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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

高田機工

TAKADAKIKO(Steel Construction)CO.,LTD.5923 · Standard · 金属製品

橋梁と鉄骨の製作・施工を柱とする鋼構造物メーカー。新設橋梁の設計から現場据付までを一貫対応し、超高層ビル鉄骨も手がける。

概要

高田機工は1921年に創業した鋼構造物専門のエンジニアリング企業である。橋梁と鉄骨の設計・製作・現場施工を主力とし、大阪市浪速区に本社を置く。1962年に大阪証券取引所第2部に上場し、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場する。2026年3月期の完成工事高は143億円、従業員数は347名。全国に11の営業拠点を持ち、北海道から沖縄まで事業を展開する。

橋梁と鉄骨の二本柱で構成する事業

高田機工の事業は橋梁事業と鉄構事業の2セグメントで構成される。橋梁事業では新設鋼橋の設計・製作・現場据付、既設橋梁の維持補修工事、橋梁関連鋼構造物の製作、複合構造物の製作、土木・海洋関連鋼構造物の製作、制震部材などを手がける。鉄構事業では超高層ビル鉄骨の製作・現場施工、大空間構造物の設計・製作・現場施工、制震部材の製作を行う。両事業とも設計から製作、現場施工まで一貫して対応する点が特徴である。2026年3月期の完成工事高は橋梁事業が106億円、鉄構事業が36億円で、全体の約74%を橋梁事業が占める。

受注環境の変動にさらされる収益構造

高田機工の収益は受注高と完成工事高に大きく左右される。2026年3月期の受注高は総額153億円(前期比8.3%増)であったが、完成工事高は143億円と前期比22.5%減少した。これは前事業年度以降の新設鋼橋発注量減少の影響が工場稼働率低下と原価高騰を招いたためである。同期の営業損失は4.4億円、当期純損失は5.3億円となり、2年連続で下限配当(年50円)を余儀なくされた。過去の財務推移を見ると、売上高は2013年の120億円から2024年には197億円まで増加したが、2025年以降は減少傾向にある。利益も2022年以降、営業損失の年が発生するなど不安定である。

全国11拠点でカバーする営業ネットワーク

高田機工は本社(大阪市浪速区)と東京本社(東京都中央区)を二つの核とし、広島、福岡、名古屋、仙台、静岡、和歌山、沖縄、群馬、滋賀の9営業所を全国に配置する。これらの拠点は1944年の東京出張所開設を皮切りに、戦後から2024年まで順次開設された。最近では2017年に沖縄営業所、2018年に群馬営業所、2024年に滋賀営業所を新設し、全国の需要に対応する体制を強化している。生産拠点は和歌山工場(和歌山県海南市)に一本化されており、1976年に岸和田工場への集中化を進めた後、1993年に全面移転して現在に至る。

変遷を経たグループと事業ポートフォリオ

高田機工は過去に子会社や一部事業を保有していたが、現在は単独で事業を運営する。1996年に設立した高田エンジニアリング株式会社(設計・エンジニアリング業務)は2009年に解散した。また1966年から営業を開始した水門事業は、2007年に廃業している。中期経営計画では、橋梁・鉄骨の基幹事業に集中しつつ、保全事業(既設構造物の維持補修)や生研トラス事業への経営資源投入を進めている。2026年3月末時点の受注残高は保全事業9.3億円、生研トラス事業9.4億円であり、2027年3月末までに両事業合計で50億円以上の受注残高を目指す。

業界の中での役割は鋼構造物のエンジニアリング・施工会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
143億円
営業利益
-4億円
営業利益率
-2.8%
純利益
-5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01橋梁事業主力

新設鋼橋、既設橋梁の維持補修、橋梁関連鋼構造物、複合構造物、土木・海洋関連鋼構造物の設計・製作・現場据付を行う。制震部材など橋梁関連製品も製作する。

橋梁分野で高い技術力を持つ。

主な製品・サービス3
新設鋼橋
道路橋や鉄道橋などの鋼製橋梁。設計から製作、現場据付まで一貫して手がける。
既設橋梁維持補修工事
老朽化した橋梁の補修・補強工事。設計から製作・現場据付まで対応する。
制震部材
地震の揺れを抑えるダンパー等の部材。橋梁や建築物向けに製作する。

02鉄構事業主力

超高層ビルの鉄骨、大空間構造物(スタジアムや展示場など)の設計・製作・現場施工を行う。制震部材の製作も手がける。

主な製品・サービス3
超高層ビル鉄骨
高層建築物の構造体となる鉄骨。柱・梁を製作し、現場で組み立てる。
大空間構造物
体育館、展示場、航空機格納庫など、柱のない大きな空間を実現する鉄骨構造物。設計・製作・施工に対応。
制震部材
建物の地震エネルギーを吸収するダンパー等の部材。鉄骨同様、設計・製作・施工に対応。

製品と技術

鋼橋の設計・製作・施工を一貫提供

橋梁事業では、新設鋼橋の設計から工場製作、現場据付までを一貫して手がける。対象は道路橋、鉄道橋、歩道橋など多岐にわたる。既設橋梁の維持補修工事も行い、長寿命化や耐震補強に対応する。また複合構造物(鋼とコンクリートの合成構造)や、制震ダンパーなどの制震部材も製品群に含む。土木・海洋関連の鋼構造物(水門や防波堤など)も製作実績があるが、水門事業は2007年に廃業した。岸和田工場時代から続く大型鋼橋の製作技術を和歌山工場に継承し、ISO9001認証(1997年取得)に基づく品質管理を徹底している。

超高層ビル鉄骨と大空間を支える鉄骨技術

鉄構事業では、超高層ビルや大型商業施設の鉄骨フレームを製作・施工する。特に首都圏の再開発案件や半導体関連工場などの大規模プロジェクトに対応する。大空間構造物として、体育館、展示場、空港ターミナルなどの屋根構造を手がけるほか、制震部材も供給する。生産は和歌山工場で行われ、2026年3月期にはH形鋼ショットブラスト機などの設備更新を実施し、効率化を進めている。耐震性や施工精度が要求される高層建築物において、溶接技術と品質管理体制が強みである。

