概要
王子ホールディングスは、1873年創業の抄紙会社を源流とする国内最大手の総合紙・パルプメーカーである。新聞用紙、印刷用紙、段ボール原紙、家庭紙など幅広い紙製品に加え、特殊紙、感熱紙、粘着フィルム、不織布などの機能材、植林・パルプ・バイオマス発電など資源環境ビジネスを展開する。2026年3月期の連結売上高は1兆8617億円、営業利益346億円。グループ従業員数は3万8757人。東京証券取引所プライム市場に上場している。
4つの報告セグメントで構成される事業ポートフォリオ
王子グループは、生活産業資材、機能材、資源環境ビジネス、印刷情報メディアの4つを報告セグメントとする。生活産業資材は段ボール原紙・加工、白板紙・紙器、包装用紙・製袋、家庭紙・紙おむつ、液体紙容器などを扱い、2026年3月期の売上高は9433億円とグループ全体の約半分を占める。機能材は特殊紙、感熱紙、粘着紙・フィルム、不織布を製造し、国内外の多様な産業に供給する。資源環境ビジネスはブラジル、ニュージーランド、インドネシアなどでの植林事業、パルプ製造、バイオマス発電を含む。印刷情報メディアは新聞用紙や印刷・出版・情報用紙を供給する。この他、物流、エンジニアリング、不動産などのその他事業も抱える。
アジア・南北米・欧州に広がるグローバル拠点
王子グループは、アジア、北米、南米、欧州、オセアニアの幅広い地域に事業拠点を持つ。中国では江蘇王子製紙が家庭紙やパルプを製造するほか、蘇州や上海に包装工場がある。東南アジアではマレーシアのGS Paperboard、タイのOji Paper、ベトナムのOjitexなどが段ボールや紙袋を生産。インドではOji India Packagingが段ボール事業を展開する。南米ではブラジルのCelulose Nipo-Brasileiraが植林とパルプ製造を行い、ウルグアイにも植林会社を有する。オセアニアではニュージーランドのPan Pac Forest Productsが製材・パルプを生産し、Oji Fibre Solutionsが段ボール・紙袋を手掛ける。欧州ではフィンランドのWalkiやオーストリアのAustroCel Halleinが事業を展開する。
森林資源を軸とする資源循環型ビジネスモデル
王子グループは「木を使うものは、木を植える義務がある」という理念の下、国内外に広大な社有林を保有し、持続可能な森林経営を実践している。ブラジル、ニュージーランド、インドネシアなどにおける植林事業により、原料となる原木・チップを安定的に調達する。製紙工程では再生紙の利用を推進し、家庭紙や段ボール原紙に積極的に古紙原料を用いる。また、木質バイオマスを燃料とする発電事業をグループ内で展開し、王子グリーンエナジー徳島などの子会社が運営する。資源環境ビジネスセグメントにはパルプ製造や糖化製品も含まれ、林業からエネルギーまで一貫した循環を形成している。
持株会社体制とグループガバナンス
王子ホールディングスは、子会社312社、関連会社58社からなる企業集団の持株会社である。グループ本社機能は王子マネジメントオフィスが担い、人事、経理、企画、財務などの業務を集中管理する。各事業セグメントは独立した子会社が運営しており、生活産業資材は王子マテリア、王子コンテナー、王子ネピアなどが、機能材は王子エフテックス、王子イメージングメディアなどが、資源環境ビジネスは王子グリーンリソース、王子木材緑化などがそれぞれ事業を展開する。また、地域統括会社としてOji Asia Management(東南アジア)やOji Oceania Management(オセアニア)を設置し、現地経営の効率化を図っている。
業界の中での役割は紙パルプ製品の総合サプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01包装・容器・紙加工(生活産業資材)主力
段ボール原紙の製造から段ボール加工まで一貫。白板紙・紙器、包装用紙・製袋、液体紙容器、サステナブルパッケージなどを国内外で展開。家庭紙(ティッシュ・トイレットペーパー)や紙おむつも手掛ける。
- 段ボール原紙・段ボール製品
- 段ボール用のライナーと中芯原紙、および加工された段ボール箱。
- 白板紙・紙器
- 化粧品・食品などの包装に用いる白板紙と、それを加工した紙器。
- 包装用紙・紙袋
- クラフト紙などの包装用紙や、セメント・飼料用の紙袋。
- 家庭紙
- ティッシュペーパー、トイレットペーパーなど。
- 紙おむつ
- 乳幼児用・大人用の紙おむつ。
- 液体紙容器
- 牛乳パック・飲料用紙容器など。
02特殊紙・感熱紙・粘着・フィルム(機能材)主力
特殊紙、感熱紙(レシート用など)、粘着紙・粘着フィルム、情報用紙、不織布を製造・販売。国内外に生産拠点を有し、多様な産業向けに供給。
- 特殊紙
- 耐熱紙、絶縁紙、ろ紙など特定機能を持つ紙。
- 感熱紙・感熱フィルム
- レシート用感熱紙、チケット、ラベルなど。
- 粘着紙・粘着フィルム
- ラベル用途の粘着紙・フィルム。
- 不織布
- 衛生材料・工業資材などに使用される不織布。
03植林・木材加工・パルプ・エネルギー(資源環境ビジネス)準主力
ブラジル、ニュージーランド、インドネシアなどで植林事業を展開。原木・チップの調達・加工・販売、パルプの製造・販売を行う。また、バイオマス発電事業や糖化製品の製造も手掛ける。
- パルプ
- 紙原料となる化学パルプ・機械パルプ。
- 原木・チップ
- 製紙用チップや建材用原木。
- バイオマス発電
- 木質バイオマスを燃料とする発電事業。
- 糖化製品
- コーンスターチ由来の糖化製品。
04新聞・印刷・出版・情報(印刷情報メディア)準主力
新聞用紙、印刷・出版・情報用紙を製造・販売。国内外の新聞社・印刷会社・出版社向け。
- 新聞用紙
- 新聞印刷に使用される巻取紙。
- 印刷・出版・情報用紙
- 雑誌、カタログ、コピー用紙などに使用される塗工紙・非塗工紙。
05その他(物流・エンジニアリング・不動産・溶解パルプ等)その他
グループ内物流、プラントエンジニアリング、不動産賃貸・販売、溶解パルプ・次世代バイオエタノール製造などの事業を展開。
