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超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.8-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

ハピネット

HAPPINET CORPORATION7552 · Prime · 卸売業

玩具・映像音楽・ビデオゲームの流通とアミューズメント運営を手掛けるエンターテインメント商社。主要仕入先はバンダイグループ。

概要

ハピネットは、バンダイナムコグループに属するエンタテインメント総合商社である。玩具、映像音楽、ビデオゲーム、アミューズメントの4事業を展開し、2026年3月期の売上高は4,391億円、営業利益156億円に達する。従業員数1,113名、東京証券取引所プライム市場に上場する。

4つの事業が支える収益構造

玩具事業は売上高1,924億円で最大セグメント、くじ商品やプラモデルが好調。映像音楽事業は622億円だが洋画投資損失でセグメント損失11億円。ビデオゲーム事業は1,190億円でNintendo Switch 2が牽引。アミューズメント事業は653億円、カプセルトイ店舗「ガシャココ」を154店舗展開する。

バンダイナムコグループとの関係

1994年にバンダイの関連会社となり、2005年からはバンダイナムコホールディングスの関連会社を経て子会社化。主要仕入先はバンダイとBANDAI SPIRITSであり、グループ内の流通網を活用して玩具卸売を中心に成長してきた。

売上高4,391億円へ成長した収益基盤

売上高は2013年3月期の1,768億円から2026年3月期の4,391億円へと拡大。営業利益も117億円から156億円へ増加し、経常利益は創業以来過去最高を更新。ROEは17.5%に上昇し、利益率の高い玩具とアミューズメントが牽引する。

連結子会社と物流ネットワーク

本社は東京都台東区。連結子会社としてハピネット・メディアマーケティング、ハピネット・ベンディングサービス、マックスゲームズ、ブロッコリーなど6社を有する。物流はハピネット・ロジスティクスサービスが担当。2024年には米国子会社Happinet America Inc.を設立した。

業界の中での役割はエンターテインメント商品の卸売流通及び施設運営企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,391億円
営業利益
156億円
営業利益率
3.6%
純利益
101億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
玩具事業1,924億円43.8%113億円5.9%
ビデオゲーム 事業1,190億円27.1%22億円1.8%
アミューズ メント事業654億円14.9%52億円8.0%
映像音楽 事業622億円14.2%-11億円-1.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01玩具流通主力

玩具、トレーディングカード、雑貨類を量販店、専門店、コンビニエンスストア、eコマース、二次問屋等に販売。主要仕入先は株式会社バンダイ及び株式会社BANDAI SPIRITS。

主な製品・サービス3
玩具
キャラクター玩具、プラモデル、フィギュア等の販売。
トレーディングカード
キャラクター・スポーツ等のトレーディングカードの販売。
雑貨類
キャラクター雑貨、文具等の販売。

02映像音楽準主力

映像・音楽ソフト等の販売(量販店、専門店、eコマース等)と、映像作品の企画・製作・配給・宣伝を行う。

主な製品・サービス3
映像ソフト
映画、アニメ、ドラマ等のDVD・Blu-ray等の販売。
音楽ソフト
CD、音楽配信等の販売。
映像作品の企画・製作・配給
自社で映像作品を企画・製作し、劇場配給・宣伝を行う。

03ビデオゲーム準主力

ビデオゲームハード・ソフト等の販売(量販店、専門店、eコマース等)と、ビデオゲームソフトの企画・制作を行う。

主な製品・サービス2
ビデオゲームハード
家庭用ゲーム機本体の販売。
ビデオゲームソフト
家庭用ゲーム機向けソフトウェアの販売、及び企画・制作。

04アミューズメント副次

玩具自動販売機の設置・運営、カプセル玩具専門店の運営、アミューズメント施設用商品(プライズ機、メダルゲーム機等)の販売。

主な製品・サービス3
玩具自動販売機の設置・運営
カプセル玩具等の自動販売機を商業施設等に設置・運営。
カプセル玩具専門店
カプセル玩具を専門に販売する店舗の運営。
アミューズメント施設用商品
プライズ機、メダルゲーム機等、アミューズメント施設向け機械・商品の販売。

製品と技術

玩具事業:くじ商品とホビーが牽引

玩具事業は売上高1,924億円。バンダイの「Tamagotchi Paradise」やBANDAI SPIRITSの「一番くじ」などのくじ商品が好調。プラモデルやフィギュア等のホビー商品も扱い、量販店や専門店、eコマースを通じて販売する。

映像音楽事業:パッケージ販売と作品企画

映像音楽事業は売上高622億円。DVD・Blu-rayやCDの販売に加え、自社で映像作品の企画・製作・配給も行う。2026年3月期は洋画買付作品の投資損失によりセグメント損失11億円を計上した。

ビデオゲーム事業:ハード・ソフトの流通と企画

ビデオゲーム事業は売上高1,190億円。任天堂「Nintendo Switch 2」や関連アクセサリ、ソフト「マリオカート ワールド」「Pokémon LEGENDS Z-A」等が伸長。ソフトの企画・制作も手がける。

アミューズメント事業:カプセルトイ専門店と自販機

アミューズメント事業は売上高653億円。玩具自動販売機の設置・運営やカプセルトイ専門店「ガシャココ」を154店舗展開。バンダイナムコアミューズメントとの共同運営店舗も増加している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

玩具・ホビー卸で国内有数、収益改善

ハピネットは玩具・ホビー・映像ソフトの卸売を手掛ける。同業のイメージワンや高千穂交易と比較し、規模は大きく売上高4,391億円。営業利益率3.55%と改善傾向だが、依然低い。コンテンツ市場の拡大を背景に、アニメ・ゲーム関連で成長機会がある一方、デジタルシフトの影響を受けやすい。

強み

  • 玩具・ホビー卸で国内有数の売上規模を誇る。
  • 玩具、ホビー、映像ソフトと多様な商品を扱う。
  • 全国の小売店への配送網を持ち、物流効率が高い。
  • アニメ・ゲーム人気で周辺商品の需要が拡大。

