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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

稲葉製作所

INABA SEISAKUSHO Co.,Ltd.3421 · Standard · 金属製品

鋼製物置とオフィス家具の二本柱。家庭用物置で高いシェアを持ち、オフィス家具も幅広く展開する。

概要

稲葉製作所は、鋼製物置とオフィス家具を主力とする金属製品メーカーである。1950年にプレス加工メーカーとして創業し、現在は物置で国内トップシェアを占める。2025年7月期の連結売上高は419億円、従業員数は1,073名。東京証券取引所プライム市場(旧市場第一部)に上場している。

鋼製物置とオフィス家具の二本柱

稲葉製作所の事業は「鋼製物置」と「オフィス家具」の二つのセグメントから成る。鋼製物置セグメントには、小型収納庫「アイビーストッカー」、中型物置「ナイソー」「フォルタ」、大型物置「フォルタ大型」、ガレージ「アルシア」「タフレージ」、倉庫「イナバ倉庫」、自転車置場などが含まれる。オフィス家具セグメントでは、ハイブリッドデスク「デュエナ」、ワークプレイデスク「フレイ」、オフィスチェア「スウィン」「エクセア」、壁面収納庫「ティーエフ」、サイレントブース「ヴィアルーム」などを展開する。2025年7月期のセグメント別売上高は、鋼製物置が292億円、オフィス家具が127億円と、鋼製物置が全体の約7割を占める。セグメント利益は鋼製物置が24.7億円、オフィス家具が3.2億円であり、鋼製物置の収益性が高い。

国内一貫生産と全国配送網

同社は資材調達から板金、成型、塗装、組立、梱包、発送までの全工程を同一敷地内で行う一貫生産体制を国内で維持している。主力工場は犬山工場(愛知県)、柏工場(千葉県)の2か所で、かつて存在した東京工場や大和工場は統合・閉鎖され、現在はこの2拠点で生産している。全国には22か所の配送センターを配置し、北海道から鹿児島までカバーする。また、東京、大阪、名古屋、福岡など主要都市に営業所を置く。物流子会社のイナバロジスティクスが配送業務を担う。この体制により、高品質な製品を安定的に供給するとともに、輸送コストの削減を図っている。

グループ企業による販売と物流の補完

稲葉製作所は連結子会社3社と非連結子会社2社で構成される。鋼製物置の販売では、連結子会社の株式会社共進とイナバクリエイト株式会社、非連結子会社の株式会社カトウ産業(2025年8月に共進が吸収合併)が代理店として機能する。オフィス家具の販売は連結子会社イナバインターナショナル株式会社が担う。物流業務は非連結子会社イナバロジスティクスが受託し、同社はオフィス家具の施工も行う。また、イナバインターナショナルは東京と大阪にオフィスショールームを運営し、製品の展示・提案を実施している。このように、グループ各社が製造・販売・物流を分業することで、効率的な事業運営を実現している。

売上高400億円台に向けた成長と課題

同社の売上高は2012年7月期の284億円から増加を続け、2024年7月期には424億円に達した。しかし2025年7月期は419億円と前期比1.2%減となり、減収に転じた。営業利益も前期比39.1%減の19億円、当期純利益は同36.7%減の15億円と大幅に減少した。要因として、鋼製物置事業では個人消費の伸び悩みによる需要減退、オフィス家具事業では価格競争の激化による受注停滞が挙げられる。また、材料価格の高騰や労務費・エネルギーコストの上昇も利益を圧迫した。翌期については、鋼製物置の需要は弱含み、オフィス家具は移転・改装需要が続くものの、依然として不透明な環境が続くと見込まれている。

業界の中での役割は金属加工メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
419億円
営業利益
19億円
営業利益率
4.5%
純利益
15億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/7
事業売上構成比利益利益率
鋼製物置292億円69.7%25億円8.6%
オフィス家具127億円30.3%3億円2.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01住宅・家庭用主力

戸建て住宅向けに、物置、ガレージ、倉庫などを提供。高品質・高機能な製品ラインをそろえ、住宅の付加価値を高める。

家庭用物置でトップクラスのシェア

主な製品・サービス3
ナイソー
断熱構造の物置。夏は涼しく冬は暖かい、快適な収納空間を提供。
アルシア
デザイナーズガレージ。機能性とデザイン性を両立した高級感のあるガレージ。
イナバ倉庫
業務用から家庭用まで対応する大型倉庫。耐久性が高く、長期使用に耐える。

02オフィス向け準主力

オフィス向けに、デスク、チェア、収納家具などを製造・販売。OEM供給も行う。

主な製品・サービス2
デュエナ
幅広い用途に対応するハイブリッドデスク。ワークプレイスに最適な機能性とデザインを備える。
スウィン
快適な座り心地を追求したオフィスチェア。長時間の作業でも疲れにくい設計。

製品と技術

イナバ物置:耐風圧性能と断熱構造を備えた鋼製物置

鋼製物置の主力製品は、断熱構造物置「ナイソー」、断熱材付物置「フォルタプラス」、中型物置「フォルタ」などである。「フォルタ」シリーズは建築対応製品として顧客認知度向上に注力しており、屋根傾斜変更タイプも用意する。大型物置「フォルタ大型」や開放スペース併設物置「フォルタウィズ」、シャッター物置「ドマール」もラインアップする。ガレージでは、デザイナーズガレージ「アルシア」、電動開閉ガレージ「タフレージ」、スタンダードガレージ「ガレーディア」があり、高い耐風圧性能を実現した新機種が追加されている。また、居住性を備えたマルチスペース「コモ・スペース」が2025年7月期に発売された。小型収納庫「アイビーストッカー」やタイヤ収納庫「タイヤストッカー」なども広く販売されている。

オフィスデスクとチェア:ノックダウン方式を先駆けた設計

オフィス家具では、ハイブリッドデスク「デュエナ」、ワークプレイデスク「フレイ」、オフィスデスク「ノヴィ2」などが主要製品である。同社は1961年の机製造開始以来、ノックダウン方式やメラミン化粧板を業界で初めて採用し、組み立てやすさと耐久性を両立した。椅子シリーズでは、「スウィン」「エクセア」「イエラ」「イニシオ」を展開。収納家具では壁面収納庫「ティーエフ」、パーソナルロッカー「イプリア」がある。また、サイレントブース「ヴィアルーム」やローパーティション「ユルト」など、新しい働き方に対応した製品も提供する。これらの製品は、営業部門が把握した顧客ニーズを技術開発に反映することで、使いやすさを徹底的に追求している。

一貫生産と独自技術による品質とコストの追求

同社の製品は、資材調達から板金、成型、塗装、組立、梱包、発送までを同一工場で行う一貫生産体制で製造される。これにより、中間在庫の削減、工程間の無駄な物流の排除、品質の安定が実現されている。物置では、断熱材や二重構造などにより堅牢性・耐久性を高める技術が用いられ、オフィス家具では樹脂ベアリングを使用した引き出しなど、長年のノウハウが活かされている。また、鋼製物置では建築基準法に対応した製品設計が行われ、自転車置場やゴミ保管庫などのパブリックシリーズも含め、多様なニーズに対応する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 住宅・家庭用家庭用物置でトップクラスのシェア

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

鋼製家具で国内中堅、収益力に課題

稲葉製作所はオフィス・学校向け鋼製家具メーカー。同業のJ-MAXやケー・エフ・シーと競合。売上高は400億円前後で横ばい、2025年7月期は減少予想。営業利益率は7.3%から4.5%へ悪化見込み。J-MAXは物流機器で伸長、ケー・エフ・シーは厨房機器。稲葉製作所はスチール家具に特化し、国内需要に依存。低成長と収益力低下が課題。

強み

  • 長年の実績で、学校・官公庁向けに強いブランド。
  • 机・椅子・棚など幅広い品揃えでワンストップ。
  • 公共施設や教育機関の更新需要は底堅い。
  • 国内生産で品質管理と納期対応に強み。