- 溶解パルプ
- レーヨン・アセテートなどの原料となる高純度パルプ。
- 次世代バイオエタノール
- 木質原料から製造されるバイオ燃料。
製品と技術
段ボール原紙から加工まで一貫する包装事業
王子グループの包装事業は、段ボール原紙の製造から段ボール箱の加工までを一貫して手掛ける。王子マテリアがライナーと中芯原紙を生産し、王子コンテナー、森紙業、王子インターパックなどが段ボール箱に加工する。東南アジアではGS Paperboard、Harta Packaging、Ojitex Vietnamなどが現地生産を行う。製品は食品・飲料、家電、通販など幅広い業種向けである。また、白板紙・紙器では王子パッケージングが化粧品・医薬品向けの高級紙器を、包装用紙・製袋では王子製袋がセメント・飼料用の紙袋を供給する。液体紙容器ではIPI S.r.l.が牛乳パックなどを製造する。
特殊紙・感熱紙・粘着フィルムの機能材事業
機能材セグメントでは、王子エフテックスが変圧器用セルロース系プレスボードなどの特殊紙を製造し、中津工場で生産能力を約3倍に増強した。王子イメージングメディアはレシート用感熱紙や感熱フィルムを手掛け、北米のKanzaki Specialty Papers、欧州のKANZAN Spezialpapiere、南米のOji Papéis Especiaisなど海外拠点でも生産する。粘着紙・粘着フィルムは王子タックと新タック化成が製造し、ラベルや産業用テープ向けに供給する。不織布は王子キノクロスが衛生材料や工業資材用途で生産し、中国の王子奇能紙業でも展開する。
植林・パルプ・バイオマスエネルギーの資源循環事業
資源環境ビジネスの中核は、ブラジルのCelulose Nipo-Brasileira、ニュージーランドのPan Pac Forest Products、インドネシアのPT. Korintiga Hutaniなどによる植林とパルプ製造である。これらの拠点は原木・チップを安定供給し、一部はグループ外にも販売する。パルプは王子グリーンリソースが調達を統括する。エネルギー事業では、王子グリーンエナジー徳島やエム・ピー・エム・王子エコエネルギーがバイオマス発電所を運営する。また、AustroCel Hallein(オーストリア)は溶解パルプと木質由来バイオエタノールを製造するバイオリファイナリーを手掛け、次世代バイオ燃料の事業化を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
パルプ・紙のなかでの位置
国内シェア首位、内需依存で海外比率低め
王子ホールディングスは、パルプ・紙業界で国内首位の事業規模を持ち、売上高は約1.85兆円と同業他社を大きく引き離す。ライバルである日本製紙や北越コーポレーションと比べ、生産能力と販売網で優位に立つ。国内市場に強く依存しており、紙需要の構造的な減少が収益性に影響を与える。営業利益率は2025年3月期に3.66%と改善したが、2026年3月期は1.86%まで悪化見込み。成長分野へのシフトやコスト削減が急務。
強み
- 売上高1.8兆円超で業界最大、生産・物流基盤が他社を圧倒
- 新聞・出版・包装など幅広い需要があり、景気変動の影響を受けにくい
- 植林から製造まで一貫体制で、原料調達の安定性と環境対応を両立
- 機能紙や特殊紙など高付加価値製品の開発に強みを持つ
課題
- デジタル化で紙の需要が縮小、今後の売上減少は避けられない
- 営業利益率2%前後と低く、コスト削減や価格転嫁が不十分
- 海外売上比率が低く、成長市場への参入が進んでいない
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
商社・卸売の時価総額近傍。太字が王子ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9147NIPPON EXPRESSホールディングス | 1.4兆円 | 71.6倍 |
| 2 | 2768双日 | 1.2兆円 | 11.4倍 |
| 3 | 5411JFEホールディングス | 1.2兆円 | 17.6倍 |
| 4 | 9962ミスミグループ本社 | 1.0兆円 | 24.4倍 |
| 5 | 3064MonotaRO | 9,230億円 | 25.6倍 |
| 6 | 3861王子ホールディングス | 8,856億円 | 14.3倍 |
| 7 | 2181パーソルホールディングス | 6,767億円 | 15.5倍 |
| 8 | 7459メディパルホールディングス | 6,296億円 | 14.1倍 |
| 9 | 1963日揮ホールディングス | 5,746億円 | 13.6倍 |
| 10 | 8088岩谷産業 | 5,149億円 | 10.6倍 |
| 11 | 2784アルフレッサ ホールディングス | 4,458億円 | 10.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
苫小牧製紙として発足した1949年と社名変遷
1949年8月、「苫小牧製紙株式会社」として発足したのが現在の王子グループの直接の前身である。1952年6月に商号を「王子製紙工業株式会社」と変更し、1956年9月には林木育種研究所、1957年10月には中央研究所を設置して研究開発体制を整えた。1960年12月には商号を「王子製紙株式会社」と改め、社名が王子に統一された。この時期は国内の紙需要の拡大に対応し、生産基盤の強化を進めた。
合併と海外進出で規模を拡大した1970年代
1970年9月、北日本製紙株式会社と合併し、生産規模を拡大した。1973年3月にはニュージーランドでCarter Oji Kokusaku Pan Pacific Project(現Pan Pac Forest Products)が稼働し、海外での植林・パルプ事業に乗り出した。1979年3月には日本パルプ工業株式会社と合併し、原料調達力と製造能力をさらに強化した。これらの合併と海外投資により、国内大手製紙メーカーとしての地位を固めるとともに、グローバルな資源確保の道を開いた。
