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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

三洋工業

SANYO INDUSTRIES, LTD.5958 · Standard · 金属製品

建築用金物・資材の専門メーカー。床システムの施工にも強みを持ち、グループ会社と連携して全国展開する。

概要

三洋工業は、建築用金物・資材の製造、販売及び施工を手掛ける総合金属建材メーカーである。1948年に東京都港区で創業され、1963年に五社が合併して現在の三洋工業株式会社が成立。1971年2月に東京証券取引所市場第二部に上場し、1976年6月に市場第一部に指定された。2026年3月期の連結売上高は295億円、親会社株主に帰属する当期純利益は16億円、従業員数は383名(単独)である。本社は東京都墨田区に置き、全国に支店・工場を展開する。

三つのセグメントで構成される事業体制

当社グループは、三洋工業(単体)と7社の子会社で構成され、セグメントは「三洋工業」「システム子会社」「その他」の三つに区分される。三洋工業は建築用金物・資材の製造、販売及び施工を担い、グループ全体の売上の約8割を占める。システム子会社には、株式会社三洋工業九州システム、同東北システム、同北海道システム、同東京システムの4社が含まれ、主に床システムの販売・施工を行う。その他には、フジオカエアータイト株式会社(買収により傘下)、スワン商事株式会社、非連結子会社の三洋UD株式会社が属し、建築用金物・資材の製造・販売・施工を手掛ける。各セグメントは三洋工業から商品を仕入れながら、それぞれの地域で顧客に応じたサービスを提供している。

緩やかな成長を続ける収益構造

連結売上高は2013年3月期の279億円から2024年3月期の305億円まで緩やかな拡大傾向にある。ただし、2021年3月期には257億円、2022年3月期には245億円と落ち込んだ時期もあった。営業利益は2025年3月期に21億円、2026年3月期には18億円と推移している。親会社株主に帰属する当期純利益は、2013年3月期の10億円から2024年3月期の19億円まで増加傾向にあるが、2026年3月期は16億円と前年比で減少した。売上高営業利益率は約6~7%で推移しており、安定した収益基盤を持つ。自己資本比率は73.0%(2026年3月期末)と高水準で、財務体質は健全である。

全国に広がる生産・販売・施工ネットワーク

三洋工業は、北海道から九州まで全国規模で事業を展開している。生産拠点としては、埼玉工場(1966年開設)、茨城工場(1969年)、福岡工場(1969年)、関東工場(1976年新築移転)、仙台工場(1991年)、札幌工場(2008年新築移転)を有する。支店は北海道、東北、東京、名古屋、大阪など主要都市に配置され、販売網を形成する。さらにシステム子会社4社が各地域で施工サービスを提供し、顧客に近い現場対応を可能にしている。物流面では、埼玉物流センター(1981年新築移転)が拠点となっている。こうした全国ネットワークにより、地域ごとの需要変動に対応しながら、安定した事業運営を行っている。

子会社買収とシステム子会社設立によるグループ拡大

現在のグループ体制は、1980年代以降の子会社設立と買収によって形成された。1982年に株式会社三洋工業九州システム、1983年に同東北システム・同北海道システム、1989年に同東京システムを設立し、全国の施工能力を強化した。1996年にはフジオカエアータイト株式会社を買収、2005年にはスワン商事株式会社を買収し、製品ラインアップと販路を拡充した。2021年には三洋UD株式会社を子会社化(非連結)した。これらの子会社は三洋工業から商品を仕入れつつ、それぞれ独自の顧客基盤を持ち、グループ全体の売上と利益に貢献している。2026年3月期において、システム子会社の売上高は60億円、その他セグメントは7億円であった。

業界の中での役割は建築用金物・資材の製造・販売・施工会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
290億円
営業利益
18億円
営業利益率
6.2%
純利益
14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建築・建設(金物・資材)主力

建築用の金物や資材を製造・販売し、施工も手掛ける。主に床システムの施工を強みとし、グループ会社が地域ごとに販売・施工を担う。

主な製品・サービス2
建築用金物
ドアノブ、ヒンジ、鍵などの建築用金物。
床システム
二重床・フリーアクセスフロアなどの床材システムの製造・施工。

製品と技術

軽量壁天井下地:耐震天井製品がけん引する主力分野

軽量壁天井下地は、三洋工業の売上高で最も大きな割合を占める製品群である。主に鉄骨造建築物の壁や天井の下地材として使用される。近年は耐震対策用天井製品が堅調に推移している。これは、建築基準法の改正や耐震性への意識向上を受け、学校や病院などの公共施設を中心に需要が拡大しているためである。一方で、戸建住宅向け製品は新設住宅着工戸数の低迷により伸び悩んでいる。2026年3月期の三洋工業セグメント売上高は236億円(前期比1.0%増)であったが、軽量壁天井下地全体では減少した。同社は、公的機関E-ディフェンスでの実大加振実験に参画し、防振・耐震天井の安全性検証を進めている。

床システム:鋼製床下地材と遮音二重床で多様なニーズに対応

床システムは、学校体育館向け鋼製床下地材、オフィスビル向けOAフロア、マンション等集合住宅向け遮音二重床、環境配慮型デッキフロアなどを含む製品群である。これらの製品は、床の遮音性・耐震性・施工性を向上させる目的で設計されている。2026年3月期には、学校体育館用鋼製床下地材やOAフロア、遮音二重床の需要が好調で、床システム全体の売上高は増加した。システム子会社4社が中心となって設計指定活動を展開し、現場施工まで一貫して対応している。また、環境配慮型デッキフロアは、木材代替として注目されており、SDGsへの貢献にもつながっている。同社は床システムを成長戦略商品の一つに位置づけ、拡販に注力している。

アルミ建材:ルーバー・外装パネルとともに多様な建築意匠を支える

アルミ建材は、ルーバー製品、外装パネル、アルミ笠木、エキスパンションジョイント・カバーなどを含む。ルーバーは建築物の日射遮蔽や換気、意匠性向上に寄与し、外装パネルは軽量で耐久性に優れる。2026年3月期は、ルーバー製品と外装パネルの受注が堅調だった一方、アルミ笠木やエキスパンションジョイント・カバーは受注が減少し、全体としては減収となった。アルミ建材は建築物の外観デザインに直結するため、設計事務所との連携が重要である。同社は、アルミ建材の品質とラインアップを強化し、非住宅分野での受注拡大を狙っている。製品開発では、他社との共同開発や3次元振動試験棟を活用した性能検証を行い、差別化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

