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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

J-MAX

J-MAX Co.,Ltd.3422 · Standard · 金属製品

自動車車体プレス部品を手掛けるメーカー。ホンダ向けが中心で、日本・タイ・中国に生産拠点を持つ。

概要

株式会社J-MAX(旧社名:丸順)は、自動車用プレス部品と金型の製造を主力とする金属製品メーカーである。1960年に岐阜県大垣市で創業し、本田技研工業との取引を起点に成長。2026年3月期の連結売上高は約519億円、従業員数は1,081名。名古屋証券取引所メイン市場および東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

日本・タイ・中国の3セグメント体制

当社グループは「日本」「タイ」「中国」の3つの報告セグメントで構成される。日本セグメントは本社工場や岡山工場等で車体プレス部品、電動化プレス部品、精密プレス部品および金型・治具を製造し、主に本田技研工業と東プレに販売。タイセグメントはタイ・マルジュン社が自動車用プレス部品を生産し、HONDA AUTOMOBILE(THAILAND)やTOPRE (THAILAND)向けに出荷。中国セグメントは広州丸順、武漢丸順、福建丸順の3子会社が車体プレス部品や電動化部品を生産し、広汽本田、東風本田、寧徳時代新能源科技(CATL)などに納入。2024年3月期のセグメント売上高は日本194億円、タイ60億円、中国269億円(連結内部売上高消去前)。

本田技研と東プレを軸とした顧客構造

当社グループの最大の取引先は本田技研工業である。創業間もない1963年に同社との取引を開始し、2006年には第三者割当増資で関連会社となった(2013年に関連会社を解消)。現在も本田技研およびその連結子会社・関連会社が全セグメントで主要顧客となっている。また、東プレ株式会社が2017年よりその他の関係会社となり、同社およびその子会社も重要な販売先である。中国セグメントでは車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)向け電動化部品が急増しており、顧客ポートフォリオの多様化が進んでいる。

主力製品:車体プレス部品と電動化部品

主力製品は自動車用車体プレス部品で、鋼板をプレス成形し溶接まで一貫生産する。超ハイテン材の加工技術を強みとし、骨格部品を中心に供給。加えて、電動化の進展に対応した電動化プレス部品(車載電池関連部品など)が成長分野である。精密プレス部品は鍛造・切削からの製法置換によるコストダウンを実現する。金型・治具・検具の設計製作も自社で行い、金型技術は創業以来の基盤技術である。2025年2月には岡山工場を新設し、電動化部品の生産能力を拡大している。

中長期計画「J-VISION 30」と経営指標

当社グループは売上高、営業利益、ROA(総資産営業利益率)を主要経営指標に掲げる。2024年3月期から5か年計画「J-VISION 30」を推進中で、「技術で夢を」をビジョンに持続可能な100年企業を目指す。基本戦略7項目にはブランド力強化、新商品開発、デジタル活用、次世代工場構築、DX推進、事業ポートフォリオ変革、サステナビリティ経営が含まれる。計画当初の目標達成は電動化シフトの影響で3年程度後ろ倒しとなる見込み。2026年3月期は売上高519億円、営業利益18.6億円と回復傾向にある。

業界の中での役割は自動車部品サプライヤー(Tier1)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
519億円
営業利益
19億円
営業利益率
3.7%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
中国269億円51.8%7億円2.6%
日本191億円36.8%6億円3.1%
タイ59億円11.4%1億円1.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車OEM主力

自動車メーカー向けに車体プレス部品を中心に販売。ホンダとの取引が主体で、共同開発からプレス・溶接までの一貫生産を行う。電動化部品にも対応。

主要顧客本田技研工業株式会社、東プレ株式会社

主な製品・サービス3
自動車用車体プレス部品
自動車の骨格となる部品をプレス加工で製造。ホンダ向けが中心。
自動車用電動化プレス部品
電動車向けのモーターケースやバッテリーフレームなどの部品。
自動車用精密プレス部品
鍛造・切削からの製法置換によりコストダウンと高付加価値化を実現した精密部品。

02金型・設備準主力

自社で使用するプレス用金型、溶接治具、検具などを製造。内製化により品質とコストを最適化。

主な製品・サービス3
プレス用金型
プレス加工に使用する金型を設計・製造。
溶接治具
溶接工程で部品を固定する治具を製造。
検具
部品の寸法や形状を検査するための器具。

製品と技術

車体プレス部品と一貫生産体制

車体プレス部品は当社の主力製品である。鋼板をプレス成形し、溶接を経て完成するまでの一貫生産が特徴。自動車メーカーとの共同開発から生産設備の調達、プレス、溶接までを自社で手掛ける。超ハイテン材(高張力鋼板)の加工技術に強みを持ち、車体骨格部品を中心に供給。日本・タイ・中国の各拠点で生産し、主に本田技研工業の完成車工場へ納入。2025年時点で岡山工場の新設により生産能力を拡大している。

電動化対応部品と精密プレス部品

電動化プレス部品は、自動車の電動化需要に応える成長分野である。車載電池モジュールやバスバーなどの部品をプレス加工で製造し、2023年設立の福建丸順新能源汽車科技が中国の車載電池メーカー寧徳時代(CATL)向けに量産を開始。本社工場でも電動化部品の生産を拡大している。精密プレス部品は、従来の鍛造・切削加工からの置き換えを狙い、コストダウンと高付加価値化を実現する。金型技術を活かした高精度な部品供給が強み。

金型・治具・検具の自社製作

金型は創業以来の基盤技術であり、プレス部品の品質を左右する。当社は車体プレス金型、精密プレス金型を自社設計・製作し、グループ内外に供給。また、溶接治具や検査治具(検具)も製造し、自動車メーカーの生産設備として販売する。金型事業は各セグメントの技術センターが担い、日本・中国で金型工場を運営。1997年には上石津金型工場を新設し大型金型への対応を強化。近年は生産プロセスの高度化とグループ連携による競争力向上を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

金属加工で規模中位、収益性改善途上

J-MAXは金属製品加工を主力とし、売上高500億円規模で業界内では中堅。直近2025年3月期は営業損益がほぼゼロと低調だったが、2026年3月期は営業利益率3.66%と回復見込み。稲葉製作所など同業と比べ収益性で劣るが、設備更新やコスト削減により改善を図っている。同社は自動車や建設機械向けが中心で、需要変動の影響を受けやすい。競合のケー・エフ・シーなどと比べ、製品ラインナップの拡充や高付加価値化による差別化が急務。

