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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

那須電機鉄工

NASU DENKI-TEKKO CO.,LTD.5922 · Standard · 金属製品

電力・通信・交通インフラ向けの鉄構製品を製作・販売。送電鉄塔から道路附属物まで、社会の基盤を支えるメーカー。

概要

那須電機鉄工は、電力・通信インフラと交通インフラ向けの鉄塔、架線金物、碍子などを製造する金属製品メーカーである。1929年創業、1962年東証2部上場、現在はスタンダード市場。本社は東京都新宿区。連結売上高237億円、従業員464名。東京電力パワーグリッドが売上の約31%を占める。

電力・通信インフラが売上の8割を占める二軸構造

那須電機鉄工は「電力・通信インフラ事業」と「交通等インフラ事業」の2セグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高237億円のうち、電力・通信インフラが195億円(82.5%)、交通等インフラが41億円(17.5%)を占めた。電力・通信分野では送電鉄塔、配電設備、通信鉄塔設備工事を手がけ、交通分野では道路設備工事や地中線設備工事、表面処理を提供する。売上高は過去10年で180億〜240億円の範囲で推移している。

東京電力への販売依存と顧客分散の課題

同社の最大の販売先は東京電力パワーグリッドで、2026年3月期の売上高に占める割合は31.1%(73億円)である。次いで大明通産が10.7%、東北電力が9.4%と続き、電力会社への依存度が高い。この集中リスクを低減するため、通信キャリア向け5G基地局資機材の受注や、他の電力会社向け営業を強化している。また、交通インフラ分野では大型プロジェクトの動向が業績に影響する。

連結子会社7社による製造・販売・設計の分業体制

グループは連結子会社7社と非連結子会社1社で構成される。那須電材産業、那須電機商事、那須工業、那須鋼板、那須化成、那須エンジニアリング(旧那須設計)、東北那須電機、北海道那須電機が各機能を担う。2015年に那須ストラクチャー工業を清算し、2021年には会津碍子を吸収合併して碍子生産を内製化した。設計から製造、表面処理、販売までをグループ内で完結する体制をとる。

全国の営業拠点と4つの生産工場の配置

営業拠点は関西営業部、中部支店、九州支店、東北営業所、北海道営業所のほか、本社(東京)がある。過去には北陸営業所、中国支店、沖縄支店を統廃合し、効率化を進めてきた。生産拠点は八千代工場(鉄塔・架線金物)、大阪工場(鉄塔・架線金物)、会津工場(碍子)の3カ所に加え、表面処理や加工を行う小名木川系の設備を有する。2018年に砂町工場を八千代工場に統合した。

業界の中での役割はインフラ向け鉄鋼製品メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
237億円
営業利益
31億円
営業利益率
13.1%
純利益
25億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
電力・通信 インフラ事業(千円)196億円82.4%31億円15.8%
交通等 インフラ事業(千円)42億円17.6%5億円11.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電力・通信インフラ主力

送電設備材料、配電設備材料、通信設備材料等の鉄鋼製品の製作・販売、および通信鉄塔設備工事を行う。電力会社や通信事業者のインフラ整備を支える。

主要顧客電力会社、通信事業者

主な製品・サービス3
送電鉄塔
高圧送電線を支える大型の鉄塔。耐風・耐震性に優れた設計が求められる。
配電設備材料
電柱や配電線などの設備材料。高圧配電線を支える腕金などを含む。
通信鉄塔
携帯電話基地局や通信アンテナを支える鉄塔。通信設備工事も行う。

02交通等インフラ準主力

交通システム材料等の製作・販売、道路設備工事、地中線設備工事、表面処理を行う。道路や鉄道など交通関連のインフラ整備に貢献。

主な製品・サービス3
交通システム材料
道路標識、防護柵、遮音壁など、交通安全や沿道環境を整備する製品。
道路設備工事
道路標識や防護柵の設置など、道路付属物の工事。
地中線設備工事
電線を地中に埋設する工事。都市景観の向上や災害対策に貢献。

