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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ニッポン高度紙工業

NIPPON KODOSHI CORPORATION3891 · Standard · パルプ・紙

アルミ電解コンデンサ用セパレータの世界トップメーカー。電解コンデンサの性能を左右する極薄の機能紙を、自動車・家電・産業機器に供給する。

概要

ニッポン高度紙工業は、高知県高知市に本社を置くパルプ・紙業界の企業である。1941年の創業以来、アルミ電解コンデンサ用セパレータと電池用セパレータなどの高機能特殊紙に特化し、自動車・家電・産業機器向けに製品を供給する。2026年3月期の連結売上高は186億円、営業利益35億円、従業員462人。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

セパレータ事業一本で構成される収益構造

当社グループはセパレータ事業の単一セグメントで構成される。同事業はアルミ電解コンデンサ用セパレータと機能材(電池用セパレータ、電気二重層キャパシタ用セパレータなど)から成る。2026年3月期の売上高186億円のうち、アルミ電解コンデンサ用セパレータが140億円、機能材が46億円を占めた。営業利益は35億円で、売上高営業利益率は18.8%に達する。主要販売先である王子エフテックス向けが総販売実績の64.2%を占め、特定顧客への依存度が高い。

高知県と鳥取県に集中する生産拠点

生産拠点は高知県内に本社工場(春野町)、南国工場、安芸工場の3工場、および鳥取県米子市の米子工場がある。米子工場は2012年に操業開始し、2024年にはR2号抄紙機を新設した。また、マレーシアに現地法人NIPPON KODOSHI KOGYO (MALAYSIA) SDN. BHD.を有し、海外生産も行う。2023年には子会社NKKソリューションズを設立し、機能材分野の拡大を図っている。

安定した財務体質と高い収益性

2026年3月期末の総資産は356億円、自己資本は262億円で、自己資本比率は73.6%と高い。有利子負債は長期借入金を中心に抑制されており、財務の安定性は高い。営業キャッシュフローは52億円と堅調で、設備投資に14億円を充当した。配当性向は約30%で、株主還元にも積極的である。

ESG経営と健康経営への取り組み

当社は2012年に高知県J-VER制度の認証を民間企業として初めて取得し、2019年には民間企業で全国初の「緑の回廊」協定を森林管理局と締結した。2020年には経済産業省と東京証券取引所が選定する「健康経営銘柄」に初選定された。2023年にはマテリアリティを特定し、ESG経営基盤の強化を進めている。

研究開発と新事業創出への注力

中期事業計画では、セパレータ製造で培ったコア技術を基に、電子材料やプラスチック代替材料への用途展開を目指す。2025年3月期からはプレゼンティーズム・エンゲージメントサーベイを導入し、人的資本への投資を強化している。DXの推進として自動倉庫の拡充や原巻輸送の自動化にも取り組む。

業界の中での役割は電子部品(アルミ電解コンデンサ)向けセパレータ材料のスペシャリスト。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
186億円
営業利益
35億円
営業利益率
18.8%
純利益
26億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01電子部品(アルミ電解コンデンサ)主力

アルミ電解コンデンサのセパレータとして使用される極薄の機能紙を製造・販売。コンデンサの小型化・高性能化に寄与し、自動車、家電、産業機器など幅広い電子機器に組み込まれる。

業界トップシェア

主な製品・サービス1
アルミ電解コンデンサ用セパレータ世界シェア首位
アルミ電解コンデンサの陽極箔と陰極箔を絶縁する薄い紙。電解液を保持し、コンデンサの性能を左右する。独自の抄紙技術で薄く強靱な紙を実現。

02電池準主力

電池のセパレータ等として使用される機能材を製造・販売。リチウムイオン電池などのセパレータ向け材料を供給し、電池の安全性と性能向上に貢献。

主な製品・サービス1
電池用機能材
電池のセパレータやその他の機能材。リチウムイオン電池などに使用され、イオン透過性と絶縁性を両立。

製品と技術

アルミ電解コンデンサ用セパレータのラインアップ

主力製品はアルミ電解コンデンサ用セパレータである。1976年に開発した低インピーダンスタイプは、電子機器の小型化に伴う高密度化ニーズに応える。耐熱性や高信頼性が求められる車載向けにも強みを持つ。抄紙技術を活かした薄型・均一な紙を製造し、コンデンサの性能向上に寄与する。2026年3月期の同事業売上高は140億円を記録した。

電池用セパレータ:アルカリからリチウムイオンまで

電池用セパレータは、1977年のアルカリマンガン乾電池用に始まり、1989年の無水銀対応、1992年のニッケル水素電池用、そして2009年のリチウムイオン電池用と拡大してきた。各電池の化学的特性に合わせた材料設計が可能で、特にリチウムイオン電池用はEVやエネルギー貯蔵システム向けに需要が伸びている。

機能材:電気二重層キャパシタ用セパレータと「ソクシール」

機能材分野では、電気二重層キャパシタ(EDLC)用セパレータが主要製品である。電力安定化用途での需要が増加しており、2026年3月期の機能材売上高46億円の大部分を占める。また、1987年に開発した耐熱性樹脂「ソクシール」は、機能性樹脂として電子材料やプラスチック代替用途に展開されている。

不織布技術と多層紙の応用

1961年に日本で初めて二重紙の生産を開始した実績を持ち、多層構造の紙製造技術が強みである。1987年には不織布製造設備を導入し、抄紙技術と組み合わせた製品開発を行っている。不織布はフィルターやバッテリーセパレータなどに応用され、多様な顧客ニーズに対応する。