大型合併で業界再編を主導した1989年~1996年
1989年4月、東洋パルプ株式会社と合併し、さらに規模を拡大。1993年10月には神崎製紙株式会社と合併し、商号を「新王子製紙株式会社」に変更した。1996年10月には本州製紙株式会社と合併し、商号を再び「王子製紙株式会社」とした。一連の大型合併により、新聞用紙から家庭紙まで幅広い製品を扱う総合紙・パルプメーカーとしての国内首位の地位を確立した。この再編は、需要の多様化と競争激化に対応するための業界再編の動きの中に位置づけられる。
2000年代初頭の事業再編と子会社化による分業体制
2001年5月、段ボール原紙の共同販売会社「王子板紙」を設立し、同年10月には全国7地区の段ボール子会社を統合して「王子コンテナー」を発足させた。2002年10月には段ボール原紙の生産・販売を王子板紙に一元化した。2003年4月には家庭用紙事業を王子ネピアに統合し、2004年10月には特殊紙・フィルム事業を王子特殊紙(現王子エフテックス)に統合した。これにより、各事業を専門子会社が担う分業体制が整い、効率的な経営が可能となった。
成長市場への海外M&Aを加速した2005年以降
2005年12月、国内段ボール業界第3位の森紙業グループの株式を取得し、国内シェアを拡大した。2007年10月には中国江蘇省南通市に合弁会社「江蘇王子製紙」を設立し、中国市場への本格進出を果たした。2010年4月にはマレーシアの板紙・段ボールメーカーGS Paper & Packagingの持株会社Paperbox Holdingsの株式を取得し、東南アジアでの事業基盤を強化した。これらの買収・投資を通じて、国内需要の減少を見据えた海外展開を積極的に推進した。
年表19件を開く
1940年代
- 1949年8月創業「苫小牧製紙株式会社」として発足
1950年代
- 1952年6月商号を「王子製紙工業株式会社」と変更
- 1956年9月林木育種研究所(現 イノベーション推進本部)設置
- 1957年10月中央研究所(現 イノベーション推進本部)設置
1960年代
- 1960年12月商号を「王子製紙株式会社」と変更
1970年代
- 1970年9月M&A北日本製紙株式会社と合併
- 1973年3月Carter Oji Kokusaku Pan Pacific Project(現 Pan Pac Forest Products Ltd.)稼働(ニュージーランド)
- 1979年3月M&A日本パルプ工業株式会社と合併
1980年代
- 1989年4月M&A東洋パルプ株式会社と合併
1990年代
- 1993年10月M&A神崎製紙株式会社と合併し、商号を「新王子製紙株式会社」と変更
- 1996年10月M&A本州製紙株式会社と合併し、商号を「王子製紙株式会社」と変更
2000年代
- 2001年5月当社の持分法適用関連会社である高崎三興株式会社、当社の連結子会社である中央板紙株式会社及び北陽製紙株式会社の3社との共同出資により、段ボール原紙の共同販売を行う「王子板紙株式会社(現 王子マテリア株式会社)」を設立
- 2001年10月M&A全国7地区の段ボール子会社7社を、当社の段ボール部門を含めて1社に統合し、商号を「王子コンテナー株式会社」と変更
- 2002年10月M&A段ボール原紙共同販売会社である王子板紙株式会社(現 王子マテリア株式会社)に、当社段ボール原紙製造部門、当社連結子会社である高崎三興株式会社、中央板紙株式会社、北陽製紙株式会社及びオーアイアール株式会社を統合し、段ボール原紙の生産・販売体制を一元化
- 2003年4月M&A家庭用紙事業に関して、生産・販売体制の一元化を図るため、家庭用紙販売会社である株式会社ネピアに、当社家庭用紙製造部門及び当社連結子会社であるホクシー株式会社を統合し、商号を「王子ネピア株式会社」と変更
- 2004年10月M&A特殊紙及びフィルム事業に関して、特殊紙及び白板紙の生産販売会社である富士製紙株式会社に、当社特殊紙及びフィルム事業部門を統合し、商号を「王子特殊紙株式会社(現 王子エフテックス株式会社)」と変更
- 2005年12月段ボール事業に関して、段ボール業界第3位(生産量)の森紙業グループ各社の株式を取得
- 2007年10月中国江蘇省南通市において、現地合弁会社である江蘇王子製紙有限公司を設立
2010年代
- 2010年4月段ボール事業に関して、マレーシアの板紙・段ボールメーカーであるGS Paper & Packaging Sdn.Bhd.(現 GSPP Holdings Sdn.Bhd.)の持株会社であるPaperbox Holdings Ltd.の株式を取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 保有株式縮減額(政策保有株式+退職給付信託株式)2030年度まで1,200億円
- 自己株式取得額2027年度まで1,500億円
- 連結営業利益2027年度まで1,200億円
- 親会社株主に帰属する当期純利益2027年度まで800億円
- ROE2027年度まで8%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
資本効率向上
非コア資産の売却や投資基準の厳格化、自己株式の取得などを通じて資産のスリム化と資本構成の見直しを進め、成長投資と株主還元の両立を図り、ROEの向上を目指す。
- 02
ポートフォリオ転換
成長事業・地域への進出を加速し、低収益事業の撤退基準を厳格化。将来の中核として「木質バイオマスビジネス」と「サステナブルパッケージ」を掲げ、木質由来新素材開発や医薬・ヘルスケア領域への本格参入を推進する。
- 03
サステナビリティ促進
カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーに向けた取組みを強化し、自然資本会計への対応を見据えたネイチャーポジティブ経営を進化させる。難処理古紙のマテリアルリサイクルブランド「Renewa」を立ち上げ、資源循環を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で38,757人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は850万円で、9期前と比べて+1.4%。平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は15.6年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 35,392 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 36,144 | — |
| 2019年3月 | 838 | 43.9 | 15.7 | 36,309 | — |
| 2020年3月 | 834 | 44.5 | 16.0 | 36,810 | — |
| 2021年3月 | 841 | 44.7 | 16.6 | 36,034 | — |
| 2022年3月 | 859 | 47.5 | 18.1 | 35,608 | — |
| 2023年3月 | 827 | 45.2 | 18.6 | 37,845 | — |
| 2024年3月 | 840 | 48.3 | 19.7 | 38,322 | — |
| 2025年3月 | 845 | 45.1 | 17.2 | 39,136 | 173 |
| 2026年3月 | 850 | 44.5 | 15.6 | 38,757 | 89 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社66社(国内 41 / 海外 25、うち連結子会社 62) を有報から抽出しています。
- 国内王子コンテナー㈱(注)1東京都 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内王子マテリア㈱(注)1東京都 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内王子製袋㈱東京都 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内王子パッケージング㈱東京都 江戸川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内森紙業㈱京都府 京都市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内王子インターパック㈱東京都 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内中越パッケージ㈱東京都 文京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内王子アドバ㈱神奈川県 座間市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Paperbox Holdings Ltd. (注)1英領 ヴァージン諸島 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外GSPP Holdings Sdn. Bhd. (注)1マレーシア セランゴール州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外GS Paperboard & Packaging Sdn. Bhd. (注)1マレーシア セランゴール州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Oji Asia Packaging Sdn. Bhd. (注)1マレーシア セランゴール州 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社54社を開く
- HPI Resources Bhd. (注)1マレーシア ジョホール州100%
- Harta Packaging Industries Sdn. Bhd.マレーシア ジョホール州100%
- Oji India Packaging Pvt. Ltd.(注)1インド ハリヤナ州100%
- S.Pack & Print Public Co., Ltd.タイ ソンクラー県76%
- Ojitex Haiphong Co., Ltd.ベトナム ハイフォン市100%
- Ojitex (Vietnam) Co., Ltd.ベトナム ドンナイ省100%
- 王子包装(上海)有限公司中国 上海市100%
- 蘇州王子包装有限公司中国 江蘇省100%
- IPI S.r.l.イタリア ウンブリア州100%
- Walki Oyフィンランド ヴァルケアコスキ市100%
- 王子ネピア㈱東京都 中央区100%
- Oji Asia Household Product Sdn. Bhd.マレーシア セランゴール州100%
- 王子タック㈱東京都 中央区100%
- 王子キノクロス㈱静岡県 富士市100%
- 王子エフテックス㈱東京都 中央区100%
- 王子イメージングメディア㈱東京都 中央区100%
- 新タック化成㈱香川県 三豊市100%
- Oji Papéis Especiais Ltda. (注)1ブラジル サンパウロ州100%
- Oji Paper (Thailand) Ltd.タイ バンコク都100%
- Kanzaki Specialty Papers,Inc.アメリカ マサチューセッツ州100%
- KANZAN Spezialpapiere GmbHドイツ ノルトラインヴェストファーレン州100%
- Tele-Paper (M) Sdn. Bhd.マレーシア セランゴール州100%
- Adampak Pte. Ltd.シンガポール100%
- 王子奇能紙業(上海)有限公司中国 上海市100%
- 王子コーンスターチ㈱東京都 中央区60%
- エム・ピー・エム・王子エコエネルギー㈱青森県 八戸市55%
- 王子グリーンリソース㈱東京都 中央区100%
- 王子木材緑化㈱東京都 中央区100%
