概要
山善は、工作機械や半導体製造装置、物流機器、産業用資材などを取り扱う総合専門商社である。1947年に福井で創業後、大阪に本社を移し、1962年に上場。2025年3月期の連結売上高は5161億円、営業利益95億円に達する。ものづくり産業のサプライチェーンを支える独立系商社として、国内外に広いネットワークを持つ。
売上高の約65%を占める生産財関連事業
山善の主力は生産財関連事業であり、2025年3月期のセグメント売上高は3492億円と全体の約65%を占める。同事業は国内生産財と海外生産財に区分され、国内は機械事業部、産業ソリューション事業部、ツール&エンジニアリング事業部の3本部体制で運営される。機械事業部はマシニングセンタやCNC旋盤などの工作機械、産業ソリューション事業部は自動倉庫やAGVなどのマテハン機器、ツール&エンジニアリング事業部は切削工具や測定工具を中心に販売する。海外生産財事業は2025年4月に新設された海外事業部が統括し、工作機械や射出成形機、半導体設備の輸出入・三国間取引を行う。
16カ国に広がる海外販売網
山善は1965年に米国に最初の現地法人を設立して以来、アジア、欧州、北米、中南米へと拠点を拡大してきた。2025年3月期時点で海外連結子会社は15社あり、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピン、中国(上海・深圳)、台湾、韓国、ドイツ、メキシコ、米国に及ぶ。2025年2月にはマレーシアの工作機械商社CK Mac Global Sdn.Bhd.の親会社株式を、3月にはインドネシアのPT. Somagede Indonesiaの全株式を取得し、現地販売網を強化した。海外生産財事業は全支社で前年を上回る売上を達成し、特に台湾ではAI・半導体関連需要を取り込んだ。
住建と家庭機器で構成される消費財関連事業
消費財関連事業は、住建事業と家庭機器事業の2セグメントからなり、2025年3月期の合計売上高は1890億円である。住建事業は厨房機器、浴室機器、給湯器、空調、太陽光発電システムなどを住宅・建築関連企業向けに販売し、関連工事も提供する。2025年3月期は猛暑による空調需要や省エネ改修需要が追い風となり、売上高874億円(前期比11.2%増)と好調だった。家庭機器事業はプライベートブランド「YAMAZEN」の家電(扇風機、暖房機器、調理家電など)やインテリア家具、アウトドア用品を一般消費者向けに企画・販売する。ECチャネルが成長をけん引し、売上高1016億円(同0.7%増)を計上した。
グループ全体を支える子会社群
山善グループは2025年3月期時点で26の連結子会社を擁する。生産財関連では大垣機工(工作機械販売)、東邦工業(産業機械販売)、石原技研(切削工具販売)が国内販売を補完する。海外では各地のYamazen現地法人が販売・サービスを担う。消費財関連では、イベント企画のヤマゼンクリエイト、物流倉庫のロジライズ(旧ヤマゼンロジスティクス)、旅行斡旋のトラベルトピアがその他事業を構成する。2016年には北関東・東北支社を再設置し、2025年4月にはICT本部を新設するなど、業務効率化とガバナンス強化を図る。グループ全体の従業員数は3309人である。
業界の中での役割は生産財・消費財の総合商社(販売・流通)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01生産財関連(国内)主力
国内の製造業向けに、工作機械、鍛圧・板金機械、マテハン機器、切削工具、油空圧機器など幅広い生産財を販売。機械事業部、産業ソリューション事業部、ツール&エンジニアリング事業部がそれぞれ専門分野を担当。
- 工作機械(マシニングセンタ、CNC旋盤等)
- 金属加工の中核設備。数値制御により高精度な切削・加工を実現。
- マテハン機器・自動倉庫
- 工場内の物流効率化を図る機器。自動倉庫、AGV、コンベアシステムなど。
- 切削工具・測定工具
- 加工に必要な工具類。ドリル、エンドミル、ノギスなど。
02生産財関連(海外)準主力
海外子会社を通じて、工作機械や射出成形機、半導体設備等を輸出・輸入。海外生産拠点向けに設備調達支援や三国間取引も行う。
- 工作機械・射出成形機
- 海外の製造拠点向けに供給。自動車部品や電機部品の生産に使用。
- エレクトロニクス・半導体設備
- 半導体製造・実装ライン向け装置。
03消費財関連(住建)準主力
住宅・建築関連企業向けに、厨房機器、浴室機器、給湯器、空調、太陽光発電システム、建材・エクステリアなどを販売。関連工事・サービスも提供。
- 厨房機器・浴室機器
- システムキッチン、ユニットバスなど住宅設備機器。
- 太陽光発電・蓄電池
- 再生可能エネルギー関連の住宅用設備。
04消費財関連(家庭機器)副次
一般消費者向けに、家電(扇風機、暖房機器、調理家電等)、インテリア家具、アウトドア用品、工具等の企画・開発・販売を行う。
- 家電(扇風機、暖房機器、調理家電等)
- 季節家電や調理家電など、日常生活で使う電化製品。
- インテリア家具・アウトドア用品
- 家具やキャンプ用品など。
製品と技術
マシニングセンタやCNC旋盤で構成する工作機械ライン
機械事業部が取り扱う工作機械は、金属加工の中核設備である。主力はマシニングセンタ(MC)、CNC旋盤、CNC研削盤、放電加工機、3Dプリンターなどで、自動車部品や金型、航空機部品の加工に用いられる。特に半導体製造装置向けの精密部品加工需要に強みを持ち、2025年3月期には第4四半期に半導体装置部品メーカーからの受注が回復した。また、造船・航空・防衛産業向けにも販売を強化しており、工作機械の単体販売に加え、周辺機器(ロボット、測定機器、自動化システム)とのセット提案で付加価値を高めている。
マテハン機器と自動倉庫による物流効率化ソリューション
