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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

トラスコ中山

TRUSCO NAKAYAMA CORPORATION9830 · Prime · 卸売業

MRO(保守・補修・運転)用品を多ルートで供給する専門商社。

概要

トラスコ中山は、製造業や建設現場で使われる切削工具・作業用品・環境安全用品などMRO(保守・補修・運転)用品を卸売する専門商社である。自社ブランド「TRUSCO」を約8.8万アイテム展開し、ファクトリールート、eビジネスルート、ホームセンタールートの三つの販売網を持つ。2025年12月期の連結売上高は3,200億円、営業利益228億円。東京都港区に本社を置き、従業員は1,809名(単体)、グループ全体で約3,258名。

三つの販売ルートでMRO需要を捉える

トラスコ中山の事業は、販売先によって三つのルートに分かれる。ファクトリールートは製造業・建設関連業向けで、売上高の約66%を占める主力チャネルである。eビジネスルートはネット通販企業向けで、約24%を占め成長が続く。ホームセンタールートはホームセンター・プロショップ向けで、DIY需要や職人向け工具を供給する。このほか海外ルートとして、タイとインドネシアに現地法人を持ち、東南アジアでMRO卸売を展開する。各ルートに専任の営業組織を置き、得意先の業態に合わせたサービスを提供している。

自社ブランド「TRUSCO」と約8.8万アイテムのPB商品

同社の競争力の核はプライベートブランド(PB)商品「TRUSCO」である。切削工具、作業用品、物流保管用品、環境安全用品など約8.8万アイテムを自社開発し、2025年12月期のPB商品売上高は519億円(構成比16.2%)に達する。PB商品は品質と価格のバランスを追求し、ユーザーのリピート購買を生む。また、仕入先から仕入れるNB(ナショナルブランド)商品と合わせ、在庫アイテム数は62万点超(単体)で、MRO用品の総合調達先としての立場を築いている。

物流ネットワークとユーザー直送で差別化

同社は全国に28か所の物流センターと29か所の在庫保有支店を持ち、在庫出荷率は92.8%を達成する。特徴的なサービスが「ニアワセ+ユーチョク」である。複数商品を1つの梱包にまとめ(ニアワセ)、卸売業からユーザー工場へ直接配送することで、得意先の在庫と配送コストを削減する。2025年12月期にはユーザー直送売上高476億円、直送個口数849万個を記録した。さらに、I-Pack®(高速自動梱包ライン)を5拠点に導入し、即納体制を強化している。

海外展開はタイ・インドネシアが基盤

海外事業は2010年に設立したタイの子会社TRUSCO NAKAYAMA CORPORATION (THAILAND) LIMITEDと、インドネシアのPT. TRUSCO NAKAYAMA INDONESIAが担う。両社は日本で培った卸売ノウハウを基に、現地の得意先へMRO用品を供給する。海外売上高は連結の一部として開示されていないが、タイ子会社は2014年に社名を変更し、現地での事業を拡大している。日本国内の総仕入先数3,729社のうち、海外仕入先は368社で、グローバルな調達網も持つ。

業界の中での役割はMRO(保守・補修・運転)用品の専門商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,200億円
営業利益
228億円
営業利益率
7.1%
純利益
159億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
ファクトリー ルート2,112億円66.0%154億円7.3%
eビジネス ルート770億円24.1%68億円8.8%
ホームセンタールート284億円8.9%3億円1.1%
海外 ルート35億円1.1%3億円8.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01製造業・建設関連業主力

ファクトリールートとして、製造業や建設関連業の工場・作業現場向けに切削工具、作業用品、環境安全用品などMRO(保守・補修・運転)用品を卸売。自社ブランド「TRUSCO」を中心に幅広い品揃えを提供。

主な製品・サービス3
切削工具
ドリル、タップ、エンドミル等、金属加工用の切削工具。
作業用品
切断用品、研削研磨材、キャスター、梱包結束材等、現場作業に必要な消耗品。
環境安全用品
保護具、安全用品、防災・防犯用品等、作業環境の安全を確保する製品。

02ネット通販企業準主力

eビジネスルートとして、ネット通販企業向けにTRUSCOブランドのMRO用品を供給。自社ECサイト「トラスコ プロツール」も運営。

主な製品・サービス1
TRUSCOブランドMRO用品
ネット通販向けに幅広いラインアップを提供。工具、作業用品、物流保管用品等。

03ホームセンター・プロショップ準主力

ホームセンタールートとして、ホームセンターやプロショップ向けにDIY・業務用の工具や作業用品を卸売。エンドユーザーは一般消費者や職人。

主な製品・サービス2
ハンドツール、電動工具
手作業工具、電動工具、工具箱等、DIY・業務用工具。
物流保管用品
スチール棚、コンテナ、作業台等、現場の収納・運搬用品。

04海外(東南アジア等)副次

タイ・インドネシアの子会社を通じて、現地の得意先にMRO用品を卸売。日本で培ったノウハウをベースに現地展開。

製品と技術

切削工具と作業用品:MRO需要の根幹

トラスコ中山の中核商品群の一つが切削工具である。ドリル、タップ、エンドミルなど金属加工用工具を幅広く揃え、製造現場の生産性を支える。作業用品には切断用品、研削研磨材、キャスター、梱包結束材など、現場で消費される消耗品が含まれる。これらの商品はTRUSCOブランドで展開されるほか、ナショナルブランド品も扱う。工場の稼働に直結するため、在庫切れを防ぐ即納体制が強みであり、在庫出荷率92.8%を実現している。

環境安全用品と物流保管用品:働く場の安全と効率

環境安全用品は保護具、安全用品、防災・防犯用品、冷暖房用品などをカバーし、2025年12月期にはファクトリールートで売上増を牽引した。法律や規制に対応した製品を揃え、工場のコンプライアンス需要を捉える。物流保管用品はスチール棚、コンテナ、作業台、ツールワゴンなど、現場の整理整頓と運搬効率を高める製品群。自社開発の物流保管用品は、関連会社での製造を経て供給され、市場での競争力を支えている。

AI見積システム「即答名人」とMROストッカー

デジタルサービスの代表がAI見積「即答名人」である。過去の取引データを学習し、見積依頼に対して瞬時に回答するシステムで、見積自動化率は30.5%、WEB見積依頼率は49.5%に達する。もう一つの独自サービスが「MROストッカー」で、ユーザー工場内に工具や消耗品を常設し、消費に応じて補充する「置き工具」モデルである。2025年12月期の導入数は1,608台。これにより、ユーザーの調達手間を省き、定期購買を創出している。

ユーザー直送とI-Pack®高速自動梱包

物流サービスの差別化要因が「ニアワセ+ユーチョク」である。複数商品を1つの梱包にまとめ(ニアワセ)、卸売業からユーザー工場へ直接配送する(ユーチョク)。2025年12月期の直送個口数は849万個、売上高476億円。これを支えるのが、5か所の物流センターに導入された高速自動梱包出荷ライン「I-Pack®」である。I-Pack®は、注文に応じて自動で段ボールを成型・梱包し、出荷リードタイムを短縮。即納と環境負荷削減を両立している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

卸売業・プロ工具で国内首位級、安定収益

当社は卸売業に属し、同業にはリョーサン菱洋ホールディングス、イメージワン、タビオ、高千穂交易、オルバヘルスケアホールディングスが存在。プロ用工具・作業用品の総合卸として国内トップクラスのシェアを持ち、2024年12月期売上2950億円、営業利益率6.78%と安定した収益を誇る。リョーサン菱洋や高千穂交易と比較しても規模・収益性で優位。2025年12月期も増収増益見込み。

強み

  • プロ工具卸で国内最大級の規模を誇り、強固な販売ネットワークを保有。
  • 営業利益率約7%と高く、安定したキャッシュフローを生み出す。
  • 工具から安全用品まで幅広く扱い、顧客のワンストップ需要に対応。
  • 長年の取引で蓄積された顧客との信頼関係が競争優位性を形成。

