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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

朝日印刷

ASAHI PRINTING CO.,LTD.3951 · Standard · パルプ・紙

製紙会社の老舗として、紙器・梱包資材を主力に製造販売。梱包用段ボールケースが売上の約7割を占める。保険代理店業務も併設。

概要

朝日印刷は1946年創業の印刷包装資材メーカーであり、連結売上高446億円(2026年3月期)、従業員1,760人を擁する。医薬品や化粧品向けの紙器・包装材を主力とし、包装機械の販売や人材派遣も手がける。本社は富山県富山市、2002年に東京証券取引所市場第二部に上場した。

三つの事業で構成される収益構造

朝日印刷グループは、印刷包材事業、包装システム販売事業、その他(人材派遣事業)の3セグメントで成り立つ。2026年3月期の連結売上高446億円のうち、印刷包材事業が約89.6%を占める399億95百万円、包装システム販売事業が41億47百万円(9.3%)、人材派遣事業が4億99百万円(1.1%)である。営業利益は印刷包材事業が89億9百万円、包装システム販売事業が6億90百万円、人材派遣事業が1億31百万円で、全体では16億23百万円となった。包装システム販売事業の利益率は16.6%と高く、成長ドライバーとなっている。

国内を中心とした販売網と生産拠点

販売拠点は東京、大阪、名古屋、仙台、金沢、熊本、福岡など全国に広がり、営業所や支店の数は20を超える。生産拠点は富山県内に富山工場、富山第二工場、富山東工場、富山南工場の4カ所を有し、京都府には京都クリエイティブパークを新設した。子会社には阪本印刷(大阪)、株式会社ニッポー(富山)、協和カートンなどがあり、マレーシアにはHarleigh、Shin-Nippon Industries、Kinta Press & Packagingの3社を連結子会社として抱える。海外売上高は開示されていないが、マレーシア子会社が生産を担う。

長期ビジョンと中期経営計画の目標

朝日印刷は長期ビジョン「ASAHI2035」のもと、2035年に向けて「新たなパッケージングソリューション企業」への進化を掲げる。2026年度から2030年度までの「中期経営計画2030」では、売上高470億円、営業利益率4.1%、連結純資産配当率2.4%を数値目標とする。重点戦略としてラベル事業、包装システム販売事業、海外事業の拡大を挙げ、人的資本の強化、DX推進、環境対応にグループ一体で取り組むとしている。

連結財務の推移と投資動向

売上高は2013年3月期の313億円から2026年3月期の446億円へと増加傾向にある。純利益は同期間で14億円から17億円の範囲で変動し、大きなブレはない。2026年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは32億9百万円のプラスだが、投資活動(有形固定資産の取得など)に29億3百万円、借入金返済に37億66百万円を支出し、現金同等物は66億14百万円と前期比33億63百万円減少した。減価償却費は30億48百万円に達し、設備投資を積極的に行っている。

業界の中での役割は紙器・梱包資材メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
446億円
営業利益
16億円
営業利益率
3.6%
純利益
16億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01紙器・梱包資材主力

段ボールシート、ケース、ラベル等の紙器・梱包資材を製造・販売。品目別ではケースが売上の約65%を占め、包装資材等も扱う。

主な製品・サービス3
シート
段ボールの原板となるシート。加工前に販売される。
ケース
製品輸送用の段ボールケース。主な梱包材。
ラベル
商品表示用の紙ラベル。

02損害保険代理店副次

サンオオムラ株式会社が損害保険代理店業務を営む。自動車保険や火災保険等を扱う。

製品と技術

医薬品・化粧品向け印刷包材が主力

朝日印刷のコア事業である印刷包材は、主に医薬品と化粧品の紙器や包装材を手がける。医薬品向けでは、錠剤のPTPシートや紙箱、化粧品向けでは高級感のある化粧箱やラベルなどを製造する。原材料の高騰が続く中、サステナブルな製品ニーズに対応するため、リサイクル紙の使用や廃インキ削減技術の導入を進めている。国内では医薬品・化粧品向けの受注が堅調だが、中国向け海外受注は減少傾向にある。

包装機械のトータル提案で成長するシステム販売

包装システム販売事業は、印刷包材と連携した包装機械や包装ラインの企画・提案・販売を行う。包装機械単体に留まらず、前後工程の機械を含めたトータルソリューションが強みで、省人化・省力化ニーズを背景に大型案件が増加している。2026年3月期の同事業売上高は41億47百万円と前年比31.4%増、営業利益は6億90百万円と同36.3%増と好調である。中期経営計画では同事業を成長戦略の柱の一つと位置づけている。

ラベル事業の拡大と海外生産体制

中期経営計画においてラベル事業の拡大が重点戦略に掲げられている。ラベルは医薬品・化粧品の容器に貼付される重要な表示媒体であり、朝日印刷は自社の印刷技術を活かして同事業を育成中である。海外ではマレーシアに3つの連結子会社(Harleigh、Shin-Nippon Industries、Kinta Press & Packaging)を保有し、現地生産・販売を行っている。国内需要の減少を補うため、海外事業の拡大が今後の課題となっている。

人材派遣事業によるグループ内外へのサービス

その他セグメントとして、子会社の朝日人材サービス株式会社が人材派遣事業を営む。主に富山地域の企業向けに人材を派遣しており、グループ内のみならず外部からの求人にも対応する。2026年3月期の売上高は4億99百万円とグループ全体の1%強に過ぎないが、安定した利益(営業利益1億31百万円)を計上しており、グループの収益を補完する役割を果たす。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

パルプ・紙のなかでの位置

印刷・紙加工の中堅、大手に対抗

朝日印刷は包装・印刷用紙を主力とする中堅メーカー。売上高は400億円超だが、営業利益率は5%未満と低い。同業の王子HDや日本製紙など大手に比べ規模は劣るが、特定顧客向けカスタム品で一定の存在感。原材料高が収益を圧迫しており、利益率はさらに低下傾向にある。

