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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

共和レザー

KYOWA LEATHER CLOTH CO.,LTD3553 · Standard · 化学

車両・住宅・ファッション向けに合成皮革を供給する国内メーカー。単一セグメントで多用途展開。

概要

共和レザーは、1935年に4社合併で設立された合成皮革・人工皮革の大手メーカーである。静岡県浜松市に本社を置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場(1961年)。2025年3月期の連結売上高は564億円、従業員数は1,393人。自動車内装材を中心に、住宅・住設用やファッション・生活資材用の合成表皮材を製造・販売し、国内トップクラスのシェアを持つ。主要顧客の林テレンプに売上の約31%を依存する。

単一セグメントで構成される事業構造

共和レザーグループは、当社と子会社4社、関連会社2社で構成され、事業は「各種合成表皮材の製造ならびに販売」の単一セグメントである。用途別では車両用が売上高の約85%を占め、2026年3月期の車両用販売高は478億円(前期比2.2%減)。住宅・住設用は35億円(同13.6%増)、ファッション・生活資材用は44億円(同1.9%増)であった。主要な販売先は林テレンプで、総販売実績の31.2%を占める。この集中構造が収益の変動要因となっている。

直近の業績動向と収益構造

2025年3月期の連結売上高は564億円と、2013年3月期の343億円から約1.6倍に成長したが、営業利益率は3.7%と低水準にある。2026年3月期は減収減益見込みで、売上高558億円(前期比1.0%減)、営業利益9億円(同57.0%減)と予想される。北米向け売上の減少や構成悪化が響き、円安や経費削減で一部をカバーしたものの、収益力は低下している。設備投資やDX推進で生産性向上を図るが、当面は厳しい経営環境が続く。

国内外の生産・販売拠点の配置

国内では静岡県浜松市に天竜第1・第2工場、愛知県新城市に新城工場、静岡県袋井市に浅羽工場、徳島県鳴門市に徳島工場を持つ。海外では中国に南亞共和塑膠(南通)と共和興塑膠(廊坊)の2社を有し、2011年に廊坊会社を連結子会社化した。2021年には米国にKYOWA NORTH AMERICAを設立(非連結)、2024年にはインドにKRISHNA KYOWAを設立(関連会社)。さらに2026年4月、車両内装用生地メーカーの東宝繊維を子会社化し、グループ内で開発・生産機能を強化する。

グループ内再編と機能分担の歴史

共和レザーグループは、事業再編を繰り返してきた。1950年には南海ゴム(現共和ライフテクノ)を設立し徳島工場を譲渡。2001年に日本グラビヤ工業の全株式を取得、2018年には南海ゴム、神戸共商、日本グラビヤ工業の3社を合併し共和ライフテクノを設立した。同社は現在、グループ内で住宅・住設用や生活資材向け製品の製造を担う。また、2003年から中国に合弁会社を設立し、海外生産を拡大。2021年には北米拠点、2024年にはインド進出と、グローバル展開を徐々に進めている。

業界の中での役割は合成皮革の素材メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
558億円
営業利益
9億円
営業利益率
1.6%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01車両用主力

自動車の内装材として、シート、ドアトリム、インストルメントパネルなどに使用される合成皮革を供給。耐久性や質感が求められる用途に対応する。

主な製品・サービス1
合成皮革(車両用)
自動車内装用の合成皮革。耐摩耗性、耐光性、柔軟性に優れ、デザイン性も重視した製品を提供。

02住宅・住設用準主力

住宅の壁紙や家具、ドアなどの表面材として使用される合成皮革を供給。意匠性と機能性を両立し、インテリア用途に適した製品を提供。

主な製品・サービス1
合成皮革(住宅・住設用)
住宅用の壁面や家具に使われる合成皮革。耐久性、防汚性に優れ、様々なデザインを実現。

03ファッション・生活資材用副次

衣料品、バッグ、靴、雑貨などのファッション用途や、文房具などの生活資材向けに合成皮革を供給。軽量で柔らかく、デザイン性の高い製品を提供。

主な製品・サービス1
合成皮革(ファッション・生活資材用)
ファッション雑貨や生活用品に使われる合成皮革。柔軟性や意匠性に優れ、多様なカラーバリエーションを持つ。

製品と技術

塩化ビニルレザーからウレタン合成皮革への展開

共和レザーは1949年に塩化ビニルレザーの製造を開始。これは布地に塩化ビニル樹脂をコーティングしたもので、耐水性や耐久性に優れ、家具や建材向けに普及した。1963年にはウレタン合成皮革の製造に着手。ポリウレタン樹脂を用いた製品は、より柔軟で通気性があり、自動車内装材(シート、ドアトリム、インストルメントパネル)や靴、バッグなどに採用された。両素材とも現在も主力製品である。

