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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

大王製紙

Daio Paper Corporation3880 · Prime · パルプ・紙

紙・パルプ大手。紙・板紙とホーム&パーソナルケアの2軸で展開

概要

大王製紙は1943年設立のパルプ・紙メーカーである。家庭紙・衛生用紙で国内トップシェアを持ち、エリエールやネピアのブランドでティッシュペーパー、トイレットペーパーなどを展開する。連結売上高約6668億円(2026年3月期)、従業員約1万1600人。紙・板紙事業とホーム&パーソナルケア事業を二本柱とし、海外でも中国・ブラジルなどに生産拠点を持つ。

紙・板紙とホーム&パーソナルケアの二軸事業構成

大王製紙の事業は三つの報告セグメントに分かれる。紙・板紙事業は新聞用紙、印刷用紙、包装用紙、板紙、段ボールなどを手掛け、いわき大王製紙や大津板紙などグループ会社が製造を担う。ホーム&パーソナルケア事業は衛生用紙、紙おむつ、フェミニンケア、ウエットワイプ、ペット用品などを製造販売し、エリエールブランドで知られる。その他事業として植林・木材販売(フォレスタル・アンチレ)、エンジニアリング(ダイオーエンジニアリング)、物流(ダイオーロジスティクス)がある。2025年度の売上高構成比は紙・板紙が約53%、ホーム&パーソナルケアが約45%を占める。

エリエールブランドで築いた国内家庭紙首位の地位

家庭紙・衛生用紙で国内トップシェアを占める。1979年にティッシュペーパー「エリエール」を発売し、家庭紙市場に参入。以来、トイレットペーパー、ペーパータオルなど品揃えを拡大した。2025年度には長尺トイレットペーパーの設備増強を行い、需要増に対応。大人用紙おむつ「アテント」は2007年にP&Gから譲受した事業で、現在は主力製品の一つ。ベビーケア、フェミニンケア、ペットケアにも展開し、付加価値商品の販売強化を進めている。国内事業は価格改定の浸透と付加価値商品の伸長により収益が改善している。

海外17カ国に広がる生産・販売網

海外事業は中国、ブラジル、インドネシア、タイ、韓国などに子会社を持ち、現地生産・販売を行う。大王(南通)生活用品有限公司は中国市場向けに紙おむつやフェミニンケアを製造。ブラジルのサンテルS.A.は衛生用紙・紙おむつを現地生産する。2011年にタイ、2012年に韓国、2013年にインドネシアに設立。しかし海外事業は構造改革の途上にあり、2025年度にはトルコ事業からの撤退や中国工場設備の一部売却を決定した。地域別の収益性を精査し、選択と集中を進めている。

一貫生産体制とエネルギー転換への取り組み

大王製紙はパルプから紙製品までの一貫生産体制を持つ。三島工場、川之江工場、可児工場など国内主要工場で抄紙機を保有。近年はエネルギーコスト削減のため、石炭からバイオマス燃料への転換を推進。いわき大王製紙ではバイオマスボイラーを再稼働し、自家発電100%を達成した。第5次中期事業計画では「エネルギーの変革」を掲げ、化石由来CO2排出量削減を目指す。また新素材としてセルロースナノファイバー(CNF)複合樹脂の商用プラントを2025年度に稼働開始した。

業界の中での役割は製紙メーカー兼衛生用品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
6,668億円
営業利益
240億円
営業利益率
3.6%
純利益
89億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01紙・板紙事業主力

新聞用紙、印刷用紙、包装用紙、板紙、段ボール、パルプなどを製造販売。国内外のグループ会社が生産を担い、販売会社を通じて供給

主な製品・サービス5
新聞用紙
新聞印刷向け用紙。当社といわき大王製紙が製造
印刷用紙
書籍・雑誌・カタログ等のオフセット印刷向け用紙
包装用紙
食品包装、工業包装用のクラフト紙等
板紙
段ボール原紙、白板紙など段ボール・紙器用の板紙
段ボール
段ボールシート及び段ボール箱(大王パッケージ等で販売)

02ホーム&パーソナルケア事業主力

衛生用紙(トイレットペーパー、ティッシュ)、紙おむつ、フェミニンケア用品、ウエットワイプ、ペット用品などを製造販売。国内ではエリエールブランド、海外では中国・ブラジル市場にも展開

主な製品・サービス5
衛生用紙
トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ペーパータオルなど
紙おむつ
乳幼児用・大人用紙おむつ。エリエールプロダクトが製造
フェミニンケア用品
生理用ナプキンなど
ウエットワイプ
おしりふき、除菌ワイプなど
ペット用品
ペット用シートなど

03その他(木材・エンジニアリング・物流)その他

植林・木材販売(フォレスタル・アンチレ等)、エンジニアリング事業(ダイオーエンジニアリング)、物流事業(ダイオーロジスティクス)などを含む

製品と技術

エリエールブランドの衛生用紙

衛生用紙はトイレットペーパー、ティッシュペーパー、ペーパータオルが中心。エリエールブランドで展開し、長尺トイレットペーパーやソフトパックティシューなどの付加価値商品を強化。エリエールペーパーやダイオーペーパープロダクツが製造し、グループ販売会社が販売する。

紙おむつとフェミニンケア製品

大人用紙おむつ「アテント」は2007年にP&Gから譲受。夜用商品や産学連携商品など付加価値品を投入。ベビーケアはパンツタイプを中心に展開。フェミニンケアでは肌ケアタイプナプキンやショーツタイプナプキンがある。これらはエリエールプロダクトが製造する。

紙・板紙製品の品揃え

新聞用紙、印刷用紙、包装用紙、板紙、段ボール。新聞用紙は需要減退が続くが、競争環境の変化で増販。板紙・段ボールは中国・東南アジア向け輸出が増加。包装・機能材はEC向け配送用包装や環境配慮型製品の需要が堅調。

セルロースナノファイバーなど新素材への投資

2025年度にセルロースナノファイバー(CNF)複合樹脂の商用プラントが営業運転を開始。バイオリファイナリーなど新素材事業の開拓を継続。紙の需要減退に対応し、新たな収益源の育成を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

パルプ・紙のなかでの位置

国内製紙大手、衛生用紙と家庭紙で強み

パルプ・紙業界の大王製紙は、衛生用紙と家庭紙で国内有数のシェアを持つ大手製紙メーカー。同業の王子HDや日本製紙が新聞・印刷用紙など全体に強みを持つ一方、当社は特に家庭紙(ティッシュ、トイレットペーパー)や紙おむつに特化。売上高6700億円超と業界3位規模だが、営業利益率は1.5%と低水準。原材料高や需要減少に苦しみ、収益改善が課題。2026/3期には3.6%への改善見通し。

強み

  • 家庭紙・衛生用紙で国内トップクラスのシェアを有し、ブランド力が強い。
  • 全国規模の販売網と物流基盤を持ち、安定的に製品を供給。
  • 紙おむつや化粧品原料など、付加価値の高い製品も展開。
  • 大規模生産によるコスト競争力がある。

課題

  • 営業利益率1.5%と低く、収益構造の改善が急務。
  • パルプ価格やエネルギーコストの上昇が収益を圧迫。
  • 紙媒体の需要減少により、主力事業の市場が縮小傾向。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字が大王製紙

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17476アズワン1,868億円19.4倍
28051山善1,844億円19.4倍
37552ハピネット1,806億円16.5倍
47456松田産業1,771億円10.2倍
5167Aリョーサン菱洋ホールディングス1,747億円17.5倍
63880大王製紙1,629億円17.9倍
79830トラスコ中山1,595億円9.7倍
83863日本製紙1,542億円13.0倍
98037カメイ1,506億円11.7倍
101518三井松島ホールディングス1,501億円15.5倍
114694ビー・エム・エル1,496億円18.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