強み

  • 金属プレス、溶接、組立まで一貫対応可能で、多様な顧客ニーズに応える。
  • 自動車・建設機械メーカーとの長期取引により、一定の受注を確保。
  • 生産効率化や設備投資により、収益性改善を進めている。
  • 自己資本比率が高く、財務体質は健全で投資余力がある。

課題

  • 2025年3月期は営業利益率が0%と低水準、高付加価値化が必要。
  • 自動車・建設機械向けが中心で、業績が景気動向に左右されやすい。
  • 稲葉製作所など同業と比較し、製品の独自性や技術優位性が不明確。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字がJ-MAX

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15903シンポ103億円20.1倍
25940不二サッシ95億円4.7倍
33446ジェイテックコーポレーション89億円152.1倍
43423エスイー86億円
55923高田機工78億円
63422J-MAX72億円7.8倍
75966京都機械工具65億円12.7倍
85936東洋シヤッター59億円7.0倍
93440日創グループ59億円13.8倍
105956トーソー58億円7.6倍
115986モリテック スチール58億円5.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

プレス金型メーカーとして創業した1960年

1960年1月、自動車部品用プレス金型の製作・販売を目的に岐阜県大垣市南頬町で丸順精器工業株式会社を設立。1962年には新田工場を新設し本社を移転。1963年、本田技研工業との取引を開始し、自動車部品サプライヤーとしての基盤を固めた。その後、1977年に浅西工場、1988年に養老工場を新設し、生産能力を拡大。1997年5月、創業45周年を機に社名を株式会社丸順に変更した。

東南アジア進出と子会社化の1990年代

1994年7月、タイ王国アユタヤ県にTHAI MARUJUN CO., LTD.が設立され、資本参加により東南アジアへ進出。同社は自動車用車体プレス部品と金型の製造販売を行う。2000年1月には第三者割当増資を引き受け子会社化した。同年、株式会社ユーテックを吸収合併し、溶接治具・検査治具の内製化を進めた。1999年2月には名古屋証券取引所市場第二部に上場。ISO9002やISO14001の認証取得にも積極的であった。

中国市場への本格参入(2001年~2003年)

2001年11月、広東省広州市に広州丸順汽車配件有限公司を設立し、中国市場への本格参入を果たした。2003年10月には湖北省武漢市に武漢丸順汽車配件有限公司を設立。両社とも自動車用車体プレス部品と金型の生産・供給を目的とした。中国では日系自動車メーカーの現地生産拡大に合わせて事業を成長させ、後に電動化部品分野へも進出。2023年4月には福建省福州市に福建丸順新能源汽車科技有限公司を設立し、電動化対応を加速した。

資本関係の変化と北米事業の試練

2006年3月、本田技研工業を引受先とする第三者割当増資を実施し同社の関連会社となる(2013年12月に関連会社解消)。同年、インドのBESTEX MM INDIAに資本参加。2012年6月、米国インディアナ州のIndiana MARUJUNを子会社化し北米進出を図るが、2025年8月に清算結了。また2017年6月には東プレ株式会社がその他の関係会社となった。資本面ではホンダと東プレという二大顧客との関係を強化してきた。

事業構造改革と商号変更(2010年代~2022年)

2012年10月に埼玉工場を新設するも2018年2月に閉鎖。2018年3月には子会社の株式会社ホンダ四輪販売丸順の株式を譲渡。不採算事業の整理を進める一方、2021年3月に東京証券取引所市場第二部に上場(2022年4月にスタンダード市場へ移行)。2022年7月、創業70周年を記念して社名を株式会社J-MAXに変更。ブランドを刷新し、電動化・新事業への転換を明確に打ち出した。

電動化シフトと新工場建設(2023年以降)

2023年4月、中国福建省に福建丸順新能源汽車科技有限公司を設立し、車載電池メーカー向け電動化部品の生産を開始。2025年2月には岡山県浅口市に岡山工場を新設し、日本の生産能力を拡充。これらの投資は電動化サプライヤーへの転換を目指す中長期計画「J-VISION 30」の一環である。中国セグメントでは寧徳時代向け電動化部品の大幅増産が継続し、業績の回復に寄与している。

年表34件を開く

1960年代

  • 1960年1月創業自動車部品用プレス金型の製作及び販売を目的として、岐阜県大垣市南頬町に丸順精器工業株式会社を設立する。
  • 1962年3月岐阜県大垣市新田町に業務拡大に伴い新田工場を新設し、本社を移転する。
  • 1963年4月本田技研工業株式会社と自動車部品用プレス金型の取引を開始する。

1970年代

  • 1977年8月岐阜県大垣市浅西に自動車用車体プレス部品の業務拡大に伴い浅西工場を新設する。

1980年代

  • 1987年4月栃木県宇都宮市に栃木営業所を開設する。
  • 1987年5月本社を岐阜県大垣市浅西に移転する。
  • 1988年2月岐阜県大垣市上石津町に技術開発部門並びに精密プレス部品の研究開発及び生産部門を集約した養老工場を新設する。

1990年代

  • 1994年5月M&A自動車部品関連の総合メーカーとして溶接治具・検査治具製作の株式会社ユーテックを吸収合併し、岐阜県大垣市浅西にユーテック工場を開設する。(2016年10月工場売却)
  • 1994年7月タイ王国・アユタヤ県のTHAI MARUJUN CO.,LTD.(以下、タイ・マルジュン社:現 連結子会社)設立に際して資本参加し、東南アジアへの自動車用車体プレス部品及び金型の製造販売に進出する。
  • 1997年5月岐阜県大垣市上石津町に自動車用プレス金型製作の大型化と生産能力の拡大を図るため、上石津金型工場を新設する。
  • 1997年5月創業創業45周年を記念して、株式会社丸順に商号を変更する。
  • 1998年1月浅西工場においてISO9002の認証を取得する。
  • 1999年2月上場名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場する。(2022 年4月名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所の市場第二部からメイン市場に移行)
  • 1999年4月本社、浅西工場及びユーテック工場においてISO14001の認証を取得する。
  • 1999年4月上石津金型工場及びユーテック工場においてISO9001の認証を取得する。

