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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

あさくま

7678 · Standard · 小売業

ステーキを主軸に郊外型レストランを展開。主力の「ステーキのあさくま」に加え、多様な業態で幅広い客層を開拓する。

概要

あさくま(証券コード7678)は、愛知県日進市に本社を置くステーキ・ハンバーグ専門レストラン「ステーキのあさくま」を主力とする外食企業。1962年の創業以来、郊外ロードサイドを中心に出店し、2026年1月末時点の店舗数は直営74店舗、FC4店舗の計78店舗。同年度の売上高は100億円を突破し、東海地区の地盤から関東・関西へ展開を進めている。

「ステーキのあさくま」を軸とした多業態構成

当社は、ステーキ・ハンバーグ専門の「ステーキのあさくま」を主業態とし、その他にもつ焼き居酒屋「エビス参」、インドネシア料理「ワヤンバリ」、カレー専門店「カレーのあさくま」を展開する。2026年1月末時点の総店舗数78店舗のうち、「ステーキのあさくま」が直営64店舗・FC4店舗で全体の87%を占める。「エビス参」は8店舗、その他の業態が各1~2店舗と小規模だが、主力に依存しつつも異なる客層や立地に対応している。各業態は「あさくま事業部」「サクセッションリージョン」「新業態リージョン」の管轄部署で運営され、食材の品質やサラダバーの充実など共通のこだわりを持ちながら、業態ごとの特性を生かした店舗運営を行っている。売上高の大部分はステーキ業態が占めるが、もつ焼き居酒屋なども一定の貢献をしている。

100億円に迫る売上高と収益の回復経緯

当社の売上高は、2015年3月期の47億円から2020年3月期には88億円まで成長したが、新型コロナウイルス感染症の影響で2021年3月期には64億円に減少し、16億円の当期純損失を計上した。その後は回復に転じ、2023年3月期62億円、2024年1月期61億円と横ばいを経て、2025年1月期84億円、2026年1月期には100億円(前年比20.3%増)を達成した。営業利益は2026年1月期に5億1900万円、経常利益5億2600万円、当期純利益は3億2500万円(前年は繰延税金資産の影響により10億円超だったため減)。2021年3月期の赤字以降、売上総利益率の改善やコスト管理、既存店売上高の回復により、収益力は着実に向上している。2026年1月期には40カ月連続で既存店売上高前年超えを達成し、増収増益の基盤を固めた。

東海を地盤に関東・関西へ広がる出店戦略

当社の店舗は、創業の地である愛知県を中心とする東海地区に集中している。しかし近年、関東地方や関西地方への進出を積極化している。2025年1月期には「ステーキのあさくま」桑名店(三重県)、鈴鹿店(同)、2026年2月には西梅田ハービスプラザ店(大阪府)を出店した。西梅田店は21年ぶりの大阪府出店であり、商業施設内の小型店舗として新たなモデルを試行している。また、新業態「カレーのあさくま」は名古屋市の商業地域に出店し、駐車場不要の小規模スペースでの展開が可能である。今後の計画では、2027年1月期に合計11店舗の新規出店を見込んでおり、主力のステーキ業態に加え、カレー専門店やもつ焼き居酒屋など多様なフォーマットでエリア拡大を目指す。東海地区の地盤を維持しつつ、関東・関西でのプレゼンスを高めることが中期的な戦略である。

グループ再編を経て非連結化した企業構造

当社はかつて複数の連結子会社を有していた。2013年に設立した株式会社あさくまサクセッションがもつ焼き居酒屋「エビス参」やインドネシア料理店を運営し、2015年には株式会社きよっぱち総本店を子会社化したが、2016年に同社株式を親会社のテンポスホールディングスへ譲渡。2020年には株式会社竹若を子会社化したが、2021年に同社は破産手続開始、2024年に廃止された。2025年1月には株式会社あさくまサクセッションを吸収合併し、それまで別法人で運営していた「エビス参」などの業態は当社直轄の部署管理に変更された。これに伴い、当社は非連結決算へ移行した。親会社である株式会社テンポスホールディングスのグループ内で、経営資源を集中し、ガバナンスを強化する狙いがある。

業界の中での役割はレストランチェーン運営企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
100億円
営業利益
5億円
営業利益率
5.0%
純利益
3億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01外食(ファミリー層)主力

主力の「ステーキのあさくま」をロードサイドに展開。和牛や米国産牛等を使用したステーキ・ハンバーグとサラダバーを提供し、ファミリー層をターゲットとする。原材料へのこだわりと品質追求を特徴とする。

主な製品・サービス3
ステーキ
和牛、米国産牛、豪州産牛を使用したステーキ。品質・鮮度にこだわった食材を提供。
ハンバーグ
ステーキと並ぶメインメニュー。バランスの取れた商品構成を心がける。
サラダバー
新鮮な野菜を揃えたサラダバー。ステーキやハンバーグに合わせて提供。

02外食(居酒屋・専門店)準主力

ステーキ以外に、もつ焼き居酒屋「エビス参」、インドネシア料理「ワヤンバリ」、カレー専門店「カレーのあさくま」など多様な業態を展開。都心部や商業施設等に出店し、異なる客層を開拓する。

主な製品・サービス3
エビス参(もつ焼き居酒屋)
新鮮な食材で作るもつ料理を提供する居酒屋。仕事帰りのサラリーマンから女性客まで幅広く対象とする。
ワヤンバリ(インドネシア料理店)
インドネシア本国のシェフが調理する本格的なインドネシア料理を提供。商業施設内に出店する。
カレーのあさくま(カレー専門店)
サラダバーで提供するカレールーをベースに、ハンバーグや焼き野菜等をトッピングしたカレーライスを提供。

製品と技術

ステーキとハンバーグ、サラダバーが核の主力業態

「ステーキのあさくま」は、和牛、米国産牛、豪州産牛など複数産地の牛肉を使用し、ステーキやハンバーグを提供する。最大の特徴は、お客様自身が自由に取り分ける「サラダバー」であり、季節ごとに品目を入れ替え、常に新鮮な野菜や惣菜を揃えている。また、お客様参加型の「お料理プランナー」制度を通じて新メニューを共同開発し、採用されたメニューを時期限定で提供するなど、差別化を図っている。2026年1月期には「肉の日イベント」でサーロインステーキ50%増量を実施し、客単価上昇やステーキ注文率向上に貢献した。主力業態として全店舗の87%を占め、売上を牽引している。

もつ焼き居酒屋「エビス参」とインドネシア料理「ワヤンバリ」

もつ焼き居酒屋「エビス参」は、仕事帰りのサラリーマンから女性客まで幅広い層をターゲットに、新鮮なもつ料理を提供する。都心部の駅周辺に出店し、フレンドリーな雰囲気が特徴で、2026年1月末時点で8店舗を展開する。一方、インドネシア風居酒屋「ワヤンバリ」は、インドネシア本国のシェフが腕を振るう本場の料理を提供し、商業施設内に1店舗を構える。これらの業態は主力のステーキ業態とは異なる客層や時間帯をカバーし、ポートフォリオの多様性を高めている。