製品と技術

電力送電用鉄塔と大型幹線鉄塔の製造

同社の主力製品は電力会社向けの送電用鉄塔である。八千代工場(千葉県)と大阪工場の2拠点で生産し、大型幹線鉄塔から小規模鉄塔まで手がける。2026年3月期の電力・通信インフラ事業の売上高は195億円で、大型案件の受注が業量を支えた。鉄塔の設計は那須エンジニアリングが担当し、亜鉛鍍金などの表面処理もグループ内で完結する。主な顧客は東京電力パワーグリッド、東北電力など。

通信鉄塔と5G基地局向け資機材

通信インフラ分野では、通信鉄塔の製造・据付工事と、5G基地局に使用される資機材を供給する。2026年3月期は通信会社の5G基地局向け受注に積極的に取り組み、売上を拡大した。通信鉄塔設備工事では、既設塔の延命化工事も手がける。電力・通信インフラ事業の一部として、通信分野の売上は明確な開示はないが、同事業全体の約2割を占める。

碍子・架線金物と交通インフラ向け表面処理

2020年に子会社化した会津碍子により、がいし(碍子)の製造能力を獲得。架線金物(送電線用の金具類)は八千代工場などで生産し、歴史的に四ッ木工場や砂町工場で培った技術を継承している。交通等インフラ事業(売上高41億円)では、道路標識や防護柵などの交通システム材料、地中線設備工事、それらに施す亜鉛鍍金などの表面処理を提供する。道路設備の老朽化更新や無電柱化提案にも取り組む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

金属加工のニッチトップ、安定収益が強み

当社は鋼材加工・橋梁部品等を手掛ける金属製品メーカー。売上高229億円で、同業の稲葉製作所(売上高約500億円)より小さいものの、ニッチ分野で高いシェアを持つ。営業利益率12.2%と収益性は良好で、テクニスコ(営業利益率約5%)を上回る。公共投資やインフラ需要に支えられ安定した収益基盤を持ち、受注残も堅調。一方で業界の人手不足や原材料高が課題。

強み

  • 営業利益率12.2%と同業平均を上回る収益力を維持。
  • 橋梁部品など特定分野で競争力を持ち、シェアが高い。
  • 公共投資やインフラ老朽化に伴う需要が安定的に存在。
  • 長年の実績に基づく加工技術と品質で顧客から信頼を得る。

課題

  • 製造業全体の人材不足が影響し、生産能力拡大の制約に。
  • 鋼材価格の高騰が収益を圧迫するリスクがある。
  • 公共工事の予算やタイミングにより受注が変動しやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字が那須電機鉄工

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15957日東精工310億円11.2倍
23421稲葉製作所294億円16.0倍
35981東京製綱290億円8.4倍
45909コロナ285億円28.6倍
55945天龍製鋸259億円13.8倍
65922那須電機鉄工244億円9.5倍
73443川田テクノロジーズ241億円8.2倍
85933アルインコ236億円12.8倍
95951ダイニチ工業235億円13.2倍
105918瀧上工業214億円17.2倍
115932三協立山206億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

那須鉄工所創業から戦時体制への工場拡張(1929〜1945年)

1929年6月、東京市本所区に那須鉄工所として創業。1939年6月、那須鉄工車輌株式会社(資本金5万円)を設立し、株式会社那須鉄工所を吸収合併、本社を四谷区新宿に移転。戦時中の1945年1月に会津工場(碍子)を新設、同年6月に四ッ木工場(架線金物)を買収、続いて小名木川工場(亜鉛鍍金・架線金物・碍子加工)を新設し、軍需に対応した生産能力を拡大した。

社名変更と鉄塔事業への本格参入(1949〜1961年)

1949年5月、社名を那須電機鉄工株式会社に改称。1952年9月に大島工場(鉄塔)を新設し、送電鉄塔の製造に乗り出す。1953年12月に大阪営業所、1955年9月に名古屋営業所を開設し、販売網を関西・中部へ拡大。同年6月には大阪工場(鉄塔・架線金物)も新設。1961年7月に砂町工場(架線金物総合製作)を新設し、小名木川工場と四ッ木工場を統合して生産の効率化を図った。

東証2部上場と子会社によるグループ化の推進(1962〜1977年)

1962年2月、東京証券取引所市場第二部に株式上場(資本金2億円)。同年8月に4億円へ増資。1962年6月に那須ストラクチャー工業、1964年に那須電材産業と那須電機商事、1967年に東北那須電機、北海道那須電機、那須工業を設立。1971年には電材運輸、1975年に那須鋼板を設立し、製造・販売・輸送・表面処理を担うグループ体制を構築した。1977年12月に資本金6億円に増資。

