本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

シークス

SIIX Corp.7613 · Prime · 卸売業

電子機器受託製造サービス(EMS)と部材調達・物流をグローバルに展開。車載・産業・家電等の分野をカバー。

概要

シークス(SIIX)は、1992年にサカタインクスの海外事業部が独立して設立された電子機器受託製造サービス(EMS)企業である。日本、中華圏、東南アジア、欧州、米州の5つの地域で、車載、産業、家電、情報機器向けの電子部品調達、基板実装、完成品組立を提供する。2025年12月期の売上高は2,895億円、従業員数は8,712名。

5つの地域セグメントで構成するグローバルEMS

シークスは報告セグメントを「日本」「中華圏」「東南アジア」「欧州」「米州」の5つに分ける。日本セグメントは本社とシークスエレクトロニクスが担い、車載・産業機器向け部材販売と技術開発を手掛ける。中華圏は中国・台湾・香港に複数の製造・販売子会社を持ち、家電や車載向けEMSを展開。東南アジアはタイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアに製造拠点を有し、全セグメント中最大の売上高を計上する(2025年12月期1,099億円)。欧州はスロバキアとハンガリーでEMS、ドイツで販売を行い、米州はメキシコで生産、米国で販売する。

売上高の約4割を東南アジアが占める地域構成

2025年12月期の連結売上高2,895億円の内訳は、東南アジアが1,099億円(構成比38%)、日本が922億円(32%)、中華圏が759億円(26%)、欧州が226億円(8%)、米州が756億円(26%:但しセグメント間取引消去後であり合計は調整後。記載の数値はセグメント別売上高の外部顧客向け実績に基づく)となっている。東南アジアと米州は営業黒字を維持する一方、欧州セグメントは2025年12月期に13億円の営業損失を計上し、車載関連の出荷減少が響いている。

EMSと部材販売の二軸で収益を獲得

シークスの事業は大きく2つに分かれる。一つは電子回路基板の実装から完成品組立までを請け負うEMS(電子機器受託製造サービス)であり、もう一つは電子部品単体やキット、金型・成形品などの部材販売である。顧客は日系・非日系の大手グローバル企業で、車載用ECUやカメラ、産業用パワーツール点火装置、家電用エアコン、事務用プリンターなど多岐にわたる。部材販売とEMSの組み合わせにより、調達から製造までのワンストップサービスを提供する。

26の連結子会社と14の関連会社から成るグループ

2025年12月期末時点で、シークスは26の連結子会社と14の関連会社を有する。中核製造子会社はタイのThai SIIX、フィリピンのSIIX EMS PHILIPPINES、インドネシアのPT SIIX Electronics IndonesiaとPT SIIX EMS INDONESIA、スロバキアのSIIX EMS Slovakia、メキシコのSIIX EMS MEXICOなど。また、2024年3月には東京都千代田区のバイオ抗体医薬品受託開発製造会社Renzoku Biologicsを連結子会社化し、エレクトロニクス以外の分野にも進出している。

自己資本比率49.7%、無借金経営に近い財務体質

2025年12月期末の総資産は2,079億円、負債合計は1,041億円、純資産は1,038億円で自己資本比率は49.7%である。有利子負債は短期借入金146億円、長期借入金101億円と抑制的で、長期借入金は前年から38%減少している。現金及び現金同等物は298億円と前年比37%増加し、フリーキャッシュフローは潤沢である。自己資本比率の高さと手元流動性の厚さが財務安定性を示している。

業界の中での役割は電子機器の受託製造サービス(EMS)及び部材調達サービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,895億円
営業利益
89億円
営業利益率
3.1%
純利益
25億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
車載関連機器1,887億円65.2%
産業機器553億円19.1%
情報機器212億円7.3%
家電機器201億円6.9%
一般電子部品37億円1.3%
その他6億円0.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01日本主力

日本を拠点に、車載関連、産業機器、家電機器、情報機器等の電子部品・基板実装品・完成品の調達・販売、EMSを提供。

主な製品・サービス4
車載関連機器
カーマルチメディア、メーター、ECU、車載カメラ等の基板実装・組立。
産業機器
パワーツールエンジン点火装置、業務用AV機器、医療機器等のEMS。
家電機器
デジタル家電、エアコン、健康器具等の受託製造。
情報機器
プリンター、事務機器等の基板実装・組立。

02中華圏主力

中国、台湾、香港に製造拠点と販売拠点を持ち、車載・産業・家電等のEMSと部材販売を展開。

03東南アジア主力

タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアに製造拠点を持ち、車載・産業機器等のEMSと部材販売を現地で提供。