課題

  • 営業利益率が急低下し、コスト削減が急務。
  • 国内市場が成熟し、大幅な成長が見込みにくい。
  • 鋼材価格上昇が収益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字が稲葉製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13431宮地エンジニアリンググループ440億円12.9倍
25989エイチワン426億円3.9倍
35902ホッカンホールディングス362億円10.1倍
4523Aセイワホールディングス326億円24.9倍
55957日東精工310億円11.2倍
63421稲葉製作所294億円16.0倍
75981東京製綱290億円8.4倍
85909コロナ285億円28.6倍
95945天龍製鋸259億円13.8倍
105922那須電機鉄工244億円9.5倍
113443川田テクノロジーズ241億円8.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

プレス加工メーカーとしての創業と事務用机への進出

1950年11月、東京都大田区大森に株式会社稲葉製作所が設立され、同時に東京工場を開設した。当初はプレス加工を主業としていたが、1961年4月に鋼製事務用机の製造を開始し、オフィス家具分野に参入した。この時期、同社は「ノックダウン方式」や「天板のメラミン化粧板化」、「樹脂ベアリングを使用した引き出し」などを業界で初めて採用し、ユーザー視点の製品開発で差別化を図った。これらの技術は後に業界標準となり、同社の革新性を示すものとなった。

犬山工場開設と鋼製物置事業への多角化

1968年3月、愛知県犬山市に犬山工場を開設し、鋼製ラックの製造を開始。その後、1975年3月に鋼製物置の製造を開始し、現在の主力事業の基盤を築いた。物置事業は「イナバ物置」のブランドで知られ、テレビCM「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫」で広く認知されるようになった。犬山工場は以降、物置生産の主要拠点として成長し、同社の国内トップシェア獲得に貢献した。また、1974年には犬山工場内に名古屋営業所を開設し、営業網の拡充も進めた。

全国配送網の整備と営業拠点の拡大(1970年代~1990年代)

1970年代から1990年代にかけて、同社は全国各地に配送センターと営業所を開設した。1973年に大阪配送センター、1976年に福岡、1980年に大和工場兼配送センター、1985年に東北配送センター、1986年に北関東、1987年に鹿児島、1988年に千葉沼南(柏)、1989年に北海道・新潟、1990年に松山、1991年に四国・長野、1993年に岡山・山口、1996年に熊本・静岡、1999年に広島と、主要都市をカバーする体制を整えた。同時に、1972年に東京・大阪の営業所を開設し、以降各地に営業拠点を新設。これにより、全国規模での販売・物流ネットワークが完成した。

株式上場と子会社設立によるグループ化

1998年6月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、2000年6月に東京証券取引所市場第二部に上場、2002年1月には市場第一部に指定替えとなった。上場前後の時期に、海外販売を担うイナバインターナショナル(1994年)、代理店子会社の株式会社共進(1996年)など、現在のグループ基盤が形成された。2007年には本社新社屋が完成し、2008年には本社物流倉庫も完成。組織の拡大とともに、経営基盤の強化が図られた。

工場統合と再生可能エネルギーへの参入(2000年代~2010年代)

2005年9月、東京工場と大和工場を統合し、東京工場を閉鎖。2009年12月には大和工場も閉鎖し、生産拠点を犬山工場と柏工場に集約した。この合理化により生産効率の向上を図った。2013年4月には、群馬県富岡市に「イナバ富岡メガソーラー」を開設し、太陽光発電事業に参入。再生可能エネルギーによる電力供給を開始した。また、2010年以降も郡山、北陸、神奈川などに配送センターを新設し、物流網の拡充を継続している。

年表44件を開く

1950年代

  • 1950年11月創業プレス加工メーカーとして、東京都大田区大森に株式会社稲葉製作所を設立し、同時に東京工場を開設
  • 1959年2月東京都大田区矢口に本店を移転

1960年代

  • 1961年4月鋼製事務用机の製造を開始
  • 1968年3月愛知県犬山市に犬山工場を開設、鋼製ラックの製造を開始

1970年代

  • 1972年4月本店内に東京営業所を、大阪府大阪市に大阪営業所を開設
  • 1973年4月大阪府摂津市に大阪配送センターを開設
  • 1974年11月犬山工場内に、名古屋営業所を開設
  • 1975年3月鋼製物置の製造を開始
  • 1975年5月犬山工場内に、犬山配送センターを開設
  • 1976年5月福岡県福岡市に福岡営業所及び福岡配送センターを開設

1980年代

  • 1980年8月神奈川県大和市に大和工場を開設、同時に大和配送センターを開設
  • 1985年3月兵庫県西宮市に大阪営業所及び大阪配送センターを移転
  • 1985年12月宮城県仙台市に東北配送センターを開設
  • 1986年11月群馬県前橋市に北関東配送センターを開設
  • 1987年5月鹿児島県鹿児島市に鹿児島配送センターを開設
  • 1988年4月千葉県東葛飾郡(現在の柏市)に千葉沼南工場(現在の柏工場)を開設、同時に千葉沼南配送センター(現在の柏配送センター)を開設
  • 1988年10月事務用椅子の製造を開始
  • 1989年4月北海道江別市に北海道配送センターを開設
  • 1989年6月新潟県新潟市に新潟配送センターを開設

1990年代

  • 1990年10月愛媛県松山市に松山配送センターを開設
  • 1991年8月香川県高松市に四国配送センター(現在の高松配送センター)を開設
  • 1991年10月長野県須坂市に長野配送センターを開設(現在は長野市に移転)
  • 1993年2月岡山県岡山市に岡山配送センターを開設
  • 1993年6月山口県山口市に山口配送センターを開設
  • 1994年3月創業イナバインターナショナル株式会社を設立、同時に東京オフィスショールームを開設
  • 1996年2月創業株式会社共進を設立
  • 1996年4月熊本県熊本市に熊本配送センターを開設
  • 1996年12月静岡県志太郡岡部町(現在の藤枝市)に静岡配送センターを開設
  • 1998年6月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1998年8月静岡県志太郡岡部町(現在の藤枝市)に静岡営業所を、宮城県仙台市に仙台営業所を開設
  • 1998年11月大阪市北区に大阪オフィスショールームを開設
  • 1999年12月広島県広島市に広島配送センターを開設

2000年代

  • 2000年6月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 2000年8月広島県広島市に広島営業所を開設
  • 2002年1月上場東京証券取引所市場第一部上場
  • 2005年9月M&A東京工場と大和工場を統合し、東京工場を閉鎖
  • 2006年9月柏工場内に千葉営業所を、大和工場内に神奈川営業所を開設
  • 2007年8月本社新社屋完成
  • 2008年8月本社物流倉庫完成
  • 2009年12月大和工場を閉鎖

2010年代

  • 2010年11月福島県郡山市に郡山配送センターを開設
  • 2011年9月石川県金沢市に北陸配送センターを開設
  • 2013年4月群馬県富岡市にイナバ富岡メガソーラーを開設、発電を開始
  • 2013年10月神奈川県藤沢市に神奈川営業所、神奈川配送センター(大和配送センターより)を移設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年7月期まで42,850百万円
  • 営業利益2026年7月期まで2,460百万円
  • 経常利益2026年7月期まで2,800百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年7月期まで1,870百万円
  • 売上高経常利益率2026年7月期まで6.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    一貫生産体制の維持・強化

    鋼製物置とオフィス家具の製造・販売において、調達から成形、塗装、組立、出荷までの全工程を国内同一敷地で行う一貫生産を維持・強化し、高品質な製品を安定的に供給するとともに、コスト削減と品質安定を図る。

  2. 02

    営業・技術・製造の3本柱による価値創造

    営業部門は顧客・販売店との信頼構築と市場ニーズの把握、技術部門は独自性のある製品開発、製造部門は高品質なものづくりを担い、各部門が連携して顧客ニーズに応える製品を提供する。

  3. 03

    設備投資と生産革新による好循環サイクル

    生産性・生産技術の向上に資する設備投資を継続し、売上高収益率と資本収益性(ROE)を改善し、その成果を再投資につなげる好循環を目指す。具体的には、オフィス家具生産の柏工場への移管(2026年1月完了予定)や、柏工場の物置生産の一部を富岡工場へ移管するための設備増強(2026年7月完了予定)を進める。