鉄塔工場の移転拡張と新領域への進出(1972〜1993年)

1972年8月、大島工場を移転拡張し、八千代工場(鉄塔)を新設。1990年8月には大阪工場(鉄塔)を新設移転し、鉄塔生産能力を強化。1989年6月に那須化成を設立し、樹脂製品分野へ進出。1993年7月に那須設計(後の那須エンジニアリング)を設立し、設計機能を内製化。これにより、鉄塔を中心としたインフラ設備の一貫受注体制を整えた。

拠点統廃合による効率化と会津碍子の統合(2006〜2022年)

2006年2月に北陸営業所を廃止し関西営業部と統合、2012年4月に中国支店を廃止。2015年4月、那須ストラクチャー工業の清算が結了。2018年4月に砂町工場を廃止し、八千代工場に統合。2020年3月に会津碍子を子会社化し、2021年10月に吸収合併、碍子事業をグループに取り込んだ。2021年3月には沖縄支店を九州支店と統合。2022年4月、東証の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。

本社移転と100周年へ向けた中期計画の推進(2019年以降)

2019年7月、本社を東京都新宿区新宿二丁目1番12号に移転。2025年度からは「2027中期経営計画」を開始し、2026年度はその2年目にあたる。2029年の創立100周年に向けて、電力・通信インフラ事業と交通等インフラ事業の両軸で収益力の強化を図る。2026年3月期の連結売上高は237億円、営業利益31億円、親会社株主に帰属する当期純利益25億円を計上した。

年表42件を開く

1920年代

  • 1929年6月創業東京市本所区石原町に那須鉄工所を創立。

1930年代

  • 1939年6月創業那須鉄工車輌株式会社を設立(資本金5万円)。上記株式会社那須鉄工所を吸収合併。本社を東京市四谷区新宿に移転。

1940年代

  • 1945年1月会津(碍子)工場を新設。
  • 1945年6月M&A氏川鉄工所を買収、四ッ木(架線金物)工場とする。
  • 1946年6月小名木川(亜鉛鍍金、架線金物、碍子加工)工場を新設。
  • 1949年5月社名を那須電機鉄工株式会社と改称。

1950年代

  • 1952年9月大島(鉄塔)工場新設。
  • 1953年12月大阪営業所(現、関西営業部)新設。
  • 1955年6月大阪(鉄塔、架線金物)工場新設。
  • 1955年9月名古屋営業所(現、中部支店)新設。
  • 1955年11月本社を東京都新宿区四谷に移転。

1960年代

  • 1961年7月M&A砂町(架線金物総合製作)工場を新設し、小名木川、四ッ木工場を統合。
  • 1962年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場(資本金2億円)。
  • 1962年6月那須ストラクチャー工業㈱を設立。
  • 1962年8月資本金を4億円に増資。
  • 1964年6月那須電材産業㈱を設立(現、連結子会社)。
  • 1964年9月那須電機商事㈱を設立(現、連結子会社)。
  • 1965年4月本社を東京都新宿区新宿一丁目79番地に移転。
  • 1967年6月東北那須電機㈱を設立(現、連結子会社)。
  • 1967年7月北海道那須電機㈱を設立(現、連結子会社)。
  • 1967年12月那須工業㈱を設立(現、連結子会社)。

1970年代

  • 1971年8月電材運輸㈱を設立(現、非連結子会社)。
  • 1972年2月沖縄営業所(現、九州・沖縄支店)を新設。
  • 1972年8月大島工場を移転拡張し、八千代(鉄塔)工場を新設。
  • 1975年8月那須鋼板㈱を設立(現、連結子会社)。
  • 1977年4月広島営業所(中国支店)を新設。
  • 1977年12月資本金を6億円に増資。
  • 1977年12月本社を東京都新宿区新宿一丁目1番14号に移転。

