概要
日揮ホールディングスは、石油・天然ガスプラントの設計・調達・建設(EPC)を主力とするエンジニアリング大手である。特に液化天然ガス(LNG)プラントで世界有数の実績を持ち、総合エンジニアリング事業と機能材製造事業を二本柱とする。2026年3月期の連結売上高は7,453億円、従業員数は8,154人。持株会社体制のもと、国内外に58の子会社を持つ。近年は大型プロジェクトの採算悪化で赤字が続いたが、2026年3月期には黒字転換を見込む。
総合エンジニアリング事業が収益の7割を占める構成
日揮ホールディングスの事業は大きく三つに分かれる。中核は総合エンジニアリング事業で、連結売上高の約7割を占める。石油精製、石油化学、LNG、原子力、医薬品、食品など多岐にわたるプラントのEPC(設計・調達・建設)を提供する。主要な執行会社として、海外EPCを担う日揮グローバル、国内EPCの日揮、そして株式会社高田工業所などが存在する。2026年3月期の受注高は4,780億円で、うち海外が56.8%を占める。受注残高は1兆1,666億円と、将来の収益基盤は厚い。
触媒とセラミックスで構成する機能材製造事業
機能材製造事業は、石油精製用触媒、ナノ粒子材料、高品位アルミナ基板、高熱伝導窒化ケイ素基板などを製造・販売する。主力子会社は日揮触媒化成と日本ファインセラミックス。触媒分野では重質油水素化精製や脱硫触媒が強みで、アジア市場で需要が拡大している。ファインセラミックス分野では、半導体・FPD製造装置向けの精密部品が成長を牽引し、宮城県富谷市に新工場を設置して生産能力を増強した。同事業の2026年3月期の生産実績は577億円で、前年比9.2%増と堅調に推移している。
水処理・エネルギー開発などその他事業群
その他の事業として、水処理(水ing)、原油・ガスの探鉱生産(JGC Gulf Coast等)、FPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)の保有・傭船、廃食用油から持続可能な航空燃料(SAF)を製造する事業などを展開する。水ingは上下水道や工業用水処理の設計・施工・運営を手がけ、安定した収益源となっている。エネルギー開発事業はカナダや米国でシェールガス関連資産を保有。また、2026年1月には兵庫県神戸市に「バイオプロセス研究所」を設置し、バイオ燃料や化学品の研究開発を加速している。
業界の中での役割はプラントEPC請負業者・触媒メーカー・機能性材料メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01石油・ガス・化学プラント主力
総合エンジニアリング事業として、石油精製、石油化学、ガス・LNG、一般化学、原子力等の装置・設備・施設の計画、設計、調達、建設、試運転(EPC)を提供。世界のエネルギー・プラント需要に対応。
- プラントEPCサービス
- 石油精製・石油化学・LNG等のプラントに関する設計・調達・建設一括請負。
02触媒・機能材準主力
機能材製造事業として、石油精製用触媒、ナノ粒子材料(FDP・半導体向け)、環境触媒、電子材料・高性能セラミックス(アルミナ基板・窒化ケイ素基板等)を製造・販売。プロセス技術と材料技術を融合。
- 石油精製用触媒
- 重質油水素化精製・脱硫等の触媒。
- ナノ粒子材料
- フラットパネルディスプレイ・半導体向け機能性素材。
- 高品位アルミナ基板
- 薄膜集積回路用の高純度アルミナ基板。
- 高熱伝導窒化ケイ素基板
- パワーデバイス等向け高熱伝導セラミックス基板。
- 半導体・FPD製造装置用セラミックス部品
- 耐熱・耐食性に優れる精密セラミックス部品。
03水処理・インフラ副次
水ing(株)を通じて水処理事業(上下水道・工業用水処理の設計・施工・運営)を展開。
- 水処理プラント
- 上下水道・工業用水処理施設のEPC及び運営。
04エネルギー開発・生産その他
原油・ガスの探鉱・生産販売事業、FPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)の保有・傭船事業、廃食用油からのSAF製造事業等を行う。
製品と技術
石油精製用触媒からナノ粒子まで広がる材料技術
機能材製造事業の核は、日揮触媒化成が手がける石油精製用触媒である。重質油の水素化精製や流動接触分解、灯軽油脱硫などの触媒を供給し、アジア市場で高いシェアを持つ。さらに、ナノ粒子技術を応用したフラットパネルディスプレイ向け機能性素材や半導体向けCMPスラリー、プラスチック眼鏡レンズ用材料なども製造。クリーン・安全分野では環境触媒や脱臭剤、オゾン分解触媒を展開する。これらの製品群は石油精製からエレクトロニクス、環境まで幅広い産業を支えている。
半導体・パワーデバイス向け高機能セラミックス
日本ファインセラミックスとJFCマテリアルズは、薄膜集積回路用の高品位アルミナ基板や、パワーデバイス向け高熱伝導窒化ケイ素基板を製造する。これらのセラミックス基板は高い絶縁性と熱伝導性が求められる用途で使用される。また、半導体・FPD製造装置向けの精密セラミックス部品(耐熱・耐食性を持つ)や金属セラミックス複合材部品も手がける。2023年に旧昭和電工マテリアルズから事業を譲り受け、宮城県富谷市に新工場を設置して生産能力を増強。生成AI需要の拡大を背景に、半導体関連市場での売上を伸ばしている。
LNGから水素・SAFまでカバーするEPC技術
総合エンジニアリング事業の技術的な芯は、大規模プラントのプロジェクトマネジメントとモジュール工法である。LNGプラントでは世界トップクラスの受注実績を持ち、中東やアジアで複数の大型案件を完工。近年は脱炭素分野へ展開し、水素製造プラント、ブルー水素・アンモニア製造実証プラント、持続可能な航空燃料(SAF)製造プラントのEPC役務を受注している。また、グリーン水素/MCH製造プラントの基本設計を獲得。さらにFPSOの保有・傭船事業を通じて、海洋石油ガス生産のバリューチェーン全体に関与している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
国内プラント建設で有力、海外展開も強み