  4. 04

    BCP対策と物流効率化の推進

    生産拠点の分散や大型製品の配送効率化を図り、事業継続性(BCP)を強化する。犬山工場にガレージ生産ラインを新設し、西日本への配送を効率化した。今後も生産・物流の最適化を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,073人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は635万円で、9期前と比べて+14.8%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は19.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年7月1,031
2017年7月1,031
2018年7月1,039
2019年7月55440.018.01,067
2020年7月56441.018.01,058
2021年7月60040.018.01,061
2022年7月61041.019.01,091
2023年7月58041.019.01,103
2024年7月60741.019.01,086285
2025年7月63541.019.01,073177

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年7月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率47.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)84.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
名古屋営業所及び 犬山配送センター 犬山工場 — 愛知県犬山市6,253百万円
鋼製物置 オフィス家具
千葉営業所及び 柏配送センター 柏工場 — 千葉県柏市5,600百万円
鋼製物置 オフィス家具
富岡工場 — 群馬県富岡市5,385百万円
鋼製物置 全社(共通)
大阪営業所及び 大阪配送センター(兵庫県西宮市)他11事業所4,127百万円
鋼製物置 オフィス家具
本社、本社倉庫及び 東京営業所 — 東京都大田区1,966百万円
鋼製物置 オフィス家具 全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    イナバインターナショナル株式会社
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社共進
    群馬県前橋市
    議決権100.0%
  • 国内
    イナバクリエイト株式会社
    東京都品川区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は419億円営業利益19億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.2%、利益が-38.7%。

売上高
-1.2%
419億円
営業利益
-38.7%
19億円
純利益
-37.5%
15億円
営業利益率
4.5%
前期比 -2.8%pt

会社が出している今期の予想2026年7月期

項目会社予想前期実績
売上高429億円419億円
営業利益25億円19億円
純利益19億円15億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は118億円、営業利益は11億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+2.6%、営業利益は−8.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1131210.67
2023年4Q1024
2024年1Q10465.85
2024年2Q9688.36
2024年3Q1151210.49
2024年4Q10954.64
2025年2Q19952.54
2025年4Q220146.411
2026年2Q19763.06
2026年3Q118119.38

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年7月期からの14期で、売上は284億円から419億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は4.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年7月284103
群馬県富岡市にイナバ富岡メガソーラーを開設、発電を開始
2013年7月2922113
2014年7月3082620
2015年7月2971610
2016年7月3172214
2017年7月31596
2018年7月32674
2019年7月3402111
2020年7月3462114
2021年7月3783124
2022年7月3922315
2023年7月4183120
2024年7月42431347.324
2025年7月41919224.515

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高419億円のうち、営業利益として残るのは19億円4.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.1%319億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.6%82億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.5%19億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.7pt
4.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.4pt
3.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年7月期は営業CFが30億円、投資CFが−19億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は160億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年7月15−17−3−256
2013年7月27−12−31568
2014年7月31−1241990
2015年7月7−26−4−1968
2016年7月2160−481145
2017年7月29−11−418159
2018年7月21−23−5−2153
2019年7月35−16−519167
2020年7月25−40−5−15147
2021年7月50−29−2021149
2022年7月31−22−59152
2023年7月30−17−413161
2024年7月37−23−1414161
2025年7月30−19−1211160

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年7月期の総資産は595億円。このうち返さなくてよい自己資本が440億円で、自己資本比率は74.0%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年7月44631912771.6
2013年7月46133013171.6
2014年7月49535214371.2
2015年7月49736513273.4
2016年7月51637314372.4
2017年7月51437613873.2
2018年7月51537813773.3
2019年7月53338315071.9
2020年7月54239215072.4
2021年7月56539716870.4
2022年7月59340818568.7
2023年7月59142416771.7
2024年7月60543617072.0
2025年7月59544015474.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
137億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
435億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
27億円
在庫として抱えている分
負債合計
154億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率87社中18位あたり、逆に低いのは売上成長率87社中64位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.5%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.5%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.0%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.2%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,727で、1年前と比べて+5.8%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥1,727-0.5%1ヶ月+3.9%1年+5.8%時価総額294億円
過去52週の値幅
安値¥1,558高値¥1,809

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.0倍
PER (会社予想)14.6倍
PBR0.61倍
配当利回り2.55%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で-0.96%と小幅下落。週足は25日線(1754.56円)に張り付き、52週高値1873円から-6.1%の水準。75日線(1717円)は上回るが、200日線(1660.94円)は下回る。RSI31.4と売られすぎ。出来高は2~7.7万株で安定。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが16.3倍(予想14.9倍)と業界平均18.1倍を下回り、PBR0.62倍と同業平均1.21倍を大きく割り込んでいる。配当利回り2.45%は業界平均2.38%とほぼ同等。ROE3.5%と低いが、今期減益予想ながらも安定配当を維持しており割安感がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.0倍49.7倍
PER (予想)14.6倍
PBR0.61倍1.13倍
ROE3.5%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025/7期の減益予想が市場のコンセンサス。強気派は、一時的な調整であり、新製品や需要回復で業績は下げ止まると期待。PBR0.62倍と解散価値以下で、配当利回り2.45%と安定。弱気派は、オフィス需要の構造的減少(リモートワーク定着)や物流機器需要の一巡を懸念。PER16倍は割安感が薄く、成長期待も低い。

プラスに働く材料7
  • PBR0.6倍の割安感

    純資産の6割程度の株価で、下値不安は限定的

  • 安定配当

    予想配当利回り2.45%とインカムゲイン狙いが可能

  • 需要底堅さ

    物流倉庫向けラックなどはEC拡大で一定の需要がある

  • PBR0.62倍、株主還元強化の余地中期的影響

    自己資本比率高く、配当増や自社株買いでPBR1倍狙う

  • 配当利回り2.5%の安定感通年影響

    FY26も配当維持なら利回り2.5%、インカム需要

  • 建設需要回復時の反転不定影響

    公共投資増加や非住宅投資回復で受注拡大の可能性

  • PER14.9倍と過去平均並み通年影響

    予想PER14.9倍は業界平均並み、割安感は薄いが評価維持

マイナスに働く材料7
  • 減益トレンド

    2025/7期営業利益19億円(前期比-39%)と大幅減益予想

  • オフィス需要減少

    リモートワーク普及でオフィス家具需要は構造的に減少懸念

  • 成長性乏しい

    売上高横ばいで、新規事業もなく成長期待が低い

  • 営業利益39%減、収益トレンド悪化2025年7月期影響

    FY25営業利益19億円、前期比▲39%、建設需要減退

  • 売上高減少、市場縮小懸念2025年7月期影響

    FY25売上419億円、前期比▲1%減、需要低迷続く

  • 低ROE3.5%、資本効率の低さ継続影響

    ROE3.5%は株主資本コスト下回り、構造的問題

  • 減益下でのPER16倍、割高感通年影響

    PER16倍は減益分織り込まず、下落余地

次の決算で確かめる点
売上高成長率
主力市場の需要動向を反映。マイナスが続くかどうか
営業利益率
コスト上昇や販売価格への転嫁力を示す
受注残高
将来の売上高の先行指標。減少傾向なら需要減の証拠

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+13.5%いまの株価に対する利回りは2.55%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
2.55%
いまの株価に対して
配当性向
54.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年7月2434.9
2017年7月268.3100.9
2018年7月260.0249.3
2019年7月260.046.9
2020年7月260.035.5
2021年7月3223.124.2
2022年7月26−18.833.0
2023年7月3638.533.8
2024年7月372.827.3
2025年7月4213.554.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ19,792人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.8%を占め、残る58.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他46.654.754.455.153.654.5
事業法人34.528.228.228.428.928.9
金融機関15.014.214.212.513.412.9
自己株式1.37.47.46.94.36.0
外国法人3.11.91.63.03.33.1
証券会社0.80.91.50.90.70.5
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社イナバホールディングス26.04
02日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)5.66
03稲葉 明3.32
04稲葉 茂2.99
05秋本 千恵子2.79
06稲葉製作所取引先持株会2.75
07稲葉 進2.63
08稲葉 常雄2.21
09株式会社りそな銀行2.12
10第一生命保険株式会社2.06

