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日経平均64,455.83+130NYダウ53,061.95+295ドル円158.01-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

ダイナパック

Dynapac Co., Ltd.3947 · Standard · パルプ・紙

段ボール、印刷紙器、軟包装材まで包装資材を総合的に手がけるメーカー。国内だけでなく東南アジアにも展開。

概要

ダイナパック株式会社は、段ボールケース・印刷紙器・軟包装材など包装資材の製造販売を手がける総合包装企業である。1962年に大日本紙業として設立され、2005年の合併を経て現商号に変更。本社を名古屋市中区に置き、グループ従業員約2,418人を擁する。2025年12月期の連結売上高は671億円、営業利益29億円と増収増益を達成。中部地方を地盤に国内11工場、海外7カ国に生産拠点を持ち、食品・飲料向けを中心に高品質な包装を提供する。

包装材3部門と不動産賃貸で構成される事業ポートフォリオ

当社グループは、包装材関連事業と不動産賃貸事業の2セグメントで構成される。包装材関連事業はさらに段ボール部門、印刷紙器部門、軟包装材部門に分かれる。段ボール部門は段ボールシートやケースを主力とし、土岐ダイナパック、宮城ダイナパック、宇都宮ダイナパック、沼津ダイナパックなど国内子会社と、中国・マレーシア・ベトナムの海外子会社が生産を担う。印刷紙器部門は美粧段ボールや紙トレー、オフセット印刷物などを手がけ、土岐ダイナパックとクラウン紙工業が中核である。軟包装材部門はプラスチックフィルムや紙へのグラビア印刷物を扱い、当社本体とベトナムのVIETNAM TKT PLASTIC PACKAGINGが担当する。その他部門では紙製緩衝材「ハイモール」や化成品を生産。不動産賃貸事業は商業施設やマンションの賃貸を行い、安定した収益源となっている。2025年12月期のセグメント別売上高は、包装材関連が704億円(セグメント間取引消去前)、不動産賃貸が4億円であり、包装材が全体の99%以上を占める。

671億円の売上を支える収益構造と成長戦略

2025年12月期の連結売上高は671億円(前年比107.3%)、営業利益は29億円(同168.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は32億円(同106.6%)と、大幅な増収増益を記録した。主力の包装材関連事業は、加工食品分野の販売数量増加に加え、製品価格改定効果や生産性改善が人件費・運搬費の上昇を吸収し、セグメント利益31億円(同163.3%)を達成。海外事業ではベトナムを中心とした販売回復と買収効果が寄与した。不動産賃貸事業も賃貸契約の条件改善により増収増益となった。中期経営計画では「現在の深化と未来の創造」を掲げ、2026年度に売上高700億円、営業利益30億円、営業利益率4.3%を目標とする。成長投資として3年間で225億円のキャッシュを投じ、M&Aや生産拠点拡充、DX推進を計画する。

国内7拠点と海外7カ国への生産ネットワーク

当社グループの生産拠点は、国内に11工場、海外に7カ国・地域に広がる。国内では愛知県みよし事業所を中核とし、土岐、多治見、大府(閉鎖後みよしに統合)など中部地方に集中するほか、宮城、宇都宮、沼津、山形(吸収合併後)など東日本にも拠点を持つ。海外では中国(深圳、蘇州)に包装関連会社を設立したが、2021年に香港子会社の株式を売却し深圳子会社も範囲外となった。現在は東南アジアに重点を置き、マレーシアにDYNAPAC(M)SDN.BHD.とDYNAPAC GF(MALAYSIA)SDN.BHD.、ベトナムにDYNAPAC(HANOI)CO.,LTD.、DYNAPAC(HAIPHONG)CO.,LTD.、VIETNAM TKT PLASTIC PACKAGING、HOANG HAI VIETNAM PACKAGING(2025年取得)、フィリピンにDYNAPAC PACKAGING TECHNOLOGY(PHILIPPINES)INC.を持つ。海外売上高の比率は公開されていないが、ベトナムとマレーシアが主要生産拠点である。

M&Aで拡大するグループ体制と子会社18社

当社グループは連結子会社18社、関連会社1社で構成される。2005年の合併後、生産子会社を統合・再編するとともに、M&Aにより事業領域を拡大してきた。主な子会社として、段ボール部門では旭段ボール(2018年取得)、丸中紙工(2025年取得、後に駿河ダイナパックに社名変更)、印刷紙器部門ではクラウン紙工業(2016年取得)、軟包装材部門ではVIETNAM TKT PLASTIC PACKAGING(2024年取得)、緩衝材などその他部門では株式会社大成(2009年持分法適用)がある。また、2022年には株式会社城西と城西パックを取得。海外ではGRAND FORTUNE CORPORATIONを2019年に子会社化し、DYNAPAC GF(MALAYSIA)に改称した。2025年にはHOANG HAI VIETNAM PACKAGINGも連結範囲に加わり、グループの総資産は849億円(2025年12月期)に達する。

業界の中での役割は包装資材の総合サプライヤー。「個装から外装まで」ワンストップで提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
671億円
営業利益
29億円
営業利益率
4.3%
純利益
32億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
包装材 関連事業(注)2667億円99.4%31億円4.6%
不動産 賃貸事業4億円0.6%3億円75.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01包装資材主力

段ボール部門では、段ボールシートやケースを製造・販売。食品・飲料・家電など幅広い業界の輸送・保管用包装に供給。国内の連結子会社に加え、中国・マレーシア・ベトナムなどアジアで生産・販売網を拡大している。

主な製品・サービス2
段ボールシート
段ボールの原材料となるシート。多様なサイズ・強度に対応し、加工用に供給。
段ボールケース
輸送・保管用の段ボール箱。製品保護と物流効率化に貢献。

02印刷・紙器準主力

印刷紙器部門では、化粧箱など高付加価値な紙器や美粧段ボール、紙トレーを製造。食品・化粧品・医薬品など見栄えが求められる消費財のパッケージに強み。オフセット印刷やセットアップも手がける。

主な製品・サービス5
印刷紙器
化粧箱など印刷・加工を施した紙器。商品の魅力を高めるパッケージ。
美粧段ボール
表面を美しく仕上げた段ボール。高級感のある包装に使用。
紙トレー
食品包装用の紙製トレー。環境配慮と衛生面に優れる。
マイクロフルート段ボール
薄く軽量な段ボール。小物包装や緩衝材として使用。
オフセット印刷物
高品質なオフセット印刷による販促物やパッケージ。