金属製什器・建材で中堅、新規分野開拓中

三洋工業は金属製品メーカーとして、オフィス家具や建材向け金属部品を中心に事業を展開。同業の稲葉製作所は物流機器で強みを持ち、ケー・エフ・シーは厨房機器が主力。三洋工業はこれらの企業と市場で競合するが、特定分野での差別化は限定的。直近期は売上高が減少傾向(2024/3 305億→2026/3 290億円予想)で、営業利益率も低下(7.12%→6.21%)しており、需要低迷や競争激化の影響を受けている。

強み

  • 多様な金属製品を手掛け、小ロット多品種の受注にも柔軟に対応可能。
  • 長年の取引により、オフィス家具メーカーや建設会社との強固な関係を構築。
  • 設計から加工、仕上げまで一貫して自社で行い、品質管理と短納期を実現。
  • 金属加工技術の長年の蓄積により、高品質な製品を安定供給。

課題

  • 直近3期連続で減収見込みであり、市場縮小や競合激化に対応する必要。
  • 汎用品中心から脱却し、差別化された高付加価値製品の開発が急務。
  • 既存のオフィス・建材分野に依存せず、成長分野(医療・物流など)への展開が不可欠。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字が三洋工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
15965フジマック171億円3.8倍
25983イワブチ149億円15.3倍
33447信和143億円8.0倍
45942日本フイルコン142億円
55958三洋工業135億円9.5倍
62962テクニスコ135億円2408.2倍
73441山王135億円9.8倍
85921川岸工業131億円10.6倍
93435サンコーテクノ131億円7.4倍
103434アルファCo127億円8.6倍
113444菊池製作所123億円116.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

1948年創業から五社合併へ至る15年

1948年10月、創業者の故山岸福次郎が東京都港区に三洋商会を創業した。1954年4月に法人化し株式会社三洋商会(東京)を設立、1958年8月には三洋工業株式会社(東京)を設立。1959年1月には株式会社三洋商会(広島)、同年11月には三洋鍍金株式会社(東京)を設立した。1962年12月、株式会社三洋商会(東京)は広島市の安芸津物産株式会社(1947年7月設立)の全株式を取得し、社名を三洋工業株式会社(大阪)に変更した。これらの会社は独立した経営を行っていたが、1963年9月、株式会社三洋商会(東京)、三洋工業株式会社(東京)、株式会社三洋商会(広島)、三洋鍍金株式会社(東京)、三洋工業株式会社(大阪)の五社が合併。商号を三洋工業株式会社とし、本社を東京都江東区に置いた。これにより一つの統合企業としての基盤が整った。

上場を目指した1960年代の支店・工場拡充

五社合併後、三洋工業は急速に事業基盤を拡大した。1963年8月には北海道支店を開設、1965年4月に名古屋支店、1967年2月に東北支店、1968年7月に大阪支店を相次いで設置し、全国販売網を構築した。生産面では、1966年5月に埼玉工場、1969年8月に茨城工場と福岡工場を開設し、生産能力を高めた。1970年3月には旧本社を新築移転し、管理機能を強化した。これらの投資の成果として、1971年2月に東京証券取引所市場第二部への上場を果たした。上場から5年後の1976年6月には市場第一部に指定され、企業としての信用力と知名度が一段と向上した。

安定成長期の設備投資と子会社設立

市場第一部指定後も設備投資と組織拡充を継続した。1976年1月に関東工場を新築移転、1981年11月には埼玉物流センターを新築移転し、物流効率を改善した。1982年10月に株式会社三洋工業九州システムを設立したのを皮切りに、1983年4月には株式会社三洋工業東北システムと同北海道システム、1989年1月には同東京システムを設立。これらシステム子会社は、床システムの販売・施工を専門に担う組織として、全国の需要にきめ細かく対応する役割を果たした。1991年3月には仙台工場を開設し、東北地域の生産拠点を強化した。1996年9月にはフジオカエアータイト株式会社を買収し、グループの事業領域を拡大した。

技術研究所の新設と札幌工場移転による研究・生産体制の強化

1998年7月、技術研究所を新築移転し、研究開発機能を強化した。これは建築基準法改正や耐震強度偽装問題など、品質への要求が高まった時代に対応するためである。その後、2005年12月にスワン商事株式会社を買収し、販路を拡大。2008年2月には札幌工場を新築移転し、北海道エリアの生産能力を向上させた。2019年1月には本社を江東区から墨田区へ移転し、機能を集約。2021年9月には三洋UD株式会社を子会社化した(非連結)。2022年4月の東京証券取引所市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行した。これにより、上場企業としての位置づけが変化したが、事業の継続的発展を目指している。

2020年代の中期経営計画と成長戦略

2025年度を初年度とする中期3ヵ年経営計画「SANYO VISION 79」(2025年度~2027年度)を策定し、高付加価値化とサステナブル経営を掲げている。同計画では、成長戦略商品の拡販、データ活用による営業高度化、生産キャパシティ拡大、新事業創造への調査などを重点施策としている。2025年9月には技術研究所内に「3次元振動試験棟」を竣工し、防振・耐震天井の開発に活用する。2026年3月期の売上高は295億円と前期比で減少したが、営業利益は18億円、ROEは7.1%と健全な水準を維持している。同社は、建設市場の変動に耐えうるレジリエントな経営基盤の確立を目指している。

年表30件を開く

1940年代

  • 1948年10月創業創業者故山岸福次郎が、東京都港区に三洋商会を創業

1950年代

  • 1954年4月創業三洋商会を法人組織にし、株式会社三洋商会(東京)を設立
  • 1958年8月創業三洋工業株式会社(東京)を設立
  • 1959年1月創業株式会社三洋商会(広島)を設立
  • 1959年11月創業三洋鍍金株式会社(東京)を設立