軽量化を実現したTPO素材の採用

1984年12月、共和レザーはTPO(熱可塑性ポリオレフィン)の製造に着手した。TPOはオレフィン系樹脂を主成分とし、塩化ビニルより軽量でリサイクル性に優れる。自動車メーカーの燃費向上ニーズに応え、インパネやドアライニングなどに採用が拡大。同社はTPOの生産技術を磨き、現在も自動車内装用表皮材の主力ラインの一つである。環境負荷低減の観点からも需要が続いている。

高付加価値商品と環境対応への取り組み

共和レザーは、中期経営計画のもと、高付加価値商品の開発を進めている。具体的には、サーキュラーエコノミー対応のリサイクル可能な素材や、植物由来原料を使用した環境配慮型の合成皮革を開発中。グループ内に生地機能を持つ東宝繊維を子会社化したことで、新機能を持つ商品の開発を加速する。また、設備の老朽化更新やDX推進により生産性向上を図り、強固な収益体質の構築を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

合成皮革で国内首位、自動車内装に強み

共和レザーは合成皮革(人工皮革・塩化ビニールレザー)で国内最大手。自動車内装向けに強く、座席やドアトリムなどで高いシェアを持つ。最近は車載向け需要の変動と、衣料・家具向けの競争激化に直面。同業のクラレは高機能材料で多角化、東洋紡は不採算事業整理中で、共和レザーは合成皮革専業に近い。2025/3期は営業利益率3.72%と低収益だが、内装品の質感提案力や顧客との長期関係が強み。海外売上比率は約20%と低く、国内自動車生産の影響を受けやすい。

強み

  • 自動車内装向け合成皮革で国内トップシェア。長年の技術蓄積と品質で差別化。
  • 座席・ドアトリムなど主要部品で採用実績多数。顧客との共同開発も強み。
  • シボ加工・ソフト調など意匠性に優れ、高級車から普及車まで対応可能。
  • 植物由来原料やリサイクル素材の製品を開発。脱プラスチック需要に応える。

課題

  • 営業利益率3.7%と低く、原材料高や競争激化でさらなる低下リスク。
  • 海外売上比率20%程度で、グローバル競争力に課題。成長市場への展開が必要。
  • 自動車向けが収益の大部分を占め、EVシフトや生産変動の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が共和レザー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14228積水化成品工業281億円12.7倍
27888三光合成274億円36.0倍
35142アキレス267億円11.8倍
44933I-ne257億円11.5倍
54116大日精化工業246億円11.5倍
63553共和レザー227億円33.6倍
74251恵和224億円7.2倍
84977新田ゼラチン220億円6.7倍
94107伊勢化学工業216億円35.6倍
107871フクビ化学工業211億円12.0倍
114231タイガースポリマー211億円8.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

4社合併により合成皮革業界に参入した1935年

1935年8月、富士革布、朝日レザー、大日本レザー、日本擬革の4社が合併し共和レザーが設立された。当時は既存の皮革代替素材メーカーの統合であった。1942年には徳島県鳴門市に徳島工場を新設し、戦時体制下で生産能力を拡大。終戦後の1949年、塩化ビニルレザーの製造に着手し、合成皮革の本格的な量産を開始した。これが現在の主力事業の礎となっている。

1961年の株式上場とウレタン合成皮革への進出

1961年9月、東京証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。1963年にはウレタン合成皮革の製造に着手。塩化ビニルに次ぐ新たな素材として、高級感や柔軟性が求められる自動車内装や靴向けに展開した。1968年と1974年には静岡県浜松市に天竜第1・第2工場を相次いで新設し、生産拠点を西に拡大。1978年には本社を東京都墨田区から浜松市に移転し、経営の効率化を図った。

1980年代の新工場建設とTPO開発

1981年5月、愛知県新城市に新城工場を新設。1984年12月にはTPO(熱可塑性ポリオレフィン)の製造に着手した。TPOは軽量でリサイクルしやすい素材として、自動車部品向けに普及。1989年には静岡県磐田郡浅羽町(現袋井市)に浅羽工場を建設し、生産能力を増強した。この時期に自動車内装材の一大サプライヤーとしての地位を固めた。

