概要
松田産業は、使用済み製品から金・銀・白金族などを回収・製錬する貴金属リサイクル事業と、冷凍魚介類や畜産物などを輸入・卸売する食品関連事業を二本柱とする企業である。1956年の創業以来、合併と事業拡大を経て、2026年3月期の連結売上高は6878億円、従業員数は単体で1761人に達する。東京証券取引所プライム市場(旧市場第一部)に上場し、貴金属地金はロンドン市場の指定ブランドとしても認められている。
貴金属リサイクルと食品卸売の二軸構造
松田産業の事業は、貴金属関連事業と食品関連事業の二つに大別される。2026年3月期のセグメント別売上高は、貴金属関連事業が5704億円(全体の約83%)、食品関連事業が1175億円(約17%)を占める。貴金属関連事業では、半導体・電子部品メーカーなどから発生するスクラップを回収し、自社工場で製錬・精製した後、金・銀・白金・パラジウムなどの地金やボンディングワイヤなどの電子材料として販売する。産業廃棄物の収集・処理も同事業内で行う。食品関連事業では、冷凍魚介類、食肉、野菜、果実、調味料などを国内外の食品メーカーや外食産業向けに輸入・卸売し、物流サービスも提供する。この二つの事業は一見関連性が薄いが、いずれも「資源の有効活用」という企業理念に基づく。貴金属は都市鉱山からのリサイクル、食品は地球の恵みを安全に届けるという位置づけである。
グローバルに展開する生産・回収拠点
貴金属関連事業は、国内の埼玉県入間市にある武蔵工場、武蔵第2工場、入間工場を中核に、海外ではタイ、フィリピン、シンガポール、マレーシア、ベトナム、台湾、韓国などに子会社を置く。1992年に開設したシンガポール支店を皮切りに、2000年にはタイ現地法人(後に100%子会社化)、2004年にはフィリピン、2005年にはシンガポール、2007年には中国にそれぞれ貴金属スクラップ回収拠点を設立した。これらの拠点は、現地の電子部品メーカーや宝飾業者からスクラップを収集し、国内工場へ送る前処理も行う。食品関連事業では、青島、タイ、ベトナム、インド、インドネシアに現地法人を設置し、グローバルな調達網を構築している。物流はグループのマツダ流通が担う。
品質と信頼を支える国際認証
松田産業の貴金属地金は、国際的な市場で高い信頼を得ている。1995年には白金地金とパラジウム地金がロンドン・プラチナ・パラジウム・マーケット(LPPM)の指定ブランドとして認可され、2000年には金地金と銀地金がロンドン金銀市場(LBMA)の受渡供用品として登録された。国内では、1992年にパラジウム、1993年に金・銀・白金について東京工業品取引所(現・東京商品取引所)の鑑定業者に指定され、同取引所の受渡供用品にも認定されている。これらの認証は、自社で製錬した地金の純度や品質が国際基準を満たすことを意味し、国内外の顧客との取引を円滑にする。また、1999年には武蔵工場などでISO14001、2006年には環境事業部でも同認証を取得し、環境マネジメントの体制を整えている。
22社の子会社で構成されるグループ体制
松田産業は、当社(松田産業)と子会社22社、関連会社1社で企業集団を形成する。子会社は貴金属関連事業と食品関連事業に分かれる。貴金属関連では、マツダ環境(産業廃棄物処理)、日本メディカルテクノロジー(デンタル向けスクラップ回収)、北海道アオキ化学(北海道の廃棄物処理)、ゼロ・ジャパン(リサイクル技術)など、国内に専門子会社を持つ。海外ではタイ、フィリピン、シンガポールなどに現地法人を置き、それぞれ地域のスクラップ回収・前処理を担当する。食品関連では、ガルフ食品やアジア各国のトレーディング会社が調達・販売を補完する。関連会社の日鉄マイクロメタル(出資比率30%)は、半導体用ボンディングワイヤを生産し、貴金属関連事業の電子材料を供給する。このグループ体制により、回収から製錬、製品販売まで一貫したバリューチェーンを構築している。
業界の中での役割は貴金属リサイクル・食品原料の総合商社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 貴金属関連事業 | 5,704億円 | 82.9% | 193億円 | 3.4% |
| 食品関連事業 | 1,174億円 | 17.1% | 31億円 | 2.6% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01貴金属関連事業主力
スクラップから金・銀・白金族などを回収・製錬し、地金や電子材料(ボンディングワイヤ等)として販売。半導体・電子部品メーカーなどへ供給。産業廃棄物の収集・処理も同セグメント内で行う。
貴金属リサイクルで業界随一の技術力とネットワーク
- 貴金属地金
- 金、銀、白金、パラジウムなどのインゴット。宝飾品や工業用途に販売。
- 電子材料(ボンディングワイヤ等)
- 金線や銀線など、半導体パッケージ内部の配線に用いる極細ワイヤ。
02食品関連事業準主力
食品加工向け原材料(冷凍魚介類、畜産物、野菜、調味料など)の輸入・卸売、及び物流サービスを提供。国内外の食品メーカーや外食産業向け。
- 食品加工原材料
- 冷凍魚介類、食肉、野菜、果実、調味料など、加工食品製造に必要な原料を幅広く扱う。
製品と技術
国際市場で取引される貴金属地金
松田産業の貴金属地金は、金、銀、白金、パラジウムのインゴットとして販売される。これらの地金は、自社で回収・製錬したスクラップを原料とし、純度は国際基準を満たす。金地金と銀地金はロンドン金銀市場(LBMA)の受渡供用品に、白金地金とパラジウム地金はロンドン・プラチナ・パラジウム・マーケット(LPPM)の指定ブランドに登録されている。国内では東京商品取引所の受渡供用品としても認められており、宝飾品や工業用途、投資需要など幅広い分野に供給される。地金の販売は貴金属関連事業の売上の大部分を占め、2026年3月期の同事業売上高5704億円の主な源泉である。地金の価格は国際相場に連動するため、収益は市況変動の影響を受けるが、原料調達から販売まで一貫して行うことでマージンを確保している。
半導体パッケージに使われるボンディングワイヤ
