概要
パーソルホールディングスは、人材派遣・人材紹介を中核とするサービス企業である。1973年にテンプスタッフとして創業、2008年にテンプホールディングスを設立し、2017年に現社名へ変更。グループにはパーソルテンプスタッフ(事務派遣)やパーソルキャリア(dodaブランド)などが含まれ、国内のStaffing、BPO、Technology、Careerの4セグメントに加え、アジア太平洋地域でも事業を展開する。2026年3月期の売上収益は1兆5558億円、従業員数は約7万5千人である。
5つのSBUで構成される事業ポートフォリオ
当社グループは、Staffing(人材派遣)、BPO(業務委託・コンサルティング)、Technology(IT・エンジニアリング)、Career(人材紹介・求人メディア)、Asia Pacific(海外人材サービス・ファシリティマネジメント)の5つのSBU(Strategic Business Unit)と、R&DやSpecialized Servicesを含むその他セグメントで事業を展開する。2026年3月期の売上収益で最大はStaffingの6080億円(全体の39%)、次いでAsia Pacificの4963億円(32%)、Careerの1528億円(10%)である。StaffingとCareerの調整後EBITDAはそれぞれ348億円、349億円とほぼ同規模で、利益の柱となっている。
国内人材派遣を核とする収益基盤
Staffing SBUは、国内で事務職を中心に幅広い業種向けに人材派遣サービスを提供する。登録型派遣スタッフを企業に派遣し、派遣先から指揮命令を受けるビジネスモデルである。2026年3月期の売上収益は6080億円(前期比3.5%増)、調整後EBITDAは348億円(同12.3%増)と安定的に成長した。派遣就業者数は前年比1.8%増、請求単価は2.2%増加しており、人材不足を背景に堅調な需要を捉えている。同事業はグループの盤石な収益基盤であり、利益成長の柱として機能している。
成長を牽引するCareerとBPO・Technology
Career SBUは「doda」ブランドで正社員の中途採用支援(人材紹介・求人メディア)を展開する。2026年3月期の売上収益は1528億円(前期比5.7%増)、調整後EBITDAは349億円(同15.0%増)と二桁成長を達成し、Staffingに並ぶ利益の柱となった。BPO SBUは業務委託やCX(カスタマーエクスペリエンス)事業を提供し、売上収益1430億円(同22.1%増)と高い成長を示す。Technology SBUはIT・エンジニアリング分野の設計開発受託を手掛け、売上収益1248億円(同8.8%増)、調整後EBITDA101億円(同17.3%増)と堅調に拡大している。
海外展開と新規領域への挑戦
Asia Pacific SBUはシンガポール、マレーシアなどのアジア地域で人材サービスを、豪州・ニュージーランドでは人材サービスとファシリティマネジメントを展開する。2026年3月期の売上収益は4963億円(前期比4.3%増)と増収だが、調整後EBITDAは105億円(同10.2%減)と減益となり、ROIC目標10%には未達である。その他セグメントでは、R&D Function Unitがミイダス、シェアフル、ポスタスなどのデジタルプロダクトを育成し、フランスのGojob社を通じたAIドリブン人材派遣プラットフォームにも投資している。グループは「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への変革を目指す。
業界の中での役割は人材サービス・BPO・ITアウトソーシングの総合プロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01Staffing SBU主力
日本国内で事務領域を中心に幅広い業種向けに人材派遣サービスを提供。登録型派遣スタッフを企業に派遣し、派遣先から指揮命令を受けて業務を行う。
- 人材派遣サービス
- 事務系を中心とした人材派遣。派遣スタッフを企業に派遣し、給与は当社グループが支払う。
02BPO SBU主力
BPO(業務委託)、コンサルティング、CX(カスタマーエクスペリエンス)事業を提供。企業・官公庁の業務効率化・品質向上を支援。人事・総務・経理等のコーポレートBPO、オムニチャネル顧客対応、BPR/DX支援等。
- BPO事業
- 人事・総務・経理等のコーポレート業務や営業事務等のアウトソーシング。
- CX事業
- オムニチャネル型の顧客対応業務(インバウンド・アウトバウンド、カスタマーサポート等)の受託。
- プロフェッショナル事業
- 戦略立案から実行支援、効果検証までのBPR及びDX支援、RPA・AI導入支援、デジタル人材育成等。
03Technology SBU主力
IT・エンジニアリング分野の専門家・技術者集団として、システム開発・設計等の業務委託やエンジニア派遣を提供。自動車、家電、航空宇宙等の機械・電気設計からITシステム開発まで幅広く対応。
- IT・DXソリューション事業
- システム開発、インフラ設計、評価検証、映像・音響機器等のソフトウェア・機構設計、電気回路開発等の業務委託。
- エンジニアリング事業
- 自動車・家電・航空宇宙等の機械設計、電気・電子設計、制御ソフト設計、実験認証サービス等の技術系人材サービス。
- 登録型派遣・フリーランス事業
- IT・エンジニアリング分野の登録スタッフ派遣、フリーランスエンジニアへの就労機会提供。
04Career SBU主力
「doda」ブランドで正社員の中途採用支援(人材紹介・求人メディア)を展開。企業向け有料職業紹介と求人広告掲載サービス。
- 人材紹介事業
- 転職希望者と求人企業をマッチングし、採用成立時に企業から紹介手数料を得る有料職業紹介。
- 求人メディア事業
- 自社運営の求人メディア「doda」等に求人広告を掲載し、掲載料収入を得る。
05Asia Pacific SBU準主力
シンガポール、マレーシア等アジア地域で人材派遣・紹介・業務委託、豪州・ニュージーランドで人材サービスとファシリティマネジメントを提供。現地法人を通じて展開。
