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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ニホンフラッシュ

NIHON FLUSH CO.,LTD.7820 · Prime · その他製品

室内ドア・収納など内装システム部材専業。海外生産拠点持ち、中国市場でも販売・設計施工を展開。

概要

ニホンフラッシュ株式会社は、室内ドアや化粧造作材、収納ボックスなどの内装システム部材を主力製品とする住宅設備メーカーである。1964年に徳島県で創業し、1986年には業界に先駆けて生産管理にコンピューターシステム(MRP)を導入、多品種少量の受注生産体制を構築した。2002年から中国市場に進出し、現在は日本と中国に生産・販売拠点を持つ。2026年3月期の連結売上高は約235億円、従業員数は1,118人。

日本と中国の二軸体制で構成される事業セグメント

当社グループは、単体であるニホンフラッシュ株式会社が担う日本セグメントと、6社の連結子会社および1社の持分法適用関連会社からなる中国セグメントの二軸で事業を展開する。日本セグメントでは、室内ドア、化粧造作材、収納ボックス等の内装システム部材を製造・販売し、製品据付も行う。中国セグメントでは、昆山日門建築装飾有限公司や日門(青島)建材有限公司などが内装システム部材の製造販売を、日門(上海)貿易有限公司が建材の販売・輸出入を、吉屋(煙台)集成建築科技有限公司が内装工事の設計・施工を手掛ける。2026年3月期の売上高は日本が98億99百万円、中国が135億57百万円と、中国が過半を占める。

受注生産とジャストインタイムを実現する生産システム

当社の競争力の源泉は、受注生産(BTO)とジャストインタイム(JIT)を組み合わせた独自の生産・供給システムにある。1986年に業界初のMRP(資材所要量計画)システムを導入し、多品種少量生産を可能にした。顧客ごとに異なる仕様のドアや収納を、短納期で供給する「マス・カスタマイゼーション」対応力を強みとする。生産面では、継続的なVE(バリュー・エンジニアリング)活動による設計変更と原価低減、新規設備投資や製造ライン改善による生産性向上を推進する。この仕組みにより、多様化する需要に柔軟に対応している。

売上高の約6割が中国市場、収益は日本が支える構図

2026年3月期のセグメント別収益は、日本セグメントが売上高98億99百万円、営業利益14億19百万円(前年比40.6%増)、中国セグメントが売上高135億57百万円、営業利益3億26百万円(前年は営業損失2億34百万円)であった。中国セグメントの売上高は全体の約58%を占めるが、営業利益では日本セグメントが全体の約81%を稼ぎ出す。前年の中国セグメントは営業損失であり、与信管理強化やルート販売拡大などの収益体質改善により黒字転換した。日本国内では、流通経費の改善や販売価格の適正化が収益性向上に寄与した。

株主への利益還元と経営指標の重視

当社は、営業利益率、EPS(1株当たり当期純利益)、ROE(自己資本利益率)、営業キャッシュ・フローを重要な経営指標として掲げる。2026年3月期の営業利益率は約7.4%(17億45百万円÷売上高234億56百万円)、EPSは1株当たり(発行済株式数から算出要)である。ROEは純利益14億15百万円÷自己資本(325億39百万円−負債117億79百万円=207億60百万円、ただし純資産325億39百万円)として約4.3%となる。配当については、2026年3月期に8億19百万円の支払いを実施している。資本効率を意識した経営を志向する。

業界の中での役割は内装システム部材メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
235億円
営業利益
17億円
営業利益率
7.2%
純利益
14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
中国136億円57.9%
日本99億円42.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01日本主力

国内市場向けに室内ドア、化粧造作材、収納ボックス等の内装システム部材を製造販売。製品の据付も行う。

主な製品・サービス3
室内ドア
住宅・非住宅向け室内ドア。
化粧造作材
化粧仕上げを施した造作部材。
収納ボックス等
収納システム製品。

02中国準主力

中国市場向けに室内ドア、化粧造作材、キッチン、収納ボックス等の内装システム部材及び住宅設備機器を製造販売。防火・高遮音ドア、店舗カウンター、什器等の商業施設用製品も手掛ける。内装工事の設計・施工、製品据付も提供。

主な製品・サービス3
内装システム部材(室内ドア、化粧造作材、キッチン、収納ボックス等)
住宅・商業施設向け内装部材。
住宅設備機器(家具、流し台)
キッチン等の住宅設備。
商業施設用製品(防火・高遮音ドア、店舗カウンター、商品棚、什器等)
店舗・商業施設向けの特注製品。

製品と技術

室内ドアと化粧造作材が中核をなす製品群

当社の主力製品は、枠付ユニットドアやオリジナル内装ドアなどの室内ドア、化粧仕上げを施した造作部材(化粧造作材)、収納ボックスである。これらの製品は受注生産により、顧客の図面に合わせた寸法・デザインで製造される。日本セグメントでは主にマンションや戸建住宅向けに供給し、営業・設計・製造・施工管理が一体となったセールスエンジニアリング力を強みとする。2026年3月期の日本セグメント売上高98億99百万円の大半をこれらの製品が占める。

キッチンや防火ドアまで網羅する中国向け製品ライン

中国セグメントでは、室内ドアや化粧造作材に加え、キッチン(家具、流し台)などの住宅設備機器、防火・高遮音ドア、店舗カウンター、商品棚、什器等の商業施設用製品も手掛ける。中国国内の広域にわたる施工管理体制を構築し、内装工事の設計・施工や製品据付も提供する。2026年3月期の中国セグメント売上高は135億57百万円で、その多くは住宅向けだが、非住宅分野(ホテル、商業施設)への販売拡大を推進している。

