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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

大石産業

OHISHI SANGYO CO.,LTD.3943 · Standard · パルプ・紙

パルプモウルドなど緩衝・包装資材の専業メーカー。マレーシア展開や情報処理関連の副業で収益を多角化。

概要

大石産業は、福岡県北九州市に本社を置く包装資材メーカーである。2025年4月に創業100周年を迎え、緩衝機能材(パルプモウルド・段ボール)と包装機能材(フィルム・紙袋)の2領域を主力事業とする。2026年3月期の連結売上高は235億円、従業員数は594名。1980年に福岡証券取引所に上場し、2022年には東京証券取引所スタンダード市場に上場した。

売上高ほぼ等分の二つの包装資材事業

大石産業は、緩衝機能材事業と包装機能材事業の二つのセグメントで構成される。2026年3月期、緩衝機能材事業は売上高116億38百万円(全体の49.5%)、包装機能材事業は114億1百万円(48.5%)と、ほぼ半分ずつを占める。緩衝機能材事業にはパルプモウルド、段ボール、成型品が含まれる。パルプモウルド部門は青果物トレーや業務用鶏卵トレーを主とし、2026年3月期はりんご用トレーの不作影響があったものの、販売価格改定により増収となった。段ボール部門は工業・農業向けに強く、成型部門は樹脂成型品と宙吊り式包装容器「ゆりかーご」を手がける。包装機能材事業はフィルム部門と重包装袋部門からなる。フィルム部門は食品容器用ポリスチレンフィルムや自動車向けキャストフィルムを製造するが、販売数量減少で減収。重包装袋部門は国内・海外向けがあり、国内は製粉・飼料・合成樹脂向けが堅調だが、海外は合成樹脂・化学薬品向けが需要減となった。このように、両事業はそれぞれ異なる市場動向に影響される構造を持つ。

福岡・茨城・マレーシアに広がる生産拠点

大石産業は国内に複数の工場を持つ。本社工場は北九州市にあり、1949年に大型クラフト紙袋の製造を開始した。その後、1953年に段ボール工場、1962年に小倉工場(紙袋)、1965年に直方工場(段ボール)、1967年にフィルム千葉工場、1996年に茨城工場(パルプモウルド)を新設。2004年には紙袋千葉工場を小倉に統合し、フィルム千葉工場も茨城に移転した。海外では、1990年にマレーシアにCORE PAX(M)SDN.BHD.を設立し大型クラフト紙袋を生産。2013年には同国にENCORE LAMI SDN.BHD.を設立しラミネート製品を手がける。2024年にはFUSIONS TRADING MALAYSIA SDN.BHD.を設立し、日本産農産物の輸入販売事業を開始した。かつては中国大連に子会社を持ったが、2017年に売却している。また、鞍手モウルドとマタイ大石樹脂は1982年に吸収合併し、現在はそれぞれパルプモウルド事業部鞍手工場・フィルム事業部鞍手工場となっている。このように、国内4県とマレーシアに生産拠点を配置している。

子会社と多角化するその他事業セグメント

大石産業は、連結子会社5社と関連会社1社で構成される。主な子会社には、紙袋製造の柳沢製袋株式会社(2019年子会社化)、マレーシアのCORE PAX(M)SDN.BHD.およびENCORE LAMI SDN.BHD.、情報処理機器販売やソフトウエア開発を手がける株式会社アクシス(2026年4月に吸収合併済み)、および日本産農産物等の輸入販売を行うFUSIONS TRADING MALAYSIA SDN.BHD.がある。その他セグメントの売上高は4億47百万円(全体の1.9%)と小規模だが、マレーシアでの新事業立ち上げによる損失が発生している。アクシスは1986年設立で、デザイン関連事業も行っていたが、2026年4月に本体に吸収合併された。このように、包装資材を核としつつ、情報処理や農産物輸入など異分野への多角化を進めている。

業界の中での役割は緩衝・包装資材メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
235億円
営業利益
7億円
営業利益率
3.0%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01製造業・物流業(電気・電子、機械、食品等)主力

パルプモウルドや段ボール製品など、主に緩衝機能を持つ包装資材を製造・販売。製品の輸送時や保管時における衝撃から保護する。

主な製品・サービス2
パルプモウルド
古紙などを原料に成型した緩衝材。家電や産業機器などの輸送時の緩衝材として使用される。
段ボール製品
段ボール製の緩衝構造体や通箱など、様々な業界の包装・物流に使用される。

02製造業・物流業(食品、化学、日用品等)準主力

フィルムや紙袋など、主に包装機能のある製品を製造・販売。食品や日用品、工業製品などの包装に使用される。

主な製品・サービス2
フィルム製品
ポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂フィルムを使用した包装材。
紙袋製品
クラフト紙などを使った紙製の袋。

03情報処理産業、デザイン、マレーシア輸入販売、不動産副次

情報処理機器の販売、ソフトウェアの開発・販売、デザイン関連事業、マレーシアにおける日本産農産物等の輸入販売、不動産賃貸を実施。

主な製品・サービス4
情報処理機器販売
コンピュータや周辺機器などの販売。
ソフトウェア開発・販売
業務用ソフトウェアの開発・販売。
デザイン関連事業
グラフィックデザインやパッケージデザインなどのサービス。
日本産農産物等輸入販売
マレーシアにおいて日本産の農産物や食品を輸入し販売。

製品と技術

パルプモウルド:青果物から工業用まで幅広い緩衝材

パルプモウルドは、古紙を原料として成形した緩衝包装材である。大石産業は1982年の鞍手モウルド吸収合併以降、この事業を中核に育ててきた。主な製品は青果物用トレー(りんご用、業務用鶏卵用)、工業用トレー(持ち帰りドリンク用など)であり、2026年3月期の部門売上高は68億99百万円(前期比6.2%増)である。特に業務用鶏卵トレーは鳥インフルエンザからの回復で需要が増加した。同社は高付加価値製品「パラミル」を独自技術で開発し、市場展開を推進している。パルプモウルドは環境配慮型素材として需要が高まっており、茨城工場では設備増強によって供給力を強化している。石油由来製品からの代替需要を取り込むことが期待されている。

段ボール:工業・農業向けに安定した需要

段ボール事業は1953年に本社工場内でスタートし、1965年に直方工場に移転した。工業分野向けおよび農業分野向けの段ボール箱を主力とし、2026年3月期の売上高は35億58百万円(前期比6.9%増)である。増収の要因は販売数量増と価格改定である。大石産業の段ボールは、緩衝機能材事業の一部としてパルプモウルドとともに顧客に提案されることが多い。同社は顧客のニーズに応じたサイズや強度の製品を柔軟に提供する。段ボールの原料である古紙相場の変動が利益率に影響を与えるが、販売価格への転嫁を進めている。

