本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

新田ゼラチン

Nitta Gelatin Inc.4977 · Standard · 化学

動植物由来のコラーゲンを原料に、食品用ゼラチンから医療用バイオマテリアルまでを手掛ける総合コラーゲンメーカー。

概要

新田ゼラチンは、1945年創業のゼラチン・コラーゲンペプチド総合メーカーである。食品、医薬品、工業用途向けに原料を供給し、国内トップシェアを有する。大阪市に本社を置き、連結子会社9社、関連会社3社を擁する。2026年3月期の連結売上高は380億円、営業利益47億円。ゼラチン・コラーゲン業界でアジアNo.1を目指す長期経営構想を掲げる。

コラーゲン事業が全売上を占める単一セグメント

新田ゼラチングループは「コラーゲン事業」の単一セグメントで構成される。製品区分はゼラチン、コラーゲンペプチド、食品材料、バイオメディカルの4つ。2026年3月期の製品別売上高は、ゼラチンが274億円(全体の72%)、コラーゲンペプチドが73億円(19%)、食品材料が30億円(8%)、バイオメディカルが4億円(1%)である。ゼラチンは製菓・調理用、グミキャンディー用、ソフトカプセル用など多岐にわたる。コラーゲンペプチドは健康食品・美容用途が中心で、近年北米でのプロテイン需要に支えられ成長している。食品材料は食肉加工用安定剤やデザート用ゲル化剤を扱う。バイオメディカルは医療用コラーゲン・ゼラチンで、海外向けが伸長している。

日本、インド、北米、アジアに広がる生産・販売網

グループは国内に彦根ゼラチン(滋賀県)、海外にインド(ニッタゼラチンインディア、バムニプロテインズ)、北米(ニッタゼラチンエヌエー、ヴァイスゼラチン、ニッタゼラチンカナダ)、中国(上海新田明膠、広東明洋明膠)、ベトナム(ニッタゼラチンベトナム)などの製造・販売子会社を持つ。2026年3月期の生産実績は324億円(販売価格ベース)。地域別販売の内訳は開示されていないが、日本国内のほか北米とインドが主要市場である。インド子会社はソフトカプセル用牛骨ゼラチンで好調だが、米国関税の影響を受ける面もある。北米ではコラーゲンペプチドが大きく伸び、収益性改善に貢献している。中国・ベトナムでは食品向けゼラチンを供給する。

売上高380億円、営業利益率12.3%の安定収益基盤

2026年3月期の連結業績は、売上高380億円(前期比1.8%減)、営業利益47億円(同18.7%増)、経常利益48億円、親会社株主帰属当期純利益33億円であった。売上高は日本・北米でのゼラチン販売減少により減収となったが、コラーゲンペプチドの増加と北米での収益性改善により利益は増加した。過去10年をみると、売上高は300億~400億円のレンジで推移し、2024年3月期に過去最高の404億円を記録した。営業利益は2026年3月期の47億円が最も高い。純利益は2018年3月期に6億円の赤字、2020年3月期に7億円の赤字を計上したが、その後回復している。自己資本比率は56.6%と財務体質は健全である。

2033年に売上高800億円を掲げる長期経営構想

2025年11月、新田ゼラチンは新たな長期経営構想を策定した。パーパスを「アップサイクリングの力で人々の暮らしをより良いものに」と定め、ビジョンに「ゼラチン・コラーゲン業界における売上高アジアNo.1」を掲げる。2033年3月期をターゲットに売上高800億円、営業利益100億円、ROE13.0%を目指す。基本戦略は、競争力強化(海外販売体制強化・コストダウン)、グローバル化加速(日本・アジアでのシェア拡大、北米・欧州でのポジション確立)、新規事業への挑戦(バイオメディカル、コラーゲンマイクロファイバー)の3本柱。財務戦略として戦略投資拡大とDOE4.0%への引き上げを計画する。中期経営計画(2027年3月期まで)では売上高430億円、営業利益47億円を目標とする。

業界の中での役割はコラーゲン原料の世界的なサプライヤーであり、食品・医薬品・化粧品業界に原材料を供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
380億円
営業利益
47億円
営業利益率
12.4%
純利益
33億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2019/3
事業売上構成比利益利益率
コラーゲン 素材事業279億円73.8%15億円5.4%
フォーミュ ラソリュー ション事業99億円26.2%10億円10.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品主力

食品業界向けに、ゼラチンやコラーゲンペプチド、食品材料(ゲル化剤、安定剤)を製造・販売。デザート、食肉加工品、健康食品などに幅広く使用される。

主な製品・サービス3
食品用ゼラチン
デザートのゲル化剤、食肉加工品の結着剤などとして使用される、動物性タンパク質由来の天然ゲル化剤。
コラーゲンペプチド
健康食品・美容飲料に配合される低分子コラーゲンで、肌や関節の健康維持を目的とする。
食品材料(安定剤・ゲル化剤)
食肉加工食品用安定剤、デザート用ゲル化剤など、食品の品質向上や食感改良に寄与する素材。

02医薬品(カプセル)主力

医薬品業界向けに、カプセル用ゼラチンを製造・販売。医薬品の経口投与剤型として広く使われる。

主な製品・サービス1
カプセル用ゼラチン
医薬品用の硬カプセル・軟カプセルの原料となる高品質ゼラチン。

03医療・バイオメディカル準主力

医療分野向けに、コラーゲン・ゼラチンを用いたバイオマテリアル(創傷被覆材、止血材など)を製造・販売。再生医療分野への展開も進めている。

主な製品・サービス1
医療用コラーゲン・ゼラチン
外科手術時の止血材、創傷被覆材、ドラッグデリバリーシステムの材料として使用される高純度の生体材料。

04写真感光材料副次

写真用ゼラチンを製造・販売。写真フィルムや印画紙の感光層の支持体として使用される。

主な製品・サービス1
写真用ゼラチン
写真用の感光材料に用いられる高純度ゼラチンで、画像形成の媒体として重要な役割を担う。

製品と技術

多用途に供するゼラチン:食品・カプセル・写真用

ゼラチンは新田ゼラチンの基幹製品であり、2026年3月期の売上高は274億円。原料は主に牛骨と豚皮であり、インドの子会社では牛骨ゼラチンを、日本や北米では豚皮ゼラチンを生産する。食品用途では、グミキャンディー用、製菓・調理用、発酵乳向けなどに使用される。医薬品用途では、ソフトカプセル用やハードカプセル用が主力で、特にインドからの輸出が関税の影響を受けつつも堅調である。写真用ゼラチンはデジタル化により需要が減少傾向にある。また、副産物としてリン酸カルシウムなども生産している。同社は国内トップシェアを持ち、多様なグレードのゼラチンを提供している。

