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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

タイガースポリマー

TIGERS POLYMER CORPORATION4231 · Standard · 化学

ホース、ゴムシート、成形品を製造するゴム・樹脂加工の専門メーカー。家電から自動車まで、多彩な産業に部品を供給する。

概要

タイガースポリマーは塩化ビニル樹脂・合成ゴム系シート、ホース、成形品を製造する化学メーカーである。1948年創業、1973年に現社名へ変更。家電用・産業用ホースや自動車部品向け成形品で国内シェア上位を占める。2026年3月期の連結売上高は501億円、従業員1,786名。大阪証券取引所を経て現在は東証スタンダード市場に上場する。

ホース・シート・成形品の三事業と四つの市場

タイガースポリマーの事業はホース、ゴムシート、成形品の三部門で構成される。2026年3月期の売上高はホース部門140億円、ゴムシート部門55億円、成形品部門290億円であり、成形品が最大である。製品は家電、自動車、土木・建築・住宅、産業資材の四つの市場に供給される。バランスのとれたポートフォリオにより、特定市場の変動リスクを分散している。

14社の子会社で構成されるグローバル体制

当社グループは当社と14の連結子会社からなる。主要な海外生産拠点として、米国にTigerflex CorporationとTigerpoly Manufacturing, Inc.、タイにTigerpoly (Thailand) Ltd.とTigerflex (Thailand) Co.,Ltd.、中国に杭州泰賀塑化有限公司と広州泰賀塑料有限公司、マレーシアにTigers Polymer (Malaysia) Sdn. Bhd.、メキシコにTigerpoly Industria de Mexico S.A. de C.V.を有する。また、国内販売子会社としてタイガース工販㈱がある。

自己資本比率75.4%の安定財務

2026年3月期の連結財務は、総資産623億円、自己資本498億円、自己資本比率75.4%と極めて健全である。売上高501億円に対し営業利益30億円、経常利益35億円、親会社株主に帰属する当期純利益24億円を計上した。目標とするROE8%以上を掲げ、内部留保を戦略投資に充当する方針である。現金及び預金145億円を保有し、流動性も十分である。

業界の中での役割はゴム・樹脂製品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
501億円
営業利益
30億円
営業利益率
6.0%
純利益
24億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本232億円46.3%12億円5.2%
米州218億円43.5%18億円8.3%
中国26億円5.2%-1億円-3.8%
東南アジア25億円5.0%1億円4.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01家電・住宅主力

家庭用電化製品(掃除機、洗濯機、エアコン)向けのホースや、住宅用のホースを製造・販売しています。また、ゴムシートやマット(玄関用)なども供給しています。

主な製品・サービス4
家電用ホース
掃除機・洗濯機・エアコンなどで使用されるホース。
産業用ホース
一般産業用、土木建築用、住宅用など様々な用途のホース。
ゴムシート
パッキング材や緩衝材として使用されるシート。
玄関用マット
玄関で使用されるマット。

02自動車部品準主力

自動車部品として、ゴム成形品(押出成形・プレス成形)や樹脂成形品(ブロー成形・射出成形)を製造・販売しています。国内外に生産拠点を展開しています。

主な製品・サービス2
ゴム成形品
自動車の防振部品やホースなどに使用されるゴム製品。
樹脂成形品
自動車の内装部品や機能部品に使用される樹脂製品。

製品と技術

家電から産業まで幅広いホース事業

ホース部門は掃除機用・洗濯機用・エアコン用の家電用ホースと、一般産業用・土木建築用・住宅用の産業用ホースを製造・販売する。原料は塩化ビニル樹脂や合成ゴムが中心である。2026年3月期の売上高は140億円。国内シェアは高く、海外子会社であるTigerflex CorporationやTigers Polymer (Malaysia)などでも生産され、グローバルに供給される。

パッキング材や玄関マットに使われるゴムシート

ゴムシート部門は主にパッキング材・緩衝材として使用されるシートと、玄関用マットを製造する。当社が直接生産しており、2026年3月期の売上高は55億円である。シート製品は住宅・建築現場や工場設備などで幅広く使用され、安定した需要がある。コンベヤベルト用の素材としても供給される。

自動車部品向けに拡大する成形品事業

成形品部門はゴム成形品と樹脂成形品を主に自動車部品として供給する。ゴムは押出成形・プレス成形、樹脂はブロー成形・射出成形を駆使する。本田技研工業やSUBARUなどの完成車メーカーに納入している。2026年3月期の売上高は290億円と全社の58%を占める。ハイブリッド車やEV、FCV向けの部品開発も進め、次世代電池関連製品にも取り組む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

合成樹脂加工で中堅、自動車向け比率高い

売上高約500億円の化学品専門商社的要素を持つ加工メーカー。同業の東洋紡やクラレは売上数千億円規模の総合化学メーカーであり、規模では劣るが、自動車部品向け合成樹脂製品に強みを持つと推測される。営業利益率5〜6%と業界平均並みであり、安定した収益構造を持つ。

強み

  • 自動車部品向け合成樹脂で高いシェアを持ち、安定需要を確保している。
  • 売上高が2024/3期479億円から2026/3期501億円へと緩やかに成長。
  • 営業利益率5.7〜6.0%と安定した収益力を維持し、赤字リスクが低い。
  • 自動車メーカーとの長期取引により、安定的な受注基盤を構築。

課題

  • 自動車業界のEVシフトや減産時に業績が影響を受けやすい。
  • 売上成長率が年2〜3%と低く、大幅な拡大が見込めない。
  • 合成樹脂原料の市況変動により、収益が圧迫される可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字がタイガースポリマー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13553共和レザー227億円33.6倍
24251恵和224億円7.2倍
34977新田ゼラチン220億円6.7倍
44107伊勢化学工業216億円35.6倍
54231タイガースポリマー211億円8.8倍
67871フクビ化学工業211億円12.0倍
74008住友精化210億円12.8倍
84994大成ラミックグループ203億円11.5倍
94998フマキラー198億円16.4倍
104238ミライアル190億円27.9倍
112930北の達人コーポレーション182億円25.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