課題

  • 営業利益率3.5%と卸売業としては低水準。
  • 映像・音楽のデジタル配信拡大で物理メディア需要減少。
  • 玩具市場は少子化で長期的な縮小懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がハピネット

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11333Umios1,970億円8.8倍
28130サンゲツ1,891億円12.8倍
37476アズワン1,884億円19.6倍
48051山善1,848億円19.4倍
57456松田産業1,843億円10.6倍
67552ハピネット1,818億円16.6倍
7167Aリョーサン菱洋ホールディングス1,742億円17.4倍
83880大王製紙1,651億円18.2倍
99830トラスコ中山1,586億円9.7倍
103863日本製紙1,531億円12.9倍
118037カメイ1,526億円11.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

二社合併による社名変更とバンダイ傘下入り

1991年10月、株式会社ダイリン及び株式会社セイコーを合併し商号を株式会社ハピネットに変更。1994年11月、株式会社バンダイが株式を追加取得し、関連会社となった。

店頭登録から東証第一部上場へ

1997年8月に日本証券業協会へ店頭登録。1998年12月に東京証券取引所市場第二部に上場し、2000年3月には市場第一部に指定された。

M&Aによる事業基盤の拡充

2001年、物流子会社ハピネット・ロジスティクスサービスを設立。同年にトヨクニ、2002年に松井栄玩具より営業譲受、2006年にモリガング、2007年にサンリンクとアップルを取得し、事業領域を拡大した。

バンダイナムコHD傘下での再編

2005年12月、バンダイナムコホールディングスの関連会社となる。2008年にはアミューズメント事業をハピネット・ベンディングサービスに集約。2011年、映像音楽卸売事業をハピネット・ピーエムに移管し、グループ内の再編を進めた。

海外進出と子会社統合の近年

2019年にイリサワ、2020年にファントム・フィルムを取得。2021年、映像メーカー部門をハピネットファントム・スタジオに承継。2023年にブロッコリーを子会社化し、2024年には米国子会社を設立。2025年、ファントム・スタジオをメディアマーケティングに吸収合併した。

年表36件を開く

1960年代

  • 1969年6月創業東京都北区滝野川六丁目51番3号に有限会社トウショウを設立

1970年代

  • 1972年9月有限会社トウショウを株式会社トウショウに組織変更

1990年代

  • 1991年10月M&A株式会社ダイリン及び株式会社セイコーを合併し商号を株式会社ハピネットに変更
  • 1994年8月本社を東京都台東区駒形二丁目4番5号に移転
  • 1994年11月株式会社バンダイが当社の株式を追加取得し、その結果、当社は株式会社バンダイの関連会社となる
  • 1997年8月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1998年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1999年12月株式会社ビームエンタテインメントの株式を取得

2000年代

  • 2000年3月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2001年4月物流業務全般の受託を目的として千葉県市川市に株式会社ハピネット・ロジスティクスサービスを設立(現連結子会社)
  • 2001年10月株式会社トヨクニの株式を取得
  • 2002年3月株式会社ハピネット・ジェイピーが、地方玩具卸売業の松井栄玩具株式会社より営業を譲受
  • 2005年12月株式会社バンダイの関連会社株式管理業務の一部が会社分割により株式会社バンダイナムコホールディングスへ移管されたことに伴い、当社は株式会社バンダイナムコホールディングスの関連会社となる
  • 2006年6月株式会社モリガングの株式を取得
  • 2007年4月商号変更株式会社モリガングの玩具事業を会社分割により、株式会社ベストハートに事業承継し、社名を株式会社モリゲームズに変更
  • 2007年11月株式会社サンリンクの株式を取得
  • 2007年11月株式会社アップルの株式を取得
  • 2008年2月創業株式会社ハピネット・マーケティングを設立
  • 2008年10月商号変更株式会社アップル及び株式会社サンリンク九州のアミューズメント事業を会社分割により、株式会社サンリンクに承継し、当社及び株式会社ハピネット・エーエムサービスのアミューズメント事業を移管し、株式会社サンリンクの社名を株式会社ハピネット・ベンディングサービスに変更(現連結子会社)
  • 2009年3月株式会社ウイントの株式を取得

2010年代

  • 2011年4月商号変更当社の映像音楽パッケージの卸売事業を株式会社ウイントに移管し、株式会社ウイントの社名を株式会社ハピネット・ピーエムに変更
  • 2013年7月トイズユニオン株式会社の株式を取得
  • 2014年4月M&A株式会社ハピネット・ピーエムを当社に吸収合併
  • 2014年7月M&Aトイズユニオン株式会社が株式会社モリゲームズを吸収合併し、社名を株式会社マックスゲームズに変更(現連結子会社)
  • 2015年12月2015年11月締結の資本業務提携契約に基づき、株式会社ブロッコリーの株式を第三者割当増資の引受けにより取得
  • 2018年3月株式会社星光堂の音楽映像パッケージの卸売に関して有する権利義務の一部を、会社分割により株式会社星光堂マーケティングに承継
  • 2019年4月商号変更当社の映像音楽パッケージの卸売事業を株式会社星光堂マーケティングに承継し、株式会社星光堂マーケティングの社名を株式会社ハピネット・メディアマーケティングに変更(現連結子会社)
  • 2019年11月株式会社イリサワの株式を取得

2020年代

  • 2020年10月株式会社ファントム・フィルムの株式を取得
  • 2021年4月商号変更当社の模型玩具販売部門を株式会社イリサワに移管し、株式会社イリサワの社名を株式会社ハピネット・ホビーマーケティングに変更(現連結子会社)
  • 2021年4月M&A当社の映像メーカー部門を会社分割により、株式会社ハピネットファントム・スタジオに承継、及び株式会社ハピネットファントム・スタジオを存続会社として株式会社ファントム・フィルムを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2023年6月M&A当社の持分法適用関連会社であった株式会社ブロッコリーの株式を公開買付けにより追加取得し、子会社化(現連結子会社)
  • 2024年3月創業Happinet America Inc.を設立
  • 2024年4月M&A株式会社ハピネット・マーケティングを当社に吸収合併
  • 2025年4月M&A株式会社ハピネットファントム・スタジオを株式会社ハピネット・メディアマーケティングに吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    全事業でのグローバル展開加速