強み

  • 個別ニーズに対応した包装材で、大手との差別化を図る。
  • 長期取引先を多数抱え、売上高は400億円台で安定。
  • 印刷・加工技術を活かし、多様な紙製品を展開。
  • 国内拠点を活かしたきめ細かなサービス提供。

課題

  • 営業利益率が4%前後と低く、原価上昇に敏感。
  • 売上高成長率が5%未満、市場成熟により拡大見込めず。
  • 大手製紙メーカーとの価格競争にさらされやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

パルプ・紙の時価総額近傍。太字が朝日印刷

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13708特種東海製紙839億円17.3倍
23891ニッポン高度紙工業667億円24.9倍
33864三菱製紙532億円27.4倍
43877中越パルプ工業294億円11.3倍
53947ダイナパック257億円7.5倍
63951朝日印刷207億円11.9倍
73954昭和パックス144億円11.0倍
83943大石産業123億円14.2倍
93955イムラ91億円8.9倍
103892岡山製紙88億円9.0倍
113948光ビジネスフォーム69億円17.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 53件

印刷紙器会社として富山で創業した1946年

1946年5月、朝日印刷紙器株式会社が富山市荒川で設立された。目的は印刷・包装資材の製造販売である。1949年8月には本社・工場を富山市東中野町に移転し、戦後復興期の包装需要を取り込んだ。1964年4月に東京営業所を開設し、首都圏への販路拡大を開始した。当初は紙器が主力であり、後の医薬品・化粧品包材へつながる基盤を築いた。

工場移転と営業網の全国展開(1968~1990年)

1968年4月、本社・工場を富山市黒崎に新設移転。1969年8月には大阪営業所を開設し、関西市場に進出した。1974年には名古屋営業所を開設、東京営業所は東京支店に昇格。1977年には大阪支店、名古屋支店と改称し、三大都市圏の拠点を整えた。1989年10月には富山県婦中町に富山工場を新設し、生産能力を増強。この時期に営業所は仙台(1995年)、熊本(2001年)などにも広がり、全国ネットワークが完成した。

株式公開と子会社化によるグループ拡大(1993~2002年)

1993年8月、日本証券業協会に株式を店頭登録。1994年以降、阪本印刷(1995年)、協和カートン(1999年)、株式会社ニッポー(2001年)を相次いで子会社化し、グループ体制を強化した。2002年3月には商号を朝日印刷株式会社に変更し、本社を富山市大手町に移転。同年11月、東京証券取引所市場第二部に上場を果たした。この間、金沢営業所、九州営業所、奈良営業所など地方拠点の開設も進めた。

工場増設とクリエイティブセンター開設(2003~2010年)

2003年11月、富山工場敷地内に富山第二工場を新設。2006年3月にはクリエイティブセンターを婦中町に開設し、企画・開発部門を集約した。2008年3月には富山東工場、2010年9月には富山南工場を新設し、生産拠点を増強。同時期に宇都宮営業所(2006年)、高崎営業所(2007年)、京都営業所(2008年)など関東・関西の営業網をさらに拡充した。2007年には名古屋の株式会社スリーエスを子会社化し、包装機械販売の基盤を得た。

シンガポール進出と京都拠点の新設(2012~2015年)

2012年8月、シンガポールに駐在員事務所を開設し、東南アジア市場を調査。2014年7月には同事務所を閉鎖し、代わりに子会社Asahi Printing Singapore Pte.Ltd.を設立、本格的な海外事業を開始した。2015年4月、本社を富山市一番町に移転。同年8月には京都府木津川市に京都クリエイティブパークを新設し、企画・デザイン機能を強化した。2012年から2015年にかけて、福岡営業所、山口営業所の開設も行い、西日本エリアのカバレッジを高めた。

年表53件を開く

1940年代

  • 1946年5月創業印刷・包装資材の製造、販売を目的として、富山市荒川にて朝日印刷紙器株式会社設立。
  • 1949年8月本社及び工場を富山市東中野町に新設移転。

1960年代

  • 1964年4月東京都中央区日本橋蛎殻町に東京営業所を開設。
  • 1968年4月本社及び工場を富山市黒崎に新設移転。
  • 1969年8月大阪市大淀区豊崎東通に大阪営業所を開設。

1970年代

  • 1974年5月名古屋市中区錦に名古屋営業所を開設。
  • 1974年9月東京営業所を東京都台東区元浅草四丁目に新設移転し、東京支店に改称。
  • 1977年2月大阪営業所を大阪市大淀区中津(現北区中津)二丁目に新設移転し、大阪支店に改称。
  • 1977年2月名古屋営業所を名古屋支店に改称。

1980年代

  • 1989年10月富山県婦負郡(現富山市)婦中町板倉492番地2に富山工場を新設、工場部門及び富山営業部を移転。

1990年代

  • 1993年8月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1994年5月名古屋支店を名古屋市中区丸の内に移転。
  • 1995年2月仙台市青葉区に東北営業所を開設。
  • 1995年9月東京支店を新築。
  • 1995年11月M&A阪本印刷株式会社を子会社化(大阪市)。
  • 1997年11月大阪支店を大阪市北区中津六丁目に新設移転。
  • 1999年9月東北営業所を山形市香澄町に移転。
  • 1999年10月M&A協和カートン株式会社を完全子会社化。

