概要
メディパルホールディングスは、医療用医薬品を中心に化粧品・日用品、動物用医薬品まで幅広く扱う日本最大級の卸売企業である。調剤薬局やドラッグストアへの供給網を全国に持ち、物流や情報システムを活用した付加価値サービスも提供する。2026年3月期の連結売上高は3兆8174億円、従業員数は13,024人に上る。
三つの事業セグメントで構成される収益構造
当社グループは医療用医薬品等卸売事業、化粧品・日用品・一般用医薬品卸売事業、動物用医薬品・食品加工原材料卸売等関連事業の三つを主力セグメントとする。医療用医薬品等卸売事業はグループ中核であり、子会社のメディセオ、エバルス、アトル、東七などが地域ごとに展開。化粧品・日用品卸売事業はPALTACが担い、ドラッグストアやスーパー向けに強みを持つ。動物用医薬品・食品加工原材料卸売等関連事業ではMPアグロやMP五協フード&ケミカルが事業を展開し、売上高は2026年3月期に3兆8174億円、経常利益532億円を計上した。
全国をカバーする物流プラットフォームALC
物流機能は社会インフラとしての責務を果たすため、高度な自動化と災害対策を施したALC(Area Logistics Center)を全国に展開している。2026年1月には14か所目となる東京ALCを稼働させ、都市型物流モデルを確立。子会社メディスケットは医薬品配送や検体集荷を担い、2025年8月には9か所のALCでISO9001認証を取得した。これにより、医療機関や調剤薬局への安定供給を実現するとともに、物流コスト削減とBCP強化を図っている。
グループ全体で32社の子会社と19社の関連会社
持株会社である当社の下に、医療用医薬品卸のメディセオ、エバルス、アトル、東七、化粧品・日用品卸のPALTAC、動物用医薬品・食品関連のMPアグロ、MP五協フード&ケミカルなど32社の子会社がぶら下がる。また、関連会社としてフローラディスカバリー(腸内細菌叢測定)やプリメディカ(予防医療研究)などヘルスケア領域の新興企業も含む。グループ全体で人々の健康と美に関わる商品を一貫して供給する体制を整えている。
デジタルと共創で広がる事業領域
PALTACは2026年3月にヘルス&ビューティーケア領域のBtoBマッチングサイト「Nice2meet」を開設し、メーカーと小売の出会いをオンライン化した。また、あらたやプラネットと共同で商品情報一元管理の新会社を設立。医療用医薬品分野ではSPLineがスペシャリティ医薬品の流通企画を手がけ、メディエは医療材料データベースを構築。予防医療ではJCRファーマと協業し超希少疾患領域の新薬開発を進めており、2025年にはFDA、欧州委員会、厚生労働省からオーファンドラッグ指定を受けた。
業界の中での役割は医薬品・化粧品・日用品等の卸売業(中間流通)。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 医療用医薬品等卸売事業 | 2.5兆円 | 64.5% | 243億円 | 1.0% |
| 化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業 | 1.2兆円 | 32.4% | 264億円 | 2.1% |
| 動物用医薬品・食品加工原材料卸売等関連事業 | 1,173億円 | 3.1% | 23億円 | 2.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01医療機関(病院・診療所)主力
医療用医薬品卸売事業として、病院・診療所等の医療機関向けに医療用医薬品、医療機器、医療材料、臨床検査試薬を販売。グループ会社(メディセオ、エバルス、アトル、東七等)が各地域で展開。スペシャリティ医薬品の流通企画(SPLine)や医療機器専門(MMコーポレーション)も含む。
主要顧客病院、診療所
- 医療用医薬品
- 病院・診療所で使用される処方箋医薬品。先発品・後発品を取り扱う。
- 医療機器・医療材料
- 手術器具、カテーテル、注射針、衛生材料等。ディスポーザブル品から高額機器まで。
- 臨床検査試薬
- 血液検査、生化学検査等に用いる試薬・キット。
02ドラッグストア・小売主力
化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業として、ドラッグストア、スーパー、コンビニ等向けに化粧品、日用品、一般用医薬品(OTC)を販売。グループ会社PALTACが主力。
主要顧客ドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストア
- 化粧品
- スキンケア、メイクアップ、ヘアケア等の化粧品。国内外ブランドを取り扱い。
- 日用品
- 洗剤、トイレタリー、ペーパー製品、ペット用品等の日用消耗品。
- 一般用医薬品
- 風邪薬、胃薬、鎮痛剤等のOTC医薬品。ドラッグストア向け。
03動物病院・畜産・食品加工準主力
動物用医薬品・食品加工原材料卸売等関連事業として、動物病院・畜産農家向け動物用医薬品・飼料添加物・医療材料の販売、および食品メーカー向け食品加工原材料・食品添加物・化学製品材料の販売を行う。グループ会社MPアグロ、シグニ、MP五協フード&ケミカルが担当。
主要顧客動物病院、畜産農家、食品メーカー
- 動物用医薬品
- 動物病院・畜産向けのワクチン、抗生物質、駆虫薬等。
- 飼料添加物
- 畜産用飼料に添加するビタミン、ミネラル、アミノ酸等。
- 動物用医療材料・器具
- 動物用の手術器具、検査キット等。
- 食品加工原材料
- 食品メーカー向けの調味料、油脂、糖類、澱粉、増粘剤等。
- 食品素材・食品添加物
- 食品の風味・保存性等を向上させる添加物。
- 化学製品材料
- 工業用化学品、溶剤、界面活性剤等。
製品と技術
医療用医薬品とスペシャリティ医薬品の供給網
子会社メディセオ、エバルス、アトル、東七が医療用医薬品(先発品・後発品)を病院や診療所へ供給する。特にSPLineはスペシャリティ医薬品の流通企画に特化し、高価格・高管理が必要なバイオ医薬品などを扱う。また、ウィメンズコーディネーターやRD-MRなど専門知識を持つ営業担当者が医療機関と連携し、疾患啓発や患者発掘を支援。2026年3月期の医療用医薬品等卸売事業の売上高は2兆円を超える主力セグメントである。