健康美容向けコラーゲンペプチド「コラゲネイド」

2001年に発売された「コラゲネイド」は、低分子のコラーゲンペプチドであり、健康食品や美容ドリンクの原料として広く使われる。2026年3月期の売上高は73億円で、前期比12.0%増と成長している。日本国内では顧客のコラーゲン商品販売減少により減収となったが、北米でのプロテイン需要の高まりが全体を押し上げた。インドやアジア市場でも堅調な需要がある。同社は魚由来の「イクオス」シリーズも展開し、原料ソースの多様化を図っている。コラーゲンペプチドは機能性食品素材として注目され、同社の成長ドライバーとなっている。

細胞培養用コラーゲン「セルマトリックス」と医療用途

1983年に発売された「セルマトリックス」は、細胞培養用のコラーゲン基質であり、再生医療や研究用途に用いられる。バイオメディカル事業は売上高4億円と小規模だが、海外向け販売が伸長している。同社は医療用コラーゲン・ゼラチンの製造・販売も行い、生体適合性材料としての応用を進めている。2021年には子会社のニッタバイオラボを吸収合併し、バイオメディカル事業を本社直轄とした。今後、コラーゲンマイクロファイバーの事業化にも注力し、中長期的な成長ドライバーとして育成する方針である。

食品材料と魚由来製品「イクオス」シリーズ

食品材料事業では、食肉加工食品用の安定剤やデザート用ゲル化剤などを扱う。2026年3月期の売上高は30億円で、収益性向上のための商品構成見直しにより減収となった。2003年に発売された「イクオス」シリーズは、魚を原料としたゼラチンとコラーゲンペプチドで、ハラールや特定の食文化に対応できる点が特徴。同社は牛・豚・魚と複数の原料ソースを持ち、顧客のニーズに応じた製品を供給できる点が強みである。食品材料部門では、既存製品の採算改善と新規開拓を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

ゼラチン・コラーゲン専業で国内首位級

化学業界において、ゼラチン・コラーゲン事業に特化した国内トップメーカー。同業のクラレや東洋紡と比較すると事業規模は小さいが、特定素材で高いシェアを誇る。売上高387億円(2025年3月期)、営業利益率10.1%と安定収益。食品・医薬品・化粧品向けに強み。2026年3月期には売上高380億円と微減見込みだが、利益率は12.4%へ改善。海外売上高比率は約3割。ただし、ゼラチン需要は成熟市場であり、新たな成長ドライバーの開拓が課題。

強み

  • ゼラチン・コラーゲン分野で国内シェア首位級のポジションを確立
  • 医薬品・食品向けの高品質製品で、顧客からの信頼厚い
  • 営業利益率10%超、売上高380億円超と安定した収益力を維持
  • 食品から化粧品、医薬品まで幅広い用途に対応

課題

  • ゼラチン需要が成熟し、大幅な市場拡大が見込みにくい
  • 主原料の畜産副産物の価格・供給変動の影響を受ける
  • アジア産の低価格品との競争激化により、収益性が圧迫される可能性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が新田ゼラチン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15142アキレス267億円11.8倍
24933I-ne257億円11.5倍
34116大日精化工業246億円11.5倍
43553共和レザー227億円33.6倍
54251恵和224億円7.2倍
64977新田ゼラチン220億円6.7倍
74107伊勢化学工業216億円35.6倍
87871フクビ化学工業211億円12.0倍
94231タイガースポリマー211億円8.8倍
104008住友精化210億円12.8倍
114994大成ラミックグループ203億円11.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

新田膠質工業として創業、ゼラチン専業へ

1945年2月、新田膠質工業株式会社が資本金200万円で設立された。戦後間もない時期であり、ゼラチン製造を目的としていた。1960年4月、商号を新田ゼラチン株式会社に変更し、ゼラチン専業メーカーとしての基盤を固める。1962年5月には化工機事業部を設置し機械事業を開始したが、これは後に撤退することになる。1968年2月、彦根ゼラチン有限会社(現・連結子会社)を設立し、国内生産拠点を拡充。1970年3月には接着剤工場が竣工し、翌年接着剤事業部を発足させるなど、ゼラチン事業に加えて多角化を模索した。この時期、創業から約25年で国内ゼラチン市場での存在感を高めた。

海外進出の本格化と事業多角化(1970年代~1980年代)

1974年8月に食材事業部を発足し、食品用途への展開を強化。1975年4月にはインドにKerala Chemicals and Proteins Ltd.(現・ニッタゼラチンインディア)を設立し、海外生産拠点の第一歩を踏み出した。1979年7月には米国にNitta Corporation of America(現・ニッタゼラチンエヌエー)を設立。1982年4月にはボスティック・ニッタ(現・関連会社)を設立し、接着剤分野での協業を進めた。同年11月に奈良工場が完成し、化工機事業部が移転。1983年10月には細胞培養用コラーゲン「セルマトリックス」を発売し、バイオメディカル分野に参入。1990年5月にはカナダにCanGel Inc.(現・ニッタゼラチンカナダ)を設立し、北米でのゼラチン生産網を広げた。

コラーゲンペプチド市場へ参入、インド拠点の拡充(1990年代~2000年代)

1996年8月、米国とカナダにケーシング事業子会社を設立(後の撤退まで続く)。1998年4月には株式会社アイビスを設立したが、後に解散。同年5月、インドにバムニプロテインズを設立し、ゼラチン生産能力を増強。1999年1月、ニッタゼラチンインディアのゼラチン製造工場が竣工した。2001年4月、コラーゲンペプチド「コラゲネイド」を発売し、健康食品・美容市場に本格参入。2002年3月に機械事業から撤退し、コラーゲン事業に経営資源を集中。2003年6月には魚原料のゼラチン・コラーゲンペプチド「イクオス」シリーズを発売し、原料多様化を図る。2004年には関連子会社としてアルマコーポレーション(後の新田ゼラチンフーズ)やニッタバイオラボを設立し、食品・バイオ分野を強化した。

東証上場、国内外での事業再編(2010年代前半)

2010年12月、中国に広東百維生物科技を設立(関連会社)。2011年9月には上海新田明膠を設立し、中国市場での販売拠点を拡大。同年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。2012年12月には市場第一部銘柄に指定された。2013年1月、ベトナムにニッタゼラチンベトナムを設立し、東南アジアでの生産体制を構築。2014年8月にはアイビスを解散し、不採算事業の整理を進めた。2015年4月にはインドの3子会社(ニッタゼラチンインディア、バムニプロテインズ、レバプロテインズ)を連結子会社化し、インド事業を強化。同年7月、中国のケーシング子会社を商号変更するなど、ケーシング事業の整理が始まる。

