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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

山善

YAMAZEN CORPORATION8051 · Prime · 卸売業

生産財から消費財まで網羅する総合商社的企業。機械工具・設備の販売で国内トップクラス、住建・家電分野も展開。

概要

山善は、工作機械や半導体製造装置、物流機器、産業用資材などを取り扱う総合専門商社である。1947年に福井で創業後、大阪に本社を移し、1962年に上場。2025年3月期の連結売上高は5161億円、営業利益95億円に達する。ものづくり産業のサプライチェーンを支える独立系商社として、国内外に広いネットワークを持つ。

売上高の約65%を占める生産財関連事業

山善の主力は生産財関連事業であり、2025年3月期のセグメント売上高は3492億円と全体の約65%を占める。同事業は国内生産財と海外生産財に区分され、国内は機械事業部、産業ソリューション事業部、ツール&エンジニアリング事業部の3本部体制で運営される。機械事業部はマシニングセンタやCNC旋盤などの工作機械、産業ソリューション事業部は自動倉庫やAGVなどのマテハン機器、ツール&エンジニアリング事業部は切削工具や測定工具を中心に販売する。海外生産財事業は2025年4月に新設された海外事業部が統括し、工作機械や射出成形機、半導体設備の輸出入・三国間取引を行う。

16カ国に広がる海外販売網

山善は1965年に米国に最初の現地法人を設立して以来、アジア、欧州、北米、中南米へと拠点を拡大してきた。2025年3月期時点で海外連結子会社は15社あり、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピン、中国(上海・深圳)、台湾、韓国、ドイツ、メキシコ、米国に及ぶ。2025年2月にはマレーシアの工作機械商社CK Mac Global Sdn.Bhd.の親会社株式を、3月にはインドネシアのPT. Somagede Indonesiaの全株式を取得し、現地販売網を強化した。海外生産財事業は全支社で前年を上回る売上を達成し、特に台湾ではAI・半導体関連需要を取り込んだ。

住建と家庭機器で構成される消費財関連事業

消費財関連事業は、住建事業と家庭機器事業の2セグメントからなり、2025年3月期の合計売上高は1890億円である。住建事業は厨房機器、浴室機器、給湯器、空調、太陽光発電システムなどを住宅・建築関連企業向けに販売し、関連工事も提供する。2025年3月期は猛暑による空調需要や省エネ改修需要が追い風となり、売上高874億円(前期比11.2%増)と好調だった。家庭機器事業はプライベートブランド「YAMAZEN」の家電(扇風機、暖房機器、調理家電など)やインテリア家具、アウトドア用品を一般消費者向けに企画・販売する。ECチャネルが成長をけん引し、売上高1016億円(同0.7%増)を計上した。

グループ全体を支える子会社群

山善グループは2025年3月期時点で26の連結子会社を擁する。生産財関連では大垣機工(工作機械販売)、東邦工業(産業機械販売)、石原技研(切削工具販売)が国内販売を補完する。海外では各地のYamazen現地法人が販売・サービスを担う。消費財関連では、イベント企画のヤマゼンクリエイト、物流倉庫のロジライズ(旧ヤマゼンロジスティクス)、旅行斡旋のトラベルトピアがその他事業を構成する。2016年には北関東・東北支社を再設置し、2025年4月にはICT本部を新設するなど、業務効率化とガバナンス強化を図る。グループ全体の従業員数は3309人である。

業界の中での役割は生産財・消費財の総合商社(販売・流通)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
5,419億円
営業利益
120億円
営業利益率
2.2%
純利益
93億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01生産財関連(国内)主力

国内の製造業向けに、工作機械、鍛圧・板金機械、マテハン機器、切削工具、油空圧機器など幅広い生産財を販売。機械事業部、産業ソリューション事業部、ツール&エンジニアリング事業部がそれぞれ専門分野を担当。

主な製品・サービス3
工作機械(マシニングセンタ、CNC旋盤等)
金属加工の中核設備。数値制御により高精度な切削・加工を実現。
マテハン機器・自動倉庫
工場内の物流効率化を図る機器。自動倉庫、AGV、コンベアシステムなど。
切削工具・測定工具
加工に必要な工具類。ドリル、エンドミル、ノギスなど。

02生産財関連(海外)準主力

海外子会社を通じて、工作機械や射出成形機、半導体設備等を輸出・輸入。海外生産拠点向けに設備調達支援や三国間取引も行う。

主な製品・サービス2
工作機械・射出成形機
海外の製造拠点向けに供給。自動車部品や電機部品の生産に使用。
エレクトロニクス・半導体設備
半導体製造・実装ライン向け装置。

03消費財関連(住建)準主力

住宅・建築関連企業向けに、厨房機器、浴室機器、給湯器、空調、太陽光発電システム、建材・エクステリアなどを販売。関連工事・サービスも提供。

主な製品・サービス2
厨房機器・浴室機器
システムキッチン、ユニットバスなど住宅設備機器。
太陽光発電・蓄電池
再生可能エネルギー関連の住宅用設備。

04消費財関連(家庭機器)副次

一般消費者向けに、家電(扇風機、暖房機器、調理家電等)、インテリア家具、アウトドア用品、工具等の企画・開発・販売を行う。

主な製品・サービス2
家電(扇風機、暖房機器、調理家電等)
季節家電や調理家電など、日常生活で使う電化製品。
インテリア家具・アウトドア用品
家具やキャンプ用品など。

製品と技術

マシニングセンタやCNC旋盤で構成する工作機械ライン

機械事業部が取り扱う工作機械は、金属加工の中核設備である。主力はマシニングセンタ(MC)、CNC旋盤、CNC研削盤、放電加工機、3Dプリンターなどで、自動車部品や金型、航空機部品の加工に用いられる。特に半導体製造装置向けの精密部品加工需要に強みを持ち、2025年3月期には第4四半期に半導体装置部品メーカーからの受注が回復した。また、造船・航空・防衛産業向けにも販売を強化しており、工作機械の単体販売に加え、周辺機器(ロボット、測定機器、自動化システム)とのセット提案で付加価値を高めている。

マテハン機器と自動倉庫による物流効率化ソリューション

産業ソリューション事業部は、工場内の物流効率化に資するマテハン(マテリアルハンドリング)機器を多岐にわたって扱う。具体的には自動倉庫、AGV(無人搬送車)、AMR(自律走行ロボット)、コンベアシステム、ピッキングシステム、ソーターシステムなどである。人手不足と省人化ニーズの高まりを受け、作業負荷軽減機器や環境改善機器(集塵機、オイルミスト処理装置)の販売も堅調に推移。2025年3月期には、製造現場の自動化ソリューション提案を強化し、ヒューマノイドロボットの社会実装を目指すコンソーシアム「J-HRTI」に参画している。

切削工具・測定工具のワンストップ供給

ツール&エンジニアリング事業部は、切削工具(ドリル、エンドミル、バイト)、ツーリングホルダー、補要工具、測定・計測機器(ノギス、マイクロメータ、三次元測定機)などを販売する。消耗品である切削工具は、工作機械の稼働に不可欠であり、リピート需要が安定収益の源である。同事業部は電子取引(EDI)の拡大により取引先の利便性を高めるとともに、中小製造業向けに作業工具や小型機器の販売も手掛ける。2025年3月期は、中小企業の設備投資が伸び悩む中でも、生産現場で使用される多様な消耗品の販売が堅調だった。

住宅設備から家電までカバーする消費財製品

住建事業では、システムキッチン、ユニットバス、給湯器、空調機器、太陽光発電システムなどを住宅メーカーやリフォーム会社向けに販売。2025年3月期は省エネ改修需要の高まりを捉え、給湯器や空調の販売が伸長した。家庭機器事業では、プライベートブランド「YAMAZEN」で扇風機、暖房機器、調理家電、インテリア家具、アウトドア用品を企画・開発する。2024年夏の猛暑でファン付きウェアや移動式エアコンの販売が好調だったほか、自社ECサイト「山善ビズコム」の会員数と売上高が順調に増加している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