小規模スペースで展開する「カレーのあさくま」新業態

2025年7月、当社は新業態「カレーのあさくま」を名古屋市大須に出店した。これは、ステーキ店のサラダバーで提供してきたカレールーをベースに、ハンバーグや焼き野菜、目玉焼きなどをトッピングしたカレーライス専門店である。従来の主力業態が100坪以上の広い店舗と40台規模の駐車場を必要としたのに対し、カレー専門店は小規模スペースで運営可能であり、人通りの多い商業地域への出店を可能にした。2026年3月には2号店を名古屋市栄に出店。今後も同フォーマットを活用した出店を計画しており、主力業態と並ぶ成長の柱として期待されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

小型ステーキレストラン、成長加速

あさくまはステーキ・ハンバーグ専門のファミリーレストランチェーンで、売上高は2025年1月期84億円から2026年1月期100億円へ急伸。同業の光フードサービスやトライアルホールディングスと比較すると規模は小さいが、低価格ステーキで差別化。営業利益率も2.38%から5%へ改善見込み。外食業界では競争が激しいが、あさくまは独自のポジションを築きつつある。

強み

  • 売上高が前期比19%増と大きく伸び、100億円目前。
  • 営業利益率が2.38%から5%へ急改善、収益性向上。
  • ステーキ・ハンバーグの低価格提供で他チェーンと差別化。
  • まだ小規模ながら、出店による成長ポテンシャル大。

課題

  • 大手ファミレスやステーキチェーンとの競合が激しい。
  • 牛肉価格の上昇が収益を圧迫するリスク。
  • 全国的な知名度が低く、今後の集客課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字があさくま

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17562安楽亭178億円20.9倍
23544サツドラホールディングス178億円39.6倍
33329東和フードサービス176億円23.0倍
43547ユニシアホールディングス176億円38.6倍
53096オーシャンシステム175億円13.3倍
67678あさくま174億円105.4倍
72694焼肉坂井ホールディングス173億円
87523アールビバン172億円10.2倍
93193エターナルホスピタリティグループ163億円16.0倍
10274Aガーデン162億円28.0倍
113542ベガコーポレーション157億円17.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

割烹旅館からステーキレストランへ転換した1954~1973年

1954年9月、愛知県で「合資会社割烹旅館朝熊西店」として創業した。当初は旅館業を営んでいたが、1962年3月にステーキレストラン1号店「ドライバーズコーナー・キッチンあさくま(現ステーキのあさくま本店)」を開店し、外食業に転換した。1967年5月には社名を「合資会社キッチンあさくま」に変更。1970年11月には名古屋市港区に3号店として「あさくま港店」を開店し、郊外型立地のモデルとした。1973年6月には「ステーキのあさくま」の営業を開始し、以降チェーン展開の基盤を固めた。この時期、車で気軽に立ち寄れるよう駐車場を完備した幹線道路沿いの出店戦略が確立された。

チェーン拡大と博覧会出店で知名度を高めた1977~1991年

1977年9月、「旧あさくま」を存続会社として「合資会社キッチンあさくま」を合併し、経営基盤を強化した。1985年3月にはつくば科学万博アメリカ館に出店し、国際的なイベントでブランドを認知させた。1987年7月には名古屋市で開催された世界デザイン博覧会にも出店。1991年3月には101店舗目として下九沢店を出店し、店舗網が100店を超えた。この間、郊外ロードサイドへの出店を続け、東海地方を中心にステーキレストランチェーンとしての地位を確立した。

テンポスグループ入りと経営再建への布石(2006~2013年)

2006年12月、株式会社テンポスバスターズ(現テンポスホールディングス)と業務・資本提携を結び、第三者割当増資及び転換社債型新株予約権付社債を発行した。2011年4月には転換社債の株式転換により、テンポスバスターズの子会社となった。これにより、親会社の支援の下、経営再建を図る体制が整った。2013年8月には連結子会社「株式会社あさくまサクセッション」を設立し、同年9月にもつ焼き居酒屋「エビス参」5店舗を事業譲受。多業態化への第一歩を踏み出した。

多業態化の推進と子会社の変遷(2013~2020年)

2013年から2015年にかけ、子会社のあさくまサクセッションがもつ焼き居酒屋「エビス参」を計6店舗、インドネシア料理「スラバヤ」「ワヤンバリ」を取得した。2014年7月には株式会社西岬魚類を吸収合併し、2015年1月には株式会社きよっぱち総本店を子会社化。しかし2016年9月にはきよっぱちの全株式を親会社に譲渡。2020年2月には株式会社竹若を子会社化するなど、グループ構成は頻繁に変動した。この間、ステーキ業態以外の多様な飲食フォーマットを試行し、ポートフォリオの拡大を図ったが、収益化には課題が残った。

株式上場と市場区分の移行(2019~2022年)

2019年6月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場した。これにより資本市場からの資金調達が可能となり、成長投資の基盤を得た。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行した。上場後も店舗網の拡大と既存店の収益改善に取り組み、2022年3月期には売上高52億円、当期純利益1億円と黒字を回復した。

子会社吸収合併と100億円達成(2025~2026年)

2025年1月、連結子会社であった株式会社あさくまサクセッションを吸収合併し、非連結決算へ移行した。これにより、それまで別法人で運営していた「エビス参」「ワヤンバリ」などの業態は当社直轄の管理部署に統合された。2026年1月期には売上高が100億円(前年比20.3%増)を突破し、営業利益5億1900万円、経常利益5億2600万円を計上。既存店売上高は40カ月連続で前年超えを達成した。2026年2月には21年ぶりの大阪府出店となる西梅田ハービスプラザ店を開業し、新業態「カレーのあさくま」も展開中。3年後の200億円達成を目標に、積極的な出店と新業態開発を進めている。

年表24件を開く

1950年代

  • 1954年9月創業「合資会社割烹旅館朝熊西店」を設立。

1960年代

  • 1962年3月ステーキレストラン1号店、「ドライバーズコーナー・キッチンあさくま(現ステーキのあさくま本店)」を開店。
  • 1967年5月商号変更「合資会社割烹旅館朝熊西店」を「合資会社キッチンあさくま」に社名変更。

1970年代

  • 1970年11月名古屋市港区に3号店として「あさくま港店」開店、郊外型立地のモデルとする。
  • 1973年6月「ステーキのあさくま」の営業開始。
  • 1977年9月M&A「旧あさくま」を実質的な存続会社として「合資会社キッチンあさくま」を合併。

1980年代

  • 1985年3月つくば科学万博(国際科学技術博覧会)、アメリカ館に出店。
  • 1987年7月名古屋市で開催された世界デザイン博覧会に出店。

1990年代

  • 1991年3月101店舗目として下九沢店を出店。

2000年代

  • 2006年12月株式会社テンポスバスターズ(現 株式会社テンポスホールディングス)と業務・資本提携。同社を割当先とする募集新株式及び転換社債型新株予約権付社債を発行。