- 王子グリーンエナジー徳島㈱東京都 中央区80%
- 王子オセアニアマネジメント㈱(注)1東京都 中央区100%
- Oji Oceania Management (NZ) Ltd. (注)1ニュージーランド オークランド市100%
- Oji Fibre Solutions(NZ) Ltd. (注)1ニュージーランド オークランド市100%
- 日伯紙パルプ資源開発㈱(注)1東京都 中央区100%
- Celulose Nipo-Brasileira S.A. (注)1ブラジル ミナスジェライス州100%
- Mogno das Alterosas Investimentos Florestais S.A.(注)1ブラジル ミナスジェライス州80%
- Pan Pac Forest Products Ltd. (注)1ニュージーランド ネイピア市100%
- Oji Uruguay Forest Company S.A.S (注)1ウルグアイ モンテビデオ市100%
- Panindo Investment Pte. Ltd. (注)1シンガポール100%
- PT. Korintiga Hutaniインドネシア ジャカルタ 首都特別州80%
- 王子製紙㈱(注)1東京都 中央区100%
- 江蘇王子製紙有限公司(注)1中国 江蘇省90%
- 王子物流㈱東京都 中央区100%
- 旭洋㈱東京都 中央区90%
- 王子エンジニアリング㈱東京都 中央区100%
- 王子不動産㈱東京都 中央区100%
- ㈱ギンポーパック東京都 千代田区100%
- ㈱ホテルニュー王子北海道 苫小牧市100%
- 王子マネジメントオフィス㈱(注)1東京都 中央区100%
- AustroCel Hallein GmbHオーストリア ザルツブルク州100%
- Oji Asia Management Sdn. Bhd. (注)1マレーシア セランゴール州100%
- 三菱製紙㈱(注)2東京都 墨田区33%
- 中越パルプ工業㈱(注)2東京都 中央区22%
- ㈱岡山製紙(注)2岡山県 岡山市49%
- PT Oji Indo Makmur Perkasaインドネシア ジャカルタ 首都特別州50%
- INOJI INDIA PACKAGING PRIVATE LIMITED
- FIWalki Holding Oy
- DEKANZAN Spezialpapiere GmbH
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達2億円バイオものづくり革命推進事業木質等の未利用資源を活用したバイオものづくりエコシステム構築事業委託国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2025-01-27
- 調達1,992万円非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発CNF安全性評価手法の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-07-19
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.9兆円、営業利益は346億円。前期と比べると増収減益で、売上が+0.7%、利益が-48.9%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.9兆円 | 1.9兆円 |
| 営業利益 | 600億円 | 346億円 |
| 純利益 | 350億円 | 556億円 |
| 1株あたり配当 | ¥36 | ¥36 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は4,685億円、営業利益は39億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.5%、営業利益は−82.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 4,099 | — | — | 174 |
| 2024年1Q | 4,203 | 218 | 5.2 | 176 |
| 2024年2Q | 4,268 | 170 | 4.0 | 140 |
| 2024年3Q | 4,453 | 176 | 4.0 | 107 |
| 2024年4Q | 4,039 | — | — | 85 |
| 2025年2Q | 9,229 | 372 | 4.0 | 242 |
| 2025年4Q | 9,264 | 305 | 3.3 | 220 |
| 2026年2Q | 9,150 | 167 | 1.8 | 109 |
| 2026年4Q | 9,467 | 179 | 1.9 | 447 |
| 2027年1Q | 4,685 | 39 | 0.8 | 32 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1.2兆円から1.9兆円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は1.9%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.24 | — | 546 | — | 256 |
| 2014年3月 | 1.33 | — | 652 | — | 316 |
| 2015年3月 | 1.35 | — | 494 | — | 155 |
| 2016年3月 | 1.43 | — | 605 | — | 127 |
| 2017年3月 | 1.44 | — | 529 | — | 403 |
| 2018年3月 | 1.49 | — | 660 | — | 362 |
| 2019年3月 | 1.55 | — | 1,184 | — | 520 |
| 2020年3月 | 1.51 | — | 1,013 | — | 582 |
| 2021年3月 | 1.36 | — | 831 | — | 496 |