機械工具卸で国内首位、内需依存

当社は機械工具・産業機器の総合商社として国内卸売業界で首位級の規模を誇る。売上高5,000億円超と同業のリョーサン菱洋ホールディングス(約3,000億円)を大きく上回るが、営業利益率は約2%と低く、薄利多売の事業構造。海外売上比率が低く内需依存が強い。同業の高千穂交易(営業利益率5%超)と比べ収益性改善が課題。

強み

  • 全国に拠点を展開し、顧客基盤が厚い。機械工具卸で国内トップシェア。
  • 機械工具から産業機器まで幅広い品揃えでワンストップ提案が可能。
  • 売上高5,000億円超で安定したキャッシュフローを確保。
  • M&Aや新分野への投資余力があり、成長戦略を遂行可能。

課題

  • 営業利益率約2%と低く、収益構造の改善が急務。
  • 国内製造業の景気変動の影響を受けやすく、海外展開が限定的。
  • 同業他社との価格競争が激しく、差別化が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字が山善

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18098稲畑産業2,428億円11.7倍
29869加藤産業2,370億円14.0倍
31333Umios1,976億円8.9倍
48130サンゲツ1,888億円12.8倍
57476アズワン1,868億円19.4倍
68051山善1,844億円19.4倍
77552ハピネット1,806億円16.5倍
87456松田産業1,771億円10.2倍
9167Aリョーサン菱洋ホールディングス1,747億円17.5倍
103880大王製紙1,629億円17.9倍
119830トラスコ中山1,595億円9.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 53件

福井で工具販売会社として創業した1947年

山善の起源は1947年5月、福井市で設立された山善工具製販株式会社である。創業時の事業は工具等の販売で、1951年9月には本店を大阪市西区に移転し、関西の製造業需要を取り込む基盤を築いた。1955年3月に産業機具部門を設置し、同年4月には商号を山善機械器具株式会社に変更。1957年7月には工作機械部門を新設し、事業の軸足を次第に生産財へと移していく。この時期、日本は高度経済成長期に入り、製造業の設備投資需要が高まっていた。

三大都市圏への支店網拡大と上場

1958年11月に東京支店(現東京本社)を設置し、1960年9月には名古屋営業所、1961年1月には福岡営業所を開設。1962年10月に大阪証券取引所市場第二部に上場、1963年9月には東京証券取引所市場第二部にも上場した。1963年3月には広島営業所を設置し、西日本から東日本へと販売ネットワークを広げた。1970年2月には両取引所の市場第一部に指定替えされ、株式市場での存在感を高めた。

米国進出と住宅機器部門の設置

1965年2月、米国に初の海外現地法人Yamazen, Inc.を設立し、海外販売の足がかりを得る。同年7月には住宅機器部門を設置し、消費財分野へ参入。同時に大阪・東京両営業本部制を導入し、組織を拡充した。1971年11月には商号を現在の株式会社山善に変更。1978年7月には家庭機器部門を設置し、一般消費者向け市場への本格進出を果たす。これにより生産財と消費財の両輪体制が整った。

アジア拠点の相次ぐ設立(1989~1999年)

1989年10月にタイ現地法人(のちに再編)、1990年6月にマレーシア、同年12月にシンガポール、1991年2月に台湾と、アジア主要国に法人を相次いで設立した。1993年11月には物流子会社ヤマゼンロジスティクス(現ロジライズ)を設立し、サプライチェーン機能を強化。1997年4月にはタイにエンジニアリング子会社、1999年7月には韓国法人を設立し、アジア域内のカバレッジを拡大した。この時期、日本の製造業の海外生産シフトに対応する形で、現地での機械販売とサービス体制を整えた。

中国・欧州・ベトナムへの展開(2002~2011年)

2002年7月に上海、2005年12月に深圳と中国本土に販売法人を設立。2004年7月にはインドネシア、同年8月には米国にPlustech Inc.を設立し、半導体関連機器の販売を強化した。2008年12月にはドイツ法人Yamazen Europe GmbHを設立、欧州市場に参入。2010年2月ベトナム、2011年3月フィリピンと東南アジア諸国でも法人化を進め、2011年1月には中国にSouzen Tradingを設立し、日系以外の顧客開拓を狙った。2016年にはタイで複数法人を合併し、組織の効率化を図った。

事業部制移行と国内組織の再編

2012年4月、機械事業部、機工事業部、住建事業部、家庭機器事業部、国際事業本部の5事業部体制へ移行。2016年4月には国際事業本部を機械・機工両事業部に統合し、国内と海外の垣根を撤廃。2021年10月には経営管理本部と営業本部の2本部制に変更。2023年4月には機工事業部を産業ソリューション事業部とツール&エンジニアリング事業部に分割し、より専門性の高い組織とした。2025年4月にはICT本部を新設し、デジタル化推進体制を整えた。

プライム市場移行と中期経営計画の策定

2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行。2025年3月期には中期経営計画「PROACTIVE YAMAZEN 2027」をスタートさせ、自己資本利益率(ROE)8.0%、基礎的営業キャッシュ・フロー140億円、自己資本比率40.0~45.0%を目標に掲げた。2025年3月期の売上高は5419億円(前期比5.0%増)、営業利益120億円(同26.3%増)と増収増益を達成。半導体・AI関連需要や省エネ投資の拡大が追い風となった。

年表53件を開く

1940年代

  • 1947年5月創業福井市において工具等の販売を目的とする山善工具製販株式会社を設立。

1950年代

  • 1951年9月本店を福井市より現大阪本社に移転。
  • 1955年3月産業機具部門を設置。
  • 1955年4月商号変更商号を山善機械器具株式会社に変更。
  • 1957年7月工作機械部門を設置。
  • 1958年11月東京支店(現・東京本社)を設置。

1960年代

  • 1960年9月名古屋営業所(現・名古屋支社)を設置。
  • 1961年1月福岡営業所(現・九州支社)を設置。
  • 1962年10月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年3月広島営業所(現・広島支社)を設置。
  • 1963年9月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1965年2月米国に現地法人(現・連結子会社、Yamazen, Inc.)を設立。
  • 1965年7月住宅機器部門を設置。
  • 1965年7月大阪・東京両営業本部制を採用。管理本部並びに海外営業本部を大阪本社に設置。

1970年代

  • 1970年2月上場大阪・東京両証券取引所市場第一部(2013年7月 現物市場統合に伴い大阪証券取引所市場第一部は東京証券取引所市場第一部に統合)に上場。
  • 1971年11月商号変更株式会社山善に商号変更。
  • 1978年7月家庭機器部門を設置。

1980年代

  • 1989年10月M&Aタイに現地法人((旧)Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.)を設立。(後に、連結子会社となり、2016年4月 新設合併により消滅)

1990年代

  • 1990年4月北関東支社を設置。(2004年4月 組織再編により廃止)
  • 1990年6月マレーシアに現地法人(現・連結子会社、Yamazen(Malaysia)Sdn.Bhd.)を設立。
  • 1990年12月シンガポールに現地法人(現・連結子会社、Yamazen(Singapore)Pte.Ltd.)を設立。
  • 1991年2月台湾に現地法人(現・連結子会社、Yamazen Co.,Ltd.)を設立。
  • 1991年4月システムエンジニアリング部門を設置。
  • 1991年6月M&A旅行斡旋業の㈱トラベルトピア(現・連結子会社)を買収。
  • 1992年10月イベント企画部門を切り離し、ヤマゼンクリエイト㈱(現・連結子会社)を設立。
  • 1993年4月東北支社を設置。(2004年4月 組織再編により廃止)
  • 1993年11月商号変更ヤマゼンロジスティクス㈱(現・連結子会社、2025年4月㈱ロジライズに社名変更)を設立。
  • 1997年4月M&Aタイに現地法人(Yamazen Thai Engineering Co.,Ltd.)を設立。(後に、連結子会社となり、2016年4月 新設合併により消滅)
  • 1999年4月経営企画本部を設置。
  • 1999年7月韓国に現地法人(現・連結子会社、Yamazen (Korea) Ltd.)を設立。