1960年代

  • 1962年12月創業株式会社三洋商会(東京)は広島市の安芸津物産株式会社(設立1947年7月)の全株式を取得し、同時に社名を三洋工業株式会社(大阪)に変更
  • 1963年8月三洋工業株式会社(東京)、北海道支店を開設
  • 1963年9月M&A株式会社三洋商会(東京)、三洋工業株式会社(東京)、株式会社三洋商会(広島)、三洋鍍金株式会社(東京)、三洋工業株式会社(大阪)が五社合併し、商号を三洋工業株式会社とし、本社を東京都江東区に置く
  • 1965年4月名古屋支店を開設
  • 1966年5月埼玉工場を開設
  • 1967年2月東北支店を開設
  • 1968年7月大阪支店を開設
  • 1969年8月茨城工場を開設
  • 1969年9月福岡工場を開設

1970年代

  • 1970年3月旧本社新築移転
  • 1971年2月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1976年1月関東工場を新築移転
  • 1976年6月東京証券取引所市場第一部に指定

1980年代

  • 1981年11月埼玉物流センターを新築移転
  • 1982年10月株式会社三洋工業九州システム(現・連結子会社)を設立
  • 1983年4月株式会社三洋工業東北システム(現・連結子会社)、株式会社三洋工業北海道システム(現・連結子会社)を設立
  • 1989年1月株式会社三洋工業東京システム(現・連結子会社)を設立

1990年代

  • 1991年3月仙台工場を開設
  • 1996年9月M&Aフジオカエアータイト株式会社(現・連結子会社)を買収
  • 1998年7月技術研究所を新築移転

2000年代

  • 2005年12月M&Aスワン商事株式会社(現・連結子会社)を買収
  • 2008年2月札幌工場を新築移転

2010年代

  • 2019年1月本社を江東区から墨田区へ移転

2020年代

  • 2021年9月M&A三洋UD株式会社(現・非連結子会社)を子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    高付加価値追求への事業基盤強化

    成長戦略商品の継続的拡販、3重点チャネル構築による高効率な顧客接点拡大、データ活用による営業デジタル化、生産と連携した物流網最適化。

  2. 02

    新事業創造への挑戦

    持続可能な成長のため新規事業に挑戦し、重点分野の調査・分析を実施。

  3. 03

    生産・購買・研究開発の基盤構築

    生産キャパシティ拡大に向けたデジタル化、調達業務の効率化、サプライチェーンマネジメント強化、産官学連携や3次元振動試験棟を活用した技術研究開発と新製品創出。

  4. 04

    攻めの財務基盤確立

    中長期キャッシュアロケーション構築による戦略的資源配分、ROE改善に向けたB/S最適化。

  5. 05

    サステナブル経営強化

    戦略人事とエンゲージメント経営、働きやすい職場環境づくり、攻めと守りの経営管理機能強化、全社員参加のコンプライアンス醸成、DX推進による業務効率化。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で383人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は609万円で、9期前と比べて+18.1%平均年齢は43.2歳、平均勤続年数は16.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月443
2018年3月426
2019年3月51642.717.3413
2020年3月52543.017.4385
2021年3月52343.017.5378
2022年3月51943.517.6370
2023年3月53443.217.1362
2024年3月56543.217.0367
2025年3月59742.916.6381551
2026年3月60943.216.7383470

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率11.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社 — 東京都墨田区1,834百万円
札幌工場 — 札幌市白石区619百万円
茨城工場 — 茨城県古河市507百万円
技術研究所 — 埼玉県久喜市467百万円
本店(福井県坂井市)他450百万円
その他
関東工場 — 埼玉県久喜市351百万円
三洋工業
福岡工場 — 福岡県古賀市239百万円
本店 — 仙台市宮城野区223百万円
システム子会社
埼玉物流センター — 埼玉県加須市201百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱三洋工業九州 システム
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱三洋工業東北 システム
    仙台市宮城野区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱三洋工業北海道 システム
    札幌市白石区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱三洋工業東京 システム
    東京都墨田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    スワン商事㈱
    福井県坂井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    フジオカエアータイト㈱
    東京都板橋区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は290億円営業利益18億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.7%、利益が-14.3%。

売上高
-1.7%
290億円
営業利益
-14.3%
18億円
純利益
-12.5%
14億円
営業利益率
6.2%
前期比 -0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高295億円290億円
営業利益18億円18億円
純利益13億円14億円
1株あたり配当¥210¥210

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は57億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−8.1%、営業利益は−66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q868
2024年1Q6234.82
2024年2Q7667.96
2024年3Q901011.17
2024年4Q774
2025年2Q13475.25
2025年4Q161148.711
2026年2Q12753.94
2026年4Q163138.010
2027年1Q5711.81

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は279億円から290億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は6.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2791010
2014年3月2861110
2015年3月295119
2016年3月288107
2017年3月27398
2018年3月278106
2019年3月282108
2020年3月2881812
三洋UD株式会社(現・非連結子会社)を子会社化
2021年3月2571510
2022年3月245117
2023年3月2832016
2024年3月3052719
2025年3月29521237.116
2026年3月29018206.214

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高290億円のうち、営業利益として残るのは18億円6.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の4.8%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.0%206億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.8%66億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.2%18億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.9pt
6.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.6pt
4.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.8pt
6.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが10億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は73億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月16−1−61535
2014年3月14−8−4638
2015年3月13−14−2−134
2016年3月10−5−3536
2017年3月12−3−6939
2018年3月8−5−4338
2019年3月11−234−1230
2020年3月24−2−52248
2021年3月15−2−21357
2022年3月13−3−31064
2023年3月123−51574
2024年3月270−52795
2025年3月18−9−8996
2026年3月10−14−19−473

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は287億円。このうち返さなくてよい自己資本が209億円で、自己資本比率は73.0%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月22611511149.4
2014年3月23511611949.5
2015年3月24012611452.5
2016年3月23713110655.1
2017年3月2361389858.7
2018年3月2401439759.5
2019年3月24914710259.0
2020年3月25915510459.9
2021年3月2521658765.5
2022年3月2621719165.3
2023年3月28718410364.3
2024年3月30920210765.3
2025年3月2992108970.1
2026年3月2872097773.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
74億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
174億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
15億円
在庫として抱えている分
負債合計
77億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り87社中6位あたり、逆に低いのは売上成長率87社中67位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.7%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.2%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.0%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.7%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.6%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,550で、1年前と比べて+16.3%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥4,550-0.3%1ヶ月-2.0%1年+16.3%時価総額135億円
過去52週の値幅
安値¥3,925高値¥5,400