- 人材サービス事業
- アジア地域での人材派遣・紹介・業務委託、人事労務コンサルティング。豪州・NZでは鉱業・製造業向けスタッフ派遣・紹介・トレーニング。
- ファシリティマネジメント事業
- 豪州・NZでの空港、水道、学校等の施設管理・維持・補修。
06その他その他
R&D Function Unitによる新規デジタルプロダクト開発・インキュベーション(ミイダス、シェアフル、ポスタス等)や、フランス・米国でのAIドリブン人材派遣プラットフォーム、コンサルティング・研修、障害者雇用支援、VC事業等。
- ミイダス
- アセスメントリクルーティングサービス。
- シェアフル
- スキマバイトアプリ。
- ポスタス
- クラウド型モバイルPOSレジ。
製品と技術
事務職中心の人材派遣サービス
Staffing SBUのコアサービスは、登録型派遣スタッフを企業に派遣する人材派遣である。派遣スタッフは当社グループと雇用契約を結び、派遣先企業で指揮命令を受けて業務を行う。職種は事務系が中心で、営業事務、一般事務、経理事務などをカバーする。2026年3月期の稼働就業者数は前年比1.8%増、請求単価は2.2%上昇し、市場の人手不足を背景に安定的な需要がある。派遣先企業は派遣契約を結び、スタッフの給与は当社グループが支払う。
dodaブランドの人材紹介・求人メディア
Career SBUの主力製品は、転職サイト「doda」を中心とした人材紹介と求人広告サービスである。人材紹介では、転職希望者と求人企業をマッチングし、雇用成立時に企業から紹介手数料を得る。求人メディアでは企業の求人広告を掲載し、掲載料金を得る。2026年3月期の売上収益は1528億円で、調整後EBITDAは349億円とグループ内で最高の利益率を示す。dodaブランドは正社員中途採用市場で高い認知度を持ち、マーケティング効率のシナジーを発揮している。
BPO・CX事業による業務委託サービス
BPO SBUは、企業や官公庁の業務プロセスを外部委託するBPO事業と、カスタマーエクスペリエンス(CX)事業を提供する。BPOでは人事・総務・経理などのコーポレート業務や営業事務のアウトソーシングを、CXではオムニチャネル型の顧客対応業務(電話・メール・チャット)やITヘルプデスクを受託する。またプロフェッショナル事業としてBPRやDX支援も行う。2026年3月期の売上収益は1430億円で、前期比22.1%増と高成長を遂げた。
IT・エンジニアリング領域の技術ソリューション
Technology SBUは、IT・DXソリューション事業とエンジニアリング事業に分かれる。IT分野ではシステム開発、インフラ設計、映像・音響機器のソフトウェア・機構設計、電気回路開発を受託。エンジニアリング分野では自動車、家電、航空宇宙向けの機械設計、電気電子設計、制御ソフト設計、実験認証サービスを提供する。2026年3月期の売上収益は1248億円。さらに新規デジタルプロダクトとして、ミイダス(アセスメントリクルーティング)、シェアフル(スキマバイトアプリ)、ポスタス(クラウドPOSレジ)を展開し、AIドリブンの事業モデルへの転換を図っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
人材派遣で国内大手、低収益性に悩み構造改革課題
パーソルホールディングスは、人材派遣・紹介などの総合人材サービスを手がける国内大手である。売上高は1兆3,000億円を超え、同業のジンジブやイシンなどよりはるかに大規模。しかし、営業利益率は4%前後と低く、収益性が課題となっている。国内の労働市場では高い需要があるが、競争が激しく、差別化が難しい分野だ。人手不足の中、派遣需要は堅調で、売上高は拡大を続けている。ただし、利益率の改善には単価の見直しや高付加価値サービスへのシフトが求められ、同業他社との競争においても価格競争に陥りやすい。
強み
- 売上高は1兆3,000億円超で、国内の人材サービス市場で圧倒的な存在感。
- 売上高は2024年度の1兆3,271億円から2026年度には1兆5,558億円へ順調に拡大。
- 派遣、紹介、アウトソーシングなど多様な人材サービスを提供。
- 労働力不足で人材サービスへの需要は高く、市場は成長している。
課題
- 営業利益率は約4%と低く、同業他社と比べても見劣りする。
- 人材サービス業界は競争が激しく、単価の低下が収益を圧迫。
- 自社の人材を確保するのも難しく、採用コストが増加している。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
商社・卸売の時価総額近傍。太字がパーソルホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2768双日 | 1.2兆円 | 11.4倍 |
| 2 | 5411JFEホールディングス | 1.2兆円 | 17.6倍 |
| 3 | 9962ミスミグループ本社 | 1.0兆円 | 24.4倍 |
| 4 | 3064MonotaRO | 9,230億円 | 25.6倍 |
| 5 | 3861王子ホールディングス | 8,856億円 | 14.3倍 |
| 6 | 2181パーソルホールディングス | 6,767億円 | 15.5倍 |
| 7 | 7459メディパルホールディングス | 6,296億円 | 14.1倍 |
| 8 | 1963日揮ホールディングス | 5,746億円 | 13.6倍 |
| 9 | 8088岩谷産業 | 5,149億円 | 10.6倍 |
| 10 | 2784アルフレッサ ホールディングス | 4,458億円 | 10.1倍 |
| 11 | 3941レンゴー | 4,327億円 | 18.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。
会社の歴史
沿革 15件
テンプスタッフ設立から上場までの30年
1973年5月にテンプスタッフ株式会社として創業。人材派遣事業を中心に成長し、2006年3月に東京証券取引所市場第一部に上場。上場時の売上収益は約2472億円(2013年3月期)であった。この間、派遣法の整備や労働者派遣需要の拡大を背景に事業を拡大し、国内の事務派遣市場で強固な地位を築いた。