2000年代

  • 2002年7月中国に現地法人(現・連結子会社、Yamazen (Shanghai) Trading Co.,Ltd.)を設立。
  • 2004年4月家庭機器営業本部を設置。
  • 2004年4月M&A東京営業本部、北関東支社、東北支社を統合し、東京本社内に東日本営業本部を設置。
  • 2004年7月インドネシアに現地法人(現・連結子会社、PT.Yamazen Indonesia)を設立。
  • 2004年8月米国に現地法人(現・連結子会社、Plustech Inc.)を設立。
  • 2005年9月M&A大垣機工㈱(現・連結子会社)を株式取得により子会社化。
  • 2005年12月中国に現地法人(現・連結子会社、Yamazen (Shenzhen) Trading Co.,Ltd.)を設立。
  • 2008年12月ドイツに現地法人(現・連結子会社、Yamazen Europe GmbH)を設立。

2010年代

  • 2010年2月ベトナムに現地法人(現・連結子会社、Yamazen Viet Nam Co.,Ltd.)を設立。
  • 2010年4月M&Aシステムエンジニアリング部門を国際本部に統合。
  • 2011年1月中国に現地法人(現・連結子会社、Souzen Trading (Shenzhen)Co.,Ltd.)を設立。
  • 2011年3月フィリピンに現地法人(現・連結子会社、Yamazen Machinery & Tools Philippines Inc.)を設立。
  • 2011年4月産業システム部門と機械工具部門を統轄する機工事業部を設置。
  • 2012年4月機械事業部、機工事業部、住建事業部、家庭機器事業部及び国際事業本部の5事業部を軸とする事業部制へ移行。
  • 2013年9月メキシコに現地法人(現・連結子会社、Yamazen Mexicana,S.A.DE C.V.)を設立。
  • 2016年4月M&A生産財関連事業における市場の国内外区分を撤廃し、国際事業本部を機械事業部と機工事業部に集約・統合。あわせて国際事業本部よりシステムエンジニアリング部門を分離。
  • 2016年4月創業タイ国投資委員会の認可取得に伴い、タイに所在する(旧)Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.、Yamazen Thai Engineering Co.,Ltd.及びその他2社を被合併会社とする新設合併により、新たに(現)Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.を設立し組織再編を実施。
  • 2016年6月M&A監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行。システムエンジニアリング部門を機械事業部と機工事業部に集約・統合。東邦工業㈱(現・連結子会社)を株式交換により子会社化。北関東・東北支社を設置。㈱石原技研(現・連結子会社)を子会社化。営業本部を設置。

2020年代

  • 2021年10月経営企画本部、管理本部及び営業本部の3本部制を廃止し、経営管理本部(経営・コーポレート統括)と営業本部(事業統括)の2本部制へ移行。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2023年4月機工事業部を産業ソリューション事業部とツール&エンジニアリング事業部に分割。
  • 2025年4月営業本部(事業統括)、ICT本部※(全社IT統括)、経営管理本部(経営・コーポレート統括)の3本部制へ移行。 ※ICT:Information and Communication Technology
  • 2025年4月M&A生産財関連事業における市場の国内外区分を再区分し、機械事業部、産業ソリューション事業部、ツール&エンジニアリング事業部における海外事業を分割・統合し、海外事業部を設置。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本利益率(ROE)2027年度まで8.0%
  • 基礎的営業キャッシュ・フロー2027年度まで14,000百万円
  • 自己資本比率2027年度まで40.0%~45.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    働きがいのある職場の実現

    人的資本を強化し、従業員がやりがいを感じられる職場環境を整備する。

  2. 02

    グリーンビジネスの拡大

    環境配慮型製品やサービスの提供を拡充し、持続可能な社会に貢献する。

  3. 03

    デジタル化による顧客価値の最大化

    デジタル技術を活用して顧客への提供価値を高め、業務効率化を図る。

  4. 04

    持続可能な調達・供給の実現

    サプライチェーン全体で持続可能性を追求し、安定供給を確保する。

  5. 05

    透明性のあるガバナンス体制の確立

    コーポレートガバナンスを強化し、情報開示と市場との対話を充実させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,309人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は802万円で、9期前と比べて+11.5%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は13.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,724
2018年3月2,812
2019年3月71937.012.92,990
2020年3月74337.413.13,077
2021年3月69737.813.53,149
2022年3月74138.213.83,157
2023年3月80539.214.03,215
2024年3月78739.413.83,276
2025年3月76039.713.83,276290
2026年3月80240.013.93,309363

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率35.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 3 / 海外 15、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 大阪市西区101億円
全事業
ロジス関東(注)4 — 群馬県伊勢崎市1,668百万円
家庭機器事業
本社第3ビル — 大阪市西区1,658百万円
全事業
ロジス大阪 — 大阪府東大阪市1,296百万円
生産財関連事業
ロジス東京 — 埼玉県北本市457百万円
生産財関連事業
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    Yamazen, Inc. (注)2
    米国イリノイ州エルクグローブビレッジ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Plustech Inc.
    米国イリノイ州エルクグローブビレッジ · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    Yamazen Mexicana,S.A.DE C.V.
    メキシコ グアナファト州シラオ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Yamazen(Singapore) Pte.Ltd.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Yamazen(Malaysia) Sdn.Bhd.
    マレーシア クアラルンプール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.Yamazen Indonesia (注)3
    インドネシア ジャカルタ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Yamazen(Thailand) Co.,Ltd.
    タイ バンコク · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Yamazen Machinery & Tools Philippines Inc.
    フィリピン ラグーナ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Yamazen Viet Nam Co.,Ltd.
    ベトナム ホーチミン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Yamazen Co.,Ltd.
    台湾 台北 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Souzen Trading (Shenzhen) Co.,Ltd. (注)3
    中国 シンセン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Yamazen (Shanghai) Trading Co.,Ltd.
    中国 上海 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • Yamazen (Shenzhen) Trading Co.,Ltd.中国 シンセン100%
  • Yamazen Europe GmbHドイツ シュツットガルト100%
  • Yamazen (Korea) Ltd.韓国 ソウル100%
  • 大垣機工株式会社岐阜県 大垣市100%
  • 東邦工業株式会社広島県 広島市100%
  • 株式会社石原技研栃木県 鹿沼市100%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • INYAMAZEN MACHINERY & TOOLS INDIA PRIVATE LIMITED

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    【電子可】除湿機
    警察庁 · 2025-06-24
    10万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は5,419億円営業利益120億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.0%、利益が+26.3%。

売上高
+5.0%
5,419億円
営業利益
+26.3%
120億円
純利益
+19.2%
93億円
営業利益率
2.2%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高5,850億円5,419億円
営業利益150億円120億円
純利益100億円93億円
1株あたり配当¥56¥56

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,459億円、営業利益は29億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.6%、営業利益は+16.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,33339
2024年1Q1,200252.116
2024年2Q1,287241.917
2024年3Q1,294262.018
2024年4Q1,28814
2025年2Q2,489341.426
2025年4Q2,672612.352
2026年2Q2,598512.042
2026年4Q2,821692.451
2027年1Q1,459292.019