2000年代

  • 2000年5月滋賀県甲賀郡(現甲賀市)水口町酒人に滋賀営業所を開設。
  • 2001年2月M&A株式会社ニッポーを子会社化。
  • 2001年3月石川県金沢市本江町に金沢営業所を開設。
  • 2001年11月熊本市神水(現中央区神水)に九州営業所を開設。
  • 2002年3月朝日印刷株式会社に社名を変更。
  • 2002年3月本社を富山市大手町に移転。
  • 2002年7月奈良県橿原市四条町に奈良営業所を開設。
  • 2002年11月静岡県富士市本市場町に東海営業所を開設。
  • 2002年11月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2003年1月金沢営業所を石川県金沢市古府に移転。
  • 2003年11月富山工場敷地内に富山第二工場を新設。
  • 2005年1月神戸市中央区に神戸営業所を開設。
  • 2006年3月富山市婦中町蔵島にクリエイティブセンターを開設、富山営業部及び企画・開発部門を移転。
  • 2006年6月栃木県宇都宮市一条に宇都宮営業所を開設。
  • 2007年8月群馬県高崎市上中居町に高崎営業所を開設。
  • 2007年9月M&A株式会社スリーエスを子会社化(名古屋市)。
  • 2008年3月岐阜市吉野町に岐阜営業所を開設。
  • 2008年3月創業朝日人材サービス株式会社を設立。
  • 2008年7月富山市婦中町板倉513番地1に富山東工場を新設。
  • 2008年7月京都市下京区に京都営業所を開設。
  • 2009年6月三重県津市栄町に三重営業所を開設。
  • 2009年10月徳島市寺島本町に徳島営業所を開設。

2010年代

  • 2010年3月東京都新宿区西新宿に新宿営業所を開設。
  • 2010年3月名古屋市北区に株式会社スリーエス本社を新設、名古屋支店を移転。
  • 2010年9月富山市婦中町板倉696番地1に富山南工場を新設。
  • 2012年3月滋賀営業所を滋賀県甲賀市水口町虫生野に移転。
  • 2012年8月シンガポールに駐在員事務所を開設。
  • 2012年12月福岡市博多区に福岡営業所を開設。九州営業所を熊本営業所に改称。
  • 2013年8月新宿営業所を支店に昇格。
  • 2013年8月株式会社ニッポーを富山市上冨居に移転。
  • 2014年6月山口市小郡花園町に山口営業所を開設。
  • 2014年7月シンガポールの駐在員事務所を閉鎖し、同拠点に子会社Asahi Printing Singapore Pte.Ltd.を設立。
  • 2014年9月阪本印刷株式会社を大阪市北区中津六丁目に移転。
  • 2015年4月本社を富山市一番町に移転。
  • 2015年8月京都府木津川市州見台に京都クリエイティブパークを新設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで470億円
  • 営業利益率2027年3月期まで4.1%
  • 連結純資産配当率2027年3月期まで2.4%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    収益構造改革と成長戦略の推進

    既存事業の収益構造改革を進めるとともに、ラベル事業、包装システム販売事業、海外事業の拡大に取り組み、収益基盤の強化と事業領域の拡大を図る。

  2. 02

    資本効率向上に向けた財務戦略

    資本コストや資本収益性を意識した経営を実践し、資本効率の向上を図るための財務戦略を推進する。

  3. 03

    経営基盤強化:人的資本・DX・環境対応

    人的資本の強化、DX推進、環境対応の強化にグループ一体で取り組み、持続的な成長を支える経営基盤を構築する。

  4. 04

    「人と事業の成長サイクル」の実現

    経営理念に基づき、企業の永続成長と従業員の幸福の両立を目指し、挑戦人材の育成と人材ポートフォリオの変革に取り組む。

  5. 05

    新たなパッケージングソリューション企業への進化

    環境対応、DX推進、ビジネスモデル革新を通じて社会ニーズに応え、包材・包装システム事業を基盤に新たな価値と事業機会を創出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,760人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は503万円で、9期前と比べて+21.8%平均年齢は37.4歳、平均勤続年数は14.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,280
2018年3月1,352
2019年3月41334.611.91,373
2020年3月41734.812.01,724
2021年3月42235.112.11,688
2022年3月44935.512.71,684
2023年3月45836.113.21,690
2024年3月45436.513.51,873
2025年3月47237.014.01,850114
2026年3月50337.414.31,76091

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 4 / 海外 3、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
京都クリエイティブパーク — 京都府 木津川市6,986百万円
印刷包材
富山東工場 — 富山県 富山市3,993百万円
印刷包材
本社工場 — Johor, Malaysia3,464百万円
印刷包材
富山工場 — 富山県 富山市3,336百万円
印刷包材 包装システム販売
東京支店ほか18営業所3,221百万円
印刷包材 包装システム販売
社宅及び厚生施設等2,438百万円
富山第二工場 — 富山県 富山市1,669百万円
印刷包材
富田林工場 — 大阪府 富田林市1,266百万円
印刷包材
本社工場 — 富山県 富山市1,237百万円
印刷包材
本社工場 — Perak, Malaysia1,092百万円
印刷包材
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    阪本印刷株式会社(注)1
    大阪市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    協和カートン株式会社(注)1
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ニッポー(注)2
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    朝日人材サービス株式会社
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Harleigh (Malaysia) Sdn.Bhd.
    Johor, Malaysia · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Shin-Nippon Industries Sdn.Bhd.(注)1
    Johor, Malaysia · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Kinta Press & Packaging (M)Sdn.Bhd.
    Perak, Malaysia · 連結子会社
    議決権65.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は446億円営業利益16億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.6%、利益が-23.8%。

売上高
+1.6%
446億円
営業利益
-23.8%
16億円
純利益
-5.9%
16億円
営業利益率
3.6%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高470億円446億円
営業利益19億円16億円
純利益17億円16億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は119億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.4%、営業利益は+28.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1073
2024年1Q10476.76
2024年2Q10565.75
2024年3Q10432.91
2024年4Q1064
2025年2Q217136.011
2025年4Q22283.66
2026年2Q225104.47
2026年4Q22162.79
2027年1Q11997.66

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は313億円から446億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は3.6%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3132514
山口市小郡花園町に山口営業所を開設。
2014年3月3192515
2015年3月3272716
2016年3月3502819
2017年3月3762818
2018年3月3852819
2019年3月3932317
2020年3月4052215
2021年3月4012416
2022年3月3882518
2023年3月4032517
2024年3月4192316
2025年3月43921224.817
2026年3月44616193.616

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高446億円のうち、営業利益として残るのは16億円3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は16億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.3%349億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.2%81億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.6%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.4pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.5pt
4.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが32億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は66億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月33−13−162024
2014年3月19−2429−547
2015年3月20−498−2926
2016年3月35−2611946
2017年3月40−35−12539
2018年3月30−34−6−428
2019年3月35−922657
2020年3月25−6243−3763
2021年3月45−4311275
2022年3月46−83538147
2023年3月46−24−6122109
2024年3月35−50−5−1589
2025年3月45−35010100
2026年3月32−29−38366