04欧州準主力

スロバキア、ハンガリーに製造拠点、ドイツに販売拠点。車載・産業機器向けEMSを展開。

05米州準主力

メキシコに製造拠点、米国に販売拠点。北米市場向けEMSと部材販売。

製品と技術

車載関連機器:カーマルチメディアからECU、準ミリ波レーダーまで

車載関連はシークスの最大の製品群であり、カーマルチメディア、メーター、フロントパネル、各種スイッチ、エクステリア部品、モーター、ECU(電子制御ユニット)、準ミリ波レーダー、車載カメラなどの基板実装・組立を手掛ける。日系自動車メーカーやティア1サプライヤー向けが主体で、日本・中華圏・東南アジア・欧州・米州の全地域で生産・販売を行っている。車載品は高い信頼性と長期供給が求められるため、シークスは各拠点でIATF16949などの品質認証を取得し、安定した製造体制を維持する。

産業機器:パワーツール点火装置から医療機器まで多様なEMS

産業機器分野では、パワーツール用エンジン点火装置、業務用AV機器、業務用エアコン、医療機器、工業用ミシンなどのEMSを提供する。特にパワーツール向けは東南アジア拠点で生産される主要品目であり、2025年12月期も東南アジアセグメントの売上を支えた。医療機器は高い品質管理が要求される分野で、シークスはシンガポールのSIIX-AGT MEDTECHを通じてメドテック関連ビジネスも展開している。産業機器は車載に比べ多品種小ロットの傾向があり、シークスの柔軟な生産体制が活かされている。

家電機器:デジタル家電からエアコンまで美的集団との合弁が強み

家電機器向けEMSは、中国の美的集団との合弁事業が大きな柱である。2015年に設立したGuangdong Midea-SIIX Electronics(広東省佛山市)および2017年に設立したHefei Midea-SIIX Electronics(安徽省合肥市)で、エアコン、デジタル家電、キッチン家電、健康器具、知育玩具などを生産する。美的集団は中国最大手の家電メーカーであり、シークスはそのサプライチェーン内で基板実装・組立を担う。2023年には荊州市にも合弁会社を設立し、家電EMSの規模を拡大している。

情報機器:プリンター・事務機器の基板実装と組立

情報機器分野では、プリンターや事務機器の基板実装・組立を手掛ける。かつてPFUとの合弁事業で培ったプリンター関連の技術・生産ノウハウを基盤としており、現在も日本および中華圏の拠点で生産を継続している。情報機器は製品サイクルが比較的短く、コスト競争が激しい分野であるが、シークスはグローバルな部材調達力と生産効率の改善により受注を獲得している。2025年12月期のセグメント別売上では情報機器単独の開示はないが、日本セグメントの一部として計上されている。

バイオ医薬品CDMO:Renzoku Biologicsで新領域に進出

2024年3月に連結子会社化したRenzoku Biologicsは、東京都千代田区に拠点を置き、バイオ抗体医薬品の受託開発製造(CDMO)を事業とする。これはシークスの既存のエレクトロニクスEMSとは異なる領域であり、中期経営計画で掲げる「新規ビジネスへの挑戦」の一環である。Renzoku Biologicsはシークスの全社共通セグメントに位置づけられ、2025年12月期の連結業績への寄与はまだ限定的だが、将来的な成長分野として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

売上3000億円超の総合商社型卸

シークスは電子部品・産業機器等を扱う独立系総合商社型卸売企業。売上高は約3000億円超と中堅規模で、同業のリョーサン菱洋ホールディングス(約6000億円)に次ぐポジション。営業利益率は2~3%と低めで、流通マージン競争にさらされている。近年は増収基調だったが2025/12期は減収予想。海外展開は限定的で、国内需要に依存している。高千穂交易のような専門商社と比較すると、扱い品目が広いことが強みだが、収益性では劣る。

強み

  • 電子部品から産業機器まで多岐にわたり、需要変動のリスク分散が可能
  • 大手メーカーとの長期取引により、安定的な収入源を確保
  • 2024/12期2.84%、2025/12期3.07%と低いながらも安定した利益率
  • 自己資本比率が高く、過度な借入に依存しない経営

課題

  • 営業利益率3%未満と薄利ビジネスで、コスト上昇に弱い
  • 2025/12期売上高減収予想、市場需要の伸び悩みが背景
  • 国内市場に依存しており、海外比率が低く成長機会を限定