経営統合と持株会社体制への移行
2008年10月、テンプスタッフ株式会社とピープルスタッフ株式会社が経営統合し、共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。同時に東京証券取引所に上場し、市場第一部に指定された。これに伴いテンプスタッフは上場廃止。統合により両社の派遣事業基盤を統合し、規模の拡大と運営効率化を図った。
専門分野へのM&Aによる技術系基盤の強化
2009年11月、技術系人材派遣の日本テクシード(現パーソルクロステクノロジー)を子会社化。2013年3月にはパナソニックAVCテクノロジーとパナソニックAVCマルチメディアソフト(現パーソルAVCテクノロジー)を取得し、エンジニアリング分野に進出。同年4月には人材紹介大手のインテリジェンスホールディングス(現パーソルキャリア)を子会社化し、人材紹介事業を拡大。5月にはDRD(現パーソルクロステクノロジー)を子会社化し、技術人材基盤を強化した。
パナソニック系・P&P系の子会社化で事業拡大
2015年3月、パナソニックエクセルスタッフ(現パーソルエクセルHRパートナーズ)とその子会社3社を連結子会社化。同年6月にはP&Pホールディングス(現パーソルマーケティング)とその子会社6社を公開買付けで取得。これによりマーケティング・BPO領域の事業基盤を獲得し、収益基盤の多様化を進めた。
アジア太平洋地域への進出とブランド刷新
2016年7月、米国ケリーサービスのアジア太平洋子会社であるKelly Services (Singapore)とその他16社を連結子会社化。これによりシンガポール、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランドなど13カ国・地域に事業網を拡大。同時にグループブランド「PERSOL(パーソル)」を導入し、統一ブランドのもとでグローバル展開を加速した。
商号変更とグループ再編
2017年7月、持株会社をパーソルホールディングス株式会社へ商号変更。同時にグループ中核会社もパーソルテンプスタッフ、パーソルキャリア、パーソルクロステクノロジーなどに改称し、ブランドを統一。以降、デジタル領域への投資(ベンチャーキャピタル設立、ミイダス・シェアフル等の開発)を進め、テクノロジードリブン戦略を推進している。
中期経営計画と成長投資の継続
2023年度から2025年度の中期経営計画では、調整後EBITDA目標1000億円に対し実績881億円と未達であったものの、ROIC18.2%、ROE20.9%を達成。2026年度からの次期計画では、AI活用による事業モデル変革を掲げ、StaffingとCareerのAI導入、Gojob社の子会社化によるAIプラットフォーム獲得などに着手している。売上収益は2022年3月期の1兆609億円から2026年3月期の1兆5558億円へと拡大を続けている。
年表15件を開く
1970年代
- 1973年5月テンプスタッフ㈱設立
2000年代
- 2006年3月上場テンプスタッフ㈱が東京証券取引所に株式を上場し、市場第一部に指定
- 2008年10月M&Aテンプスタッフ㈱とピープルスタッフ㈱が経営統合し、共同持株会社テンプホールディングス㈱(現:パーソルホールディングス㈱、以下同じ)設立
- 2008年10月上場テンプホールディングス㈱が東京証券取引所に株式を上場し、市場第一部に指定(テンプホールディングス㈱の上場に伴い、2008年9月にテンプスタッフ㈱は上場廃止)
- 2009年11月M&A専門分野への積極展開を目的とし、㈱日本テクシード(現:パーソルクロステクノロジー㈱)と資本業務提携契約を締結、同社株式に対する公開買付けの結果、子会社化
2010年代
- 2010年5月グローバル市場への積極展開を目的とし、従前から協力関係にある米国の人材サービス会社であるケリーサービス(Kelly Services, Inc.)と同社の株式買取契約を締結し株式を取得、協力関係強化に向けた協議開始
- 2013年3月M&A専門分野への積極展開並びに専門事業領域における技術系人材基盤の強化を目的とし、パナソニック AVCテクノロジー㈱及びパナソニック AVCマルチメディアソフト㈱(いずれも現:パーソルAVCテクノロジー㈱)を子会社化
- 2013年4月M&A㈱インテリジェンスホールディングス(現:パーソルキャリア㈱等)の株式を取得し、子会社化
- 2013年5月M&A専門分野及び新たな職種領域への積極展開を目指し、㈱DRD(現:パーソルクロステクノロジー㈱)を子会社化
- 2015年3月M&A主力事業並びに収益基盤の強化を目的として、パナソニック エクセルスタッフ㈱(現:パーソルエクセルHRパートナーズ㈱)の株式を取得し、同社及び同社子会社3社を連結子会社化
- 2015年6月M&A主力事業並びに収益基盤の強化を目的として、㈱P&Pホールディングス(現:パーソルマーケティング㈱)の株式を公開買付により取得し、同社及び同社子会社6社を連結子会社化
- 2015年11月創業コーポレートベンチャーキャピタル機能として、Temp Innovation Fund合同会社(現:パーソルベンチャーパートナーズ合同会社)を設立
- 2016年7月新グループブランド「PERSOL(パーソル)」導入
- 2016年7月M&Aアジア・パシフィック(APAC)地域における事業強化を目的として、Kelly Services, Inc.との合弁事業化契約に基づき、同社のAPAC地域の子会社であるKelly Services (Singapore) Pte. Ltd.(現:PERSOL Singapore Pte Ltd)及び同社子会社である16社を連結子会社化
- 2017年7月商号変更当社をパーソルホールディングス㈱へ商号変更。また、グループ中核会社などを商号変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 調整後EBITDA年平均成長率10%
- ROIC18%以上
- ROE20%以上
- Net Debt/Equity1倍以下