    エンタテインメントを基軸としたコト・モノの輸出入を全事業で推進し、“from”ハピネットとして海外へサービス・コンテンツを展開し、体験価値を提供する。

  2. 02

    バリューチェーン変革への資源配分

    中間流通の強みを活かしつつ、川上(企画・製造)・川下(小売・イベント)領域へ重点的に資源配分し、経常利益に占める川上・川下割合を高め、事業ポートフォリオを再編する。

  3. 03

    サステナブルな経営体制の構築

    持続性を意識した経営体制の構築、人的資本施策の拡充、DX戦略を推進し、中長期志向のサステナブル経営へシフトする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,113人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は769万円で、9期前と比べて+36.5%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月843
2018年3月964
2019年3月56439.013.0966
2020年3月56538.013.01,007
2021年3月59039.014.0968
2022年3月64239.013.0944
2023年3月73938.013.0940
2024年3月79239.013.01,081
2025年3月72939.013.01,1231,042
2026年3月76939.013.01,1131,402

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
事務所 — 東京都練馬区1,686百万円
玩具事業 映像音楽事業 ビデオゲーム事業
ハピネット市川ロジスティクスセンター — 千葉県市川市1,654百万円
玩具事業 映像音楽事業 ビデオゲーム事業
事務所、店舗 — 154店舗973百万円
アミューズメント事業
本社 — 東京都台東区841百万円
玩具事業 映像音楽事業 ビデオゲーム事業 アミューズメント事業 全社
ハピネット船橋ロジスティクスセンター — 千葉県船橋市105百万円
玩具事業 アミューズメント事業
ハピネット東大阪ロジスティクスセンター — 大阪府東大阪市61百万円
玩具事業 ビデオゲーム事業 アミューズメント事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ハピネット・ホビーマーケティング
    東京都台東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ハピネット・メディアマーケティング(注)5
    東京都台東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱マックスゲームズ(注)4、5
    東京都台東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ハピネット・ベンディングサービス(注)4
    東京都台東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ハピネット・ロジスティクスサービス
    千葉県市川市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ブロッコリー
    東京都練馬区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱バンダイナムコ ホールディングス(注)2、3
    東京都港区
    議決権26.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4,391億円営業利益156億円前期と比べると増収増益で、売上が+20.5%、利益が+33.3%。

売上高
+20.5%
4,391億円
営業利益
+33.3%
156億円
純利益
+48.5%
101億円
営業利益率
3.6%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高4,500億円4,391億円
営業利益158億円156億円
純利益105億円101億円
1株あたり配当¥92.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,053億円、営業利益は45億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.9%、営業利益は+104.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q649−1
2024年1Q823222.715
2024年2Q787253.226
2024年3Q1,114302.718
2024年4Q7817
2025年2Q1,685653.944
2025年4Q1,959522.724
2026年2Q1,964874.467
2026年4Q2,427692.834
2027年1Q1,053454.327

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,768億円から4,391億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は3.6%。売上は6期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,7683120
株式会社ハピネット・ピーエムを当社に吸収合併
2014年3月2,0693925
2015年3月2,1725140
2016年3月1,8733524
2017年3月1,7413520
2018年3月1,9764740
当社の映像音楽パッケージの卸売事業を株式会社星光堂マーケティングに承継し、株式会社星光堂マーケティングの社名を株式会社ハピネット・メディアマーケティングに変更(現連結子会社)
2019年3月2,4044427
2020年3月2,3332412
当社の映像メーカー部門を会社分割により、株式会社ハピネットファントム・スタジオに承継、及び株式会社ハピネットファントム・スタジオを存続会社として株式会社ファントム・フィルムを吸収合併
2021年3月2,5934326
2022年3月2,8245936
当社の持分法適用関連会社であった株式会社ブロッコリーの株式を公開買付けにより追加取得し、子会社化(現連結子会社)
2023年3月3,0736236
Happinet America Inc.を設立
2024年3月3,5059066
株式会社ハピネットファントム・スタジオを株式会社ハピネット・メディアマーケティングに吸収合併
2025年3月3,6441171203.268
2026年3月4,3911561573.6101

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4,391億円のうち、営業利益として残るのは156億円3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は101億円、売上の2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.0%3,865億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.4%370億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.6%156億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.3pt
3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
2.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.4pt
17.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが158億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは146億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は508億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−15−1−6−16102
2014年3月25−1−2624100
2015年3月67−2−665159
2016年3月10−48−7−38114
2017年3月31−11−1820116
2018年3月45−38−87115
2019年3月79−9−1070174
2020年3月−11−10−11−21142
2021年3月103−15−1288217
2022年3月37−12−1125233
2023年3月67−8−1559278
2024年3月84−51−1533297
2025年3月181−28−40153410
2026年3月158−12−48146508

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,440億円。このうち返さなくてよい自己資本が603億円で、自己資本比率は41.6%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月53023329743.9
2014年3月53925728247.4
2015年3月59929630348.9
2016年3月56831425454.5
2017年3月61332329051.8
2018年3月75336738648.0
2019年3月74938036949.9
2020年3月70838232653.1
2021年3月83041042048.5
2022年3月85343541850.1
2023年3月94345249147.4
2024年3月1,13451362144.9
2025年3月1,21555765845.5
2026年3月1,44060383741.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
508億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
543億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
87億円
在庫として抱えている分
負債合計
837億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中21位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中197位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.5%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
20.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥3,780で、1年前と比べて+17.2%過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。