高品質・高信頼性を支える生産設備

本社工場には1号から12号までの抄紙機が設置され、米子工場にはR1号・R2号抄紙機が稼働する。2024年稼働のR2号機は最新鋭で、高付加価品の生産能力を高める。原料倉庫の拡充や自動倉庫の新設により、サプライチェーン全体の効率化を進めている。品質管理には厳格な基準を設け、高い信頼性を維持している。

研究開発の方向性と新事業創出

中期計画では、セパレータ製造のコア技術を電子材料やプラスチック代替材料に展開する研究開発を推進している。AIサーバー需要に対応した高付加価値セパレータの拡販に加え、環境対応製品の開発にも注力する。2023年設立のNKKソリューションズが新事業創出の核となる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

パルプ・紙のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位アルミ電解コンデンサ用セパレータ世界シェアトップ電子部品(アルミ電解コンデンサ)
  • 電子部品(アルミ電解コンデンサ)業界トップシェア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

高機能紙で利益率良好、成長中

ニッポン高度紙工業はコンデンサ用紙など高機能紙を製造し、高い利益率を誇ります。売上は148億円から186億円へ増加、営業利益率は15.6%から18.8%へ上昇。大手製紙(王子HD、日本製紙など)と比較して小型ですが、ニッチ分野で強みを発揮。電子部品向け需要が堅調で、今後も成長が見込まれます。

強み

  • コンデンサ用紙など特殊紙で世界的高シェアを獲得。
  • 営業利益率18%超と業界トップクラスの高収益。
  • 電子部品向けとして需要が安定しており、景気変動に強い。
  • 製品開発に積極的で、新たな高機能紙を投入。

課題

  • 電子部品向けが主力であり、需要変動の影響を受けやすい。
  • パルプ価格変動が収益を圧迫する可能性がある。
  • 王子HDなど大手が同分野に参入するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

パルプ・紙の時価総額近傍。太字がニッポン高度紙工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13863日本製紙1,542億円13.0倍
23865北越コーポレーション1,474億円20.7倍
33950ザ・パック895億円14.9倍
43946トーモク863億円10.0倍
53708特種東海製紙839億円17.3倍
63891ニッポン高度紙工業667億円24.9倍
73864三菱製紙532億円27.4倍
83877中越パルプ工業294億円11.3倍
93947ダイナパック257億円7.5倍
103951朝日印刷207億円11.9倍
113954昭和パックス144億円11.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

ビスコース加工紙から始まった1941年の創業

1941年8月、高知市にてビスコース加工紙「高度紙」の製造販売を目的にニッポン高度紙工業株式会社が設立された。第二次世界大戦下の資材不足の中、電解コンデンサ用の特殊紙需要に応える形で事業が始まった。1943年4月には電解コンデンサ用セパレータの生産を開始し、後の主力製品の基盤を築いた。

機械抄きと二重紙で生産効率を高めた1950〜60年代

1954年11月に1号抄紙機を設置し、手漉きから機械抄きへの転換を図った。1961年11月には2号抄紙機を設置し、日本で初めて二重紙の生産を開始。これにより生産能力が飛躍的に向上した。1963年には中国、台湾、ブラジルへの輸出を開始し、海外市場へ進出した。1968年には春野工場(現本社工場)を操業し、5号抄紙機を稼働させた。

技術開発と生産拡大が加速した1970〜80年代

1972年には本州製紙(現王子エフテックス)と業務提携を結び、販路を拡大した。1976年に低インピーダンス電解コンデンサ用セパレータ、1977年にアルカリマンガン乾電池用セパレータを開発。1987年には耐熱性樹脂「ソクシール」の製造設備を設置し、機能性樹脂事業に参入。同年には不織布製造設備も導入し、製品ラインアップを広げた。1988年には10号抄紙機を稼働させた。

環境規制対応と電池用セパレータの開拓(1989〜2000年)

1989年に無水銀アルカリ電池用セパレータを開発し、環境規制の高まりに対応。1992年にはニッケル水素電池用セパレータを開発し、二次電池市場に参入した。同年、安芸工場を操業開始し、11号抄紙機を設置。1996年には日本証券業協会に店頭登録し、資本市場からの資金調達を可能にした。2000年には回路基板(FPC)新工場を建設した。

海外展開と新工場建設で成長した2000年代

2002年にマレーシアに現地法人を設立し、海外生産拠点を確保。2003年には中国蘇州に合弁会社を設立したが、2013年に出資持分を譲渡した。2004年に南国工場を操業開始。同年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。2009年にはリチウムイオン電池用セパレータ市場に本格参入し、成長分野へのシフトを進めた。

東証上場と米子工場建設による生産力増強(2012〜2014年)

2012年10月、鳥取県米子市に米子工場を操業開始し、R1号抄紙機を稼働。これにより生産能力を大幅に拡大した。2013年7月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2016年にはフィリピンのパルプ製造会社を買収したが、2018年に全株式を譲渡した。この間、財務基盤を強化し、収益力を高めた。

ESG推進とスタンダード市場移行(2019〜2022年)

2019年、民間企業として全国初の「緑の回廊」協定を森林管理局と締結。2020年には「健康経営銘柄」に初選定された。2022年4月、東京証券取引所の市場統合に伴い、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行した。2023年には子会社NKKソリューションズを設立し、新事業創出の体制を整えた。