1980年代

  • 1984年8月九州営業所(現、九州・沖縄支店)を新設。
  • 1989年6月那須化成㈱を設立(現、連結子会社)。

1990年代

  • 1990年8月大阪(鉄塔)工場を新設し移転。
  • 1993年7月那須設計㈱(現、那須エンジニアリング㈱)を設立(現、連結子会社)。
  • 1994年10月札幌市に北海道営業所を、仙台市に東北営業所を、また富山市に北陸営業所を新設。

2000年代

  • 2006年2月M&A北陸営業所を廃止し、関西営業部と統合。

2010年代

  • 2012年4月M&A中国支店を廃止し、関西営業部と統合。
  • 2015年4月那須ストラクチャー工業㈱の清算結了。
  • 2018年4月M&A砂町工場を廃止し、八千代工場と統合。
  • 2019年7月本社を東京都新宿区新宿二丁目1番12号に移転。

2020年代

  • 2020年3月M&A会津碍子㈱を子会社化。
  • 2021年3月M&A沖縄支店を廃止し、九州支店と統合。
  • 2021年10月M&A会津碍子㈱を吸収合併。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    顧客満足と信頼の追求

    「より安全に、より良く、より安く、より早く、より安定的に」製品・サービスを提供し、顧客満足と信頼される企業グループを目指す。

  2. 02

    成長市場への対応強化

    データセンター増加や半導体工場新設による電力需要拡大、カーボンニュートラル関連の需要を取り込み、電力市場での一定の需要確保を図る。

  3. 03

    通信インフラ事業の拡充

    5G基地局向け資機材や通信鉄塔の延命化工事の受注活動を継続し、通信関連の売上拡大に取り組む。

  4. 04

    交通インフラ事業の推進

    道路関連設備の更新需要や無電柱化提案を通じ、都市機能強靭化に貢献するとともに、大深度地下プロジェクトなどの国家プロジェクトにも対応する。

  5. 05

    収益性確保とコスト管理の徹底

    中東情勢緊迫化など不透明な事業環境下でコスト上昇リスクを注視し、収益性の確保とコスト管理を徹底する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で464人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は538万円で、9期前と比べて+2.4%平均年齢は45.4歳、平均勤続年数は17.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月468
2018年3月457
2019年3月52644.418.5464
2020年3月54845.018.3533
2021年3月54745.018.4522
2022年3月54744.515.0511
2023年3月53945.215.6510
2024年3月52045.116.3490
2025年3月52845.017.0475589
2026年3月53845.417.9464668

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
八千代工場 — 千葉県八千代 市8,507百万円
電力・通信インフラ事業 交通等インフラ事業
貸与資産 — 千葉県八千代 市他3,453百万円
投資不動産 — 千葉県八千代 市他2,675百万円
会津工場 — 福島県大沼郡 会津美里町、会津若松市1,693百万円
電力・通信インフラ事業
大阪工場 — 大阪府大阪市 西淀川区960百万円
電力・通信インフラ事業 交通等インフラ事業
本社 — 東京都新宿区他562百万円
主な関係会社
  • 国内
    那須電材産業㈱
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権95.0%
  • 国内
    那須電機商事㈱
    大阪府大阪市西淀川区 · 連結子会社
    議決権83.5%
  • 国内
    東北那須電機㈱
    宮城県仙台市 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    その他4社
    ― · 連結子会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は237億円営業利益31億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.5%、利益が+10.7%。

売上高
+3.5%
237億円
営業利益
+10.7%
31億円
純利益
+31.6%
25億円
営業利益率
13.1%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高197億円237億円
営業利益24億円31億円
純利益17億円25億円
1株あたり配当¥450¥450

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は56億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.3%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q596
2024年1Q4948.24
2024年2Q54611.13
2024年3Q66913.67
2024年4Q645
2025年2Q1021211.810
2025年4Q1271612.69
2026年2Q1111311.711
2026年4Q1261814.314
2027年1Q56814.36

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は213億円から237億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は13.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月21321
2014年3月2240−7
2015年3月21569
2016年3月18154
2017年3月16953
砂町工場を廃止し、八千代工場と統合。
2018年3月1827−8
2019年3月188810
会津碍子㈱を子会社化。
2020年3月2172053
沖縄支店を廃止し、九州支店と統合。
2021年3月2161711
2022年3月2303026
2023年3月2212519
2024年3月2332819
2025年3月229282912.219
2026年3月237313413.125