2010年代

  • 2011年4月M&A株式会社テンポスバスターズ(現 株式会社テンポスホールディングス)の転換社債型新株予約権付社債の株式転換により、当社を子会社化。
  • 2013年8月連結子会社、株式会社あさくまサクセッションを設立。
  • 2013年9月連結子会社、株式会社あさくまサクセッションがもつ焼き居酒屋5店舗「エビス参」を事業譲受。
  • 2013年10月M&A株式会社西岬魚類の株式を取得し、連結子会社化。
  • 2014年2月連結子会社、株式会社あさくまサクセッションがもつ焼き居酒屋1店舗「エビス参」を事業譲受。
  • 2014年7月M&A連結子会社、株式会社あさくまサクセッションが株式会社西岬魚類を吸収合併。(合併後商号は、株式会社あさくまサクセッション)
  • 2015年1月M&A連結子会社、株式会社あさくまサクセッションが株式会社きよっぱち総本店の株式を取得し、連結子会社化。
  • 2015年3月連結子会社、株式会社あさくまサクセッションがインドネシア料理4店舗「スラバヤ」、インドネシア風居酒屋1店舗「ワヤンバリ」を事業譲受。
  • 2016年9月連結子会社、株式会社きよっぱち総本店の全株式を株式会社テンポスバスターズ(現 株式会社テンポスホールディングス)へ譲渡。
  • 2019年6月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2020年代

  • 2020年2月M&A株式会社竹若の全株式を譲受け、連結子会社化。
  • 2021年9月株式会社竹若が破産手続の開始決定(2024年5月破産手続廃止決定)。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
  • 2025年1月M&A連結子会社、株式会社あさくまサクセッションを吸収合併したことにより、非連結決算へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高前期比率前期比向上
  • 売上総利益率向上
  • 総人件費対売上高比率低減
  • 売上高増加
  • 経常利益増加

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人材教育と生産性向上の仕組みづくり

    優秀な人材の確保と社内教育を推進し、品質を維持しながら店舗運営を効率化する。専門部署を設置し勉強会を実施。外国人採用も積極的に行う。

  2. 02

    商品施策・サラダバー充実と衛生管理

    牛肉の安定供給と新産地開拓、野菜・米穀の原価管理を徹底。サラダバーは季節商品投入で飽きさせない工夫と、顧客参加型メニュー開発を継続。食中毒防止の衛生管理を徹底。

  3. 03

    積極的な新規出店と既存店舗の刷新

    売上・利益の持続的向上のため新規出店を積極化。専門部署で優良物件を開拓。老朽化した既存店は視認性向上とブランドイメージ統一の改装を実施。

  4. 04

    新業態の開発・展開による顧客基盤強化

    駐車場不要のカレーライス業態を開発。主力のステーキ業態と並行して、小規模スペースに適した新業態を展開し顧客基盤を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で156人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は402万円で、7期前と比べて12.6%平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は3.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年3月46044.14.5110
2020年3月43643.14.4184
2021年3月42042.14.7104
2022年3月43540.94.9101
2023年3月42840.55.599
2024年1月41643.06.3107
2025年1月42640.13.9121165
2026年1月40238.13.7156321

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年1月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
愛知県 25店舗331百万円
三重県 6店舗105百万円
岐阜県 5店舗80百万円
静岡県 12店舗80百万円
本社78百万円
神奈川県 5店舗43百万円
千葉県 5店舗42百万円
東京都 10店舗23百万円
埼玉県 4店舗22百万円
茨城県 2店舗12百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社テンポスホール ディングス(注)
    東京都大田区 · その他の関係会社
    議決権62.2%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は100億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+19.0%、利益が+150.0%。

売上高
+19.0%
100億円
営業利益
+150.0%
5億円
純利益
-50.0%
3億円
営業利益率
5.0%
前期比 +2.6%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は54億円、営業利益は3億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+28.6%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1600.00
2023年4Q171
2024年1Q1715.90
2024年2Q1800.01
2024年3Q1915.30
2025年1Q2114.81
2025年2Q2100.03
2025年4Q4212.42
2026年2Q4624.31
2026年4Q5435.62

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2015年3月期からの12期で、売上は47億円から100億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は5.0%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
連結子会社、株式会社あさくまサクセッションが株式会社きよっぱち総本店の株式を取得し、連結子会社化。
2015年3月4774
2016年3月6093
2017年3月9194
2018年3月9495
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2019年3月9474
株式会社竹若の全株式を譲受け、連結子会社化。
2020年3月8821
2021年3月64−4−16
2022年3月5251
2023年3月6200
2024年1月6121
連結子会社、株式会社あさくまサクセッションを吸収合併したことにより、非連結決算へ移行。
2025年1月84222.46
2026年1月100555.03

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高100億円のうち、営業利益として残るのは5億円5.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金44.0%44億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金51.0%51億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.0%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
56.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
5.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
3.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.5pt
10.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年1月期は営業CFが9億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は24億円で、売上の2.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年3月8201017
2018年3月8−30521
2019年3月5−30223
2020年3月1−136−1217
2021年3月−607−618
2022年3月6−1−3520
2023年3月3−1−4217
2024年1月5−20321
2025年1月3−30021
2026年1月9−4−1524

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2026年1月期の総資産は50億円。このうち返さなくてよい自己資本が34億円で、自己資本比率は68.6%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年3月2617967.7
2016年3月3021969.9
2017年3月36231364.8
2018年3月42281467.0
2019年3月44321272.4
2020年3月51391276.9
2021年3月40221855.6
2022年3月39241562.2
2023年3月3324971.7
2024年1月37251266.8
2025年1月44311370.5
2026年1月50341668.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳単体ベース
現金及び預金
24億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
17億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
16億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中30位あたり、逆に低いのはROE322社中130位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.1%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.0%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.6%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
19.1%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.5%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,230で、1年前と比べて+52.5%過去52週の値幅のなかでは79%の位置にある。

¥3,230+0.2%1ヶ月+5.6%1年+52.5%時価総額174億円
過去52週の値幅
安値¥2,087.5高値¥3,525

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)105.4倍
PBR12.00倍
配当利回り0.46%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価6600円、前日比+0.46%と小幅高。1カ月で+12.1%、上昇基調。52週高値7050円に迫る。25日線(6337円)を+4.1%上回る。出来高15500株と平均的。RSI52.2と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PER 107.5倍は業界平均の41.2倍を大きく上回り、PBR 12.26倍も平均2.92倍の4倍超と極めて高い。ROE 10.1%は良好だが、配当利回り0%で株主還元が不十分。直近の売上・利益は伸びているが、現在の株価バリュエーションは収益力に対し過大評価と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)105.4倍39.6倍
PBR12.00倍2.44倍
ROE10.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は過去低迷していたが、2025年1月期に急回復し営業利益率2.38%、2026年1月期は営業利益率5%を見込む。強気派は、業績回復トレンドが継続し、PBR12倍超と成長期待が大きく、さらに拡大余地があると主張。特に既存店売上高の伸びと新規出店加速に注目。弱気派は、2026年1月期の純利益が3億円と2025年1月期の6億円から半減する計画に疑問。PERも100倍超と割高で、期待先行のバブル的側面を警戒。また外食業界は人件費上昇や競争激化のリスクが高く、持続的な成長には疑問。