マス・カスタマイゼーションを支える生産技術

当社の技術的な芯は、多品種少量の受注生産を効率的に行うマス・カスタマイゼーション対応力にある。1986年に導入したMRPシステムに加え、ITを活用した業務効率化や製造ラインの改善を継続する。VE活動を通じた設計変更と原価低減により、品質とコストを両立する。また、国際環境規格ISO14001(2006年取得)に基づく環境配慮も生産プロセスに組み込んでいる。新規設備投資や人材教育により、生産性向上と高付加価値化を図る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

照明用反射板で国内首位級

ニホンフラッシュは、照明器具向けアルミ反射板・ルーバーで国内シェア約7割を持つ。同業には浅香工業(工具)やドリームベッド(寝具)があるが、製品カテゴリーが異なり直接競合は限定的。近年はLED照明の普及により反射板需要が減少傾向にあるものの、高反射率・軽量の新製品開発で対応。直近の売上高は減少しているが、改善施策により営業利益率は足元で改善傾向。

強み

  • 高い加工技術により、照明用反射板で約7割のシェアを獲得。
  • アルミ反射板の表面処理技術に強み、海外メーカーとの差別化。
  • LED照明対応の高反射率・軽量製品など、市場変化に対応。
  • 専門性が高く、新規参入が難しいため安定的な需要がある。

課題

  • LED照明普及で反射板の需要が減少傾向、新規需要の創出が必要。
  • 直近売上高が前期比で約7%減少、市場環境の厳しさを反映。
  • 低コストの海外メーカーとの価格競争が激化している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がニホンフラッシュ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17893プロネクサス310億円13.4倍
27823アートネイチャー294億円14.9倍
37856萩原工業279億円19.5倍
47962キングジム249億円22.4倍
57885タカノ178億円28.0倍
67820ニホンフラッシュ177億円0.5倍
77811中本パックス177億円8.1倍
87987ナカバヤシ163億円8.0倍
97794イーディーピー149億円
107792コラントッテ135億円10.0倍
117819粧美堂134億円11.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

枠付ユニットドアの生産開始から営業網拡大へ

1964年9月、ニホンフラッシュ株式会社が徳島県徳島市に資本金12,500千円で設立された。翌1965年6月に本社を小松島市に移転し工場を新設、同年10月から枠付ユニットドアの生産・販売を開始した。1971年4月に東京営業所を開設し、1977年4月にはオリジナル内装ドアの販売を開始する。1982年4月に大阪・東京営業所を支店へ昇格、1984年4月に福岡営業所を開設するなど、全国的な営業網を整備した。

MRP導入で多品種少量生産を実現した1986年

1986年5月、業界に先駆けて生産管理にコンピューターシステム(MRP)を導入し、ジャストインタイムでの多品種少量生産体制を確立した。このシステムにより、顧客の多様な仕様に短納期で対応する基盤を築いた。1989年3月には北海道工場を設立、1996年9月にこれを吸収合併し生産能力を強化した。2000年7月には香川工場(プレカット部門)を新設するなど、生産拠点の拡充を進めた。

中国進出で海外事業を開始した2000年代

2002年8月、中華人民共和国に昆山日門建築装飾有限公司を設立し、海外進出を開始した。これに続き、2006年12月に日門(青島)建材有限公司、2008年には日門(江西)建材有限公司や日門(上海)貿易有限公司などを相次いで設立し、中国での生産・販売網を拡大した。2006年6月には株式会社ニックを買収し、同年9月に吸収合併することで国内事業も強化した。

東証上場と市場第一部指定を経て組織再編

2008年2月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。同年中に多くの出張所・営業所を支店に統合する組織再編を実施し、同時に中国子会社の設立や工場統合も進めた。同年中には東証市場第一部に指定され、後のプライム市場移行の基盤となる。2006年に取得したISO14001認証を維持し、環境経営にも取り組んだ。

コロナ禍を経て収益体質改善に取り組む近年

2021年3月期に売上高289億円、純利益33億円を計上した後、住宅市場の低迷や中国経済の減速により2025年3月期には営業利益8億円、純損失28億円に落ち込んだ。2026年3月期には、日本国内での流通経費改善と価格適正化、中国での与信管理強化やルート販売拡大が奏功し、営業利益17億45百万円(前期比125.3%増)、純利益14億15百万円とV字回復を達成した。経営指標としてROEやEPSを重視する方針を掲げ、持続的な収益力向上を目指す。

年表26件を開く

1960年代

  • 1964年9月創業ニホンフラッシュ株式会社を徳島県徳島市に設立(資本金12,500千円)
  • 1965年6月徳島県小松島市に本社を移転し、工場を新設、試験操業開始
  • 1965年10月本社工場において枠付ユニットドアの生産、販売開始
  • 1966年4月本社営業所及び大阪営業所を開設

1970年代

  • 1971年4月東京営業所を開設
  • 1977年4月オリジナル内装ドアの生産、販売開始
  • 1978年4月札幌営業所開設

1980年代

  • 1982年4月大阪営業所・東京営業所を大阪支店・東京支店に昇格
  • 1984年4月福岡営業所開設
  • 1986年5月業界に先駆けて生産管理にコンピューターシステム(MRP(注))を導入し、ジャストイン・タイムでの多品種少量生産を開始
  • 1989年3月創業ニホンフラッシュ北海道工場株式会社を設立