医療機器・材料と専門商社MMコーポレーション
MMコーポレーション(旧中川誠光堂)は医療機器・医療材料の専門卸として、手術器具、カテーテル、ディスポーザブル製品などを病院に供給する。子会社アステックも医療機器を扱う。また、メディエは医療材料データベースを構築し、医療機関の在庫管理や発注業務を効率化するサービスを提供。これらの機器・材料部門は医療用医薬品と合わせて、病院の一括購入ニーズに応えるフルライン体制を実現している。
PALTACが牽引する化粧品・日用品・OTC卸売
子会社PALTACはドラッグストア、スーパー、コンビニ向けに化粧品、日用品、一般用医薬品(OTC)を卸売する。国内外のブランドを幅広く取り扱い、2025年7月にはあらたと西関東エリアで共同配送を開始。2026年3月にはヘルス&ビューティーケア特化型BtoBマッチングサイト「Nice2meet」を開設し、メーカーと小売の商談をオンライン化。商品情報一元管理の新会社プロダクト・レジストリ・サービスも設立し、業界全体の効率化を推進している。
動物用医薬品から食品原材料まで広がる関連事業
MPアグロは動物病院・畜産農家向けに動物用医薬品、飼料添加物、医療材料を販売。2026年1月にはシグニを子会社化し、動物病院向けEC事業を強化した。MP五協フード&ケミカル(旧住友ファーマフード&ケミカル)は食品メーカー向けに加工原材料、食品添加物、化学製品材料を供給。2024年10月にはメディパルフーズを吸収合併し、食品関連事業を一本化。ヘルスケアだけでなく食と農の分野でも流通インフラを広げている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
医療用医薬品卸売で国内首位級、安定収益が強み
メディパルホールディングスは、医療用医薬品の卸売りを中核とする企業で、国内市場でシェア上位の一角を占める。ライバルのオルバヘルスケアホールディングスなどとともに寡占化が進む卸業界の中で、物流ネットワークと調剤薬局への販売網が強み。2025年3月期の売上高は3兆6713億円と巨額で、営業利益率は1.51%と低いが、安定した収益基盤を誇る。ヘルスケア関連の周辺事業も展開し、収益源を多様化している。今後は、医療費抑制政策による価格引き下げ圧力が課題であり、効率化とサービスの高度化で差別化が求められる。
強み
- 全国に倉庫・配送網を構築し、医薬品を迅速かつ確実に供給する体制が強み。
- 主要な調剤薬局チェーンとの取引関係が深く、安定した販売チャネルを持つ。
- 医薬品卸に加え、検査薬や医療機器、アウトソーシングなど周辺事業で収益を補完。
- 売上規模が大きく、低い営業利益率でも安定したキャッシュフローと財務健全性を維持。
課題
- 業界全体の競争が激しく、卸価格の引き下げ圧力で利益率が極めて低い水準に張り付いている。
- 政府の薬価引き下げなどで販売価格が下落し、売上の伸びが鈍化するリスクがある。
- 業界全体としてデジタル化が進まず、物流の効率化やデータ活用で他社との差がつきにくい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
商社・卸売の時価総額近傍。太字がメディパルホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5411JFEホールディングス | 1.2兆円 | 17.6倍 |
| 2 | 9962ミスミグループ本社 | 1.0兆円 | 24.4倍 |
| 3 | 3064MonotaRO | 9,230億円 | 25.6倍 |
| 4 | 3861王子ホールディングス | 8,856億円 | 14.3倍 |
| 5 | 2181パーソルホールディングス | 6,767億円 | 15.5倍 |
| 6 | 7459メディパルホールディングス | 6,296億円 | 14.1倍 |
| 7 | 1963日揮ホールディングス | 5,746億円 | 13.6倍 |
| 8 | 8088岩谷産業 | 5,149億円 | 10.6倍 |
| 9 | 2784アルフレッサ ホールディングス | 4,458億円 | 10.1倍 |
| 10 | 3941レンゴー | 4,327億円 | 18.8倍 |
| 11 | 2531宝ホールディングス | 4,273億円 | 35.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。
会社の歴史
沿革 41件
神戸から始まった創業から株式会社化まで(1898-1923)
1898年10月、神戸市において医薬品商として創業。1923年5月に資本金20万円で「株式会社三星堂」を設立した。この時期の日本は医薬品卸売業が地域密着型で零細事業者が多く、三星堂もその一つとしてスタートした。ただし、後年の大型合併やM&Aの原点となる存在である。
上場から大型合併で商号変更(1995-2000)
1995年9月に東京証券取引所と大阪証券取引所の市場第二部に株式を上場。1997年9月には両市場第一部に指定された。2000年4月、クラヤ薬品(1949年設立)と東京医薬品(1947年設立)との合併により「株式会社クラヤ三星堂」に商号を変更し、本店を東京都中央区に移転。これにより東京・大阪・神戸の三拠点を統合し、全国規模の卸売企業へ成長する土台ができた。
業界再編の先陣を切ったM&Aラッシュ(2001-2004)
2001年に千秋薬品が営業開始、2003年には潮田三国堂薬品、井筒薬品、平成薬品を完全子会社化。さらに2004年にはエバルス、アトル、中川誠光堂(現MMコーポレーション)を子会社化した。同年10月には会社分割で持株会社に移行し、商号を「株式会社メディセオホールディングス」に変更。事業会社のクラヤ三星堂が営業を継承する構造をとり、グループ経営の効率化を進めた。
パルタック子会社化と持株会社の再編(2005-2009)