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+390%、1株純資産は14期で+48%。直近期のROEは3.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年7月201,8791.051.175.4
2013年7月751,9443.919.123.5
2014年7月1152,0075.912.417.7
2015年7月542,0792.725.243.6
2016年7月812,1263.915.434.9
2017年7月332,1431.541.9100.9
2018年7月232,1501.158.2249.3
2019年7月602,1832.823.146.9
2020年7月782,2343.515.935.5
2021年7月1422,4146.010.224.2
2022年7月922,4733.814.333.0
2023年7月1202,5744.712.833.8
2024年7月1492,7055.711.627.3
2025年7月962,7723.518.654.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/7期の役員報酬は総額257百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
稲葉裕次郎代表取締役社長 兼営業本部長49
佐伯則和専務取締役 製造本部長 兼犬山工場長69
杉山治専務取締役 管理本部長兼 総務部長67
田中茂樹常務取締役 製造部長兼 柏工場長60
堀川朋樹常務取締役 営業部長64
武田浩常務取締役 経理部長65
齋藤健太郎取締役 技術部長50
三村勝也取締役75
野崎清二郎取締役69
谷口祐彦常勤監査役65
稲垣光司監査役69
向川政序監査役66
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
播磨鉄治65
壽藤里絵取締役64

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)81863522228
社外取締役421215
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,562字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社稲葉製作所)、連結子会社3社及び非連結子会社2社から構成され、物置・ガレージ・倉庫等の製造、販売などを行う「鋼製物置セグメント」及び机・椅子・壁面収納庫等の製造、販売などを行う「オフィス家具セグメント」を展開しています。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりです。 各セグメントで以下の製品を製造、販売しています。 セグメント名称   主要製品名 鋼製物置   [小型収納庫シリーズ] ドア型収納庫「アイビーストッカー」、タイヤ収納庫「タイヤストッカー」、 収納庫「シンプリー」、二重構造収納庫「ナイソーシスター」 [中型物置シリーズ] 断熱構造物置「ナイソー」、断熱材付物置「フォルタプラス」、 中型物置「フォルタ」、「フォルタ屋根傾斜変更タイプ」 [大型物置シリーズ] 「フォルタ大型」、「フォルタ縦長大型」、 開放スペース併設物置「フォルタウィズ」、シャッター物置「ドマール」 [マルチスペース] 「コモ・スペース」 [ガレージ・倉庫シリーズ] デザイナーズガレージ「アルシア」、電動開閉ガレージ「タフレージ」、 スタンダードガレージ「ガレーディア」、バイクガレージ「バイク保管庫」、 デザイナーズバイクガレージ「アルシアフィット」、倉庫「イナバ倉庫」 [パブリックシリーズ] ゴミ保管庫「ダストボックス・ミニ」、「ダストボックス」 ドアタイプ・引戸タイプ連続型物置「連続型物置FDタイプ・FLタイプ」 イナバ自転車置場 セグメント名称   主要製品名 オフィス家具   [机シリーズ] ハイブリッドデスク「デュエナ ワイドデスク」、「テリオ」 ワークプレイデスク「フレイ」、「レジェロ」 オフィスデスク「デュエナ」、「ノヴィ2」、「ワゴン」 折りたたみテーブル「ノムダ」 [椅子シリーズ] オフィスチェア「スウィン」、「エクセア」、「イエラ」、「イニシオ」 [収納家具シリーズ] 壁面収納庫「ティーエフ」、パーソナルロッカー「イプリア」 [その他家具] サイレントブース「ヴィアルーム」、「ビズブレイク」 ローパーティション「ユルト」、「FSRパネル」 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりです。 (鋼製物置) 当社が鋼製物置製品を製造し、当該製品は当社が代理店・販売店を通じて販売しているほか、連結子会社である株式会社共進、イナバクリエイト株式会社及び非連結子会社の株式会社カトウ産業を通じて当該製品を販売しています。 株式会社共進は、鋼製物置の代理店として製品の販売を行うほか、北関東配送センターの業務を受託運営しています。株式会社カトウ産業は、鋼製物置の代理店として製品の販売を行うほか、新潟配送センターの業務を受託運営しています。 なお、2025年8月1日に株式会社共進を存続会社、株式会社カトウ産業を消滅会社とした吸収合併を行いました。 (オフィス家具) 当社がオフィス家具製品を製造し、当該製品は当社が代理店・販売店を通じて販売しているほか、連結子会社であるイナバインターナショナル株式会社を通じて当該製品を販売しています。また、OEM先からの受注に基づき、当社がOEM製品を製造し、当該製品を当社が直接OEM先へ販売しています。 (共通) 非連結子会社イナバロジスティクス株式会社は、当社の物流業務及びイナバインターナショナル株式会社の物流・施工業務を行っています。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は、次のとおりです。 当社は、製造・販売・研究開発及び連結子会社・非連結子会社の統括機能を有しています。
経営方針・対処すべき課題5,391字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1) 経営方針 当社グループは、「独自性のある高品質な製品をお客さまにお届けする」という事業精神のもとで、お客さまの声に対し、社員一人ひとりが新しいアイデアを出し合い、モノを創造していくこと、それが最高の品質を生み、最高の価値を生むものと考え、技術部門は「独自性」を、製造部門は「品質とコスト」を、営業部門は「信頼」を徹底的に追求し、「信頼に応えるモノづくりを通じて社会に貢献する」ことを経営理念としています。 この経営理念のもと、鋼製物置及びオフィス家具を製造・販売し、「くらしの快適さのための機能的な収納空間の実現と快適で創造的なオフィス空間の実現」に向けて事業活動を行っています。 当社グループは創業以来、社会環境の変化に向き合いながら、開発・生産・販売の一貫体制を活かした着実な事業展開と効率的な経営を実践し続けることで、イナバらしさを追求し、企業価値ひいては株主共同の利益の確保・向上を目指していきます。 (2) 経営環境 ① 当社グループを取り巻く環境 当連結会計年度の国内経済は、景気は緩やかな回復傾向にあるものの、ウクライナ・中東情勢を巡るリスクの継続、中国経済の停滞、物価上昇の継続や米国の相互関税の発動などの影響を受け、先行き不透明な状況が続きました。また、諸資材及び物流費等の高騰も続いています。 翌連結会計年度においては、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大などにより、緩やかな景気回復の傾向が続くものの、米国の関税政策による世界経済の減速、物価上昇の継続による景気下押しリスク、ウクライナ・中東情勢の長期化の影響などが懸念され、先行きは不透明な状況が続くと予想されます。また、材料価格が高値圏で推移することが予想され、厳しい事業環境が続くことが見込まれます。 ② 鋼製物置事業を取り巻く環境 当連結会計年度においては、物価上昇の継続による個人消費の伸び悩みの影響を受け、需要が弱含みで推移したことから、鋼製物置の出荷数は減少しました。このような状況のもと、当社グループは、製品説明会・勉強会の開催、用途開発の取り組みなど、積極的な営業活動を展開しました。また、建築対応製品(FORTA)の顧客認知度向上や、高い耐風圧性能を実現したガレージ機種の追加、居住性を備えて様々な用途に対応できる新製品「コモ・スペース」の発売など、製品ラインアップの充実にも取り組みました。 翌連結会計年度においては、物価上昇の継続に伴い個人消費が振るわず、耐久消費財である鋼製物置の需要は弱含みで推移すると見込んでいます。 ③ オフィス家具事業を取り巻く環境 当連結会計年度においては、コミュニケーションの活性化を図るオープンオフィス化や人材確保などに繋がるオフィス移転・改装が増加し、オフィス環境の見直し需要が好調に推移いたしました。このような状況を踏まえ、当社グループは、積極的な提案営業により受注の積上げに取り組みましたが、価格競争の影響を受け、オフィス移転・リニューアル案件の獲得が停滞しました。 翌連結会計年度において、コミュニケーションの活性化や人材を確保するため、オフィスの移転・改装需要は引き続き好調に推移すると見込んでいます。 (3) 経営戦略等 ① 一貫生産体制の維持・強化 当社は、1940年の創業以来、独自の加工技術と新製品の開発に努力を重ね、1961年に鋼製事務用デスクの生産を開始、1975年に物置の生産を開始しました。メーカーとして、イナバならではの品質と価値を徹底的に追求し、独自の技術を開発し続けています。 鋼製物置事業では、イナバ物置の生産開始以降、CM「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫」での認知度に加えて、ユーザーの立場にたって組み立てやすく高品質な製品づくりを心掛けてきた結果、鋼製物置市場では国内トップシェアを獲得しています。また、物置の製造で培ったノウハウを活かしてガレージ、倉庫、自転車置場等で製品領域を拡げ、快適な住環境からパブリックスペースまで多様なニーズに対応する製品を提供しています。 