1997年の増資と中国進出の開始

1997年3月、公募増資により資本金を18億1千万円に増強。2001年には日本グラビヤ工業の全株式を取得し、グループ体制を強化。2003年7月、中国江蘇省に南亞共和塑膠(南通)有限公司を設立(持分法適用関連会社)、2004年4月には河北省に共和興塑膠(廊坊)有限公司を設立し、中国での生産を開始した。2011年10月には共和興塑膠を連結子会社化し、中国事業を拡大した。

2018年のグループ再編と新会社設立

2018年7月、子会社である南海ゴム、神戸共商、日本グラビヤ工業の3社を合併し、共和ライフテクノ株式会社を設立。これにより、住宅・住設用や生活資材向けの製造機能を一元化した。同社は現在もグループの重要な製造子会社である。2021年10月には北米市場開拓のためKYOWA NORTH AMERICAを設立(非連結)。2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行した。

インド進出と東宝繊維の子会社化で事業基盤強化

2024年8月、インドにKRISHNA KYOWA PVT. LTD.を設立(関連会社)。新興市場でのプレゼンスを高める狙いがある。2026年4月1日には、車両内装用生地を製造する東宝繊維株式会社を子会社化。これにより、グループ内に生地の開発・生産機能を取り込み、新機能素材や環境配慮型製品の開発を加速する方針である。中期経営計画では「サーキュラーエコノミーのトップランナー」を掲げ、稼ぐ力の強化を目指す。

年表23件を開く

1930年代

  • 1935年8月M&A富士革布㈱、朝日レザー㈱、大日本レザー㈱、日本擬革㈱の4社を合併して共和レザー㈱を設立

1940年代

  • 1942年6月徳島県鳴門市に徳島工場を新設
  • 1949年1月塩化ビニルレザーの製造に着手

1950年代

  • 1950年11月南海ゴム㈱(現共和ライフテクノ㈱)を設立し、徳島工場を分割譲渡

1960年代

  • 1961年9月上場東京証券取引所に株式上場
  • 1963年9月ウレタン合成皮革の製造に着手
  • 1968年12月静岡県浜松市に天竜第1工場を新設

1970年代

  • 1974年5月静岡県浜松市に天竜第2工場を新設
  • 1974年7月神戸共商㈱(現共和ライフテクノ㈱)を設立
  • 1978年9月本社を東京都墨田区から静岡県浜松市に移転

1980年代

  • 1981年5月愛知県新城市に新城工場を新設
  • 1984年12月TPOの製造に着手
  • 1989年7月静岡県磐田郡浅羽町(現 袋井市)に浅羽工場を新設

1990年代

  • 1997年3月公募増資により新資本金18億1千万円

2000年代

  • 2001年4月日本グラビヤ工業㈱(現共和ライフテクノ㈱)の全株式を取得
  • 2001年12月*共和サポートアンドサービス㈱を設立
  • 2003年7月創業南亞共和塑膠(南通)有限公司を設立(持分法適用関連会社)
  • 2004年4月創業共和興塑膠(廊坊)有限公司を設立(持分法適用関連会社)

2010年代

  • 2011年10月*共和興塑膠(廊坊)有限公司を連結子会社とする
  • 2018年7月M&A㈱ナンカイテクナート(旧南海ゴム㈱)、㈱キョーレ(旧神戸共商㈱)、日本グラビヤ工業㈱の3社を合併して*共和ライフテクノ㈱を設立

2020年代

  • 2021年10月KYOWA NORTH AMERICA, INC. を設立(非連結子会社で持分法非適用会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
  • 2024年8月創業KRISHNA KYOWA PVT. LTD. を設立(関連会社で持分法非適用会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    中期経営計画に基づく投資とDX推進

    中期経営計画に基づき積極的な投資やデジタルトランスフォーメーションを継続し、生産性向上と強固な収益体質の構築を図る。

  2. 02

    高付加価値商品の開発と原価低減

    設備の老朽化更新や高付加価値商品の開発、原価低減を推進し、既存事業の拡販や新規事業の開拓による事業拡大を図る。

  3. 03

    グループ内での生地開発・生産機能の強化

    2026年4月に東宝繊維株式会社を子会社化し、グループ内に生地の開発・生産機能を取り込むことで、新機能・環境配慮型商品の開発を迅速化する。

  4. 04

    人財育成と働きやすい職場づくり

    新たな価値を生み出す人財を創出するための育成制度の構築や職場環境の改善、コミュニケーション活性化を通じて、社員が安心して働ける職場を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,393人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は647万円で、9期前と比べて+10.7%平均年齢は39.7歳、平均勤続年数は15.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,441
2018年3月1,409
2019年3月58437.614.01,410
2020年3月57737.614.21,392
2021年3月57637.714.41,397
2022年3月56638.114.21,416
2023年3月57038.414.31,412
2024年3月60338.914.91,395
2025年3月62939.315.31,391151
2026年3月64739.715.71,39365