2005年10月に化粧品・日用品卸のパルタックを完全子会社化し、商号を「株式会社メディセオ・パルタックホールディングス」に変更。2008年にはコバショウを子会社化し、PALTACに統合。2009年10月には会社分割で医療用医薬品卸売事業をクラヤ三星堂に承継させ、商号を「株式会社メディパルホールディングス」に変更。同時にクラヤ三星堂は複数の子会社と合併し「株式会社メディセオ」となった。
PALTAC上場と動物用医薬品事業の統合(2010-2014)
2010年3月、子会社PALTACが東京・大阪両証券取引所第一部に上場。同年4月、丸善薬品やエバルスアグロテック、アトルの動物用医薬品事業を統合し「MPアグロ」を設立。2013年にはメディエ、2014年には桜井通商を子会社化。この時期に非医療用の事業領域を拡大し、グループの事業ポートフォリオを多角化した。
中期ビジョン策定と物流高度化へのシフト(2015-2022)
2016年にはアステックを子会社化し、SPLineを設立してスペシャリティ医薬品の流通企画に参入。2020年にはファルフィールド、2022年にはメディスケットを設立し、物流受託事業を強化。2022年10月には「2027メディパル中期ビジョン Change the 卸 Forever」を策定し、海外進出や予防医療への投資、デジタル活用を打ち出した。
東七完全子会社化と食品・アグロ領域の拡大(2023-2024)
2023年3月、住友ファーマフード&ケミカルを子会社化しMP五協フード&ケミカルに商号変更。同年4月には東七を完全子会社化し、医療用医薬品卸の地盤を固めた。2024年にはプリメディカ(予防医療研究)やフローラディスカバリー(腸内細菌測定)を子会社化し、新興領域への投資を加速。2025年11月にはファルフィールドの事業を譲渡する一方、アグロ領域ではシグニHDを子会社化し動物病院向けEC事業を取り込んだ。
年表41件を開く
1890年代
- 1898年10月創業神戸市に創業
1920年代
- 1923年5月創業「株式会社三星堂」を設立(資本金20万円)
1990年代
- 1995年9月上場東京証券取引所及び大阪証券取引所の各市場第二部に株式を上場
- 1997年9月東京証券取引所及び大阪証券取引所の各市場第一部に指定
2000年代
- 2000年4月創業「クラヤ薬品株式会社」(1949年1月設立)ならびに「東京医薬品株式会社」(1947年7月設立)と合併し、商号を「株式会社クラヤ三星堂」に変更 本店を東京都中央区に移転
- 2001年2月「千秋薬品株式会社」が医薬品等卸売事業の営業を開始
- 2003年3月M&A「潮田三国堂薬品株式会社」を完全子会社化(2006年4月に「株式会社潮田クラヤ三星堂」に商号変更)
- 2003年9月M&A「井筒薬品株式会社」を完全子会社化(2006年4月に「株式会社井筒クラヤ三星堂」に商号変更)「平成薬品株式会社」を完全子会社化
- 2003年12月上場大阪証券取引所の市場第一部の株式等を上場廃止
- 2004年2月「株式会社よんやく」ならびに「中澤氏家薬業株式会社」と経営全般にわたる業務提携
- 2004年4月M&A「株式会社エバルス」ならびに「株式会社アトル」を完全子会社化「クラヤ三星堂分割準備株式会社」を設立
- 2004年5月M&A「株式会社中川誠光堂(現・株式会社MMコーポレーション)」を完全子会社化
- 2004年10月商号変更会社分割により持株会社に移行し、商号を「株式会社メディセオホールディングス」に変更「クラヤ三星堂分割準備株式会社」が当社の医薬品等卸売事業の営業を承継し、商号を「株式会社クラヤ三星堂」に変更
- 2005年4月M&A「株式会社チヤク」を完全子会社化
- 2005年10月M&A「株式会社パルタック」を完全子会社化し、商号を「株式会社メディセオ・パルタックホールディングス」に変更
- 2006年1月M&A「株式会社クラヤ三星堂」を存続会社として、「株式会社チヤク」と合併
- 2007年1月M&A「丸善薬品株式会社」を完全子会社化
- 2008年1月M&A「株式会社コバショウ」を完全子会社化
- 2008年4月M&A「株式会社コバショウ」を存続会社として、同社の完全子会社4社と合併「株式会社パルタック」を存続会社として、「株式会社コバショウ」と合併し、商号を「株式会社パルタックKS」に変更
- 2008年12月「東七株式会社」と経営全般にわたる業務提携
- 2009年3月M&A「株式会社アトル」は、「株式会社アトル那覇薬品」を完全子会社化
- 2009年4月商号変更「株式会社パルタックKS」は、商号を「株式会社Paltac」に変更
- 2009年10月M&A会社分割により、当社の医療用医薬品等卸売事業を「株式会社クラヤ三星堂」に承継、商号を「株式会社メディパルホールディングス」に変更。「株式会社クラヤ三星堂」は、「千秋薬品株式会社」、「株式会社潮田クラヤ三星堂」、「株式会社やまひろクラヤ三星堂」、「平成薬品株式会社」、「株式会社井筒クラヤ三星堂」と合併して、商号を「株式会社メディセオ」に変更
2010年代
- 2010年3月上場「株式会社Paltac」は、東京証券取引所及び大阪証券取引所に上場し、各市場第一部に指定
- 2010年4月M&A「丸善薬品株式会社」、「エバルスアグロテック株式会社」ならびに「株式会社アトル」の動物用医薬品等卸売事業は、「丸善薬品株式会社」を存続会社として経営統合し、商号を「MPアグロ株式会社」に変更
- 2013年6月M&A「メディエ株式会社」を完全子会社化
- 2014年12月M&A「桜井通商株式会社」を完全子会社化
- 2015年7月商号変更「株式会社Paltac」は、商号を「株式会社PALTAC」に変更
- 2016年1月M&A「株式会社アステック」を完全子会社化
- 2016年4月商号変更MPアグロ株式会社が行う事業のうち、食品加工原材料ならびに食品添加物の卸売業を桜井通商株式会社が承継し、商号を「メディパルフーズ株式会社」に変更
- 2016年5月創業「SPLine株式会社」を設立
2020年代
- 2020年10月創業「株式会社ファルフィールド」を設立
- 2022年4月創業「株式会社メディスケット」を設立
- 2023年3月M&A「住友ファーマフード&ケミカル株式会社」を完全子会社化。2023年4月1日付で商号を「MP五協フード&ケミカル株式会社」に変更
- 2023年4月M&A「東七株式会社」を完全子会社化