2000年代

  • 2000年1月M&Aタイ・マルジュン社の第三者割当増資を引受け、子会社化する。
  • 2000年9月養老開発センター精密部品部においてISO9001の認証を取得する。
  • 2001年1月今後の研究・開発機能の強化と取引先との共同開発体制の充実を図るため、栃木開発センターを移転拡張する。
  • 2001年3月上石津部品工場においてISO9002の認証を取得する。
  • 2001年11月中華人民共和国の自動車部品市場向け自動車用車体プレス部品及び金型の生産・供給を目的として、広東省広州市に広州丸順汽車配件有限公司(現 連結子会社)を設立する。
  • 2002年3月M&A事業基盤の強化、拡充を目的に、株式会社ホンダ四輪販売丸順の全株式を取得し、子会社化する。
  • 2003年10月中華人民共和国武漢地区の自動車部品市場向け自動車用車体プレス部品及び金型の生産・供給を目的として、湖北省武漢市に武漢丸順汽車配件有限公司(現 連結子会社)を設立する。
  • 2006年1月本社を岐阜県大垣市新田町に移転する。
  • 2006年3月本田技研工業株式会社を引受先とした100万株の第三者割当増資を実施し、同社の関連会社となる。(2013年12月関連会社を解消)
  • 2006年7月創業インドのBESTEX MM INDIA PRIVATE LTD.(ベステックス・MM・インディア社)の設立に際して資本参加する。

2010年代

  • 2012年6月M&A北米地区の自動車部品市場向け自動車用車体プレス部品の生産・供給を目的として、アメリカ合衆国インディアナ州に所在するIndiana MARUJUN CO.,LTD.(以下、インディアナ・マルジュン社:現 連結子会社)の株式を追加取得し、子会社化する。(2025年8月清算結了)
  • 2012年10月埼玉県鶴ヶ島市に自動車用車体プレス部品の業務拡大に伴い埼玉工場を新設する。(2018年2月工場閉鎖)
  • 2017年4月本社を岐阜県大垣市上石津町に移転する。
  • 2017年6月第三者割当による新株式発行及び自己株式処分、株式の売出しに伴い東プレ株式会社が当社のその他の関係会社となる。
  • 2018年3月連結子会社株式会社ホンダ四輪販売丸順の株式を譲渡する。

2020年代

  • 2021年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場する。(2022 年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行)
  • 2022年7月創業創業70周年を記念して、株式会社J-MAXに商号を変更する。
  • 2023年4月中華人民共和国の自動車部品市場向け自動車用プレス部品の生産・供給を目的として、福建省福州市に福建丸順新能源汽車科技有限公司を設立する。(現:連結子会社)
  • 2025年2月岡山県浅口市鴨方町に自動車用プレス部品の生産能力拡大を図るため、岡山工場を新設する。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存事業の強化

    自動車の電動化・軽量化に対応し、ボディ部品や電動化部品の事業規模拡大を推進。新工場の生産能力最大化と収益力向上に取り組み、超ハイテン加工技術の電動化部品への応用や車載電池関連部品の開発・量産化を進める。AI・IoT活用による生産体質の変革や金型事業の競争力強化にも取り組む。

  2. 02

    新事業の創出

    経営資源の最適配分により研究開発を加速し、自動車領域に限定しない新商品・新事業の開発を行う。成長事業と不採算事業の見極めにより成長分野へ資源を集中し、拠点再編を含む事業ポートフォリオの見直しを継続。

  3. 03

    事業構造改革の継続

    固定費削減や生産体制最適化を進め利益体質を強化。厳しい事業環境に対応できる強固な収益構造の確立に向け、継続的な改善に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,081人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は541万円で、9期前と比べて7.8%平均年齢は42.2歳、平均勤続年数は18.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,436
2018年3月2,383
2019年3月58742.519.22,300
2020年3月57642.519.32,245
2021年3月58045.821.42,075
2022年3月53743.520.21,911
2023年3月52943.820.41,811
2024年3月56243.619.91,427
2025年3月53643.219.31,2680
2026年3月54142.218.41,081176

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社及び工場 — 中華人民共和国広東省広州市7,864百万円
中国
本社及び工場 — 中華人民共和国福建省福州市6,094百万円
中国
本社及び工場 — 中華人民共和国湖北省武漢市3,343百万円
中国
本社・上石津工場 — 岐阜県大垣市3,075百万円
日本
岡山工場 — 岡山県浅口市3,075百万円
日本
本社及び工場 — タイ王国サラブリ県ノンケイ郡2,365百万円
タイ
養老工場 — 岐阜県大垣市526百万円
日本
浅西工場 — 岐阜県大垣市266百万円
日本
鈴鹿工場 — 三重県鈴鹿市213百万円
日本

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は519億円営業利益19億円前期と比べると増収で、売上が+10.2%。

売上高
+10.2%
519億円
営業利益
19億円
純利益
9億円
営業利益率
3.7%
前期比 +3.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高500億円519億円
営業利益24億円19億円
純利益10億円9億円
1株あたり配当¥8¥8

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は135億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.8%、営業利益は+1100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1422
2024年1Q13010.8−1
2024年2Q12700.01
2024年3Q13742.9−17
2024年4Q1497
2025年2Q223−4−1.8−10
2025年4Q24841.6−23
2026年2Q23683.47
2026年4Q283113.92
2027年1Q135128.96

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は519億円から519億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は3.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月51985
2014年3月660410
2015年3月637−28−34
2016年3月6749−30
2017年3月5551917
2018年3月5033019
2019年3月5023623
2020年3月4863824
東京証券取引所市場第二部に株式を上場する。(2022 年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行)
2021年3月4484225
創業70周年を記念して、株式会社J-MAXに商号を変更する。
2022年3月4572720
中華人民共和国の自動車部品市場向け自動車用プレス部品の生産・供給を目的として、福建省福州市に福建丸順新能源汽車科技有限公司を設立する。(現:連結子会社)
2023年3月5242713
2024年3月5437−10
岡山県浅口市鴨方町に自動車用プレス部品の生産能力拡大を図るため、岡山工場を新設する。
2025年3月4710−50.0−33
2026年3月51919113.79

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高519億円のうち、営業利益として残るのは19億円3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.8%466億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.7%35億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%19億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
10.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.6pt
3.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.5pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
4.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが53億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは24億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は73億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月49−7119−2220
2014年3月62−9737−3525
2015年3月52−10259−5036
2016年3月80−56−32459
2017年3月54−5−284976
2018年3月72−34−293887
2019年3月68−43−142596
2020年3月67−37−273099
2021年3月87−25−686294
2022年3月30−39−29−961
2023年3月49−52−2−359
2024年3月39−6020−2160
2025年3月13−6554−5266
2026年3月53−29−192473