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率94.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 3 / 海外 2、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社 天竜第1工場 — 静岡県浜松市中央区3,554百万円
共和ライフテクノ㈱ 鳴門工場ほか — 徳島県鳴門市2,783百万円
天竜第2工場 — 静岡県浜松市中央区2,413百万円
浅羽工場 — 静岡県袋井市2,132百万円
新城工場 — 愛知県新城市1,398百万円
共和興塑膠(廊坊)有限公司 — 中国河北省廊坊市783百万円
天竜第2工場 共和ライフテクノ㈱ 鳴門工場内 — 徳島県鳴門市214百万円
主な関係会社
  • 国内
    共和ライフテクノ㈱
    徳島県 鳴門市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    共和サポートアンド サービス㈱
    静岡県 浜松市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    共和興塑膠(廊坊)有限公司
    中国 河北省 廊坊市 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 海外
    南亞共和塑膠(南通)有限公司
    中国 江蘇省 南通市 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 国内
    トヨタ自動車㈱
    愛知県 豊田市 · 持分法適用会社
    議決権35.1%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は558億円営業利益9億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.1%、利益が-57.1%。

売上高
-1.1%
558億円
営業利益
-57.1%
9億円
純利益
-36.4%
7億円
営業利益率
1.6%
前期比 -2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高550億円558億円
営業利益-1億円9億円
純利益-5億円7億円
1株あたり配当¥52¥52

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は135億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.4%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1202
2024年1Q11521.72
2024年2Q12575.64
2024年3Q149149.410
2024年4Q1314
2025年2Q26193.45
2025年4Q303124.06
2026年2Q25610.40
2026年4Q30282.67
2027年1Q13510.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は343億円から558億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は1.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月34332
2014年3月4201813
2015年3月4512635
2016年3月4793722
2017年3月4683826
㈱ナンカイテクナート(旧南海ゴム㈱)、㈱キョーレ(旧神戸共商㈱)、日本グラビヤ工業㈱の3社を合併して*共和ライフテクノ㈱を設立
2018年3月4903324
2019年3月4572015
2020年3月4292213
KYOWA NORTH AMERICA, INC. を設立(非連結子会社で持分法非適用会社)
2021年3月4121914
2022年3月4712317
2023年3月45863
KRISHNA KYOWA PVT. LTD. を設立(関連会社で持分法非適用会社)
2024年3月5202720
2025年3月56421173.711
2026年3月5589101.67

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高558億円のうち、営業利益として残るのは9億円1.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の1.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.5%466億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.9%83億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.6%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.7pt
1.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.1pt
1.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.1pt
1.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは−24億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は61億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月17−351−1833
2014年3月33−271641
2015年3月42−27−61550
2016年3月48−35−81356
2017年3月240−82471
2018年3月46−29−101778
2019年3月40−27−71383
2020年3月43−12−931105
2021年3月28−24−84101
2022年3月30−27−14389
2023年3月30−19−71192
2024年3月71−19−652138
2025年3月13−45−13−3292
2026年3月8−32−7−2461

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は575億円。このうち返さなくてよい自己資本が376億円で、自己資本比率は63.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月37222514758.5
2014年3月41024316756.8
2015年3月45727418357.4
2016年3月48628420255.7
2017年3月48430617860.4
2018年3月53532221358.0
2019年3月50732418362.0
2020年3月49932417563.1
2021年3月52633419262.1
2022年3月54334719662.3
2023年3月53034518563.3
2024年3月60737623159.9
2025年3月59537422160.9
2026年3月57537619863.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
61億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
304億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
29億円
在庫として抱えている分
負債合計
198億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中1位あたり、逆に低いのは営業利益率203社中189位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.8%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.6%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.6%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.1%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.6%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥926で、1年前と比べて+10.2%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥926-1.1%1ヶ月+2.7%1年+10.2%時価総額227億円
過去52週の値幅
安値¥831高値¥1,212

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)33.6倍
PBR0.61倍
配当利回り5.62%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価875円で25日線(867.52円)を上回るが、75日線(896円)は下回る。52週高値1212円からは約28%下落、安値790円からは約11%上昇。出来高は直近4.6万株と平均的。週足では25日線を下値支持に推移し、75日線が抵抗。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERが31.9倍と同業平均18.0倍を大きく上回る一方、PBRは0.57倍と平均1.40倍を下回る。配当利回りは5.86%と平均2.59%を上回るが、ROEは1.8%と極めて低く、配当性向136%と持続可能性に懸念。PERの高さが割高感を強めている。