ケーシング事業撤退と非中核事業の譲渡(2010年代後半~2021年)

2016年8月、米国にヴァイスゼラチンを設立し、北米ゼラチン事業を強化。2019年3月、インド子会社のレバプロテインズをニッタゼラチンインディアに吸収合併。同年4月、国内子会社の新田ゼラチンフーズを吸収合併し、国内事業を再編。2019年12月、コラーゲンケーシング事業から撤退。これに伴い、米国・カナダ・中国のケーシング子会社の株式を譲渡した。2021年2月には接着剤事業をボスティック・ニッタへ譲渡し、非中核事業から完全に撤退。同年4月、ニッタバイオラボを吸収合併し、バイオメディカル事業を本体に統合。これらの整理により、グループは純粋なコラーゲン専業メーカーへと生まれ変わった。

プライム市場上場、新研究棟竣工、長期構想策定(2022年~)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行したが、2023年10月にスタンダード市場へ移行した。2022年12月、新研究開発・製造棟「みらい館」を竣工し、製品開発と生産能力を強化。2025年2月、米国子会社ニッタゼラチンユーエスエーを解散(7月清算結了)、同年8月にはニッタゼラチンホールディングを解散し、北米事業を再編した。2025年11月、長期経営構想を策定し、「アジアNo.1」のビジョンを掲げた。2026年3月期の業績は営業利益47億円と過去最高を達成。中期経営計画の最終年度(2027年3月期)に向け、売上高430億円を目標に、グローバルな成長戦略を推進している。

年表44件を開く

1940年代

  • 1945年2月新田膠質工業㈱(資本金2百万円)を設立

1960年代

  • 1960年4月商号変更商号を新田ゼラチン㈱に変更
  • 1962年5月化工機事業部を設置し機械事業を開始
  • 1968年2月彦根ゼラチン㈲を設立(現・連結子会社)[2005年12月 彦根ゼラチン㈱に組織変更]

1970年代

  • 1970年3月接着剤工場竣工稼働
  • 1971年3月創業接着剤事業部発足
  • 1974年8月創業食材事業部発足
  • 1975年4月商号変更ケララケミカルズアンドプロテインズLtd.(インド)を設立(現・連結子会社)[2008年6月 ニッタゼラチンインディアLtd.に商号変更]
  • 1979年7月商号変更ニッタコーポレーション・オブ・アメリカ(米国)を設立(現・連結子会社)[1992年7月 ニッタゼラチンエヌエーInc.に商号変更]

1980年代

  • 1982年4月商号変更ニッタフィンドレイ㈱を設立(現・関連会社)[2009年1月 ボスティック・ニッタ㈱に商号変更]
  • 1982年11月奈良工場完成(化工機事業部移転)
  • 1983年10月細胞培養用コラーゲン「セルマトリックス」発売

1990年代

  • 1990年5月商号変更キャンジェルInc.(カナダ)を設立(現・連結子会社)[2005年1月 ニッタゼラチンカナダInc.に商号変更]
  • 1996年8月創業ニッタケーシングズInc.(米国)、ニッタケーシングズ(カナダ)Inc.(カナダ)を設立[2019年12月 株式譲渡によりケーシング事業から撤退]
  • 1998年4月㈱アイビスを設立
  • 1998年5月バムニプロテインズLtd.(インド)を設立(現・連結子会社)
  • 1999年1月ニッタゼラチンインディアLtd.ゼラチン製造工場竣工(現・連結子会社)

2000年代

  • 2001年4月コラーゲンペプチド「コラゲネイド」発売
  • 2002年3月機械事業より撤退
  • 2003年6月魚を原料としたゼラチンとコラーゲンペプチド「イクオス」シリーズ発売
  • 2004年4月商号変更㈱アルマコーポレーションを設立[2016年4月 新田ゼラチンフーズ㈱に商号変更]
  • 2004年9月㈱ニッタバイオラボを設立
  • 2004年12月ニッタゼラチンホールディングInc.(米国)を設立(現・連結子会社)ニッタゼラチンユーエスエーInc.(米国)を設立(現・連結子会社)
  • 2009年7月創業レバプロテインズLtd.(インド)を設立

2010年代

  • 2010年12月創業広東百維生物科技有限公司(中国)を設立(現・関連会社)
  • 2011年9月上海新田明膠有限公司(中国)を設立(現・連結子会社)
  • 2011年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2012年3月創業ニッタホンコンLtd.(中国)を設立[2019年6月 Package HongKong Limitedに商号変更] [2019年12月 株式譲渡によりケーシング事業から撤退]
  • 2012年9月創業北京新田膠原腸衣有限公司(中国)を設立[2015年7月 北京秋実膠原腸衣有限公司に商号変更] [2019年12月 株式譲渡によりケーシング事業から撤退]
  • 2012年12月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2013年1月ニッタゼラチンベトナムCo., Ltd.(ベトナム)を設立(現・連結子会社)
  • 2014年8月㈱アイビスを解散(2015年4月清算結了)
  • 2015年4月M&AニッタゼラチンインディアLtd.、バムニプロテインズLtd.、レバプロテインズLtd.を連結子会社化
  • 2016年8月ヴァイスゼラチン,LLC(米国)を設立(現・連結子会社)
  • 2019年3月M&AレバプロテインズLtd.をニッタゼラチンインディアLtd.が吸収合併
  • 2019年4月M&A新田ゼラチンフーズ㈱を吸収合併
  • 2019年9月広東百維生物科技有限公司が広東明洋明膠有限責任公司(中国)の全株式を取得(現・関連会社)
  • 2019年12月コラーゲンケーシング事業より撤退

2020年代

  • 2021年2月接着剤事業をボスティック・ニッタ㈱(現・関連会社)へ譲渡
  • 2021年4月M&A㈱ニッタバイオラボを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行[2023年10月 東京証券取引所スタンダード市場へ移行]
  • 2022年12月新研究開発・製造棟「みらい館」竣工
  • 2025年2月ニッタゼラチンユーエスエーInc.を解散(2025年7月清算結了)
  • 2025年8月ニッタゼラチンホールディングInc.を解散(注)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで430億円
  • 営業利益2027年3月期まで47億円
  • 営業利益率2027年3月期まで10.9%
  • ROE2027年3月期まで10.0%
  • ROIC2027年3月期まで9.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    競争力強化による海外展開と生産性向上

