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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

タナベコンサルティンググループ

TANABE CONSULTING GROUP CO.,LTD.9644 · Prime · サービス業

創業68年の経営コンサルティンググループ。戦略・DX・人事・M&A・ブランドなど幅広い領域をカバー。

概要

タナベコンサルティンググループは、1957年に京都市で創業した老舗経営コンサルティングファームである。中堅企業を中心に、成長戦略、デジタル変革、人事、M&A、ブランド構築など経営全般を一気通貫で支援する。2026年3月期の連結売上高は163億円、営業利益18億円、従業員約900名。2022年10月に純粋持株会社体制へ移行し、現在は8社でグループを構成。大阪市淀川区に本社を置き、東京にも本社機能を有する。

五つの経営コンサルティング領域とその収益構成

グループはストラテジー&ドメイン、デジタル・DX、HR、ファイナンス・M&A、ブランド&PRの五つのコンサルティング領域を展開する。各領域の詳細サービスは、成長戦略・中長期ビジョン(ストラテジー)、DX戦略・ERP導入(DX)、人事戦略・人材育成(HR)、企業価値評価・M&A仲介(ファイナンス)、ブランド戦略・PR支援(ブランド)など多岐にわたる。2026年3月期の領域別売上高は、デジタル・DXが35.8億円で最大、次いでHR33.8億円、ブランド30.2億円、ストラテジー31.5億円、ファイナンス24.5億円、その他7.0億円。HR領域が前期比29.7%増と最も成長した。コンサルティング以外に、ブルーダイアリー(手帳)やプロモーション商品の販売も行う。

純粋持株会社と7つの専門子会社から成るグループ

2022年10月に純粋持株会社体制へ移行。親会社タナベコンサルティンググループが全体戦略を統括し、7つの事業子会社が各専門領域を担う。子会社は、タナベコンサルティング(戦略コンサルティング)、リーディング・ソリューション(BtoBデジタルマーケティング)、グローウィン・パートナーズ(海外M&A・BPR/DX)、ジェイスリー(ブランディング・CXデザイン)、カーツメディアワークス(戦略PR)、Surpass(DE&I・人材育成)、ピースマインド(コーポレートウェルビーイング)。2025年6月にピースマインドを子会社化し、グループ従業員数は約900名(男女比50:50)。各社が連携して経営の上流から下流までの一気通貫支援を実現する。

売上高163億円、営業利益率11.1%の財務実績

2026年3月期の連結業績は過去最高。売上高162億82百万円(前期比+12.0%)、営業利益18億13百万円(+20.9%)、営業利益率11.1%(前期10.3%)。経常利益18億43百万円、親会社株主帰属当期純利益11億円。ROEは10.5%。中期経営計画「TCG Future Vision 2030」の初年度として目標を達成。売上高は2013年3月期の73億円から倍増し、10年連続増収。子会社化によるM&Aが成長に寄与。特にHR領域がM&A効果で大きく伸びた。財務体質も健全で、自己資本比率は高い。

中堅企業5万社を対象とする顧客基盤と地域展開

創業以来、約22,100社以上の経営コンサルティング実績を蓄積。中堅企業を中心に大企業から中規模企業までを主要顧客とし、重点約5万社を対象とする。全国主要都市10地域に常駐プロフェッショナルを配置し、地域密着型のサービスを提供。インダストリー別(業種別)の知見と戦略課題に精通したチームが顧客のトップマネジメントに直接アプローチする。2025年3月期の有価証券報告書によれば、政府の中堅企業成長ビジョンによる追い風も期待される。グループは、全国の顧客基盤を活かしてクロスセルを推進している。

業界の中での役割は経営コンサルティングファームにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
163億円
営業利益
18億円
営業利益率
11.0%
純利益
11億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01経営コンサルティング主力

ストラテジー&ドメイン、デジタル・DX、HR、ファイナンス・M&A、ブランド&PRなど、経営に関する幅広い領域でコンサルティングサービスを提供している。また、手帳(ブルーダイアリー)やプロモーション商品の販売も行う。

主な製品・サービス7
経営コンサルティングサービス
成長戦略、中長期ビジョン、パーパス&バリュー、マーケティング&セールス、グローバル戦略、行政・公共支援等のコンサルティング。
デジタル・DXコンサルティング
DX戦略、マーケティングDX、マネジメントDX、ERPコンサルティング等のデジタル変革支援。
HRコンサルティング
人事戦略、人事システム、人材採用、人材育成、DE&I組織開発、コーポレートウェルビーイング等の人事領域支援。
ファイナンス・M&Aコンサルティング
企業価値ビジョン、ホールディングス&グループ経営、成長戦略・事業承継M&A、IPO支援、経営管理システム等の財務・M&A支援。
ブランド&PRコンサルティング
ブランド戦略、クリエイティブデザイン、戦略PR・広報、国内外デジタルマーケティング等のブランド・PR支援。
ブルーダイアリー(手帳)
経営者・ビジネスパーソン向けの高機能手帳。
プロモーション商品
ノベルティ・販促品等の企画・販売。

製品と技術

戦略・DX・HRの三本柱コンサルティング

ストラテジー&ドメインコンサルティングでは、成長戦略、中長期ビジョン、パーパス&バリュー、マーケティング&セールス、グローバル戦略、行政・公共支援などを提供。デジタル・DXコンサルティングでは、DX戦略、マーケティングDX、マネジメントDX、ERPコンサルティングを手掛ける。HRコンサルティングは人事戦略、人事システム、人材採用・育成、DE&I組織開発、コーポレートウェルビーイングをカバー。これらの領域はグループ売上の約65%を占める。

ファイナンス・M&Aとブランド&PRの専門支援

ファイナンス・M&Aコンサルティングでは、企業価値ビジョン、ホールディングス&グループ経営、成長戦略・事業承継M&A、IPO支援、経営管理システムを提供。ブランド&PRコンサルティングでは、ブランド戦略、クリエイティブデザイン、戦略PR・広報、海外PR、デジタルマーケティングを手掛ける。これらの領域はグループ売上の約34%。子会社グローウィン・パートナーズ(海外M&A)やカーツメディアワークス(PR)が専門性を発揮。

ブルーダイアリーなど付随事業の概要

その他事業として、経営者・ビジネスパーソン向け高機能手帳「ブルーダイアリー」と、ノベルティ・販促品の企画販売を行うプロモーション商品事業がある。2026年3月期の売上高は7億円(全体の4.3%)。ブルーダイアリーは長年にわたりブランドを確立しており、コンサルティング顧客への販売も行う。同事業は安定的な収益源である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

独立系老舗で中堅企業向け強み

売上高は増加傾向にあり、25年3月期の営業利益率10.34%と収益性は良好。同業他社データに乏しいため比較は困難だが、業界内では老舗の独立系コンサルとして認知。他社との差別化として中堅・中小企業向けの経営支援に強みを持ち、M&Aや後継者問題へのソリューション提供で存在感を示す。大規模ファームに比べ規模は小さいが、機動的なサービス提供が評価されている。

強み

  • 過去2期連続で増収、25年3月期は営業利益率10.34%と収益性も良好。
  • 外部資本に依存せず独自の戦略立案が可能。柔軟なサービス提供が可能。
  • 大企業向けファームと差別化。創業支援から事業承継まで一貫支援を提供。
  • 創業以来の関係を維持する顧客が多く、リピート率が高い。

課題

  • 公開同業が少なく、競争環境の把握が不十分。相対的な市場シェアが不明。
  • 売上高160億円規模で大手に比べ小粒。規模拡大には新領域開拓が必要。
  • コンサル業界全体で人材不足。優秀な人材の獲得・定着が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がタナベコンサルティンググループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13922PR TIMES286億円12.1倍
29702アイ・エス・ビー272億円16.4倍
34662フォーカスシステムズ270億円10.7倍
42301学情267億円13.3倍
57033マネジメントソリューションズ263億円11.5倍
69644タナベコンサルティンググループ259億円22.5倍
76445ジャノメ255億円42.3倍
83676デジタルハーツホールディングス253億円20.0倍
96539MS-Japan251億円24.2倍
103939カナミックネットワーク243億円19.0倍
118057内田洋行240億円9.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