指標この会社業種平均
PER (実績)33.6倍17.8倍
PBR0.61倍1.41倍
ROE1.8%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益性改善の見通しと配当利回りの持続性。業績は横ばい傾向で、2026年3月期は減収減益予想。強気派は高配当利回り(約5.9%)とPBR0.57倍の割安感、自動車需要の底堅さを評価する。弱気派は、ROE1.8%の低収益性、成長性の欠如、原材料コスト上昇リスクを警戒。

プラスに働く材料7
  • 高配当利回り

    5.9%の利回り、配当維持ならインカム魅力

  • 割安指標

    PBR0.57倍で解散価値割れ、下値不安軽い

  • 自動車需要安定

    内装材はEVでも必要、一定の需要が見込める

  • 配当利回り5.86%の高水準継続影響

    高配当利回りがインカムゲイン狙いの投資家を惹きつける

  • PBR0.57倍の解散価値割れ継続影響

    PBR0.57倍は資産価値の43%割安、M&A対象となる可能性

  • 外国人保有率10%と相対的に高い継続影響

    外国人保有率10%は化学セクター平均並み、需給の下支え

  • FY2025/3期営業利益21億円の実績2025年3月期実績影響

    前期の営業利益21億円は今期9億円から見て高い、回復余地あり

マイナスに働く材料7
  • 収益性低位

    営業利益率3.7%、ROE1.8%と資本効率が悪い

  • 減収減益予想

    2026年3月期は売上高558億、営業利益率1.6%

  • 成長期待薄

    成熟産業で新規需要開拓の見通しが立たない

  • FY2026/3期営業利益57%減の9億円2026年3月期影響

    営業利益が21億円から9億円へ12億円減少、大幅減益

  • 配当利回り5.86%は持続困難次期決算後影響

    純利益7億円に対し配当総額12.5億円、減配リスク高い

  • ROE1.8%の低収益体質継続影響

    ROE1.8%は資本効率が極めて低く、株主価値創造能力に疑問

  • 売上高減少傾向(564→558億円)2026年3月期影響

    売上高が前期比1.1%減少、成長鈍化でトップラインの伸び欠く

次の決算で確かめる点
自動車向け売上高
最大市場の動向が業績を左右
営業利益率
コスト転嫁や収益性改善の進捗を測る
配当性向
高配当の持続可能性を確認する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり52で、前期から+62.5%いまの株価に対する利回りは5.62%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥52
1株あたり
配当利回り
5.62%
いまの株価に対して
配当性向
136.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3236.4
2018年3月320.032.7
2019年3月320.045.8
2020年3月320.065.8
2021年3月26−18.840.3
2022年3月287.751.3
2023年3月20−28.6649.4
2024年3月3260.042.2
2025年3月320.057.1
2026年3月5262.5136.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥52

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ11,342人。区分でいちばん多いのは事業法人53.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.2%を占め、残る41.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人54.753.052.852.952.953.3
個人・その他18.722.324.922.725.730.5
外国法人4.45.04.67.910.810.0
金融機関21.418.916.614.48.74.9
自己株式0.01.61.61.62.72.7
証券会社0.80.81.12.11.91.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01トヨタ自動車株式会社34.12
02豊田通商株式会社6.34
03林テレンプホールディングス株式会社4.25
04KISCO株式会社3.12
05UBS FINANCIAL SERVICES IN C-SPECIAL CUSTODY ACCOUNT FOR THE EXCLUSIVE BENEFIT OF CUSTOMERS (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.03
06INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.24
07共和レザー従業員持株会1.92
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.72
09三木産業株式会社1.23
10長瀬産業株式会社1.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+211%、1株純資産は14期で+73%。直近期のROEは1.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月98871.035.964.1
2014年3月539525.79.224.7
2015年3月1441,07214.35.320.8
2016年3月881,1068.110.244.7
2017年3月1041,1939.18.436.4
2018年3月981,2678.09.832.7
2019年3月611,2844.812.145.8
2020年3月521,2854.113.865.8
2021年3月591,3344.512.840.3
2022年3月691,4025.19.551.3
2023年3月141,3901.036.4649.4
2024年3月811,5085.69.942.2
2025年3月461,5203.015.357.1
2026年3月281,5351.834.1136.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額170百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
花井幹雄取締役社長執行役員(代表取締役)監査室担当 BR戦略推進室 担当65
河島竜太取締役専務執行役員(代表取締役)海外・国内事業統括 コーポレートセンター長 調達部担当 東京営業所担当 大阪営業所担当63
栁川大介取締役専務執行役員 経営企画センター長 Sobagni事業部長 経理部担当 DX推進部担当 経営企画部長61
竹内泰憲取締役専務執行役員 モビリティ事業部長 モビリティ統括部担 当 環境管理室担当62
稲垣忠彦取締役常務執行役員61
大井祐一取締役72
淺間一取締役67
礒部明仁常勤監査役65
田畑隆久監査役70
中山弘揮監査役62
山岸賢吾監査役47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)584311613226
監査役113522121
社外取締役292126
社外監査役34052

