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日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.8-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

三菱製紙

MITSUBISHI PAPER MILLS LIMITED3864 · Prime · パルプ・紙

三菱製紙グループ。機能商品(情報・特殊紙・機能性材料)と紙素材(印刷用紙・衛生用紙)の二軸で展開し、エンジニアリング・バイオマス発電も手掛ける。

概要

三菱製紙は、三菱グループに属する製紙会社である。1898年に神戸製紙所として創業し、洋紙・板紙・感熱紙などの紙製品に加え、水処理膜基材や蓄電デバイス用セパレータといった機能性材料を製造する。2026年3月期の連結売上高は1,574億円、従業員数は2,513人。東京証券取引所プライム市場に上場(1949年)。近年は紙需要の構造的な減少と原燃料価格の高騰に直面し、収益性が低下している。

四つの報告セグメントで構成される事業ポートフォリオ

当社グループは機能商品事業、紙素材事業、エンジニアリング事業、その他の四つを報告セグメントとする。機能商品事業では情報・特殊紙として感熱紙やインクジェット紙を、機能性材料として水処理膜基材や蓄電デバイス用セパレータ、テープ原紙、フィルターなどを手掛ける。当社およびドイツの三菱ハイテクペーパーヨーロッパGmbHが製造、販売は三菱王子紙販売が担う。紙素材事業では印刷用紙(コート紙・微塗工紙)と衛生用紙(ティシュー・トイレットペーパー)を、当社およびエム・ピー・エム・王子ホームプロダクツが製造する。パルプは東邦特殊パルプと当社が生産。エンジニアリング事業は三菱製紙エンジニアリングが工場設備の保守・設計を担当する。その他ではエム・ピー・エム・王子エコエネルギーがバイオマス発電を行う。

王子ホールディングスとの資本提携で変化したグループ体制

2019年3月、王子ホールディングスに対する第三者割当増資を実施し、同社の持分法適用関連会社となった。これにより三菱グループと王子グループの両方との関係を持つ体制となる。グループ内には三菱王子紙販売(王子と三菱の合弁販売会社)、エム・ピー・エム・王子エコエネルギー、エム・ピー・エム・王子ホームプロダクツなど、王子グループとの合弁会社が複数存在する。2023年4月には三菱王子紙販売がダイヤミックを吸収合併し、販売網を統合した。一方、欧州では三菱ペーパーホールディング(ヨーロッパ)GmbHのもとで三菱ハイテクペーパーヨーロッパを統括し、グローバルな事業展開を図っている。

売上高1,574億円、営業利益率0.2%に落ち込んだ当期業績

2026年3月期の連結業績は、売上高1,574億55百万円(前期比10.5%減)、営業利益3億円(前期46億円から減少)、純利益19億円。営業利益率は0.2%と極めて低い水準である。要因として、紙素材事業の需要減少に加え、原燃料価格の高騰が続いたことが挙げられる。ただし、ドイツ子会社でのコストダウン効果や原燃料コスト安が一部寄与した。2025年12月の青森県東方沖地震による生産影響もあった。中期経営計画では2028年3月期に売上高2,500億円、営業利益200億円を目標とするが、現状との乖離は大きい。

業界の中での役割は特殊紙・機能性材料のメーカーであり、汎用紙・衛生用紙も供給する製紙メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,575億円
営業利益
3億円
営業利益率
0.2%
純利益
19億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
機能商品 事業784億円49.8%24億円3.1%
紙素材 事業781億円49.6%-21億円-2.7%
エンジニア リング事業9億円0.6%2億円22.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01機能商品事業主力

情報・特殊紙、機能性材料、化学紙の製造販売。当社と三菱ハイテクペーパーヨーロッパが情報・特殊紙を、珠海清菱浄化科技が機能性材料を担当。販売は三菱王子紙販売等。

主な製品・サービス3
情報・特殊紙
感熱紙、インクジェット紙等の機能性紙。当社および欧州子会社が製造。
機能性材料
化学紙、電子材料向けフィルム等。珠海清菱浄化科技などが製造。
化学紙
工業用フィルター、電池用セパレーター等。

02紙素材事業主力

印刷用紙・衛生用紙等の製造販売。当社及びエム・ピー・エム・王子ホームプロダクツが製造。パルプは東邦特殊パルプと当社が製造。販売は三菱王子紙販売。

主な製品・サービス3
印刷用紙
コート紙、微塗工紙等。当社製造。
衛生用紙
ティシュー、トイレットペーパー等。エム・ピー・エム・王子ホームプロダクツが製造。
パルプ
紙原料。当社及び東邦特殊パルプが製造。

03エンジニアリング事業準主力

当社工場の設備保守・設計製作等のエンジニアリングサービスを提供。三菱製紙エンジニアリングが担当。

04その他副次

バイオマス発電事業をエム・ピー・エム・王子エコエネルギーが行う。

主な製品・サービス1
バイオマス発電
木質バイオマス燃料を用いた発電。

製品と技術

感熱紙・インクジェット紙に強みを持つ情報・特殊紙

情報・特殊紙部門では感熱紙とインクジェット紙が主要製品である。感熱紙はレシートやチケット、ラベルなどに使用され、当社は高感度・高耐久のグレードを揃える。インクジェット紙は写真印刷や業務用出力向けで、速乾性や発色性に優れる。これらの製品は当社の高砂工場や富士工場、ドイツの三菱ハイテクペーパーヨーロッパで製造される。販売は三菱王子紙販売が担い、国内市場に加え欧州やアジアにも供給する。オンデマンド印刷の拡大に対応し、同事業のシェア拡大を中期経営計画の重点課題としている。

水処理膜基材や蓄電デバイス用セパレータなどの機能性材料

機能性材料分野では、紙の繊維技術を応用した工業用材料を展開する。代表的な製品は水処理膜基材(逆浸透膜や限外濾過膜の支持体)、蓄電デバイス用セパレータ(リチウムイオン電池や電気二重層キャパシタの絶縁層)、テープ原紙、フィルターなどである。これらは主に珠海清菱浄化科技(中国)や京都工場で生産される。高度な繊維配向技術や塗工技術が要求され、当社のコア技術の一つとなっている。中期計画では機能性材料を「トップランナー」と位置づけ、高砂・京都・富士の各工場で成長分野への集中投資を進めている。

需要減退に直面する紙素材事業の現状と環境配慮商品

紙素材事業は印刷用紙(コート紙・微塗工紙)と衛生用紙(ティシュー・トイレットペーパー)を扱う。印刷用紙は需要減少に伴い、北上工場でN1抄紙機を停機し高効率マシンへの生産集約を進める。衛生用紙はエム・ピー・エム・王子ホームプロダクツが製造し、「ナクレ」などのブランドで販売。国産材100%やFSC森林認証材を使用した環境配慮商品を打ち出し、2026年度ソーシャルプロダクツ賞を受賞した。パルプ原料は東邦特殊パルプと八戸工場で生産。八戸工場ではリニューアルプロジェクト「Reborn60」を実行し、収益性向上を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