ゴム製品メーカーとして創業した1948年

1948年12月、大阪市東成区においてタイガースゴム工業株式会社を組織変更設立し、ゴム製品の製造販売を開始した。その後、タイガースゴム株式会社に商号変更。1953年には光護謨工業㈱を買収しゴム車輪の製造に進出するなど、ゴム加工技術を基盤に事業を拡大した。

商号をタイガースポリマーに変更した1973年

1973年6月、商号をタイガースポリマー株式会社に変更した。これは合成樹脂(ポリマー)分野への本格的なシフトを明確にしたものである。同年、広島営業所を開設。この時期には電気掃除機用ビニールホースを開発するなど、塩化ビニル製品の品揃えを強化した。

シンガポールと米国に海外生産拠点を設立

1977年3月、シンガポールにホース製造会社Tigers Polymer Singapore Pte. Ltd.を設立し、初の海外生産拠点を構えた。続いて1978年3月、米国イリノイ州にKuriyama of America Inc.との合弁でTigerflex Corporationを設立。北米市場向けホースの現地生産を開始した。シンガポール拠点は2012年に清算されたが、海外展開の先駆けとなった。

アジア生産網の拡充:タイ・中国・マレーシア

1994年1月、タイにTigerpoly (Thailand) Ltd.を設立し、ホース及び成形品の製造を開始。同年11月には中国浙江省に杭州泰賀塑化有限公司を設立、中国でのホース生産に乗り出した。1996年1月にはマレーシアにTigers Polymer (Malaysia) Sdn. Bhd.を設立。東南アジアと中国での生産体制を拡充し、コスト競争力を高めた。

上場市場の変遷と国内再編

1987年2月、大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄として上場。2000年4月には東京証券取引所市場第二部に上場し、2005年3月には東京・大阪両取引所の市場第一部銘柄に指定された。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。国内では1995年に武庫川工場を閉鎖、2001年に大阪工場を閉鎖するなど、生産拠点の統廃合を進めた。

メキシコ進出と新たな成長拠点の設立

2012年2月、メキシコ合衆国グアナファト州に成形品製造会社Tigerpoly Industria de Mexico S.A. de C.V.を設立し、北米市場向け自動車部品の生産を開始した。2023年4月にはマレーシアに販売会社Tiger Asian Trading (Malaysia) Sdn. Bhd.を、同年10月にはタイにTigerflex (Thailand) Co.,Ltd.を設立。2025年9月にタイの新工場が竣工し、東南アジアでの能力を強化した。

年表41件を開く

1940年代

  • 1948年12月創業タイガースゴム工業株式会社(大阪市東成区)を組織変更設立、ゴム製品の製造販売を開始。
  • 商号変更タイガースゴム株式会社に商号変更。

1950年代

  • 1953年5月M&A光護謨工業㈱を買収、ゴム車輪の製造開始。
  • 1956年5月日本繊維工業㈱と提携、消防ホース分野に進出。電気掃除機用ゴムホースの製造開始。
  • 1957年4月電気掃除機用ビニールホースを開発。
  • 1959年6月武庫川工場(兵庫県尼崎市)を新設、ビニールホースの製造を開始。

1960年代

  • 1960年6月東京出張所を開設(現・東京支店)。
  • 1963年5月名古屋出張所を開設(現・名古屋支店)。
  • 1964年1月大阪府高槻市に本社を移転(1980年9月大阪府豊中市へ移転)、ならびに大阪工場を新設。
  • 1968年9月販売代理店山田ゴム工業㈱に資本参加(2012年5月保有全株式を売却)。

1970年代

  • 1971年11月栃木工場(栃木県塩谷郡)を新設。
  • 1973年6月タイガースポリマー株式会社に商号を変更。広島営業所を開設(現・広島支店)。
  • 1977年3月創業シンガポールにホース製造会社Tigers Polymer Singapore Pte. Ltd.を設立(2012年2月清算結了)。
  • 1977年6月商号変更販売代理店大阪タイガース工販㈱(2016年4月タイガース工販㈱へ商号変更)を設立(現・連結子会社)。
  • 1978年3月米国イリノイ州にKuriyama of America Inc.との合弁にてホース製造会社Tigerflex Corporationを設立(現・連結子会社)。
  • 1979年7月創業販売代理店㈲見市商会を設立(2019年3月保有株式を一部売却)。

1980年代

  • 1981年2月岡山工場(岡山県備前市)を新設。
  • 1981年8月開発研究所を新設(武庫川工場内)。
  • 1986年5月神戸市西区に開発研究所を新設移転。
  • 1987年2月上場大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄に上場。
  • 1987年3月M&Aホース製造会社㈱中山製作所(大阪府茨木市・2000年10月ラバー・フレックス㈱へ商号変更)を設立(2026年4月武庫川化成㈱に吸収合併)。
  • 1987年4月米国オハイオ州に成形品製造会社Tigerpoly Manufacturing Inc. を設立(現・連結子会社)。

1990年代

  • 1990年9月大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄の指定解除。
  • 1991年4月静岡工場(静岡県掛川市)を新設。
  • 1994年1月タイにホース及び成形品製造会社Tigerpoly(Thailand)Ltd. を設立(現・連結子会社)。
  • 1994年11月中国浙江省にホース製造会社杭州泰賀塑化有限公司を設立(現・連結子会社)。
  • 1995年3月武庫川工場を閉鎖。
  • 1995年4月商号変更旧武庫川工場跡地にホース製造会社武庫川化成㈲(2014年11月武庫川化成㈱へ商号変更)を設立(現・連結子会社)。
  • 1996年1月マレーシアにホース製造会社Tigers Polymer(Malaysia)Sdn. Bhd.を設立(現・連結子会社)。
  • 1999年7月Tigers Polymer Singapore Pte. Ltd.で製造していたホースの生産拠点をTigers Polymer (Malaysia)Sdn.Bhd.へ移転。