- 2024年5月M&A「株式会社プリメディカ」と「株式会社フローラディスカバリー」を完全子会社化
- 2024年7月M&A「株式会社プレサスキューブ」を子会社化
- 2024年10月M&A「MP五協フード&ケミカル株式会社」を存続会社として、「メディパルフーズ株式会社」と合併
- 2025年4月M&A「株式会社アトル」を存続会社として、「株式会社MVC」と合併
- 2025年11月「株式会社ファルフィールド」の事業を譲渡
- 2026年1月M&A「MPアグロ株式会社」が、「シグニホールディングス株式会社」および「シグニ株式会社」を完全子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- ROE2027年3月期まで9%
- 経常利益2027年3月期まで1,000億円
- 成長投資(累計)2023年3月期から2027年3月期までの累計まで1,000億円
- 株主総還元性向2023年3月期から2027年3月期までの累計まで40%
- 温室効果ガス排出量削減(Scope1+2)2031年3月期まで50%削減(2020年度比)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
健康応援オーケストラの実現
'医療と健康、美'の事業フィールドで社会価値・顧客価値を創造する事業を広げ、強固な流通インフラで支え、様々な分野のパートナーの価値をつなぐことで、誰もが心身ともに健やかに暮らせる社会の実現と企業価値向上を目指す。
- 02
2つのAを活用した収益基盤強化
独自機能であるALC(物流)とAR(営業)を活用し、医薬品等の安定供給を継続するとともに、シェアリングロジスティクス基盤の整備やGDP準拠の高品質物流サービス提供、外部企業からの物流受託による新たな収益機会の創出に取り組む。
- 03
ARによる情報提供とパートナーシップ
約2,000名のARが医療関係者への総合的な情報提供や地域ヘルスケア課題解決の営業活動を展開し、医薬品メーカーやバイオベンチャーとのパートナーシップ機会の探索を推進する。
- 04
データ活用と新規商材拡充
化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業では、データ活用により生活者の多様なニーズを捉えた新規商材の取り扱い拡大、インバウンド需要の取り込み、効果的な販促提案を強化する。
- 05
5つの成長戦略への投資
持続的成長に向け、「海外への進出」「予防・未病、アグロ・フーズ領域の事業拡大」「デジタルを活用したビジネス基盤の強化」「持続可能な流通の構築」「地域医療における価値共創」の5つの成長戦略への積極的な投資を継続する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で13,024人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は822万円で、9期前と比べて+3.5%。平均年齢は49.0歳、平均勤続年数は20.1年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 13,252 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 14,151 | — |
| 2019年3月 | 794 | 47.1 | 20.0 | 13,868 | — |
| 2020年3月 | 784 | 46.2 | 18.3 | 13,599 | — |
| 2021年3月 | 776 | 46.7 | 18.3 | 12,971 | — |
| 2022年3月 | 778 | 47.7 | 19.0 | 12,801 | — |
| 2023年3月 | 787 | 48.1 | 19.0 | 12,795 | — |
| 2024年3月 | 801 | 47.9 | 19.1 | 13,075 | — |
| 2025年3月 | 814 | 48.6 | 19.8 | 13,061 | 426 |
| 2026年3月 | 822 | 49.0 | 20.1 | 13,024 | 408 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社29社(国内 27 / 海外 2、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。
- 国内㈱メディセオ(注)1. 4.東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱エバルス広島市南区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱アトル福岡市東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内東七㈱長崎県佐世保市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SPLine㈱東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱MMコーポレーション東京都文京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱アステック茨城県つくば市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内メディエ㈱東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱プリメディカ東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱フローラディスカバリー(注)3.東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱エム・アイ・シー東京都文京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱メディパル保険サービス神戸市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社17社を開く