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.5倍
PER (会社予想)9.8倍
PBR0.62倍
配当利回り4.62%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価4630円は25日線(4487円)を約3.2%上回り、75日線(4440円)・200日線(4413円)も上回って強い。7月に入り出来高が増加し、14日には4790円の高値を付ける場面も。ただ前日比-2.0%と調整。52週高値5400円からは約14%下。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは実績9.59倍、予想9.9倍と同業界平均19.39倍を下回り割安。PBR0.62倍と1倍を大きく割り込み、資産価値に対して株価が低い。配当利回り4.57%は平均2.87%を上回り魅力的で、配当性向44%と安定。ROE6.7%は平均より低いが、収益性は維持。割安だが業績が低迷傾向にあり、今後の回復が焦点。総合的に割安だが、成長性には注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.5倍49.7倍
PER (予想)9.8倍
PBR0.62倍1.13倍
ROE6.7%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

建設投資の動向と、賃貸型枠事業の収益性が焦点。強気派は、都心部の再開発やインフラ老朽化対策で建設需要は堅調で、リース事業の比率が高いため収益が安定すると見る。弱気派は、建設コスト高や人手不足で工事が遅延・延期するリスク、売上高の伸び悩みを挙げる。争点は需要の持続性と利益率の維持。

プラスに働く材料7
  • 賃貸型枠で安定

    リース事業が収益の下支えとなり、市況変動を緩和

  • 高配当利回り

    配当利回り4.57%と高く、株主還元が厚い

  • 株価は上昇基調

    1年で21%上昇し、市場の信頼を集めている

  • 予想PER9.9倍と割安な評価是正余地決算発表後影響

    時価総額136億円・2026年3月期予想純利益14億円で予想PER9.9倍、割安修正余地

  • 配当利回り4.57%の株主還元通年影響

    株価4600円に対し配当利回り4.57%と高水準で、インカム需要が下支え

  • PBR0.62倍と企業価値の見直し余地次回株主総会影響

    PBR0.62倍・ROE6.7%と資本効率が低く、株主総会を契機に資本政策見直し

  • 外国人株主比率16.17%でガバナンス圧力継続影響

    外国人投資家の持ち株比率16.17%と高く、低PBR改善を求める声が強まりやすい

マイナスに働く材料7
  • 売上高が減少

    24年3月期305億円から26年3月期290億円へ減少傾向

  • 建設需要の減速

    建設コスト高で工事延期のリスクがある

  • 競争激化

    国内市場は成熟し、低価格競争が起こりやすい

  • 2026年3月期は営業利益3億円減の減益通年影響

    売上高290億円・営業利益18億円(前期比3億円減)と減益予想が重し

  • 売上高は前期比5億円減の290億円通年影響

    売上高が295億円から290億円へ減少、需要減退の継続リスク

  • 営業利益率6.21%と前年から低下通年影響

    営業利益率は7.12%から6.21%へ0.91ポイント低下、収益性悪化

  • 株価は1年で21.3%上昇し利益確定売り不定影響

    1年間で+21.31%上昇、高値圏では利食い売りが出やすい

次の決算で確かめる点
賃貸型枠の稼働率
リース事業の収益性を直接示す指標
建設受注動向
将来の需要を予測する上で重要
営業利益率
価格競争下での収益性の維持を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり210で、前期から+109.5%いまの株価に対する利回りは4.62%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥210
1株あたり
配当利回り
4.62%
いまの株価に対して
配当性向
44.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6028.8
2018年3月600.045.9
2019年3月9050.033.2
2020年3月70−22.222.5
2021年3月60−14.321.0
2022年3月7016.731.0
2023年3月8521.418.9
2024年3月10523.520.1
2025年3月1050.020.3
2026年3月220109.544.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥210

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,828人。区分でいちばん多いのは個人・その他65.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.0%を占め、残る83.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他59.860.062.456.861.665.8
外国法人4.14.05.210.512.416.1
事業法人10.310.410.115.716.412.9
自己株式3.63.64.56.710.55.3
金融機関24.024.020.415.06.54.1
証券会社1.71.61.91.93.11.0
外国人個人0.00.00.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三洋工業協力会社持株会17.36
02INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券㈱)5.47
03三洋工業社員持株会3.28
04新海 秀治2.97
05中谷 登世子2.84
06山岸 文男2.47
07トーケン工業㈱2.40
08US BANK NATIONAL ASSOCIATION JP ACCTS TS (常任代理人㈱三菱UFJ銀行)2.23
09日本生命保険(相)2.13
10内木 真哉1.93

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1628%、1株純資産は14期で+2229%。直近期のROEは6.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月283209.06.522.8
2014年3月2943,3479.06.128.2
2015年3月2523,6257.28.531.3
2016年3月2013,7545.47.637.9
2017年3月2443,9776.38.428.8
2018年3月1764,1614.311.945.9
2019年3月2394,3325.67.833.2
2020年3月3494,5647.84.922.5
2021年3月3034,8756.46.121.0
2022年3月2175,0544.48.631.0
2023年3月4795,4869.13.918.9
2024年3月5566,1449.66.120.1
2025年3月4976,6597.76.120.3
2026年3月4807,4556.79.344.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額156百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山岸茂取締役社長 代表取締役5014,000
鈴木将晴常務取締役 開発統括部長兼 技術研究所長6410,000
武田眞吾常務取締役 生産統括部長兼 購買担当678,000
吉見紀昭常務取締役 営業統括部長兼 子会社担当658,000
園田崇之取締役 財務部長兼 情報管理部長625,000
大内一彦取締役 総務部長兼 経営企画室長兼 法務監査担当60
原田実取締役(監査等委員) (常勤)688,000
堀之北重久取締役(監査等委員)74
萩原園子取締役(監査等委員)45
植草寛取締役(監査等委員)58
竹下由高取締役 生産統括部長兼 購買部長588,000
志賀芳勝取締役(監査等委員) (常勤)613,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)612521
取締役(社内)11717
社外取締役3145