松田産業は、貴金属地金をさらに加工した電子材料として、半導体用ボンディングワイヤを手掛ける。ボンディングワイヤは、半導体チップと基板を接続するための極細の金属線で、金線や銀線が主流である。同社は1981年にマツダ電子工業を設立してこの分野に参入し、1987年には新日本製鐵との合弁で日鉄マイクロメタルを設立して生産を継承した。現在、日鉄マイクロメタル(関連会社)がボンディングワイヤを製造し、松田産業が販売を担当している。ワイヤの直径は数十マイクロメートルと非常に細く、高い導電性と接合信頼性が求められる。半導体の高性能化・小型化に伴い、ワイヤの細線化や高純度化が進んでおり、松田産業は貴金属製錬で培った精製技術を活かして材料を供給する。この製品は、貴金属関連事業における高付加価値分野の一端を担う。
食品加工向けの冷凍原料と調味料
食品関連事業では、食品メーカーや外食産業向けに、冷凍魚介類、食肉、野菜、果実、調味料などの加工原材料を輸入・卸売する。扱う品目は多岐にわたり、1964年には魚肉すりみ、1973年には冷凍乾燥野菜や植物性蛋白、1976年には冷凍魚類、1979年には畜肉類の取扱を開始した。これらの原材料は、主に海外から調達され、国内の食品工場に納められる。グループの海外現地法人(青島、タイ、ベトナム、インド、インドネシア)が現地での買付や品質管理を行い、マツダ流通が国内物流を担う。2026年3月期の食品関連事業売上高は1175億円で、営業利益は31億円。原材料価格の高騰や円安の影響を受ける一方、顧客ニーズに合わせた商品提案と安定供給が強みである。近年は簡便調理品など加工度の高い商品の拡充にも取り組んでいる。
産業廃棄物処理とリサイクルサービス
貴金属関連事業の一環として、松田産業は産業廃棄物の収集・運搬・処理も手掛ける。1992年にマツダ化学から産業廃棄物関連事業を譲り受け、マツダ環境、北海道アオキ化学、ゼロ・ジャパンなどの子会社を通じてサービスを提供している。マツダ環境は1997年にマツダ流通から分離して設立され、主に貴金属含有廃棄物の処理を担当。北海道アオキ化学は1997年に買収し、北海道地区の拠点とした。ゼロ・ジャパンは1998年にドイツのALD Vacuum Technologiesとの合弁で設立され、産業廃棄物のリサイクル技術を開発・提供する。これらの会社は、廃棄物から貴金属を回収するだけでなく、プラスチックや金属のリサイクルにも取り組む。2026年3月期の貴金属関連事業の営業利益193億円の一部は、この処理サービスからも生まれている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 貴金属関連事業貴金属リサイクルで業界随一の技術力とネットワーク
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
急拡大する資源リサイクル商社
松田産業は金属リサイクル・環境事業を展開する卸売企業。売上高は2024年3月期3605億円から2026年3月期6878億円へ倍増、営業利益率も2.71%から3.26%へ上昇。同業のリョーサン菱洋は電子部品商社で事業内容が異なるが、規模では凌駕。高千穂交易も異業種だが、松田産業は資源高とリサイクル需要で急成長。ただし、営業利益率は低めで、ボラティリティの高い資源価格に依存。
強み
- 売上高3期で倍増、資源リサイクル市場の拡大を享受。
- 国内外の調達・販売網が強固で、安定した取扱量を確保。
- リサイクルビジネスでESG需要を取り込み、社会的価値も高い。
- 営業利益率が上昇傾向、規模の効果が現れている。
課題
- 金属価格の変動が業績に直結、安定性に欠ける。
- 営業利益率3%程度と卸売業平均以下、付加価値向上が課題。
- リサイクル市場拡大に伴い新規参入が増え、競争激化。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
商社・卸売の時価総額近傍。太字が松田産業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 1333Umios | 1,976億円 | 8.9倍 |
| 2 | 8130サンゲツ | 1,888億円 | 12.8倍 |
| 3 | 7476アズワン | 1,868億円 | 19.4倍 |
| 4 | 8051山善 | 1,844億円 | 19.4倍 |
| 5 | 7552ハピネット | 1,806億円 | 16.5倍 |
| 6 | 7456松田産業 | 1,771億円 | 10.2倍 |
| 7 | 167Aリョーサン菱洋ホールディングス | 1,747億円 | 17.5倍 |
| 8 | 3880大王製紙 | 1,629億円 | 17.9倍 |
| 9 | 9830トラスコ中山 | 1,595億円 | 9.7倍 |
| 10 | 3863日本製紙 | 1,542億円 | 13.0倍 |
| 11 | 8037カメイ | 1,506億円 | 11.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。
会社の歴史
沿革 44件
卵白販売と金属精煉の二つの創業
松田産業の起源は、1951年に設立された竹善商事と、1956年と1957年に相次いで設立された二つの松田商店にある。1956年5月、東京都中野区にて卵白の販売を目的とした株式会社松田商店(旧・松田産業)が設立され、これが食品関連事業の出発点となる。翌1957年5月、東京都練馬区には金属の製錬・販売を目的とした別の株式会社松田商店(旧・マツダメタル工業)が設立され、貴金属事業の基礎が築かれた。1964年、卵白販売の松田商店は商号を松田産業に変更し、同年には魚肉すりみの取扱を開始、食品事業の幅を広げた。一方、金属の松田商店は1973年にマツダメタル工業と改称し、貴金属製錬に特化していく。この二つの流れが、後に一つの企業に統合されることになる。
1978年のマツダ貴金属工業設立と本格的なリサイクル事業
1978年9月、半導体・電子部品業界を対象とした貴金属リサイクルを目的に、マツダ貴金属工業が東京都練馬区に設立される。これが現在の松田産業の実質上の存続会社となる。当時、電子産業の成長に伴い、製造工程で発生する貴金属含有スクラップの処理需要が高まっていた。1971年には埼玉県入間市に武蔵工場を新設し、金属製錬の能力を強化していたが、マツダ貴金属工業の設立によりリサイクル事業を明確に事業化した。1981年にはグループ各社の本社機能を東京都新宿区の新宿野村ビルに集約し、管理体制を整備。1982年1月、豊洋物産(旧竹善商事)を存続会社としてマツダ貴金属工業と合併し、商号をマツダ貴金属工業に変更。これにより、食品と貴金属の二事業を一社で持つ体制が整った。
