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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

SUMCO

SUMCO CORPORATION3436 · Prime · 金属製品

半導体メーカー向けシリコンウェーハのグローバル専業メーカー。300mm~100mmまで幅広い口径と、エピタキシャルウェーハ等の高付加価値品を供給

概要

SUMCO は、半導体用シリコンウェーハの製造・販売を専業とするグローバル企業である。1999年7月に住友金属工業(現日本製鉄)と三菱マテリアルらの共同出資で設立され、2005年に現社名に変更。主力製品は300mmおよび200mmのポリッシュトウェーハとエピタキシャルウェーハで、世界中の半導体メーカーに供給する。2024年12月期の売上高は3966億円、従業員数は約9714名。単一セグメントで事業を展開し、日本、台湾、米国、インドネシアなどに生産拠点を持つ。半導体市況変動の影響を強く受けており、2025年12月期は最終赤字を見込む。

単一事業セグメント「高純度シリコン事業」に特化

当社グループは、半導体メーカー向けシリコンウェーハの製造・販売を主体とする高純度シリコン事業のみの単一セグメントで構成される。売上高の全額がこの事業から生まれており、連結子会社16社、非連結子会社3社、持分法適用関連会社1社が関与する。製品はポリッシュトウェーハとエピタキシャルウェーハに大別される。ポリッシュトウェーハは単結晶シリコンインゴットをスライスし、鏡面研磨した基板であり、100mmから300mmまでの口径をカバーする。エピタキシャルウェーハはその表面に気相成長法でシリコン単結晶層を形成した高付加価値品である。製造工程は単結晶引上工程とウェーハ加工工程に分かれ、結晶炉内の高純度石英ルツボで多結晶シリコンを溶融し単結晶を引き上げた後、厚さ1mm以下にスライス、研削、研磨、洗浄を経て仕上げる。顧客はメモリーやロジック等の半導体メーカーであり、同社のウェーハは半導体製造の基板材料として不可欠である。

日本国内12拠点と海外6カ国に広がる生産体制

300mmウェーハの生産拠点は佐賀県伊万里市、杵島郡江北町、山形県米沢市、長崎県大村市、台湾にある。200mm以下のウェーハはこれらに加え、北海道千歳市、宮崎県宮崎市、米国、インドネシア、台湾に製造拠点を置く。さらに半導体用多結晶シリコンは三重県四日市市と米国で生産する。販売体制は東京、大阪、福岡の国内営業拠点に加え、北米(米国)、欧州(英国)、アジア(台湾、シンガポール)に販売子会社を配置し、台湾と韓国には技術サポート会社を置く。これにより全世界の半導体メーカーをカバーする。グループ全体で連結子会社16社、非連結子会社3社、持分法適用関連会社1社により構成され、垂直統合型のサプライチェーンを形成している。

AI需要に支えられるも二極化する収益環境

2024年12月期の売上高は3966億円、営業利益は369億円(営業利益率9.3%)、純利益は199億円だった。半導体市場はAI用データセンター向けの先端ロジックとDRAM需要が旺盛だった一方、民生・産業・自動車向けは低迷し、二極化が続いた。300mmウェーハの先端品は強い需要が持続したが、非先端品は顧客の在庫調整の影響で緩やかな回復にとどまった。200mm以下のウェーハは年間を通じて低調だった。2025年12月期の業績見通しは売上高4097億円と微増を見込むものの、営業利益は13億円(同0.3%)、親会社株主に帰属する当期純損失は118億円の赤字に転落する見通しである。設備投資に伴う減価償却費負担の増加や200mm以下生産体制の再編費用が収益を圧迫する。

業界の中での役割は半導体材料メーカー(シリコンウェーハ供給)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,097億円
営業利益
13億円
営業利益率
0.3%
純利益
-118億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01半導体メーカー主力

メモリーやロジック等の半導体を製造するメーカー向けに、基板材料としてシリコンウェーハを供給。300mmウェーハを主力に、200mm以下のウェーハも多拠点で生産。さらにポリッシュトウェーハやエピタキシャルウェーハ等の高付加価値品も提供。

主な製品・サービス2
ポリッシュトウェーハ
単結晶シリコンインゴットをスライスし、鏡面研磨した半導体基板。100mm~300mmの各口径をラインナップ
エピタキシャルウェーハ
ポリッシュトウェーハ表面に気相成長法でシリコン単結晶層を形成し、表面品質を高めた高付加価値ウェーハ

製品と技術

ポリッシュトウェーハ:単結晶インゴットから鏡面研磨まで一貫生産

ポリッシュトウェーハはSUMCOの主力製品である。製造工程はまず単結晶引上工程で、高純度石英ルツボ内で多結晶シリコンを加熱溶融し、単結晶を種結晶からゆっくり引き上げてインゴットを形成する。このインゴットを厚さ1mm以下にワイヤーソーでスライスし、その後研削、研磨、洗浄を経て表面を鏡面状態に仕上げる。製品は100mm、125mm、150mm、200mm、300mmの口径をラインナップし、半導体メーカーのプロセスに応じて供給される。100mm~150mmは主にアナログ半導体やパワーデバイス向け、200mmはセンサーや車載向け、300mmは最先端ロジックとメモリー向けである。SUMCOは日本国内外の複数拠点でこの工程を行い、品質の一貫性を保っている。顧客からの極めて厳しい品質・コスト要求に応えるため、高精度化と歩留まり向上に継続的に取り組んでいる。

エピタキシャルウェーハ:気相成長で表面品質を高めた高付加価値品

エピタキシャルウェーハは、ポリッシュトウェーハの表面に気相成長法(CVD)で薄いシリコン単結晶層を形成した製品である。これにより表面の結晶欠陥が低減され、デバイスの歩留まりと性能が向上する。主に高速ロジックやイメージセンサー、パワー半導体など高い表面品質が要求される用途に用いられる。SUMCOでは300mmエピタキシャルウェーハの製造に強みを持ち、AI用先端ロジック向け需要を取り込んでいる。200mm以下のエピタキシャルウェーハも生産しており、車載や産業機器向けに供給する。エピタキシャルウェーハの付加価値はポリッシュトウェーハに比べて高く、収益性向上に貢献する。同社は長年の経験と技術を蓄積し、高品質なエピタキシャルウェーハを安定供給している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

シリコンウエハ製造で国内首位級、業界大手の一角

同社はシリコンウエハ製造において国内首位級の地位を占め、半導体材料分野で高い競争力を持つ。金属製品セクターに分類されるが、実際は半導体向け高純度シリコンウエハの専業メーカーであり、同業他社である日本調理機やテクニスコといった金属加工企業とは事業内容が異なる。近年の売上高は4000億円前後で推移し、2024年12月期には売上高3966億円、営業利益率9.3%を記録したが、2025年12月期には営業利益率が0.32%と急激に悪化した。これは半導体市況の変動や在庫調整の影響が大きいとみられる。競合他社と比較して、同社はウエハ事業に特化している点が特徴であり、技術力と設備投資による規模の優位性を持つ。しかし、業績の変動が大きく、安定的な収益確保が課題となっている。

強み

  • シリコンウエハで国内首位級の地位を有し、半導体材料分野で高い競争力を誇る
  • 高純度シリコンウエハの製造技術に強みを持ち、先端半導体向けにも対応可能
  • 半導体業界との長期的な取引実績があり、主要顧客からの信頼が厚い
  • 大規模な設備投資により生産効率を高め、コスト競争力の向上に寄与

課題

  • 半導体市況の影響を受けやすく、営業利益率が急激に変動するリスクがある
  • 海外のウエハメーカーとの競争が激化しており、価格競争に晒される
  • 半導体の需要サイクルに合わせた生産調整が難しく、在庫リスクを抱える

