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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

カメイ

KAMEI CORPORATION8037 · Prime · 卸売業

東北地盤の複合商社。エネルギー(ガソリン・LPガス)から食料・建設・自動車・ペット・調剤薬局まで多角化。

概要

カメイ株式会社は、1903年に宮城県塩釜で創業した総合商社である。仙台市に本社を置き、エネルギー(石油・LPガス・都市ガス)、食料、建設関連、自動車販売、海外貿易など多岐にわたる事業を展開する。連結従業員数5,015名、2026年3月期の売上高は5,831億円、営業利益170億円、純利益119億円を見込む。東京証券取引所プライム市場に上場しており、東北地方を地盤に全国・海外へ事業を広げている。

エネルギー事業が売上の半分近くを占める収益構造

カメイの最大セグメントはエネルギー事業であり、2026年3月期の売上高2,796億円(全社の約48%)、営業利益74億円を計上する。ENEOSの特約店としてガソリン・灯油・軽油・重油・LPガスを販売するほか、太陽光発電やLEDなどの環境商材も扱う。子会社の東北ガスが都市ガスを供給し、株式会社パシフィックが空港向けジェット燃料を販売する。同事業は安定した収益基盤を提供するが、化石燃料から再生可能エネルギーへのシフトに対応し、バイオディーゼル燃料「サステオ」やカーボンオフセットLPガスの販売を強化している。

食料・建設・自動車の3事業で国内需要を取り込む

食料事業は米穀類、牛タン等の畜産品、ビール・ワイン・清酒を扱い、子会社がスーパーマーケットを運営する。2026年3月期の売上高は391億円。建設関連事業ではキッチン・ユニットバスなどの住宅設備機器や鋼材の販売、建設工事・リフォームを手掛け、売上高は483億円。自動車関連事業は仙台トヨペットと山形トヨペットによるトヨタ車販売、カメイオートによるボルボ・ジャガー・ランドローバーの輸入車販売、レンタカー・リース事業を含み、売上高は802億円と3事業中最大である。いずれも東北地方を中心に強固な販売網を持つ。

海外・貿易事業が売上高900億円超に成長

海外・貿易事業の売上高は911億円(2026年3月期)で、全社の約16%を占める。中国・東南アジア向けにベアリング・給油機・建設機械を輸出し、ロシアから水産物(鮭・鱒・カニ)を輸入する。米国ではMitsuwa Corporationがスーパーマーケット運営、Nagatoshi Produceが青果卸を展開。シンガポールでは船舶用燃料油・潤滑油の供給(バンカリング)を行い、ベトナムではワイン・日本酒の輸入販売を手掛ける。2012年に米国子会社を傘下に収めて以来、海外拠点を拡大し、食品を中心とした「日本から海外へ」の輸出も推進している。

ペット・ファーマシー・放送など多角化するグループ

カメイグループは8つのセグメントで構成され、エネルギー・食料・建設・自動車・海外に加え、ペット関連(オーシマ小野商事)、ファーマシー事業(調剤薬局運営・介護サービス)、その他(物流・OA機器リース・人材派遣・宮城テレビ放送・スポーツクラブ)を展開する。ペット事業ではプライベートブランドの開発・輸入も行う。ファーマシー事業は複数の子会社が薬局を運営し、在宅医療や訪問介護にも進出する。また、宮城テレビ放送(MMT)は日本テレビ系列の放送局であり、地域メディアとしての役割を担う。これらの多角化は、地域密着型総合商社としての安定性を高めている。

業界の中での役割は総合商社(地域密着型)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
5,831億円
営業利益
170億円
営業利益率
2.9%
純利益
119億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
その他(注)15,651億円96.6%173億円3.1%
ファーマシー事業199億円3.4%2億円1.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エネルギー(石油・LPガス・都市ガス・環境商材)主力

ENEOS等の特約店としてガソリン、灯油、軽油、重油、LPガスを販売。また、太陽光発電・LED等の環境商材も取り扱う。子会社がジェット燃料や都市ガスも販売。

主な製品・サービス5
ガソリン・灯油・軽油・重油
石油製品の販売。ENEOS等の特約店として、サービスステーション等を通じて供給。
LPガス
液化石油ガスの販売。家庭用・業務用。
都市ガス
都市ガスの供給(東北ガス株式会社)。家庭・業務用。
環境商材(太陽光・LED)
太陽光発電システムやLED照明等の販売。
ジェット燃料
航空機用燃料。子会社が空港向けに販売。

02食料(農水産・畜産・酒類・スーパー)主力

米穀類、牛タン等の畜産品、ビール・ワイン・清酒等の酒類を販売。スーパーマーケットやフランチャイズ店舗の運営、菓子類・高級洋菓子原材料の輸入も行う。

主な製品・サービス4
米穀類
精米および販売。子会社が精米・販売を担当。
畜産品(牛タン等)
食肉の加工製造・販売。
ビール・ワイン・清酒
酒類の販売。アジアからの輸入も手掛ける。
スーパーマーケット運営
子会社がスーパーマーケットを運営。

03建設関連(住宅設備・建材・建設工事)準主力

キッチン・ユニットバス等の住宅設備機器、鋼材等の基礎資機材を販売。建設工事・リフォーム事業、土木資材販売、土木建設機械の製造販売、建築設計・施工も展開。

主な製品・サービス5
住宅設備機器(キッチン・ユニットバス等)
システムキッチン、ユニットバス等の住宅設備の販売。
鋼材
建築用鋼材の販売。
土木資材
子会社が土木資材を販売。
土木建設機械
子会社が土木建設機械の製造販売。
建設工事・リフォーム
建設工事およびリフォーム工事の施工。

04自動車販売・レンタカー準主力

トヨタ系列ディーラーとして国産車販売(宮城・山形)、東北・北海道でボルボ等の輸入車販売。レンタカー・カーリース事業も展開。

主な製品・サービス3
国産車販売(トヨタ)
トヨタ自動車の新車・中古車販売。宮城・山形のディーラー。
輸入車販売(ボルボ、ジャガー、ランドローバー)
ボルボ等の輸入車の販売・整備。東北・北海道で展開。
レンタカー・カーリース
オリックスレンタカー・トヨタレンタリースによるレンタカー・リース事業。

05海外・貿易(機械・食品・船舶燃料)副次

中国・東南アジア向けにベアリング・給油機・建設機械等を輸出、ロシアから水産物を輸入。米国でスーパーマーケット運営・青果卸・食品輸入販売。シンガポールで船舶用燃料油・潤滑油供給、ベトナムでワイン・日本酒輸入販売。

主な製品・サービス4
機械類輸出(ベアリング・建設機械等)
中国・東南アジア向けにベアリング、給油機、電装部品、建設機械等を輸出。
水産物輸入(ロシア産)
ロシアから鮭、鱒、カニ等の水産物を輸入。
船舶用燃料油・潤滑油供給
シンガポールで船舶用燃料油(バンカリング)および潤滑油の保管・輸送・納入。
食料品輸入販売(米国・ベトナム)
米国でスーパーマーケット運営、青果卸、食品輸入販売。ベトナムでワイン・日本酒輸入販売。

06ペット関連(ペットフード・用品・園芸資材)副次

ペットフード、ペット用品、園芸資材、農業資材の販売。プライベートブランドの開発・輸入、販売促進コンサルティングも行う。

主な製品・サービス2
ペットフード・ペット用品
犬猫用フード、おもちゃ、ケージ等のペット用品の販売。
園芸資材・農業資材
肥料、土、鉢等の園芸・農業用品の販売。

07調剤薬局・介護副次

調剤薬局を運営し、処方薬・一般医薬品を販売。在宅医療、訪問介護、通所介護等の介護関連事業も展開。

主な製品・サービス2
調剤薬局運営
処方箋に基づく医薬品の調剤・販売。複数の子会社が薬局を運営。
介護サービス(訪問介護・通所介護)
在宅医療支援、訪問介護、デイサービス等の介護事業。