課題

  • 建設・製造業の需要は頭打ち傾向で、新たな成長ドライバーが必要。
  • 国内シェアが高い一方、海外売上比率は低く、グローバル化が課題。
  • 配送網の維持コスト増加が利益率を圧迫する可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がトラスコ中山

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18051山善1,844億円19.4倍
27552ハピネット1,806億円16.5倍
37456松田産業1,771億円10.2倍
4167Aリョーサン菱洋ホールディングス1,747億円17.5倍
53880大王製紙1,629億円17.9倍
69830トラスコ中山1,595億円9.7倍
73863日本製紙1,542億円13.0倍
88037カメイ1,506億円11.7倍
91518三井松島ホールディングス1,501億円15.5倍
104694ビー・エム・エル1,496億円18.0倍
113865北越コーポレーション1,474億円20.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

大阪の機械工具卸売業から出発した1959年

トラスコ中山の起源は1959年5月、大阪市天王寺区で創業した機械工具卸売業「中山機工商会」である。創業者は中山注次で、当初は切削工具や作業工具を中心に扱う小規模な卸売業だった。1964年3月には中山機工株式会社を設立し、法人組織として事業を本格化させる。1971年にはスチール製品部門を分社して中山ファイリング株式会社を設立し、物流保管用品の製造・販売に乗り出した。この時代から工具卸と物流機器の両輪で事業を広げる基盤が作られた。

ホームセンター進出と上場への道(1981~1994年)

1981年4月、ホームセンター業界へ新規参入。それまで工場向けが中心だった販路をDIY市場に広げ、一般消費者や職人にもリーチできるようになる。1983年には貿易部を設置し、海外取引を開始。1987年には中山ファイリング株式会社を吸収合併し、資本金5億8,000万円に拡大。1989年には日本証券業協会に店頭登録(資本金27億2,200万円)、1994年1月に商号を「トラスコ中山株式会社」に変更し、同年4月に大証二部上場、1995年5月に東証二部上場と、急速に資本市場でのプレゼンスを高めた。

ブランド統一と物流システム刷新の2000年代

2003年1月、プライベートブランド商品を「TRUSCO」ブランドに統一。これにより、PB商品の認知度と品質管理を一元化した。2005年12月には手形取引を全廃し、キャッシュフロー経営を徹底。2006年11月には新基幹システム「パラダイス」を稼働させ、受発注・在庫管理のデジタル化を進めた。2008年には8ブロック制から2営業部制へ組織変更し、営業効率を向上。2010年には全営業所を支店へ名称変更し、物流拠点網を再編した。

海外現地法人設立とEC事業拡大(2010年代)

2010年9月、初の海外現地法人としてタイにプロツールナカヤマ(タイ)株式会社を設立(後にトラスコナカヤマタイランドへ社名変更)。2013年にはeコマース営業部(現eビジネス営業部)を新設し、ネット通販企業向け事業を本格化。2014年3月には本店を東京都港区新橋に移転し、首都圏でのプレゼンスを強化。2016年にはeビジネス営業部を通販担当とMROサプライ担当に細分化し、EC需要の多様化に対応。2017年には株式分割(1株→2株)を実施し、流動性を高めた。

物流本部設置とAI活用への布石(2017~2019年)

2017年7月、物流本部を設置し、全国の物流センターを統括管理する体制を整えた。2018年には物流部を首都圏・東日本・西日本に細分化し、地域密着型の物流運用を開始。2019年1月には情報システム本部を設置し、デジタル基盤の強化に乗り出した。これにより、後年導入されるAI見積システム「即答名人」や高速自動梱包ラインI-Pack®の開発・運用基盤が整えられた。この間、売上高は2017年12月期1,951億円から2020年12月期2,134億円へと拡大を続けた。

BCP対応とサプライチェーン強化の現在(2020年代)

2025年4月、災害時でも供給を止めないBCP対応力を強化するため「BCP対応推進課」を新設。118アイテムをBCP対応強化品に指定し、6か月分の在庫を保有する方針を打ち出した。また、32の自治体と災害復興協定を締結。物流面ではユーザー直送サービスを拡大し、2025年12月期の直送売上高は476億円に達した。AI見積「即答名人」の利用率向上やシステム受注率88.6%の達成など、デジタルと物流の融合によるプラットフォーマー化を進めている。

年表33件を開く

1950年代

  • 1959年5月創業大阪市天王寺区に機械工具卸売業、中山機工商会として創業。

1960年代

  • 1964年3月創業中山機工商会創始者中山注次が大阪市中央区(当時、大阪市東区)にて中山機工株式会社を設立

1970年代

  • 1971年3月創業大阪府東大阪市にて、スチール製品の取扱部門を分社し、中山ファイリング株式会社を設立。

1980年代

  • 1981年4月ホームセンター業界へ 進出。
  • 1983年10月貿易部(現 海外部海外販売課及び現 東京商品部海外調達課)を設置し、海外取引を開始。
  • 1987年10月M&A中山ファイリング株式会社を吸収合併(資本金580百万円)。
  • 1987年12月本社を大阪府東大阪市本庄西2丁目73番地8に移転。
  • 1989年3月日本証券業協会に店頭登録(資本金2,722百万円)。

1990年代

  • 1994年1月商号変更トラスコ中山株式会社に商号変更。
  • 1994年4月上場大阪証券取引所市場第二部に上場(資本金5,022百万円)。
  • 1995年5月上場東京証券取引所市場第二部に上場(資本金5,022百万円)。
  • 1996年3月東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定(資本金5,022百万円)。

2000年代

  • 2002年4月東京本社を開設。
  • 2003年1月プライベート・ブランド商品を“TRUSCO”ブランドに統一。
  • 2004年7月本店を大阪市西区新町一丁目34番15号に移転。
  • 2005年1月ISO14001の認証を全社で取得完了。
  • 2005年12月手形 取引全廃。
  • 2006年11月新基幹システム(パラダイス)稼働。
  • 2007年4月監査役室を設置。
  • 2008年4月8ブロック制から2営業部制へ組織変更。
  • 2009年4月NB商品部及びPB商品部を商品部及びオレンジブック部(現 カタログメディア部)へ組織変更。

2010年代

  • 2010年4月東日本営業部及び西日本営業部の2営業部制からファクトリー営業部及びホームセンター営業部の2営業部制へ組織変更。
  • 2010年7月全ての営業所を支店へと名称変更。
  • 2010年9月初の海外現地法人となる子会社プロツールナカヤマ(タイ)株式会社を設立。
  • 2013年4月eコマース営業部(現 eビジネス営業部)・海外部を新設。
  • 2013年7月M&A東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第一部は、東京証券
  • 2014年3月本店を東京都港区新橋四丁目28番1号に移転。
  • 2014年12月商号変更子会社プロツールナカヤマ(タイ)株式会社からトラスコナカヤマ タイランドへ社名変更。
  • 2016年1月eビジネス営業部を通販担当、MROサプライ担当へ細分化。
  • 2017年1月普通株式を1株につき2株の割合をもって株式分割。
  • 2017年7月物流本部を設置。
  • 2018年1月物流部を首都圏、東日本、西日本へ細分化。
  • 2019年1月情報システム本部を設置。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 在庫アイテム数(単体)令和8年12月期まで643,582
  • 在庫金額令和8年12月期まで79,000百万円
  • 在庫出荷率令和8年12月期まで93.0%
  • ユーザー様直送個口数令和8年12月期まで11,300,000
  • 売上高(連結)令和8年12月期まで341,000百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    取扱アイテム数の拡大とデータ基盤強化

    在庫アイテム数を業界最大レベルへ拡大し、商品管理システム「Sterra2.0」により1000万アイテム以上のデータを保有可能に。2030年までに在庫100万アイテムを目指し、データ活用によりネット通販や大手ユーザーとの連携、業務効率化、仕入先との協業深化を推進する。

  2. 02

    物流設備増強とユーザー直送機能強化

    最先端物流設備を増強し、全国の物流センター・支店で即納体制を強化。ユーザー様直送機能を高め、配送網再整備により納品スピード向上と物流コスト低減を図る。

  3. 03

    リアルとデジタル融合による販売改革

    営業スタイルを変革し、課題起点でお客様にアプローチ。環境負荷軽減策(ニアワセ+ユーチョク、ユークル、直治郎、MROストッカー)を強化し、サプライチェーン効率化を実現。