¥3,780+0.7%1ヶ月+18.5%1年+17.2%時価総額1,818億円
過去52週の値幅
安値¥2,485高値¥3,955

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.6倍
PER (会社予想)15.7倍
PBR2.77倍
配当利回り2.45%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1ヶ月で+21.49%、直近1日でも+8.05%と上昇し、52週高値(3785円)にほぼ到達。25日線(3295.4円)を約14.1%上回り、75日線(2956.31円)も大幅に上回る。RSIは63.4と中立圏で、過熱感はない。出来高は直近で396万株と増加し、買いが継続。週足では高値更新の勢い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は堅調で、2026年3月期は大幅増収増益計画。強気派はグループシナジーとIP需要拡大を評価。弱気派は卸売業の低利益率と依存リスクを指摘。成長持続性が焦点。

プラスに働く材料3
  • グループシナジー

    バンダイナムコの強力IPを安定調達でき、売上拡大に直結。

  • 増収基調継続

    2026年3月期売上高4391億円、前期比20%増の計画。

  • 収益改善期待

    営業利益率3.55%へ向上、規模拡大で採算改善見込み。

マイナスに働く材料3
  • 低利益率構造

    卸売業のため営業利益率3%台と低く、コスト上昇に弱い。

  • グループ依存リスク

    親会社の戦略変更で事業環境が悪化する可能性。

  • 成長の不透明さ

    IP需要の先行き不透明で、計画達成には不確実性。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
計画達成度合いを測る最重要指標。
営業利益率
利益改善の進捗を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり92.5で、前期から+42.3%いまの株価に対する利回りは2.45%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥92.5
1株あたり
配当利回り
2.45%
いまの株価に対して
配当性向
24.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1831.0
2018年3月2014.329.5
2019年3月2525.070.2
2020年3月250.0108.5
2021年3月250.0348.4
2022年3月3330.075.6
2023年3月330.040.3
2024年3月6392.383.5
2025年3月654.039.3
2026年3月9342.324.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥92.5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ34,252人。区分でいちばん多いのは個人・その他37.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.3%を占め、残る51.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他43.245.043.040.336.837.4
事業法人28.828.928.628.728.527.3
金融機関12.913.515.317.720.521.1
外国法人12.511.410.611.711.112.8
自己株式8.47.95.44.96.56.5
証券会社2.51.32.51.73.21.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社バンダイナムコホールディングス24.46
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.07
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.05
04株式会社日本カストディ銀行(信託E口)3.48
05株式会社SMBC信託銀行(株式会社三井住友銀行退職給付信託口)2.81
06井平 祐二2.01
07河合 洋1.25
08ハピネット社員持株会1.07
09NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE GIC PRIVATE LIMITED (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.94
10苗手 一彦0.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-17
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    10.48%
    -0.95pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+157%、1株純資産は14期で+33%。直近期のROEは17.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月901,0368.98.7
2014年3月1091,12810.17.917.5
2015年3月1791,29314.88.027.0
2016年3月1041,3657.89.811.8
2017年3月921,4656.518.731.0
2018年3月1851,65911.98.329.5
2019年3月1251,7127.411.470.2
2020年3月561,7143.319.6108.5
2021年3月1181,8356.713.0348.4
2022年3月819728.69.375.6
2023年3月801,0078.111.640.3
2024年3月1481,14113.810.283.5
2025年3月1531,25912.716.839.3
2026年3月2311,38317.511.624.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額709百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約16倍にあたる。

氏名役職年齢
苗手一彦代表取締役 会長兼 最高経営責任者72
榎本誠一取締役 副会長兼 最高グローバル責任者66
水谷敏之代表取締役 社長兼 最高執行責任者55
津田克也取締役 常務執行役員 最高情報責任者兼 情報システム室長61
石丸裕之取締役 常務執行役員 最高財務責任者兼 経営本部長54
岡俊子取締役62
水野道訓取締役68
佐藤智恵取締役56
浅津英男常勤監査役70
坂井秀行監査役76
谷口勝則監査役68
河野理子監査役59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5151205275631126
社外取締役754548
監査役1242424