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容199字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当企業グループは、当社、子会社4社および関連会社2社で構成され、その主な事業は各種合成表皮材の製造ならびに販売であります。また、主な製品の用途は車両用、住宅・住設用およびファッション・生活資材用であります。 当企業グループの事業に係わる主要な会社の位置づけは次のとおりであります。なお、上記のとおり当企業グループは単一セグメントであることから、セグメント情報を記載しておりません。
経営方針・対処すべき課題1,045字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当企業グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当企業グループは次に掲げる「経営理念」のもとに、お客様・仕入先様・地域・グループ各社・社員と「和と輪」を繋ぎ、社会に喜びと感動を提供していきます。 ① 社会との和 高い倫理観を持ち、オープンでフェアな企業活動を通じて社会から信頼される企業市民となる ② お客様との和 お客様の期待を超える新たな価値を、継続的に想像・提供する ③ 共和グループの輪 時代のニーズを先取りし、他社を圧倒する開発力・生産力を実現する ④ 社員の和 労使相互信頼を土台に、社員が誇りを持ち成長を実現できる企業風土を醸成する (2)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当企業グループは、将来の持続的成長を念頭に置き、販売面、技術開発面、生産面の重点戦略を実施してきました。 今後の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果による緩やかな景気の回復が期待されるものの、中東情勢の影響が長期化する中で、原油および物価の高騰が景気の下振れ要因となることも懸念され、今後の動向には慎重な見極めが必要な状況です。 このような状況の中、当社は中期経営計画に基づく積極的な投資やDXの推進を継続し、生産性向上と強固な収益体質の構築に努めてまいります。具体的には、設備の老朽化更新や高付加価値商品の開発、原価低減を推進してまいります。また、既存事業の拡販や新規事業の開拓にも取り組み、事業の拡大を図ってまいります。加えて、事業基盤強化の一環として、2026年4月1日付で、車両内装 用資材向けを中心とした生地を製造する東宝繊維株式会社を子会社化いたしました。グループ内に生地の開発・生産機能を取り込むことで、新機能を持つ商品や環境に優しい商品等の開発をスピード感を持って進めてまいります。 さらに、新たな価値を生み出す人財を創出するための育成制度の構築や職場環境の改善、コミュニケーションの活性化を通じて、社員一人ひとりが安心して働きやすい職場 づくりを目指してまいります。今後も、「サーキュラーエコノミーのトップランナー」の達成を目指し、稼ぐ力の強化と持続可能 な社会への貢献を実現するため、全社一丸となり課題に取り組んでまいります。
事業等のリスク2,577字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。但し全てのリスクを網羅したものではなく、現時点では予測できない、または重要性が低いと判断したリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。当企業グループといたしましては、これらのリスクを最小化するための様々な対応を行っております。なお、本文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業グループが判断したものであります。 (1)新製品開発力 当企業グループにおける売上のかなりの部分は、車両用内装表皮材の販売に依っております。塩化ビニル系、オレフィン系、ウレタン系といった製品が主流となっております。各製品群の市場ニーズに合わせた製品開発が必要となっており、価格、性能、意匠といった全般的な取り組みが必要となっています。市場ニーズに合わせた製品開発をタイムリーに実施できずに競合先の製品への置き換え等で受注が減少した場合、当企業グループの経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2)公的規制 当企業グループは国内外での事業展開にあたって諸般の公的規制を受けております。なかでも、日本国内での環境関連法規制については、2006年4月1日に施行された大気汚染防止法の揮発性有機化合物(VOC)排出規制により既存設備について2010年3月末に法規制対策は完了済みでありますが、今後の法規制見直し如何によっては、規制遵守のためのコスト増加につながる可能性があります。また海外においても同様の規制が強化されており、対策は実施しておりますが、今後さらに見直しがなされた場合には追加コストの発生や生産能力の低下に繋がる可能性があります。 他に当企業グループが使用している原材料が、各国の公的規制により使用できなくなる可能性があります。事前の情報収集により当該原材料を使用しない製品の開発など対策は実施しておりますが、開発費や設備投資、原材料切り替えのためのコスト増加に繋がる可能性があります。 (3)災害等による影響 当企業グループは製造ラインの中断による潜在的なマイナス影響を最小化するために設備における定期的な災害発生防止検査と点検を行っておりますが、生産設備で発生する災害、またはその他の中断事象による影響を完全に防止または軽減できる保証はありません。従って、大規模な地震やその他の事象によって操業を中断する場合、各製品の生産能力が大きく低下する可能性があります。 (4)感染症等による影響 当企業グループは、国内外で事業活動を行っております。大規模な感染症などの発生により自動車市場や住宅市場が悪化した場合、当企業グループの経営成績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。