産業ソリューション事業部は、工場内の物流効率化に資するマテハン(マテリアルハンドリング)機器を多岐にわたって扱う。具体的には自動倉庫、AGV(無人搬送車)、AMR(自律走行ロボット)、コンベアシステム、ピッキングシステム、ソーターシステムなどである。人手不足と省人化ニーズの高まりを受け、作業負荷軽減機器や環境改善機器(集塵機、オイルミスト処理装置)の販売も堅調に推移。2025年3月期には、製造現場の自動化ソリューション提案を強化し、ヒューマノイドロボットの社会実装を目指すコンソーシアム「J-HRTI」に参画している。
切削工具・測定工具のワンストップ供給
ツール&エンジニアリング事業部は、切削工具(ドリル、エンドミル、バイト)、ツーリングホルダー、補要工具、測定・計測機器(ノギス、マイクロメータ、三次元測定機)などを販売する。消耗品である切削工具は、工作機械の稼働に不可欠であり、リピート需要が安定収益の源である。同事業部は電子取引(EDI)の拡大により取引先の利便性を高めるとともに、中小製造業向けに作業工具や小型機器の販売も手掛ける。2025年3月期は、中小企業の設備投資が伸び悩む中でも、生産現場で使用される多様な消耗品の販売が堅調だった。
住宅設備から家電までカバーする消費財製品
住建事業では、システムキッチン、ユニットバス、給湯器、空調機器、太陽光発電システムなどを住宅メーカーやリフォーム会社向けに販売。2025年3月期は省エネ改修需要の高まりを捉え、給湯器や空調の販売が伸長した。家庭機器事業では、プライベートブランド「YAMAZEN」で扇風機、暖房機器、調理家電、インテリア家具、アウトドア用品を企画・開発する。2024年夏の猛暑でファン付きウェアや移動式エアコンの販売が好調だったほか、自社ECサイト「山善ビズコム」の会員数と売上高が順調に増加している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
機械工具卸で国内首位、内需依存
当社は機械工具・産業機器の総合商社として国内卸売業界で首位級の規模を誇る。売上高5,000億円超と同業のリョーサン菱洋ホールディングス(約3,000億円)を大きく上回るが、営業利益率は約2%と低く、薄利多売の事業構造。海外売上比率が低く内需依存が強い。同業の高千穂交易(営業利益率5%超)と比べ収益性改善が課題。
強み
- 全国に拠点を展開し、顧客基盤が厚い。機械工具卸で国内トップシェア。
- 機械工具から産業機器まで幅広い品揃えでワンストップ提案が可能。
- 売上高5,000億円超で安定したキャッシュフローを確保。
- M&Aや新分野への投資余力があり、成長戦略を遂行可能。
課題
- 営業利益率約2%と低く、収益構造の改善が急務。
- 国内製造業の景気変動の影響を受けやすく、海外展開が限定的。
- 同業他社との価格競争が激しく、差別化が難しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
商社・卸売の時価総額近傍。太字が山善
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8098稲畑産業 | 2,428億円 | 11.7倍 |
| 2 | 9869加藤産業 | 2,370億円 | 14.0倍 |
| 3 | 1333Umios | 1,976億円 | 8.9倍 |
| 4 | 8130サンゲツ | 1,888億円 | 12.8倍 |
| 5 | 7476アズワン | 1,868億円 | 19.4倍 |
| 6 | 8051山善 | 1,844億円 | 19.4倍 |
| 7 | 7552ハピネット | 1,806億円 | 16.5倍 |
| 8 | 7456松田産業 | 1,771億円 | 10.2倍 |
| 9 | 167Aリョーサン菱洋ホールディングス | 1,747億円 | 17.5倍 |
| 10 | 3880大王製紙 | 1,629億円 | 17.9倍 |
| 11 | 9830トラスコ中山 | 1,595億円 | 9.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。
会社の歴史
沿革 53件
福井で工具販売会社として創業した1947年
山善の起源は1947年5月、福井市で設立された山善工具製販株式会社である。創業時の事業は工具等の販売で、1951年9月には本店を大阪市西区に移転し、関西の製造業需要を取り込む基盤を築いた。1955年3月に産業機具部門を設置し、同年4月には商号を山善機械器具株式会社に変更。1957年7月には工作機械部門を新設し、事業の軸足を次第に生産財へと移していく。この時期、日本は高度経済成長期に入り、製造業の設備投資需要が高まっていた。
三大都市圏への支店網拡大と上場
1958年11月に東京支店(現東京本社)を設置し、1960年9月には名古屋営業所、1961年1月には福岡営業所を開設。1962年10月に大阪証券取引所市場第二部に上場、1963年9月には東京証券取引所市場第二部にも上場した。1963年3月には広島営業所を設置し、西日本から東日本へと販売ネットワークを広げた。1970年2月には両取引所の市場第一部に指定替えされ、株式市場での存在感を高めた。
米国進出と住宅機器部門の設置
1965年2月、米国に初の海外現地法人Yamazen, Inc.を設立し、海外販売の足がかりを得る。同年7月には住宅機器部門を設置し、消費財分野へ参入。同時に大阪・東京両営業本部制を導入し、組織を拡充した。1971年11月には商号を現在の株式会社山善に変更。1978年7月には家庭機器部門を設置し、一般消費者向け市場への本格進出を果たす。これにより生産財と消費財の両輪体制が整った。
アジア拠点の相次ぐ設立(1989~1999年)
1989年10月にタイ現地法人(のちに再編)、1990年6月にマレーシア、同年12月にシンガポール、1991年2月に台湾と、アジア主要国に法人を相次いで設立した。1993年11月には物流子会社ヤマゼンロジスティクス(現ロジライズ)を設立し、サプライチェーン機能を強化。1997年4月にはタイにエンジニアリング子会社、1999年7月には韓国法人を設立し、アジア域内のカバレッジを拡大した。この時期、日本の製造業の海外生産シフトに対応する形で、現地での機械販売とサービス体制を整えた。