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,108字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社6社及びその他の関係会社である株式会社バンダイナムコホールディングスで構成されており、玩具の販売を中心に映像・音楽ソフト等の販売・企画・製作、ビデオゲームハード、ソフト等の販売・企画・制作、アミューズメント施設用商品等の販売を主な内容として事業活動を展開しております。 当社グループの事業内容及び当社と関連会社、関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の4事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 玩具事業……………………… 玩具、トレーディングカード及び雑貨類を量販店、専門店、コンビニエンスストア、eコマース、二次問屋等へ販売しております。<主な関係会社>当社、株式会社ハピネット・ホビーマーケティング、株式会社マックスゲームズ、株式会社ハピネット・ロジスティクスサービス、株式会社ブロッコリー 映像音楽事業…………………   映像・音楽ソフト等を量販店、専門店、eコマース等へ販売しており、また、映像作品の企画・製作・配給・宣伝をしております。<主な関係会社>株式会社ハピネット・メディアマーケティング、株式会社ハピネット・ロジスティクスサービス、株式会社ブロッコリー ビデオゲーム事業……………   ビデオゲームハード、ソフト等を量販店、専門店、eコマース等へ販売しており、また、ビデオゲームソフト等の企画・制作をしております。<主な関係会社>当社、株式会社マックスゲームズ、株式会社ハピネット・ロジスティクスサービス、株式会社ブロッコリー アミューズメント事業………   玩具自動販売機の設置・運営及びカプセル玩具専門店の運営をしており、また、アミューズメント施設用商品等の販売をしております。<主な関係会社>当社、株式会社ハピネット・ベンディングサービス、株式会社ハピネット・ロジスティクスサービス なお、2025年4月1日を効力発生日として、当社の完全子会社である株式会社ハピネット・メディアマーケティングを吸収合併存続会社、同じく当社の完全子会社である株式会社ハピネットファントム・スタジオを吸収合併消滅会社とする吸収合併を行っております。 その他の関係会社の子会社である株式会社バンダイ及び株式会社BANDAI SPIRITSは、玩具等の企画・製造・販売を行っており、当社グループの主要仕入先であります。 上記のほか、非連結子会社1社があります。 以上の企業集団の状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,098字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは「ハピネス・ネットワーキングを展開し、エンタテインメント・スタイルの創造により人々に感動を提供し、夢のある明日をつくります。」をグループビジョンとして掲げ、企業活動を展開しております。 人々の幸福な人生(Happiness)の実現に大きく貢献することを事業コンセプトとし、あらゆる方々と積極的なコミュニケーションを図ること(Networking)により、お役に立てる機会を探し、タイムリーで付加価値のある提案を行ってまいります。また、商品を提供するだけにとどまらず、楽しみ方、ライフスタイルまでも提案する「エンタテインメント・スタイルの創造」によって人々に感動を提供し、夢のある明日をつくることを目指してまいります。 さらに、経営姿勢として環境変化を予見する努力を怠らず、自己革新をすすめ、新しいビジネスをきりひらくとともに、変化に対応した組織、制度づくりに積極的に取組んでまいります。 (2)経営環境 今後の見通しにつきましては、エネルギー価格や原材料価格の上昇、社会情勢や政策動向の変化などの不確実性がある中で、当社グループの関連業界におきましても、少子化、消費者ニーズの多様化、エンタテインメントのデジタル化が進むなど、依然として先行きが不透明な状況で推移すると予測しております。 玩具事業につきましては、少子化が進む一方で、大人需要を捉えた商品が好調に推移するなど、購入層や商材の幅が拡大し、ニーズが多様化しております。 映像音楽事業につきましては、配信サービスの普及などにより、パッケージ市場は厳しい環境で推移しておりますが、楽しみ方が多様化し、コンテンツビジネスは引き続き市場の成長が見込まれます。 ビデオゲーム事業につきましては、中長期的にはダウンロード販売の伸長によりパッケージ市場が縮小する可能性も見込まれるものの、コロナ禍の巣ごもり需要を経てユーザー層が拡大しており、グローバルでもゲーム市場は成長しております。 アミューズメント事業につきましては、カプセル玩具市場がチャネル、コンテンツの多様化や、大人需要、インバウンド需要を取り込んだことにより、伸長しております。 このような環境を踏まえ、当社グループでは更なる成長・発展を目指すべく、各セグメントにおいて様々な施策に取り組んでまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは2025年4月より3ヵ年の第10次中期経営計画を策定し、取り組みをスタートいたしました。長期ビジョン及び新たな中期経営計画のもと、当社グループの持続的な成長と企業価値のさらなる向上を目指してまいります。 長期ビジョン 長期ビジョンは10年後の目指す姿として「エンタテインメントの可能性を追求し、“from”ハピネットで世界をワクワクさせるクリエイティブカンパニー」と設定いたしました。人々に感動を提供し、夢のある明日をつくるための「エンタテインメントの可能性を追求」し、業界や流通経路などの枠を超えた新しいエンタテインメント・スタイル(楽しみ方・ライフスタイル)を「“from”ハピネット」で発信していきます。 第10次中期経営計画 第10次中期経営計画では「グローバル展開とバリューチェーン変革による意欲的成長」をテーマとして掲げました。当社の基幹事業である中間流通としての強みを活かしながら、グローバル展開(=“from”ハピネットで海外へサービス・コンテンツを展開)とバリューチェーン変革(=川上・川下領域拡大へのさらなる挑戦)にむけた戦略を実行することにより、事業領域を拡大し、意欲的な成長を図ってまいります。 基本戦略としては下記の3つを推進いたします。 1.全事業でのグローバル展開の加速 エンタテインメントを基軸としたコト・モノの輸出入を全事業で推進し、 “from”ハピネットで世界をワクワクさせる体験価値提供へ挑戦します。 2.バリューチェーン変革への資源配分で事業ポートフォリオの再編を実現 注力すべき領域(バリューチェーン上の川上・川下)へ重点的に資源配分し、 経常利益に占める川上・川下割合を高め、事業ポートフォリオの再編に取り組んでいきます。 3.サステナブルな経営体制構築に向けた取り組み 持続性を意識した経営体制の構築、人的資本施策の拡充、DX戦略を推進し、 中長期志向型サステナブル経営へのシフトを図っていきます。 以上の基本戦略を推進し、更なる成長・発展と企業価値の向上を目指してまいります。 (4)目標とする経営指標 当社グループは、企業価値向上のために、事業規模を拡大するとともに、収益性・効率性を高めることを当面の重要課題として取組んでいく方針です。従いまして、経常利益とROE(自己資本利益率)を重要な経営指標として位置づけ、その向上に取り組んでまいります。 (5)会社の優先的に対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、エネルギー価格や原材料価格の上昇、社会情勢や政策動向の変化などの不確実性がある中で、当社グループの関連業界におきましても、少子化、消費者ニーズの多様化、エンタテインメントのデジタル化が進むなど、依然として先行きが不透明な状況で推移すると予測しております。 