田辺昇一が京都市で個人創業した1957年

1957年10月、創業者田辺昇一が京都市において田辺経営相談所を個人経営で創業。企業の経営コンサルティングを主事業とする。1963年4月、経営相談・講座・出版・用具販売などを目的として株式会社田辺経営相談所を設立。1967年1月、商号を株式会社田辺経営に変更。1971年6月、大阪市東区(現中央区)に本社移転。1980年9月、大阪府吹田市へ移転。1986年3月、商号を株式会社タナベ経営(カタカナ表記)に変更。この時期、経営コンサルティングのノウハウを蓄積し、関西圏を中心に顧客基盤を拡大した。

株式の店頭登録とJASDAQ上場

1993年10月、日本証券業協会に株式を店頭登録。2004年12月、店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場。2010年4月、大阪証券取引所JASDAQに上場。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合により東証JASDAQ(スタンダード)に上場。2016年3月、東証第二部へ市場変更。同年9月、東証第一部銘柄に指定。上場により知名度が向上し、人材・資金調達の基盤が強化された。

二本社制への移行と首都圏強化

2017年4月、本社機能の一部を東京にも設置し、大阪本社と東京本社の二本社制に移行。これにより首都圏での営業活動を強化。2008年9月には大阪本社を現在地の淀川区に移転済み。二本社制により、関西と関東の両方で顧客対応が可能となり、全国展開の基盤を整えた。

M&Aによる事業多角化の加速(2019年~2025年)

2019年10月、リーディング・ソリューションを子会社化(BtoBデジタルマーケティング)。2021年1月、グローウィン・パートナーズ(海外M&A/BPR/DX)を子会社化。同年12月、ジェイスリー(ブランディング/CX)を子会社化。2023年2月、カーツメディアワークス(戦略PR)を子会社化。2024年8月、Surpass(DE&I/人材育成)を子会社化。2025年6月、ピースマインド(EAP/ウェルビーイング)を子会社化。この6年間で子会社を7社に拡大し、グループのサービス領域を補完・拡充した。

純粋持株会社体制移行と社名変更

2022年4月、会社分割により株式会社タナベコンサルティングを設立(事業承継会社)。2022年10月、純粋持株会社体制へ移行し、旧株式会社タナベ経営を株式会社タナベコンサルティンググループに商号変更。グループ全体の経営戦略と資本政策を統括する持株会社となり、各事業子会社は専門性を発揮。これによりM&Aによる拡大とガバナンス強化を両立させた。

プライム市場移行と中期経営計画2030

2022年4月、東証の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。2026年3月期は過去最高業績を達成し、中期経営計画(2021~2025)の目標をクリア。次期中期経営計画「TCG Future Vision 2030」を策定し、2031年3月期に売上高250億円、営業利益30億円、ROE15%、時価総額500億円、従業員1,250名を目標に掲げる。M&Aと既存事業の成長で達成を目指す。

年表23件を開く

1950年代

  • 1957年10月創業当社創業者田辺昇一が、企業の経営コンサルティングを主事業として、京都市において田辺経営相談所を個人経営にて創業。

1960年代

  • 1963年4月創業経営相談及び経営に関する講座、出版、その他用具の販売、並びに付帯業務を目的として、株式会社田辺経営相談所を設立。
  • 1967年1月商号変更商号を株式会社田辺経営相談所から株式会社田辺経営に変更。

1970年代

  • 1971年6月大阪市東区(現 大阪市中央区)に本社を移転。

1980年代

  • 1980年9月業務の拡大に伴い、本社を大阪府吹田市江の木町に移転。
  • 1986年3月商号変更商号を株式会社田辺経営から株式会社タナベ経営に変更。

1990年代

  • 1993年10月日本証券業協会に株式を店頭登録。

2000年代

  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2008年9月業務の拡大に伴い、本社を大阪市淀川区に移転。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2016年3月東京証券取引所市場第二部へ市場変更。
  • 2016年9月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 2017年4月本社機能の一部を東京にも設置し、大阪本社と東京本社の2本社制に移行。
  • 2019年10月M&A株式会社リーディング・ソリューションと資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。

2020年代

  • 2021年1月M&Aグローウィン・パートナーズ株式会社と資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。
  • 2021年12月M&A株式会社ジェイスリーと資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、プライム市場に移行。
  • 2022年4月創業会社分割による純粋持株会社へ移行のため、吸収分割承継会社として株式会社タナベコンサルティングを設立。
  • 2022年10月商号変更純粋持株会社体制へ移行し、株式会社タナベ経営を株式会社タナベコンサルティンググループに商号変更。
  • 2023年2月M&A株式会社カーツメディアワークスと資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。
  • 2024年8月M&A株式会社Surpassと資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。
  • 2025年6月M&Aピースマインド株式会社と資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2031年3月期まで250億円
  • 営業利益2031年3月期まで30億円
  • ROE2031年3月期まで15%
  • 時価総額2031年3月期まで500億円
  • 従業員数2031年3月期まで1,250名

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グループ経営の強化と多角化

    純粋持株会社としてグループ全体の成長戦略をリードし、M&Aにより事業会社を拡大。各社に権限委譲し迅速な意思決定と業績責任を果たす経営を推進。グループ横断で経営資源を最適配分し、シナジーを最大化する。

  2. 02

    中期経営計画「TCG Future Vision 2030」の推進

    2031年3月期に売上高250億円、営業利益30億円、ROE15%、時価総額500億円、従業員数1,250名を目標に、5つの成長モデル(新領域開発・M&A、Consulting & BPaaSモデル、クロスマーケティング、リーダー育成、人的資本経営)を推進。

  3. 03

    株主還元と資本政策の強化

    プライム市場上場企業として増収増益に伴う増配を継続。配当性向70~80%目安、DOE7%以上、機動的な自己株式取得、連結総還元性向100%目安、株主優待を還元方針とする。

  4. 04

    サステナビリティ経営とDX推進

    統合報告書等を通じパーパスやマテリアリティを発信。DX認定事業者としてAI等への投資を進め、AIネイティブ経営による生産性向上を図る。コーポレートブランディングや戦略PRで「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」のポジションを確立。

  5. 05

    DE&I/ウェルビーイングの推進

    多様な人材が活躍できるオフィス環境、健康経営、インターナルコミュニケーションを積極的に実施。男女比率50:50等のKPIによる人的資本経営を推進し、組織全体の価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で843人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は751万円で、9期前と比べて+8.0%平均年齢は39.3歳、平均勤続年数は8.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月309
2018年3月327
2019年3月69537.89.0356
2020年3月71538.09.2389
2021年3月69138.79.7457
2022年3月71138.89.7495
2023年3月70138.67.8566
2024年3月71438.97.7600
2025年3月73040.08.2711211
2026年3月75139.38.0843214

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
㈱タナベコンサルティンググループ ㈱タナベコンサルティング 大阪本社 — 大阪市淀川区2,153百万円
本社 — 東京都千代田区39百万円
㈱タナベコンサルティンググループ ㈱タナベコンサルティング 東京本社 — 東京都千代田区6百万円
㈱タナベコンサルティング 北海道支社他 5事業所2百万円
㈱タナベコンサルティング 中部本部 — 名古屋市中村区1百万円
㈱タナベコンサルティング 九州本部 — 福岡市博多区1百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社リーディング・ソリューション
    東京都中央区
    議決権60.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は163億円営業利益18億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.4%、利益が+20.0%。

売上高
+12.4%
163億円
営業利益
+20.0%
18億円
純利益
+10.0%
11億円
営業利益率
11.0%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高172億円163億円
営業利益19億円18億円
純利益12億円11億円
1株あたり配当¥29¥29