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

基板・電源・ディスプレイの時価総額近傍。太字がシークス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16651日東工業1,744億円14.2倍
23156レスター1,606億円19.5倍
36737EIZO1,333億円17.4倍
43110日東紡績1,185億円13.7倍
55208有沢製作所869億円17.2倍
67613シークス811億円19.4倍
76644大崎電気工業694億円11.6倍
87609ダイトロン416億円13.9倍
96986双葉電子工業324億円12.9倍
106844新電元工業314億円5.5倍
116653正興電機製作所294億円11.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(基板・電源・ディスプレイ)に従っています。

会社の歴史

沿革 49件

サカタインクスの海外事業部が独立して設立された1992年

シークスは1992年7月、サカタインクスの全額出資により資本金10億円で「サカタインクスインターナショナル」として大阪市西区に設立された。同年10月、サカタインクスの印刷インキ事業以外の海外事業関連子会社・関連会社・合弁会社をすべて引き継ぎ、事業を開始。設立当初から既存の海外ネットワークを活用できる立場にあった。

合弁事業とOEM供給で事業基盤を固めた1990年代半ば

1994年7月、PFUとの合弁でシンガポールにPFU Technology Singaporeを設立し電子機器の開発販売を開始。1995年3月にはバンドー化学と香港にBando Sakata Ltd.を設立し複写機用部品販売に進出。1996年2月には日本の大手オーディオメーカー向けに香港・中国で音響機器のOEM供給を始め、EMS事業の原型を築いた。1997年にはフィリピンと台湾に販売・物流拠点を設立し、アジア展開を加速した。

社名を「シークス」に変更し上場を果たした1998〜1999年

1998年7月、社名をサカタインクスインターナショナルから「シークス」に変更。併せて海外子会社・関連会社の社名もSIIXに統一した。1999年7月には中国上海市にSIIX (Shanghai)を設立し、中国事業の足がかりを得る。同年9月には大阪証券取引所市場第二部に上場。同年11月には東京証券取引所市場第二部にも上場し、サカタインクスの子会社から関連会社へと位置づけが変わった。

タイ・中国で製造拠点を拡充した2000年代前半

2000年6月、タイのCharoen Sakata (Thailand)を連結子会社化(現Thai SIIX)。2001年3月にはタカヤとの合弁で上海にTakaya SIIX Electronicsを設立。2001年8月にはスロバキアにSluzba SIIX Electronics(現SIIX EMS Slovakia)を設立し、欧州初の製造拠点を確保。2002年6月には中国東莞市にSIIX EMS Dongguanを設立した。2004年4月にはシンガポール経由でインドネシアのPT PFU Technology Indonesiaを連結子会社化。この時期にアジアと欧州の製造ネットワークが整った。

東証・大証第一部に指定され株式分割を実施した2005〜2008年

2005年2月に1株を2株に分割し、同年6月には東京証券取引所および大阪証券取引所の市場第一部に指定された。2006年1月にはインドネシアの製造子会社2社を合併。2007年9月にはメキシコにSIIX MEXICOを設立し、米州進出の第一歩を記す。2008年1月にも1株を2株に分割。同年10月には東京営業部を東京都千代田区に移転し、現在の東京本社所在地とした。

新興国への拠点展開と合弁事業を加速した2010年代

2010年2月、神奈川県相模原市にシークスエレクトロニクス(技術開発子会社)を設立。同年11月にはインドネシアにPT SIIX EMS INDONESIAを設立。2012年2月には中国・上海にSIIX EMS (Shanghai)を設立。2013年5月と2014年1月にフィリピンに2社の製造子会社を設立。2013年9月にはメキシコにSIIX EMS MEXICOを設立。2015年5月には中国の美的集団子会社との合弁で広東美的シークスエレクトロニクスを設立し、家電EMSを強化。2016年11月にハンガリー、2017年2月に中国・孝感市、2019年2月にマレーシアと拠点を増やした。

30周年を迎え新規事業とインド進出に挑む2020年代

2021年8月、シンガポールにSIIX-ORIENT TECHNOLOGYを設立。2022年4月、東証市場区分見直しによりプライム市場へ移行。2022年7月に設立30周年を迎えた。2023年12月にはシンガポール科学技術研究庁などと合弁でBotMind Pte. Ltd.を設立しロボティクス分野へ。美的集団との合弁で中国・荊州市にも新会社を設立した。2024年3月にはバイオ医薬品CDMOのRenzoku Biologicsを連結子会社化し、事業領域を拡大。2024年11月にはインドにSIIX INDIA PRIVATE LIMITEDを設立し、南アジア進出を開始した。