軽量大スパンを実現する生研トラス

生研トラスは、1971年に営業活動を開始した高田機工独自のトラス構造システムである。東京大学宇宙航空研究所(当時)との共同研究を経て開発され、軽量でありながら大きなスパンを実現できる特徴を持つ。主に体育館、展示場、工場などの大空間建築の屋根構造に採用されてきた。2026年3月末の受注残高は9.4億円で、中期経営計画では同事業の拡大を重点戦略の一つに掲げている。橋梁・鉄骨とは異なるニッチな市場での差別化製品として、今後の成長が期待される。

撤退した水門事業の技術的遺産

水門事業は1966年7月に営業を開始し、河川や港湾の鋼製水門・ゲートの設計・製作・施工を手がけてきた。しかし2007年1月に廃業し、現在は同事業からの撤退が完了している。水門事業で培った水中構造物や止水技術は、橋梁事業の海洋関連鋼構造物(桟橋、防波堤など)や、既設橋梁の水中部補修工事に生かされている可能性がある。廃業の背景には、公共投資の減少や競争激化があったと推測されるが、公式の説明はない。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 橋梁事業橋梁分野で高い技術力を持つ。

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

鋼製建材の専門メーカー、収益悪化

高田機工は鋼製建具やカーテンウォール等の金属建材を手掛ける専門メーカー。同業の日本調理機やテクニスコと市場を分け合うが、高田機工はビル向け重量鉄骨製品に強みを持つ。しかし2025年3月期は売上高185億円、営業利益率1.08%と低調。2026年3月期は赤字転落見込みで、建設需要の低迷や原材料高が響いている。競合の稲葉製作所も同様の環境だが、高田機工は業績回復の兆しが見えにくい。

強み

  • ビル用カーテンウォールなど高度な加工技術を持つ。
  • ゼネコンとの長年の関係性で安定的な受注。
  • 建築基準を満たす高品質製品で定評あり。
  • 防火戸や耐震建具などニッチ分野に強み。

課題

  • 営業利益率1%台かつ赤字転落見込み、コスト削減急務。
  • 建設投資の減速で受注減少、2026年3月期売上高143億円と大幅減。
  • 鋼材価格の上昇が収益を圧迫し、価格転嫁が進まず。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字が高田機工

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15967TONE110億円9.4倍
25903シンポ103億円20.1倍
35940不二サッシ95億円4.7倍
43446ジェイテックコーポレーション89億円152.1倍
53423エスイー86億円
65923高田機工78億円
73422J-MAX72億円7.8倍
85966京都機械工具65億円12.7倍
95936東洋シヤッター59億円7.0倍
103440日創グループ59億円13.8倍
115956トーソー58億円7.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

個人営業から法人組織へと発展した創業期

高田機工の起源は1921年6月、故高田三次郎が大阪市北区中之島で土木用機械・工具の販売と鉄骨橋梁の製作を個人営業で開始したことにさかのぼる。1924年5月には法人組織に改組し「合名会社高田兄弟商会」を設立。1932年3月、製造部門を分離して「株式会社高田鉄骨橋梁製作所」を独立させた。その後1935年11月に両社を合併し「高田商事株式会社」と改称、本社を大阪市北区中之島に置いた。この合併により販売と製造の一体化が進み、後の鋼構造物専門企業の基盤が形成された。

軍需生産で管理工場に指定された戦時中

1938年5月、高田商事は大阪市西成区津守町に工場を移転し生産拡充を図った。1939年10月には社名を現在の「高田機工株式会社」に変更。1942年6月、陸軍当局の要請により上陸用舟艇の製造を開始し、その後陸軍・海軍の管理工場に指定された。1944年10月には本社を津守工場所在地に移転するとともに、東京出張所(現在の東京本社)を開設した。戦時中の軍需生産は、同社に大型鋼構造物の製造技術と全国的ネットワークをもたらす契機となった。

戦後再建と建設業許可取得

終戦後、高田機工は企業再建整備法に基づき1949年4月に整備計画の認可を受けた。同年9月には建設業法施行に伴い大阪府知事登録(い)第0011号を取得し、1951年1月には建設大臣登録(イ)第2181号を取得した。これにより公共工事への参入が可能となり、橋梁・鉄骨分野での本格的な事業再開への道が開かれた。戦時中の軍需生産で培った技術力を平和産業に転換し、全国の営業所開設準備もこの時期に始まった。

営業所拡充と証券取引所上場

1953年4月に広島営業所、1955年4月に福岡営業所を開設し、西日本での販路を拡大した。1962年6月、大阪証券取引所市場第2部に株式を上場。これにより資金調達力が向上し、設備投資が加速した。1964年3月には岸和田工場(大阪府岸和田市)の一期工事が完成し操業開始。1968年3月には橋梁・鉄構の大型化に対応するため岸和田工場の設備増強を実施した。1970年4月には名古屋営業所、1972年10月には仙台営業所を開設し、全国的な営業網が整備された。

岸和田から和歌山へ生産拠点を全面移転

1976年1月、企業合理化の一環として岸和田工場に生産機能を集中させる方針を打ち出した。しかし1993年3月に和歌山県海草郡下津町(現海南市)に和歌山工場を新設し、翌4月には岸和田工場から全面移転。1997年2月にはISO9001認証(JQA-1579)を取得し、品質管理体制を強化した。和歌山工場はその後も生産設備の更新が進められ、2026年3月期にはバンドソーマシンやH形鋼ショットブラスト機などの更新投資が行われている。