- ㈱プレサスキューブ東京都中央区66%
- ㈱メディスケット埼玉県三郷市60%
- ㈱PALTAC(注)1. 2. 4.大阪市中央区52%
- MPアグロ㈱北海道北広島市100%
- シグニホールディングス㈱(注)3.東京都中央区100%
- シグニ㈱(注)3.東京都江東区100%
- MP五協フード&ケミカル㈱大阪市北区100%
- かちどき薬品㈱東京都中央区100%
- クオールホールディングス㈱(注)2. 3.東京都港区23%
- エム・シー・ヘルスケアホールディングス㈱東京都港区20%
- 四国薬業㈱愛媛県松山市20%
- JCRファーマ㈱(注)2.兵庫県芦屋市24%
- ノーベルファーマ㈱東京都中央区20%
- ㈱エムティーアイ・ヘルスケア・ホールディングス東京都新宿区34%
- ㈱Doctorbook東京都千代田区22%
- 国薬控股北京華鴻有限公司中国北京市20%
- 国薬控股北京天星普信 生物医薬有限公司中国北京市20%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3.8兆円、営業利益は532億円。前期と比べると増収減益で、売上が+4.0%、利益が-4.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3.9兆円 | 3.8兆円 |
| 営業利益 | 535億円 | 532億円 |
| 純利益 | 430億円 | 425億円 |
| 1株あたり配当 | ¥88 | ¥88 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は9,895億円、営業利益は134億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.6%、営業利益は+8.1%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 0.79 | — | — | 90 |
| 2024年1Q | 0.89 | 124 | 1.4 | 112 |
| 2024年2Q | 0.89 | 82 | 0.9 | 60 |
| 2024年3Q | 0.94 | 166 | 1.8 | 111 |
| 2024年4Q | 0.84 | — | — | 132 |
| 2025年2Q | 1.82 | 272 | 1.5 | 217 |
| 2025年4Q | 1.85 | 284 | 1.5 | 186 |
| 2026年2Q | 1.90 | 251 | 1.3 | 221 |
| 2026年4Q | 1.92 | 281 | 1.5 | 204 |
| 2027年1Q | 0.99 | 134 | 1.4 | 136 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2.8兆円から3.8兆円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は1.4%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 「メディエ株式会社」を完全子会社化 | |||||
| 2013年3月 | 2.81 | — | 396 | — | 187 |
| 「桜井通商株式会社」を完全子会社化 | |||||
| 2014年3月 | 2.95 | — | 498 | — | 255 |
| 「株式会社Paltac」は、商号を「株式会社PALTAC」に変更 | |||||
| 2015年3月 | 2.87 | — | 445 | — | 237 |
| 「SPLine株式会社」を設立 | |||||
| 2016年3月 | 3.03 | — | 551 | — | 308 |
| 2017年3月 | 3.06 | — | 534 | — | 290 |
| 2018年3月 | 3.15 | — | 573 | — | 348 |
| 2019年3月 | 3.18 | — | 639 | — | 344 |
| 「株式会社ファルフィールド」を設立 | |||||
| 2020年3月 | 3.25 | — | 680 | — | 380 |
| 2021年3月 | 3.21 | — | 530 | — | 239 |
| 「株式会社メディスケット」を設立 | |||||
| 2022年3月 | 3.29 | — | 620 | — | 294 |
| 「住友ファーマフード&ケミカル株式会社」を完全子会社化。2023年4月1日付で商号を「MP五協フード&ケミカル株式会社」に変更 | |||||
| 2023年3月 | 3.36 | — | 651 | — | 388 |
| 「株式会社プリメディカ」と「株式会社フローラディスカバリー」を完全子会社化 | |||||
| 2024年3月 | 3.56 | — | 646 | — | 415 |
| 「株式会社アトル」を存続会社として、「株式会社MVC」と合併 | |||||
| 2025年3月 | 3.67 | 556 | 653 | 1.5 | 403 |
| 「MPアグロ株式会社」が、「シグニホールディングス株式会社」および「シグニ株式会社」を完全子会社化 | |||||
| 2026年3月 | 3.82 | 532 | 757 | 1.4 | 425 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3.8兆円のうち、営業利益として残るのは532億円で1.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は425億円、売上の1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金93.2%3.6兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.4%2,078億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.4%532億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが466億円、投資CFが93億円で、差し引きのフリーCFは559億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は2,865億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 618 | −158 | −144 | 460 | 1,587 |