  4. 04

    AIやデジタル技術で業務変革を加速

    AI見積「即答名人」、商品自動採用システム、コミュニケーションツール「T-Rate」等を活用し、デジタル変革を加速。セキュリティ環境を整備し、サプライチェーン全体の商習慣を変える新サービスを構築。

  5. 05

    人材育成と多様なキャリア支援

    部門横断のジョブローテーションや多様なコース選択・チャレンジ制度を導入し、独創的な人材を育成。社員が安心して長く働ける環境を整える。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,809人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は753万円で、9期前と比べて+15.0%平均年齢は39.3歳、平均勤続年数は14.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月1,424
2017年12月1,493
2018年12月1,602
2019年12月65438.213.61,656
2020年12月61938.413.61,674
2021年12月61639.615.01,632
2022年12月66239.815.31,633
2023年12月66239.915.41,655
2024年12月72139.715.21,7041,174
2025年12月75339.314.71,8091,260

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率32.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)55.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 0 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
プラネット埼玉 幸手支店 — 埼玉県幸手市129億円
ファクトリールート
プラネット南関東 厚木支店 — 神奈川県伊勢原市9,067百万円
ファクトリールート
東京本社 東京支店 通販東京支店 MROサプライ東京支店 HC東京支店 — 東京都港区6,915百万円
ファクトリールート eビジネスルート ホームセンタールート 海外ルート
大阪本社 大阪支店 通販大阪支店 HC大阪支店 東大阪支店 — 大阪市中央区6,132百万円
ファクトリールート eビジネスルート ホームセンタールート
プラネット東北 仙台支店 — 仙台市宮城野区6,043百万円
ファクトリールート
プラネット東関東 松戸支店 — 千葉県松戸市4,909百万円
ファクトリールート
プラネット大阪 南大阪支店 — 堺市堺区3,362百万円
ファクトリールート
プラネット北関東 伊勢崎支店 — 群馬県伊勢崎市2,520百万円
ファクトリールート
プラネット九州 鳥栖支店 — 佐賀県鳥栖市2,490百万円
ファクトリールート
海外ルート — インドネシア・西ジャワ州ブカシ県リッポーチカラン地区1,856百万円
ほか29件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    TRUSCO NAKAYAMA CORPORATION(THAILAND) LIMITED(注)1
    タイ サムットプラカーン県バンプリー郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.TRUSCO NAKAYAMA INDONESIA(注)1
    インドネシア 西ジャワ州ブカシ県リッポーチカラン地区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は3,200億円営業利益228億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.5%、利益が+14.0%。

売上高
+8.5%
3,200億円
営業利益
+14.0%
228億円
純利益
-1.2%
159億円
営業利益率
7.1%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高3,500億円3,200億円
営業利益226億円228億円
純利益151億円159億円
1株あたり配当¥61¥61

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は1,782億円、営業利益は125億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+12.6%、営業利益は+5.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q660395.927
2023年2Q654538.134
2023年3Q652406.127
2023年4Q71635
2024年1Q719507.035
2024年2Q716496.832
2024年4Q1,5151016.794
2025年2Q1,5821187.580
2025年4Q1,6181106.879
2026年2Q1,7821257.084

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年3月期からの15期で、売上は1,299億円から3,200億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年3月1,2998339
東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第一部は、東京証券
2013年3月1,3238348
子会社プロツールナカヤマ(タイ)株式会社からトラスコナカヤマ タイランドへ社名変更。
2014年3月1,45910160
2014年12月1,1458555
2015年12月1,66613282
2016年12月1,771144100
2017年12月1,951146102
2018年12月2,14314697
2019年12月2,20714296
2020年12月2,13411680
2021年12月2,268136116
2022年12月2,465151106
2023年12月2,682187123
2024年12月2,9502002016.8161
2025年12月3,2002282257.1159

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高3,200億円のうち、営業利益として残るのは228億円7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は159億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.2%2,533億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.7%439億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%228億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.9pt
7.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.5pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.7pt
8.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2025年12月期は営業CFが82億円、投資CFが−216億円で、差し引きのフリーCFは−134億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は474億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年3月36−32−94139
2013年3月45−53−12−8119
2014年3月94−55−1339145
2014年12月33−44−17−11116
2015年12月93−51−1642143
2016年12月65−78−23−13107
2017年12月89−16674−77104
2018年12月69−181125−112117
2019年12月110−197146−87183
2020年12月151−877764323
2021年12月159−46−22113414
2022年12月122−52−9170394
2023年12月148−1311917431
2024年12月130−18332−53411
2025年12月82−216196−134474

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2025年12月期の総資産は3,084億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,863億円で、自己資本比率は60.4%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年3月97578519080.6
2013年3月1,00082317782.3
2014年3月1,09787022779.3
2014年12月1,09990919082.7
2015年12月1,20197822381.4
2016年12月1,2801,05822282.7
2017年12月1,4741,13733777.1
2018年12月1,7021,20649670.9
2019年12月1,9611,27568665.0
2020年12月2,0891,33075963.7
2021年12月2,2271,42480364.0
2022年12月2,2521,51074267.1
2023年12月2,4491,60784265.6
2024年12月2,7031,74096364.4
2025年12月3,0841,8631,22160.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
476億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,751億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,221億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率284社中47位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中191位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.8%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.1%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,417で、1年前と比べて+3.8%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥2,417-1.3%1ヶ月+1.7%1年+3.8%時価総額1,595億円
過去52週の値幅
安値¥2,092高値¥2,752

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)10.5倍
PBR0.82倍
配当利回り2.52%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+6.2%上昇。2416円は25日線(2316.9)を+4.3%上回り、75日線(2253.1)からも乖離。52週高値2752円からは約12.2%下だが、週足は7/29に147,900株と出来高増加。上値追いの動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが10.03倍と同業界平均の17.24倍を大きく下回り、PBRも0.84倍と1倍未満で割安水準。配当利回り2.48%は平均2.96%より低いが、ROE8.8%と自己資本利益率は安定的。配当性向25.2%と余裕があり増配余地もある。業績は増収増益基調で、割安さが際立つ。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍17.9倍
PER (予想)10.5倍
PBR0.82倍1.24倍
ROE8.8%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定成長のディフェンシブ銘柄だが、PBR0.84倍と解散価値割れの状態。強気派は、売上・利益が着実に増加しており、PBR1倍割れは過度な割安。今後の増配や自社株買いで株主還元が期待できる。弱気派は、建設・製造業の設備投資に連動するため景気敏感。EC化の進展により競争が激化、利益率が低下リスク。

プラスに働く材料7
  • PBR1倍割れの割安

    純資産比で株価が低い、買収リスクも。

  • 安定増収基調

    2025年も売上増、営業利益率改善計画。

  • 還元余地あり

    配当利2.5%、自己株買い期待。

  • PBR0.84倍で割安、自己株式取得の可能性継続影響

    PBR1倍割れは解散価値割れ、自社株買い発表で株価上昇余地

  • 2025年度営業利益228億円、3期連続増益通年影響

    営業利益200→228億円と14%増、収益拡大基調

  • 売上高3200億円達成、過去最高更新通年影響

    売上高は2682→2950→3200億円と増加、成長トレンド

  • 外国人持ち株比率25.42%と高く、安定株主継続影響

    外国人保有が4分の1超、需給の下支え要因

マイナスに働く材料7
  • 景気感応業態

    製造業の設備投資減速で需要が減少リスク。

  • 競争激化

    ECプラットフォームとの競合で値下げ圧力。

  • 利益率の伸び悩み

    営業利益率7%前後で高成長は期待薄。

  • 純利益予想159億円、前期比▲1.2%減少通年影響

    2024年度純利益161億円から減少、収益力に陰り

  • ROE8.8%と低め、資本効率改善期待薄継続影響

    ROEは9%未満、PBR1倍割れの原因、改善なければ放置

  • 配当性向24.6%と低位、株主還元強化期待も不透明次回決算影響

    純利益161億円に対し配当総額40億円程度、増配余地あるが未発表

  • 業界の需要変動リスク(卸売業)継続影響

    売上高増率は2024年度+10%→2025年度+8.5%と鈍化、景気連動性高い

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要動向とシェア変動を示す。
営業利益率
競争環境と収益力のバロメーター。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり61で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは2.52%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥61
1株あたり
配当利回り
2.52%
いまの株価に対して
配当性向
25.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月3825.2
2017年12月392.625.3
2018年12月37−5.125.1
2019年12月37−1.425.0
2020年12月31−16.424.9
2021年12月3616.420.1
2022年12月4012.724.9
2023年12月4716.325.2
2024年12月5416.122.4
2025年12月6011.125.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥61