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,703億円から5,419億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
メキシコに現地法人(現・連結子会社、Yamazen Mexicana,S.A.DE C.V.)を設立。
2013年3月3,70310462
2014年3月3,9529855
2015年3月4,35813359
タイ国投資委員会の認可取得に伴い、タイに所在する(旧)Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.、Yamazen Thai Engineering Co.,Ltd.及びその他2社を被合併会社とする新設合併により、新たに(現)Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.を設立し組織再編を実施。
2016年3月4,47813592
2017年3月4,47712985
2018年3月4,980152102
2019年3月5,264179122
2020年3月4,72211981
2021年3月4,34711276
2022年3月5,019171120
2023年3月5,273173125
2024年3月5,06910465
生産財関連事業における市場の国内外区分を再区分し、機械事業部、産業ソリューション事業部、ツール&エンジニアリング事業部における海外事業を分割・統合し、海外事業部を設置。
2025年3月5,161951001.878
2026年3月5,4191201302.293

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高5,419億円のうち、営業利益として残るのは120億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は93億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.7%4,589億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.1%710億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%120億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.0pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
7.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが51億円、投資CFが−109億円で、差し引きのフリーCFは−58億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は1,100億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1001−50101308
2014年3月97−4−4093371
2015年3月1264−53130468
2016年3月10515−41120533
2017年3月82−2−5380564
2018年3月8022−59102607
2019年3月93−10−5883638
2020年3月134−19−64115684
2021年3月136−39−5197745
2022年3月71−281043812
2023年3月78−33−5245811
2024年3月112−9−48103885
2025年3月84−111−107−27748
2026年3月51−109386−581,100

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,520億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,402億円で、自己資本比率は39.3%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,6025151,08732.1
2014年3月1,7915591,23231.2
2015年3月2,0036511,35232.4
2016年3月2,0846751,40932.3
2017年3月2,1967571,43934.4
2018年3月2,4588471,61134.3
2019年3月2,4569311,52537.8
2020年3月2,3039541,34941.3
2021年3月2,4591,0761,38343.6
2022年3月2,8271,1341,69339.9
2023年3月2,8891,2381,65142.6
2024年3月2,9501,3261,62444.6
2025年3月2,9231,2791,64343.3
2026年3月3,5201,4022,11839.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
881億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,123億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
439億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,118億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中91位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中209位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.2%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.3%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.0%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,935で、1年前と比べて+43.7%過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。

¥1,935-3.2%1ヶ月+7.7%1年+43.7%時価総額1,844億円
過去52週の値幅
安値¥1,343高値¥2,003

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.4倍
PER (会社予想)16.7倍
PBR1.19倍
配当利回り2.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+4.77%の上昇。週足は7月に入り上昇基調を強め、25日線(1736円)を株価(1758円)が上回っている。52週高値(1866円)から-5.8%、52週安値(1263円)から+39.2%の位置で、高値圏。出来高は6月に61万株の急増があったが、その後は15〜20万株程度に落ち着いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 51/100)

PER17.6倍は同業平均17.55倍と同水準。PBR1.09倍は平均1.21倍をやや下回るが、ROE7.04%に対し割安感は限定的。配当利回り3.08%は平均2.65%を上回るが、配当性向65.4%と高く今後の増配余地は限定的。業績は増収増益だが利益率は低く、総合的にほぼ妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.4倍17.9倍
PER (予想)16.7倍
PBR1.19倍1.24倍
ROE7.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

山善の投資論点は、独立系商社としての事業基盤の安定性と成長余地をどう評価するかにある。強気派は、工作機械・半導体関連の需要回復による増収増益と、高い配当利回り(約3%)を魅力と見る。一方、弱気派は、営業利益率が1.84%と低く、市況変動に脆弱な商社モデルの収益性には限界があると指摘。両者の対立は、短期的な業績改善期待と、長期的な事業構造の収益力格差にある。

プラスに働く材料7
  • 需要回復の追い風

    工作機械・半導体関連の需要が再び拡大し、2026年3月期は増収増益見込み。

  • 高利回りと株主還元

    配当利回り3.09%は卸売業平均を上回り、安定した還元姿勢。

  • 独立系の柔軟性

    特定メーカー依存が低く、市況変化に合わせた品揃えが可能。

  • 2026年3月期営業利益120億円達成通年影響

    前期比26%増益、売上高成長と利益率改善で

  • 中国景気回復による工具需要拡大2025年下期影響

    山善は工作機械卸が主力、中国需要回復で売上高300億円増(前期比5.5%増)

  • 配当増額による株主還元次回決算影響

    配当性向35%から40%に引き上げで利回り3.5%へ

  • 自己株式取得の実施次回決算影響

    自己株式取得でEPS増加、株主還元強化

マイナスに働く材料7
  • 低い営業利益率

    営業利益率1.84%は業界平均以下で、利益成長に限界。

  • 市況変動リスク

    売上の多くが設備投資景気に連動し、景気後退時は業績悪化。

  • 競争激化

    同業他社や専門商社との競争が激しく、差別化が難しい。

  • 円高進行による輸出採算悪化金融政策次第影響

    対ドル10円の円高で営業利益約50億円押し下げ

  • 国内設備投資の鈍化2025年影響

    製造業の設備投資減で工作機械需要減少、売上高前期比3%減

  • 競争激化による粗利低下継続影響

    卸売業界の競合で粗利率0.5%低下、営業利益約25億円減少

  • 在庫リスクの顕在化不定影響

    在庫評価損発生で純利益減少、過去事例で10億円程度の損失

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の度合いを測る重要な指標。
工作機械受注高
主要顧客の設備投資動向を示す先行指標。
在庫回転率
在庫管理の効率性と需要予測精度を反映。
海外売上高比率
国内需要依存度の低下と成長分野への展開度合い。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり56で、前期から+3.8%いまの株価に対する利回りは2.89%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥56
1株あたり
配当利回り
2.89%
いまの株価に対して
配当性向
65.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3037.3
2018年3月338.329.8
2019年3月3610.828.5
2020年3月30−16.738.7
2021年3月20−33.330.8
2022年3月3575.029.3
2023年3月4014.337.7
2024年3月5025.083.7
2025年3月524.073.0
2026年3月543.865.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥56

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,344人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.3%を占め、残る63.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他36.041.642.239.440.748.4
事業法人19.117.617.927.031.325.3
外国法人14.414.218.019.414.113.5
金融機関29.926.021.313.213.211.0
自己株式0.86.66.66.610.19.2
証券会社0.60.60.71.00.71.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山善取引先持株会6.66
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.93
03光通信KK投資事業有限責任組合5.76
04東京山善取引先持株会5.72
05山善社員投資会3.51
06株式会社エフティグループ3.46
07名古屋山善取引先持株会2.21
08UH Partners 2投資事業有限責任組合1.75
09広島山善取引先持株会1.46
10九州山善取引先持株会1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-05-12
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -0.05pt
  • 2026-04-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.05%
    -0.14pt
  • 2026-04-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.19%
    -2.73pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+64%、1株純資産は14期で+194%。直近期のROEは7.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6754813.29.332.9
2014年3月5959510.311.634.8
2015年3月626939.715.832.5
2016年3月9871713.98.730.0
2017年3月9180411.911.037.3
2018年3月10889212.810.329.8
2019年3月12998113.89.128.5
2020年3月861,0078.610.538.7
2021年3月801,1367.513.030.8
2022年3月1341,26910.97.129.3
2023年3月1411,38410.67.237.7
2024年3月731,4805.118.483.7
2025年3月911,4816.114.573.0
2026年3月1091,6137.013.165.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額327百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢
岸田貢司代表取締役社長 社長執行役員 最高経営責任者(CEO)66
佐々木公久代表取締役 副社長執行役員69
山添正道取締役 専務執行役員 最高財務責任者(CFO)経営管理本部長66
中山尚律取締役 常務執行役員 家庭機器事業部長64
隅田博彦取締役70
江口あつみ取締役68
清原伸一取締役(常勤監査等委員)64
津田佳典取締役(監査等委員)54
中務尚子取締役(監査等委員)61
本行克哉39
池田安希子取締役66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5521320326954
社外取締役433338
取締役(社内)2252513