日鉄との合弁と電子材料事業への進出
1987年2月、松田産業は新日本製鐵(現・日本製鉄)と共同出資で、マツダ電子工業の事業を実質的に継承する会社として、日鉄マイクロメタルを埼玉県入間市に設立した。出資比率は新日本製鐵70%、松田産業30%で、現在も関連会社として半導体用ボンディングワイヤなどの電子材料を生産している。この合弁により、松田産業は貴金属製錬で得た金や銀を、高付加価値の電子材料として加工・販売するルートを得た。同年、半導体製造治具の精密洗浄事業も開始し、貴金属関連事業の幅を広げた。1990年にはグループの配送請負を目的にマツダ流通を設立し、物流基盤を強化。1992年7月にはマツダ貴金属工業を存続会社として、松田産業、マツダメタル工業、マツダプロセシングの3社を吸収合併し、商号を再び松田産業に統一。これにより、現在の企業形態が完成した。
上場と国際認証取得による飛躍
1995年8月、松田産業は日本証券業協会に株式を店頭登録し、同年12月には東京証券取引所市場第二部に上場、2001年9月には市場第一部に指定された。上場前後の1990年代は、貴金属地金の国際認証取得が相次いだ。1992年にはパラジウム地金が東京工業品取引所の認定を受け、1993年には金・銀・白金も同取引所の受渡供用品に登録。1995年には白金とパラジウムがロンドン・プラチナ・パラジウム・マーケット(LPPM)の指定ブランドとなり、2000年には金と銀がロンドン金銀市場(LBMA)の認定を取得した。これらの認証は、国内外の市場で自社地金を直接取引可能にするもので、収益の安定化に寄与した。また、1997年には産業廃棄物処理関連の子会社(マツダ環境、北海道アオキ化学)を設立・買収し、リサイクル事業の垂直統合を進めた。
海外展開の加速と2000年代のアジア拠点
2000年代に入り、松田産業はアジアでの貴金属スクラップ回収網を急速に拡大した。2000年10月、タイにMatsuda Sangyo (Thailand) Co., Ltd.を設立(当初出資49%、後に100%子会社化)。2003年2月には同社に貴金属製錬の前処理工場を新設した。2004年2月にはフィリピン、2005年2月にはシンガポールに現地法人を設立。2007年4月には中国・蘇州にMatsuda Resource Recycling(Suzhou)Co., Ltd.を設立した。これらの拠点は、現地の電子機器メーカーや宝飾業者からスクラップを集め、国内工場で製錬するビジネスモデルを完成させた。同時に食品関連事業でも、2000年代後半に青島やタイ、ベトナムなどにトレーディング会社を設立し、グローバル調達を強化。2010年代以降、売上高は順調に拡大し、2013年3月期の1673億円から2026年3月期には6878億円へと4倍以上に増加した。
2020年代の急成長と中期経営計画
2020年代、松田産業は貴金属価格の上昇やAIデータセンター向け半導体需要の拡大を追い風に、売上高・利益を急拡大させた。2021年3月期の売上高は2316億円、営業利益は非開示だが純利益61億円。2026年3月期には売上高6878億円、営業利益224億円、純利益168億円に達した。2022年度から2025年度を対象とした中期経営計画では、「積極投資」「経営基盤強化」「ESG経営」を掲げ、貴金属リサイクルの生産インフラ拡充やリチウムイオン電池リサイクルの事業化、食品事業のグローバルサプライチェーン強化に取り組んだ。2026年度からは新たな3カ年計画「中期経営計画2028」を策定し、両事業を成長の牽引役と位置づけ、循環バリューチェーンの強化と高付加価値化を目指している。自己資本比率は2026年3月期に52.0%と健全性を維持しつつ、積極投資で収益基盤を固めている。
年表44件を開く
1950年代
- 1951年6月松田商店を組織変更して竹善商事㈱(当社の形式上の存続会社)を設立。
- 1956年5月卵白の販売を目的とした㈱松田商店(旧・松田産業㈱)を東京都中野区に設立。
- 1957年5月金属の製錬並びに販売を目的とした㈱松田商店(旧・マツダメタル工業㈱)を東京都練馬区に設立。
1960年代
- 1964年5月商号変更㈱松田商店(旧・松田産業㈱)の商号を松田産業㈱に変更。
- 1964年9月魚肉すりみの取扱開始。
1970年代
- 1971年12月金属の製錬を目的とした武蔵工場を埼玉県入間市に新設。
- 1973年4月商号変更㈱松田商店(旧・マツダメタル工業㈱)の商号をマツダメタル工業㈱に変更。
- 1973年12月冷凍、乾燥野菜及び植物性蛋白の取扱開始。
- 1976年1月冷凍魚類の取扱開始。
- 1978年9月半導体・電子部品業界を対象とした貴金属のリサイクル事業を目的としてマツダ貴金属工業㈱(当社の実質上の存続会社)を東京都練馬区に設立。
- 1979年3月商号変更竹善商事㈱の商号を豊洋物産㈱に変更。
- 1979年3月畜肉類の取扱開始。
1980年代
- 1981年10月グループ各社の本社機能を東京都新宿区新宿野村ビルに移転。
- 1981年11月電子工業用貴金属製品の製造加工及び販売等を目的としたマツダ電子工業㈱を埼玉県入間市に設立。
- 1982年1月M&A豊洋物産㈱を存続会社とし、同社とマツダ貴金属工業㈱が合併、商号をマツダ貴金属工業㈱に変更。
- 1986年3月貴金属製錬の前処理を目的とした入間工場を埼玉県入間市に新設。
- 1987年2月新日本製鐵㈱(現・日本製鉄㈱)と共同出資(出資比率:当社30%、新日本製鐵㈱(現・日本製鉄㈱)70%)で、マツダ電子工業㈱の事業を実質的に継承する会社として、㈱日鉄マイクロメタル(現・日鉄マイクロメタル㈱、現・関連会社)を埼玉県入間市に設立。
- 1989年8月半導体製造治具の精密洗浄事業開始。
1990年代
- 1990年11月グループ各社の配送請負を目的としたマツダ流通㈱(現・連結子会社)を設立。
- 1992年7月M&Aマツダ貴金属工業㈱を存続会社とし、同社及び松田産業㈱、マツダメタル工業㈱、マツダプロセシング㈱が合併、商号を松田産業㈱(当社)に変更。
- 1992年7月東京工業品取引所から同所におけるパラジウムの鑑定業者に指定され、また当社のパラジウム地金が東京工業品取引所の認定を受け、受渡供用品として登録。