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は38億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+31.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q270
2024年1Q29310.32
2024年2Q3139.71
2024年3Q38410.53
2024年4Q290
2025年2Q67811.95
2025年4Q7879.05
2026年2Q771013.06
2026年4Q8689.35
2027年1Q3837.92

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は73億円から163億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は11.0%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月7363
2014年3月7678
2015年3月7983
2016年3月8396
2017年3月8496
2018年3月88107
株式会社リーディング・ソリューションと資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。
2019年3月90107
2020年3月94107
グローウィン・パートナーズ株式会社と資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。
2021年3月9285
会社分割による純粋持株会社へ移行のため、吸収分割承継会社として株式会社タナベコンサルティングを設立。
2022年3月10696
株式会社カーツメディアワークスと資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。
2023年3月118127
株式会社Surpassと資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。
2024年3月127106
ピースマインド株式会社と資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。
2025年3月145151610.310
2026年3月163181811.011

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高163億円のうち、営業利益として残るのは18億円11.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.9%83億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.4%61億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.6%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.0%18億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
49.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.5pt
11.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.7pt
6.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.4pt
10.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
14.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが14億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は65億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月52−2736
2014年3月71−2841
2015年3月11−8−3342
2016年3月73−31049
2017年3月9−10−3−144
2018年3月72−4950
2019年3月4−3−5147
2020年3月75−41255
2021年3月214−41668
2022年3月66−61274
2023年3月10−11−6−167
2024年3月6−4−12256
2025年3月1519−133477
2026年3月14−11−15365

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は152億円。このうち返さなくてよい自己資本が114億円で、自己資本比率は69.6%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月107881981.8
2014年3月114932182.0
2015年3月118962281.0
2016年3月121982381.4
2017年3月1251012480.8
2018年3月1281042481.4
2019年3月1281072183.8
2020年3月1301102083.9
2021年3月1341142083.1
2022年3月1381152381.0
2023年3月1441172778.8
2024年3月1411132877.1
2025年3月1431113274.3
2026年3月1521143869.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
65億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
73億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
38億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中125位あたり、逆に低いのはROE534社中305位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.6%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
12.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥762で、1年前と比べて+11.9%過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。

¥762-0.8%1ヶ月+3.0%1年+11.9%時価総額259億円
過去52週の値幅
安値¥645高値¥782

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.5倍
PER (会社予想)21.2倍
PBR0.62倍
配当利回り3.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は752円と25日線(749.68円)を上回り、75日線(730.27円)・200日線(710.36円)との乖離がプラスに拡大。週足では6月中旬から上昇基調が続き、7月22日は前日比+0.27%と小幅高。52週高値804円からはなお-6.5%の水準だが、低値645円からの回復基調は継続。出来高は直近3万株前後で大きな変動なく推移。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER 22.23倍は業界平均22.50倍とほぼ同水準だが、PBR 0.61倍は業界平均3.10倍を大幅に下回り、資産価値に比べて株価が割安。ROE 10.4%と収益性は平均的だが、無配であり株主還元は弱い。業績成長が見込まれる一方、PBRの低さから割安と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.5倍23.4倍
PER (予想)21.2倍
PBR0.62倍3.51倍
ROE10.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

老舗コンサルティングファームとして安定成長を続ける。強気派は、営業利益率10%超の高収益体質、企業の事業承継・M&A需要増加を背景とした成長余地、PBR0.61倍と割安なバリュエーションを評価。弱気派は、コンサル業界の競争激化による単価低下リスク、顧客依存度の高まり、成長率が鈍化している点、PER22倍と割高感を指摘。

プラスに働く材料7
  • 高収益性

    営業利益率10%超、ROE10%と堅実

  • 成長期待

    事業承継・M&A需要増で追い風

  • 割安株価

    PBR0.6倍、解散価値割れの可能性

  • 営業利益2期連続増益計画2026年3月期影響

    営業利益15→18億円、前年比+20%増益予想

  • ROE10%超で資本効率良好継続影響

    ROE10.4%は高水準、PBR0.6倍で割安性大

  • 売上高2桁成長の継続2026年3月期影響

    売上高145→163億円、前年比+12%増収見通し

  • 自社株買い実施の可能性不定影響

    時価総額256億円、現金創出力次第で還元余地

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    大手や外資系との競合でシェア低下懸念

  • 成長鈍化

    売上成長率は一桁台に減速

  • バリュエーション

    PER22倍、成長率に見合わない可能性

  • 無配継続で投資家離れ懸念継続影響

    配当利回り0%、株主還元不透明で長期資金流入乏しい

  • 前期純利益減少からの回復遅れ2025年3月期実績影響

    純利益10億円から11億円と微増、回復テンポ緩慢

  • 特定顧客依存リスク不定影響

    コンサル業は大口案件依存度が高く失注リスク

  • 株価年初来大幅下落トレンド継続影響

    年初来-56.7%と下落、モメンタム悪化で戻り鈍い

次の決算で確かめる点
新規案件数
需要動向とシェア獲得力を測る
顧客単価
高付加価値化の進捗
営業利益率
コスト管理と稼働率の影響を反映

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり29で、前期から+12.5%いまの株価に対する利回りは3.81%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥29
1株あたり
配当利回り
3.81%
いまの株価に対して
配当性向
91.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1054.3
2018年3月102.552.6
2019年3月112.452.2
2020年3月112.452.0
2021年3月110.070.5
2022年3月127.061.2
2023年3月2182.6186.4
2024年3月224.8702.9
2025年3月249.164.7
2026年3月2712.591.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥29

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,846人。区分でいちばん多いのは個人・その他86.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.7%を占め、残る88.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他81.980.881.180.280.186.9
金融機関10.610.49.48.010.07.9
自己株式1.62.02.64.73.95.5
事業法人6.07.47.48.98.73.8
証券会社1.10.81.41.10.80.8
外国法人0.50.60.71.90.40.6
外国人個人0.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01田邊 次良11.15
02田邊 洋一郎8.89
03楢崎 十紀8.86
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.48
05上田 信一2.82
06タナベコンサルティンググループ社員持株会2.65
07特定有価証券信託受託者 株式会社SMBC信託銀行2.38
08木元 仁志1.88
09伊藤 尚子1.53
10高橋 葉子1.53

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-28
    楢﨑 十紀
    新規の大量保有報告
    7.87%
    -1.00pt
  • 2026-04-15
    楢﨑 十紀
    新規の大量保有報告
    6.52%
    -2.09pt
  • 2026-04-15
    楢﨑 十紀
    新規の大量保有報告
    8.87%
    +2.35pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−9%、1株純資産は14期で−68%。直近期のROEは10.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月371,0133.718.769.5
2014年3月901,0798.68.033.3
2015年3月361,1033.326.290.6
2016年3月671,1356.016.956.5
2017年3月741,1686.418.554.3
2018年3月396026.624.452.6
2019年3月406216.615.252.2
2020年3月406326.415.352.0
2021年3月143244.524.870.5
2022年3月183265.419.861.2
2023年3月213336.421.4186.4
2024年3月193275.827.1702.9
2025年3月313269.420.064.7
2026年3月3432910.420.891.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額290百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
若松孝彦代表取締役社長 コンプライアンス担当 株式会社タナベコンサルティング 代表取締役社長 コンプライアンス担当61
長尾吉邦取締役副社長 株式会社タナベコンサルティング 取締役副社長61
南川典人専務取締役 株式会社タナベコンサルティング 専務取締役 ストラテジー&ドメイン コンサルティング事業部・M&Aコンサルティング事業部 担当 兼 インダストリー&ドメイン 担当 グローウィン・パートナーズ 株式会社取締役63
藁田勝専務取締役 株式会社タナベコンサルティング 専務取締役 コーポレートファイナンス コンサルティング事業部担当兼 グループ経営・上場支援・アライアンス担当 グローウィン・パートナーズ 株式会社取締役61
奥村格専務取締役 株式会社タナベコンサルティング 専務取締役 デジタルコンサルティング事業部長兼 戦略総合研究所担当50
川本喜浩取締役 コーポレート戦略本部長 株式会社タナベコンサルティング 取締役 コーポレート戦略本部長62
神原浩取締役(監査等委員)(注)151
井村牧取締役(監査等委員)(注)166
松本要取締役(監査等委員)(注)164
篠木良枝取締役(監査等委員)(注)150
山本剛史専務取締役 株式会社タナベコンサルティング 専務取締役 ストラテジー&ドメイン コンサルティング事業部 ストラテジー&ドメイン(大阪・東京)担当兼 インダストリー&ドメイン担当 兼戦略総合研究所 インダストリー&ドメイン マーケティング担当 ピースマインド株式会社 取締役53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7229254425837
社外取締役532326