フィルム:食品容器から自動車向けまで多様な樹脂包装材

フィルム事業は1967年のフィルム千葉工場新設に始まる。主要製品は食品容器用ポリスチレンフィルムと自動車向けキャストフィルムである。2026年3月期の部門売上高は45億1百万円(前期比7.5%減)で、販売数量減と原料市況下落による販売単価低下が響いた。同社は多層Tダイによる新製造ラインを稼働させ、電子材料・自動車・ヘルスケア分野向けの特殊フィルム開発を加速している。フィルム製品は包装機能材事業の中核であり、高付加価値化によって収益改善を目指す。2004年に千葉工場を茨城に移転し、現在はフィルム事業部茨城工場としてパルプモウルドとの複合生産拠点となっている。

重包装袋:国内と海外で異なる市況にさらされる

重包装袋(大型クラフト紙袋)は、1949年に大石産業の最初の製品としてスタートした。主に製粉・飼料・合成樹脂・化学薬品向けの包装に用いられる。2026年3月期の部門売上高は68億99百万円(前期比3.1%減)。国内は製粉向けや飼料向けが堅調だったが、海外(マレーシア子会社CORE PAX)は合成樹脂・化学薬品向けの需要減で減収となった。同社はマレーシアにCORE PAXとENCORE LAMI(ラミネート製品)の2社を持ち、アジア向けの供給体制を築いている。重包装袋は顧客の生産計画に応じた多品種対応が求められるため、高い生産技術と柔軟な生産体制が強みである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

パルプ・紙のなかでの位置

中堅製紙、特殊紙・包装材に特化

パルプ・紙業界の中堅メーカーで、売上高は約235億円(2025/3期)。王子HDや日本製紙などの大手に対し、特殊紙や包装材などニッチ分野に強み。営業利益率は3.8%(2025/3期)と業界平均並み。設備投資や原材料高の影響を受けやすく、規模の面で大手と競合は困難だが、特定分野での技術力で差別化を図っている。

強み

  • 特殊紙・包装材など大手が手薄な分野でシェアを確保。
  • 顧客の要求に応じた高付加価値製品の開発力がある。
  • 負債比率が低く、無借金経営に近い安定した財務。
  • 特定顧客との長期取引により安定した受注基盤を構築。

課題

  • 大手と比べ生産規模が小さく、コスト競争力で劣る。
  • パルプ価格やエネルギーコスト上昇が収益を圧迫しやすい。
  • 紙需要の減少傾向に対し、新製品開発や事業多角化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

パルプ・紙の時価総額近傍。太字が大石産業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13864三菱製紙532億円27.4倍
23877中越パルプ工業294億円11.3倍
33947ダイナパック257億円7.5倍
43951朝日印刷207億円11.9倍
53954昭和パックス144億円11.0倍
63943大石産業123億円14.2倍
73955イムラ91億円8.9倍
83892岡山製紙88億円9.0倍
93948光ビジネスフォーム69億円17.4倍
103944古林紙工58億円12.5倍
113896阿波製紙41億円5.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

大型クラフト紙袋の製造開始と段ボール事業への進出

1949年5月、大石産業(当時は大石商店)は東京に出張所を開設し、同時に本社工場で大型クラフト紙袋の製造・販売を開始した。当初は紙袋一本であったが、1952年2月にスチールサッシ・ドアーを製造する大石工業株式会社を吸収合併し、社名を大石産業株式会社に変更。これにより事業領域が拡大した。翌1953年8月には本社工場内に段ボール工場を新設し、段ボールの製造・販売を開始。紙袋に加えて段ボールという第二の柱を得たことで、包装資材メーカーとしての基盤が固まった。この時期、既に本社を福岡県北九州市に置き、地元密着型の事業展開を始めていた。

国内生産拠点の拡充:小倉・直方・千葉

高度成長期に入った1960年代、大石産業は生産能力の拡大を図る。1962年10月、福岡県小倉市(現北九州市小倉南区)に小倉工場を新設し、本社工場で行っていた大型クラフト紙袋の製造を移管。1965年4月には直方市に直方工場を建設し、段ボールの製造を移転した。さらに1967年10月、千葉県にフィルム千葉工場を新設し、樹脂袋(フィルム製品)の製造・販売に参入。これにより、紙袋・段ボール・フィルムの三製品をそろえるとともに、北九州から関東へ生産拠点を広げた。福岡の地場企業から全国規模の包装資材メーカーへ成長するための設備投資が集中した時期である。

福岡証券取引所上場と吸収合併による事業統合

1980年5月、大石産業は福岡証券取引所に株式を上場。これにより資金調達力が高まり、その後の事業拡大の原資となった。上場後、1982年4月には関連会社2社を吸収合併した。一つはパルプモウルド製品を製造する鞍手モウルド株式会社、もう一つはフィルム製品を製造するマタイ大石樹脂株式会社である。両社を自社組織に取り込むことで、パルプモウルド事業とフィルム事業の一貫体制を構築。この合併により、現在のパルプモウルド事業部鞍手工場とフィルム事業部鞍手工場が誕生した。また、1986年4月には情報処理機器販売などを目的とする株式会社アクシスを設立し、事業の多角化も進めた。

マレーシア進出とパルプモウルド茨城工場の新設

1990年代に入り、大石産業は海外展開に乗り出す。1990年3月、マレーシアにCORE PAX(M)SDN.BHD.(コアパックス)を設立し、大型クラフト紙袋の製造・販売を開始。シンガポールにも営業所を開設(1994年)し、東南アジア市場への足掛かりとした。国内では、1996年11月に茨城県北茨城市に茨城工場を新設し、パルプモウルド製品の製造を開始。これにより、関東地区でのパルプモウルド供給体制を整えた。また、2002年6月には中国遼寧省大連市に大連大石包装有限公司を設立し、パルプモウルド製品の製造販売に進出。中国市場への本格参入を果たしたが、後年2017年に出資金を売却している。

千葉工場の統合とフィルム関東工場への移転

2000年代、大石産業は生産拠点の再編を進める。2004年1月、紙袋千葉工場の生産設備を小倉工場に統合し、同時に三和紙工株式会社との生産業務提携を開始。同年5月にはフィルム千葉工場を茨城県北茨城市に移転し、フィルム関東工場(現フィルム事業部茨城工場)として新たにスタートした。この移転により、フィルム製品とパルプモウルド製品の両方を茨城県で生産できる体制となった。2007年7月には、福岡県鞍手郡のパルプモウルド九州工場(現鞍手工場)を増設し、パルプモウルドの生産能力を強化。このように、需要動向に合わせた工場の統廃合と増強を繰り返している。