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ12,878人。区分でいちばん多いのは事業法人39.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.7%を占め、残る41.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人33.134.537.937.837.939.4
外国法人17.619.720.520.621.125.4
金融機関25.825.523.123.423.919.3
個人・その他23.219.517.416.315.413.7
証券会社0.30.81.11.91.62.1
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社NSホールディングス12.00
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.83
03公益財団法人中山視覚福祉財団6.59
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.74
05大同商事株式会社5.23
06GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ 東京支店)3.66
07株式会社NRホールディングス3.57
08株式会社NFホールディングス3.03
09有限会社平成実業2.73
10SG/UCITS V/INV (常任代理人 香港上海銀行 東京支店)2.49

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近8
  • 2026-07-23
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    5.10%
  • 2026-07-07
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    5.10%
    -0.02pt
  • 2026-07-02
    大同商事株式会社
    変更報告
    5.23%
  • 2026-06-29
    公益財団法人中山視覚福祉財団
    新規の大量保有報告
    6.59%
  • 2026-06-29
    大同商事株式会社
    新規の大量保有報告
    5.23%
  • 2026-05-12
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    5.12%
    -0.03pt
  • 2026-04-22
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    5.15%
  • 2026-04-07
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    5.15%
    +0.03pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+304%、1株純資産は15期で+137%。直近期のROEは8.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年3月601,1915.114.228.9
2013年3月731,2476.012.525.3
2014年3月901,3207.013.225.2
2014年12月831,3796.218.925.3
2015年12月1251,4838.718.925.0
2016年12月1511,6059.816.225.2
2017年12月1541,7249.321.325.3
2018年12月1471,8308.319.625.1
2019年12月1461,9337.519.225.0
2020年12月1212,0166.123.924.9
2021年12月1762,1608.415.520.1
2022年12月1612,2907.212.624.9
2023年12月1862,4377.913.125.2
2024年12月2442,6399.69.622.4
2025年12月2412,8258.810.025.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額433百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中山哲也代表取締役社長616
中井一雄取締役 商品本部 本部長102
数見篤取締役 経営管理本部 本部長 兼 デジタル戦略本部 本部長 兼 オレンジブック本部 本部長100
中山達也取締役 物流本部 本部長72
大田梨沙取締役10
雲戸清則常勤監査役64
和田頼知非常勤監査役20
日根野健非常勤監査役100
野村公平9
梨田昌孝取締役

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)424813338195
監査役11752222
社外監査役3152176
社外取締役4121133