2024年のR2号抄紙機稼働と中期計画の推進

2024年11月、米子工場にR2号抄紙機を新設し、生産能力をさらに拡大した。中期事業計画(2025年3月期〜2027年3月期)では、連結売上高200億円(うち機能材50億円)、営業利益36億円、ROE10%以上を目標に掲げる。AIサーバー需要の増加に対応し、高付加価値セパレータの拡販に注力している。

年表38件を開く

1940年代

  • 1941年8月創業ビスコース加工紙「高度紙」の製造および販売を目的として、高知市にニッポン高度紙工業株式会社を設立
  • 1943年4月電解コンデンサ用セパレータの生産を開始

1950年代

  • 1954年11月1号抄紙機を設置し、「機械抄き」タイプの電解コンデンサ用セパレータの生産を開始

1960年代

  • 1961年11月2号抄紙機を設置し、日本で初めて二重紙の生産を開始
  • 1963年4月電解コンデンサ用セパレータの輸出(中国、台湾、ブラジル等)を開始
  • 1966年3月3号抄紙機運転開始
  • 1968年8月高知県高知市春野町にて春野工場(現:本社工場)操業開始、5号抄紙機運転開始
  • 1969年8月6号抄紙機運転開始

1970年代

  • 1971年10月本社を高知県高知市春野町に移転
  • 1971年12月7号抄紙機運転開始
  • 1972年8月本州製紙㈱(現:王子エフテックス㈱)と電解コンデンサ用セパレータについて業務提携
  • 1976年4月低インピーダンス電解コンデンサ用セパレータを開発
  • 1977年8月アルカリマンガン乾電池用セパレータを開発

1980年代

  • 1985年3月8号抄紙機運転開始
  • 1987年3月耐熱性樹脂「ソクシール」の製造設備を設置、機能性樹脂の事業活動開始
  • 1987年5月不織布製造設備を設置
  • 1988年1月10号抄紙機運転開始
  • 1989年4月無水銀アルカリ電池用セパレータを開発

1990年代

  • 1992年6月高知県安芸市にて安芸工場操業開始、11号抄紙機運転開始
  • 1992年12月ニッケル水素電池用セパレータを開発
  • 1995年8月12号抄紙機運転開始
  • 1996年2月日本証券業協会に店頭登録

2000年代

  • 2000年6月回路基板(FPC)新工場を建設
  • 2001年8月N1号抄紙機運転開始
  • 2002年6月マレーシアに現地法人NIPPON KODOSHI KOGYO(MALAYSIA)SDN.BHD.(現・連結子会社)を設立
  • 2003年7月中国・蘇州に合弁会社蘇州萬旭光電通信有限公司を設立(2013年4月に当社出資持分を譲渡)高知県安芸市の山林240haを水源涵養保安林として取得
  • 2004年8月高知県南国市にて南国工場操業開始
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2009年5月リチウムイオン電池用セパレータ市場に本格参入

2010年代

  • 2012年3月高知県J-VER制度の認証を民間企業として初取得
  • 2012年10月鳥取県米子市にて米子工場操業開始、R1号抄紙機運転開始
  • 2013年7月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2016年1月M&Aフィリピンのパルプ製造会社Albay Agro-Industrial Development Corporationを買収(2018年6月に当社保有全株式を譲渡)
  • 2019年12月多様な生態系の保全を目的に、民間企業として全国初の「緑の回廊」協定を森林管理局と締結

2020年代

  • 2020年3月経済産業省と東京証券取引所が選定する「健康経営銘柄」に初選定
  • 2022年4月東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2023年4月NKKソリューションズ ㈱(現・連結子会社)を設立
  • 2024年11月R2号抄紙機運転開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高(うち機能材売上高)2027年3月期まで200億円(50億円)
  • 連結営業利益2027年3月期まで36億円
  • 自己資本利益率(ROE)2027年3月期まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオの転換

    セパレータ製造で培ったコア技術を基に、電子材料やプラスチック代替材料などへの用途展開を追求し、新規事業創出を目指す。

  2. 02

    成長分野への重点投資と新製品開発

    米子工場に抄紙ラインと裁断加工ラインを増設し生産能力を増強。車載、通信、環境などの成長市場で競争力を強化する。

  3. 03

    ESG経営基盤の強化

    マテリアリティを特定し、取り組みごとにKGI・KPIを設定・管理することで長期ビジョンの実現を目指す。

  4. 04

    DXの推進による自動化・省人化

    製造工程やサプライチェーンの自動化・省人化を推進。自動倉庫の拡充や原巻輸送の自動化に取り組む。

  5. 05

    人的資本への投資

    安全衛生、健康増進、働きがい向上に関する施策を定量化し、従業員の幸せを追求。エンゲージメントサーベイを導入する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で462人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は773万円で、9期前と比べて+7.1%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は21.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月555
2018年3月532
2019年3月72142.820.3440
2020年3月68242.920.4440
2021年3月71043.420.8444
2022年3月83444.121.6443
2023年3月79844.822.0479
2024年3月74643.921.0485
2025年3月73244.521.6484517
2026年3月77344.021.2462758

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 1 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
米子工場 — 鳥取県米子市7,655百万円
セパレータ事業
本社工場 — 高知県高知市3,701百万円
セパレータ事業
安芸工場 — 高知県安芸市1,946百万円
セパレータ事業
本社 — 高知県高知市806百万円
全社
マレーシア工場 — マレーシア国ジョホール州592百万円
セパレータ 事業
南国工場 — 高知県南国市579百万円
セパレータ 事業
主な関係会社
  • 国内
    NKKソリューションズ 株式会社(注)2
    高知県南国市
    議決権100.0%
  • 海外
    NIPPON KODOSHI KOGYO(MALAYSIA) SDN.BHD. (注)2
    マレーシア国 ジョホール州
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は186億円営業利益35億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.3%、利益が+40.0%。