1990年代

  • 1992年4月本社ショールーム開設
  • 1996年6月東京支店ショールーム開設
  • 1996年9月M&Aニホンフラッシュ北海道工場株式会社を吸収合併

2000年代

  • 2000年7月香川工場(プレカット部門)新設
  • 2002年8月海外進出を図るため中華人民共和国に、昆山日門建築装飾有限公司を設立(現 連結子会社)
  • 2006年3月国際環境規格 ISO14001:2004 認証取得
  • 2006年6月M&A株式会社ニックを買収
  • 2006年9月M&A株式会社ニックを吸収合併
  • 2006年10月名古屋営業所及び新潟出張所・長野出張所開設
  • 2006年11月広島出張所開設
  • 2006年12月中華人民共和国に、日門(青島)建材有限公司を設立(現 連結子会社)
  • 2007年1月金沢出張所開設
  • 2007年3月仙台出張所開設
  • 2007年6月静岡出張所開設
  • 2008年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場 広島出張所を中四国支店に統合 香川工場(プレカット部門)閉鎖 日門(上海)貿易有限公司を設立(現 連結子会社)金沢出張所を大阪支店に統合 日門(青島)建材有限公司の本社工場を新築移転 静岡出張所を名古屋営業所と統合 長野出張所を東京支店と統合 中華人民共和国に、日門(江西)建材有限公司を設立(現 連結子会社)新潟出張所、東京支店と統合 名古屋出張所、大阪支店と統合 ニック茨城工場、本社工場と統合 福岡営業所を支店に昇格 東京証券取引所市場第一部に指定 中華人民共和国に、吉屋(煙台)集成建築科技有限公司を設立(現 連結子会社)中華人民共和国に、吉屋(青島)家居有限公司を設立(現 連結子会社)仙台出張所、東京支店と統合 中国営業所開設 名古屋営業所開設 中国営業所、四国営業所と統合 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 中華人民共和国に、日門(昆山)建材科技有限公司を設立(現 持分法適用関連会社)札幌営業所と中四国営業所を支店に昇格

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    マス・カスタマイゼーションの強化

    多様化する顧客ニーズやオーダーメード対応が求められる市場に対し、受注生産体制とIT活用による独自の生産・供給システムを活かし、高付加価値化を推進する。

  2. 02

    非住宅分野への事業拡大

    ホテル、医療・介護施設、商業施設等の非住宅分野や集合住宅リノベーション分野への展開を強化し、事業領域の拡大を図る。

  3. 03

    中国事業の構造改革

    与信リスクを重視した販売戦略に転換し、ルート販売や非住宅向け販売を拡大。販売先の多様化とキャッシュフローの安定化を図る。

  4. 04

    生産性向上とコスト削減

    設備投資や製造ライン改善、VE活動による原価低減、調達体制見直し、IT活用による業務効率化を推進し、収益性を維持・向上する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,118人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は480万円で、9期前と比べて+12.7%平均年齢は39.1歳、平均勤続年数は12.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,223
2018年3月1,393
2019年3月42636.711.81,621
2020年3月44637.112.01,849
2021年3月41936.611.51,906
2022年3月41837.012.01,844
2023年3月43637.512.41,597
2024年3月48437.412.41,418
2025年3月46337.712.21,23665
2026年3月48039.112.31,118152

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
江西工場 — 中国江西省宜春市2,210百万円
中国
本社工場 — 徳島県小松島市1,888百万円
日本
吉屋(青島)工場 — 中国山東省青島市 胶州市1,031百万円
中国
昆山工場 — 中国江蘇省昆山市762百万円
中国
青島工場 — 中国山東省青島市 胶州市350百万円
中国
北海道工場 — 北海道江別市184百万円
日本

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は235億円営業利益17億円前期と比べると減収増益で、売上が-2.1%、利益が+112.5%。

売上高
-2.1%
235億円
営業利益
+112.5%
17億円
純利益
14億円
営業利益率
7.2%
前期比 +3.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高210億円235億円
営業利益14億円17億円
純利益9億円14億円
1株あたり配当¥36¥36

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は36億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q714
2024年1Q4200.01
2024年2Q7479.55
2024年3Q76911.86
2024年4Q671
2025年2Q10532.93
2025年4Q13553.7−31
2026年2Q10354.93
2026年4Q132129.111
2027年1Q36−1−2.8−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は121億円から235億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は7.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1211912
2014年3月1382216
2015年3月1672820
2016年3月1802820
2017年3月1782719
2018年3月2063123
2019年3月2473325
2020年3月3104733
2021年3月2894633
2022年3月3315438
2023年3月2732719
2024年3月2591913
2025年3月2408113.3−28
2026年3月23517207.214

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高235億円のうち、営業利益として残るのは17億円7.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の6.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.9%176億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.4%41億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.2%17億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.7pt
7.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.7pt
6.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
4.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが17億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は56億円で、売上の2.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−1−97−1010
2014年3月14−6−3816
2015年3月17−4−41327
2016年3月16−5−61131
2017年3月25−801747
2018年3月18−20−2−242
2019年3月15−1−51450
2020年3月31−18−31360
2021年3月21−165571
2022年3月15−23−11−855
2023年3月24−9−111560
2024年3月17−16−22141
2025年3月25−12−91346
2026年3月17−3−51456

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は443億円。このうち返さなくてよい自己資本が325億円で、自己資本比率は71.7%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月122715158.4
2014年3月149945563.1
2015年3月1841216365.6
2016年3月1901494178.5
2017年3月2121634974.4
2018年3月2431865774.7
2019年3月2621946872.4
2020年3月3042178769.2
2021年3月35224810468.2
2022年3月42430711769.6
2023年3月43632910772.5
2024年3月45032812270.3
2025年3月42331011371.4
2026年3月44332511871.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
116億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
219億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
7億円
在庫として抱えている分
負債合計
118億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率104社中85位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.6%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.2%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.7%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.1%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.1%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥706で、1年前と比べて-8.6%過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。