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容885字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社2社、非連結子会社1社及び関連会社2社から構成されています。 当社は、ファクトリールート(製造業、建設関連業等向け卸売)、eビジネスルート(ネット通販企業等向け販売)、ホームセンタールート(ホームセンター、プロショップ等向け販売)、海外ルート(連結子会社業績、諸外国向け販売)があり、販売ルートに即した営業体制のもと事業を行っています。各ルートで取り扱う作業用品・ハンドツール等の一部(キャスター、工具箱等)及び物流保管用品、研究管理用品等の一部(作業台等)を関連会社が製造し、当社が仕入れて国内外の得意先様に販売しています。また、子会社 TRUSCO NAKAYAMA CORPORATION(THAILAND)LIMITED 及びPT.TRUSCO NAKAYAMA INDONESIAは、当社が日本国内で培ってきた強み・ノウハウをもとに、卸売業として現地の得意先様へ販売しています。 当社における商品分類別の主要取扱商品は次のとおりです。 商品分類   主要取扱商品 切削工具   切削工具、穴あけ・ネジきり工具 生産加工用品   測定計測、メカトロニクス、工作機工具、電動機械 工事用品   油圧工具、ポンプ、溶接用品、塗装・内装用品、土木建築、はしご・脚立、配管・電設資材、部品・金物・建築資材 作業用品   切断用品、研削・研磨用品、化学製品、工場雑貨、梱包結束用品、キャスター ハンドツール   電動工具、空圧工具、手作業工具、工具箱 環境安全用品   保護具、安全用品、環境改善用品、冷暖房用品、防災・防犯用品、物置・エクステリア用品 物流保管用品   荷役用品、コンベヤ、運搬用品、コンテナ・容器、スチール棚 研究管理用品   ツールワゴン、保管・管理用品、作業台、ステンレス用品、研究開発関連用品 オフィス住設用品   清掃用品、文具用品、オフィス雑貨、電化製品、OA事務用機器、事務用家具、インテリア用品 その他   一般消費材、印刷物等 事業の系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題6,186字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社及び連結子会社は、「がんばれ!!日本のモノづくり」を企業メッセージとして掲げ、製造業や建設・建築現場を含む幅広いモノづくり現場で必要とされる工具、作業用品、作業用消耗品、機器類などの“PRO TOOL”[間接資材]や約8.8万アイテムに及ぶプライベート・ブランド商品“TRUSCO”を自社開発商品として取り扱う卸売業としてモノづくり現場のお役に立つことを経営の基本方針としています。 モノづくり現場では、多様化する生産活動において間接資材を「必要な時に」「必要なモノを」「必要なだけ」調達することが効率的な生産活動につながるといったニーズがあります。この需要に的確にお応えするため、取扱アイテムの拡大や即納などの付加価値の高い物流システム、AIを活用したAI見積「即答名人」[見積自動化システム]などのサービス、商品データベースを含むデジタル機能を構築・強化することで存在価値を高め、モノづくり現場に貢献するよう努めています。 また、当社はプロツールサプライヤーとして、いつの時代も日本のモノづくりのお役に立ち続ける企業でありたいと考えています。「人や社会のお役に立ててこそ事業であり、企業である」というこころざしのもと、事業を通じて社会価値と企業価値の両方を生み出すことで、社会課題の解決や持続可能な地域社会へ貢献することをサステナビリティの基本方針としています。 (2)目標とする経営指標 独創的な企業として存在価値を高めるために優先すべきは、数値目標ではなく、能力目標と考えており、どのような能力を持った企業になりたいのかという発想を重要視しています。「人や社会のお役に立ててこそ事業であり、企業である」というこころざし、「問屋を極める、究める」という指針を念頭に、お客様や社会から必要とされる企業を目指します。 「ありたい姿」(能力目標) ①2030年までに在庫100万アイテム以上保有できる企業になりたい。 ②問屋によるユーザー様直送を業界の常識にしたい。 ③AIお見積りシステム「即答名人」の利用率を50%に引き上げたい。 ④システム受注率を95%まで引き上げたい。 ⑤1日24時間受注、1年365日出荷できる企業になりたい。 ⑥日本のモノづくりを支えるプラットフォーマーになりたい。 ⑦何事にもマチガイのない企業になりたい。 ⑧イザという時にお役に立てる企業になりたい。 ⑨社員が安心して、安定して、長く働き続けられる企業になりたい。 ⑩笑顔の絶えない会社でありたい。 <重要指標> 能力目標を着実に達成するために、以下の重要指標を活用することで、企業価値の向上を図ります。 項目   第62期 令和6年12月期 実績(連結)   第63期 令和7年12月期 実績(連結)   第64期 令和8年12月期 計画(連結) 在庫アイテム数(単体)   611,708   623,582   643,582 在庫金額(百万円)   55,366   68,178   79,000 総仕入先数   3,637   3,729   3,829 内)海外仕入先数   353   368   388 PB商品売上高(百万円)   50,478   51,945   55,050 PB商品売上高構成比(%)   17.1   16.2   16.1 在庫出荷率(%)   92.6   92.8   93.0 ユーザー様直送個口数   6,257,178   8,487,923   11,300,000 ユーザー様直送売上高(百万円)   37,204   47,588   60,000 傭車配達便数   146   136   128 自社配達便数   132   143   151 自社配達便率(%)   47.5   51.3   54.1 出荷1行当たり人件費   156.7   162.3   152.0 トラスコ オレンジブック掲載アイテム数   422,000   453,000   460,000 トラスコ オレンジブック.Com 公開アイテム数(フリーサイト)   4,552,330   4,185,878   4,500,000 得意先法人数   5,652   5,680   5,715 MROストッカー導入数   1,414   1,608   1,810 オレンジコマース接続企業数   2,631   2,880   3,080 システム受注率(%)   88.0   88.6   90.0 見積自動化率(%)   30.1   30.5   32.5 WEB見積依頼率(%)   49.2   49.5   51.5 全従業員数(役員・パート含む)   3,184   3,258   - パートタイマー数   1,464   1,441   - 平均年齢(正社員)   39.7   39.3   - 1人あたり月平均残業時間   20.9   23.0   - 平均年収(正社員)(万円)   720<756>   752〈788〉    - キャリア(総合職)(万円)   840<886>   886〈936〉   - エリア(万円)   687<723>   714〈750〉   - ロジス(万円)   562<581>   592〈610〉   - 本部長・部長(役員含まず)(万円)   1,579<1,679>   1,808〈1,898〉   - 支店長、センター長、副センター長 本社課長等(万円)   1,239<1,315>   1,277〈1,360〉   - 離職率(%)   5.1   4.3   - 障がい者雇用率(%)   3.2   3.1   3.3 太陽光発電能力(1時間あたり)(kWh)   2,793   4,659   5,427 (注)1.平均年収(正社員)には執行役員を含んでいます。 2.〈 〉内はファイナンシャルボンドを含む年収。当社は退職金を退職時に一括支給するのではなく、「ファイナンシャルボンド」として年次支払で支給しています。 3.「 1 人あたり月平均残業時間」には法定内残業を含んでいます。 4. 定年退職者を除く離職率です。 (3)今後の見通し <業績予想> 令和7年12月期(個別)   令和7年12月期(連結)   令和8年12月期(連結) 実績   前期 実績比   実績   当連結会計年度 予算比   予算   前連結会計年度 実績比 売上高(百万円)   318,954   +8.5%   320,043   △1.5%   341,000   +6.5% ファクトリールート   211,223   +7.2%   211,223   △2.0%   223,540   +5.8% eビジネスルート   76,960   +12.9%   76,960   △0.2%   83,529   +8.5% ホームセンタールート   28,396   +5.9%   28,396   △2.3%   30,007   +5.7% 海外ルート   2,374   +12.0%   3,463   +3.2%   3,924   +13.3% 営業利益(百万円)   22,492   +14.1%   22,816   △0.9%   21,720   △4.8% 経常利益(百万円)   22,300   +12.4%   22,541   △0.9%   21,220   △5.9% 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   15,684   △1.4%   15,881   +2.1%   14,540   △8.4% 1株当たり当期純利益   237円86銭   △3円30銭   240円84銭   +4円90銭   220円50銭   △20円34銭 1株当たり年間配当金   -   -   60円00銭   +1円00銭   58円50銭   △1円50銭 プライベート・ブランド商品 売上高(百万円) 構成比率(%)    51,94516.3%    +2.9%△0.9pt    51,94516.2%    △3.8%△0.4pt    55,05016.1%    +6.0%△0.1pt (注) プライベート・ブランド商品の数値は個別業績です。 次連結会計年度における当社及び連結子会社の事業環境は、海外景気の減速、人手不足の深刻化に伴う人件費の増加や、物価上昇による種々のコスト増加などの懸念があり、先行きについて慎重とならざるを得ない状況です。 次連結会計年度においても、モノづくり現場で必要とされる少量多品種の商品ニーズに的確にお応えするために、必要な設備投資を継続します。物流設備の導入やシステム開発、適正な在庫拡充を継続することで、ファクトリールートや、eビジネスルートの売上高の更なる増加を見込んでいます。また、ホームセンタールートに関しても、売場提案や、当社のサービスを提案することで、主力得意先様の当社への商流集約を目指します。