オフィス家具事業では、ユーザーの使いやすさを徹底的に追求し、今では常識となっている「ノックダウン方式」、「天板のメラミン化粧板化」、「樹脂のベアリング」を使用した引き出しなどは、当社が業界で初めて採用したものであり、お客さま視点を第一に、最先端の製品を開発しています。 当社は、市場から求められる高品質な製品を安定的に供給し続けるため、引き続き国内での一貫生産体制の維持・強化に取り組みます。資材調達から板金、成型、塗装、組立、梱包、発送まで、全工程を同じ敷地内で行うことで、余計な工程を省き生産コストの低減に繋げています。当社は、このコスト低減等により高品質な材料を仕入れ、長年培った高度な技術により、堅牢性・耐久性に優れた製品をお客さまにお届けします。また、部材の一つ一つを社内で一貫生産することにより、品質の安定やノウハウの蓄積はもちろん、コスト削減や工程管理など万全な生産体制を確立していきます。 ② 営業・技術・製造の3本柱 当社のモノづくりは、「モノづくりの仕組み」をつくることから始まっています。 営業部門が「信頼」をつくる。 技術部門が「独自性(オリジナリティ)」をつくる。 製造部門が「品質」をつくる。 3本の柱でお客さまのニーズに応えます。 ⅰ)営業部門 相互理解を深めながら製品価値を伝えることで、お客さま一人ひとりと当社の間に信頼をつくることが、営業部門の役割です。営業部門は、お客さま、代理店・販売店様の声を直接耳にすることでマーケットニーズを把握し、その情報を技術や製造にリアルタイムで伝え、次の新製品開発のきっかけをつくります。 当社は、すでに50年の歴史と延べ9万人以上のお客さまに参加いただいている「勉強会」を定期的に開催しています。勉強会については、製品の販売・施工に携わるお客さまの本音を聞ける最高のチャンスと捉えており、互いに学びあい、理解を深め合うことが、信頼づくりのための大きな推進力となります。 当社では、営業部門が物流を統括しています。全国に22カ所の配送センターを持ち、常に変化するお客さまの需要に正確かつ迅速に応えています。必要な製品を迅速にお届けすることは、大切な信頼づくりにも繋がり、お客さまへのサービスを追求する上でスピーディな配送は不可欠な要素であると考えています。 ⅱ)技術部門 「イナバらしさとは何か」と、自らに問い続けながら、お客さまに満足いただく独自性(オリジナリティ)をつくることが、技術部門の役割です。イナバらしいオリジナリティあふれる製品をつくることができれば、お客さまに満足していただけると考えています。斬新な考え方や見た目よりも、細やかな工夫を凝らした誰もが使いやすい仕様が大切と考え、製品をつくり続けています。 当社の開発思想の原点は、「お客さまにいかに満足していただくか」にあります。技術部門の自己満足ではなく、常に徹底的なお客さま視点に立ち、「お客さまにとってどんなメリットがあるのか」自ら問い続けています。この姿勢が、独創的な技術の発明に結び付き、お客さまのニーズに根差した製品を開発できるというイナバの強みに繋がります。 ⅲ)製造部門 「イナバ製品は、他とは違う」と、お客さまに納得いただく品質をつくり続けることが、製造部門の役割です。製造部門は、内製比率が90%以上と自社生産比率が極めて高く、高炉メーカーから直接搬入されるコイルやアルミ素材など原材料の加工から最終検品まで、一貫して製品化できる体制が特徴です。また、加工専用機械やライン編成・塗装設備等も自社で設計・製作しているため、コスト削減と徹底した品質管理による高品質保持を実現しています。 当社では、早い時期から製造ラインに自社開発の専用機械を導入し、内製比率を高めてきました。その根底にあるのは、「できることは自社で」、「ないものは開発を試みる」というモノづくりのスピリットです。長年にわたって培った技術やノウハウが蓄積され、高品質を安定的に保持する製造ラインがイナバの今日を形づくっています。また、塗装や溶接にはロボットを導入するなど、製造ラインの合理化にも徹底的に取り組んでいます。 当社は、JIS規格を上回る過酷な試験を独自に実施し、使う方の安全だけでなく、組み立てる方の安全にまで配慮する品質にこだわっていきます。 ③ 持続的成長・企業価値向上への取り組み 当社グループは、持続的成長・中長期的な企業価値向上には、設備投資・生産革新が重要であるとの認識のもと、生産性・生産技術の向上に資する設備投資を進めることで売上高収益率の改善に結び付け、これにより資本収益性・ROEの改善を図ります。そして、これを次の設備投資・生産革新に結び付けていく好循環サイクルを目指しています。 当社はこれまで2014年着工の富岡工場新設をスタートに、犬山工場及び柏工場の刷新を進めてきました。富岡工場の新設では、大型製品の生産能力増強と自動化を推進しました。犬山工場では物置生産ラインの全面更新、塗装設備の更新並びに倉庫レイアウトの変更を行うことで、生産性の向上・自動化を推進するとともに、物流負荷・環境負荷の低減を図りました。柏工場でも、塗装設備の更新を行い、環境負荷の低減を図りました。 また、需要期における大型製品の生産逼迫状況を踏まえ、生産負荷の低減と安定的な生産体制を構築するため、2023年春に着手した犬山工場でのガレージ生産ラインの新設工事は2024年7月に完工しました。犬山工場でのガレージ生産設備の稼働により、生産拠点分散によるBCP対策を強化するとともに、西日本地区への大型製品配送の効率化を進めました。 当連結会計年度においては、これまでの設備刷新等を基盤として、さらに次の設備投資を計画的に進めました。 ⅰ)オフィス家具の生産を犬山工場から主要マーケットである首都圏に近い柏工場に生産を移管します(2026年1月完了予定)。 ⅱ)柏工場の物置生産の一部を富岡工場に生産を移管するため、富岡の生産設備を増強します(2026年7月完了予定)。 当社はこれらの成長投資を通して、収益力の向上及び物流負荷低減に努めていきます。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、中長期的な経営指標として売上高経常利益率を重視しています。また、経営基盤の強化や将来の収益向上に向けて、設備投資を継続的に行っていることから、減価償却前営業利益の水準も重要な経営指標と考えています。 翌連結会計年度の経営目標・指標は、次のとおりです。 売上高   42,850百万円 営業利益   2,460百万円 経常利益   2,800百万円 親会社株主に帰属する当期純利益   1,870百万円 <経営指標> 売上高経常利益率   6.5% 減価償却前営業利益   4,180百万円 売上高減価償却前営業利益率   9.8% (経営指標のトレンド) 2021年7月期   2022年7月期   2023年7月期   2024年7月期   2025年7月期 減価償却前営業利益(百万円)   4,458   3,826   4,583   4,885   3,844 売上高減価償却前営業利益率(%)   11.8   9.8   11.0   11.5   9.2 売上高経常利益率(%)   8.1   5.8   7.4   8.0   5.2 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く事業環境において、鋼製物置事業では物価上昇の継続に伴い個人消費が振るわず、耐久消費財である鋼製物置の需要は弱含みで推移することが見込まれます。オフィス家具事業では、コミュニケーションの活性化や人材を確保するため、オフィスの移転・改装需要は好調に推移することが見込まれます。 このような状況のなか、当社グループは、鋼製物置事業では高シェアと高収益を維持していくこと、オフィス家具事業では多様化するマーケットニーズに対応した競争力のある製品のラインナップ充実などに加え、徹底したコスト管理の強化、品質・生産性の向上などに努め、収益性の改善に取り組んでいきます。そして、両事業の成長と収益力の向上により創出したキャッシュを、事業基盤の拡大、経営基盤の強化を目的とする設備投資などの成長投資や株主の皆さまへの還元に活用していきます。 また、これまで培ったコア技術、製造ノウハウ、人的資本を含む経営資本をさらに磨き上げ、将来の成長・発展に向けて活用していく所存です。 株主の皆さまのご期待に応えるべく、透明性のある経営と持続的成長を実現するために全力を尽くしてまいります。
事業等のリスク4,484字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めていきます。また、以下に記載したリスクは、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載されたリスク以外の予見しがたいリスクも存在します。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 当社グループでは、リスク管理規程を定め、想定されるリスクの発生時における迅速かつ適切な情報収集と緊急事態対応体制を整備しており、リスクが顕在化した場合の事業中断及び影響を最小限にとどめるため、事業継続マネジメント体制の整備に努めています。 (事業環境に関するリスク) (1) 経済状況の変動 当社グループは、国内において販売活動を行っており、その売上は日本国内における需要、景気、物価の変動、業界の動向等、経済状況の影響を受けます。特に、新設住宅着工戸数の減少や新築オフィスビルの供給動向の大幅な変動、材料価格の高騰等に伴う需要の縮小は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、販売活動では国内における人口減少に伴う新設住宅着工戸数減少等の予想を踏まえ、独自性のある製品開発による付加価値向上、用途開発による需要の創出、及び市場におけるシェア拡大の取り組みを継続的に進め、生産活動では原材料や製品の適切な在庫水準を維持することで、安定的な供給体制の強化に努めていきます。 (2) 原材料や部品の供給による影響 当社グループの生産活動においては、鋼材、塗料、部品、資材等の供給品を複数のグループ外供給元から調達しています。グループ外供給元とは、安定的な取引を行っていますが、市況の変化による価格の高騰や品不足、さらには供給元の不慮の事故等により原材料や部品の不足が生じないという保証はありません。その場合、製品の製造原価の上昇、さらには生産停止を招く等、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、継続的なコスト削減のほか、価格高騰部分の販売価格への転嫁などの対策を講じています。