1943年設立から戦後復興期

大王製紙は1943年5月に設立され、設立と同時に東京・大阪に営業拠点を置いた。戦後1945年12月には生産設備を三島工場に集約。1956年には銅山川製紙から工場設備を買収し川之江工場とした。同年8月に大阪証券取引所に上場、翌年には東京証券取引所に上場した。

1962年の会社更生手続きと再建

1962年5月、会社更生手続き開始を申し立て、同年6月に更生手続き開始決定。これにより1963年12月に上場廃止となった。1964年4月に更生計画認可、1965年4月に更生手続き終結。その後1965年7月に福岡出張所開設、1973年には新抄紙機を相次いで増設し生産能力を拡大した。

1979年家庭紙参入とエリエールブランドの誕生

1979年4月、ティッシュペーパー「エリエール」の製造販売を開始し、家庭紙市場に参入。これが後のホーム&パーソナルケア事業の基盤となる。1982年11月に大阪証券取引所市場第二部に再上場、1984年には第一部に指定。1988年2月には東京証券取引所にも再上場を果たした。

1980年代~1990年代の設備投資と多角化

1983年に名古屋パルプ(現可児工場)を丸紅から買収。1986年には大型石炭燃焼設備を完成させ燃料転換を実施。1989年には東京本社を設置し二本社制に移行。1990年までに複数の抄紙機を増設し、新聞用紙やコート原紙の生産能力を高めた。1996年にはいわき大王製紙を設立。

2007年アテント事業譲受と連結子会社再編

2007年9月、米国P&Gから大人用紙おむつ「アテント」事業を譲受。同時に新10号塗工紙抄紙機を増設。同年4月には名古屋パルプを吸収合併。その後2011年から2014年にかけてタイ、韓国、インドネシア、中国に海外子会社を相次いで設立し、グローバル展開を加速した。

2012年前後の連結子会社急増と再編

2012年1月に37社あった連結子会社を8社に集約したが、その後すぐに再び拡大し、同年8月には43社に増加。2013年4月には同一事業の子会社間合併により35社に減少。段ボール事業子会社の合併も行われ、2015年4月には29社となった。この間、海外子会社の設立や統合が頻繁に行われた。

2020年代の構造改革と収益改善

2022年3月期にはロシアのウクライナ侵攻などで原燃料価格が高騰し、2023年3月期は純損失347億円を計上。2024年度から第5次中期計画「Reframe」を開始。2025年度にはトルコ事業撤退や中国工場の一部売却など構造改革を断行。いわき大王製紙のバイオマスボイラー再稼働や長尺トイレットペーパー設備増強により収益は改善し、2026年3月期は営業利益240億円に回復した。

年表41件を開く

1940年代

  • 1943年5月創業大王製紙株式会社を設立 設立と同時に東京出張所(1974年12月東京支社に呼称変更)、大阪出張所(1951年7月大阪支店に呼称変更)を設置
  • 1945年12月生産設備を三島工場に集約

1950年代

  • 1956年4月M&A銅山川製紙株式会社から工場設備を買収して川之江工場とする
  • 1956年8月上場大阪証券取引所に株式を上場
  • 1957年7月上場東京証券取引所に株式を上場

1960年代

  • 1961年10月上場大阪・東京両証券取引所市場第一部上場
  • 1962年5月会社更生手続開始の申立(同年6月更生手続開始決定)
  • 1962年10月名古屋出張所開設(1976年1月名古屋支店に呼称変更)
  • 1963年12月上場大阪・東京両証券取引所上場廃止
  • 1964年1月日本証券業協会大阪地区協会店頭登録銘柄指定
  • 1964年4月更生計画認可
  • 1965年4月会社更生手続終結
  • 1965年7月福岡出張所開設(1976年6月九州支店に呼称変更)

1970年代

  • 1973年10月新1号ライナー抄紙機(同年4月完成)、新2号ライナー抄紙機(同年8月完成)、新3号新聞用紙抄紙機(同年10月完成)を増設
  • 1977年8月新4号新聞用紙抄紙機を増設
  • 1978年7月創業東京紙パルプ交易株式会社(現 持分法適用関連会社)を設立
  • 1979年1月日本証券業協会大阪地区協会店頭登録銘柄再指定
  • 1979年4月ティシューペーパー「エリエール」の製造販売を開始(家庭紙市場への参入)

1980年代

  • 1982年11月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を再上場
  • 1983年6月M&A名古屋パルプ株式会社(現 当社可児工場)を丸紅株式会社より買収
  • 1984年9月大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定、新5号新聞用紙抄紙機を増設
  • 1986年6月燃料転換設備として大型石炭燃焼設備完成
  • 1988年2月上場東京証券取引所市場第一部再上場
  • 1988年7月新7号新聞用紙抄紙機を増設
  • 1989年1月東京支社を東京本社に昇格、現本社を四国本社と呼称変更し、二本社制とする
  • 1989年4月新8号コート原紙抄紙機を増設
  • 1989年6月フォレスタル・アンチレLTDA.(現 連結子会社)を設立

1990年代

  • 1990年3月新6号新聞用紙抄紙機を増設
  • 1996年4月いわき大王製紙株式会社(現 連結子会社)を設立

2000年代

  • 2007年4月M&A名古屋パルプ株式会社(現 当社可児工場)を吸収合併
  • 2007年9月米国P&G社より大人用紙おむつ「アテント」事業を譲受、新10号塗工紙抄紙機を増設

2010年代

  • 2011年1月エリエール・インターナショナル・タイランドCo., LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 2012年1月商号変更連結子会社を37社から8社に変更
  • 2012年2月エリエール・インターナショナル・コリアCo., LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 2012年2月商号変更連結子会社を8社から19社に変更
  • 2012年8月商号変更連結子会社を19社から43社に変更
  • 2012年12月大王(南通)生活用品有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 2013年3月PT.エリエール・インターナショナル・トレーディング・インドネシア(現 連結子会社)を設立
  • 2013年4月M&A紙・板紙事業、ホーム&パーソナルケア事業、物流事業等の同一事業の子会社間での合併に伴い連結子会社を43社から35社に変更
  • 2014年11月PT.エリエール・インターナショナル・マニュファクチャリング・インドネシア(現 連結子会社)を設立
  • 2015年4月M&A段ボール事業子会社間での合併に伴い連結子会社を32社から29社に変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで6,800億円
  • 営業利益2027年3月期まで240億円
  • 営業利益率2027年3月期まで3.5%
  • 化石由来CO₂排出量(2013年度比)2031年3月期まで46%削減
  • 売上高(長期ビジョン)2036年3月期まで1兆2,000億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    エリアの変革:グローバル視点へのシフト

    活動領域と発想の基準を日本中心からグローバル視点へとシフトし、海外事業の構造改革と事業ポートフォリオの再構築を進める。不採算事業の整理や固定費削減によりキャッシュフロー改善を図り、地域別に選択と集中を徹底する。

  2. 02

    強みの変革:研究開発力・マーケティング力の強化

    変化する環境に対応する力と、新しい商品・サービスを生み出す研究開発力・マーケティング力を強みとする。価格改定や付加価値商品の販売強化、新規領域への商品発売により差別化を図る。

  3. 03

    エネルギーの変革:石炭依存脱却とCO₂削減

    石炭依存を脱却し、地域共生型の廃棄物燃料や木質燃料を活用して化石由来CO₂排出量を削減する。バイオマスボイラーの導入や省エネルギー設備導入など、カーボンニュートラルに向けたエネルギー転換を推進する。