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体材料の時価総額近傍。太字がSUMCO

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16988日東電工2.4兆円17.6倍
24188三菱ケミカルグループ1.8兆円
35706三井金属1.5兆円16.5倍
47911TOPPANホールディングス1.5兆円21.7倍
57912大日本印刷1.3兆円12.9倍
63436SUMCO1.1兆円
74021日産化学1.1兆円21.7倍
84186東京応化工業1.0兆円24.4倍
94005住友化学1.0兆円16.6倍
104183三井化学9,014億円24.5倍
114182三菱瓦斯化学8,139億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体材料)に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

住友金属と三菱マテリアルの折半出資で設立(1999-2002年)

1999年7月、住友金属工業(現日本製鉄)、三菱マテリアル、三菱マテリアルシリコンの3社が出資し、株式会社シリコン ユナイテッド マニュファクチャリングとして設立された。2001年10月には300mmウェーハの生産を開始し、大口径化の波に乗る。2002年2月、住友金属工業からシリコン事業(シチックス事業本部)の営業を譲り受けるとともに、三菱マテリアルシリコンと合併し、商号を三菱住友シリコン株式会社に変更した。この統合により、旧住友系と旧三菱系のシリコン事業が一つになり、技術と生産能力が集約された。同時期に米国にSUMCO USA Corporationを設立し、海外展開の足がかりを築いた。

上場とブランド統一、子会社化による拡大(2005-2008年)

2005年8月、商号を株式会社SUMCOに変更し、ブランドを統一した。同年11月には東証市場第一部に上場し、資金調達力を強化した。2006年10月、コマツ電子金属株式会社(後のSUMCO TECHXIV)の株式を公開買付けで取得し子会社化する一方、米国子会社SUMCO Oregon Corporationを清算した。2007年1月にはSUMCO USA Corporationも清算し、米国事業を見直した。2007年12月には台湾子会社のFORMOSA SUMCO TECHNOLOGY CORPORATIONが台湾証券交易所に上場した。2008年5月、株式交換によりSUMCO TECHXIVを完全子会社化し、同年8月には会社分割で同社の営業・技術部門を承継した。これによりグループの一体化と技術基盤の強化を図った。

不採算事業の整理と生産体制の再編(2011-2013年)

2011年2月、尼崎工場を閉鎖した。2012年11月にはジャパンスーパークォーツ株式会社(現JSQ事業部)を吸収合併し、クォーツ事業を内部化した。2013年3月、太陽電池事業を手掛けるSUMCOソーラー株式会社を清算し、多角化の試みを終了した。同年7月には生野工場も閉鎖した。これらの閉鎖・清算は、半導体市場の変動に対応するための事業構造改革の一環であり、固定費削減と経営資源の集中を目的とした。不採算拠点や非中核事業からの撤退により、シリコンウェーハ事業に経営資源を集中させる基盤を整えた。また、2016年3月には監査等委員会設置会社に移行し、ガバナンス体制を強化した。

多結晶シリコン事業の取得とプライム市場移行(2016-2023年)

2016年3月、監査等委員会設置会社に移行した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。2023年3月、三菱マテリアルが新設した高純度シリコン株式会社を取得し、同社を通じて三菱マテリアルの半導体用多結晶シリコン事業、Mitsubishi Polycrystalline Silicon America Corporation、日本アエロジルの株式を承継した。これにより、シリコンウェーハの原料である多結晶シリコンの供給力を強化し、バリューチェーンの上流へ事業を拡大した。なお、2021年以降はAI需要を見据えた300mmウェーハの増産投資を進めているが、減価償却負担の増加が収益の重荷となっている。

年表19件を開く

1990年代

  • 1999年7月創業住友金属工業株式会社<現 日本製鉄株式会社>、三菱マテリアル株式会社及び三菱マテリアルシリコン株式会社の共同出資により、株式会社シリコン ユナイテッド マニュファクチュアリングとして設立。

2000年代

  • 2001年10月300mmウェーハの生産開始。
  • 2002年1月創業米国における持株会社としてSUMCO USA Corporationを設立。
  • 2002年2月M&A住友金属工業株式会社<現 日本製鉄株式会社>よりシリコン事業(シチックス事業本部)の営業を譲り受けるとともに、三菱マテリアルシリコン株式会社と合併、同時に商号を三菱住友シリコン株式会社に変更。
  • 2005年8月商号変更商号を株式会社SUMCOに変更。
  • 2005年11月上場株式会社東京証券取引所市場第一部上場。
  • 2006年10月M&Aコマツ電子金属株式会社<現 SUMCO TECHXIV株式会社>株式の公開買付けにより同社を子会社化。
  • 2006年10月SUMCO Oregon Corporationを清算。
  • 2007年1月SUMCO USA Corporationを清算。
  • 2007年12月上場FORMOSA SUMCO TECHNOLOGY CORPORATIONが台湾証券交易所(証券取引所)に正式上場。
  • 2008年5月M&A株式交換の方法により、SUMCO TECHXIV株式会社を完全子会社化。
  • 2008年8月会社分割の方法により、SUMCO TECHXIV株式会社の営業部門及び技術部門を承継。

2010年代

  • 2011年2月当社尼崎工場閉鎖。
  • 2012年11月M&Aジャパンスーパークォーツ株式会社<現 当社JSQ事業部>を吸収合併。
  • 2013年3月SUMCOソーラー株式会社を清算。
  • 2013年7月当社生野工場閉鎖。
  • 2016年3月監査等委員会設置会社に移行。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2023年3月三菱マテリアル株式会社が新設した高純度シリコン株式会社に、三菱マテリアル株式会社の半導体用多結晶シリコン事業、並びに三菱マテリアル株式会社が保有するMitsubishi Polycrystalline Silicon America Corporation及び日本アエロジル株式会社の株式を承継させたうえで、高純度シリコン株式会社の株式を取得。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 女性活躍推進目標中長期的な目標(具体的数値は非開示)
  • ネットゼロ目標中長期的な目標(具体的数値は非開示)
  • 人材育成目標中長期的な目標(具体的数値は非開示)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    300mmウェーハの先端品需要取込み

    AIの急成長に関連する先端ロジック、DRAM、NAND向け需要に対応するため、技術開発と高度化投資に注力し、新工場の戦力化と既存工場の製造設備の高度化を進める。

  2. 02

    200mm以下の生産体制再構築

    市場環境に見合った適正な生産体制の再編成を実施し、効率化と収益改善に努める。

  3. 03

    コスト競争力の強化と柔軟な経営体質の構築

    市場変動が大きい事業特性を踏まえ、コスト競争力を強化し収益改善を図るとともに、需要環境の変化に応じて迅速かつ的確に経営資源を最適化できる企業体質を構築する。

  4. 04

    サステナビリティ推進

    マテリアリティとして特定した社会課題(女性活躍推進、ネットゼロ、人材育成等)について中長期的目標達成に向け活動を加速する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で9,714人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は641万円で、9期前と比べて2.5%平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月7,520
2017年12月7,711
2018年12月8,017
2019年12月65843.117.18,142
2020年12月64943.617.18,199
2021年12月65643.617.28,469
2022年12月67942.815.59,189
2023年12月67942.414.29,847
2024年12月66742.613.69,850375
2025年12月64142.714.09,71413