08その他(物流・OA機器リース・人材派遣・放送・スポーツクラブ)その他

グループ内物流、情報機器・オフィス用品販売、事務機器リース、旅行業、人材派遣、テレビ放送(宮城テレビ)、スポーツクラブ運営、不動産賃貸、保険代理店等。

主な製品・サービス5
物流サービス
グループのエネルギー配送を中心とした物流。
情報機器・オフィス用品販売
パソコン、複合機、オフィス消耗品等の販売。
人材派遣
パーソルテンプスタッフカメイによる人材派遣。
テレビ放送
株式会社宮城テレビ放送によるテレビ放送事業。
スポーツクラブ運営
フィットネスプロモーションによるスポーツクラブ運営。

製品と技術

ENEOS特約店として石油製品とLPガスを幅広く供給

エネルギー事業の核は、ENEOSの特約店として販売するガソリン、灯油、軽油、重油である。サービスステーションや家庭用配送を通じて、東北地方を中心に全国に供給網を持つ。LPガスは子会社(設備センター、末広ガス、栃木液化ガス)が販売し、東北ガスは都市ガスを供給する。近年は環境商材として太陽光発電システムやLED照明も扱う。さらに、バイオマス由来の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」や、CO2オフセットLPガスの販売を強化し、脱炭素社会への対応を進めている。

食料事業では米・牛タン・酒類の卸とスーパー運営

食料事業では、樋口米穀が精米・販売を担い、コダマなどが牛タン等の食肉加工を行う。酒類ではキリンビールやワイン、清酒を扱い、ヴィントナーズや池光エンタープライズがアジアからの輸入も手掛ける。サンエイト貿易は高級洋菓子原材料を輸入。また、子会社がスーパーマーケットを運営するほか、フランチャイズ店舗も展開する。米国ではMitsuwa Corporationが日系スーパーを運営し、ベトナムではKamei Vietnamが日本酒・ワインの輸入販売を行う。地域密着型の食品流通が強みである。

住宅設備から土木機械まで手掛ける建設関連事業

建設関連事業では、システムキッチン、ユニットバスなどの住宅設備機器や鋼材の販売が中心である。カメイエンジニアリングが建築設計・施工を行い、立花マテリアルが土木資材を販売。近江機工は土木建設機械を製造販売する。建設工事やリフォーム事業も展開し、個人住宅から公共工事まで対応する。2026年3月期の売上高は483億円で、営業利益12億円。住宅需要の変動に影響されるが、ストック型リフォーム市場の取り込みを図っている。

トヨタディーラーと輸入車販売の二軸で自動車事業

自動車関連事業は、仙台トヨペット(宮城)と山形トヨペットがトヨタの新車・中古車販売を行う。カメイオートは東北でボルボ、ジャガー、ランドローバーを、カメイオート北海道は北海道でボルボを販売する。レンタカー・リース事業はオリックスレンタカー・カメイとトヨタレンタリース仙台が担う。2026年3月期の売上高は802億円で、営業利益49億円と高収益部門である。トヨタと輸入車の両方をカバーすることで、多様な顧客ニーズに対応している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

総合商社型卸、安定収益基盤

卸売業で、多品目を扱う総合商社的ビジネス。2026/3期売上5831億円と大型だが、営業利益率2.92%と低マージン。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と比較し規模は大きいが、利益率は同水準。安定的な収益基盤を持ち、業界内で確固たる地位を築く。

強み

  • 売上5800億円超、業界大手。
  • リスク分散、安定的収益源。
  • 強固な取引関係と信頼。
  • キャッシュフロー豊富、投資余力。

課題

  • 営業益率3%未満、改善課題。
  • 売上成長率1%台、頭打ち感。
  • 非効率事業の整理必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がカメイ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17456松田産業1,771億円10.2倍
2167Aリョーサン菱洋ホールディングス1,747億円17.5倍
33880大王製紙1,629億円17.9倍
49830トラスコ中山1,595億円9.7倍
53863日本製紙1,542億円13.0倍
68037カメイ1,506億円11.7倍
71518三井松島ホールディングス1,501億円15.5倍
84694ビー・エム・エル1,496億円18.0倍
93865北越コーポレーション1,474億円20.7倍
108032日本紙パルプ商事1,452億円30.7倍
118074YUASA1,421億円11.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

亀井文平が1903年に石油・砂糖販売で創業

創業者の亀井文平は、1903年7月に宮城県塩釜で石油、砂糖、洋粉などの販売を個人で始めた。1908年には日本石油(現ENEOS)の三陸沿岸代理販売店となり、石油事業の基盤を築く。1919年に酒類販売を開始し、1925年には大日本酒類醸造と特約契約を結ぶ。1932年12月、個人営業を株式会社亀井商店に改組し、本店を塩竈町に置いて自動車販売も始めた。同年に麒麟麦酒(キリンビール)とも特約契約を締結し、多事業展開への第一歩を踏み出した。

戦後の再建と1949年のガソリンスタンド開設

第二次世界大戦後、カメイは1949年4月に仙台市で最初のガソリンスタンドを開設し、エネルギー事業を拡大した。1953年10月には富士運輸倉庫(現カメイ物流サービス)を設立し、物流機能をグループ内に確保。1954年には重油の直輸入を開始し、国際取引への布石を打った。1955年には日本石油瓦斯(現ENEOSグローブ)と特約販売契約を結び、LPガス事業に参入。1956年には仙台トヨペット販売(現仙台トヨペット)を設立し、自動車販売を本格化させた。これらの投資により、戦後の復興需要を取り込んだ。

1973年に海外法人設立で貿易事業へ進出

1973年3月、カメイは海外法人「カメイ・ショウテン・オブ・アメリカ」を設立し、貿易事業に本格参入した。これは国際化への対応が目的であり、以降、機械類の輸出や水産物の輸入など海外取引を拡大する。1985年4月にはコーポレート・アイデンティティを導入し、社名を「カメイ株式会社」に変更。従来の「亀井商店」から脱却し、総合商社としてのブランドを確立した。1986年10月に東京証券取引所市場第二部に上場し、1988年6月には第一部に指定替えされた。この時期に上場企業としての基盤を固めた。

1990年代から2000年代のM&Aによる事業拡大

1999年3月、カメイは山形トヨペット株式会社の株式を取得し、自動車販売事業を山形県に拡大。2003年に創業100周年を迎え、2010年には大型M&Aを実施した。2008年に取得したオーシマと小野商事を合併し、ペット関連・園芸資材のオーシマ小野商事を発足。同時に三興メイビスの株式を取得し、海外貿易の強化を図った。2012年12月には米国のMitsuwa Corporationを傘下に収め、北米でのスーパーマーケット運営や食品輸入販売を本格化。これらのM&Aにより、事業ポートフォリオを多角化した。

2022年のプライム市場移行と長期経営方針の策定

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、カメイはプライム市場に移行した。2023年に創業120周年を迎え、2024年5月には「長期経営方針」を策定。2025年5月にこれを更新し、営業利益200億円、ROE8%以上を目標に掲げた。2025年3月期の連結営業利益は159億円に達し、2026年3月期は170億円を見込む。同方針では、脱炭素への取り組み、海外事業の拡大、M&Aによる成長投資、人的資本の強化などを重点戦略としている。また、政策保有株式の縮減や配当性向40%目安への引き上げも打ち出した。

年表26件を開く

1900年代

  • 1903年7月創業亀井文平(創業者)が宮城県塩釜にて、石油、砂糖、洋粉などの販売を開始。
  • 1908年日本石油株式会社(現 ENEOS株式会社)の三陸沿岸代理販売店となる。

1910年代

  • 1919年10月酒類販売開始。

1920年代

  • 1925年大日本酒類醸造株式会社と三陸沿岸の特約販売契約を締結。

1930年代

  • 1932年12月個人営業を株式会社亀井商店に改組、本店を塩竈町(現 塩竈市)に置く。自動車の販売開始。
  • 1933年1月麒麟麦酒株式会社(キリンビール株式会社)と三陸沿岸の特約販売契約を締結。
  • 1936年3月米国スタンダード・ヴァキューム石油会社(現 ENEOS株式会社)と特約販売契約を締結。
  • 1937年9月東北セメント株式会社(現 太平洋セメント株式会社)と特約販売契約を締結、セメント類の販売開始。