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容473字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社7社の計8社で構成され、建築用金物・資材の製造、販売及び施工などの事業活動を展開しております。 当社グループのセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 三洋工業……………………   建築用金物・資材の製造、販売及び施工のほか、システム子会社及びその他に対し金物・資材を販売しております。 システム子会社……………   ㈱三洋工業九州システム、㈱三洋工業東北システム、㈱三洋工業北海道システム及び㈱三洋工業東京システムが含まれております。 建築用金物・資材の販売及び施工をしており、主に床システムの施工を行っております。また、商品の一部を三洋工業から仕入れております。 その他………………………   フジオカエアータイト㈱、スワン商事㈱及び三洋UD㈱が含まれております。建築用金物・資材の製造、販売及び施工を行っております。また、商品の一部を三洋工業から仕入れております。 なお、三洋UD㈱は非連結子会社であります。 事業の系統図は次の通りであります。
経営方針・対処すべき課題3,675字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針 私たちはグループ共通の《価値創造プロセス》に沿って、多様化する顧客・市場ニーズ、複雑化する社会的課題を迅速かつ的確に捉え、総合金属建材メーカーとして、“そこに住まう人”、“そこに働く人”に、安心して心地よく過ごしていただくための『快適空間』の創造を通じて、企業価値のさらなる向上と、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 ①   会社の経営の基本方針 当社グループは、経営理念である「国際化社会の中で、社員1人ひとりの自己の成長と企業の安定、発展をはかり、快適空間の創造を通じて社会に貢献します。」をグループの全社員で共有し、その実現のために次の3つの基本方針を掲げ実践しております。 ・人間尊重の経営 ・お客様第一の経営 ・地域・社会と共生する経営 以上の基本方針を基に、経営の効率化と収益性の向上を重視し、株主価値の増大が図れるオンリーワン企業を目指してまいります。 ② サステナビリティ基本方針 ・事業活動を通じた社会的課題への取組み ・働き甲斐のある職場づくりと人材育成 ・地球環境の保全に向けた取組み ・コーポレートガバナンスの充実 ・地域社会への貢献 (2)経営戦略等 当社グループは経営の基本方針のもと、厳しい経営環境の中でも、安定的かつ持続的な成長が図れるレジリエントな経営基盤を確立するため、2025年度を初年度とする中期3ヵ年経営計画「SANYO VISION 79」(2025年度~2027年度)に取り組んでおります。 同計画の骨子と基本経営戦略は以下のとおりです。 <骨 子> ①   経営ビジョン 私たちは、未来を守る確かな建材で快適空間の提案を行い、サステナビリティを意識した活動を通じて、全国のお客様に信頼され、社会から必要とされる価値創造グループを目指します。 ②   10年後の当社の目指す姿である「長期ビジョン」 『未来の『快適』を生み出す、環境共創カンパニー』 <Vision statement> 私たちは、すべての人々が心から安心し、快適に暮らせる環境を創り出すことを使命としています。私たちが目指すのは、単なる物理的な快適さだけでなく、心の豊かさや社会全体の調和を実現することです。そのために、社員1人ひとりの自己の成長と企業の安定・発展を実現しながら、共創の精神を大切にしてまいります。 私たちは、地球環境の保全と持続可能な社会の実現を最優先に考え、革新的な技術やアイデアを活用して、  社会から必要とされる新しい価値を創造します。 変化の激しい時代においても、あるべき将来像を描き挑戦する心を持ち続けることで、お客様、パートナー、地域社会、そして地球全体とともに、快適で持続可能な未来を共に創り上げる。 それが、私たち『環境共創カンパニー』のビジョンです。 ③   中期3ヵ年経営計画「SANYO VISION 79」における基本方針 『高付加価値化追求に向けた事業基盤強化とサステナブル経営推進による企業価値向上』 <戦略施策> (ア)  持続的成長への基盤づくりとデータを活用した営業活動の高度化 ・成長戦略商品の継続的な拡販の実施 ・3重点チャネルの構築による高効率な顧客接点の拡大 ・データの活用を通じた営業のデジタル化推進 ・成長戦略商品の継続的な拡販 ・生産と連携した物流網の最適化実現 (イ)  新事業創造への挑戦に向けた重点分野の調査 ・持続可能な成長のための新規事業への挑戦 ・重点分野の調査・分析 (ウ)  持続的成長実現に向けた生産・購買・研究開発機能の基盤構築 ・生産キャパシティ拡大に主眼を置いた生産活動デジタル化推進 ・デジタル活用による、調達業務の効率化、生産性の向上 ・全国物流網最適化に向けたサプライチェーンマネジメントの強化 ・産官学連携・3次元振動試験棟を起点とした技術の研究開発と新製品の創出 (エ)  中期事業戦略の推進に向けた攻めの財務基盤の確立 ・戦略的資源配分実行に向けた中長期キャッシュアロケーションの構築 ・ROE改善に向けたB/S最適化策の実行 (オ)  サステナブル経営強化に向けた経営システムのアップデート ・事業戦略を実現する戦略人事の実施とエンゲージメント経営の実現 ・各部が仕事に集中できる職場環境づくりの実現 ・攻めと守りの経営管理機能強化による企業価値向上基盤の構築 ・全社員参加の強固な統制とコンプライアンス意識の醸成・向上 ・実用的なシステムの導入・活用、DX化の推進による業務効率化・生産性の向上 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、「快適空間の創造」を通じて事業を発展させ、安定的かつ持続的に企業価値を高めていくことを目標としており、売上高及び営業利益率並びに自己資本利益率(ROE)を重要な経営指標として位置づけ、その向上に努めております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の経済情勢につきましては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果で緩やかな回復を支え、景気は回復傾向が続くと期待されております。しかしながら、米国の関税政策をめぐる動向や中東情勢の緊迫化など国際情勢の不安定な状態が続いており、為替や物価の変動や物流への影響など依然として景気の先行きは不透明な状況で、前年度より一段と不透明感が増すものと見込まれます。 当社グループを取り巻く建築市場につきましては、民間住宅分野が前年度の反動減から持ち直し、政府分野および民間非住宅分野も引き続き増加基調を維持すると見込まれることから、2026年度の建設投資額全体は前年度比で増加すると予測されています。一方で、資材・エネルギー価格や労務費の上昇に伴う建設コストの高騰により、投資計画の見直しや工期への影響が懸念されるほか、人手不足や資材調達の遅れによる工事進行への影響も想定されるなど、当社グループを取り巻く事業環境に引き続き注視が必要な状況にあります。 当社グループの対処すべき課題といたしましては、今般の中東情勢悪化による事業及び業績への影響に対し、情報収集と社内での迅速な共有・活用を進めるとともに、適切な社外発信を行ってまいります。あわせて、在庫確保や供給体制の見直しを通じて、供給への影響を最小限に抑える取り組みを進めてまいります。さらに、調達の見直しに加え、生産および物流における業務効率の向上とコスト低減を一層推進し、経営体質のさらなる強化を図りながら、コストアップの動向を踏まえた適切な価格改定を実施してまいります。