日揮ホールディングスは国内のプラントエンジニアリング分野で有力な地位を占め、大手総合建設会社とは異なる専門性を持つ。同業他社のエムビーエスやウエストホールディングスが中小規模の建設に特化する一方、日揮は大規模な石油化学やLNGプラントの受注実績で差別化している。しかし近年の業績は不安定で、2025年3月期には営業赤字を計上した。これは一部プロジェクトの採算悪化が要因とみられる。2026年3月期には営業利益率4.75%まで回復する見込みで、収益改善に向けたプロジェクト管理の徹底が課題となる。内需だけでなく海外インフラ需要も取り込める点は強みだが、採算管理の強化が今後の成長に不可欠である。
強み
- 石油化学やLNG分野で大型案件を獲得する国内屈指の実績を持ち、受注規模で存在感を示す。
- 中東や東南アジアでのプロジェクト経験が豊富で、海外インフラ需要を取り込むグローバル基盤を持つ。
- 設計から建設まで一貫対応できるエンジニアリング技術で、複雑なプラント建設に強みを発揮する。
- 2026年3月期の営業利益率予想は4.75%で、赤字から黒字転換し収益改善が期待される。
課題
- 2025年3月期に営業赤字を計上し、プロジェクト採算の変動が業績に大きく影響する。
- 同業のMBSやウエストホールディングスなどとの価格競争で、受注条件が厳しくなる。
- 海外売上比率が高く、為替レートの変動が利益に与える影響が大きい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
商社・卸売の時価総額近傍。太字が日揮ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9962ミスミグループ本社 | 1.0兆円 | 24.4倍 |
| 2 | 3064MonotaRO | 9,230億円 | 25.6倍 |
| 3 | 3861王子ホールディングス | 8,856億円 | 14.3倍 |
| 4 | 2181パーソルホールディングス | 6,767億円 | 15.5倍 |
| 5 | 7459メディパルホールディングス | 6,296億円 | 14.1倍 |
| 6 | 1963日揮ホールディングス | 5,746億円 | 13.6倍 |
| 7 | 8088岩谷産業 | 5,149億円 | 10.6倍 |
| 8 | 2784アルフレッサ ホールディングス | 4,458億円 | 10.1倍 |
| 9 | 3941レンゴー | 4,327億円 | 18.8倍 |
| 10 | 2531宝ホールディングス | 4,273億円 | 35.8倍 |
| 11 | 8060キヤノンマーケティングジャパン | 4,104億円 | 17.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。
会社の歴史
沿革 34件
米国UOP社との契約で創業した1928年
1928年10月、日揮の前身である日本揮発油株式会社は東京・麹町に本店を設置した。翌11月、米国ユニバーサル・オイル・プロダクツ・カンパニー(現Honeywell UOP)と熱分解蒸留法装置に関する特許譲受および建設協約を締結。これにより石油精製技術を日本に導入する基盤を築いた。1933年には本店を大阪に移転し、関西地区での事業拡大を図る。第二次世界大戦の勃発によりUOPとの契約は解消されたが、1942年には新潟県新津に触媒製造工場を設置し、戦時中の石油精製需要に対応した。
戦後再開と上場を果たした1950年代
戦後、1949年に本店を東京・日本橋に移転。1952年5月に再びUOP社と石油精製・石油化学に関する特許実施契約を締結し、事業を本格再開した。同年7月には横浜工務部を設置しEPC体制を強化。触媒製造工場を分離して日揮化学を設立し、機能材事業の母体とした。1958年には旭硝子(現AGC)との共同出資で触媒化成工業を設立。1962年5月、東京証券取引所市場第二部に株式上場を果たし、資本市場から資金調達の道を開いた。
LNGプラントで世界展開した1970年代
1970年代、日揮はLNGプラント建設で国際的なプレゼンスを高める。1975年には愛知県半田市に衣浦研究所を設置し技術開発を強化。1976年10月、社名を「日揮株式会社」(英文名JGC CORPORATION)に変更し、ブランドを統一した。同年から本格化したLNGプロジェクト受注により、中東や東南アジアでの実績を積み上げる。1984年には原子力分野への進出を見据え、茨城県大洗町に原子力技術開発センターを設置。エネルギー多様化の流れに合わせて事業範囲を拡大した。
持株会社体制へ移行した2019年
2019年4月、日揮は新設分割により日揮グローバルを設立。同年10月に持株会社体制へ移行し、商号を「日揮ホールディングス」に変更した。海外EPC事業は日揮グローバル、国内EPC事業は日揮(旧日揮プラントイノベーション)に承継。これによりグループ各社の権限と責任を明確化し、経営効率の向上を図った。2004年に子会社化した触媒化成工業は2008年に日揮化学と合併し、日揮触媒化成として機能材事業を統合。2022年4月には東京証券取引所プライム市場へ移行し、ガバナンス強化を進めている。
不採算案件と赤字からの再建期(2022〜2026年)
2022年3月期以降、日揮グループは大型プロジェクトの採算悪化に直面。2022年3月期は当期純損失356億円、2025年3月期も営業損失115億円と赤字が続いた。原因は市場多角化に伴う人財リソースの分散や適正配置不全によるプロジェクト遂行の乱れとされる。中期経営計画「BSP2025」では売上高目標8,000億円を達成したが、利益目標は未達。2026年3月期には営業利益354億円、当期純利益418億円と黒字転換を見込む。新たな中期計画「BSP2030」では「深耕の5年」と位置づけ、EPC遂行体制の強化と脱炭素分野への投資を加速している。
年表34件を開く
1920年代
- 1928年10月本店を「東京市麹町区内幸町1丁目3番地」に設置
- 1928年11月米国ユニバーサル・オイル・プロダクツ・カンパニー(現Honeywell UOP社、以下「UOP社」という。)と熱分解蒸留法装置の日本における特許の譲受け及び建設に関する協約を締結
1930年代
- 1933年1月本店を「大阪市東区高麗橋5丁目10番地」に移転