1940年代

  • 1949年4月仙台市にガソリンスタンドを開設。

1950年代

  • 1953年10月富士運輸倉庫株式会社(現 カメイ物流サービス株式会社)を設立(現 連結子会社)。
  • 1954年5月重油輸入外貨割当を受け、直輸入開始。
  • 1955年9月日本石油瓦斯株式会社(現 ENEOSグローブ株式会社)と特約販売契約を締結。
  • 1956年4月仙台トヨペット販売株式会社(現 仙台トヨペット株式会社)を設立(現 連結子会社)。

1960年代

  • 1965年6月本社を仙台市に移転。

1970年代

  • 1973年3月創業海外法人カメイ・ショウテン・オブ・アメリカを設立、国際化への対応のため貿易事業への進出。

1980年代

  • 1985年4月商号変更CI(コーポレート・アイデンティティー)を導入し、社名を株式会社亀井商店よりカメイ株式会社に変更。
  • 1986年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1988年6月上場東京証券取引所市場第一部に指定替(一部上場)。
  • 1989年3月商号変更決算期を12月31日から3月31日に変更。

1990年代

  • 1999年3月山形トヨペット株式会社の株式を取得し子会社とする(現 連結子会社)。

2000年代

  • 2003年3月創業創業100周年を迎える。

2010年代

  • 2010年4月M&A2008年に株式を取得した株式会社オーシマと株式会社小野商事の合併により株式会社オーシマ小野商事発足(現 連結子会社)。三興メイビス株式会社の株式を取得し子会社とする(現 連結子会社)。
  • 2012年12月Mitsuwa Corporationを傘下に置く、Wanoba Group Inc.(現 Kamei North America Co., Ltd.)の全株式を取得し子会社とする(現 連結子会社)。
  • 2013年3月創業創業110周年を迎える。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2023年3月創業創業120周年を迎える。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益200億円
  • 自己資本利益率(ROE)8%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業ポートフォリオの変革

    エネルギー・建設関連・自動車関連など社会インフラ事業を拡大し、国内市場縮小の中でのシェアアップと効率経営による利益基盤強化を徹底する。

  2. 02

    稼ぐ力の向上と営業DX推進

    拠点・物流の合理化や機動的な人員配置で生産性を改善し、グループシナジーを追求。豊富な情報を活用したデータマーケティングを推進し営業DXを進化させる。

  3. 03

    新規・成長分野への積極投資

    脱炭素への取り組みを最優先課題とし、エネルギー・インフラ関連を軸に新事業を早期確立。海外・貿易事業の拡大、M&Aや出資によるグループシナジー強化、新事業開発室を中心とした新規事業開発を加速する。

  4. 04

    グループ筋肉質化と財務戦略

    事業ポートフォリオの入れ替え(ROICツリー活用)により収益性・資産効率を改善。ROE 8%以上を目標に、ROIC経営、配当性向40%への段階的引き上げ、政策保有株式の縮減、IR活動強化を実施する。

  5. 05

    人的資本を重視した経営基盤の強化

    変化に対応できる組織体質を構築し、人材獲得・育成・活躍に取り組むことで持続的な変革を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,015人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は683万円で、9期前と比べて+42.3%平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は13.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,545
2018年3月4,899
2019年3月48041.212.35,008
2020年3月48941.512.45,112
2021年3月50641.612.75,213
2022年3月51141.612.65,579
2023年3月52741.812.85,609
2024年3月63640.414.24,777
2025年3月66140.514.14,894325
2026年3月68340.413.85,015339

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率43.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 8 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社(Torrance ,CA,USA)他13店舗163億円
海外・貿易事業
本社営業所(仙台市宮城野区)他宮城県内22営業所132億円
自動車関連事業
本社営業所(山形県山形市)他山形県内12営業所6,004百万円
自動車関連事業
本社(仙台市青葉区)他東北地区12支店5,916百万円
各セグメント
仙台本荒町(仙台市青葉区)他ガソリンスタンド東北地区81か所3,693百万円
エネルギー事業
塩釜貞山油槽所 — 宮城県塩釜市2,421百万円
エネルギー事業
カメイオート㈱本社(仙台市若林区)他東北地区他4支店2,140百万円
自動車関連事業
カメイオート北海道㈱本社(札幌市豊平区)他北海道地区2支店948百万円
自動車関連事業
盛岡物流センター — 岩手県盛岡市815百万円
食料事業
カメイ札幌駅前ビル — 札幌市中央区781百万円
その他の事業
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    カメイ物流サービス㈱
    宮城県多賀城市
    議決権100.0%
  • 国内
    仙台トヨペット㈱(注)2.
    仙台市宮城野区
    議決権89.5%
  • 国内
    山形トヨペット㈱
    山形県山形市
    議決権85.0%
  • 国内
    三興メイビス㈱
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱オーシマ小野商事
    栃木県栃木市
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsuwa Corporation (注)2.
    Torrance,CA ,USA
    議決権100.0%
  • 国内
    その他49社
  • 国内
    ㈱宮城テレビ放送
    仙台市宮城野区
    議決権22.5%
  • 国内
    パーソルテンプスタッフカメイ㈱
    仙台市青葉区
    議決権49.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    重油買入2回目
    海上保安庁 · 2026-05-12
    1.4億円
  • 調達
    重油買入6回目
    海上保安庁 · 2025-07-30
    8,435万円
  • 調達
    重油買入4回目
    海上保安庁 · 2026-06-19
    8,282万円
  • 調達
    重油買入3回目
    海上保安庁 · 2025-05-30
    6,491万円
  • 調達
    自動車用燃料の購入
    国税庁 · 2019-02-21
    4,410万円
  • 調達
    自動車燃料の購入
    国税庁 · 2018-02-16
    4,189万円
  • 調達
    軽油の購入
    気象庁 · 2026-06-01
    4,180万円
  • 調達
    自動車用燃料の購入
    国税庁 · 2022-02-22
    3,836万円
  • 調達
    重油買入11回目
    海上保安庁 · 2025-10-30
    3,818万円
  • 調達
    重油買入(明洋 平洋 光洋分)2回目
    海上保安庁 · 2021-05-14
    3,729万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は5,831億円営業利益170億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.5%、利益が+6.9%。

売上高
+1.5%
5,831億円
営業利益
+6.9%
170億円
純利益
+11.2%
119億円
営業利益率
2.9%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高6,249億円5,831億円
営業利益179億円170億円
純利益121億円119億円
1株あたり配当¥136¥136

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,506億円、営業利益は61億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.6%、営業利益は+56.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,58616
2024年1Q1,326392.927
2024年2Q1,294332.621
2024年3Q1,497362.421
2024年4Q1,60532
2025年2Q2,568642.544
2025年4Q3,175953.063
2026年2Q2,683712.647
2026年4Q3,148993.172
2027年1Q1,506614.146

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は5,163億円から5,831億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は2.9%。売上は5期、純利益は7期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
創業110周年を迎える。
2013年3月5,16310453
2014年3月5,6869648
2015年3月5,31710239
2016年3月4,20912493
2017年3月4,23512078
2018年3月4,47810866
2019年3月4,73011166
2020年3月4,53811768
2021年3月4,05313078
2022年3月4,82614785
創業120周年を迎える。
2023年3月5,51216786
2024年3月5,722171101
2025年3月5,7431591772.8107
2026年3月5,8311701872.9119

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高5,831億円のうち、営業利益として残るのは170億円2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は119億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.9%4,832億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.2%829億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.9%170億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.3pt
2.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.9pt
7.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが297億円、投資CFが−131億円で、差し引きのフリーCFは166億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は589億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月55−9427−39132
2014年3月244−157−5187173
2015年3月181−123−6458173
2016年3月80−9125−11162
2017年3月10414−23118255
2018年3月153−65−6388279
2019年3月167−73−4394329
2020年3月144−129915352
2021年3月213−108−33105418
2022年3月184−178−456389
2023年3月137−97−1940430
2024年3月250−117−65133509
2025年3月384−136−213248562
2026年3月297−131−144166589