  4. 04

    価値創造の源泉強化:人財・企業文化の変革

    グローバル人財の育成、多様性を尊重する企業文化の醸成、挑戦を後押しする組織風土の育成、キャリア制度や評価制度の見直しなど、人的資本の戦略的活用を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で11,639人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は637万円で、9期前と比べて+4.8%平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は19.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月9,594
2018年3月10,748
2019年3月60841.216.910,551
2020年3月61941.817.510,446
2021年3月62142.017.812,658
2022年3月63242.317.912,917
2023年3月63142.618.912,634
2024年3月61043.319.312,372
2025年3月62444.019.612,19180
2026年3月63744.219.611,639206

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率91.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社32(国内 25 / 海外 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
三島工場 — 愛媛県四国中央市1,426億円
紙・板紙 ホーム&パーソナルケア
本社工場 — 福島県いわき市333億円
紙・板紙
可児工場 — 岐阜県可児市266億円
紙・板紙 ホーム&パーソナルケア
本社、工場 — ブラジル サンパウロ州200億円
ホーム&パーソナルケア
本社工場(愛媛県四国中央市)他7工場・事業所等200億円
ホーム&パーソナルケア
本社(東京都千代田区)他13工場191億円
紙・板紙
本社、第二工場 — 中国 南通市150億円
ホーム&パーソナルケア
主な関係会社
  • 国内
    いわき大王製紙株式会社
    福島県 いわき市
    議決権100.0%
  • 国内
    大津板紙株式会社
    滋賀県 大津市
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイオーペーパーテクノ株式会社
    岡山県 津山市
    議決権100.0%
  • 国内
    大日製紙株式会社
    静岡県 富士市
    議決権100.0%
  • 国内
    丸菱ペーパーテック株式会社
    愛媛県 四国中央市
    議決権100.0%
  • 国内
    大王パッケージ株式会社
    東京都 千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    寄居印刷紙器株式会社
    埼玉県 本庄市
    議決権100.0%
  • 国内
    上村紙工株式会社
    福岡県 京都郡苅田町
    議決権100.0%
  • 国内
    芳川紙業株式会社
    兵庫県 川西市
    議決権100.0%
  • 国内
    吉沢工業株式会社
    新潟県 三島郡出雲崎町
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイオーミウラ株式会社
    東京都 豊島区
    議決権100.0%
  • 国内
    エリエールペーパーテクノロジー株式会社
    愛媛県 四国中央市
    議決権100.0%
残りのグループ会社20社を開く
  • エリエールテクセル株式会社岐阜県 可児市100%
  • 株式会社EBS(注3)東京都 中央区100%
  • エリエールペーパー株式会社静岡県 富士宮市100%
  • エリエールプロダクト株式会社(注3)愛媛県 四国中央市100%
  • ダイオーペーパープロダクツ株式会社静岡県 富士市100%
  • エリエールペーパーテクノロジー東海株式会社岐阜県 加茂郡川辺町100%
  • 株式会社大貴東京都 千代田区100%
  • ダイオーエンジニアリング株式会社愛媛県 四国中央市100%
  • ダイオーロジスティクス株式会社愛媛県 四国中央市100%
  • 株式会社エリエールリゾーツゴルフクラブ愛媛県 松山市100%
  • サンテルS.A.(注5)ブラジル サンパウロ州51%
  • 大王(南通)生活用品有限公司(注3)中国 南通市100%
  • エリエール・インターナショナル・タイランドCo., LTD.(注3)タイ ラヨーン県100%
  • PT.エリエール・インターナショナル・トレーディング・インドネシア(注3)インドネシア ブカシ県100%
  • PT.エリエール・インターナショナル・マニュファクチャリング・インドネシア(注3)インドネシア ブカシ県100%
  • エリエール・インターナショナル・コリアCo., LTD.韓国 ソウル市100%
  • エリエール・インターナショナル・ベトナムCo., LTD.ベトナム ホーチミン市100%
  • フォレスタル・アンチレLTDA. (注3)チリ オソルノ市90%
  • オレゴンチップターミナルINCアメリカ オレゴン州100%
  • 東京紙パルプ交易株式会社東京都 中央区22%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • BRSanther Fábrica de Papel Santa Therezinha S.A.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    バイオものづくり革命推進事業製紙産業素材を活用したバイオ燃料・樹脂原料等の商用生産に向けた研究開発・実証
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-01-26
    3,752万円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラムセルロースナノファイバー半導体材料の研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-06-30
    1,777万円
  • 調達
    非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発CNF安全性評価手法の開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-07-19
    1,711万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は6,668億円営業利益240億円前期と比べると減収増益で、売上が-0.3%、利益が+144.9%。

売上高
-0.3%
6,668億円
営業利益
+144.9%
240億円
純利益
89億円
営業利益率
3.6%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高6,800億円6,668億円
営業利益240億円240億円
純利益120億円89億円
1株あたり配当¥14¥14

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,612億円、営業利益は15億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−0.5%、営業利益は−46.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,653−107
2024年1Q1,620281.733
2024年2Q1,692462.76
2024年3Q1,726372.1−19
2024年4Q1,67925
2025年2Q3,337371.1−35
2025年4Q3,352611.8−77
2026年2Q3,194862.744
2026年4Q3,4741544.445
2027年1Q1,612150.9−5

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4,074億円から6,668億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は3.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
紙・板紙事業、ホーム&パーソナルケア事業、物流事業等の同一事業の子会社間での合併に伴い連結子会社を43社から35社に変更
2013年3月4,07466151
PT.エリエール・インターナショナル・マニュファクチャリング・インドネシア(現 連結子会社)を設立
2014年3月4,30111363
段ボール事業子会社間での合併に伴い連結子会社を32社から29社に変更
2015年3月4,502218132
2016年3月4,741213146
2017年3月4,771213121
2018年3月5,31312840
2019年3月5,3399847
2020年3月5,464281192
2021年3月5,629345221
2022年3月6,123377237
2023年3月6,462−240−347
2024年3月6,7179645
2025年3月6,68998451.5−112
2026年3月6,6682402133.689

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高6,668億円のうち、営業利益として残るのは240億円3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は89億円、売上の1.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.2%5,079億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.2%1,349億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.6%240億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
1.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.3pt
3.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが573億円、投資CFが−449億円で、差し引きのフリーCFは124億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は957億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月508−415−13493825
2014年3月581−268−372313790
2015年3月447−286−294161691
2016年3月470−261−175209722
2017年3月629−314−220315827
2018年3月283−5154−232601
2019年3月403−621659−2181,034
2020年3月680−479−1402011,094
2021年3月642−1,037636−3951,303
2022年3月714−624−50690889
2023年3月−262−579964−8411,024
2024年3月593−265−1363281,238
2025年3月446−209−3552371,129
2026年3月573−449−321124957

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は8,539億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,428億円で、自己資本比率は26.6%(業種中央値55.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月6,5911,0805,51114.7
2014年3月6,4611,1935,26817.0
2015年3月6,5271,6454,88223.7
2016年3月6,5631,7484,81524.9
2017年3月6,5771,9114,66626.8
2018年3月6,8611,9314,93025.9
2019年3月7,4591,9935,46624.9
2020年3月7,6312,0955,53626.1
2021年3月8,4982,4686,03028.2
2022年3月8,4042,6675,73730.8
2023年3月9,2352,4476,78825.5
2024年3月9,3972,6016,79626.4
2025年3月8,8612,4976,36426.7
2026年3月8,5392,4286,11226.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
960億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,082億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
564億円
在庫として抱えている分
負債合計
6,112億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
55
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率24社中11位あたり、逆に低いのは配当利回り24社中23位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.8%/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.6%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.6%/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
-0.3%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥964で、1年前と比べて+11.5%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥964-2.4%1ヶ月-1.0%1年+11.5%時価総額1,629億円
過去52週の値幅
安値¥813高値¥1,244