加えて、新製品の市場投入を継続するとともに、設計指定活動に注力し、積極的な営業活動を展開することで受注の拡大を図ってまいります。 また、様々な環境変化(顧客・市場・社会)に対し、これまで培ってきた当社グループの強みを原動力に、《価値創造プロセス》に沿って新たな提供価値を創出していくことが重要な課題であると認識しております。 こうした認識のもと当社グループでは、100年企業を目指し、長期ビジョン「未来の『快適』を生み出す、環境共創カンパニーの実現」を設定し、中期3ヵ年経営計画「SANYO VISION 79」に沿って2年目の計画を実行し、将来を見据えた成長基盤の確立と収益性の拡大に挑戦してまいります。また人材を資本と捉え、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資への対応やSDGs(持続可能な開発目標)への積極的な取り組みを通じて企業の存在価値を高め、ステークホルダーとの良好な関係をつくり、社会から必要とされる価値創造グループを目指してまいります。 当社グループが《価値創造プロセス》に沿って社会へ提供する価値は、経営理念である「快適空間の創造」をはじめ、「革新的な製品・事業の創出」、「働き甲斐のある職場」、「CO₂排出量の削減・環境負荷の低減」、「地域社会への貢献(建築・雇用創出)」、そして「ステークホルダーへの様々な価値の還元」であります。 これらの提供価値を実現させるため、また、既存ビジネスからの変革を加速するため、『高付加価値化追求に向けた事業基盤強化とサステナブル経営推進による企業価値向上』を基本方針に掲げた「SANYO VISION 79」の5つの戦略施策をグループ全社で着実に実行し、「経済的価値」と「社会的価値」を両立する持続可能な価値創造グループを目指してステークホルダーと協働共栄で事業活動に取り組み、中長期的な企業価値の向上の実現に向けて邁進してまいります。 また、当社グループは、法改正等への対応に適切に取り組むと同時に、内部統制システムの運用と経営の公正性、透明性及び効率性を高め、コーポレートガバナンスの一層の充実化と強化に取り組むとともに、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応をはかりながら、皆様のご期待に添えるよう鋭意努力してまいります。
事業等のリスク2,844字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループは、建築業界の動向等により影響を受ける可能性があり、事業上のリスク要因には次のようなものがあります。 (1) 建築需要の減少 当社グループの取扱商品は、ビルや住宅用の建築用金物及び資材であり、少子高齢化と人口減少の進行に伴い、新規の建築需要が漸次縮小化し、その影響で販売競争が激化する可能性があります。その結果、当社グループの経営成績及び財政状態(以下、「経営成績等」という。)に悪影響を及ぼす可能性があります。こうした状況に対処するため、コスト低減に努めるとともに、経営理念に掲げた「快適空間の創造」を標榜し、「安心・安全」「環境・省エネ」「耐震・防災」をキーコンセプトとした魅力ある成長戦略商品の開発に積極的に取り組んでおります。 (2) 材料価格の変動 当社グループの取扱商品は、鋼材及びアルミを材料とするものが多く、こうした材料の市場価格は世界景気、地政学リスク、需給バランス、為替変動等の影響を受けます。これにより、材料価格が高騰した場合、当社グループの経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。こうした状況に対処するため、原材料価格の上昇に対して、原価低減や売価転嫁の施策等を通じて、極力その影響を軽減しております。また定期的に原材料価格の動向を把握し、適正な仕入先の選定及びリスク分散のための新規仕入先の開拓に努めております。 (3) 製造物責任等に伴う訴訟 当社グループは、総合金属建材メーカーとして品質管理には万全を期しておりますが、製造物責任による損害賠償請求訴訟が提起された場合、あるいは施工面で重大な瑕疵があった場合には、当社グループの経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。こうした状況に対処するため、「品質安全管理規程」を設け、これに基づき、適切な予防措置ならびに万一事故が発生した場合に迅速な対応と再発防止策が図れる体制を構築しております。 (4) 会計上の見積り 当社グループは、財務諸表の作成にあたり会計上の見積りが必要な事項について、合理的な基準に基づき見積りを行っておりますが、その不確実性から実際の結果と異なる場合があり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ① 工事原価総額の見積り 工事契約では、必要となる原材料や人員、完成するまでの期間等を検討し、その結果に基づいて、工事収益総額、工事原価総額及び連結会計年度末における工事進捗度の見積りを行っております。工事内容の変更による契約金額の変更や原材料価格の変動等が収益認識に影響を与えるため、追加原価が発生した場合に不採算工事が発生するリスクがあります。そのため、毎月の会議体により工事進捗度管理、利益管理プロセスとして工事単位ごとの収支管理を行い、工事原価総額の見積りにおいても、最新の情報に基づいた見積りを行うよう運用しております。 ② 債権の貸倒れ 当社グループは、全国に販売網があり多数の取引先がありますが、その大半は建築に関わる取引先であり、建築需要の減少による取引先の倒産等が発生した場合に、実際の貸倒れが回収不能見込額として計上した貸倒引当金を大幅に上回り、引当不足となる可能性があります。こうした状況に対処するため、「与信管理規程」を設け、取引先ごとに与信限度額を設定・管理し、取引の実情に即した限度額となるよう適宜見直しを行うほか、信用悪化の兆候が見られるときは営業責任者と営業統括責任者が協議し債権保全等の対応措置を実施しております。 ③ 資産の保有 当社グループは、事業用及び賃貸用不動産としての不動産並びに有価証券等を保有しておりますが、事業環境の変化等によって帳簿価額の回収が見込めなくなった場合、または時価の大幅な変動等があった場合には、減損処理が必要となる可能性があります。こうした状況に対処するため、当社グループが保有する土地の時価について定期的に調査し取締役会に報告するほか、子会社について業績悪化に伴う固定資産の減損の兆候を把握した際には子会社担当取締役から取締役会に報告し、適時に対策が打てるような体制を構築しております。 ④ 退職給付 退職給付に係る資産及び負債は、退職給付債務と年金資産の動向によって変動しますが、数理計算上の仮定に変動が生じた場合、または運用環境の悪化等により年金資産が減少した場合には、当該負債や年金に関する費用が増加する可能性があります。こうした状況に対処するため、総務部長を委員長とする年金資産運用委員会を四半期ごとあるいは臨時で開催し、資産運用状況及び見通しについて運用受託機関からの報告を受け、政策的資産構成の見直し等を協議及び審議し社長へ答申する体制をとっております。 ⑤ 繰延税金資産 経営状況の悪化等により将来の課税所得等の見積りが変動した場合、または税率変更等の税制改正があった場合には、繰延税金資産の取崩しが必要となる可能性があります。こうした状況に対処するため、当社グループ各社の業績推移とその見通しについて取締役会に報告し、業績悪化の兆候を把握した際には適時に対策が打てるような体制を構築しております。 (5) 大地震、自然災害、感染症等に関するリスク 大地震、気候変動に伴う自然災害、感染症の蔓延等によって、営業活動や生産活動及び業務に支障をきたした場合には、当社グループの経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。