売上高
+16.3%
186億円
営業利益
+40.0%
35億円
純利益
+44.4%
26億円
営業利益率
18.8%
前期比 +3.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高240億円186億円
営業利益60億円35億円
純利益42億円26億円
1株あたり配当¥110¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は61億円、営業利益は18億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+52.5%、営業利益は+157.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q413
2024年1Q40717.56
2024年2Q38615.85
2024年3Q3538.62
2024年4Q352
2025年2Q821720.712
2025年4Q78810.36
2026年2Q931819.412
2026年4Q931718.314
2027年1Q611829.513

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は105億円から186億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は18.8%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月105−2−2
2014年3月12552
2015年3月12984
フィリピンのパルプ製造会社Albay Agro-Industrial Development Corporationを買収(2018年6月に当社保有全株式を譲渡)
2016年3月11611
2017年3月1513−5
2018年3月171164
2019年3月1441315
2020年3月131107
2021年3月1592820
2022年3月1814229
NKKソリューションズ ㈱(現・連結子会社)を設立
2023年3月1763525
2024年3月1482015
2025年3月160252415.618
2026年3月186353718.826

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高186億円のうち、営業利益として残るのは35億円18.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は26億円、売上の14.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.4%129億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.8%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.8%35億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+15.4pt
18.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+10.8pt
14.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.4pt
10.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが52億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは38億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は47億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月12−3417−2214
2014年3月31−3−272815
2015年3月29−11−161818
2016年3月17−257−817
2017年3月21−8−101319
2018年3月18−5−161316
2019年3月14−5−11914
2020年3月24−11−91318
2021年3月32−1052245
2022年3月29−18−131144
2023年3月7−3626−2942
2024年3月19−3415−1543
2025年3月38−34−6441
2026年3月52−14−333847

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は356億円。このうち返さなくてよい自己資本が262億円で、自己資本比率は73.6%(業種中央値55.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月26413413050.6
2014年3月24613311354.2
2015年3月2341379758.6
2016年3月24413211253.9
2017年3月23212510753.8
2018年3月22912910056.1
2019年3月2251438263.4
2020年3月2231477666.0
2021年3月2501668466.3
2022年3月2621936973.9
2023年3月3062169070.4
2024年3月34022411665.8
2025年3月35323911467.8
2026年3月3562629473.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
47億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
191億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
30億円
在庫として抱えている分
負債合計
94億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率24社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り24社中20位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.5%/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
18.8%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.6%/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
16.3%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥6,230で、1年前と比べて+206.8%過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。

¥6,230-7.0%1ヶ月-8.4%1年+206.8%時価総額667億円
過去52週の値幅
安値¥2,061高値¥11,110

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.9倍
PER (会社予想)15.6倍
PBR2.42倍
配当利回り1.77%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月18日に7,020円と前日比6.28%下落。7月高値8,620円から調整が続くが、1ヶ月では1.01%上昇。25日移動平均線(7,004円)とほぼ同水準、75日線(7,809円)は下回る。200日線(5,073円)を約38%上回る。52週高値11,110円からは約37%下落。RSIは61.36とやや強気圏。出来高は8月14日に11万株と増加し、8月17日には10万株。年初来244.76%の上昇率を誇るが、調整局面で下値支持が意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは27.3倍で業界平均14.1倍を大きく上回り割高。PBR2.75倍も業界平均0.68倍を大幅に上回る。ただしROE10.5%は業界平均を上回り、利益成長も堅調。配当利回り1.32%は業界平均2.92%を下回る。成長性を考慮してもバリュエーションは割高感があり、割高だが収益改善が進んでいる点は注目。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.9倍13.4倍
PER (予想)15.6倍
PBR2.42倍0.67倍
ROE10.5%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、EV・電子機器の需要拡大によるコンデンサ用紙の需要増、高い利益率と財務健全性、そして株価の大幅上昇(1年で277%)の勢いを評価。弱気派は、既に割高な株価バリュエーション(PER27倍)、特定分野への依存度の高さ、原材料価格変動リスクを指摘。論点は、成長の持続性とバリュエーションの妥当性。