パルプ・紙のなかでの位置

大手製紙4位、需要減・コスト高で収益悪化

同社は王子HD、日本製紙、北越コーポに次ぐ国内第4位の製紙会社。2025年3月期売上高1,759億円、営業利益率2.62%と低収益。王子HD(約1.6兆円)には遠く及ばず、特種東海製紙などの特殊紙メーカーとも競合。新聞用紙・印刷用紙の需要構造減に加え、エネルギー・原料コスト上昇が収益を圧迫。2026年3月期は売上高減少見込みで、構造改革が急務。洋紙中心の事業構成からの脱却が遅れており、業界内での競争力低下が懸念。

強み

  • 売上高約1,800億円と製紙業界で一定の規模を持ち、生産効率面で優位。
  • 感熱紙・包装材など付加価値の高い製品で差別化を図っている。
  • 新聞・出版など長期取引顧客を有し、一定の需要を確保。
  • 生産統廃合や人員削減などリストラ策を推進中。

課題

  • 新聞・印刷用紙の需要が構造的に減少しており、収益基盤が脆弱。
  • 2026年度営業利益率0.19%とほぼ赤字接近。抜本的対策が必要。
  • パルプ・化石燃料価格の高騰が継続し、利益を圧迫している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字が三菱製紙

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13153八洲電機645億円12.3倍
27508G‐7ホールディングス628億円13.1倍
37447ナガイレーベン604億円20.4倍
48081カナデン564億円14.1倍
58052椿本興業563億円10.6倍
63864三菱製紙520億円26.8倍
77537丸文503億円14.2倍
88151東陽テクニカ488億円16.1倍
99837モリト482億円13.2倍
107510たけびし443億円15.0倍
117438コンドーテック442億円13.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

岩崎久彌による神戸製紙所買収から始まった1898年

当社の起源は1898年4月、三菱財閥の岩崎久彌が神戸市三宮にあったウォルシュ兄弟経営の製紙会社を買収し、合資会社神戸製紙所(資本金500千円)を設立したことに遡る。洋紙の抄造と販売を開始し、1901年に兵庫県高砂市へ工場を移転。1904年に合資会社三菱製紙所と改称した。1917年11月に株式会社へ組織変更し、三菱製紙株式会社となる。同年12月には東京出張所を設置し、1925年に本社を東京へ移転した。この間、三菱グループの一員として製紙事業の基盤を固めた。

戦時下の企業合併で事業基盤を拡大した1944年

1944年4月、京都写真工業株式会社(資本金500千円、京都府長岡京市)を吸収合併し、写真印画紙の試製工場を得る(後の京都工場)。同年8月には浪速製紙株式会社(資本金2,500千円、大阪市福島区)を吸収合併し、板紙事業に参入、浪速工場とした。これらの合併により洋紙・板紙・写真用紙と多品種に対応できる体制を整えた。1949年5月には東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。

パルプ一貫メーカーへの転換点となった1966年

1966年4月、白河パルプ工業株式会社(資本金10億円)と合併し、白河工場・北上工場を取得。これによりパルプから紙までの一貫生産体制が確立した。同時期に青森県八戸市に八戸工場を新設し生産能力を拡大したが、同年12月には浪速工場を閉鎖し設備の選択と集中を進めた。1971年8月には中央研究所(後の商品開発センター)を開設し技術開発を強化。1972年4月には販売子会社の三菱製紙販売を設立し、販売網の統合を図った。

ドイツ製紙企業買収による欧州進出(1999-2010年)

1999年1月、ドイツの製紙会社2社(ストラカーボンレスペーパーGmbHとストラスペシャルペーパーGmbH)の株式を取得し、欧州事業に本格参入。同年6月にそれぞれ三菱ハイテクペーパービーレフェルトGmbH、三菱ハイテクペーパーフレンスブルクGmbHへ商号変更した。2002年5月には統括持株会社として三菱ペーパーホールディング(ヨーロッパ)GmbHを設立。2010年10月に両子会社を合併し、三菱ハイテクペーパーヨーロッパGmbHとした。これにより欧州での情報・特殊紙生産体制を一元化した。

王子グループとの協業と持分法適用化(2017-2019年)

2017年4月、王子ネピアと共同でエム・ピー・エム・王子ホームプロダクツを設立し、衛生用紙事業を強化。同年、王子グリーンリソースとバイオマス発電会社エム・ピー・エム・王子エコエネルギーを設立した。2019年3月には王子ホールディングスに対する第三者割当増資を実施し、同社の持分法適用関連会社となる。これに伴い、販売子会社を三菱王子紙販売に商号変更し、王子グループとの間で販売網の統合や共同調達などのシナジー効果を追求する体制が整った。

白河閉鎖・工場統合で進む構造改革(2023-2026年)

2023年4月、北上ハイテクペーパーと北菱興業を吸収合併し北上工場に再編。同年9月、欧州子会社のフレンスブルク工場を売却し、欧州事業を集約した。2024年3月には白河事業所を閉鎖、同年7月にはKJ特殊紙を吸収合併し富士工場とした。2025年4月に分析センター・基盤技術センターを新設する一方、2026年4月に高砂R&Dセンターを廃止。研究開発拠点を京都のアドバンスドテクノロジーセンターへ集約し、生産拠点の再編を加速している。

年表43件を開く

1890年代

  • 1898年4月創業神戸市三宮においてウォルシュ氏兄弟が経営していた製紙会社を岩崎久彌が買収し、合資会社神戸製紙所(資本金500千円)を設立、洋紙の抄造及び販売を開始しました。これが当社の創立であります。

1900年代

  • 1901年6月兵庫県高砂市に工場(現 高砂工場)を移転しました。
  • 1904年6月社名を合資会社三菱製紙所と改称しました。

1910年代

  • 1917年2月東京都葛飾区に中川工場を新設しました。
  • 1917年11月商号変更組織を株式会社に変更、社名を三菱製紙株式会社と改称しました。
  • 1917年12月東京都千代田区に東京出張所を設置しました。

1920年代

  • 1925年12月本社を兵庫県高砂市から東京都千代田区に移転するとともに、東京出張所を廃止しました。

1940年代

  • 1944年4月M&A京都写真工業株式会社(資本金500千円、京都府長岡京市)を吸収合併、これを写真印画紙に対する京都試製工場とし、後に現在の京都工場と改称しました。
  • 1944年8月M&A浪速製紙株式会社(資本金2,500千円、大阪市福島区)を吸収合併し、引き続き板紙の抄造にあたり、浪速工場と改称しました。
  • 1949年5月上場東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場しました。

1960年代

  • 1961年1月京都工場研究所(後に京都R&Dセンターと改称)を開設しました。
  • 1966年4月青森県八戸市に八戸工場を新設しました。
  • 1966年4月M&A白河パルプ工業株式会社(資本金1,000,000千円、東京都千代田区)と合併し、同社白河工場、北上工場は当社工場となりました。当社はここにおいて、パルプから紙に至る一貫メーカーとなりました。
  • 1966年12月浪速工場を閉鎖しました。

1970年代

  • 1971年8月中央研究所(後に商品開発センターと改称)を開設しました。
  • 1972年4月M&A株式会社菱三商会と株式会社カシワが合併し、三菱製紙販売株式会社(現 連結子会社、2019年11月三菱王子紙販売株式会社に商号変更)を設立しました。
  • 1979年7月埼玉県川越市に印刷センターを開設しました。

1980年代

  • 1986年4月技術開発センター(後に生産技術センターと改称)を開設するとともに、印刷センターを廃止しました。
  • 1989年1月筑波研究所(後につくばR&Dセンターと改称)を開設しました。
  • 1989年8月創業デュッセルドルフ(ドイツ)に現地法人三菱ペーパーGmbHを設立しました。