加えて、海外ルートでは引き続き子会社のTRUSCO NAKAYAMA CORPORATION(THAILAND)LIMITED及びPT.TRUSCO NAKAYAMA INDONESIAや海外部の諸外国向け販売において、現地のニーズに基づいたサービスの提供を加速させることで、既存得意先様の売上高の増加や新規得意先様の開拓を図ります。 販売費及び一般管理費につきましては、新物流センター稼働に伴う減価償却費の増加や、売上の拡大に伴う出荷量増による運賃及び荷造費の増加などを見込んでおり、合計500億80百万円を予想しています。 これらの施策を実行することで、様々な市場ニーズに対応できる体制を構築し、お客様の利便性向上および事業戦略の強化を図ってまいります。令和8年12月期は、売上高は増加する見通しである一方、販売費及び一般管理費等が増加する影響を受け、増収減益を見込んでいます。 次連結会計年度の連結業績に関しては、売上高3,410億円、経常利益212億20百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を145億40百万円と予想していますので、1株当たり当期純利益は220円50銭となり、配当金につきましては年間55円50銭となります。これは、当連結会計年度を下回るため、トラスコ善択配当が適用され、減価償却費計画の10%を配当金原資に加算した結果、配当金増加額が1株当たり約3円となり、年間配当金は58円50銭を予定しています。 (4)会社の経営環境及び対処すべき課題 製造業を中心としたモノづくり現場において、少量多品種の商品ニーズは今後も高まることが予想されます。そのニーズにお応えするためには、ネット通販企業の台頭やAI、IoTといったIT関連が発展していく中で、継続して物流やデジタル分野への投資を強化していく必要があります。また商品、物流、販売、デジタル、人材を柱とした5つの経営戦略を着実に実施していくことが、企業価値拡大の最も重要な要素であると考えます。 ①商品戦略 業界最大レベルの在庫を更に拡大するために、海外ブランドを含めた取扱アイテム数をますます充実させ、2025年末には在庫アイテム数は62万アイテムを超えました。お客様の利便性向上のために商品管理システム強化に取り組み、在庫1,000万アイテム以上の商品データを保有可能にする「Sterra2.0」を稼働させ、2030年までに在庫100万アイテムを達成できる体制を整えました。データを商品領域の中心に据え、その拡充・活用・連携を推進し、データを通じてネット通販企業や大手ユーザー様との連携強化、業務プロセスの高速化・効率化、仕入先様との協業深化に取り組み、“PRO TOOL”[間接資材]のプラットフォームとしての利便性向上を実現します。 ②物流戦略 「物流を制する者が商流を制す」という信念のもと、最先端の物流設備を増強し、ユーザー様直送機能を強化することで、更なる納品スピードの向上を図ります。物流センター28か所及び全国に29か所ある在庫保有支店では、各地域の市場のニーズに即した在庫拡充を進め、受注頻度の高い商品の在庫拡充や配送網を再整備し、即納体制の強化、物流コストの低減につなげることでお客様の利便性向上に努めます。また、マテハン設備とデジタルの双方を駆使し、競争力の源泉である在庫力を継続的に強化することで、お客様が必要とする“PRO TOOL”[間接資材]が「必ず見つかる、すぐ手に入る」を実現します。 ③販売戦略 環境変化に柔軟に対応し、お客様のニーズに的確にお応えするため、リアルとデジタルを組み合わせてお客様との接点を増やし、課題を起点にした営業スタイルの変革を実施します。エネルギーや梱包資材などの資源消費削減につながる「ニアワセ+ユーチョク」(荷物詰合わせ+ユーザー様直送)やユーザー様商品引取りサービス「ユークル」、リユースサービスの強化につながる修理工房「直治郎」、究極の即納を実現する、置き薬ならぬ置き工具「MROストッカー」など環境負荷を軽減する取組みを強化するとともに、お客様に必要とされる商品の在庫化を推進することでサプライチェーンの効率化を実現します。 ④デジタル戦略 サプライチェーン全体の利便性向上のため、業界共通のデータ基盤の構築からユーザー様への先回り納品まで、当社が接点を持つあらゆるシーンでデジタルによる変革を続けていきます。AI見積「即答名人」[見積自動化システム]、売れ筋商品を自動で在庫化する「商品自動採用システム」、得意先様とのコミュニケーションツール「T-Rate(トレイト)」のほか、AIやロボット活用をはじめとするデジタル変革の一層の加速を図り、他社にマネできない圧倒的な利便性を提供します。加えてそれらを支えるセキュリティ環境を構築し、安心して利用いただけるシステム基盤づくりを継続して進めていきます。社内の業務改革やサプライチェーン全体の商習慣を変えていくことで今後も新たなサービスを構築していきます。 ⑤人材戦略 独創的な発想で活躍できる人材を育てるため、部門を超えたジョブローテーションの実施と多様なコース選択や各種チャレンジ制度をハイブリッドに導入し、個人の能力を最大限に引き出しながら、長く安心して働ける環境を作っています。また、評価制度においては、上司だけでなく、周囲の人が相互に評価しあうオープンジャッジシステム(OJS=360度評価)の結果が、昇格時の判断基準となっています。従業員が長く安心して働ける環境づくりに加え、独自の人事制度を実行していくことで、一人ひとりの成長、そして会社の成長につなげます。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社及び連結子会社の財政状態及び経営成績に関する事項のうち、投資家の皆様の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられるリスクを以下に記載しています。また、当社及び連結子会社として、これらのリスク要因への対策が講じられている事項についても、積極的な情報開示の観点から記載しています。文中の将来に関する事項は、現在において当社が判断したものですが、ここに掲げられている項目に限定されるものではありません。当社及び連結子会社は、リスクを認識して事業活動を行っており、リスクの最小化及び発生した場合の損失最小化に努めていますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本資料中の他の記載事項もあわせて慎重に検討したうえで行われる必要があると考えています。 <事業環境> ①景気変動 当社及び連結子会社は、製造業や建設・建築現場を含む幅広いモノづくり現場で必要とされる工具、作業用品、作業用消耗品、機器類などの“PRO TOOL”[間接資材]や約8.8万アイテムに及ぶプライベート・ブランド商品“TRUSCO”を自社開発商品として取り扱う卸売業として、モノづくり現場のお役に立つことを主たる事業としています。モノづくり現場で必要とされる少量多品種の商品ニーズにお応えするために、必要な設備投資を継続し、お客様の利便性向上に努めていますが、製造業を中心とした経済動向に予想外の変動があった場合には、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②市場環境の変化 当社及び連結子会社は、モノづくり現場で必要とされる少量多品種の商品ニーズにお応えするべく、物流センター28か所で、約62万アイテムの在庫を保有し、即納を可能とする卸売に徹した事業を主としています。また、約418万アイテムに及ぶ商品データと仕入先様3,729社との連携に加え、得意先様の口座数は36,324口座、法人数は5,680社と、幅広い販売チャネルを有しています。さらに、オリジナル総合カタログ「トラスコ オレンジブック」及び工場・作業現場のプロツール総合サイト「トラスコ オレンジブック.Com」を媒体に市場のニーズに応え、商品をお客様へ販売することが主要な事業です。今後、国内外の製造業の事業活動において、予期せぬ産業構造の変化、操業休止、減産、または、取引先様の経営状況の変化などにより、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③競合・優位性低下 当社及び連結子会社は、「持つ経営」を軸として、豊富な在庫商品、取扱アイテムを拡充するとともに、全国にある物流センター28か所及び29か所の在庫保有支店による即納体制の強化を中心に、市場での優位性を高めています。しかしながら、予期せぬスピードで競合他社が資本を投入し、機能の高い物流サービスを提供し、当社及び連結子会社の事業の優位性が低下した場合、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④製造業の構造変化 製造業や建設・建築現場を含む幅広いモノづくり現場において、電気自動車の普及などにより市場の需要が大きく変化することで、既存の商材やサプライチェーンの見直しが迫られるような根本的な産業構造の変化が起きた場合、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 <事業運営> ①人材育成 当社及び連結子会社は、あらゆる分野において、独創的な発想で活躍できる人材を育てるため、部門を超えたジョブローテーションの実施と多様なコース選択や各種チャレンジ制度をハイブリッドに導入し、個人の能力を最大限に引き出しながら、長く安心して働ける環境を作っています。有能な人材の確保及び育成を重要視しており、各年代においてそれぞれの研修を行い、「自覚に勝る教育なし」という能動的な姿勢を育む環境を構築しています。また、新卒採用を継続することで、長期的な人材育成に努めています。しかしながら、突発的な景気の変動などにより、採用数を抑えなければならない状況、少子高齢化、労働人口の減少等により人材の確保及び育成が計画通り進まなかった場合、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②債権管理 当社及び連結子会社は、社内管理規程等に基づき徹底した与信管理を行い、貸倒リスクの軽減に努めています。しかしながら、取引先様の経営状況が想定外の諸事情により悪化し、債務不履行等が発生した場合には、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③品質管理・製造物責任法 当社及び連結子会社は、プライベート・ブランド商品“TRUSCO”を自社開発商品として、国内外を問わず幅広い仕入先様とOEM(Original Equipment Manufacturing)による委託生産を行っています。これらの自社開発商品は、PB品質保証課を中心に徹底した品質管理を行っています。しかしながら、大規模なリコールや損害賠償責任を負うような商品の欠陥が発生した場合、プライベート・ブランド商品の安心・安全が損なわれることで、大きな信用失墜につながり、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④デジタル・情報セキュリティ 当社及び連結子会社は、事業全般において、高度なデジタル技術を活用しており、予期せぬシステムダウンやプログラムエラー、サイバー攻撃による障害が生じ、かつその復旧に想定以上の時間を要した場合、大きな機会損失につながります。