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容725字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 タナベコンサルティンググループ(TCG)は、主に純粋持株会社である当社と連結子会社である事業会社の株式会社タナベコンサルティング、株式会社リーディング・ソリューション、グローウィン・パートナーズ株式会社、株式会社ジェイスリー、株式会社カーツメディアワークス、株式会社Surpass、ピースマインド株式会社の8社により構成されており、全国に顧客基盤を持つ経営コンサルティンググループとして創業から68年間、実績を重ねてまいりました。 当社グループは、以下の経営コンサルティング領域を展開しており、経営コンサルティング事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 経営コンサルティング領域   サービス詳細 ストラテジー&ドメイン   ・成長戦略(業種別) ・中長期ビジョン ・パーパス&バリュー ・マーケティング&セールス ・グローバル戦略 ・行政/公共支援 デジタル・DX   ・DX戦略 ・マーケティングDX ・マネジメントDX ・ERPコンサルティング HR   ・人事戦略 ・人事システム ・人材採用 ・人材育成&アカデミー ・DE&I組織開発 ・コーポレートウェルビーイング ファイナンス・M&A   ・企業価値ビジョン ・ホールディングス&グループ経営 ・成長戦略/事業承継M&A ・IPO支援 ・経営管理システム ブランド&PR   ・ブランド戦略 ・クリエイティブデザイン ・戦略PR・広報 ・海外PR・Global PR Wire ・国内・海外デジタルマーケティング その他   ・ブルーダイアリー(手帳) ・プロモーション商品 なお、当社グループの事業系統図は下記のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,977字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という経営理念(創業時からの不変の志)を起点とし、「その決断を、愛でささえる、世界を変える。」というパーパス(貢献価値)を掲げております。中堅企業を中心とした大企業から中規模企業のトップマネジメント(経営者層)を主要顧客とし、全国主要都市10地域に常駐するインダストリー(産業)・戦略課題・地域に精通したプロフェッショナルがチームとなり、経営戦略の策定からプロフェッショナルDXサービスによる経営オペレーションの実装・実行まで、経営の上流から下流までを一気通貫で支援しております。 これら「チームコンサルティング」「一気通貫の支援」により、トップマネジメントの「決断」に寄り添い(トップマネジメントアプローチ)、企業等の成功とその従業員・家族等の豊かさの実現のみならず、その企業等の商品・サービスを利用する顧客にも良い影響を与え、結果として社会全体・地域全体の発展にも貢献していきたいと考えております。 (2)経営環境及び中長期的な経営戦略 2027年3月期の経営環境については、引き続き世界的な地政学的紛争リスクや物価の上昇により、先行き不透明な状況が続くと予想されます。そして、当社グループの主要顧客であり、日本経済や地域経済をささえるこれからの主役となる中堅企業を中心とした大企業から中規模企業のトップマネジメント(経営者層)の経営ニーズはますます多様化・高度化しております。 その中で、政府は国家戦略として「中堅企業成長ビジョン」を策定し、成長を志向する中堅企業層に対し、事業環境の整備から資金面や人材面に至るまで幅広い支援を実施する意向であるため、国内における中堅企業層の活性化が予想され、これらを主要顧客とする当社グループにもより一層、追い風となります。創業68年間で培ってきた約22,100社以上の経営コンサルティング実績及び「1・3・5の成長戦略」を始めとする成功済みのメソッドを駆使し、企業等の経営全般を支援できる当社グループの役割は、より一層増してきていると認識しております。 コンサルティング業界においては、特定の業種や機能に特化するコンサルティング企業は多く存在しますが、中堅企業を中心に大企業から中規模企業の多様な業種に対し、経営戦略の策定からプロフェッショナルDXサービスによる経営オペレーションの実装・実行まで、経営の上流から下流までを一気通貫で支援できる経営コンサルティング企業は稀であり、競合他社も比較的少なく、当社グループは独自のポジションを構築できていると認識しております。 以上を踏まえ、後述「1(3)②中期経営計画(2026~2030)「TCG Future Vision 2030」の推進」で掲げる5点が、当社グループの中長期的な経営戦略となります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 前述の経営方針や経営環境及び中長期的な経営戦略も踏まえ、今後の当社グループの対処すべき課題については、次のとおりであります。 ①グループ経営の強化 当社グループは現在、純粋持株会社である当社、そして事業会社7社(以下)のTCG(タナベコンサルティンググループ)8社体制でグループ経営を推進しております。 事業会社名   事業内容 株式会社タナベコンサルティング   戦略・経営コンサルティング 株式会社リーディング・ソリューション   BtoB企業向けデジタルマーケティング グローウィン・パートナーズ株式会社   海外M&A全般やバックオフィス部門のBPR/DX 株式会社ジェイスリー   ブランディングやCXデザイン 株式会社カーツメディアワークス   国内外における戦略PRコンサルティング 株式会社Surpass   女性チームによる顧客創造や組織開発・人材育成(DE&I) ピースマインド株式会社   コーポレートウェルビーイング全般 当社がグループ全体の成長戦略や資本戦略をリードし、経営コンサルティング領域の多角化戦略のもと、今後もM&Aにより事業会社数を拡大させてまいります。そして、グループ横断での経営資源の最適配分・効率的活用を推進してまいります。一方で、東京証券取引所プライム市場上場企業に求められるトップマネジメント体制を志向しながら、各事業会社に権限を適切に委譲し、各社が迅速な意思決定や業績責任を果たす経営を通じて次世代経営者・リーダー人材を多く育成・登用し、グループ全体の人的資本価値の向上を実現してまいります。結果、グループ全体のガバナンスは維持しつつ、各事業会社が積極的に連携して最大限のシナジーを発揮し、企業価値を最大化できると考えております。 ②中期経営計画(2026~2030)「TCG Future Vision 2030」の推進 経営理念やパーパスの実現を追求し、中長期的に持続的成長及び企業価値の向上を加速させるために、「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」を目標とする中期経営計画(2026~2030)「TCG Future Vision 2030」を新たに策定し、推進しております。最終年度である2031年3月期目標としての売上高250億円・営業利益30億円・ROE(株主資本当期純利益率)15%・時価総額500億円・従業員数1,250名を実現するべく、以下の5点を成長モデルと設定し、推進してまいります。 a.中堅企業を中心とした大企業から中規模企業(重点約5万社)の経営者層(トップマネジメント)の経営課題に対し、「社会課題×インダストリー×戦略テーマ」のチームコンサルティングを提供していくために、新しい経営コンサルティング領域を開発・多角化し続け、そのためのM&A投資も推進していく。 b.企業のプロフェッショナル人材不足に対応するために、新たに「Consulting & BPaaS モデル」(顧客企業の主体性を尊重しつつ、コンサルタントが現場に赴き、伴走型で実務を支援)を推進していく。 c.中堅企業を中心とした大企業から中規模企業(重点約5万社)をすべてカバーする独自のクロスマーケティングモデルを確立し、またLTV(契約単価×契約継続率)もより一層、向上させていく。 d.経営コンサルティング領域の開発・多角化に伴い、新たなコンサルティングチームを組成し、チームを率いるリーダー人材の育成も推進していく。 e.世界中の多彩なプロフェッショナル人材を対象とする採用・育成・活躍・定着システムを実装し、男女比率50:50に代表される独自のKPIによる人的資本経営を推進していく。 ③コーポレート戦略 a.プライム市場上場企業として、さらなる企業価値の向上を実現していくための株式・資本政策を推進していく。また、株主還元としては増収増益に伴う増配(増収・増益・増配の経営)を継続し、「配当性向70~80%目安」「DOE(株主資本配当率)7%以上」「機動的な自己株式の取得」「連結総還元性向100%目安」「株主優待(デジタルギフト®)」を還元方針とする。 b.サステナビリティ経営を実現していくために、統合報告書等を通じてパーパス&バリューや価値創造、マテリアリティ(社会課題の解決と持続可能な発展に向けた重要課題)等を広く発信し、その取り組みを推進していく。 c.DX認定事業者としてAI等への「スマートDX/AX投資」を推進することにより、AIネイティブ経営を推進し、より一層の生産性向上を実現していく。 d.