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.9倍
PER (会社予想)12.4倍
PBR0.65倍
配当利回り1.45%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価983円は25日移動平均線979円を0.4%上回り、75日線951円に対しても3.3%プラス。200日線969円に対しても1.4%上回っており、中期的な底堅さが確認できる。52週高値1244円からは21%下落、52週安値813円からは20.9%上昇し、ヴォラティリティの高いレンジ相場が続く。直近1カ月で0.8%下落と方向感に欠けるが、8月に入ると970円前後でサポートされている。出来高は7月29日に38.8万株と膨らんだが、8月に入ると15万株前後に減少。RSIは46.81と中立よりやや弱気で、上値の重さが意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER18.28倍は同業界平均13.53倍を上回りますが、予想PER12.6倍を考慮すると妥当圏内です。PBR0.66倍は平均0.68倍とほぼ同水準。ROE3.8%は低めですが、配当利回り1.42%は平均3.1%を下回ります。直近の営業利益は改善傾向にあり、2026/3期は増益見込み。割安感はあるものの配当利回りの低さが目立ち、バリュエーションはほぼ妥当と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.9倍13.4倍
PER (予想)12.4倍
PBR0.65倍0.67倍
ROE3.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

原材料パルプ価格の変動と、国内市場の成熟化が主なテーマ。強気派は、トップブランドの価格決定力とパルプ価格下落による利益改善を期待する。また、構造改革の進展により収益が改善傾向にあるとみる。弱気派は、少子高齢化による紙需要の長期的な減少と、価格競争の激化で増益余地が限られるとする。為替や原料動向とともに、業務用や衛材の拡販が焦点。

プラスに働く材料7
  • パルプ価格下落が追い風

    原料コストが低下し、収益改善が期待できる。直近の業績も改善。

  • ブランド力と価格決定力

    トップブランドとして値上げが通りやすく、コスト転嫁が可能。

  • 構造改革で収益体質強化

    2026年3月期予想で営業利益率3.6%と改善、計画的な改革効果が表れている。

  • 2026年3月期営業利益240億円、前期比約1.4倍通年影響

    営業利益は98億円から240億円に増加。増益額は142億円で収益改善が顕著。

  • 最終損益が黒字転換決算発表後影響

    純利益は89億円と前期の112億円赤字から黒字化。過去の特損一巡。

  • 予想PER12.6倍と割安感決算発表後影響

    実績PER18.28倍から予想PER12.6倍へ低下。時価総額1661億円で割安。

  • PBR0.66倍で純資産下回る継続影響

    PBR0.66倍、純資産約2506億円に対し時価総額1661億円。下値に厚み。

マイナスに働く材料7
  • 市場の縮小

    人口減少で紙類の需要は減少傾向にあり、長期的な成長が見込みにくい。

  • 競争激化

    同業との価格競争が激しく、シェア維持にはコスト削減が必要。

  • 利益率の低さ

    営業利益率3.6%と他業種と比べ低く、収益力は限定的。

  • 売上高3期連続減収継続影響

    売上高は6717億円→6689億円→6668億円と微減。紙需要の縮小が続く。

  • 営業マージン3.6%と低収益通年影響

    2026年3月期の営業マージン3.6%。増益でも収益率は一桁台で構造的に低い。

  • ROE3.8%と資本効率が低い継続影響

    ROE3.8%と低く、PBR1倍割れの原因。資本コストを意識した経営が課題。

  • 配当利回り1.42%と還元が限定的次回株主総会影響

    配当利回り1.42%と低位。業績改善に見合う株主還元がなければ見直しは限定的。

次の決算で確かめる点
国内家庭紙出荷量
需要動向を把握し、市場縮小の影響を測る。
パルプ価格
原料費の最大変動要因であり、利益率を左右する。
商品値上げの定着
価格転嫁ができているか、売上高と利益率で確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり14で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.45%。

年間配当
¥14
1株あたり
配当利回り
1.45%
いまの株価に対して
配当性向
51.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1121.4
2018年3月110.026.7
2019年3月110.0
2020年3月1428.622.2
2021年3月1614.824.4
2022年3月2241.95.9
2023年3月16−27.3
2024年3月160.051.9
2025年3月14−12.5
2026年3月140.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥14

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ69,489人。区分でいちばん多いのは事業法人43.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が66.5%を占め、残る33.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人50.851.450.149.950.843.7
金融機関30.931.127.425.622.922.8
個人・その他6.26.59.39.313.020.8
外国法人10.810.311.414.312.712.0
自己株式0.80.80.80.80.88.1
証券会社1.30.71.71.00.60.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01北越コーポレーション株式会社18.10
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.19
03大王海運株式会社6.60
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.32
05株式会社伊予銀行4.18
06株式会社愛媛銀行4.09
07愛媛製紙株式会社3.15
08カミ商事株式会社2.78
09兵庫製紙株式会社1.88
10兵庫パルプ工業株式会社1.63

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-22
    大王海運株式会社
    新規の大量保有報告
    6.60%
    +0.98pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−58%、1株純資産は14期で+79%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月12782116.84.6
2014年3月528756.124.024.0
2015年3月931,06010.011.013.3
2016年3月1001,1199.29.512.4
2017年3月831,2117.117.121.4
2018年3月271,2222.255.026.7
2019年3月321,2372.642.8
2020年3月1281,32010.011.422.2
2021年3月1391,44010.113.724.4
2022年3月1431,5629.511.15.9
2023年3月−2091,415−14.0
2024年3月271,4891.942.951.9
2025年3月−671,422−4.6
2026年3月541,4713.819.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額375百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
若林賴房代表取締役 社長執行役員6516,300
山﨑浩史代表取締役 副社長執行役員 コーポレート部門 総務・人財本部管掌 兼 資源購買本部管掌 兼 リスク・コンプライアンス管掌 兼 コーポレート部門 サステナビリティ 推進本部長6411,300
石田厚取締役 常務執行役員 大王パッケージ株式会社 代表取締役会長598,900
藤田浩幸取締役 常務執行役員 ホーム&パーソナルケア国内事業部長 兼 ホーム&パーソナルケア海外事業部長616,500
棚橋敏勝取締役 常務執行役員 生産部門管掌598,800
品川舟平取締役 常務執行役員 コーポレート部門 経営管理本部管掌 兼 IT企画本部管掌 兼 経営企画本部長569,800
織田直祐取締役(注1)73
堀江誠取締役(注1)67
政井貴子取締役(注1)61
岩田義浩取締役(注1)65
田中幸広取締役 常勤監査等委員6923,400
木村洋介取締役 常勤監査等委員657,400
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
武井洋一取締役 監査等委員(注1)65
岡田恭子取締役 監査等委員(注1)67
野口昌邦取締役 監査等委員(注1)59
藤井喜継取締役 常務執行役員 紙・板紙事業部長 兼 コーポレート部門 グローバルロジスティクス本部管掌596,200