    独自の競争優位性を海外市場に展開するため、海外販売体制強化、コストダウン、供給能力拡大、アライアンス活用を進める。

  2. 02

    アジアNo.1を目指すグローバル化の加速

    日本・アジア(インド含む)で圧倒的シェア獲得、北米・欧州でも強みを活かしたポジション確立を目指す。

  3. 03

    新規事業への挑戦とコラーゲン応用開発

    バイオメディカル等の中長期成長ドライバー育成、コラーゲンマイクロファイバーの早期事業化に注力する。

  4. 04

    成長投資と株主還元強化の財務戦略

    成長戦略実現のため戦略投資拡大と同時に株主還元を強化し、2033年3月期にDOE4.0%を目指す。

  5. 05

    人的資本経営とサステナビリティ推進

    人材ポリシーに基づき経営戦略と連動した人的資本経営を推進、グローバル人材育成・活用に注力。未利用資源からのアップサイクル型ビジネスを追求する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で851人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は777万円で、9期前と比べて+1.4%平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は14.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,222
2018年3月1,253
2019年3月76642.517.31,232
2020年3月73341.916.71,023
2021年3月74241.816.7999
2022年3月74142.215.81,009
2023年3月79042.715.51,023
2024年3月78442.415.7946
2025年3月79143.615.9860453
2026年3月77742.714.3851552

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率40.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 2 / 海外 10、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社・大阪工場 — 大阪府八尾市6,384百万円
インド工場 — インド ケララ州、グジャラート州3,559百万円
トロント工場 — カナダ オンタリオ州617百万円
主な関係会社
  • 国内
    彦根ゼラチン㈱
    滋賀県犬上郡 豊郷町 · 連結子会社
    議決権66.7%
  • 海外
    ニッタゼラチンホールディングInc.(注)6
    米国(ノースカロライナ州) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニッタゼラチンエヌエーInc.(注)4、7
    米国(ノースカロライナ州) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ヴァイスゼラチン,LLC (注)3
    米国(イリノイ州) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニッタゼラチンカナダInc.(注)2
    カナダ(オンタリオ州) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニッタゼラチンインディアLtd.(注)2、5
    インド(ケララ州) · 連結子会社
    議決権43.0%
  • 海外
    バムニプロテインズLtd. (注)3
    インド(マハラシュトラ州) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海新田明膠有限公司
    中国(上海市) · 連結子会社
    議決権67.0%
  • 海外
    ニッタゼラチンベトナムCo., Ltd.
    ベトナム(ロンアン省) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ボスティック・ニッタ㈱
    大阪市浪速区 · 持分法適用会社
    議決権20.0%
  • 海外
    広東百維生物科技有限公司
    中国(広東省) · 持分法適用会社
    議決権44.6%
  • 海外
    広東明洋明膠有限責任公司(注)3
    中国(広東省) · 持分法適用会社
    議決権44.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は380億円営業利益47億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.8%、利益が+20.5%。

売上高
-1.8%
380億円
営業利益
+20.5%
47億円
純利益
+3.1%
33億円
営業利益率
12.4%
前期比 +2.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高430億円380億円
営業利益47億円47億円
純利益24億円33億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は99億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.3%、営業利益は+140.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q997
2024年1Q9455.32
2024年2Q10387.85
2024年3Q10421.9−23
2024年4Q103−2
2025年2Q1972110.78
2025年4Q190189.524
2026年2Q1852312.422
2026年4Q1952412.311
2027年1Q991212.17

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は288億円から380億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は12.4%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ニッタゼラチンベトナムCo., Ltd.(ベトナム)を設立(現・連結子会社)
2013年3月2882015
2014年3月328117
ニッタゼラチンインディアLtd.、バムニプロテインズLtd.、レバプロテインズLtd.を連結子会社化
2015年3月319106
ヴァイスゼラチン,LLC(米国)を設立(現・連結子会社)
2016年3月369105
2017年3月366187
2018年3月37810−6
レバプロテインズLtd.をニッタゼラチンインディアLtd.が吸収合併
2019年3月365810
2020年3月34518−7
㈱ニッタバイオラボを吸収合併
2021年3月305147
2022年3月318177
2023年3月3922216
2024年3月40424−18
2025年3月387394110.132
2026年3月380474812.433

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高380億円のうち、営業利益として残るのは47億円12.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は33億円、売上の8.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.1%270億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.6%63億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.4%47億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.1pt
12.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.3pt
8.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.7pt
14.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが65億円、投資CFが−51億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は37億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月21−16−4523
2014年3月−7−3139−3824
2015年3月21−255−426
2016年3月24−19−5525
2017年3月19−256−626
2018年3月14−14−12015
2019年3月22−7−101521
2020年3月20−9−171114
2021年3月35−902640
2022年3月10−13−8−330
2023年3月−5−1518−2028
2024年3月49−30−161933
2025年3月52−12−264046
2026年3月65−51−241437

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は429億円。このうち返さなくてよい自己資本が296億円で、自己資本比率は56.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2529715538.0
2014年3月31413817643.4
2015年3月33915418545.0
2016年3月37616920739.8
2017年3月40417722738.9
2018年3月37817520340.7
2019年3月37717720042.0
2020年3月33617516146.7
2021年3月34918916048.1
2022年3月37420616848.3
2023年3月41622319345.9
2024年3月40022317745.5
2025年3月40425415051.2
2026年3月42929613256.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
64億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
150億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
70億円
在庫として抱えている分
負債合計
132億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE203社中17位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中155位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.6%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.4%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.6%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.8%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,200で、1年前と比べて+23.8%過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。

¥1,200-1.6%1ヶ月-7.8%1年+23.8%時価総額220億円
過去52週の値幅
安値¥964高値¥1,487

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.7倍
PER (会社予想)9.1倍
PBR0.87倍
配当利回り3.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月10日に前日比-7.48%安の1249円と急落し、25日移動平均線1311.04円を約5%下回った。RSIは39.33と中立圏下方にあり、上昇の勢いは弱まっている。52週高値1487円からは約16%下落し、高値圏から調整局面に入ったとみられる。出来高は132,900株と直近平均より増加しており、売り圧力が強まった。200日線1225.28円はまだ上回っており、中期的な上昇トレンドは維持しているが、短期的には下値リスクが意識される。週足でも上昇基調が鈍っており、反発には時間がかかる可能性。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは7.3倍と業界平均18.6倍を大幅に下回り、PBRも0.99倍と1倍割れで解散価値近辺。配当は無配だが、業績は回復傾向で営業利益率10.08%と収益性は良好。割安だが無配継続リスクがある。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.7倍17.8倍
PER (予想)9.1倍
PBR0.87倍1.41倍
ROE14.6%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は原料価格(豚皮・牛骨など)と為替の影響を受けやすい。2024/3期は在庫評価損などで赤字転落したが、2025/3期は営業利益率10%超へ回復。強気派は食品・医薬品の安定需要とコラーゲン事業の成長に注目する一方、弱気派は原料コスト変動や国内市場の成熟、競争激化を懸念。