コーポレートブランディングや、商品・サービス、コンサルタント等の戦略PRを推進することにより、中堅企業を中心とした大企業から中規模企業を主要ターゲットとする「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」のポジションを確立していく。 e.多様な人材がお互いを知り、尊重し合い、より活躍できるためのオフィス環境投資や健康経営投資、インターナルコミュニケーション等を積極的に実施し、DE&I/ウェルビーイングを推進していく。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが、経営コンサルティングの提供により企業等の持続的成長に貢献し、延いては社会全体・地域全体の発展にも寄与していくこと、そして当社グループ自身も持続的成長及び中長期的な企業価値の向上を実現していくうえで、売上高成長率と営業利益額及び売上高営業利益率の向上を目標としております。また、売上高成長を推進する従業員数の増加も目標としております。そして、安定的な利益確保により有事にも動じない高い安定性を備えた最適資本構成を実現し、そのうえで中期経営計画において目標としている株主資本コストを上回るROE(株主資本当期純利益率)15%を実現してまいります。結果、成長性・収益性・効率性のバランスが取れた企業を目指してまいります。 そのために、「売上高」「営業利益」「売上高営業利益率」「ROE(株主資本当期純利益率)」「従業員数」を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度における売上高は162億82百万円、営業利益は18億13百万円、売上高営業利益率は11.1%、ROE(株主資本当期純利益率)は10.5%、期末従業員数は843名でした。引き続き、これら指標の改善・向上に向けて取り組んでまいります。
事業等のリスク3,422字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、重要性等が高いと考えられる項目から記載しております。 (1) コンサルタント人材について 当社グループでは、顧客企業ごとの経営課題に応じて複数名の最適なコンサルタントがチームを組成する「チームコンサルティング」を提供しており、特定のコンサルタントへの業務・ノウハウの属人化を避けております。しかし万一、人材の大量流出が発生した場合や顧客の評価を得られる人材の採用及び育成・活躍・定着が進まない場合には事業拡大の制約となり、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 前記のリスクの顕在化を避けるために、採用においては採用ブランディング投資等により新卒採用とキャリア採用を共に強化しており、育成においてはオンラインで場所と時間を選ばず学習できるデジタル教育コンテンツを用いてコンサルタントを養成する「TCGアカデミー」により、新入社員の早期戦力化を推進しております。活躍においては「ファーストコールカンパニー 100年先も一番に選ばれる会社®(FCC)」の創出がコンサルタント個人の成果へと反映される人事制度によりモチベーションアップ・パフォーマンスアップを推進すると共に、積極的なスマートDX投資により労働環境等も整備し、コンサルタントが活躍できる体制を強化しております。そして、定着においては各コンサルタントがグレード・キャリア・ライフステージ等に応じて長く活躍できる制度等を構築しております。 (2) 機密情報及び顧客情報の管理について 当社グループでは、提携先やコンサルティングを通じて顧客から得た機密情報の他に、過去に当社グループと取引を行った企業に関する情報を収集、整理し顧客情報として管理しております。万一、外部からの不正手段によるコンピュータ内への侵入や会社関係者の過誤等により、機密情報や顧客情報が漏洩し、信用の低下を招いた場合、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 前記のリスクの顕在化を避けるために、「情報管理」を経営の最重要事項の1つと位置付け、情報管理体制の強化、情報管理に対する社内啓発及び意識向上の活動を推進する等、様々な角度から機密情報及び顧客情報の漏洩防止策を検討し実行しております。また、社内では個人情報保護規則、情報システム管理規則及び情報システム利用者規則等に則した情報管理に関する社員への意識付けを行うと共に、データを取り扱う外部委託先との間で秘密保持の契約を取り交わし、当該外部委託先に対して必要かつ適切な監督を行っております。 (3) インサイダー取引 当社グループは情報管理の徹底を図ると共に、当社「コンプライアンス倫理憲章」においてインサイダー取引禁止や業務上知り得た情報の取り扱いについて定める等、インサイダー取引防止の観点から役員・従業員に対し守秘義務遵守のための指導・教育を行っております。しかし万一、当社グループの役員・従業員が当社又は顧客企業の機密情報を元にインサイダー取引を行った場合、当社グループの信用を著しく毀損し、当社グループの事業戦略及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 (4) グループ企業管理について 当社グループでは、「経営コンサルティング」により顧客課題・社会的課題を解決することを通じて、持続的成長及び中長期的な企業価値の向上を実現するために、経営コンサルティング領域の多角化戦略を推進しており、M&Aを重要な戦略オプションの1つと位置付けております。 しかし万一、M&Aによるグループ企業の急速な拡大により、グループ経営管理において問題が生じる場合には、適切な事業運営が困難となり、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 前記のリスクの顕在化を避けるために、当社及び当社の100%子会社で主要な事業会社である株式会社タナベコンサルティングより、取締役や幹部従業員をグループ企業の役員として派遣し、適切に監督を行っております。また、コーポレート戦略本部も関係各部門と連携し、グループ企業の取締役会・経営会議等に出席して営業成績及びそれに係る重要事項等について定期的に報告を受け、進捗を当社取締役会及び経営会議にて確認する等、適切なグループ企業管理を実施しております。 (5) 重大な不良品の発生について 当社グループは、外部の加工業者に委託して商品と手帳を製造し、顧客や一般消費者に提供しております。不良品の発生防止のため、品質管理、生産管理等には十分注意しておりますが、何らかの事情により不良品が発生した場合、値引きや製品の再生産、再検品、回収、廃棄等の負担が発生し、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 商品の欠陥が理由で事故が生じた場合、商品の種類によっては製造物責任法(PL法)により損害賠償請求を受ける可能性があります。当社グループでは、このような事故が生じないように、仕入先の管理を含め品質管理体制の整備に注力すると共に、万一、事故が生じた時のために、製造物賠償責任保険(PL保険)に加入しております。もし当該法律に抵触する事態が生じた場合、顧客企業からの信用及び社会的信用の失墜等により、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) システムトラブルについて 当社グループでは、ACADEMY CLOUD+®(アカデミークラウドプラス)利用者向けに、クラウドシステムを通じて各種の教育コンテンツを提供しております。通常の運用において、想定されるシステム障害に対する対応策(外部アクセス制御、認証、ウイルスチェック、データのバックアップ等)と障害時の復旧体制を講じており、システムへの信頼性向上に努めております。 万一、災害や停電等で通信ネットワークにシステム障害が発生し、それが長期化した場合、教育コンテンツの提供ができず、顧客の離反を招き、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 知的財産権 当社グループは知的財産権(著作権等)の保護について、当社コーポレート戦略本部法務部において専門的知見に基づき、細心の注意を払って対応しております。しかし万一、当社グループが認識していない第三者の所有する知的財産権を侵害した場合、又は当社グループのコンサルティングに関わるノウハウ、顧客企業へ提案するブランディングにまつわる意匠デザイン、DXに関する技術等、当社が保有する知的財産権について第三者から侵害された場合は、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 海外での事業活動 当社グループで行う、クロスボーダーM&A、海外PR等、海外領域での事業活動において、当社が予見し得ない法令の改廃・新設や各種規制の変更、テロ・戦争・地域紛争その他の要因による社会的又は政治的混乱、為替変動等、海外事業が持つ特有のリスクが顕在化することにより、海外での事業活動に支障が生じ、当社グループの事業戦略及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 (9) デジタル分野での新技術に関するリスク 当社グループでは、顧客企業のDX/AXを推進させるため、デジタルマーケティングやバックオフィス部門のBPR/DX、AIの導入・活用等の支援を行い、新たな情報技術に基づくコンサルティング活動を遂行しております。