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は621億円。このうち返さなくてよい自己資本が210億円で、自己資本比率は30.8%(業種中央値59.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4079231515.2
2014年3月54311942414.3
2015年3月59910449510.4
2016年3月532604724.2
2017年3月470694017.2
2018年3月48710538213.5
2019年3月48613335320.1
2020年3月47414732725.2
2021年3月44717627132.6
2022年3月46721125639.0
2023年3月48922426541.7
2024年3月51721829938.5
2025年3月55719636132.2
2026年3月62121041230.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
73億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
85億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
412億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
58
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率87社中8位あたり、逆に低いのは自己資本比率87社中83位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.8%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.7%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
30.8%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
10.2%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.3%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥609で、1年前と比べて+76.3%過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。

¥609-4.4%1ヶ月+25.6%1年+76.3%時価総額72億円
過去52週の値幅
安値¥332高値¥727

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.8倍
PER (会社予想)7.0倍
PBR0.34倍
配当利回り1.31%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は635円で、25日移動平均線(540.96円)を約17%上回り、200日線(453.05円)からは約40%上昇しています。直近1ヶ月で28.5%上昇し、年初来では89%高と大幅高。8月10日に700円の高値をつけましたが、その後は調整しつつも高値圏で推移。52週高値727円に接近しており、強い上昇トレンドが続いています。出来高は8月10日に111万株超と急増しました。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは8.17倍、予想PERは7.3倍と同業界平均の19.12倍を大きく下回り、割安感が強い。PBRは0.36倍と同業界の1.15倍を大幅に下回る。配当利回りは1.26%と低いが、業界平均の2.89%を下回る。ROEは4.8%と低水準で、直近も赤字があったが、今期は黒字転換が見込まれる。株価は資産価値に対して過小評価されており、割安と判断。ただし、収益性の改善が待たれる。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.8倍49.7倍
PER (予想)7.0倍
PBR0.34倍1.13倍
ROE4.8%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、低PBRでの割安感や業績回復の兆しに注目し、特に鋼材需要の持ち直しを評価する。一方、弱気派は、赤字転落や収益変動の大きさ、業界の構造的な課題を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 割安な株価評価

    PBR0.36倍と純資産に対して大きく割安。

  • 業績回復の兆し

    26年3月期は営業利益率3.7%と黒字化。

  • 需要の持ち直し

    鋼材需要が底入れし、収益が改善。

  • 営業利益19億円へ黒字転換通年影響

    前期営業利益0億→26/3期19億、純損益も-33億から9億に急回復

  • PBR0.36倍と純資産の3分の1水準継続影響

    時価総額75億に対し純資産約210億、PBR0.36倍は解散価値の大幅な下回り

  • 予想PER7.3倍と割安修正余地決算発表後影響

    実績PER8.17倍から予想PER7.3倍へ低下、増益期待が株価を支える

  • 株価1年で89%上昇の勢い継続影響

    1年間で株価89.24%上昇、業績回復への期待が需給を引き締めている

マイナスに働く材料7
  • 業績の不安定さ

    24年に赤字転落、25年も赤字が続いた。

  • 収益性の低さ

    営業利益率が3.7%と低く、改善の勢いは弱い。

  • 市場の成熟

    需要は横ばいで成長が見込めない。

  • 売上高24/3期水準に未達通年影響

    26/3期売上高519億は24/3期543億を24億下回り、需要回復が道半ば

  • 営業利益率3.66%と薄い収益通年影響

    営業利益19億・売上高519億、利益率3.66%は金属製品として低水準

  • ROE4.8%と資本効率低い通年影響

    純利益9億・純資産約210億でROE4.8%、資本コストを満たすには改善が必要

  • 外国人保有1.8%と需給細い継続影響

    外国人持ち株比率1.8%、89%上昇後の新規資金流入は限定的

次の決算で確かめる点
営業利益率
業績回復の持続性を確認。
受注高
需要の先行指標として重要。
財務健全性
赤字時期の影響を監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり8で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは1.31%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥8
1株あたり
配当利回り
1.31%
いまの株価に対して
配当性向
12.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年3月1210.4
2023年3月1633.319.2
2024年3月1812.529.3
2025年3月4−77.88.0
2026年3月525.012.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥8

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,156人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.9%を占め、残る45.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他41.640.840.442.843.441.8
事業法人45.945.546.141.641.441.7
金融機関10.19.910.211.411.613.2
証券会社1.52.41.82.41.91.5
外国法人0.30.81.31.31.41.4
自己株式0.00.00.02.52.50.8
外国人個人0.50.50.20.60.30.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01東プレ株式会社19.99
02今川 喜章8.62
03本田技研工業株式会社8.33
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.63
05名古屋中小企業投資育成株式会社3.13
06今村金属株式会社2.96
07J-MAX取引先持株会2.93
08株式会社三菱UFJ銀行2.74
09秦 豪州2.66
10株式会社大垣共立銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.53
11有限会社イマガワ2.53

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+39%、1株純資産は14期で+164%。直近期のROEは4.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5663110.37.87.5
2014年3月10188713.85.9
2015年3月−386713−48.2
2016年3月−346257−71.4
2017年3月19538560.83.3
2018年3月19363438.95.4
2019年3月19982328.22.92.3
2020年3月2051,00922.41.86.2
2021年3月2131,24318.95.06.9
2022年3月1701,55212.23.810.4
2023年3月1111,7406.76.419.2
2024年3月−891,739−5.129.3
2025年3月−2861,565−17.38.0
2026年3月781,6684.85.112.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山﨑英次代表取締役 社長執行役員563,821,000
猪熊篤俊取締役 専務執行役員573,420,000
棚橋哲郎取締役 常務執行役員5819,000
松浦孝一郎取締役53
青山秀美取締役(監査等委員)6518,000
竹内治彦取締役(監査等委員)662,000
澁谷英司取締役(監査等委員)693,000
須長敏彦66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)75896710
取締役(社内)1888
社外取締役6881

