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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

I-ne

4933 · Prime · 化学

ヘアケア・美容家電ブランドを展開する消費財企業。BOTANIST、SALONIA、YOLUの3ブランドが主力。

概要

I-neは、ヘアケア・スキンケア・美容家電を中心とする化粧品・日用品メーカーである。自社ブランド「BOTANIST」「SALONIA」「YOLU」などを展開し、ドラッグストアやECで販売する。2007年に兵庫県宝塚市で設立され、2020年に東京証券取引所マザーズに上場、2023年にはプライム市場へ移行した。2024年12月期の売上高は450億円、従業員数は433名。

国内と海外の二軸で構成される事業セグメント

I-neグループは、販売地域に基づき「国内事業」と「海外事業」の2セグメントで構成される。国内事業では、卸売事業者を通じた小売店・量販店への卸売販売と、インターネットによる一般消費者への直接販売(D2C)を併用する。海外事業では、EC直接販売および現地販売代理店・美容専門店への卸売販売を行い、中国(上海)と米国に現地法人を置く。2024年12月期の売上高は国内が477億円、海外が12億円と、国内が全体の約97%を占める。

ヘアケア・美容家電・スキンケアにまたがるブランドポートフォリオ

主力ブランドは、植物由来成分を配合した「BOTANIST」(国内シャンプー市場シェア第4位)、就寝中のダメージケアに特化した「YOLU」(同第2位)、ミニマルデザインの美容家電「SALONIA」(グッドデザイン賞6年連続受賞)の3本柱である。スキンケア分野では、エイジングケアブランド「WrinkFade」と、2024年にM&Aで取得した皮膚科学ベースの「TOUT VERT」を擁する。さらに、機能性ティー「Teaflex」や再生柔軟剤「ReWEAR」など新カテゴリーへの拡張も進む。

D2Cとオフラインを組み合わせた販売チャネル戦略

I-neは、自社ECサイトやAmazon・楽天等のモールでの直接販売(D2C)を強みとし、顧客データを商品開発に迅速に反映するIPTOSモデルを採用する。同時に、卸売事業者を通じて全国のドラッグストアや量販店に製品を供給し、オフラインでも幅広くリーチする。2025年にはTOUT VERTがロフトなど実店舗での販売を開始し、チャネルミックスを強化。海外では香港・台湾・シンガポールなどで化粧品専門店への展開も行う。

売上高は400億円超、利益成長を続ける中堅規模

2024年12月期の連結売上高は450億円(前期比9.3%増)、営業利益45億円(前期比8.0%減)であった。2025年12月期の売上高は490億円と過去最高を見込むものの、営業利益は39億円に減少する計画。純利益は2023年12月期の40億円から2024年12月期は30億円、2025年12月期は21億円と減少傾向にある。営業キャッシュ・フローは安定しており、研究開発投資やM&Aによる成長を継続する。

業界の中での役割はコンシューマーブランドのマーケティング/販売会社。製品は外部委託製造。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
490億円
営業利益
39億円
営業利益率
8.0%
純利益
21億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
国内事業477億円97.5%73億円15.3%
海外事業12億円2.5%-1億円-8.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内事業主力

日本国内の卸売事業者を通じた小売店・量販店への卸売販売、及びインターネットによる一般消費者への直接販売。BOTANIST、SALONIA、YOLU等のブランドを展開。

主な製品・サービス5
BOTANIST(シャンプー・トリートメント等)国内シェア上位
植物由来成分を配合したヘアケア・ボディケア製品。ダブルフレグランスが特徴。マーケットシェア国内第4位。
SALONIA(ヘアアイロン・ドライヤー等)
ミニマルデザインの美容家電ブランド。ヘアアイロン、ドライヤー、美顔器等。グッドデザイン賞6年連続受賞。
YOLU(シャンプー・トリートメント・ヘアオイル等)国内シェア上位
就寝中の乾燥・摩擦ダメージをケアするナイトケアヘアケアブランド。マーケットシェア国内第2位。
スキンケアブランド(WrinkFade、TOUT VERT)
エイジングケアメイクアップ・スキンケアブランド「WrinkFade」、皮膚科学ベースの美容成分配合「TOUT VERT」。
その他ブランド(Teaflex、ReWEAR、Befas、Collatein)
機能性ティー、再生柔軟剤、ファスティングプログラム、コラーゲンプロテイン等の新カテゴリー商品。

02海外事業準主力

海外の一般消費者へのEC直接販売、及び海外のEC事業者、販売代理店、美容専門店、ドラッグストアへの卸売販売。中国(上海)と米国に現地法人を有する。

主な製品・サービス1
BOTANIST、SALONIA、YOLU等の海外向け製品
国内と同じブランドを海外市場向けに販売。現地の嗜好に合わせた商品展開も行う。

製品と技術

植物由来成分が特徴の「BOTANIST」

BOTANISTは「植物と共に生きる」をコンセプトに2015年に発売されたヘアケアブランド。約30万種の植物から選んだ成分とテクノロジーのバランスを追求し、シャンプーとトリートメントで異なる香りを楽しめるダブルフレグランスが特徴。スタンダードラインのほか、ROOTH、WELLPなどのサブラインも展開。国内ドラッグストアのシャンプー・トリートメント市場で販売金額ベース第4位(2025年自社調べ)のシェアを持つ。容器にはバイオマスPETを採用し、売上の一部を植林保全活動に充てるなどサステナブルな取り組みも行う。

ミニマル美容家電ブランド「SALONIA」

SALONIAは2012年にヘアアイロンから始まった美容家電ブランド。「BEAUTY is SIMPLE」をコンセプトに、ドライヤー、美顔器、シャワーヘッドなどへ製品ラインを拡充。デザイン性と機能性が評価され、グッドデザイン賞を6年連続で受賞。2025年には7千円台の「グロッシーケアストレートヘアアイロン」や、スマホ充電可能な「コードレス ストレートヘアアイロン」、I字型ドライヤー「スムースシャインスマートドライヤー」を発売。小型家電リサイクル回収プロジェクト「SALONIA ✕ ReNet Beauty Cycle Project」も実施している。

就寝中のダメージケアに特化した「YOLU」

YOLUは2021年9月に発売されたナイトケアブランド。睡眠中の乾燥や摩擦から髪を守るナイトキャップ発想の製品で、シャンプー・トリートメント・ヘアオイルを投入。濃密補修成分によりカラーやパーマダメージもケアする。2025年4月に全3シリーズをリニューアルし、「ナイトキャップセラム」と「チャボトケイソウエキス」を追加配合。同年10月には第4弾「メロウナイトリペアシリーズ」を発売し、Amazon先行販売で完売する人気となった。国内ドラッグストアシャンプー市場で第2位のシェア(販売金額ベース)を獲得している。

エイジングケアと皮膚科学に基づくスキンケアブランド群

スキンケア分野では、2022年に取得した「WrinkFade」と、2024年にグループジョインした「TOUT VERT」の2ブランドが中心。WrinkFadeはエイジングケアメイクアップ&スキンケアブランドで、「薬用リンクルケアファンデーション」など医薬部外品を展開。TOUT VERTは2002年創業のトゥヴェール社のブランドで、皮膚科学に基づく高濃度美容成分配合製品が強み。2025年には「バランシングGAローション」がZOZOCOSME AWARDSでカテゴリー大賞を連続受賞。同年5月からロフトでの店頭販売を開始している。

新カテゴリーに挑むTeaflex・ReWEARなど

I-neは既存のヘアケア・スキンケアの枠を超え、健康食品や衣類ケアなど新領域に積極的に進出している。2025年2月発売の「Teaflex」は機能性表示食品のルイボスティーとグリーンティーで、睡眠の質向上や内臓脂肪減少をサポート。同年4月発売の「ReWEAR」はデンマーク製酵素成分を配合した再生柔軟剤で、衣類の毛玉・毛羽立ちを除去。さらにファスティングプログラム「Befas」、コラーゲンプロテイン「Collatein」も投入し、ライフスタイル全般にわたるブランド群を構築している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア上位BOTANIST(シャンプー・トリートメント等)国内ドラッグストアシャンプー・トリートメント市場第4位国内事業
  • 国内シェア上位YOLU(シャンプー・トリートメント・ヘアオイル等)国内ドラッグストアシャンプー・トリートメント市場第2位国内事業

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

ヘアケア・美容家電で急成長、収益性改善課題

I-neは、美容家電(ヘアアイロン等)とヘアケア化粧品を中心に事業展開。売上450億円(2024/12期)、営業利益率10%と成長中。同業の北の達人(サプリメント)やクラレ(化学品)と異なり、美容家電で高い消費者認知を得ている。しかし、2025/12期は営業利益率7.96%と低下見込み。競合が多く、価格競争と広告費増大が収益を圧迫。新製品投入サイクルの短期化がリスク。

強み

  • 「SALONIA」などのブランドが若年女性に浸透し、SNSマーケティングで人気。
  • 売上高は過去数年で倍増。美容家電市場の拡大を背景に、高い成長率を維持。
  • 自社ECや楽天・Amazonで強固な販路を持ち、低コストで消費者にリーチ。
  • トレンドを捉えた新製品を次々投入し、ヒット率が高い。

課題

  • 広告宣伝費・値引き競争で2025/12期の営業利益率は8%目前まで低下。
  • 美容家電市場に大手家電メーカーや新興ブランドが参入、競争激化。
  • 一部の人気製品に売上が偏り、製品ライフサイクルが短いリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がI-ne

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16535アイモバイル302億円12.0倍
27520エコス300億円10.9倍
34801セントラルスポーツ280億円21.3倍
47683ダブルエー267億円38.9倍
53199綿半ホールディングス265億円11.6倍
64933I-ne257億円11.5倍
73548バロックジャパンリミテッド257億円68.8倍
83179シュッピン254億円15.1倍
97962キングジム249億円22.4倍
108057内田洋行240億円9.5倍
119990サックスバー ホールディングス226億円11.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

ヘアアイロン「SALONIA」発売で美容家電分野に参入した2012年

2007年3月、美容関連商品の企画・販売を目的に株式会社I-neを兵庫県宝塚市で設立。設立から5年後の2012年5月、提携先の株式会社メインラインからヘアアイロン「SALONIA」を発売。これが同社初のヒット商品となり、ミニマルデザインの美容家電ブランドとして成長の基盤を築く。2015年1月には東京支店を開設し、首都圏への販路拡大を開始した。

「BOTANIST」発売と吸収合併による規模拡大(2015~2016年)