再び海外展開と子会社化で事業領域を拡大

2010年代、大石産業は再び海外事業を強化する。2013年6月、マレーシアにENCORE LAMI SDN.BHD.(エンコア・ラミネート)を設立し、ラミネート製品の製造販売に参入。2016年4月には大阪府茨木市に関西営業部を開設し、関西市場への営業体制を強化した。2017年9月には、業績が期待通りに伸びなかった大連大石包装有限公司の出資金を売却し、中国事業を整理した。2019年5月、柳沢製袋株式会社の株式を取得し子会社化。これにより紙袋事業の生産能力と顧客基盤を拡充した。この間、売上高は180億円前後で推移していたが、2020年代に入ると200億円を超え始める。

東証上場、創業100周年、そしてグループ再編

2022年2月、大石産業は東京証券取引所市場第二部に株式を上場。同年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行し、首都圏での知名度向上と資金調達手段の拡大を図った。2025年4月には創業100周年を迎え、新たなグループビジョン「未来を包む -Inclusion for Future-」を策定。循環型社会への貢献を掲げた。2024年9月にはマレーシアにFUSIONS TRADING MALAYSIA SDN.BHD.を設立し、日本産農産物の輸入販売事業を開始するなど、包装資材以外の事業にも挑戦。2026年4月には株式会社アクシスを吸収合併し、グループ組織を一本化。創業100年を超えて、新たな成長戦略を模索している。

年表28件を開く

1940年代

  • 1949年5月東京都に出張所(現 フィルム事業部東京営業課及び紙袋事業部東京営業課)を開設。
  • 1949年8月本社工場において大型クラフト紙袋の製造、販売を開始。

1950年代

  • 1952年2月M&A大石工業株式会社(スチールサッシ・ドアーの製造、販売)を吸収合併し、社名を大石産業株式会社に変更。
  • 1953年8月本社工場内に段ボール工場を新設し、段ボールの製造、販売を開始。
  • 1959年10月千葉県に紙袋千葉工場新設、大型クラフト紙袋の製造を開始。

1960年代

  • 1962年10月福岡県小倉市(現 北九州市小倉南区)に小倉工場新設、本社工場における大型クラフト紙袋の製造を新工場に移転。
  • 1965年4月福岡県直方市に直方工場新設、本社工場の段ボールの製造を新工場に移転。
  • 1967年10月千葉県にフィルム千葉工場を新設し、樹脂袋の製造、販売を開始。

1970年代

  • 1972年10月鞍手モウルド株式会社製造のパルプモウルド製品の総販売代理店となり、営業販売を開始。

1980年代

  • 1980年5月上場福岡証券取引所に株式を上場。
  • 1982年4月M&A鞍手モウルド株式会社(パルプモウルド製品の製造・現 パルプモウルド事業部鞍手工場及び八戸工場)及びマタイ大石樹脂株式会社(フィルム製品の製造・現 フィルム事業部鞍手工場)を吸収合併。
  • 1986年4月創業北九州市八幡東区に株式会社アクシスを設立。(後に北九州市八幡西区に移転)

1990年代

  • 1990年3月創業マレーシア国に大型クラフト紙袋の製造、加工並びに販売を事業目的としたCORE PAX(M)SDN.BHD.(コアパックス)を設立。
  • 1994年4月シンガポール共和国に営業所を開設。
  • 1996年11月茨城県北茨城市に茨城工場を新設し、パルプモウルド製品の製造を開始。

2000年代

  • 2002年6月創業中華人民共和国遼寧省大連市に、パルプモウルド製品の製造販売を行う大連大石包装有限公司を設立。
  • 2004年1月M&A紙袋千葉工場の生産設備を小倉工場に統合。三和紙工株式会社との生産業務提携。
  • 2004年5月フィルム千葉工場を茨城県北茨城市に移転し、フィルム関東工場(現 フィルム事業部茨城工場)としてフィルム製品の製造を開始。
  • 2007年7月福岡県鞍手郡鞍手町のパルプモウルド九州工場(現 パルプモウルド事業部鞍手工場)を増設。

2010年代

  • 2013年6月創業マレーシア国にラミネート製品の製造、加工並びに販売を事業目的としたENCORE LAMI SDN.BHD.(エンコア・ラミネート)を設立。
  • 2016年4月大阪府茨木市に関西営業部(現 パルプモウルド事業部関西営業課及びフィルム事業部関西営業課)を開設。
  • 2017年9月大連大石包装有限公司の出資金を売却。
  • 2019年5月M&A柳沢製袋株式会社の株式を取得し、子会社化。

2020年代

  • 2022年2月上場東京証券取引所の市場第二部に株式を上場。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
  • 2024年9月創業マレーシア国に、マレーシア国における日本産農産物等の輸入販売を事業目的としたFUSIONS TRADING MALAYSIA SDN.BHD.(フュージョンズ・トレーディング・マレーシア)を設立。
  • 2025年4月創業創業100周年を迎える。
  • 2026年4月M&A株式会社アクシスを吸収合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高売上高
  • 経常利益経常利益
  • 経常利益率経常利益率
  • 自己資本利益率 (ROE)ROE (自己資本利益率)
  • 自己資本比率自己資本比率

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    パルプモウルドの供給力強化と高付加価値化

    環境意識の高まりに伴う紙製パッケージ需要に対応するため、茨城工場の設備増強により供給力を強化し、独自技術による高付加価値製品「パラミル」の市場展開を推進。新製品開発と新規需要分野の開拓に注力する。

  2. 02

    フィルム事業の成長市場への本格参入

    多層Tダイ新製造ラインの稼働を契機に、電子材料・自動車・ヘルスケア分野向けの特殊フィルム開発を加速。高付加価値製品の開発と販売拡大を通じて新たな収益基盤を構築する。

  3. 03

    事業ポートフォリオの最適化による収益力強化

    安定収益事業と高成長事業の最適バランスを実現する事業ポートフォリオを構築し、収益力の強化と持続的な成長を目指す。

  4. 04

    サステナビリティ経営の推進

    サステナビリティ基本方針を経営の基盤とし、環境・社会・ガバナンスの視点から重点施策を実行。地域環境保全、循環型事業育成、人的資本への投資、成長投資と株主還元の両立などに取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で594人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は587万円で、9期前と比べて+9.9%平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は14.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月530
2018年3月514
2019年3月53441.518.0505
2020年3月53341.518.0565
2021年3月54041.516.9560
2022年3月56640.916.5531
2023年3月56540.716.3545
2024年3月57040.615.8579
2025年3月56540.415.7582155
2026年3月58740.614.9594118