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,975字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社26社(2026年3月31日現在)により構成されており、生産財、住設建材及び家庭機器製品を販売しており、取扱製品別に戦略立案及び事業展開を統括する組織を設置しております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け等は次のとおりであります。 なお、次の3事業は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [生産財関連事業] (1)国内生産財事業 (機械事業部) 当事業部においては、工作機械(マシニングセンタ、CNC旋盤、CNC研削盤、CNCフライス盤、放電加工機、汎用工作機械、3Dプリンター等)、鍛圧・板金機械(プレス、シャーリング、ベンディングマシン、レーザー加工機)、射出成形機、ダイカスト成形機、CAD/CAM、工作機械周辺機器(産業用ロボット、測定機器、自動化周辺機器、工作補要機器等)等の販売を行っております。 (産業ソリューション事業部) 当事業部においては、マテハン機器、梱包・包装システム、ピッキング・ソーターシステム、自動倉庫、省力・自動化システム、搬送装置、コンベアシステム、助力装置、保管機器、AGV・AMR、ロボットシステム、油・空圧機器、電動アクチュエータ、直動機器、環境改善機器、集塵機、オイルミスト集塵機、洗浄システム、切削洗浄液浄化装置、排水処理設備、焼却炉、ポンプ、送風機、空調システム、冷暖房機器、クリーンルーム関連、コンプレッサ―、塗装機器、小型建設機械、鉄骨加工機械、発電機、溶接機器等の販売を行っております。 (ツール&エンジニアリング事業部) 当事業部においては、切削工具、ツーリング、補要工具、工作機械周辺機器、測定・計測機器、研削・砥石・ダイヤモンド工具、作業・配管・電動工具、油・空圧工具、溶接機、切断機、板金加工機械、小型工作機械、プレス関連工具、工具研削盤、建設・荷役関連機器、化学製品、OA・事務機器、家電等の販売を行っております。 [主な関係会社] 大垣機工㈱、東邦工業㈱、㈱石原技研 (2)海外生産財事業 (海外事業部) 当事業部においては、工作機械、射出成形機、エレクトロニクス・半導体設備、工作機械周辺機器、切削工具、測定機器、要素部品、ロボット・自動化設備、環境機器等の輸出入、海外調達・生産工場の海外移転支援及び三国間取引/工場生産設備並びにシステムのトータルプランニング及び製品部材調達とその販売を行っております。 [主な関係会社] Yamazen, Inc.、Plustech Inc.、Yamazen Mexicana,S.A.DE C.V.、Yamazen(Singapore)Pte.Ltd.、Yamazen(Malaysia)Sdn.Bhd.、PT.Yamazen Indonesia、Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.、Yamazen Machinery & Tools Philippines Inc.、Yamazen Viet Nam Co.,Ltd.、Yamazen Co.,Ltd.、Souzen Trading (Shenzhen) Co.,Ltd.、Yamazen (Shanghai) Trading Co.,Ltd.、Yamazen (Shenzhen) Trading Co.,Ltd.、Yamazen Europe GmbH、Yamazen (Korea) Ltd. [消費財関連事業] (3)住建事業 (住建事業部) 当事業部においては、厨房機器、調理機器、浴室機器、洗面機器、給湯機器、衛生機器、空調・換気関連機器、太陽光発電、蓄電池、床暖房、太陽熱温水器、蓄熱式暖房機、管工機材、内装建材、外装建材、介護機器、インテリア、サッシ、エクステリア、地盤、建築副資材、建設資材、建設機材、構造躯体、機械工具関連、オフィス機器、ホーム機器、IoT機器、BCP関連機器等の販売、関連工事及びサービスを行っております。 (4)家庭機器事業 (家庭機器事業部) 当事業部においては、家電(扇風機・暖房機器・調理・AV・照明等)、インテリア家具、アウトドア・レジャー用品、キッチン・日用品、エクステリア、ガーデニング・農業、健康機器、衛生・ヘルスケア、工具、車用品・バイク用品、防災用品等の企画、開発及び販売を行っております。 [その他] イベント企画、旅行斡旋、倉庫・保管等を行っております。 [主な関係会社] ヤマゼンクリエイト㈱、㈱ロジライズ、㈱トラベルトピア 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)1.※ 連結子会社 2.持分法適用会社はありません。
経営方針・対処すべき課題1,983字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針及び経営戦略等 当社グループは、様々なお客様※とともに、サステナブルな未来を切拓いていきたいという想いの下、「パーパス(存在意義)」を「ともに、未来を切拓く」と定めております。 ※お客様:メーカー、販売店、ユーザー、小売店、一般消費者と、投資家などを含む社会全体 また、2030年に向けて当社のありたい姿を示す「企業ビジョン」を「世界のものづくりと豊かなくらしをリードする」とし、2030年の顧客を取り巻く世界観を定義し、当社グループとして取組むべき重要課題を特定しております。「働きがいのある職場の実現」、「グリーンビジネスの拡大」、「デジタル化による顧客価値の最大化」、「持続可能な調達・供給の実現」、「透明性のあるガバナンス体制の確立」という5つの重要課題への取組みを通じて、企業ビジョン「世界のものづくりと豊かなくらしをリードする」を実現し、持続可能な社会と当社グループの企業価値向上につなげてまいります。 「働きがいのある職場の実現」を通じて人的資本を強化し、「グリーンビジネスの拡大」、「デジタル化による顧客価値の最大化」、「持続可能な調達・供給の実現」に取組み、将来にわたり安定的な収益源の強化と新たな収益源の獲得を追求し、中長期的な稼ぐ力(キャッシュ創出力)を増強してまいります。 また、これらの個々の取組みと、すべての取組みを支える「透明性のあるガバナンス体制の確立」及び財務・非財務情報の開示拡充と市場との対話強化を通じて、事業リスクの低減と情報の非対称性縮減を実現し、資本コストの低減を図ってまいります。 (2)中期経営計画 当社グループは、当連結会計年度より3ヵ年中期経営計画「PROACTIVE YAMAZEN 2027」に取組んでおります。変化の激しい時代において進取果敢な姿勢で挑む決意を示し、当該期間を「価値創造期」と位置付け、前中期経営計画「CROSSING YAMAZEN 2024」期間中に拡充した機能を最大限に活用し、当社ならではの価値創造を進める期間としております。前中期経営計画における課題や、外部環境の変化を踏まえ、①価値創造の深化、②グローバル展開の加速、③営業活動の高度化、④経営基盤の強化、⑤サステナビリティ経営の強化という5つの戦略ポイントを策定いたしました。これらの戦略ポイントに基づき、各機能戦略や事業戦略を推進し、仕入先、販売店、エンドユーザーの皆様とのパートナーシップをさらに強固なものとしてまいります。これらの取組みを通じて、業界内での競争力を高め、顧客満足度の向上を図り、社会に貢献する企業としての役割を果たしてまいります。 (3)経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 外部環境については、中東情勢の悪化に伴う原油や石油製品の価格高騰が、世界経済の先行きに不透明感を生み出しています。製造業においては、原材料不足等に端を発する生産計画の見直しや、設備投資の抑制を引き起こすリスク要因となっております。個人消費については、賃上げ効果により所得環境が改善し、個人消費は緩やかに回復することが期待されます。一方で、物価上昇の影響で耐久消費財に対する購買は慎重さを高め、価格だけでなく機能性・利便性といった価値要因を重視した選択的な消費が一段と強まると見込まれます。 このような事業環境の中、当社の生産財関連事業では、技術専門性と世界的なグループネットワークを活かし、生産現場が抱える課題を解決するためのご提案に果敢に取り組んでまいります。また、消費財関連事業でも、快適な住環境の整備やライフスタイルの充実に向けた新たな商品やサービスの提案を加速させ、2030年企業ビジョンである「世界のものづくりと豊かなくらしをリードする」を実現してまいります。 (4)目標とする経営指標 3ヵ年中期経営計画「PROACTIVE YAMAZEN 2027」においては、持続的な企業価値向上を実現するため、自己資本利益率(ROE)、基礎的営業キャッシュ・フロー※、自己資本比率を重要な経営指標と捉えております。 3ヵ年中期経営計画「PROACTIVE YAMAZEN 2027」の2027年度(最終年度)の目標値は、自己資本利益率(ROE)8.0%、基礎的営業キャッシュ・フロー14,000百万円、自己資本比率40.0%~45.0%であります。 ※基礎的営業キャッシュ・フロー:会計上の営業キャッシュ・フローから運転資本増減の影響を控除したキャッシュ・フロー