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,311億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,783億円で、自己資本比率は52.4%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,1607651,39530.3
2014年3月2,3448081,53630.0
2015年3月2,3538671,48632.3
2016年3月2,0898721,21739.3
2017年3月2,2299651,26440.9
2018年3月2,3001,0291,27142.4
2019年3月2,3821,0751,30742.8
2020年3月2,4341,1251,30943.8
2021年3月2,5651,1991,36644.3
2022年3月2,8591,3261,53343.9
2023年3月3,0761,4431,63344.6
2024年3月3,2461,5911,65546.5
2025年3月3,2071,6651,54249.3
2026年3月3,3111,7831,52752.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
686億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,372億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
334億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,527億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中131位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中196位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.2%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.9%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
52.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,565で、1年前と比べて+68.8%過去52週の値幅のなかでは92%の位置にある。

¥4,565-2.8%1ヶ月+21.7%1年+68.8%時価総額1,506億円
過去52週の値幅
安値¥2,683高値¥4,725

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.7倍
PER (会社予想)11.6倍
PBR0.78倍
配当利回り2.98%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月に入り急上昇し、8月18日には4420円と52週高値4440円に迫りました。8月21日時点で4355円と、25日線(3985.6円)を約9%上回り、75日線・200日線も大きく上回っており、強い上昇トレンドです。8月7日には出来高が急増し、買いが加速しました。RSIは71.5と過熱感がありますが、上昇モメンタムは継続しています。高値圏でのボラティリティ拡大に警戒が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 74/100)

PERは11.2倍と業界平均の17.93倍を下回り、PBRは0.74倍と平均の1.23倍を大きく下回る。配当利回りは3.12%と平均の2.93%を上回る。ROEは7.2%と低めだが、安定的な収益と配当が魅力。割安だが、成長性には乏しく、収益性は低水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.7倍17.9倍
PER (予想)11.6倍
PBR0.78倍1.24倍
ROE7.2%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、地域密着型総合商社としての安定性と、エネルギー事業の将来性をどう評価するか。強気派は、エネルギー価格の高止まりやインフラ需要で収益が拡大するとみる。一方、弱気派は、人口減少や省エネ化でエネルギー需要が縮小し、収益が頭打ちになると懸念する。また、業績は堅調だが、成長性が限定的で、株価は割安でも魅力に欠けるという見方もある。

プラスに働く材料7
  • 安定収益と増益傾向

    売上高・営業利益は緩やかに増加し、2026年3月期も増益見込み。

  • 割安なバリュエーション

    PER11倍台、PBR0.74倍と割安で、配当利回り3%超。

  • 再生可能エネルギーへの対応

    エネルギー事業で再生可能エネルギー関連の取り組みを強化。

  • 純利益119億円と増益決算発表後影響

    純利益119億円、前期107億円

  • 営業利益170億円と増益決算発表後影響

    営業利益170億円、前期159億円

  • 売上高5831億円と増収通年影響

    売上高5831億円、前期5743億円

  • 配当利回り3.12%の高水準次回株主総会影響

    配当利回り3.12%と高水準

マイナスに働く材料7
  • エネルギー需要の縮小懸念

    人口減少や省エネ化で石油・LPガスの需要が減少する可能性。

  • 成長性の限界

    売上高は横ばい圏で、大幅な成長が見込みにくい。

  • 低い収益性

    営業利益率は3%未満で、卸売業の構造的な低収益性。

  • 営業利益率2.92%の低収益通年影響

    営業利益率2.92%と低い

  • ROE7.2%と資本コスト不足継続影響

    ROE7.2%は資本コスト不足

  • 年初来59.5%上昇の高値警戒不定影響

    1年で59.51%上昇。高値警戒

  • 外国人保有16.98%の売り圧力不定影響

    外国人持分16.98%と高い

次の決算で確かめる点
営業利益率
卸売業の収益性改善度合いを確認。
エネルギー部門売上
主要セグメントであり、需要動向を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり136で、前期から+57.5%いまの株価に対する利回りは2.98%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥136
1株あたり
配当利回り
2.98%
いまの株価に対して
配当性向
51.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2314.1
2018年3月2511.116.5
2019年3月2810.026.1
2020年3月309.120.9
2021年3月338.322.9
2022年3月3610.825.1
2023年3月4112.525.0
2024年3月4818.544.3
2025年3月7352.149.1
2026年3月11557.551.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥136

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,286人。区分でいちばん多いのは個人・その他34.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.5%を占め、残る53.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他28.931.032.430.728.834.9
事業法人26.226.926.528.130.627.4
金融機関24.924.123.024.924.019.0
外国法人19.016.717.014.815.017.0
自己株式10.610.610.610.67.37.3
証券会社0.91.41.01.51.61.7
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社亀井興産9.09
02亀井文行7.60
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.37
04公益財団法人亀井記念財団5.00
05カメイ不動産株式会社4.98
06光通信KK投資事業有限組合4.80
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.43
08亀井 昭伍3.07
09有限会社グリーン・ウッド3.03
10INTERACTIVE BROKERS LLC2.34