2000年代

  • 2000年4月商号変更成形品製造会社高槻化成㈲(2015年5月高槻化成㈱へ商号変更)を設立、2001年4月操業(現・連結子会社)。
  • 2000年4月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2001年3月大阪工場を閉鎖。
  • 2004年12月中国広東省に成形品製造会社広州泰賀塑料有限公司を設立(現・連結子会社)。
  • 2005年3月東京・大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定を受ける。

2010年代

  • 2010年4月福岡支店を広島支店福岡分室から独立(2022年3月閉鎖)。
  • 2012年2月メキシコ合衆国グアナファト州に成形品製造会社Tigerpoly Industria de Mexico S.A. de C.V. を設立(現・連結子会社)。
  • 2014年4月仙台営業所を東京支店仙台分室から独立(2020年3月閉鎖)。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。
  • 2023年4月マレーシアにTiger Asian Trading(Malaysia)Sdn.Bhd.を設立(現・連結子会社)。
  • 2023年10月タイにTigerflex(Thailand) Co.,Ltd.を設立(現・連結子会社)(2025年9月工場竣工)。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,786人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は615万円で、9期前と比べて+0.1%平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は18.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,928
2018年3月2,060
2019年3月61442.017.02,082
2020年3月60642.017.02,088
2021年3月58542.117.12,130
2022年3月57643.118.02,059
2023年3月59143.118.01,998
2024年3月57443.118.01,988
2025年3月62244.018.11,895148
2026年3月61544.218.51,786168

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率314.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 3 / 海外 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
米州 — Tigerpoly Manufacturing,Inc. (米国オハイオ州)2,807百万円
米州 — Tigerflex Corporation (米国イリノイ州)2,681百万円
東南 アジア — Tigerpoly (Thailand)Ltd. (タイ国アユタヤ県)2,202百万円
開発研究所 — 神戸市西区1,634百万円
日本
米州 — Tigerpoly Industria de Mexico S.A. de C.V. (メキシコ合衆国グアナファト州)1,337百万円
中国 — 広州泰賀塑料有限公司(中国広東省広州市)953百万円
岡山工場 — 岡山県備前市945百万円
日本
静岡工場 — 静岡県掛川市922百万円
日本
中国 — 杭州泰賀塑化有限公司(中国浙江省杭州市)787百万円
栃木工場 — 栃木県塩谷郡 高根沢町562百万円
日本
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    Tigerflex Corporation (注)1,3
    米国 イリノイ州
    議決権55.0%
  • 海外
    Tigerpoly Manufacturing, Inc. (注)1,3
    米国 オハイオ州
    議決権100.0%
  • 海外
    Tigerpoly Industria de Mexico S.A. de C.V. (注)1
    メキシコ合衆国 グアナファト州
    議決権100.0%
  • 海外
    Tigerpoly (Thailand) Ltd. (注)1
    タイ国 アユタヤ県
    議決権100.0%
  • 海外
    Tigers Polymer (Malaysia) Sdn. Bhd. (注)1
    マレーシア ジョホール州
    議決権100.0%
  • 海外
    Tiger Asian Trading (Malaysia) Sdn. Bhd.
    マレーシア ジョホール州
    議決権100.0%
  • 海外
    Tigerflex (Thailand) Co.,Ltd. (注)1
    タイ国 ラヨーン県
    議決権100.0%
  • 海外
    杭州泰賀塑化有限公司(注)1
    中国 浙江省杭州市
    議決権100.0%
  • 海外
    広州泰賀塑料有限公司(注)1
    中国 広東省広州市
    議決権100.0%
  • 国内
    武庫川化成㈱
    兵庫県 尼崎市
    議決権100.0%
  • 国内
    高槻化成㈱
    大阪府 高槻市
    議決権100.0%
  • 国内
    タイガース工販㈱
    兵庫県 尼崎市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は501億円営業利益30億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.6%、利益が+7.1%。

売上高
+1.6%
501億円
営業利益
+7.1%
30億円
純利益
-29.4%
24億円
営業利益率
6.0%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高500億円501億円
営業利益30億円30億円
純利益24億円24億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は137億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.1%、営業利益は+28.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q10811
2024年1Q11576.17
2024年2Q126118.712
2024年3Q130129.27
2024年4Q1084
2025年2Q246135.38
2025年4Q247156.126
2026年2Q242177.013
2026年4Q259135.011
2027年1Q13796.66

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は296億円から501億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月29697
2014年3月352158
2015年3月4062820
2016年3月3972619
2017年3月4053021
2018年3月4282820
2019年3月4302617
2020年3月399162
2021年3月366158
2022年3月409188
マレーシアにTiger Asian Trading(Malaysia)Sdn.Bhd.を設立(現・連結子会社)。
2023年3月453198
2024年3月4794330
2025年3月49328335.734
2026年3月50130356.024

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高501億円のうち、営業利益として残るのは30億円6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は24億円、売上の4.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.6%394億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.4%77億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%30億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
6.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
4.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.7pt
5.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが24億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは23億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は145億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20−19−2153
2014年3月24−307−659
2015年3月38−28−51066
2016年3月37−26−51172
2017年3月51−3431789
2018年3月40−341695
2019年3月35−41−5−683
2020年3月31−22−8983
2021年3月28−285088
2022年3月26−21−7590
2023年3月31−23−28103
2024年3月77−36−941139
2025年3月51−38−1513142
2026年3月24−1−2323145

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は623億円。このうち返さなくてよい自己資本が499億円で、自己資本比率は75.4%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2782087072.5
2014年3月33523210366.9
2015年3月37626411267.8
2016年3月37626910768.8
2017年3月40428511967.3
2018年3月43031012068.9
2019年3月43731512269.0
2020年3月42731111669.4
2021年3月43931612368.7
2022年3月47633713967.2
2023年3月51436914567.9
2024年3月57342315069.7
2025年3月61147014272.3
2026年3月62349912475.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
177億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
294億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
28億円
在庫として抱えている分
負債合計
124億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中43位あたり、逆に低いのはROE203社中139位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.2%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.0%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.4%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.6%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,048で、1年前と比べて+10.4%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥1,048-1.1%1ヶ月+6.4%1年+10.4%時価総額211億円
過去52週の値幅
安値¥860高値¥1,293