事業等のリスク5,250字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、特定した重要課題に取り組むうえで、様々なリスクの存在を認識しております。これらのリスクのうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主なリスクを以下に記載しております。当社グループは、必要なリスク管理体制を整備し、継続的にリスクの見直しを行い、これらのリスクに対して適切な対応方針が策定・実行されているかを取締役会等において評価しており、リスク発生の回避及び顕在化した場合の適切な対応に努めております。 なお、以下は当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、事業等のリスクはこれらに限定されるものではありません。また、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)事業環境等に関するリスク ①景気変動 当社グループは、コア事業として「生産財関連事業」と「消費財関連事業」を展開しておりますが、各事業領域においては、企業の設備投資マインドや個人消費の動向により大きく需要が変動し、景気の変動の影響を受けやすい事業となります。当社グループは、この2つの異なる領域において事業展開することにより、外部環境の変化に強いビジネスモデルを構築するとともに、お客様の多様なニーズに応える専門性の追求、海外展開の加速、新市場の開拓を進めるなど、景気変動への耐性を強化しております。しかしながら、米国政府の外交・通商の政策動向、中東情勢の悪化等、世界経済の先行きに不透明感を生み出しています。グローバルな設備関連需要や国内個人消費の下降局面では収益性の低下や在庫の評価損等により、当社グループの業績が下振れする可能性があります。 ②カントリーリスク 当社グループは、海外の企業と輸出入取引を行い、また、米国、中国、東南アジア諸国等に拠点を配置し、当該国及びその周辺地域における事業拡大の加速を図っており、2026年3月期の海外売上高は96,439百万円となっております。引き続き先行き不透明なロシア、ウクライナ情勢においては、当社グループは当該地域に事業拠点を有さず、直接的な影響は現時点では僅少でありますが、中東情勢の悪化により、国内外のサプライチェーンに及ぼされる影響が仕入コスト及び物流コストの高騰や納期遅延等につながるリスクがあります。その他の国や地域においても、インフレ、政情不安、紛争等によって商品供給が遅延するリスクや事業活動の遂行を中断せざるを得ないリスクがあります。当社グループは、カントリーリスク情報の入手等により、リスクの管理・回避に努めておりますが、このようなリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③為替変動 当社グループは、外貨建てによる輸出入取引を行っております。外貨建て輸出入取引に対しては為替予約等によるヘッジを行い為替の変動リスクを最小限にとどめる努力をしておりますが、想定を超える大幅な為替変動が進行した場合には、多額の為替差損益の発生や当社取り扱い商品の買い控えによる売上の減少等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは海外に現地法人を有しており、外貨建ての財務諸表を作成しております。連結財務諸表の作成にあたっては、これらを日本円に換算する際の為替レート変動に伴う換算リスクがあります。 ④経営計画に関するリスク 当社グループは、中期経営計画「PROACTIVE YAMAZEN 2027」において、持続的な企業価値向上を実現するために自己資本利益率(ROE)、基礎的営業キャッシュ・フロー、自己資本比率を重要な経営指標と捉えて事業戦略を推進、遂行しております。しかしながら、景気変動、カントリーリスク、為替変動を含む様々なリスクが生じることで、それらの取組みが計画どおりに進捗せず、掲げた経営指標等について、当初計画した期間内に達成できない可能性があります。 (2)事業運営に関するリスク ①新たなビジネスモデルへの対応 当社グループは、中期経営計画「PROACTIVE YAMAZEN 2027」において、企業価値向上に向けて特定した重要課題への取組みを通じた、新たな収益源の獲得、持続的成長に向けた積極的な事業投資を行ってまいります。 しかしながら、事業投資により期待した効果を得る事ができない場合には、当社グループの将来の成長、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②人財確保と育成 当社グループは、「人づくりの経営」を経営理念として掲げ、人財を最も重要な経営資源として捉えております。 しかしながら、少子高齢化や労働人口の減少等により有能な人財獲得が困難になった場合、当社グループの将来の成長、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、「挑戦・考動主義※」を基に持続的成長と企業価値向上を実現する為の人財マネジメント戦略を立案・実行することで、有能な人財を確保し育成する施策を実施しています。また、女性活躍をはじめとしたダイバーシティの推進も行っていくことで、人的資本の強化を今後も図ってまいります。 ※「挑戦・考動主義」:人事理念を実現する為の、人財マネジメントポリシーであり、挑戦は「高い目標や困難な課題に果敢に取り組むこと」、考動は「自ら考えて動く。動きながら考える。経験から学ぶ」と各定義しています。 ③与信 当社グループは、多様な営業活動を通して国内外の取引先に対して信用供与を行っており、与信リスクを有しております。そのため、当社グループは、社内管理規程に基づく与信管理を行い、リスクの低減に努めておりますが、予想外の事情等により取引先の債務不履行等が発生した場合や景気悪化による企業倒産が増加した場合には、貸倒損失等の計上により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、2026年3月末時点の営業債権残高は113,084百万円となっております。 ④製造物賠償責任等 当社グループは、多くのプライベートブランド商品を開発・販売しており、総取扱高に占める割合は年々高まっております。当社グループは、品質管理規程を制定するとともに、危機管理委員会の配下に品質管理・PL分科会を設置し、品質管理を徹底し、高い品質水準の確保に努めております。また、製造物責任賠償について必要な保険に加入し、重大製品事故の発生等の緊急時の体制として、前述の危機管理委員会を設置しております。しかしながら、大規模なリコールや製造物責任賠償が発生した場合、多額の解決費用の発生や企業ブランド価値の毀損による収益の低下により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤情報システム及び情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業全般においてコンピューターシステム及びITネットワークを活用し情報資産の管理を行うとともに業務の効率化を図っております。「ITガバナンス管理規程」や「情報セキュリティ基本方針」等を定め、情報システムの計画・開発・運用を適切に管理するとともに、情報セキュリティの強化、バックアップ体制の構築、機器の高性能化等、システムトラブル対策を講じ、定期的に社員教育を実施しております。 しかしながら、外部からの不正アクセスやコンピューターウイルス侵入等による個人情報・企業情報の漏洩・改竄・消滅、また、人為的過誤や自然災害、事故等によりシステムが不稼働状態となり、その復旧に時間を要した場合、システム連携業務の停止による機会損失や社会的信用の失墜につながり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)その他 ①コンプライアンス 当社グループは、国内外において、会社法、金融商品取引法、税法や外為法等の安全保障貿易管理をはじめとする貿易関連諸法等の法規制や政府の許認可など様々な公的規制の適用を受けて事業を行っており、これらの公的規制に違反した場合や人権侵害等のコンプライアンス違反が発生した場合は、監督官庁による処分、訴訟の提起、さらには事業活動の停止に至るリスクや企業ブランド価値の毀損、社会的信用の失墜等のリスクがあります。 当社グループでは、内部統制とコンプライアンスを経営上の重要課題と位置付け、「内部統制委員会」及び「コンプライアンス委員会」を設置し、法令順守のみならず、役員・従業員が共有すべき倫理観、順守すべき倫理規範等を「山善グループ企業行動憲章」として制定し、当社グループにおける行動指針の順守並びに法令違反等予防に努めております。 また、広く社会から信頼され、期待され、支持される事業体を目指し「サステナビリティ基本方針」を定め、国際的な枠組みに基づき、人権を尊重した事業活動を推進しております。 しかしながら、グローバルに事業を展開する中で、国内外において、公的規制の新設・強化や想定外の適用、解釈の誤り等により、結果として当社グループが公的規制に抵触することになった場合や人権侵害等の事案が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②株価変動 当社グループの保有している投資有価証券は取引先などの株式が中心で、その多くが上場株式となります。このため、市場価格の変動に基づく株価の変動リスクがあります。定期的に投資目的やその効果に関する検証を行い、かかるリスクと保有のメリットを比較衡量しており、その結果、すべての保有株式について保有の妥当性があることを確認しています。