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 8 / 海外 9、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
九州事業所伊万里 — 佐賀県伊万里市3,422億円
本社・工場 — 台湾雲林縣2,087億円
本社・工場 — 長崎県大村市585億円
米沢工場 — 山形県米沢市6,514百万円
九州事業所佐賀 — 佐賀県杵島郡 江北町5,616百万円
主な関係会社
  • 国内
    SUMCO TECHXIV 株式会社(注)1
    長崎県 大村市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SUMCOテクノロジー 株式会社
    千葉県 野田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SUMCOサービス 株式会社
    佐賀県 杵島郡江北町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SUMTECサービス 株式会社
    長崎県 大村市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SUMCO保険サービス 株式会社
    長崎県 大村市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本台塑勝高 株式会社(注)3
    佐賀県 伊万里市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    高純度シリコン 株式会社
    三重県 四日市市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUMCO Phoenix Corporation (注)1
    米国アリゾナ州 フェニックス · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUMCO Southwest Corporation (注)1
    米国アリゾナ州 フェニックス · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUMCO Personnel Services Corporation
    米国アリゾナ州 フェニックス · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUMCO Europe Sales Plc (注)1
    英国ロンドン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. SUMCO Indonesia
    インドネシア チカランバラ · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • SUMCO Singapore Pte. Ltd.シンガポール100%
  • FORMOSA SUMCO TECHNOLOGY CORPORATION (注)1,3,4台湾 雲林縣43%
  • SUMCO Taiwan Technology Corporation台湾 新竹市100%
  • High-Purity Silicon America Corporation米国アラバマ州 テオドール100%
  • 日本アエロジル 株式会社東京都 新宿区20%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は4,097億円営業利益13億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.3%、利益が-96.5%。

売上高
+3.3%
4,097億円
営業利益
-96.5%
13億円
純利益
-159.3%
-118億円
営業利益率
0.3%
前期比 -9.0%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は2,150億円、営業利益は−64億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.7%、営業利益は−185.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1,09926023.7377
2023年2Q1,10820818.8119
2023年3Q1,00215115.193
2023年4Q1,05050
2024年1Q935879.351
2024年2Q1,04812111.575
2024年4Q1,9831618.173
2025年2Q2,054753.731
2025年4Q2,043−62−3.0−149
2026年2Q2,150−64−3.0−129

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年1月期からの14期で、売上は2,067億円から4,097億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は0.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年1月2,0679534
2013年12月1,851717
2014年12月2,253219163
2015年12月2,368255197
2016年12月2,1149966
2017年12月2,606367270
2018年12月3,251831586
2019年12月2,995483331
2020年12月2,913357255
2021年12月3,357511411
2022年12月4,4111,113702
2023年12月4,259726639
2024年12月3,9663693759.3199
2025年12月4,09713−390.3−118

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高4,097億円のうち、営業利益として残るのは13億円0.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-118億円、売上の-2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.7%3,552億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.0%532億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.3%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.9pt
0.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比7.1pt
-2.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.9pt
-2.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-1.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが1,000億円、投資CFが−1,114億円で、差し引きのフリーCFは−114億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は753億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年1月163−15247511721
2013年12月23−87−45−64629
2014年12月298−98−197200657
2015年12月318−134−381184458
2016年12月273−180−9193456
2017年12月518−157−76361746
2018年12月936−522−354414789
2019年12月777−612−248165700
2020年12月842−552−162290819
2021年12月1,047−6739913742,247
2022年12月1,795−1,264−2325312,593
2023年12月963−2,477435−1,5141,564
2024年12月696−2,4791,123−1,783957
2025年12月1,000−1,114−87−114753

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1.1兆円。このうち返さなくてよい自己資本が6,478億円で、自己資本比率は51.3%(業種中央値59.8%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年1月0.491,8033,13032.2
2013年12月0.501,9483,03733.7
2014年12月0.512,1672,93936.2
2015年12月0.492,4452,45343.2
2016年12月0.492,4282,50442.5
2017年12月0.532,8162,49345.4
2018年12月0.593,2552,62848.4
2019年12月0.583,4112,37452.2
2020年12月0.593,5502,38453.1
2021年12月0.765,2282,42062.3
2022年12月0.895,9153,01159.8
2023年12月1.076,3554,37653.3
2024年12月1.176,5725,15450.5
2025年12月1.136,4784,80251.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
673億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,605億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
262億円
在庫として抱えている分
負債合計
4,802億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率1 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率87社中29位あたり、逆に低いのは配当利回り87社中86位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-2.0%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.3%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
51.3%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.3%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,122で、1年前と比べて+156.5%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥3,122-5.9%1ヶ月-11.9%1年+156.5%時価総額1.1兆円
過去52週の値幅
安値¥1,131高値¥5,939

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR1.92倍
配当利回り0.64%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で-9.6%と下落。7月14日 5,307円 の高値から急落し、7月29日には 2,948円 まで半値近く下落しました。以降は反発するも、25日移動平均線(3,620円)を下回って推移。52週高値 5,939円 からは約43%下落しており、調整が長期化しています。75日線(3,839円)も下回っており、中期トレンドは弱気に転換。RSIは50.7と中立圏ですが、上値抵抗が強く、出来高も高水準で売買が交錯しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERが算出できず、PBRは2.08倍で業界平均1.16倍を大きく上回る。ROEは-2%と赤字で、収益性が悪化している。配当利回りは0.59%と平均2.87%を大幅に下回り、株主還元が手薄。業績は赤字転落で、今期も赤字見込み。バリュエーションは割高であり、投資妙味は乏しい。

指標この会社業種平均
PBR1.92倍1.13倍
ROE-2.0%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市況の変動が業績に直結するため、需要回復の時期が焦点。2025年は営業損益が赤字転落の見通しで、弱気派は供給過剰と価格下落を懸念。強気派は生成AI向け半導体需要の増加がシリコンウェーハ需要を押し上げると期待。株価は1年で大幅上昇しており、期待と実態の乖離が議論に。