今後、更なる技術革新により、予測できない不具合や情報管理上のリスクが発生することにより事業に支障が生じる、あるいは顧客企業へ損害を生じさせる可能性があり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 法的規制等について 現在のところ、特に関係省庁の許認可等の制限を受けることはありませんが、今後、法令等の制定改廃により何らかの制限を受けることとなった場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)11,983字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における連結経営成績は以下のとおりであります。 中期経営計画(2021~2025)「TCG Future Vision 2030」の最終年度であった当連結会計年度における経営成績は、1957年の創業以来で過去最高となる売上高162億82百万円(対前期増減率+12.0%)、営業利益18億13百万円(同比+20.9%)、経常利益18億43百万円(同比+16.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益11億円(同比+8.2%)となり、増収増益を達成いたしました。また、ROE(株主資本当期純利益率)10.5%となったことにより、中期経営計画で掲げる売上高・利益・ROE目標も全て達成いたしました。 タナベコンサルティンググループ(TCG)は、中堅企業を中心に大企業から中規模企業の経営者層(トップマネジメント)に対し、経営戦略の策定からプロフェッショナルDXサービスによる経営オペレーションの実装・実行まで、経営の上流から下流までを一気通貫で支援するチームコンサルティングを提供しております。そして、チームコンサルティングの専門領域(戦略課題/業種/国内外の地域特性)を引き続き強化・拡大し、中期ビジョン「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」の実現を目指しております。 当連結会計年度においては、国内ではインバウンド需要の回復や雇用・所得環境が改善する等、緩やかな景気回復基調が続く一方で、物価の高止まりや米国の通商政策による市場への影響、そして世界的な地政学的紛争リスク等により、企業の経営環境も先行き不透明な状況が続きました。このような環境下で、顧客企業のトップマネジメントが常に抱える経営課題を解決する経営コンサルティングの提供を通じ、企業と社会の課題解決に貢献してまいりました。 また、2025年6月30日付でピースマインド株式会社を新たにグループ企業として迎えました。同社は、日本及びアジアにおけるEAP(従業員支援プログラム)サービスのパイオニアとして「働く人と組織のコンサルティング」を提供しております。臨床心理士や産業カウンセラー、公認心理師等の有資格者等、約100名のプロフェッショナル社員を有し、また提携先も含めて多数のバイリンガルカウンセラーも在籍しており、その活動は日本のみならず、提携ネットワークも含めて200以上の国・地域に拡がり、大企業を中心とした約1,400社に対して価値提供しております。 同社のグループインにより、TCGは当社と連結子会社7社によるグループ8社/約900名(男女比率50:50)のDE&Iをより一層、推進できる組織体制となるとともに、「コーポレートウェルビーイング」領域のソリューションが追加されることでHRコンサルティングのメニューが拡大・強化されました。なお、当連結会計年度の連結財務諸表の作成にあたり、同社の2025年7月~2026年3月(9ヶ月分)の業績を連結しております。 (単位:千円) 2025年3月期 連結会計年度   2026年3月期 連結会計年度   対前期 増減額   対前期 増減率 売上高   14,543,581   16,282,565   +1,738,984   +12.0% 売上総利益   6,612,080   7,962,192   +1,350,111   +20.4% 売上総利益率   45.5%   48.9%   +3.4pt   - 販売費及び一般管理費   5,111,771   6,148,284   +1,036,512   +20.3% 営業利益   1,500,308   1,813,908   +313,599   +20.9% 営業利益率   10.3%   11.1%   +0.8pt   - 経常利益   1,589,047   1,843,264   +254,217   +16.0% 税金等調整前当期純利益   1,586,840   1,840,792   +253,951   +16.0% 当期純利益   1,100,390   1,308,799   +208,409   +18.9% 親会社株主に帰属する当期純利益   1,016,728   1,100,261   +83,533   +8.2% <経営コンサルティング領域別の売上高分析> 経営コンサルティング領域別売上高の概況は、次のとおりであります。 なお、株式会社Surpassのマーケティング・セールス支援事業が提供する「営業戦略の策定から現場における顧客創造までの一気通貫支援」は、ストラテジー&ドメインコンサルティングとの親和性が高く、当該支援機能のより一層の強化とシナジー創出を目的に、当連結会計年度より下記「HR」から「ストラテジー&ドメイン」に分類変更しております。これに伴い、2025年3月期連結会計年度の下記「HR」及び「ストラテジー&ドメイン」の売上高実績も組み替えて表示しております。 (単位:千円) 経営コンサルティング 領域   内容   2025年3月期 連結会計年度   2026年3月期 連結会計年度   対前期 増減額   対前期 増減率 ストラテジー&ドメイン   ・成長戦略(業種別) ・中長期ビジョン ・パーパス&バリュー ・マーケティング& セールス ・グローバル戦略 ・行政/公共支援   2,846,025   3,151,009   +304,984   +10.7% デジタル・DX   ・DX戦略 ・マーケティングDX ・マネジメントDX ・ERPコンサルティング   3,255,069   3,582,547   +327,478   +10.1% HR   ・人事戦略 ・人事システム ・人材採用 ・人材育成&アカデミー ・DE&I組織開発 ・コーポレート ウェルビーイング   2,609,379   3,384,016   +774,637   +29.7% ファイナンス・M&A   ・企業価値ビジョン ・ホールディングス& グループ経営 ・成長戦略/事業承継 M&A ・IPO支援 ・経営管理システム   2,172,653   2,447,287   +274,634   +12.6% ブランド&PR   ・ブランド戦略 ・クリエイティブデザイン ・戦略PR・広報 ・海外PR・Global PR Wire ・国内・海外デジタル マーケティング   2,939,208   3,019,308   +80,099   +2.7% その他   ・ブルーダイアリー (手帳) ・プロモーション商品   721,244   698,395   △22,849   △3.2% 計   ―   14,543,581   16,282,565   +1,738,984   +12.0% [ストラテジー&ドメイン] 当該領域における当連結会計年度の売上高は、31億51百万円(対前期増減額+3億4百万円、対前期増減率+10.7%)となりました。また、概況は以下のとおりとなります。 ≪概況≫ ①主な顧客は、上場企業や業界トップ企業、地域を代表する企業を含む大企業から中堅企業(業種:製造、教育、建設、物流、システムインテグレーション、小売、観光等)や行政/公共。 ②成長に向けたコンサルティングニーズが高く、「長期ビジョン・中期経営計画の策定・推進」「ビジネスモデルの変革」「新規事業開発(産学連携を含む)/PMO(プロジェクト支援)」「グローバル戦略の策定/海外進出」等のテーマが好調であり、「100億企業創出加速に関する調査」「地域企業の成長加速手段としての戦略的グループ化促進要因分析」等の行政/公共案件も増加。 ③上場企業に対しては、「長期ビジョン・中期経営計画の策定・推進」「統合報告書の制作(ESG対応)」のテーマが伸長。 ④前連結会計年度に新たにグループに加わった株式会社Surpassのマーケティング・セールス領域のサービスも増収に寄与。 ⑤当社独自の「長期ビジョン・中期経営計画策定」「建設業のための経営支援」「製造業のための経営支援」「グローバルビジネス戦略」「日本市場参入」「政府・公共・サービス」専門サイトを通じたリード情報も、コンサルティング案件の創出に貢献。 [デジタル・DX] 当該領域における当連結会計年度の売上高は、35億82百万円(対前期増減額+3億27百万円、対前期増減率+10.1%)となりました。また、概況は以下のとおりとなります。 ≪概況≫ ①主な顧客は、上場企業や業界トップ企業、地域を代表する企業を含む大企業から中堅企業(業種:製造、インフラ、運輸、不動産、システム開発、金融、ホテル等)や行政/公共。 ②生産性向上やデータ利活用による新たな価値創造へのコンサルティングニーズが高く、「IT化構想・DXビジョンの策定」から「ERPシステムの導入・実装」、「DX戦略アドバイザリー」「AI導入・実装」「BPO・業務改善」「ブランディングDX(Webサイト・SNS)」「DX認定の取得」等のテーマが好調。 ③上場企業に対しては、「マーケティングDX(デジタルマーケティング・セールスプロセス変革等)」「システムリプレイス/PMO(プロジェクト支援)」「サイバーセキュリティ対策」のテーマが伸長。 ④様々なITテクノロジー企業とのアライアンス拡大に伴うプロフェッショナルDXサービスの開発や共同提案等が増加。また、自治体や金融機関と連携した地域在住女性のデジタル人材への育成、資格取得や就業機会の創出支援を行う「TECH WOMAN®」(テックウーマン)も推進。 ⑤当社独自の「デジタル・DXの戦略・実装」専門サイトを通じたリード情報も、コンサルティング案件の創出に貢献。 [HR] 当該領域における当連結会計年度の売上高は、33億84百万円(対前期増減額+7億74百万円、対前期増減率+29.7%)となりました。また、概況は以下のとおりとなります。 ≪概況≫ ①主な顧客は、上場企業や業界トップ企業、地域を代表する企業を含む大企業から中堅企業(業種:製造、建設、物流、卸売、生活関連サービス、システム開発、外食等)や行政/公共。 ②経営戦略・事業ポートフォリオの見直しに伴う人材基盤の拡充や人材ポートフォリオの再構築、人的資本経営へのコンサルティングニーズが高く、「人事処遇制度の再構築」「企業内大学(アカデミー)設立」「人材育成(リスキリング含む)」「ジュニアボード(次世代経営チームの育成)」「女性活躍/DE&Iの推進」「EAP(従業員支援プログラム)」等のテーマが好調。 ③上場企業に対しては、「経営者人材の育成」「サクセッションプラン」「コーポレートウェルビーイング」「役員報酬制度の構築」「HRBP」のテーマが伸長。 ④前連結会計年度に新たにグループに加わった株式会社Surpassの女性活躍/DE&I領域のサービス及び当連結会計年度に新たにグループに加わったピースマインド株式会社のコーポレートウェルビーイング領域のサービスも増収に寄与。 ⑤当社独自の「経営者・人事部門のためのHR」「企業価値を高める人材育成・研修」専門サイトを通じたリード情報も、コンサルティング案件の創出に貢献。 [ファイナンス・M&A] 当該領域における当連結会計年度の売上高は、24億47百万円(対前期増減額+2億74百万円、対前期増減率+12.6%)となりました。また、概況は以下のとおりとなります。 ≪概況≫ ①主な顧客は、上場企業や業界トップ企業、地域を代表する企業を含む大企業から中堅企業(業種:製造、情報通信、物流、エネルギー、商社、建設、外食等)。 ②企業価値向上や第三者承継も見据えた事業承継のコンサルティングニーズが高く、「企業価値ビジョン」「資本政策」「ホールディングス化・グループ経営」「海外M&Aを含むM&A一貫コンサルティング(戦略策定からFA、デューデリジェンス、PMIまでを一貫支援)」「事業承継」「IPO支援」等のテーマが好調。 ③上場企業に対しては、「コーポレート・ガバナンスの強化」「内部統制システムの構築」「資本コストや株価を意識した経営の実現」「IR支援」のテーマが伸長。 ④当社独自の「ファイナンス・M&A」「成長M&A/承継M&A」専門サイトを通じたリード情報や金融機関等のアライアンス先からの積極的な顧客紹介も、コンサルティング案件の創出に貢献。 [ブランド&PR] 当該領域における当連結会計年度の売上高は、30億19百万円(対前期増減額+80百万円、対前期増減率+2.7%)となりました。また、概況は以下のとおりとなります。 ≪概況≫ ①主な顧客は、上場企業や業界トップ企業、地域を代表する企業を含む大企業から中堅企業(業種:製造、小売、ビューティー・コスメ、商社、アパレル、ヘルスケア、教育等)や行政/公共。 ②パーパスやブランドの構築、グループブランディング等のコンサルティングニーズが高く、「ブランドビジョンの策定」「広報機能の立ち上げ(研修含む)」「メディアPR(Global PR Wire(海外向けプレスリリース配信サービス)や記者会見等)」「大阪・関西万博関連」「インナーブランディング」等のコンサルティングテーマが好調。 ③上場企業に対しては、「ブランド戦略」「戦略PR」「クリエイティブ&デザイン」「UI・UXデザイン」のテーマが伸長。 ④当社独自の「ブランディング・戦略PR」専門サイトを通じたリード情報や「Global PR Wire」の利用企業数の増加も、コンサルティング案件の創出に貢献。 [その他] 当該領域における当連結会計年度の売上高は、6億98百万円(対前期増減額△22百万円、対前期増減率△3.2%)となりました。 <その他の経営活動> [上場支援コンサルティングの強化] 主要な事業会社である株式会社タナベコンサルティングにおいて、これまでの多数の上場企業向け支援実績・ノウハウ等も生かしてTOKYO PRO Market「J-Adviser」資格及びFukuoka PRO Market「F-Adviser」資格を取得し、上場支援機能を強化いたしました。 [研究・開発] 主要な事業会社である株式会社タナベコンサルティングの戦略総合研究所内にある中堅企業経営研究所が、「中堅企業白書2026」を発刊いたしました。TCGの22,100社以上へのコンサルティングを通じて蓄積した知見や独自調査を基に、中堅企業の価値と未来への成長戦略を示したものであり、TCGの主要顧客である中堅企業へのアプローチをさらに強化しております。 また、戦略総合研究所を中心に、引き続き経営コンサルティング領域ごとの経営オペレーションの実装・実行における業種別のプロフェッショナルDXサービス(「Executive KARTE®」(経営者適性診断)「360°FEEDBACK」「HR KARTE®」(人材アセスメント)「ACADEMY CLOUD+®」(LMSシステム)「財務価値分析」「Global PR Wire(海外向けプレスリリース配信サービス)」「Working Better Cloud(メンタルヘルスプラットフォーム)」等)の開発・販売促進を強化するとともに、当社グループにおけるナレッジマネジメントやAI研究・開発も推進しております。 [コーポレート] ①資本政策 中期経営計画(2021~2025)「TCG Future Vision 2030」の最終年度であった当連結会計年度に、先述したROE(株主資本当期純利益率)10%の達成を確実にするために、積極的な株主還元を実行してまいりました。中間・期末配当金に加えて株主優待制度も導入し、また東京証券取引所における市場買付による機動的な自己株式の取得も実施いたしました。 ②成長M&A投資 中期事業戦略として掲げる「経営コンサルティング領域の多角化」戦略のもと、積極的な成長M&A投資を実施しております。2021年3月期を中期経営計画の発射台として、当連結会計年度の売上高162億円のうち、計画どおり売上高約25億円を、手元現預金10億円以上を活用した成長M&A投資により実現いたしました。 ③人的資本投資 様々な業界における実務経験者のキャリア採用に加え、新卒採用も強化していくとともに、グループ全社員向けのデジタル教育コンテンツ「TCGアカデミー」(企業内大学)のリーダーシップ学部、ストラテジー&ドメイン学部、デジタル学部、HR学部、ファイナンシャル学部、M&A学部、マーケティング学部等によりプロフェッショナル人材の育成を強化しております。また、「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」「人的資本経営品質2025 シルバー」認定企業としてDE&I/ウェルビーイングを実現する取り組みも推進しております。 ④デジタル・DX投資 ERPシステムを軸にマーケティングオートメーションシステム、デジタルマーケティング、CRM、ナレッジデータベース、コミュニケーション、そしてマネジメントオペレーションまで一気通貫のOneプラットフォームでDXを推進し、あらゆる業務の生産性を向上しております。また、AIの活用・推進により業務の効率化やサービス品質の継続的な向上を図っております。セキュリティ面においても、社内外を問わず全てのアクセスを検証・厳しく監視するゼロトラストの導入及び端末やクラウドサービスへのアクセス等の厳格管理により、サイバー攻撃や情報漏洩等の重大インシデントを未然に防ぐ仕組みを確立しております。 ⑤コーポレートコミュニケーション パーパスムービー等の制作によりパーパス&バリューの社内外浸透を進めていくとともに、「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」を実現するためのコーポレートブランディング活動や、商品・サービス、コンサルタント等の戦略PR活動を推進しております。 ②キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報」に記載のとおりであります。 ③仕入及び売上実績 a.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績を示すと、次のとおりであります。 当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   対前期増減率(%) 金額(千円) 2,124,084   △8.3 (注)1.当社グループは単一セグメントであるため、グループ全体の仕入実績を記載しております。 2.