| 2022年3月 | 1.47 | — | 1,351 | — | 875 |
| 2023年3月 | 1.71 | — | 950 | — | 565 |
| 2024年3月 | 1.70 | — | 860 | — | 508 |
| 2025年3月 | 1.85 | 677 | 686 | 3.7 | 462 |
| 2026年3月 | 1.86 | 346 | 405 | 1.9 | 556 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.9兆円のうち、営業利益として残るのは346億円で1.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は556億円、売上の3.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.6%1.5兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.5%2,889億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.9%346億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1,134億円、投資CFが−125億円で、差し引きのフリーCFは1,009億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は742億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,054 | −762 | −207 | 292 | 570 |
| 2014年3月 | 1,093 | −672 | −520 | 421 | 522 |
| 2015年3月 | 909 | −1,655 | 774 | −746 | 571 |
| 2016年3月 | 1,281 | −433 | −898 | 848 | 476 |
| 2017年3月 | 1,574 | −402 | −1,145 | 1,172 | 514 |
| 2018年3月 | 1,232 | −740 | −418 | 492 | 583 |
| 2019年3月 | 1,406 | −666 | −455 | 740 | 828 |
| 2020年3月 | 1,245 | −648 | −581 | 597 | 824 |
| 2021年3月 | 1,271 | −916 | 199 | 355 | 1,357 |
| 2022年3月 | 1,436 | −926 | −1,360 | 510 | 555 |
| 2023年3月 | 183 | −1,233 | 1,018 | −1,050 | 568 |
| 2024年3月 | 2,029 | −1,180 | −849 | 849 | 625 |
| 2025年3月 | 944 | −1,549 | 610 | −605 | 655 |
| 2026年3月 | 1,134 | −125 | −936 | 1,009 | 742 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は2.7兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.1兆円で、自己資本比率は41.0%(業種中央値55.2%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.83 | 0.58 | 1.25 | 27.6 |
| 2014年3月 | 1.90 | 0.66 | 1.24 | 29.9 |
| 2015年3月 | 2.14 | 0.78 | 1.36 | 30.3 |
| 2016年3月 | 1.91 | 0.71 | 1.20 | 30.4 |
| 2017年3月 | 1.90 | 0.76 | 1.14 | 33.1 |
| 2018年3月 | 1.96 | 0.81 | 1.15 | 34.4 |
| 2019年3月 | 1.95 | 0.82 | 1.14 | 34.7 |
| 2020年3月 | 1.89 | 0.83 | 1.05 | 36.7 |
| 2021年3月 | 1.98 | 0.87 | 1.12 | 37.9 |
| 2022年3月 | 2.05 | 0.88 | 1.18 | 41.4 |
| 2023年3月 | 2.30 | 0.96 | 1.33 | 40.8 |
| 2024年3月 | 2.44 | 1.10 | 1.35 | 43.7 |
| 2025年3月 | 2.63 | 1.13 | 1.50 | 41.8 |
| 2026年3月 | 2.69 | 1.14 | 1.55 | 41.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
パルプ・紙 24社との比較
同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで24社中7位あたり、逆に低いのは営業利益率で24社中21位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥873で、1年前と比べて+11.0%。過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.3倍 |
| PER (会社予想) | 22.7倍 |
| PBR | 0.68倍 |
| 配当利回り | 4.12% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で株価は0.29%下落とほぼ横ばい。25日移動平均線(868.8円)を0.24%下回り、ほぼ同水準。75日線(824.26円)は5.1%上回り、200日線(842.77円)も2.8%上回る。52週高値990.7円から約12.5%下落し、52週安値753.2円からは約15.1%上に位置。出来高は直近で214万株とやや低調で、方向感がない。RSIは44.65と中立圏で、レンジ相場が続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)。