プラスに働く材料7
  • AI需要拡大

    生成AI向け半導体の増産がシリコンウェーハ需要を牽引。

  • 市況回復

    半導体在庫調整が進み、2025年後半には回復見込み。

  • 高付加価値品

    高性能ロジック向け300mmウェーハの需要が高い。

  • 2025/12期は増収予想通年影響

    売上高4,097億円、前期比3.3%増と需要回復の兆し

  • 営業利益13億円が底打ちの可能性決算発表後影響

    前期369億円からほぼゼロに減も、半導体需要で反転が期待

  • 外国人保有比率46.8%と高い関心継続影響

    半導体関連株として海外マネーが流入

  • 株価の上昇トレンドが継続継続影響

    1年間で192.8%上昇、勢いが需給を牽引

マイナスに働く材料7
  • 供給過剰

    各社の増産投資で需給バランスが悪化。

  • 価格下落

    長契価格改定でウェーハ単価が低下。

  • 赤字転落

    2025年は営業損益が赤字予想で業績悪化。

  • 2025/12期は純損益118億円の赤字決算発表後影響

    前期199億円の黒字から赤字転落

  • 営業利益13億円と96%減決算発表後影響

    369億円から13億円へ、採算がほぼ消滅

  • 営業利益率0.32%と採算悪化通年影響

    前期9.3%から約9ポイント悪化

  • ROEマイナス2%と資本棄損継続影響

    純損失により自己資本が減少

次の決算で確かめる点
ウェーハ出荷量
半導体需要動向を直接反映する。
販売単価
価格下落リスクを監視するため。
在庫水準
需給バランスの是正度合いを確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から4.8%いまの株価に対する利回りは0.64%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
0.64%
いまの株価に対して
配当性向
37.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1079.9
2017年12月28180.042.9
2018年12月62121.443.0
2019年12月35−43.524.5
2020年12月27−22.929.0
2021年12月4151.930.7
2022年12月8197.647.3
2023年12月55−32.140.8
2024年12月21−61.837.0
2025年12月20−4.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ104,335人。区分でいちばん多いのは外国法人46.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.9%を占め、残る67.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人41.850.541.045.546.146.6
金融機関24.922.426.127.028.731.6
個人・その他16.114.018.918.218.118.1
証券会社5.98.911.77.55.22.2
事業法人11.24.12.31.71.81.3
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)16.67
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)10.66
03BNYMSANV AS AGENT / CLIENTS LUX UCITS NON TREATY 1(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.36
04JP MORGAN CHASE BANK 385864(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.52
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.36
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.26
07BBH (LUX) FOR FIDELITY FUNDS - GLOBAL TECHNOLOGY POOL(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.14
08JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.90
09野村信託銀行株式会社(投信口)1.72
10SCBHK AC-SCBCN FOR PRUDENTIAL HONG KONG LIMITED(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近11
  • 2026-07-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.32%
    -0.55pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.19%
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.75%
    +0.56pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.82%
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.87%
    +0.05pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.19%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.82%
  • 2026-06-04
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.02%
    -0.84pt
  • 2026-05-08
    イーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール)リミテッド(Eastspring Investments (Singapore) Limited)
    新規の大量保有報告
    4.49%
    -1.89pt
  • 2026-04-21
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.65%
    -0.04pt
  • 2026-04-21
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.86%
    +0.74pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−476%、1株純資産は14期で+279%。直近期のROEは-2.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年1月94372.6106.36.5
2013年12月−14730.4
2014年12月595399.229.712.0
2015年12月7072210.013.249.2
2016年12月227153.167.279.9
2017年12月9282312.031.442.9
2018年12月20097222.36.143.0
2019年12月1131,03011.316.224.5
2020年12月871,0828.325.929.0
2021年12月1361,36010.417.330.7
2022年12月2001,52413.98.847.3
2023年12月1831,63611.611.640.8
2024年12月571,6933.420.837.0
2025年12月−341,654−2.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2025/12期の役員報酬は総額424百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
橋本眞幸代表取締役 会長兼CEO 取締役会議長75
阿波俊弘代表取締役 社長 営業本部長64
龍田次郎代表取締役 副社長 生産技術本部長66
窪添伸一代表取締役 副社長 社長室長64
加藤健夫取締役 専務執行役員 AI推進本部長56
加藤茜愛取締役63
藤井淳郎取締役(監査等委員)67
田中等取締役(監査等委員)76
三冨正博取締役(監査等委員)62
太田信一郎取締役(監査等委員)80
須江雅彦取締役(監査等委員)70
Amy Shigemi Hatta取締役(監査等委員)58
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
Anita Killian取締役(監査等委員)62
弘田成弥代表取締役 副社長 生産技術本部長65
矢田銀次取締役 常務執行役員 営業本部長58
伊藤洋取締役(監査等委員)62
神林比洋雄取締役(監査等委員)74
和田希志子取締役(監査等委員)55