年表49件を開く

1990年代

  • 1992年7月サカタインクス㈱の海外事業部が分離・独立し、同社の全額出資により(資本金10億円)、大阪市西区に「サカタインクスインターナショナル㈱」を設立。
  • 1992年10月サカタインクス㈱の印刷インキ事業以外の海外事業部関連の海外子会社および関連会社・合弁会社等をすべて当社が引継ぐ。
  • 1994年7月㈱PFUと当社の合弁でPFU Technology Singapore Pte. Ltd.(現PFU Asia Pacific Pte. Ltd.)(合弁会社)を設立し、電子機器の開発、販売を開始。
  • 1995年3月バンドー化学㈱と当社の合弁で香港にBando Sakata Ltd.(現Bando SIIX Ltd.)(関連会社)を設立し、複写機用部品の販売を開始。
  • 1996年1月M&A株式の額面金額50,000円を50円に変更するため形式上の存続会社であるサカタインクスインターナショナル㈱(旧㈱ミートショップナカノ:1995年9月に商号変更)と合併。
  • 1996年2月日本の大手オーディオメーカー向けに香港・中国での委託生産による音響機器のOEM供給を開始。
  • 1997年2月フィリピンに電子部品・機器等の販売・物流のためのSakata Inx Logistics Phils. Inc. (現SIIX EMS PHILIPPINES, INC.)(現連結子会社)を設立。
  • 1997年12月台湾に電子部品・機器販売のためのSakata Inx TWN Co., Ltd.(現SIIX TWN Co., Ltd.)(現連結子会社)を設立。
  • 1998年7月商号変更社名をサカタインクスインターナショナル㈱からシークス㈱に変更。それにともない海外子会社と一部の関連会社の社名も変更。
  • 1999年7月中国 上海市にSIIX (Shanghai) Co., Ltd.(現連結子会社)を設立。
  • 1999年9月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。

2000年代

  • 2000年5月商号変更株式売買単位を1,000株から100株に変更。
  • 2000年6月M&ACharoen Sakata(Thailand)Co., Ltd.(現Thai SIIX Co., Ltd.)を連結子会社化。
  • 2000年11月上場東京証券取引所市場第二部に上場。(サカタインクス㈱の子会社から関連会社へ)
  • 2001年3月タカヤ㈱と当社の合弁で中国・上海にTakaya SIIX Electronics (Shanghai) Co., Ltd.(関連会社)を設立。
  • 2001年8月スロバキアにSluzba SIIX Electronics s.r.o.(現SIIX EMS Slovakia s.r.o.)(現連結子会社)を設立。
  • 2002年6月中国 東莞市に SIIX EMS Dongguan Ltd.(現SIIX EMS (DONG GUAN) Co., Ltd.)(現連結子会社)を設立。
  • 2004年4月M&ASIIX Singapore Pte. Ltd.(現連結子会社)がインドネシアのPT PFU Technology Indonesiaの株式を取得したことにともない同社を連結子会社化。
  • 2004年12月本社を大阪市中央区備後町1-4-9(現所在地)に移転。
  • 2005年2月株式を1株につき2株の割合をもって分割。
  • 2005年6月東京証券取引所および大阪証券取引所市場第一部に指定。
  • 2006年1月M&APT SIIX Electronics Indonesia(現連結子会社)を存続会社としてPT PFU Technology Indonesiaと合併。
  • 2007年9月メキシコにSIIX MEXICO, S.A DE C.V.(非連結子会社)を設立。
  • 2007年12月SIIX Bangkok Co., Ltd.(現Thai SIIX Co., Ltd.)(現連結子会社)がロジスティック・センターを設立。
  • 2008年1月株式を1株につき2株の割合をもって分割。
  • 2008年10月東京営業部(現東京本社)を東京都千代田区九段南2-3-25(現所在地)に移転。

2010年代

  • 2010年2月神奈川県相模原市にシークスエレクトロニクス㈱(現連結子会社)を設立。
  • 2010年11月インドネシアにPT. SIIX EMS INDONESIA(現連結子会社)を設立。
  • 2012年2月中国 上海市にSIIX EMS (Shanghai) Co., Ltd.(現連結子会社)を設立。
  • 2013年5月フィリピンにSIIX EMS PHILIPPINES, INC.(現連結子会社)を設立。
  • 2013年9月メキシコにSIIX EMS MEXICO S de RL de C.V (現連結子会社)を設立。
  • 2014年1月フィリピンにSIIX COXON PRECISION PHILS.,INC. (現SIIX EMS PHILIPPINES, INC.) (現連結子会社)を設立。
  • 2014年1月名古屋市中区に名古屋営業部を開設。
  • 2015年5月美的集団の子会社と当社の合弁で中国 佛山市にGuangdong Midea-SIIX Electronics Co., Ltd.(現持分法適用関連会社)を設立。
  • 2015年6月創業シンガポールにSIIX-AGT MEDTECH PTE. LTD.(関連会社)を設立。
  • 2016年11月ハンガリーにSIIX Hungary Kft.(現連結子会社)を設立。
  • 2017年2月中国 孝感市にSIIX HUBEI Co., Ltd.(現連結子会社)を設立。
  • 2017年8月ベトナムにSIIX VIETNAM COMPANY LIMITED(非連結子会社)を設立。
  • 2017年11月美的集団の子会社と当社の合弁で中国 合肥市にHefei Midea-SIIX Electronics Co., Ltd. (現持分法適用関連会社)を設立。
  • 2018年4月株式を1株につき2株の割合をもって分割。
  • 2019年2月マレーシアにSIIX MALAYSIA SDN. BHD. (現連結子会社)を設立。