- 1992年9月マツダ化学㈱より産業廃棄物関連事業の全部を営業譲受。
- 1992年11月シンガポールにシンガポール支店を開設。
- 1993年5月東京工業品取引所から同所における金、銀及び白金の鑑定業者に指定され、また当社製の金地金、銀地金及び白金地金が東京工業品取引所の認定を受け、受渡供用品として登録。
- 1995年1月当社製の白金地金及びパラジウム地金がロンドン・プラチナ・パラジウム・マーケット(LPPM)の指定ブランドとして認可。
- 1995年8月日本証券業協会に株式を店頭登録。
- 1997年1月デンタル業界を対象とした貴金属含有スクラップの回収を目的とした日本メディカルテクノロジー㈱(現・連結子会社)を設立。
- 1997年3月M&A北海道地区における産業廃棄物関連事業の拠点として、北海道アオキ化学㈱(現・連結子会社)を買収。
- 1997年7月マツダ流通㈱の産業廃棄物収集・運搬及び処理業を分離して、マツダ環境㈱(現・連結子会社)を設立。
- 1998年4月埼玉県入間市に武蔵第2工場を開設。
- 1998年12月ALD Vacuum Technologies GmbHと共同出資(出資比率:当社60%、ALD Vacuum Technologies GmbH 40%)で産業廃棄物を対象としたリサイクル事業分野に進出するため、ゼロ・ジャパン㈱(現・連結子会社)を設立。
- 1999年10月武蔵工場、武蔵第2工場及び入間工場において「国際環境規格ISO14001」の認証を取得。
- 1999年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
2000年代
- 2000年1月当社製の金地金及び銀地金がロンドン金銀市場(LBMA)の認定を受け、受渡供用品として登録。
- 2000年10月タイにおける貴金属含有スクラップの回収を目的としたMatsuda Sangyo (Thailand) Co.,Ltd.(出資比率:当社49%、現・連結子会社)を設立。
- 2001年9月東京証券取引所市場第一部に指定。
- 2002年8月貴金属関連事業における技術開発、分析、設備技術を目的とした開発センターを埼玉県入間市に新設。
- 2003年2月Matsuda Sangyo (Thailand) Co.,Ltd.において貴金属製錬の前処理を目的とした工場を新設。
- 2004年2月フィリピンにおける貴金属含有スクラップの回収を目的としたMatsuda Sangyo (Philippines) Corporation(現・連結子会社)を設立。
- 2004年3月連結子会社であるMatsuda Sangyo (Thailand) Co.,Ltd.の株式を追加取得(出資比率:当社100%)。
- 2005年2月シンガポールにおける貴金属含有スクラップの回収を目的としたMatsuda Sangyo (Singapore) Pte.Ltd.(現・連結子会社)を設立。
- 2006年3月環境事業部において「国際環境規格ISO14001」の認証を取得。精密洗浄事業及び化成品事業に係わる生産本部と貴金属事業部の関連事業所において「国際品質規格ISO9001」の認証を取得。
- 2007年3月連結子会社であるゼロ・ジャパン㈱の株式を追加取得(出資比率:当社100%)。
- 2007年4月創業中国における貴金属含有スクラップの回収及び販売を目的としたMatsuda Resource Recycling(Suzhou)Co.,Ltd.を設立。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結営業利益2028年度まで280億円
- 連結営業キャッシュ・フロー(3カ年累計)2028年度まで350億円
- 連結自己資本利益率(ROE)2028年度まで11.0%以上
- 連結総資産経常利益率(ROA)2028年度まで10.0%以上
- 株主資本配当率(DOE)2028年度まで2.5%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
資源循環バリューチェーンの構築・強化
貴金属関連事業で動脈・静脈プロセス双方を強化。販売では高機能電子材料やリサイクル100%地金製品のラインナップを拡充し、回収ではグローバルインフラの拡充やリチウムイオン電池の水平リサイクル構築により、循環バリューチェーンを競争力あるものにし一気通貫のソリューションでシェア拡大を図る。
- 02
食品調達網拡大と高付加価値化
水産・畜産・農産品のグローバル調達網を拡大し商品ラインナップを充実。市場ニーズを先取りした加工度向上による商品開発と提案営業で成長市場での販路拡大と付加価値向上を進める。
- 03
DX推進と人的資本の拡充
事業の高度化を目指したDX推進、事業継続のためのセキュリティ対策、価値創造の源泉となる人的資本の拡充に取り組み、事業の持続的成長を支える経営基盤を強化する。
- 04
資本政策と株主還元の充実
成長投資(3カ年累計180億円規模)と財務健全性・株主還元のバランスを重視。安定・持続的な配当方針のもと、最終年度にDOE 2.5%以上を目指し、機動的な自己株式取得も検討する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,761人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は681万円で、9期前と比べて+15.0%。平均年齢は39.7歳、平均勤続年数は12.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,133 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,214 | — |
| 2019年3月 | 592 | 37.9 | 11.0 | 1,354 | — |
| 2020年3月 | 593 | 38.7 | 11.3 | 1,436 | — |
| 2021年3月 | 603 | 37.7 | 11.0 | 1,468 | — |
| 2022年3月 | 616 | 38.7 | 11.3 | 1,500 | — |
| 2023年3月 | 616 | 38.8 | 11.3 | 1,605 | — |