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)623923940
監査等委員710110114
取締役(社内)6737312
その他役員1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」でSUMCOを取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,809字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社16社、非連結子会社3社、持分法適用関連会社1社により構成されています。 当社グループの事業は半導体(注1)メーカー向けシリコンウェーハの製造及び販売を主体とした「高純度シリコン事業」のみの単一セグメントであります。 (1) 高純度シリコン事業について 当社グループが製造及び販売を行う半導体用シリコンウェーハは、当社グループの顧客である半導体メーカーがメモリーやロジック等の各種半導体を製造するうえで基板材料として用いられるものであります。 半導体の製造工程においては、シリコンウェーハの口径が大きいほど一枚当たりのシリコンウェーハから切り出される半導体の個数が多くなるため生産性が向上し、さらに、半導体を切り出す際に周縁部で無駄となる部分の割合が減ることで歩留りが向上するため、半導体メーカーにおけるコスト削減の要請に応え、シリコンウェーハの口径は100mmから、125mm、150mm、200mm、300mmと世代ごとにその口径が大きくなっております。 このような背景のもと、当社グループは、国内外の製造拠点において、各口径のポリッシュトウェーハ(注2)や、その表面にさらに特殊加工を施したエピタキシャルウェーハ(注3)等の製造を行っております。 (2) 当社グループの生産体制及び販売体制について (半導体用シリコンウェーハの製造工程及び製造方法) 半導体用シリコンウェーハの製造工程は、大きく「単結晶引上工程」と「ウェーハ加工工程」に区分されます。単結晶引上工程においては、結晶炉内に設置した高純度石英ルツボ(注4)の中で加熱溶融した多結晶シリコンを、時間をかけて単結晶を成長させながら引き上げることにより、単結晶シリコンのインゴット(塊)を製造いたします。次に、ウェーハ加工工程において、単結晶引上工程にて製造された単結晶シリコンインゴットを厚さ1mm以下にスライスし、研削、研磨、洗浄等の工程を経てシリコンウェーハ(ポリッシュトウェーハ)に仕上げます。さらにポリッシュトウェーハの表面に特殊加工を施したエピタキシャルウェーハ等の製品も製造しております。 (当社グループの生産体制) 当社グループにおいて、300mmウェーハについては、佐賀県伊万里市、佐賀県杵島郡江北町、山形県米沢市、長崎県大村市、台湾に製造拠点を置いております。 200mm以下のウェーハについては、佐賀県伊万里市、佐賀県杵島郡江北町、山形県米沢市、北海道千歳市、長崎県大村市、宮崎県宮崎市、米国、インドネシア、台湾に製造拠点を置いております。 さらに半導体用多結晶シリコンについては、三重県四日市市及び米国に製造拠点を置いております。 (当社グループの販売体制) 当社グループの販売体制は、全世界の半導体メーカーに対応するため、次のような体制としております。 日本国内では東京、大阪、福岡に営業拠点を置き、北米地域では米国に販売機能を置いております。また、アジア地域には台湾及びシンガポールに営業活動を行う子会社を置くとともに、台湾及び韓国に技術サポートを行う子会社を置いております。欧州とその近隣地域では、英国の販売子会社が営業活動を行っております。 (注)1.半導体 一般に「半導体」という場合、物質・物性の呼び名でなく、半導体を材料として用いて作られたダイオードやトランジスタ、またトランジスタ等の集積回路であるIC(これらを総称して「デバイス」ともいいます。)等を指します。 (注)2.ポリッシュトウェーハ 半導体用のシリコンウェーハの表面はインゴット状の単結晶から円板状にスライスされた後、鏡面加工を施されます。この状態のウェーハを「ポリッシュトウェーハ」といいます。 (注)3.エピタキシャルウェーハ ポリッシュトウェーハの表面上に、反応炉内で気相成長法によって薄いシリコン単結晶層を形成させ、これによって表面部分の品質を高めたものであります。 (注)4.高純度石英ルツボ シリコン単結晶を製造する際に使用される容器には、加熱溶融した原材料にシリコン以外の不純物が混入しないことが求められることから、高純度石英ルツボが使用されます。 [事業系統図] 以上の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。(※は連結子会社)
経営方針・対処すべき課題1,782字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは「お客様と株主の期待に応え、従業員に幸せを与え、社会に貢献する、常に世界一のシリコンウェーハメーカーを目指す」という経営理念のもと、半導体デバイスに使用される高品質のシリコンウェーハ製造において、大口径から小口径までカバーする幅広い製品展開力と世界をリードする高い技術力を有し、これらを最大限に活用し安定的な供給体制を構築することにより、社会の発展に貢献してまいります。特に、顧客からの極めて厳しい品質・コスト要求に応える技術力の向上に傾注し、シリコンウェーハの高精度化を進め、各種の半導体の進化をサポートすることで、シリコンウェーハ業界における地位の維持・向上を図るとともに、「SUMCO CSR方針」のもと、お客様、株主の皆様、お取引先の皆様、従業員、そして地球環境を含めた社会全体という、全てのステークホルダーを大事にすることを企業の社会的責任と考え、CSR及びサステナビリティ推進活動に取り組んでまいります。 当社グループは、この基本方針のもと、事業基盤をさらに強化し、事業の持続的成長を目指し、ステークホルダーの負託に応えてまいる所存であります。 (2) 目標とする経営指標、中長期的な会社の経営戦略 半導体用シリコンウェーハ市場は、短期的な変動要因はあるものの、中長期的にはデータ通信量の増加、生成AI技術の発展、自動運転の進展、デジタルトランスフォーメーション(DX)等の技術革新、HEV/EVの普及による半導体市場の成長とともに拡大していくと予想しております。とりわけ、当社が強みを持つ先端半導体用300mmシリコンウェーハの需要は、今後も継続的に成長することを予想しております。また、200mmウェーハについては、AI用データセンターに関連する需要増加も見られますが、現在の需要規模が続くと予想しており、150mm以下の小口径ウェーハ需要については将来的には縮小していくものと予想しております。 このような環境の中、主力製品である300mmウェーハについては、AIの急激な伸長に関連する需要に対応するための技術開発、高度化投資に注力してまいります。 200mm以下のウェーハについては、市場環境に見合った適正な生産体制の再構築を図ってまいります。 なお、半導体用シリコンウェーハは市場環境の変化が大きい事業分野に位置しているため、コスト競争力を強化し引き続き収益の改善に努めるとともに、需要環境の変化に応じて迅速かつ的確に経営資源を最適化できる企業体質の構築を図ってまいります。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 足許の半導体用300mmシリコンウェーハ市場は、AI用データセンター向けの先端ロジックとDRAM向けの強い需要に加え、サーバーSSDの拡大に合わせNAND向けも需要の伸びが見込まれます。一方、ロジックの非先端品では顧客が本格的な在庫適正化を計画しており、購入量の調整が行われる見通しです。200mm以下につきましては、AI用データセンターに関連する需要増加も見られますが、現在の需要規模が続くと予想しております。 このような環境のもと、当社グループでは、事業構造改革を進めております。300mmについては、半導体の技術革新が加速する中で、新工場の戦力化と既存工場の製造設備の高度化を進め、高い成長が続く先端品需要の取り込みに注力いたします。また、200mm以下につきましては、生産体制の再編成をはじめ、効率化と収益改善に努めてまいります。 また、地政学的リスクや各国の政策が市場環境へ与える影響、とりわけ半導体を搭載する最終製品需要への影響について注視してまいります。 加えて、当社グループは、社会課題の解決と持続的な企業価値の向上に向けて重点的に取り組む課題をマテリアリティ(重要課題)として特定し、サステナビリティに関する取り組みを進めております。女性活躍推進やネットゼロ、人材育成等についての中長期的な目標の達成に向け、さらに活動を加速してまいります。
事業等のリスク11,659字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期につきましては、合理的に予見することが困難であるものについては記載しておりません。 なお、これらの記載は、当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載された項目以外のリスクも存在します。また、以下の事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 事業環境について 当社グループが製造及び販売するシリコンウェーハは、データセンター、パソコン、スマートフォン、タブレット型端末といった携帯端末、自動車、及びその他民生品を含む各種製品に使用される半導体基板等に用いられることから、半導体デバイスの市場需要に大きく依存しています。そのため、シリコンウェーハの需要は、急速な技術革新の進展や製品の陳腐化、製品構成の急速な変化、製品価格の下落といった半導体やその周辺産業に特徴的な諸要因の影響を受けます。近時は半導体及びシリコンウェーハ市場のすそ野が急速に広まっているため、半導体デバイス市場と世界のマクロ経済の動向との相関関係は強まっており、感染症の流行、国家間の地域紛争や米中摩擦等の地政学的リスクなどに基づく景気後退は、半導体製品の需要に影響を及ぼす可能性があります。 また、データ通信量の増加、生成AI技術の発展、自動運転の進展、デジタルトランスフォーメーション(DX)等の技術革新、HEV/EVの普及による半導体市場の成長により、半導体デバイス及びシリコンウェーハの需要は中長期的には拡大すると見込んでおりますが、当社グループの期待通りにシリコンウェーハの需要が増加する保証はなく、実際の市況と異なる場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、こうした事業環境の変動に対し、市場動向に迅速かつ的確に対応できる企業体質の構築を図るとともに、財務体質の一段の強化に努めておりますが、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 当社グループの製品について 当社グループの製品が用いられる半導体の価格は、製品の市場投入後の普及・販売数量拡大等の影響もあり、一般的に低下する傾向にあります。