こうした状況に対処するため、「危機管理規程」を設け、万一不測の事態が発生した場合は、損失の最小化、損害の復旧、再発防止に取り組むこととしております。また、震災時においては、早期に復旧できるようBCPの策定及びその見直しを行っております。 (6) コンプライアンスに関するリスク 当社グループは、事業活動を展開する上で、製品の品質や安全性、知的財産、労務・安全衛生、会計基準、税法、取引管理、その他環境保全に関する事項など、様々な法規制を受けております。このような法規制に対し重大なコンプライアンス違反を起こした場合は、当社グループの社会的信用を失墜させ、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。こうした状況に対処するため、「コンプライアンス基本規程」を制定しコンプライアンス体制を構築するとともに、グループ共通の価値観・倫理観に基づく社員の行動基準を定め、コンプライアンス研修等を通じて、法令及び社会的規範の遵守に取り組んでおります。また、内部通報制度を設け、法令違反ないし不祥事の防止及び早期発見、自浄プロセスの機動性の向上に努めております。 上記の文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであり、事業を遂行する上ではこれら以外にもリスクが発生する可能性があります。なお、当社グループではこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)6,156字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に、個人消費および設備投資に持ち直しの動きがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で米国の通商政策の影響や物価上昇の継続が今後の景気を下押しするリスクとなるなど不透明な状況で推移する中、中東情勢の緊迫化で、景気の先行きはさらに下押される懸念となり、一段と不透明な状況にありました。 当社グループの関連する建築業界におきましては、建設投資額が物価高騰により前年度より増加したものの、新設住宅着工戸数が建築物省エネ法等改正による駆け込み需要の反動などから持家、貸家、分譲住宅において前年同期比で減少し、民間非居住建築物でも事務所、店舗、工場、倉庫において前年同期比で減少し、全体の着工床面積は減少しました。 当連結会計年度における建築需要は過年度と比較し、総じて低調な状況にありました。また人手不足等による建設工事における工期遅延などが発生していました。 こうした経営環境のもと、当社グループは新たにスタートした中期経営計画「SANYO VISION 79」(2025年度~2027年度)で、「経済的価値」と「社会的価値」の両立を図る持続可能な価値創造グループを目指し、ステークホルダーと協働共栄で中長期的な企業価値の向上の実現に向けて邁進してまいりました。 具体的には、社会課題や市場ニーズを踏まえた新製品の開発や成長戦略商品の拡販を進めるとともに、生産の省人化・自動化や物流対策など業務効率化によりコスト低減を図り、調達の見直しや価格改定を実施いたしました。 開発につきましては他社との共同開発を進め、防振・耐震天井と耐震ルーバー天井の今年5月発売に向け、公的機関E-ディフェンス(防災科学技術研究所)での実大加振実験に参画し、安全性および機能維持性能の検証を行いました。技術研究所に「3次元振動試験棟」を昨年9月に竣工し、4月稼働に向け準備を進めてきました。 サステナビリティ経営への取り組みといたしましては、環境マネジメントシステム認証(「ISO 14001」及び「エコアクション21」)を継続して取得しました。また4年連続で「健康経営優良法人」に認定されました。さらに、人材育成方針に基づく各種研修の実施やコンプライアンス意識の向上を目的とした教育研修を行い、コーポレートガバナンスの充実を図り、持続的な成長に向けた経営基盤の強化にグループ全体で取り組んでまいりました。 以上の結果、当連結会計年度における経営成績は、全体の売上高は28,956百万円(前期比1.9%減)となり、利益面につきましては、営業利益は1,830百万円(前期比11.2%減)、経常利益は2,041百万円(前期比10.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,399百万円(前期比11.9%減)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 ア. 三洋工業 軽量壁天井下地につきましては、耐震対策用天井製品が堅調に推移したものの、新設住宅着工戸数の低迷を受けて、戸建住宅用製品が伸び悩みの状況にあることから、軽量壁天井下地全体の売上高は減少となりました。 床システムにつきましては、学校体育館用の鋼製床下地材製品やOAフロアやマンションなど集合住宅用の遮音二重床製品及び環境配慮型のデッキフロア等が好調に推移したことから、床システム全体の売上高は増加となりました。 アルミ建材につきましては、ルーバー製品や外装パネルの受注が堅調に推移したものの、アルミ笠木やエキスパンションジョイント・カバーの受注が落ち込んだことからアルミ建材全体の売上高は減少となりました。 この結果、売上高は23,616百万円(前期比1.0%増)、セグメント利益は1,258百万円(前期比10.6%減)となりました。 イ. システム子会社 当社の子会社であるシステム会社(株式会社三洋工業九州システムほか)につきましては、主力取扱い製品である鋼製床下地材製品や床関連商品を中心に設計指定活動を通じて積極的な拡販に取り組んでまいりました。しかしながら都市部では堅調な動きが見られたものの、その他地域では物件数の減少と、受注競争の激化により厳しい市況環境となりました。 この結果、システム会社全体の売上高は6,024百万円(前期比12.7%減)、セグメント利益は400百万円(前期比17.3%減)となりました。 ウ. その他 その他につきましては、売上高は711百万円(前期比12.3%減)、セグメント利益は30百万円(前期比16.2%減)となりました。 財政状態の状況については、次のとおりであります。 ア.資産・負債の状況 当連結会計年度末の資産は、3次元振動試験棟の建設による建設仮勘定の増加等があったものの、現金及び預金が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ1,244百万円減少し28,651百万円となりました。 負債は、支払手形及び買掛金、電子記録債務が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ1,178百万円減少し、7,747百万円となりました。 イ.純資産の状況 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したものの、配当金の支払、自己株式の取得等により前連結会計年度末に比べ65百万円減少し、純資産合計は20,904百万円となりました。 この結果、自己資本比率は73.0%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末の9,596百万円から2,292百万円減少し、7,303百万円となりました。各々のキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 ア. 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、963百万円の資金収入(前年同期は1,820百万円の資金収入)となりました。その要因は、仕入債務の減少額1,676百万円、法人税等の支払額409百万円等の資金減少に対し、税金等調整前当期純利益2,025百万円、売上債権の減少額583百万円等の資金増加によるものです。 