また、複数購買の実施、より採算性の高いサプライヤーへの集約、供給元とのコミュニケーションの実施、定期的な品質テスト及び安全在庫量の確保などにより、安定的な供給体制の強化に努めていきます。 (事業内容に関するリスク) (3) 価格競争 当社グループは、事業展開する市場において激しい価格競争に晒されています。鋼製物置を取り扱う市場は、規模が小さいうえに当社と競合他社による寡占市場であり、オフィス家具を取り扱う市場は、大手を中心に競合性が高く、価格面の圧力が強い市場となっています。 そのような環境において、当社グループにとって常に有利な価格決定をすることは困難な状況にあり、競合他社の価格設定の影響を受けます。当社グループは、独自性のある高品質な製品を市場へ投入できると自負しておりますが、将来においても有効に競争できるという保証はありません。価格面での圧力又は有効に競争できないことによる顧客離れは、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、競合他社との激しい競争による市場価格の変動に対し、付加価値製品の市場投入による差別化を進め、販売価格の底上げを図っていきます。生産活動においても、積極的な設備投資と自社生産比率の高さを活かして、コスト競争力と高品質を両立させた製品づくりに努めるとともに、製品の部材共通化を推進し、生産効率の改善に取り組んでいきます。 (4) 製品の欠陥 当社は、品質管理規程等に従って各種の製品を製造しています。しかし、全ての製品について欠陥が無く、将来リコールが発生しないという保証はありません。また、製造物責任賠償については、経済的損失をカバーするため製造物責任保険に加入していますが、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバーできるという保証はありません。大規模なリコールや製造物責任賠償に繋がるような製品の欠陥は、多額のコストの発生や当社グループの評価が低下することに伴う売上の減少を招き、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、独自の品質管理体制を整備し、開発段階における厳しい基準での独自試験の実施、完成品の品質を検証するための品質管理委員会の開催、沖縄暴露試験場での長期試験など、継続的な取り組みを実施しています。これらの取り組みを行うことで、大規模なリコールや製造物責任賠償に繋がる可能性を低減しています。 (5) 特定取引先への依存 当社グループのオフィス家具事業は、特定取引先の業績に左右される可能性があります。特定取引先との取引は、当社都合により展開できるものではなく、特定取引先の事業方針等が変更される可能性があります。その場合、特定取引先への売上減少、さらには取引解消を招く等、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、特定取引先とは製品の企画・設計・開発段階から協力関係にあり、互いに良きビジネスパートナーとして認識しあい、強固な信頼関係を構築しています。また、定期的に経営者間で面談を行い、課題の共有や情報交換などを行っています。 (6) 環境問題に関するリスク 当社グループは、国内の環境法規制を遵守した上で、環境負荷の低減に取り組んでいます。会社の環境方針に基づき、事業活動における環境負荷の削減、再生資源の利用及び環境規制に適合した製品開発に努めています。具体的には、開発・設計の段階から「人と地球に優しく、より高品質な製品」の開発することを考え、リサイクル対応の製品づくりとゴミの減量化に繋がるパーツごとの分解・分別が容易な「分別設計」を導入するなど、素材のみならず環境への配慮に取り組んでいます。また、環境への負荷低減の取り組みとして、塗装ではVOC(揮発性有機化合物)が発生しない粉体塗装(パウダーコーティング)を採用しています。このように品質の安定・向上とともに環境への影響を把握する環境マネジメントシステムの継続的改善に取り組んでいきます。 しかし、世界的な人口の増加や経済発展・利便性の追求により、エネルギーや資源の消費スピードが加速していることから、地球温暖化や資源枯渇・環境汚染等のリスクへの懸念が高まっています。それに伴い、環境に関する取り組みの重要性はますます高まり、今後も様々な環境規制が改正・強化され、即時の対応や将来に向けての取り組みを求められる可能性があります。その対応が不十分な場合には、製品の売上減少、生産量の限定又はレピュテーション低下等、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 脱炭素社会への移行リスクとして、気候変動に伴う規制強化の拡大に、現行製品が適切に対応できないことで、販売機会を喪失する可能性があります。また、物理リスクとして大型の台風や洪水等の異常気象の深刻化と頻度の上昇が考えられ、工場の操業停止やサプライチェーンの分断により売上が減少する可能性があります。 (7) 情報セキュリティリスク 当社グループは、様々なグループ内専用ネットワークや情報技術システムを利用しています。当社グループは、効率的で安定した事業活動を担保するため、基幹システム・会計システム等の更新を適時実施しています。また、情報セキュリティに関する社内規程の整備、不正アクセス等を未然に防止するための対策等、社内ネットワークにセキュリティ対策を講じるとともに、社員への教育を実施する等、情報資産の保護に努めています。 しかしながら、サイバー攻撃等の不正行為の脅威は増しており、想定を大幅に超えるサイバー攻撃を受けた場合、重要な業務の中断、機密情報の漏洩等、事業への悪影響が生じる可能性もあります。また、ネットワークに生じる障害、ネットワーク又はハードウエア、若しくはソフトウエアの不具合・欠陥、情報技術システムが適切に導入・更新されていないことによるシステム上の不具合が発生した場合、業務の中断等、生産性の低下を招き、事業活動に支障がでる可能性があります。 その結果、競争力の喪失やレピュテーション低下を招き、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (その他に関するリスク) (8) 自然災害等による影響 当社グループは、大規模な自然災害、事故、疫病等の発生時に、製造ラインの中断等により事業への悪影響を受ける可能性があります。その場合、生産・販売活動が停止することに伴う売上の減少等を招き、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、製造ラインの中断等による事業への悪影響を最小化するため、工場の分散、設備の定期的点検、安否確認システムの導入、防災訓練の実施や事業継続計画の策定等の減災対応に取り組んでいます。また、拠点においては、事業や財務への影響の低減を目的として、経済的損失をカバーするため損害保険へ加入しています。しかし、災害等による影響を完全に防止又は軽減できる保証はありません。 (9) 法的手段 当社グループは、事業活動において、継続的なコンプライアンスの実践に努めています。それにも関わらず、様々な訴訟及び規制当局による法的手続の当事者になる可能性があります。また、重大なコンプライアンス違反や大規模な損害賠償等に繋がるような場合には、多額の損害賠償金の発生や事業活動が停止する可能性があります。その場合には、当社グループの信頼性や評判を損なう等、ブランドイメージの毀損により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 万が一、訴訟その他の法的手続が発生した場合には、必要に応じて外部専門家と連携しながら適時・適切に対応し、当社グループへの影響を最小限に抑えるように努めていきます。 (10) 人権等 当社グループは、各種ハラスメントの防止に関する規程、サステナビリティ基本方針、人材育成方針・社内環境整備方針において、人権を侵害する労働またはそれに準じる行為の禁止を明文化し、グループで共有するとともに徹底を図っています。 しかしながら、差別やハラスメントによるコンプライアンス違反が発生した場合、社会的信用が失墜し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があるリスクは、上記だけに限定されるものではありません。
経営成績の分析 (MD&A)9,018字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概況は、次のとおりです。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度の国内経済は、景気は緩やかな回復傾向にあるものの、ウクライナ・中東情勢を巡るリスクの継続、中国経済の停滞、物価上昇の継続や米国の相互関税の発動などの影響を受け、先行き不透明な状況が続きました。また、諸資材及び物流費等の高騰も続いています。 鋼製物置市場においては、住宅着工が資材価格の高騰や人的資源不足などの要因から不安定な状況が続き需要が減少するなか、物価上昇に伴い個人消費が振るわなかった影響などもあり、市況は弱含みで推移しました。オフィス家具市場においては、新しい働き方に対応したオフィスの移転需要やリニューアル需要などが増え、市況は堅調に推移しました。また、当連結会計年度においては、仕入価格上昇の影響で材料価格は前期の水準を上回って高値圏で推移しました。 このような環境のもと、当社グループは、売上高、営業利益の拡大を目指しましたが、仕入単価の上昇、減価償却費・エネルギーコスト・労務費等の増加、及び生産高低下に伴う原価率の上昇により、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも前期に比べ減少しました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高41,905百万円(前期比1.2%減)、営業利益1,865百万円(前期比39.1%減)、経常利益2,197百万円(前期比35.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,546百万円(前期比36.7%減)となりました。 ・2025年7月期実績 ■売上高:減収 オフィス家具事業等の売上減 ■損 益:減益 減収・原価率上昇等の影響 (単位:百万円)   実 績   前期比較   予想比較(注) 売上高   41,905   △508 (△1.2%)   △914 (△2.1%) 営業利益 [営業利益率]   1,865 [4.5%]   △1,199 (△39.1%)   +115 (+6.6%) 経常利益 [経常利益率]   2,197 [5.2%]   △1,204 (△35.4%)   +127 (+6.2%) 親会社株主に帰属する 当期純利益   1,546   △895 (△36.7%)   +136 (+9.7%) (注)予想比較は、2025年2月28日に公表した連結業績予想値との比較です。 ⅰ)売上高 鋼製物置事業の減収(前期比23百万円減)とオフィス家具事業の減収(前期比484百万円減)により、売上高は前期に比べ508百万円減少して41,905百万円(前期比1.2%減)となりました。 ・売上高の推移(単位:百万円) ⅱ)営業利益・経常利益 営業利益は、前期に比べ1,199百万円減少して1,865百万円(前期比39.1%減)となりました。減収や原価率上昇による利益の押し下げ要因により、営業利益は減益となりました。営業外損益は、前期に比べ5百万円減少して332百万円の利益(純額)となりました。この結果、経常利益は、前期に比べ1,204百万円減少して2,197百万円(前期比35.4%減)となりました。 ・営業利益の増減分析(単位:百万円) ⅲ)税金等調整前当期純利益 前期に投資有価証券売却益や受取保険金等を特別利益に計上していたことの反動から、特別損益は前期の72百万円の利益(純額)に対し25百万円の利益(純額)となりました。この結果、税金等調整前当期純利益は、前期に比べ1,252百万円減少して2,222百万円(前期比36.0%減)となりました。 ⅳ)親会社株主に帰属する当期純利益 法人税等費用は、前期の1,032百万円に対し675百万円となり、税効果会計適用後の法人税等の負担率は30.4%となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に比べ895百万円減少して1,546百万円(前期比36.7%減)となりました。 なお、1株当たり当期純利益金額は、前期の148円91銭に対し95円97銭となり、自己資本当期純利益率は、3.5%(前期比2.2ポイント減)となりました。 ⅴ)減価償却前営業利益 減価償却前営業利益は、前期に比べ1,041百万円減少して3,844百万円(前期比21.3%減)となりました。この結果、売上高減価償却前営業利益率は9.2%(前期比2.3ポイント減)となりました。 ⅵ)セグメントの経営成績 当社グループは、「鋼製物置」「オフィス家具」の2つの報告セグメントに区分して評価、開示しています。セグメントの業績は、以下のとおりです。 ・2025年7月期 セグメント情報 セグメントの名称   売上高 (百万円)   セグメント利益 (百万円) 鋼製物置   29,218 (△0.2%)   2,468 (△34.3%) オフィス家具   12,687 (△3.7%)   318 (△12.5%) (注)セグメントの売上高については、外部顧客に対する売上高とセグメント間の内部売上高の合計額を記載しています。 (鋼製物置) 鋼製物置事業については、物価上昇の継続による個人消費の伸び悩みの影響を受け、需要は弱含みで推移しました。このような状況のもと、当社グループは、製品説明会・勉強会の開催、用途開発の取り組みなど、積極的な営業活動を展開しました。また、建築対応製品(FORTA)の顧客認知度向上や、高い耐風圧性能を実現したガレージ機種の追加、居住性を備えて様々な用途に対応できる新製品「como space(コモ・スペース)」の発売など、製品ラインアップの充実にも取り組みました。 この結果、売上高は29,218百万円(前期比0.2%減)、セグメント利益は2,468百万円(前期比34.3%減)となりました。 (オフィス家具) オフィス家具事業については、コミュニケーションの活性化を図るオープンオフィス化や人材確保などに繋がるオフィスの移転・改装は増加しており、オフィス環境の見直し需要が好調に推移しました。このような状況を踏まえ、当社グループは、積極的な提案営業により受注の積上げに取り組みましたが、価格競争の影響を受け、オフィス移転・リニューアル案件の獲得が停滞しました。 この結果、売上高は12,687百万円(前期比3.7%減)、セグメント利益は318百万円(前期比12.5%減)となりました。 ⅶ)予想との比較 当連結会計年度の予想に対する実績は、以下のとおりです。 (単位:百万円)   予想(注)   実績   達成率 売上高   42,820   41,905   97.9% 営業利益 (営業利益率)   1,750 (4.1%)   1,865 (4.5%)   106.6% - 経常利益 (経常利益率)   2,070 (4.9%)   2,197 (5.2%)   106.2% - 親会社株主に帰属する 当期純利益   1,410   1,546   109.7% 減価償却前営業利益 (減価償却前営業利益率)   3,683 (8.6%)   3,844 (9.2%)   104.4% - (注) 予想は、2025年2月28日に公表した連結業績予想値等です。 当連結会計年度の予想に対し、売上高は41,905百万円(達成率97.9%)、営業利益は1,865百万円(達成率106.6%)、経常利益は2,197百万円(達成率106.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,546百万円(達成率109.7%)、売上高経常利益率は5.2%となりました。 鋼製物置事業では、物価高に伴い消費マインドが冷え込み、耐久消費財の需要低迷が続いたこと。オフィス家具事業では、市況が好調であったものの、価格競争が厳しかった影響から、全体の受注が想定以上に減少したことから、売上高は予想を下回りました。損益につきましては、減収により売上総利益が減少しましたが、販管費の削減に努めた結果、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、予想を上回りました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末における財政状態は、次のとおりです。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 (百万円) 流動資産   31,519   31,290   △228 固定資産   29,023   28,176   △846 資産合計   60,542   59,467   △1,075 流動負債   14,156   12,932   △1,224 固定負債   2,816   2,515   △301 負債合計   16,972   15,447   △1,525 純資産   43,570   44,020   +450 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べ228百万円減少して31,290百万円となりました。主な変動要因は、受取手形及び売掛金の減少756百万円、電子記録債権の増加195百万円、有価証券の増加299百万円、商品及び製品の減少105百万円、流動資産のその他に含まれる未収入金の増加133百万円です。固定資産は、前連結会計年度末に比べ846百万円減少して28,176百万円となりました。主な変動要因は、減価償却費の発生による機械装置及び運搬具の減少765百万円、生産移管等による建設仮勘定の増加807百万円、無形固定資産のその他に含まれるソフトウエアの増加255百万円、投資有価証券の減少606百万円、退職給付に係る資産の増加165百万円、繰延税金資産の減少217百万円、及び投資その他の資産のその他に含まれる保険積立金の減少459百万円です。 この結果、資産合計は59,467百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,075百万円減少しました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べ1,224百万円減少して12,932百万円となりました。主な変動要因は、支払手形及び買掛金の減少1,083百万円、電子記録債務の増加656百万円、未払法人税等の減少400百万円、流動負債のその他に含まれる設備関係電子記録債務の減少443百万円です。固定負債は、前連結会計年度末に比べ301百万円減少して2,515百万円となりました。主な変動要因は、固定負債のその他に含まれる長期未払金の減少259百万円です。 この結果、負債合計は15,447百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,525百万円減少しました。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比べ450百万円増加して44,020百万円となりました。主な変動要因は、親会社株主に帰属する当期純利益による利益剰余金の増加1,546百万円、配当金の支払による利益剰余金の減少683百万円、及び自己株式取得等による自己株式(控除項目)の増加438百万円です。 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.0ポイント増加して74.0%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ55百万円減少して16,047百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。 科目   前連結会計年度(百万円)   当連結会計年度(百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   3,714   3,018 投資活動によるキャッシュ・フロー   △2,263   △1,887 財務活動によるキャッシュ・フロー   △1,402   △1,185 現金及び現金同等物の期末残高   16,103   16,047 借入金・社債期末残高   -   - (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、3,018百万円の収入(前連結会計年度は3,714百万円の収入)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上2,222百万円及び減価償却費の発生2,001百万円による収入と、法人税等の支払額1,020百万円及び仕入債務の減少額427百万円の支出によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、1,887百万円の支出(前連結会計年度は2,263百万円の支出)となりました。