急激な需給バランスの悪化やその他の事由により想定以上に半導体製品の販売価格の低下が生じる場合、その基盤材料であるシリコンウェーハにも価格下落圧力が生じ、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおいては、AI技術の活用等による生産性向上や継続的な技術改善による歩留改善等の合理化により、当該製品価格の低下を想定した事業計画を策定し、市場変動への対応力を強めておりますが、かかる対策が期待された効果を生じない可能性があります。 また、信用棄損に伴う販売量・シェア低下、大規模設備事故やシステム障害等による製造の中断や大幅な遅延・歩留の低下等、もしくは製造設備の故障、物流の機能停止等により当社グループの生産能力の喪失又は低下が生じる場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し、当社グループでは、顧客との継続的なコミュニケーションによる品質要求変化のタイムリーな把握及び継続的な技術改善、定期的な製造設備に対する予防保全の実施、また大規模システム障害対策としてCSIRTの設置やファイヤーウォール設置、コンピュータウイルス対策ソフトの定期的な更新、USBメモリー等の持ち込み制限等により、当社グループ全体の生産能力低下や製品の供給が困難となるリスクを未然に回避するよう努めておりますが、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 他社との競合について シリコンウェーハ市場は、多額の設備投資、主要顧客からの品質、価格及び納期等に関する厳しい要請、競合他社による生産能力の増強による需給バランスの悪化、技術革新の影響等の特徴があり、当社グループは、価格、品質、生産能力、製品ラインアップ、技術・サービスなどについて、主に他のシリコンウェーハ製造会社と世界的な競合関係にあります。これらの競合他社の多くは、大規模企業であり、当社グループに比して、資金力、技術、生産能力、価格競争力、顧客との関係等において当社グループより優位に立つ可能性があります。 また、競合他社間の統合や合併等により、競合他社が競争力を飛躍的に高める可能性もあり、当社グループの競争力が相対的に弱まった場合には、製品価格の引下げや売上の減少につながり、当社グループの事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 主要顧客について 半導体市場は、比較的少数の大手メーカーが市場の大部分を占めているため、当社グループの売上の相当部分は特定の主要顧客によるものとなっております。しかしながら、主要顧客が従前と同水準の購入量を継続する保証はなく、これらの主要顧客が、半導体の市況、地政学的要因、景気の悪化又は顧客側の個別要因により、当社グループからのシリコンウェーハの購入量を大幅に削減する場合には、当社グループの事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 顧客の与信管理について 当社グループは、顧客の与信管理には万全を期しておりますが、多額の売掛債権を有する顧客の財政状況が悪化し、期日通りの支払いが得られない場合、また倒産により売掛債権の回収が不能になる場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクは一定程度、危険な兆候を予見することは可能であると認識していますが、必ずしも全てのリスクを回避できるとはいえません。 当社グループは、定期的に信用調査を実施し、顧客の財務状況や事業の安定性のリスクを管理する体制を構築しておりますが、かかる体制が十分である保証はありません。 (6) 原材料の調達について 当社グループは、シリコンウェーハの主要原材料である高純度多結晶シリコンについて、世界の主要な多結晶シリコンメーカーとの間で長期購入契約を締結し、原材料の安定調達を図ってまいりましたが、購入契約締結時の需要予想と消費見通しに乖離が生じたことから余剰在庫を保有しております。従い、在庫量が適正な水準に回復するまでの間は、原材料コスト低減の機会が制約される可能性があります。また、原材料在庫を含む「原材料及び貯蔵品」の見通しについては、事業環境の著しい変化等により、消費量が変動した場合、あるいは、会計上の対応が必要となる場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 以上の原材料調達にかかるリスクを鑑み、当社グループでは原材料在庫水準の適正化に努めておりますが、かかる対策が奏功する保証はありません。 (7) 主要製造設備の安定調達について 当社グループの主要製造設備には研磨機等、短期間で他の設備メーカーへの切り替えができない設備があり、これらの円滑な調達が困難な場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、製造設備の納入期間の長期化、設備メーカーの供給能力の不足、価格の引き上げ等により、設備投資の製造への寄与が遅れる場合には、当社グループの事業展開、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。さらに、急激な景気変化、自然災害、感染症の拡大、地政学的な変化に伴う輸出制限等により製造設備の円滑な調達が困難な場合には、当社グループの事業展開、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 特に、当社グループが必要とする設備には、高度かつ専門的にカスタマイズされているものも多数あり、装置サプライヤーの数も少なく、生産能力も限られているため、当社グループが今後実施する最先端品質へ対応するための新たな設備投資において、稼働や操業開始の遅れが発生する可能性があります。 これらのリスクの顕在化に備え、製造設備の安定的な調達を実現するため、当社グループでは、主要な装置サプライヤーとの協働による関係強化構築や中長期安定供給に関する情報共有化等により、サプライチェーン途絶のリスクの回避策を講じておりますが、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) サプライチェーンについて 当社グループにおける諸資材の調達について、経済環境の急激な変動、自然災害及び設備事故、感染症の拡大、地政学的な環境の変化等により、サプライヤーの操業停止などが発生し諸資材の調達に支障をきたした場合には当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、複数のメーカーからの購買や在庫の積み上げ等、調達途絶リスクを回避する対策を講じておりますが、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 設備投資について 当社グループは、市況変動や顧客要求の変化等、半導体業界を取り巻く環境の変化により、将来的な設備能力の余剰化や既存・導入設備の陳腐化等の事由が生じた場合、事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 半導体デバイス産業には変動性があるため、シリコンウェーハ市場の将来動向を正確に予測し、その動向に合わせた生産能力を計画することは困難です。そのため、市場の需要が当社グループの予想以上に増加した場合には、当社グループは需要に見合う生産能力を有しない可能性があり、その結果、販売強化の機会が失われ、顧客との関係に悪影響を及ぼしたり、市場シェアの低下をもたらす可能性があります。逆に、市場の需要に合わせて設備を増強させることとした場合でも、実際に増強が完了するまでにタイムラグがあるため、その間に市況が悪化した場合や競合他社の生産能力が当社グループの予測以上に増強された場合には過剰な生産能力が生じる可能性があります。また、期待された品質・歩留が得られない場合には想定した生産量を確保できない可能性や減損損失を計上する可能性があります。 さらに、経済合理性のある価格とより長期間の長期販売契約を締結した顧客に優先的に製品を供給してまいりますが、半導体市況によっては当該長期契約通りに製品を販売できない可能性や、将来も同様の条件で長期販売契約を締結又は更新できない可能性があります。 こうした設備投資に起因するリスクを防ぐため、中長期的なマクロ経済動向に基づく需要のチェックや、顧客との継続的なコミュニケーションによる顧客技術動向の把握等に基づき、設備投資を実施しておりますが、当社グループがシリコンウェーハの将来の市況を正確に予測することは容易ではなく、かかるリスクを払拭できる保証はありません。 (10) 資産について 当社グループは、シリコンウェーハの工場や製造設備など多くの固定資産を有しており、かかる固定資産又は資産グループへの投資額を回収できない可能性がある場合には、固定資産について減損が生じる可能性があります。 減損の兆候の判断には、資産に対応する事業や製品ラインの将来キャッシュ・フローの大幅な減少、法令改正やビジネス環境の大幅な悪化、重要な資産グループにおける回収可能性の悪化、製品市場の成長率の低下等の要因を考慮する必要がありますが、これらの要因に不利な変化が生じた場合、当該資産の回収可能性に重大な影響を与え、固定資産の減損が必要になる等、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの保有する棚卸資産の価値が低下した場合、評価損が発生する可能性があります。 (11) 資金調達について 当社グループの金融機関からの借入の一部及びコミットメントライン契約には財務制限条項が付されており、財政状況の著しい悪化によりその財務制限条項に抵触し、当該契約の解約及び当該借入金の返還請求を受け期限の利益を失った場合には、当社グループの資金調達に影響を及ぼす可能性があります。 また、信用格付けの低下、金利水準や市場環境等の要因により当社グループが希望する時期又は条件により資金調達が実行できない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、対応策として、十分な手元流動性の確保に努めることに加え、国内における新規借入については、足許の低金利を活用した固定金利建長期借入を主体とすることでリスク低減を図っております。今後も金利水準や市場環境等を踏まえた資金調達を行うとともに、取引先金融機関との良好な関係の維持を図ってまいります。しかしながら、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、一部の海外連結子会社においては変動金利建長期借入による資金調達を行っており、今後、金利が上昇する場合にも、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 技術及び研究開発について 半導体業界は、急速な技術革新が進む業界であり、半導体の高集積化、微細化や半導体用途の多様化、高度化等、当社グループのシリコンウェーハに対する顧客からの要求品質は多岐に亘り、かつ、高度化しております。当社グループは、かかる顧客からの要求に応えるため、中長期的に需要の拡大が見込まれる300mm最先端半導体用高精度ウェーハに関する技術、品種別ではエピタキシャルウェーハ等の高付加価値ウェーハ関連技術、さらに、次世代ウェーハ製品の関連技術等に重点をおいた研究開発活動を行っております。 