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は692億円。このうち返さなくてよい自己資本が367億円で、自己資本比率は51.5%(業種中央値55.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月36119516653.3
2014年3月38920918053.3
2015年3月44423321152.0
2016年3月49325024350.3
2017年3月50126024151.4
2018年3月53729224553.8
2019年3月56529327251.4
2020年3月61830231648.3
2021年3月63631432248.8
2022年3月69231637645.3
2023年3月65132832349.9
2024年3月68734234548.1
2025年3月70535634948.6
2026年3月69236732451.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
69億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
301億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
324億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り24社中6位あたり、逆に低いのはROE24社中15位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.6%/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.6%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
51.5%/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.6%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥904で、1年前と比べて+4.4%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥904+0.0%1ヶ月+3.1%1年+4.4%時価総額207億円
過去52週の値幅
安値¥832高値¥941

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.9倍
PER (会社予想)11.4倍
PBR0.52倍
配当利回り4.20%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月10日に889円と、25日線881円を上回って推移している。52週高値941円に対しては約5.5%下の水準で、52週安値832円からは約6.9%高い。1ヶ月で+0.68%と小幅な上昇だが、7月22日に888円を付けて以降、戻り高値を切り上げる展開。出来高は直近で3万株を超える日が増えており、上値を試す動きが見られる。RSIは60.6で中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PERは11.74倍で業界平均の14.21倍を下回り、割安感がある。PBRは0.5159倍で業界平均の0.6776倍を大きく下回り、解散価値に対して低い評価にある。配当利回りは4.27%と業界平均の3.15%を上回り、株主還元が手厚い。ただしROEは4.6%と低く、収益性は課題。総合的に見て、PBR・PER・配当利回りの面で割安だが、成長性には懸念が残る。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.9倍13.4倍
PER (予想)11.4倍
PBR0.52倍0.67倍
ROE4.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

特殊紙の需要堅調と高配当を評価する強気派に対し、紙需要の長期的構造減と原燃料高を警戒する弱気派が対立。売上高は増加傾向だが、営業利益率は2025年3月期の4.78%から2026年3月期に3.59%へ低下が見込まれる。強気派はパルプ価格の下落や円安効果による採算改善を期待。弱気派は、デジタル化による印刷用紙需要の減少や、競争激化による価格転嫁の困難さを挙げる。

プラスに働く材料7
  • 安定的な売上高

    2023年から2026年まで売上高が403億から446億円へと増加

  • 高配当利回り

    配当利回り4.27%と、PBR0.52倍で割安感がある

  • 特殊紙の強み

    特殊紙では高いシェアを持ち、需要が堅調

  • 売上高が3期連続で過去最高通年影響

    2026年3月期は446億円と前期比1.6%増、3期連続増収

  • 配当利回り4.27%と高水準継続影響

    配当利回り4.27%とインカム利回りが魅力

  • PBR0.52倍と解散価値割れ継続影響

    PBR0.5159倍と純資産比で株価が約半分の水準

  • 予想PER11.2倍と割安感通年影響

    実績PER11.74倍、予想PER11.2倍と低い評価

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低下

    営業利益率が4.78%から3.59%へ低下見通し

  • 需要の構造減

    デジタル化で印刷用紙市場は縮小傾向

  • 原材料高

    パルプやエネルギー価格の上昇が採算を圧迫する

  • 営業利益が前期比24%減通年影響

    2026年3月期は21億円から16億円へ約24%減益

  • 純利益が前期比6%減通年影響

    2026年3月期の純利益は16億円と前期17億円から1億円減

  • ROE4.6%と資本効率が低位継続影響

    ROE4.6%はPBR0.52倍の低評価の一因

  • 外国人保有率1.3%と需給が薄い継続影響

    外国人持ち株比率1.32%と低く、売買代金が細りやすい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要動向を反映し、印刷用紙依存度の変化を示す
原油・パルプ価格
コスト増の影響を直接的に受けるため
特殊紙売上高比率
高付加価値製品の構成比が収益性を左右する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.20%。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
4.20%
いまの株価に対して
配当性向
51.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2633.5
2018年3月260.036.6
2019年3月23−11.534.6
2020年3月21−8.735.4
2021年3月3042.950.4
2022年3月3516.749.8
2023年3月350.052.1
2024年3月350.055.7
2025年3月388.662.7
2026年3月380.051.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,633人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.2%を占め、残る55.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他48.450.246.949.848.053.1
事業法人29.428.332.532.334.535.5
自己株式5.76.66.08.37.29.6
金融機関17.817.316.414.815.78.7
証券会社1.31.21.11.31.21.4
外国法人2.22.22.10.80.71.3
外国人個人0.90.90.90.90.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社サンワールド9.20
02朝日印刷持株会6.95
03株式会社小森コーポレーション5.33
04公益財団法人朝日国際教育財団2.88
05朝日印刷従業員持株会2.79
06朝日 重剛2.76
07株式会社北陸銀行2.16
08合同会社サンパラソル1.75
09新生紙パルプ商事株式会社1.71
10日本生命保険相互会社1.53