プラスに働く材料7
  • 業績回復基調

    2025/3期営業利益率10%超、純利益32億円とV字回復。

  • コラーゲン事業成長

    健康志向高まりで機能性食品原料需要拡大。

  • 安定需要とシェア

    食品・医薬品向けは景気に左右されにくく、トップシェアが強み。

  • 営業利益2期連続増加、47億円へ2026年3月期影響

    営業利益39→47億円、増益率20.5%、収益力向上

  • 営業利益率12.37%と高水準、改善継続2026年3月期影響

    営業利益率10.08%→12.37%と2.29ポイント上昇、コスト効率改善

  • PER7.3倍と極めて割安継続影響

    PER7.34倍は化学業界平均の約15倍を大幅に下回る

  • 自己株式取得などの株主還元期待不定影響

    無配当だが3億円の純利益、内部留保厚く還元余地

マイナスに働く材料7
  • 原料コスト変動リスク

    豚皮・牛骨価格の高騰が収益を圧迫。

  • 国内市場の成熟

    人口減少でゼラチン需要は長期的に減少傾向。

  • 競争激化

    海外メーカーや代替素材との競合でシェア低下リスク。

  • 売上高減少傾向(404→387→380億円)継続影響

    売上高が3期連続減収、需要減少か販売単価下落

  • ゼラチン市場の成熟化、成長鈍化継続影響

    食品・医薬向けゼラチン市場は低成長、新規需要限定的

  • 外国人保有率2.63%と極めて低い継続影響

    外国人保有率2.63%は東証平均を大きく下回り、グローバル関心低い

  • 無配当長期化、株主軽視リスク継続影響

    配当利回り0%が長期化、株主還元政策の欠如が懸念

次の決算で確かめる点
営業利益率
原料コスト上昇を価格転嫁できているかの指標。
コラーゲン事業売上高
成長戦略の成否を測る。
棚卸資産回転率
在庫評価損の再発リスクを監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは3.33%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
3.33%
いまの株価に対して
配当性向
23.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1233.2
2018年3月120.0
2019年3月1633.329.2
2020年3月12−25.0351.9
2021年3月120.057.3
2022年3月1416.755.9
2023年3月1614.338.1
2024年3月160.0
2025年3月2556.317.7
2026年3月3020.023.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,864人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.6%を占め、残る58.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他40.542.044.846.448.245.5
事業法人31.631.332.032.532.431.7
外国法人2.41.91.73.55.710.6
金融機関23.923.918.415.811.09.9
証券会社1.60.83.11.62.62.3
自己株式1.61.51.31.21.10.9
外国人個人0.00.00.10.20.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01アイビーピー㈱19.05
02ニッタ㈱4.57
03新田ゼラチン取引先持株会2.83
04㈱三井住友銀行2.53
05㈱三菱UFJ銀行2.50
06新田 浩士2.20
07新田ゼラチン従業員持株会2.16
08石塚産業㈱2.13
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人㈱みずほ銀行)1.83
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人㈱三菱UFJ銀行)1.44