イ. 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,373百万円の資金支出(前年同期は950百万円の資金支出)となりました。その要因は、有形固定資産の取得による支出1,368百万円等の資金減少によるものです。 ウ. 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、1,882百万円の資金支出(前年同期は802百万円の資金支出)となりました。その要因は、配当金の支払額471百万円、自己株式の取得による支出1,376百万円等の資金減少によるものです。 (資本の財源及び資金の流動性についての分析) 当社は、運転資金及び設備投資資金につきまして、主として営業活動によるキャッシュ・フロー及び銀行等からの借入金により資金調達をしております。資金計画につきましては基本的に営業活動により得られた資金を有効活用し有利子負債の削減を図ることとしております。 ③ 生産、受注及び販売の状況 ア.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、システム子会社につきましては、三洋工業より購入した製品の販売を行っており、生産は行っておりません。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 三洋工業   7,472       △3.8 その他   201       △5.8 合計   7,673       △3.9 (注) 金額は実際原価によっております。 イ.受注実績 当社グループは生産計画に基づいて生産しており、受注生産を行っておりません。 当社グループの工事に関する受注残高は1,280百万円であります。 ウ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 三洋工業   22,592       1.5 システム子会社   5,839       △11.9 その他   524       △16.7 合計   28,956       △1.9 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 販売実績の100分の10を超える主要な販売先はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①   重要な会計上の見積り及び見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績及び経営成績に重要な影響を与える要因 2025年度における当社グループの経営環境は、国内経済が緩やかな回復基調で推移したものの、資源・エネルギー価格の高止まりや物価上昇、海外経済の不確実性等により、先行き不透明な状況が続きました。こうした状況の中、当社グループは、2025年度を初年度とする中期3ヵ年経営計画「SANYO VISION 79」(2025年度~2027年度)において、『高付加価値化の追求に向けた事業基盤強化とサステナブル経営の推進による企業価値向上』を基本方針とし、5つのテーマのもと、「経済的価値」と「社会的価値」を両立する持続可能な価値創造グループを目指して、ステークホルダーとの協働による事業活動を推進し、中長期的な企業価値の向上に取り組んでまいりました。具体的には、社会的課題や市場ニーズを捉えた新製品開発に注力するとともに、成長戦略商品の拡販、設計指定活動の強化、見積案件の受注率向上、販売価格の適正化等に取り組み、生産効率の向上およびコスト抑制を図るなど各種施策を推進してまいりました。また、サステナビリティ経営の取り組みとして、環境マネジメントシステム認証(「ISO14001」または「エコアクション21」)の継続認定を受けるとともに、「健康経営優良法人」に4年連続で認定されるなど、持続的成長に向けた経営基盤のさらなる強化にグループ全体で取り組んでまいりました。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度における経営成績につきましては、建設需要が総じて力強さを欠く状況の中、売上高は前連結会計年度末に比べ560百万円減の28,956百万円(前期比1.9%減)となりました。利益面におきましては、販売価格の適正化や各種施策の推進に取り組んだものの、物流費や人件費の増加等により販管費が増加した結果、営業利益は前連結会計年度末に比べ230百万円減の1,830百万円(前期比11.2%減)、経常利益においては前連結会計年度末に比べ245百万円減の2,041百万円(前期比10.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度末に比べ189百万円減の1,399百万円(前期比11.9%減)となりました。 なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因としては、土木を除く建設投資額の多寡、原材料価格の動向、市場ニーズの変化、同業他社との競争、法改正や各種補助金の有無、自然災害の発生、その他、各種感染症の拡大による影響などが挙げられます。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、現在及び将来の事業活動のための適切な水準の流動性の維持及び機動的・効率的な資金の確保を財務活動の基本方針としており、運転資金の効率的な管理を通じて、事業活動における資本効率の最適化を図ります。資金需要の主な内容は、商品仕入代金や製造経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに株主還元であります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入等を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は837百万円、現金及び現金同等物の残高は7,303百万円となっております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 ア.三洋工業 財政状態におきましては、自己資本比率が50%を超えていることから、健全な財務体質であると認識しておりますが、企業維持への財務体質の構築を念頭に置きつつ、内部留保が経営資本等に有効活用されるよう随時検討し、収益性の向上が図れる持続可能な経営体質を目指してまいります。 なお、経営成績につきましては、三つの主力製品群のうち、軽量壁天井下地およびアルミ建材の受注が減少したものの床システムが増加したことから、売上高は前連結会計年度末に比べ233百万円増の23,616百万円(前期比1.0%増)となりました。また、セグメント利益においては、前連結会計年度末に比べ148百万円減の1,258百万円(前期比10.6%減)となりました。 イ.システム子会社 財政状態におきましては、資金の確保及び安全性等の観点から、財務体質に特段問題はないものと認識しておりますが、必要に応じて適切な設備投資を行い、設計指定活動の更なる強化と人材育成等を通じて、業績の向上に努めてまいります。 なお、経営成績につきましては、都市部では受注が堅調だったものの、その他地域で物件数の減少や受注競争の影響を受けたことなどから、システム子会社全体の売上高は前連結会計年度末に比べ876百万円減の6,024百万円(前期比12.7%減)、セグメント利益は前連結会計年度末に比べ83百万円減の400百万円(前期比17.3%減)となりました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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