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−42%、1株純資産は14期で−6%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1311,8257.520.436.8
2014年3月1431,9497.616.434.2
2015年3月1552,1757.514.236.1
2016年3月1742,3147.712.535.9
2017年3月861,1977.315.733.5
2018年3月851,2806.815.036.6
2019年3月731,3015.715.134.6
2020年3月671,3445.113.835.4
2021年3月741,4135.412.650.4
2022年3月811,4425.710.149.8
2023年3月781,4865.411.152.1
2024年3月751,5485.012.055.7
2025年3月801,6145.111.262.7
2026年3月761,7234.611.551.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額310百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
朝日重紀代表取締役 社長49265,000
広田敏幸代表取締役 副社長 管理本部長 品質保証部担当6921,000
佐藤和仁常務取締役 生産本部長 工場再編推進室長 購買管理部長 情報システム室担当5912,000
西田良弘取締役 財務部長627,000
塚田武取締役 経営戦略室担当604,000
佐々木昌太郎取締役 西日本営業本部長 富山営業部長 営業企画室長 包装システム販売部担当615,000
保木秀之取締役 東日本営業本部長 企画開発本部担当545,000
若林和人取締役6210,000
高田忠直取締役498,000
水波悟取締役677,000
鮎川裕美取締役581,000
神島丈嗣常勤監査役64188,000
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
桶屋泰三監査役7226,000
古澤昌彦監査役652,000
釣長人監査役717,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)10111414926527
社外取締役3191217
社外監査役3131155
監査役28195