2015年1月、ボタニカルシャンプー・トリートメント「BOTANIST」を発売。植物由来成分とダブルフレグランスが特徴で、国内ドラッグストア市場で第4位のシェアを獲得する主力ブランドに成長する。2016年7月には、提携会社である株式会社メインラインおよび株式会社Tenderlyを吸収合併。同年11月には株式会社Brighterも合併し、グループ体制を強化。同年9月には台湾に100%出資子会社を設立し、海外進出の第一歩を踏み出した。

本社移転と連結子会社設立、上場への布石(2017~2020年)

2017年6月、本社を大阪市中央区へ移転。同年10月には連結子会社の株式会社VUEN(後のDr.SYUWAN)を設立し、新たなブランド開発体制を整える。2019年7月には日本コカ・コーラとの共同出資で合同会社Endianを設立(後に持分法適用会社、2023年に全持分譲渡)。2020年3月にはクレイビューティーブランド「DROAS」を発売(後の清算等により現在は展開終了)。同年7月、中国に艾恩伊(上海)化粧品有限公司を設立。そして2020年9月、東京証券取引所マザーズ市場へ上場を果たした。

「YOLU」投入とM&Aによるスキンケア拡充(2021~2022年)

2021年9月、就寝中のケアに特化したナイトケアブランド「YOLU」を発売。同ブランドは国内シャンプー市場で第2位のシェアに急成長し、売上高の伸長を牽引する。2022年6月には、株式会社Right Hereからファンデーション主体のスキンケアブランド「WrinkFade」を取得し、エイジングケア領域に進出。同年10月には子会社のVUENをDr.SYUWANに商号変更。同年4月には市場区分の見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行した。

プライム市場への昇格と本社移転(2023年)

2023年9月、東京証券取引所プライム市場へ市場区分を変更。上場から3年で最上位市場に到達した。同年11月には連結子会社の株式会社Endeavourを設立し、新たな事業領域への準備を進める。また、同年5月には合同会社Endianの全持分を日本コカ・コーラに譲渡し、同事業から撤退。2024年4月には米国子会社I-ne US Co., Ltd.を設立し、海外事業の再構築を図った。2024年9月には本社を再び大阪市中央区へ移転している。

M&Aによるブランド取得と新カテゴリーへの挑戦(2024~2025年)

2024年10月、株式会社TTrading(現・Artemis)と株式会社トゥヴェールの株式を取得。トゥヴェールは皮膚科学ベースのスキンケアブランド「TOUT VERT」を保有し、グループに加わる。2025年には新ブランド「Teaflex」(機能性ティー)、「ReWEAR」(再生柔軟剤)、「Befas」(ファスティングプログラム)、「Collatein」(コラーゲンプロテイン)を相次いで発売。ヘアケア・スキンケアの枠を超え、健康・ライフスタイル領域へ事業を拡大した。

年表28件を開く

2000年代

  • 2007年3月創業美容関連商品の企画、販売を目的として、株式会社I-ne(兵庫県宝塚市)を設立

2010年代

  • 2012年5月提携会社の株式会社メインラインからヘアアイロン『SALONIA』を発売
  • 2015年1月ボタニカル(注1)シャンプー・トリートメントの『BOTANIST』を発売
  • 2015年1月東京支店を開設(東京都品川区)
  • 2016年7月M&A提携会社である株式会社メインライン、株式会社Tenderlyを吸収合併
  • 2016年9月台湾に100%出資の子会社である台灣艾恩伊股份有限公司を設立
  • 2016年11月M&A株式会社Brighterを吸収合併
  • 2017年6月本社移転(大阪市中央区)
  • 2017年10月連結子会社の株式会社VUEN (現 株式会社Dr.SYUWAN)を設立
  • 2019年7月創業日本コカ・コーラ株式会社との共同出資により、合同会社Endianを設立
  • 2019年11月本社移転(大阪市北区)

2020年代

  • 2020年3月クレイ(注2)ビューティーブランド『DROAS』を発売
  • 2020年7月中国に100%出資の子会社である艾恩伊(上海)化粧品有限公司を設立
  • 2020年9月上場東京証券取引所マザーズ市場へ上場
  • 2020年12月子会社である台灣艾恩伊股份有限公司を清算結了
  • 2021年9月ナイトケアビューティブランド『YOLU』を発売
  • 2021年10月合同会社Endianを持分法適用会社へ変更
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年6月株式会社Right Hereが保有するファンデーションを主力としたスキンケアブランド『Wrink Fade』を取得(注3)
  • 2022年10月商号変更株式会社VUENから株式会社Dr.SYUWANへ商号変更
  • 2022年10月東京支店移転(東京都港区)
  • 2023年5月『CHILLOUT』の製造販売を手掛ける持分法適用関連会社である合同会社Endianの全持分を日本コカ・コーラ株式会社に譲渡
  • 2023年9月東京証券取引所プライム市場へ市場区分変更
  • 2023年11月連結子会社の株式会社Endeavourを設立
  • 2024年4月連結子会社のI-ne US Co., Ltd.を設立
  • 2024年9月本社移転(大阪市中央区)
  • 2024年10月M&A株式会社TTrading(現・株式会社Artemis)の株式取得
  • 2024年10月M&A株式会社トゥヴェールの株式取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(数値目標の明記なし)
  • 営業利益率(数値目標の明記なし)
  • EBITDAマージン(数値目標の明記なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ヘアケアブランドの強化・拡大

    BOTANIST、YOLUを中心にヘアケアシェア拡大を図るとともに、アウトバス・ボディ等のカテゴリー拡充や新ブランド開発により継続的な売上増加を目指す。

  2. 02

    美容家電SALONIAの拡大

    SALONIAブランドのヘアアイロン・ドライヤー等に注力しつつ、脱毛器・美顔器等の美容家電へ領域拡大。中高価格帯商品開発により売上増加を図る。

  3. 03

    スキンケア他カテゴリーの育成

    WrinkFade、TOUT VERT等のスキンケアやReWEAR、Teaflex等の健康食品ブランドへの投資を強化し、ヘアケア・美容家電に次ぐ第3の柱に育てる。

  4. 04

    IPTOSモデルによる効率的ブランド開発

    Idea→Plan→Test→Online/Offline→Scaleの段階的プロセスで市場ニーズを先取りした商品を迅速に投入。撤退基準も厳格化しリスクを管理する。

  5. 05

    海外市場への積極展開

    米国を戦略的重要市場と位置づけ、ブランド認知と販路拡大を推進。台湾・香港・東南アジア・オセアニアでもオンライン・オフラインで事業拡大を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で433人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は712万円で、5期前と比べて+44.4%平均年齢は36.7歳、平均勤続年数は4.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年12月49333.63.0272
2021年12月50233.83.4289
2022年12月59534.94.1294
2023年12月66635.14.1343
2024年12月69135.84.64341,037
2025年12月71236.74.7433901

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率33.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率73.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 4 / 海外 2、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 大阪市中央区1,794百万円
東京支店 — 東京都港区51百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社Dr.SYUWAN
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Endeavour (注2)
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Artemis
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社トゥヴェール(注2、3)
    大阪府箕面市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    艾恩伊(上海)化粧品有限公司(注2、4)
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    I-ne US Co., Ltd. (注2)
    米国デラウェア州 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は490億円営業利益39億円前期と比べると増収減益で、売上が+8.9%、利益が-13.3%。

売上高
+8.9%
490億円
営業利益
-13.3%
39億円
純利益
-30.0%
21億円
営業利益率
8.0%
前期比 -2.0%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高560億円490億円
営業利益8億円39億円
純利益21億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は268億円、営業利益は20億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+20.2%、営業利益は+17.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q971010.36
2023年2Q9899.224
2023年3Q1101110.06
2023年4Q1114
2024年1Q9166.64
2024年2Q1121412.58
2024年4Q2472510.118
2025年2Q223177.69
2025年4Q267228.212
2026年2Q268207.510

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2016年12月期からの10期で、売上は156億円から490億円へ3.1倍に増えた。直近期の営業利益率は8.0%。売上は7期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
提携会社である株式会社メインライン、株式会社Tenderlyを吸収合併
2016年12月15621
連結子会社の株式会社VUEN (現 株式会社Dr.SYUWAN)を設立
2017年12月20600
2018年12月20632
日本コカ・コーラ株式会社との共同出資により、合同会社Endianを設立
2019年12月21265
東京証券取引所マザーズ市場へ上場
2020年12月234149
2021年12月2842312
株式会社VUENから株式会社Dr.SYUWANへ商号変更
2022年12月3533519
連結子会社の株式会社Endeavourを設立
2023年12月4164340
株式会社TTrading(現・株式会社Artemis)の株式取得
2024年12月450454610.030
2025年12月49039388.021

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高490億円のうち、営業利益として残るのは39億円8.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金41.4%203億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.8%249億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.0%39億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
58.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.7pt
8.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.1pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.1pt
12.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年12月期は営業CFが41億円、投資CFが8億円で、差し引きのフリーCFは49億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は85億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年12月−3−1−4−430
2019年12月−9−30−1218
2020年12月270222767
2021年12月6−1−7562
2022年12月12−20−7−848
2023年12月1225−23784
2024年12月0−10492−10473
2025年12月418−364985

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年12月期の総資産は371億円。このうち返さなくてよい自己資本が201億円で、自己資本比率は49.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年12月74136117.8
2017年12月107139411.7
2018年12月106139312.3
2019年12月94187618.3
2020年12月132696352.7
2021年12月141845759.9
2022年12月1651036262.7
2023年12月2291438662.4
2024年12月38417820542.9
2025年12月37120117049.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
85億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
127億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
170億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
69
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率203社中28位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中195位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.0%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.0%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.8%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
8.9%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.0%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,447で、1年前と比べて-6.2%過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。

¥1,447-0.3%1ヶ月+17.8%1年-6.2%時価総額257億円
過去52週の値幅
安値¥1,019高値¥1,632

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.5倍
PBR1.43倍
配当利回り1.04%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で+8.83%と急伸し、終値1381円。25日線(1243.8円)を上回り、75日線(1213.92円)も上回る。1か月では+14.13%と上昇基調。52週高値1657円に対し-16.7%、安値1019円からは+35.5%。出来高は8/10に242600株と前日比約12倍に急増し、買いが殺到。RSIは69.33とやや過熱気味。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは10.99倍と業界平均18.83倍を下回り割安だが、PBRは1.32倍と業界平均1.43倍に近く、配当利回りは1.09%と業界平均2.68%を大きく下回る。ROEは12%で収益性は悪くないが、直近の業績は減益傾向で、特に2025年12月期の純利益が21億円に減少している。割安感はあるものの、配当の低さと業績の伸び悩みが評価を抑える。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.5倍17.8倍
PBR1.43倍1.41倍
ROE12.0%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