PERは14.19倍で業界平均13.53倍を僅かに上回るものの、PBRは0.6788倍と1倍を大きく下回り業界平均0.6789倍と同等、配当利回りは4.15%と業界平均3.1%を上回る。ROEは5%と低水準だが、株価純資産倍率の低さが割安感を支える。ただし、今期予想PER22.5倍と収益回復には不確実性があり、配当性向23.5%から増配余地は限定的。割安だが配当は伸び悩みの可能性。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.3倍 | 13.4倍 |
| PER (予想) | 22.7倍 | — |
| PBR | 0.68倍 | 0.67倍 |
| ROE | 5.0% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、紙需要の構造的減少にどう対応するか。強気派はコスト削減・海外展開・エネルギー事業の成長で収益を改善できるとみる。弱気派は需要減少のスピードが速く、コスト削減だけでは限界、新規事業も不確実と指摘。PBR0.7倍と低評価は、将来への懸念を反映。
- コスト削減効果
営業利益率は2025/3期で3.66%と改善傾向
- 海外展開の可能性
東南アジアなど成長市場へのシフトが期待
- エネルギー事業
バイオマス発電など非紙事業が収益源に成長
- 2026年3月期は純利益556億円、前期比94億円増益通年影響中
純利益は2025/3期の462億円から556億円へ増加。売上高1兆8617億円も増収。
- 配当利回り4.06%と高い株主還元継続影響中
1株配当約36円、利回り4.06%。純利益556億円に対する配当性向は約65%。
- PBR0.70倍と純資産対比で割安不定影響中
PBR0.70倍は1倍割れ。時価総額8986億円に対し純資産は理論上約1兆2837億円。
- 売上高1兆8617億円と高水準を維持通年影響弱
売上高は前期1兆8493億円から124億円増。事業規模は安定しており下支え。
- 紙需要の減少
新聞・印刷用紙はデジタル化で長期的に減少
- 低収益性
営業利益率1.86%(2026/3予)と極めて低い
- 設備維持負担
老朽設備の更新コストが収益を圧迫
- 2026年3月期の営業利益346億円、前期比331億円減通年影響強
営業益は677億円→346億円、約半減。営業利益率も3.66%→1.86%に低下。
- 予想PER23倍と実績14.49倍から悪化見通し決算発表後影響中
現PER14.49倍に対し予想PER23倍。市場は今後の減益を織り込み株価に重し。
- 純利益増は本業以外の要因とみられ質が低い決算発表後影響中
営業益が346億円と減益なのに純利益は556億円と増益。特別損益や投資利益依存の可能性。
- ROE5%と低く資本効率改善が見込めない継続影響中
ROE5%は資本コストに届かず、PBR0.70倍のまま放置される恐れ。
- 国内紙需要
- 紙販売量の動向が事業の根幹に直結
- 海外売上比率
- 市場分散が成長に寄与するかを見る指標
- 再生可能エネルギー収入
- 非紙事業の成長性を測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり36円で、前期から+50.0%。いまの株価に対する利回りは4.12%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 10 | — | 103.8 |
| 2018年3月 | 10 | 0.0 | 78.7 |
| 2019年3月 | 12 | 20.0 | 111.2 |
| 2020年3月 | 14 | 16.7 | 94.4 |
| 2021年3月 | 14 | 0.0 | 39.5 |
| 2022年3月 | 14 | 0.0 | 58.0 |
| 2023年3月 | 16 | 14.3 | 63.2 |
| 2024年3月 | 16 | 0.0 | 68.8 |
| 2025年3月 | 24 | 50.0 | 66.2 |
| 2026年3月 | 36 | 50.0 | 23.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥36
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ157,853人。区分でいちばん多いのは個人・その他で38.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.0%を占め、残る60.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 19.1 | 20.0 | 21.1 | 23.4 | 30.0 | 38.0 |
| 金融機関 | 46.8 | 45.9 | 44.5 | 44.5 | 35.5 | 32.3 |
| 外国法人 | 23.5 | 23.5 | 23.5 | 19.0 | 18.6 | 19.8 |
| 自己株式 | 2.2 | 2.2 | 2.1 | 2.8 | 7.6 | 13.4 |
| 事業法人 | 8.6 | 8.6 | 8.8 | 9.2 | 12.9 | 7.6 |
| 証券会社 | 2.0 | 1.9 | 2.0 | 3.1 | 3.0 | 2.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.8 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.14 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 8.00 |
| 03 | 日本生命保険相互会社 | 2.53 |
| 04 | 王子グループ従業員持株会 | 2.00 |