1990年代

  • 1992年4月創業株式会社山本商会と株式会社月光商会が合併し、ダイヤミック株式会社を設立しました。
  • 1999年1月商号変更ドイツの製紙会社 ストラカーボンレスペーパーGmbH(同年6月 三菱ハイテクペーパービーレフェルトGmbHに商号変更)とストラスペシャルペーパーGmbH(同年6月 三菱ハイテクペーパーフレンスブルクGmbHに商号変更)の株式を取得しました。

2000年代

  • 2002年5月デュッセルドルフ(ドイツ)に欧州の関連会社を統括するための持株会社三菱ペーパーホールディング(ヨーロッパ)GmbH(現 連結子会社)を設立しました。
  • 2003年3月中川工場を閉鎖しました。
  • 2005年4月創業北上工場事業を会社分割し、北上ハイテクペーパー株式会社を設立しました。
  • 2006年3月商品開発センターを廃止しました。

2010年代

  • 2010年10月M&A三菱ハイテクペーパービーレフェルトGmbHと三菱ハイテクペーパーフレンスブルクGmbHが合併し、三菱ハイテクペーパーヨーロッパGmbH(現 連結子会社)を設立しました。
  • 2011年10月株式会社興人よりKJ特殊紙株式会社(現 富士工場)株式を取得しました。本社を東京都墨田区に移転しました。
  • 2014年4月創業エム・ピー・エム・オペレーション株式会社(後に三菱製紙ビジネスサービス株式会社と商号変更)を設立しました。
  • 2016年3月創業王子グリーンリソース株式会社と共同出資でエム・ピー・エム・王子エコエネルギー株式会社(現 持分法適用会社)を設立しました。
  • 2017年4月王子ネピア株式会社と共同出資でエム・ピー・エム・王子ホームプロダクツ株式会社(現 連結子会社)を設立しました。
  • 2019年3月王子ホールディングス株式会社に対する第三者割当による新株式の発行等を行い、同社の持分法適用会社となりました。

2020年代

  • 2021年6月高砂R&Dセンター(後にコアテクノロジーセンター 高砂開発室へ改組)を開設しました。
  • 2021年9月つくばR&Dセンターを廃止しました。
  • 2022年3月生産技術センターを廃止しました。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行しました。
  • 2023年4月M&A北上ハイテクペーパー株式会社と北菱興業株式会社を吸収合併し、北上工場に組織変更しました。三菱王子紙販売株式会社がダイヤミック株式会社を吸収合併しました。
  • 2023年9月三菱ハイテクペーパーヨーロッパGmbHのフレンスブルク工場を売却しました。
  • 2024年3月白河事業所を閉鎖しました。
  • 2024年4月M&A新北菱林産株式会社、京菱ケミカル株式会社及び高砂紙業株式会社を吸収合併しました。三菱王子紙販売株式会社が菱紙株式会社を、三菱製紙エンジニアリング株式会社が菱工株式会社を吸収合併しました。
  • 2024年7月M&AKJ特殊紙株式会社を吸収合併し、富士工場に組織変更しました。
  • 2025年4月分析センター及び基盤技術センター(後にコアテクノロジーセンターと改称)を開設しました。
  • 2026年4月商号変更高砂R&Dセンターを廃止しました。基盤技術センターをコアテクノロジーセンターに、京都R&Dセンターをアドバンスドテクノロジーセンターに改組しました。エム・ピー・エム・オペレーション株式会社を三菱製紙ビジネスサービス株式会社に商号変更しました。京都工場敷地内で「本社サテライトオフィス」の運用を開始しました。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで2,500億円
  • 営業利益2028年3月期まで200億円
  • D/Eレシオ2028年3月期まで0.7倍
  • ROE2028年3月期まで10%
  • ROIC2028年3月期まで9%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    機能商品事業の高付加価値化とグローバル展開

    感熱紙・インクジェット用紙等の情報・画像メディアのシェア拡大、水処理膜基材・蓄電デバイス用セパレータ・テープ原紙・フィルター等の機能性材料のトップランナーへの進化を実現し、成長分野への集中投資と生産効率化を進める。高砂工場では次世代変革プロジェクト「ビヨンド」によりグローバル基幹工場への進化を目指す。

  2. 02

    紙素材事業の構造改革と環境配慮商品の拡販

    八戸・北上工場の運営一体化による構造改革で収益性向上を図る。脱プラ・減プラに貢献する包装材や国産材100%パルプの用途拡大を進める。八戸工場ではリニューアルプロジェクト「Reborn60 Hachinohe」を実行する。

  3. 03

    カーボンニュートラル実現への取り組み

    化石エネルギー原単位改善、グリーントランスフォーメーションへの挑戦などによりカーボンニュートラル実現を加速。森林資源の活用、プラスチック資源の再資源化率向上、SDGsに貢献する事業拡大、気候変動リスクへの取り組みを推進する。

  4. 04

    ガバナンス・人的資本経営の強化

    品質不適切事案を受けて策定したクレドの浸透により従業員の行動変革を促進し、ガバナンストランスフォーメーション、人財力、組織力の強化を進める。京都工場敷地内に本社サテライトオフィスを開設し、研究開発・生産・企画・管理機能を集積したイノベーション拠点とする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,513人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は680万円で、9期前と比べて+5.5%平均年齢は47.5歳、平均勤続年数は24.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,734
2018年3月3,723
2019年3月64546.725.43,668
2020年3月64147.225.83,676
2021年3月62147.425.83,579
2022年3月62247.525.93,384
2023年3月63148.126.53,171
2024年3月64947.925.72,832
2025年3月66547.424.42,720169
2026年3月68047.524.22,51312

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率28.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 12 / 海外 2、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
八戸工場 — 青森県八戸市326億円
機能商品 紙素材
高砂工場 — 兵庫県高砂市7,294百万円
機能商品
本社・工場 — ドイツ・ビーレフェルト市7,204百万円
機能商品
北上工場 — 岩手県北上市3,731百万円
紙素材
京都工場 — 京都府長岡京市2,786百万円
機能商品
富士工場 — 静岡県富士市2,586百万円
機能商品
本社 — 青森県八戸市2,486百万円
紙素材
南港倉庫 — 大阪府大阪市 住之江区879百万円
機能商品 紙素材
小山工場(栃木県小山市)他計2工場879百万円
紙素材
賃貸不動産(京都府長岡京市)他計2拠点(注)3599百万円
紙素材
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    三菱王子紙販売㈱(注)1、4
    東京都墨田区 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    三菱製紙エンジニアリング㈱
    青森県八戸市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    浪速通運㈱
    大阪府大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エム・ピー・エム・王子ホームプロダクツ㈱
    青森県八戸市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    東邦特殊パルプ㈱(注)3
    東京都墨田区 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    エム・ピー・エム・オペレーション㈱(注)5
    青森県八戸市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    三菱ペーパーホールディング(ヨーロッパ)GmbH
    ドイツ連邦共和国 ビーレフェルト市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    三菱ハイテクペーパー ヨーロッパGmbH (注)3(注)4
    ドイツ連邦共和国 ビーレフェルト市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱イメージング(エム・ピー・エム),Inc.
    アメリカ合衆国 ニューヨーク市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    珠海清菱浄化科技有限公司
    中華人民共和国 広東省珠海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    兵庫クレー㈱
    兵庫県神崎郡神河町 · 持分法適用会社
    議決権36.2%
  • 国内
    エム・ピー・エム・王子エコエネルギー㈱
    青森県八戸市 · 持分法適用会社
    議決権45.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • フォレスタル・ティエラ・チレーナLtda.チリ共和国 コンセプシオン市50%
  • 王子ホールディングス㈱(注)2東京都中央区33%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発産業用物質生産システム実証製紙工場における第二世代糖生産システム実証
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-27
    3,991万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,575億円営業利益3億円前期と比べると減収減益で、売上が-10.5%、利益が-93.5%。