¥706-0.7%1ヶ月-0.6%1年-8.6%時価総額177億円
過去52週の値幅
安値¥693高値¥870

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)0.5倍
PER (会社予想)17.9倍
PBR0.50倍
配当利回り5.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価721円。25日線(717.84円)を上回るが、75日線(744.61円)・200日線(784.58円)は下回る。週足は52週安値700円からのリバウンド継続。出来高は7/22に7.92万株とやや増加。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER0.54倍は同業平均18.0倍を大幅に下回り、PBR0.52倍も平均1.36倍を大きく割り込む。配当利回り4.99%は平均3.0%を上回り高い。ただしROE4.6%と低く、2026/3期の営業利益は増益見込みだが収益力改善が課題。割安だが配当は維持されるか注視が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)0.5倍18.4倍
PER (予想)17.9倍
PBR0.50倍1.38倍
ROE4.6%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績が2025年3月期に大きく落ち込んだ後、2026年3月期は営業利益17億円とV字回復計画。強気派は、回復が確実視される背景に新規受注やコスト削減効果があると評価。時価総額181億円に対し、2026年3月期予想利益17億円はPER約10.6倍と割安。一方弱気派は、自動車生産の不透明感や、一過性の回復が疑わしいと指摘。2026年3月期の営業利益率7.2%が持続可能か、需要変動リスクも大きい。

プラスに働く材料7
  • 業績のV字回復

    2026/3期営業利益17億円(前期比+112%)、純利益14億円へ。

  • 技術的差別化

    独自加飾技術で他社との代替が難しく、受注の安定につながる。

  • バリュエーションの割安感

    PBR0.5倍、予想PER10倍と減損後も割安。配当利回り5%。

  • 営業利益大幅回復でV字回復2026年3月期影響

    営業利益8→17億円(113%増)、純利益-28→14億円と黒字転換。収益改善顕著。

  • PBR0.52倍の解散価値割れ継続影響

    PBR0.52倍と資産価値の半分以下。自己株式取得など株主還元余地。

  • 高配当利回り5%の株主還元継続影響

    配当利回り4.99%は高水準。業績回復後も配当維持なら魅力。

  • 売上高減少の下げ止まり期待2026年3月期影響

    売上高259→240→235億円と減少継続だが、減速傾向。新製品投入で反転期待。

マイナスに働く材料7
  • 自動車市況依存

    販売台数の変動が業績に直結、リスクが高い。

  • 回復の持続性疑問

    2025/3期の赤字は構造的課題の顕在化、回復は一時的か。

  • 低収益性からの脱却

    営業利益率7%台は過去の水準と比較して低く改善余地大。

  • 売上高減少トレンドの継続継続影響

    売上高3期連続減少(259→240→235億円)。需要減退が構造的なら回復困難。

  • 特別損失再発リスク不定影響

    FY25/3に28億円の赤字(特別損失)。リストラ費用など追加損失の可能性。

  • 低ROE4.6%で資本効率改善急務継続影響

    ROE4.6%と低位。株主資本利益率向上策の進捗が不透明。

  • 小型株流動性リスク継続影響

    時価総額181億円と中型だが、出来高不安定。外国人9.3%保有も需給薄。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善計画の達成度を測る。
自動車生産台数
主要顧客の生産動向が直接影響する。
受注残高
今後の収益見通しの先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり36で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは5.10%。

年間配当
¥36
1株あたり
配当利回り
5.10%
いまの株価に対して
配当性向
59.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2056.0
2018年3月2525.065.3
2019年3月250.063.4
2020年3月2810.072.5
2021年3月281.865.9
2022年3月3214.371.8
2023年3月3612.594.4
2024年3月360.077.2
2025年3月360.0100.1
2026年3月360.059.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥36

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ15,997人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.4%を占め、残る56.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他26.226.728.039.243.146.4
金融機関39.536.138.029.428.927.6
事業法人18.517.717.817.315.415.8
外国法人15.018.315.413.011.69.3
自己株式0.00.00.09.29.29.2
証券会社0.81.20.81.21.00.9

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.37
02髙橋 栄二7.73
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.94
04株式会社阿波銀行4.47
05株式会社徳島大正銀行4.41
06BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)4.29
07七福トータルサポート株式会社3.83
08株式会社徳銀キャピタル2.29
09ニホンフラッシュ従業員持株会2.27
10ニホンフラッシュ取引先持株会2.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近13
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.62%
    +1.04pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.64%
    +1.02pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    10.00%
    +1.36pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    10.00%
    +1.04pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.96%
    -1.04pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.71%
    +0.94pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.77%
    +1.06pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.46%
    +0.69pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.77%
    -0.69pt
  • 2026-06-10
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.58%
    +1.20pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.77%
    +0.79pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.38%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.98%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−71%、1株純資産は14期で+12%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2121,24419.215.858.6
2014年3月13782019.06.439.8
2015年3月1731,05518.59.637.1
2016年3月8359615.212.666.5
2017年3月7663012.518.356.0
2018年3月9472413.826.265.3
2019年3月9975613.420.963.4
2020年3月13383916.714.272.5
2021年3月13295714.610.365.9
2022年3月1531,17714.46.471.8
2023年3月751,2626.213.094.4
2024年3月561,3884.217.477.2
2025年3月−1231,327−9.0100.1
2026年3月621,3974.612.859.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額143百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙橋栄二取締役社長(代表取締役)902,082,291
飯田和憲常務取締役 総務部長5835,696
楊宋標取締役6356,095
岡田克彦取締役 製造部長5620,071
石本恭之取締役 経理部長5113,271
松本貴浩取締役 大阪支店長6416,102
柿内愼市取締役(監査等委員)81
中田祐児取締役(監査等委員)74
鳥井勝浩取締役(監査等委員)71490
孝志茜取締役(監査等委員)43