中国・欧州・ベトナムへの展開(2002~2011年)
2002年7月に上海、2005年12月に深圳と中国本土に販売法人を設立。2004年7月にはインドネシア、同年8月には米国にPlustech Inc.を設立し、半導体関連機器の販売を強化した。2008年12月にはドイツ法人Yamazen Europe GmbHを設立、欧州市場に参入。2010年2月ベトナム、2011年3月フィリピンと東南アジア諸国でも法人化を進め、2011年1月には中国にSouzen Tradingを設立し、日系以外の顧客開拓を狙った。2016年にはタイで複数法人を合併し、組織の効率化を図った。
事業部制移行と国内組織の再編
2012年4月、機械事業部、機工事業部、住建事業部、家庭機器事業部、国際事業本部の5事業部体制へ移行。2016年4月には国際事業本部を機械・機工両事業部に統合し、国内と海外の垣根を撤廃。2021年10月には経営管理本部と営業本部の2本部制に変更。2023年4月には機工事業部を産業ソリューション事業部とツール&エンジニアリング事業部に分割し、より専門性の高い組織とした。2025年4月にはICT本部を新設し、デジタル化推進体制を整えた。
プライム市場移行と中期経営計画の策定
2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行。2025年3月期には中期経営計画「PROACTIVE YAMAZEN 2027」をスタートさせ、自己資本利益率(ROE)8.0%、基礎的営業キャッシュ・フロー140億円、自己資本比率40.0~45.0%を目標に掲げた。2025年3月期の売上高は5419億円(前期比5.0%増)、営業利益120億円(同26.3%増)と増収増益を達成。半導体・AI関連需要や省エネ投資の拡大が追い風となった。
年表53件を開く
1940年代
- 1947年5月創業福井市において工具等の販売を目的とする山善工具製販株式会社を設立。
1950年代
- 1951年9月本店を福井市より現大阪本社に移転。
- 1955年3月産業機具部門を設置。
- 1955年4月商号変更商号を山善機械器具株式会社に変更。
- 1957年7月工作機械部門を設置。
- 1958年11月東京支店(現・東京本社)を設置。
1960年代
- 1960年9月名古屋営業所(現・名古屋支社)を設置。
- 1961年1月福岡営業所(現・九州支社)を設置。
- 1962年10月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
- 1963年3月広島営業所(現・広島支社)を設置。
- 1963年9月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
- 1965年2月米国に現地法人(現・連結子会社、Yamazen, Inc.)を設立。
- 1965年7月住宅機器部門を設置。
- 1965年7月大阪・東京両営業本部制を採用。管理本部並びに海外営業本部を大阪本社に設置。
1970年代
- 1970年2月上場大阪・東京両証券取引所市場第一部(2013年7月 現物市場統合に伴い大阪証券取引所市場第一部は東京証券取引所市場第一部に統合)に上場。
- 1971年11月商号変更株式会社山善に商号変更。
- 1978年7月家庭機器部門を設置。
1980年代
- 1989年10月M&Aタイに現地法人((旧)Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.)を設立。(後に、連結子会社となり、2016年4月 新設合併により消滅)
1990年代
- 1990年4月北関東支社を設置。(2004年4月 組織再編により廃止)
- 1990年6月マレーシアに現地法人(現・連結子会社、Yamazen(Malaysia)Sdn.Bhd.)を設立。
- 1990年12月シンガポールに現地法人(現・連結子会社、Yamazen(Singapore)Pte.Ltd.)を設立。
- 1991年2月台湾に現地法人(現・連結子会社、Yamazen Co.,Ltd.)を設立。
- 1991年4月システムエンジニアリング部門を設置。
- 1991年6月M&A旅行斡旋業の㈱トラベルトピア(現・連結子会社)を買収。
- 1992年10月イベント企画部門を切り離し、ヤマゼンクリエイト㈱(現・連結子会社)を設立。
- 1993年4月東北支社を設置。(2004年4月 組織再編により廃止)
- 1993年11月商号変更ヤマゼンロジスティクス㈱(現・連結子会社、2025年4月㈱ロジライズに社名変更)を設立。
- 1997年4月M&Aタイに現地法人(Yamazen Thai Engineering Co.,Ltd.)を設立。(後に、連結子会社となり、2016年4月 新設合併により消滅)
- 1999年4月経営企画本部を設置。
- 1999年7月韓国に現地法人(現・連結子会社、Yamazen (Korea) Ltd.)を設立。
2000年代
- 2002年7月中国に現地法人(現・連結子会社、Yamazen (Shanghai) Trading Co.,Ltd.)を設立。
- 2004年4月家庭機器営業本部を設置。
- 2004年4月M&A東京営業本部、北関東支社、東北支社を統合し、東京本社内に東日本営業本部を設置。
- 2004年7月インドネシアに現地法人(現・連結子会社、PT.Yamazen Indonesia)を設立。
- 2004年8月米国に現地法人(現・連結子会社、Plustech Inc.)を設立。
- 2005年9月M&A大垣機工㈱(現・連結子会社)を株式取得により子会社化。
- 2005年12月中国に現地法人(現・連結子会社、Yamazen (Shenzhen) Trading Co.,Ltd.)を設立。
- 2008年12月ドイツに現地法人(現・連結子会社、Yamazen Europe GmbH)を設立。
2010年代
- 2010年2月ベトナムに現地法人(現・連結子会社、Yamazen Viet Nam Co.,Ltd.)を設立。