03軟包装材準主力

軟包装材部門では、プラスチックフィルムや紙へのグラビア印刷を手がけ、食品や日用品の包装材を製造。ベトナムの子会社を通じてアジア市場にも供給。

主な製品・サービス2
プラスチックフィルム印刷物
グラビア印刷を施したフィルム。食品包装などに使用。
紙へのグラビア印刷物
紙素材へのグラビア印刷。高品質な印刷で商品価値を向上。

04その他副次

紙製緩衝材や化成品の製造・販売、不動産賃貸事業を展開。包装資材以外の事業として収益の多様化を図っている。

主な製品・サービス2
紙製緩衝材(ハイモール)
環境に優しい紙製の緩衝材。輸送時の衝撃から製品を保護。
化成品
化学製品群。包装資材以外の分野に展開。

製品と技術

主力の段ボール事業:シートからケースまで一貫生産

段ボール事業はダイナパックの最大の収益部門であり、売上の約7割を占める。製品は段ボールシート(原紙を貼り合わせた板状の素材)と、それを加工した段ボールケース(折り畳み箱)である。国内ではみよし事業所をはじめ、土岐ダイナパック、宮城ダイナパック、宇都宮ダイナパック、沼津ダイナパック、神原段ボール、旭段ボール、駿河ダイナパック、丸中紙工など多数の子会社が生産。海外ではマレーシアのDYNAPAC(M)及びDYNAPAC GF(M)、ベトナムのDYNAPAC(HANOI)及びDYNAPAC(HAIPHONG)、中国の泰納包装(蘇州)などが供給する。顧客は加工食品・青果物・飲料メーカーが中心で、物流倉庫向けの大型ケースも手がける。2025年12月期の国内段ボール生産数量は前年比100.5%と微増。適正生産量を追求し、商品・顧客ポートフォリオの組み換えにより収益性を高めている。

美粧性と機能性を両立する印刷紙器事業

印刷紙器部門では、化粧品箱や菓子箱など高級感が求められる包装を手がける。主力製品は美粧段ボール(表面に印刷を施した段ボール)、紙トレー、マイクロフルート段ボール(薄くて強度のある段ボール)、オフセット印刷物などである。この部門の中核は土岐ダイナパックとクラウン紙工業(2016年子会社化)。オフセット印刷や製版技術を駆使し、多色印刷や特殊加工(エンボス、箔押し)にも対応する。また、顧客の要望に応じてセットアップ業務(包装資材の組み立てや梱包代行)も提供。美粧段ボールは食品や飲料のギフトセット、家電の化粧箱などに使われる。製品の差別化要因はデザイン力と印刷精度であり、デジタル印刷機の導入により短納期・小ロット生産にも対応している。

軟包装材と紙製緩衝材:グラビア印刷と環境対応

軟包装材部門は、プラスチックフィルムや紙を素材とするグラビア印刷物を製造する。主にスナック菓子や冷凍食品の外装、シャンプーの詰め替えパウチなどに使用される。当社本体のほか、2024年子会社化したVIETNAM TKT PLASTIC PACKAGINGがベトナムで生産する。グラビア印刷は高精細な印刷が可能で、多色刷りやメタリックインキにも対応。また、紙製緩衝材「ハイモール」は、リサイクル可能な紙素材で製品を保護する包装材であり、環境負荷低減に貢献する。その他部門では化成品(接着剤やインキ関連)も取り扱う。環境配慮型素材として、再生紙や生分解性フィルムの採用を進めており、サステナブル包装の提案力を強みとする。軟包装材と緩衝材の売上高は全体の1割程度だが、成長分野として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

パルプ・紙のなかでの位置

中堅段ボール原紙メーカー、内需依存

ダイナパックはパルプ・紙業界において段ボール原紙を主力とする中堅メーカーである。同業の王子ホールディングスや日本製紙が総合紙・板紙事業を展開する超大手であるのに対し、当社は段ボール原紙に特化し、国内市場でニッチなポジションを占める。売上高は約600億円と大手に比べ小規模だが、近年は増収基調にあり、営業利益率も改善傾向にある(2024/12期2.72%→2025/12期4.32%)。内需依存度が高く、輸出比率は低い。

強み

  • 段ボール原紙に集中することで、生産効率や品質で強みを発揮。
  • 中堅規模ゆえの機動性で、地場の段ボール加工業者との連携が深い。
  • 売上高が580億→625億→671億と成長し、営業利益率も改善中。
  • 段ボール需要はEC拡大等で底堅く、内需に支えられた安定感がある。

課題

  • 王子HDや日本製紙に対し売上・生産規模で劣り、コスト競争力で劣位。
  • 古紙・パルプ価格の変動が収益に直接影響しやすい体質。
  • 内需依存で海外比率が低く、成長機会を逃している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

パルプ・紙の時価総額近傍。太字がダイナパック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13946トーモク863億円10.0倍
23708特種東海製紙839億円17.3倍
33891ニッポン高度紙工業667億円24.9倍
43864三菱製紙532億円27.4倍
53877中越パルプ工業294億円11.3倍
63947ダイナパック257億円7.5倍
73951朝日印刷207億円11.9倍
83954昭和パックス144億円11.0倍
93943大石産業123億円14.2倍
103955イムラ91億円8.9倍
113892岡山製紙88億円9.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

三社合併で誕生した大日本紙業 (1962年)

現在のダイナパックのルーツは、1962年8月に大日本紙業株式会社として設立されたことにある。この会社は、大日本紙業を存続会社として、三和印刷株式会社と堤紙工株式会社の3社が合併して誕生した。合併当時、段ボールや印刷紙器の需要が高まりつつある中で、経営基盤の強化と生産効率向上を目的とした統合だった。設立後、愛知県を中心に事業を拡大し、1960年代から1970年代にかけて包装資材メーカーとしての地盤を固めた。1976年には名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場し、資金調達力を高めてさらなる成長を目指す。この時期の主力製品は段ボールケースと印刷包装資材であり、食品・飲料向けの需要を取り込んだ。

株式上場と二部市場での成長 (1976年・1993年)

大日本紙業は1976年7月に名古屋証券取引所市場第二部に上場し、続いて1993年10月には東京証券取引所市場第二部にも上場した。二部上場により認知度が向上し、取引先との信用力が強化された。1990年代、日本の包装業界は成熟期に入り、競争が激化する中、同社は品質向上とコスト削減に注力。中部地方の地盤を生かし、食品メーカーとの長期取引を拡大した。一方で、業界ではM&Aによる再編が進行しており、大日本紙業も2000年代に入って他社との提携や統合を模索し始める。上場から約30年の間、売上高は順調に拡大し、1990年代半ばには400億円台に達したと推測される(財務データは2012年以降のみ開示)。

日本ハイパックとの提携から合併へ (2001-2005年)