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率12.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 2 / 海外 3、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
フィルム事業部鞍手工場 — 福岡県鞍手郡1,288百万円
包装機能材事業
本社他 — マレーシア国ジョホール州他1,277百万円
包装機能材事業
パルプモウルド事業部茨城工場 — 茨城県北茨城市1,266百万円
緩衝機能材事業
パルプモウルド事業部鞍手工場 — 福岡県鞍手郡1,058百万円
緩衝機能材事業
パルプモウルド事業部八戸工場 — 青森県上北郡1,003百万円
緩衝機能材事業
段ボール事業部直方工場 — 福岡県直方市906百万円
緩衝機能材事業
本社他 — 北九州市八幡東区他507百万円
フィルム事業部茨城工場 — 茨城県北茨城市471百万円
包装機能材事業
紙袋事業部小倉工場 — 北九州市小倉南区377百万円
包装機能材事業
本社他 — 埼玉県深谷市他305百万円
包装機能材事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱アクシス
    北九州市八幡西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    柳沢製袋㈱
    埼玉県深谷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    CORE PAX(M)SDN.BHD.
    マレーシア国 ジョホール州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ENCORE LAMI SDN.BHD.
    マレーシア国 ジョホール州 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 海外
    FUSIONS TRADING MALAYSIA SDN.BHD.
    マレーシア国 クアラルンプール連邦特別区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は235億円営業利益7億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-22.2%。

売上高
+0.0%
235億円
営業利益
-22.2%
7億円
純利益
-22.2%
7億円
営業利益率
3.0%
前期比 -0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高243億円235億円
営業利益4億円7億円
純利益4億円7億円
1株あたり配当¥52¥52

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は63億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.5%、営業利益は−33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q530
2024年1Q5535.52
2024年2Q5335.74
2024年3Q5823.42
2024年4Q543
2025年2Q11443.54
2025年4Q12154.15
2026年2Q11543.53
2026年4Q12032.54
2027年1Q6323.22

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は174億円から235億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は3.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
マレーシア国にラミネート製品の製造、加工並びに販売を事業目的としたENCORE LAMI SDN.BHD.(エンコア・ラミネート)を設立。
2013年3月174127
2014年3月18096
2015年3月17985
大阪府茨木市に関西営業部(現 パルプモウルド事業部関西営業課及びフィルム事業部関西営業課)を開設。
2016年3月1791310
2017年3月1721511
2018年3月184139
柳沢製袋株式会社の株式を取得し、子会社化。
2019年3月18896
2020年3月191128
2021年3月186149
東京証券取引所の市場第二部に株式を上場。
2022年3月1981511
2023年3月218149
マレーシア国に、マレーシア国における日本産農産物等の輸入販売を事業目的としたFUSIONS TRADING MALAYSIA SDN.BHD.(フュージョンズ・トレーディング・マレーシア)を設立。
2024年3月2201311
創業100周年を迎える。
2025年3月2359113.89
株式会社アクシスを吸収合併。
2026年3月2357103.07

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高235億円のうち、営業利益として残るのは7億円3.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の3.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.3%191億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.7%37億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.0%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.5pt
3.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
3.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.3pt
3.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが23億円、投資CFが−30億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は60億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月14−2−51230
2014年3月13−114237
2015年3月10−130−335
2016年3月18−4−31445
2017年3月18−90953
2018年3月15−11−4453
2019年3月12−6−4654
2020年3月22−13−3959
2021年3月17−4−31368
2022年3月17−6−31176
2023年3月12−11−3174
2024年3月19−14−6573
2025年3月22−18−4473
2026年3月23−30−7−760

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は281億円。このうち返さなくてよい自己資本が196億円で、自己資本比率は69.7%(業種中央値55.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1661026461.2
2014年3月1841057957.2
2015年3月1891137659.9
2016年3月1881167262.0
2017年3月2001267462.9
2018年3月2101357564.0
2019年3月2101347663.7
2020年3月2201388262.7
2021年3月2251477865.4
2022年3月2421578564.8
2023年3月2551659064.6
2024年3月2611778467.8
2025年3月2671878069.9
2026年3月2811968469.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
65億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
182億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
12億円
在庫として抱えている分
負債合計
84億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率24社中7位あたり、逆に低いのはROE24社中19位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.8%/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.0%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.7%/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,317で、1年前と比べて+7.6%過去52週の値幅のなかでは39%の位置にある。

¥1,317-0.3%1ヶ月+1.7%1年+7.6%時価総額123億円
過去52週の値幅
安値¥1,200高値¥1,499

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.2倍
PER (会社予想)24.8倍
PBR0.52倍
配当利回り3.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月下旬の1210円から上昇基調にあり、8月4日は1295円と前日比変わらず。1か月で4.3%上昇し、25日移動平均線は1271.16円で、株価がこれを1.9%上回る。52週高値1499円からは14%下落、52週安値1200円からは7.9%上昇。RSIは40.2と中立圏で、上昇余地を残す。出来高は7月10日以降に増加傾向で、8月3日に9300株と直近で最大となった。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは14.01倍、PBRは0.52倍で、同業他社平均(PER13.92倍、PBR0.67倍)に対してPBRが大幅に低く、割安感があります。ROEは3.8%と低水準で資本効率が悪いものの、配当利回りは4.02%と高く、平均の2.99%を大きく上回り、インカムゲインが魅力です。配当性向55%と高水準ですが、純利益は減少傾向(11億円→7億円)にあり、今後の業績動向には注意が必要です。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.2倍13.4倍
PER (予想)24.8倍
PBR0.52倍0.67倍
ROE3.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

紙需要の減退と、原料価格・製品価格の変動が収益に与える影響が焦点。強気派は、EC拡大による段ボール需要の取り込みと、値上げ浸透による収益改善を期待する。また、配当利回りの高さも魅力とみる。弱気派は、国内需要の長期的な減少に歯止めがかからず、値上げが需要減を加速させるリスクを警戒する。さらに、競争激化でシェア維持が難しくなる懸念も指摘する。