- 1938年8月UOP社とイソオクタン製造法の特許の実施及び建設に関する追加の暫定的諒解覚書を交換 戦争によりUOP社との上記諸協約解消
1940年代
- 1942年10月地番変更により本店所在地を「大阪市東区高麗橋4丁目10番地」と変更
- 1942年12月新潟県新津に触媒製造工場(現日揮触媒化成㈱新潟事業所)を設置
- 1949年1月本店を「東京都中央区日本橋室町2丁目1番地」に移転
1950年代
- 1952年5月UOP社と石油精製及び石油化学に関する特許の実施及び建設に関する契約を締結
- 1952年7月横浜工務部を「横浜市南区最戸町100番地」に設置
- 1952年8月触媒製造工場を分離し日揮化学㈱を設立
- 1952年12月建設業者登録番号東京都知事(ろ)第7044号として登録
- 1958年4月「横浜工務部」を「横浜事業所」と改称
- 1958年7月旭硝子㈱との共同出資により触媒化成工業㈱を設立
- 1959年2月建設業者登録番号建設大臣(ニ)第5341号として登録
- 1959年3月本店を「東京都千代田区大手町2丁目4番地」に移転
1960年代
- 1960年2月一級建築士事務所登録番号神奈川県知事登録第422号として登録
- 1962年5月上場東京証券取引所市場第2部に株式上場
- 1969年2月東京証券取引所市場第2部銘柄より第1部銘柄に指定される
1970年代
- 1970年1月地番変更により本店所在地を「東京都千代田区大手町2丁目2番1号」と変更
- 1974年11月特定建設業者として建設大臣許可(特-49)第5552号を受ける
- 1975年4月技術開発体制の充実強化のため「衣浦研究所」を愛知県半田市に設置
- 1976年10月商号変更社名を「日本揮発油株式会社」から「日揮株式会社」(英文名JGC CORPORATION)に変更
1980年代
- 1984年7月原子力の技術開発体制の充実強化のため「大洗原子力技術開発センター」を茨城県大洗町に設置
1990年代
- 1997年6月横浜市西区に完成した新社屋に横浜事業所のプロジェクト遂行機能及び東京本社の一部機能を移管し「横浜本社」を設置
- 1997年11月M&A横浜研究所と大洗原子力技術開発センターを統合し、新たに「技術研究所」を茨城県大洗町に設置
- 1999年12月M&A衣浦研究所を技術研究所(茨城県大洗町)に統合(衣浦研究所は廃止)
2000年代
- 2004年7月M&A触媒化成工業㈱を100%子会社化
- 2008年7月M&A触媒化成工業㈱と日揮化学㈱が合併し、日揮触媒化成㈱と改称
2010年代
- 2017年6月本店を「神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3番1号」に移転
- 2019年4月持株会社体制への移行のため、新設承継会社として日揮グローバル㈱を設立
- 2019年10月商号変更持株会社体制に移行し、商号を「日揮ホールディングス株式会社」(英文名JGC HOLDINGS CORPORATION)に変更 日揮プラントイノベーション㈱が商号を日揮㈱に変更 海外EPC事業を日揮グローバル㈱に、国内EPC事業を日揮㈱にそれぞれ承継
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所市場第1部から新市場区分プライム市場に移行
- 2023年4月当社グループ内のコーポレート機能業務を集約し、その効率化、高度専門化のため、日揮コーポレートソリューションズ㈱を設立
- 2026年1月「バイオプロセス研究所」を兵庫県神戸市に設置
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益2030年度まで600億円
- 当期純利益2030年度まで500億円
- 自己資本利益率(ROE)2030年度まで10%以上
- 成長投資総額2030年度まで2,800億円
- DOE(株主資本配当率)2031年3月期まで4%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
総合エンジニアリングの競争力強化
EPCランプサムプロジェクトのリスクマネジメント強化やインド拠点の人財拡充により収益基盤を安定化。FSやFEEDなどの上流、メンテナンスなどの下流ビジネスも強化し、プラントライフサイクル全体への価値提供を図る。デジタル技術やモジュール技術の応用でEPCビジネスを進化させる。
- 02
機能材製造事業の成長加速
半導体関連市場向けにファインセラミックス部材や窒化ケイ素基板などの販売拡大を図る。マーケティングと先行開発能力を強化して提案型案件を創出し、高い利益率を目指す。海外市場(触媒・半導体関連)への戦略的販売拡大を進める。
- 03
ソリューションビジネスの拡充
総合エンジニアリングと機能材製造の強みを新たなビジネスモデルに展開。社会や顧客の課題を先読みし、オープンイノベーションを通じて汎用的なソリューションを先行開発し提供する。国家プロジェクトへの参画など「バイオものづくり」分野にも挑戦する。
- 04
成長投資と株主還元の強化
BSP2030期間中に総額2,800億円の成長投資を計画。株主還元方針を配当性向からDOE(株主資本配当率)に変更し、2027年3月期にDOE3%から始め、2031年3月期に向けてDOE4%を目指す。自己株式取得は業績等に応じて適宜検討。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で8,154人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は975万円で、9期前と比べて+1.9%。平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は12.8年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 7,554 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 7,610 | — |
| 2019年3月 | 956 | 43.6 | 17.5 | 7,841 | — |