しかしながら、研究開発活動において想定した効果を得られない場合や、他社に比べ技術開発が遅れた場合には、業界における技術進歩への対応に支障が生じ、顧客の要求に適応することが困難となり、当社グループの事業展開、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが重点を置いている300mm最先端半導体用高精度ウェーハは、開発や量産が容易ではないため、当社グループの研究開発費用が想定よりかさむ場合や生産性の改善に時間を要する場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 高度化する顧客要求に応えられる製品をタイムリーに供給するには、常に半導体業界の技術動向や顧客ニーズの把握に努め、さらに、ニーズを先取りした研究開発を推進する必要があります。当社グループでは、半導体業界や顧客の技術動向を整理し、研究開発部門に適時インプットする体制の強化を図るとともに、学会等の技術情報や大学との共同研究も活用しながら最先端の研究開発を行っております。また、高度な研究開発活動の遂行のためには、技術者の能力が重要であることはいうまでもなく、きめ細かな教育プログラムにより技術者育成を行っております。他社に遅れを取らず、顧客要求に応えるため、これらの体制強化を推進しております。しかしながら、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 知的財産権について 当社グループは、シリコンウェーハ業界において競合他社に対抗していくためには、特許権その他の知的財産権の確保が非常に重要であると認識しており、国内外において出願中のものを含めて多数の知的財産権を保有しております。 しかしながら、知的財産権の保護が不十分であることにより技術的優位性を保てなくなるリスク、また当社グループが認識しない第三者の知的財産権が既に成立している場合、当該第三者より知的財産権を侵害しているとの事由により、使用差止及び損害賠償請求等の訴えを起こされるリスクがあり、これらのリスクが顕在化した場合は、生産、販売面を含む当社グループの事業展開、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは事業活動で使用する知的財産の一部について第三者からライセンスを受けているところ、将来的に他の知的財産についても第三者からライセンスを取得する必要が生じる可能性がありますが、当社グループは、これらのライセンスの取得及び維持にあたり多額の費用が必要となる可能性があり、また、これらの技術により事業上優位に立つ保証もありません。 そのため、当社グループでは、知的財産を戦略的に確保し、他社知的財産の調査によりリスクの予見に努めるとともに、他社の知的財産権の侵害を回避する代替技術の開発等によりリスクを最小化するように努めていますが、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 海外展開について 当社グループは、全世界の主要な半導体メーカー等に対してシリコンウェーハを供給しており、日本国内に加えて、北米、欧州及びアジアにそれぞれ拠点を設置し生産・販売活動を展開しております。当社グループのこれらの生産・販売活動においては、各国及び各地域の経済・政治情勢、紛争、テロ、感染症の拡大、輸送の遅延、インフラの停止・不足、労働条件の変更・人材難や災害等の発生により、工場操業の低下等の影響を被る可能性があります。また、税制、為替、関税、輸出入規制など各種規制の大きな変更、各規制当局の基準・慣行の違い等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 特に、米中摩擦等により、大幅な関税の引上げ、特定企業への制裁、特定の用途の製品に対する制限やライセンス要件の拡大が実施されており、国家の安全保障や経済成長に重要な役割を果たす半導体関連産業においては、主要な顧客の喪失やサプライチェーンの毀損など深刻な影響を受ける可能性があります。 また、各国のシリコンウェーハを含む半導体の国内製造の奨励政策は、当社グループ製品の競争力を低下させ、当社グループの事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、カントリーリスクの検討、複数拠点での生産体制の確立により機動的な生産配分を可能とし、国際情勢の変化に伴うリスクのヘッジに努めておりますが、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 情報管理について 当社グループでは、事業展開するうえで欠かせない技術上又は営業上の機密情報や、事業活動を通じて取得した顧客等の様々なステークホルダーの機密情報・個人情報を多数保有しております。サイバー攻撃等による不正アクセス、コンピュータウイルスへの感染、情報インフラの故障又は関係者による不正持出し等の事態に伴い保有する情報が滅失又は外部に漏洩した場合、競争力の低下、社会的信用の失墜又は責任追及等に発展し、当社グループの事業展開、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 情報の滅失・漏洩リスクを極力低減するため、当社グループでは、インターネットを経由した外部からのサイバー攻撃やコンピュータウイルス感染に備え様々な対策を講じており、全社的なセキュリティ体制の向上を進めております。また、当社グループでは、情報管理に係る社内規定・ガイドライン等を制定し、情報管理に関するルールや情報セキュリティについて全従業員を対象に定期的な教育を実施しております。しかしながら、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは、材料の調達、製品の製造、販売、配送等の各過程において、情報システムに大きく依存しております。当社グループの情報システムが効果的に運用されない場合、システムの更新や代替システムへの移行に問題が生じる場合、サイバー攻撃などによりこれらのシステムのセキュリティに重大なネットワーク障害が発生する場合、継続的で安全なシステムを維持できない場合には、顧客サービスの遅延や顧客との関係の悪化、業務効率の低下、問題改善のための多額の設備投資、当社グループの評判の低下等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、こうした情報システムのリスクに対し、基幹システム及び周辺システムの二重化やバックアップサーバーの設置などを行うとともに、定期的なバックアップサーバーへの切り替え訓練等の対策を実施しております。しかしながら、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 法規制について 当社グループは、事業活動を展開している世界各国において、労働、租税、輸出入規制、製造物責任、競争法、環境、事業活動や投資を行うために必要な政府の許認可規制等の各種法規制の適用を受けておりますが、当社グループは必要な許認可等を取得及び維持できない可能性があり、仮に取得できた場合でも許認可等に付された一定の条件、制限や限定を遵守できなかった場合には、当社グループは罰金、違約金、追加費用の対象となったり、規制当局による許認可等の取消しを受ける可能性があります。また、今後、これらの法規制が強化され、又は法規制の運用・解釈が厳格化された場合、法規制遵守のための費用増加や当社グループの事業展開の制約により、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、社内規定に基づき、事業遂行上関係する各種法規制の主管部門を定め、各主管部門が法規制の制定・改廃状況を継続的にモニタリングし、迅速に対応する法令遵守体制を構築することで、法規制の強化等のリスクによる影響を最小限に抑えるよう努めておりますが、当社グループのこれらの取組みにより当該リスクの影響を完全に抑制できる保証はありません。 (17) 為替相場の変動について 当社グループは、製品の輸出等において外貨建て取引を行っており、また、連結財務諸表を作成するにあたって海外連結子会社の財務諸表を円換算していることから、為替相場の変動は当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、外貨建予定取引の為替変動リスクを回避するため、為替動向を注視し、状況に応じて為替予約取引を行っておりますが、かかる対策により当該リスクを十分に回避できる保証はありません。 (18) 環境規制等について 当社グループの事業は、主に製造拠点において、エネルギーの使用、排気ガスの排出、排水の排出、有害化学物質の使用及び保管、産業廃棄物の廃棄、土壌及び地下水の汚染の検査及び浄化等、環境に関する多くの国内外の法的規制を受けており、これらの規制に基づき一定の費用負担や賠償義務その他法的責任が生じる可能性があります。 また、近年においては、一般的にこれら環境等に関する規制は強化される傾向にあります。今後において環境等に関する新たな国内外の法規制等が制定される可能性は否定できず、そのような場合、当社グループにおいて、これら法規制等への対応のために新たな環境保全コストの負担や税負担等が生じることが予想されます。当社グループが現在又は将来の環境規制を遵守できなかった場合、当社グループに対する損害賠償請求や罰金の賦課、一定地域における生産・操業停止、当社グループの評判・信用の低下を招き、当社グループの事業展開、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、近年様々なステークホルダーからのESGへの取組みへの期待が高まっており、これによる新たな環境規制や義務、ネットゼロの取組み等に関する追加的コストは、当社グループの事業展開、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、「1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営環境及び対処すべき課題」に記載のとおり、当社グループは社会課題の解決と持続的な企業価値の向上に向けて重点課題に目標を掲げて取り組んでおりますが、かかる取組みが奏功する保証はありません。 今後の環境規制等の強化に伴うリスクに備え、当社グループでは、再生可能エネルギーの利用推進による温室効果ガス排出量の削減や、生産技術改善による規制対象物質使用量の削減等、環境負荷低減の取組みを進めておりますが、かかる取組みが奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (19) 自然災害、事故等の発生について 当社グループの各製造拠点において、台風、豪雨、地震、津波又は火山活動等の自然災害や、事故、火災、感染症、テロ等が発生した場合、設備の損壊や給水・電力供給の制限、人的被害等の不測の事態により生産が停止し、製品の製造・販売に支障を来す可能性があります。当社グループの主要製造拠点において、上記の自然災害、事故、火災等に見舞われた場合には、製造・販売活動に支障を来たし、当社グループの事業展開、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 これら自然災害、事故等のリスクへの対策として、当社グループではBCP(事業継続計画)を策定し、設備耐震・免震対策、資材予備品の備蓄、防災備品・備蓄品の整備、復旧・操業再開手順の明確化、BCP訓練をはじめとした各種訓練等の対策を推進しています。