売上高
-10.5%
1,575億円
営業利益
-93.5%
3億円
純利益
-55.8%
19億円
営業利益率
0.2%
前期比 -2.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,750億円1,575億円
営業利益60億円3億円
純利益65億円19億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は386億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−21.7%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q55042
2024年1Q49330.69
2024年2Q474173.67
2024年3Q48091.9−21
2024年4Q48847
2025年2Q88491.0−2
2025年4Q875374.245
2026年2Q79010.1−13
2026年4Q78520.332
2027年1Q38641.022

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,009億円から1,575億円へ78%に減った。直近期の営業利益率は0.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,0092717
エム・ピー・エム・オペレーション株式会社(後に三菱製紙ビジネスサービス株式会社と商号変更)を設立しました。
2014年3月2,07513
2015年3月2,1491−43
王子グリーンリソース株式会社と共同出資でエム・ピー・エム・王子エコエネルギー株式会社(現 持分法適用会社)を設立しました。
2016年3月2,1632222
王子ネピア株式会社と共同出資でエム・ピー・エム・王子ホームプロダクツ株式会社(現 連結子会社)を設立しました。
2017年3月2,0202712
2018年3月2,015732
2019年3月2,040−94
2020年3月1,946278
高砂R&Dセンター(後にコアテクノロジーセンター 高砂開発室へ改組)を開設しました。
2021年3月1,623−6−25
2022年3月1,8192011
北上ハイテクペーパー株式会社と北菱興業株式会社を吸収合併し、北上工場に組織変更しました。三菱王子紙販売株式会社がダイヤミック株式会社を吸収合併しました。
2023年3月2,09531−6
新北菱林産株式会社、京菱ケミカル株式会社及び高砂紙業株式会社を吸収合併しました。三菱王子紙販売株式会社が菱紙株式会社を、三菱製紙エンジニアリング株式会社が菱工株式会社を吸収合併しました。
2024年3月1,9357142
分析センター及び基盤技術センター(後にコアテクノロジーセンターと改称)を開設しました。
2025年3月1,75946452.643
高砂R&Dセンターを廃止しました。基盤技術センターをコアテクノロジーセンターに、京都R&Dセンターをアドバンスドテクノロジーセンターに改組しました。エム・ピー・エム・オペレーション株式会社を三菱製紙ビジネスサービス株式会社に商号変更しました。京都工場敷地内で「本社サテライトオフィス」の運用を開始しました。
2026年3月1,5753170.219

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,575億円のうち、営業利益として残るのは3億円0.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の1.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.2%1,373億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.7%200億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.2%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.3pt
0.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.9pt
1.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.1pt
2.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが52億円、投資CFが16億円で、差し引きのフリーCFは68億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は49億円で、売上の0.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月73−122−30−4952
2014年3月122−4−8911884
2015年3月39−12−462765
2016年3月126−21−57105114
2017年3月198−71−131127108
2018年3月128−60−816897
2019年3月191−90−82101116
2020年3月100−66−573493
2021年3月130−21−45109157
2022年3月17−26−61−990
2023年3月−27−3652−6383
2024年3月13538−163173100
2025年3月4948−1349762
2026年3月5216−836849

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,228億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,032億円で、自己資本比率は46.3%(業種中央値55.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,6525542,09819.8
2014年3月2,5865562,03020.4
2015年3月2,5265511,97520.6
2016年3月2,4075151,89220.5
2017年3月2,3495661,78323.2
2018年3月2,3746111,76325.2
2019年3月2,3286701,65828.5
2020年3月2,1226051,51728.5
2021年3月2,0946291,46530.0
2022年3月2,1596961,46332.2
2023年3月2,2717201,55131.7
2024年3月2,3549101,44438.6
2025年3月2,0828531,22940.9
2026年3月2,2281,0321,19646.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
49億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
225億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
207億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,196億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率24社中17位あたり、逆に低いのはROE24社中23位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.0%/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.2%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.3%/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-10.5%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥1,163で、1年前と比べて+72.2%過去52週の値幅のなかでは89%の位置にある。

¥1,163-2.2%1ヶ月-0.9%1年+72.2%時価総額520億円
過去52週の値幅
安値¥586高値¥1,233

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)26.8倍
PER (会社予想)7.8倍
PBR0.49倍
配当利回り1.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(+2.4%)と75日線(+6.4%)を上回り、年初来高値1226円(7/21)を更新後、反落。52週安値586円比+86%。7/21の1226円をピークに調整し、RSI59.2でやや過熱感冷ます。出来高は7/22に99.2万株と急増後、落ち着きつつある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 40/100)

PERは25.19倍と業界平均(13.81倍)を上回り割高感があるが、PBRは0.46倍と同平均(0.67倍)を下回り解散価値ベースでは割安。ROEは2.0%と低く収益性に課題。配当利回りは1.37%と同平均(2.51%)を下回り魅力度は低い。減収・減益傾向が続き、利益率も低下しており、バリュエーションは割安と割高が混在。

指標この会社業種平均
PER (実績)26.8倍13.4倍
PER (予想)7.8倍
PBR0.49倍0.67倍
ROE2.0%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は低迷が続くが、2025年3月期には増益を達成。一方、2026年3月期は営業利益率がほぼゼロと大幅減益予想。構造改革の進展と機能性材料へのシフトが鍵。強気派は資産価値(PBR0.46倍)とグループ再編期待を挙げる。弱気派は紙需要の構造的減少と収益性改善の遅れを懸念。