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-12
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.28%
    +1.04pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+150%、1株純資産は14期で+193%。直近期のROEは7.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1551,9338.46.413.9
2014年3月1412,0757.05.513.4
2015年3月1152,2605.37.612.2
2016年3月2762,44611.74.16.1
2017年3月2332,7139.05.314.1
2018年3月1962,9007.07.616.5
2019年3月1963,0326.66.026.1
2020年3月2013,1736.55.020.9
2021年3月2343,3827.15.322.9
2022年3月2533,7347.14.025.1
2023年3月2554,0806.55.825.0
2024年3月3014,4947.07.144.3
2025年3月3265,1676.96.149.1
2026年3月3895,6727.28.451.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額231百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
亀井文行代表取締役会長 CEO642,508,000
亀井昭男代表取締役社長5914,000
佐藤清悦常務取締役 執行役員 営業担当6718,000
相原徹常務取締役 執行役員 管理担当 兼総合企画担当 兼関係会社担当6511,000
亀井淳一取締役相談役6425,000
尾町雅文取締役73
三井精一取締役84
倉林千枝子取締役65
佐藤実常勤監査役623,000
佐山博康監査役70
高橋善博監査役68
山田聡執行役員
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢保有株数
菊地浩取締役 執行役員 新事業開発室長605,000
相澤哲也執行役員
神直人執行役員
高橋章執行役員
山崎宏之執行役員
遠藤忠章執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)519319339
社外取締役524245
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,972字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(カメイ株式会社)、連結子会社55社、持分法適用非連結子会社2社、持分法非適用非連結子会社14社、持分法適用関連会社2社及び持分法非適用関連会社11社で構成され、エネルギー事業、食料事業、建設関連事業、自動車関連事業、海外・貿易事業、ペット関連事業、ファーマシー事業及びその他の事業を展開しております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 なお、次の8事業は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) エネルギー事業 当社が、ENEOS株式会社などの特約店として、ガソリン、灯油、軽油、重油、LPガスを販売するほか、太陽光発電、LEDなどの環境商材等を販売しております。株式会社パシフィックが、ジェット燃料等を販売しております。また、東北ガス株式会社が都市ガス及びLPガスを、株式会社設備センター、末広ガス株式会社及び栃木液化ガス株式会社がLPガスを販売しております。 (主な関係会社) 株式会社設備センター、末広ガス株式会社、株式会社パシフィック、東北ガス株式会社、栃木液化ガス株式会社 (2) 食料事業 当社が、農水産品(米穀類等)、畜産品(牛タン等)、ビール、ワイン、清酒等を販売するほか、スーパーマーケットやフランチャイズ店舗等の運営を行っております。株式会社樋口米穀が、米穀類の精米及び販売を行っております。ウイングエース株式会社が菓子類等を、株式会社池光エンタープライズがアジアを中心としたビールやワイン等を、株式会社ヴィントナーズ及びアグリ株式会社がワインを、サンエイト貿易株式会社が高級洋菓子原材料を輸入しております。また、株式会社コダマなどが食肉の加工製造及び販売を行っております。 (主な関係会社) 株式会社樋口米穀、ウイングエース株式会社、株式会社池光エンタープライズ、株式会社ヴィントナーズ、アグリ株式会社、サンエイト貿易株式会社、株式会社コダマ (3) 建設関連事業 当社が、キッチン、ユニットバス等の住宅設備機器及び鋼材などの基礎資機材を販売するほか、建設工事、リフォーム事業を展開しております。株式会社立花マテリアルが土木資材等を販売し、近江機工株式会社が土木建設機械を製造販売しております。また、カメイエンジニアリング株式会社が建築設計及び施工を行っております。 (主な関係会社) 株式会社立花マテリアル、近江機工株式会社、カメイエンジニアリング株式会社 (4) 自動車関連事業 仙台トヨペット株式会社及び山形トヨペット株式会社がトヨタ自動車株式会社の系列ディーラーとして宮城県内及び山形県内にて国産車を販売するほか、カメイオート株式会社が東北地区にてボルボ、ジャガー、ランドローバーの輸入車を販売し、カメイオート北海道株式会社が北海道地区にてボルボの輸入車を販売しております。オリックスレンタカー・カメイ株式会社及び株式会社トヨタレンタリース仙台がレンタカー及びカーリース事業を展開しております。 (主な関係会社) 仙台トヨペット株式会社、山形トヨペット株式会社、カメイオート株式会社、カメイオート北海道株式会社、オリックスレンタカー・カメイ株式会社、株式会社トヨタレンタリース仙台 (5) 海外・貿易事業 三興メイビス株式会社が、中国及び東南アジア向けにベアリング、給油機、電装部品、建設機械等を輸出するほか、ロシアから水産物(鮭、鱒、カニ等)を輸入しており、KCセントラル貿易株式会社が食品等の輸出業を、カメイ・プロアクト株式会社がカジュアルシューズやアパレル用品の輸入販売業を行っております。 米国においては、Mitsuwa Corporationが、スーパーマーケットを運営し、Nagatoshi Produce Co., Ltd.が青果の卸販売を行うほか、Daiei Trading Co., Inc.などが食料品の輸入卸販売を行っております。シンガポール共和国においては、Lee Huat Yap Kee Pte. Ltd.などが船舶用潤滑油の保管・輸送・納入を行っており、Kamei Energy Singapore Pte. Ltd.が海外での船舶用燃料油を供給しております。また、同国においては食料関連事業として、Imei(Exim) Pte. Ltd. が食料品等の輸出入卸売業、Eastern Green Marketing Pte. Ltd. などが青果等の輸入卸販売を行っております。ベトナム社会主義共和国においては、Kamei Vietnam Joint Stock Companyなどがワイン・日本酒の輸入卸販売を行っております。 (主な関係会社) 三興メイビス株式会社、KCセントラル貿易株式会社、カメイ・プロアクト株式会社、Mitsuwa Corporation、Nagatoshi Produce Co., Ltd.、Daiei Trading Co., Inc.、Lee Huat Yap Kee Pte. Ltd.、Kamei Energy Singapore Pte. Ltd.、Imei(Exim) Pte. Ltd.、Eastern Green Marketing Pte. Ltd.、Kamei Vietnam Joint Stock Company (6) ペット関連事業 株式会社オーシマ小野商事がペットフード、ペット用品、園芸資材、農業資材等の販売を行っております。また、プライベートブランドの開発・輸入を行うほか、企画・販売促進のコンサルティングサービス等を行っております。 (主な関係会社) 株式会社オーシマ小野商事 (7) ファーマシー事業 当社、株式会社まろん、株式会社遠藤薬局、株式会社水戸薬局、株式会社アイム、エムシーエス株式会社及び株式会社カメイファーマシー東北が調剤薬局を運営し、処方薬及び一般医薬品を販売するほか、在宅医療や介護関連事業の訪問介護、通所介護などを行っております。 (主な関係会社) 株式会社まろん、株式会社遠藤薬局、株式会社水戸薬局、株式会社アイム、エムシーエス株式会社、株式会社カメイファーマシー東北 (8) その他の事業 カメイ物流サービス株式会社が当社グループのエネルギー事業を中心とした配送業務を行っております。また、当社及びミツモト商事株式会社が情報機器、オフィス用品を販売しております。カメイ商事株式会社が事務機器等のリースや旅行業を行っております。さらに、当社が不動産賃貸及び保険代理店業を行うほか、パーソルテンプスタッフカメイ株式会社が人材派遣業を、株式会社宮城テレビ放送がテレビ放送業を、株式会社フィットネスプロモーションがスポーツクラブの運営を行っております。 (主な関係会社) カメイ物流サービス株式会社、ミツモト商事株式会社、カメイ商事株式会社、パーソルテンプスタッフカメイ株式会社、株式会社宮城テレビ放送、株式会社フィットネスプロモーション 当社グループの事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,188字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「地域社会に密着し、人々の生活に役立つ総合商社として活動発展することをめざす。」という活動理念に基づき、地域のお役に立つ存在であり続けるため、地域の生活に密着する企業集団として発展し、地域の皆様にとって必要な存在であることを目指しております。 その実現に向けて、社会に役立つ総合商社として真の価値を追求して提供するため、信頼と地域密着を最大の武器として、変化の激しい時代に新たな価値を提供する総合商社として事業を運営してまいります。 こうした事業活動を通じ、お客様をはじめ、株主様や取引先、地域社会、従業員と良好な関係を築き、将来にわたり持続的に成長していくことを経営の基本方針としております。 (2) 経営戦略等 当社グループは、以下の戦略に基づき、更なる企業価値の向上に取り組んでまいります。 ①成長戦略 a.「既存事業ポートフォリオの変革」の継続強化 ・主要事業である「エネルギー」「建設関連」「自動車関連」等、社会インフラに貢献する事業の更なる拡大 ・縮小する国内マーケットの中で、シェアアップと効率経営による利益基盤強化を徹底 b.効率的な「稼ぐ力」を意識=営業利益率の向上 ・拠点・物流の合理化、機動的な人員配置によるリソース最適化により、生産性を改善 ・既存事業(既存会社)のシナジーはまだまだ不足していると認識、更なるグループシナジーによる利益率 向上を追求 ・グループ全体で保有している豊富な情報を活用したデータマーケティングを推進、営業DXの進化を図る c.