プラスに働く材料7
  • EV・電子機器需要増

    コンデンサ需要がEV・電子機器で拡大し、追い風。

  • 高い収益性と財務体質

    営業利益率15%超、自己資本比率高く財務安定。

  • ニッチトップとしての強み

    特殊紙で世界トップシェア、代替困難。

  • 営業利益2年連続40%超増加、高成長持続通年影響

    FY2025/3営業利益25億円→FY2026/3予想35億円(+40%)、電子部材向け需要拡大

  • 営業利益率18.8%と業界最高水準継続影響

    営業利益率18.8%はパルプ・紙業界平均5%を大幅に上回る

  • 電子材料向けコンデンサ用紙でシェア拡大期待中期的影響

    コンデンサ用紙で高シェア、EV需要拡大で受注増加余地

  • 自己資本比率高く財務健全、安定経営継続影響

    自己資本比率高く、積極投資と株主還元の原資確保

マイナスに働く材料7
  • 高いバリュエーション

    PER27倍、PBR2.75倍と既に評価が高い。

  • 特定分野への依存

    コンデンサ用途への偏りが大きく、需要変動の影響大。

  • 原材料費高騰リスク

    パルプ・薬品等の原材料高が利益を圧迫する可能性。

  • 株価1年で277%上昇、過熱感・利食い売りリスク継続影響

    株価6840円、1年で277%上昇、PER27倍と割高感、調整リスク

  • 紙パルプ業界の需要構造減退、長期的な成長鈍化長期影響

    紙需要減少トレンド、特殊紙でも代替技術登場で成長鈍化リスク

  • FY2026/3予想営業利益35億円、達成不確実性決算発表後影響

    堅調だが、原材料高騰や為替変動で利益率が変動する可能性

  • ROE10.5%と資本効率改善余地、PBR2.75倍は割高継続影響

    ROE10.5%は業界平均並み、PBR2.75倍は上昇行き過ぎの可能性

次の決算で確かめる点
コンデンサ用紙出荷量
需要動向を直接反映する指標。
営業利益率
収益性の維持を確認。
顧客別売上構成比
特定顧客への依存度を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは1.77%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
1.77%
いまの株価に対して
配当性向
36.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月18
2018年3月180.045.5
2019年3月2011.113.9
2020年3月200.034.3
2021年3月200.013.0
2022年3月2945.011.2
2023年3月5072.421.9
2024年3月500.037.1
2025年3月6020.038.0
2026年3月9050.036.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,177人。区分でいちばん多いのは事業法人28.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.1%を占め、残る44.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人28.729.229.529.928.828.0
個人・その他34.244.443.742.538.227.8
金融機関27.221.822.223.128.827.1
外国法人5.01.61.62.83.215.8
自己株式1.81.81.71.61.51.4
証券会社4.83.02.91.61.01.4
外国人個人0.00.00.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東京産業洋紙株式会社9.35
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.61
03日本紙パルプ商事株式会社4.84
04株式会社四国銀行4.73
05株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・王子マネジメントオフィス株式会社退職給付信託口)4.61
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.02
07株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・王子製紙株式会社退職給付信託口)3.94
08関日野出株式会社3.65
09TMY株式会社3.46
10BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS2.97

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-20
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    7.67%
    -0.50pt
  • 2026-08-06
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    8.17%
    -0.86pt
  • 2026-07-06
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.02%
    -0.19pt
  • 2026-06-22
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    3.03%
    -1.81pt
  • 2026-06-19
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.21%
    -0.07pt
  • 2026-05-12
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.84%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1328%、1株純資産は14期で+100%。直近期のROEは10.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−201,244−1.6
2014年3月221,2371.849.983.8
2015年3月411,2783.328.144.0
2016年3月51,2230.4163.7323.7
2017年3月−421,160−3.5
2018年3月401,1953.474.945.5
2019年3月1391,32511.010.813.9
2020年3月641,3684.814.034.3
2021年3月1871,54312.816.713.0
2022年3月2711,79616.28.211.2
2023年3月2292,00312.08.621.9
2024年3月1392,1046.713.337.1
2025年3月1682,2697.710.438.0
2026年3月2512,48510.513.736.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額206百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山岡俊則取締役会長7397,000
近森俊二取締役社長(代表取締役)社長執行役員6927,000
矢田部達志取締役 常務執行役員 営業部門統括 セパレータ開発部門統括547,000
高橋寿明取締役 常務執行役員 管理部門統括627,000
岡崎明取締役71
井上浩之取締役63
奥村陽子取締役57
産田稔雄監査役(常勤)581,000
斉藤章監査役56
北岡弘監査役68
岩目地昌則執行役員
関誠一執行役員
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
北岡卓也執行役員
藤本直樹執行役員
熊沢慎一郎監査役67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4995617644
社外取締役720203
監査役210105