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+87%、1株純資産は14期で+119%。直近期のROEは14.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月9760717.313.025.3
2014年3月387425.727.629.5
2015年3月338314.224.627.0
2016年3月268153.228.3
2017年3月388564.520.033.2
2018年3月−33837−3.9
2019年3月548626.312.729.2
2020年3月−38853−4.4351.9
2021年3月419294.616.457.3
2022年3月409994.216.655.9
2023年3月861,0538.410.038.1
2024年3月−1021,002−9.9
2025年3月1741,13916.34.717.7
2026年3月1811,33114.66.723.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額124百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
竹宮秀典代表取締役社長 執行役員6132,060
杉本芳久取締役 執行役員 営業本部長6230,392
林和也取締役 執行役員 生産本部長5712,958
安藤啓取締役 執行役員 管理本部長568,521
鈴木博正取締役69
高橋尚男取締役652,021
種田ゆみこ取締役59
井上和也常勤監査役637,336
吉田隆司監査役64492
植田麻衣子監査役57283
枚田有史執行役員
松本吉史執行役員
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
辻則行執行役員
中尾和也執行役員
田中琢也執行役員
平岡陽介執行役員
松本直也63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)42839127920
社外取締役730304
監査役1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容667字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社9社及び関連会社3社により構成され、コラーゲン事業をグローバルに営んでおり、当社及び関係会社が製造・販売を分担し、相互に協力して事業活動を展開しています。 当社グループの事業内容及び主要な関係会社のグループ内における位置付けは次のとおりです。 コラーゲン事業 製品区分   製品群   当社及び主要な関係会社 ゼラチン   食品用・カプセル用・写真用ゼラチン 副産物(リン酸カルシウムほか)など   新田ゼラチン㈱ 彦根ゼラチン㈱ ニッタゼラチンエヌエーInc. ヴァイスゼラチン,LLC ニッタゼラチンカナダInc. ニッタゼラチンインディアLtd. バムニプロテインズLtd. 上海新田明膠有限公司 広東明洋明膠有限責任公司 ニッタゼラチンベトナムCo.,Ltd. コラーゲンペプチド   健康食品用・美容用コラーゲンペプチド など   新田ゼラチン㈱ ニッタゼラチンエヌエーInc. ヴァイスゼラチン,LLC ニッタゼラチンインディアLtd. 上海新田明膠有限公司 広東百維生物科技有限公司 ニッタゼラチンベトナムCo.,Ltd. 食品材料   食肉加工食品用安定剤 デザート用ゲル化剤など   新田ゼラチン㈱ ニッタゼラチンエヌエーInc. 上海新田明膠有限公司 ニッタゼラチンベトナムCo.,Ltd. バイオメディカル   医療用コラーゲン・ゼラチンなど   新田ゼラチン㈱ ニッタゼラチンエヌエーInc. 上海新田明膠有限公司 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題1,781字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 2025年11月、当社グループは新たな長期経営構想を策定し、これに合わせて企業・経営理念体系を改定いたしました。 未利用資源と副産物を自社の技術やサービスで価値あるものに変えるという当社事業の原点に立ち返り、未来に向けて、アップサイクリングの力で人々の暮らしをより良いものに変えていきたいという考えから、新たにパーパス(私たちの存在意義)を策定しました。 さらに新しいビジョン(私たちのありたい姿)を、「ゼラチン・コラーゲン業界における売上高アジアNo.1を目指し、世界に挑戦する」としました。 そして、このビジョンを実現するために、バリュー(私たちの価値観)を定義し、それを具現化するための行動指針を定めました。この指針のもと、当社を取り巻く厳しい環境を全社一丸となって乗り越えてまいります。 (2)経営戦略、経営環境、優先的に対処すべき事実上及び財務上の課題、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループを取り巻く経営環境は、日本国内では個人消費の緩やかな回復が続くことが期待されますが、地政学リスクに伴う資源・エネルギー価格の上昇や、米国の通商政策の動向など、先行き不透明な状況が続くことが予想されます。 また、世界では気候変動や社会格差の広がり、人権問題といった様々な課題が複雑に絡み合い、将来の予測が困難な状況が続いています。企業の持続的成長には、こうしたサステナビリティ課題への対応や、人的資本への投資などによる強固な経営基盤の構築が不可欠となっています。 このような認識のもと、当社グループは、上記のビジョンに掲げた「アジアNo.1」の実現に向け、成長スピードを飛躍的に加速させるため、2033年3月期をターゲットとする新たな長期経営目標を策定しました。 また、長期経営構想の実現に向け、「収益力及びキャッシュ創出力の抜本的強化」をテーマに、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画に取り組んでおります。 長期経営構想並びに中期経営計画の主要経営目標は以下のとおりで、2033年3月期のグループ全体の連結業績は現在の約2倍となる売上高800億円、営業利益100億円の達成を目指します。 <経営目標> 2026年3月期 実績   2027年3月期 中期経営計画   2033年3月期 長期経営目標 売上高(億円)   380   430   800 営業利益(億円)   46   47   100 営業利益率   12.3%   10.9%   12.5% ROE   14.6%   10.0%   13.0% ROIC   10.0%   9.0%   12.0% DOE   2.4%   3.0%   4.0% <経営戦略> 1)基本戦略 ①競争力強化 ・当社独自の競争優位性を海外市場に展開するために、海外の販売体制強化を進めるとともに、コストダウンと供給能力の拡大、アライアンスの活用を進めます。 ②グローバル化の加速 ・日本・アジア(インド含む)において圧倒的シェアを獲得します。 ・最大市場の北米・欧州においても当社の強みを活かし、一定のポジションを確立します。 ③新規事業への挑戦 ・バイオメディカル及び新規分野において、中長期の成長ドライバーとなる事業を育て、将来の収益機会を確実に捉えます。 ・コラーゲンマイクロファイバーの早期事業化に注力します。 2)財務戦略 ・成長戦略を実現するために戦略投資を大幅に拡大するとともに、株主還元の強化を図り、2033年3月期までにDOE4.0%となる水準を目指します。 3)経営基盤強化 ①人的資本 ・人材に係るポリシーを制定し、経営戦略と連動した人的資本経営を推進するとともに、グローバル人材の育成・活用に注力します。 ②サステナビリティ経営 ・未利用資源から新たな価値を創出するアップサイクル型ビジネスを引き続き追求します。 ・当社が特定したマテリアリティ(重要課題)について、取り組みを推進します。
事業等のリスク3,773字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの経営成績等の状況に重要な影響を与えると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 また、これらは、すべてのリスクを網羅したものではなく、現時点では予見できない又は重要と見なされていないリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、リスク管理体制を構築しており、リスク管理委員会がリスクに関する体制、方針の策定及び各部署のリスク管理体制についての評価、指導を行っております。また、海外グループ会社については、当社経営層と海外グループ会社経営層との定期的なミーティングを実施するなど、グローバルな視点から経営管理を行っております。さらに重大な事態が発生した場合には、必要に応じて緊急対策本部を設置し、全社的に的確な対応を進められるようにしております。 