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容598字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(朝日印刷株式会社)及び子会社10社(うち非連結子会社3社)で構成されており、その主たる事業内容は、印刷包材の製造・販売及び包装システム(機械)の販売であります。 また、その他の事業として人材派遣事業を行っております。 当社グループの事業に係わる位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 印刷包材事業 当セグメントでは、当社のほか、子会社である阪本印刷株式会社、株式会社ニッポー、Harleigh(Malaysia)Sdn.Bhd.、Shin-Nippon Industries Sdn.Bhd.及びKinta Press & Packaging (M) Sdn.Bhd.において製造及び販売をしており、協和カートン株式会社へは当社製品の製造を委託しております。 包装システム販売事業 当セグメントでは、印刷包材と連携したトータル提案による、時流や得意先ニーズにマッチした新たな「包装」の開発を主眼とした包装機械や包装ラインの企画提案・仕入・販売を当社において行っております。 その他 人材派遣事業 子会社である朝日人材サービス株式会社は、当社グループ内のみならず地域企業からの求人を受けて人材の派遣を行っております。 以上の企業集団等について、図示すると次のとおりであります。 (注)連結子会社であります。
経営方針・対処すべき課題1,856字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 朝日印刷グループ経営理念 「お客様本位を基本とし、企業の永続成長と従業員の幸福とが一致する経営を目指します。」 これはお客様本位を最優先としつつ、会社の発展だけを優先した経営ではなく、従業員が仕事にやりがいと幸せを感じて成長し、その結果が会社の成長につながっていくという、朝日印刷で代々受け継がれてきた不易流行の精神であります。 「朝日印刷グループの使命と目指す姿」 当社グループの「使命:Mission」は包むこころを大切にし、安心・安全と美を追求した商品・サービスを提供することで社会に貢献することを信念としています。また、朝日印刷グループの「目指す姿:Vision」で示す理想の追求により、朝日印刷のあるべき姿を目指していきます。加えて、グループ共通の「価値観:Core Value」及び「5つの行動指針:Value」で、従業員それぞれが価値観・指針に基づいた活動を推進していくことにより、お客様への貢献と社会の発展に寄与するとともに企業のアイデンティティの発信にも努め、企業価値の向上と持続的成長を図ってまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2027年3月期の経営数値目標 売上高:470億円 営業利益率:4.1% 連結純資産配当率:2.4% (3)経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 市場を取り巻く環境は、雇用・所得環境が改善するなか、各種施策の効果もあり緩やかな回復基調で推移しました。一方で、資源価格の高騰や物価上昇に加え、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰を背景に、原材料や物流を含む調達面についても引き続き注視が必要な状況にあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。 印刷包材事業におきましては、過去に例の無い継続的な原材料価格の高騰が続いております。また、廃インキの少ない印刷技術、リサイクル紙の使用等、サステナブルな製品・サービスのニーズが年々高まっており、当社グループを取り巻く環境は大きく変化しております。 (長期ビジョン) 当社グループは企業使命のもと、長期ビジョンASAHI2035「包むこころで 社会を豊かに 未来を明るく ~新たなパッケージングソリューション企業へ~」を定めました。 当社は、医薬品・化粧品の包材を通じて人々の安心・安全や幸せを包み込んできました。この「包むこころ」を原点に、すべてのステークホルダーの安心で快適な暮らしの実現に貢献し、笑顔のあふれる日常と安心に包まれた希望ある社会を、次の世代へとつないでまいります。長年培ってきた包材事業/包装システム事業を基盤に「新たなパッケージングソリューション企業」への進化に挑戦いたします。環境対応・DX推進・ビジネスモデル革新を通じて社会ニーズに応え、新たな価値と事業機会を創出し、社会課題の解決と持続可能な成長を実現いたします。 (中期経営計画2030) 当社は、2026年度~2030年度の5ヵ年を対象とする「中期経営計画2030」を策定し、2026年度からスタートいたしました。事業環境が激しく変化する中においても持続的な成長を実現すべく、本計画では収益性及び資本効率の向上を重要な経営テーマと位置づけております。 既存事業においては、収益構造の改革を進めるとともに、成長戦略として「ラベル事業」「包装システム販売事業」「海外事業」の拡大に取組み、収益基盤の強化と事業領域の拡大を図ることで、業界内における確固たる地位を築いてまいります。 あわせて、資本効率の向上に向けた財務戦略を推進するとともに、これらの戦略を支える経営基盤の強化に向けて「人的資本の強化」「DX推進」「環境対応の強化」にグループ一体となって取組み、更なる変革への土台作りを推進してまいります。 また、人的資本については、持続的な成長を支える重要な基盤と位置づけ、「人と事業の成長サイクル」を回すことで、経営理念に掲げる「企業の永続成長」と「従業員の幸福」の両立を目指します。その実現に向けて「易きにつかない」挑戦人材の育成と人材ポートフォリオの変革に取組み、新たな価値創造と事業モデルの進化を追求し続けてまいります。
事業等のリスク4,658字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる事項を記載しております。当社及び当社グループ各社は、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避や発生した場合の対応に努める所存であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済状況の変化について 当社グループは主に日本国内の製薬メーカー及び化粧品メーカーを得意先として事業展開しております。そのため、日本国内の経済情勢の変動や取引先各社の経営成績により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)取引先が特定の業種に偏重していることについて 当社グループの主たる事業である印刷包材事業の売上高がグループ総売上高に占める割合は、当連結会計年度において89.6%となっており、印刷包材事業の売上高のうち、その大半は医薬品向け包材と化粧品向け包材が占めております。 総売上高に占める取引先1社当たりの売上高の割合は低く、取引先の分散は図られているものと認識しており、当社は今後ともこれまでの取引関係を維持発展させて行く方針でありますが、製薬メーカー及び化粧品メーカーの属する市場環境及び業界動向、薬機法の改正及びその他薬事行政における指導、並びに取引先各社の事業方針、経営施策により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)特有の法的規制及び製品の不具合が生じた場合の責任について 主力の印刷包材事業におきまして、当社グループ各社は品質マネジメントシステムISO9001をベースとした品質管理・品質保証体制を構築し、安定した品質の製品供給に努めております。しかし、例えば、医薬品印刷包材に表示面での誤りがあった場合、その誤った情報を基に医薬品が使用されますと、時には人命にもかかわる事態を引き起こすことも考えられます。したがって、万が一、当社グループの製造過程における過失等により薬機法に抵触する製品が市場に流通した時には、得意先が実施する市場回収コスト等に対する当社負担が発生し、当社グループの経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社が製造・販売した製品に起因する何らかの不具合が生じた場合、得意先内で発生した改修費用のうち、その責任割合に応じた費用請求がなされることがあり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)新製品及び新技術に係る商品化について 当社グループでは、将来の成長には新製品の開発が不可欠であり、継続して新製品を開発する体制を維持することが必要であると考えておりますが、新製品の開発はその性質から複雑かつ不確実なものであり、以下の様々なリスクがあります。 ①新製品や新技術への投資に必要な資金と資源を今後十分充当できる保証はありません。 ②長期的な投資と資源投入が、新製品または新技術の創造につながる保証はありません。 ③新たに開発した製品または技術が、独自の知的財産権として保護される保証はありません。 ④消費者の嗜好の変化により、製品が時代遅れになり、市場の需要について行けなくなる可能性があります。 これらのリスクをはじめ、予想以上に市場等が変化し、魅力ある新製品の開発ができない場合、将来の成長と収益性を低下させ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)知的財産権の侵害について 当社グループの保有している知的財産権については、企画開発戦略室にて一括管理しておりますが、当社グループの知的財産権に対する他社からの侵害や、当社グループが他社の知的財産権を侵害することが発生した場合には、取引先との信頼関係に影響を及ぼすとともに他社との係争に関わる費用が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)原油価格や為替レート等の変動について 主力の印刷包材事業で使用しております原材料の紙やインキは、メーカーでの原燃料となる原油価格の変動による影響を受けます。また、紙に関しましては主原料である輸入木材チップ及び古紙等の価格変動にも影響を受けます。