| 2024年3月 | 629 | 39.6 | 11.9 | 1,624 | — |
| 2025年3月 | 637 | 39.7 | 12.1 | 1,698 | 748 |
| 2026年3月 | 681 | 39.7 | 12.1 | 1,761 | 1,272 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社23社(国内 11 / 海外 12、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。
- 国内マツダ流通㈱東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内マツダ環境㈱東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日本メディカル テクノロジー㈱東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内北海道アオキ化学㈱札幌市白石区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ゼロ・ジャパン㈱東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ガルフ食品㈱東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱山陽レック広島市安佐北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱フラップリソース広島市安佐北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Matsuda Sangyo (Thailand)Co.,Ltd. (注7)タイ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Matsuda Sangyo (Philippines) Corporationフィリピン · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Matsuda Sangyo (Singapore)Pte.Ltd.シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Matsuda Sangyo (Malaysia)Sdn.Bhd. (注7)マレーシア · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社11社を開く
- Matsuda Sangyo Trading (Qingdao) Co.,Ltd.中国100%
- Matsuda Sangyo Trading (Thailand) Co.,Ltd.タイ49%
- South Gate Realty Holding Inc.フィリピン40%
- Matsuda Sangyo (Vietnam)Co.,Ltd. (注7)ベトナム100%
- Matsuda Sangyo Trading (Vietnam) Co.,Ltd.ベトナム100%
- Matsuda Sangyo (Taiwan)Co.,Ltd. (注7)中華民国100%
- Matsuda Sangyo (Korea)Co.,Ltd.大韓民国100%
- Matsuda Sangyo Trading India Private Limitedインド100%
- PT Matsuda Sangyo Trading Indonesiaインドネシア100%
- SEAM Holdings (Thailand) Co.,Ltd.タイ49%
- 日鉄マイクロメタル㈱埼玉県入間市30%
- 調達782万円IC旅券対応・出入国審査等旅券自動読取装置の収集運搬及び産業廃棄物処理業務の委託 一式法務省 · 2021-11-17
- 調達378万円金等の精錬業務委託契約財務省 · 2021-11-11
- 調達280万円金等の精錬及び加工業務財務省 · 2021-09-30
- 調達220万円金等の精錬及び加工業務財務省 · 2021-01-14
- 調達189万円金等の精錬及び加工業務財務省 · 2021-02-03
- 調達129万円千葉倉庫PCB廃棄物濃度分析調査業務委託国税庁 · 2019-05-30
- 調達74万円特別登録済PCB廃棄物収集・運搬作業の請負 一式法務省 · 2018-06-20
- 調達21万円金地金の精錬及び加工業務財務省 · 2021-11-11
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は6,878億円、営業利益は224億円。前期と比べると増収増益で、売上が+46.7%、利益が+76.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 7,400億円 | 6,878億円 |
| 営業利益 | 285億円 | 224億円 |
| 純利益 | 206億円 | 168億円 |
| 1株あたり配当 | ¥120 | ¥120 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2,087億円、営業利益は103億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+135.6%、営業利益は+329.2%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 805 | — | — | 17 |
| 2024年1Q | 886 | 24 | 2.7 | 20 |
| 2024年2Q | 902 | 27 | 3.0 | 21 |
| 2024年3Q | 926 | 21 | 2.3 | 12 |
| 2024年4Q | 891 | — | — | 20 |
| 2025年2Q | 2,222 | 63 | 2.8 | 46 |
| 2025年4Q | 2,466 | 64 | 2.6 | 49 |
| 2026年2Q | 2,882 | 81 | 2.8 | 61 |