新規事業への挑戦と撤退、子会社解散

1966年7月に水門事業を開始し、1971年5月には生研トラス(大スパン建築向け軽量トラス)の営業活動を開始した。しかし水門事業は2007年1月に廃業した。また1996年10月に設立した子会社「高田エンジニアリング株式会社」も2009年3月に解散している。これらの事業再編は、経営資源を橋梁・鉄骨の基幹事業に集中させる判断と見られる。中期経営計画では、既設橋梁の保全事業と生研トラス事業を成長分野と位置づけ、2026年3月末の受注残高は両事業合計で18.7億円となっている。

市場変更と新たな営業所開設

1993年9月に大阪証券取引所市場第1部に指定され、同年12月には東京証券取引所市場第1部に上場した。2022年4月の市場区分見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に移行。一方で営業網の拡充は続き、2017年5月に沖縄営業所、2018年5月に群馬営業所、2024年4月に滋賀営業所を開設した。2025年2月には東京本社を東京都中央区日本橋堀留町に移転し、首都圏での営業基盤を強化している。

年表41件を開く

1920年代

  • 1921年6月故高田三次郎が個人営業で土木用機械・工具の販売(大阪市北区中之島7丁目)及び鉄骨橋梁の製作(大阪市港区福町2丁目)を開始する
  • 1924年5月法人組織に改組、商号を「合名会社高田兄弟商会」とする

1930年代

  • 1932年3月創業製造部門を分離、大阪市港区福町2丁目に「株式会社高田鉄骨橋梁製作所」を設立
  • 1935年11月M&A「合名会社高田兄弟商会」と「株式会社高田鉄骨橋梁製作所」を合併、社名を「高田商事株式会社」とし、本社を大阪市北区中之島6丁目におく
  • 1938年5月大阪市西成区津守町西6丁目に工場を移転(津守工場)、生産の拡充を図る
  • 1939年10月商号変更社名を「高田機工株式会社」に変更

1940年代

  • 1942年6月陸軍当局の要請により上陸用舟艇の製造を行い、後に陸・海軍の管理工場の指定をうける
  • 1944年10月本社を大阪市西成区津守町西6丁目に移転、東京出張所(現在東京本社)を開設
  • 1949年4月企業再建整備法に基づく整備計画認可
  • 1949年9月建設業法の施行にともない大阪府知事(い)第0011号として登録

1950年代

  • 1951年1月建設大臣(イ)第2181号として登録
  • 1953年4月広島営業所を開設
  • 1955年4月福岡営業所を開設

1960年代

  • 1962年6月上場大阪証券取引所市場第2部に上場
  • 1964年3月岸和田工場一期工事完成、操業開始
  • 1966年7月水門の営業活動開始
  • 1968年3月橋梁、鉄構の大型化に対処するため岸和田工場の設備増強

1970年代

  • 1970年4月名古屋営業所を開設
  • 1971年5月生研トラスの営業活動開始
  • 1972年10月仙台営業所を開設
  • 1974年12月本社を大阪市浪速区敷津町2丁目(松川ビル)に移転
  • 1976年1月企業合理化の一環として岸和田工場に生産の集中化を図る

1990年代

  • 1993年3月和歌山県海草郡下津町に和歌山工場を新設
  • 1993年4月岸和田工場から和歌山工場へ全面移転
  • 1993年9月大阪証券取引所市場第1部に指定
  • 1993年12月上場東京証券取引所市場第1部に上場
  • 1996年10月創業高田エンジニアリング株式会社を設立
  • 1997年2月ISO9001認証取得(JQA-1579)
  • 1997年4月創業技術研究所を設立
  • 1997年4月東京支店を改称し、東京本社を開設

2000年代

  • 2002年7月和歌山営業所を開設
  • 2003年10月本社を大阪市浪速区難波中2丁目(パークスタワー)に移転
  • 2004年4月静岡営業所を開設
  • 2007年1月水門事業を廃業
  • 2009年3月高田エンジニアリング株式会社を解散

2010年代

  • 2017年5月沖縄営業所を開設
  • 2018年5月群馬営業所を開設
  • 2019年1月ISO14001認証取得(JQA-EM7489)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第1部からスタンダード市場に移行
  • 2024年4月滋賀営業所を開設
  • 2025年2月東京本社を東京都中央区日本橋堀留町2丁目(住友不動産人形町ビル)に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(期間平均)2027年3月期まで157億円
  • 営業利益(期間平均)2027年3月期まで0.05億円
  • ROE(最終年度)2027年3月期まで1.0%
  • 配当性向50%以上
  • 保全・生研トラス事業受注残高2027年3月末まで50億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    基幹事業の集中と選択

    橋梁・鉄骨の基幹事業において、収益性の高い案件に経営資源を集中し、不採算事業からの撤退や縮小を進めることで事業ポートフォリオを強化する。

  2. 02

    事業変革への挑戦

    保全事業や空間創造事業など、新たな成長分野に経営資源を投入し、体制構築を進める。2027年3月末までに保全事業と生研トラス事業の受注残高を合計50億円以上にすることを目指す。

  3. 03

    生産部門の競争力強化

    和歌山工場の生産体制を見直し、効率化を進めることで更なる収益性の改善に取り組む。

  4. 04

    サステナビリティと人的資本の強化

    カーボンニュートラルの推進、全社版BCPの策定、社員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブ制度の導入、エンゲージメントアンケートの実施など、持続可能な経営基盤を構築する。

  5. 05

    DX・AI活用による業務効率化

    デジタル技術やAIを活用して経営の高度化と業務の効率化を図り、競争力を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で347人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は664万円で、9期前と比べて+5.6%平均年齢は46.0歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月277
2018年3月272
2019年3月62946.018.0277
2020年3月63546.019.0276
2021年3月63446.018.0291
2022年3月63846.018.0309
2023年3月65346.018.0314
2024年3月64946.018.0325
2025年3月66146.018.033859
2026年3月66446.018.0347−115