- Net Debt/EBITDA2倍以下
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
AIを起点とした事業モデル転換
AIを最大限活用した事業モデル変革を推進し、業務効率化による価値創出領域への注力、AIとの協働によるマッチング機会の最大化、AI代替リスクが低く成長が期待できる新たな雇用需要の獲得を図る。
- 02
人材サービス企業への変革
テクノロジードリブンの人材サービス企業への実現に向け、AI活用と独自データの融合により、より良いはたらく機会の創出と高成長・高収益の実現を目指す。
- 03
事業ポートフォリオの再定義と成長戦略
事業を基盤・成長・成長ポテンシャルが高い新規領域に位置づけ、Staffing/BPOは収益基盤強化、Career/Technologyは高成長・高収益モデルへの転換、新規領域はFrontline Worker領域に注力する。
- 04
リターン重視の資本政策と株主還元
成長投資と株主還元をバランスよく配分し、ROIC・ROE目標の達成を目指す。株主還元は調整後EPSに対する配当性向50%以上を維持し、機動的な自己株式取得も検討する。
- 05
AIを中核としたテクノロジー戦略
AI × Business、AI × Work、AI × Dataの3領域でAI活用を推進し、業務プロセスの自動化・高度化、生産性向上、データ活用の高度化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で74,926人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は882万円で、9期前と比べて+38.3%。平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は6.3年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 16,452 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 22,143 | — |
| 2019年3月 | 638 | 38.3 | 6.7 | 38,954 | — |
| 2020年3月 | 651 | 38.5 | 6.8 | 45,179 | — |
| 2021年3月 | 665 | 38.5 | 6.7 | 49,434 | — |
| 2022年3月 | 730 | 39.5 | 6.8 | 54,458 | — |
| 2023年3月 | 727 | 39.8 | 6.8 | 60,540 | — |
| 2024年3月 | 812 | 40.4 | 6.6 | 65,730 | — |
| 2025年3月 | 819 | 40.9 | 6.2 | 71,570 | 80 |
| 2026年3月 | 882 | 40.9 | 6.3 | 74,926 | 89 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社78社(国内 50 / 海外 28、うち連結子会社 38) を有報から抽出しています。
- 国内パーソルテンプスタッフ㈱(注)4(注)5東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内パーソル エクセル HRパートナーズ㈱大阪府大阪市 北区 · 連結子会社議決権66.6%
- 国内パーソル エクセル HRパートナーズ㈱大阪府大阪市 北区 · 連結子会社議決権66.6%
- 国内パーソル ファクトリーパートナーズ㈱大阪府大阪市 北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内パーソル ファクトリーパートナーズ㈱大阪府大阪市 北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱アヴァンティスタッフ東京都中央区 · 連結子会社議決権92.5%
- 国内㈱アヴァンティスタッフ東京都中央区 · 連結子会社議決権92.5%
- 国内パーソルフィールドスタッフ㈱東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内パーソルフィールドスタッフ㈱東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱青山芸術東京都港区 · 連結子会社議決権63.1%
- 国内㈱青山芸術東京都港区 · 連結子会社議決権63.1%
- 国内パーソルビジネスプロセスデザイン㈱東京都江東区 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社66社を開く
- パーソルワークスイッチコンサルティング㈱東京都千代田区100%
- パーソルワークスイッチコンサルティング㈱東京都千代田区100%
- ラクラス㈱東京都千代田区100%
- ラクラス㈱東京都千代田区100%
- パーソルメディアスイッチ㈱東京都千代田区70%
- パーソルメディアスイッチ㈱東京都千代田区70%
- Bizer㈱東京都千代田区100%
- Bizer㈱東京都千代田区100%
- パーソルエスアンドアイ㈱東京都豊島区51%
- パーソルエスアンドアイ㈱東京都豊島区51%
- パーソルコミュニケーションサービス㈱神奈川県横浜市西区100%
- パーソルコミュニケーションサービス㈱神奈川県横浜市西区100%
- パーソルクロステクノロジー㈱東京都新宿区100%
- パーソルAVCテクノロジー㈱大阪府高槻市67%
- パーソルAVCテクノロジー㈱大阪府高槻市67%
- パーソル&サーバーワークス㈱東京都千代田区67%
- パーソル&サーバーワークス㈱東京都千代田区67%
- パーソルキャリア㈱(注)4東京都港区100%
- PERSOL Global Workforce ㈱東京都港区100%
- PERSOL Global Workforce ㈱東京都港区100%
- PERSOL ASIA PACIFIC PTE. LTD.(注)4シンガポール100%