プラスに働く材料7
  • 業績回復の勢い

    2025年1月期は売上84億円、純利益6億円と大幅改善。

  • 成長期待

    2026年1月期も増収計画。既存店伸長と出店拡大が牽引。

  • ブランド価値

    「あさくま」ブランドは一定の知名度と固定ファンを持つ。

  • 急成長する売上高2026年1月期影響

    売上高100億円(前期比+19%)。3年で約1.6倍に拡大、出店攻勢の成果

  • 営業利益倍増の見通し2026年1月期影響

    営業利益5億円(前期比+150%)。利益率も5%へ改善

  • 高成長期待によるプレミアム評価継続影響

    PBR12.26倍は成長期待を反映。業績達成で評価定着へ

  • 無配からの配当開始期待2027年1月期以降影響

    利益拡大に伴い配当政策見直しの可能性。株主還元開始で買い材料

マイナスに働く材料7
  • 利益の急減予想

    2026年1月期の純利益は3億円と前期比半減見込み。

  • バリュエーション過大

    PER100倍超、PBR12倍と割高。期待が先行。

  • 外食リスク

    人件費・食材費上昇、競争激化が収益を圧迫。

  • 超高PERによるバリュエーションリスク継続影響

    PER107.5倍は小売業平均の10倍超。業績下振れ時大幅下落リスク

  • FY26純利益減少リスク2026年1月期影響

    純利益3億円(前期比▲50%)。営業利益増も税金・特別損失で減益可能性

  • 無配政策によるインカム不足継続影響

    配当利回り0%。成長継続が株価維持の前提

  • 外国人持株比率極小継続影響

    外国人持株0.46%。海外投資家の関心薄く需給細り

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
回復が一時的な特需か継続的かを判断。
客単価
値上げやメニュー構成の変化が収益に与える影響を測る。
店舗数
成長の実態を示す。出店ペースと閉店数を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15いまの株価に対する利回りは0.46%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
0.46%
いまの株価に対して
配当性向
0.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ10,330人。区分でいちばん多いのは事業法人68.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が69.0%を占め、残る31.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
事業法人57.457.858.469.069.468.9
個人・その他40.340.940.629.729.630.5
自己株式0.90.91.31.31.31.3
外国法人0.00.00.00.20.10.5
金融機関2.21.21.01.00.80.1
証券会社0.00.10.00.10.00.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社テンポスホールディングス61.32
02有限会社あさしお6.37
03近藤 裕貴2.75
04近藤 典子2.43
05西尾 すみ子2.14
06麒麟麦酒株式会社0.78
07近藤 千鶴子0.71
08MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.26
09本坊酒造株式会社0.19
10あさくま従業員持株会0.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-04
    有限会社あさしお
    変更報告
    8.18%
    -0.18pt
  • 2026-08-03
    有限会社あさしお
    変更報告
    6.37%
    -1.99pt
  • 2026-08-03
    有限会社あさしお
    変更報告
    6.37%
    -1.99pt
  • 2026-08-03
    有限会社あさしお
    新規の大量保有報告
    6.74%
    -1.62pt
  • 2026-06-16
    株式会社テンポスホールディングス
    新規の大量保有報告
    60.11%
    -1.24pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で−27%、1株純資産は12期で+65%。直近期のROEは10.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年3月8438724.3
2016年3月7044916.5
2017年3月7948817.7
2018年3月10559319.4
2019年3月8567813.4
2020年3月137291.9110.373.0
2021年3月−296418−51.60.0
2022年3月114532.6137.10.0
2023年3月−2446−0.50.0
2024年1月254715.4100.10.0
2025年1月10757820.437.90.0
2026年1月6163910.176.40.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/1期の役員報酬は総額32百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
清水一成代表取締役 会長57
廣田陽一代表取締役 社長42700
森下篤史取締役79
平間律子取締役704,000
藤田和久取締役59
酒井圭吾監査役(常勤)72
北見一幸監査役61
竹尾卓朗監査役52
松口藤宏74