2027年3月期においては、アメリカにおけるカプセルトイ事業のさらなる拡大を図るとともに、他事業においても海外展開への積極的な挑戦を継続してまいります。また、事業領域の拡大を目指し、メーカー業・小売業への重点的な投資を行ってまいります。 各セグメントにおける優先的に対処すべき課題は次のとおりであります。 玩具事業 玩具事業につきましては、少子化が進む中、ハイターゲット向け商材である模型玩具の卸売部門において、サービスレベルの向上などにより、中間流通シェアの拡大を目指してまいります。また、川上の企画機能の強化や、川下のイベント機能の強化により、中間流通とのシナジーを発揮し、付加価値を高めてまいります。さらに、雑貨など新たな商材の取扱いや、国内取扱商品の海外流通にも挑戦してまいります。 映像音楽事業 映像音楽事業につきましては、配信サービスの普及などにより市場環境が変化していく中で、中間流通業では運用体制を最適化させるとともに、映像メーカーとのライセンス契約により映像パッケージの制作から販売までを一括して請け負うことで、パッケージメーカーとしての地位を確立し、川上領域の事業を拡大してまいります。 ビデオゲーム事業 ビデオゲーム事業につきましては、中間流通として、引き続き需要へのタイムリーな対応や、販売促進施策の実施等による販売の最大化に取り組んでまいります。また、自社オリジナルゲームの制作や、海外の優良なゲームをローカライズして販売するパブリッシング事業の拡大により、川上領域を強化してまいります。 アミューズメント事業 アミューズメント事業につきましては、カプセル玩具市場が好調に推移する中、当社運営のカプセルトイショップ「ガシャココ」の出店を推進してまいります。また、自社企画商品を拡充し、それらを自社店舗で販売することにより、他社ショップとの差別化や、収益率の向上を図ってまいります。さらに、アメリカでのカプセルトイ事業を拡大し、新たな収益の柱とすべく、取り組んでまいります。
事業等のリスク4,724字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識しているリスクを記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)リスク管理体制 当社グループにおいては経営・事業環境の変化や長期ビジョン及び中期経営計画を踏まえた事業活動の拡大に伴ってリスクの多様化が進むことが予想されています。そのため、当社グループでは統括責任者を代表取締役としたリスク管理体制を整備し、当社グループのリスクを把握し、発生の未然防止及びリスクの低減に取り組んでおります。 具体的には、事業活動に影響を与える可能性のある様々なリスクについて洗い出し、影響度、発生頻度の観点から重要度について評価し、特に優先的に対処すべきリスクを「重要リスク」として選定しております。重要リスクについては、主管部門が主体となってリスク対策計画を立案、実施し、進捗状況に対するモニタリングを行って是正・改善に取り組んでおります。 また、これらのリスク管理の活動状況について、原則年1回以上取締役会へ報告しております。取締役会は、リスク管理の活動状況を適宜監督し、当社グループの課題の認識と対応についての指示を行っております。 (2)リスクの選定 重要リスクの選定にあたっては、まず、社内取締役・管理職層等に対するアンケート及び各事業部門責任者に対するヒアリングを実施し、当社グループに影響を与える可能性があるリスクを網羅的に洗い出しました。 洗い出したリスクに関しては、影響度及び発生頻度を軸としたリスクマトリクスを用いて重要度を評価し、特に優先的に取り組むべき重要リスクを選定しております。 ※東京海上ディーアール株式会社資料に基づいて作成 <リスク評価> S(シビア):第一優先で取り組むべきリスクで、定期的に取締役会等へ状況報告し、必要な指示に従って リスク低減策を実施する必要のあるリスク。 H(ハイ) :第二優先で取り組むべきリスクで、定期的に取締役会等へ状況報告が必要なリスク。 M(ミドル):部門単位で定常的にリスク状況把握及び対策の進捗を確認しながら管理するリスク。 L(ロー) :日常業務において適切に状況を管理し、適宜進捗を確認しながら管理するリスク。 <重要リスク一覧> 大分類   リスク項目   リスク 評価 (A)戦略リスク   ①市場環境の変化   S ②事業投資・企業買収   H ③特定の仕入先・販売先への依存   H ④海外事業展開   H (B)オペレーショナルリスク   ⑤店舗管理   H ⑥人材の確保と育成   H ⑦過剰在庫の発生   H (C)ハザードリスク   ⑧情報セキュリティ   S ⑨事故・災害対応、事業継続   S (3)重要リスク項目と対応策 (A)戦略リスク ①市場環境の変化に関するリスク(リスク評価:S) リスクシナリオ   近年、少子化や消費者ニーズの多様化、デジタル化等により顧客の消費行動やライフスタイルが変化しています。当社グループの業績は個人消費の動向に影響を受けやすい傾向にあり、当社グループの関連業界において市場環境が大きく変化した場合や経済情勢が悪化した場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   市場分析を踏まえた各事業部門の事業計画の策定と定期的な見直しを行っております。また、当社グループでは事業環境の変化への対応と意思決定の更なるスピードアップにより事業の成長発展を促進すべく、2020年4月1日より社内カンパニー制を導入しております。さらに、各事業において事業領域・取扱商材の拡大や海外展開等を戦略として掲げ、取り組みを推進しております。 ②事業投資・企業買収に関するリスク(リスク評価:H) リスクシナリオ   当社グループでは、各事業において事業領域・取扱商材の拡大や海外展開等を戦略として掲げ、取り組みを推進しております。これらの戦略を推進するなかで、投資回収状況や買収先の業績状況が悪化した場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当社グループでは、事業計画の進捗状況や事業環境変化について定期的なモニタリングを行い、また、事業投資・撤退判断基準を策定するとともに、投資案件に対して定期的なモニタリングを実施することなどにより、リスクの低減に取り組んでおります。さらに、全社的な事業ポートフォリオについても定期的なモニタリングや適宜見直しを実施しております。 ③特定の仕入先・販売先への依存に関するリスク(リスク評価:H) リスクシナリオ   仕入高・売上高ともに上位取引先の全体金額に占める割合が高くなっているため、主要な仕入先・販売先の市場環境や当社グループとの取引の状況が大きく変化した場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当社グループでは、各事業において事業領域・取扱商材の拡大や海外展開等を戦略として掲げ、取り組みを推進しております。また、新たな顧客層の開拓等により、中間流通のシェア拡大に継続して取り組んでいくことで、リスクの低減を図ってまいります。 ④海外事業展開に関するリスク(リスク評価:H) リスクシナリオ   当社グループは、各事業における海外展開を戦略として掲げ、取り組みを推進しておりますが、地域特有のリスクの把握や各リスクへの適切な対処ができない場合、または在外子会社の管理体制が不十分な場合、損失の発生や成長機会の喪失により当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当社グループにおいて、海外展開の可能性がある国や地域の社会・経済情勢や法規制その他オペレーション等のリスクを洗い出したうえで、優先度の高いリスクから重点的にリスク未然防止のための具体的施策に取り組んでおります。また、在外子会社管理体制の整備や、海外取引において起こり得るリスクについて広く啓蒙を行うことにより、潜在的なリスクの低減を図ってまいります。 (B)オペレーショナルリスク ⑤店舗管理に関するリスク(リスク評価:H) リスクシナリオ   当社グループでは、第10次中期経営計画の川下戦略に基づき自社運営の店舗が急速に拡大しております。