I-neはヘアケア分野で人気商品を持ち成長してきましたが、売上高の伸びは鈍化し、2025年12月期の営業利益率は7.96%と低下予想です。強気派は、新商品開発やEC強化で再成長を期待します。一方、弱気派は、競合の参入や広告費の増加による収益性悪化を懸念します。また、株価は過去1年で11%下落しており、期待感が後退しています。

プラスに働く材料7
  • ヒット商品の継続

    「YOLU」などが売上を牽引し、新カテゴリーへの展開も。

  • ECチャネルの成長

    EC販売強化で収益性改善の余地がある。

  • 株主還元の実施

    2022年から配当を実施し、株主に還元。

  • 売上高490億円と過去最高・3期連続増収決算発表後影響

    売上高は450億円から490億円へ約40億円増加、増収率は8.9%

  • PER10.99倍・PBR1.32倍の割安感継続影響

    時価総額246億円に対し純利益21億円、PER10.99倍・PBR1.32倍と低水準

  • ROE12%と自己資本利益率は安定的継続影響

    ROE12%は一定の資本効率を示し、株価の下支え要因になる

  • 外国人保有比率8.08%と低く買い増し余地不定影響

    外国人保有比率は8.08%と低位にあり、海外投資家の買い増しで需給が改善する余地

マイナスに働く材料7
  • 収益性の悪化

    2025年12月期は営業利益率7.96%と前期比で約2pt低下予想。

  • 競争激化

    国内外の化粧品大手との競合でシェア拡大が困難。

  • 売上成長の鈍化

    売上高成長率は2023年の18%から2025年は9%に低下。

  • 営業利益39億円と前年比13%減益決算発表後影響

    営業利益は45億円から39億円へ約6億円減少、営業利益率も10.0%から7.96%に低下

  • 純利益21億円と2023年比47.5%減益決算発表後影響

    純利益は2023年40億円→2024年30億円→2025年21億円と毎年減少

  • 営業利益率7.96%と悪化傾向決算発表後影響

    営業利益率は2024年10.0%から2025年7.96%へ2.04pt低下した

  • 株価1年で11.35%下落、配当利回り1.09%継続影響

    株価は過去1年で-11.35%と下落、配当利回り1.09%と低いため下値支えも弱い

次の決算で確かめる点
既存ブランド売上高成長率
主力商品の健闘を測るため。
EC売上比率
収益性と成長性のバロメーター。
営業利益率
広告費・原材料費の影響を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+15.4%いまの株価に対する利回りは1.04%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
1.04%
いまの株価に対して
配当性向
14.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年12月135.8
2024年12月130.07.4
2025年12月1515.414.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ27,887人。区分でいちばん多いのは事業法人42.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.8%を占め、残る49.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人43.242.642.642.342.042.0
個人・その他32.230.930.127.130.140.6
金融機関14.116.113.817.019.08.8
外国法人6.08.212.011.67.08.0
証券会社4.52.21.52.11.90.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
自己株式0.00.01.70.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社COH41.76
02大西 洋平10.37
03THE BANK OF NEW YORK 133652(常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)3.83
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.44
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2.90
06日本証券金融株式会社2.37
07杉元 将二1.18
08伊藤 翔哉1.18
09今井 新1.18
10藤岡 礼記1.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-21
    大西 洋平
    新規の大量保有報告
    15.26%
    -0.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは12.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年12月38,085224,2298.4
2017年12月−93,683130,546
2018年12月61712.9
2019年12月294930.7
2020年12月6240020.926.0
2021年12月7148116.223.6
2022年12月11059120.626.9
2023年12月22480432.111.05.8
2024年12月16894119.211.87.4
2025年12月1201,03712.011.114.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2025/12期の役員報酬は総額125百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大西洋平代表取締役社長4410,123,300
原義典取締役435,660
笹俣弘志取締役56
水留浩一取締役587,000
堀川健取締役(常勤監査等委員)66
山中典子取締役(監査等委員)53
古本結子取締役(監査等委員)62
舟串信寛55
杉元将二取締役43210,480
藤岡礼記執行役員 CPO
伊藤翔哉執行役員 CMO
松江朝子執行役員 CSuO
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
平山明執行役員 CHRO
平山恵美子執行役員 CSCO
大森幸平取締役(常勤監査等委員)67