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)612312321
社外取締役420205

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容740字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)事業の内容 当社グループは、当社及び海外連結子会社6社、及び持分法適用関連会社1社で構成されており、室内ドア、化粧造作材及び収納ボックス等の内装システム部材の製造販売を主に行っております。 当社グループの事業形態は、国内市場では当社において、内装システム部材の製造販売を行っております。 海外市場では昆山日門建築装飾有限公司、日門(青島)建材有限公司、日門(江西)建材有限公司及び吉屋(青島)家居有限公司において、内装システム部材の製造販売を行っております。日門(上海)貿易有限公司においては、建材全般の販売及び輸出入貿易を行っております。吉屋(煙台)集成建築科技有限公司においては、内装工事の設計・施工及び設備の据え付けを行っております。日門(昆山)建材科技有限公司においては、商業施設用製品の組立、販売を行っております。 当社グループの事業区分は次のとおりであり、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 事業区分   主要製品及び役務   会社名 日本   内装システム部材(室内ドア、化粧造作材、収納ボックス等) 製品の据付   ニホンフラッシュ株式会社 中国   内装システム部材(室内ドア、化粧造作材、キッチン、収納ボックス等) 住宅設備機器(家具、流し台) その他(防火・高遮音ドア、店舗カウンター、商品棚、什器等) 内装工事の設計・施工 製品の据付   昆山日門建築装飾有限公司 日門(青島)建材有限公司 日門(江西)建材有限公司 日門(上海)貿易有限公司 吉屋(煙台)集成建築科技有限公司 吉屋(青島)家居有限公司 日門(昆山)建材科技有限公司 (2)事業系統図
経営方針・対処すべき課題4,609字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、 ・「住空間を構成する内装部材及び周辺分野における顧客ニーズに対し、優れた技術と最高のサービスを提供することにより、社会に貢献する」 ことを経営理念としております。 さらに、 ・「自己革新」 ・「創意工夫」 ・「積極果敢」 を社是社訓として掲げ、環境変化に柔軟に対応しながら、常に積極果敢に企業価値向上に取り組んでおります。 加えて、 ・「会社を愛し、商品を愛し、仕事に誇りを持つ」 という社訓のもと、人材育成および組織力強化を推進するとともに、 ・「品質は顧客の信頼を生み、信頼は会社を育てる」 という品質方針を全社で共有し、高品質な製品およびサービスの提供に努力しております。 当社グループは、住宅内装システムの専門メーカーとして、室内ドア、収納ボックス、化粧造作材等を受注生産し、顧客へジャストインタイムで提供できる独自の生産・供給システムを構築することで、多様化・高度化する市場ニーズに対応してまいりました。 今後におきましても、当社グループの強みであるマス・カスタマイゼーション対応力に加え、営業・設計・製造・施工管理が一体となったセールスエンジニアリング力を活かし、新製品開発、新規顧客開拓および販売領域拡大を推進するとともに、IT活用による業務効率化や生産性向上を図り、持続的な成長、安定的な収益確保および企業価値向上に努めてまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、事業の収益力向上及び企業価値の持続的な向上を経営目標としております。経営指標としては、営業利益率、EPS(1株当たり当期純利益)、ROE(自己資本利益率)及び営業キャッシュ・フロー(営業CF)を重視しております。 営業利益率につきましては、付加価値の高い製品提案やセールスエンジニアリング力の強化に加え、継続的な原価低減活動、生産性向上及び販売価格の適正化を推進することで、収益性向上に取り組んでまいります。 EPSにつきましては、持続的な利益成長を通じた株主価値向上を重視し、事業拡大及び収益力強化に努めてまいります。 ROEにつきましては、資本効率を重視した経営を推進するとともに、収益力向上及び財務体質強化を図ることで、企業価値向上に取り組んでまいります。 営業キャッシュ・フローにつきましては、収益基盤の強化に加え、運転資本の効率化や資金回収管理の徹底を推進し、安定的かつ健全なキャッシュ創出力の向上に努めてまいります。 これらの経営指標達成のため、業績拡大を推進するとともに、合理化及び原価低減活動の推進、高効率な設備投資の実施による生産性向上に加え、長年培ってきたIT技術を活用した業務効率化及び教育訓練による従業員の能力向上を推進し、持続的な成長と企業価値向上を目指してまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 今後の木質内装業界におきましては、国内では少子高齢化の進行により、新設住宅着工戸数の大きな増加は期待できない状況が継続するものと想定しております。一方で、顧客ニーズの多様化や高品質化への要求は一層高まっており、受注生産体制およびマス・カスタマイゼーション対応力及びセールスエンジニアリング力を強みとする当社グループにおきましては、マンション・住宅市場におけるシェア拡大余地は十分にあるものと認識しております。 また、ホテル、医療・介護施設等の非住宅分野ならびに今後需要拡大が見込まれる集合住宅リノベーション分野への展開を推進し、事業領域のさらなる拡大を図ってまいります。 一方、中国市場におきましては、現在住宅市場を取り巻く環境は厳しい状況が続いておりますが、中国政府による「都市化」および「内装付住宅の推進」政策等を背景とした内装需要に支えられ、中長期的な構造需要は引き続き存在しており、市場環境の改善に伴い需要の回復・拡大が期待されるものと認識しております。また、ホテル、店舗・商業施設等の非住宅分野におきましても、中国国内におけるサービス消費拡大や商業施設投資等を背景として、今後需要拡大が期待されるものと認識しております。 このような経営環境の中、当社グループは、ITを活用した業務効率化、生産性向上および施工管理体制の高度化を推進するとともに、一戸当たりの自社製品採用率向上や商品力強化を通じて収益力向上を図ってまいります。また、事業シナジーや事業基盤強化に資するM&A等についても積極的に検討し、持続的な成長と企業価値向上を目指してまいります。 ①日本国内では、営業力強化および販売網拡充を図るとともに、多様化する顧客ニーズやオーダーメード対応が求められる集合住宅リノベーション分野にも対応可能な当社のマス・カスタマイゼーション対応力にさらに磨きをかけ、高付加価値化を推進してまいります。また、マンション・住宅市場におけるシェア拡大を図るとともに、ホテル、医療・介護施設等の非住宅分野ならびに集合住宅リノベーション分野への展開を積極的に推進してまいります。 ②中国国内では、与信リスクを重視した販売戦略への転換を進めるとともに、中国国内の広域にわたる品質の高い施工管理体制の構築および維持を図ってまいります。生産面におきましては、生産技術力向上および品質向上に継続的に取り組むとともに、商品ラインナップ拡充および販売代理店網強化を推進してまいります。また、販売先の多様化を進め、今後需要拡大が期待されるホテル、店舗・商業施設等を中心とした非住宅分野向け販売拡大に取り組み、安定的な収益基盤の構築を図ってまいります。さらに、台湾市場をはじめとした海外市場におきましては、既存顧客および取引先ネットワークならびに華僑ネットワークを活用した営業展開や新規販売国の開拓を推進し、輸出事業のさらなる拡大にも取り組んでまいります。 ③日本・中国双方の生産拠点におきましては、生産品目に応じたレイアウト変更や省力化を推進し、生産性および技術力向上に取り組んでまいります。また、市場ニーズに対応した新工法および新製品開発を推進するとともに、IT活用による業務効率化や施工管理体制強化を進め、競争優位性の向上を図ってまいります。 (4)経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題等 今後の経済見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善が継続する一方、物価上昇や為替変動の影響により、個人消費は引き続き慎重に推移するものと見込まれます。住宅業界におきましても、金利動向や建築コストの高止まり等の影響を受け、事業環境は引き続き不透明な状況が続くものと想定しております。また、中東情勢の緊迫化等に伴うエネルギー価格や物流コストの変動リスクに加え、資材価格の上昇も懸念されており、先行き不透明な状況が継続するものと認識しております。 このような環境の中、国内事業におきましては、当社の強みであるマス・カスタマイゼーションと高い技術提案力を活かしたセールスエンジニアリング営業を一層強化してまいります。また、営業教育の継続実施による提案力向上に加え、顧客接点の拡大を通じて既存取引先との関係深化および新規取引先の開拓を積極的に推進し、受注拡大につなげてまいります。 また、収納等をはじめとした木質建材の水平展開を加速するとともに、ホテル等の非住宅分野への展開を強化し、事業領域の拡大を図ってまいります。 生産面におきましては、強固な財務基盤のもと、生産性向上および品質向上を目的とした設備投資ならびに製造ライン改善を継続し、競争優位性のさらなる強化に取り組んでまいります。また、資材価格やエネルギー価格の上昇が見込まれる中、継続的なVE活動による原価低減、調達体制の見直し、生産効率改善を推進するとともに、販売価格の適正化や経費削減を徹底し、収益性の維持・向上に努めてまいります。 一方、中国事業におきましては、中国国内の住宅市場を取り巻く環境は引き続き厳しい状況が続くものと想定しております。しかしながら、当社は与信リスクを重視した販売戦略への転換を進めるとともに、商品ラインナップおよび販売先の多角化を図り、事業構造改革を断行することで、安定的な収益基盤の構築を目指してまいります。 この方針のもと、与信リスクの低い優良デベロッパーの新規開拓を進める一方、回収条件が良好で与信リスクの低いルート販売ならびにホテル・店舗等を中心とした非住宅分野向け販売の拡大を重点施策として推進してまいります。これにより、販売先の多様化とキャッシュ・フローの安定化を図り、景気変動や不動産市況の影響を受けにくい事業構造への転換を進めてまいります。 その具体策として、前期に新規開拓した11社の代理店を軸としたルート販売網の拡充を進めるとともに、インテリアドア、造作材、収納ユニット、流し台、金属ドア等の商品ラインナップ拡充を推進してまいります。 さらに、店舗向けに店舗カウンター、商品棚、流し台、その他什器等の販売に加え、防火・高遮音ドアを主力商品としてホテル等の商業施設分野への展開を強化し、非住宅分野における売上拡大を図ってまいります。 また、台湾潤泰グループとの連携強化による台湾市場での販売拡大を進めるとともに、一時見合わせている中東地域における営業活動の再開にも取り組んでまいります。さらに、既存取引先との連携強化に加え、華僑ネットワークを活用した販路開拓および新規販売国の開拓を推進することで、輸出事業の拡大を図ってまいります。 なお、代物弁済により取得した投資不動産につきましては、市場動向を慎重に見極めながら、収益性を重視した運用を進めてまいります。 中国事業における事業構造改革の計画は以下の通りです。 「中国事業の構造改革:商品構成と製品販売先の多角化」 単位:百万円 販売先   商品   2025年度実績   2026年度計画   2027年度計画 売上高   比率   売上高   比率   売上高   比率 デベロッパー向け   建具、家具、流し台等   12,029   88%   6,398   61%   4,140   30% ルート販売   建具、家具、流し台等   1,017   7%   2,300   22%   2,760   20% ホテル向け   防火・高遮音ドア、什器等   29   0%   460   4%   2,760   20% 商業施設向け   カウンター、商業棚、什器等   245   2%   345   3%   460   3% 輸出向け   全商品   55   0%   460   4%   2,300   16% その他   建具等   235   2%   573   5%   1,493   11% 合計       13,611   100%   10,536   100%   13,913   100%
事業等のリスク2,662字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、及び経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及び投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項は、下記のとおりであります。また、記載事項のうち将来に関する事項は、当社グループが当連結会計年度末現在において判断したものであります。なお、経営成績に影響を与える要因はこれらに限定されるものではありません。 (1)住宅着工件数等の動向について 当社グループは、日本及び中国において内装システム部材事業を展開しており、住宅着工件数及び建築市況の動向の影響を受けます。 景気動向、金利上昇、建築関連法規制の変更等による住宅取得需要の減少により、主要顧客であるマンションデベロッパー、ゼネコン及びハウスメーカー等の事業活動に影響が生じた場合、または建築現場における前工程の遅延等が発生した場合には、当社グループの製品納入時期の遅延や受注計画の変更等が発生する可能性があります。その結果、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)災害等の影響について 当社グループの生産体制は、当初の1工場体制から現在の5工場体制(日本国内は本社工場及び北海道工場、海外は中国の昆山日門建築装飾有限公司、日門(青島)建材有限公司及び日門(江西)建材有限公司の各工場)へと生産拠点の分散を進め、リスク回避に努めております。 当社グループは引き続き危機管理対応を継続してまいりますが、地震、津波、火災、感染症の拡大等の不測の事態により工場設備等が影響を受け、生産体制に支障が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)海外業務に関するリスクについて 当社グループは、中国を中心とした海外において製品の生産及び販売を行っております。 そのため、進出国及び地域における政治・経済情勢の変化、法規制・税制の変更、為替相場の変動、戦争・紛争等の地政学的リスク等により、当社グループの事業活動に影響が生じる可能性があります。各国・地域特有の商慣習等に起因し、売掛債権の回収遅延又は回収不能等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、中国国内の不動産市場は依然として低迷しております。当社グループでは、個別案件ごとの与信管理を強化し、長期化している債権の安全かつ早期の回収を積極的に進めており、現預金による回収に加え、代物弁済による不動産での回収を実施しております。そのため、将来的に当該不動産の価値が下落した場合には、評価損又は減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (中国)推移表 単位:千円 2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 売上高   17,771,379   15,670,720   14,454,043   13,557,962 売上債権残高   18,116,930   17,474,649   14,214,785   11,548,228 貸倒引当金残高   251,892   702,665   3,515,119   3,288,988 投資不動産残高   1,454,990   3,561,660   6,104,000   8,896,634 貸倒引当金繰入額   97,815   440,107   2,673,151   77,659 減損損失   -   -   1,152,251   92,420 (4)原材料価格の変動について 当社グループ製品の主な原材料である木材及び表面材等については、市況変動等により価格が上昇する可能性 があります。 