| 2026年4Q | 3,996 | 143 | 3.6 | 107 |
| 2027年1Q | 2,087 | 103 | 4.9 | 76 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1,673億円から6,878億円へ4.1倍に増えた。直近期の営業利益率は3.3%。売上は10期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,673 | — | 61 | — | 40 |
| 2014年3月 | 1,654 | — | 49 | — | 32 |
| 2015年3月 | 1,795 | — | 58 | — | 33 |
| 2016年3月 | 1,621 | — | 38 | — | 26 |
| 2017年3月 | 1,631 | — | 35 | — | 25 |
| 2018年3月 | 1,902 | — | 51 | — | 35 |
| 2019年3月 | 2,083 | — | 51 | — | 34 |
| 2020年3月 | 2,110 | — | 64 | — | 40 |
| 2021年3月 | 2,316 | — | 84 | — | 61 |
| 2022年3月 | 2,723 | — | 137 | — | 96 |
| 2023年3月 | 3,510 | — | 138 | — | 97 |
| 2024年3月 | 3,605 | — | 106 | — | 73 |
| 2025年3月 | 4,688 | 127 | 135 | 2.7 | 95 |
| 2026年3月 | 6,878 | 224 | 235 | 3.3 | 168 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高6,878億円のうち、営業利益として残るのは224億円で3.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は168億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%をちょうど並ぶ水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金93.0%6,397億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金3.7%256億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.3%224億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−90億円、投資CFが−44億円で、差し引きのフリーCFは−134億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は145億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 27 | −28 | −16 | −1 | 86 |
| 2014年3月 | −4 | −8 | −9 | −12 | 68 |
| 2015年3月 | −14 | −23 | 24 | −37 | 59 |
| 2016年3月 | 86 | −14 | −33 | 72 | 95 |
| 2017年3月 | 8 | −18 | −16 | −10 | 68 |
| 2018年3月 | −5 | −23 | 35 | −28 | 76 |
| 2019年3月 | 62 | −22 | −37 | 40 | 78 |
| 2020年3月 | −4 | −27 | 68 | −31 | 117 |
| 2021年3月 | 2 | −32 | 3 | −30 | 88 |
| 2022年3月 | 70 | −25 | −23 | 45 | 114 |
| 2023年3月 | 106 | −122 | 14 | −16 | 118 |
| 2024年3月 | 18 | −80 | 81 | −62 | 144 |
| 2025年3月 | 25 | −62 | 2 | −37 | 114 |
| 2026年3月 | −90 | −44 | 163 | −134 | 145 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は2,278億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,190億円で、自己資本比率は52.0%(業種中央値50.6%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 631 | 445 | 186 | 70.4 |
| 2014年3月 | 664 | 474 | 190 | 71.5 |
| 2015年3月 | 730 | 512 | 218 | 70.1 |
| 2016年3月 | 695 | 518 | 177 | 74.5 |
| 2017年3月 | 723 | 534 | 189 | 73.8 |
| 2018年3月 | 803 | 566 | 237 | 70.5 |
| 2019年3月 | 809 | 590 | 219 | 72.8 |
| 2020年3月 | 945 | 605 | 340 | 63.9 |
| 2021年3月 | 1,043 | 656 | 387 | 62.8 |
| 2022年3月 | 1,158 | 744 | 414 | 64.2 |
| 2023年3月 | 1,292 | 846 | 446 | 65.4 |
| 2024年3月 | 1,489 | 914 | 575 | 61.2 |
| 2025年3月 | 1,693 | 1,001 | 691 | 58.9 |
| 2026年3月 | 2,278 | 1,190 | 1,087 | 52.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で284社中8位あたり、逆に低いのは配当利回りで284社中236位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥6,580で、1年前と比べて+69.2%。過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 |