2020年代

  • 2021年8月創業シンガポールにSIIX-ORIENT TECHNOLOGY PTE. LTD.(関連会社)を設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2022年7月創業会社設立30周年。
  • 2023年12月シンガポール科学技術研究庁およびSIIX-AGT MEDTECH PTE.LTD.との合弁でシンガポールにBotMind Pte. Ltd.(関連会社)を設立。
  • 2023年12月美的集団の子会社と当社の合弁で中国 荊州市にJingzhou Midea-SIIX Electronics Co., Ltd.(関連会社)を設立。
  • 2024年3月M&A東京都千代田区のRenzoku Biologics株式会社を連結子会社化。
  • 2024年11月インドにSIIX INDIA PRIVATE LIMITED(非連結子会社)を設立。
  • 2025年9月創業インドにSIIX Innominds Pvt. Ltd.(関連会社)を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    新規ビジネスへの挑戦と最高品質の提供

    既存のエレクトロニクス分野において車載関連ビジネスを深耕し、高品質モノづくりと製造DXを推進。新市場開拓やプリンテッドエレクトロニクス、ロボティクス、人材紹介などの新規ビジネスにも注力して収益率向上を目指す。

  2. 02

    脱炭素社会への貢献

    自社の温室効果ガス排出量削減に加え、サプライチェーン全体での削減活動を推進し、脱炭素社会への貢献に取り組む。

  3. 03

    経営管理・財務の強化

    収益性・成長性に基づく投資や効率化・自動化のための設備投資を推進。在庫削減や支払いサイト見直しなどキャッシュ・コンバージョン・サイクルの短縮を意識した経営管理を進める。

  4. 04

    人的資本経営の推進

    グローバル人材の教育やエンゲージメント調査など、グローバル企業にふさわしい人材育成を推進し、持続的な成長を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で8,712人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は736万円で、9期前と比べて+8.7%平均年齢は37.6歳、平均勤続年数は8.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月10,820
2017年12月11,659
2018年12月13,632
2019年12月67835.87.812,721
2020年12月66535.67.811,257
2021年12月72037.58.112,354
2022年12月71737.18.012,734
2023年12月72136.87.811,052
2024年12月70436.57.69,53890
2025年12月73637.68.28,712102

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社26(国内 5 / 海外 21、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — タイ サムトプラカン県8,060百万円
東南アジア
本社 — メキシコ サンルイスポトシ州7,780百万円
米州
本社 — 中国 上海市4,625百万円
中華圏
本社 — ハンガリー ナジケーレシュ市3,067百万円
欧州
本社 — フィリピン ラグナ州2,950百万円
東南アジア
本社 — インドネシア ウエストジャワ州 カラワン県2,754百万円
東南アジア
本社 — 中国 湖北省2,409百万円
中華圏
本社 — スロバキア ニトラ市2,143百万円
欧州
本社 — 中国 広東省1,901百万円
中華圏
本社 — 神奈川県 相模原市緑区1,417百万円
全社(共通)
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    SIIX (Shanghai) Co., Ltd. (注)1
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SIIX EMS (Shanghai) Co., Ltd. (注)1
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権91.8%
  • 海外
    SIIX HUBEI Co., Ltd. (注)1
    中国 湖北省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SIIX EMS (DONG GUAN) Co., Ltd. (注)1
    中国 広東省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SIIX H.K. Ltd.
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SIIX TWN Co., Ltd.
    台湾 台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SIIX Singapore Pte. Ltd. (注)1
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Thai SIIX Co., Ltd. (注)1、4
    タイ サムトプラカン県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SIIX Phils., Inc.
    フィリピン ラグナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SIIX EMS PHILIPPINES, INC. (注)1
    フィリピン ラグナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SIIX REALTY HOLDINGS INC.
    フィリピン ラグナ州 · 連結子会社
    議決権40.0%
  • 海外
    PT SIIX Electronics Indonesia (注)1
    インドネシア バタム島 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社14社を開く
  • PT. SIIX Trading Indonesia (注)1インドネシア ウェストジャワ州 カラワン県100%
  • PT. SIIX EMS INDONESIA (注)1インドネシア ウェストジャワ州 カラワン県100%
  • SIIX MALAYSIA SDN. BHD.マレーシア クアラルンプール市100%
  • SIIX Europe GmbH (注)1ドイツ ヴィリッヒ市100%
  • SIIX EMS Slovakia s.r.o. (注)1スロバキア ニトラ市100%
  • SIIX Hungary Kft.ハンガリー ナジケーレシュ市100%
  • SIIX U.S.A. Corp. (注)1、4米国 イリノイ州100%
  • SIIX EMS MEXICO S de RL de C.V (注)1、4メキシコ サンルイスポトシ州100%
  • シークスエレクトロニクス株式会社(注)1神奈川県 相模原市緑区100%
  • Renzoku Biologics株式会社東京都 千代田区99%
  • Hefei Midea-SIIX Electronics Co., Ltd.中国 安徽省25%
  • Guangdong Midea-SIIX Electronics Co., Ltd.中国 広東省25%
  • KAWASAKI MOTORS (PHILS.) CORPORATIONフィリピン メトロマニラ モンテンルパ市20%
  • サカタインクス㈱(注)3大阪市中央区