- 2010年4月M&Aシステムエンジニアリング部門を国際本部に統合。
- 2011年1月中国に現地法人(現・連結子会社、Souzen Trading (Shenzhen)Co.,Ltd.)を設立。
- 2011年3月フィリピンに現地法人(現・連結子会社、Yamazen Machinery & Tools Philippines Inc.)を設立。
- 2011年4月産業システム部門と機械工具部門を統轄する機工事業部を設置。
- 2012年4月機械事業部、機工事業部、住建事業部、家庭機器事業部及び国際事業本部の5事業部を軸とする事業部制へ移行。
- 2013年9月メキシコに現地法人(現・連結子会社、Yamazen Mexicana,S.A.DE C.V.)を設立。
- 2016年4月M&A生産財関連事業における市場の国内外区分を撤廃し、国際事業本部を機械事業部と機工事業部に集約・統合。あわせて国際事業本部よりシステムエンジニアリング部門を分離。
- 2016年4月創業タイ国投資委員会の認可取得に伴い、タイに所在する(旧)Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.、Yamazen Thai Engineering Co.,Ltd.及びその他2社を被合併会社とする新設合併により、新たに(現)Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.を設立し組織再編を実施。
- 2016年6月M&A監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行。システムエンジニアリング部門を機械事業部と機工事業部に集約・統合。東邦工業㈱(現・連結子会社)を株式交換により子会社化。北関東・東北支社を設置。㈱石原技研(現・連結子会社)を子会社化。営業本部を設置。
2020年代
- 2021年10月経営企画本部、管理本部及び営業本部の3本部制を廃止し、経営管理本部(経営・コーポレート統括)と営業本部(事業統括)の2本部制へ移行。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
- 2023年4月機工事業部を産業ソリューション事業部とツール&エンジニアリング事業部に分割。
- 2025年4月営業本部(事業統括)、ICT本部※(全社IT統括)、経営管理本部(経営・コーポレート統括)の3本部制へ移行。 ※ICT:Information and Communication Technology
- 2025年4月M&A生産財関連事業における市場の国内外区分を再区分し、機械事業部、産業ソリューション事業部、ツール&エンジニアリング事業部における海外事業を分割・統合し、海外事業部を設置。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 自己資本利益率(ROE)2027年度まで8.0%
- 基礎的営業キャッシュ・フロー2027年度まで14,000百万円
- 自己資本比率2027年度まで40.0%~45.0%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
働きがいのある職場の実現
人的資本を強化し、従業員がやりがいを感じられる職場環境を整備する。
- 02
グリーンビジネスの拡大
環境配慮型製品やサービスの提供を拡充し、持続可能な社会に貢献する。
- 03
デジタル化による顧客価値の最大化
デジタル技術を活用して顧客への提供価値を高め、業務効率化を図る。
- 04
持続可能な調達・供給の実現
サプライチェーン全体で持続可能性を追求し、安定供給を確保する。
- 05
透明性のあるガバナンス体制の確立
コーポレートガバナンスを強化し、情報開示と市場との対話を充実させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で3,309人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は802万円で、9期前と比べて+11.5%。平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は13.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 2,724 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 2,812 | — |
| 2019年3月 | 719 | 37.0 | 12.9 | 2,990 | — |
| 2020年3月 | 743 | 37.4 | 13.1 | 3,077 | — |
| 2021年3月 | 697 | 37.8 | 13.5 | 3,149 | — |
| 2022年3月 | 741 | 38.2 | 13.8 | 3,157 | — |
| 2023年3月 | 805 | 39.2 | 14.0 | 3,215 | — |
| 2024年3月 | 787 | 39.4 | 13.8 | 3,276 | — |
| 2025年3月 | 760 | 39.7 | 13.8 | 3,276 | 290 |
| 2026年3月 | 802 | 40.0 | 13.9 | 3,309 | 363 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社18社(国内 3 / 海外 15、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。
- 海外Yamazen, Inc. (注)2米国イリノイ州エルクグローブビレッジ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Plustech Inc.米国イリノイ州エルクグローブビレッジ · 連結子会社議決権51.0%