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
和歌山工場 — 和歌山県 海南市下津町7,321百万円
橋梁事業 鉄構事業
本社 — 大阪市浪速区32百万円
橋梁事業 鉄構事業
東京本社 — 東京都中央区22百万円
橋梁事業 鉄構事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は143億円営業利益-4億円前期と比べると減収減益で、売上が-22.7%、利益が-300.0%。

売上高
-22.7%
143億円
営業利益
-300.0%
-4億円
純利益
-266.7%
-5億円
営業利益率
-2.8%
前期比 -3.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高145億円143億円
営業利益2億円-4億円
純利益2億円-5億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は30億円、営業利益は−4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−33.3%、営業利益は−200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q460
2024年1Q4548.93
2024年2Q4848.33
2024年3Q5100.01
2024年4Q532
2025年2Q9322.23
2025年4Q9200.00
2026年2Q74−3−4.1−4
2026年4Q69−1−1.4−1
2027年1Q30−4−13.3−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は120億円から143億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は-2.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月12000
2014年3月113−20−22
2015年3月11732
2016年3月12501
沖縄営業所を開設
2017年3月15665
群馬営業所を開設
2018年3月1721010
2019年3月185119
2020年3月176118
2021年3月152105
2022年3月15797
2023年3月16053
滋賀営業所を開設
2024年3月197149
2025年3月185241.13
2026年3月143−4−3−2.8−5

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高143億円のうち、営業利益として残るのは-4億円-2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-3.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金90.2%129億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.6%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.8%-4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

営業利益率業種比8.1pt
-2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比7.7pt
-3.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.5pt
-2.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-1.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-1.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが36億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは29億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は24億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20−3−181728
2014年3月−12−111−1327
2015年3月−199−1−1016
2016年3月6−2−3417
2017年3月−12520−730
2018年3月15−2−151327
2019年3月22−2−122036
2020年3月28−1−82755
2021年3月−18−22−2037
2022年3月14−8−6637
2023年3月−21−1125−3229
2024年3月−1−2−5−321
2025年3月−5−411−923
2026年3月36−7−282924

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は289億円。このうち返さなくてよい自己資本が209億円で、自己資本比率は72.5%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2281765277.1
2014年3月2361568065.9
2015年3月2301626870.4
2016年3月2311587368.5
2017年3月2611639862.5
2018年3月28017610462.8
2019年3月2591807969.5
2020年3月2481796972.2
2021年3月2661887870.7
2022年3月2451905577.6
2023年3月2731918270.0
2024年3月3002099169.7
2025年3月31120510665.8
2026年3月2892097972.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
24億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
89億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
79億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
50
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り87社中18位あたり、逆に低いのは売上成長率87社中86位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-2.6%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-2.8%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.5%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-22.7%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,163で、1年前と比べて+7.7%過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。

¥1,163-0.6%1ヶ月+2.5%1年+7.7%時価総額78億円
過去52週の値幅
安値¥1,008高値¥1,364

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)30.6倍
PBR0.47倍
配当利回り4.30%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月半ばの1078円から緩やかな上昇基調にあり、7月27日には1173円まで上昇。その後やや調整するも、25日移動平均線1135円を上回って推移。RSIは61.9と買われ過ぎ圏に近いものの、上昇トレンドは継続。52週高値1364円からは14.8%下、52週安値1008円からは15.3%上。1ヶ月で3.3%上昇し、200日線をほぼ横ばいで推移。出来高は低水準だが、7月27日に9200株と増加し、買いが入った。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)

PERはデータなし、PBRは0.47倍と業界平均の1.09倍を下回る。配当利回りは4.3%と業界平均の3.84%を上回る。しかしROEは-2.6%と赤字で、直近の業績は減収減益。割安に見えるが、赤字基調で割高感もあり、注意が必要だ。

指標この会社業種平均
PER (予想)30.6倍
PBR0.47倍1.13倍
ROE-2.6%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

公共投資の動向と業績回復のタイミングが焦点。2023年3月期に黒字化した後、2025年3月期に営業利益率1%台まで悪化、2026年3月期は赤字予想。市場はPBR0.47倍と低評価ながら、配当利回り4.3%を支えに下値は限定的との見方がある。一方、弱気派は収益性の低さと公共工事減少リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 低PBR・高配当利回り