| 2020年3月 | 865 | 45.7 | 18.6 | 7,607 | — |
| 2021年3月 | 841 | 44.4 | 17.8 | 7,371 | — |
| 2022年3月 | 855 | 44.0 | 16.5 | 7,275 | — |
| 2023年3月 | 844 | 43.0 | 14.8 | 7,876 | — |
| 2024年3月 | 1,083 | 44.8 | 14.4 | 8,865 | — |
| 2025年3月 | 931 | 43.7 | 12.3 | 8,365 | −137 |
| 2026年3月 | 975 | 44.6 | 12.8 | 8,154 | 434 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社34社(国内 23 / 海外 11) を有報から抽出しています。
- 国内日揮グローバル㈱神奈川県 横浜市西区議決権100.0%
- 国内日揮㈱神奈川県 横浜市西区議決権100.0%
- 国内青森日揮プランテック㈱青森県上北郡 六ヶ所村議決権100.0%
- 国内日揮触媒化成㈱神奈川県 川崎市幸区議決権100.0%
- 国内日本ファインセラミックス㈱宮城県 仙台市泉区議決権100.0%
- 国内JFCマテリアルズ㈱茨城県 ひたちなか市議決権100.0%
- 国内日揮ビジネスサービス㈱神奈川県 横浜市西区議決権100.0%
- 国内日本エヌ・ユー・エス㈱東京都 新宿区議決権88.0%
- 海外JGC ASIA PACIFIC PTE. LTD.シンガポール共和国議決権100.0%
- 海外JGC PHILIPPINES, INC.フィリピン共和国 モンテンルパ市議決権100.0%
- 国内JGC Gulf International Co., Ltd.サウジアラビア王国 アルコバール市議決権100.0%
- 海外JGC OCEANIA PTY LTDオーストラリア連邦 パース市議決権100.0%
残りのグループ会社22社を開く
- JGC America, Inc.アメリカ合衆国 ヒューストン市100%
- JGC Gulf Engineering Co., Ltd.サウジアラビア王国 アルコバール市100%
- PT. JGC INDONESIAインドネシア共和国 ジャカルタ市48%
- JGC (GULF COAST), LLCアメリカ合衆国 ヒューストン市100%
- JGC Exploration Eagle Ford LLCアメリカ合衆国 ヒューストン市100%
- JGC EXPLORATION CANADA LTD.カナダ バンクーバー市100%
- JGC Construction International Pte. Ltd.シンガポール共和国100%
- JGC ASIA PACIFIC (M)Sdn. Bhd.マレーシア クアラルンプール市100%
- Al Asilah Desalination Company S.A.O.C.オマーン国 マスカット市75%
- JGC INDIA EPC PRIVATE LIMITEDインド共和国 チェンナイ市100%
- JGC Corporation Oceania Pty Ltdオーストラリア連邦 パース市100%
- Sunrise Healthcare Service Co., Ltd.カンボジア王国 プノンペン98%
- JGC France SASフランス共和国 パリ市100%
- 日揮ユニバーサル㈱東京都 品川区50%
- 水ing㈱東京都 港区33%
- 水ingAM㈱東京都 港区100%
- 水ingエンジニアリング㈱東京都 港区100%
- A.R.C.H WLLバーレーン王国 マナマ市30%
- Japan Sankofa Offshore Production Pte. Ltd.シンガポール共和国26%
- ASH SHARQIYAH OPERATION AND MAINTENANCE COMPANY LLCサウジアラビア王国 アルコバール市29%
- Japan NuScale Innovation, LLCアメリカ合衆国 ウィルミントン市29%
- ㈱高田工業所福岡県 北九州市20%
- JP日揮グローバル株式会社
- SAJGC Gulf International Co. Ltd
- CAJGC CONSTRUCTORS BC LTD.
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達162.2億円グリーンイノベーション基金事業/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進有用微生物の開発を加速する微生物等改変プラットフォーム技術の高度化、CO2を原料に物質生産できる微生物等の開発・改良、CO2を原料に物質生産できる微生物等による製造技術等の開発・実証CO2からの微生物による直接ポリマー生産技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-12
- 調達25.1億円バイオものづくり革命推進事業木質等の未利用資源を活用したバイオものづくりエコシステム構築事業委託国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2025-03-31
- 調達5,500万円平成29年度中間貯蔵施設等の放射線安全に関する評価検討業務[総合評価落札方式]環境省 · 2017-03-14
- 調達4,400万円平成28年度中間貯蔵施設等の放射線安全に関する評価検討業務[総合評価落札方式]環境省 · 2016-05-17
- 調達3,700万円平成27年度中間貯蔵施設等の放射線安全に関する評価検討業務[総合評価落札方式]環境省 · 2015-11-10
- 調達3,166万円水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発都市部における廃プラスチックガス化リサイクルによる地域低炭素水素モデル構築に向けた調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-01-28