- 海外Yamazen Mexicana,S.A.DE C.V.メキシコ グアナファト州シラオ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Yamazen(Singapore) Pte.Ltd.シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Yamazen(Malaysia) Sdn.Bhd.マレーシア クアラルンプール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外PT.Yamazen Indonesia (注)3インドネシア ジャカルタ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Yamazen(Thailand) Co.,Ltd.タイ バンコク · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Yamazen Machinery & Tools Philippines Inc.フィリピン ラグーナ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Yamazen Viet Nam Co.,Ltd.ベトナム ホーチミン · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Yamazen Co.,Ltd.台湾 台北 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Souzen Trading (Shenzhen) Co.,Ltd. (注)3中国 シンセン · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Yamazen (Shanghai) Trading Co.,Ltd.中国 上海 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
- Yamazen (Shenzhen) Trading Co.,Ltd.中国 シンセン100%
- Yamazen Europe GmbHドイツ シュツットガルト100%
- Yamazen (Korea) Ltd.韓国 ソウル100%
- 大垣機工株式会社岐阜県 大垣市100%
- 東邦工業株式会社広島県 広島市100%
- 株式会社石原技研栃木県 鹿沼市100%
- INYAMAZEN MACHINERY & TOOLS INDIA PRIVATE LIMITED
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達10万円【電子可】除湿機警察庁 · 2025-06-24
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は5,419億円、営業利益は120億円。前期と比べると増収増益で、売上が+5.0%、利益が+26.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 5,850億円 | 5,419億円 |
| 営業利益 | 150億円 | 120億円 |
| 純利益 | 100億円 | 93億円 |
| 1株あたり配当 | ¥56 | ¥56 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1,459億円、営業利益は29億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.6%、営業利益は+16.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,333 | — | — | 39 |
| 2024年1Q | 1,200 | 25 | 2.1 | 16 |
| 2024年2Q | 1,287 | 24 | 1.9 | 17 |
| 2024年3Q | 1,294 | 26 | 2.0 | 18 |
| 2024年4Q | 1,288 | — | — | 14 |
| 2025年2Q | 2,489 | 34 | 1.4 | 26 |
| 2025年4Q | 2,672 | 61 | 2.3 | 52 |
| 2026年2Q | 2,598 | 51 | 2.0 | 42 |
| 2026年4Q | 2,821 | 69 | 2.4 | 51 |
| 2027年1Q | 1,459 | 29 | 2.0 | 19 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は3,703億円から5,419億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| メキシコに現地法人(現・連結子会社、Yamazen Mexicana,S.A.DE C.V.)を設立。 | |||||
| 2013年3月 | 3,703 | — | 104 | — | 62 |
| 2014年3月 | 3,952 | — | 98 | — | 55 |
| 2015年3月 | 4,358 | — | 133 | — | 59 |
| タイ国投資委員会の認可取得に伴い、タイに所在する(旧)Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.、Yamazen Thai Engineering Co.,Ltd.及びその他2社を被合併会社とする新設合併により、新たに(現)Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.を設立し組織再編を実施。 | |||||
| 2016年3月 | 4,478 | — | 135 | — | 92 |
| 2017年3月 | 4,477 | — | 129 | — | 85 |