当社グループでは、生産性向上及びコスト削減に努めるとともに、必要に応じて販売価格への転嫁を進めております。しかしながら、原材料価格が急激に上昇した場合には、適時かつ十分に販売価格へ転嫁できない可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)法的規制について 当社グループの事業は、製造物責任法、労働安全衛生法、建設業法(許認可の名称、一般建設業・許可番号第19464号・有効期限2027年1月24日)並びに貿易関連法令等の各種法規制を受けております。 当社グループは各種法規制の遵守に努めておりますが、各種法規制への対応に支障が生じた場合、あるいは法規制の強化・改正又は新たな法規制の導入等により追加的な費用が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)マンションデベロッパー及びハウスメーカーへの依存について 当社グループは、マンションデベロッパー及びハウスメーカー(以下、マンションデベロッパー等)に対し、物件毎に新製品等を提案し、事業を展開しております。 また、新製品の優先提供、メンテナンス及びアフターフォロー等の製品納品後の対応を通じて、良好な取引関係の維持及び取引の深耕に努めております。その結果、国内外とも特定のマンションデベロッパー等向けの売上割合が比較的高い状況にあります。 当社グループでは、リスク分散の観点から販売先の多様化を推進しておりますが、当該マンションデベロッパー等の着工戸数の減少その他の要因により、当社グループの受注が減少した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)経営成績の偏重について 当社グループの取り扱う内装システム部材は、マンション等の建築スケジュールのうち、後工程において取り付けられることが一般的であります。物件の引渡時期については、物件の販売時期や入居時期のニーズに対応した工期で事業年度末にかけて増加する傾向があるため、当社グループの売上、利益とも下期に偏重する傾向にあります。 (8)システム及びサイバーセキュリティについて 当社グループは、生産管理、販売管理及び会計管理等に情報システムを利用しております。 当社グループでは、情報セキュリティ対策及びシステム保守体制の強化に努めておりますが、サイバー攻撃、不正アクセス、システム障害等が発生した場合には、業務停止、情報漏洩又は生産活動への支障等が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,973字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善および企業収益の堅調な推移を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、円安の進行に伴う資材価格の上昇や物価高、人手不足等の影響により実質所得の伸び悩みが続き、個人消費には持ち直しの動きがみられるものの、消費者マインドは弱含みで推移いたしました。また、中東情勢の緊迫化等に起因する地政学的リスクも継続しており、先行き不透明な状況が続いております。 このような事業環境のもと、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ20億9百万円増加し、443億19百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ5億6百万円増加し、117億79百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ15億2百万円増加し、325億39百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は、234億56百万円(前年同期比2.2%減)、営業利益は、17億45百万円(同125.3%増)、経常利益は、20億37百万円(同84.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、14億15百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失27億92百万円)となりました。 当連結会計年度における各セグメントの概況は、次のとおりです。 (日本) 住宅建設市場におきましては、地価および建築コストの高止まり、物価上昇に伴う住宅取得マインドの低下、金利動向の影響等を背景に、弱含みで推移いたしました。2025年度の新設住宅着工戸数は前年度比12.9%減の711,171戸となり、昨年度の増加から再び減少に転じました。利用関係別では、分譲住宅が同12.6%減の200,563戸、うち分譲マンションは同21.2%減の82,881戸となるなど、厳しい市場環境が継続しております。 このような環境の中、当社国内事業におきましては、流通経費の改善および販売価格の適正化が寄与し、収益性は改善いたしました。また、営業推進体制の見直しを進め、当社の強みである高い技術知識を活かしたセールスエンジニアリング営業の強化と顧客管理の徹底を図りました。 また、生産面におきましては、新規設備投資や製造ライン改善により生産性向上を図るとともに、継続的なVE活動を通じた設計変更および原価低減を推進し、品質向上とコスト低減の両立に取り組みました。 この結果、日本においては、売上高は、98億99百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益は、14億19百万円(同40.6%増)となりました。 (中国) 中国経済は厳しい状況が継続しております。上場企業5,400社の2025年12月期純利益は3年連続で減少し、最終赤字企業比率も約27%に達するなど、事業環境は総じて厳しさを増しております。特に不動産業界におきましては、108社中59社が最終赤字を計上するなど、政府による支援策が講じられているものの、その効果は限定的であり、依然として厳しい状況が続いております。 また、新たに進出した中東地域におきましても、現地情勢の悪化に伴い、一時的に新規開拓活動を見合わせざるを得ない状況となるなど、先行き不透明な事業環境が継続いたしました。 このような環境の中、当社中国事業におきましては、収益性および資金回収の確実性を重視した事業運営への転換を推進し、与信管理の強化ならびに回収効率を重視したルート販売の拡大に取り組みました。また、住宅市場への依存度低減を図るべく、商業施設向け販売の強化に加え、ホテル等非住宅分野への展開強化を推進いたしました。 さらに、中国市場以外での販売基盤拡充にも注力し、台湾をはじめとする周辺地域ならびにその他海外市場における新規販売先の開拓を進めることで、地域分散による事業リスク低減と新たな需要獲得に努めてまいりました。 この結果、中国においては、売上高は、135億57百万円(前年同期比6.2%減)、営業利益は、3億26百万円(前年同期は営業損失2億34百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、55億91百万円となり、前連結会計年度末より9億58百万円増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動による資金の増加は17億45百万円(前期比31.3%減)となりました。これは、主に貸倒引当金の減少額3億23百万円、仕入債務の減少額4億18百万円の計上によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動による資金の減少は3億35百万円(前期は11億91百万円の減少)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出4億97百万円、定期預金の預入による支出1億45百万円、によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動による資金の減少は5億40百万円(前期は9億38百万円の減少)となりました。