- 調達702万円植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発スマートセル関連技術の社会実装推進に向けて解決すべき新規課題の検討ロバスト性微生物およびシンプル生産プロセスの開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-09-19
- 調達666万円エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業/実証要件適合性等調査/副生水素を用いた工場の低炭素化を実現するための水素コジェネシステム実証研究(中華人民共和国・浙江省)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-02-02
- 調達516万円水素社会構築技術開発事業/総合調査研究/地産地消型水素製造・利活用ポテンシャル調査(カリフォルニア州における地産地消型水素製造・利活用ポテンシャルに関する調査)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-25
- 調達375万円カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発カーボンリサイクル・次世代火力推進事業カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発/CO2からのアンモニアメタネーションの技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-04-21
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は7,453億円、営業利益は354億円。前期と比べると減収で、売上が-13.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 6,700億円 | 7,453億円 |
| 営業利益 | 400億円 | 354億円 |
| 純利益 | 460億円 | 418億円 |
| 1株あたり配当 | ¥52 | ¥52 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1,593億円、営業利益は124億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−11.5%、営業利益は+24.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,903 | — | — | 81 |
| 2024年1Q | 1,799 | 100 | 5.6 | 102 |
| 2024年2Q | 2,234 | 30 | 1.3 | 24 |
| 2024年3Q | 1,978 | −37 | −1.9 | −20 |
| 2024年4Q | 2,315 | — | — | −184 |
| 2025年2Q | 4,067 | 124 | 3.0 | 128 |
| 2025年4Q | 4,514 | −239 | −5.3 | −132 |
| 2026年2Q | 3,813 | 158 | 4.1 | 117 |
| 2026年4Q | 3,640 | 196 | 5.4 | 301 |
| 2027年1Q | 1,593 | 124 | 7.8 | 116 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は6,246億円から7,453億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.7%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 6,246 | — | 725 | — | 462 |
| 2014年3月 | 6,758 | — | 837 | — | 472 |
| 2015年3月 | 7,991 | — | 449 | — | 206 |
| 2016年3月 | 8,800 | — | 520 | — | 428 |
| 2017年3月 | 6,932 | — | −152 | — | −221 |
| 2018年3月 | 7,230 | — | 249 | — | 166 |
| 持株会社体制に移行し、商号を「日揮ホールディングス株式会社」(英文名JGC HOLDINGS CORPORATION)に変更 日揮プラントイノベーション㈱が商号を日揮㈱に変更 海外EPC事業を日揮グローバル㈱に、国内EPC事業を日揮㈱にそれぞれ承継 | |||||
| 2019年3月 | 6,192 | — | 323 | — | 240 |
| 2020年3月 | 4,808 | — | 224 | — | 41 |
| 2021年3月 | 4,340 | — | 255 | — | 51 |
| 2022年3月 | 4,284 | — | 300 | — | −356 |
| 当社グループ内のコーポレート機能業務を集約し、その効率化、高度専門化のため、日揮コーポレートソリューションズ㈱を設立 | |||||
| 2023年3月 | 6,069 | — | 506 | — | 307 |
| 2024年3月 | 8,326 | — | 4 | — | −78 |
| 2025年3月 | 8,581 | −115 | 113 | −1.3 | −4 |