- PERSOL ASIA PACIFIC PTE. LTD.(注)4シンガポール100%
- PERSOL Consulting Hong Kong Limited(注)4香港100%
- PERSOL Consulting Hong Kong Limited(注)4香港100%
- PERSOL Singapore Pte Ltd(注)4シンガポール100%
- PERSOL Singapore Pte Ltd(注)4シンガポール100%
- Helpster Pte. Ltd. (注)4シンガポール100%
- Helpster Pte. Ltd. (注)4シンガポール100%
- PERSOL AUSTRALIA HOLDINGS PTY LTD(注)4オーストラリア パース市100%
- PERSOL AUSTRALIA HOLDINGS PTY LTD(注)4オーストラリア パース市100%
- AUTALENT SOLUTIONS PTY LTD(注)4オーストラリア パース市100%
- AUTALENT SOLUTIONS PTY LTD(注)4オーストラリア パース市100%
- Programmed Maintenance Services Limited(注)4オーストラリア パース市100%
- Programmed Maintenance Services Limited(注)4オーストラリア パース市100%
- Programmed Integrated Workforce Limited(注)4オーストラリア パース市100%
- Programmed Integrated Workforce Limited(注)4オーストラリア パース市100%
- Programmed Skilled Workforce Pty Ltd(注)4オーストラリア パース市100%
- Programmed Skilled Workforce Pty Ltd(注)4オーストラリア パース市100%
- The Tesa Group Pty. Ltd. (注)4オーストラリア パース市100%
- The Tesa Group Pty. Ltd. (注)4オーストラリア パース市100%
- Programmed Offshore Holdings Pty Ltd (注)4オーストラリア パース市100%
- Programmed Offshore Holdings Pty Ltd (注)4オーストラリア パース市100%
- パーソルデジタルベンチャーズ㈱東京都港区100%
- パーソルイノベーション㈱東京都港区100%
- パーソルイノベーション㈱東京都港区100%
- ミイダス㈱東京都品川区100%
- ミイダス㈱東京都品川区100%
- シェアフル㈱東京都港区100%
- シェアフル㈱東京都港区100%
- ポスタス㈱東京都中央区88%
- ㈱パーソル総合研究所東京都江東区100%
- パーソルダイバース㈱東京都港区100%
- パーソルネクステージ㈱東京都港区100%
- パーソルベンチャーパートナーズ合同会社東京都港区100%
- パーソルマーケティング㈱東京都新宿区100%
- パーソルマーケティング㈱東京都新宿区100%
- Gojob SASフランス エクス=アン=プロヴァンス85%
- Gojob SASフランス エクス=アン=プロヴァンス85%
- ㈱KIKAN flex東京都港区35%
- ㈱KIKAN flex東京都港区35%
- ㈱ベネッセi-キャリア東京都新宿区49%
- ㈱ベネッセi-キャリア東京都新宿区49%
- HIREDLY X GROUP PTE. LTDシンガポール49%
- HIREDLY X GROUP PTE. LTDシンガポール49%
- GLINTS PTE. LTD.シンガポール25%
- GLINTS PTE. LTD.シンガポール1%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.6兆円、営業利益は665億円。前期と比べると増収増益で、売上が+7.2%、利益が+15.9%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.7兆円 | 1.6兆円 |
| 営業利益 | 710億円 | 665億円 |
| 純利益 | 445億円 | 427億円 |
| 1株あたり配当 | ¥13 | ¥13 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は4,240億円、営業利益は189億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+29.0%、営業利益は+28.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 3,154 | 147 | 4.7 | 84 |
| 2024年1Q | 3,287 | 147 | 4.5 | 94 |
| 2024年2Q | 3,262 | 117 | 3.6 | 74 |
| 2024年3Q | 3,357 | 145 | 4.3 | 84 |
| 2024年4Q | 3,365 | — | — | 48 |
| 2025年2Q | 7,176 | 321 | 4.5 | 214 |
| 2025年4Q | 7,336 | 253 | 3.4 | 145 |
| 2026年2Q | 7,527 | 366 | 4.9 | 240 |
| 2026年4Q | 8,031 | 299 | 3.7 | 187 |
| 2027年1Q | 4,240 | 189 | 4.5 | 122 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,472億円から1.6兆円へ6.3倍に増えた。直近期の営業利益率は4.3%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 専門分野への積極展開並びに専門事業領域における技術系人材基盤の強化を目的とし、パナソニック AVCテクノロジー㈱及びパナソニック AVCマルチメディアソフト㈱(いずれも現:パーソルAVCテクノロジー㈱)を子会社化 | |||||