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)425256
社外取締役5441
監査役1333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,173字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、株式会社テンポスホールディングスを親会社とする企業グループに属し、飲食店の経営を主な事業として取り組んでおります。 1962年3月に「ドライバーズコーナー・キッチンあさくま」を愛知県愛知郡日進町(現日進市)に開店以来、「ステーキのあさくま」の名称で名古屋市内から郊外へと店舗展開し始め、お客様が車で気軽に立ち寄り易いよう駐車場を完備した郊外型のステーキ・その他肉類を中心としたレストランとして、幹線道路沿いを中心に出店してまいりました。 当社の事業は「ステーキのあさくま」の店舗展開を主業態とするレストラン事業であり、「ステーキのあさくま」では、メインメニューであるステーキやハンバーグは和牛、米国産牛、豪州産牛等を使用し、合わせて新鮮なサラダ(サラダバー)を揃えております。また、原材料となる牛肉や野菜、ソースに至るまで、品質・鮮度にこだわった食材を追求し続け、バランスの取れた商品構成等を心がけております。 そのほか、もつ焼き居酒屋「エビス参」、インドネシア風居酒屋「ワヤンバリ」、カレー専門店「カレーのあさくま」等の様々な業態の店舗展開を行っております。 当事業年度末時点において、当社は直営店74店舗、FC加盟店4店舗の計78店舗を展開しております。 当社の事業の系統図は、次のとおりであります。 なお、当社における主な業態の特徴及び店舗数は、以下のとおりとなっております。 2026年1月31日現在 管轄部署   業態   特徴   店舗数 あさくま事業部   ステーキのあさくま   メインメニューであるステーキやハンバーグは和牛、米国産牛、豪州産牛等を使用し、一緒に新鮮なサラダ(サラダバー)を揃えております。また、原材料となる牛肉や野菜、ソースに至るまで、品質・鮮度にこだわった食材を追求し続け、バランスの取れた商品構成等を心がけており、主にファミリー層をターゲットとし、ロードサイドに出店しております。   68店舗(FC4店舗含む) サクセッションリージョン   エビス参   仕事帰りのサラリーマンから女性客まで、気軽に楽しめるフレンドリーなもつ焼き居酒屋になります。こだわりの新鮮な食材で作る様々なもつ料理を提供し、主に都心部の駅周辺に出店しております。   8店舗 ワヤンバリ   インドネシア本国のシェフが腕を振るう本場のインドネシア料理専門店になります。主にファミリー層やカップル層をターゲットとし、商業施設内に出店しております。   1店舗 新業態リージョン   カレーのあさくま   ステーキのあさくまのサラダバーで提供しているカレールーをベースに、さらに手を加え、ハンバーグや焼き野菜、目玉焼き等をトッピングしたカレーライス専門店となります。人通りの多い商業地域に出店しております。   1店舗 合計   78店舗(FC4店舗含む) 店舗数の推移 期初店舗数   出店数   退店数   期末店舗数 2021年3月末   株式会社あさくま   直営店   63   ―   1   62 FC店   6   ―   1   5 株式会社あさくまサクセッション   直営店   18   ―   8   10 株式会社竹若   直営店   13   ―   13   ― 合計   100   ―   23   77 2022年3月末   株式会社あさくま   直営店   62   ―   1   61 FC店   5   ―   ―   5 株式会社あさくまサクセッション   直営店   10   ―   ―   10 合計   77   ―   1   76 2023年3月末   株式会社あさくま   直営店   61   ―   ―   61 FC店   5   ―   1   4 株式会社あさくまサクセッション   直営店   10   ―   ―   10 合計   76   ―   1   75 2024年1月末   株式会社あさくま   直営店   61   1   ―   62 FC店   4   ―   ―   4 株式会社あさくまサクセッション   直営店   10   ―   1   9 合計   75   1   1   75 2025年1月末   あさくま事業部   直営店   62   1   1   62 FC店   4   ―   ―   4 サクセッションリージョン(旧株式会社あさくまサクセッション)   直営店   9   ―   1   8 合計   75   1   2   74 2026年1月末   あさくま事業部   直営店   62   2   ―   64 FC店   4   ―   ―   4 サクセッションリージョン(旧株式会社あさくまサクセッション)   直営店   8   1   ―   9 新業態リージョン   直営店   ―   1   ―   1 合計   74   4   ―   78 (注)株式会社あさくまサクセッションは、2025年1月末に株式会社あさくまに吸収合併され消滅しております。このため、2025年1月末以降の店舗数の推移は、法人の別から管轄部署の別に変更しております。
経営方針・対処すべき課題2,110字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、食を通じてコミュニティの場を提供するとともに、従業員にとっての自己実現の場を提供し、企業として市場の需要への対応、市場において競争力を確保、社会から信用されることを経営の基本理念として、事業の運営と発展に努め、株主の皆様をはじめとする社会の期待に応えてまいります。 それを実現させるために、いかなる従業員であっても、「誇りのある職場づくり」を志すことにより、クオリティの高いサービス及び商品を提供できる店舗づくりに日々心掛け、徹底したコスト管理と品質の高いサービスの提供に取り組むことを経営の基本方針としております。 (2) 中長期的な経営戦略 当社は78店舗(FC4店舗を含む)を展開しております。東海地区を基盤として、関東地区、関西地区へ出店エリアを広げ、更なる拡大を目指してまいります。 (3) 目標とする経営指標 当社は高い収益性を維持し企業価値を向上させていくため、原価率の低減やコスト管理に努めることにより、事業活動の成果を図ることができる、売上高前期比率、売上総利益率、総人件費対売上高比率、売上高並びに経常利益を経営指標として掲げております。 (4) 経営環境及び対処すべき課題 外食産業を取り巻く環境は、堅調な企業業績や所得税法の改正等を背景に雇用・所得環境の改善が進み、景気は底堅く推移し、外食需要の回復基調が継続しております。一方で、長期化する地政学的リスク、特に最近の中東情勢や円安傾向等による輸入物品やエネルギー価格、人手不足による人件費の高騰等のあらゆるコスト上昇が経営環境を圧迫しており、また、今後の消費税法改正の動向等により、外食業界の先行きは不透明な状況となっております。当社はこのような外部環境の変化に対し柔軟な対応を取ることにより競争力を高め企業価値を向上させてまいります。 具体的な課題は以下のとおりであります。 ①QSCや生産性向上のための人材教育と仕組みづくり 優秀な人材の確保及び社内での人材教育の推進により、品質を落とすことなく店舗運営サービスを効率的に進めていくことは持続的成長に必要不可欠と考えております。特に、人材教育についてはその認識が強く、当事業年度において専門部署を設け、積極的に社内での勉強会等を行っております。また、外国人採用については、即戦力として活躍していただける人材が多く入社し、同国人としての横のつながりが持てる機会を作っております。 ②商品施策・サラダバーの充実と衛生管理の向上 主力材料であります牛肉については為替の影響を大きく受けておりますが、常に情報を集めて安定供給に対する取り組みと新たな産地開拓も進めてまいります。近年特に仕入価格の高騰が顕著である野菜類及び米穀について、仕入先等との仕入価格交渉等により原価管理を徹底してまいります。 当社のウリの一つでもあるサラダバーにつきましては、季節商品を投入し、いつ来店されても飽きのこない品揃えとすることに引き続き取り組んでまいります。また、当社で独自に取組んでおります、スタッフとお客様との境界線を出来る限り排除する「カンタレス経営」(カンタレスとは、お客様と当社従業員との間にあるカウンターをなくす「カウンターレス」を意味する造語であります。)の一環として、お客様と共同してサラダバーメニューの開発を行い、採用されたものについては時期限定で来店されたお客様に提供しております。 当社では、ノロウイルス等を原因とする食中毒には細心の注意をもって対応しております。出勤時の体調チェックやシーンが変わるごとの手洗いは常日頃から徹底し、イレギュラーケースへの対応も勉強会を通して啓蒙しております。 ③積極的な新規出店や既存店舗のブラッシュアップ 当社では、売上高・経常利益の持続的な向上には、新規出店が欠かせないと考えており、今後も積極的に取り組んでまいります。当事業年度において専門部署を立ち上げ、専門的な視野によってより良い物件を探し、今後の出店を積極的に行ってまいります。既存店舗につきましては、築年数の古い店舗が多数あり、これまで来店されたことのない方から敬遠される理由の一つとなっております。今後は外部からの視認性を良くし、ブランドイメージを崩さない店舗内外の改装を行ってまいります。 ④新業態の開発・展開による顧客基盤の強化 当事業年度において、小規模スペースで駐車場を確保しないカレーライス業態の店舗を出店いたしました。当社が主力とするステーキ業態は、主に100坪を超える建物と40台ほどの駐車スペースを備えたものですが、なかなかこの条件に見合った不動産情報がない半面、集客力が高く人通りの多い商業地区の小規模スペースの情報は数多くあり、この度の新業態開発の一因ともなっております。今後も主力のステーキ業態の出店は進めてまいりますが、カレーライス業態を含めた新業態の開発並びに展開も並行して進めてまいります。