2001年3月、大日本紙業は日本ハイパック株式会社と業務提携・資本提携契約を締結した。日本ハイパックは軟包装材に強みを持つ企業であり、両社の製品ラインアップを補完する狙いがあった。2004年2月には基本合意書を締結し、翌2005年1月に合併を実行。合併方式は分社型新設分割を用い、大日本紙業(存続会社)と日本ハイパック(消滅会社)の生産部門をそれぞれ分割準備会社に承継した上で合併し、商号をダイナパック株式会社に変更した。これにより、段ボール・印刷紙器・軟包装材の3部門を一体化した総合包装企業が誕生。同時に、中国広東省深圳市に愛柏包装制品貿易有限公司を設立し、海外進出の第一歩を踏み出した。

生産統合と東南アジアへの進出 (2005-2010年)

合併後、ダイナパックは生産拠点の統廃合を加速した。2005年7月、大日本紙業土岐工場と株式会社ユニオンパック本社工場を統合。2009年には愛知県みよし市にみよし事業所を新設し、大府工場や日本ハイパック名古屋工場を閉鎖して集約した。同年、子会社の再編も進め、多治見ダイナパックなどを設立。海外では2006年にベトナムのNEW TOYO DYNAPACに資本参加し、2007年に子会社化(現DYNAPAC(HANOI))。2008年のリーマンショック後も積極投資を継続し、2010年までにマレーシア、中国(蘇州)などにも拠点を広げた。2010年7月にはグループ内のハイパック系会社を吸収合併し、商号を統一(例:宮城ハイパック→宮城ダイナパック)。同時に株式会社エコリーブを清算するなど、不採算事業の整理も行った。

M&Aによる事業領域の拡大 (2010年代)

2010年代に入ると、ダイナパックはM&Aを成長戦略の柱として積極的に活用する。2014年、フィリピンにDYNAPAC PACKAGING TECHNOLOGYを設立し、ASEANでの生産網を強化。同年ベトナム・ハイフォンにも新会社を設立した。2016年にはクラウン紙工業(印刷紙器)を連結子会社化し、2018年には旭段ボールを取得。2019年にはマレーシアのGRAND FORTUNE CORPORATIONを子会社化(後にDYNAPAC GF(M)に改称)し、東南アジアでの存在感を高めた。2020年には株式会社小倉紙器を買収し、静岡エリアの段ボール事業を拡充。一方で、香港子会社DYNAPAC(HK)とその中国子会社は2021年に株式を売却し、事業ポートフォリオの入れ替えを行った。これらのM&Aにより、売上高は2012年の457億円から2019年には554億円に成長した。

近年の買収と上場市場移行 (2020年以降)

2020年代もM&Aを継続し、2022年1月には株式会社城西と城西パックを取得。同年4月、東京証券取引所と名古屋証券取引所の市場区分見直しに伴い、東証スタンダード市場、名古屋メイン市場に移行した。2023年12月期の売上高は580億円、2024年12月期は625億円と順調に拡大。2024年3月にはベトナムのVIETNAM TKT PLASTIC PACKAGINGを連結子会社化し、軟包装材の海外生産能力を強化。2025年にはHOANG HAI VIETNAM PACKAGINGと丸中紙工を取得し、グループ総売上高は671億円に達した。2025年12月期の営業利益は29億円と過去最高を更新。中期経営計画の最終年度2026年には売上高700億円を目指す。また、政策保有株式の縮減や自己株式取得も進め、資本効率の向上を図っている。

年表34件を開く

1960年代

  • 1962年8月創業大日本紙業株式会社が三和印刷株式会社と堤紙工株式会社との合併により設立

1970年代

  • 1976年7月上場大日本紙業株式会社が名古屋証券取引所市場二部に株式を上場

1990年代

  • 1993年10月上場大日本紙業株式会社が東京証券取引所市場二部に株式を上場

2000年代

  • 2001年3月大日本紙業株式会社および日本ハイパック株式会社が業務提携および資本提携の契約を締結
  • 2004年2月M&A大日本紙業株式会社および日本ハイパック株式会社が合併することを内容とする基本合意書を締結
  • 2005年1月M&A分社型新設分割の方法により生産にかかわる営業の一切を大日本紙業分割準備株式会社に承継した大日本紙業株式会社(存続会社、現・ダイナパック株式会社)と、同じ方法により生産にかかわる営業の一切を日本ハイパック分割準備株式会社に承継した日本ハイパック株式会社(消滅会社)が合併し、ダイナパック株式会社に商号を変更
  • 2005年7月M&A大日本紙業株式会社土岐工場と株式会社ユニオンパックの本社工場を経営統合
  • 2005年7月創業中国広東省深圳市に愛柏包装制品貿易(深圳)有限公司を設立
  • 2005年10月株式会社エコリーブの株式を取得し、子会社とする
  • 2006年5月ベトナムのNEW TOYO DYNAPAC CO.,LTD.に出資 中央紙器工業株式会社と業務提携の契約を締結
  • 2007年12月NEW TOYO DYNAPAC CO.,LTD.(現:DYNAPAC(HANOI)CO.,LTD.、現連結子会社)に追加出資し、子会社とする
  • 2009年3月株式会社大成の株式を取得し、持分法適用関連会社とする
  • 2009年5月創業愛知県みよし市にダイナパック株式会社みよし事業所を設立し、製造を開始 日本ハイパック株式会社名古屋工場を閉鎖し、みよし事業所に移転
  • 2009年7月M&A大日本紙業株式会社と株式会社ディー・ピー・エスを合併(存続会社大日本紙業株式会社、(現:ダイナパック株式会社))サン・パッケージ株式会社と株式会社パックスアイチを合併(存続会社サン・パッケージ株式会社)、商号を多治見ダイナパック株式会社(現連結子会社)に変更
  • 2009年8月大日本紙業株式会社大府工場を閉鎖し、みよし事業所に移転