| 2014年3月 | −1 | −281 | −28 | −282 | 1,277 |
| 2015年3月 | 805 | −118 | −198 | 687 | 1,765 |
| 2016年3月 | 220 | −413 | 61 | −193 | 1,633 |
| 2017年3月 | 480 | −114 | −177 | 366 | 1,826 |
| 2018年3月 | 636 | −431 | 158 | 205 | 2,206 |
| 2019年3月 | 637 | −235 | −308 | 402 | 2,300 |
| 2020年3月 | 569 | −133 | −491 | 436 | 2,245 |
| 2021年3月 | 344 | −29 | −160 | 315 | 2,400 |
| 2022年3月 | 612 | −243 | −165 | 369 | 2,605 |
| 2023年3月 | 161 | −395 | −435 | −234 | 1,936 |
| 2024年3月 | 618 | −78 | −252 | 540 | 2,281 |
| 2025年3月 | 606 | −34 | −259 | 572 | 2,593 |
| 2026年3月 | 466 | 93 | −294 | 559 | 2,865 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1.9兆円。このうち返さなくてよい自己資本が7,954億円で、自己資本比率は33.9%(業種中央値50.6%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.33 | 3,819 | 0.95 | 24.3 |
| 2014年3月 | 1.40 | 4,075 | 0.99 | 24.7 |
| 2015年3月 | 1.45 | 4,576 | 1.00 | 26.8 |
| 2016年3月 | 1.50 | 4,883 | 1.01 | 27.7 |
| 2017年3月 | 1.53 | 5,212 | 1.00 | 28.9 |
| 2018年3月 | 1.62 | 5,727 | 1.05 | 29.9 |
| 2019年3月 | 1.62 | 5,928 | 1.03 | 30.7 |
| 2020年3月 | 1.64 | 6,074 | 1.04 | 30.4 |
| 2021年3月 | 1.68 | 6,389 | 1.04 | 31.1 |
| 2022年3月 | 1.71 | 6,491 | 1.06 | 31.0 |
| 2023年3月 | 1.71 | 6,881 | 1.02 | 32.8 |
| 2024年3月 | 1.80 | 7,366 | 1.06 | 33.4 |
| 2025年3月 | 1.82 | 7,579 | 1.07 | 33.9 |
| 2026年3月 | 1.92 | 7,954 | 1.13 | 33.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで284社中148位あたり、逆に低いのは自己資本比率で284社中250位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,915で、1年前と比べて+12.7%。過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.1倍 |
| PER (会社予想) | 13.9倍 |
| PBR | 0.92倍 |
| 配当利回り | 3.02% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
1ヶ月で+2.22%と上昇。8月21日は2917.5円で、25日線2860円を上回る。52週高値3108円からは約6%下。出来高は8月17日に66万株と増加、その後減少。RSIは53.63と中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)。
予想PER13.9倍は業界平均17.9倍を約22%下回り、PBR0.92倍は平均1.23倍を大きく下回る。配当利回り3.02%は平均2.93%と同水準。ROE6.7%は平均を下回るが、卸売業としては安定。売上高は堅調に増加しており、医療用医薬品卸の安定需要がある。一方、営業利益率が1.5%と低く、利益の伸びは限定的。割安だが、低収益性が続く可能性があり、配当性向84.9%と高いため増配余地は小さい。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.1倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 13.9倍 | — |
| PBR | 0.92倍 | 1.24倍 |
| ROE | 6.7% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
医薬品卸業界では、政府による薬価改定や後発品使用促進策が継続する中で、卸各社の収益環境は厳しさを増している。一方で、業界再編により寡占化が進み、大手である同社の交渉力や効率性の向上が期待されている。強気派は、規模を活かしたコスト競争力と安定した配当利回りを評価し、再編の主導者としての優位性を強調する。弱気派は、低い利益率が構造的であり、薬価改定のたびに収益が圧迫される点や、物流コスト上昇の影響を懸念する。また、調剤薬局の経営環境変化や競争激化により、卸の介在価値が低下するリスクも指摘される。医療費抑制策の動向や、買収統合の進捗が投資判断の分かれ目になる。