事業等のリスク6,090字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 市場環境及び競合状況について 外食産業は、成熟した市場となっており、企業間における価格競争、弁当・惣菜等の中食市場の成長等により、一層厳しい市場環境となっております。また、他業界と比較すると参入障壁が低いため、新規参入企業が多く、厳しい競合状態が続いております。その中で当社は、人材の育成、接客サービスの向上、商品レベルの強化、メニューの改定等により他社との差別化を図り、店舗収益を維持向上することが重要であると考えております。しかし、お客様に満足頂ける商品・サービスが提供できなかった場合やお客様の嗜好の変化等に伴う来店客数の減少により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、食材市況の変動等により食材を安定的に確保することが難しい状況になった場合や新型コロナウイルス感染症のような大きな社会的環境の変化や法令の改正等により、お客様へ提供する食材の調達や加工に新たな設備や作業等が必要になった場合にも、当該変動要因に係る費用が発生するため、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 当社ブランド毀損について 当社は、「ステーキのあさくま」以外に複数の業態を展開しております。しかしながら、売上収益の大半は「ステーキのあさくま」によるものでございます。引き続き多店舗展開等に取り組んでまいりますが、今後何らかの不祥事により「ステーキのあさくま」ブランドの毀損が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 商品表示について 外食産業におきましては、一部企業による産地偽装や賞味期限の改ざん等、食の安全性だけではなく、商品表示の適正性、信頼性等においても消費者の信用を失墜する事件が数年前まで発生しておりました。当社は、取引のある事業規模が大きな信頼性の高い納入業者から仕入を行い、適正な商品表示に努めておりますが、その表示内容に重大な誤り等が発生した場合、社会的信用の低下により来店客数が減少し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 各種法的規制について ① 食品衛生法 当社が提供する商品・メニューは、いずれも食品衛生法による規制を受けております。食品衛生法は、食品衛生の確保のために公衆衛生の見地から必要な規制その他措置を講ずることにより、飲食に起因する危害の発生を防止し、国民の健康を図ることを目的としております。当社では、都道府県知事より飲食店の営業許可を取得するとともに、各店舗に食品衛生責任者を置き、定期的な衛生点検を実施する等、安心安全な商品・メニューをお客様に提供するための衛生管理を徹底しておりますが、万が一、食中毒等の事故が起きた場合は、食品衛生法の規定に基づき、食品等の廃棄処分、一定期間の営業停止、営業許可の取消し等処分を受ける恐れがあり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 従業員及び短時間労働者(パートタイマー)に関する法律について 当社の全従業員のうち、主な従業員はパートタイマー、アルバイト(以下、合わせて「パート」という。)であります。社会保険及び労働保険をはじめとした労働関連法令の改正等があった場合、人件費関連費用が増加し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 食品循環資源の再利用等の促進に関する法律 当社は、「食品循環資源の再利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)」による規制を受けており、食品廃棄物の発生の抑制、減量化、再利用に取り組むことを義務付けられております。今後、同法の規制が引き上げられた場合、新たな設備投資等の費用が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 店舗における酒類提供(道路交通法「酒気帯び運転等の禁止」)について 当社は、未成年者飲酒禁止法及び道路交通法等による規制を受けております。各店舗にてアルコール類飲料を注文されたお客様に自動車等の運転がないか、また、未成年者の可能性がある場合には未成年者ではないかを確認するとともに、誤提供防止の啓蒙ポスター表示等を通じ、十分に注意喚起を行っております。しかしながら、未成年者の飲酒及びお客様の飲酒運転に伴う交通事故等により当社及び従業員が法令違反等による罪に問われる、あるいは店舗の営業が制限された場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 当社の店舗のうち、深夜0時以降も営業する店舗については深夜営業の「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」により規制を受けており、所轄警察署への「深夜における酒類提供飲食店営業開始届出書」により届出を行い、法令の順守に取り組んでおります。しかしながら、法令違反等が発生した場合、一定期間の営業停止が命じられ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 商標権について 当社は、「ステーキのあさくま」以外にもその他業態を複数有しております。商標権については当社の事業展開上、重要なものと位置付けており、識別性が無い等の理由により、その性質上商標の登録が困難なものを除き、全ての商標の登録を行う方針としております。当社が保有する商標権について、保護策の相談や侵害状況の調査依頼を顧問弁護士や弁理士に行っておりますが、商標使用時における当社の調査が十分でなく、当社が使用した商標が第三者の登録済み商標権を侵害していると認定され、商標の使用差止や損害賠償請求が発生した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 原材料価格の高騰について 当社は、国内の食肉卸を通してメニューに使用する牛肉の必要量を確保しておりますが、為替相場の大幅な変動や国内外の需要が大幅に増大した場合は、牛肉の仕入価格が高騰する可能性があります。その場合には、仕入コストが増加し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、その他の原材料につきましても、急激な仕入価格の高騰、数量の確保が困難に陥った場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 販売価格の値上げについて 当社を含む外食産業全体では、慢性的な人手不足に伴う人件費増加や原材料価格の高騰による企業収益低下への対処として販売価格の値上げに踏み切る企業が相次いでおります。当社において販売価格の値上げを実施した際は、定期的な販売促進等のキャンペーンの実施により集客数の維持に努めてまいりました。しかしながら、値上げの影響がそのような販売促進等の効果を上回る場合においては、当社の集客力が低下し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 店舗について ① 店舗物件の確保 当社は、当事業年度末時点において、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県の1都8県下に直営店74店舗を展開しております。今後の継続的な成長を実現させるため、東海地方及び関東地方、関西地方を中心に各地域への出店をしていく方針ですが、当社の新規出店水準に見合う物件の確保が困難となった場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 差入保証金 当社は、店舗等について居抜物件(床・天井・壁・厨房・お手洗等、店舗内の主要設備が残っている状態で今すぐにでも開店出来るような物件)を活用した新規出店を基本方針としており、物件の賃貸に際しては賃貸人に対して、保証金・敷金を差入れた上で土地又は建物を賃借しております。今後、賃借物件の貸主(地主又は家主)の経済的破綻等により差入保証金等の一部又は全部の回収が不能となる場合がある他、店舗営業の継続に支障等が生じる可能性があります。また、当社の都合で賃貸借契約を中途解約する場合には、契約上の規定から差入保証金等を放棄せざるを得なくなる場合があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 店舗に係る損失(減損損失) 当社は、店舗の環境変化や経済環境の要因により店舗ごとの収益性が損なわれた場合、固定資産についての減損損失を認識しており、当該減損損失の計上により当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。今後、商圏人口、交通量、競合店状況等の変化によって店舗の業績が悪化した場合や、店舗閉鎖に伴い遊休資産が発生した場合には減損損失を計上するため、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 人件費について 当社は、飲食事業を営んでおり、主な従業員はパートであります。当社の出店エリアにおいては同業他社が年々増加しているだけでなく、一部出店エリアについては従業員確保が極めて困難であるため、パートの時間給引き上げに歯止めがかからず人件費が急激に増加しております。これらの人件費負担増加等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) FC加盟店との関係について 当社は、店舗運営マニュアルに基づく開店前研修や「FC担当マネージャー」を通じた店舗運営指導により、FC加盟契約者への教育を行い、店舗運営レベルの維持向上に努めております。