| 2018年3月 | 4,980 | — | 152 | — | 102 |
| 2019年3月 | 5,264 | — | 179 | — | 122 |
| 2020年3月 | 4,722 | — | 119 | — | 81 |
| 2021年3月 | 4,347 | — | 112 | — | 76 |
| 2022年3月 | 5,019 | — | 171 | — | 120 |
| 2023年3月 | 5,273 | — | 173 | — | 125 |
| 2024年3月 | 5,069 | — | 104 | — | 65 |
| 生産財関連事業における市場の国内外区分を再区分し、機械事業部、産業ソリューション事業部、ツール&エンジニアリング事業部における海外事業を分割・統合し、海外事業部を設置。 | |||||
| 2025年3月 | 5,161 | 95 | 100 | 1.8 | 78 |
| 2026年3月 | 5,419 | 120 | 130 | 2.2 | 93 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高5,419億円のうち、営業利益として残るのは120億円で2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は93億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.7%4,589億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.1%710億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%120億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが51億円、投資CFが−109億円で、差し引きのフリーCFは−58億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は1,100億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 100 | 1 | −50 | 101 | 308 |
| 2014年3月 | 97 | −4 | −40 | 93 | 371 |
| 2015年3月 | 126 | 4 | −53 | 130 | 468 |
| 2016年3月 | 105 | 15 | −41 | 120 | 533 |
| 2017年3月 | 82 | −2 | −53 | 80 | 564 |
| 2018年3月 | 80 | 22 | −59 | 102 | 607 |
| 2019年3月 | 93 | −10 | −58 | 83 | 638 |
| 2020年3月 | 134 | −19 | −64 | 115 | 684 |
| 2021年3月 | 136 | −39 | −51 | 97 | 745 |
| 2022年3月 | 71 | −28 | 10 | 43 | 812 |
| 2023年3月 | 78 | −33 | −52 | 45 | 811 |
| 2024年3月 | 112 | −9 | −48 | 103 | 885 |
| 2025年3月 | 84 | −111 | −107 | −27 | 748 |
| 2026年3月 | 51 | −109 | 386 | −58 | 1,100 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は3,520億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,402億円で、自己資本比率は39.3%(業種中央値50.6%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,602 | 515 | 1,087 | 32.1 |
| 2014年3月 | 1,791 | 559 | 1,232 | 31.2 |
| 2015年3月 | 2,003 | 651 | 1,352 | 32.4 |
| 2016年3月 | 2,084 | 675 | 1,409 | 32.3 |
| 2017年3月 | 2,196 | 757 | 1,439 | 34.4 |
| 2018年3月 | 2,458 | 847 | 1,611 | 34.3 |
| 2019年3月 | 2,456 | 931 | 1,525 | 37.8 |
| 2020年3月 | 2,303 | 954 | 1,349 | 41.3 |
| 2021年3月 | 2,459 | 1,076 | 1,383 | 43.6 |
| 2022年3月 | 2,827 | 1,134 | 1,693 | 39.9 |
| 2023年3月 | 2,889 | 1,238 | 1,651 | 42.6 |
| 2024年3月 | 2,950 | 1,326 | 1,624 | 44.6 |
| 2025年3月 | 2,923 | 1,279 | 1,643 | 43.3 |
| 2026年3月 | 3,520 | 1,402 | 2,118 | 39.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで284社中91位あたり、逆に低いのは自己資本比率で284社中209位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,935で、1年前と比べて+43.7%。過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.4倍 |
| PER (会社予想) | 16.7倍 |
| PBR | 1.19倍 |