- 業界再編で寡占化が加速
大手各社が合併を進め、業界上位への集約が進む。シェア拡大の余地がある
- スケールメリットの追求
物流や仕入れを統合し、販管費率を低減できる。利益率改善が見込まれる
- 安定配当と還元姿勢
高い配当性向と連続増配の実績。株主還元を重視する経営方針が見える
- 2026/3期純利益425億円と増益回復決算発表後影響中
純利益は403億円→425億円と5.5%増、売上高は38174億円と3期連続増収
- PBR0.89倍の割安サポート継続影響中
PBR0.8925倍と1倍割れ。配当利回り3.11%と合わせて下値は堅い
- 配当利回り3.11%の安定感通年影響弱
配当利回り3.11%で、PER13.7倍と合わせて株主還元に魅力
- 予想PER13.5倍と現実的な評価継続影響弱
実績PER13.7倍、予想PER13.5倍。業績変動が小さく評価が安定
- 利益率が構造的に低い
営業利益率1.5%前後と低水準。流通マージン事業の限界が指摘される
- 薬価改定の収益圧迫
薬価引き下げのたびに売上規模が縮小し、収益への影響が避けられない
- 物流コスト上昇リスク
燃料費や人件費の上昇が収益を圧迫。効率化には限界がある
- 2026/3期営業利益は532億円と減益決算発表後影響中
営業利益は556億円→532億円と24億円減益、売上高は増えるも収益性が低下
- 売上高営業利益率1.39%の低さ通年影響中
売上高38174億円に対し営業利益532億円、営業利益率1.39%と薄利
- 純利益は415→403→425億円と3期横ばい決算発表後影響中
純利益が2024/3期415億円から2025/3期403億円に減益し、2026/3期425億円で回復も伸び悩む
- ROE6.7%の低さでPBR1倍回復に時間通年影響弱
ROE6.7%はPBR0.89倍の水準を下回り、資本効率改善が遅れる
- 営業利益率
- 卸売事業の収益性を直接示すため、改善傾向かどうかが重要
- 後発医薬品比率
- 後発品シェアの拡大が売上高と利益率に与える影響を把握するため
- 物流コスト比率
- 規模拡大が効率改善に繋がっているか、コスト管理の状況を見るため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり88円で、前期から+6.5%。いまの株価に対する利回りは3.02%。増配か配当維持が9年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 31 | — | 54.7 |
| 2018年3月 | 34 | 9.7 | 29.4 |
| 2019年3月 | 38 | 11.8 | 53.2 |
| 2020年3月 | 41 | 7.9 | 15.4 |
| 2021年3月 | 42 | 2.4 | 42.5 |
| 2022年3月 | 44 | 4.8 | 72.1 |
| 2023年3月 | 46 | 4.5 | 45.1 |
| 2024年3月 | 60 | 30.4 | 60.3 |
| 2025年3月 | 62 | 3.3 | 62.3 |
| 2026年3月 | 66 | 6.5 | 84.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥88
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ9,606人。区分でいちばん多いのは外国法人で43.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.7%を占め、残る69.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 31.4 | 32.1 | 37.1 | 39.4 | 41.5 | 43.1 |
| 個人・その他 | 32.3 | 32.0 | 26.1 | 25.7 | 24.7 | 23.7 |
| 金融機関 | 22.1 | 22.3 | 22.8 | 21.9 | 22.3 | 22.1 |
| 事業法人 | 12.1 | 11.9 | 12.8 | 11.0 | 9.5 | 8.7 |
| 自己株式 | 14.1 | 14.1 | 6.9 | 5.1 | 5.1 | 5.2 |
| 証券会社 | 2.1 | 1.7 | 1.2 | 2.0 | 2.0 | 2.5 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.96 |
| 02 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST(常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ部) | 4.69 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.01 |
| 04 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.70 |
| 05 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ部) | 2.68 |
| 06 | 小林製薬株式会社 | 2.35 |
| 07 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ部) | 2.00 |
| 08 | MPグループメディセオ従業員持株会 | 1.75 |