このような状況下で、店舗運営における管理体制が不十分なことにより不正や不祥事が発生した場合、社会的信用の低下や損害賠償による多額の費用の発生等、当社グループの経営成績や財政状態、今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当社グループで店舗運営を行う事業部門においては、店舗スタッフ教育を徹底するとともに、運用ルール・マニュアルや掲示物の見直しを適宜行っております。また、店舗での盗難防止に対する対応やハラスメント防止対策の強化等により安心安全な職場環境を整える等、お客様および店舗スタッフが満足する店舗運営を行える体制を構築することにより、リスクの低減を図ってまいります。 ⑥人材の確保と育成に関するリスク(リスク評価:H) リスクシナリオ   当社グループが、継続的に成長・発展をとげるためには、事業戦略やオペレーションを実行できる人材を確保し、継続的に育成していくことが必要となります。今後、労働人口の減少による採用難や、働きやすさや労働意欲の低下による人材流出等により十分な人材の確保ができない場合、当社グループの将来の成長が阻害される要因となる可能性があります。 対応策   当社グループでは、社員の能力開発と人材育成を重視すると共に、能力を最大限に発揮できる機会と場を創ることを人材育成方針として掲げ、長期的・戦略的視点に立ち、社員の専門形成を支援すべく、学習体系を確立し、社員が主体的・自主的参加できる環境を整備しております。また、サステナビリティへの取り組みとして「DEI&B(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン・ビロンギング)の推進」を掲げ、多様な社員が安心して働け、活躍できる環境の整備に取り組んでおります。人材の確保に関しても積極的な採用活動を実施しております。 ⑦過剰在庫の発生に関するリスク(リスク評価:H) リスクシナリオ   当社グループは、主に中間流通としての機能を果たしているため棚卸資産が多い傾向にあります。各事業における需要予測、流通在庫の適正化が順調に進捗しない場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当社グループの情報システムを活用し、市場状況や店舗ごとの販売状況をタイムリーに収集することで適正な需要予測とチャンスを逃さない商品供給を行っております。また、各事業部門において仕入決定プロセス・基準の明確化を図り、リスクの低減に取り組んでおります。 (C)ハザードリスク ⑧情報セキュリティに関するリスク(リスク評価:S) リスクシナリオ   自然災害や不測の事故、突然の停電等によって通信ネットワークが切断された場合、当社グループの事業活動の継続に支障をきたす可能性があります。また、サイバー攻撃やマルウェアへの感染等による情報セキュリティ事故が発生し、広範囲のシステム停止や重要情報が盗まれる等の事態が発生した場合、社会的信用の低下や損害賠償による多額の費用の発生等、当社グループの経営成績、財政状態、今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当社グループでは、情報セキュリティ関連の制度及び運用に関する対策の検討を行うために全社セキュリティ委員会を設置し、サイバーセキュリティに関する技術的、人的、物理的な対策の検討、立案、実施を行っております。また、情報セキュリティのリスク管理担当部門が主体となって、アセスメントを実施し課題を把握したうえで、24時間365日監視及び攻撃時の自動遮断・隔離を実施するほか、定期的なシステム監査を実施するなど、強固なセキュリティ体制を目指して改善を継続しております。さらに、全社セキュリティ委員会を中心にメール誤送信防止ルールやマニュアルを策定し、適宜見直しを行いながら情報管理に関する全社啓蒙活動を継続して行う等、情報管理の徹底・周知を図る対策を講じております。 ⑨事故・災害対応、事業継続に関するリスク(リスク評価:S) リスクシナリオ   当社グループでは、日本国内各地において事業活動を行っていることから、各地で発生する大規模な地震、台風、集中豪雨等の自然災害や、火災・停電等の事故により、営業活動や物流、通信ネットワークの長期間停止等が発生した場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当社グループでは、「リスク管理規程」に基づき、大規模な地震や自然災害等の緊急事態の発生時には従業員の人命及び施設等の安全確保を最優先としたうえで、事業の継続と早期復旧に取り組む基本方針を掲げています。また、事業継続計画(BCP)においては、緊急対策本部の設置や有事の早期事業復旧を可能とするための体制を整備し、システム復旧も含めたBCPにかかわるマニュアルの策定・見直しや訓練の実施、啓蒙活動を適宜行う等、リスクの低減に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)5,111字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における当社グループの関連業界におきましては、大人需要など消費者層の拡大を取り込んだ市場が好調に推移している一方で、エネルギー価格や原材料価格の上昇、少子化、消費者ニーズの多様化、エンタテインメントのデジタル化が進むなど、依然先行きが不透明な状況で推移しております。 このような状況の中、当社グループの経営成績につきましては、映像音楽事業で損失が発生したものの、利益率の高い玩具事業やアミューズメント事業が好調に推移したことに加え、ビデオゲーム事業がヒット商品により大きく伸長したことにより、売上高、利益面ともに前期を大幅に上回りました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は4,390億5千2百万円(前期比20.5%増)、営業利益は155億9千万円(同33.5%増)、経常利益は157億1百万円(同31.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は100億9千6百万円(同49.2%増)となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、経常利益とROE(自己資本利益率)を重要な経営指標として位置づけております。 当連結会計年度においては、利益率の高い事業が好調に推移したことにより、経常利益が創業以来過去最高益となり、売上高経常利益率は3.6%(前期比0.3ポイント増)、ROEは17.5%(同4.8ポイント増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 玩具事業 玩具事業につきましては、BANDAI SPIRITSの「一番くじ」をはじめとしたくじ商品が引き続き好調に推移したことや、バンダイの「Tamagotchi Paradise」などのヒット商品もあったことに加え、プラモデルやフィギュアなどのホビー商品の流通を拡大したことも貢献し、売上高、利益面ともに前期を上回りました。 この結果、売上高は1,924億1千7百万円(前期比13.5%増)、セグメント利益は113億1千7百万円(同24.1%増)となりました。 映像音楽事業 映像音楽事業につきましては、映像パッケージ制作・流通事業を拡大したものの、市場の縮小をカバーするには至らず、売上高は前期を下回りました。利益面につきましても、当社買付洋画作品の投資損失が発生したことにより、前期を大幅に下回りました。 この結果、売上高は622億1千6百万円(前期比3.6%減)、セグメント損失は11億1千5百万円(前期はセグメント利益9億7千6百万円)となりました。 ビデオゲーム事業 ビデオゲーム事業につきましては、任天堂のゲームハード「Nintendo Switch 2」と関連アクセサリが好調に推移したことに加え、「マリオカート ワールド」「Pokémon LEGENDS Z-A」「ぽこ あ ポケモン」などの関連ソフトの販売も伸長したことにより、売上高、利益面ともに前期を大幅に上回りました。 