プラスに働く材料7
  • 高配当利回り

    配当利回り4%超で、インカムゲインを期待。

  • 段ボール需要増

    EC拡大で段ボール需要が下支え。

  • 値上げ効果

    原料高を転嫁する値上げが収益に寄与。

  • PBR0.52倍の純資産割れで資本政策見直し機運次回株主総会影響

    時価総額121億円に対しPBR0.52倍、自己資本は約233億円。資本コスト経営を迫られ、自社株買い等の政策的な株価対策が出る余地

  • 売上高235億円の横ばいでも利益率改善余地2026年下期影響

    売上高は220億円→235億円に増加済み。固定費の水準が維持されれば営業利益は9億円から回復し、7億円の予想は保守的

  • 配当利回り4.02%の高水準が下値を支える通年影響

    配当利回りは4.02%と高く、PBR0.52倍の割安感と合わせて配当目的の買いが入りやすい

  • 株価1年+10.22%と相対的な堅調さ維持不定影響

    1年間で株価は10.22%上昇。小型ながら上昇トレンドがあり、需給は悪化していない

マイナスに働く材料7
  • 需要減少トレンド

    新聞・印刷用紙などは構造的に減少。

  • 値上げの限界

    需要減で価格転嫁が難しくなる可能性。

  • 競争激化

    業界再編や海外品流入で競争が激しい。

  • 2026年3月期は営業利益7億円へ前期比22%減益2026年3月期影響

    営業利益は9億円→7億円に減少し、営業利益率は3.83%から2.98%へ低下。減益額は約2億円

  • 低ROE3.8%でPBR0.52倍の是正が進まない継続影響

    ROE3.8%と低収益のため、株価純資産割れが続く。PBR1倍回復にはROEを約2倍以上に高める必要

  • 外国人持ち株比率1.74%で売買が細る継続影響

    外国人保有比率1.74%と低く、需給が薄くて大口売りがあれば株価が急落しやすい

  • 営業利益率2.98%では値下げ圧力に脆弱不定影響

    売上高235億円に対し営業利益は7億円。コストが1%増えるだけで営業利益は約2.4億円減り、赤字転落リスクがある

次の決算で確かめる点
段ボール原紙出荷量
主力製品の需要動向を示す。
製品価格
値上げの浸透と収益への影響を確認。
原材料コスト
古紙やパルプ価格の変動が収益に直結。
配当性向
今後の配当持続性を評価する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり52で、前期から+2.0%いまの株価に対する利回りは3.95%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥52
1株あたり
配当利回り
3.95%
いまの株価に対して
配当性向
55.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月3234.4
2024年3月320.026.7
2025年3月5159.451.0
2026年3月522.055.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥52

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,932人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.1%を占め、残る65.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他53.554.956.657.159.664.0
金融機関28.627.625.524.620.817.5
事業法人16.416.416.616.617.516.7
自己株式15.315.315.315.315.314.9
外国法人1.40.90.91.11.81.7
証券会社0.10.20.40.50.30.1
外国人個人0.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01王子ホールディングス株式会社8.18
02OSK社員持株会6.15
03株式会社西日本シティ銀行4.05
04株式会社福岡銀行4.00
05株式会社北九州銀行2.52
06株式会社ニシキ2.14
07日本生命保険相互会社1.85
08西日本ユウコー商事株式会社1.58
09三井住友海上火災保険株式会社1.29
10中越パルプ工業株式会社1.11

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+9%、1株純資産は14期で+105%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月851,2157.37.919.9
2014年3月1472,6205.87.823.3
2015年3月1262,8224.69.127.5
2016年3月2402,8988.45.322.6
2017年3月2693,1388.97.124.3
2018年3月2263,3577.09.726.5
2019年3月1463,4504.310.035.6
2020年3月2143,5716.17.127.7
2021年3月1231,9046.67.424.2
2022年3月1372,0327.06.525.1
2023年3月1172,1305.67.834.4
2024年3月1382,2836.27.926.7
2025年3月1222,3965.211.551.0
2026年3月922,4923.815.255.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額110百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山口博章代表取締役 社長6838,000
豊田真佐喜取締役 フィルム事業部長6412,000
大谷洋文取締役 管理部長6214,000
宮竹幸喜取締役 生産技術部長638,000
輪竹英章取締役 経営企画室長619,000
宮地郁夫取締役(常勤監査等委員)639,000
竹尾祐幸取締役(監査等委員)67
福地昌能取締役(監査等委員)7110,000
池田早織取締役(監査等委員)43
梶裕貴取締役6215,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)670128214
取締役(社内)1151515
社外取締役313134