この主な要因は、定期預金の払戻2,500百万円、保険積立金の解約529百万円、及び投資有価証券の償還400百万円による収入と、定期預金の預入2,500百万円及び有形固定資産の取得2,325百万円の支出によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,185百万円の支出(前連結会計年度は1,402百万円の支出)となりました。この主な要因は、配当金の支払額683百万円及び自己株式の取得500百万円の支出によるものです。 (2) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの生産実績は、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日)   前期比(%) 鋼製物置(百万円)   26,773   99.8 オフィス家具(百万円)   5,580   91.2 合計(百万円)   32,354   98.2 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しています。 ② 受注実績 当社の生産は、過去の販売実績及び需要予測等を考慮し、これに基づいて勘案された見込生産ですが、オフィス家具の一部について、OEM先に対し受注生産を行っています。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) オフィス家具   3,002   102.6   214   120.9 (注)金額は販売価格によっています。 ③ 販売実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日)   前期比(%) 鋼製物置(百万円)   29,218   99.9 オフィス家具(百万円)   12,687   96.3 合計(百万円)   41,905   98.8 (注)1.セグメント間の取引は、相殺消去しています。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、以下のとおりです。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ユアサ商事株式会社   12,015   28.3   12,030   28.7 (3) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容は、次のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ・当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の詳細については、「(1) 経営成績等の状況の概況 ① 経営成績の状況」に記載のとおりです。 ② 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態の詳細については、「(1) 経営成績等の状況の概況 ② 財政状態の状況」に記載のとおりです。 ③ キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容 キャッシュ・フローの詳細については、「(1) 経営成績等の状況の概況 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 (キャッシュ・フロー指標のトレンド) 2021年7月期   2022年7月期   2023年7月期   2024年7月期   2025年7月期 自己資本比率(%)   70.4   68.7   71.7   72.0   74.0 時価ベースの自己資本比率(%)   42.1   36.6   42.7   45.8   47.7 債務償還年数(年)   0.2   0.3   0.3   0.3   0.3 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   2,353.7   1,196.6   1,066.3   1,392.8   1,212.7 (注)自己資本比率:純資産/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い *各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しています。 *株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しています。 *有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としています。 *営業キャッシュ・フロー及び利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に記載の「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」等を使用しています。 ④ 資金の源泉と流動性 当社グループは、資金需要を満たすための資金は、原則として営業活動によるキャッシュ・フローを財源とし、自己資金又は銀行借入により資金調達することを基本方針としています。資金調達の際には、適切な手元資金の水準、期間及び金利等の調達条件、自己資本比率といった財務諸表への影響度を総合的に勘案したうえで、最適な資本構成を目指して行います。 当社グループの当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、16,047百万円です。当連結会計年度末において借入金はありませんが、当連結会計年度末現在において、当社グループは総額7,350百万円の当座貸越契約を複数の金融機関との間で締結しています。 資金の配分については、円滑な事業活動及び安全性を確保するための手元資金を確保しつつ、企業価値向上に資する配分に努めていきます。企業価値向上のための資金配分については、設備投資を推進するとともに、適切な株主還元を行います。 株主還元は、経営における最重要課題の一つと考えており、安定的配当を確保しつつ、経営体質の強化を図るための内部留保や業績等を総合的に勘案し、状況に応じた株主還元を行っていきます。当社の配当政策については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおりです。 ⑤ 設備投資と減価償却費 当連結会計年度は、生産移管に係る富岡工場・生産設備の新設や犬山社員寮の新築などの設備投資を行いました。当連結会計年度の設備投資額は2,270百万円であり、全額自己資金で対応しました。 なお、当連結会計年度における減価償却費(無形固定資産を含む)は、前期に比べ158百万円増加して2,001百万円となりました。有形固定資産の減価償却費は1,910百万円であり、前期に比べ163百万円増加しました。前期差の主な要因は、機械装置に関する償却の増加です。 (設備投資と減価償却費のトレンド) 2021年7月期   2022年7月期   2023年7月期   2024年7月期   2025年7月期 設備投資額(百万円)   3,211   2,122   1,018   2,801   2,270 減価償却費(百万円)   1,720   1,959   1,852   1,843   2,001 有形固定資産   1,557   1,893   1,751   1,746   1,910 無形固定資産   163   65   100   96   90 (4) 経営成績等に重要な影響を与える要因について 「3 事業等のリスク」に記載しています。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表を作成するために、会計方針の選択、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを行っています。経営者は、これらの見積りについて過去の経験・実績や現在及び見込まれる経済状況などを勘案し、合理的に判断していますが、実際の結果は見積りの不確実性があるため、これらの見積りと異なる結果になる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針等、会計上の見積り及び見積りに用いた仮定については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しています。また、特に以下の重要な会計方針及び見積りの適用が、その作成において用いられる見積り及び予測により、当社グループの連結財務諸表に大きな影響を及ぼすと考えています。 (繰延税金資産) 当社グループは、将来の課税所得に関するものを含めた様々な予測・仮定に基づいて繰延税金資産を計上しており、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。また、将来の課税所得に関する予測・課税に基づいて、当社又は連結子会社が繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断した場合、当社グループの繰延税金資産は減額され、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。繰延税金資産の詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しています。

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開示資料

出典

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