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は2,895億円営業利益89億円前期と比べると減収増益で、売上が-4.2%、利益が+3.5%。

売上高
-4.2%
2,895億円
営業利益
+3.5%
89億円
純利益
-34.2%
25億円
営業利益率
3.1%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高3,100億円2,895億円
営業利益105億円89億円
純利益82億円25億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は1,507億円、営業利益は56億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+5.5%、営業利益は+16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q717273.819
2023年2Q789303.820
2023年3Q791354.422
2023年4Q80121
2024年1Q735172.310
2024年2Q759192.59
2024年4Q1,529503.319
2025年2Q1,429483.431
2025年4Q1,466412.8−6
2026年2Q1,507563.746

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は1,907億円から2,895億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は3.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
中国 上海市にSIIX EMS (Shanghai) Co., Ltd.(現連結子会社)を設立。
2012年12月1,9075031
フィリピンにSIIX EMS PHILIPPINES, INC.(現連結子会社)を設立。
2013年12月2,0705433
フィリピンにSIIX COXON PRECISION PHILS.,INC. (現SIIX EMS PHILIPPINES, INC.) (現連結子会社)を設立。
2014年12月2,0986541
シンガポールにSIIX-AGT MEDTECH PTE. LTD.(関連会社)を設立。
2015年12月2,3509067
ハンガリーにSIIX Hungary Kft.(現連結子会社)を設立。
2016年12月2,1289167
中国 孝感市にSIIX HUBEI Co., Ltd.(現連結子会社)を設立。
2017年12月2,33210571
2018年12月2,4288764
マレーシアにSIIX MALAYSIA SDN. BHD. (現連結子会社)を設立。
2019年12月2,2305637
2020年12月1,8164417
シンガポールにSIIX-ORIENT TECHNOLOGY PTE. LTD.(関連会社)を設立。
2021年12月2,2685946
会社設立30周年。
2022年12月2,7708347
シンガポール科学技術研究庁およびSIIX-AGT MEDTECH PTE.LTD.との合弁でシンガポールにBotMind Pte. Ltd.(関連会社)を設立。
2023年12月3,09811882
東京都千代田区のRenzoku Biologics株式会社を連結子会社化。
2024年12月3,02386832.838
インドにSIIX Innominds Pvt. Ltd.(関連会社)を設立。
2025年12月2,89589923.125

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高2,895億円のうち、営業利益として残るのは89億円3.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の0.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.3%2,613億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.7%194億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.1%89億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
9.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
3.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
0.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.7pt
2.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが265億円、投資CFが−23億円で、差し引きのフリーCFは242億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は298億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月75−46−192963
2013年12月34−32−1275
2014年12月24−28−13−465
2015年12月80−513429125
2016年12月63−54−42988
2017年12月45−9264−47106
2018年12月10−6580−55128
2019年12月89−9629−7150
2020年12月133−601373230
2021年12月−81−789−15993
2022年12月56−8967−33137
2023年12月198−104−6094181
2024年12月231−91−123140218
2025年12月265−23−164242298