また、社員の感染により操業の一部または全部の中断があった場合、原材料の供給元での生産阻害による原材料の不足が発生した場合、各製品の生産能力が大きく低下する可能性があります。 (5)特定の取引先への依存 当企業グループは、車両用内装材を主にトヨタグループ向けに販売しており、当連結会計年度の売上高に占める同グループへの割合は概ね50%となっております。そのため、同グループの自動車生産および販売動向によっては、当企業グループの経営成績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当連結会計年度末現在のトヨタ自動車㈱による当社の議決権の所有割合は、直接所有割合35.1%、間接所有割合0.0%であります。 (6)原材料の仕入れ 当企業グループの主原材料が、石油関連であるため、原油/ナフサ価格の変動や需給の状況が当企業グループの経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、当企業グループの生産は、原材料を複数の供給元に依存しております。当企業グループは、供給元と基本取引契約を結び、原材料の安定的な取引を安定的な生産の前提としておりますが、供給逼迫による世界的品不足や供給元の不慮の事故、自然災害による供給元の設備損傷や物流への影響などにより、原材料の不足が生じないという保証はありません。その場合、生産の遅れを招き、また、原価を上昇させる可能性があります。 (7)為替レートの変動 当企業グループの事業には、海外における製品の生産・販売が含まれております。一般的に現地通貨に対する円高は当企業グループの事業に悪影響を及ぼし、円安は好影響をもたらします。為替レートの大幅な変動は、当企業グループの経営成績および財務状況に影響を与える可能性があります。 (8)減損 当企業グループでは、実施した設備投資がその後の市場環境の変化などにより投資回収期間が長期化する見込みとなることで、減損損失を計上するリスクがあります。 (9)得意先の経営破綻 当企業グループは、国内外の様々な国で事業活動を行っております。貸倒リスクに対しましては、得意先の情報収集に基づく与信管理を実施しておりますが、予期せぬ経営破綻などによる損失により、当企業グループの経営成績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)国際活動および海外進出 当企業グループは、様々な国で事業活動を行っております。その国々における予期しない政治的要因、テロ・戦争などの社会的混乱、経済状況の変化などは当企業グループの経営成績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)情報セキュリティリスク 当企業グループは、情報共有や業務効率化のため、情報システムを構築・運用しています。情報システム運営上の安全性確保のため、サイバーセキュリティリスク等を考慮し、危機管理対応の徹底に取組んでおりますが、外部からの予期せぬ不正アクセスや、コンピューターウィルス侵入等による機密情報・個人情報の漏洩、設備の損壊・通信回線のトラブルによる情報システムや製造の停止等のリスクを完全に回避できるものではなく、被害の規模によっては当企業グループの経営成績および財政状況に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,806字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当企業グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」と いう。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策や物価高騰などによる下振れリスクはありましたが、概ね 緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら期末が近づくあたりから中東での地政学的リスクが顕在化し、急速 に不透明感が強まりました。 このような状況のもと、当企業グループの連結売上高は、558億1千6百万円、連結営業利益は、9億2千万円、連結経常利益は10億6百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は6億5千5百万円となりました。 なお、当企業グループは各種合成表皮材の単一セグメントで事業活動を展開しております。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3.4%減少し、574億6千3百万円となりました。 資産の部では、流動資産は前連結会計年度末に比べ10.1%減少し、306億7千2百万円となりました。これは主として現金及び預金が減少したことによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ5.6%増加し、267億9千万円となりました。これは主として建設仮勘定が増加したことによります。 負債の部では、流動負債は前連結会計年度末に比べ12.9%減少し、171億1千2百万円となりました。これは主として支払手形及び買掛金が減少したことによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ11.9%増加し、27億6百万円となりました。これは主として、繰延税金負債が増加したことによります。 純資産の部は、前連結会計年度末に比べ0.7%増加し、376億4千4百万円となりました。これは主としてその他有 価証券評価差額金が増加したことによります。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ30億9千9百万円減少し、61億4千5百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税金等調整前当期純利益および減価償却費の計上により7億9千9百万円の収入となりました。前期に比べ5億2千9百万円の収入減少となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出により32億3千3百万円の支出となりました。