本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 リスク項目   リスクの説明   リスク対策 サ ス テ ナ ビ リ テ ィ ・ 人 的 資 本   (1)人権リスク等サステナビリティ課題   ・当社グループやサプライヤーにおいて適切な対応が取られない場合、取引停止や当社グループの社会的信頼喪失等により業績に影響 ・外部評価機関の評価が低い場合、取引額減少等による業績の影響   ・サステナビリティ方針の策定 ・人権や環境への対応を含むサプライヤー行動規範を制定し、当社だけでなくサプライヤーにも遵守を要請 ・社内のサステナビリティ体制を強化し、外部評価機関からの一定の評価の維持・向上に努める (2)環境規制の強化   ・当社事業は多くの水資源・エネルギーを必要としており、排水量や排水基準等、環境に関する規制変更が事業活動に影響 ・海外を含む生産拠点毎に規制が異なるため、規制に対応できないと生産活動に影響   ・環境管理委員会による全社的な環境負荷軽減への取組み ・グローバルベースでの情報集約、管理の一元化 ・使用エネルギーの再生可能エネルギーへの転換 ・水のリサイクル、リユース及び工程革新による給排水の減量及び水質の維持、省エネ推進 (3)継続的な人材の確保、育成   ・雇用情勢の変動等により、適格な人材の確保や育成が計画通りに進まなかった場合、もしくは人材の流出が増加した場合における、当社グループの競争力の低下や継続性への影響   ・新卒採用に加えキャリア採用の強化 ・従業員の階層別教育研修の強化 ・評価・処遇制度の見直し ・従業員エンゲージメントの向上 ・働き方改革及び女性活躍の推進 品 質 ︵ 製 品 ・ 原 材 料 ︶   (4)製品・原材料の安全性   ・異物混入等の重大な品質上の問題発生、または品質に関する情報発信の誤謬等による損害賠償請求や当社グループの信用失墜   ・国内外の主要工場で食品安全マネジメントシステムに関する国際規格であるFSSC22000を取得する等の、国際的な品質管理システムに従った製品製造 ・原材料から製品に至るまでのトレーサビリティの確保 ・より厳格な検査手順の実現 ・サプライヤーと連携・協働した管理体制の構築 (5)各国の法的規制等   ・国内外の各種法規制の改廃や新設 ・表示ルールの逸脱による製品回収や当社グループの信用失墜 ・管理上の不備により各宗教のルールを逸脱し、認証が取り消された場合の販売機会損失   ・内外法規を審査するチームを発足させ、審査体制を強化 ・各種業界団体への加入、海外代理店や専門家等を通じた情報収集 ・最終輸出先の規制に合わせた製品設計と品質管理の実施 ・各宗教認定機関のルールに従った適正な原材料調達、製造管理及び製品販売 リスク項目   リスクの説明   リスク対策 生 産 活 動   (6)製品開発の長期化   ・市場環境変化又は顧客の業績変動による製品開発の長期化 ・規制当局承認申請の長期化等による医療用途製品の開発期間の大幅な長期化 ・研究開発及び設備投資費用の回収遅延 ・海外子会社における開発・生産の遅延   ・市場情報、製品情報、特許情報の収集 ・新規事業の創造 ・事業計画の進捗管理強化 ・本社からの支援体制の充実 (7)原材料の調達及び価格の変動、サプライヤー管理   ・世界経済の景気変動による食肉消費量の増減 ・気候変動や各種動物疾病、供給元事情による食肉生産の停滞や停止、販売減少、在庫増加、輸送遅延等の影響 ・流通の規制等に起因する原材料調達地域の変更、原材料調達コストの増加 ・関税の上昇による調達コストの増加   ・原材料調達先等のサプライヤー及び原材料種の多様化 ・生産性の向上によるコストダウン ・生産、出荷状況把握のためサプライヤーとの連携強化 (8)製造設備の不具合   ・製造設備の故障、事故等により、通常の生産活動に支障が生じる ・顧客への供給責任を果たせなくなり、信頼関係に悪影響   ・予防保全による事前対応 ・サプライチェーンも含め、複線化による代替手段の確保 ・保全体制の強化、更新・メンテナンスの計画的な実施 販 売 活 動   (9)海外市場での競合   ・事業展開の主要地域である北米市場及び今後注力するインドを含むアジア地域における競合品による販売拡大への影響   ・グローバル販売価格対応、品質向上 ・競合に対する差別化、技術、サービスの向上 ・最適地生産、最適地販売のグローバル管理 (10)市場動向の変化   ・畜産業や動物性原材料に対する消費者マインドの変化や、将来的な動物由来製品への規制 ・大豆などの植物性原材料を使用した代替肉や動物細胞を培養して生産される培養肉(人工肉)の開発による、将来的な動物由来原料の調達困難化   ・代替市場への当社グループの参入可能性の検討 ・新規事業の創造 そ の 他   (11)情報システム障害、情報漏洩   ・システム更新時のトラブル、サイバーアタック等を含めた情報システムの安定的運用が困難になった場合の事業活動への支障、また復旧のための追加費用や、顧客に影響した場合の損害賠償の発生 ・営業情報、顧客情報、個人情報、製品情報等の流出が発生した場合の顧客からの損害賠償請求や当社グループの信用失墜   ・万が一のインシデント発生時の被害最小化と迅速な復旧を目的としたCSIRTの運営 ・範囲を縮小しての段階的な更新及びリソースの集中運用によるリカバリー ・セキュリティポリシーの浸透及びネットワーク監視の強化 ・ウイルス対策ソフト等、セキュリティ体制の構築 ・情報入手、分析システムの安定運用及びシステム上の営業情報、顧客情報、個人情報等の流出防止のためのアクセス権の厳重管理 リスク項目   リスクの説明   リスク対策 そ の 他   (12)訴訟等の発生、知的財産権の保護   ・偶発的に発生する訴訟又は訴訟に至らない請求等の経営成績及び財政状態への影響 ・知的財産権などの帰属や侵害に関して当社グループが損害賠償請求や差止請求を受けた場合における経営成績及び財政状態への影響 ・第三者による当社商標の無断利用、不正利用による当社製品の風評被害   ・内部統制体制の強化、法令遵守及び社会道徳遵守を含めたコンプライアンス体制の強化 ・特許権の取得等による独自技術の知的財産権の保護 ・知的財産権等第三者が保有する権利侵害防止策の構築 ・代理店等を通じた当社商標のモニタリング強化 (13)コンプライアンス違反に伴う逸失利益   ・役職員による法令等の違反による信用の失墜、取引停止や損害賠償に伴う業績への影響   ・コンプライアンス教育の継続・強化 (14)為替・金利等の変動   ・想定を超える為替変動や金利変動による経営成績及び財政状態への影響   ・為替予約による営業取引に係る為替変動リスクの低減 ・借入金などの有利子負債の圧縮 (15)関税等、税制の変更   ・各国の関税政策、TPPやEPAなどの発効に伴う関税変更による実質的な輸出入価格の変動 ・各国の移転価格税制などの国際税務リスク   ・各国における税制改正情報の収集 ・低関税国にある海外グループ会社及び提携会社からの調達 ・最適地生産、最適地販売の促進 (16)自然災害、戦争等地政学上の問題、新型コロナウイルスをはじめとする感染症等、不測の事態の発生   ・自然災害、戦争等地政学上の問題、未知の感染症等による原材料調達事情の悪化、物流の混乱、従業員感染等による生産・販売体制への影響 ・国内外の各拠点における経済活動の制限による当社グループの経営成績及び財政状態への影響   ・事業継続計画(BCP)の整備と定期的な見直し ・サプライチェーンの多様化 ・グローバルな観点での最適地生産、最適地販売の促進 ・感染症対策ガイドラインの制定と従業員への周知徹底 ・テレワークやフレックス勤務体制の整備、Web会議の積極的な活用等による柔軟な働き方の推進
経営成績の分析 (MD&A)5,229字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 1)財政状態及び経営成績の状況 ①経営成績 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国の経済は、物価高の長期化による消費への影響がみられるものの、インバウンド需要の堅調な推移や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調が続きました。一方、世界では、米国の通商政策動向や、ウクライナ・中東情勢といった地政学リスクに伴う資源・エネルギー価格の上昇、さらには金融市場の変動など、当社グループを取り巻く環境は、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況の中、当社グループは、革新と事業拡大によって従来にない飛躍的な成長を遂げるべく、2025年11月に長期経営構想を策定しました。「Lead in Asia. Challenge the World.」をビジョン(私たちのありたい姿)に掲げ、ゼラチン・コラーゲン業界における売上高アジアNo.1を目指し、成長スピードのさらなる加速と企業価値の向上に向けた取り組みを進めております。 当連結会計年度の売上高は、日本や北米での販売減少により、38,048百万円(前年同期比1.8%減少)となりました。一方、利益面では、北米等での収益性改善などにより、営業利益は4,664百万円(前年同期比18.7%増加)、経常利益は4,783百万円(前年同期比15.4%増加)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は3,282百万円(前年同期比3.9%増加)となりました。 なお、当社グループは、コラーゲン事業の単一セグメントを適用しておりますが、製品区分別の販売概況は以下のとおりです。 (ゼラチン) 日本では、製菓・調理用、グミキャンディー用、発酵乳向けなど食品用途の販売が引き続き堅調に推移しました。また、ソフトカプセル用、ハードカプセル用の販売も堅調に推移したものの、写真用の販売が減少したことから、売上高は減少しました。 北米では、前第1四半期にあったニッタゼラチンユーエスエーInc.