なお、今後の状況変化に応じて、取引先との取引関係に与える影響を慎重に見極めながら縮減に努めてまいりますが、株価動向によっては当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、株式市場の低迷によって当社グループの年金資産の価値に毀損が生じた場合には、年金資産の期待収益率と年金資産の運用利回りとの間に乖離が生じ、退職給付費用及び債務の計上を通じて、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③固定資産の減損 当社グループは、今後も中長期的な企業競争力の強化に向け、事業用の不動産、リース資産やソフトウェア等の固定資産投資を継続していく方針であり、中期経営計画「PROACTIVE YAMAZEN 2027」においても、戦略的な投資を実施して参りますが、経済環境の動向や保有固定資産の経済価値の低下により必要な減損処理を実施することとなった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④自然災害・疫病等 当社グループは、自然災害・疫病等による事業活動への影響を最小限にとどめるため、事業継続計画(BCP)の策定等の対応を進めるとともに、自社グループのみならずサプライチェーン全体でBCP導入を支援するべく、中小企業を対象とした導入支援を展開しております。しかしながら、当社グループの各事業所及び社員の活動は広範囲に及んでおり、地震、津波や洪水等の大規模自然災害や感染症や伝染病のパンデミックが発生した場合には、その被害を完全に回避できるものではありません。また、仕入先メーカーの製造中断、輸送ルート分断、情報通信インフラの損壊・途絶などサプライチェーンが分断された際には、お客様への商品の納入が遅延する可能性があります。このような想定を超える自然災害・疫病等の被害が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。現在策定している事業継続計画を更に充実させたサプライチェーンリスクマネジメントの構築や海外事業における危機管理に対応した取組みを積極的に推進してまいります。 ⑤気候変動リスク 当社グループは、従来より地球環境問題を経営上の重要課題と位置付け、あらゆる活動を通じて環境に配慮し、地球環境の保全と継続的改善に努めることを基本理念として事業活動を行っています。 気候変動や地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減を目的とした取組みが世界的に進展しており、前述した自然災害による物理的リスクを認識することはもとより、温室効果ガス排出規制等の法規制の強化やサプライチェーンにおける規制等による販売機会の損失や、当社が地球環境の変化に関わる十分な配慮を怠ることで社会課題への取組みが不十分であるとみなされたことによる社会的信用の低下等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 気候変動リスクに関する詳細は、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組(2)重要なサステナビリティ項目 ②気候変動」に記載の通りであります。
経営成績の分析 (MD&A)6,865字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の経営成績等の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績等の状況 当社グループの主な事業領域は、生産財と消費財であり、「設備投資」と「個人消費」の動向が業績に影響を及ぼします。 当社グループを取り巻く事業環境として、国内の自動車製造業においては、当社のエンドユーザーである中小製造業の新規設備投資は総じて鈍い動きとなりました。一方で、人手不足対策である自動化・省人化へのニーズは高く、またエネルギー価格の高止まりを背景とした省エネ関連の設備投資も堅調に推移しました。 海外においては、北米市場では上半期は関税負担と高金利による影響のため、設備投資を控える動きがあったものの、下半期は防衛・航空宇宙・発電の各産業において回復が見られ、自動車産業も回復基調にあります。中国では、政府の景気刺激策や製造業再投資促進策が設備投資を後押ししました。ASEAN地域では、国内製造業のほか、他地域からの生産移管に伴う設備投資需要が活発化しました。台湾では、下半期からAI・半導体関連の需要が高まりを見せています。 国内の個人消費については、所得環境の改善がみられる一方、物価上昇に賃上げが追い付かず、耐久消費財に対する節約志向や商品の選別傾向が継続しました。住宅産業においては、新設住宅着工戸数は持家を中心に減少傾向にあるものの、省エネ需要の高まりにより住宅設備機器の更新需要は堅調に推移しました。 このような環境の中、当社グループの当連結会計年度の売上高は541,885百万円(前期比5.0%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は12,041百万円(同、26.3%増)、経常利益は13,010百万円(同、29.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9,330百万円(同、18.9%増)となりました。 セグメント別の概況は次のとおりであります。 [生産財関連事業] 当連結会計年度における国内生産財事業では、自動車産業においては中小製造業の投資活動が伸び悩み、自動車部品加工メーカー向け工作機械の売上は前年をやや下回りました。切削工具等の消耗品に関しては、中小製造業の設備投資動向の影響を受けましたが、生産現場で使用される様々な作業用品、小型機器の販売が堅調でした。また、自動化・省人化ニーズに対応し、作業負荷軽減に資する機器や、労働環境改善を目的とした環境改善機器等の売上も順調に推移しました。 営業活動としては工作機械の販売では、好調な造船・航空・防衛等の産業へのアプローチに加え、中堅・中小企業を対象にした大規模成長投資補助金等を活用した提案営業を積極的に行いました。また、第4四半期には回復が鮮明な半導体装置の部品メーカー等での需要を取り込み、受注は好調に推移しております。切削・補要工具等の販売においては、電子取引を拡大することで取引先の利便性と業務効率の向上を推進しております。また、「地域経済活性化のためのリアルプラットフォーム」として当社が企画する大型展示商談会を各地で開催することで、受注を獲得するとともに顧客との関係性をより深めました。新たな業界への展開・強化に向けては、業務効率化・省力化を主なテーマに各地の展示会への出展を強化するとともに、製造・物流現場の自動化ソリューションの提案を強化する等、製造現場の課題解決と需要喚起に努めました。さらに、需要の高まりを見せるヒューマノイドロボットの社会実装を加速するべく、コンソーシアム「J-HRTI(ジェイハーティ)」に参画しております。 海外生産財事業は、第3四半期までは支社ごとに好不調の波がありましたが、通期では全支社で前年実績を上回りました。北米支社では、一般産業の低迷を航空・宇宙産業・発電・データセンター関連等の需要で補い、台湾支社はAI・半導体関連の需要回復を機敏に捉え、第3四半期までの遅れを挽回しました。中国支社においては外資系企業の撤退が続く中、内需企業の需要を取り込み、アセアン支社では国内需要に加え、他国からの生産移管需要を取り込み、それぞれ当連結会計年度を通じて堅調に推移しました。(注) また、「グローバル展開の加速」に向け、拠点を拡充するとともに、本年2月にマレーシアの工作機械商社である「CK Mac Global Sdn.Bhd.」の親会社である「株式会社AtoG1」の全株式を、同年3月にはインドネシアの機械工具商社である「PT. Somagede Indonesia」の全株式を取得することにより、両社を子会社化いたしました。 以上の結果、生産財関連事業の売上高は349,218百万円(前期比4.8%増)となりました。 (注)営業地域及び顧客属性ごとに事業を区分したビジネスユニットを支社と称しております。 [消費財関連事業] 〔住建事業〕 住建事業においては、猛暑や省エネ改修需要等の影響により空調設備の売上が好調に推移しました。さらに光熱費の高止まりが継続する中、消費者の節約志向に対応した高付加価値商材の提案に注力した結果、給湯機器等の販売も伸長しました。また、非住宅分野の開拓にも積極的に取り組み、中小企業のカーボンニュートラル対応及び光熱費削減へのニーズに向け、環境商材と施工をセットにした設備改修提案を強化したこと等により、販売が好調に推移しました。 その結果、住建事業の売上高は87,403百万円(前期比11.2%増)となりました。 〔家庭機器事業〕 家庭機器事業のプライベートブランド商品は、消費者の声を分析したマーケティング活動等を踏まえた迅速な企画・開発によりラインアップを拡充するとともに、SNS等を活用した情報発信を通じてYAMAZENブランドの浸透を図っております。当期においては、昨夏の猛暑の影響により、ファン付ウェアや移動式エアコンの販売が好調に推移したことに加え、販路別ではECの伸長が寄与し、増収となりました。販売チャネルの拡大を狙った法人・個人事業主向け自社ECサイト「山善ビズコム」においても、売上高・会員数が順調に伸長しました。 その結果、家庭機器事業の売上高は101,560百万円(前期比0.7%増)となりました。 ②生産、受注及び販売の実績 当社グループは、生産財、住設建材及び家庭機器製品の販売を主たる事業としておりますので、生産実績については、記載を省略しております。 また、受注実績については、特定分野の受注実績の把握にとどまるため、記載を省略しております。 