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)259258442
社外取締役541418

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,031字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、ヘアケア製品、美容家電、スキンケア他関連のブランド及び製商品の開発、販売を行っております。製商品については製造委託先及び仕入先から仕入を行っております。また、当社グループは、当社、連結子会社6社で構成されており、販売地域を基礎とした「国内事業」及び「海外事業」の2つの事業に分類しております。 なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 (1)国内事業 主な事業内容は、当社が開発したブランド商品の日本国内の卸売事業者を通じた小売店及び量販店運営事業者への卸売販売、インターネットを活用した日本国内の一般消費者への直接販売であります。 (主要な関係会社) 当社、株式会社Dr.SYUWAN、株式会社Endeavour、株式会社Artemis、株式会社トゥヴェール (2)海外事業 主な事業内容は、当社が開発したブランド商品のインターネットを活用した海外の一般消費者への直接販売、並びに海外のインターネット販売事業者、販売代理事業者、美容専門店、ドラッグストアへの卸売販売であります。 (主要な関係会社) 当社、艾恩伊(上海)化粧品有限公司、I-ne US Co., Ltd. これらの事業で取扱っている主なブランド及び商品は、次のとおりです。 (BOTANIST) BOTANISTは、「植物と共に生きる」ボタニカル(注1)ライフスタイルブランドで、2015年にスタートしました。約30万種の植物から厳選された植物由来の成分とテクノロジーの最適なバランスを追求した処方、そして、花、果実、草木など植物の香りをミックスして、同じシリーズでもシャンプーとトリートメントで異なるオリジナルのダブルフレグランス(注2)が特徴的なシャンプー・トリートメントを中心に、2016年よりヘアミルクやヘアオイルなどのアウトバスアイテム、また2017年からボディーソープやボディーミルクなど、ターゲットユーザーのニーズを満たすべく、商品ラインナップを拡張した展開を行っております。また、ROOTH、WELLPなどのサブラインの展開も積極的に行うほか、2025年8月に新ラインの「BOTANIST SANTAL(サンタル)」を発売しました。 社会貢献活動として、BOTANISTスタンダードラインをはじめとする一部商品においてバイオマスPETを配合した容器の採用や売上の一部を植林保全活動に充当するなど、サステナブルな取り組みに注力しております。 その他、2023年3月に設立した「一般財団法人BOTANIST財団」では、「一般財団法人BOTANIST財団 助成プログラム」を実施しております。財団の目的や想いに共感してくださる団体と協働し環境保全と自然体験機会の創出に共に取り組んでいくことを目的とし、2025年6月に「一般財団法人 大阪スポーツみどり財団」にて、また同年7月に「認定NPO法人 山村塾」にて、助成金の贈呈式を行いました。今後もBOTANISTを通じて、より社会貢献に集中した施策判断や、当社内外から幅広く寄付を募る体制づくりなどに取り組み、持続可能な社会を実現することを目指します。 2025年時点において、国内ドラッグストアシャンプー・トリートメント市場におけるマーケットシェアはヘアケアカテゴリー第4位(2025年1月~12月販売金額ベース:自社調べ)であり、一定の認知度を得ているものと判断しております。 (注1)ボタニカル:植物由来の原料を使用して作られた化粧品などの製品 (注2)ダブルフレグランス:ケアのステップごとに異なった香りを楽しむことができる、奥行きと広がりの中に、 2つの素材がアクセントとして感じられる香り (SALONIA) SALONIAは、2012年にヘアアイロンから始まったミニマル美容家電ブランドです。美容家電を身近に、美容をもっとシンプルにしたい、という思いからブランドコンセプトに「BEAUTY is SIMPLE あたりまえの毎日を、美しく。」を掲げ、全ての人が、美容を通して自分らしくポジティブに生きる社会の実現を目指しています。現在は、ヘアアイロンだけではなくドライヤー、美顔器、シャワーヘッドなど、幅広いカテゴリーで美容を実感できる商品展開をしております。また、その優れたデザイン性と機能性が評価され、「グッドデザイン賞」を6年連続で受賞しています。 2025年6月に、同ブランドヘアアイロンにおいて7千円台と新たな価格帯である「グロッシーケアストレートヘアアイロン」を発売したほか、同年11月にスマホ充電ができる「コードレス ストレートヘアアイロン」と3WAYツールで髪を自由に操るI字型ドライヤーの「スムースシャインスマートドライヤー」を発売しました。アイロン・ドライヤー以外の商品においては、2025年9月に「グロッシーケアメタルカッサコーム」を、同年11月に「スムースシャインマルチケアブラシ」を発売しました。 また、サステナブルな取り組みにおいては、WEB申込で簡単にできる小型家電リサイクル回収を実施している「SALONIA ✕ ReNet Beauty Cycle Project」の取り組みの一環として、2025年9月23日から9月28日までの6日間、実際に回収された廃家電を用いたOOH(アウト・オブ・ホーム)広告活動を大阪市中央区にて行いました。 (YOLU) YOLUは、就寝中のケアに着目し、睡眠中の乾燥・摩擦ダメージから髪を守るナイトキャップ発想のナイトケアブランドとして、2021年9月に、シャンプー・トリートメント、ヘアオイルを発売しました。頭と頭皮に上質な潤いを与え、しっとりとしたツヤ髪へ導きます。さらに、濃密補修成分配合でカラーやパーマなどによるダメージもしっかりケアします。 2025年4月に全3シリーズのシャンプー・トリートメントのリニューアルを実施し、全シリーズに「ナイトキャップセラム(注3)」と「チャボトケイソウエキス(注4)」を追加配合した新処方により、睡眠中の摩擦から髪を守り、夜間の頭皮の乾燥を防ぐ効果をアップデートしました。また、同年10月にヘアケアシリーズ第4弾として「メロウナイトリペアシャンプー・トリートメント・ヘアミルク」を発売しました。髪の内側・外側を段階的に補修して睡眠中の髪の絡まりを防ぎ、シルクのようなサラサラな仕上がりを実現する同商品は、Amazonでの先行発売分が早期完売(注5)するなど人気を集め、売上高の伸長に寄与しました。ヘアケア以外の製品においては、同年7月にスキンケアライン「YOLU SKIN」から「オーバーナイトセラム」と「オーバーナイトクリーム」を発売し、ECサイトでの先行発売分では完売(注6)を記録するなど、わずか2週間で様々なECサイトでの複数の売上ランキングにおいて累計4冠(注7)を獲得しました。 また、サステナブルな取り組みとして、2025年6月に、ひとりひとりがゆっくりと持続可能な地球の未来について考える時間を持つことを提唱する「100万人のキャンドルナイト」に出店しました。日本におけるキャンドルライフを広める活動を行う国内最大のキャンドル協会である「一般社団法人 日本キャンドル協会」との共同出展において、ご自宅で電気を消してマインドフルネスな夜を過ごしていただけるように、オリジナルキャンドル作りが体験できるワークショップを開催しました。 2025年時点において、国内ドラッグストアシャンプー・トリートメント市場におけるマーケットシェアはヘアケアカテゴリー第2位(販売金額ベース:自社調べ)であり、一定の認知度を得ているものと判断しております。 (注3)ポリクオタニウム-61(保湿成分) (注4)保湿成分 (注5)ヨル メロウナイトリペアシリーズ限定セットのAmazon先行発売分が完売 (集計日:9月16日~ 9月24日) (注6)公式オンラインストア、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Qoo10、au PAYマーケット にて2025/ 7/2より予約販売を開始し7/9に完売(7/9時点) (注7)楽天市場デイリーランキング(美容液) 集計期間:2025/7/2 更新:2025/7/3(木) 楽天市 場デイリーランキング(フェイスクリーム) 集計期間:2025/7/2 更新:2025/7/3(木) Amazon新着ランキング ナイトケアクリームカテゴリー No.1(2025/7/4調べ) Amazon新着 ランキング フェイスケアセットカテゴリー No.1(2025/7/15調べ) ※Amazonおよび Amazon.co.jpは、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標です (スキンケアブランド) ・WrinkFade(リンクフェード) WrinkFadeは、「重ねるほどに、美しく。」をコンセプトに、エイジング世代のお悩みに対してメイクアップとスキンケアを同時に叶える事で、時間の余白と持続可能なキレイを提供し、より心豊かな毎日をお客様と一緒につくっていく、エイジングケア(注8)メイクアップ&スキンケアブランドです。 「薬用リンクルケアファンデーション(ハイカバー)」と「薬用スポットカバーコンシーラー」は、2024年3月に医薬部外品の認可を受け、リニューアルして販売しております。 (注8)年齢に応じた化粧品等によるケア ・TOUT VERT(トゥヴェール) TOUT VERTは、2024年10月に実施したM&Aによりグループジョインした株式会社トゥヴェール(以下、トゥヴェール社)のブランドです。2002年の創業以来培ってきた、皮膚科学に基づく成分研究と開発力がトゥヴェール社及びTOUT VERTブランドの基盤となっております。科学的なエビデンスのある美容成分を採用し高濃度で配合する技術により、「ナノエマルジョン ディープ」「バランシングGAローション」「レチノショット 0.1」などをはじめとする高品質かつ効果・効能の高い商品を提供しています。 2025年5月より、生活雑貨を扱う専門店「株式会社ロフト」が運営する新・梅田ロフト(阪神梅田本店6F)にて初の店頭販売を開始し、その後全国のロフト店舗及びバラエティショップ店舗での配荷を行いました。 また、毛穴ケア特化型プレ化粧水の「バランシングGAローション」が、2025年6月の「ZOZOCOSME AWARDS 2025 上半期」と同年12月の「ZOZOCOSME AWARDS 2025」の両方においてカテゴリー大賞を連続で受賞しました。 (その他のブランド) BOTANIST・YOLUなどのヘアケア系カテゴリーやSALONIAなどの美容家電カテゴリー、またWrinkfade、TOUT VERTなどのスキンケアカテゴリーの他に、健康食品や柔軟剤などの新カテゴリーにおける複数ブランドを積極的に展開しております。当社の強みであるIPTOSモデルを通じて市場のニーズを先取りした商品を迅速なスピードでリリースすることで、ヒットブランドの創出及び新カテゴリー領域における事業基盤の構築を行っております。 ・Teaflex(ティーフレックス) Teaflexは、2025年2月に発売した、現代人のライフスタイルに寄り添う機能性ティーブランドです。「忙しい毎日の中で時間を味方につけ、効率よく健康と美をケアする」をコンセプトに、おいしさと機能性を兼ね備えた商品を展開しており、睡眠の質(注9)向上・肌の弾力の維持をサポート(注10)するルイボスティー、内臓脂肪を減らす(注11)・お通じ改善をサポートするグリーンティーを機能性表示食品として展開しています。 (注9)眠りの深さ (注10)〈届出表示〉本品にはGABAが含まれています。GABAには睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立 つ機能、肌の乾燥が気になる方の肌の弾力を維持し、肌の健康を守ることを助ける機能が報告 されています。 (注11)〈届出表示〉 本品には3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA)、植物性乳 酸菌K-1(L.casei 327)が含まれます。HMPAには、BMIが高めの方の腹部の脂肪(内臓脂肪)と ウエスト周囲径を減らす機能が報告されています。植物性乳酸菌 K-1(L.casei 327)には、 お腹の調子を整えお通じを改善する機能があることが報告されています。 ・ReWEAR(リウェア) ReWEARは、2025年4月に発売した、「衣類を長く大切に使う」という視点で開発した再生柔軟剤です。これまでの柔軟剤の主な機能に加え、長期視点で「長く着続けるための衣類ケアができること」に着目しています。サステナビリティ先進国であるデンマークのメーカーが開発した酵素成分を配合することで、色・柄がくっきりとし新品のような仕上がりに衣類がよみがえり(注12)ます。 (注12)毛玉、毛羽立ちを除去すること。コットン衣類を洗濯実験環境下で複数回洗濯にて検証。綿や麻など植物由来繊維を含むものを対象としますが、効果は衣類の素材によって異なる場合があり、すべての繊維に対して効果を保証するものではありません。 ・Befas(ビーファス) Befasは、2025年7月に発売した、五藤良将医師(医学的監修)と和田清香氏(ダイエットエキスパート)の専門家2名の監修によるファスティングプログラムです。"何も食べない"のではなく、スムージーやスープ、おかゆなどのやさしく整える食事に置き換えることを大切にし、誰でも続けやすく、無理なく理想のカラダを手に入れられるオリジナルメソッドを確立しています。7日間の「本格ファスティングプログラム」と3日間の「週末ファスティングプログラム」の2種のプログラムを展開しています。 ・Collatein(コラテイン) Collateinは、2025年8月に発売した、しなやかなボディメイクをサポートするコラーゲン由来のプロテインです。コラーゲンプロテインという市場の空白をついた新しいカテゴリーを提案し、プロテインには珍しい「レモネード味」や「ピーチティー味」を展開しています。ピーチティーは好評につき2025年販売分が一時完売となりました。美容感度が高いインフルエンサーやメディアからの注目を集め、X(旧Twitter)で度々バズが起こるなどSNSで話題を集めています。 [事業系統図] ※商品の流れを↑で示しています。