2010年代

  • 2010年1月M&A株式会社東装を吸収合併
  • 2010年7月M&A大日本紙業株式会社、日本ハイパック株式会社、東日本ハイパック株式会社および新日本ハイパック株式会社を吸収合併 株式会社ユニオンパックが土岐ダイナパック株式会社に、宮城ハイパック株式会社が宮城ダイナパック株式会社に、富士ハイパック株式会社が宇都宮ダイナパック株式会社に、沼津ハイパック株式会社が沼津ダイナパック株式会社に、NIPPON HI-PACK(MALAYSIA)SDN.BHD.がDYNAPAC(M)SDN.BHD.にそれぞれ商号を変更
  • 2010年8月HI-PACK(HK)LTD.がDYNAPAC(HK)LTD.に商号を変更
  • 2010年9月株式会社エコリーブが清算結了し消滅 愛柏包装制品貿易(深圳)有限公司が泰納包装制品貿易(深圳)有限公司に商号を変更
  • 2010年10月M&A山形ハイパック株式会社を吸収合併 蘇州太陽包装有限公司が泰納包装(蘇州)有限公司に商号を変更
  • 2011年9月亦普(上海)包装技術有限公司が清算結了し消滅
  • 2014年6月フィリピンにDYNAPAC PACKAGING TECHNOLOGY(PHILIPPINES)INC.を設立(現連結子会社)
  • 2014年8月ベトナムにDYNAPAC(HAIPHONG)CO.,LTD.を設立(現連結子会社)
  • 2016年7月クラウン紙工業株式会社の株式を取得し、連結子会社とする(現連結子会社)
  • 2017年4月DYNAPAC AND MALINTA(PHILIPPINES)INC.の株式を取得し、持分法適用関連会社とする
  • 2018年7月旭段ボール株式会社の株式を取得し、連結子会社とする(現連結子会社)
  • 2019年4月GRAND FORTUNE CORPORATION SDN.BHD.の株式を取得し、連結子会社とする(現連結子会社)
  • 2019年9月GRAND FORTUNE CORPORATION SDN.BHD.がDYNAPAC GF(MALAYSIA)SDN.BHD.に商号を変更

2020年代

  • 2020年1月株式会社小倉紙器の株式を取得し、連結子会社とする(現連結子会社)
  • 2021年6月DYNAPAC(HK)LTD.の株式を一部売却し、同社および同社の100%子会社である泰納包装制品貿易(深圳)有限公司を連結の範囲より除外
  • 2022年1月株式会社城西および城西パック株式会社の株式を取得し、連結子会社とする
  • 2022年4月東京証券取引所および名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に、名古屋証券取引所の市場二部からメイン市場にそれぞれ移行
  • 2022年12月DYNAPAC AND MALINTA(PHILIPPINES)INC.の株式を売却し、持分法の適用範囲から除外
  • 2024年3月VIETNAM TKT PLASTIC PACKAGING JOINT STOCK COMPANYの株式を取得し、連結子会社とする(現連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2026年度まで700億円
  • 連結営業利益2026年度まで30億円
  • 連結営業利益率2026年度まで4.3%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業強化による収益力向上

    主力の段ボール事業で適正生産量による利益最大化を図り、原価分析から弱点を明確にして改善活動を実施。物流クライシス2024への対応やサステナビリティ経営を推進する。

  2. 02

    成長分野の取り込みと新規事業創出

    M&Aの積極的な実施、国内外の生産拠点拡充、新規事業展開により、自社にない経営資源を取り込んで成長を加速する。

  3. 03

    開発設計力の強化

    サステナブル包装の開発、顧客価値の創造、デジタル印刷の追求を通じて、技術力・提案力を高める。

  4. 04

    人的資本の充実と働き方改革

    働き方の選択肢拡大、エンゲージメント向上、安全で快適な職場環境の整備、ダイバーシティ&インクルージョンを推進する。

  5. 05

    業務革新と生産革新の推進

    基幹システム刷新、生産のDX推進、デジタル印刷機を活用した生産革新により、業務効率と生産性を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,418人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は637万円で、9期前と比べて+15.8%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は20.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月1,669
2017年12月1,781
2018年12月1,943
2019年12月55042.619.42,149
2020年12月53342.119.12,307
2021年12月55842.319.32,257
2022年12月56542.419.42,193
2023年12月56742.519.52,143
2024年12月60443.120.22,28175
2025年12月63743.420.42,418120

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社19(国内 11 / 海外 8、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
みよし事業所 — 愛知県みよし市4,280百万円
包装材関連事業
本社工場 — 中国 江蘇省 蘇州市2,816百万円
包装材関連事業
本社工場 — HAIPHONG VIETNAM2,700百万円
包装材関連事業
川越事業所 — 埼玉県川越市1,976百万円
包装材関連事業
本社工場(岐阜県土岐市)他2工場1,310百万円
包装材関連事業
つくば事業所 — 茨城県つくば市1,225百万円
包装材関連事業
本社(東京都中央区)他2工場1,192百万円
包装材関連事業
本社工場 — 埼玉県草加市1,186百万円
包装材関連事業
松本事業所 — 長野県松本市1,020百万円
包装材関連事業
本社工場 — HO CHI MINH VIETNAM985百万円
包装材関連事業
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    土岐ダイナパック㈱
    岐阜県土岐市 · 連結子会社
    議決権92.0%
  • 国内
    宮城ダイナパック㈱
    宮城県登米市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    宇都宮ダイナパック㈱
    栃木県宇都宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    沼津ダイナパック㈱
    静岡県沼津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神原段ボール㈱
    愛知県常滑市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    多治見ダイナパック㈱
    岐阜県多治見市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クラウン紙工業㈱
    埼玉県草加市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    旭段ボール㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    駿河ダイナパック㈱
    静岡市駿河区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    丸中紙工㈱(注)5
    名古屋市昭和区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    泰納包装(蘇州)有限公司(注)2、4
    中国 江蘇省蘇州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DYNAPAC(M)SDN.BHD. (注)2
    SEREMBAN N.S.D.K. MALAYSIA · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社7社を開く
  • DYNAPAC(HANOI)CO.,LTD. (注)2HANOI VIETNAM100%
  • DYNAPAC PACKAGING TECHNOLOGY(PHILIPPINES) INC.BATANGAS PHILIPPINES100%
  • DYNAPAC(HAIPHONG) CO.,LTD.(注)2HAIPHONG VIETNAM100%
  • DYNAPAC GF(MALAYSIA) SDN.BHD.MELAKA MALAYSIA100%
  • VIETNAM TKT PLASTIC PACKAGING JOINT STOCK COMPANY(注)4HO CHI MINH VIETNAM90%
  • HOANG HAI VIETNAM PACKAGING JOINT STOCK COMPANY(注)2、4、5HAIPHONG VIETNAM80%
  • ㈱大成岐阜県中津川市23%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は671億円営業利益29億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.4%、利益が+70.6%。

売上高
+7.4%
671億円
営業利益
+70.6%
29億円
純利益
+6.7%
32億円
営業利益率
4.3%
前期比 +1.6%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高750億円671億円
営業利益42億円29億円
純利益34億円32億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は364億円、営業利益は20億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+15.2%、営業利益は+42.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q132−1−0.81
2023年2Q15085.36
2023年3Q14664.14
2023年4Q1525
2024年1Q13510.70
2024年2Q16274.323
2024年4Q32892.77
2025年2Q316144.418
2025年4Q355154.214
2026年2Q364205.519