    PBR0.47倍、配当利回り4.3%と株主還元が手厚く、下値支援材料

  • 公共投資の回復期待

    災害対策や老朽化インフラ更新需要が中期的な追い風になる可能性

  • 業績改善の可能性

    2025年3月期は減収だが、コスト削減や受注単価改善で黒字維持の余地

  • PBR0.47倍、解散価値の半分以下に放置通年影響

    時価総額78億円・純資産約166億円、PBR0.47倍

  • 配当利回り4.3%、減配が無ければ下支え通年影響

    株価1162円・配当利回り4.3%、安定的な還元が期待

  • 赤字転落後の業績改善シナリオ2027年3月期影響

    営業損益-4億円から改善すれば、黒字化で評価修正

  • 株価年初来+8.7%、悪材料出尽くし感継続影響

    業績悪化でも株価は底堅く、需給が良好

マイナスに働く材料7
  • 2026年赤字予想

    会社予想で営業赤字に転落、業績悪化が鮮明

  • 公共工事依存の脆さ

    公共投資の削減や入札価格競争で収益が圧迫される

  • 収益性の低さ

    営業利益率が1%程度と低く、原材料高が更に重荷

  • 売上高197→143億円と3期連続減収通年影響

    2026年3月期売上高143億円、前期比42億円減

  • 営業損益-4億円、前期から6億円悪化2026年3月期影響

    営業利益2億円から-4億円へ赤字転落

  • 当期純損失5億円、自己資本を毀損2026年3月期影響

    純損失5億円、ROEは-2.6%と資本効率が悪化

  • 赤字継続なら減配リスク、利回り維持は困難次回株主総会影響

    配当利回り4.3%だが、赤字が続けば減配の可能性

次の決算で確かめる点
受注高
公共工事の受注動向を先行把握し、業績回復の目安となる
営業利益率
赤字脱却の鍵。改善傾向かどうかを確認する
配当性向
高配当維持が株価下支えとなるか確認する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.30%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
4.30%
いまの株価に対して
配当性向
86.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1722.5
2018年3月2340.016.0
2019年3月3028.622.7
2020年3月300.025.7
2021年3月300.040.5
2022年3月3311.128.7
2023年3月330.060.7
2024年3月5050.033.9
2025年3月500.086.4
2026年3月500.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,943人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.0%を占め、残る58.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他41.842.447.444.954.953.6
事業法人29.225.120.322.127.527.7
金融機関22.621.818.917.412.214.3
自己株式1.65.79.49.314.113.2
外国法人4.07.89.412.62.92.5
証券会社2.42.93.93.12.41.8
外国人個人0.10.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本生命保険相互会社5.07
02神吉利郎4.47
03株式会社奥村組3.96
04伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社3.62
05内藤征吾2.98
06株式会社紀陽銀行2.61
07株式会社三井住友銀行2.23
08伊藤忠丸紅住商テクノスチール株式会社2.23
09東海鋼材工業株式会社2.18
10高田機工グループ社員持株会2.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−5414%、1株純資産は14期で+351%。直近期のROEは-2.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月27970.2116.3286.4
2014年3月−98705−13.1
2015年3月107341.424.939.6
2016年3月37180.470.5140.3
2017年3月2227,4073.012.022.5
2018年3月4387,9755.77.916.0
2019年3月3978,1844.96.422.7
2020年3月3508,1384.36.425.7
2021年3月742,8502.712.740.5
2022年3月1153,0063.98.428.7
2023年3月553,1391.816.460.7
2024年3月1483,4344.58.333.9
2025年3月573,5531.718.086.4
2026年3月−923,592−2.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額146百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
中村達郎取締役社長(代表取締役)内部統制担当68
西田明常務取締役68
西尾和彦常務取締役 管理本部長 コンプライアンス担当65
西幡巨千昭取締役 執行役員 保全本部長 環境問題担当56
小林潔司取締役73
布谷由美子取締役56
小野誠大常勤監査役67
内田聖子監査役52
家近知直監査役50
伊藤裕彦上席執行役員
平田覚執行役員
西岡智秀執行役員
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
前田豊執行役員
山内圭執行役員
宮本耕治執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6961511119
社外取締役621214
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容269字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、橋梁、鉄骨及びその他鋼構造物の設計から製作、現場施工を主な事業としております。 当社の事業の詳細は次のとおりであり、セグメントの区分と同一であります。 (1)橋梁事業 新設鋼橋の設計・製作・現場据付、既設橋梁維持補修工事の設計・製作・現場据付、橋梁関連鋼構造物の設計・製作・現場据付、複合構造物の設計・製作・現場据付、土木及び海洋関連鋼構造物の製作、制震部材他橋梁関連製品の製作をしております。 (2)鉄構事業 超高層ビル鉄骨等の製作・現場施工、大空間構造物の設計・製作・現場施工、制震部材の製作をしております。
経営方針・対処すべき課題2,776字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は創業以来、橋梁、鉄骨など鋼構造物の設計、製作、架設を専門に行う企業として全国に事業を展開してまいりました。そしてこの間一貫して社会に貢献することを目標とし、高度な技術力で安全を重視した施工を行い良質な社会資本を提供することで、顧客の皆様の信頼を得ることを経営の基本としております。 2024年5月10日に開示した「中期経営計画2024」において、当社が目指す姿として、ビジョンを「世代を超えて、感動と笑顔あふれる豊かな世界を創造する」、ミッションを「人とまちをつなぎ、空間に価値を創り出す」といたしました。 2026年度は「中期経営計画2024」の最終年度であるとともに、これからの成長戦略を描く年でもあり、持続的に成長できる企業へと進化するため、次の10年に向けて当社のありたい姿を示す長期ビジョン「VISION2035」を策定し2026年5月15日に開示しております。その中で、当社の社是である「高い技術」「不断の努力」「豊かな未来」を私たちのDNAとし、 パーパス-私たちの存在意義を「しなやかな発想と確かな技術で未来へつなげる新たな価値を創造する」 ビジョン2035-私たちの目標を「持続可能な社会を支える都市空間創造企業への進化」 と定めました。 