| 配当利回り | 2.89% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+4.77%の上昇。週足は7月に入り上昇基調を強め、25日線(1736円)を株価(1758円)が上回っている。52週高値(1866円)から-5.8%、52週安値(1263円)から+39.2%の位置で、高値圏。出来高は6月に61万株の急増があったが、その後は15〜20万株程度に落ち着いている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 51/100)。
PER17.6倍は同業平均17.55倍と同水準。PBR1.09倍は平均1.21倍をやや下回るが、ROE7.04%に対し割安感は限定的。配当利回り3.08%は平均2.65%を上回るが、配当性向65.4%と高く今後の増配余地は限定的。業績は増収増益だが利益率は低く、総合的にほぼ妥当な水準。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.4倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 16.7倍 | — |
| PBR | 1.19倍 | 1.24倍 |
| ROE | 7.0% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
山善の投資論点は、独立系商社としての事業基盤の安定性と成長余地をどう評価するかにある。強気派は、工作機械・半導体関連の需要回復による増収増益と、高い配当利回り(約3%)を魅力と見る。一方、弱気派は、営業利益率が1.84%と低く、市況変動に脆弱な商社モデルの収益性には限界があると指摘。両者の対立は、短期的な業績改善期待と、長期的な事業構造の収益力格差にある。
- 需要回復の追い風
工作機械・半導体関連の需要が再び拡大し、2026年3月期は増収増益見込み。
- 高利回りと株主還元
配当利回り3.09%は卸売業平均を上回り、安定した還元姿勢。
- 独立系の柔軟性
特定メーカー依存が低く、市況変化に合わせた品揃えが可能。
- 2026年3月期営業利益120億円達成通年影響中
前期比26%増益、売上高成長と利益率改善で
- 中国景気回復による工具需要拡大2025年下期影響中
山善は工作機械卸が主力、中国需要回復で売上高300億円増(前期比5.5%増)
- 配当増額による株主還元次回決算影響弱
配当性向35%から40%に引き上げで利回り3.5%へ
- 自己株式取得の実施次回決算影響弱
自己株式取得でEPS増加、株主還元強化
- 低い営業利益率
営業利益率1.84%は業界平均以下で、利益成長に限界。
- 市況変動リスク
売上の多くが設備投資景気に連動し、景気後退時は業績悪化。
- 競争激化
同業他社や専門商社との競争が激しく、差別化が難しい。
- 円高進行による輸出採算悪化金融政策次第影響強
対ドル10円の円高で営業利益約50億円押し下げ
- 国内設備投資の鈍化2025年影響中
製造業の設備投資減で工作機械需要減少、売上高前期比3%減
- 競争激化による粗利低下継続影響中
卸売業界の競合で粗利率0.5%低下、営業利益約25億円減少
- 在庫リスクの顕在化不定影響弱
在庫評価損発生で純利益減少、過去事例で10億円程度の損失
- 営業利益率
- 収益性改善の度合いを測る重要な指標。
- 工作機械受注高
- 主要顧客の設備投資動向を示す先行指標。
- 在庫回転率
- 在庫管理の効率性と需要予測精度を反映。
- 海外売上高比率
- 国内需要依存度の低下と成長分野への展開度合い。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり56円で、前期から+3.8%。いまの株価に対する利回りは2.89%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 30 | — | 37.3 |
| 2018年3月 | 33 | 8.3 | 29.8 |
| 2019年3月 | 36 | 10.8 | 28.5 |
| 2020年3月 | 30 | −16.7 | 38.7 |
| 2021年3月 | 20 | −33.3 | 30.8 |
| 2022年3月 | 35 | 75.0 | 29.3 |
| 2023年3月 | 40 | 14.3 | 37.7 |
| 2024年3月 | 50 | 25.0 | 83.7 |
| 2025年3月 | 52 | 4.0 | 73.0 |
| 2026年3月 | 54 | 3.8 | 65.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥56
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ13,344人。区分でいちばん多いのは個人・その他で48.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.3%を占め、残る63.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 36.0 | 41.6 | 42.2 | 39.4 | 40.7 | 48.4 |
| 事業法人 | 19.1 | 17.6 | 17.9 | 27.0 | 31.3 | 25.3 |
| 外国法人 | 14.4 | 14.2 | 18.0 | 19.4 | 14.1 | 13.5 |
| 金融機関 | 29.9 | 26.0 | 21.3 | 13.2 | 13.2 | 11.0 |
| 自己株式 | 0.8 | 6.6 | 6.6 | 6.6 | 10.1 | 9.2 |
| 証券会社 | 0.6 | 0.6 | 0.7 | 1.0 | 0.7 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 山善取引先持株会 | 6.66 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 5.93 |