| 2013年3月 | 0.25 | — | 101 | — | 59 |
| 2014年3月 | 0.36 | — | 185 | — | 99 |
| コーポレートベンチャーキャピタル機能として、Temp Innovation Fund合同会社(現:パーソルベンチャーパートナーズ合同会社)を設立 | |||||
| 2015年3月 | 0.40 | — | 238 | — | 134 |
| アジア・パシフィック(APAC)地域における事業強化を目的として、Kelly Services, Inc.との合弁事業化契約に基づき、同社のAPAC地域の子会社であるKelly Services (Singapore) Pte. Ltd.(現:PERSOL Singapore Pte Ltd)及び同社子会社である16社を連結子会社化 | |||||
| 2016年3月 | 0.52 | — | 282 | — | 174 |
| 当社をパーソルホールディングス㈱へ商号変更。また、グループ中核会社などを商号変更 | |||||
| 2017年3月 | 0.59 | — | 341 | — | 178 |
| 2018年3月 | 0.72 | — | 351 | — | 78 |
| 2019年3月 | 0.93 | — | 440 | — | 244 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2020年3月 | 0.97 | — | 394 | — | 76 |
| 2021年3月 | 0.95 | — | 285 | — | 153 |
| 2022年3月 | 1.06 | — | 495 | — | 319 |
| 2023年3月 | 1.24 | — | 412 | — | 228 |
| 2024年3月 | 1.33 | — | 489 | — | 300 |
| 2025年3月 | 1.45 | 574 | 572 | 4.0 | 359 |
| 2026年3月 | 1.56 | 665 | 649 | 4.3 | 427 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.6兆円のうち、営業利益として残るのは665億円で4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は427億円、売上の2.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.2%1.2兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.6%2,899億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.3%665億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが774億円、投資CFが−343億円で、差し引きのフリーCFは431億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は850億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 78 | −10 | −10 | 68 | 438 |
| 2014年3月 | 109 | −513 | 323 | −404 | 360 |
| 2015年3月 | 289 | −135 | 89 | 154 | 602 |
| 2016年3月 | 133 | −151 | −72 | −18 | 511 |
| 2017年3月 | 396 | −97 | −117 | 299 | 694 |
| 2018年3月 | 350 | −667 | 502 | −317 | 896 |
| 2019年3月 | 424 | −151 | −482 | 273 | 690 |
| 2020年3月 | 286 | −176 | −20 | 110 | 780 |
| 2021年3月 | 368 | −132 | −180 | 236 | 830 |
| 2022年3月 | 507 | −71 | −211 | 436 | 959 |
| 2023年3月 | 690 | −228 | −418 | 462 | 1,012 |
| 2024年3月 | 778 | −190 | −538 | 588 | 1,084 |
| 2025年3月 | 689 | −298 | −639 | 391 | 828 |
| 2026年3月 | 774 | −343 | −448 | 431 | 850 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は6,205億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,195億円で、自己資本比率は35.4%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 976 | 645 | 331 | 63.4 |
| 2014年3月 | 1,774 | 898 | 876 | 49.0 |
| 2015年3月 | 2,269 | 1,040 | 1,229 | 43.4 |
| 2016年3月 | 2,350 | 1,335 | 1,015 | 54.1 |
| 2017年3月 | 2,673 | 1,538 | 1,135 | 52.0 |
| 2018年3月 | 4,023 | 1,600 | 2,423 | 36.2 |
| 2019年3月 | 3,708 | 1,709 | 1,999 | 42.0 |
| 2020年3月 | 3,710 | 1,639 | 2,071 | 39.9 |
| 2021年3月 | 3,812 | 1,736 | 2,076 | 40.8 |