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容136字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社および連結子会社2社で構成されており、アルミ電解コンデンサのセパレータとして使用されるアルミ電解コンデンサ用セパレータおよび電池のセパレータ等として使用される機能材の製造・販売を主事業としております。 事業の系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題3,234字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境および対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、以下の「企業理念」および「長期目標」に則し、エレクトロニクス産業に不可欠な部材であるアルミ電解コンデンサ用セパレータおよび機能材を安定供給することにより顧客満足度を高め、エレクトロニクス産業の発展に寄与し、世界に役立つ仕事をしている集団であることを目指して事業活動を展開しております。 今後も、当社グループ社員一人一人が能力向上と自己革新に取り組みながら多様化・複雑化するニーズに応え、お客様との強固な信頼関係を構築することでさらなる企業価値の向上をはかってまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、第100期(2030年3月期)に向けた長期目標の達成に向け、3ヵ年中期事業計画(2025年3月期~2027年3月期)において、次の経営数値目標を設定しております。 経営指標   2027年3月期 目標 連結売上高 (うち機能材売上高)   200億円 (50億円) 連結営業利益   36億円 自己資本利益率(ROE)   10%以上 (3)中長期的な経営戦略 当社グループは、事業内容について選択と集中を基本に重点課題を明確にし、経営資源の有効な投入および活用を進めることで、企業価値向上をはかっております。 3ヵ年中期事業計画(2025年3月期~2027年3月期)では次の5つの基本戦略をもとに、中期事業計画の目標達成に向け各取り組みを進めております。 基本戦略   主な取り組み内容 ①新規事業創出による事業ポートフォリオの転換   セパレータ製造で培ったコア技術を基に、電子材料、プラスチック代替材料としての活用など、用途展開の可能性を追求し、市場への普及を目指します。 ②成長分野における重点的取り組みと新製品開発の強化   米子工場における建屋と抄紙ラインの増設、裁断加工ラインの新設などにより、生産能力増強と安定供給体制確立を進めています。 また、顧客の注力する成長市場(車載、通信、環境)において、競争力強化に向けた取り組みを推進します。 ③ESG経営基盤の強化   当社にとっての重要性と、ステークホルダーにとっての重要性を勘案し、マテリアリティを特定しました。 それぞれの取り組み、KGI、KPIを設定し、進捗を管理することで、長期ビジョンの実現を目指します。 ④DXの推進   属人化したプロセスの改善や、従業員の働きやすさの追求のため、製造工程、サプライチェーンの自動化・省人化を推進します。 本中期事業計画期間においては、自動倉庫の拡充、原巻輸送の自動化実現に向けた取り組みなどを予定しています。 ⑤人的資本への投資   当社の最大の資本は人材であり、安全衛生の確保、健康の維持増進、働きがいの向上に係る取り組みの効果を定量化することで、「2030年のあるべき姿を目指し従業員の幸せを追求」の実現を促進します。 2025年3月期よりプレゼンティーズム・エンゲージメントサーベイを導入し、取り組みの推進・改善を行います。 (4)経営環境 わが国経済は、企業収益の改善や株高による市場への期待が高まり、設備投資の増加、雇用・所得環境の改善が続く等、景気は緩やかな回復傾向が続きました。一方、ウクライナ侵攻の長期化、中東情勢の緊迫化等により、地政学リスクがさらに高まり、加えて資源価格の高騰による物価上昇、通商政策の影響等もあり、景気後退が懸念される状況にあります。 当社グループの関連市場であるエレクトロニクス業界におきましては、AIサーバー需要の拡大と、それにともなう関連市場における設備投資の増加等により、半導体・電子部品の需要は一層高まることが見込まれております。他方で、地政学リスクの一段の緊迫化にともなうエネルギー等の供給不安・価格上昇への懸念、さらには各国の通商政策の動向等から、先行きは極めて見通しにくい状況が続いております。 このような状況において、当社グループは拡大するAIサーバー需要をはじめ、成長市場向けの高付加価値セパレータの拡販に注力してまいります。高付加価値セパレータの生産に関しては、米子工場の新設生産設備の本格稼働、原料倉庫の拡充、本社工場での自動倉庫新設等、需要増加に対応できる体制を整えてきました。今後も製造工程、サプライチェーンの最適化による生産効率向上とコスト低減をおこない、高品質・高信頼性の製品の安定供給に取り組んでまいります。また、成長著しいAI市場分野への対応を中心に、顧客・市場ニーズに応える製品の研究開発を推進するとともに、新事業の創出に向けた研究開発を継続し、企業価値のさらなる向上に努めてまいります。また、中東情勢の緊迫化にともなう業績への影響につきましては、原油価格の上昇による原材料の価格上昇、関連市場における部材供給の不安定化、物流コストの増加等が懸念されます。今後の世界経済や関連市場の動向を注視しつつコスト削減や価格転嫁をおこない、戦略在庫の確保を継続することにより、今後も安定供給体制を強化し、当社グループの強みである高品質、高信頼性製品の拡販に尽力いたします。 (5)優先的に対処すべき事業上の課題 当社グループは、優先的に対処すべき事業上の課題について次の取り組みをおこなってまいります。 (原材料・エネルギー価格上昇への対応) アルミ電解コンデンサ用セパレータおよび機能材ともに、原材料・エネルギー価格上昇による負担増を軽減するために製品の値上げを実施しており、生産効率向上によるコスト低減にも継続して取り組んでまいります。 (安定供給体制の強化) 当社グループは、南海トラフ地震等の地震、台風や大雨等の風水害による自然災害および火災発生によるリスクを軽減するため、同時被災防止の観点で、高知県内の3工場に加え、米子工場、マレーシアに生産拠点を分散するとともに、原材料および製品在庫を確保し、安定供給体制の構築をはかっております。 安定供給体制のさらなる強化のため、2026年3月期に米子工場の新設生産設備の本格稼働、原料倉庫の拡充、本社工場での自動倉庫新設等により、さらなる高付加価値セパレータの量産体制を整えました。当社グループは今後もより付加価値の高いセパレータの研究開発、拡販を進めてまいります。 (健康経営の推進) 当社グループは、「安全・健康はすべてに優先する」の基本方針のもと、健康経営を推進しております。2025年度の健康経営度調査においては、「健康経営優良法人」としては認定されたものの、これまで7年連続で認定されていた「健康経営優良法人ホワイト500」の認定には至りませんでした。従業員の高年齢化や雇用形態の多様化など、経営環境の変化も踏まえつつ、さまざまな課題に対して有効な施策を講じ、従業員の「こころと身体の健康の保持増進」、「安心して働ける職場環境づくり」等に引き続き取り組んでまいります。 (資本効率の向上と株価を意識した経営の強化) 株主利益重視の観点から、資本効率を高めるために、収益性の向上を目標として事業を推進しており、自己資本利益率(ROE)10%以上を達成することを目標としております。付加価値の高い製品の拡販を進めるとともに、設備投資、研究開発投資、人材投資等を効果的におこなうことで資本効率を向上させてまいります。 また、株価を意識した経営を強化するために、当社の強みおよび事業の成長性を投資家にIR活動を通して訴求するとともに、資本効率を向上させることで株価純資産倍率(PBR)1.0倍以上を継続的に維持できるように努めてまいります。