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は2,079億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,038億円で、自己資本比率は49.7%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月74725549233.8
2013年12月89233256037.0
2014年12月1,03441561939.9
2015年12月1,10049760345.1
2016年12月1,09751658146.8
2017年12月1,30557672943.9
2018年12月1,37456081440.5
2019年12月1,43458285240.3
2020年12月1,44456587938.8
2021年12月1,6996641,03538.8
2022年12月2,0527741,27837.5
2023年12月2,1688951,27341.1
2024年12月2,1751,0101,16546.2
2025年12月2,0791,0381,04149.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
301億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
688億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
211億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,041億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
69
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中138位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中262位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.4%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.1%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.7%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.2%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,610で、1年前と比べて+29.2%過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。

¥1,610-0.9%1ヶ月+5.2%1年+29.2%時価総額811億円
過去52週の値幅
安値¥1,145高値¥1,693

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.4倍
PER (会社予想)9.3倍
PBR0.69倍
配当利回り3.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月4日に前日比+7.21%の1531円と急伸し、52週高値1570円に接近。1ヶ月で+18.32%上昇し、25日線1365円を+12%上回る。出来高も56万株と直近平均の約2倍に膨らみ、上昇に勢いがついている。52週安値1145円からは+34%の水準で、基調は強く、高値圏での需給ひっ迫が続く。ただしRSIは76.27と過熱感があり、短期的な調整リスクにも注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PERは26.4倍と業界平均17.2倍を上回るが、PBR0.62倍は業界平均1.21倍を下回り割安感がある。ROE2.4%と低く、配当利回り3.51%は業界平均2.96%を上回る。配当性向231%と高く、減益予想で持続性に懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.4倍17.9倍
PER (予想)9.3倍
PBR0.69倍1.24倍
ROE2.4%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

シークスの投資論点は、電子部品市況の変動と収益性の改善余地を巡って強気と弱気が対立する。強気派は、業界在庫調整の終了と需要回復に伴い売上・利益が改善すると期待する。一方、弱気派は、同業他社と比較して利益率が低く、市況の回復が限定的である可能性や、競争激化によるマージン低下を懸念する。2025年12月期の予想営業利益率は3.07%と低水準で、ROE2.4%と資本効率も低い。PBR0.62倍と割安に見えるが、低収益性を反映している可能性がある。

プラスに働く材料7
  • 電子部品需要の回復

    業界在庫調整が一巡し、自動車・産業機器向け需要が回復しつつある。

  • 割安なバリュエーション

    PBR0.62倍は解散価値以下で、株価は資産価値を下回っている。

  • 安定配当と自社株買い

    配当利回り3.51%と高めで、株主還元姿勢は評価できる。

  • 営業利益率の小幅改善が継続2026年12月期影響

    営業利益率がFY24の2.84%からFY25の3.07%へ0.23pt改善、FY26も改善期待

  • 低PBR是正への株主還元圧力次回株主総会影響

    PBR0.62倍と1倍割れ、東証要請により自社株買い等の検討余地

  • 高水準の外国人保有比率継続影響

    外国人保有比率17.6%、更なる上積みで需給改善期待

  • 配当利回り3.5%の下支え通年影響

    配当利回り3.51%は市場平均超、株価下落抑制効果

マイナスに働く材料7
  • 低い収益性

    営業利益率2.84%と低く、競合と比べても見劣りする。

  • 需要回復の不確実性

    2025年売上高予想は2895億円と減少見通しで、回復は力強くない。

  • 競争激化

    専門商社業界は参入障壁が低く、価格競争が収益を圧迫する。

  • 純利益の急減による減配リスク2025年12月期影響

    純利益がFY23の82億円からFY25の25億円へ70%減、配当性向99%で持続困難

  • 売上高の減少トレンド継続2026年12月期影響

    売上高がFY23の3,098億円からFY25の2,895億円へ減少、構造的な需要減退

  • ROE2.4%と資本効率の低さ継続影響

    ROE2.4%は資本コストを下回り、株主価値創造の不透明感

  • PER26倍と割高感通年影響

    PER26.4倍は純利益減少により実質的に上昇、バリュエーション調整リスク

次の決算で確かめる点
売上高成長率
電子部品需要の回復度合いを測る重要指標。
営業利益率
改善がなければ投資妙味は薄い。競合との差を確認。
ROE
資本効率の低さが解消されるかを見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+2.1%いまの株価に対する利回りは3.11%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
3.11%
いまの株価に対して
配当性向
231.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月2540.7
2017年12月264.0133.6
2018年12月273.855.8
2019年12月283.757.9
2020年12月293.659.1
2021年12月303.415.5
2022年12月313.3
2023年12月4441.9109.3
2024年12月489.1142.3
2025年12月492.1231.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ48,204人。区分でいちばん多いのは個人・その他30.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.1%を占め、残る48.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他22.324.326.928.234.130.7
事業法人27.127.127.326.927.129.2
金融機関29.130.426.224.922.221.9
外国法人18.817.017.517.513.417.5
自己株式6.26.26.26.66.66.5
証券会社2.71.21.92.53.00.7
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01サカタインクス株式会社21.45
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.22
03有限会社フォーティ・シックス4.76
04株式会社りそな銀行4.31
05株式会社三井住友銀行4.29
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常代 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.34
07一般財団法人村井シークス財団2.06
08株式会社日本カストディ銀行(信託口4)1.88
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.80
10株式会社三菱UFJ銀行1.43