プラスに働く材料7
  • 資産価値の低さ

    PBR0.46倍と解散価値を下回り、割安感がある。

  • 構造改革の進行

    不採算事業の縮小やコスト削減が進められている。

  • 機能性材料の成長

    電子材料などの高付加価値製品が収益源に育ちつつある。

  • コスト削減策の奏功2026年下期影響

    営業利益は前期3億円、固定費削減で50億円台回復目指す

  • 資産売却による特別利益不定影響

    PBR0.46倍、保有資産の含み益を活用した売却益

  • 紙需要の底打ち2027年〜2028年影響

    売上高3期連続減、市場回復で収益改善期待

  • 株価上昇トレンドの継続通年影響

    1年間で79%上昇、需給改善で更なる上昇

マイナスに働く材料7
  • 紙需要の減少

    デジタル化で紙の需要は長期的に減少トレンド。

  • 原材料高の継続リスク

    パルプ価格やエネルギーコストの上昇が収益を圧迫。

  • 2026年3月期の大幅減益

    営業利益率0.2%への低下は改善の兆しが見えない。

  • 2026年3月期の赤字転落2026年Q1影響

    営業利益は前期3億円、通期で営業赤字の可能性

  • 紙媒体需要の構造的減少継続影響

    売上高は毎年200億円規模で減少、業績悪化続く

  • 為替による原材料高不定影響

    原燃料コスト上昇で粗利率低下、利益圧迫

  • 信用リスクの高まり通年影響

    営業利益率0.19%、財務内容悪化で格下げリスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の最重要指標。低水準からの脱却が焦点。
機能性材料の売上比率
高付加価値分野へのシフト進捗を示す。
紙製品の販売数量
紙需要の減速度合いを確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.72%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
1.72%
いまの株価に対して
配当性向
7.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月54.2
2019年3月50.013.6
2020年3月50.0
2023年3月50.031.1
2024年3月10100.0717.8
2025年3月1550.07.0
2026年3月150.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,684人。区分でいちばん多いのは事業法人43.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.5%を占め、残る50.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人43.542.642.745.147.343.5
個人・その他28.729.534.331.333.729.6
外国法人7.06.94.76.78.313.5
証券会社2.52.62.05.12.47.4
金融機関18.118.316.311.88.36.0
自己株式0.20.20.20.20.20.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01王子ホールディングス株式会社32.84
02INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)5.25
03那須 功一2.95
04MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)2.38
05三菱製紙取引先持株会2.23
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社(役員報酬BIP信託口・76599口)1.88
07野村證券株式会社1.76
08中原証券株式会社1.62
09寺田 英司1.58
10野村證券株式会社(常任代理人 株式会社三井住友銀行)1.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-05
    株式会社シティインデックスイレブンス
    新規の大量保有報告
    6.12%
    +1.08pt
  • 2026-07-30
    ウィル・フィールド・キャピタル・ピーティーイー・エルティーディー(WILL FIELD CAPITAL PTE.LTD.)
    新規の大量保有報告
    7.25%
  • 2026-07-21
    株式会社シティインデックスイレブンス
    新規の大量保有報告
    0.00%
  • 2026-05-18
    ウィル・フィールド・キャピタル・ピーティーイー・エルティーディー(WILL FIELD CAPITAL PTE.LTD.)
    新規の大量保有報告
    7.25%
    +1.05pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−13%、1株純資産は14期で+53%。直近期のROEは2.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月501,5363.418.6
2014年3月81,5430.5112.1
2015年3月−1251,522−8.2
2016年3月651,4404.412.3
2017年3月341,5912.221.7
2018年3月941,7485.67.04.2
2019年3月101,4860.655.413.6
2020年3月181,3551.319.7
2021年3月−571,408−4.1
2022年3月251,5661.712.7
2023年3月−131,647−0.831.1
2024年3月952,0775.16.4717.8
2025年3月991,9454.96.67.0
2026年3月432,3552.019.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額236百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
木坂隆一代表取締役社長 企画管理本部管掌 内部監査部担当7020,000
眞田茂春代表取締役 コーポレート・ガバナンス本部長 サステナビリティ推進担当役員591,500
高上裕二取締役 紙素材事業部長 三菱王子紙販売株式会社 代表取締役社長6415,000
中川邦弘取締役 機能商品事業部長 研究開発本部管掌 ドイツ事業管掌655,000
中内一裕取締役 技術本部管掌 三菱製紙エンジニアリング株式会社 取締役会長616,000
渡邉敦子取締役62
灘原壮一取締役68
朱純美取締役57
楠田康之常勤監査役632,710
大塚伸子常勤監査役64
滝沢聡監査役65
住吉敏幸監査役63
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
今枝豪代表取締役 コーポレート・ガバナンス本部長 サステナビリティ 推進担当役員55
石川恭監査役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51301815832
社外取締役859597
監査役1191919