この結果、売上高は1,190億1千9百万円(前期比52.5%増)、セグメント利益は22億1百万円(同772.5%増)となりました。 アミューズメント事業 アミューズメント事業につきましては、カプセル玩具市場が引き続き好調に推移していることに加え、当社が運営するカプセルトイショップ「ガシャココ」や、当社がバンダイナムコアミューズメント社と共同運営を行うカプセルトイショップの店舗の増加も貢献し、売上高、利益面ともに前期を大幅に上回りました。なお、「ガシャココ」は2026年3月末日時点で154店舗を出店しております。 この結果、売上高は653億9千8百万円(前期比24.9%増)、セグメント利益は51億9千2百万円(同71.7%増)となりました。 仕入及び販売の実績は次のとおりであります。 ①仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 玩具事業   165,480   113.2 映像音楽事業   57,588   98.7 ビデオゲーム事業   113,879   152.3 アミューズメント事業   49,951   122.9 合計   386,900   120.9 (注)金額は、仕入価格によっております。 ②販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 玩具事業   192,417   113.5 映像音楽事業   62,216   96.4 ビデオゲーム事業   119,019   152.5 アミューズメント事業   65,398   124.9 合計   439,052   120.5 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) アマゾンジャパン合同会社   38,558   10.6   62,975   14.3 株式会社セブン-イレブン・ジャパン   37,281   10.2   47,684   10.9 2.金額は、販売価格によっております。 (2)財政状態 当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ225億5千万円増加し、1,440億3百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加98億2千万円及び売掛金の増加129億3千4百万円によるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ179億3千6百万円増加し、837億1千7百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加133億3千9百万円、未払金の増加21億9千1百万円及び未払法人税等の増加14億1千2百万円によるものであります。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ46億1千3百万円増加し、602億8千5百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益計上による利益剰余金の増加100億9千6百万円、剰余金の配当による利益剰余金の減少29億2千4百万円、自己株式の取得等による減少18億4千4百万円及びその他有価証券評価差額金の減少7億2千9百万円によるものであります。 セグメントごとの資産は次のとおりであります。 玩具事業 玩具事業におけるセグメント資産は、BANDAI SPIRITSの「一番くじ」をはじめとしたくじ商品が引き続き好調に推移したことに加え、バンダイの「Tamagotchi Paradise」などのヒット商品もあったことにより、電子記録債権及び売掛金が増加いたしました。 この結果、前連結会計年度に比べ49億5百万円増加し、398億1千5百万円となりました。 映像音楽事業 映像音楽事業におけるセグメント資産は、当社出資映像作品の作品投資が縮小したことに加え、映像パッケージ制作・流通事業を拡大したものの、市場の縮小をカバーするには至らず、売掛金及び棚卸資産が減少いたしました。 この結果、前連結会計年度に比べ23億6千6百万円減少し、145億5千8百万円となりました。 ビデオゲーム事業 ビデオゲーム事業におけるセグメント資産は、任天堂のゲームハード「Nintendo Switch 2」と関連アクセサリが好調に推移したことに加え、ゲームソフトの販売も伸長したことにより、電子記録債権、売掛金、棚卸資産が増加いたしました。 この結果、前連結会計年度に比べ93億1百万円増加し、240億7千8百万円となりました。 アミューズメント事業 アミューズメント事業におけるセグメント資産は、当社が運営するカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店やフランチャイズ店舗の増加、優良ロケーションの開発などにより、建物及び構築物、差入保証金が増加いたしました。 この結果、前連結会計年度に比べ25億5千3百万円増加し、134億6千8百万円となりました。 当該要因への対応等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ98億4千8百万円増加し、508億2千5百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は158億3千1百万円(前期は181億2千1百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上156億5千5百万円、売上債権の増加による使用141億2千万円及び仕入債務の増加による獲得133億3千9百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は11億8千4百万円(前期は28億2百万円の使用)となりました。これは主に、貸付けによる支出6億1千3百万円、有形固定資産の取得による支出3億7千万円及び無形固定資産の取得による支出2億7千8百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は47億9千8百万円(前期は39億9千3百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払29億2千5百万円及び自己株式の取得による支出18億7千2百万円によるものであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性に係る情報は次のとおりであります。 当社グループは、健全な財務状況の維持に努めており、当社グループの成長に必要な資金を有していると認識しております。また、さらなる資金が必要となる場合においても金融機関からの借入等を行い調達できるものと考えております。 資金調達方法及び状況、資金の主要な使途を含む資金需要の動向につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金の他、金融機関からの借入による資金調達にて対応していくこととしております。資金の流動性につきましては、当社及び連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入することにより、グループ各社の資金を一元管理することで資金効率の向上を図っております。 株主還元につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおりであります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。その作成には会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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