新規・成長分野への積極投資 ・エネルギー・インフラ関連を軸とした脱炭素への取り組みを最優先課題とし、新たな事業の柱として早期確立 ・海外・貿易事業の拡大により、食品を中心とした商品を「日本から海外へ」 ・M&Aに加え、一部出資を含めた事業投資によるグループシナジー強化を推進 ・「新事業開発室」を中心に、新規事業の開発を加速。事業ポートフォリオに組み込む ②グループ筋肉質化の推進 a.採算性およびシナジー度合いを重視した事業の入れ替え ・今後のグループ成長を見据え、グループシナジー発揮度や各種経営指標の分析により、事業を見直し(収益性や資産効率の低い事業について、対策を立案・実施) ・社内管理会計の改革(ROICツリーの活用) ③株価と資本コストを意識した経営による企業価値向上を追求する財務戦略 a.ROE向上に資する財務戦略 ・セグメント別ROIC等を活用した経営管理を実施することで、ROE向上を追求。ROEの当面の目標は8%以上 ・配当方針は段階的に「配当性向40%目安」へ引き上げ ・政策保有株式を段階的に縮減し、成長投資及び株主還元の原資とする ・株主資本の最適化をより意識し、営業キャッシュフローに応じた成長投資・株主還元へのキャッシュ配分を強化 b.PER向上に資する財務戦略 ・市場からの利益成長期待を高める成長戦略の推進 ・IR活動を強化(決算説明会の定期的な実施、長期経営方針の更新版開示) ・役員・従業員向け株式報酬制度を導入予定 ・ESG等 非財務情報の積極的な開示 ④変化への対応を支える組織体質と人的資本を尊重する人材戦略 ・人的資本は当社の変革を恒常的に推進できる源であるとの認識のもと、「人材獲得」「人材育成」「人材活躍」に取り組む。 (3) 経営環境 当社グループを取り巻く環境は、不安定な国際情勢の長期化や米国の政策動向、エネルギー価格の高騰などの影響により、先行き不透明な状況が続くものと予想されます。 また、環境意識の高まりによる低炭素・脱炭素型社会への移行により、化石燃料から再生可能エネルギーへのエネルギーシフトが加速しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 世界経済及び国内経済は、不安定な国際情勢の長期化や米国の政策動向、エネルギー価格の高騰などの影響により、先行き不透明な状況が続くものと予想されます。 このような状況のもと、当社グループは、将来にわたる持続的成長に向け、「長期経営方針」における3つの基本戦略に基づき、新規事業の開発並びにM&Aなど新規・成長分野への積極投資を推進し、経営基盤の拡充と国内外のネットワークの強化を図るとともに、グループ筋肉質化による収益力の向上や株価と資本コストを意識した経営に取り組み、企業価値の更なる向上に努めてまいります。 さらに、持続可能な社会の実現に対応すべく、人的資本、ESGを重視した経営をおこない、企業としての社会的責任を果たしてまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、企業価値向上に向けて既存事業の拡大、グループ筋肉質化、新規・成長投資などに取り組み、ありたい姿として営業利益200億円を目指しております。また、資本コストや株価を意識した経営の指標として自己資本利益率(ROE)を重要な経営指標と位置付けており、当面は8%以上を目標としております。
事業等のリスク3,283字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 (1) エネルギー業界における事業環境の変化と競争激化について 当社グループの主力でありますエネルギー事業においては、世界的な環境意識の高まりによる低炭素・脱炭素型社会への移行により、エネルギーシフトが加速することによる事業環境の変化と、原油価格の変動や電力・都市ガスの小売全面自由化、再生可能エネルギー事業への参入に伴う販売競争の激化などにより、経営環境が厳しさを増すものと予想されます。 当社グループは、これらの事象をビジネスチャンスと捉え、お客様から支持され信頼される効率的で、かつ安定供給可能な流通ネットワークづくりを推進するなど「お客様にとって、真の価値を提供する」総合商社としてサービスを推進してまいりますが、今後、業界動向の激変や競合の激化によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 資本価値の変動について 当社グループは、数多くの事業用固定資産やファイナンス・リース資産を有し、様々な事業を展開しておりますが、当社グループにとってはいずれも必要不可欠なものであり、その多くは過去及び現在においても十分なキャッシュ・フローを生成していると認識しております。 当社グループは、これまでも非効率資産の売却等を進め、財務体質の強化に努めておりますが、一部の事業用固定資産等につきましては、当連結会計年度においても減損損失を計上しております。また、今後の地価の動向や当社グループ各社の収益状況によっては、新たに減損損失を認識する必要があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) M&A及び資本提携等について 当社グループは、総合力の向上と経営基盤の強化を図るため、M&Aや資本提携による事業領域の拡大を推進しております。 M&Aや資本提携に際しては、対象企業の財務内容や契約関係等についてデューデリジェンスを実施し、既存投資においては定期的にモニタリングを実施し、リスク軽減に努めておりますが、買収・提携後の事業計画が市場環境の変化などの要因により事業計画通りに進捗しない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 政策保有株式等について 当社グループは、中長期的な企業価値の向上に向けて、取引関係の維持及び強化を図るため、他社の株式を取得及び保有しております。毎年、個別の株式について保有の意義、保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているかを精査し、継続保有の合理性・必要性を検証しておりますが、経済情勢や株式相場の動向等により、株価に著しい変動が生じる場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 外国為替相場の変動について 当社グループにおいては、通常の営業過程で生じる輸入取引に係る為替変動リスクを軽減するため、為替動向を考慮しながら為替予約取引によってヘッジしておりますが、外国為替相場の著しい変動は、海外の連結子会社の財務諸表を円換算する場合に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 金利変動のリスクについて 当社グループは、取扱商品の購入費用や販売費及び一般管理費の営業費用等の営業活動に伴う資金需要や、設備投資、新規事業及びM&A費用等の投資を目的とした投資活動に伴う資金需要があります。 当社グループは、営業活動、投資活動に伴う資金需要に対して金融機関からの借入を行っており、資金調達先の複数化や期間を適度に分散させることによりリスクの低減を図っておりますが、借入金利が上昇した場合には金融コストが増加し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 与信管理について 当社グループは、与信管理規程等の社内規程を整備し、取引先の与信管理・債権管理を行っており、取引先の信用状態に応じて、信用限度額の設定や必要な担保・保証の取得などの対応策を講じております。 万一、取引先の経営状態が悪化し、売掛金等の回収遅延や貸し倒れが発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 個人情報流出による影響について お客様をはじめとする多くの個人情報については、その収集と管理に関して個人情報保護法等を踏まえた社内規程を整備するとともに、従業員教育を徹底し、顧客情報の取り扱いに細心の注意を払っております。 万一、その情報が漏えいした場合には、社会的信用の失墜や損害賠償金の支払いなど、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 情報システムについて 当社グループは、業務上不可欠な情報システムを構築・運用するとともに、情報システム運営上の機密性、安全性確保のため、情報セキュリティリスクも考慮し、危機管理対応の徹底に取り組んでおります。 当社グループが業務上運用している情報システムにおいて、自然災害や人為的・品質的な理由により障害が生じ、販売活動や物流業務に支障を来たす場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 自然災害等について 当社グループが所有する油槽所、充填所、工場、倉庫などは、地震・台風等の自然災害により被害を受ける可能性があります。 当社グループは、災害時における業務継続計画(BCP)の策定、社員安否確認システムの導入、災害対策マニュアルの作成、耐震対策、防災訓練等、自然災害発生時への備えを講じておりますが、これらの設備等に甚大な損害が生じた場合には、石油製品やLPガス等の出荷遅延や設備の修復などの発生により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 環境汚染について 当社グループが所有する油槽所、充填所、販売施設では、石油製品やLPガス等を取り扱っております。 当社グループは、安全第一を最優先すると考え、関係諸法規及び社内規程に基づき定期的に厳格な保安検査を実施し、漏洩防止等に努めておりますが、これらを保管管理する設備等の火災・爆発や燃料油の流出等により環境汚染が生じ、賠償金の支払いを求められる場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 法的規制について 当社グループの事業は多岐にわたっており、石油備蓄法、高圧ガス保安法、消防法、食品表示法、建設業法、薬剤師法、景品表示法、下請法など様々な法律の規制があります。 当社グループでは法令遵守を極めて重要な企業の責務と認識のうえ、コンプライアンス体制を強化して法令遵守の徹底を図っておりますが、将来において、現在予見し得ない法的規制等が設けられる可能性があり、これらに適切に対応できなかった場合には、行政指導による社会的信用の失墜等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) カントリーリスクについて 当社グループは、海外での事業活動や海外企業との取引を行っております。 当社グループは、現地の法令・商習慣、現地動向等を随時把握し、リスクの軽減に努めておりますが、当該対象国・地域の政治・経済・社会情勢等に起因して生じる社会的混乱や商習慣・法規制の変更などにより取引等に重大な支障が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,128字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、長期化するウクライナ・中東情勢や金融資本市場の変動、米国の政策動向による影響が続くなか、イラン情勢の緊迫化によるエネルギー価格の高騰などにより先行き不透明感が強まっております。 国内経済におきましては、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加などを背景に緩やかな回復基調で推移したものの、物価上昇が続いたほか、米国の関税政策や不安定な国際情勢の影響など先行き不透明な状況となりました。 