| 2026年3月 | 7,453 | 354 | 582 | 4.7 | 418 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高7,453億円のうち、営業利益として残るのは354億円で4.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は418億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金91.4%6,812億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金3.9%287億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.7%354億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが799億円、投資CFが−148億円で、差し引きのフリーCFは651億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は4,005億円で、売上の6.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 850 | −284 | −37 | 566 | 2,848 |
| 2014年3月 | 1,206 | −187 | −107 | 1,019 | 3,853 |
| 2015年3月 | −714 | −234 | 38 | −948 | 2,977 |
| 2016年3月 | −498 | 87 | −44 | −411 | 2,479 |
| 2017年3月 | −289 | −130 | −197 | −419 | 1,856 |
| 2018年3月 | 55 | 117 | 338 | 172 | 2,354 |
| 2019年3月 | −553 | −47 | −139 | −600 | 1,608 |
| 2020年3月 | 924 | 194 | −77 | 1,118 | 2,619 |
| 2021年3月 | 125 | −135 | 2 | −10 | 2,683 |
| 2022年3月 | 193 | −77 | −1 | 116 | 2,880 |
| 2023年3月 | 1,108 | −115 | −613 | 993 | 3,328 |
| 2024年3月 | 111 | −202 | −89 | −91 | 3,245 |
| 2025年3月 | 468 | −212 | −150 | 256 | 3,328 |
| 2026年3月 | 799 | −148 | −110 | 651 | 4,005 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は8,388億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,312億円で、自己資本比率は51.2%(業種中央値55.5%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 6,288 | 3,361 | 2,927 | 53.4 |
| 2014年3月 | 7,461 | 3,799 | 3,662 | 50.2 |
| 2015年3月 | 7,198 | 3,885 | 3,313 | 53.8 |
| 2016年3月 | 6,898 | 4,197 | 2,701 | 60.7 |
| 2017年3月 | 6,463 | 3,833 | 2,630 | 59.1 |
| 2018年3月 | 6,849 | 3,958 | 2,891 | 57.6 |
| 2019年3月 | 7,089 | 4,104 | 2,985 | 57.7 |
| 2020年3月 | 6,713 | 3,910 | 2,803 | 58.2 |
| 2021年3月 | 7,025 | 4,176 | 2,849 | 59.4 |
| 2022年3月 | 6,943 | 3,877 | 3,066 | 55.8 |
| 2023年3月 | 7,131 | 3,980 | 3,151 | 55.7 |
| 2024年3月 | 7,923 | 3,879 | 4,044 | 48.7 |
| 2025年3月 | 7,842 | 3,923 | 3,919 | 49.8 |
| 2026年3月 | 8,388 | 4,312 | 4,076 | 51.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで140社中75位あたり、逆に低いのは売上成長率で140社中134位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,352で、1年前と比べて+69.1%。過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.6倍 |
| PER (会社予想) | 12.4倍 |
| PBR | 1.34倍 |
| 配当利回り | 2.21% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は2233円で、25日線(2285円)を2%下回り、75日線(2472円)も下回る。200日線(2219円)はかろうじて上回っており、中長期の均衡圏にある。1ヶ月では-3.6%と弱含む。7月27日に2371円の高値をつけた後、8月19日に2229円まで下落し、その後はやや戻すも戻りは鈍い。出来高は8月に入り100万株前後と低調で、売買は細っている。RSIは46.7とやや下向き。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)。
PERは12.9倍と業界平均13.53倍を下回り、予想PER11.7倍も低い。PBRは1.27倍で平均1.5倍を下回る。配当利回り2.33%は平均3.45%を下回るが、ROE10.2%と収益性は確保。直近では営業損失を計上したものの、最新期は黒字転換し、業績回復が見込まれる。配当利回りの低さが気になるが、バリュエーションは割安感があり、総合的にほぼ妥当と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 13.6倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 12.4倍 | — |
| PBR | 1.34倍 | 1.55倍 |
| ROE | 10.2% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