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容941字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社、連結子会社11社及び関連会社8社)が営んでいる主な事業内容と、各社の当該事業に係る位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 ○ 機能商品事業 情報・特殊紙の製造・販売を、当社及び三菱ハイテクペーパーヨーロッパGmbHが行っております。 機能性材料、化学紙の製造・販売などを、当社及び珠海清菱浄化科技有限公司が行っております。 製品の販売を、当社、三菱王子紙販売㈱及び三菱イメージング(エム・ピー・エム),Inc.が行っております。 印刷・加工・販売などを行う会社が1社あります。 欧州子会社の管理・統括を三菱ペーパーホールディング(ヨーロッパ)GmbHが行っております。 その他の事業を行う会社が1社あります。 ○ 紙素材事業 印刷用紙・衛生用紙等の製造を、当社及びエム・ピー・エム・王子ホームプロダクツ㈱が行っております。 パルプの製造を、当社及び東邦特殊パルプ㈱が行っております。 当社八戸工場の業務請負をエム・ピー・エム・オペレーション㈱(注)が行っております。 製品の販売を、当社及び三菱王子紙販売㈱が行っております。 製品の加工・仕上包装などを、エム・ピー・エム・オペレーション㈱(注)が行っております。 倉庫・運輸関連サービスの提供などを、浪速通運㈱が行っております。 填料の供給を兵庫クレー㈱が行っております。 海外における植林事業を行っていたフォレスタル・ティエラ・チレーナLtda.は、2018年1月に土地・植林資産 の譲渡を行っており、清算手続中であります。 ○ エンジニアリング事業 当社の工場設備の保守・設計製作をはじめとするエンジニアリング業などを三菱製紙エンジニアリング㈱が行っております。 ○ その他 バイオマス発電事業を行う会社として、エム・ピー・エム・王子エコエネルギー㈱があります。 (注)2026年4月1日に三菱製紙ビジネスサービス㈱に商号を変更しております。 企業集団の概略を図示すれば、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,215字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、高い技術力を活かした製品を顧客に提供し社会に貢献するために以下を企業理念とし、この企業理念のもと当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けて企業活動を進めております。 ・世界市場でお客様の信頼に応える企業グループ ・常に技術の先端を行く企業グループ ・地球環境保全、循環型社会に貢献する企業グループ (2) 経営環境 当社グループの経営成績等に重要な影響を与える大きな要因として、紙素材事業の構造的な需要減退、木材チップ、製紙用パルプ・重油・石炭・諸薬品等の原燃料価格変動があります。 機能商品事業は原燃料価格高騰の影響を受けておりますが、海外展開の強化、成長商品の拡販やシェア拡大によりこの影響を最小限に抑えるべく対策を進めております。オンデマンド化に対応した感熱紙・インクジェット用紙等の情報・画像メディアのシェア拡大、水処理膜基材・蓄電デバイス用セパレータ・テープ原紙・フィルター等の機能性材料のトップランナーへの進化を実現し、より一層の規模拡大を図ってまいります。 紙素材事業は機能商品事業同様の原燃料価格の高騰影響に加え、需要減退など厳しい環境にありますが、八戸・北上工場の運営一体化による構造改革を進め収益性向上を図ります。また、環境配慮商品として、脱プラ・減プラに貢献する包装材・国産材100%パルプの用途拡大を進めてまいります。 (3) 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2026年3月期より新たな中期計画として「中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)」に取り組んでおります。最終年度(2028年3月期)の経営数値目標を以下の通り設定しております。 ○ 経営数値目標 連結指標   目標値(2028年3月期) 売上高   2,500億円 営業利益   200億円 D/Eレシオ   0.7倍 ROE   10% ROIC   9% <前提条件> 為替:145円/US$、原油価格(ドバイ):70US$/バレル、 石炭価格(豪州):100US$/トン (4) 会社の対処すべき課題 [中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)] 当社グループは「世界市場でお客様の信頼に応える」「常に技術の先端を行く」「地球環境保全、循環型社会に貢献する」を企業理念とし、この理念のもと、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けて企業活動を進めています。 引き続き中期経営計画(2026年3月期-2028年3月期)の基本方針に沿って、企業価値向上に取り組んでまいります。 ① 技術・研究の”SHINKA”(深化)で特色ある機能・環境配慮商品を拡大、生産性向上を加速 ・技術・研究開発力を活かし、成長事業である機能商品事業の高付加価値化とグローバル展開による拡販、紙素材事業の環境配慮商品拡販と生産性向上、また、両事業それぞれのマーケティング面、技術面におけるシナジー効果による事業拡大を進めています。 ・研究開発力の強化に向けては、アドバンスドテクノロジーセンター(旧京都R&Dセンター)の改築に着工しイノベーション拠点の強化を図ります。 ・機能商品事業においては、売上の拡大並びに収益向上に向け、機能性材料のトップランナーを実現すべく、高砂・京都・富士の各工場での成長分野への集中投資及び生産効率化などの取組みを進めます。中核工場である高砂工場では、次世代変革プロジェクト「ビヨンド」を本格始動し、同工場独自の技術力を活かしたグローバル基幹工場への進化を目指します。 ・紙素材事業については、環境配慮商品の拡販・生産性向上を進めつつ、八戸工場ではリニューアルプロジェクト「Reborn60 Hachinohe(リボーン60八戸)」を順次実行に移しております。 ② 地球環境への貢献を”SHINKA”(進化) ・化石エネルギー原単位改善、グリーントランスフォーメーションへの挑戦等カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速します。 ・森林資源の活用、プラスチック資源の再資源化率向上、SDGsに貢献する事業拡大、気候変動リスクへの取り組みを推進し、循環型社会への貢献を進めます。 ③ ガバナンス・人的資本経営の”SHINKA”(浸化) ・品質不適切事案が判明したことを踏まえ、社員の行動指針としてクレドを策定し公表しました。クレドの浸透により従業員の日常的な行動変革を促進し、ガバナンストランスフォーメーション、人財力、組織力の強化を進めます。 ・京都工場敷地内に本社サテライトオフィスを開設し、本社機能の一部(企画・管理部門)の移転を進めています。研究開発、生産、企画・管理の機能を集積したイノベーション拠点として、今後の改革を一層進める中核的な役割を果たします。 2026年4月1日付 グループ組織図 ※三菱製紙ビジネスサービス㈱は、三菱製紙グループの一員であることを明確にするだけでなく、当社グループのビジネスを支える企業へと発展していくことを目指すため、エム・ピー・エム・オペレーション㈱から商号を変更(2026年4月1日付)。
事業等のリスク1,954字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。 (1) 市場及び事業に関するリスク ① 国内外の需要の減少及び市況価格の下落 景気の大幅な後退により、当社グループ製品の機能性材料、インクジェット用紙、紙・パルプ等の需要が大幅に減少した場合や、製品市況が下落した場合には、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 原燃料価格の上昇 当社グループが調達する主要原燃料である木材チップ、製紙用パルプ、重油、石炭等の価格は、国際的な需給関係や国際紛争等の影響を受け変動するため、これら主要諸資材の価格が上昇した場合には、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 設備投資 当社グループの主要事業である機能商品事業、紙素材事業はいわゆる装置産業にあたり、多額の設備投資資金を要します。当社グループでは、大型の設備投資は将来の需要予測に基づいて実施いたしますが、市場の動向が変化した場合等においては、新規設備の稼働率が十分に上がらない可能性があります。この場合、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 固定資産の減損 当社グループは生産設備等の固定資産を有しております。これらの固定資産は、事業環境の変化によって将来キャッシュ・フローに悪化が見込まれる場合に、固定資産の減損に係る会計基準の適用により、減損損失が発生する可能性があります。この場合、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 繰延税金資産 当社グループは、将来の課税所得の予測に基づいて繰延税金資産の計上・取崩を行っております。経営成績が大幅に悪化した場合には、繰延税金資産の回収が見込めないと判断をし、繰延税金資産を減少させることにより、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 金融及び経済に関するリスク ① 為替変動 当社グループは、原材料の購入及び製品の販売等において、広く外貨建て取引及び外貨ベースでの円建て取引を行っております。輸入取引と輸出取引のどちらか一方に大きく偏っているということはありませんが、為替レート変動の影響を受けることになるため、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 金利の上昇 当社グループは、主に借入れによる資金調達を行っており、大幅な金利の上昇が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 投資有価証券 当社グループは、政策的に保有している取引先の株式等時価のある投資有価証券を保有しております。当社グループが保有する株式等の投資有価証券の時価が大幅に下落した場合には、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 退職給付債務 当社グループの退職給付費用及び退職給付債務は、割引率や年金資産の長期期待運用収益率等の数理計算上の前提に基づいて算出されております。