経営方針・対処すべき課題7,965字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。本項目を含む、本書における当社又は当社グループに関連する見通し、計画、目標などの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報に基づき、本書提出日現在における予測等を基礎としてなされたものであり、実際の結果は記載内容と大きく異なる可能性があります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness 私たちは、美しく革新的な方法で、“幸せの連鎖”が溢れる社会の実現に挑戦し続けます。」をMissionに掲げております。 このMissionの下、商品を通じてお客様に幸せな体験を届けることで、喜びや笑顔を生み出すことを大切にするとともに、雇用や利益創出に努めております。お客様、取引先、社会・地球そして従業員にひろがる幸せの連鎖の最大化を目指し企業経営を行っております。 当社グループはMissionを追求するために、大切にしたい3つの価値観をValuesとし、その価値観に沿った行動指針を8つのCredoとして明示しています。そして、Mission、Values、Credoから成る、I-ne Philosophyを軸とした採用活動や人材育成を実施することで、急速な事業拡大を支える、統制のとれた組織運営を実現しています。 Values(アイエヌイーの価値観) 「Innovate」 We are Innovators!イノベーションに終わりはない。常識にとらわれず、アイデアを出し続けよう。 「Commit」 大胆な目標を掲げ、ポジティブに粘り強くやり切る“カオスプレイヤー”でいよう。 「Respect」 感謝・謙虚・利他のマインドを忘れず、最高のチームで、最高の仕事をしよう。 Credo(アイエヌイーの行動指針) 1.ボス(注1)目線:   「ボスの毎日をポジティブに、人生を豊かにできるのか?」全てはそこからはじめよう。 ボス目線で、半歩先のインサイトをつかもう。 2.Ownership:   君ができることはもっとある。 あらゆることに関心を持ち、自分ごと化することから始めよう。 できない理由ではなく、できる方法を考えよう。 3.In-N-Output:   常にアウトプットを意識し知的好奇心を携え、インプットしよう。それが創造の源泉になる。 4.最上志向:   最上の理想を持とう。思考の枠組みを外し、野心的な目標を掲げ、全力でChallengeしよう。 5.Speedful:   質を担保したスピードは、価値である。目標から目を離さず、そこへ辿り着く最短ルートの思考と行動をしよう。 6.Feedback is a Gift:   異なる視点から学び合い、高め合おう。建設的なフィードバックは、仲間の成長とイノベーションにつながる。 7.Knowledge & Share:   成功も失敗も、未来を切り開くために活かそう。振り返りと経験を共有することで、集合知は蓄積され、組織は成長する。 8.Do the Right Thing:   ボスやメンバー、社会に対して誠実でいよう。自分を律し凡事徹底することで信頼は築きあげられる。 (注1)当社グループは常に顧客志向での商品開発及び会社運営を目指しており、顧客及び最終ユーザーをボスと呼んでおります。ボス(boss)とは、ロングマン現代英英辞典によるとthe person who employs you or who is in charge of you at work(雇用者もしくは業務上の指示者)もしくはinformal someone with an important position in a company or other organization(会社もしくは他の形態の組織における非公式な重要人物)とあり、当社では役員・従業員共に、社内の上司ではなく、お客様(顧客及び最終ユーザー)の意向に沿った活動を強く意識させるためにお客様を会社にとって重要な人物になぞらえ、この呼称を用いています。 (2)経営環境 総務省情報通信政策研究所「令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、当社の主要顧客となる30代の平日1日の主なメディアの平均利用時間において、テレビ(リアルタイム)視聴が2020年の2024年対比-55.2分となっており、テレビ(リアルタイム)視聴時間が減少しています。一方ネット利用は2020年の2024年対比+37.2分となっており大幅に利用時間が上昇しており、テレビ離れは更に進んでいくものと予想されます。 このような環境の中、当社は創業以来培ってきたデジタルを活用した商品開発、D2C(注2)ビジネスモデル及びデジタルマーケティングノウハウやEコマースを中心としたオンライン及び卸売事業者 、小売店及び量販店運営事業者、自社店舗等を通じたオフラインでの販売実績を基に更なる成長を目指してまいります。 (注2)D2C:自社で企画・製造したサービス・商品を直接ユーザーに届けるビジネス形態のこと。Direct to Consumerの略称 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループの中長期的な経営戦略 ① ヘアケア系カテゴリー:各ブランドの拡大及び、海外展開 (製品戦略) 主要ブランドであるBOTANIST、YOLUを中心にヘアケアカテゴリーでのシェア拡大に取り組むとともに、各ブランド資産を元に「アウトバスカテゴリー」や「ボディカテゴリー」等の取扱商品数の拡充、独自のブランドコンセプトを活かした新規カテゴリーへの参入、主要ブランドに続く継続的な新ブランドの開発等から、継続的な売上増加を目指します。 (海外戦略) 米国を戦略的に重要な市場と位置づけ、米国消費者に対してのブランド認知の獲得、同市場における販路拡大に事業基盤を強化してまいります。 また、台湾、香港等の東アジア及びシンガポール、マレーシア等の東南アジアにてオンライン及びオフライン販売を展開しており、配荷対象国を吟味しながら、アジアやオセアニアでの事業拡大を目指します。 ② 美容家電:SALONIAの拡大及び、海外展開 (製品戦略) SALONIAブランドの核となるヘアアイロンやドライヤー等の「ヘアケア家電」に徹底的にこだわるとともに、同カテゴリーでの中高価格帯の商品開発や、脱毛器や美顔器などの「美容家電」にカテゴリーを広げ、手に取りやすい価格ながら、こだわりの品質で「BEAUTY is SIMPLE あたりまえの毎日を、美しく。」をコンセプトとして継続的な売上増加を目指します。 (海外戦略) 台湾などの東アジアや米国へのオンラインならびにオフラインへの展開を検討しています。 ③ スキンケア他:各ブランドの拡大販売 (製品戦略) スキンケアブランドについては、WrinkFade、TOUT VERT等の複数のブランドに対する積極的な投資を行い、国内オンライン及びオフラインを中心に販売を拡大させ売上高増加に取り組みます。また、スキンケア以外のブランドについては、柔軟剤ブランドのReWEARや、機能性ティーブランドのTeaflex等をはじめとする複数の健康食品ブランドにおいて、認知率の向上と販路拡大に注力するとともに新規ブランドの創出をスピーディに行い、スキンケア他カテゴリーをヘアケア・美容家電に続く第3の柱として事業を成長させていきます。 ④ 独自のブランド開発モデルを基盤とする新規ブランド及び、商品の成功、当社グループの「IPTOS」モデルによる商品開発・ブランド開発について 当社グループは効率的で持続可能なブランド開発モデルとして「IPTOS」モデルを推進しております。「IPTOS」とは当社グループの造語であり、I:Idea、P:Plan、T:Test、O:Online/Offline、S:Scaleの意を示しております。各ステージでのアクションは主に以下の通りとなります。 I:Idea (アイデア) マーケティング担当者のキャッチした情報からのマーケットニーズの分析や、全社員アイデアコンテスト等を行い、商品企画に繋がるアイデアを醸成していきます。 P:Plan (企画) “I:Idea” のステージで醸成されたアイデアを基に複数の商品企画を社内で立案しコンセプトテストを行った上で、商品企画を決定しマーケティング計画を立案し開発・生産に入ります。 T:Test (検証・需要予測) “P:Plan” のステージで生産開始をした商品について、自社サイト及びインターネットモールを通じた小口販売を行い、消費者の反応を確認し次のステージへ進めるかどうかを決定します。 O:Online/Offline (テスト販売) “T:Test” のステージで反応が確認された商品については、インターネットモールを通じた販売を本格化させるとともに、一部の小売店で店頭販売を行うよう卸売業者に配荷を行います。その販売と併せてインターネット上の広告を積極的に展開し、認知度の向上・販売実績の形成を図ります。 S:Scale (ECスケール・小売拡大) “O:Online/Offline”のステージで販売実績も上がり、認知度も向上したと判断出来る商品について、卸売事業者を通じた小売店及び量販店運営事業者への卸売販売を本格展開し日本国内全域への販売を開始するとともに、引き続きインターネット上の広告を積極的に展開し、更なる認知度の向上も図っていきます。 また“S:Scale”フェーズにおいて、国内外でのチャネル拡大や既存カテゴリーの拡充、新規カテゴリーへの展開、成長シナジーのある企業を通じたブランドのスケールなど、経営資源の選択と集中に取り組み、ブランド拡大に向けた再投資を行うことにより、当社ブランドの積極的な成長を実現してまいります。 このIPTOSモデルを通じて、市場の潜在的な消費のトレンドを早期に発見し、商品へと具現化させる活動を継続することで、市場のニーズを先取りした商品を迅速なスピードでリリースすることを目指しております。同時に、厳密な撤退基準を設け、可能性の低い企画については早期に撤退の判断ができる仕組みを構築しております。このように「規律あるブランド管理」を行うことにより、市場のニーズとのアンマッチによる損失を最小限に止めるようリスク管理を行っております。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、事業拡大及び企業価値向上を示す指標として、売上高、営業利益率、EBITDAマージンを重要な経営指標と位置付け、各経営課題に取り組んでおります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 内部統制及びガバナンスの改善 当社は、2022年12月期に商標権譲受取引を実施した相手方である株式会社Right Here(以下「RH社」といいます。)が当社の連結子会社又は関連当事者であったのではないかという疑義(以下「本件疑義」といいます。)が生じたため、専門的かつ客観的な調査が必要と判断し、2026年2月12日付で外部の専門家で構成する特別調査委員会(以下「本特別調査委員会」といいます。)を設置し、本特別調査委員会による本件疑義に関する調査に最大限の協力をしてまいりました。 その後当社は、2026年4月24日に本特別調査委員会から調査報告書を受領し、RH社が関連当事者に該当するという事実を認識いたしました。これをふまえ、過年度の連結財務諸表の注記について遡って訂正する必要があると判断し、過去に提出済の有価証券報告書に記載されている連結財務諸表の注記について訂正することといたしました。 その主な要因は、経営者及び発生当時の執行側上位メンバーにおいて、コーポレート・ガバナンスに関する理解が乏しかったこと、RH社に係る重要な情報が経営者から取締役会・監査等委員に適時適切に伝達・共有されなかったこと、関連当事者取引の管理プロセスについて十分かつ網羅的な整備ができていなかったことにあると認識しております。 これらの改善にあたっては、経営層の意識改革と企業風土の醸成、取締役会の監督機能の実効性確保、関連当事者取引の管理体制強化が重要な課題であると認識しております。 当社は、特別調査委員会の調査報告書における指摘・提言を真摯に受け止め、再発防止策を着実に実行し、早期の信頼回復に向けて最善を尽くしてまいります。 ② ブランドポートフォリオの確立 当社グループは、主力ブランドの売上安定化を図るとともに継続的に新規ブランド及び商品を生み出し、特定のブランド及び商品による依存リスクの分散を図っております。ヘアケア市場においては、市場の競争が高まる中でも各ブランドにて商品開発、認知及び配荷の強化に取り組み、第19期連結会計年度(2025年12月期)ではYOLUブランド、BOTANISTブランド、SALONIAブランド及びスキンケア他カテゴリーの当社グループ売上高構成比がそれぞれ31%、26%、20%、23%となっております。スキンケア他カテゴリーではWrinkFade、TOUT VERTなど複数のブランドを展開しており、分散化が図られております。 今後は、長期ビジョン達成に向け、強みである「ブランド創出力」「OMO」「IPTOS」を活用し、投資効率を重視し、優先順位を明確にしながら経営方針及び経営戦略に即した戦略的投資をスピード感をもって実行していきます。また、主力のヘアケア系・美容家電カテゴリーの成長、スキンケア・新カテゴリーにおいての更なる成長を図ると共に、M&Aを通じた新たな強みの獲得及び事業領域の拡張にも取り組み、引き続きブランドポートフォリオの確立に向け、継続的かつ積極的な投資を行ってまいります。 ③ 優秀な人材の確保と育成 グローバル展開を含めた今後の成長を推進するにあたり、人材に対する投資を高めていくことが最も重要だと認識しているため、当社Missionに共感し、高い熱意のある人材の採用や育成強化及び従業員が高いモチベーションをもって働ける環境や仕組みの整備・運用を進めてまいります。従業員のモチベーション向上、更なる技術や知識の蓄積等を念頭に、従業員のキャリア実現と事業成長に資する制度を検討し、今後も優秀な人材の採用と更なる育成に投資を行っていく方針です。 また、当社グループでは、役員及び従業員のモチベーションを向上させることを目的に、インセンティブとして新株予約権の付与を行っております。 人材戦略については、「第2 事業の状況、2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 ④ 海外戦略の実行 当社グループの中長期での企業価値の最大化には、当社ブランドのグローバル化への推進が不可欠となります。