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高237億円のうち、営業利益として残るのは31億円13.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の10.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.1%185億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.4%20億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.1%31億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.8pt
13.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.3pt
10.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.1pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが27億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは24億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は82億円で、売上の4.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月8−2−6643
2014年3月6−227−1634
2015年3月11−3−8835
2016年3月9−1−5837
2017年3月75−51244
2018年3月13−2914−1642
2019年3月10−9−2140
2020年3月2340−156388
2021年3月−7−5−10−1267
2022年3月40−11−112985
2023年3月30−23−10782
2024年3月32−270588
2025年3月17−18−13−174
2026年3月27−3−152482

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は476億円。このうち返さなくてよい自己資本が335億円で、自己資本比率は69.7%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月32213518741.5
2014年3月33312720637.6
2015年3月31114117045.0
2016年3月30614116545.5
2017年3月32114517644.6
2018年3月35613921738.6
2019年3月35114520640.7
2020年3月38319618750.3
2021年3月38620618052.9
2022年3月40423017456.3
2023年3月40824716160.0
2024年3月44227316961.0
2025年3月43629114566.1
2026年3月47633514069.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
82億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
251億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
140億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
96
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率87社中8位あたり、逆に低いのは配当利回り87社中66位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.1%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.7%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.5%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥20,300で、1年前と比べて+43.8%過去52週の値幅のなかでは93%の位置にある。

¥20,300+0.0%1ヶ月+1.8%1年+43.8%時価総額244億円
過去52週の値幅
安値¥14,000高値¥20,780

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.5倍
PER (会社予想)13.5倍
PBR0.69倍
配当利回り2.22%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+13.6%上昇し、52週高値20780円に接近。7/23には19790円まで急伸し、出来高も2800株と活況。25日線(18425円)からの乖離率は約8.3%と拡大している。週足では上昇トレンド継続だが、高値圏での利益確定売りに注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 9.37倍は業界平均18.12倍を下回り、PBR 0.70倍は業界平均1.07倍を下回る。配当利回り3.21%は業界平均3.75%に近い水準で、配当性向39.9%と安定。ROEは8.0%と業界水準だが、収益は増益傾向。割安だが、金属業界の景気変動リスクには注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.5倍49.7倍
PER (予想)13.5倍
PBR0.69倍1.13倍
ROE8.0%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025/3期は売上229億円、営業利益率12.23%と堅調。2026/3期は売上237億円、営業利益率13.08%と増収増益見通し。強気派は公共投資の堅調さと民間設備投資の回復で受注拡大を期待。弱気派は建設需要の先行き不透明感と人手不足によるコスト上昇を警戒。