株式市場の下落などにより前提条件が変動した場合には、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) その他のリスク ① 災害 当社グループの国内外の事業所、社有林等は、地震、津波、火災等の災害に見舞われる可能性があります。また、テロやサイバー攻撃のような人為的な災害に見舞われる可能性もあります。この場合、保険金で補償される金額を除いて、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 新規感染症拡大 新型コロナウィルスの世界的な感染拡大は各国に甚大な影響を及ぼしました。今後も同様に、感染症が世界的に拡大した場合、需要低迷により、生産販売数量が大幅に減少する可能性があります。この場合、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法規制又は訴訟 当社グループの国内外における事業は、環境、知的財産、製造物責任等各種の法規制を受けており、それに関連し訴訟等を受ける可能性があります。その結果によっては、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 偶発事象 その他偶発事象に起因して費用や損失が発生し、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループにおいて発生しうるリスクをすべて予測することは不可能であり、リスクは上記に限られるものではありません。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
経営成績の分析 (MD&A)8,400字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況及び経営者の視点による分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況及び経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。なお、個々の「重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 連結財務諸表の作成にあたって、重要な見積りや計画の策定は、過去の実績や現状を勘案して合理的に行っておりますが、これらは不確実性を伴うため、実際の結果は異なる可能性があります。連結財務諸表の作成に用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりです。 (固定資産の減損処理) 当社グループでは、固定資産の減損に係る会計基準等に従って減損の兆候判定を行い、兆候があると判断した場合には、将来キャッシュ・フロー等を算定し減損損失の認識・測定を行っています。経営環境や事業の状況の著しい変化等により収益性が低下し、十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は、対象資産に対する減損損失の計上により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社グループは、将来の課税所得について合理的な仮定に基づく見積りを行い、繰延税金資産を計上しております。将来の課税所得に関する仮定について変動が生じた場合などは、将来の連結財務諸表の繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。 ② 経営成績に関する説明 当連結会計年度における当社グループを取り巻く環境は、企業収益や雇用・所得環境の改善により、全体として緩やかな回復基調となりました 。一方で、物価上昇や金利・為替の変動、米国の通商政策に加え、中東情勢をはじめとする地政学リスクの長期化が原燃料価格に影響を及ぼしており、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております 。 このような状況下、当社グループでは「”SHINKA”する130年 企業へ」の基本方針を掲げて、当期より中期 経営計画(2026年3月期~2028年3月期)を開始しております。 初年度となる本年は、以下3つの基本方針に沿って、企業価値向上に向けた取り組みを進めました。 ① 技術・研究の”SHINKA”(深化)で特色ある機能・環境配慮型商品を拡大、生産性向上を加速 当社グループは技術・研究開発力を活かし、成長事業である機能商品事業の高付加価値化とグローバル展開による拡販、紙素材事業の環境配慮商品拡販と生産性向上、また、両事業それぞれのマーケティング面、技術面におけるシナジー効果による事業拡大を進めております。研究開発力の強化に向けては、アドバンスドテクノロジーセンター(旧京都R&Dセンター)の改築に着工し、イノベーション拠点の強化を図ります。 機能商品事業においては売上の拡大並びに収益向上に向け、機能性材料(水処理膜基材・蓄電デバイス用セパレータ・テープ原紙・フィルター等)のトップランナーを実現すべく、高砂・京都・富士の各工場での成長分野への集中投資及び生産効率化などの取組みを進めております。その中で銘柄統合や設備集約により富士工場では抄紙機1台と加工機1台を停機しました。一方、中核工場である高砂工場では、次世代変革プロジェクト「ビヨンド」を本格始動し、同工場独自の技術力を活かしたグローバル基幹工場への進化を目指してまいります。海外事業においてはドイツ連結子会社の三菱ハイテクペーパーヨーロッパGmbHにて、従業員の希望退職を実施後、生産体制の効率化を図りました。引き続き、事業構造改革を推進することで、収益性向上を進めてまいります。 紙素材事業においては収益性向上のため、北上工場のN1抄紙機を停機後、高効率マシンへの生産集約による固定費削減、生産効率化を進めております。八戸工場では、リニューアルプロジェクト「Reborn60 Hachinohe(リボーン60八戸)」を具体的に検討のうえ、順次実行に移しております。 ② 地球環境への貢献を”SHINKA”(進化) カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの加速(化石エネルギー原単位改善、グリーントランスフォーメーションへの挑戦)、循環型社会への貢献(森林資源の活用、プラスチック資源の再資源化率向上、SDGsに貢献する事業拡大、気候変動リスクへの取り組み推進)を進めております。 当社の村火社有林が環境省、農林水産省、国土交通省の新法「地域生物多様性増進法」において「自然共生サイト」に認定されました。また、国産材100%・FSC森林認証材を使用した家庭紙「ナクレ」が、その環境性・地域性を高く評価され「2026年度ソーシャルプロダクツ賞」を受賞いたしました。今後も「三菱製紙グループ環境憲章」のもと、生物多様性の維持・保全活動をはじめとして、環境価値を創出し、持続可能な地球環境づくりに貢献してまいります。 ③ ガバナンス・人的資本経営の”SHINKA”(浸化) ガバナンストランスフォーメーション、人財力、組織力の強化を進めております。 耐熱プレスボード製品に係る品質不適切事案の反省を踏まえ、引き続き、経営陣自ら工場・子会社へ巡回・説明を行い、品質管理やコンプライアンスの重要性の浸透を図っております。また、2025年11月28日に公表した当社システムへの不正アクセス事案については、外部専門家の協力のもと事実関係の調査と速やかな被害防止措置を実施し、当社の業務への影響は生じておりません。今後はさらなる再発防止策を実施し、一層の情報セキュリティ強化に努めてまいります。 本社機能の一部(企画・管理部門)の京都工場敷地内への移転を開始し、研究開発、生産、企画・管理の機能を集積したイノベーション拠点として、今後の改革を一層進める中核的な役割を果たします。 また、資本効率の向上とガバナンス強化の観点から、コーポレートガバナンス・コードに基づき、中期経営計画期間中に、みなし保有株式を含む政策保有株式を純資産の20%以下まで縮減してまいります。さらに、株主の皆様への日頃のご支援に対する感謝と、当社株式の中長期的な保有を促進するため、株主優待制度(当社家庭紙の贈呈)を導入いたしました。引き続き、企業価値の向上と適切な株主還元に努めてまいります。 これらの結果、当期の連結売上高は1,574億5千5百万円(前期比10.5%減)となりました。 損益面では、原燃料のコスト安、ドイツ事業でのコストダウン効果がありましたが、2025年12月8日に発生した青森県東方沖地震に伴う損失、八戸工場での大規模定期修理の回数増加、老朽化による設備トラブル、ドイツ事業の販売数量減少等により、連結営業利益は2億6千4百万円(前期は連結営業利益45億6千7百万円)、連結経常利益は17億2千万円(前期は連結経常利益45億4千8百万円)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益はドイツ事業の構造改革費用計上の一方、政策保有株式の売却益等により19億円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益43億4千3百万円)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次の通りとなりました。 なお、当連結会計期間より従来「その他」に含まれていた「エンジニアリング事業」について量的な重要性が増したため報告セグメントとして記載する方法に変更しております。 (単位:百万円) 売上高   営業利益又は損失(△) 2025年3月期   2026年3月期   増減率(%)   2025年3月期   2026年3月期   増減率(%) 報告 セグメント   機能商品   88,179   78,449   △11.0   3,340   2,370   △29.0 紙素材   89,238   80,030   △10.3   1,347   △2,113   - エンジニアリング   4,451   5,212   17.1   73   166   127.6 計   181,869   163,692   △10.0   4,761   423   △91.1 計   181,869   163,692   △10.0   4,761   423   △91.1 調整額(注)   △5,926   △6,236       △194   △159 合計   175,942   157,455   △10.5   4,567   264   △94.2 (注)調整額は主として内部取引に係るものです。 (機能商品事業) 国内事業において、情報用紙関連製品では、感熱紙の販売金額は前期並みとなりました。