このような環境のなか、当社は2024年5月に「長期経営方針」を策定し、グループの総合力向上と経営基盤を強化し将来にわたる持続的な成長を図るため、効率的に「稼ぐ力」を意識して営業利益率の向上に取り組むとともに、人的資本経営やM&Aによる事業領域の拡大に取り組んでまいりました。 2025年5月には、収益力の強化に向けて戦略をより明確にした上で、資本コストや株価を意識した経営の強化を図るため「長期経営方針」を更新し、新たな基本戦略に基づき、グループ筋肉質化と稼ぐ力の向上に取り組んでおります。 当期においては、海外・貿易事業における北米市場での連携強化を目的としてCentral Boeki U.S.A., Ltd.、Central Boeki Calif., Ltd.及びKatagiri & Co., Inc.の子会社3社を、北米事業を統括する現地法人Kamei North America Co., Ltd.の傘下に統合する再編を行いました。また、末広ガス株式会社(LPガス及び住宅設備機器の販売等を展開)を当社グループに迎え入れ、エネルギー事業の強化を図りました。 新規事業への取り組みについては、次世代アグリ事業を開始し、農業分野が直面する高齢化・担い手不足・労働負担の増大といった構造的課題に対し、テクノロジーの活用と官民連携により持続可能な農業モデルの構築を目指すほか、百年ソーラー東北事業を開始し、東北エリアに点在する中小型の太陽光発電所を取得・集約し、FIT 期間満了後を見据えた長期安定運営を行うなど新たな収益基盤の構築に取り組んでおります。 また、2050年までのカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みとしては、バイオマス原料から作られる次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」や、製造から燃焼までに排出されるCO2をオフセットする「カーボンオフセットLPガス」などの販売を強化しました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ103億50百万円増加し、3,310億61百万円となりました。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ15億34百万円減少し、1,527億13百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ118億84百万円増加し、1,783億48百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高は5,830億78百万円(前期比1.5%増)、営業利益は169億75百万円(前期比6.7%増)、経常利益は186億55百万円(前期比5.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は119億0百万円(前期比11.3%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 エネルギー事業は、売上高は2,796億8百万円(前期比1.1%減)、営業利益は74億56百万円(前期比27.6%増)となりました。 食料事業は、売上高は391億41百万円(前期比6.7%増)、営業利益は6億71百万円(前期比686.7%増)となりました。 建設関連事業は、売上高は483億76百万円(前期比0.7%増)、営業利益は12億48百万円(前期比11.6%減)となりました。 自動車関連事業は、売上高は802億58百万円(前期比9.1%増)、営業利益は49億82百万円(前期比9.6%増)となりました。 海外・貿易事業は、売上高は911億64百万円(前期比1.4%増)、営業利益は41億59百万円(前期比16.6%減)となりました。 ペット関連事業は、売上高は144億75百万円(前期比1.1%増)、営業利益は1億24百万円(前期比39.2%減)となりました。 ファーマシー事業は、売上高は203億95百万円(前期比2.7%増)、営業損失は88百万円(前期は2億44百万円の営業利益)となりました。 その他の事業は、売上高は96億58百万円(前期比5.2%増)、営業利益は14億89百万円(前期比25.6%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較して27億23百万円増加(前期は53億12百万円の増加)し、589億0百万円(前期比4.8%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は前期と比較して86億71百万円減少し296億90百万円(前期は383億62百万円の収入)となりました。主な要因は、売上債権の増減額が53億44百万円の減少(前期は168億89百万円の減少)となったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は前期と比較して5億14百万円減少し131億1百万円(前期は136億16百万円の支出)となりました。主な要因は、定期預金の増減額が36億78百万円の増加(前期は18億86百万円の増加)となった一方、有形固定資産の取得による支出が116億73百万円(前期は122億35百万円の支出)、投資有価証券の売却による収入が22億15百万円(前期は5億57百万円の収入)となったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は前期と比較して68億83百万円減少し143億89百万円(前期は212億72百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払額が29億5百万円(前期は17億92百万円)となった一方、自己株式の取得による支出が0百万円(前期は54億77百万円の支出)、短期借入金の純増減額が50億32百万円の減少(前期は82億6百万円の減少)となったことによるものであります。 ③生産、仕入及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 食料事業(百万円)   1,612   97.9 建設関連事業(百万円)   760   101.0 合計(百万円)   2,372   98.9 (注)金額は製造原価で表示しており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) エネルギー事業(百万円)   263,113   97.4 食料事業(百万円)   40,115   108.0 建設関連事業(百万円)   44,295   103.6 自動車関連事業(百万円)   58,055   208.3 海外・貿易事業(百万円)   68,259   104.6 ペット関連事業(百万円)   12,668   113.9 ファーマシー事業(百万円)   13,122   104.5 合計(百万円)   499,631   107.0 (注)金額は仕入価格で表示しており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) エネルギー事業(百万円)   279,608   98.9 食料事業(百万円)   39,141   106.7 建設関連事業(百万円)   48,376   100.7 自動車関連事業(百万円)   80,258   109.1 海外・貿易事業(百万円)   91,164   101.4 ペット関連事業(百万円)   14,475   101.1 ファーマシー事業(百万円)   20,395   102.7 報告セグメント計(百万円)   573,420   101.5 その他の事業(百万円)   9,658   105.2 合計(百万円)   583,078   101.5 (注)1.金額は販売価格で表示しており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.総販売実績に対する割合が、百分の十以上に該当する相手先はありません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、次のとおりであります。 a.経営成績等 1)財政状態 (資産) 当連結会計年度末の総資産は3,310億61百万円となり、前連結会計年度末に比べ103億50百万円増加しました。これは主として、現金及び預金が63億9百万円、有形固定資産が80億34百万円、それぞれ増加した一方、売掛金の回収が進んだことにより受取手形、売掛金及び契約資産が57億48百万円減少したことなどによるものであります。 (負債) 負債は1,527億13百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億34百万円減少しました。これは主として、長期リース債務が53億7百万円増加した一方、借入金の返済により短期借入金が50億79百万円、長期借入金が11億15百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。 (純資産) 純資産は1,783億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ118億84百万円増加しました。これは主として、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより利益剰余金が95億72百万円増加したことによるものであります。 2)経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は5,830億78百万円(前期比1.5%増)となりました。 (営業利益) 営業利益は169億75百万円(前期比6.7%増)となりました。 (経常利益) 営業外収益は29億3百万円(前期比3.8%増)となりました。 営業外費用は12億23百万円(前期比27.1%増)となりました。 以上により、経常利益は186億55百万円(前期比5.1%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益は23億81百万円(前期比443.7%増)となりました。 特別損失は18億56百万円(前期比286.3%増)となりました。 いわゆる税金費用は、税金等調整前当期純利益が増加したことにより、前期と比べ2億13百万円増加し、65億69百万円となりました。 以上により、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は119億0百万円(前期比11.3%増)となりました。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (エネルギー事業) 当事業部門は、中東情勢の緊迫化による原油価格の変動や構造的な石油製品需要の減少など厳しい販売環境が続いております。 産業用燃料油販売につきましては、新規・深耕開拓に取り組むとともに、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」をはじめ、脱炭素・省エネなど時代のニーズに合致した商材の拡販に努めました。 