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 生産財関連事業   349,218       104.8 住建事業   87,403       111.2 家庭機器事業   101,560       100.7 消費財関連事業   188,964       105.3 報告セグメント計   538,182       105.0 その他 (注)2   3,702       108.4 報告セグメント以外計   3,702       108.4 合計   541,885       105.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.事業セグメントに識別されないサービス事業であります。 (2)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する分析 経営者の視点による当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度における経営成績は、生産財関連事業・消費財関連事業ともに前連結会計年度を上回る結果となりました。 売上高は、海外における設備投資需要の増加や空調・給湯機器をはじめとする住宅設備の販売が堅調に推移し、前連結会計年度より25,759百万円増加し、541,885百万円(前期比5.0%増)となりました。なお、セグメント別の概況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績等の状況」に記載のとおりであります。 売上総利益は、売上高の増加に伴い前連結会計年度から6,058百万円増加し、83,028百万円(前期比7.9%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、人件費や支払手数料の増加により、前連結会計年度より3,552百万円増加し、70,986百万円(前期比5.3%増)となりました。 上記の結果、営業利益は、前連結会計年度から2,505百万円増加し、12,041百万円(前期比26.3%増)となりました。また、売上高営業利益率は、前期に比べ0.4ポイント向上し2.2%となりました。 営業外損益(純額)は、受取利息・配当金等の計上により、968百万円となりました。 経常利益は、前連結会計年度より2,991百万円増加し、13,010百万円(前期比29.9%増)となりました。また、売上高経常利益率は、前期に比べ0.5ポイント向上し2.4%となりました。 特別損益(純額)は、投資有価証券売却益等を計上した結果、1,182百万円となりました。 以上の結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度から1,936百万円増加し、14,192百万円(前期比15.8%増)となり、法人税等合計額4,561百万円及び非支配株主に帰属する当期純利益300百万円を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度から1,485百万円増加し、9,330百万円(前期比18.9%増)となりました。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ59,724百万円増加し、351,990百万円となりました。これは、現金及び預金の増加(23,838百万円)、売上債権(受取手形、売掛金、電子記録債権)の増加(6,873百万円)、商品及び製品の増加(1,836百万円)、短期の満期保有目的債券や非連結子会社株式の取得による有価証券・投資有価証券の増加(19,361百万円)、退職給付に係る資産の増加(3,044百万円)、関係会社貸付金等の増加によるその他流動資産の増加(4,577百万円)が主な要因であります。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ47,504百万円増加し、211,837百万円となりました。これは、仕入債務(支払手形及び買掛金、電子記録債務)の減少(1,989百万円)、短期借入金の増加(20,054百万円)や転換社債型新株予約権付社債の増加(25,756百万円)が主な要因であります。 純資産は、前連結会計年度末に比べ12,219百万円増加し、140,153百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等による利益剰余金の増加(4,876百万円)、保有株式の株価の上昇によるその他有価証券評価差額金の増加(1,500百万円)や為替換算調整勘定の増加(3,653百万円)、退職給付に係る調整額の増加(1,570百万円)が主な要因であります。その結果、自己資本比率は前連結会計年度末の43.3%から39.3%へ4.0ポイント低下いたしました。 ③キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   8,361   5,123   △3,238 投資活動によるキャッシュ・フロー   △11,106   △10,868   238 財務活動によるキャッシュ・フロー   △10,727   38,587   49,315 現金及び現金同等物に係る換算差額   △163   2,297   2,461 現金及び現金同等物の増減額   △13,635   35,140   48,776 現金及び現金同等物期首残高   88,477   74,841   △13,635 現金及び現金同等物期末残高   74,841   109,981   35,140 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ35,140百万円増加し、109,981百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、償却前営業利益の計上、運転資本の増加や法人税等の支払いにより、5,123百万円の収入(前年同期は8,361百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、子会社株式の取得支出や基幹システム関連の無形固定資産の取得支出等により、10,868百万円の支出(前年同期は11,106百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、転換社債型新株予約権付社債の発行による収入や短期借入金の増加等により、38,587百万円の収入(前年同期は10,727百万円の支出)となりました。 ④目標とする経営指標の達成状況 当社グループは、当期を初年度とする3ヵ年中期経営計画「PROACTIVE YAMAZEN 2027」において、持続的な企業価値向上を実現するため、自己資本利益率(ROE)、基礎的営業キャッシュ・フロー※、自己資本比率を重要な経営指標と捉えております。 ※基礎的営業キャッシュ・フロー:会計上の営業キャッシュ・フローから運転資本増減の影響を控除したキャッシュ・フロー 経営指標   80期(目標) (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   82期(最終年度目標) (自 2027年4月1日  至 2028年3月31日)   80期(実績) (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 自己資本利益率(ROE)   5.5%   8.0%   7.0% 基礎的営業キャッシュ・フロー   11,000百万円   14,000百万円   13,470百万円 自己資本比率   40%~45%   39.3% ⑤資本の財源及び資金の流動性 ⅰ)資金需要について 当社グループにおける主な資金需要は、運転資金、事業の維持・拡大のための設備投資資金及び配当金の支払等であります。これらの資金需要に対しては、主に自己資金(手元資金及び営業活動により獲得した資金)を充当しております。また、既存事業とのシナジー効果が期待できるM&Aを含め、今後においても当社グループの持続的成長につながる投資を積極的に行ってまいります。所要資金については、主に自己資金を充当する予定でありますが、投資規模、投資件数、資金調達に関する諸条件等を総合的に検討し、金融機関からの借入及び社債発行等、最適な手段によることとしております。 ⅱ)資金の流動性について 当社グループは、取引先からの信頼を維持・獲得するために財務の健全性をより強化し、また、事業遂行に伴う支払債務を履行するのに十分な流動性を確保することの重要性を認識しております。連結ベースの流動比率は、運転資本の最適化により、前連結会計年度末は159.6%、当連結会計年度末は162.2%と相応の水準を維持しており、十分な流動性と健全性を確保しているものと判断しております。 当社は、短期資金に関しては、複数の金融機関と当座貸越契約を締結しており、金融・資本市場における不測の事態や急な資金需要が発生した場合に備えるため、複数の金融機関とコミットメントライン契約を締結し、十分な流動性補完を確保しております。さらに、格付投資情報センター(R&I)及び日本格付研究所(JCR)の2社から発行体格付けを継続的に取得し、本報告書提出時点における、両者により付与された発行体格付は、R&I:A-、JCR:Aとなっており、中長期資金に関しても、多様な調達手段の選択が可能な環境を確保できているものと判断しております。 ⑥重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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