| 05 | 藤定 智恵子 | 1.36 |
| 06 | 大樹生命保険株式会社 | 1.33 |
| 07 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.32 |
| 08 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 1.31 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.25 |
| 10 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.19 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-11ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)新規の大量保有報告0.57%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+136%、1株純資産は14期で+146%。直近期のROEは5.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 26 | 512 | 5.4 | 13.4 | 111.4 |
| 2014年3月 | 32 | 574 | 5.9 | 14.4 | 46.3 |
| 2015年3月 | 16 | 656 | 2.6 | 31.3 | 101.4 |
| 2016年3月 | 13 | 588 | 2.1 | 35.2 | 456.6 |
| 2017年3月 | 41 | 636 | 6.7 | 12.8 | 103.8 |
| 2018年3月 | 37 | 682 | 5.6 | 18.7 | 78.7 |
| 2019年3月 | 53 | 685 | 7.7 | 13.1 | 111.2 |
| 2020年3月 | 59 | 699 | 8.5 | 9.8 | 94.4 |
| 2021年3月 | 50 | 758 | 6.9 | 14.3 | 39.5 |
| 2022年3月 | 88 | 859 | 10.9 | 6.9 | 58.0 |
| 2023年3月 | 57 | 945 | 6.3 | 9.2 | 63.2 |
| 2024年3月 | 51 | 1,083 | 5.1 | 12.4 | 68.8 |
| 2025年3月 | 47 | 1,178 | 4.3 | 13.3 | 66.2 |
| 2026年3月 | 61 | 1,257 | 5.0 | 13.9 | 23.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額707百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 磯野裕之 | 代表取締役 社長執行役員 | 66 | 97,000 |
| 鎌田和彦 | 代表取締役 副社長執行役員 | 66 | 75,000 |
| 長谷部明夫 | 取締役 専務執行役員 | 63 | 101,000 |
| 田熊聡 | 取締役 専務執行役員 | 65 | 17,000 |
| 加来正年 | 取締役 | 70 | 96,000 |
| 長井聖子 | 取締役(非常勤) (注1) | 66 | 8,000 |
| 小川広通 | 取締役(非常勤) (注1) | 67 | 4,000 |
| 福田佐知子 | 取締役(非常勤) (注1) | 64 | 2,000 |
| 村木厚子 | 取締役(非常勤) (注1) | 70 | — |
| 山﨑昭雄 | 監査役(常勤) | 66 | 28,000 |
| 相馬治子 | 監査役(常勤) | 62 | 62,000 |
| 千森秀郎 | 監査役(非常勤) (注2) | 72 | 3,000 |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 野々上尚 | 監査役(非常勤) (注2) | 71 | 6,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 賞与百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 9 | 254 | 155 | 133 | 542 | 60 |
| 社外取締役 | 9 | 111 | — | — | 111 | 12 |
| 監査役 | 3 | 54 | — | — | 54 | 18 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,248字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題8,749字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,086字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,320字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第102期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第102期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第100期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第99期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明会資料2026-08-05
TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。
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