ノーカーボン紙、PPC用紙は需要減少により販売数量、販売金額ともに前期を下回りました。リライトメディアでは、中国向けは需要回復が見られたものの国内需要減の影響により、販売金額は前期を下回りました。 イメージング関連製品では、欧州向け需要に加え、米国向け昇華転写品の需要取り込みと堅調な国内需要の影響により、販売金額は前期を上回りました。 機能材関連製品では、建材用不織布・化粧板原紙の販売は、前期並みとなりました。全熱交換素子は、北米向けコンドミニアム用途が好調で販売金額は前期を上回りました。 水処理膜基材は中国市場の競争激化により販売数量が減少し、販売金額は前期を下回りました。 蓄電デバイス用セパレータは、拡販に注力しているコンデンサでは海外向け需要の取り込みにより前期を上回った一方、一部用途で仕様切り替えに伴い一時的に需要が減少し、全体では販売金額は前期を下回りました。 海外事業においてドイツ事業は、事業構造改革の効果発現等により足元の第4四半期における月次損益は黒字化しましたが、引き続き経済の低迷、価格競争激化などにより、販売数量、販売金額は前期を下回りました。 この結果、機能商品事業は減収減益となりました。 国内事業において、情報用紙関連製品では、感熱紙は高砂工場の安定生産及びPOS市場用途の拡販に継続して取り組みます。PPC用紙は大手通販会社向けの大口需要獲得に向け、引き続き製販体制の強化を進めます。また、環境配慮型製品における取り組みとしては、ライナーレスラベル用感熱紙による新規需要獲得や、FSC森林認証紙製品(PPC)の拡大による収益安定化を図ります。 イメージング関連製品では、京都工場の仕上げ体制効率化と更なる収益向上を目指したコストダウンを図り、競争力の維持・強化に努めます。また、国内拠点・海外拠点の連携により、アジア新興国・欧州・アフリカ等向けに加え、大型ポスター・ラベル用途や産業用インクジェット用紙や昇華転写技術を生かした米国向け輸出も強化し、更なる拡販に取り組みます。 当社は機能材関連製品を成長分野として位置づけています。工場・開発体制の強化及び営業部門との一体化を実現し、需要獲得に向けた取り組みを継続的に実施しています。水処理膜基材は、成長市場である工業用途及び海水淡水化プラント用途の新規需要獲得に向け、海外拠点を積極的に活用し、開発品を市場に提案します。蓄電デバイス用セパレータは、需要が好調な補助電源用途と車載用電装用途、データセンターなどの情報処理施設用途の拡販に取り組みます。テープ原紙は、成長が見込める海外向け拡販を進め、市場ニーズにフレキシブルに対応します。化粧板原紙は銘柄の統廃合を含めた富士工場の生産効率の改善などにより収益の安定化を進めています。また全熱交換素子などのサステナビリティ商品の販売や新規製品である超耐熱ガラス繊維不織布の販売に注力します。 海外事業においてドイツ事業は、営業力強化により欧州域外での拡販、銘柄の集約など生産効率の最適化を実施し、収益性向上に努めます。また、米国・ドイツの海外拠点を活用し、国内製造品の水処理膜基材、テープ原紙等、機能材関連製品を中心に拡販を進めてまいります。 また、2026年5月12日に発表いたしましたとおり、高砂工場、次世代変革プロジェクト「ビヨンド」を本格始動しました。本プロジェクトでは100億円の積極的な投資戦略の実施を軸に「成長戦略」「生産効率化」「組織基盤強化」を実施し、独自の先進技術を世界へ発信する「グローバル基幹工場」への進化を加速させ、企業価値を高めるとともに、持続可能な社会への貢献を進めます。 (紙素材事業) 印刷用紙では、需要の減少傾向が継続している国内市場において製品価格改定や市場要望の高い製品への置き換えを進めつつ、減少分を輸出向け販売で補いましたが、販売数量、販売金額ともに前期を下回りました。 包装用紙では、国内向けを中心に晒クラフト紙の増販と製品価格改定に注力し、販売数量、販売金額ともに前期を上回りました。 市販パルプでは、輸出向けは新たに針葉樹パルプの販売を開始いたしましたが、海外市況下落の影響から、輸出、国内向けともに減少し、販売数量、販売金額ともに前期を下回りました。 2025年12月8日に発生した青森県東方沖地震では人的被害・環境への影響はありませんでしたが、地震に起因する八戸工場での設備トラブルがあり減産となりました。 この結果、紙素材事業は減収減益となりました。 紙素材事業では印刷用紙の国内需要減少を輸出で補完しながら、包装用紙、市販パルプを伸ばして売上規模を維持し、生産効率化とコストダウンで収益性を向上させます。 印刷用紙では、今期に改定した製品価格を維持しつつ、需要動向に応じた生産体制最適化と在庫水準適正化の取り組みを継続しています。 包装用紙では、持続可能な社会への意識の高まりを背景とした脱プラ・減プラ需要を取り込み、ユーザーニーズに合致した特長ある製品を増販しながら、成長余地の大きいアジア新興国市場の開拓を進めます。 市販パルプでは、北上工場の国産材100%パルプの供給体制を拡充して高付加価値製品の拡販に注力し、事業の更なる成長を目指します。 北上工場N1抄紙機を停機し八戸工場の高効率製造設備への集約を進めましたが、さらに八戸・北上両工場運営の一体化を推進し、生産効率化及びコストダウンを追求します。 また、2025年12月に発表いたしました八戸工場のリニューアルプロジェクト「Reborn60 Hachinohe」を推進しております。本プロジェクトでは2030年度までに250億円の投資によって「生産革新」と「脱炭素」「Well‐being」を実現し、2027年に操業開始60周年を迎える八戸工場を「次世代型サステナブル工場」とし「世界一の競争力を備えた紙素材生産拠点」とする変革を進めてまいります。 (エンジニアリング事業) 工務関連子会社での外部工事受注等により、売上高は52億1千2百万円(前期比17.1%増)となりました。営業利益は1億6千6百万円(前期は7千3百万円の営業利益)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 機能商品事業   74,340   89.4 紙素材事業   57,939   91.5 合計   132,280   90.3 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は販売価格によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) エンジニアリング事業   840   100.3   156   54.0 合計   840   100.3   156   54.0 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.当連結会計年度における受注残高の著しい変動の要因は、完了予定が年度末日を超える受注工事が減少したためです。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 機能商品事業   78,446   89.0 紙素材事業   78,086   89.6 エンジニアリング事業   921   139.3 合計   157,455   89.5 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 ④ 財政状態 (資産の部) 流動資産は、現預金、売掛金の減少等により、前連結会計年度末に比べ95億5千1百万円減少しました。 固定資産は、退職給付に係る資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ241億1千万円増加しました。 この結果、当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ145億5千8百万円増加し、2,227億7千6百万円となりました。 (負債の部) 負債は、コマーシャル・ペーパー、借入金、支払手形及び買掛金の減少等により、当連結会計年度末における残高は、前連結会計年度末に比べ33億4千4百万円減少し、1,195億9千万円となりました。 (純資産の部) 非支配株主持分を含む純資産は、退職給付に係る調整累計額の増加等により、当連結会計年度末における残高は、前連結会計年度末に比べ179億3百万円増加し、1,031億8千5百万円となりました。 この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ5.4ポイント改善し、46.3%となりました。 ⑤ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ13億4千4百万円減少し、48億9千5百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ3億6千8百万円増加し、52億2千3百万円となりました。収入の主な内訳は、売掛債権の減少77億3千5百万円、減価償却費55億2千1百万円であり、支出の主な内訳は、仕入債務の減少41億9千6百万円、退職給付に係る資産の増加30億9千5百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ31億9千6百万円減少し、16億1百万円となりました。収入の主な内訳は、投資有価証券の売却による収入54億3千1百万円、支出の主な内訳は、有形及び無形固定資産の取得による支出36億8千8百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ50億9千8百万円減少し、83億3百万円となりました。これは主にコマーシャル・ペーパーの返済によるものです。 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要の主なものは、原燃料購入費用、製造諸費用、販売費及び一般管理費等であります。投資資金需要の主なものは、既存設備の改善や効率向上、省エネルギー対応などの性能向上、成長分野での事業拡大と多様な新規事業の確立に向けた設備投資などであります。 当社グループの運転資金及び設備資金については、自己資金、金融機関からの借入金、コマーシャル・ペーパーの発行等により充当することとしております。また、資金調達手段の多様化として売掛債権の流動化も実施しております。長期借入金の資金調達につきましては、金利動向等の市場環境を見ながら、シンジケート・ローンの活用など調達手段や調達時期を適宜判断して実行しております。 また、当社グループ内では、キャッシュ・マネジメント・システムを導入して資金の一元管理を行い、資金効率の向上を図っております。

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開示資料

出典

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