| 2022年3月 | 4,683 | 1,654 | 3,029 | 35.3 |
| 2023年3月 | 4,887 | 1,697 | 3,190 | 34.7 |
| 2024年3月 | 5,187 | 1,923 | 3,264 | 37.1 |
| 2025年3月 | 5,397 | 1,896 | 3,334 | 35.1 |
| 2026年3月 | 6,205 | 2,195 | 3,817 | 35.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中102位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中417位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥297で、1年前と比べて+9.6%。過去52週の値幅のなかでは92%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.5倍 |
| PER (会社予想) | 15.2倍 |
| PBR | 2.99倍 |
| 配当利回り | 4.38% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
パーソルホールディングスは8月21日に291.5円と、52週高値295.8円に接近。直近1ヶ月で+13.07%と上昇し、25日移動平均線(271.6円)を約7.3%上回る。8月10日には出来高が2355万株と急増し、その後も高水準を維持。RSIは74.69と過熱気味だが、需給は強い。一方、52週安値218円からは約33.7%高く、上昇余地はあるとみられる。人材サービス需要の回復期待が背景。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
実績PER15.21倍は業界平均23.01倍を大幅に下回り、予想PER14.9倍も平均以下で割安。PBR2.94倍は平均3.33倍を下回るが、ROE20.9%と非常に高く、株主資本を効率的に活用している。配当利回り4.46%は平均2.29%の約2倍で、配当性向44.4%と持続可能性も高い。業績も売上高・利益とも増加傾向で、成長性と割安性を兼ね備える。ただしPBRが高めな点がリスクだが、ROEの高さで正当化され、総合的に割安と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.5倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 15.2倍 | — |
| PBR | 2.99倍 | 3.51倍 |
| ROE | 20.9% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、人手不足という長期的な追い風と、深刻な人手不足による派遣可能な人材の減少という逆風の対立である。強気派は、企業の採用意欲が旺盛で、人材紹介事業が好調、特に「doda」の認知度と登録者数が強みと見る。2026年3月期は増収と利益率改善が見込まれ、ROEも20%超と収益性が高い。一方、弱気派は、派遣社員の単価が伸び悩み、利益率が低水準に留まる点を指摘。また、2025年3月期の営業利益率は3.96%と低く、稼働率の悪化やコスト増が利益を圧迫する懸念がある。
- 人手不足で需要増
企業の人手不足感は強く、人材派遣・紹介の需要は堅調。
- dodaのブランド力
転職サイトの認知度が高く、登録者数と求人案件が増加。
- 利益率改善
2026年3月期の営業利益率は4.27%と前期比で改善。
- 営業利益665億円と前期比15.9%増益通年影響中
営業利益574億円→665億円、+91億円、売上高は14512億円→15558億円
- 営業利益率4.27%と改善通年影響中
営業利益率3.96%→4.27%へ0.31pt改善、生産性向上が寄与
- 配当利回り4.94%と高利回り通年影響中
配当利回り4.94%、ROE20.9%と高く、株主還元を継続
- フォワードPER13.4倍と割安感決算発表後影響弱
現行PER13.74倍、予想13.4倍、PER改善余地が株価の下支え
- 供給制約
働き手不足で派遣可能な人材が限られ、成長が制約される。
- 低い利益率
派遣事業の競争激化で、売上高利益率が総じて低い。
- 法規制リスク
派遣法の規制強化や社会保険料負担増がコストを押し上げる。
- 純利益率2.75%と薄利構造通年影響中
純利益427億円を売上高15558億円で割ると2.75%、低採算が株価重荷
- PBR2.62倍とバリュエーション割高継続影響中
PBR2.62倍はROE20.9%を考慮しても割高、業績下振れで修正リスク
- 株価上昇率は1年で1.68%と低迷通年影響弱
1年間の株価上昇率1.68%、増益にもかかわらずパフォーマンスは伸び悩み
- 外国人保有39.4%と高い外部環境依存不定影響弱
外国人保有比率39.4%、海外資金の流出時は売り圧力が顕在化
- 派遣稼働率
- 派遣人材の稼働状況は収益に直結し、需給動向を示す。
- 売上総利益率
- 人材サービスの提供コストを抑え、収益性を維持するために。
- doda登録者数
- 人材紹介事業の将来の売上を左右する重要な指標。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり13円で、前期から+21.1%。いまの株価に対する利回りは4.38%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 2 | — | 63.1 |
| 2018年3月 | 2 | 11.8 | 31.1 |
| 2019年3月 | 3 | 31.6 | 47.4 |
| 2020年3月 | 3 | 20.0 | 224.6 |
| 2021年3月 | 3 | −13.3 | 42.8 |
| 2022年3月 | 4 | 61.5 | 53.5 |
| 2023年3月 | 6 | 45.2 | 208.8 |
| 2024年3月 | 9 | 41.0 | 43.4 |