しかしながら、当社によるFC加盟契約者への教育及び運営指導が十分に行き届かない場合には、お客様からFC加盟店に対する苦情等が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 人材確保と育成について 当社は、新規の店舗展開と既存店の店舗運営及び内部管理体制を強化するために、優秀な人材の確保が必要であります。当社の計画に基づいた人材の確保及び育成が未達成となった場合、当然ながら新規出店も未達成となるため、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 天候不順等について 外食産業における需要は、天候不順、異常気象、災害・紛争等の発生等により、消費者の外食機会及び外食意欲が減少し変動した場合、これらの天候不順等に伴う需要の変動の影響により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、天候不順等による農産物等への影響により当社が望む品質や数量の仕入れが出来なくなった場合、お客様の満足が満たせず来店回数が減り、当社の経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 大規模災害による影響について 当社は、主として東海地区及び関東地区で事業活動をしております。そのため、将来これらの地域で地震等の大規模災害が発生した場合、営業店舗の損傷等による営業日数及び営業時間の減少が発生するため、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)個人情報の管理について 当社では、お客様からのメールや電話等で取得した情報及び社員、パート等の個人情報を取り扱っております。当該個人情報の管理は、取得時は利用目的を予め説明し、取得後にはデータの漏洩、滅失又は毀損が発生しないように万全を期しております。しかしながら、何らかの理由により個人情報が漏洩した場合、損害賠償請求の発生や社会的信用の低下等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) システム障害について 昨今、流通業界においてサイバー攻撃により配送が滞る事態が発生しております。当社は、店舗の売上管理及び損益管理、食材の受注及び発注業務、勤怠管理及び給与計算、会計処理及び支払業務等、情報処理の運営管理は、当社管理本部で集中的に行っており、バックアップやウイルス対策等、データや処理のセキュリティ強化に取り組んでおります。しかしながら、自然災害や情報機器の故障、ネットワークの障害等不測の事態が発生した場合、業務に支障をきたすことにより、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 親会社が支配権を有することに伴うリスク 当社の親会社である株式会社テンポスホールディングスは、当社の株式公開後も当社発行済普通株式の過半数を所有しております。その結果、当社の取締役の選任・解任、合併その他組織再編の承認、重要な事業の譲渡、当社定款の変更及び剰余金の配当等の基本的事項についての決定権又は拒否権に関して、他の株主の意向に関わらず株式会社テンポスホールディングスが影響を与える可能性があります。 株式会社テンポスホールディングス及びグループ各社との取引をはじめとした関連当事者取引については、独立性確保の観点を踏まえ取引の解消を進めてまいりますが、関連当事者と新たに取引を行う場合は、取締役会の諮問機関である関連当事者取引検証委員会での意見表明を受けた上で、取締役会の承認を得なければならないこととしております。また、重要な取引については、取引開始時の検証を行うとともに定期的に取締役会へ報告・確認を行っております。 このように、関連当事者取引については、取引の合理性(事業の必要性)と取引条件の妥当性を十分に検討し、健全性及び適正性確保の仕組みを構築しております。 (16) インターネット等による風評被害について ソーシャルメディアの急激な普及に伴い、インターネット上での書き込みや店内画像により、マスコミ報道による風評被害が発生・拡散する事案が今日散見されております。当社においては、このような風評被害を防ぐためにソーシャルメディア利用に関するコンプライアンス研修も実施しておりますが、このような防止策にも関わらずソーシャルメディア利用が要因となる風評被害が発生・拡散した場合、当社の経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 感染症流行について 新型インフルエンザや新型コロナウイルス等による感染症が流行・拡大し、外出や店舗営業の自粛若しくは営業時間の短縮等をせざるを得ない場合には、客数の減少により当社の経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、感染症が国内のみならず、全世界規模で発生・流行した場合、当社に関わる仕入業者、物流業者、生産工場及び販売先等のサプライチェーン全体への影響が懸念され、感染症流行抑制のための移動制限や都市封鎖等により仕入物品の入荷や販売商品の納入に遅れが出る等、当社の経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,568字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当事業年度末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社は、飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 ① 経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善するなか、景気は緩やかな持ち直しの動きが見られますが、不安定な国際情勢や円安の長期化等の影響による物価の上昇が生じており、先行き不透明な状況が続いております。 外食産業においては、長引く不安定な国際情勢に伴う原材料価格・エネルギーコストの高止まり、人手不足による人件費の高騰等のあらゆるコスト上昇により厳しい経営環境が継続しております。 このような環境の下、当事業年度における当社の取り組みといたしましては、経営理念である「“食”を通じて、社会に貢献していく」に基づき、「お客様にびっくりしてもらう」ことをゴールに事業を推進してまいりました。 これまで積み重ねてきた取り組みの成果が確かな数字となって表れてきており、「ステーキのあさくま」業態の既存店売上高は2026年3月まで40カ月連続で前年超えを達成しております。 既存店の強化として取り組んできたサラダバーの充実、ホットバーの導入、体験型デザートの展開は、来店動機の強化につながり、お客様の「また来たい理由」づくりにつながっていると感じております。 サラダバーにつきましては、「お料理プランナー」制度を通じてお客様と一緒にメニューづくりを行っております。私たちだけでつくるのではなく、お客様と一体となった店づくり、いわば“カンタレス経営”の実践として取り組むことで、ともに価値を創り上げる関係性を築いてまいりました。さらに、「メロディアン」による店内演奏や、「ガーデニングキーパー」による植栽の手入れなど、商品・体験・空間のさまざまな側面においてお客様参加型の取り組みを進めております。また、子どもたちが調理体験を通じて大切なご家族へ感謝の気持ちを伝える「泣かせるあさくま」といった取り組みも実施し、食を通じて家族の時間を創出する場づくりを行っております。この共創の積み重ねが、継続的なご支持につながっているものと考えております。 商品施策では、毎月開催しております「肉の日イベント」において、お値段そのままでサーロインステーキ50%増量を実施いたしました。その結果、イベント開催日の客単価は100円以上上昇し、ステーキの注文率も通常の3倍以上となりました。改めて“ステーキを食べるならあさくま”という価値を多くのお客様に実感していただけたものと考えております。 また、スリープユーザーを掘り起こし、もう一度ご来店いただくことを目的として実施している食べ放題イベントは、当期中に21店舗で開催いたしました。開催日は通常営業日を大きく上回る売上(最大で通常同曜日比8倍超)となり、その後の継続来店にもつながるなど、新たなファンづくりに一定の成果を上げております。 一方で、サラダバーの品目拡充や施策の広がりに伴い、補充や清掃の負荷が高まり、オペレーション面での課題も見えてまいりました。ハード面の充実だけでなく、基本の徹底こそが重要であるとの認識のもと、補充・清掃のルール再整備と教育強化に継続して取り組んでまいります。まさに、ここが踏ん張りどころであると考えております。 人材面では、特定技能外国人の採用と育成を積極的に進め、当期までに延べ54名を採用し、さらに12名の採用を予定しております。外国人社員から2名のマネージャーを抜擢しており、今後も意欲的な社員には積極的にチャレンジの機会を提供してまいります。今後の出店拡大を支える体制づくりを一層強化してまいります。 出店につきましては、当期は「ステーキのあさくま」業態として、6月に「ステーキのあさくま桑名店」、12月に「ステーキのあさくま鈴鹿店」をオープンいたしました。いずれも約70坪の当社とすると比較的小型店舗であり、この大きさにおいても「ステーキのあさくま」を表現できるかのチャレンジでありました。結果として多くのお客様にご来店いただき続けておりますので、一定のご満足をしていただけたのではないかと考えております。また、7月に新業態として「カレーのあさくま大須店」を、8月には「厳選もつ酒場エビス参幡ヶ谷店」をオープンいたしました。 さらに、2026年2月20日には「ステーキのあさくま西梅田ハービスプラザ店」をオープンいたしました。21年ぶりの大阪府出店であり、大阪市内では初出店となります。