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,048字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。従来の「J-MAX」、「タイ」、「広州」、「武漢」の区分から、「日本」、「タイ」、「中国」に変更しており、株式会社J-MAX(提出会社)、子会社4社及びその他の関係会社1社で構成されております。「日本」、「タイ」、「中国」の各セグメントにおいて、車体プレス部品及び金型等の製造販売に関する事業を行っており、その主な事業内容と当該事業にかかわる位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 また、当社と継続的で緊密な事業上の関係にある本田技研工業株式会社(輸送用機械器具等の製造販売等)は主要な取引先であります。 (日本) 日本においては、自動車用車体プレス部品、自動車用電動化プレス部品、自動車用精密プレス部品等の製品のほか、プレス用金型、溶接治具及び検具等の設備を製造し、主に本田技研工業株式会社及び東プレ株式会社を主体に販売しております。 上記のうち車体プレス部品分野は、自動車メーカーとの共同開発から生産設備の調達、プレス、溶接までの一貫生産を行う当部門の主力分野であります。電動化プレス部品分野は、電動化需要の拡大に伴い今後の受注増が見込まれる分野であり、精密プレス部品分野は、鍛造・切削からの製法置換により、部品のコストダウンと高付加価値化が可能な有力な分野と位置づけております。 [提出会社] 株式会社J-MAX(当社) (タイ) タイにおいては、自動車用車体プレス部品、自動車用精密プレス部品等の製品を製造し、本田技研工業株式会社の連結子会社であるHONDA  AUTOMOBILE(THAILAND)CO.,LTD.及び東プレ株式会社の連結子会社であるTOPRE (THAILAND) CO.,LTD.を主体に販売をしております。 [連結子会社] タイ・マルジュン社 (中国) 中国においては、自動車用車体プレス部品、自動車用電動化プレス部品等の製品のほか、当該部品における塗装ラインを備えております。また、プレス用金型、溶接冶具及び検具等の設備を製造し、本田技研工業株式会社の関連会社である広汽本田汽車有限公司及び東風本田汽車有限公司、並びに車載電池メーカーである寧徳時代新能源科技股份有限公司を主体に販売をしております。 [連結子会社] 広州丸順汽車配件有限公司 武漢丸順汽車配件有限公司 福建丸順新能源汽車科技有限公司 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,899字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、技術を磨き、お客様が望む優れた製品・部品を提供することで『従業員』『お客様』『地域社会』の満足と幸せを追求することを基本方針としております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、事業規模拡大による持続的な成長と効率性の高い事業運営を目指し、売上高、営業利益及びROA(総資産営業利益率)を主要な経営指標としております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2024年3月期より中長期5か年計画「J-VISION 30」を新たにスタートいたしました。「J-VISION 30」では「技術で夢を -Make our dreams by Technology-」をビジョンとして掲げ、持続可能な100年企業を目指し、既存事業の技術を磨くとともに、新しい事業への探索と挑戦で企業価値を高め、従業員をはじめとするステークホルダーと夢を共有することを目指しております。 「J-VISION 30」の推進における基本戦略として以下の7項目を設定しております。 ① ブランド力強化と新規顧客開拓による売上の拡大 ② 新事業確立に向けた新商品の開発 ③ デジタルを駆使しプロセスを変革させコア技術を進化 ④ 次世代工場の構築と新しいモノづくりへのチャレンジ ⑤ DXの展開加速で経営構造の変革 ⑥ 持続的な成長に向けた事業ポートフォリオの変革 ⑦ サステナビリティ経営による企業価値の向上 また、当社は厳しさを増す自動車業界の環境を踏まえ、中長期5か年計画「J-VISION 30」に掲げた当初の基本戦略(7項目)に加え、厳しい事業環境に対応できる強固な収益構造の確立及び電動化への急速なシフトや市場環境の変化に対応するため、電動化・軽量化に集中した電動化サプライヤーへの転換を図ってまいります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は2024年3月期より中長期5か年計画「J-VISION 30」をスタートさせ、「既存事業の強化」と「新事業の創出」を成長戦略の2本柱として、更なる成長に向けた取り組みを推進しております。 一方、当社グループが属する自動車業界においては、電動化へのシフトが急速に進むとともに、中国市場の低迷や主要客先の生産調整の長期化など、事業環境は大きく変化しております。また、世界的な競争激化や技術革新の進展に加え、自動車関連企業の再編の動きも活発化しており、先行きは不透明な状況にあります。 このような事業環境の変化を踏まえ、中長期計画の見直しを行い、事業構造改革による企業体質の強化を進めるとともに、既存事業の強化においては電動化・軽量化への対応を一層加速させております。 「既存事業の強化」については、ボディ部品及び電動化部品における事業規模拡大を図るため推進しておりました日本及び中国における新工場の設立につきまして、両拠点とも既に稼働を開始しており、今後は生産能力の最大化及び収益力の向上に取り組んでまいります。特に、電動化サプライヤーへの転換に向けて、車体骨格部品で確立してきた超ハイテン加工技術の電動化部品への応用等、加工技術の進化を図るとともに、車載電池関連部品の開発・量産化を推進し、電動化分野における事業基盤の強化を進めてまいります。また、AI及びIoTの活用による新しいモノづくりへの取り組みを進め、生産体質の変革を図るほか、金型事業については創業以来培ってきた金型技術をさらに磨くとともに、生産プロセスの高度化やグループ連携の強化により競争力の向上を図り、強固な企業基盤の構築を進めてまいります。 「新事業の創出」については、経営資源の最適配分により研究開発活動をさらに加速させ、将来の新たな収益基盤の構築に向け、自動車領域に限定しない新商品・新事業の開発に取り組んでまいります。また、成長事業と不採算事業の見極めを進め、成長分野への経営資源の集中を図るとともに、拠点再編等を含めた事業ポートフォリオの見直しを継続して検討してまいります。 事業構造改革については、これまで固定費の削減や生産体制の最適化等を進めており利益体質の強化に繋がっているものの、今後も厳しい事業環境に対応できる強固な収益構造の確立に向け、継続的な改善に取り組んでまいります。
事業等のリスク4,822字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性のある事業等のリスクには以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日(2026年6月25日)現在において当社グループが判断したものであります。 分類   項目   内容   対策 マーケットに関するリスク   自動車関係市場の変動   当社グループは、その売上高の大部分を自動車関係の市場に依存しております。自動車業界は脱炭素社会の実現に向けた電動化に伴う自動車部品のテクノロジーの進化、自動車部品サプライヤー間の提携及び海外における新興メーカーの台頭に加え、異業種による自動車産業の参入等、更なるグローバル競争の激化が予想されているとともに、景気の状況等による影響も受けやすく、自動車関係市場の変動は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、このような自動車関係市場の変動に対応するため、2024年3月期より新たに中長期5か年計画「J-VISION 30」をスタートしており、成長戦略の「既存事業の強化」と「新事業の創出」を主軸とする、7項目の基本戦略を強力に推進しております。なお、近年の海外自動車市場の急激な変化に対しては「電動化・軽量化に集中した電動化サプライヤーへの転換」及び「事業構造改革推進による持続可能な企業体質の構築」の2つを注力テーマとして明確にし、持続可能な企業体質の構築に取り組んでおります。 価格競争の激化   自動車部品業界は国内においてはサプライヤー間の提携及び異業種による自動車産業の参入、海外においては現地新興メーカーの台頭等環境変化に伴い、価格競争は大変厳しいものとなっております。