事業等のリスク2,675字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、2「サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載の「ESGマテリアリティ」に関するリスクは、以下の各リスクに含まれております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)特定品目への依存について 当社は、主力のアルミ電解コンデンサ用セパレータは高い市場シェアを有しており、経済産業省の「グローバルニッチトップ企業100選」に選定されております。したがって、世界の需要動向が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。特定品目の需要動向が全体に及ぼす影響を極小化できるよう、需要拡大が見込まれる機能材等を拡販するとともに、新たな事業の創出をはかることで、業績の安定に努めてまいります。 (2)価格競争について 当社グループは、これまで顧客と築いてきた信頼関係をもとに、高品質・高信頼性製品を安定供給できることが大きな強みであり、成長市場での拡販に努めております。 アルミ電解コンデンサにつきましては、コンデンサメーカーにおけるグローバルでの競争が激しくなっており、将来的に当社のアルミ電解コンデンサ用セパレータ販売価格への下落圧力が強まる可能性があります。 価格競争リスクが当社グループの業績に影響を与える可能性がありますが、今後も顧客・市場ニーズに応える製品の研究開発を推進し、他社と差別化できる高品質・高信頼性製品の拡販を進めてまいります。 (3)為替レートの変動による影響について 当社グループの製品販売および原材料仕入は一部外貨建ての取引となっているため、為替相場の変動は外貨建て取引により発生する資産・負債に影響を与える可能性があります。 為替相場の変動リスクを軽減するために、為替変動リスク管理規定を設け、為替予約や外貨建て借入等を実行できる体制となっておりますが、完全に排除できるものではなく、為替変動リスクが当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4)原材料調達リスクについて 当社グループは、製品の主要原材料であるパルプの多くを海外から輸入しております。気候変動や政情不安による供給不足が発生した場合に備えて原則2社購買とするとともに、供給不安が少ない原材料への切り替えなど安定調達および原材料在庫の確保に努めておりますが、品質や需給悪化等の問題から調達コストの上昇や調達が困難となった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5)エネルギー価格変動による影響について 当社グループは、セパレータの製造において電力およびLNGを使用しております。省エネ効果が得られる設備投資や省エネ活動の推進によりエネルギー使用量の削減に努めておりますが、電力およびLNGの価格変動が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (6)設備投資による影響について 当社グループでは、ユーザーへの安定供給体制を確保していくため、需要予測にもとづく生産能力増強のための設備投資を計画的に実施しております。製造設備の新設・増設には多額の設備投資を必要とする業態であり、減価償却費負担および借入金増加による支払利息の増加等により、一時的に当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (7)人材確保におけるリスクについて 当社グループの競争力を維持、向上させるためには、製品開発および製造等に必要な人材を安定して採用、確保し続ける必要があります。当社グループは、「安全・健康はすべてに優先する」の基本方針のもと、健康経営を推進しており、「健康経営優良法人」に選定される等、働きやすい職場づくりに努め、人材の定着をはかっております。 (8)災害および感染症等による影響について 当社グループは、南海トラフ地震等の大規模地震、台風や大雨等の風水害による自然災害および火災発生によるリスクを軽減するため、同時被災防止の観点で、高知県内の3拠点、鳥取県、マレーシアに生産拠点を分散するとともに、原材料および製品在庫を確保し、安定供給体制の構築をはかっております。 また、当社グループでは、安全衛生委員会等の運営を通じて、「従業員の安全確保」および「お客さまへの安定供給」のより全社的な推進・浸透をはかっております。今後も、災害等を想定した訓練や早期復旧につながる保険付保等の対策に加え、グループ全体での生産体制の構築、サプライチェーンの強化に向けたBCMの実効性・実用性について評価・改善に取り組んでまいります。 なお、当社グループでは、感染症も含めた災害等の発生を想定したBCP対策に取り組んでおりますが、災害等が発生した場合には、従業員の安全確保や原材料の確保、生産の継続等に支障をきたし、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (9)気候変動および企業の社会的責任に関するリスクについて 当社グループは、持続可能な社会の実現のため、地球環境への配慮・労働環境の整備・人権の尊重等に代表される企業の社会的責任を重要な経営課題と認識しており、「購買方針」および「グリーン調達基準」を策定しております。また、気候変動に対する国内外の政策および法規制を踏まえ、重油と比較して温室効果ガス排出量が少ないLNGの使用、太陽光発電設備の導入、再生可能エネルギー由来の電力を使用する等の取り組みをおこなっております。 しかし、脱炭素社会の実現に向けた政府の規制強化、サプライチェーンにおける人権に関する問題等が発生した場合、原材料の確保や生産体制等に支障をきたし、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (10)情報セキュリティに関するリスクについて 当社グループは、技術情報等の機密情報や顧客等に関する情報を保有しております。外部への情報流出を防止するためのセキュリティシステム強化、定期的な社内教育の実施等の対策をおこなっておりますが、コンピュータウイルス感染やサイバー攻撃等により情報が流出した場合、当社グループの社会的信用の失墜による企業価値の低下、情報流出により被害を受けた顧客等への補償により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,270字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 業績等の概要 ①業績 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善や株高による市場への期待が高まり、設備投資の増加、雇用・所得環境の改善が続く等、景気は緩やかな回復傾向が続きました。 一方、ウクライナ侵攻の長期化、中東情勢の緊迫化等により、地政学リスクがさらに高まり、加えて資源価格の高騰による物価上昇、通商政策の影響等もあり、景気後退が懸念される状況にあります。 当社グループの関連市場であるエレクトロニクス業界におきましては、産業機器関連および一部車載関連で需要回復の遅れがみられたものの、生成AI技術を活用した社会全体のデジタルインフラ整備が進展し、関連投資が拡大したため、全体としては堅調に推移しました。 このような状況の中、アルミ電解コンデンサ用セパレータは、年間を通じて生成AI普及にともなうAIサーバー関連等の需要が好調に推移した結果、当連結会計年度の売上高は14,024百万円(前連結会計年度比1,774百万円、14.5%増)となりました。 機能材は、電気二重層キャパシタ用セパレータが、電力安定化用途等での需要が増加したことから、当連結会計年度の売上高は4,600百万円(前連結会計年度比816百万円、21.6%増)となりました。 この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は18,624百万円(前連結会計年度比2,590百万円、16.2%増)となりました。 利益面におきましては、原材料費の高騰および前期下期増設の米子工場製造ラインによる減価償却費の増加はありましたが、売上高の増加により、営業利益は3,533百万円(前連結会計年度比1,072百万円、43.6%増)、経常利益は3,707百万円(前連結会計年度比1,262百万円、51.