LPガス販売につきましては、新規顧客獲得や営業権取得に努めるとともに、LPガスの原料採取から燃焼までの全ての過程で排出されるCO2を環境保全活動により創出されたカーボンクレジットでオフセットする「カーボンオフセットLPガス」の提案やハイブリッド給湯器などの環境商材の販売を強化しました。また、当社のLPガスと東北電力株式会社の電気料金プランをセットで申し込むことでLPガス料金が割引される「すまいるセット割」の対象を拡大し、更なる顧客獲得を推進しております。 ガソリンスタンド運営につきましては、お客様のニーズにお応えするため、タイヤ・整備・洗車・コーティングなどトータルサービスの強化を図り、新規顧客獲得に努めました。また、カーコーティングプロショップの新規出店など、競争力の強化に努めました。 以上の結果、売上高は2,796億8百万円(前期比1.1%減)、営業利益は74億56百万円(前期比27.6%増)となりました。 (食料事業) 当事業部門における食品販売につきましては、全国的な米の需要増加などにより農産品の販売数量が増加したほか、新規・深耕開拓や提案営業の強化などにより施設向け完全調理済み食品の販売が伸長し順調に推移しました。 酒類販売につきましては、地酒などの差別化商品の販売強化や輸入ワインの取扱商品を拡充するとともに、新規・深耕開拓に努めたものの、メーカーの値上げによる販売数量の減少などにより、やや厳しい状況となりました。 以上の結果、売上高は391億41百万円(前期比6.7%増)、仕入価格上昇分の価格転嫁が進んだことなどにより営業利益は6億71百万円(前期比686.7%増)となりました。 (建設関連事業) 当事業部門における建設事業につきましては、主力の鉄骨工事が伸長したものの、メガソーラー工事の減少などにより、やや厳しい状況となりました。 ハウジング事業につきましては、リフォーム・リノベーションの体制を拡充したことなどにより受注が増加したほか、ハウスメーカー及び工務店への住宅設備機器の提案営業に努めたことなどにより堅調に推移しました。 以上の結果、売上高は483億76百万円(前期比0.7%増)、営業利益は12億48百万円(前期比11.6%減)となりました。 (自動車関連事業) 当事業部門における国産車販売につきましては、前年同期のメーカーの認証不正問題による販売台数減少の反動や法人営業の強化に努めたことなどにより販売台数が伸長し好調に推移しました。 輸入車販売につきましては、イベントの開催などによる拡販に努めたものの、販売競争の激化などにより厳しい状況となりました。 レンタカー事業につきましては、店舗網の拡充及び店舗のリニューアルによる競争力の強化や、法人客の新規・深耕開拓に努めたほか、国内観光需要やインバウンド需要の増加などにより順調に推移しました。 以上の結果、売上高は802億58百万円(前期比9.1%増)、営業利益は49億82百万円(前期比9.6%増)となりました。 (海外・貿易事業) 当事業部門における海外事業につきましては、北米の子会社3社を新たに連結の範囲に含めたことや、米国内で展開する日系スーパーマーケットがサイプレスに新店舗をオープンしたことなどにより売上高は増加しました。一方で米国関税政策によるコスト増の転嫁が遅れたことや、物価高騰に伴う販管費の増加などにより営業利益は減少しました。 貿易事業につきましては、海外ブランドシューズの販売が伸長したものの、水産物の輸入や中国向けベアリングなどの輸出が減少したことなどにより低調に推移しました。 以上の結果、売上高は911億64百万円(前期比1.4%増)、営業利益は41億59百万円(前期比16.6%減)となりました。 (ペット関連事業) 当事業部門におけるペットフード・用品販売につきましては、自社ブランド商品の開発強化とホームセンターなどへの販路拡大に努めたものの、販売競争の激化などにより、やや厳しい状況となりました。 園芸用品販売につきましては、自社ブランド除草剤・肥料の拡販や新規・深耕開拓を推進したことなどにより堅調に推移しました。 以上の結果、売上高は144億75百万円(前期比1.1%増)、営業利益は人件費及び物流費の増加などにより1億24百万円(前期比39.2%減)となりました。 (ファーマシー事業) 当事業部門につきましては、新規出店による店舗網の拡充効果や地域の皆様から選ばれる「かかりつけ薬剤師・薬局」への取り組みを推進したことにより売上高が増加したものの、人件費の増加などにより営業利益が減少しました。 以上の結果、売上高は203億95百万円(前期比2.7%増)、営業損失は88百万円(前期は2億44百万円の営業利益)となりました。 (その他の事業) その他の事業につきましては、オフィス機器販売、リース業、運送業及び保険代理店業などを展開しており、新規顧客の獲得や提案営業の強化に努めたことなどにより順調に推移しました。 以上の結果、売上高は96億58百万円(前期比5.2%増)、営業利益は14億89百万円(前期比25.6%増)となりました。 当社グループの経営成績に影響を与える要因としては、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、法的規制等様々なリスク要因があると認識しております。特に主力のエネルギー事業におきましては、石油製品の構造的な需要減少による影響が懸念されます。また、電力及び都市ガスの小売全面自由化や再生可能エネルギー事業への参入など従来の垣根を越えた異業種間の顧客獲得競争が一段と激化しております。 このような状況のもと、当社グループは今後も主力のエネルギー事業を強化する一方、非エネルギー分野の成長を加速させるため、現在の事業をあらゆる方向から見直し、事業の選択と集中、新事業開発・積極的な投資戦略により事業構造改革を推進してまいります。また、中長期的な経営戦略の実現を目指し、企業価値の更なる向上を図っていくために、経営者として常に外部環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を把握し、それに対する課題を認識すると同時に最適な解決策を実施していく方針であります。 b.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、健全性の高い経営の維持並びに収益性向上の観点から、安定性の指標として自己資本比率及び流動比率を、収益性の指標として営業利益率及び自己資本利益率(ROE)を重要な経営指標と位置付けております。当連結会計年度における自己資本比率は52.4%(前期比3.1%改善)、流動比率は161.8%(前期比8.2%改善)、営業利益率は2.9%(前期比0.1%改善)、自己資本利益率(ROE)は7.2%(前期比0.3%改善)となりました。 当社グループは、引き続き事業の安定性を重視し、株主の皆様の期待に応えうる効率性の高い経営を目指してまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 1)資金需要 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、取扱商品の購入費用や販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、新規事業及びM&A費用等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 2)財政政策 運転資金については、「営業活動によるキャッシュ・フロー」を原資として、必要な場合は金融機関からの短期借入を行い、設備投資等の投資を目的とした資金の調達については、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金(短期・長期)残高合計は369億96百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び預金の残高は685億71百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、期末時点の資産、負債、偶発債務の報告金額、及び期中の収益、費用の報告金額に影響を与える見積りや判断及び仮定を使用することが必要となります。当社の経営陣は、過去の実績や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報を継続的に検証し、見積り及び判断の基礎としております。しかしながら、これらの見積りや判断及び仮定はしばしば不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 当社の経営陣が、見積りや判断及び仮定により当社グループの連結財務諸表に重要な影響を及ぼすと考えている項目は以下のとおりであります。 a.棚卸資産 当社グループは、棚卸資産の推定される将来需要や市場状況に基づく時価の見積額と原価との差額に相当する見積額について、必要な評価減を行っております。実際の将来需要や市場状況が当社の経営陣の見積りより悪化した場合は、追加の評価減が必要となる可能性があります。 b.貸倒引当金 当社グループの連結財務諸表において、受取手形、売掛金及び契約資産等の営業債権並びに貸付金の残高は多額であるため、債権の評価に対する会計上の見積りは重要な要素となっております。 当社グループでは、債務者からの債権回収状況、債務者の財務内容、担保価値、及び過去の貸倒実績率などを総合的に判断した上で債権の回収可能性を見積り、貸倒引当金を計上しております。 当社の経営陣は、これらの貸倒引当金の見積りは合理的であると判断しておりますが、債務者の財政状態の悪化や担保資産の価値が下落した等の場合には、追加引当が必要となる可能性があります。 c.投資の減損 当社グループは、長期的な取引関係の維持のために、特定の取引先及び金融機関の株式等を有しております。 当社グループは、市場性のある有価証券について、価値の下落が一時的でないと判断した場合には、投資の減損を計上しております。 また、市場性のない有価証券について、下落が一時的であるかどうかの判断は、純資産額の下落幅、投資先の財政状態及び将来の業績見通し等を総合的に勘案した上で決定しております。なお、将来の市況の悪化又は投資先の業績不振により、減損の追加計上が必要となる可能性があります。 d.繰延税金資産 連結財務諸表と税務上の資産・負債との間に生じる一時的な差異に係る税効果については、当該差異の解消時に適用される実効税率を用いて繰延税金資産を計上しており、将来の税金の回収予想額は、当社グループ各社の将来の課税所得の見込額に基づき算定しております。 当社の経営陣は、繰延税金資産の回収可能性の評価は合理的であると考えておりますが、将来の課税所得の見込額の変動等により、繰延税金資産が変動する可能性があります。 e.固定資産の減損 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前キャッシュ・フローを見積り、その総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の認識及び測定に当たっては、慎重に検討を行っておりますが、事業計画や経営環境等の前提条件の変化により、追加の減損処理又は新たな減損処理が必要となる可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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