当社は、橋梁・鉄骨の提供を超え、それらを含む都市空間そのものに新たな価値を生み出す「都市空間創造企業」への進化を目指してまいります。そこに込められた心が行き交う空間を創り支えることで、都市と社会の持続的成長に貢献してまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2024年5月10日に開示した「中期経営計画2024」においては、数値目標は期間平均の売上高205億円、営業利益10億円とし、2032年の会社設立100周年に向けて本中期経営計画で『持続的な企業成長』を実現するために「基幹事業の集中と選択」及び「事業変革への挑戦」の3ヶ年と位置づけておりました。しかしながら「中期経営計画2024」2年目は売上高143.0億円、営業損失4.4億円と非常に厳しい結果となりました。橋梁事業の数値目標と実績値に大きな乖離が生じたため、2026年5月15日「中期経営計画2024」の数値目標を修正するとともに長期ビジョン「VISION2035」を開示いたしました。 また、株主還元方針として配当性向50%以上、下限配当50円を設定しておりますが、厳しい事業環境下での業績悪化から2年続けて下限配当での対応となりました。 (3)経営環境 橋梁事業における新設鋼橋の事業環境は低迷が続いており、2027年3月期の業績予想は売上高145億円、営業利益2.2億円、当期純利益2.2億円と厳しい数字となっております。このため、2024年5月10日に開示した「中期経営計画2024」につきましては、策定時の想定と大きく乖離したことを踏まえ、数値目標の修正を開示いたしました。数値目標については大幅な下方修正となりましたが、会社が目指す姿に向けての戦略は着実に実施を進めており、いかなる経営環境であろうとも、持続的に成長可能な企業へと進化するために、次の10年に向けて会社のありたい姿を示す長期ビジョン「VISION2035」を策定し開示しております。 (4)経営戦略と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 「中期経営計画2024」の進捗 <主要戦略> 「中期経営計画2024」の主要戦略につきましては、事業ポートフォリオの強化として設置した「保全本部」及び「空間創造部」に経営資源の投入を進め、体制構築に一定の目途がついた状況です。2026年3月末における受注残高は、保全事業について9.3億円(2025年3月末比△6.2億円)、生研トラス事業について9.4億円(2025年3月末比+1.6億円)となっておりますが、2027年3月末時点において、両事業合計で50億円以上の受注残高確保を目指しております。 経営基盤戦略としての生産部門の競争力強化は、和歌山工場の生産体制見直しと効率化を進め、更なる収益性の改善に取組みました。経営基盤の強化として、人事及び人財育成体系を再構築し、教育環境の充実を図りました。また経営の意思決定スピード向上を目的に、組織体系の見直しも進めております。 サステナビリティ戦略につきましては、カーボンニュートラルの推進は順調であり、全社版BCPの策定も進んでおります。また、人的資本施策として、福利厚生の増進と社員が当社の株主として一層の価値共有を進めることを目的に、社員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブ制度を導入いたしました。さらに、働きやすい職場環境の実現に向けて、社員にエンゲージメントアンケートを実施し、その結果を基に今後の対応を検討中であります。 <キャピタル・アロケーション> 2026年3月期は事業投資・成長投資・人財投資の合計で12.0億円の投資を実施しております。 事業投資は、基幹システム更新プロジェクトを中心に5.2億円であります。 成長投資は、バンドソーマシンやH形鋼ショットブラスト機など生産設備の更新を実施し3.5億円となりました。 人財投資は、賃上げや人事・評価制度の見直し、教育システムの整備等で3.3億円となりました。 株主還元は、下限配当を設定していることから1株につき年50円配当を予定しており、配当金総額は2.9億円となります。 <財務目標及び株主還元策> 財務指標   数値目標   修正前   備考 売上高    157億円   205億円   期間平均 営業利益   0.05億円    10億円   期間平均 ROE   1.0%   5.0%   最終年度 配当性向   50%以上   50%以上   期間中 2027年3月期の最重要課題は業績予想の達成でありますが、将来に向けた2027年3月期の重点課題は以下の4項目を掲げています。 ①再編による組織の効率化と成長分野の増強 ②DX・AI活用による経営の高度化及び業務の効率化 ③情報セキュリティを含む安全の徹底 ④人的資本経営の高度化 当社を取り巻く事業環境は依然として厳しい状況にありますが、「中期経営計画2024」の主要戦略を着実に遂行し、収益構造の改善を進めることで、早期の黒字化及び持続的な成長と新たな価値を生み出す「都市空間創造企業」への進化に向け、全社一丸となって取り組んでまいります。
事業等のリスク3,112字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)公共事業への依存について 当社は、鋼構造物の設計から製作、現場施工を主事業としており、2026年3月期末の受注残高においては鋼橋が7割以上を占め、その大部分は公共工事であります。国及び地方公共団体の厳しい財政状態を反映し、公共事業は発注量の減少が続き、今後の市場動向は不透明であります。そのため、実際の発注量と金額が想定を大きく下回る場合、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、橋梁事業の中でも今後の成長が期待される保全事業と、民需関連事業である鉄構事業において競争優位性のある生研トラス事業に優先的に経営資源を投下し拡大を図っております。 (2)法的規制について 事業を営むにあたり建設業法等の法的規制を受けております。法令遵守の意識は社内で徹底しておりますが、万一法令違反があった場合には行政処分等により、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、社内通報制度の導入により、社内での業務運営上の問題点の吸い上げ等を通じて、リスクマネジメントに努めております。また、コンプライアンス室からコンプライアンスに係る情報を定期的に全社に発信し、社員の法令遵守の意識を高めております。 (3)自然災害・事故等による影響について 当社は、生産設備を和歌山工場に集中し、業務の効率化を図っております。そのため自然災害等で和歌山工場の機能がストップした場合には、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、当社の製品は非常に大きく重いことから、工場製作・輸送・現場施工の各工程に危険な作業を含んでおり、万一事故を起こした場合は、事故による損害だけでなく、顧客からの信頼も失墜し、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、現在拠点ごとの対応となっている緊急時対策や備蓄品確保を、従業員等の安全確保を最優先として全社レベルでの「事業継続計画書(BCP)」へ統合いたしました。また、全社レベルでの安全管理体制を構築するため、「安全品質本部」を立ち上げ、各本部にあった安全管理をつかさどる部署を「安全品質本部」へ再編しております。 (4)品質管理について 当社にて製作・施工される製品について、万一重大な瑕疵担保責任が発生した場合には、補修費用の発生だけでなく顧客からの信頼も失墜し、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、全社レベルでの品質管理体制を構築するため、「安全品質本部」を立ち上げ、各本部にあった品質管理をつかさどる部署を「安全品質本部」へ再編しております。 (5)主要原材料の価格変動等について 当社の主力事業である鋼構造物事業は、鋼材が主要原材料であります。鋼材価格はここ数年値動きが大きく、今後鋼材価格が上昇を続け、上昇分が受注価格に転嫁されない場合は当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、鋼材の需給関係が逼迫し、数量の確保が困難になる可能性は否定できず、鋼材の納入が遅延した場合や、必要数量を確保できない場合は当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、株式の政策保有を含め製鉄会社等との取引の維持強化に努めております。 (6)金利変動による影響について 当社の借入金残高は2026年3月期末において39億円でありますが、資金繰りに合わせ毎月短期借入金残高で調整を行っております。国内金利上昇や主要原材料の値上げ等の急激なインフレが当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、2025年3月期に固定長期資金を30億円調達し、今後の金利上昇に備えるとともに資金繰りの安定化を図っております。 (7)固定資産の減損に関わるリスク 当社は、橋梁事業及び鉄構事業に係る固定資産を主に和歌山工場において保有しております。受注状況により今後も各事業における経営環境の著しい悪化等により減損損失を計上する場合には、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対応すべく、中長期的な市場動向を見越した生産体制を再構築し、「VISION2035」に記載した戦略の着実な実施による事業改革を進めてまいります。 (8)時価変動による影響について 当社が保有する資産の時価の変動によっては、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、保有する資産の時価を管理部門が定期的に確認し、必要に応じて売却等の処理を行っております。特に政策保有株式については、その保有の適否を管理部門が精査し、取締役会にて報告し見直しを行っております。見直しの結果、保有意義の薄れた銘柄につきましては、順次売却を進めることとし、保有額を縮減することでリスク低減に努めております。 (9)繰延税金資産の回収可能性の評価について 当社は、将来減算一時差異に対して、将来の課税所得を見積もった上で回収可能性を判断し、繰延税金資産を計上しております。しかしながら、実際の課税所得が予測と異なり回収可能性の見直しが必要となった場合や税率の変更等を含む税制の変更があった場合には、繰延税金資産の計算の見直しが必要となります。その結果、繰延税金資産の取崩が必要となった場合には、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、繰延税金資産の回収可能性の評価にあたり基準とした利益計画の実現可能性について慎重に検討を行い、合理的かつ保守的に見積った課税所得についてのみ繰延税金資産を計上することとしております。 (10)人財確保について 当社の事業継続には専門性を有する技術者・技能者の確保が不可欠ですが、少子高齢化が進むなかで必要な人財の確保が出来なかった場合は、当社の業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、新卒者・中途採用者を問わず採用活動を強化するとともに、重要拠点である東京本社の規模拡大と機能向上を図り関東圏での採用活動の強化に努めております。さらに、元社員の採用や定年を迎えた社員の継続雇用を図ることで多様な人財確保に努めております。 また、採用活動の強化と並行して、人的資本の強化を目的とした人事体系・人財育成体系の見直しを進め、多様な働き方・働きやすい職場環境の提供に努めております。 (11)情報システムに関するリスクについて 当社は、業務の効率化や情報共有の手段として全社的な情報システムを構築し運営しております。情報システムの安全性確保には細心の注意を払っておりますが、外部からの不正アクセス、コンピューターウイルスの侵入等による機密情報・個人情報の漏洩や、事故等による情報システムの不稼働は当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、情報システム担当部門の人財強化を図り、常に最新のセキュリティ対策を整備するだけでなく、定期的に担当部署から全社員に対して情報セキュリティ教育を実施し、社員の情報セキュリティに対する意識を高めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,944字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善、企業業績の堅調な推移等緩やかな回復基調を辿りました。一方で、不安定な国際情勢や、円安による原材料価格・エネルギー価格の上昇など、依然として先行き不安定な状況が続きました。 当業界におきましては、橋梁事業、鉄構事業ともに低調に推移した前々事業年度以降、需要に回復が見られず、当事業年度も厳しい受注環境が継続いたしました。特に新設鋼橋の発注量は前事業年度から更に減少しており、受注競争は一段と厳しいものとなりました。鉄構事業では、首都圏再開発案件や半導体関連の設備投資など大型案件は数多く計画されていますが、建設コストの高止まり状況の影響で中断・延期の動きもあり、先行き不透明感はぬぐえない状況であります。 このような厳しい環境下ではありましたが、橋梁事業・鉄構事業ともに高い受注目標を掲げ、限られた経営資源を最大限に活用して営業活動を展開いたしました。橋梁事業では、複数の大規模工事が受注でき、わずかながらも前事業年度を上回る受注高を確保いたしました。鉄構事業では目標案件の契約が次年度以降にずれ込みながらも、前事業年度実績は上回りました。橋梁事業・鉄構事業ともに、目標未達となりましたが、厳しい環境下でも前事業年度実績を上回る受注高を確保し、次年度以降の業績回復に向けて最低限の結果は残すことができました。 当事業年度の受注高は橋梁事業11,137,679千円、鉄構事業4,179,240千円、総額15,316,919千円となり前事業年度比8.3%の増加となりました。 また、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 イ.財政状態 (資産の部) 当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ2,257,631千円減少し、28,871,661千円となりました。 流動資産は13,044,000千円(前事業年度末比4,423,663千円減少)となりました。これは主に工事代金の回収に伴い受取手形が500,093千円、完成工事未収入金が3,980,462千円減少したことによるものです。 固定資産は15,827,661千円(前事業年度末比2,166,031千円増加)となりました。これは主に保有する投資有価証券の時価が上昇し、貸借対照表計上額が1,755,208千円増加したことによるものです。 (負債の部) 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ2,707,644千円減少し、7,939,819千円となりました。 流動負債は3,597,668千円(前事業年度末比3,469,977千円減少)となりました。これは主に短期借入金の減少2,500,000千円と工事未払金の減少788,076千円によるものです。 固定負債は4,342,150千円(前事業年度末比762,333千円増加)となりました。これは主に保有する投資有価証券の時価上昇に伴う繰延税金負債の増加753,822千円によるものです。 (純資産の部) 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ450,012千円増加し、20,931,842千円となりました。これは主に利益剰余金の減少824,175千円とその他有価証券評価差額金の増加1,205,425千円によるものです。この結果、自己資本比率は72.5%(前事業年度は65.8%)となりました。 ロ.経営成績 損益面につきましては、前々事業年度以降の発注量減少の影響により、充分な仕事量を確保出来ず、厳しい決算数値となりました。 当事業年度の業績は、完成工事高14,306,842千円(前期比22.5%減)、営業損失440,953千円(前期は営業利益235,330千円)、経常損失301,419千円(前期は経常利益360,342千円)、当期純損失535,286千円(前期は当期純利益343,687千円)であります。