| 03 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 5.76 |
| 04 | 東京山善取引先持株会 | 5.72 |
| 05 | 山善社員投資会 | 3.51 |
| 06 | 株式会社エフティグループ | 3.46 |
| 07 | 名古屋山善取引先持株会 | 2.21 |
| 08 | UH Partners 2投資事業有限責任組合 | 1.75 |
| 09 | 広島山善取引先持株会 | 1.46 |
| 10 | 九州山善取引先持株会 | 1.20 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-12野村證券株式会社新規の大量保有報告0.00%-0.05pt
- 2026-04-22野村證券株式会社新規の大量保有報告0.05%-0.14pt
- 2026-04-07野村證券株式会社新規の大量保有報告0.19%-2.73pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+64%、1株純資産は14期で+194%。直近期のROEは7.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 67 | 548 | 13.2 | 9.3 | 32.9 |
| 2014年3月 | 59 | 595 | 10.3 | 11.6 | 34.8 |
| 2015年3月 | 62 | 693 | 9.7 | 15.8 | 32.5 |
| 2016年3月 | 98 | 717 | 13.9 | 8.7 | 30.0 |
| 2017年3月 | 91 | 804 | 11.9 | 11.0 | 37.3 |
| 2018年3月 | 108 | 892 | 12.8 | 10.3 | 29.8 |
| 2019年3月 | 129 | 981 | 13.8 | 9.1 | 28.5 |
| 2020年3月 | 86 | 1,007 | 8.6 | 10.5 | 38.7 |
| 2021年3月 | 80 | 1,136 | 7.5 | 13.0 | 30.8 |
| 2022年3月 | 134 | 1,269 | 10.9 | 7.1 | 29.3 |
| 2023年3月 | 141 | 1,384 | 10.6 | 7.2 | 37.7 |
| 2024年3月 | 73 | 1,480 | 5.1 | 18.4 | 83.7 |
| 2025年3月 | 91 | 1,481 | 6.1 | 14.5 | 73.0 |
| 2026年3月 | 109 | 1,613 | 7.0 | 13.1 | 65.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額327百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 岸田貢司 | 代表取締役社長 社長執行役員 最高経営責任者(CEO) | 66 |
| 佐々木公久 | 代表取締役 副社長執行役員 | 69 |
| 山添正道 | 取締役 専務執行役員 最高財務責任者(CFO)経営管理本部長 | 66 |
| 中山尚律 | 取締役 常務執行役員 家庭機器事業部長 | 64 |
| 隅田博彦 | 取締役 | 70 |
| 江口あつみ | 取締役 | 68 |
| 清原伸一 | 取締役(常勤監査等委員) | 64 |
| 津田佳典 | 取締役(監査等委員) | 54 |
| 中務尚子 | 取締役(監査等委員) | 61 |
| 本行克哉 | — | 39 |
| 池田安希子 | 取締役 | 66 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 52 | 13 | 203 | 269 | 54 |
| 社外取締役 | 4 | — | — | 33 | 33 | 8 |
| 取締役(社内) | 2 | — | — | 25 | 25 | 13 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,975字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,983字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,250字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,865字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第80期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-15
- 半期報告書半期報告書-第80期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第79期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-17
- 半期報告書半期報告書-第79期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第78期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第78期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第78期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第78期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第77期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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