プラスに働く材料7
  • 公共投資の安定

    国土強靭化などで公共工事需要が底堅く、受注が安定。

  • 営業利益率の改善

    2025年12.2%、2026年13.1%と利益率が上昇傾向。

  • 低PBR・増益見通し

    PBR0.7倍と割安で、2026年は純利益25億円と増益予想。

  • 25/3期比純利益32%増益予想2026年3月期影響

    純利益19→25億円、EPS約500円増加、PER改善余地

  • PBR0.7倍、株主還元強化期待次回株主総会影響

    PBR0.7倍と割安、自社株買いや増配の可能性

  • 需要回復で売上高237億円へ2026年3月期影響

    売上高229→237億円、前期比3.5%増、収益基盤改善

  • 外資保有16%、海外投資家買い戻し継続影響

    外国人保有比率が高く、リスクオン時に買い戻し期待

マイナスに働く材料7
  • 建設需要の減速リスク

    資材高や金利上昇で民間設備投資が抑制される可能性。

  • 人手不足と賃金上昇

    技能労働者の不足で工事遅延やコスト増のリスク。

  • 受注競争の激化

    同業他社との価格競争で採算が悪化しやすい。

  • 営業利益31億円予想の達成リスク2026年3月期決算影響

    業績予想に対し、原材料高や受注減で下振れ可能性

  • ROE8%停滞で割安感解消遅れ通年影響

    ROEが一桁台、バリュエーション改善には成長が必要

  • 鋼材価格上昇による採算悪化継続影響

    鋼材コスト高が利益率を圧迫、営業利益率12%から低下リスク

  • 業績予想未達時PER拡大リスク決算発表後影響

    PERが9.4倍と低いが、下方修正で更に株価下落

次の決算で確かめる点
受注高
先行指標であり、今後の売上を占う最も重要な指標。
営業利益率
価格競争や原価管理の成否を示す収益性指標。
手持ち工事高
将来の収益の可視化、受注残の増減で業績の安定性がわかる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり450で、前期から+42.2%いまの株価に対する利回りは2.22%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥450
1株あたり
配当利回り
2.22%
いまの株価に対して
配当性向
39.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月100102.5
2018年3月1000.0
2019年3月15050.0165.5
2020年3月20033.33.5
2021年3月100−50.013.0
2022年3月200100.010.9
2023年3月2000.014.8
2024年3月27035.020.7
2025年3月45066.731.2
2026年3月64042.239.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥450

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,158人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.7%を占め、残る60.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他59.057.357.251.447.543.0
事業法人17.318.918.922.023.225.4
外国法人1.22.43.18.513.816.4
金融機関18.117.818.016.014.214.3
自己株式2.82.82.82.82.82.8
証券会社4.43.52.82.01.40.9
外国人個人0.10.10.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC(常任代理人 香港上海銀行東京支店セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ 部長 角田武士)7.25
02株式会社ケー・エフ・シー5.58
03那須 幹生4.50
04株式会社三井住友銀行4.17
05NAVF SELECT LLC(常任代理人 香港上海銀行東京支店セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ 部長 角田武士)3.42
06みずほ信託銀行株式会社3.33
07株式会社巴コーポレーション2.92
08山洋電気株式会社2.58
09エムエム建材株式会社2.50
10明治安田生命保険相互会社2.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-17
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    12.69%
    +1.00pt
  • 2026-07-31
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    変更報告
    11.69%
    +1.01pt
  • 2026-06-11
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    7.84%
    +0.59pt
  • 2026-04-08
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    7.25%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+33539%、1株純資産は14期で+2387%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月61,1440.643.6
2014年3月−59910,723−5.4
2015年3月75311,9626.65.121.0
2016年3月32611,9262.79.152.4
2017年3月24612,2602.015.0102.5
2018年3月−64711,770−5.4
2019年3月81512,2346.84.7165.5
2020年3月4,53316,51031.51.63.5
2021年3月91717,4725.412.313.0
2022年3月2,20719,49811.94.510.9
2023年3月1,59120,9787.95.314.8
2024年3月1,58723,1477.27.020.7
2025年3月1,61624,7206.88.231.2
2026年3月2,12928,4478.08.539.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

2026/3期の役員報酬は総額145百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)55965613026
取締役(社内)1101010
社外取締役2553