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.8倍
PER (会社予想)8.5倍
PBR0.43倍
配当利回り3.63%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1009円は25日線(1016.12円)を下回る。6月末から7月初めにかけて上昇し、7月9日に1042円まで上昇したが、その後反落。75日線(994.2円)は下支え。52週高値1293円からは約22%下落、安値860円からは約17%上昇。出来高は直近1万株以下と低調。RSIは42.14で弱気圏に近い。長期トレンドは200日線(991.83円)が支持線として機能している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 8.5倍は同業平均18.4倍を大きく下回り割安。PBR 0.42倍は平均1.43倍を下回り、解散価値以下。配当利回り3.76%は平均2.73%を上回る。ROE 5.2%は低いが、配当性向31.3%と余裕があり、業績は安定的。ただしROEが平均水準に劣る点が懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.8倍17.8倍
PER (予想)8.5倍
PBR0.43倍1.41倍
ROE5.2%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した収益力と低PBR(0.42倍)が評価される一方、成長性に欠ける。高配当利回り(3.76%)も魅力だが、素材需要の景気変動リスクがある。

プラスに働く材料7
  • 割安株価

    PBR0.42倍、PER8.5倍と低水準。

  • 高配当利回り

    配当利回り3.76%で安定配当を継続。

  • 安定収益基盤

    国内シェア上位で安定した売上と利益を確保。

  • 2026年3月期営業利益7%増の30億円2026年3月期影響

    営業利益28億→30億(+7%)、利益率5.68%→5.99%改善。

  • 安定配当利回り3.76%の下支え継続影響

    配当利回り3.76%は株価下支え要因。

  • PBR0.42倍の解散価値割安感継続影響

    PBR0.42倍、純資産の2.4倍割安。株主還元強化の余地。

  • 売上高501億円へ3期連続増収2026年3月期影響

    売上高493→501億円(+1.6%)。減収リスク低下。

マイナスに働く材料7
  • 成長性の限界

    売上高は横ばい傾向で、大幅な成長は期待しにくい。

  • 素材市況リスク

    原油価格や原材料価格の変動で収益が影響を受ける。

  • ROEの低さ

    ROE5.2%と資本効率が低く、価値創出力に課題。

  • 2026年3月期純利益29%減少2026年3月期影響

    純利益34億→24億(▲29%)。EPS悪化でPER上昇。

  • 営業利益率6%未満の低収益性継続影響

    営業利益率5.99%は化学業界で低位。競争力課題。

  • ROE5.2%と資本効率の低さ継続影響

    ROE5.2%は投資魅力度低く、PBR改善の壁。

  • 外国人保有比率14%の売りリスク継続影響

    外国人株主比率13.98%は市場変動時売り圧力。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長性の有無を確認。
営業利益率
収益力の変化を把握。
原材料価格動向
コスト変動リスクを測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から28.3%いまの株価に対する利回りは3.63%。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
3.63%
いまの株価に対して
配当性向
31.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1526.7
2018年3月1713.323.0
2019年3月170.025.6
2020年3月14−17.623.5
2021年3月10−28.620.9
2022年3月1220.015.3
2023年3月120.017.0
2024年3月47291.741.7
2025年3月5312.873.9
2026年3月38−28.331.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,393人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.9%を占め、残る61.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他43.343.945.743.148.545.9
事業法人25.124.624.224.724.624.1
金融機関23.423.320.418.015.714.8
外国法人6.47.37.910.79.513.9
自己株式0.51.01.01.01.02.1
証券会社1.80.91.93.51.81.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01タイガース取引先持株会9.82
02タイガー興産有限会社9.77
03T.P.C持株会4.43
04澤田宏治4.42
05INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)4.26
06株式会社三菱UFJ銀行3.88
07株式会社京都銀行(常任代理人株式会社日本カストディ銀行)3.86
08澤田裕治2.39
09澤田純治2.33
10タイガースポリマー従業員持株会2.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-08
    タイガー興産有限会社
    新規の大量保有報告
    9.77%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+237%、1株純資産は14期で+139%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月351,0073.711.227.2
2014年3月401,1203.810.524.0
2015年3月1011,2728.48.222.3
2016年3月941,2957.36.426.5
2017年3月1061,3578.06.726.7
2018年3月991,4807.08.723.0
2019年3月841,5075.67.025.6
2020年3月111,4830.740.723.5
2021年3月381,5072.612.420.9
2022年3月421,6092.711.015.3
2023年3月411,7542.410.917.0
2024年3月1522,0068.17.541.7
2025年3月1712,2388.04.273.9
2026年3月1192,4055.28.331.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額183百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
澤田宏治代表取締役 社長58888,000
渡辺健太郎取締役 会長7731,000
植田英司常務取締役695,000
豊田裕之常務取締役 海外事業部長615,000
井上宏章取締役 経理部長657,000
冨田保彦取締役 品質保証部長624,000
後藤秀彦取締役 総務部長585,000
小西華子取締役451,000
細見拓人取締役41
田村洋一監査役(常勤)7125,000
釡中利仁監査役4512,000