当社グループは、各製品市場と地域市場において、競争の激化に直面することが予想されます。激化する価格競争の環境下にあって、市場シェアの維持あるいは拡大ができず、利益を確保できない可能性があります。   当社グループは、中長期5か年計画「J-VISION 30」において「電動化・軽量化に集中した電動化サプライヤーへの転換」を注力テーマとして明確にし、電動化需要を取り込むとともに、7つの基本戦略で掲げた「新事業確立に向けた新商品の開発」として、車載電池に関する研究開発活動を積極的に推進し付加価値向上を図っております。また、新工場設立等に伴う生産効率化及びデリバリーコスト低減等の原価低減に取り組み、生産性及び利益体質の向上に努め、激化する価格競争の環境下においても利益が確保できる生産体質の構築に努めております。 新技術について   自動車関係市場の変化における顧客ニーズに対応した新技術や新製品の進出及び既存の技術や製品からの代替を迫るような新素材や製造方法の普及に対し、当社グループの技術開発が対応できずニーズに十分追従できない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、中長期5か年計画「J-VISION 30」において、成長戦略に「新事業の創出」を掲げ、経営資源の最適配分により研究開発活動を更に加速させ、将来の新たな収益基盤の構築に向けて、自動車領域に限定しない社会課題の解決につながる新商品・新事業の開発を推進しております。 事業に関するリスク   当社グループ事業に関するリスク   当社グループは、日本、アジア地域に事業を展開しており、当社グループが製品を製造・販売している海外地域において、地政学リスクの高まり、各国における政策動向、電動化等による市場環境の変化等を踏まえ、経済状況及び市場動向を注視しております。今後、事業環境や市場環境の変化等により、販売の減少、生産体制の最適化、事業ポートフォリオの見直し、構造改革等が発生した場合、減損損失の発生など、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。     当社グループは、グループ各社が特性を生かした経営により利益体質の向上に努めております。また、中長期5か年計画「J-VISION 30」では基本戦略に「持続的な成長に向けた事業ポートフォリオの変革」を掲げており、伸長事業・不採算事業を見極め、成長事業に経営資源を配分させるほか、新たな成長市場への進出を含めたグループ全体の事業リスクを視野に入れた経営を推進しております。 分類   項目   内容   対策 事業に関するリスク   多様で有能な人材の確保・維持   当社グループは、グローバルな事業展開を図っており、多様な価値観や専門性を持った社員の力が必要不可欠です。継続的な新卒採用や経験者の通年採用等に努めておりますが、採用需要の高まりにより、新卒及び経験者の採用難や派遣要員の確保が困難になった場合、事業展開に支障が生じ、当社グループの事業成長及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。     当社グループは、少子高齢化・都心部への人口流出等により、雇用環境が今後一層厳しくなることを想定し、グローバルに人材を確保すべく、経営状況の共有、健康経営の推進、キャリア形成、外国人材雇用の推進に努めております。 売上の特定先への依存   当社グループは、売上高の大部分を本田技研工業株式会社及びその関係会社に依存しており、当連結会計年度の当該売上高は49.8%を占めております。したがって、本田技研工業株式会社及びその関係会社の業績の変動が、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。     当社グループは、リスク分散と更なる成長の観点から、他の完成車メーカー及びその関係会社、並びに車載電池メーカー向けの取引を拡大し、本田技研工業株式会社及びその関係会社への依存度低下に努めております。 原材料及び部品の調達・市況変動   当社グループの主要部品であるプレス成形部品は、主に鋼材等の調達品で構成されており、部品を構成する部品及び材料について、仕入先の納入遅延、経営状況の悪化等により継続的な供給が確保できなくなった場合に加え、著しい市況価格の変動による材料・部品価格の高騰が、当社グループの安定生産、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。     当社グループは、部品や原材料等を複数の競合する仕入先から調達する方針とし、併せてグローバル調達を推進しており、購買部門が工程管理や在庫管理について確認を実施することで、仕入先に対するリスク軽減を図っております。また、原材料価格高騰分については売価転嫁するべく継続的に客先と交渉を推進しており、収益悪化影響の軽減に取り組んでおります。 製品の欠陥によるリコールの発生   当社グループは品質最優先の考えのもと各種製品を製造しておりますが、将来においてリコールにつながる製品の欠陥が発生する可能性があり、大規模なリコールの発生は、多額の品質コストになる可能性があります。     当社グループでは、品質における国際標準モデルであるISO9001を取得し品質管理に万全を期するとともに、全グループ会社で組織されるグローバル品質会議等の仕組みを構築・運用し、品質強化に取り組んでおります。 販売用金型等の品質熟成工程における追加加工工数の発生   当社グループは、強みである高強度鋼板材等の加工技術を基礎とし、プレス成型部品の製造に必要な金型を製作し、販売しております。加工工数を予測し車種別の原価予算を策定したうえで製造し、より品質の高い販売用金型等の製作のための品質熟成工程における加工工数の増加等を要因として、将来完成時点に実際製造原価が想定以上に増加して収益性が低下する可能性があります。     当社グループは、金型製造における成形解析の高精度化や高機能設備の導入等創業以来の金型製造におけるノウハウの積み上げと製造技術の進化と深化に努め、各金型における予想原価と実際製造原価との差異の最小化に取り組んでおります。また、評価会等を通じて、毎月製造原価の状況を確認する等厳密な原価管理を行っております。 分類   項目   内容   対策 金融・法令等に関するリスク   為替変動による影響   当社グループの連結売上高に占める海外子会社売上高の割合は、当連結会計年度では62.6%を占めております。想定以上の為替の変動は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。     当社グループは、為替変動リスクを軽減するため、原材料や部品等の現地調達化をはじめとする経営資源の現地化を進めており、為替による影響を最小限にするよう取り組んでおります。 公的規制によるリスク   当社グループは、事業展開する各国において様々な法的規制を受けております。予期することのできない法令又は諸規則の決定や変更等により、これらの法的規制を遵守できない場合には、当社グループの活動が制限される可能性があることに加え、ペナルティが課される等の制裁措置が講じられる可能性があります。     当社グループは、法令遵守、危機管理及び企業倫理などの展開を図るため、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会やコンプライアンス相談窓口を設置するなど、従業員意識の醸成及びコンプライアンス体制の構築に努めております。 借入金に関するリスク   当社グループは、事業運営及び成長のための資金調達手段として、金融機関等からの借入を利用しております。今後の金融市場環境の変化、金利の上昇、信用格付けの変動、または業績悪化などにより、借入金の調達条件が悪化し、資金調達コストが増加、または新たな借入が困難になる可能性があります。加えて、既存の借入金に関しては、返済に必要なキャッシュ・フローを確保できない場合、資金繰りに支障を来す可能性があります。   当社グループは、主要取引行との定期的な情報共有を通じて、経営改善計画やキャッシュ・フロー見通しの説明を実施し、信頼関係の維持・再構築を図りながら、ノンバンクや地域金融機関等との新規取引開拓を行い、資金調達先の多様化に取り組んでおります。また設備投資の見直しや棚卸資産の圧縮、不要資産の売却等により、手元流動性の確保とキャッシュ・フローの改善を強化するとともに、事業再編や収益構造の見直しを通じて、財務体質の抜本的な改善を図り、持続的な事業運営を可能とするための財務戦略を推進してまいります。 