これは、主に配当金の支払額8億19百万円によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 (a)生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 日本   8,386,346   102.2 中国   4,860,409   86.7 合計   13,246,755   95.9 (注)金額は販売価格によっております。 (b)受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 日本   11,190,134   111.3   11,060,612   113.2 中国   9,159,450   79.0   5,166,230   54.9 合計   20,349,584   94.0   16,226,842   84.6 (注)金額は販売価格によっております。 (c)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 日本   9,898,381   103.9 中国   13,557,962   93.8 合計   23,456,344   97.8 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 万科企業股份有限公司及びそのグループ会社   4,567,644   19.1   4,611,503   19.7 厦門建発集団有限公司及びそのグループ会社   946,034   3.9   3,225,060   13.7 大和ハウス工業株式会社及びそのグループ会社   2,580,664   10.8   2,507,617   10.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りを行っている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。 将来に関する事項につきましては、当社グループが当連結会計年度末現在で実績や状況に応じ、合理的な基準に従って見積り及び判断したものでありますが、実際の結果は、予測困難な不確実性があるため、これら見積りと大きく異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 財政状態の分析 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、245億53百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億85百万円減少いたしました。主な要因は、売掛金が25億円減少したことによるものです。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、197億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ30億95百万円増加いたしました。主な要因は、投資不動産が27億92百万円増加したことによるものです。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、106億96百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億45百万円増加いたしました。主な要因は、短期借入金が3億17百万円増加、契約負債が4億11百万円増加したことによるものです。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、10億83百万円となり、前連結会計年度末に比べ61百万円増加いたしました。主な要因は、繰延税金負債が88百万円増加したことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、325億39百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億2百万円増加いたしました。主な要因は、為替換算調整勘定が7億24百万円増加、その他有価証券評価差額金が2億52百万円増加したことによるものです。 (b) 経営成績の分析 (売上高) 当社グループの売上高は、前年同期に比べ5億20百万円減少し、234億56百万円となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は、前年同期に比べ6億83百万円減少し、175億95百万円となりました。売上原価率は、前年同期に比べ1.2ポイント減少し、75.0%となりました。 販売費及び一般管理費は、前年同期に比べ8億7百万円減少し、41億14百万円となりました。対売上高販管費率は、前年同期に比べ3.0ポイント減少し、17.5%となりました。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は、前年同期に比べ9億70百万円増加し、17億45百万円となりました。対売上高営業利益率は、前年同期に比べ4.2ポイント増加し、7.4%となりました。 (営業外損益) 当連結会計年度の営業外収益は、前年同期に比べ45百万円増加し、4億92百万円となりました。また、営業外費用は前年同期に比べ81百万円増加し、2億1百万円となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は、前年同期に比べ9億34百万円増加し、20億37百万円となりました。対売上高経常利益率は、前年同期に比べ4.1ポイント増加し、8.7%となりました。 (特別損益) 当連結会計年度において、特別利益が1億8百万円、特別損失が2億28百万円発生しております。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、14億15百万円となりました。 (c) キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 全体的には、新設住宅着工戸数の動向が当社グループの経営成績に重要な影響を与える大きな要因となりますが、関連する新設着工床面積、及び当社の強みを活かせる分譲マンションの新設着工戸数の動きにも影響を受けます。 また、当社グループ製品の主要材料である木材の価格変動、原油価格の変動に起因する表面材の価格変動による調達コスト変動要因があり、また一方で競争激化に伴う販売価格の下落要因もあるため、これらの市況動向は当社グループの収益に重要な影響を与える可能性があります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが17億45百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが3億35百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが5億40百万円の支出となり、現金及び現金同等物は前連結会計年度末から9億58百万円増加し、55億91百万円となっております。 当社グループでは製品製造のための原材料の調達、経費等の支払いを始めとした運転資金のほか、安定した製品の生産を行うための設備投資資金、新製品開発を行う研究開発費等の資金需要がありますが、基本的には海外子会社を含めた設備投資資金、国内における運転資金については自己資金により充当し、海外子会社における運転資金については国内、海外との金利差、為替リスク等を総合的に検討し、現地金融機関を含め、有利な金融機関の利用を適宜行っております。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 また、当社グループは、事業効率向上と株主価値の最大化を図るために、EPS(1株当たり当期純利益)を重要な指標として位置付けており(第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等)、当連結会計年度におけるEPSは62.21円(前年同期は△122.71円)でありましたが、当該指標の改善に邁進していく所存であります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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