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 橋梁事業 橋梁事業におきましては、設計変更による契約金額の増額を確保できましたが、前事業年度から続く受注低迷による工場の稼働率低下や原価高騰の影響は大きく、完成工事高は10,618,883千円(前期比18.5%減)と減少し、セグメント損失は451,146千円(前期はセグメント利益118,779千円)と前事業年度を大きく下回る結果となりました。受注面では、限られた経営資源を最大限に活用して営業活動を展開し、複数の大規模工事が受注でき、わずかながらも前事業年度実績を上回る結果となりました。当事業年度の受注高は11,137,679千円(前期比1.1%増)、当事業年度末の受注残高は14,304,340千円(前期比3.8%増)であります。 鉄構事業 鉄構事業におきましては、前事業年度の受注が低迷したことにより、当事業年度の完成工事高は3,687,958千円(前期比32.1%減)と大きく減少しましたが、追加契約の獲得や生産体制の見直しによる採算の改善があり、セグメント利益10,193千円(前期比91.3%減)を確保することができました。受注面では、一部案件が次年度にずれ込んだものの、目標案件を確実に受注につなげたことで前事業年度を上回る結果となりました。当事業年度の受注高は4,179,240千円(前期比33.7%増)、受注残高は4,662,834千円(前期比11.8%増)であります。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末より97,221千円増加し、2,385,920千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は3,587,849千円(前期は547,359千円の使用)となりました。これは主に売上債権の減少によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は701,630千円(前期比78.2%増)となりました。これは主に有形固定資産及び無形固定資産の取得によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は2,788,997千円(前期は1,088,108千円の獲得)となりました。これは主に短期借入金の返済と配当金の支払いによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 橋梁事業(千円)   10,555,860   △17.3 鉄構事業(千円)   3,701,972   △31.7 合計(千円)   14,257,832   △21.6 ロ.受注実績 当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   前期比(%)   受注残高   前期比(%) 橋梁事業(千円)   11,137,679   +1.1   14,304,340   +3.8 鉄構事業(千円)   4,179,240   +33.7   4,662,834   +11.8 合計(千円)   15,316,919   +8.3   18,967,175   +5.6 ハ.販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 橋梁事業(千円)   10,618,883   △18.5 鉄構事業(千円)   3,687,958   △32.1 合計(千円)   14,306,842   △22.5 (注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 国土交通省   7,702,158   41.7   5,472,145   38.2 大成建設㈱   3,993,595   21.6   2,177,532   15.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度は14,306,842千円(前期比22.5%減)の完成工事高を計上したものの、完成工事総利益は1,310,250千円(前期比32.0%減)にとどまったことで販売費及び一般管理費を賄うことが出来ず、営業損失440,953千円(前期は営業利益235,330千円)、経常損失301,419千円(前期は経常利益360,342千円)、当期純損失535,286千円(前期は当期純利益343,687千円)と厳しい決算数値となりました。 イ.財政状態の分析 財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。 ロ.経営成績の分析 (完成工事高) 前々事業年度以降の受注量の減少により、完成工事高は減少し14,306,842千円(前期比22.5%減)となりました。その内訳は、橋梁事業10,618,883千円(前期比18.5%減)、鉄構事業3,687,958千円(前期比32.1%減)であります。 (営業損益) 完成工事高が減少する一方で、受注量減少に起因する工場稼働率の低下、人手不足・コスト高等に起因する原価高騰等の影響により完成工事総利益が1,310,250千円(前期比32.0%減)と悪化し、更には販売費及び一般管理費が1,751,204千円(前期比3.5%増)と前事業年度実績を上回ったこともあり、営業損失440,953千円(前期は営業利益235,330千円)、売上高営業利益率△3.1%(前事業年度実績1.3%)と大きく悪化いたしました。 (当期純損益) 営業外収益につきましては、受取配当金の増加により前事業年度より7,117千円増加し、193,294千円となりました。営業外費用につきましては、支払利息の増加はありましたが、支払保証料の減少により前事業年度より7,403千円減少し、53,761千円となりました。営業外収支は改善いたしましたが、大きく悪化した営業利益を補うには至らず、経常損失301,419千円(前期は経常利益360,342千円)、経常利益率△2.1%(前事業年度実績2.0%)となり、税引前当期純損失301,419千円(前期は税引前当期純利益482,321千円)となりました。 当社を取り巻く厳しい事業環境に鑑み、繰延税金資産を取り崩したことで、法人税等合計(法人税等調整額を含む)は前事業年度より増加した233,866千円を計上したことにより、当期純損失は535,286千円(前期は当期純利益343,687千円)となりました。この結果当期純利益率は△3.7%となり、前事業年度の1.9%から5.6ポイント悪化いたしました。 ハ.経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フロー) 当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末より97,221千円増加し、2,385,920千円となりました。当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資金需要) 当社の主な運転資金需要は、製品製造のための原材料仕入や協力会社への外注費用、人件費等の販売費及び一般管理費が主なものであります。また、設備資金需要は生産効率の向上や品質確保のための設備投資が主なものであります。 (財務政策) 当社は内部留保金を有効に活用することで、事業活動に必要な流動性の確保に努めております。また、品質確保のための設備投資や資本参加も見据えた事業展開に活用することで、経営基盤の強化を目指しております。運転資金は自己資金を基本としつつ、金融機関からの借入を有効活用することで円滑に業務を推進しております。 当事業年度末における短期借入金の残高は900,000千円、長期借入金の残高は3,000,000千円であり、当事業年度末における現金預金の残高は2,385,920千円であります。 経営方針・経営戦略又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」をご参照下さい。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表作成にあたっては、当事業年度における経営成績等に影響を与えるような見積りを必要としております。当社は過去の実績や現在の状況を踏まえ、合理的と判断される前提に基づき継続的に見積りを行っておりますが、見積りには不確実性を伴うことから、実際の結果とは異なる場合があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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