| 2025年3月 | 10 | 10.5 | 52.4 |
| 2026年3月 | 12 | 21.1 | 44.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥13
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ61,368人。区分でいちばん多いのは外国法人で39.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.5%を占め、残る67.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 45.8 | 48.0 | 44.1 | 40.3 | 39.6 | 39.4 |
| 金融機関 | 21.0 | 22.8 | 25.2 | 27.1 | 27.1 | 22.9 |
| 個人・その他 | 18.9 | 18.7 | 20.2 | 19.7 | 20.9 | 22.7 |
| 事業法人 | 13.1 | 9.2 | 9.2 | 9.4 | 9.6 | 9.7 |
| 証券会社 | 1.2 | 1.3 | 1.3 | 3.6 | 2.7 | 5.4 |
| 自己株式 | 2.1 | 2.0 | 3.3 | 0.9 | 1.6 | 1.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 政府・自治体 | 0.0 | — | — | — | — | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.71 |
| 02 | 篠原 欣子 | 11.56 |
| 03 | 一般財団法人篠原欣子記念財団 | 6.93 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.74 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部 | 3.42 |
| 06 | JP MORGAN CHASE BANK 385642 常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部 | 2.77 |
| 07 | CEP LUX-ORBIS SICAV 常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 | 2.10 |
| 08 | JPモルガン証券株式会社 | 1.97 |
| 09 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部 | 1.56 |
| 10 | パーソルホールディングス従業員持株会 | 1.42 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−40%、1株純資産は14期で−69%。直近期のROEは20.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 32 | 317 | 10.5 | 16.8 | 35.1 |
| 2014年3月 | 47 | 397 | 13.2 | 19.3 | 60.5 |
| 2015年3月 | 61 | 449 | 14.5 | 22.7 | 38.4 |
| 2016年3月 | 76 | 542 | 15.4 | 21.5 | 54.5 |
| 2017年3月 | 76 | 595 | 13.4 | 27.3 | 63.1 |
| 2018年3月 | 33 | 624 | 5.5 | 93.0 | 31.1 |
| 2019年3月 | 104 | 667 | 16.2 | 17.2 | 47.4 |
| 2020年3月 | 3 | 64 | 5.0 | 33.2 | 224.6 |
| 2021年3月 | 7 | 68 | 10.1 | 32.5 | 42.8 |
| 2022年3月 | 14 | 79 | 18.9 | 20.0 | 53.5 |
| 2023年3月 | 10 | 75 | 13.6 | 26.7 | 208.8 |
| 2024年3月 | 13 | 84 | 16.6 | 16.1 | 43.4 |
| 2025年3月 | 16 | 85 | 18.8 | 15.3 | 52.4 |
| 2026年3月 | 19 | 98 | 20.9 | 11.9 | 44.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
2026/3期の役員報酬は総額417百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 179 | 31 | 23 | 271 | 45 |
| 取締役(社内) | 4 | 48 | — | 10 | 58 | 15 |
| 取締役(社内) | 4 | 41 | — | 8 | 49 | 12 |
| 取締役(社内) | 3 | 31 | — | 7 | 39 | 13 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,494字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,472字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク14,753字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,868字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第18期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第17期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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