現在は、東アジア、東南アジア及び米国への展開を実施しており、今後、市場環境と適切な財務規律に基づいた投資判断を行い、タイミングを見極めながら当社ブランドの複数国に対しての販売チャネル拡大に取り組み、グローバル推進を図ってまいります。 ⑤ 環境問題、社会課題に対する取り組み 環境問題や社会課題への対応は企業の重要な責務であるとの認識のもと、当社グループはMissionに基づき、社会情勢やステークホルダーの期待、自社にとっての重要度を踏まえてマテリアリティ(重要課題)を特定し、目標を設定のうえ、各種取組を推進しています。 当期においては、温室効果ガス排出量の把握・削減に向けた取組、持続可能な原材料調達、生物多様性保全活動、ならびに従業員や外部団体と連携した社会貢献活動を実施しました。 これらの取組を通じて、事業活動と社会・環境との調和を図り、中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 なお、サステナビリティ戦略及び今後の取り組みについては、「第2 事業の状況、2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 ⑥ 外部環境変化への対応 世界経済は地政学的リスクや国際情勢の変化、為替や物価の動向等、不確実性を伴う状況が続いております。一方で、国内では消費活動の回復や新たな需要の広がりも見られ、事業機会とリスクが併存する環境となっています。このような事業環境のもと、当社グループには、環境変化を的確に捉えつつ、収益性と成長性の両立を図り、持続的な成長につなげていくことが引き続き求められています。 このような環境の中で、当社グループは業務フローの見直しやビジネス構造の見直しによる売上原価や物流費の抑制、システム投資や人的投資の強化と合わせた生産性向上、財務規律に基づいたキャッシュ・フロー管理等の強化に取り組んでおります。今後も社会環境の様々な状況に応じた事業運営に取り組んでいきます。 ⑦ 内部管理体制の強化 当社グループは、更なる事業拡大を目指しており、社会的責任を果たし、持続的な成長と企業価値向上を図るため、効率的なオペレーション体制を基盤としながら、内部管理体制を強化していくことが重要な課題であると認識しております。内部監査、法務、ファイナンス、情報セキュリティ等、それぞれの分野で高い専門性や豊富な経験を有している人材を採用、育成し、また社員に対する継続的な啓蒙活動及び研修活動を行うことで、コンプライアンス体制及び内部統制の充実・強化を図ってまいります。 (6)その他、会社の経営上重要な事項 当社は、2022年12月期に商標権譲受取引を実施した相手方である株式会社Right Here(以下「RH社」といいます。)が当社の連結子会社又は関連当事者であったのではないかという疑義(以下「本件疑義」といいます。)が生じたため、専門的かつ客観的な調査が必要と判断し、2026年2月12日付で外部の専門家で構成する特別調査委員会(以下「本特別調査委員会」といいます。)を設置し、本特別調査委員会による本件疑義に関する調査に最大限の協力をしてまいりました。 その後当社は、2026年4月24日に本特別調査委員会から調査報告書を受領し、RH社が関連当事者に該当するという事実を認識いたしました。 当社は、調査報告書で判明した事実や指摘をふまえ、当社の全社的な内部統制及び決算・財務報告プロセスに不備があったと評価し、これらの不備は財務報告に重要な影響を及ぼす開示すべき重要な不備に該当すると判断いたしました。なお、本件事実は当事業年度末日後に発覚したため、当該不備を当事業年度末日までに是正することができませんでした。 当社は、財務報告に係る内部統制の重要性を認識しており、これらの開示すべき重要な不備を是正するため、以下の項目を中心とした再発防止策を講じて適正な内部統制の整備及び運用を図ってまいります。 ① 経営層の意識改革と企業風土の醸成 イ 独立性を確保したガバナンス構造への移行 ロ 取締役の選任・報酬体系へのガバナンス要素の組み込み ハ 継続的な教育と組織風土の是正 ② 取締役会の監督機能の実効性確保 ③ 関連当事者取引の管理体制強化
事業等のリスク10,841字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下においては、当社グループの事業展開その他に関する事項のうち、リスク要因となる可能性が考えられる主な事項、及びその他投資家の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で、行われる必要があるものと考えております。 当社は、リスク管理に関するグループ全体のリスク対策の基本方針の策定、リスク対策実施状況の点検・フォロー及びリスクが顕在化した時のコントロールを行うために、コンプライアンス・リスク管理委員会を設置し、当社の事業活動に関する様々なリスクを全社的横断的な観点からモニタリングする体制を構築しております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (コンプライアンス・リスクマネジメント委員会) 当社は企業価値向上のためにはコンプライアンスの徹底及びリスクマネジメントが必要不可欠であると考え、「コンプライアンス・リスクマネジメント委員会規程」、「コンプライアンス規程」及び「リスクマネジメント規程」を制定し、これに従い全役職員が法令等を遵守した行動、高い倫理観をもった行動をとることを周知するとともに、市場、情報セキュリティ、労務、商品の品質・安全、各種法規制等の様々な経営上のリスクについて検討、対策をしております。また委員会は、コンプライアンスの状況の把握、コンプライアンス違反の未然防止及びコンプライアンス違反への対応を目的としております。代表取締役社長を委員長とし、委員は業務執行取締役、監査等委員である社外取締役及び各部門を所管する執行役員の中から選任しております。商品の品質と安全性の確保を最優先に、お客様、取引先、株主・投資家、地域社会、地球環境等の各ステークホルダー(利害関係者)、並びに役職員の利益阻害要因の除去・軽減に誠実に努めております。 (1) 特定のブランドへの依存及び競争の激化(発生可能性:中/発生可能性のある時期:中期的/影響度:中) 当社グループは、Missionとして "We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness" を掲げ、美しく革新的な方法で、「幸せの連鎖」があふれる社会の実現に挑戦し続けます。これに基づき、様々なカテゴリーに亘るブランドや製品の開発及び販売を行っております。現在主力とするブランドであるシャンプー・トリートメントを中心とした「BOTANIST」「YOLU」、美容家電ブランドである「SALONIA」では、各ブランドカテゴリーにおいて様々なプレイヤーが、類似のコンセプトを掲げた商品や同価格帯での商品を次々とリリースしており、成熟した国内市場での同業他社や他業界からの新規参入などにより、各カテゴリー内での競争は激化しております。 大手メーカーの更なる参入による競争激化や、各カテゴリーについての消費者の嗜好の変化により、当社の主力ブランドへの支持が変動するなど市場の状況が変化した場合、当社グループがこの競争環境に的確に対処できない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、ブランドポートフォリオの構築に努め、「BOTANIST」「YOLU」「SALONIA」以外の複数のブランドの成長に取り組み、中長期的に複数のブランド展開を推進してまいります。また、知的財産権の確保や、ネーミングやパッケージ、形状の独自性追求など様々な対応を講じ、確固たるブランド価値の確立を図っております。 (2) 経済情勢及び市場動向の変化について(発生可能性:中/発生可能性のある時期:長期的/影響度:中) 当社グループは、収益の大部分を日本国内及びアジア地域で得ているため、日本及びアジア地域の経済情勢の影響を受けます。今後、日本国内においては経済情勢や景気動向の変化、少子高齢化の進展に伴う経済活動や個人消費動向の変化が、アジア地域においては中国の経済情勢や景気動向等の変化による地域全体の動向の変化が、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの製商品の売上の大部分はヘアケア(美容家電を含む)、ボディーケア、スキンケアのカテゴリーに含まれており、これらのカテゴリーの市場動向の大きな変化によって当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、既存ブランドが成長し獲得した顧客基盤や、取引先等からの随時の情報把握などビジネス基盤を活用し市場の情報をタイムリーに把握することに努め、顧客志向やマーケットの変化を考慮した事業活動を推進してまいります。 (3) 新製品開発およびポートフォリオ運営について(発生可能性:中/発生可能性のある時期:中期的/影響度:中) 当社グループは、継続的な成長に向けて、新製品の創出および市場投入を重要な成長ドライバーと位置付けておりますが、新製品の企画・開発・販売には不確実性が伴います。顧客ニーズの変化や市場環境の変動、競合他社による類似商品の投入等により、新製品の販売が当初の想定を下回る場合や、開発中の案件の中止等により想定した製品投入が実現しない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、独自のブランドマネジメントシステムであるIPTOS(Idea、Plan、Test、Online & Offline、Scale)に基づき、仮説検証を前提とした意思決定プロセスを構築しております。新製品開発においては、小規模な投資による市場検証(Test)を起点に、一定の評価基準に基づく段階的な投資判断およびゲート管理を行い、検証結果に応じて事業拡大(Scale)を行うことで、新製品開発に伴う不確実性の低減を図るとともに、投資効率の向上に努めております。また、IPTOSは人的資源の効率的な配分を前提としており、新規開発は少人数のチームによる小規模な体制で開始し、検証結果に応じて段階的に人的リソースを拡充する運用としております。また、IPTOSの運用のもと、複数の開発テーマを並行して保有し、一定の中止を前提とした開発ポートフォリオを設計するとともに、開発プロジェクトの継続・拡大・中止の判断を適時に行うことで、新製品パイプラインの安定的な確保を図っております。加えて、当社独自の研究開発基盤であるJBIST(日本美科学研究所)およびAI等のテクノロジーを活用し、商品開発プロセスの高度化と意思決定の精度向上に取り組んでおります。これらの取り組みにより、IPTOSを中核とした意思決定プロセスのもと、新製品開発に伴う不確実性に起因するリスクの抑制を図り、持続的な成長に向けた事業基盤の安定化に努めております (4) 原材料調達について(発生可能性:高/発生可能性のある時期:短期的/影響度:中) 当社グループの製商品で使用している天然油脂や石油関連の原料の市場価格は、世界景気、地政学的リスク、需給バランス、異常気象、為替の変動等の影響を受けます。市場価格の急激な変動が生じた場合、目標とする利益を得られない可能性があります。また、需要の急激な変化やサプライヤーのトラブル発生により、製商品の市場への供給に支障をきたした場合や海外に工場がある製造委託先からの商品調達にて予測を超えた為替レートの変動がある場合は、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、製商品調達価格の上昇に対して、原価低減の施策や一部海外の製造委託先での生産を行うことなどにより、その影響の軽減を図っています。また安定調達に関わるリスクに関しては、様々なサプライヤーとの協働等を積極的に行っております。 なお、昨今のホルムズ海峡を巡る地政学的リスクが当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があり、現時点においてその影響を確定的に見積もることが困難な状況にあります。 (5) 特定の製造委託先への依存について(発生可能性:中/発生可能性のある時期:中期的/影響度:中) 当社グループの製商品の製造については、国内及び国外のメーカーに製造委託しております。当社グループは各製造委託先と良好な関係を維持しており、安定的な供給を受けております。また、多数の製造委託先と継続的な関係を保つことで、製品製造委託の代替先確保にも努めておりますが、委託先の経営方針の変更、経営悪化、供給能力の低下等により、安定的な供給を受けられなくなった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 「BOTANIST」「YOLU」「SALONIA」は特定の製造委託先及び協力工場で生産しており、ブランドの成長に伴い依存度は高くなっております。当該製造委託先の経営方針の変更、経営悪化、供給能力の低下等により、安定的な供給を受けられなくなった場合には、他の製造委託先等から供給を受けるまでの間に一時的な在庫不足になるなど、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、製造委託先での工場の分散化や他製造委託先候補の選定、安定在庫の確保・維持など、特定の製造委託先への依存による不測のリスク軽減に努めております。 (6) 自然災害・感染症等について(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:重) 台風、豪雨、長雨による洪水や大規模地震、津波等の自然災害が発生した場合、当社グループの事業活動が遅延又は中断する可能性があり、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。加えて、供給元、納入先、物流などのサプライチェーンに影響が生じた場合や、当社グループの従業員に影響が生じた場合にも、同様の影響が生じる可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、BCPマニュアルを作成の上、社員に配布し、緊急対策の体制整備に努めるほか、社員と家族の安全の確保、事業活動の継続を中心に考え、国や自治体の方針または感染状況に応じた柔軟な勤務体制や働き方の推進、業務のデジタル化の推進及び新しい働き方に対する会社制度の見直し等に努めております。