さらに、システムの連携業務の停止や使用不能による事業への悪影響だけでなく、個人や取引先様情報の漏洩等が発生した場合にも、大きな信用失墜につながり、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤在庫管理 当社及び連結子会社は、豊富な在庫を成長のエネルギーと捉え、一般的に重要視される在庫回転率ではなく、「在庫出荷率」(ご注文のうちどれだけ在庫から出荷できたか)を重要指標とし、即納体制を強化しています。売れているから在庫を保有するのではなく、「在庫はあると売れる」という信念のもと、独創的な発想でお客様が必要とする在庫商品の拡充を進めています。令和7年12月期連結貸借対照表においては、棚卸資産は681億78百万円を計上しており、総資産に対する比率は22.1%となります。今後もより効果的に在庫を充実させることで即納体制を強化しますが、想定外の販売不振が続いた場合には、棚卸資産の評価減等が発生し、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥顧客情報 当社及び連結子会社は、多くの顧客情報を扱っています。万一情報の漏洩等が発生した場合、大きな信用失墜につながり、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 <その他> ①法規制・コンプライアンス 当社及び連結子会社は、社員一人ひとりが高い倫理観を持てるようコンプライアンスの指針として「取捨“善”択」を掲げ、損得勘定ではなく、善悪を基準に判断するという企業姿勢を浸透させています。また、コンプライアンス手引書「トラスコ善択ブック」の配布や、社内外の通報窓口「善択ホットライン」を設置することで、コンプライアンス上の問題を早期に発見し、対処しています。しかしながら、事業活動に関連する様々な法令・規制等の制定や変更など、予期しない法令の適用などが財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②固定資産の減損 当社及び連結子会社は、「持つ経営」を念頭に、建物や土地、車両に至るまで自社保有を進めています。令和7年12月期連結貸借対照表において、有形固定資産を中心として固定資産の総額は1,467億12百万円を計上しており、総資産に対する比率は47.6%となります。今後、経済環境の変化などにより保有固定資産の経済価値や収益性の著しい低下が発生した場合には、適正な減損処理を実施することとなり、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③自然災害・感染症 当社及び連結子会社は、「如何なる時においても商品を供給する」という方針のもと、地震や水害などの自然災害に対する備えを強化しています。例えば、免震構造の物流センターや社屋を構え、独自に設定した118アイテムの災害時復興支援物資を通常の倍である6か月分の在庫を保有するようにしています。また、全国の物流センター28か所及び29か所の在庫保有支店を分散配置することで、復旧・復興支援物資の安定供給を目指しています。さらに、事業活動の継続のために、事業継続計画(BCP)の策定、安否確認システムの導入、災害対策マニュアルの作成、防災訓練、新型ウイルス感染症等の対策を講じています。しかしながら、予期せぬ事態が発生し、電力や公共機関などのインフラ機能の停止、感染症の拡大、各事業所の損壊等により、事業活動が継続できなくなった場合、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④資金調達 当社及び連結子会社は、令和7年12月期連結貸借対照表において、自己資本比率60.4%であり、総資産に占める借入依存度は低いものの、今後の金利動向や業績の悪化に伴い返済能力の著しい低下や、更なる資金調達が困難になった場合は、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤気候変動 当社及び連結子会社は、「やさしさ、未来へ」基本方針のもと、幅広い事業活動における環境面に関して、適用可能な法律、条例ならびに協定など、同意するその他の事項の要求事項を順守しています。また、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の枠組みに基づき、気候変動が当社に与えるリスクや機会を分析し開示しています。しかしながら、地球温暖化などの世界的な気候変動の動向により、温室効果ガスの排出量削減を目的とした法的な規制強化やサプライチェーンの規制等により、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥海外事業 当社および連結子会社は、タイ、インドネシアの2か国にて事業を展開し、海外部にて諸外国向け販売を行っています。これらの国において、政治、経済、社会情勢の変化、紛争、感染症の拡大などによる工場の稼働停止といった、予期せぬ事象が発生し、販売活動に支障が出た場合は、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦レピュテーションリスク 当社及び連結子会社は、自社ホームページや各種SNSなどを通じて社外に対して情報発信を行っています。予期せぬ、根拠のない風評被害やそれに伴う誹謗中傷が拡散されることにより、企業イメージが著しく低下した場合は、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧環境・人権 当社及び連結子会社の事業活動とそのサプライチェーンは国内外問わず多岐に亘っています。その中で、環境問題や人権などにかかわる問題が発生し、事業活動の停止、損害賠償などの負担、既存のサプライチェーンの見直しなどを余儀なくされた場合は、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,933字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社及び連結子会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社及び連結子会社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 経営成績の状況 ①事業全体の状況 当連結会計年度(令和7年1月1日~令和7年12月31日)における日本経済は、素材業種では紙・パルプ、石油・石炭等を中心に景況感が改善しました。加工業種では、自動車は米国による関税率の影響で対米輸出に厳しさが続くものの、需要が底堅い電気機械等が下支えとなり、景況感は全体として小幅に改善しました。先行きについては、海外景気の減速や地政学リスクの高まりなどの不確実性が高く、総じて慎重な見通しとなります。 このような環境下で当社及び連結子会社は、いつの時代もお客様や社会から必要とされる企業を目指し、「がんばれ!!日本のモノづくり」の企業メッセージのもと、日本のモノづくりを支えるプラットフォーマーになりたい。等、10項目の「ありたい姿」(能力目標)実現のための取組みを継続しました。このような取組みを通じてお客様、ユーザー様にとって最高の利便性を提供することが、結果として環境負荷軽減などの社会貢献につながると考えています。 サプライチェーン全体の最適化・合理化を図る主な取組みとして、「ニアワセ+ユーチョク」(荷物詰合わせ+ユーザー様直送)の利用促進を更に強化しました。当社は在庫を多数保有しているだけでなく、最先端の物流機器とデジタルを組み合わせて活用することで、複数の商品を1つの梱包に「ニアワセ」(荷物詰合わせ)し、卸売である当社よりユーザー様へ直送することが可能となります。このサービスにより、納品リードタイムの短縮に加え、得意先様の配送業務や送料を削減できます。また、配送や梱包資材にかかる二酸化炭素排出量などの環境負荷を軽減することができ、環境保全につながる取組みとしてネット通販企業様を中心に高い評価を得ています。2月には、ユーザー様から一気通貫の受発注ECサイト「トラスコ オレンジブック.Com クロス」をリリースし、得意先様を経由した購買プロセスの更なる円滑化を図りました。お渡しまで最短15分を実現したユーザー様商品引取りサービス「ユークル」は、一部拠点においてご来店ボックスを設置することで24時間お引取り可能になるなど、従来の納品方法にとらわれない柔軟なサービスを提供することで、多様化するユーザー様のニーズにお応えします。さらに、4月には「人や社会のお役に立ててこそ 事業であり、企業である」という企業のこころざしのもと、災害時でも供給を止めないBCP対応力の更なる強化のために、「BCP対応推進課」を新設しました。独自に設定した118アイテムのBCP対応強化品は、6か月分の在庫を保有するようにしています。また、自治体や大手企業様との災害復興協定締結の拡大を進め、現在は32の自治体(都道府県10、市区町村22)と締結又は締結の合意をしており、災害時でもお役に立てる企業づくりを目指します。 これらに加え、究極の即納を実現する置き薬ならぬ置き工具「MROストッカー」の拡大、在庫アイテム数や商品データ保有数の拡充、AI見積「即答名人」 [見積自動化システム]の利用推進、欠品・欠量を防ぐための在庫最適化、プライベート・ブランド商品のブラッシュアップ、修理工房「直治郎」の取組み強化などの施策を実施しました。 この結果、当連結会計年度における売上高は3,200億43百万円(前年同期比8.5%増)となり、売上総利益率は20.9%(前年同期20.9%)となりました。販売費及び一般管理費は、ソフトウエアにかかる減価償却費が減少したものの、令和7年7月より実施した基本給の改定及び住宅補助手当の増額に伴い、給料及び賞与ならびに福利厚生費が増加したことや、出荷量の増加に伴い運賃及び荷造費が増加したことなどにより、439億14百万円(前年同期比5.3%増)となりました。これらの結果、営業利益は228億16百万円(前年同期比14.2%増)、経常利益は225億41百万円(前年同期比12.4%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に大阪本社の移転に伴い、旧大阪本社ビルの土地、建物等を売却したことにより特別利益として27億78百万円を計上したため、前年同期比1.3%減の158億81百万円となりました。 ②セグメントごとの経営成績 1)ファクトリールート(製造業、建設関連業等向け卸売) ファクトリールートにおいては、全国に28か所ある物流センター及び全国に29か所ある在庫保有支店が、市場のニーズに即した在庫拡充を進め、受注頻度に合わせて在庫量を適切に管理することで得意先様の利便性向上に努めました。また、ユーザー様の工場に、置き薬ならぬ置き工具「MROストッカー」を設置することで、工場内でいつでも商品の調達が可能となるサービスの拡大や、サプライチェーン全体の物流コストや手間を大幅に削減できる「ユーザー様直送サービス」を強化しました。さらに、商品の引取りが可能な全国55拠点の在庫保有事業所でユーザー様商品引取りサービス「ユークル」の利用を促進するなど、ユーザー様の課題やニーズに合わせて解決策を提案する営業活動を積極的に行いました。