生産停止後の在庫販売分がなくなったことに加え、ニッタゼラチンインディアLtd.が輸出するソフトカプセル用の牛骨ゼラチンの販売が関税の影響により減少したことから、売上高は減少しました。 インドでは、ソフトカプセル用、ハードカプセル用の販売が引き続き好調に推移したことにより、売上高は増加しました。 その結果、ゼラチン全体の売上高は27,410百万円(前年同期比4.9%減少)となりました。 (コラーゲンペプチド) 日本では、当社顧客のコラーゲン商品の販売減少等により売上高は減少しました。 北米では、プロテイン需要が引き続き旺盛で、売上高は大幅に増加しました。 また、インドやアジア市場でも、需要が引き続き堅調に推移しました。 その結果、コラーゲンペプチド全体の売上高は7,265百万円(前年同期比12.0%増加)となりました。 (食品材料) 収益性向上を目的とした商品構成見直しを進めた結果、食品材料全体の売上高は3,002百万円(前年同期比2.7%減少)となりました。 (バイオメディカル) 日本の主要顧客への販売量低下により国内での販売は減少したものの、海外向けの販売が引き続き伸長したことから、バイオメディカル全体の売上高は369百万円(前年同期比5.8%増加)となりました。 ②財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末比2,457百万円増加の42,870百万円となりました。主な要因は、受取手形及び売掛金が1,167百万円減少した一方で、現金及び預金が1,371百万円、長期前払費用が882百万円、有形固定資産が527百万円、退職給付に係る資産が369百万円及び棚卸資産が273百万円増加したことによるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末比1,798百万円減少の13,239百万円となりました。主な要因は、長期借入金(1年内返済予定を含む)が868百万円及び短期借入金が862百万円減少したことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末比4,255百万円増加の29,630百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が2,773百万円、非支配株主持分が698百万円、為替換算調整勘定が288百万円、退職給付に係る調整累計額が259百万円及びその他有価証券評価差額金が186百万円増加したことによるものです。 この結果、自己資本比率は56.6%(前連結会計年度末51.2%)となりました。 2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末比948百万円減少の3,687百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は6,482百万円となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益4,817百万円、減価償却費1,341百万円及び売上債権の減少額1,136百万円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用した資金は5,095百万円となりました。主な要因は、定期預金の預入による支出2,838百万円、有形固定資産の取得による支出1,949百万円、長期前払費用の取得による支出896百万円及び定期預金の払戻による収入470百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は2,393百万円となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出2,368百万円、長期借入れによる収入1,500百万円、短期借入金の純減少額852百万円及び配当金の支払額508百万円によるものです。 3)生産、受注及び販売の実績 ①生産実績 当社グループは、「コラーゲン事業」の単一セグメントであり、当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) コラーゲン事業(百万円)   32,411   95.0 合計(百万円)   32,411   95.0 (注)金額は販売価格によっております。 ②受注実績 当社グループは、見込生産を行っているため、該当事項はありません。 ③販売実績 当社グループは、「コラーゲン事業」の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) コラーゲン事業(百万円)   38,048   98.2 合計(百万円)   38,048   98.2 (注)総販売実績に対する販売実績の割合が100分の10以上の相手先がありませんので、主要な販売先の記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ696百万円減少し、38,048百万円(前年同期比1.8%減)となりました。 主な要因は、日本や北米での販売減少によるものです。 (売上総利益) 売上総利益は、前連結会計年度に比べ1,020百万円増加し10,980百万円(前年同期比10.2%増)となりました。 主な要因は、北米等での収益性改善などによるものです。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ286百万円増加し、6,316百万円(前年同期比4.8%増)となりました。 主な要因は、人件費、賃借料、通信費及び修繕費の増加によるものです。 (営業利益) 上記の結果、営業利益は、前連結会計年度に比べ733百万円増加し、4,664百万円(前年同期比18.7%増)となりました。 (経常利益) 経常利益は、前連結会計年度に比べ638百万円増加し、4,783百万円(前年同期比15.4%増)となりました。 主な要因は、営業利益の増加によるものです。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ123百万円増加し、3,282百万円(前年同期比3.9%増加)となりました。 主な要因は、前連結会計年度に計上した減損損失戻入益、固定資産売却益及び減損損失が減少した一方で、経常利益の増加がこれらを上回ったことによるものです。 ②財政状態 当連結会計年度における財政状態の分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 1)財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ③戦略的現状と見通し 当社グループを取り巻く経営環境は、国内では雇用・所得環境の改善を背景に底堅い推移が見込まれる一方、世界全体では中東情勢をはじめ長期化する地政学リスクや資源・エネルギー価格の不安定さに加え、主要国の金融政策に伴う為替変動の影響など、依然として先行き不透明な状況が続くことが予想されます。 当社関連市場の見通しについては、ゼラチンは、引き続き好調が予想される日本のグミキャンディー市場において、多様化する顧客ニーズに対応することで販売拡大を目指すとともに、グローバルで堅調に推移するカプセル用途の需要獲得にも引き続き注力します。インドでは、2027年7月の稼働に向け、ゼラチンの生産能力増強(4,500t/年→7,500t/年)を進めます。 コラーゲンペプチドは、北米で好調なプロテイン需要の獲得に引き続き注力するとともに、2025年7月から生産能力を拡大したインド拠点を2027年3月期よりさらに増強し(1,150t/年→1,800t/年)、成長市場であるアジア等での販売拡大を目指します。 食品材料については、日本では引き続き収益性向上を目的とした商品構成見直しに取り組むとともに、日系食品メーカーの進出が続くベトナムでの製造・販売強化に取り組みます。 バイオメディカルでは、医療用コラーゲン・ゼラチン市場が拡大する中国への深耕により、早期の黒字化実現を目指します。また、中長期の成長ドライバーであるコラーゲンマイクロファイバーの早期事業化に注力します。 2)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ①キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 キャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況、4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであり、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、3,687百万円(前連結会計年度より948百万円減少)となりました。 ②資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入、製造経費、販売費及び一般管理費等であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 上記の資金需要に対し、自己資金及び金融機関からの借入を基本として必要な資金の調達を行う方針です。 なお、当社グループは運転資金の効率的かつ機動的な調達を行うため、取引銀行4行とシンジケーション方式により総額5,000百万円のコミットメントライン契約を締結しており、緊急の資金需要等の流動性リスクに備えております。 3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。