年超 5年以内   5年超 短期借入金   550,000   550,000   -   -   - リース債務   144,577   58,806   74,231   11,539   - (財務政策) 当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金又は銀行からの借入により資金調達することとしております。当連結会計年度末現在、短期借入金の残高は550,000千円となっております。1年内返済予定を含む長期借入金の残高はございませんが、今後も必要に応じて借入れを行い、品質管理の強化や安定的な収益体制の確保など、中長期的な成長に繋がる基盤強化に向けた設備投資を実施してまいります。また、資金の流動性確保のため、金融機関と当座貸越契約を締結しております。当座貸越契約とその借入実行残高の状況は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)」に記載のとおりであります。 当社グループは、その健全な財務状態により、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備資金を調達することが可能であると考えております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、会計方針の選択、適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。見積りにつきましては、過去の実績や状況を踏まえた合理的な判断を基礎として行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 当社グループの連結財務諸表において採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。