外部環境に関するリスク   災害・戦争・テロ・ストライキ等の発生   当社グループは、事業を展開する各国・地域において、自然災害、疾病、戦争、テロ、ストライキ、感染症等が発生した場合、自動車需要の変化に伴う生産変動に加え、原材料・部品の調達、製造、販売及び物流等に遅延又は停止が生じる可能性があります。また、国際情勢の悪化や地政学的リスクの高まり等により、資源・エネルギー価格の高騰、物流網の混乱、金融市場の変動等が生じた場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。     当社グループでは、緊急事態においても自社の従業員の安全を確保しながら、事業を適切に継続するための事業継続計画を策定し、災害等のリスク軽減を図るように努めております。また、自動車生産変動や製造コストの上昇等に対し、継続的な原価低減活動に加え、販売価格の適正化等、減産タフネスと利益体質の向上に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)7,002字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、主要国におけるインフレ率の鈍化が進み、金融引き締め影響が徐々に緩和される中、総じて緩やかな回復基調で推移いたしました。 米国では一部に弱さが見られるものの、個人消費や設備投資は底堅く推移しており、雇用環境も安定を維持する等、景気は緩やかな拡大傾向が続いております。一方、中国では政府による景気刺激策や金融緩和策が実施されるものの、不動産市場の低迷や個人消費の伸び悩み等、成長率は緩やかな水準にとどまっております。日本では物価上昇の継続や為替相場の変動等の影響を受けるものの、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が緩やかに持ち直す等、景気は回復基調で推移しております。 当社グループが属する自動車業界においては、日本では半導体等の供給制約は緩和傾向にあるものの、車種別での部品需給の偏在や電動化進展に伴う生産体制の過渡的な効率低下が見られました。また、国内市場においては需要の伸び悩みや買い替えサイクルの長期化も影響し、国内生産は回復基調を維持したものの、総じて横ばいでの推移となりました。 タイでは家計債務の影響により総生産台数が前年同期を僅かに下回る中、中資系OEMの躍進により、日系OEMは国内販売向け及び輸出向けいずれも減少傾向が続いております。 中国では、新エネルギー車(NEV)を中心に生産・販売ともに世界一の規模を維持する一方、従来型内燃機関車(ICE)の販売は伸び悩んでおり、日系OEMは市場構造の変化と価格競争への追従を余儀なくされる等、依然として厳しい状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループは、中長期5か年計画の3年目として、既存事業の強化及び電動化領域を中心とする新事業の創出に取り組んでまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は51,919百万円(前年同期比10.2%増)、営業利益は1,858百万円(前年同期は19百万円の営業利益)、経常利益は1,140百万円(前年同期は535百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は891百万円(前年同期は3,282百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 当社グループでは、事業規模拡大による持続的な成長と効率性の高い事業運営を目指し、売上高・営業利益・ROA(総資産営業利益率)を中長期5か年計画のKPI(重要業績評価指標)としておりますが、近年の自動車業界における電動化シフトによる事業環境の変化に伴い、目標値への到達は当初の予定から3年程度後ろ倒しになる予定であります。 セグメントごとの業績は、次のとおりであります。なお当連結会計年度より、報告セグメントを従来の 「J-MAX」、「タイ」、「広州」、「武漢」の区分から、「日本」、「タイ」、「中国」に変更しております。これに伴い前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の区分方法に基づき作成したものを開示しております。 (日本) 日本においては、一部の機種を除き主要客先向け自動車部品の生産は減少するものの、新機種立上げに伴う金型設備等の販売が増加したことにより、売上高は前年同期と同水準となりました。なお、岡山工場稼働に伴う一時的な変動費の増加等により利益は減少いたしました。 以上の結果、売上高は19,419百万円(前年同期比0.1%増)、経常利益は600百万円(前年同期比20.4%減)となりました。 日本においては、新規受注先の拡大や新たな生産拠点の整備に加え、今後の競争力強化につながる研究開発の推進等、グループ全体の成長を牽引しております。 (タイ) タイにおいては、主要客先向け自動車部品の生産が国内及び輸出向けともに減少したことにより売上高は減少したものの、前期までに実施した要員適正化及び金型事業縮小等の構造改革の継続効果に加え、エネルギー価格高騰による製品売価の増加等により、利益は増加いたしました。 以上の結果、売上高は5,965百万円(前年同期比3.1%減)、経常利益は75百万円(前年同期は92百万円の経常損失)となりました。 タイにおいては、タイ国内及び輸出先である周辺国における市場が成熟化する中、固定費削減を中心とした構造改革推進により、利益体質の強化を図っております。 (中国) 中国においては、主要客先である日系OEMの減産が依然として継続する中、車載電池メーカー向け電動化部品は大幅増産が継続いたしました。また、前期までに実施した要員適正化及び固定資産の売却等の構造改革の継続効果により、売上高及び利益ともに大幅に増加いたしました。 以上の結果、売上高は26,911百万円(前年同期比22.3%増)、経常利益は724百万円(前年同期は895百万円の経常損失)となりました。 中国においては、二極化する客先の急激な生産変動にも耐えうる、強固な企業体質と事業基盤の構築を図るべく、継続的な原価低減の取組みを推進するとともに、成長ドライバーである電動化事業の更なる拡大を展開しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は7,322百万円となり、前連結会計年度末に比べ757百万円増加しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、5,275百万円の収入(前年同期は1,257百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,125百万円(前年同期は2,377百万円の税金等調整前当期純損失)、減価償却費3,784百万円(前年同期は4,393百万円)、売上債権の増加額3,046百万円(前年同期は727百万円の減少)、仕入債務の増加額3,875百万円(前年同期は757百万円の減少)等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、2,928百万円の支出(前年同期は6,457百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,965百万円(前年同期は9,010百万円の支出)等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,941百万円の支出(前年同期は5,386百万円の収入)となりました。これは主に、短期借入金1,621百万円の減少(前年同期は2,743百万円の増加)、長期借入金801百万円の増加(前年同期は2,258百万円の増加)、ファイナンス・リース債務の返済による支出928百万円(前年同期は426百万円の支出)等によるものであります。 当社グループでは、中長期5か年計画においてフリー・キャッシュフローを重視しており、「既存事業強化」及び「新事業の創出」を戦略の2本柱として掲げ、利益創出に取り組んでおります。また、投資については事業規模の拡大を最優先に捉え、将来の収益拡大に向けた戦略的成長投資を推進しております。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 日本   19,062   100.4 タイ   5,931   96.8 中国   26,904   122.6 合計   51,899   110.3 (注) 金額は、販売価格によります。 b. 