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は457億円から671億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は4.3%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月4571913
2013年12月4651813
フィリピンにDYNAPAC PACKAGING TECHNOLOGY(PHILIPPINES)INC.を設立(現連結子会社)
2014年12月4688−2
2015年12月46397
2016年12月4661411
2017年12月498712
2018年12月531−1−9
2019年12月55486
2020年12月523119
2021年12月5632014
2022年12月5682016
2023年12月5802416
2024年12月62517252.730
2025年12月67129364.332

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高671億円のうち、営業利益として残るのは29億円4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は32億円、売上の4.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.6%534億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.1%108億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.3%29億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.9pt
4.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.6pt
4.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.8pt
6.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが51億円、投資CFが−58億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は51億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月35−19−15167
2013年12月34−13−20219
2014年12月21−182315
2015年12月24−18−10611
2016年12月25−22−4310
2017年12月32−2−283012
2018年12月8−2−2616
2019年12月27−14−91320
2020年12月28−16−101222
2021年12月43−16−172733
2022年12月31−1801345
2023年12月58−34−72462
2024年12月11−407−2939
2025年12月51−5819−751

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は849億円。このうち返さなくてよい自己資本が478億円で、自己資本比率は55.2%(業種中央値55.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月53129823356.1
2013年12月55532223357.9
2014年12月58032625456.2
2015年12月60035324758.7
2016年12月64838826059.7
2017年12月71444227261.9
2018年12月64136827357.3
2019年12月62635726957.0
2020年12月66939227758.6
2021年12月66239227059.1
2022年12月68040727359.6
2023年12月73042930158.6
2024年12月76846130759.7
2025年12月84947837055.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
51億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
173億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
12億円
在庫として抱えている分
負債合計
370億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り24社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率24社中13位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.9%/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.3%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.2%/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
7.4%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,487で、1年前と比べて+17.7%過去52週の値幅のなかでは65%の位置にある。

¥2,487-0.4%1ヶ月+11.7%1年+17.7%時価総額257億円
過去52週の値幅
安値¥1,960高値¥2,774

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.5倍
PER (会社予想)7.1倍
PBR0.49倍
配当利回り3.62%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月7日に2450円まで急騰し、前日比+8.89%と大きく上昇。25日線2226.52円を+10%超上回り、52週高値2774円に接近。週足では4月から7月まで緩やかな上昇基調が続き、7月下旬の調整を経て再度上昇に転じた。出来高は直近7200株と6月の平均を大きく上回り、買い意欲の強さが確認できる。RSIは81.23と過熱感があるが、上昇トレンドは継続中。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは7.66倍と業界平均14.23倍を大幅に下回り、PBRは0.4995倍で平均0.6797倍を下回る。ROE6.9%は平均と比較して低いものの、利益は増加傾向にあり、改善の兆しが見える。配当利回りは3.27%と業界平均3.12%を上回り、株主還元も充実している。ただし、ROEが低く、資本効率の改善が課題。総合的に見て、収益と配当の水準から割安と判断できるが、ROEの低さは留意点。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.5倍13.4倍
PER (予想)7.1倍
PBR0.49倍0.67倍
ROE6.9%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、増収増益傾向や環境配慮型素材の開発が中長期的な競争力強化につながると見る。また、PBR0.5倍前後と資産価値に比べて株価が割安で、ROE改善による株主還元の余地を評価する。弱気派は、段ボール需要は景気変動に左右され、原材料高が収益を圧迫するリスクを指摘。また、紙離れのトレンドが長期的な成長を制限するとの見方もある。

プラスに働く材料7
  • 業績の拡大

    売上・利益とも増加傾向で、直近は増益。

  • 資産価値

    PBR0.5倍と割安で、株主還元の余地がある。

  • 環境対応

    環境配慮型素材の開発が差別化と需要拡大につながる。

  • 営業利益29億円と2期連続増益、利益率も改善通年影響

    営業利益17→29億円、営業利益率2.72→4.32%に改善

  • 売上高671億円と3期連続増収通年影響

    売上高580→625→671億円、増収基調が続く

  • PBR0.50倍と解散価値割れ、資産価値の見直し不定影響

    PBR0.4995倍、1株純資産から見て割安

  • 配当利回り3.27%と高水準、株主還元の魅力継続影響

    配当利回り3.27%、PER7.66倍と低評価

マイナスに働く材料7
  • 原材料高

    パルプ価格の上昇がコスト増と収益圧迫につながる。

  • 需要の頭打ち

    段ボール需要は、景気やEC成長の鈍化で成長が限定的。

  • 低い収益性

    営業利益率4%程度と低く、事業環境の変化に敏感。

  • ROE6.9%と低収益性、資本効率の悪さ通年影響

    ROE6.9%に対しPBR0.5倍、市場から成長期待が低い

  • 営業利益率4.32%と低水準、価格競争に脆弱通年影響

    売上高671億円のうち営業利益29億円、利益率4.32%

  • 株価は年初来+13.9%上昇、利益確定売り不定影響

    1年間で+13.9%、短期的な過熱感

  • 外国人保有1.3%と低く、機関投資家の買い不在不定影響

    外国人持ち株比率1.3%、需給の支えが乏しい

次の決算で確かめる点
売上高
需要動向と成長性を確認するため。
営業利益率
原材料高や価格転嫁の状況を見る。
環境配慮素材の売上比率
新たな付加価値戦略の進捗を測るため。
原材料価格
コスト変動が業績に与える影響をモニタリング。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは3.62%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
3.62%
いまの株価に対して
配当性向
27.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月4037.5
2017年12月5025.039.3
2018年12月500.0
2019年12月500.0844.3
2020年12月500.054.9
2021年12月500.059.6
2022年12月500.049.0
2023年12月6020.091.4
2024年12月7016.750.0
2025年12月8014.327.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,164人。区分でいちばん多いのは事業法人43.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.1%を占め、残る44.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人43.142.542.344.244.143.2
個人・その他41.642.443.241.440.843.1
金融機関14.614.313.513.013.311.9
自己株式4.03.93.73.63.55.5
外国法人0.50.50.60.91.41.3
証券会社0.20.30.40.50.40.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01カゴメ株式会社15.92
02ダイナパック取引先持株会8.52
03株式会社三菱UFJ銀行3.03
04伊藤忠紙パルプ株式会社2.80
05丸紅フォレストリンクス株式会社2.68
06レンゴー株式会社2.66
07王子マテリア株式会社2.63
08大王製紙株式会社2.33
09あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.03
10ダイナパック社員持株会2.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1094%、1株純資産は14期で+698%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月276024.68.349.0
2013年12月1363,2564.39.038.6
2014年12月−233,298
2015年12月713,5632.118.9431.6
2016年12月1163,9173.111.437.5
2017年12月1264,4703.014.039.3
2018年12月−873,718
2019年12月573,6071.526.1844.3
2020年12月943,9542.514.254.9
2021年12月1413,9443.69.459.6
2022年12月1624,0864.07.749.0
2023年12月1624,3053.99.291.4
2024年12月3004,6076.76.050.0
2025年12月3204,8066.97.227.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額165百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
齊藤光次取締役社長 代表取締役68182,000
篠岡尚久取締役 専務執行役員社長補佐 代表取締役6514,000
原茂取締役執行役員 管理本部長5915,000
青木大篤取締役執行役員 企画本部長5810,000
深井靖博取締役67
廣野郁子取締役63
杉山繁和取締役64
後藤禎夫取締役常勤監査等委員648,000
児玉弘仁取締役監査等委員67
松若恵理子取締役監査等委員48
藤關明宏取締役常務執行役員 企画本部長60
出口剛士取締役執行役員 企画本部 経営企画室長551,000
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
川瀬公基取締役常勤監査等委員59