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容408字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社7社及び非連結子会社1社で構成され、電力・通信インフラ事業、交通等インフラ事業に関わる製品の製作・販売を主な内容とし、事業活動を展開しております。各事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、従来「交通インフラ事業」としていた報告セグメントの名称を「交通等インフラ事業」に変更しております。当該変更は報告セグメントの名称変更のみであります。 (電力・通信インフラ事業) 主な事業内容は、送電設備材料・配電設備材料・通信設備材料等の製作・販売および通信鉄塔設備工事であります。 (交通等インフラ事業) 主な事業内容は、交通システム材料等の製作・販売、道路設備工事・地中線設備工事および表面処理であります。 事業の系統図は次のとおりであります。 ※その他 非連結子会社(持分法非適用会社)1社
経営方針・対処すべき課題944字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループは、日常準拠すべき規範として「人の和」・「誠実」・「奉仕の心」を経営上の基本に置き、「ゆたかで快適な生活空間を創造する企業」として、「より安全に、より良く、より安く、より早く、より安定的に製品やサービスを提供する」ことを通じ、お客様から満足いただき、信頼される企業グループを目指しております。 また、「企業の社会的責任」につきましても経営の最重要課題のひとつとして位置付けており、法令遵守や地球環境問題への取り組みはもとより、社会に対してさまざまな貢献を通して、社会的責任を果たしてまいりたいと考えております。 当社グループを取り巻く経営環境といたしましては、当社の主要顧客である電力各社は地政学的リスクによるエネルギー価格高騰の影響を受けて一層経営効率化が進められる一方、国内ではデータセンターの急増や半導体工場の新増設による電力需要の伸びが進展しています。さらにカーボンニュートラル実現に向けた取り組みも継続されることから、当社製品の一定の需要を見込んでおります。また、通信関係においては、引き続き5G基地局の資機材および通信鉄塔延命化工事等の受注に取り組んでまいります。 交通等インフラ事業においては、懸案の大深度地下の外環自動車道やリニア中央新幹線など新設の国家的プロジェクトについては工事の中断や工期の延期等があり依然として不透明な状況下にありますが、老朽化による道路関連設備更新の受注に取り組むとともに、都市機能強靭化に資する無電柱化提案も積極的に行ってまいります。 一方で中東情勢の緊迫化に伴うコスト上昇等、先行きは依然として不透明な状況が続くものと想定されます。当社といたしましては引き続き動向を注視しつつ、収益性の確保およびコスト管理の徹底に努めてまいります。 当社グループは、2029年の創立100周年・100年企業ブランドに向けての事業継続を図るために3ヵ年の中期経営計画を策定しており2026年度はその第三次計画の2年目にあたります。創立100周年の「ありたい姿」の実現に向けた取り組みを継続してまいります。
事業等のリスク1,364字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが入手し得る情報に基づいて判断したものであります。 (1) 事業環境の変化に伴うリスク 当社グループの営業基盤は電力流通関連、情報通信関連、交通等インフラ関連に大別されます。主力分野であります電力流通関連においては、地政学的リスクによるエネルギー価格高騰、原子力発電所の再稼働への対応など、電力業界においては先行きが不透明な状況になるものと予測されます。 情報通信関連においては、通信鉄塔基地局等の設備投資一巡により、依然需要が減退する可能性があります。交通等インフラ関連においても、高速道路や新幹線などの新設の国家的プロジェクト工事の中断や延期により受注時期の予測が難しい状況があります。 そのため、各市場における景気の悪化や、それに伴う需要の低下は当社グループの業績と財務状況に悪影響を与える可能性があります。 (2) 原材料や副資材、外注加工品の調達および価格変動のリスク 当社グループの生産に必要な原材料や副資材、外注加工品のタイムリーな調達が阻害された場合や、原価管理上予定する価格以上の高騰などによる製造コスト上昇が生じた場合、採算性が悪化する可能性があります。 (3) 製品の欠陥ならびに自然災害や環境汚染による操業停止リスク 各種製品・工事施工において、欠陥あるいは事故が発生し、または、大規模自然災害、新型コロナウイルスなどパンデミックや突発的な事故等による環境汚染が発生し、操業停止した場合、当社グループの信用力や業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報システムの混乱・破壊、情報の流出等のリスク 当社グループならびに関係先に係る情報については、営業秘密管理規程、個人情報取扱規程などの関連諸規程を定め、社員に周知するとともに厳正な管理を行っておりますが、予期せぬ事態により情報流出が発生した場合、当社グループの信用力や業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 保有資産価格変動のリスク 不動産、投資有価証券を保有しておりますが、著しい価格下落が生じた場合には、減損または評価損が発生し、業績および財務の状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 新事業・新製品に係るリスク 当社グループは、お得意様ニーズにお応えできるよう、新技術・新製品の開発に努めると共に、設備の延命化を図るメンテナンス事業やリサイクル事業での受注拡大を図っています。 しかし、当社グループが事業展開するなかで、今後の業界の需要動向、同業他社との競合状況等により所期の成果を達成できない可能性があります。 (7) 財務制限条項に抵触するリスク 当社グループでは、複数の金融機関との間でシンジケートローン契約を締結しており、当該契約には一定の財務制限条項が付されております。これらの条項に抵触した場合には、借入金の期限前返済義務を負うことがあり、当社グループの財務状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,440字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループの関連業界におきましては、電力業界では原子力発電所の再稼働への対応、カーボンニュートラルの実現へ向けて再生可能エネルギー比率の拡大、レベニューキャップ制度による事業計画など、事業環境が変化しています。通信業界においては5Gの普及もあり、基地局への設備投資が増加しました。交通等インフラ業界では燃料代や鋼材価格の高止まりが続き、建設業・運送業では働き方改革に伴う労働力不足等が現実的になりコスト上昇など厳しい状況が続いております。 このような状況の中、今年度、当社グループは2029年の創立100周年・100年企業ブランドに向けて、3ヵ年の「2027中期経営計画」を策定しスタートしております。