また、供給元や販売先その他関係先とのコミュニケーションを取りながら事業への影響の低減に努めております。 (7) 社会課題への対応について(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 地球環境問題や気候変動、プラスチックごみ問題、水資源の枯渇、原資材調達に関する環境問題、サプライチェーン上の人権問題、CO₂排出規制強化、エネルギーコストの増加、大雨や洪水によるサプライチェーンへの影響などのリスクが想定される中、当社グループのこれらサステナビリティへの取り組み、対応が不十分と評価された場合、漸次的にレピュテーションが低下する可能性があります。 当社グループとしては、サステナビリティに向けた重点課題として6つのマテリアリティと目標を定め、グループ全体で取り組んでおります。ブランドポートフォリオの最適化に取り組みつつ、環境に配慮したサステナブルな容器の採用や植林活動、商品寄付活動、国際水準でのサステナビリティに関する取り組みの推進、持続可能なパーム油の生産調達の実現を目指している国際団体であるRSPOへの加盟、サプライチェーン上の取引先調査実施など、様々な取り組みを実施しております。 今後も、事業活動を通じて環境や社会により良い影響を与えられるような活動を引き続き取り組んでまいります。 (8) 安全性及びリコール発生等の品質について(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当社グループはMissionに基づいて、継続的に新規ブランド及び商品を生み出しており、常に新しいコンセプトや、機能の商品を開発すること、お客様の信頼に応えた高いレベルで安全性追求した絶えざる品質の向上に努めております。しかし、指定要件を満たさない原材料の使用や異物混入等を防止できなかった場合には、「製造物責任法(PL法)」に基づき損害賠償請求の対象となる可能性があります。また、商品の安全性に関する悪い風評が発生する場合や意図しない商品不良等により大規模なリコールが発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループは製造及び梱包作業委託先に対する厳正な管理体制を整備し、発売前の安全性試験を実施するなど、安全面での品質維持及びさらなる向上に努めております。また、商品の品質、安全性を担保する目的で設置した品質保証部において、新しい領域の商品開発においても常に品質を重視し、商品の品質と安全性を確保するための品質管理体制を構築しております。 (9) 海外事業の展開について(発生可能性:中/発生可能性のある時期:長期的/影響度:中) 当社グループは、アジア、米国を中心に海外での販売を展開しております。そのため、社内における情報収集体制を強化し、海外販売リスクの未然防止に努めております。しかしながら、予測し得ない現地の経済情勢の変化や為替相場の変動に加え、投資、貿易、外貨、税金及び営業許可に関する法的規定の変更、生活習慣の相違、労使関係及びその他政治的・社会的要因により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、グローバルでの健全な経営を遂行する組織体制や仕組みを整備し、柔軟な経営体制構築に努めております。また、本社における海外子会社の管理体制、社内規程を整備し、規則に則って業務運営や計画的監査を行い、ガバナンス体制強化を図っております。そして、為替を含めた全社の損益管理を強化することにより可能な限りリスクを軽減するよう努めております。 (10) 広告宣伝及びマーケティングについて(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当社グループにおいては、インターネット等の広告宣伝により新規顧客を獲得しており、広告宣伝は重要なファクターであります。当社グループは、マーケティング戦略を重要な経営課題と位置づけ、効果的な広告宣伝を追求しておりますが、期待する効果をあげられない場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、前年度や類似施策の顧客獲得コストとの比較を常に行い、新規の顧客獲得手法を継続的にトライアルすること、また四半期ごとの予実管理について確認、報告を行うことにより、新規顧客獲得ペースを維持もしくは拡大するための取り組みを推進しております。 (11) レピュテーションについて(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当社グループは、「BOTANIST」「SALONIA」「YOLU」などのマルチブランド展開を図っており、各ブランドは、当社グループのMissionに基づき、お客様の信頼に応えた商品・サービスの提供により、ブランドイメージの形成とその維持向上に十分努めております。しかしながら、当社グループの商品・サービスに関する否定的な評判や評価が世間に流布することによって信用が低下し、ブランドイメージが毀損された場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、広告及びSNS活用時の不適切表現を防止する対策として、事前チェック体制の整備と社内教育に取り組んでおります。また、SNS等のモニタリングから早期のリスク発見できる体制構築を行い、当社グループのレピュテーション(評判・信用)の維持に努めております。 (12) 返品発生について(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当社グループは、国内小売店及び量販店等の商習慣に影響を受けており、過去に販売した商品について返品が生じる可能性があります。不良品等止むを得ない場合は返品を受け入れており、返品処理及び代替品の商品の配送等追加的な費用が発生することから、予測し得ない返品が多数発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、返品条件を契約書に明記し、かつ実際の返品受け入れについて事前に取引先と個別協議を行っており、不必要な返品を防ぐとともに返品発生リスクの最小化を図っております。 (13) 在庫について(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当社グループは、在庫の保有状況をモニタリングしながら生産数量と発注数量の調整を毎月実施し、滞留が予測される商品について販売施策を追加で立案することで在庫リスクの最小化を図っております。しかしながら、需要動向を見誤ったことによる欠品機会損失、ないし滞留在庫が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、ブランドの認知度等のKPIや市場状況等を用いた需要予測から商品発注量を算定する仕組みを導入しており、また分析専門部隊を設置し、過剰在庫や機会損失防止に努めております。 (14) 四半期ごとの業績変動について(発生可能性:中/発生可能性のある時期:短期的/影響度:軽) 当社グループは、新商品の発売や小売店での棚割り、マーケティング投資のタイミングにより、当社グループの売上高成長や営業利益推移は、年間を通じて平準化されずに四半期決算の業績が著しく変動する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、四半期業績の状況について株式市場との対話を強化していくとともに、ブランドポートフォリオの確立から、四半期業績の平準化に努めてまいります。 (15) 投融資について(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当社グループは、国内外問わず出資、子会社設立、合弁事業の展開、アライアンス、M&A等の投融資を実施する場合があります。投融資については、リスク及び回収可能性を十分に事前評価し決定してまいりますが、投融資先の事業の状況が当社グループに与える影響を確実に予想することが困難な場合も有り、投融資額を回収できなかった場合や減損の対象となる事業が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、出資等の案件について、当社グループのMissionとの整合を確認し、ビジネスモデルを十分に検討した上で判断するとともに、出資後は定期的なモニタリングを継続実施してまいります。 (16) 優秀な人材確保・育成について(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当社グループは、多様な人材が活躍できる場の創出に努めております。グローバル展開を含めた今後の成長を推進するにあたり、優秀で熱意のある人材を適時に採用することが重要な課題と認識しております。しかしながら、労働市場の競争激化等の理由により、十分な人材の確保や人材育成が計画通りに進捗しなかった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、従業員が働きやすさとやりがいを持って働けるよう、事業成長を通して挑戦し成長できる環境を作り、魅力的な人事制度の構築を継続的に推進してまいります。また、事業や組織の成長を促す人事部門を中心に、継続的に組織構築を推進してまいります。 (17) 内部管理体制について(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当社グループは、今後の事業運営及び事業拡大に対応するため、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しております。今後、事業規模の拡大に合わせ、内部管理体制も充実・強化していく方針でありますが、事業規模に適した内部管理体制の構築に遅れが生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、各社内規程及び法令順守を徹底してまいります。 なお、当社は連結財務諸表の「注記事項(追加情報)」に記載のとおり、過去において関連当事者取引に対する組織的な管理体制に不備が認められ、過去に提出済みの有価証券報告書に記載されている連結財務諸表を訂正するとともに、内部統制においても過去に遡って財務報告に重要な影響を及ぼす開示すべき重要な不備があったと判断いたしました。 こちらにつきましても、再発防止策を策定し、実行することで適正な内部統制の整備及び運用を図ってまいります。内部統制に関する詳細は、2026年5月15日提出の内部統制報告書をご参照ください。 (18) 情報セキュリティについて(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当社グループは、事業を展開する上で、当社グループ、取引先及びお客様の機密情報を保持しております。近年のインターネット環境をはじめとするネットワーク環境は、コンピュータウイルスやセキュリティ侵害による個人情報を含む情報漏洩、滅失または毀損のリスクが増大する傾向にあります。万一不測の事態により情報漏洩、滅失または毀損が発生した場合は、社会的信頼の失墜、機密保持契約違反による損害賠償責任等の発生、当社グループのノウハウの流出または逸失による競争力の低下等により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、システムメンテナンスや情報管理対策を講じており、また使用するサーバー設備やネットワークを常時監視し、障害の兆候が見られた場合には、システム担当の役職員に対して即時通知がされるなどシステム障害の発生を未然に防ぐことに努めております。また、個人情報については、公益社団法人日本通信販売協会が定める「個人情報保護ガイドライン」および個人情報保護規程及び情報セキュリティ関連規程に基づき管理を行い、またプライバシーマークを取得し社内で運用する他、社内教育や研修の徹底、システム整備の実施などに取り組んでおります。 (19) 法規等の遵守について(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当社グループが取り扱うヘアケア及びスキンケア(以下「化粧品」)、健康食品及びサプリメント(以下「食品」)、及び美容家電の各商品は、その製造、品質・安全管理、表示・広告、販売等において各関係法令の規制を受けております。例えば、化粧品は主に「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下「薬機法」)」、食品は「食品衛生法」、「健康増進法」、美容家電は「製造物責任法(PL法)」等の規制を受けます。将来的にかかる法令の変更又は新たな法令の施行等があった場合は、当社グループの主要な事業活動が制限される可能性があります。 なお、各商品の表示・広告においては、それらの法規制以外にも「不当景品類及び不当表示防止法」の規制を受けます。更に、販売方法により「特定商取引に関する法律」、容器の種類により「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」等が適用されます。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、各関係法令のチェック体制を整備し、コンプライアンス規程の制定及び運用、必要に応じて各種法令を管轄する省庁への確認、役職者への周知及び研修の実施等を行い、法令順守の徹底を図っております。 (20) 知的財産保護等について(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当社グループでは、自社商品の保護及び競合他社との優位性を保つため、特許権、商標権、意匠権等の知的財産権確保による自社権益の保護に努めておりますが、模倣品等による権利侵害がなされる可能性があります。また、当社グループは第三者の知的財産権を侵害しないよう、商品開発には十分な調査を行った上で事業活動を行っておりますが、万一、当社グループが、第三者より権利侵害として訴えを受けた場合、その結果によっては、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、製品企画、開発時でのコンセプトや重要な訴求ワードの法務確認、商品上市前の商標権等の取得により知的財産権の確保に努めております。