日揮ホールディングスの投資論点は、大型エンジニアリング案件の採算改善と脱炭素分野での成長可能性を巡る強気派と弱気派の対立にある。強気派は、2026年3月期の黒字転換見通しや水素・アンモニア事業への注力を評価し、将来の成長を期待する。一方、弱気派は過去の大型プロジェクトでの赤字を挙げ、採算管理能力や案件リスクを懸念する。また、脱炭素分野の収益寄与がまだ不透明である点も弱気の根拠となる。さらに、市場は今後の受注動向やプロジェクトの進捗を注視しており、受注競争の激化や価格競争も投資判断に影響する。
- 黒字転換への期待
2026年3月期に純損益で黒字を見込む。
- LNG実績と技術
世界有数のLNGプラント実績で受注競争に強み。
- 脱炭素新規事業
水素・アンモニアなどで成長を見込む。
- 営業損益がマイナス115億円から354億円へ黒字転換通年影響中
2025/3期の営業損失115億円→2026/3期計画の営業利益354億円。改善幅469億円で、利益率も4.75%に回復。
- 純利益が-4億円→418億円と大幅改善通年影響中
2025/3期は純損失4億円、2026/3期は純利益418億円。一転して黒字化し、予想PER12倍まで低下。
- 外国人保有比率31.81%と高く、物色資金が流入継続影響弱
外国人保有比率31.81%と3割超。1年で株価71.15%上昇も、海外資金の需要が下支え。
- PBR1.3倍・ROE10.2%、割安感継続影響弱
PBR1.3倍・ROE10.2%。ROE2桁でPBR1倍台前半は割安感がある。
- 過去の赤字の影響
2024年3月期は純損失を計上。
- 案件リスク
大型案件の採算悪化が業績を圧迫する可能性。
- 脱炭素の不透明感
新規事業の収益寄与はまだ不確実。
- 売上高が8,581億円→7,453億円へ13.1%減少通年影響中
売上高8,581億円→7,453億円、減少1,128億円。増益はコスト改善依存で、売上減が続けば再減益の恐れ。
- 株価1年で71.15%上昇、過熱感と利食い売り不定影響弱
過去1年の上昇率71.15%。急ピッチな上昇により、短期的な調整リスクが高い。
- 純利益が営業利益を上回る非本業依存の構造通年影響中
純利益418億円に対し営業利益354億円、差額約64億円。営業外収益に依存する利益構造。
- 配当利回り2.28%と低い株主還元継続影響弱
時価総額5,582億円に対して配当利回り2.28%。株主還元は相対的に薄め。
- 受注残高
- 将来の売上高を左右し、事業の安定性を示す。
- 営業利益率
- 採算管理能力の指標となり、案件ごとの収益性が反映される。
- 脱炭素関連受注
- 新規事業の成長を見極めるために重要。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり52円で、前期から+30.0%。いまの株価に対する利回りは2.21%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 30 | — | — |
| 2018年3月 | 25 | −16.7 | 219.5 |
| 2019年3月 | 29 | 14.0 | 28.3 |
| 2020年3月 | 12 | −57.9 | 25.7 |
| 2021年3月 | 12 | 0.0 | — |
| 2022年3月 | 15 | 25.0 | — |
| 2023年3月 | 38 | 153.3 | 404.0 |
| 2024年3月 | 40 | 5.3 | 56.3 |
| 2025年3月 | 40 | 0.0 | — |
| 2026年3月 | 52 | 30.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥52
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ53,348人。区分でいちばん多いのは金融機関で34.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.4%を占め、残る53.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 43.7 | 43.9 | 39.0 | 35.3 | 33.9 | 34.8 |
| 外国法人 | 28.7 | 29.1 | 27.4 | 26.7 | 27.4 | 31.8 |
| 個人・その他 | 12.5 | 13.1 | 18.2 | 22.1 | 24.3 | 15.1 |
| 事業法人 | 11.4 | 11.5 | 11.6 | 11.3 | 11.4 | 11.5 |
| 証券会社 | 3.7 | 2.4 | 3.9 | 4.5 | 2.9 | 6.7 |
| 自己株式 | 2.6 | 2.6 | 7.3 | 6.9 | 6.9 | 1.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 19.27 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 10.40 |
| 03 | 日揮商事株式会社 | 4.96 |
| 04 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 3.56 |
| 05 | 公益財団法人日揮・実吉奨学会基本財産口 | 3.45 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505019 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 2.38 |
| 07 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 BNYM (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.19 |
| 08 | BNYMSANV AS AGENT/CLIENTS LUX UCITS NON TREATY 1(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.63 |