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6175592926544
社外取締役8767610
取締役(社内)2303015
監査役1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,137字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社31社及び関連会社1社によって構成され、その主な事業内容と、主要な会社の当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりです。 なお、以下に示す区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。 また、当連結会計年度より紙・板紙事業の組織変更を実施し経営管理区分を変更したことに伴い、従来「その他」に含めていた事業の一部を「紙・板紙」セグメントに移管しています。 (1)紙・板紙事業 新聞用紙、印刷用紙、包装用紙、板紙、段ボール、パルプ等の製造販売を行っています。 新聞用紙は、当社及びいわき大王製紙株式会社(以下、「いわき大王製紙」という。)が製造し、当社及び株式会社EBS(以下、「EBS」という。)が販売を行っています。 印刷用紙は、主に当社が製造し、当社及びEBSが販売を行っており、一部については印刷加工物としてダイオーミウラ株式会社が販売を行っています。 包装用紙は、当社が製造し、当社及びEBSが販売を行っています。 板紙は、主に当社、いわき大王製紙、大津板紙株式会社及びダイオーペーパーテクノ株式会社が製造し、当社及びEBSが販売を行っており、一部については段ボールとして大王パッケージ株式会社等が販売を行っています。 (2)ホーム&パーソナルケア事業 衛生用紙、紙おむつ、フェミニンケア用品、ウエットワイプ、ペット用品等の製造販売を行っています。 衛生用紙は、主に当社、エリエールペーパー株式会社及びダイオーペーパープロダクツ株式会社が製造し、当社及びEBSが販売を行っています。 紙おむつ、フェミニンケア用品等は、主にエリエールプロダクト株式会社が製造し、当社及びEBSが販売を行っています。 海外については、大王(南通)生活用品有限公司は主に中国市場向けに紙おむつ及びフェミニンケア用品等の仕入、製造、販売を行っており、サンテルS.A.は主にブラジル市場向けに衛生用紙及び紙おむつ等の製造販売を行っています。 (3)その他 フォレスタル・アンチレLTDA.及びオレゴンチップターミナルINCが行っている植林・木材販売事業、ダイオーエンジニアリング株式会社が行っているエンジニアリング事業、ダイオーロジスティクス株式会社が行っている物流事業等を含んでいます。 当社グループの事業系統図は、以下のとおりです。 ※ 持分法適用関連会社 (注)EBS、エリエールペーパーテクノロジー東海、ダイオーペーパープロダクツ、ダイオーペーパーテクノ、大日製紙は、紙・板紙事業及びホーム&パーソナルケア事業の両事業を行っています。
経営方針・対処すべき課題4,658字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 私たちは、経営理念である「世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ」を実現するため、「誠意と熱意を持つ者が事を成す」という創業の精神を胸に、衛生・人生・再生の「3つの生きる」を成し遂げます。この「3つの生きる」は経営理念の4つの柱「ものづくりへのこだわり」「地域社会とのきずな」「安全で働きがいのある企業風土」「地球環境への貢献」を通じて展開しています。 <大王グループのパーパス> 「誠意と熱意」をもって、「3つの生きる」を成し遂げ、「やさしい未来」を実現する。これが私たちの存在意義です。すなわち経営理念「世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ」そのものです。 <大王グループのビジョン:3つの生きる> 衛生:人々の健康を守る 人生:人生の質を向上させる 再生:地球を再生する <経営理念4つの柱> 1.ものづくりへのこだわり(Dedicated) 現場・現物・現実に基づいた新たな商品と付加価値の創造・提供を通じて、国際社会から信頼される企業グループであり続けます。 2.地域社会とのきずな(Attentive) 各国・各地域の発展に寄与するために、「良き企業市民」として高い倫理観を持って地域社会との調和ある成長を目指します。 3.安全で働きがいのある企業風土(Integrated) 持続的な企業価値の向上を図るために、安全で働きがいのある企業風土づくりに取り組み、社員相互の信頼関係に基づいた一体運営を推進します。 4.地球環境への貢献(Organic) 地球環境と調和したグローバルな事業展開を通じて環境問題に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現を目指します。 <大王グループのマテリアリティ> 大王グループでは、ステークホルダーの関心ごとと、当社グループにおいて今対応しなければ、近い将来企業価値に影響を与えるという視点から、リスクと機会(対応)を抽出するとともに、将来のありたい姿からやるべき事項を抽出し、現時点では何が重要かを取締役会などで議論し、10のマテリアリティ(重要課題)を特定しています。 (2)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2024年度より3カ年計画の第5次中期事業計画「Reframe ~基盤の強化~」をスタートさせるとともに、第8次中期事業計画が終了する2035年度には、マテリアリティに基づいた4つの変革を目標に掲げた長期ビジョン「Daio Group Transformation 2035」を策定しています。 外部環境が目まぐるしく変化する中、経営陣と社員が常に目標を共有し、一丸となって取り組むことが持続的な企業価値向上の第一歩になると考え、長期ビジョンで掲げた4つのテーマ「活動領域と発想の基準を日本中心からグローバル視点へとシフトする『エリアの変革』」「大きく変化する環境に対応する力、新しい商品やサービスを生み出す研究開発力・マーケティング力を当社の強みとする『強みの変革』」「石炭依存を脱却し、地域共生型の廃棄物燃料や木質燃料を活用して、化石由来のCO₂排出量の削減を目指す『エネルギーの変革』」「これら3つの変革の基礎となる人財や企業文化の変革による『価値創造の源泉強化』」に焦点を当て、事業ポートフォリオの変革に取り組んでいます。 長期ビジョンの達成に向け、第5次中期事業計画ではさらなるステップアップに向けた力を蓄える期間とし、これまで進めてきた人財・財務基盤の強化に加え、収益構造そのものを変革する取り組みに注力しています。 第5次中期事業計画の2年目である2025年度は、大きな課題であったホーム&パーソナルケア海外事業の構造改革を断行するため、「海外事業グランドデザイン」を策定し、トルコ事業からの撤退と、中国の工場・設備の一部売却に取り組みました。また、いわき大王製紙では、2022年より停止していたバイオマスボイラーを再稼働させたことにより、バイオマス燃料による自家発電100%の工場とし、環境負荷低減および重油使用量の削減による収益改善に貢献しました。ホーム&パーソナルケア国内事業については、2025年11月に設備を増強し、需要の伸長に対して供給が不足していた長尺トイレットペーパーの増産・拡販を行いました。これらの施策は、それぞれの事業の再構築、環境対応と収益性向上、成長分野への選択的投資という異なる位置付けを持ちながらも、第5次中期事業計画における「収益力の再構築」という共通の狙いのもとで実行されました。これらの状況を踏まえ、第5次中期事業計画の最終年度である2026年度は、各セグメントにおいて以下の3点に取り組みます。 ① ホーム&パーソナルケア海外事業の構造改革 不採算事業の整理に加え、徹底的な固定費削減によりキャッシュ・フローの改善を進め、事業全体での黒字化の実現に向けた収益構造の確立を目指します。さらに、全地域で一律に事業拡大を志向するのではなく、地域別に収益性・投資回収・ROICの観点から事業性を精査し、選択と集中を徹底することで、事業ポートフォリオの健全化を進めます。 ② ホーム&パーソナルケア国内事業の収益拡大 価格改定に加え、リニューアルを軸とした付加価値商品の販売強化や新規領域への商品発売を通じて他社との差別化を図り、ブランド力を活かした収益基盤の安定化に取り組みます。 ③ 紙・板紙事業の収益安定化と新規事業投資 需要が減少し、原燃料価格が高止まりする中でも価格改定を着実に実行し、売上高の拡大よりも安定的な利益創出を重視した事業運営を行います。加えて、2025年度に営業運転を開始したセルロースナノファイバー複合樹脂の商用プラントを安定稼働させるとともに、バイオリファイナリー等の新素材事業の開拓と投資を継続し、国内洋紙需要減退を補完できる体制を構築します。 (3)会社の対処すべき課題 当社グループは、長期ビジョン「Daio Group Transformation 2035」のもと、持続的な成長と企業価値の向上を実現すべく、以下の重点課題に継続的に取り組んでいます。 ① ホーム&パーソナルケア海外事業:事業構造改革の断行と事業ポートフォリオの再構築 ホーム&パーソナルケア海外事業では、地政学リスクや市場変動への対応遅れなどを踏まえ、海外事業のグランドデザインに基づき、早急な構造改革を進めています。中国や東南アジアの一部地域では、需要が縮小し競争が激化しているベビーケアから、ブランド力や商品開発力を活かしたフェミニンケアへと軸足を移しています。