富山聡子監査役47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)810629814318
社外取締役424246
監査役1161616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容983字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社および子会社14社により構成)は、同種・同系列の各種部品及び部品素材の製造を業とする単一事業を営んでおり、主な事業内容及び当該事業に係る各社の位置づけ並びにセグメントとの関連は次のとおりであります。 ホ ー ス:   当部門においては、家電用ホース(掃除機用・洗濯機用・エアコン用のホース)及び産業用ホース(一般産業用・土木建築用・住宅用等のホース)を製造・販売しております。 セグメント区分は製造拠点ごとの区分によっており、当該区分ごとの主要な関係会社の名称は、以下のとおりであります。 (日本)当社、武庫川化成㈱、ラバー・フレックス㈱ (米州)Tigerflex Corporation (東南アジア)Tigers Polymer (Malaysia) Sdn. Bhd.、 Tigerpoly (Thailand) Ltd. Tigerflex (Thailand) Co.,Ltd. (中国)杭州泰賀塑化有限公司 ゴムシート:   当部門においては、シート(パッキング材・緩衝材等として使用)及びマット(主として玄関用)を製造・販売しております。 セグメント区分は製造拠点ごとの区分によっており、当該区分ごとの主要な関係会社の名称は、以下のとおりであります。 (日本)当社 成 形 品:   当部門においては、ゴム成形品(ゴムを主原料とし、押出成形・プレス成形した製品)及び樹脂成形品(合成樹脂を主原料とし、ブロー成形・射出成形した製品)を主として自動車部品として製造・販売しております。 セグメント区分は製造拠点ごとの区分によっており、当該区分ごとの主要な関係会社の名称は、以下のとおりであります。 (日本)当社、高槻化成㈱ (米州)Tigerpoly Manufacturing, Inc.、 Tigerpoly Industria de Mexico S.A. de C.V. (東南アジア)Tigerpoly (Thailand) Ltd. (中国)杭州泰賀塑化有限公司、広州泰賀塑料有限公司 この他、当社グループの製品をタイガース工販㈱及びTiger Asian Trading (Malaysia) Sdn. Bhd.が販売しております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,719字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等 当社グループは、投資家の皆さまに長期的に投資を継続していただくため、当社の企業価値及び株主の皆さまの共同の利益を確保し、向上させる取組みとして、下記経営理念に基づき、経営の基本方針を定め、具体的な施策を展開しております。 Ⅰ.経営理念 ①経済活動を通して付加価値を生み出し、広く社会に貢献する。 ②株主の皆さまをはじめ従業員、取引先、社会など全てのステークホルダーの信頼と期待に応える。 ③企業の発展と永続性確保のため、市場の変化にすばやく対応し、常に顧客指向を「信念」として、その実現のために多種多様な変化に対し、「柔軟」に対応する。 Ⅱ.経営の基本方針 ①3つの基本技術(ホースを作る技術、ゴムシートを作る技術、モールド(成形品)を作る技術)をもとに製造した製品を4つの市場(家電、自動車、土木・建築・住宅、産業資材)に供給し、バランスのとれた経営を指向する。 ②参加したそれぞれのニッチ市場で高シェアを獲得すべく経営資源の集中化を図る。 ③海外で需要のある国に事業を展開し、現地生産、現地販売を基本に最適地での生産を行う。 ④技術開発に力を注ぎ、優れた技術により品質、効率、生産スピード等の面で他社との差別化を図る。 Ⅲ.経営の基本方針に基づき実施している具体的施策 ①当社は、自動車部品を取扱うオートモーティブ営業部と汎用品・家電製品を取扱う営業部が連携し、家電・自動車・建築・産業資材など多様な市場での受注活動を強化しています。さらに海外事業部・海外拠点と一体となることで、グローバル体制での売上拡大を進めています。 自動車部品では、本田技研工業㈱・㈱SUBARUなどの完成車各メーカーへの拡販に加え、ハイブリッド車やEV、FCV、次世代電池向け製品を顧客と共同開発し、将来の収益基盤を構築しています。 汎用製品では、代理店との協力による販売ルート拡大、営業部新規事業課との連携による新製品の販路開拓、さらに北米・中国・東南アジア・オセアニアなど世界市場の成長取り込みを進めています。また、世界各地域の生産・販売拠点を活かし、生産コスト・物流・為替を踏まえた最適地調達・生産を推進しています。 ②取引先のニーズに的確・迅速に対応するため、又、収益力を高めるために、開発研究所に資源を投入し、省人化・省力化を目的とした機械・設備能力の向上、自働化工程の推進や固有技術を活用した新製品開発、又、新規技術を採用しての付加価値製品開発などに注力しております。 ③常に生産技術を改善・向上させ、工場の生産性向上・合理化を徹底的に進めております。具体的には、新材 料の開発、ロス不良の低減、人工知能(AI)を用いた最適生産計画の策定、段取り時間短縮、生産のスピード アップ等に努めコスト低減を図っております。 ④品質、安全、環境対策に注力し、環境関連法の遵守、ISOの徹底展開を図っております。 ⑤拡大する海外子会社の管理手法を洗練させるため、子会社管理規定を充実させるとともに、当社主導により、各社のセキュリティシステム運用の向上を常に図っております。また、国内と海外子会社との連携により、グローバルガバナンス体制の強化を図っております。 ⑥これらの施策を効果的に推進するには、人材の育成・強化、内部統制の整備が不可欠です。海外子会社と国内との人事ローテーションを計画的、活発に行うことにより、グローバルな人材の育成に努力しております。 ⑦金融商品取引法に基づく内部統制については、監査法人の指導の下に内部統制システムを確立させ、内部統制報告書を作成し監査を受けております。 Ⅳ.コーポレートガバナンス強化への取組み 当社グループは、経営理念に定める「ステークホルダーの信頼と期待に応える」ため、コーポレートガバナンスの強化に取組んでおります。その一環として、2026年3月31日現在において、社外取締役2名及び監査役3名(うち社外監査役2名)を選任し、重要会議への出席を励行するとともに、監査部を設置することにより、効率的な内部統制システムを構築し、経営の合理化・効率化及び職務の適正な遂行を図っております。 (2) 目標とする経営指標 当社は、次の経営指標を重視した経営を行っております。 ・売上高、営業利益、経常利益の金額(量)と各利益率(質) ・株主資本利益率(ROE)の目標値:8%以上 (3) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境は、国際社会の多軸化・分断化や中東情勢を含む地政学的リスクの高まり、物価高騰等の影響により、依然として不確実性の高い状況が続いております。 このような不透明な経営環境を乗り越え、国内市場での競争に勝ち抜き、変化の激しい国際市場の中で成長していくためには、「売上・収益計画の必達」、「連結経営の強化」及び「企業体質の強化」が重要であり、以下の項目を掲げ推進してまいります。 売上・収益計画の必達 ・製品の質を高め、お客さまの満足と信頼を得ることにより、ニッチ市場及び有望市場でのシェア拡大を図る ・開発部門、営業部門の創意に満ちた闊達な活動により、新製品・新技術を開発し、新しいお客さまを開拓する ・製造拠点における自働化設備の導入により効率化・生産性改善を推進し、さらなる原価低減・品質の向上に努める ・原材料調達能力の強化により、安定した供給能力とコスト削減を図る ・将来の会社の柱となる新基幹事業・新製品を創出し、収益基盤を強化する 連結経営の強化 ・アジア・オセアニア地域に於ける汎用製品の市場を開拓する ・海外拠点の販売力・物造り・リスク管理を強化し、収益を確保する ・材料・部品・金型等を、最適かつグローバルに調達することにより、新しいビジネスを獲得する ・国内と海外拠点との連携により、グローバルガバナンス体制を強化する ・国内子会社との連携により、管理レベル向上を図るとともに、開発面での関与を強め、生産性向上や品質向上に注力する 企業体質の強化 ・従業員教育を充実させることにより、個々人の能力を底上げする ・働き方改革への取組みを強化し、社員エンゲージメントを高め、優秀な人材の確保に努める ・DX推進により、業務の効率化、高付加価値化を実現する ・コーポレートガバナンス、コンプライアンスをさらに充実させる ・推進及び管理面における標準化・文書化による業務品質をさらに向上させる