| PER (会社予想) | 8.3倍 |
| PBR | 1.36倍 |
| 配当利回り | 1.82% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月19日に前日比-5.28%の6460円と下落しましたが、1ヶ月では+18.53%と大幅に上昇しています。8月12日には6900円と上昇し、その後も7060円まで上昇しました。25日線(5892.8円)を大きく上回っており、短期トレンドは強気です。ただし、52週高値(8860円)からはまだ乖離があり、上値余地はあるものの、RSIは74.44と過熱感が強く、短期的な調整リスクが高まっています。8月12日には出来高が約48万株と急増しており、投機的な売買が活発化しています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERが10.75倍と予想PERの8.7倍に対し、同業界平均18.16倍を大きく下回り割安。PBRは1.43倍で平均1.25倍を上回るが、ROE15.4%と高い収益性を考慮すれば許容範囲。配当利回り1.72%は平均2.92%を下回り伸び悩むが、業績拡大で将来の増配余地がある。総合的に割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 8.3倍 | — |
| PBR | 1.36倍 | 1.24倍 |
| ROE | 15.4% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高が急拡大しており、為替や資源価格の上昇が追い風となっている。強気派は、資源リサイクルの需要拡大や、金価格高騰などによる金属資源事業の収益増を期待し、業績好調なことから株価も上昇。弱気派は、資源価格変動による業績の不安定性や、処理コストの上昇、環境規制の強化を懸念する。
- 業績の伸び
2026/3期は売上高・純利益とも大幅に増加しており、好調
- 資源高の恩恵
金属価格の高止まりでリサイクル事業の収益が拡大
- 高い株主還元
増配傾向で、配当利回りも1.7%超
- 売上高6878億円・営業利益224億円の急拡大2026年3月期影響強
売上高は4688→6878億円と約2190億円増加。営業利益も76%増と大幅増益
- 予想PER8.7倍と割安感の継続通年影響中
実績PER10.75倍に対し予想PER8.7倍。市場は増益継続を織り込む
- ROE15.4%と高い資本効率継続影響中
ROE15.4%に対しPER10.75倍・PBR1.43倍。利益成長が続けば評価は上振れ
- 株価1年で94%上昇の成長モメンタム継続影響弱
株価は1年で93.67%上昇し、増益期待で資金が継続的に流入
- 商品市況依存
銅や金などの価格下落時は業績が悪化しやすい
- 処理コストの上昇
人件費やエネルギー費の増加が収益を圧迫
- 環境規制の強化
規制対応のコストが増える可能性
- 売上高急拡大の反動減リスク2027年3月期影響中
前期比47%増の後は増収率が急減速するのが通例。次年度のハードルが高い
- 営業利益率3.26%と薄利体質通年影響中
営業利益率2.71%→3.26%だが依然低水準。原高や価格競争で圧迫リスク
- 増益率76%に対し配当利回り1.72%と低い通年影響弱
純利益95→168億円と大幅増益でも配当利回り1.72%と還元不足感
- 株価94%上昇後の短期的な過熱感継続影響弱
1年で94%上昇した反動で高値警戒売りが出やすい
- 金属価格
- 売上高と利益率に直接影響する
- 処理量
- リサイクル事業の稼働水準を示す
- 在庫回転率
- 金属在庫の動きと資金効率を確認
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり120円で、前期から+33.3%。いまの株価に対する利回りは1.82%。増配か配当維持が8年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 28 | — | 39.0 |
| 2018年3月 | 28 | 0.0 | 24.4 |
| 2019年3月 | 30 | 7.1 | 26.5 |
| 2020年3月 | 34 | 13.3 | 21.2 |
| 2021年3月 | 36 | 5.9 | 19.8 |
| 2022年3月 | 46 | 27.8 | 12.7 |
| 2023年3月 | 50 | 8.7 | 16.2 |
| 2024年3月 | 60 | 20.0 | 22.9 |
| 2025年3月 | 75 | 25.0 | 24.3 |
| 2026年3月 | 100 | 33.3 | 19.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥120
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ18,975人。区分でいちばん多いのは個人・その他で38.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.3%を占め、残る53.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 47.7 | 47.4 | 43.3 | 41.8 | 39.5 | 38.5 |
| 事業法人 | 21.6 | 22.0 | 24.1 | 24.0 | 23.8 | 23.4 |
| 金融機関 | 22.5 | 19.6 | 22.5 | 23.0 | 23.4 | 22.9 |
| 外国法人 | 7.0 | 8.9 | 8.6 | 9.9 | 12.0 | 13.4 |
| 自己株式 | 9.8 | 9.8 | 3.1 | 3.7 | 3.7 | 3.7 |
| 証券会社 | 1.2 | 2.1 | 1.5 | 1.2 | 1.2 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 松田物産株式会社 | 12.90 |