また、南米地域では販売エリアの見極めと販促強化を進め、パルプ一貫メーカーなどに対抗する施策を実行するなど、地域別に事業継続性や投資妥当性を見極め、経営資源の最適配分を行います。 ② ホーム&パーソナルケア国内事業:収益力とブランド強化 少子高齢化による市場縮小が見込まれる中、「エリエール」ブランドを中心に商品ラインナップの最適化や市場トレンドに合わせた供給体制を構築することで、市場シェアの維持・拡大を目指します。さらに、衛生用紙市場をけん引するメーカーとして適切な市場環境を作り上げ、安定的な収益基盤の構築を図ります。 ③ 紙・板紙事業:収益基盤の安定化とパッケージ分野へのシフト 国内市場の需要構造が大きく変化する中、紙・板紙事業においては売上高拡大から安定収益の確保へと方針転換を図っています。段ボールなど加工度の高い最終製品や、脱プラスチック・減プラスチックに貢献可能なパッケージ分野の強化、北越コーポレーション株式会社との戦略的業務提携を通じたコスト構造改革などを推進します。 ④ 環境対応:カーボンニュートラルに向けたエネルギー転換 2050年度カーボンニュートラルの実現に向け、2030年度までに化石由来CO₂排出量を2013年度比46%削減するという目標を掲げています。バイオマスボイラーの導入、省エネルギー設備の導入、生産品種の見直し、石炭ゼロ化の推進などの取り組みを進め、ロードマップに基づいた施策を着実に実行します。 ⑤ 新規事業:新素材領域の事業育成 中長期的な成長基盤の構築に向け、事業ポートフォリオ変革の一つとして、セルロースナノファイバーやバイオリファイナリー領域の事業化を推進しています。木質資源が持つ可能性を最大限に活かし、当社の基幹工場である三島工場の強みを活用することで、将来にわたる当社の成長の柱へと育てます。 ⑥ 人財・ガバナンス:将来成長・変革を支える基盤の強化 当社グループは、人財こそ価値創造の源泉であるとの認識のもと、グローバル人財の育成、多様性を尊重する企業文化の醸成、挑戦を後押しする組織風土の育成、キャリア制度や評価制度の見直しなどを通じた人的資本の戦略的活用を進めています。また、第5次中期事業計画では、経営基盤の再構築を最優先課題と位置づけ、経営会議を基軸とした、意思決定および進捗管理機能の強化を通じて、戦略の実行と進捗のモニタリングを徹底する体制の構築に取り組んでいます。 当社は以上の課題への対応を通じて、長期的な企業価値の向上と持続可能な社会の実現に貢献します。 (業績計画) 第5次中計 (2026年度計画)   2026年度計画 (最新値)   (参考)長期ビジョン 2035年度目標 売上高   7,400   億円   6,800   億円   1兆2,000   億円 営業利益 (営業利益率)   300 (4.1   億円 %)   240 (3.5   億円 %)   1,200 (10.0   億円 %) 経常利益   210   億円   170   億円   - ネットD/Eレシオ   1.2   倍   1.3   倍   - 為替レート   150.0   円/米ドル   155.0   円/米ドル   - (事業別計画) 第5次中計 (2026年度計画)   2026年度計画 (最新値) 売上高 (億円)   営業利益 (億円)   営業利益率   売上高 (億円)   営業利益 (億円)   営業利益率 紙・板紙事業   3,500   100   2.9%   3,500   95   2.7% ホーム&パーソナルケア事業   3,600   185   5.1%   3,150   135   4.3% (内訳)国内事業   2,300   145   6.3%   2,200   135   6.1% 海外事業   1,300   40   3.1%   950   0   - その他事業 (調整額を含む)   300   15   5.0%   150   10   6.7% 合 計   7,400   300   4.1%   6,800   240   3.5% 第5次中計(2026年度計画)は2024年5月15日に公表し、2026年度計画(最新値)は足元の事業環境を考慮し2026年5月15日に公表したものです。
事業等のリスク4,502字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書等に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重大な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものです。 また、リスク管理の体制については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等(1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載しています。 (1)需要・市況変動による影響 当社グループは、紙・板紙事業、ホーム&パーソナルケア事業及びその他の事業を行っていますが、主力製品である紙・板紙製品及び家庭紙商品の大幅な需要減少、製品市況の著しい下落により販売数量・販売金額の減少が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 紙・板紙事業においては、品種毎の需要変動や市況変動に対し、基幹工場である三島工場・可児工場及び生産子会社にて柔軟な生産品種のシフトを行うといった生産体制の整備・見直しを実施しています。 また、ホーム&パーソナルケア事業においては、特定の商品カテゴリーにおける需要変動又は市況下落が全体に及ぼす影響を極小化できるよう、衛生用紙から吸収体商品まで幅広い商品ラインナップを持ち、それらを複合的に組み合わせた営業戦略を遂行するとともに、お客様の生活満足度を向上させる商品を提供することを通じて、市況の変動に負けない強い営業スタイルを確立しています。 (2)原燃料価格変動、及び為替相場の変動による影響 当社グループは木材チップ・古紙・薬品・重油・石炭等の原燃料を国内及び海外から購入しており、原燃料価格の変動に加え、外貨建てで取引されている原燃料の調達に関しては為替相場の変動も当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、中東情勢の緊迫化については、2025年度への影響は少ないものの、原材料価格の高止まり及び輸送コストへの影響は今後大きくなると予想されます。 為替相場変動については、海外への紙・板紙製品及び家庭紙商品の輸出販売や在外子会社での販売活動にも影響を与える可能性があります。なお、当社グループでは為替相場変動による経営成績への影響を軽減する目的で、一部の取引に為替予約を利用したリスクヘッジを実施しています。また、原燃料価格変動に対する取引先を含めた体制強化や調達先の多角化、情報交換の活発化の重要性を踏まえ、「SDGs調達」を推進することで、取引先と一体となってCSRやSDGsに配慮しつつ、公平・公正な取引の実現、品質・技術力の向上、事業継続計画(BCP)の策定による安定供給体制の確保を図っています。 (3)海外事業による影響 当社グループは成長戦略の一つとして、ホーム&パーソナルケア海外事業部が中心となって中国、韓国、東南アジア諸国、ブラジル等での事業展開に取り組んでいますが、海外における事業展開には為替相場の変動や現地政府による規制、外交関係や国民感情の悪化、政治不安等による経済環境の変化等が発生するリスクがあります。また、現下の中東情勢を受けて原材料の調達不安や原燃料等の価格上昇が発生するリスクがあり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し当社グループでは、グループ各社や日本の担当部署が収集した最新情報を関係者間で共有し、適切に対応することで、リスクの最小化を図っています。 (4)自然災害及び感染症等による影響 当社グループの生産・物流拠点、仕入先等が所在する地域において地震、台風等の自然災害が発生した場合には、生産設備の破損、操業の中断や遅延、物流機能の停止に加え、サプライチェーンの寸断、電力・通信等のインフラ停止、人員不足等が生じ、原材料・製品・商品の滅失や供給停滞、復旧費用の発生等を通じて、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、感染症等の拡大が発生した場合には、世界的な景気の悪化による需要減少に加え、工場稼働の制約、人員確保の困難化、物流停滞、原材料価格の高騰及び調達難等の供給面への影響が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、当社グループでは、災害発生時の被害の極小化及び事業の早期復旧を図るべく、グループ横断的なBCM(事業継続マネジメント)体制の整備を進めており、重要業務の特定、事業継続計画(BCP)の策定・見直し、定期的な訓練の実施等により、その実効性の向上に取り組んでいます。 (5)法的規制・訴訟による影響 ① 法的規制に関するリスク 当社グループは、環境規制、知的財産権、製品及び原材料の品質・安全性、商品の表示に関する法令や競争法、労働法令等、国内外の様々な法規制の適用を受けて事業を行っています。 当社グループでは、在外子会社を含むグループ全体に対して「大王グループ行動規範」の周知・教育を行うなど、コンプライアンスの強化に取り組んでいますが、これらの法規制を遵守できなかった場合、又は法規制の変更・改正への対応が適切に行われなかった場合には、当社グループの事業の継続性、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、当該リスクの低減に向け、リスクの識別及び評価を行うとともに、その重要性に応じた対応策を講じることにより、リスクの顕在化の未然防止及び法規制の遵守に努めています。 ② 訴訟に関するリスク 当社グループは、事業活動に関連して、製造物責任、知的財産権、契約関係その他に関する各種の訴訟等に巻き込まれるおそれがあり、その結果によっては、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、訴訟等やレピュテーションに悪影響を及ぼす事象が発生した場合には、弁護士事務所と連携した対応体制を整備し、迅速な対応を行うとともに、法令等に基づき必要な情報開示を行うなど、当社グループのレピュテーションの維持に努めています。 (6)情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、サイバー攻撃による事業停止や情報漏洩を重要なリスクと認識しています。このため、ファイアウォールによる不正通信の遮断やAI機械学習等の最新のウィルス対策ソフトの導入、不正アクセスの監視、メールフィルタリング、セキュリティパッチの適用、セキュリティ診断等を実施しており、復旧計画に基づく定期的なシステム復旧訓練も行っています。 情報漏洩防止に関しては、最新のウィルス対策の導入やクラウドサービスの利用により特に強化を図っています。教育面では、標的型攻撃メール訓練を毎年実施するとともに、「ITセキュリティ管理規則」を制定し、外部デバイスの使用禁止等のセキュリティ対策を社員に徹底しています。また、社内におけるAIの利用についても、会社が使用を許可したツールに限定するとともに、AIが入力情報を学習・外部公開しない設定の下で利用することを徹底しています。加えて、個人情報や機密情報をAIへ入力することを禁止する等、AIの適正利用に関する社内ルールを定め、全社員へ周知・徹底を図っています。 (7)人財確保のリスク 当社グループは、持続的な成長および中長期的な企業価値の向上を実現するため、事業構造転換の推進や成長分野への取組みを進めており、これらを支える人財の確保および育成を重要な経営課題の一つとして位置付けています。 しかしながら、少子高齢化の進行や労働市場における人財獲得競争の激化により、当社グループが必要とする人財、特に専門的な知識や高度な技術を有する人財の確保が、計画どおりに進まない可能性があります。このため当社グループでは、新卒・経験者採用の強化や多様な採用チャネルの活用等を通じて、人財の安定的な確保に取り組んでいます。 また、事業環境の変化や事業構造の転換に伴い、当社グループにおいて求められる人財像やスキルが変化する中で、既存人財の育成や適正な配置が十分に進まない場合、事業運営の円滑な遂行や競争力の維持に影響を及ぼすおそれがあります。これに対し、当社グループでは、教育・研修制度の充実や人財育成施策の強化を図るとともに、適材適所の配置を推進しています。 さらに、人件費の上昇や働き方、処遇に対する社会的要請の多様化に適切に対応できない場合には、人財の定着が進まず、安定的な人財基盤の維持が困難となる可能性があります。このため、働き方改革の推進や処遇制度の見直し等を通じて、働きがいのある職場環境の整備に努めています。 (8)金利変動による影響 当社グループは有利子負債の削減に取り組んでいますが、大幅な金利の上昇が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループでは金利変動による経営成績への影響を軽減するため、主として固定金利の長期借入にて資金調達を行うことにより、短期的な金利上昇リスクへの対応を図っています。 (9)財務制限条項の付された金銭消費貸借契約による影響 当社グループが金融機関との間で締結している金銭消費貸借契約の一部には、各年度の決算期の末日における連結貸借対照表の純資産の部の金額や、各年度の決算期における連結損益計算書の経常損益等を基準とした財務制限条項が付されており、これに抵触した場合には借入金の返済を求められ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)投資有価証券の価格変動による影響 市場価格のない株式等以外のその他有価証券は決算日の市場価格等に基づく時価法により評価するため、決算日の株価によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループでは政策保有株式の縮減を進めており、保有株式を削減することで価格変動による影響も総額として縮小させていく方針です。 (11)固定資産の減損会計による影響 当社グループは、有形固定資産やのれん等の固定資産を保有していますが、これらの資産については減損会計が適用されており、当該資産から得られる将来キャッシュ・フロー又は当該資産の正味売却価額の何れか高い方の金額によって資産の帳簿価額の回収可能性を検証し、減損処理が必要な資産については適切に処理を行っています。しかし、経営環境の著しい悪化により事業の収益性が低下した場合や市場価格が著しく下落した場合等には、固定資産の減損会計の適用による減損損失が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)気候変動に関するリスク 気候変動に関するリスク内容、対応策については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)気候変動への対応」に記載のとおりです。
経営成績の分析 (MD&A)6,134字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営成績の状況 当連結会計年度の連結業績について、売上高はホーム&パーソナルケア海外事業における構造改革の影響等により前期並みとなりましたが、営業利益・経常利益は上記構造改革による固定費の削減に加え、ホーム&パーソナルケア国内事業におけるソフトパックティシューや長尺トイレットペーパーをはじめとする付加価値商品の伸長や価格改定の浸透、及びいわき大王製紙のボイラー再稼働による紙・板紙事業におけるエネルギーコスト改善等により大幅な増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、上記に加え、特別損失に計上した事業構造改善費用及び減損損失が前期と比べて減少したこと等により、前期から大幅な増益となりました。 当連結会計年度の連結業績は、以下のとおりです。 ① 売上高 売上高は、ホーム&パーソナルケア国内事業において付加価値商品の販売伸長に加え、ファミリーケア及びヘルスケア分野を中心に価格改定が浸透したことで増収となった一方で、ホーム&パーソナルケア海外事業における構造改革の影響及び紙・板紙事業の国内需要の減退等により減収となり、前連結会計年度に比べ2,141百万円減少(前期比 0.3%減)し、666,770百万円となりました。 ② 営業利益 営業利益は、古紙や薬品単価が高止まりしているものの石炭価格でのメリットに加えて、いわき大王製紙株式会社のボイラー再稼働によるエネルギーコストの改善等により、前連結会計年度に比べ14,224百万円増加(前期比 145.0%増)し、24,032百万円となりました。 ③ 経常利益 経常利益は、営業利益の増益に加え、為替差益を計上したこと等により、前連結会計年度に比べ16,808百万円増加(前期比 371.0%増)し、21,339百万円となりました。 ④ 特別損益 特別利益は、主に受取保険金の増加及び事業構造改善引当金戻入益の計上により、前連結会計年度に比べ2,167百万円増加し、9,699百万円となりました。特別損失は、関係会社持分譲渡損失引当金繰入額を計上したものの、主に減損損失及び事業構造改善費用の減少により、前連結会計年度に比べ4,322百万円減少し、9,717百万円となりました。 ⑤ 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ20,084百万円増加(前期は親会社株主に帰属する当期純損失△11,197百万円)し、8,886百万円となりました。 この結果、1株当たり当期純利益は53円73銭となりました(前連結会計年度の1株当たり当期純損失△67円29銭)。 当連結会計年度のセグメントの状況は、次のとおりです。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しています。 ① 紙・板紙 売上高   350,283百万円   (前期比 1.1%減) セグメント利益   14,073百万円   (前期比  56.7%増) 紙・板紙事業において、新聞用紙は新聞の発行部数及び頁数の減少に伴い需要減退が続いていますが、競争環境の変化に伴う増販により販売数量・売上高ともに前期を上回りました。 洋紙は価格改定の浸透により販売単価は上昇したものの、デジタル化の加速によりチラシ・パンフレット用途を中心とした需要減退が継続しており、販売数量・売上高ともに前期を下回りました。 包装・機能材は紙袋有料化等により需要減退が進むなか、EC市場で使用される配送用包装製品や環境配慮型製品の需要が堅調に推移したものの、中国向け輸出販売は減少したことで、販売数量は前期を下回り、売上高は前期並みとなりました。 板紙・段ボールは物価高の進行による買い控え等、個人消費が低調に推移しており、国内段ボール需要は力強さを欠く状況が続いていますが、中国及び東南アジア向け輸出販売が増加したことから、販売数量は前期並みとなり、売上高は前期を上回りました。 これらの結果、紙・板紙事業では、売上高は前期を下回りましたが、セグメント利益は前期を大幅に上回りました。 <主要品種別販売数量・金額増減要因> 品種   数量   金額   動向 新聞用紙   +   +   競争環境の変化に伴う販売増加、 発行部数及び頁数減少に伴う需要減退 洋紙   -   -   価格改定の浸透による販売単価アップ、 デジタル化の加速による需要減退 包装・機能材   -   →   EC市場向け・環境配慮型製品の販売伸長、 包装用紙の輸出販売の減少 板紙・段ボール   →   +   国内段ボール需要が弱含みで推移 輸出販売の増加 ② ホーム&パーソナルケア 売上高   298,857百万円   (前期比 1.2%増) セグメント利益   8,077百万円   (前期はセグメント損失△1,367百万円) ホーム&パーソナルケア事業において国内事業では、衛生用紙は、物流費や人件費の高騰を背景にした価格改定が浸透し、需要が伸長するソフトパックティシュー、長尺トイレットペーパー等の付加価値商品の販売が堅調に推移したことにより販売数量・売上高ともに前期を上回りました。紙加工品については、大人用紙おむつは夜間の介護負担低減を目指した夜用商品や産学連携商品等の付加価値商品の販売が伸長したことに加え、価格改定が浸透したことで売上高は前期を上回りました。ベビーケアはパンツタイプの価格改定に取り組み販売単価は上昇しましたが、少子化の影響もあり販売数量・売上高ともに前期を下回りました。フェミニンケアは肌ケアタイプナプキンの販売減少により販売数量は前期を下回ったものの、ショーツタイプナプキン、スリムナプキン、吸水ケア新商品等の付加価値商品の販売伸長、価格改定の浸透により、売上高は前期並みとなりました。ペットケアは新商品のシステムトイレ用猫砂・シートの販売が好調に推移したことに加え、導入店舗の拡大、ユーザー数の増加により販売数量・売上高ともに前期を上回りました。この結果、国内事業の売上高は前期を上回りました。 海外事業は重点施策である構造改革を推進したことで収益性が改善しました。一方、構造改革に伴うトルコ子会社の売却や、中国でのベビー用紙おむつの不採算取引の見直しによる減販等の影響で販売金額は前期を下回りました。エリア別では、中国ではフェミニンケアは配荷店舗の拡大と重点販売先での売場獲得・プロモーションの強化により販売が伸長し、ベビーケアは下期より販売を開始した現地ニーズにマッチしたSAPシート仕様の新商品の配荷拡大に取り組みました。また構造改革推進による固定費の削減が収益性向上に寄与しました。ブラジルでは、上期は流通在庫の適正化の影響で販売数量が減少しましたが、下期はエリア別・販売チャネル別戦略に基づいた営業活動の推進と販促費用の効率化により、主力の衛生用紙を中心に販売が回復しました。タイにおいては、ベビー用紙おむつは少子化による需要の急激な減少と競争激化が進む中、プレミアム品の販売構成を引き上げる取組みを進めたことで販売数量は減少しましたが収益性は改善し、事業の柱であるフェミニンケアは付加価値商品を中心に販売が順調に伸長しました。 これらの結果、ホーム&パーソナルケア事業では、売上高は前期を上回り、セグメント利益は黒字転換しました。 <主要品種別販売数量・金額増減要因(国内)> 品種   数量   金額   動向 ファミリーケア (衛生用紙)   +   +   ソフトパックティシュー、長尺トイレットペーパー等の付加価値商品 の販売伸長、価格改定の浸透 ヘルスケア   →   +   夜間の介護負担低減を目指した夜用商品、産学連携商品等の付加価値商品の販売伸長、価格改定の浸透 フェミニンケア   -   →   ショーツタイプナプキン、吸水ケア新商品等の付加価値商品の販売伸長、肌ケアタイプナプキンの販売減少、価格改定の浸透 ベビーケア   -   -   価格改定による販売数量減少及び販売単価アップ、 少子化による需要減退 ハウスホールドケア (ウエットワイプ)   -   -   衛生関連商品の需要減退により、対人・対物ウエット商品ともに 販売が減少 ペットケア   +   +   システムトイレ用猫砂・シートの販売が好調、 導入店舗拡大及びユーザー数の増加による販売伸長 ③ その他 売上高   17,629百万円   (前期比 9.8%減) セグメント利益   1,809百万円   (前期比  15.0%減) 主に木材事業、機械事業及び物流事業であり、木材事業における海外での木材チップの販売減少等により、売上高及びセグメント利益ともに前期を下回りました。 (2)財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産は、現金及び預金の減少や有形固定資産の償却等により、前連結会計年度末に比べ32,135百万円減少し、853,930百万円となりました。 負債は長期借入金の減少等により、前連結会計年度末に比べ25,180百万円減少し、611,172百万円となりました。 純資産は利益剰余金の増加があるものの、自己株式の取得による純資産の減少等により、前連結会計年度末に比べ6,955百万円減少し、242,757百万円となりました。 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.1ポイント低下し、26.6%となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して17,134百万円減少し、95,737百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は、57,304百万円(前連結会計年度比12,655百万円の獲得の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益21,321百万円、減価償却費43,230百万円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は、44,921百万円(前連結会計年度比24,019百万円の支出の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出22,665百万円、投資有価証券の取得による支出26,616百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金は、32,095百万円(前連結会計年度比3,390百万円の支出の減少)となりました。これは主に、長期借入れによる収入53,600百万円、長期借入金の返済による支出82,542百万円によるものです。 (4)資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金源泉を安定的に確保することを基本方針としています。 事業活動における資金需要の主なものは、運転資金需要と投資資金需要です。運転資金需要のうち主なものは、生産・販売活動における原材料及び商品仕入、製造費や販売費及び一般管理費等の営業費用です。投資資金需要の主なものは、事業戦略の遂行に必要な投資や品質改善・安全・環境のために必要な設備投資等です。 運転資金につきましては主にコマーシャル・ペーパー及び金融機関からの短期借入金で調達し、投資資金につきましては主に長期社債及び金融機関からの長期借入金により調達しています。また、今後の資金需要や金利動向等の調達環境、既存借入金や長期社債の償還時期等を総合的に考慮し、調達額及び調達手段等を適宜判断して実施することとしています。 なお、当社は国内子会社との間で導入しているキャッシュマネジメント・システムの一層の機能充実による資金効率化により、成長投資を進めながらも財務規律の維持に努めています。 (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表及び財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しています。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しています。 (6)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 紙・板紙   321,623   100.7 ホーム&パーソナルケア   218,140   96.4 報告セグメント計   539,763   98.9 その他   31,754   100.7 合計   571,518   99.0 (注)1.金額は製造原価によっています。 2.当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しており、前期比は変更後のセグメント区分に組み替えた数値に基づき算出しています。 (7)受注実績 紙・板紙事業及びホーム&パーソナルケア事業の製品については、需要を予測して見込生産を行っており、特に受注生産は行っていません。 (8)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 紙・板紙   350,283   98.9 ホーム&パーソナルケア   298,857   101.2 報告セグメント計   649,141   100.0 その他   17,629   90.2 合計   666,770   99.7 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しています。 なお、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がないため、「相手先別の販売実績」は記載していません。 2.当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しており、前期比は変更後のセグメント区分に組み替えた数値に基づき算出しています。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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