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,642百万円(前連結会計年度比861百万円、48.4%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は4,741百万円(前連結会計年度末比615百万円、14.9%増)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益3,600百万円、減価償却費1,421百万円、未収消費税等の減少額779百万円、売上債権の増加額834百万円等により、営業活動の結果得られた資金は5,240百万円(前連結会計年度比1,439百万円、37.9%の収入増)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 有形固定資産の取得による支出1,495百万円等により、投資活動の結果使用した資金は1,397百万円(前連結会計年度比2,004百万円、58.9%の支出減)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 短期借入金の純減1,500百万円、長期借入れ1,500百万円の実施および約定返済2,496百万円、配当金の支払い額790百万円等により、財務活動の結果使用した資金は3,287百万円(前連結会計年度比2,650百万円、415.8%の支出増)となりました。 (2) 生産、受注及び販売の実績 ①生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) セパレータ事業(千円)   18,652,645   15.0 合計(千円)   18,652,645   15.0 (注)金額は、販売価格により表示しております。 ②受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) セパレータ事業   19,152,566   13.7   2,356,144   28.9 合計   19,152,566   13.7   2,356,144   28.9 (注)金額は、販売価格により表示しております。 ③販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) セパレータ事業(千円)   18,624,523   16.2 合計(千円)   18,624,523   16.2 (注)主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する当該販売実績の割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   総販売実績に対する割合(%)   金額(千円)   総販売実績に対する割合(%) 王子エフテックス㈱   10,643,695   66.4   11,952,558   64.2 (3) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態に関する分析 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ340百万円増加し、35,609百万円となりました。 流動資産は、売掛金、現金及び預金の増加、未収消費税等の減少等により、前連結会計年度末に比べ232百万円増加し、17,740百万円となりました。 固定資産は、有形固定資産の取得および減価償却実施、退職給付に係る資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ107百万円増加し、17,869百万円となりました。 負債は、前連結会計年度末に比べ1,963百万円減少し、9,402百万円となりました。 流動負債は、短期借入金の純減等により、前連結会計年度末に比べ931百万円減少し、5,837百万円となりました。 固定負債は、長期借入金の新規調達および約定返済等により、前連結会計年度末に比べ1,031百万円減少し、3,565百万円となりました。 純資産は、剰余金の配当の実施、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことによる利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ2,303百万円増加し、26,206百万円となりました。 ②経営成績に関する分析 「第2 事業の状況、4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、(1) 業績等の概要、①業績」をご参照ください。 ③キャッシュ・フローに関する分析 当社グループの「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、期中における営業活動の成果である税金等調整前当期純損益および減価償却費のほか、売上債権、棚卸資産、仕入債務の増減および法人税等の支払に大きく影響を受けております。 当連結会計年度の状況は、「第2 事業の状況、4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、(1) 業績等の概要、②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 区分   第94期 2024年3月   第95期 2025年3月   第96期 2026年3月 税金等調整前当期純利益(百万円)   2,021   2,437   3,600 減価償却費(百万円)   1,426   1,030   1,421 売上債権の増減額(百万円)   △615   739   △834 棚卸資産の増減額(百万円)   △171   374   157 仕入債務の増減額(百万円)   42   △87   381 法人税等の支払額(百万円)   △845   △251   △813 その他(百万円)   52   △441   1,328 営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円)   1,910   3,801   5,240 ④資本の財源および資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製品の主要原材料であるパルプの購入費用および動力費のほか、製造費、販売費及び一般管理費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、セパレータ事業における設備投資等によるものであります。 また、当社グループは、設備投資計画に照らして、必要な資金を主に銀行等金融機関からの借入により調達するとともに、短期的な運転資金を銀行借入および売掛債権の流動化により調達しております。 2026年3月31日現在の主な契約債務の概要は以下のとおりであります。 年度別要支払額(百万円) 契約債務   1年以内   1年超 2年以内   2年超 3年以内   3年超 4年以内   4年超 5年以内   5年超 長期借入金(*1)   2,299   1,938   1,158   338   55   - 合計   2,299   1,938   1,158   338   55   - (*1)1年内返済予定長期借入金は、長期借入金に含めております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準にもとづき作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、可能な限り合理的な根拠を有した仮定や基準を設定した上で実施しております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しをおこなっておりますが、見積りには不確実性がともなうため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用した重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 (5) 経営上の目標の達成状況について 当社グループは、株主利益重視の観点から、資本効率を高めるために、収益性の向上を目標として事業を推進しており、自己資本利益率(ROE)10%以上を目標としております。 当連結会計年度における自己資本利益率(ROE)は10.5%(前連結会計年度比2.8ポイントプラス)でした。引き続き当該指標の達成に向けて取り組んでまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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