また、第三者による模倣品の製造販売の防止として、当社の知的財産権に対する侵害事例の調査を行っております。 (21) 重要な訴訟等について(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:中) 当連結会計年度において、当社グループに重大な影響を及ぼす訴訟等は提起されていませんが、将来、重要な訴訟等が発生し、当社グループに不利な判断がなされた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、法務部門による契約の事前審査や知的財産権の管理、法令や契約等の遵守のためのコンプライアンス規程を定めて社内教育やコンプライアンス体制の充実に努めております。 (22) 株式価値の希薄化について(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:軽) 当社グループは、当社グループ役員、従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。本書提出日の前月末時点において、これらの新株予約権による潜在株式数は114,147株であり、発行済株式総数の約0.6%に相当しております。これらの新株予約権の行使が行われた場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があり、この株式価値の希薄化が株価形成に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,720字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。 また、当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度との比較分析にあたっては、当該見直し反映後の金額を用いております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況及び分析 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、景気は緩やかに回復いたしました。一方で、継続的な諸物価の上昇や米国の関税政策の影響、不安定な国際情勢、長期金利の上昇など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況の中で、当社グループは、Missionとして "We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness" を掲げ、美しく革新的な方法で、「幸せの連鎖」があふれる社会の実現に挑戦し続けます。これに基づき、「ブランド創出力」「OMO」「IPTOS」を強みとして、独自の商品・ブランド開発モデルによって、積極的な新商品開発、マーケティング、市場開拓、海外展開に取り組んでいるところです。 セグメントの業績は、次のとおりです。 (a)国内事業 主な事業内容は、当社が開発したブランド商品の日本国内の卸売事業者を通じた小売店及び量販店運営事業者への卸売販売、インターネットを活用した日本国内の一般消費者への直接販売であります。 国内事業では、持続的な成長に向けて、当社が強みを持つヘアケア系、美容家電、スキンケア他のカテゴリーの継続的な投資及び新たなトレンド発掘に注力しました。 BOTANISTブランドにおいては、2025年10月に「ボタニカルボディーソープフォーム モイスト」を3年ぶりにリニューアル発売しました。世界的な香りのトレンドとして注目されているウッディ系の香調である「ヒノキとサンダルウッドの香り」にアップデートし、自然のやすらぎを感じられる香りがお客様よりご好評を頂き、売上高の伸長に寄与しました。 ナイトケアビューティーブランドYOLUは、2025年10月にヘアケアシリーズ第4弾として「メロウナイトリペアシャンプー・トリートメント・ヘアミルク」を発売しました。髪の内側・外側を段階的に補修して睡眠中の髪の絡まりを防ぎ、シルクのようなサラサラな仕上がりを実現する同商品は、Amazonでの先行発売分が早期完売(注)するなど人気を集め、売上高の伸長に寄与しました。 SALONIAブランドにおいては、2025年10月から11月にかけて、スマートフォン充電ができる「コードレス ストレートヘアアイロン」に加え、かっさ機能付きの「グロッシーケア メタルカッサコーム」を発売しました。中高価格帯商品の好調継続に加え、雑貨などの新商品の発売が売上高の伸長に寄与しました。 また、2024年10月に行った株式会社トゥヴェールの株式の取得により同年11月から当社グループにジョインしたTOUT VERTブランドやベースメイク・スキンケア商品を展開するWrinkfadeなどのスキンケアブランドが好調に推移した他、2025年2月発売の機能性ティーブランドTeaflexや、同年4月発売の再生柔軟剤ReWEARなどの新ブランドが大きく成長しました。これらのブランドがスキンケア他カテゴリーにおける売上高の伸長に寄与し、全社での成長を牽引しました。 以上のことから、当連結会計年度の売上高は47,736百万円(前期比9.3%増)、営業利益7,298百万円(前期比8.0%減)となりました。 (b)海外事業 主な事業内容は、当社が開発したブランド商品のインターネットを活用した海外の一般消費者への直接販売、並びに海外のインターネット販売事業者、販売代理事業者、美容専門店、ドラッグストアへの卸売販売であります。香港、台湾、シンガポール、マレーシア、韓国などにおいて同国内に複数の店舗が展開されている化粧品・コスメショップ・小売店での販売に継続的に取り組みました。2024年12月に決定した艾恩伊(上海)化粧品有限公司の清算手続きの開始により、海外事業における中国領域の売上が減少となった一方で営業損失は改善となりました。 以上のことから、当連結会計年度の売上高は1,239百万円(前期比7.8%減)、営業損失125百万円(前連結会計年度は営業損失743百万円)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は48,975百万円(前期比8.8%増)となりました。また、EBITDAは5,626百万円(前期比8.3%増)、営業利益は3,880百万円(前期比14.4%減)、経常利益は3,830百万円(前期比16.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,097百万円(前期比28.9%減)となりました。 (注)ヨル メロウナイトリペアシリーズ限定セットのAmazon先行発売分が完売 (集計日:9月16日~9月24日) ② 財政状態の状況及び分析 当社グループの財政状態の状況及びその要因につき、次のとおり分析しております。 (a)流動資産 当連結会計年度における流動資産は、22,243百万円となり、前連結会計年度末よりも531百万円増加いたしました。その主な内訳は、商品が1,286百万円、現金及び預金が137百万円増加したことに対し、売掛金が873百万円減少したことによるものです。 (b)固定資産 当連結会計年度における固定資産は、14,816百万円となり、前連結会計年度末よりも1,829百万円減少いたしました。その主な内訳は、のれんが651百万円、繰延税金資産が492百万円、契約関連資産が330百万円、商標権が237百万円減少したことによるものです。 (c)流動負債 当連結会計年度における流動負債は、9,308百万円となり、前連結会計年度末よりも8,420百万円減少いたしました。その主な内訳は、1年内返済予定の長期借入金が1,265百万円、未払金が890百万円増加したことに対し、短期借入金が10,000百万円、未払法人税等が371百万円減少したことによるものです。 (d)固定負債 当連結会計年度における固定負債は、7,642百万円となり、前連結会計年度末よりも4,822百万円増加いたしました。その主な内訳は、長期借入金が5,357百万円増加したことに対し、事業整理損失引当金が278百万円、繰延税金負債が262百万円減少したことによるものです。 (e)純資産 当連結会計年度における純資産は、20,109百万円となり、前連結会計年度末よりも2,299百万円増加いたしました。その主な内訳は、親会社株主に帰属する当期純利益2,097百万円及び剰余金の配当227百万円により利益剰余金が1,870百万円増加したことに対し、新株予約権の行使により自己株式が477百万円減少したことによるものです。 ③ キャッシュ・フローの状況及び分析 当社グループの各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因につき、次のとおり分析しております。 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)につきましては、8,531百万円(前連結会計年度比1,261百万円の増加)となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、獲得した資金は4,058百万円(前連結会計年度は38百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益3,879百万円の計上、減価償却費1,094百万円、のれん償却額651百万円、売上債権の減少額873百万円、棚卸資産の増加額1,427百万円、未払金の増加額885百万円、法人税等の支払額1,979百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、獲得した資金は802百万円(前連結会計年度は10,360百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金の減少による収入1,123百万円、有形固定資産の取得による支出221百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は3,589百万円(前連結会計年度は9,234百万円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の純減額10,000百万円、長期借入れによる収入9,000百万円、長期借入金の返済による支出2,377百万円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 (a)生産実績 当社グループは生産設備を有しておらず、生産は行わないため、記載を省略しております。 (b)受注活動 当社グループは、受注から販売までの期間が極めて短いため、記載を省略しております。 (c)仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績は、21,849百万円(前年同期比1.4%減)となりました。なお、当社グループは販売エリアを基礎としたセグメントから構成されており、全セグメントで共通して仕入活動を行っているため、セグメントごとの金額は記載しておりません。 (d)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 国内事業(百万円)   47,736   109.3 海外事業(百万円)   1,239   92.2 合計(百万円)   48,975   108.8 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社あらた   13,997   31.1   14,542   29.7 株式会社大木   5,959   13.2   5,073   10.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者により、一定の会計基準の範囲内で、かつ合理的と考えられる見積りが行われている部分があり、資産・負債、収益・費用の金額に反映されております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる可能性があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要は、商品仕入や認知度向上のための広告宣伝費や販売促進費及び人件費等であります。これらの資金需要及び短期の運転資金につきましては、自己資金及び金融機関からの短期借入金による資金調達により充当することとし、長期の運転資金や設備投資につきましては、金融機関からの長期借入金、新株発行による調達資金により充当することを基本方針としております。 なお、当社のキャッシュ・フローにつきましては、「キャッシュ・フローの状況及び分析」に記載のとおりであります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照下さい。 ⑤ 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照下さい。 ⑥ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗について 当社グループは、事業拡大及び企業価値向上を示す指標として、売上高、営業利益率、EBITDAマージンを重要な経営指標と位置付け、各経営課題に取り組んでおります。 当連結会計年度における売上高は、48,975百万円と前連結会計年度の45,006百万円に対して前期比8.8%増加しております。一方で、営業利益率およびEBITDAマージンについては、主にM&Aの関連費用の負担や、新領域の人材拡充に係る人件費の上昇等により、営業利益率は当連結会計年度で7.9%と前連結会計年度の10.1%に対して減少、EBIDAマージンについても当連結会計年度で11.5%と前連結会計年度の11.6%に対して減少となりました。 また、2026年度におきましては、売上高の再成長加速に向けた大規模な戦略的投資を実施予定であることから、従来の水準に対して一時的に営業利益率が減少する想定でありますが、2027年以降の回復基調および高収益化を目指します。

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開示資料

出典

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