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)496161412632
社外取締役623234
取締役(社内)1161616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,065字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社および子会社18社、関連会社1社で構成されており、事業は段ボール、印刷紙器および軟包装材の個装から外装まで包装資材の製造・販売ならびにこれに附帯する業務を行っているほか、不動産賃貸事業を営んでおります。 なお、2025年8月25日付けでHOANG HAI VIETNAM PACKAGING JOINT STOCK COMPANYの株式を、2025年11月14日付けで丸中紙工株式会社の株式を、それぞれ取得したことにともない、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。 また、株式会社小倉紙器は2025年7月1日付で駿河ダイナパック株式会社に社名を変更しております。 事業内容と当社および子会社等の当該事業にかかる位置付けおよびセグメント情報との関連は、次のとおりであります。 区分   製品等   会社名 包装材関連事業   段ボール部門   段ボールシート、段ボールケース   当社、土岐ダイナパック株式会社、宮城ダイナパック株式会社、宇都宮ダイナパック株式会社、沼津ダイナパック株式会社、神原段ボール株式会社、多治見ダイナパック株式会社、旭段ボール株式会社、駿河ダイナパック株式会社、丸中紙工株式会社、泰納包装(蘇州)有限公司、DYNAPAC(M)SDN.BHD.、DYNAPAC(HANOI)CO.,LTD.、DYNAPAC(HAIPHONG)CO.,LTD.、DYNAPAC GF(MALAYSIA)SDN.BHD.、HOANG HAI VIETNAM PACKAGING JOINT STOCK COMPANY 印刷紙器部門   印刷紙器、美粧段ボール、紙トレー、マイクロフルート段ボール、オフセット印刷物、セットアップ業務等   土岐ダイナパック株式会社、クラウン紙工業株式会社 軟包装材部門   プラスチックフィルム、紙等のグラビア印刷物等   当社、VIETNAM TKT PLASTIC PACKAGING JOINT STOCK COMPANY その他部門   紙製緩衝材(ハイモール)、化成品等   当社、宮城ダイナパック株式会社、宇都宮ダイナパック株式会社、沼津ダイナパック株式会社、DYNAPAC(M)SDN.BHD.、DYNAPAC(HANOI)CO.,LTD.、DYNAPAC PACKAGING TECHNOLOGY(PHILIPPINES) INC.、株式会社大成 不動産賃貸事業   不動産の賃貸   当社 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,674字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針について 当社グループは、創業以来、「包装」を通じて人から人へ、企業から企業へと顧客の想いを大切に包んでお届けすることを基本的な概念としており、段ボール、印刷紙器、軟包装材および紙製緩衝材などの環境対応商品などを併せ持つ総合包装企業として、国内だけでなく海外にも事業を展開しております。 また、当社グループは企業パーパスとして「包み、届け、ひらく。」を掲げ、社員一人一人の価値観を尊重しながら、企業の力を社会の未来づくりに活かす取り組みを行うことで、加速する市場の変化、技術革新またはニーズの多様化など様々な環境変化に対し、当社グループの技術力、デザイン力、マーケティング力および提案力などに磨きをかけ、スピード感をもって取り組み、弊社を取り巻く多くのステークホルダーから満足と信頼を得られる企業として成長してまいります。 (2)目標とする経営指標について 当社グループは、2024年から2026年の3年間で積極的な投資を行い、収益力の強化を図ることで2026年度の連結売上高を700億円、連結営業利益を30億円、連結営業利益率を4.3%とすることを目標としております。 また、収益力の強化に加え、収益に応じた株主還元施策などにより企業価値向上を図ることで、ROEおよびPBRの一層の向上を目指してまいります。 なお、当期におきましては、売上高は670億円、営業利益は28億円、営業利益率は4.3%であります。 (3)中長期的な会社の経営戦略および優先的に対処すべき課題について 当社グループでは、2024年から2026年度までの3年間を対象期間とした中期経営計画を2024年2月8日に公表しております。 中期経営計画の命題を「現在の深化と未来の創造」とし、2つの成長戦略を掲げ取り組みを進めてまいります。 ⅰ)「既存事業強化」・・・現在の深化 ➢ 主力事業である段ボール事業の収益力強化 ・適正生産量で利益最大化を実現する商品・顧客ポートフォリオへの組み換え ・原価分析から弱点を明確にし、原価低減に直結する改善活動 ・物流クライシス2024への対応 ・サステナビリティ経営の推進 ⅱ)「成長分野の取込みと創出」・・・未来の創造 ➢ 自社が保有しない経営資源を取込み成長を加速 ・M&Aの積極的な実施 ・国内・海外の生産拠点を拡充 ・新規事業展開 この2つの成長戦略を支える項目として次の3項目を掲げております。 a) 開発設計力の強化 ・サステナブル包装 ・顧客価値の創造 ・デジタル印刷の追求 b) 人的資本の充実 ・働き方の選択肢を増やし、ワーク・イン・ライフを充実 ・やりがいのある仕事でエンゲージメントを高め、充実した生活と幸せを実現 ・安全で快適な職場環境を整備、ダイバーシティ&インクルージョンを推進 c) 業務革新&生産革新 ・基幹システムの刷新 ・生産のDX推進とデジタル印刷機を活用した生産革新 なお、この中期経営計画期間における企業価値向上に向けた「成長戦略施策」および「株主還元施策」にかかる財務戦略3カ年計画は次のとおりとなります。 <キャッシュ・イン> a) 営業キャッシュ・フロー:12,000百万円 b) 政策保有株式の縮減および有利子負債による調達:10,500百万円 合計(a+b)=22,500百万円 <キャッシュ・アウト> a) 成長投資資金 イ)現在の深化(既存事業の強化) ・環境投資:1,000百万円 ・事業筋肉質化:5,500百万円 ロ)未来の創造(成長戦略投資) ・国内事業の競争力強化およびM&A:13,500百万円 b) 株主還元資金 ・配当還元;自己株式取得:2,500百万円 合計(a+b)=22,500百万円
事業等のリスク1,732字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本文中における将来に関する事項については、有価証券報告書提出日現在(2026年3月26日)において判断したものであります。 (1)主要製品の販売数量および販売価格の変動について 当社グループの主要製品である包装資材関連製品は受注生産であり、取引先の動向、景気の影響、消費者の嗜好、天候の状況等による顧客の生産高の増減が影響を及ぼす可能性があります。また、包装資材関連製品の価格は市況により変化するため、業界の再編等による業界動向が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)主要原材料の価格変動について 当社グループの主要原材料である段ボール原紙の価格は市況により変化するため、主要原材料の変化が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)生産体制の再編成について 当社グループは、2026年に向けた中期経営計画を掲げており、その中で積極的な成長投資を進めていくこととしております。その投資の過程において発生する生産体制、生産設備の見直しおよびM&Aによるのれんの発生などが、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)海外事業について 当社グループは、ユーザーの海外生産移管等にともない、中国をはじめ東南アジアに事業展開しております。海外事業に関しましては、リスクを十分に検討したうえで意思決定を行っておりますが、為替変動および進出先の経済的、政治的な変化が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)新規事業等の取り組みについて 当社グループでは地球環境保全の観点から脱プラスチック社会に向けた新規事業等に取り組んでおります。