これらの活動により、主に生産工場の稼働に係る環境安全用品、ハンドツール及び作業用品などの売上高が増加しました。 その結果、売上高は2,112億23百万円(前年同期比7.2%増)、経常利益は154億9百万円(前年同期比12.4%増)となりました。 2)eビジネスルート(ネット通販企業等向け販売) eビジネスルートにおいては、3,729社の仕入先様との協業を基軸に、約418万アイテムに及ぶ商品データベース及び仕入先様の在庫データを、得意先様のシステムと連携させることで、商流集約の強化を図りました。また、ユーザー様直送サービスの要となるI-Pack®(アイパック)[高速自動梱包出荷ライン]を導入した5か所の物流センターを中心に、全国の物流センターを最大限に活用することで、納期短縮・納期精度向上を主軸としたサービスの拡充を進めました。これらの取組みにより、eビジネスに必要な高品質かつ得意先様ごとに合わせたサービスを提供し、他社との差別化を図ることで利便性が向上し売上高の増加につながりました。また、商品分類別では、主に生産工場の稼働に係る環境安全用品及びハンドツールなどの売上高が増加しました。 その結果、売上高は769億60百万円(前年同期比12.9%増)、経常利益は68億30百万円(前年同期比17.8%増)となりました。 3)ホームセンタールート(ホームセンター、プロショップ等向け販売) ホームセンタールートにおいては、建築現場などで働くユーザー様をターゲットとしたプロショップなど、各得意先様に対し売場提案や商流集約に向けた営業活動を強化しました。また、ホームセンター各社がEC事業を強化していることから、当社の約62万アイテムに及ぶ在庫と最先端の物流機器を活用したサービスを積極的に提案しました。これらの取組みにより、得意先様のリアルとネットを融合したビジネスへの需要に応えることができ、作業用品、環境安全用品などの受注が増え、売上高増加に寄与しました。 その結果、売上高は283億96百万円(前年同期比5.9%増)、経常利益は2億92百万円(前年同期比2.6%増)となりました。 4)海外ルート(連結子会社業績、諸外国向け販売) 海外ルートにおいては、連結子会社であるTRUSCO NAKAYAMA CORPORATION(THAILAND)LIMITED及びPT.TRUSCO NAKAYAMA INDONESIAの業績と海外部の諸外国向け販売を含めています。連結子会社では、現地の市場ニーズに即した在庫を積極投入するなど、在庫を保有するメリットを活かした営業活動を行いました。また、現地得意先様及び仕入先様の開拓を進めることで販売活動を強化しました。さらに、海外部の諸外国向け販売では、得意先様へ帳合変更や新商品、新規メーカーの提案を中心とした協業を行い、取引を拡大しました。 その結果、売上高は34億63百万円(前年同期比12.0%増)、経常利益は3億10百万円(前年同期比14.6%増)となりました。 ③仕入及び販売の実績 a.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前期比(%) ファクトリールート   179,511   12.0 eビジネスルート   59,725   13.2 ホームセンタールート   24,538   8.4 海外ルート   2,347   8.6 合計   266,123   11.9 (注) 金額は仕入価格によっています。 b.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) ファクトリールート   211,223   7.2 eビジネスルート   76,960   12.9 ホームセンタールート   28,396   5.9 海外ルート   3,463   12.0 合計   320,043   8.5 ④目標とする経営指標の達成状況 目標とする経営指標及び当連結会計年度の実績、翌連結会計年度以降の目標数値については「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」の「(2)目標とする経営指標」に記載のとおりです。 (2) 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ380億68百万円増加の3,083億59百万円(前連結会計年度末比14.1%増)となりました。その主な要因は、現金及び預金が62億41百万円増加、売掛金が26億15百万円増加、商品が128億11百万円増加、プラネット愛知の竣工等により建物及び構築物が155億89百万円増加したことによるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ258億13百万円増加の1,221億7百万円(前連結会計年度末比26.8%増)となりました。その主な要因は、買掛金が41億5百万円増加、1年内返済予定の長期借入金が135億円増加、長期借入金が100億円増加したことによるものです。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ122億55百万円増加の1,862億52百万円(前連結会計年度末比7.0%増)となりました。その主な要因は、利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純利益158億81百万円の計上により増加し、配当金38億57百万円の支払などにより減少したことによるものです。自己資本比率は前連結会計年度末の64.4%から60.4%となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 ①当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、81億83百万円の収入(前連結会計年度は130億21百万円の収入)となりました。その主な要因は、税金等調整前当期純利益226億26百万円、減価償却費55億77百万円、仕入債務の増加41億2百万円の収入に対し、売上債権の増加28億89百万円、棚卸資産の増加127億84百万円、法人税等の支払額69億68百万円の支出によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、215億65百万円の支出(前連結会計年度は182億67百万円の支出)となりました。その主な要因は有形固定資産の取得による支出184億94百万円(HC東日本物流センター移転にかかる工事費の支払など)、無形固定資産の取得による支出33億59百万円(ソフトウエア構築費の支払など)によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、196億36百万円の収入(前連結会計年度は32億38百万円の収入)となりました。その主な要因は、長期借入れによる収入250億円に対し、長期借入金の返済による支出15億円、配当金の支払38億62百万円によるものです。 以上の結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ62億72百万円増加し、474億8百万円(前連結会計年度末は411億35百万円)となりました。 ②当社及び連結子会社の資本の財源及び資金の流動性について 当社及び連結子会社は、事業活動のための適切な流動性の確保と健全な財政状態の維持のため、営業キャッシュフローの創出に努めています。 当社及び連結子会社の主な資金需要は、商品の仕入れ、販売費及び一般管理費等の営業費用等の運転資金、並びに物流設備や情報システム等への設備投資資金です。これらの資金需要につきましては、基本的に営業キャッシュフロー及び自己資金を主な源泉と考えています。ただし、当社及び連結子会社の成長スピードを加速させるための設備投資を中心とした戦略的な資金につきましては、必要に応じて金融機関からの借入などにより調達することとしています。なお、安定的かつ効率的な資金調達に備えるため、複数の取引金融機関と当座貸越契約を締結しています(極度総額500億円、当連結会計年度利用残高100億円)。 この方針に従い、当連結会計年度における運転資金、設備投資資金につきましては、自己資金並びに金融機関からの借入金を充当しています。今後も資本と負債のバランスに配慮しながら、必要な資金を調達してまいります。 現預金につきましては、流動性確保のため、月商の1か月分を目安に保有する方針としていますが、当連結会計年度において、お客様の利便性向上を目的に、物流設備やデジタルへの投資を継続するため、金融機関から長期借入により資金を調達してプールしています。 また、財務の健全性等について、客観的な視点で認識することを主たる目的に、毎期、格付投資情報センター(R&I)から発行体格付を取得しており、本報告書提出時点においては「A」(シングルA)となっています。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社及び連結子会社の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち特に重要なものは以下の通りです。 ①固定資産の減損損失 当社及び連結子会社は、「3 事業等のリスク」に記載のとおり、令和7年12月期連結貸借対照表において、有形固定資産を中心として固定資産の総額は1,467億12百万円を計上しており、総資産に対する比率は47.6%となります。 事業用資産は、管理会計上の事業所ごと、賃貸用資産及び遊休資産は物件ごとにグルーピングしています。 経営環境の悪化や時価の著しい下落等が生じ、回収可能価額が帳簿価額を下回る状況となった場合には、減損損失が発生し、当社及び連結子会社の業績に重要な影響を与える可能性があります。 ②棚卸資産の評価 当社及び連結子会社は、「3 事業等のリスク」に記載のとおり、令和7年12月期連結貸借対照表において、棚卸資産681億78百万円を計上しており、総資産に対する比率は22.1%となります。一定の保有期間が経過した滞留在庫について、商品の性質に応じた評価減率を設定し、評価を行っています。滞留在庫の定義や評価減割合が年度末時点の棚卸資産の収益性を適切に反映しているか否かに関して、商品等の過去の販売実績が将来の期間においても継続すると仮定して商品等の将来の販売可能性を見積もっています。 将来における景気等の市場経済を取り巻くさまざまな外部要因や著しい技術改革等によって、商品等の販売実績が当初の想定を大きく下回った場合には、棚卸資産の評価額が変動し、当社及び連結子会社の業績に重要な影響を与える可能性があります。 ③繰延税金資産の評価 将来の課税所得を見積り、回収可能性がある将来減算一時差異についてのみ、繰延税金資産として資産計上を行い、回収不能なものについては評価性引当額を計上しています。経営環境等の変化により、課税所得の見積りの変更が必要となった場合には、繰延税金資産の計上額が変動し、当社及び連結子会社の業績に重要な影響を与える可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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