| 09 | 株式会社三井住友銀行 | 1.35 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.32 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-04-21三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告3.13%+1.14pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−5%、1株純資産は14期で+34%。直近期のROEは10.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 183 | 1,329 | 14.8 | 13.0 | 26.0 |
| 2014年3月 | 187 | 1,484 | 13.3 | 19.2 | 27.2 |
| 2015年3月 | 82 | 1,536 | 5.4 | 29.2 | 29.8 |
| 2016年3月 | 170 | 1,659 | 10.6 | 9.9 | 34.7 |
| 2017年3月 | −87 | 1,515 | −5.5 | — | — |
| 2018年3月 | 66 | 1,564 | 4.3 | 35.2 | 219.5 |
| 2019年3月 | 95 | 1,622 | 6.0 | 15.5 | 28.3 |
| 2020年3月 | 16 | 1,547 | 1.0 | 53.2 | 25.7 |
| 2021年3月 | 20 | 1,652 | 1.3 | 66.6 | — |
| 2022年3月 | −141 | 1,533 | −8.8 | — | — |
| 2023年3月 | 122 | 1,652 | 7.8 | 13.4 | 404.0 |
| 2024年3月 | −32 | 1,599 | −2.0 | — | 56.3 |
| 2025年3月 | −2 | 1,616 | −0.1 | — | — |
| 2026年3月 | 173 | 1,776 | 10.2 | 13.1 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額469百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 佐藤雅之 | 代表取締役会長兼社長 Chief Executive Officer | 71 | 59,000 |
| 寺嶋清隆 | 代表取締役副社長執行役員 Chief Financial Officer | 67 | 38,000 |
| 石川正樹 | 取締役 | 64 | 10,000 |
| 山田昇司 | 取締役 | 66 | 33,000 |
| 松島正之 | 取締役 | 81 | — |
| 八尾紀子 | 取締役 | 59 | — |
| 三島愼次郎 | 取締役 | 76 | — |
| 平野未来 | 取締役 | 42 | — |
| 武藤一義 | 監査役(常勤) | 72 | 10,000 |
| 二宮朗 | 監査役(常勤) | 68 | 1,000 |
| 高松則雄 | 監査役 | 74 | — |
| 大木一也 | 監査役 | 65 | — |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 佐野敏弘 | 取締役 | 73 | — |
| 三好博之 | 監査役(常勤) | 67 | 7,000 |
| 舩山範雄 | 監査役 | 69 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | — | 321 | — |
| 社外取締役 | — | 99 | — |
| 監査役 | — | 49 | — |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,902字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,757字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,046字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,302字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第130期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第130期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第129期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第129期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第128期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第128期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第128期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第128期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第127期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第127期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第127期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第127期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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