原油や為替レートの変動による輸入原材料価格の高騰が発生し、当社製品の販売価格に転嫁できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)原材料の供給状況による影響について 主力の印刷包材事業で使用しております原材料等に関しましては、供給元と基本取引契約書を締結し、安定的な調達を行っておりますが、現状、主原材料である板紙の供給元地域は東海(富士地区)への偏りが見られます。使用する板紙は得意先と取り交わしている規格書において、紙の銘柄を限定している製品が多く、供給元地域における天災や供給元での不慮の事故が発生した場合、または供給元との取引関係に変化が生じた場合には、原材料の不足が生じる恐れがあり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)環境に関する法的規制について 当社グループ各社は環境マネジメントシステムISO14001の認証を取得しており、環境関連法規を遵守し環境保全に配慮した企業活動を推進しておりますが、法規遵守の過程における追加的費用や、当社グループでの製造中に意図しない環境汚染が生じ、その保全に費用が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)設備投資について 当社グループの主たる事業は印刷包材の製造・販売であり、設備投資の大半はこの印刷包材事業に関わるものとなります。当事業では市場環境の動向や取引先情報を踏まえた販売部門の受注予測に基づいて、生産計画や設備投資計画の立案を行っております。しかしながら、受注予測や設備計画が計画どおりに進捗しない場合には、投資回収までの期間の長期化や、生産計画の遅延等に伴う売上計画の未達成と減価償却費の増加に伴う収益性低下が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)情報セキュリティについて 主力の印刷包材事業では取引先から新製品発売に関わる情報の提供を受け、その印刷包材を製造しております。取引先とは機密保持契約や覚書を締結し、新製品情報の漏えい防止を徹底しております。また、コンピューターウイルスやサイバー攻撃等への対策強化にも努めておりますが、万が一、情報漏えいが発生した場合には、取引先との信頼関係失墜による受注機会の損失に加え、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)電力の供給状況による影響について 現在、当社グループ各社の生産設備の動力源は電力であり、供給不足や電力料金値上げが発生した場合には、工場の操業への影響や、製造原価の上昇が生じることがあります。当社グループは、省エネ、原価低減等の対応策を積極的に推進してまいりますが、これらの影響を吸収できない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)地震等の災害について 当社グループの生産拠点において、地震、洪水等の自然災害や火災等の事故が発生した場合には、当社グループの操業に直接的または間接的に影響を与え、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対しまして、当社の生産体制は市場別・製品群別に分けた工場体制を構築しており、グループ各社と合わせて同仕様製品を複数の生産拠点で製造できるよう機械設備を設置しております。また、富山県富山市に集中していた当社の工場立地状態を鑑み、2015年に京都府木津川市に京都クリエイティブパーク東棟、2020年に西棟を建設しました。今後も富山地区と京都地区による二大生産体制に加え、グループ会社を含めた連携体制を強化し、地震等の災害に対応するBCP(事業継続計画)の高度化に努めてまいります。 (13)海外事業展開について 当社グループは、マレーシア子会社であるHarleigh (Malaysia) Sdn.Bhd.、Shin-Nippon Industries Sdn.Bhd.及びKinta Press & Packaging(M)Sdn.Bhd.を拠点に、ASEANを中心とした販売・製造体制の確立、人材交流等を通じた人財の育成など海外事業を進めております。 海外における事業活動には法律や規制の変更、労務環境の違いによる争議等の発生、人材の採用と確保の難しさ、テロ・戦争・感染症・その他の要因による社会的混乱などのリスクが内在しており、これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14)のれんの減損について 当社グループは、Harleigh (Malaysia) Sdn.Bhd.、Shin-Nippon Industries Sdn.Bhd.及びKinta Press & Packaging(M)Sdn.Bhd.の株式を取得し連結の範囲に含めたことに伴い、連結貸借対照表にのれんを計上しております。期待しているキャッシュ・フローを生み出さない状況になるなど、収益性が低下した場合には減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15)感染症対策について 当社グループは、「人命尊重」を基本理念として、当社グループで働く全ての人の安全と健康を確保することを企業活動の基盤とし、全ての人が参加するかたちで、安全・衛生活動を推進し、「安心して働くことができる職場」を実現してまいります。 1.関係法令遵守 当社は、労働安全衛生法等の法令を遵守し、従業員の安全と健康の確保に努めております。 2.安全衛生委員会 当社は、全社を管轄する中央安全衛生委員会の下部に各事業所での安全衛生委員会を設置し、全社で安全・衛生方針の浸透と、各職場に応じた安全・衛生活動を推進しております。 社長を対策本部長とした対策本部を設置しております。政府や行政機関などの見解を参考に社内の状況を鑑みた体制構築等、マニュアル化を実施しております。マニュアルでは、感染状況に応じた段階的な対応を取決めております。 (16)地政学的リスクについて 当社グループは、紛争や軍事的緊張など地政学的リスクの高い地域に拠点を有しておらず、また同地域向けの事業も手掛けておりません。しかしながら、当該リスクの影響による資源価格やエネルギー価格の高騰に伴うコスト上昇が発生しております。コスト上昇が当社製品の販売価格に転嫁できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (17)人材の確保について 当社グループでは企業活動に求められる人材の確保及び育成に努めております。しかしながら、労働人口の減少等により必要な人材の確保が困難となるリスクや、マネジメントの失敗による人材流出のリスクが存在します。 これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,205字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 1.経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が継続し、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、資源・原材料価格の高騰や物価上昇に加え、米国の政策動向、金融資本市場の変動、中東情勢の緊迫化をはじめとした地政学的リスクの高まりなど依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境の中、当社グループでは、2024年度を最終年度としていた中期経営計画を1年間延長し、引き続き「市場深耕拡大」「付加価値最大化」「ワークエンゲージメント」「海外事業推進」「経営資源活用」の5つの事業戦略を推進し、各施策の着実な遂行を通じて、事業基盤の強化と収益性の改善を図り、企業価値の向上並びに持続的成長に向け取り組んでまいりました。 (経営成績) 当社グループの当連結会計年度の売上高は、包装システム販売事業の好調により、前連結会計年度に比べ6億97百万円増(前連結会計年度比1.6%増)の446億42百万円となりました。一方で、原材料価格の高騰、物価高の影響に加え、印刷包材事業において海外での受注が減少したことにより、営業利益は、前連結会計年度に比べ4億52百万円減(前連結会計年度比21.8%減)の16億23百万円となりました。経常利益は、前連結会計年度に比べ2億67百万円減(前連結会計年度比12.3%減)の18億97百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ1億12百万円減(前連結会計年度比6.6%減)の15億92百万円となりました。 セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。 印刷包材事業 当社グループの主たる事業である印刷包材事業におきましては、国内では、原材料をはじめとする仕入価格の上昇、賃上げや工場再編に伴う減価償却費の増加等により固定費が上昇したものの、医薬品向け製品及び化粧品向け製品の受注が堅調に推移したことに加え、生産性向上の取組みを進めた結果、売上高及び利益は概ね横ばいとなりました。 国外では、前年好調であった中国向け製品について、年間を通じて受注が低調に推移し回復に至らなかったことから、減収減益となりました。 結果、当セグメントにおいては、減収減益となりました。 当連結会計年度における印刷包材事業の売上高は、前連結会計年度に比べ2億64百万円減(前連結会計年度比0.7%減)の399億95百万円となりました。 セグメント利益は、前連結会計年度に比べ3億46百万円減(前連結会計年度比3.7%減)の89億9百万円となりました。 包装システム販売事業 当セグメントでは、印刷包材と包装機械の提案を行っております。さらに包装機械だけにとどまらず、その前後工程の機械を含めたトータルな提案販売活動も行っており、大型案件の受注も増加しております。包装システム販売事業におきましては、省人化・省力化ニーズの高まりを背景とした好調な受注推移により、大幅な増収増益となりました。 当連結会計年度における包装システム販売事業の売上高は、前連結会計年度に比べ9億92百万円増(前連結会計年度比31.4%増)の41億47百万円となりました。 セグメント利益は、前連結会計年度に比べ1億84百万円増(前連結会計年度比36.3%増)の6億90百万円となりました。 その他 人材派遣事業 当セグメントでは、当社グループのみならず地域企業からの求人を受けて人材の派遣を行っております。 当連結会計年度における人材派遣事業の売上高は、前連結会計年度に比べ30百万円減(前連結会計年度比5.7%減)の4億99百万円となりました。 