仕入品目が複雑多岐にわたるため数量表示は省略しております。 3.仕入金額には原材料費を含んでおります。 b.売上実績 当連結会計年度の売上実績を経営コンサルティング領域ごとに示すと、次のとおりであります。 当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)       対前期増減率(%) 金額(千円) ストラテジー&ドメイン   3,151,009   +10.7% デジタル・DX   3,582,547   +10.1% HR   3,384,016   +29.7% ファイナンス・M&A   2,447,287   +12.6% ブランド&PR   3,019,308   +2.7% その他   698,395   △3.2% 合計   16,282,565   +12.0% (注)サービス・商品の内容が多岐にわたるため、数量表示は省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、151億69百万円となり、前連結会計年度末比8億40百万円増加いたしました。 流動資産は86億46百万円となり、前連結会計年度末比4億45百万円減少いたしました。主な要因は、有価証券が増加した一方で、現金及び預金が減少したためであります。 固定資産は65億22百万円となり、前連結会計年度末比12億86百万円増加いたしました。主な要因は、のれんや投資有価証券、退職給付に係る資産が増加したためであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、37億97百万円となり、前連結会計年度末比6億9百万円増加いたしました。 流動負債は28億18百万円となり、前連結会計年度末比2億81百万円増加いたしました。主な要因は、前受金や賞与引当金、1年内返済予定の長期借入金が増加したためであります。 固定負債は9億78百万円となり、前連結会計年度末比3億28百万円増加いたしました。主な要因は、長期借入金が増加したためであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、113億72百万円となり、前連結会計年度末比2億31百万円増加いたしました。主な要因は、剰余金の配当と自己株式の取得を行った一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び非支配株主持分が増加したためであります。 b.経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高の概況は、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (売上原価) 当連結会計年度の売上原価は、83億20百万円となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上高から売上原価を控除した売上総利益は79億62百万円となり、売上総利益率は48.9%となりました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、61億48百万円となりました。主な内訳は、給料及び手当17億23百万円、広告宣伝費7億9百万円、役員報酬7億4百万円、福利厚生費5億6百万円、支払手数料4億29百万円です。 (営業利益) 売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した営業利益は18億13百万円となり、売上高営業利益率は11.1%となりました。 (営業外収益・費用) 営業外損益は、純額29百万円の利益となりました。 (経常利益) 営業利益に営業外収益・費用を加減算した経常利益は18億43百万円となり、売上高経常利益率は11.3%となりました。 (特別利益・損失) 特別損益は、固定資産除売却損2百万円により、純額2百万円の損失となりました。 (税金等調整前当期純利益) 経常利益から特別利益・損失を加減算した税金等調整前当期純利益は、18億40百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計が5億31百万円となった結果、親会社株主に帰属する当期純利益は11億円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は64億90百万円となり、前連結会計年度末比11億74百万円減少いたしました。 なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、14億8百万円の収入(前連結会計年度は14億54百万円の収入)となりました。 これは、税金等調整前当期純利益18億40百万円等の増加要因があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、10億88百万円の支出(前連結会計年度は18億96百万円の収入)となりました。 これは、有価証券の取得による支出10億円等の減少要因があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、14億95百万円の支出(前連結会計年度は13億25百万円の支出)となりました。 これは、自己株式の取得による支出4億49百万円や配当金の支払額8億45百万円等の減少要因があったことによるものです。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、事業活動に必要な資金を安定的に確保し、十分な流動性を維持するとともに、健全な財政状態を維持することを基本方針としております。また、資本財源につきましては、安定的な営業キャッシュ・フローの創出を最優先としております。 当社グループにおける主な資金需要は、運転資金、人的資本投資、デジタル・DX投資を含む設備投資並びにM&Aを含む成長投資であり、これらの資金は主として自己資金により充当しております。 運転資金需要の主なものは、コンサルタントの人件費、セミナー等の開催に係る会場費、デザインプロモーション商品等の商品仕入、ブルーダイアリー(手帳)等の生産に必要な原材料仕入及び外注加工費、事務所の維持費(家賃)、並びに新規採用・育成に係る人材募集費等の管理費であります。 人的資本投資につきましては、様々な業界における実務経験者のキャリア採用に加え、新卒採用の強化を進めるとともに、TCGアカデミー(企業内大学) 等を活用し、プロフェッショナル人材の育成強化に取り組んでおります。デジタル・DX投資を含む設備投資需要の主なものは、事務所の建物附属設備、情報システム関連及び器具備品等の固定資産の取得並びにERPシステムを軸とした各種デジタル基盤の整備・拡充であります。 これらの投資により、業務の効率化、生産性の向上及びサービス品質の継続的な向上を図っております。また、中期事業戦略として掲げる「経営コンサルティング領域の多角化」戦略のもと、M&Aを含む成長投資を積極的に実施する方針であり、既存事業により得られた自己資金を新たな事業領域の拡大に活用してまいります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りに不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なることがあります。 以下の会計方針が当社グループの連結財務諸表の作成において使用される重要な見積りと判断に大きな影響を及ぼすものと認識しております。 a.のれん のれんの減損については、少なくとも1年に一回、又は事業環境や将来の業績見通しの悪化、事業戦略の変化等、減損の兆候が発生した場合に減損の判定を行っております。報告単位の回収可能額を評価し、回収可能額が報告単位の帳簿価額を下回っていると判断される場合には、その下回る額について減損損失として計上することになります。 b.繰延税金資産 繰延税金資産については、将来の利益計画に基づく課税所得の十分性を慎重に検討し、回収可能性を判断したうえで計上しております。繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積額が減少した場合は、繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。 c.固定資産の減損 「固定資産の減損に係る会計基準」(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企業会計審議会  平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号  平成15年10月31日)を適用しております。減損を判定する際のグルーピングは各事業所単位で行い、減損の兆候が認められる場合は、各事業所単位の将来キャッシュ・フローの見積りに基づいて行っております。 将来キャッシュ・フロー及び回収可能価額の見積りは合理的であると考えておりますが、将来の予測不能なビジネスの前提条件の変化によって見積りが変更されることにより、将来キャッシュ・フローや回収可能価額が減少し、減損損失が発生する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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