2025年度はその第三次計画の初年度にあたり、創立100周年の「ありたい姿」の実現に向けて引き続き取り組みを行いました。 その結果、売上高は237億47百万円(前連結会計年度比3.5%増)、営業利益は31億47百万円(同13.0%増)、経常利益は33億97百万円(同15.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は24億83百万円(同31.7%増)となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、従来「交通インフラ事業」としていた報告セグメントの名称を「交通等インフラ事業」に変更しております。当該変更は報告セグメントの名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。 (電力・通信インフラ事業) 電力インフラ事業においては、小規模鉄塔の受注が減少したものの大型幹線鉄塔の受注により業量を確保しました。通信インフラ事業においては、通信会社の5G基地局の資機材受注に積極的に取り組みました。 その結果、売上高は195億89百万円(前連結会計年度比4.3%増)となりました。 (交通等インフラ事業) 交通等インフラ事業においては、高速道路関係およびインフラ設備工事での大型案件減少等が影響し、売上高は41億58百万円(同0.2%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高は82億18百万円となり、前連結会計年度末より7億94百万円増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加や仕入債務の減少幅が縮小したこと等により、前連結会計年度に比べ収入が9億42百万円増加し、26億52百万円の収入となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは投資有価証券の取得や有形固定資産の取得による支出が減少したこと等により、前連結会計年度に比べ支出が14億26百万円減少し、3億29百万円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出が減少したものの、長期借入れによる収入の減少や配当金の支払額の増加、社債の償還による支出による増加等により、前連結会計年度に比べ支出が2億27百万円増加し、15億28百万円の支出となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 電力・通信インフラ事業   15,110,802   +10.7 交通等インフラ事業   2,782,601   -6.3 合計   17,893,403   +7.6 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 電力・通信インフラ事業   19,222,604   +2.7   4,114,337   -8.2 交通等インフラ事業   4,196,281   -1.3   977,256   +4.1 合計   23,418,886   +1.9   5,091,594   -6.1 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 電力・通信インフラ事業   19,589,265   +4.3 交通等インフラ事業   4,158,034   -0.2 合計   23,747,299   +3.5 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 東京電力パワーグリッド㈱   8,335,930   36.3   7,385,108   31.1 大明通産㈱   498,848   2.2   2,534,965   10.7 東北電力㈱   2,391,275   10.4   2,229,184   9.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、237億47百万円(前連結会計年度比3.5%増)となり、前連結会計年度に比べ8億7百万円増加いたしました。セグメント別の売上高については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ51百万円減少し、20億40百万円(同2.5%減)となりました。その結果、営業利益は前連結会計年度に比べ3億62百万円増加し、31億47百万円(同13.0%増)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ85百万円増加し、5億9百万円(同20.2%増)となり、営業外費用は、前連結会計年度に比べ10百万円減少し、2億59百万円(同3.9%減)となりました。その結果、経常利益は前連結会計年度に比べ4億58百万円増加し、33億97百万円(同15.6%増)となりました。 財政状態の分析 総資産は、前連結会計年度末に比べ39億20百万円増加し、475億63百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ12億47百万円増加し、192億円となりました。主な要因は現金及び預金が7億94百万円、売上債権が4億31百万円増加したことによるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ26億73百万円増加し、283億62百万円となりました。主な要因は投資有価証券が37億30百万円増加し、有形固定資産が10億21百万円減少したことによるものです。 負債は、前連結会計年度末に比べ4億74百万円減少し、140億25百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ5億71百万円増加し、65億3百万円となりました。主な要因は1年内返済予定の長期借入金が13億50百万円増加したことによるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ10億45百万円減少し、75億22百万円となりました。主な要因は繰延税金負債が11億3百万円増加し、長期借入金が19億76百万円減少したことによるものです。 純資産は、前連結会計年度末に比べ43億95百万円増加し、335億37百万円となりました。主な要因はその他有価証券評価差額金が23億83百万円、利益剰余金が19億58百万円増加したことによるものです。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料や副資材の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入及び社債を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は41億29百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は82億18百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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