70坪の小型店舗で、商業施設内かつオフィス立地という新たな挑戦であり、平日ランチではクイックメニューを展開し、夜はワインとサイドメニューを強化するなど、立地特性に合わせたモデル構築を進めております。オープニングイベントには開店前から200組を超えるお客様にご来店いただき、オープン以降もたくさんのお客様にご来店いただいております。また、「高槻のお店を利用していたので、関西での再出店待っていました。」といううれしい声もいただき、関西地方への出店に手ごたえを感じています。 2026年3月には「カレーのあさくま」2号店を愛知県名古屋市栄スカイル内に出店いたしました。 2027年1月期には、上記以外に「ステーキのあさくま」、「カレーのあさくま」、「厳選もつ酒場エビス参」他、合わせて11店舗の出店を計画しております。 そして当期、当社は通期売上高が28年ぶりに100億円を突破いたしました。 それは一過性の施策ではなく、苦しい時期にもご来店いただいていたお客様と向き合い、「また来たい」と思っていただくために現場で試行錯誤を重ねてきたことをご支持いただいた結果であると受け止めております。お客様と一体となって店を磨き続ける“カンタレス経営”の積み重ねこそが、この100億円突破につながったものと考えております。 ただ、100億円はゴールではありません。 再び成長軌道に乗れた証であり、ここからもう一段上の挑戦を始めるスタートラインであると考えております。 今後も、目の前のお客様に「びっくり」していただける価値を届け続け、3年後の200億円達成に向けて、持続的な成長を目指してまいります。 以上の結果、当社の当事業年度における業績は、売上高が10,045,883千円(前年同期比20.3%増)、営業利益は519,096千円(前年同期比188.9%増)、経常利益は526,703千円(前年同期比185.1%増)、当期純利益は325,147千円(前年同期比42.8%減)となりました。なお、前事業年度においては、子会社合併等に伴い発生した繰越欠損金に対する繰延税金資産及び法人税等調整額(益)455,308千円を追加計上した結果、当期純利益が同額増加しております。このため当該影響を除外した前事業年度の当期純利益(112,666千円)と比較すると、実質的に前年同期比188.6%増となりました。 また、当事業年度末現在における当社の店舗数は直営店74店舗にFC店4店舗を加えて78店舗となっております。 ② 財政状態の状況 当事業年度末における総資産は4,952,087千円となり、前事業年度末に比べて596,353千円増加しました。その内容は、以下のとおりであります。 (流動資産) 当事業年度末における流動資産の残高は3,128,104千円となり、前事業年度末に比べて526,613千円増加しました。主な要因は現金及び預金で379,374千円、売掛金で139,370千円それぞれ増加したことによります。 (固定資産) 当事業年度末における固定資産の残高は1,823,983千円となり、前事業年度末に比べて69,739千円増加しました。主な要因は有形固定資産で191,785千円、差入保証金で66,767千円それぞれ増加した半面、繰延税金資産で188,476千円減少したことによります。 (流動負債) 当事業年度末における流動負債の残高は1,443,261千円となり、前事業年度末に比べて335,375千円増加しました。主な要因は買掛金で167,181千円、未払金で71,659千円、未払費用で75,137千円それぞれ増加したことによります。 (固定負債) 当事業年度末における固定負債の残高は113,170千円となり、前事業年度末に比べて63,786千円減少しました。主な要因は、長期借入金で65,760千円減少したことによります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計の残高は3,395,654千円となり、前事業年度末に比べて324,764千円増加しました。主な要因は、利益剰余金が325,147千円増加したことによるものです。 この結果、総資産は前事業年度末より13.7%増加し4,952,087千円、負債は前事業年度末より21.1%増加し1,556,432千円、純資産は前事業年度末より10.6%増加し3,395,654千円となり、自己資本比率は68.6%(前期は70.5%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末と比較し379,374千円増加し、2,441,411千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、877,756千円(前年同期比178.7%増)となりました。これは主に、税引前当期純利益507,367千円、減価償却費127,728千円、仕入債務の増加額167,181千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、417,647千円(前年同期比45.0%増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出345,501千円、差入保証金の差入による支出67,034千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、80,734千円(前年同期は2,921千円の獲得)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出80,352千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.仕入実績 当事業年度における仕入実績は、次のとおりであります。 部門名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) 飲食事業   4,410,604   118.3 合計   4,410,604   118.3 (注) 金額は、売上原価によっております。 c.受注実績 該当事項はありません。 d.販売実績 当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。 部門名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 飲食事業   ※1,2 10,045,883   120.3 合計   ※1,2 10,045,883   120.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度におきまして当社は、従業員教育によるお客様満足度の向上、販売促進、品質・エンターテイメント性を重視した商品開発に取り組んでまいりました。外食産業においては、人材不足に伴う人件費関連コストの増加、原材料価格の高騰、物流コストの増加が懸念されるところであり、これらのコストを吸収しつつ収益力を維持・拡大させていくために、付加価値の高い商品開発、リピート率の高い店舗体制の構築が引き続き課題であると認識しております。 商品開発に関しましては、体験型レストランとして、お客様が単に食事をするだけでなく自ら作って楽しめる空間作りや、サラダバー・デザートバーの充実を図ることで、ファミリー層のリピート率を高める商品の開発に注力してまいりました。また、当社グループのスケールメリットを活かした取引先との仕入価格交渉及び仕入先選定の見直し、物流コスト負担の軽減についての施策等に継続的に取り組むことで、コストの増加に対応しております。 人材不足に伴う人件費関連コストに関しましては、増加傾向は続くものと考えておりますが、効率化を進め、当事業年度における総人件費対売上高比率は25.4%(前年比0.2%減)となっております。慢性的な人材不足を背景に、従業員の離職等による採用コスト及び教育関連コストの増加、パートの最低時給の上昇などが継続しておりますが、正社員の勤務時間の柔軟化を図り、正社員の採用枠を広げてパートを正社員として積極的に雇用し、有給休暇や連続休暇等の年間休日日数の増加、女性従業員向けの子育て支援制度等の福利厚生制度の充実化に積極的に取り組み、人財育成や生産性の向上に努めてまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資本の財源及び資金の流動性については、営業キャッシュ・フローで獲得した資金を財源として、その資金の範囲内で新規出店及び改装等で必要な投資キャッシュ・フローを賄うことを基本的な姿勢としております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたって、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。 重要な会計方針は、「第5 経理の状況、1財務諸表等、財務諸表、注記事項」に記載のとおりでありますが、財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 なお、円安傾向による仕入価格高騰の影響等不確実性が大きく将来事業計画等の見込数値に反映させることが難しい要素もありますが、期末時点で入手可能な情報を基に検証等を行っております。 (固定資産の減損処理) 当社は、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 (繰延税金資産) 当社は、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。これらの見積りにおいて用いた仮定には不確実性が伴うため、翌事業年度に係る財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。

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出典

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