これらの取り組みが軌道に乗るまでに想定以上の期間を要した場合、または、将来の事業環境等の変化によって、当初の想定どおりの事業規模に至らなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)資金運用について 当社グループは、有価証券を保有しており、金利動向および株式市場動向が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)コンプライアンスについて 当社グループは、各種法令、規制等に違反しないよう、コンプライアンス体制の強化に努めておりますが、業務遂行にあたり不適切な行為、もしくは企業倫理に反する行為等が発生した場合、当社グループの信頼を失うことにより、また、規制当局による措置その他の法的手続きにより業績に影響をおよぼす可能性があります。 (8)情報システムについて 当社グループは、コンピューターウイルスによる感染または外部からの不正アクセスならびに社内からの情報流出などを可能な限り防止するための仕組みを導入し、コンピューターウイルス対策や情報管理の徹底に努めておりますが、予測不能なシステム運用上のトラブル、不正アクセスまたはコンピューターウイルスへの感染により、システム障害、情報消失および社外への情報流出が発生した場合は生産活動および営業活動に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)地震等の天災および自然災害 当社グループは、国内外の各地に拠点を設けて事業活動を行っておりますが、その中でも本社が所在する中部地区においては東海・東南海・南海地震の発生のリスクが予測されております。また、他の地域においても地震などの天災だけに限らず、大雨または洪水などの自然災害により、社員、工場、事務所および製造設備などに被害が発生し、当社グループの業績に影響をおよぼす可能性があります。なお、当社グループではリスク管理のためBCPを策定し、情報システムのハードウェアの複数地域への設置、社員の安否確認システムの整備、被災拠点での操業不能を想定した代替生産拠点の準備など、災害時に被害を受けても早急な復旧および事業活動の継続ができるような取り組みを行っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,395字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度において、Vietnam TKT Plastic Packaging Joint Stock Companyの企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度については暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の見直しを反映しております。詳細は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 (企業結合等関係)」をご参照ください。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度の国内経済は、賃金上昇の定着や雇用環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、エネルギー価格や生活必需品を中心とした物価の高止まりが、消費マインドに影響を与える状況となりました。海外経済につきましては、地政学的リスクの高まりや中国経済の減速懸念、世界的な金融・物価情勢の変動などにより、先行き不透明な状況が継続しております。 このような状況下、当社グループの当連結会計年度における売上高は670億83百万円(前年同期比107.3%)、営業利益28億81百万円(前年同期比168.1%)、経常利益35億57百万円(前年同期比144.1%)および親会社株主に帰属する当期純利益31億78百万円(前年同期比106.6%)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。なお、セグメント業績の金額には、セグメント間取引が含まれております。 包装材関連事業 段ボール業界の国内生産動向は、1-12月累計数量(速報値)で前年比99.3%となり前年をやや下回る生産量でした。生産数量が減少した背景には、加工食品分野では物価上昇に伴う消費者の買い控えが強まったこと、また青果物分野では天候不順により出荷が低迷したことなどが挙げられます。 このような環境の下、当社グループの国内事業は、加工食品分野の販売数量が前年を上回り、前年比100.5%となりました。収益においては、生産数量の増加による増益効果に加え、人件費、運搬費および諸資材の価格高騰に対応するために進めた生産性改善と製品価格改定効果がこれら経費の上昇を吸収し増益となりました。 また、海外事業ではベトナムを中心とした販売の回復にVietnam TKT Plastic Packaging Joint Stock CompanyおよびHoang Hai Vietnam Packaging Joint Stock Companyの買収効果が加わり増収となりました。 以上により、包装材関連事業の売上高は704億60百万円(前年同期比107.0%)、セグメント利益(営業利益)は30億97百万円(前年同期比163.3%)となりました。 不動産賃貸事業 当セグメントにおきましては、商業施設等への土地の賃貸事業またはマンション等建物の賃貸事業を主としております。当連結会計年度では一部の賃貸契約の更新時に条件が改善されたことから、売上高は4億2百万円(前年同期比111.7%)、セグメント利益(営業利益)は3億38百万円(前年同期比113.2%)と前年同期比で増収、増益となりました。 ② 財政状態 当連結会計年度末における総資産は848億74百万円(前年同期比10.5%増)となりました。流動資産は306億13百万円(前年同期比11.3%増)、固定資産は542億61百万円(前年同期比10.1%増)となりました。 負債合計は370億34百万円(前年同期比20.7%増)、流動負債は301億18百万円(前年同期比26.9%増)、固定負債は69億15百万円(前年同期比0.4%減)となりました。 純資産合計は478億40百万円(前年同期比3.7%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ11億78百万円増加し51億円となりました。 これは、営業活動により得られた資金51億8百万円、投資活動により使用した資金57億56百万円および財務活動により得られた資金19億9百万円によるものであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は51億8百万円(前年同期比375.2%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益49億54百万円および減価償却費22億9百万円などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は57億56百万円(前年同期比42.4%増)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出61億19百万円および有形固定資産の取得による支出19億35百万円のほか、投資有価証券の売却による収入24億83百万円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により得られた資金は19億9百万円(前年同期比177.8%増)となりました。これは主に、短期借入金の増加31億51百万円、配当金の支払6億96百万円および自己株式の取得による支出5億8百万円などによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 包装材関連事業   66,462,234   107.3 不動産賃貸事業   -   - 合計   66,462,234   107.3 (注)1 セグメント間取引は消去しております。 2 金額は販売価額により算出しております。 b) 受注実績 当連結会計年度における受注状況をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 包装材関連事業   66,853,975   107.8   1,865,272   107.9 不動産賃貸事業   -   -   -   - 合計   66,853,975   107.8   1,865,272   107.9 (注)1 セグメント間取引は消去しております。 