事業等のリスク3,138字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 また、当社はリスク管理規定を定め、当社グループにおいて発生しうるリスクの発生防止に係る管理体制の整備、発生したリスクへの対応等を行っております。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 特定の取引先への依存について ① 販売先 当社グループの売上高の約42%は本田技研工業㈱に対するものであります。この分野(自動車部品)においては、顧客企業の業績変動、予期しない契約の打ち切り、顧客の調達方針の変化、顧客の要求に応じるための値下げ等により、当社グループの経営成績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、当該リスクへの対応につきましては、製品の付加価値を向上させ販売先からの信頼を高めるよう努めるとともに、自動車部品以外のホースやゴムシートの拡販にも努めております。 ② 仕入先 当社グループの成形品部門のうち主として国内の自動車部品の生産については、複数のグループ外仕入先に依存しているため、自動車部品の供給不足が生じないという保証はありません。また、繁忙期には、部品の製造業者は当社グループが必要とする数量を予定どおりに生産できない可能性があり、供給不足、品質管理などの問題が発生し、当社グループの経営成績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があるとともに、顧客企業との関係悪化を引き起こす危険性があります。なお、当該リスクへの対応につきましては、仕入先との良好な関係を維持するとともに、代替生産に対応できる複数の仕入先を確保するよう努めております。 (2) 品質問題について 当社グループは、品質保証体制を確立し、高品質な製品の提供に努めておりますが、当社グループ製品の欠陥が原因で、将来にリコールが発生しないという保証はありません。また、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する補償額を十分にカバーできるという保証はなく、多額のコストの発生等により、当社グループの経営成績や財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。なお、当該リスクへの対応につきましては、品質管理基準を定め、厳しい管理基準のもとに生産活動を行っております。 (3) 海外市場への事業進出 当社グループは、米州・中国・アジア地域など海外市場への事業進出を展開しておりますが、これらの事業活動には、予期しない法律又は規制の変更、人材の採用と確保の難しさ、未整備のインフラが生産活動に悪影響を及ぼす可能性、テロ・戦争・その他の要因による社会的混乱等のリスクが内在しております。これらのリスクが現実化する場合、海外での事業活動に支障が生じ、当社グループの経営成績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、当該リスクへの対応につきましては、代替手段の確保を含めた事業継続計画書を事業所毎に作成しております。 (4) 為替レートの変動 当社グループの製品の一部は、海外拠点において生産及び販売されております。主要な海外生産拠点は米国・メキシコ・タイ・マレーシア及び中国であり、当社グループの売上高の約54%は海外拠点におけるものであります。各地域における通貨建ての項目は、連結財務諸表作成のために円換算されており、現地通貨価値に変化がなくても為替レートの変動により、円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。一般に、他の通貨に対する円高(特に当社グループの売上の重要部分を占める米ドルに対する円高)は当社グループの事業に悪影響を及ぼし、円安は当社グループの事業に好影響をもたらします。なお、当該リスクへの対応につきましては、為替レートの変動リスクを回避する目的で、必要に応じて為替予約を行っております。 (5) 自然災害等のリスクについて 当社グループが展開している地域において地震、水害等の自然災害や感染症等のパンデミックが発生した場合、事業遂行が困難となる可能性があります。当社グループでは、自然災害等に備えた危機管理対策を講じておりますが、想定を上回る規模で発生した場合には、売上高の大幅な減少や多額の復旧費用等の発生により、当社グループの経営成績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、当該リスクへの対応につきましては、早期に企業活動を再開・継続するために事業継続計画書を事業所毎に作成しております。 (6) 減損損失に係るリスクについて 当社グループの資産の市場価格が著しく下落した場合、又は経営環境の著しい悪化等により収益性が低下した場合には、減損会計の適用により固定資産の減損損失が発生し、当社グループの経営成績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループ各社が各々の需要予測をベースに既生産能力を確認の上個社別に設備投資計画を策定しておりますが、設備投資案件の稟議は当社が採算性を確認し決裁、調整を行うことにより当該リスクの低減に努めております。 (7) 年金制度について 当社及び一部の連結子会社は、確定給付型の制度として、退職一時金制度及び総合設立型の企業年金基金制度を設けており、割引率等数理計算上で設定される前提条件の変更、年金資産の時価の変動、運用環境の変動等により、当社グループの経営成績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、当該リスクへの対応につきましては、確定給付企業年金制度の一部を確定拠出年金制度へ移行しリスクの軽減を図っております。 (8)システムリスクについて 当社グループは、顧客情報、営業上の機密情報、設計情報、製造に関する重要情報等の多くを、電磁的方法により管理しておりますが、これらの情報は、ランサムウェア等を含むサイバー攻撃、不正アクセス、内部関係者による不正行為等により、漏洩、改ざん又は滅失が発生するおそれがあります。 また、これらの攻撃や情報システムの障害等により、基幹システムや生産管理システム等が停止した場合には、生産活動や受発注業務に重大な支障を来す可能性があります。これにより、復旧費用の発生や損害賠償責任の負担に加え、生産停止による売上の減少、信用の低下に伴う受注機会の喪失、技術情報の流出による中長期的な収益力の低下等を通じて、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼすおそれがあります。 