これらの対策の進捗や内容見直しについては、年2回、全社的な会議である生産BCM(Business Continuity Management)推進会議で審議され、その結果は、毎年、リスク管理全般を統括するBSC(Business Security Committee)会議に報告し、経営陣のレビューを受けています。しかしながら、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (20) 企業買収について 企業買収を実施する場合、急速な事業環境の変化による買収した企業の急速な業績悪化、のれん減損といった不測の事態が生じ、当社グループの事業展開、経営成績等に影響を受ける可能性があります。 当社グループは、企業買収の実施を検討する際には、買収先企業の財務内容等についてデューデリジェンスを行い、事前にリスク回避するよう努めてまいりますが、買収後に期待されたシナジー効果が実現しない等、投入した資本やその他の資源の投資を回収できない可能性があります。 (21) 感染症について 季節性インフルエンザや新型コロナウイルスの他、今後新たな変異株や新たな感染症の世界的な流行が生じた場合には、当社グループの従業員の罹患による操業低下、サプライチェーンの毀損、世界的な経済活動の停滞等により当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、感染症への対応として、一部地区でのテレワーク勤務や各種感染予防対策、従業員のワクチン接種の奨励等、有効と考えられる対策を実施してきておりますが、感染が拡大した場合には、当社グループの生産性に影響を及ぼす可能性があります。感染が拡大し、当社グループの一部の生産工程で集団感染が発生する等の事態により操業に影響が出た場合には、当該工程の勤務シフトの調整や人員再配置等により、操業や経営成績等への影響を最小限に抑えるべく対策を講じます。しかしながら、かかる対策が奏功しない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (22) 上記以外のリスクについて 当社グループは、事業環境の変化等により、以下のような事態が生じる場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼすことが想定されます。 ① 事業環境の大幅な変化により事業及び組織の再構築等が必要となる事態が生じる場合。 ② 退職給付債務の計算に関して、数理計算上の前提条件の大幅な変化が生じる場合。 ③ 経済環境の変化等により、収益が悪化し、又は将来の収益の見積りが大幅に変動する等により、 会計上の対応が必要となる場合。 ④ 当社グループの事業に必要な人材を確保できない場合。 ⑤ 当社グループの製品の不具合等に起因する争訟やその他の争訟が生じる場合。 ⑥ 内部統制が有効に機能しない事態が生じる場合。
経営成績の分析 (MD&A)4,038字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における半導体市場は、AI用データセンター向けの需要が大きく伸びた一方で、民生・産業・自動車向けの需要は伸び悩み、市場の二極化が続きました。 300mmシリコンウェーハは、AI用半導体の増産に伴い、先端品は強い需要が持続しましたが、先端品以外は顧客の在庫調整の影響を受け緩やかな回復にとどまりました。200mm以下につきましては、年間を通じて低調な出荷が継続しました。 このような環境のもと、当社グループでは、顧客の高精度化要求や製品の差別化に対応した技術開発により、先端品の高シェア維持に努めてまいりました。さらに、AIを活用した生産性向上などコスト競争力の強化を推進してまいりました。 一方で先端300㎜シリコンウェーハの生産能力増強のために実行した設備投資に伴い、減価償却費負担が増加いたしました。 また、需要の低迷が続く200mm以下につきましては、生産体制の見直しを進め、効率化と収益改善に取り組んでまいりました。 以上の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高409,670百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益1,342百万円(前年同期比96.4%減)、経常損失3,886百万円(前年同期は経常利益37,457百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失11,751百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益19,877百万円)となりました。 なお、当社グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 当連結会計年度末における財政状態は、資産合計は1,127,966百万円(前年同期比44,717百万円減)、負債合計は480,181百万円(前年同期比35,265百万円減)、純資産合計は647,785百万円(前年同期比9,451百万円減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ20,374百万円減少し、75,296百万円となりました。これは、営業活動によるキャッシュ・フローが100,040百万円、投資活動によるキャッシュ・フローが△111,447百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△8,729百万円、現金及び現金同等物に係る換算差額が△238百万円となったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの事業は「高純度シリコン」のみの単一セグメントであり、セグメント情報に関連付けては記載しておりません。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 高純度シリコン   355,585   109.7 (注) 金額は製造原価によっております。 b.受注実績 当社グループの生産及び販売製品は、大半が受注生産形態をとらないため、受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 高純度シリコン   409,670   103.3 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 住友商事株式会社   98,193   24.8   110,600   27.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 当連結会計年度において、300mmシリコンウェーハは、AI用半導体の増産に伴い先端品は強い需要が持続しましたが、先端品以外は顧客の在庫調整の影響を受け緩やかな回復にとどまりました。200mm以下につきましては、年間を通じて低調な出荷が継続しました。 このような事業環境の中、事業構造改革に着手するとともに、生産性向上など収益力向上に努めてまいりました。その結果、売上高409,670百万円、営業利益1,342百万円、親会社株主に帰属する当期純損失11,751百万円を計上し、営業利益率は0.3%、ROEは△2.0%となりました。 b.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ44,717百万円減少し、1,127,966百万円となりました。原材料及び貯蔵品が13,906百万円増加した一方で、有形固定資産が28,924百万円減少したこと、及び現金及び預金が19,884百万円減少したことが主な要因であります。 (負債) 当連結会計年度末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べ35,265百万円減少し、480,181百万円となりました。設備関係支払手形及び設備関係未払金が31,109百万円減少したこと、及び退職給付に係る負債が3,060百万円減少したことが主な要因であります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ9,451百万円減少し、647,785百万円となりました。非支配株主持分が4,284百万円増加し、退職給付調整累計額も2,505百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失及び配当により利益剰余金が17,354百万円減少したことが主な要因であります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ30,412百万円増加し、100,040百万円となりました。これは、棚卸資産の増減額が△16,907百万円、及び法人税等の支払額が△7,234百万円であった一方で、減価償却費が115,692百万円であったことが主な要因であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ支出が136,429百万円減少し、△111,447百万円となりました。これは、有形及び無形固定資産の取得による支出が△111,033百万円あったことが主な要因であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、△8,729百万円となりました。長期借入れによる収入が56,050百万円であった一方で、長期借入金の返済による支出が△49,789百万円であったこと、及び短期借入金の純増減額が△9,956百万円であったことが主な要因であります。 b.資本の財源及び資金の流動性 (財務戦略の基本的な考え方) 当社グループは、継続的な収益向上に取り組んでおり、獲得した資金につきましては、設備投資資金に充てる一方で、財務体質の健全性にも留意しつつ、大規模な設備投資の資金需要に対しても、機動的かつ効果的に対応してまいります。 また、当社は、適正な株主還元を重要な経営課題として認識しており、柔軟かつ積極的な株主還元を実施してまいります。 (資金需要の主な内容) 当社グループの資金需要は、運転資金に加え、生産能力増強、製品の高精度化、研究開発を目的とした設備投資等があります。 (資金の流動性) 資金の流動性については、現金及び現金同等物に加え、主要金融機関とコミットメントライン契約を締結しており、必要とされる資金水準を十分満たす流動性を保持していると考えております。 (資金調達) 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、自己資金及び外部資金を有効に活用しております。 また、安定的な外部資金調達能力の確保は重要な経営課題と認識しており、取引先金融機関とは良好な取引関係を維持しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成において、資産・負債及び収益・費用の状況に影響を与える見積り及び判断は、過去の実績やその時点において入手可能な情報に基づいた合理的と考えられる様々な要因を考慮したうえで行なっておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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