受注状況 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 日本   19,319   103.3   1,534   116.1 タイ   5,846   96.6   453   88.5 中国   26,175   122.2   1,049   59.6 合計   51,341   111.2   3,036   84.5 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 日本   19,091   100.6 タイ   5,934   96.9 中国   26,893   122.2 合計   51,919   110.2 (注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割  合 (%)   金額(百万円)   割  合 (%) 東プレ株式会社   7,413   15.7   8,421   16.2 寧德時代新能源科技股份有限公司   1,774   3.8   6,792   13.1 広汽本田汽車有限公司   6,721   14.3   5,912   11.4 東風本田汽車有限公司   6,720   14.3   4,748   9.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月25日)現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社経営陣は連結財務諸表の作成に当たって、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー、特に以下に述べる項目に影響を与えるような見積り及び判断を行っております。経営陣は過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 a.棚卸資産 棚卸資産のうち、仕掛品に含まれる販売目的の金型、治具及び検具等(販売用金型等)は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)(1)棚卸資産(販売用金型等)の評価」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)(1)棚卸資産(販売用金型等)の評価」に記載のとおりです。 b.繰延税金資産 繰延税金資産の回収可能性の判断については、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)(2)繰延税金資産の回収可能性の判断」に記載のとおりです。 c.退職給付引当金 当社は、退職給付債務の算定に当たり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。また、一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。確定給付制度の退職給付債務及び関連する勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する退職給付に係る負債及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。 なお、当連結会計年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(退職給付関係)2確定給付制度(8)数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。 d.減損会計における将来キャッシュ・フロー 減損損失の認識及び測定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)(2)固定資産の減損」に記載のとおりです。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 <経営成績等> 当連結会計年度の経営成績等について、当社グループは、前期までに実施した構造改革の継続効果に加え、中国における電動化部品の増産影響等により、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、増益となりました。なお、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益については黒字転換いたしました。 当社グループの当連結会計年度における経営成績は、売上高は、中国の車載電池メーカー向け電動化部品の大幅増産により増収となったことで、前年同期比10.2%増の51,919百万円となりました。 売上原価は、前連結会計年度の43,970百万円から46,572百万円に増加し、売上高に対する比率は3.7ポイント減少し89.7%となりました。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度の3,112百万円から3,488百万円に増加し、売上高に対する比率は0.1ポイント増加し6.7%となりました。以上の結果、営業利益は前連結会計年度の19百万円に対し、1,858百万円となりました。 営業外収益は、前連結会計年度の73百万円に対し、136百万円となりました。また、営業外費用は、前連結会計年度の627百万円に対し、854百万円となりました。以上の結果、前連結会計年度の535百万円の経常損失に対し、1,140百万円の経常利益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の3,282百万円の親会社株主に帰属する当期純損失に対し、891百万円の親会社株主に帰属する当期純利益となりました。 <財政状態の分析> 当社グループの当連結会計年度末における資産総額は、62,109百万円となり、前連結会計年度末と比較し、6,384百万円の増加となりました。これは主に、売掛金等の流動資産合計が6,012百万円増加、建物及び構築物が2,693百万円増加、リース資産が811百万円増加、建設仮勘定が3,643百万円減少したこと等が要因であります。 負債総額は41,158百万円となり、前連結会計年度末と比較し、5,043百万円の増加となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が4,589百万円増加、短期借入金が1,237百万円減少、1年内返済予定の長期借入金が489百万円増加、リース債務が684百万円増加したこと等が要因であります。 純資産は20,950百万円となり、前連結会計年度末と比較し、1,341百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が763百万円増加、為替換算調整勘定が311百万円増加、非支配株主持分が134百万円増加したこと等が要因であります。 <経営成績に重要な影響を与える要因について> 当社グループの主たる事業である自動車業界では、脱炭素社会の実現に向けた電動化の加速及び海外における新興メーカーの台頭に加え、価格競争等により、大変厳しいものとなっております。 以上の現状を踏まえ、更なるグローバル競争及び価格低減競争が予想されるとともに、景気の状況等の影響も受けやすく、自動車関係市場の変動は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの連結売上高に占める海外子会社売上高の割合は62.6%と大きく、為替の変動が、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 <資本の財源及び資金の流動性についての分析> 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは5,275百万円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローが2,928百万円の支出となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローが1,941百万円の支出となった結果、現金及び現金同等物の当期末残高は、前連結会計年度末に比べ757百万円増加し、7,322百万円となりました。 当社グループは、運転資金及び設備投資資金につきましては、内部資金、借入、社債により調達しております。また、借入による調達に関しましては、運転資金については短期借入金、生産設備等は、原則として長期借入金及び社債で調達しており、当連結会計年度末の連結貸借対照表に計上されている短期借入金の残高は11,363百万円、1年内返済予定の長期借入金の残高は2,481百万円、社債の残高は2,500百万円、長期借入金の残高は7,113百万円であります。

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開示資料

出典

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