なお、当該リスクへの対応として、各種コンピュータシステムの安定稼働を確保するとともに、ランサムウェアや不正アクセス、情報漏えい等のサイバーセキュリティ対策、バックアップシステムの構築・管理、社内規程の整備、従業員への教育・訓練、インシデント発生時の対応体制の構築等に取り組んでおります。 これらの取組については、外部セキュリティ専門機関と連携しながら継続的な改善を図り、サイバーセキュリティに関するガイドラインを定めることで、国内外のグループ会社を含めた情報セキュリティ体制の維持および向上に努めております。 また、ITシステムやサービスの導入に際しては、社内で定めたセキュリティ基準に基づき、リスク評価を実施したうえで、導入の判断を行っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,399字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 業績 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の世界経済は、中東・ウクライナ情勢をはじめとする地政学リスクの継続や、米国等における通商政策の動向による不透明感は見られたものの、欧米での金融緩和への転換が進んだことで、全体としては低成長ながらも底堅く推移いたしました。 わが国経済は、継続的な賃上げによる所得環境の改善に伴う個人消費の持ち直しや、堅調な企業業績を背景とした設備投資の増加などにより、緩やかな景気の回復基調が続きました。 当社グループの主要な市場である自動車業界におきましては、完成車メーカーの生産活動が正常化したことで需要は底堅く推移したものの、原材料費や物流費、労務費などの各種コストが高止まりしており、経営環境は引き続き厳しさを伴う状況で推移いたしました。 このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度の業績は、米州、中国では減収となりましたが日本及び東南アジアでは増収となった結果、グループ全体の連結売上高は、50,132百万円(前年同期比796百万円 1.6%増加)となりました。 また、利益面につきましては、日本で営業増益、中国で赤字額を縮小し営業利益は3,014百万円(前年同期比181百万円 6.4%増加)、経常利益は3,474百万円(前年同期比189百万円 5.8%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,353百万円(前年同期比1,030百万円 30.4%減少)となりました。 個別の業績につきましては、売上高は24,579百万円(前年同期比1,147百万円 4.9%増加)、営業利益は1,104百万円(前年同期比304百万円 38.0%増加)、経常利益は2,676百万円(前年同期比1,016百万円 61.3%増加)、当期純利益は2,394百万円(前年同期比973百万円 68.5%増加)となりました。 部門ごとの売上高は、ホース部門は14,090百万円(前期比469百万円 3.2%減少)ゴムシート部門は5,474百万円(前期比368百万円 7.2%増加)、成形品部門は29,011百万円(前期比611百万円 2.2%増加)、その他部門は1,556百万円(前期比285百万円 22.4%増加)となりました。 なお、セグメントごとの業績は、(7)経営成績に記載のとおりであります。 (2) 財政状態 流動資産は、前連結会計年度末に比べて949百万円減少し、35,753百万円となりました。これは、主として受取手形及び売掛金が744百万円増加、商品及び製品が411百万円増加、現金及び預金が1,359百万円減少、有価証券が1,000百万円減少したことによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて2,151百万円増加し、26,577百万円となりました。これは、主として有形固定資産が1,263百万円増加、投資有価証券が1,010百万円増加、無形固定資産が140百万円減少したことによります。この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて1,202百万円増加し、62,330百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べて820百万円減少し、9,937百万円となりました。これは、主として未払法人税等が343百万円増加、1年内返済予定の長期借入金が900百万円減少、電子記録債務が499百万円減少したことによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて892百万円減少し、2,511百万円となりました。これは、主として繰延税金負債が364百万円増加、退職給付に係る負債が1,513百万円減少したことによります。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて2,915百万円増加し、49,881百万円となりました。これは、主として利益剰余金が1,358百万円増加、その他有価証券評価差額金833百万円増加、為替換算調整勘定が850百万円増加したことによります。この結果、1株当たり純資産は、前連結会計年度末に比べて167.81円増加し2,405.48円となりました。また、自己資本比率は、前連結会計年度末の72.3%から75.4%となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ244百万円増加し、当連結会計年度末には14,473百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、2,416百万円(前年同期比2,653百万円 52.3%減少)となりました。 収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益3,748百万円、減価償却費2,615百万円であり、支出の主な内訳は、退職給付に係る資産負債の減少額1,560百万円、売上債権の増加額654百万円、法人税等の支払額406百万円、棚卸資産の増加額459百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、122百万円(前年同期比3,664百万円 96.8%減少)となりました。 収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入10,015百万円、投資有価証券の売却による収入616百万円であり、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出7,095百万円、有形及び無形固定資産の取得による支出3,577百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は、2,271百万円(前年同期比729百万円 47.3%増加)となりました。 収入の主な内訳は、長期借入れによる収入300百万円であり、支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出1,100百万円、配当金の支払額992百万円、自己株式の取得による支出251百万円であります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資本政策は、株主価値の維持向上を基本方針とし、事業チャンスを迅速かつ確実に捉えることを可能とするため、次の三つのバランスの下に確立しております。 ①資本の有効活用:内部留保は戦略的事業投資(新製品開発・海外市場開拓・新規事業開拓)に優先充当 ②財務の健全性:経済環境、金融情勢の変化に対応した資金調達の多様化 ③株主還元:配当性向を踏まえた安定的な配当維持に加え、業績に応じた適正な利益配分 なお、当連結会計年度における資金需要は主に運転資金及び設備投資資金であり、主として営業活動、金融機関からの借入により必要とする資金を調達しております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (6) 生産、受注及び販売 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) 日本    13,883,941   +6.5 米州    17,053,609   △2.4 東南アジア    2,390,465   +1.1 中国    3,101,677   △20.4 合計    36,429,693   △0.9 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 ② 受注実績 当社グループの製品は多種多様にわたり、同種の製品でも仕様(口径・肉厚・長さ等)が一様ではなく、また需要予測に基づく見込生産を行っている製品も多いため、受注実績は記載しておりません。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) 日本   23,223,856   +7.4 米州   21,758,975   △2.4 東南アジア   2,549,037   +2.5 中国   2,601,045   △11.1 合計   50,132,914   +1.6 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 本田技研工業㈱    20,632,599   41.8   20,817,225   41.5 Kuriyama of America, Inc.   6,903,993   14.0   6,317,968   12.6 (7) 経営成績 当社グループの当連結会計年度の経営成績の概要は、「(1)業績」に記載のとおりであります。 ① 為替変動の影響 前連結会計年度からの円の為替レートの変動により、当連結会計年度の売上高は約288百万円増加、営業利益は約10百万円増加したと試算されます。ただし、この試算は、当連結会計年度の外貨建の売上高、売上原価、販売費及び一般管理費を、前連結会計年度末の直物為替相場により円貨に換算して算出したものであり、為替変動に対応した販売価格の変更の影響は考慮されておりません。 ② 売上高 売上高は、前連結会計年度の49,336百万円から1.6%増加し、50,132百万円となりました。 ③ 売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価は、前連結会計年度の39,403百万円から増加し、39,461百万円となりました。売上高の増加や減価償却費の減少等により、売上高に対する売上原価の比率は1.2ポイント良化して78.7%となっております。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ556百万円(7.8%)増加し、7,656百万円となりました。これは、人件費が増加したこと並びに研究開発費が増加したことが主因であります。研究開発費は13.9%増加して1,471百万円となり、売上高に対する比率は2.9%となりました。なお、販売費及び一般管理費の対売上高比率は0.9ポイント悪化して15.3%となっております。 ④ 営業利益 以上の要因により、営業利益は、前連結会計年度の2,833百万円から6.4%増加し、3,014百万円となりました。 ⑤ 営業外収益(費用) 営業外収益(費用)は、前連結会計年度の451百万円の収益(純額)から、459百万円の収益(純額)となりました。受取利息から支払利息を差引いた純額は、前連結会計年度の268百万円の収益から減少し、230百万円の収益となりました。当連結会計年度は、前連結会計年度に比べて円が米ドルに対して安くなったことにより、米ドル建ての預金等の換算差益が発生しました。 ⑥ 経常利益 経常利益は、前連結会計年度の3,284百万円から5.8%増加し、3,474百万円となりました。 ⑦ 特別利益(損失) 特別利益(損失)は、前連結会計年度の35百万円の利益(純額)から、273百万円の利益(純額)となりました。特別利益は、当連結会計年度に投資有価証券売却益(前期比+131百万円)及び固定資産売却益(前期比+119百万円)が増加したため、前連結会計年度の64百万円から増加して315百万円となりました。特別損失は、当連結会計年度に減損損失8百万円を計上したため、前連結会計年度の28百万円から増加して41百万円となりました。 ⑧ 税金等調整前当期純利益 税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度の3,320百万円から12.9%増加し、3,748百万円となりました。 ⑨ 法人税、住民税及び事業税 当連結会計年度は3,748百万円の税金等調整前当期純利益に対して、1,061百万円の法人税等を計上し、税負担率は28.3%となりました。 ⑩ 非支配株主に帰属する当期純利益 非支配株主に帰属する当期純利益は、Tigerflex Corporationの非支配株主に帰属する利益からなり、前連結会計年度の393百万円に対し、当連結会計年度は333百万円となりました。 ⑪ 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の3,383百万円から30.4%減少し、2,353百万円となりました。1株当たり当期純利益は、前連結会計年度の170.83円に対し、当連結会計年度は119.33円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ①  日本 産業用ホース、ゴムシート類及び自動車部品は売価値上げの効果や販売増加により、増収・増益となりました。その結果、売上高は24,847百万円(前年同期比1,192百万円 5.0%増加)となりました。セグメント利益(営業利益)は1,218百万円(前年同期比253百万円 26.2%増加)となりました。 ②  米州 米国では、自動車部品、産業用ホースの販売減少により、減収・減益となりました。メキシコの自動車部品は、販売の増加等により増収・増益となりました。その結果、売上高は21,768百万円(前年同期比541百万円 2.4%減少)、セグメント利益(営業利益)は1,756百万円(前年同期比202百万円 10.4%減少)となりました。 ③  東南アジア タイでは、家電用ホース、自動車部品の販売増加により、増収・増益となりました。マレーシアでは、当社の連結子会社であるTigers Polymer(Malaysia) Sdn. Bhd.は、清算に向けて事業規模を縮小しているため減収・減益となりました。その結果、売上高は4,144百万円(前年同期比175百万円 4.4%増加)、セグメント利益(営業利益)は49百万円(前期比89百万円 64.2%減少)となりました。 ④  中国 中国では、家電用ホース、自動車部品の販売減少により、売上高は3,692百万円(前年同期比451百万円 10.9%減少)となりましたが、労務費や諸経費の削減により、セグメント損失(営業損失)は65百万円(前期はセグメント損失284百万円)となりました。 また、当社グループは、売上高、営業利益及び経常利益を主要な目標指標とし、計画した売上高と利益の達成及び更なる増加を目指しております。当連結会計年度の当初計画は、売上高47,700百万円、営業利益2,700百万円、経常利益3,000百万円であり、売上高、営業利益及び経常利益ともに当初計画を上回りました。なお、株主資本利益率(ROE)は5.2%となり目標値を下回りました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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