2 金額は販売価額により算出しております。 c) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 包装材関連事業   66,717,449   107.3 不動産賃貸事業   365,956   113.0 合計   67,083,405   107.3 (注) セグメント間取引は消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 財政状態の分析 a) 資産の部 当連結会計年度末における総資産は848億74百万円(前年同期比10.5%増)となりました。流動資産は306億13百万円(前年同期比11.3%増)、固定資産は542億61百万円(前年同期比10.1%増)となりました。 流動資産の増加の主な要因は、現金及び預金が11億78百万円増加したこと、受取手形および売掛金が12億16百万円増加したことなどによるものであります。 固定資産の増加の主な要因は、2025年8月にHoang Hai Vietnam Packaging Joint Stock Companyの株式を取得したことでのれんを計上したことなどにより無形固定資産が30億78百万円増加したこと、および有形固定資産を取得したことなどで有形固定資産が40億20百万円増加したことなどによるものであります。 b) 負債の部 当連結会計年度末における負債合計は370億34百万円(前年同期比20.7%増)、流動負債は301億18百万円(前年同期比26.9%増)、固定負債は69億15百万円(前年同期比0.4%減)となりました。 流動負債の増加の主な要因は、Hoang Hai Vietnam Packaging Joint Stock Companyの株式取得代金の調達などにより短期借入金が32億19百万円増加したことなどによるものであります。 固定負債の減少の主な要因は、退職給付に係る負債が2億45百万円減少したことなどによるものであります。 c) 純資産の部 当連結会計年度末における純資産合計は478億40百万円(前年同期比3.7%増)となりました。 純資産合計の増加の主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益を31億78百万円計上したことなどによるものであります。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の59.7%から55.2%となり、1株当たり純資産額は4,606.57円から4,805.56円となりました。 ② 経営成績の分析 a) 売上高 売上高は、2024年3月8日に株式を取得したVietnam TKT Plastic Packaging Joint Stock Companyの売上高が当連結会計年度では通期で計上されたことに加え、2025年8月25日に株式を取得したHoang Hai Vietnam Packaging Joint Stock Companyの2025年10月1日からの売上高を含めたことなどにより、前連結会計年度に比べ45億52百万円増加し670億83百万円となりました。 b) 売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価は、売上高の増加に伴う変動費の増加に加え、動燃料費や諸資材の価格等が高騰していることのほか労務費が増加したことなどにともない、前連結会計年度に比べ26億99百万円増加し533億83百万円となりました。 販売費及び一般管理費は、運搬費の上昇に加え、人件費が増加したことなどにともない、前連結会計年度に比べ6億85百万円増加し108億17百万円となりました。 c) 営業利益 営業利益は、前連結会計年度に比べ11億68百万円増加し28億81百万円の営業利益の計上となり、売上高に対する営業利益の比率は前連結会計年度の2.7%から4.3%となりました。 d) 営業外損益 営業外損益は、前連結会計年度の7億54百万円の利益(純額)から6億75百万円の利益(純額)となりました。 e) 経常利益 経常利益は、前連結会計年度に比べ10億89百万円増加し35億57百万円の経常利益の計上となり、売上高に対する経常利益の比率は前連結会計年度の3.9%から5.3%となりました。 f) 特別損益 特別損益は、前連結会計年度の19億79百万円の利益(純額)から13億97百万円の利益(純額)となりました。 g) 親会社株主に帰属する当期純利益 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ1億95百万円増加し31億78百万円の計上となりました。売上高に対する親会社株主に帰属する当期純利益の比率は前連結会計年度の4.8%から4.7%となりました。 なお、1株当たり当期純利益金額については前連結会計年度の299.72円から320.18円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11億78百万円増加し51億円となりました。 営業活動においては、前連結会計年度に比べ40億33百万円収入が増加し、51億8百万円の収入となりました。これは、税金等調整前当期純利益を計上したことなどによるものであります。 投資活動においては、前連結会計年度に比べ17億14百万円支出が増加し、57億56百万円の支出となりました。これは、前連結会計年度よりも投資有価証券の売却による収入が増加しましたが、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出も増加したことなどによるものであります。 財務活動においては、前連結会計年度に比べ12億21百万円収入が増加し、19億9百万円の収入となりました。これは、前連結会計年度よりも配当金の支払いによる支出や自己株式取得による支出が増加しましたが、短期借入による収入が増加したことなどによるものであります。 財政状態およびキャッシュ・フローの状況に関する主な経営指標は次のとおりであります。 2024年12月期   2025年12月期 流動比率(%)   115.9   101.6 固定比率(%)   106.9   113.4 自己資本比率(%)   59.7   55.2 時価ベースの自己資本比率(%)   23.4   26.6 債務償還年数(年)   3.3   1.4 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   6.5   26.2 (注)上記各指標の算出方法は次のとおりであります。 流動比率=流動資産合計÷流動負債合計 固定比率=固定資産合計÷純資産合計 自己資本比率=自己資本÷総資産 なお、自己資本は「純資産額合計-新株予約権-非支配株主持分」により算出しております。 時価ベースの自己資本比率=株式時価総額÷総資産 債務償還年数=有利子負債÷営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ=営業キャッシュ・フロー÷利払い なお、株式時価総額は、期末株価×(期末発行済株式総数-期末自己株式数)により算出しており、営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を払っている全ての負債を対象としております。利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。また、各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 ④ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、段ボールを製造するために必要な原紙などの材料または商品の購入費用のほか、製造原価、販売費及び一般管理費などの営業費用であり、投資を目的とした資金需要は主に設備投資によるものであります。 当社グループでは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資資金などの長期運転資金の調達につきましては自己資金および金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は72億59百万円であり、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は51億円であります。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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