セグメント利益は、前連結会計年度に比べ1百万円増(前連結会計年度比0.9%増)の1億31百万円となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、66億14百万円となり、前連結会計年度末に比べ、33億63百万円減少いたしました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 <営業活動によるキャッシュ・フローの状況> 営業活動の結果、増加した資金は、32億9百万円となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益22億25百万円、減価償却費30億48百万円によるものであります。 <投資活動によるキャッシュ・フローの状況> 投資活動の結果、減少した資金は、29億3百万円となりました。 これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出28億71百万円によるものであります。 <財務活動によるキャッシュ・フローの状況> 財務活動の結果、減少した資金は、37億66百万円となりました。 これは主に、長期借入金の返済による支出33億4百万円によるものであります。 (3)生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前連結会計年度比(%) 印刷包材事業(百万円)   36,742   99.7 包装システム販売事業(百万円)   -   - 報告セグメント計(百万円)   36,742   99.7 その他(百万円)   -   - 合計(百万円)   36,742   99.7 (注)金額は販売価額により記載しております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前連結会計年度比(%) 印刷包材事業(百万円)   2,431   90.7 包装システム販売事業(百万円)   3,596   135.8 報告セグメント計(百万円)   6,028   113.1 その他(百万円)   -   - 合計(百万円)   6,028   113.1 (注)金額は仕入価額により記載しております。 c.受注実績 当社グループの受注状況は販売実績に類似しているため、記載を省略しております。 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 印刷包材事業(百万円)   39,995   99.3 包装システム販売事業(百万円)   4,147   131.4 報告セグメント計(百万円)   44,143   101.7 その他(百万円)   499   94.3 合計(百万円)   44,642   101.6 (注)1.金額は販売価額により記載しております。 2.主要顧客(総販売実績に対する売上高が10%以上)に該当するものはありません。 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績について、以下のとおり分析しております。 ①売上高 売上高は、前連結会計年度の439億45百万円に比べ1.6%増収の446億42百万円となりました。 印刷包材事業における、医薬品向け市場におきましては、2024年10月に導入された、後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養制度の影響により、長期収載品の受注が減少した一方で、ジェネリック医薬品の受注が増加したこと等により全体の受注は前年並みとなりました。また、化粧品向け製品においては、日本の化粧品市場が底堅く推移した一方で、12月以降の中国人旅行者数の減少に伴うインバウンド需要の減少等により、受注は前年実績をやや下回りました。 国外では、前年好調であった、中国向け製品の受注が、年間を通じて低調に推移したこと等により、受注は前年実績を下回りました。この結果、当連結会計年度における印刷包材事業の売上高は、前連結会計年度に比べ0.7%減収の399億95百万円となりました。 当連結会計年度における包装システム販売事業の売上高は、省人化・省力化ニーズの高まりとエンジニアリング機能の強化により、前連結会計年度に比べ31.4%増収の41億47百万円となりました。 当連結会計年度における人材派遣事業の売上高は、派遣稼働人数の減少により、前連結会計年度に比べ5.7%減収の4億99百万円となりました。 ②売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益 売上原価は、前連結会計年度の340億51百万円に比べ8億58百万円増加し、349億9百万円に、また、販売費及び一般管理費は、前連結会計年度の78億17百万円に比べ2億90百万円増加し、81億8百万円となりました。 継続的な原材料等の値上げや工場再編による減価償却費の増加、ベースアップによる人件費の増加等により、売上原価率は上昇しました。また、販売費及び一般管理費についても、ベースアップや物価上昇の影響により増加したことから、営業利益率は、前連結会計年度から1.1ポイント減少の3.6%となりました。 この結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度の20億76百万円に比べ4億52百万円減少し、16億23百万円となりました。 ③営業外収益・費用、経常利益 営業外損益は、前連結会計年度の89百万円の利益(純額)に比べ1億85百万円増加し、2億74百万円の利益(純額)となりました。これは、主に営業外収益の保険解約返戻金の増加によるものです。 この結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度の21億65百万円に比べ2億67百万円減少し、18億97百万円となりました。 ④特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益 特別損益では、特別利益が前連結会計年度に比べ71百万円減少し、4億34百万円、また、特別損失は前連結会計年度に比べ23百万円減少し、1億7百万円となりました。 特別利益減少の主な要因は、固定資産売却益の減少によるものであります。 この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ1億12百万円減少し、15億92百万円となり、1株当たり当期純利益金額は75円76銭となりました。 ⑤資産、負債及び純資産 当連結会計年度末の総資産は、691億75百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億87百万円減少いたしました。 その内、流動資産は、263億3百万円と、前連結会計年度末に比べ32億75百万円減少いたしました。その主な要因は、現金及び預金の減少によるものであります。また固定資産は、428億72百万円と、前連結会計年度末に比べ19億87百万円増加いたしました。その主な要因は、建設仮勘定の増加によるものであります。 当連結会計年度末の負債合計は、324億40百万円となり、前連結会計年度末に比べ24億50百万円減少いたしました。 その内、流動負債は、142億46百万円と、前連結会計年度末に比べ1億72百万円減少いたしました。その主な要因は、一年内返済予定長期借入金の減少によるものであります。また固定負債は、181億94百万円と、前連結会計年度末に比べ22億77百万円減少いたしました。その主な要因は、流動負債への振替に伴う社債の減少によるものであります。 当連結会計年度末の純資産の部は、367億35百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億63百万円増加いたしました。 この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、51.5%となりました。 (2)経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (3)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ①キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 1経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ②契約債務 年度別要支払額(百万円) 契約債務   合計   1年以内   1年超3年以内   3年超5年以内   5年超 短期借入金   30   30   -   -   - 社債   3,500   3,500   -   -   - 長期借入金   13,123   302   8,270   2,818   1,732 リース債務   3,579   692   1,329   1,180   377 (注)上記の表において、連結貸借対照表の1年内返済予定の長期借入金は、長期借入金に含めております。 ③財務政策 当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または借入等により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、生産設備などの長期資金は、長期借入金で調達しております。 (4)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成判断をするための客観的な指標 当社グループでは、2024年度を最終年度とする中期経営計画AX2024を1年間延長し、引き続き「市場深耕拡大」「付加価値最大化」「ワークエンゲージメント」「海外事業推進」「経営資源活用」の5つの戦略を推進してまいりましたが、当連結会計年度の達成状況は以下のとおりであります。 指標   期初計画   実績   計画比 売上高(百万円)   45,000   44,642   357百万円減 (0.8%減) 営業利益(百万円)   2,250    1,623   626百万円減 (27.8%減) 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   1,800    1,592   207百万円減 (11.5%減) 自己資本利益率(ROE)(%)   5.4   4.6   - (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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