前期に比べ12億5千4百万円の支出減少となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金支払いによる支出により6億6千1百万円の支出となりました。前期に比べ6億3千4百万円の支出減少となりました。 ④生産、受注及び販売の実績 当企業グループは各種合成表皮材の単一セグメントで事業活動を展開しております。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を用途別に示すと、次のとおりであります。 用途別   当連結会計年度 生産高(百万円)   前期比(%) 車両用   47,526   △2.8 住宅・住設用   3,506   11.9 ファッション・生活資材用   4,454   1.8 計   55,487   △1.6 (注)金額は販売価格によります。 b.受注実績 当連結会計年度の受注高および受注残高を用途別に示すと、次のとおりであります。 用途別   当連結会計年度 受注高   受注残高 金額(百万円)   前期比(%)   金額(百万円)   前期比(%) 車両用   47,947   △1.8   2,221   5.9 住宅・住設用   3,533   11.8   304   △0.9 ファッション・生活資材用   4,565   △0.6   545   24.6 計   56,045   △0.9   3,071   8.1 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を用途別に示すと、次のとおりであります。 用途別   当連結会計年度 販売高(百万円)   前期比(%) 車両用   47,823   △2.2 住宅・住設用   3,536   13.6 ファッション・生活資材用   4,457   1.9 計   55,816   △1.0 (注)主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 林テレンプ㈱   17,193   30.5   17,363   31.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当企業グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当企業グループの当連結会計年度における経営成績等は、連結売上高は558億1千6百万円と前期(563億9千7百万円)に比べ1.0%の減少となり、連結営業利益は9億2千万円と前期(21億4千万円)に比べ57.0%の減少となり、連結経常利益は10億6百万円と前期(16億7千9百万円)に比べ40.1%の減少となり、親会社株主に帰属する当期純利益は6億5千5百万円と前期(11億円)に比べ40.4%の減少となりました。 a.連結売上高 連結売上高は、558億1千6百万円と前期(563億9千7百万円)に比べ1.0%の減少となりました。 売上高を用途別にみますと、主として主要顧客である自動車メーカーからの受注減少などにより、車両用につきましては、478億2千3百万円と前期(489億9百万円)に比べ2.2%の減少となりました。住宅・住設用につきましては、35億3千6百万円と前期(31億1千2百万円)に比べ13.6%の増加となり、ファッション・生活資材用につきましては、44億5千7百万円と前期(43億7千5百万円)に比べ1.9%の増加となりました。 b.連結営業利益 連結営業利益は、北米向けを中心とした売上減、構成悪化による利益減を、円安や中期経営計画の積極投資の遅れ(償却費)および経費の減少によりカバーしたことによって、9億2千万円と前期(21億4千万円)に比べ57.0%の減少となりました。 c.連結経常利益 連結営業外収益は、為替差損から為替差益に転じたことなどにより、4億7百万円と前期(1億5千3百万円)に比べ、165.9%の増加となりました。 連結営業外費用は、持分法による投資損失の減少などにより、3億2千1百万円と前期(6億1千4百万円)に比べ、47.7%の減少となりました。 以上の結果、連結経常利益は10億6百万円と前期(16億7千9百万円)に比べ40.1%の減少となりました。 d.親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、6億5千5百万円と前期(11億円)に比べ40.4%の減少となり、1株当たり当期純利益は27円51銭となりました。 当企業グループの当連結会計年度における財政状態は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に 記載のとおりです。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フロー 当企業グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 b.資金需要 資金需要の主なものは、設備投資等の長期資金需要と製品の製造のための原材料等購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の運転資金需要であります。 c.資本の財源及び資金の流動性 経営環境の急速な悪化などの不測の事態や大規模投資に対応できる強固な財務体質を維持しつつ、成長投資と株主還元充実に努めております。通常の運転資金に加え設備投資等の長期資金需要に対しては主に内部留保により対応しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当企業グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要といたします。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたり、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については 「第5 経理の状況」にある注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりです。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。