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容617字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社、子会社及び関連会社)は、緩衝機能、包装機能をもった包装関連資材の製造・販売を主な事業とし、情報処理機器の販売、ソフトウエアの開発・販売、デザイン関連事業及びマレーシア国における日本産農産物等の輸入販売事業を展開しており、各連結会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下の緩衝機能材事業と包装機能材事業は、セグメントと同一の区分であります。 緩衝機能材事業 パルプモウルドや段ボール製品等、主に緩衝機能のある製品等の製造・販売を行っております。 (主な関係会社)当社 包装機能材事業 フィルムや紙袋製品等、主に包装機能のある製品等の製造・販売を行っております。 (主な関係会社)当社、柳沢製袋㈱、CORE PAX(M)SDN.BHD.及びENCORE LAMI SDN.BHD. その他 情報処理機器の販売、ソフトウエアの開発・販売、デザイン関連事業及びマレーシア国における日本産農産物等の輸入販売事業を行っております。また、不動産の賃貸を行っており、当社はその一部を賃借しております。 (主な関係会社)㈱アクシス及びFUSIONS TRADING MALAYSIA SDN.BHD. なお、当社は、2026年4月1日付で、㈱アクシスを吸収合併しております。 事業の系統図は、次のとおりであります。 (注) ○印 連結子会社 ※印 関連会社で持分法非適用会社
経営方針・対処すべき課題2,889字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、グループビジョンとしてパーパス(私たちの存在意義)、ビジョン(私たちが目指す姿)、バリュー(私たちの価値観)を掲げております。 単にモノを「包む」ことに留まらず、循環型社会において最適なソリューションを提供することにより、持続可能な未来の実現に貢献することを目指しております。 ■パーパス (Purpose)(私たちの存在意義) 「未来を包む - Inclusion for Future -」 当社グループはお客様の製品にとどまらず、社会の未来を「包む」ことで、人々や地球環境を包摂(Social Inclusion)し、社会に有用な存在であり続けます。社会の多様性や多くの意見を尊重し、社員一人ひとりの幸せと持続可能な発展を目指します。 Social Inclusion(社会的包摂):「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念。 ■ビジョン (Vision)(私たちの目指す姿、理想像、あるべき姿) 「循環型社会に最適解を提供する」 当社グループは、循環型社会に包装の最適解(スマートパッケージ)を提供し、社会のニーズに応える製品を開発、製造し、持続可能な社会の実現に貢献します。 スマートパッケージ:効率的かつ環境に優しいパッケージング技術を指します。 ■バリュー (Values)(私たちが持つべき価値観、価値基準) ①誠実:誠実な行動と透明なコミュニケーションで信頼を築きます。 ②挑戦:困難に立ち向かい、未来を切り拓きます。 ③協創:多様なパートナーと協力し、成果を分かち合います。 (2)経営戦略等 当社グループは、当社、子会社5社および関連会社1社で構成され、主な事業内容は包装関連資材の製造および販売であり、具体的には緩衝機能材事業および包装機能材事業の2つの領域で事業を展開しております。当社は、これらの事業を通じて、包装資材分野におけるアジアのリーディングカンパニーを目指しております。 緩衝機能材事業:パルプモウルドや段ボール製品等、主に緩衝機能のある製品等の製造販売 包装機能材事業:フィルムや紙袋製品等、主に包装機能のある製品等の製造販売 主に工業、食品、農業分野の顧客を対象に「循環型社会に最適解を提供する」ことを事業活動の中心に据え、環境変化に迅速に対応すると共に、コア・コンピタンスに根ざした新規製品・事業の育成、顧客満足を目指した営業活動の展開、全社をあげての抜本的なコスト削減、効率的かつ効果的な財務体質への転換などの諸施策を着実に実践して業績向上に努め、一層強靭で収益力のある企業体質の構築を目指す所存であります。 (3)経営環境 当連結会計年度における日本経済は、日経平均株価の最高値更新に見られるように、政府の積極財政への期待が高まりました。また、雇用・所得環境の改善に加え、設備投資にも持ち直しの動きが見られ、全体としては緩やかな回復基調が継続しました。一方で、消費者物価の上昇による消費者心理への影響や米国の通商政策の国内産業への影響の懸念、中国経済の鈍化を背景とした中国から域内諸国への低価格製品流入の影響など、先行きは不透明さを増しています。さらに、米国・イスラエルによるイラン攻撃に端を発する原油価格の上昇や石油関連製品の需給状況等、当社グループ事業を取り巻く外部環境は大変厳しいものとなりました。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、中東情勢による先行きの不透明感が継続する中、当社グループ事業への影響を慎重に見極めながら、2028年3月期を最終年度とする第8次中期経営計画『New Challenge 2027』を着実に推進してまいります。また、サステナビリティ基本方針を経営の基盤として、環境・社会・ガバナンスの各視点から重点施策を実行し、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に取り組んでまいります。 事業面におきましては、製品分野ごとに以下の取り組みを推進してまいります。 パルプモウルド製品につきましては、原油価格の変動や不安定な需給環境が続く中、環境配慮型製品への需要が一層高まっております。特に、世界的な環境意識の高まりに加え、地政学リスクの顕在化により、石油由来製品から紙製パッケージへの転換需要が加速することが期待されます。かかる環境下、茨城工場における設備増強による供給力の強化と、独自技術による高付加価値製品「パラミル」の市場展開を推進するとともに、新製品開発と新規需要分野の開拓に注力してまいります。 フィルム製品につきましては、多層Tダイによる新製造ラインの稼働を契機に、電子材料・自動車・ヘルスケア分野向けの特殊フィルム開発を加速させ、成長市場への本格参入を図ります。高付加価値製品の開発と販売拡大を通じて、新たな収益基盤を構築してまいります。 当社グループは、これらの市場環境の変化を事業機会と捉え、安定収益事業と高成長事業の最適バランスを実現する事業ポートフォリオの構築により、収益力の強化と持続的な成長を目指します。 ◆環境 (Environment) ①地域環境の保全と循環型社会の実現。 ②新たな循環型事業の育成と持続的成長基盤の確立。 ◆社会 (Social) ①循環型包装容器メーカーとしての安定した財務基盤の確立。 ②地域社会との連携と企業認知度の向上。 ③安全な労働環境の実現。 ④社員の充実した生活の実現と人的資本への投資。 ◆ガバナンス (Governance) ①成長投資と株主還元の両立。 ②バランスの取れた組織運営。 ③迅速な意思決定と誠実な経営の推進。 なお、製品セグメント別の主な取り組みは以下のとおりであります。 1) 緩衝機能材事業 ・新技術の活用と新設備の導入により、工業分野の売上拡大を目指す。 ・省エネルギーを実現する環境配慮型の新製品を開発する。 ・革新的な業務改革を推進し、営業および製造の効率化を図る。 ・機能包装設計提案により付加価値を高める。 2) 包装機能材事業 ・機能性フィルムの開発を積極的に推進する。 ・共創とオープンイノベーションを通じて、新たな事業の展開につなげる。 ・DX・FAの推進により、人材不足の解消、技術継承の促進、高品質の均一化を実現する。 ・環境配慮型製品の開発・普及を促進する。 ・使用済み包装材のリサイクルシステムを検討し、提案する。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、客観的な目標指標として、中期経営計画において「売上高」、「経常利益」、「経常利益率」、「ROE(自己資本利益率)」及び「自己資本比率」の維持、向上を図ってまいります。
事業等のリスク4,322字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、主として次のようなものがあります。 当社グループは、これらの事項に対して「1(経営方針、経営環境及び対処すべき課題等) (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載している以下の取組みにより、将来の業績への影響を軽減させる方針です。 ◆環境 (Environment) ①地域環境の保全と循環型社会の実現。 ②新たな循環型事業の育成と持続的成長基盤の確立。 ◆社会 (Social) ①循環型包装容器メーカーとしての安定した財務基盤の確立。 ②地域社会との連携と企業認知度の向上。 ③安全な労働環境の実現。 ④社員の充実した生活の実現と人的資本への投資。 ◆ガバナンス (Governance) ①成長投資と株主還元の両立。 ②バランスの取れた組織運営。 ③迅速な意思決定と誠実な経営の推進。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生する可能性のある全てのリスクを網羅したものではありません。 (1)製品需要、景気動向 当社グループは主要4製品(農作物、鶏卵等の畜産、農産物用および工業品向け等のパルプモウルドおよび段ボール製の緩衝機能材、食品容器用等のフィルムおよび合成樹脂、化学薬品、製粉、飼料用のクラフト重包装袋等の包装機能材)について国内および海外において、幅広い業種のお客様と広く取引を行っており、地域・業種に偏らない活動を展開しております。