| 02 | 松田芳明 | 10.93 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 7.84 |
| 04 | 明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 3.46 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.06 |
| 06 | 松田和子 | 2.87 |
| 07 | 對馬純子 | 2.87 |
| 08 | 住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 2.47 |
| 09 | 松田邦子 | 1.88 |
| 10 | 松田洋明 | 1.80 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-07松田物産株式会社新規の大量保有報告12.90%-0.03pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+342%、1株純資産は14期で+179%。直近期のROEは15.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 147 | 1,643 | 9.4 | 9.9 | 21.2 |
| 2014年3月 | 119 | 1,778 | 7.0 | 10.5 | 26.0 |
| 2015年3月 | 126 | 1,924 | 6.8 | 12.2 | 23.2 |
| 2016年3月 | 97 | 1,968 | 5.0 | 12.0 | 37.6 |
| 2017年3月 | 93 | 2,027 | 4.7 | 16.0 | 39.0 |
| 2018年3月 | 131 | 2,149 | 6.3 | 14.9 | 24.4 |
| 2019年3月 | 129 | 2,236 | 5.9 | 10.8 | 26.5 |
| 2020年3月 | 154 | 2,295 | 6.8 | 8.3 | 21.2 |
| 2021年3月 | 233 | 2,511 | 9.7 | 8.8 | 19.8 |
| 2022年3月 | 366 | 2,848 | 13.7 | 6.8 | 12.7 |
| 2023年3月 | 372 | 3,239 | 12.2 | 6.1 | 16.2 |
| 2024年3月 | 280 | 3,516 | 8.3 | 8.9 | 22.9 |
| 2025年3月 | 365 | 3,849 | 9.9 | 9.5 | 24.3 |
| 2026年3月 | 648 | 4,584 | 15.4 | 9.6 | 19.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
17名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額509百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 松田芳明 | 代表取締役社長 社長執行役員 指名・報酬委員長 サステナビリティ委員長 | 64 |
| 對馬浩二 | 取締役副社長 副社長執行役員 社長執行役員補佐・コーポレート部門統括兼経営企画室長 兼人事部・総務部管掌 | 58 |
| 山﨑隆一 | 取締役 常務執行役員 金属・環境営業本部長 | 68 |
| 石禾健二 | 取締役 上席執行役員 食品事業部長兼営業管理部長 | 62 |
| 上田雄大 | 取締役 執行役員 TRM委員長 兼管理部長兼地金市場部長兼情報システム部・財務部管掌 | 54 |
| 今井英人 | 取締役 執行役員 生産統括本部長兼品質保証室管掌 | 54 |
| 田中善則 | 取締役 執行役員 CSR・IR部長・法務部長兼経理部管掌 | 61 |
| 鈴木一宏 | 取締役(監査等委員) | 65 |
| 畠山伸一 | 取締役(監査等委員) | 73 |
| 宮田礼子 | 取締役(監査等委員) | 70 |
| 小島康雄 | 取締役(監査等委員) | 64 |
| 新藤裕一朗 | 上席執行役員 | — |
残りの役員5名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 増井祐二 | 執行役員 | — |
| 川村啓之 | 執行役員 | — |
| 池田一夫 | 執行役員 | — |
| 西出悌順 | 執行役員 | — |
| 鈴木秀樹 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | 退職慰労百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 8 | 189 | 35 | 253 | 35 | 478 | 60 |
| 社外取締役 | 6 | 31 | — | — | — | 31 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容938字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,465字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,921字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,391字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第77期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第77期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第76期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第74期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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