| 09 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE IEDU UCITS CLIENTS NON LENDING 15 PCT TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ部) | 1.60 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 380684(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.45 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-06シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー(Silchester International Investors LLP)新規の大量保有報告11.73%+0.02pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+151%、1株純資産は14期で+122%。直近期のROEは6.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 82 | 1,433 | 5.9 | 16.2 | 40.1 |
| 2014年3月 | 113 | 1,530 | 7.6 | 14.0 | 68.6 |
| 2015年3月 | 105 | 1,723 | 6.4 | 14.9 | 39.2 |
| 2016年3月 | 136 | 1,832 | 7.6 | 13.1 | 52.2 |
| 2017年3月 | 128 | 1,950 | 6.8 | 13.6 | 54.7 |
| 2018年3月 | 154 | 2,155 | 7.5 | 14.1 | 29.4 |
| 2019年3月 | 154 | 2,234 | 7.0 | 17.1 | 53.2 |
| 2020年3月 | 176 | 2,383 | 7.6 | 11.5 | 15.4 |
| 2021年3月 | 114 | 2,491 | 4.7 | 18.6 | 42.5 |
| 2022年3月 | 140 | 2,526 | 5.6 | 14.4 | 72.1 |
| 2023年3月 | 185 | 2,674 | 7.1 | 9.8 | 45.1 |
| 2024年3月 | 196 | 2,859 | 7.1 | 11.8 | 60.3 |
| 2025年3月 | 193 | 2,979 | 6.6 | 12.1 | 62.3 |
| 2026年3月 | 207 | 3,186 | 6.7 | 14.2 | 84.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
17名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額394百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 渡辺秀一 | 代表取締役社長 グループ コンプライアンス管掌(指名・報酬委員会 指名委員) | 74 | 177,000 |
| 長福恭弘 | 代表取締役副社長 | 71 | 56,000 |
| 依田俊英 | 専務取締役 IR担当 兼事業開発本部長(指名・報酬委員会 報酬委員) | 63 | 14,000 |
| 左近祐史 | 常務取締役 管理担当(指名・報酬委員会 委員) | 73 | 25,000 |
| 渡辺紳二郎 | 取締役 システム・DX担当 経営企画本部長 兼CSR委員会委員長 | 53 | 36,000 |
| 今川国明 | 取締役 医薬事業担当 | 64 | 10,000 |
| 吉田拓也 | 取締役 化粧品・日用品、OTC 事業担当 | 53 | 1,000 |
| 脇田英充 | 取締役 アグロ・フーズ事業担当 | 63 | — |
| 加々美光子 | 社外取締役(指名・報酬委員会 委員) | 68 | — |
| 浅野敏雄 | 社外取締役(指名・報酬委員会 委員長) | 73 | 9,000 |
| 昌子久仁子 | 社外取締役(指名・報酬委員会 委員) | 72 | — |
| 岩本洋 | 社外取締役(指名・報酬委員会 委員) | 67 | — |
残りの役員5名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 平澤利夫 | 常勤監査役 | 75 | 38,000 |
| 橋田一夫 | 常勤監査役 | 66 | 10,000 |
| 佐貫葉子 | 社外監査役 | 77 | 5,000 |
| 市野初芳 | 社外監査役 | 67 | — |
| 三津家正之 | 社外監査役 | 71 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 9 | 177 | 74 | 251 | 28 |
| 社外取締役 | 4 | 57 | — | 57 | 14 |
| 監査役 | 2 | 49 | — | 49 | 25 |
| 社外監査役 | 4 | 37 | — | 37 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」でメディパルホールディングスを取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容972字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,779字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,468字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)12,056字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第117期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第117期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-13
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