しかしながら、景気後退による当社製品が利用される製商品需要の減少、競争の激化等による市況の悪化要因により、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、包装資材メーカーとしての技術やノウハウを結集して、「循環型社会に最適解を提供する」をスローガンに新製品開発や機能改良、最適包装の提案に努め、顧客満足を徹底的に追求するとともに、全社をあげてイノベーション活動に取り組み、業績向上に努め、他社との差別化を図っております。 (2)原燃料価格 当社グループは、包装資材や各種加工フィルムの主要材料として、クラフト素材の原紙やプラスチック素材の樹脂・フィルムを使用しております。また、燃料としてLPG、LNGを使用しております。これらの価格は、クラフト原紙仕入価格、石油価格等の動向で変動することによって、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、パルプモウルド製品に関しては原料として古紙を使用しておりますが、古紙価格は国際古紙市況に影響されますので、その価格が大きく変動した場合には、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性は常にあるものと認識しております。また、昨今の中東情勢により、ナフサ由来の原材料調達が困難になるリスクが顕在化しております。原油・ナフサ価格の変動及びナフサ由来の原材料の供給不足は一企業の努力ではコントロールが困難な領域ではありますが、当社グループは、調達先の集中・分散や契約の長期化など、原燃料価格変動リスク及び調達リスクを緩和する工夫を行い、安定して原燃料が調達できるよう努めております。 (3)為替変動 当社グループの海外子会社の事業、業績および財務状況は、為替相場の変動によって影響を受けます。換算時の為替レートにより、これらの項目は元の現地通貨における価値が変わらずとも円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は常にあるものと認識しております。 この対策として、当社グループは、必要に応じて為替予約および、海外の商品調達先を分散するなど講じております。 (4)海外展開について 当社グループは、顧客のグローバル化に対応するため、生産拠点および販売拠点をマレーシアに有しております。このため、為替変動、進出国の経済動向、政情不安、法規制の変更等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 この対策として、当社グループは、マレーシアの法令改正等について定期的に顧問弁護士や会計事務所等から情報収集を行うとともに、マレーシア子会社であるCORE PAX(M)SDN.BHD.、ENCORE LAMI SDN.BHD.およびFUSIONS TRADING MALAYSIA SDN.BHD.との連携を密にし、対応を図っております。 (5)自然災害・事故災害 近年国内外で大規模な自然災害等が発生しており、想定を超える自然災害等が発生することを起因として、工場の操業停止や操業度低下が生じて、当社グループの業績に重大な影響が生じる可能性があります。 また、当社グループの需要先は多岐にわたっておりますが、台風や地震等の天候変化、自然災害の影響で需要先の生産物の出荷が変動することによって、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性は常にあるものと認識しております。この対策として、当社グループは、国内外に複数の製造拠点を設けることや多品種及び多くの需要分野の製品を取り扱うことで自然災害に伴う操業停止や操業度低下リスクを分散させております。さらに、BCPに基づいた防災訓練等に取り組んでおります。 (6)労災・設備事故等 当社グループの製造拠点は、労災、火災、機械故障のリスクにさらされております。日常的に労働災害の主要な原因となる「挟まれ・巻き込まれ」等の事象が発生しやすい環境にあります。対人・対物を問わず、安全や防災に関する法令を遵守し、事故の防止対策には万全を期しておりますが、万一重大な労働災害や設備事故等が発生した場合には、当社グループの生産活動等に支障をきたし、生産量減少に伴う売上の減少や破損設備の復旧に伴う費用の発生、事故に関連する補償の実施等、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は常にあるものと認識しております。この対策として、当社グループは、中央安全衛生委員会による安全巡回を実施し、事故を未然に防ぐための対策等を実施しております。 また、2023年3月に発生した当社パルプモウルド八戸工場の火災に対する取り組みとして、パルプモウルド全工場にスプリンクラーを設置し、あわせて年1回消化消防訓練時に動作確認を行う等、積極的な防火活動を行っております。 (7)環境規則等 当社グループは、環境保全を経営の重要課題であると認識し、事業活動を行っております。しかしながら、今後、環境等に関する様々な法的規制の強化または社会的責任の要請等に起因して事業活動に制約を受けるような事象が生じた場合には、計画外の設備投資や環境対策費用等の負担が生じることとなり、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性は常にあるものと認識しております。当社グループでは、全社委員会として生産性向上委員会を設置し、定期的に環境保全活動を推進するとともに、環境保全に即した設備保全を行うことにより、計画外の設備投資や環境対策費用等のリスクを軽減しております。 (8)新型コロナウイルス等、感染拡大によるリスク 当社グループの従業員に新型コロナウイルス、インフルエンザ、ノロウイルス等の感染が拡大した場合、一時的に操業を停止するなど、当社グループの業績および財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性は常にあるものと認識しております。当社グループではこれらのリスクに対応するため、予防や拡大防止に対して適切な管理体制を構築しております。 特に今般世界的に感染が拡大した新型コロナウイルスに関しては、(1)在宅勤務、出張禁止、毎日の検温など、従業員の安全と健康を最優先にした対応の徹底、(2)生産、販売、在庫、物流状況の把握、(3)感染者が発生した場合のBCP対策、(4)資金管理等様々な施策を実行し、新型コロナウイルスの影響の極小化を図っております。 (9)訴訟等 当社グループは国内外において産業用包装資材の販売を行っておりますが、事業を行うにあたり損害賠償請求訴訟等の提起を受ける可能性があります。 当社グループへの訴訟等については、契約の明確化等により事前防止に努めております。 (10)子会社ガバナンス 当社グループは国内外に5社のグループ会社を有しております。当社グループの経営目標等の実現にはグループとしての方針、戦略等、総合力が発揮されるかどうかが大きな影響を及ぼす可能性があります。また、国内外での労災、事故、不正行為、法令違反行為等により当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 この対策として、当社グループはすべてのグループ会社を含めた経営方針の説明を定期的に実施しております。また、定期的なコンプライアンス勉強会を実施しコンプライアンスの意識向上に努めております。 (11)情報・システム 当社グループは、販売管理や生産管理など事業活動の中で様々な情報システムを活用しております。 外部からの何らかのサイバー攻撃等により、機密情報や顧客情報が流出した場合、顧客および取引先からの損害賠償請求の対象となり、当該事案に対応するための費用を要する可能性があり、さらに当社グループの社会的信用に大きな影響を及ぼす可能性があります。このような事態が発生した場合、当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクへの対応として、当社グループは情報セキュリティポリシーを定め、定期的な周知徹底を図っております。また、具体的な対策としては全てのサーバ・クライアントへのウィルス対策はもちろんのこと、基幹システムやグループウェア等の情報系ツールにおける権限に応じたアクセス制限、電子メールのモニタリング(監視)や情報機器の接続制限等により、外部からのサイバー攻撃や情報漏えい対策を実施しております。 (12)固定資産の減損 当社グループは、固定資産の時価が著しく低下した場合や事業の収益性が悪化した場合には、固定資産減損会計の適用により固定資産について減損損失が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,334字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における日本経済は、日経平均株価の最高値更新に見られるように、政府の積極財政への期待が高まりました。また、雇用・所得環境の改善に加え、設備投資にも持ち直しの動きが見られ、全体としては緩やかな回復基調が継続しました。一方で、消費者物価の上昇による消費者心理への影響や米国の通商政策の国内産業への影響の懸念、中国経済の鈍化を背景とした中国から域内諸国への低価格製品流入の影響など、先行きは不透明さを増しています。さらに、米国・イスラエルによるイラン攻撃に端を発する原油価格の上昇や石油関連製品の需給状況等、当社グループ事業を取り巻く外部環境は大変厳しいものとなりました。 こうした経営環境の中、当社グループは2024年11月に新たなグループビジョン「パーパス (存在意義):未来を包む - Inclusion for Future -」、「ビジョン (あるべき姿):循環型社会に最適解を提供する」、「バリュー (価値基準):誠実、挑戦、協創」を策定し、2025年4月には創業100周年を迎えました。次の100年を見据え、これまで以上に顧客満足を追求するとともに、全社的なイノベーション活動を推進し、業績の向上に努めてまいりました。 その結果、当連結会計年度の売上高は、海外重包装袋製品およびフィルム製品については販売数量減となったものの、パルプモウルド製品、国内重包装袋製品および段ボール製品の販売数量増および販売価格の改定により、234億87百万円(前年同期比0.0%増)とほぼ前年並となりました。利益面につきましては、海外事業の減収、設備投資拡大に伴う減価償却費の増加、処遇改善や成長を支える人的資本投資の拡充による人件費の増加により、営業利益は7億17百万円(前年同期比20.7%減)、経常利益は9億91百万円(前年同期比12.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億24百万円(前年同期比23.4%減)と減益となりました。 セグメントの業績は次のとおりです。 (緩衝機能材事業) パルプモウルド部門は、青果物用トレーではりんご用トレーが天候不順による不作の影響を受けたものの、業務用鶏卵トレーでは鳥インフルエンザによって減少していた羽数が回復し需要増となったこと、工業用トレーでは持ち帰りドリンク用トレーが堅調に推移したことに加え、部門全体で販売価格の改定を実施したことにより増収となり、パルプモウルド部門の売上高は68億99百万円(前年同期比6.2%増)となりました。 段ボール部門は、工業分野向け、農業分野向けともに増販となったことおよび販売価格の改定により、売上高は35億58百万円(前年同期比6.9%増)となりました。 成型部門は、売上高は樹脂成型品と宙吊り式包装容器(ゆりかーご)をあわせて11億80百万円(前年同期比4.0%減)となりました。 その結果、当事業の売上高は116億38百万円(前年同期比5.3%増)となり、セグメント利益は11億81百万円(前年同期比34.8%増)となりました。増益の主な要因は、販売数量の増加と販売価格の改定等によるものであります。 (包装機能材事業) フィルム部門は、食品容器用ポリスチレンフィルムと自動車向けキャストフィルムの販売数量の減少および原料市況の下落に伴う販売単価の低下により売上高は45億1百万円(前年同期比7.5%減)となりました。 重包装袋部門は、国内では、製粉向け、飼料向けおよび合成樹脂向けの販売数量が伸長したことに加え、販売価格の改定により増収となりました。一方、海外では、食品向けは販売数量が伸長したものの、合成樹脂向け、化学薬品向けが需要減となったことにより、減収となりました。これにより、重包装袋部門の売上高は68億99百万円(前年同期比3.1%減)となりました。 その結果、当事業の売上高は114億1百万円(前年同期比4.9%減)となり、セグメント利益は6億26百万円(前年同期比32.7%減)となりました。減益の主な要因は、海外重包装袋部門およびフィルム部門の減収、ならびに設備拡充に伴う減価償却費の増加によるものであります。 (その他) 売上高は4億47百万円(前年同期比0.9%増)となりましたが、マレーシア国における日本産農産物等の輸入販売事業の初期立ち上げによる損失もあり、セグメント損失は33百万円(前年同期は23百万円のセグメント利益)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (a) キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末より13億1百万円減少し、当連結会計年度末には60億9百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって得られた資金は、22億92百万円(前年同期比1億31百万円の増加)となりました。主な収入項目は、減価償却費12億8百万円、主な支出項目は、法人税等の支払額3億55百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、29億67百万円(前年同期比11億93百万円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出24億80百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によって使用した資金は、6億65百万円(前年同期比2億77百万円の増加)となりました。これは主に、配当金の支払額4億81百万円等によるものであります。 (b) 資本の財源及び資金の流動性 a 営業活動 (1) 損益と収支の状況との関係 当企業グループの連結損益と収支の状況との関係は、主に連結会計年度の税金等調整前当期純利益の増減及び減価償却費の増減が連結キャッシュ・フロー計算書における営業活動によるキャッシュ・フローの増減となって現れております。 (2) 決済条件の変更等による収入、支出項目の大幅な変動又は非資金損益項目の増減要因等 決済条件の変更等による収入、支出の予定はなく、また、非資金損益項目の増減要因等についても、大きな増減は計画しておりません。 b 投資活動 当企業グループの投資活動としては、各工場の生産性向上、品質改善、新製品の開発等を目的としております。 c 財務活動 当企業グループについては、運転資金については一時的な借入を除き、長期において多額の借入を行う計画はありません。 また、設備資金については、長期借入金および手元資金でまかなうことを基本方針としております。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 緩衝機能材事業   6,981   5.5 包装機能材事業   8,473   △2.9 報告セグメント計   15,455   0.7 その他   205   △3.5 合計   15,660   0.7 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、原価によっております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 緩衝機能材事業   2,032   △1.6 包装機能材事業   1,153   0.1 報告セグメント計   3,186   △1.0 その他   190   △32.2 合計   3,376   △3.5 (注) 金額は、仕入価格によっております。 c.受注実績 主要製品は得意先からの受注によって即納する一種の受注生産ですが、生産及び商品仕入と販売との関連において製品及び商品の回転が早く、月末における受注残高が僅少なので、a.生産実績及びb.商品仕入実績を受注実績とみなして大差ありません。 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 緩衝機能材事業   11,638   5.3 包装機能材事業   11,401   △4.9 報告セグメント計   23,040   △0.0 その他   447   0.9 合計   23,487   0.0 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ㈱エフピコ   3,106   13.2   2,993   12.7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、引当金の計上など一部に将来事象の見積りに基づいているものがあります。これらの見積りは、当社グループにおける過去の実績や将来計画を考慮し、合理的と認められる事項に基づき判断しております。なお、重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されている通りであります。 ②財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて13億62百万円増加し、280億54百万円となりました。流動資産については、現金及び預金の減少等により、前連結会計年度末に比べて11億61百万円減少しております。固定資産については、建設仮勘定、投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末に比べて25億23百万円増加しております。 当連結会計年度末における負債合計は84億42百万円となり、前連結会計年度末に比べて4億74百万円の増加となりました。流動負債については、設備関係電子記録債務の増加等により、前連結会計年度末に比べて5億9百万円増加しております。固定負債については、退職給付に係る負債の減少等により、前連結会計年度末に比べて34百万円減少しております。 当連結会計年度末における純資産合計は196億11百万円となり、前連結会計年度末に比べて8億87百万円の増加となりました。これは、その他有価証券評価差額金、利益剰余金の増加等によるものであります。 ③経営成績の分析 当連結会計年度における売上高は234億87百万円(前年同期比0.0%増)となりました。売上総利益は、44億40百万円(前年同期比2.6%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、37億23百万円(前年同期比8.8%増)となりました。 以上の結果、営業利益は7億17百万円(前年同期比20.7%減)、経常利益は9億91百万円(前年同期比12.3%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は7億24百万円(前年同期比23.4%減)となりました。 売上高については、海外重包装袋製品およびフィルム製品については販売数量減となったものの、パルプモウルド製品、国内重包装袋製品および段ボール製品の販売数量増および販売価格の改定により、ほぼ前年並となりました。利益については、海外事業の減収、設備投資拡大に伴う減価償却費の増加、処遇改善や成長を支える人的資本投資の拡充による人件費の増加により、減益となりました。 ④キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より13億1百万円減少し、60億9百万円となりました。 詳細につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報」をご参照ください。 当連結会計年度においての運転資金及び設備投資につきましては、内部資金及び借入れによって調達しております。また、今後当面の重要な資本的支出についても、内部資金及び借入れによる調達を予定しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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