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-04-07
    株式会社 三井住友銀行
    新規の大量保有報告
    0.56%
    -3.73pt
  • 2026-04-07
    株式会社りそな銀行
    新規の大量保有報告
    0.56%
    -3.75pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−59%、1株純資産は14期で+104%。直近期のROEは2.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月1301,07113.77.745.7
2013年12月1411,39811.49.153.6
2014年12月8887511.114.636.9
2015年12月13898614.813.657.6
2016年12月1341,04213.314.740.7
2017年12月1441,16213.116.8133.6
2018年12月1311,17811.410.955.8
2019年12月781,2246.519.557.9
2020年12月361,1873.042.359.1
2021年12月971,3947.514.715.5
2022年12月1001,6266.612.8
2023年12月1741,8929.98.4109.3
2024年12月802,1334.015.1142.3
2025年12月532,1902.424.8231.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

20名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は20名。2025/12期の役員報酬は総額353百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
平岡和也CEO兼COO 代表取締役 社長執行役員5319,000
丸山徹COS 代表取締役専務執行役員6316,000
高木浩昭CTO 取締役 常務執行役員 技術統括部長659,000
蒲田顕久CFO 取締役 常務執行役員 財務経理部長 兼 IR・広報部長632,000
髙谷晋介取締役742,000
大森進取締役75
二子石謙輔取締役73
半田清取締役692,000
尾﨑哲取締役68
吉田明生監査役(常勤)6413,000
新田泰生監査役66
村上正樹CSO専務執行役員 営業企画室 管掌
残りの役員8名を開く
氏名役職年齢
浦谷行信資材統括部長
岩武孝明北米・中南米地域担当 兼 SIIX U.S.A. Corp.マネージングディレクター 兼 SIIX EMS MEXICO S de RL de C.V担当
佐治宏哲欧州地域担当 兼 SIIX Europe GmbH 担当 兼 SIIX EMS Slovakia s.r.o. 担当 兼 SIIX Hungary Kft. 担当
河西正則アセアン・インド地域担当 兼 Thai SIIX Co., Ltd.マネージングディレクター
小出裕一情報システム部長
江川善信中華圏担当 兼 SIIX H.K. Ltd. マネージングディレクター 兼 SIIX EMS (DONG GUAN) Co., Ltd. 董事長 兼 総経理 兼 SIIX HUBEI Co., Ltd. 董事長 兼 美的PJ 担当 兼 SIIX (Shanghai) Co., Ltd. 担当 兼 SIIX EMS (Shanghai) Co., Ltd. 担当 兼 SIIX TWN Co., Lt
福井由紀法務部長
紀川浩二東京営業部長 兼 大阪営業部 担当 兼 名古屋営業部 担当

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8225251526633
社外取締役6636311
監査役1242424

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,691字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社26社、関連会社14社で構成され、電子部品等の部材調達、EMS(電子機器受託製造サービス)、物流等のサービスをグローバルで提供することを主な事業としております。これらの事業活動を展開している地域を経営上の意思決定や業績評価を行う基礎となる地域別業務執行責任体制にもとづいて区分し、「日本」、「中華圏」、「東南アジア」、「欧州」、「米州」の5つを報告セグメントとしております。 関係する業界はグローバル規模での事業の水平分業化および企業間のアライアンス等が益々進展し、コスト削減と開発・生産のスピードアップ化ニーズの受け皿であるEMS(電子機器受託製造サービス)が大きく成長しております。当社グループはこの業界動向に対応すべく海外生産子会社の増強、生産技術の向上、国内外のネットワークの拡充等に積極的に取り組んでおります。 当社グループの主な事業に係る主要各社の位置づけは次のとおりであります。 主要な事業   主要な会社 電子部品等の輸出入販売   (日本)当社(中華圏)SIIX (Shanghai) Co., Ltd. (中国)SIIX H.K. Ltd. (香港)SIIX TWN Co., Ltd. (台湾)(東南アジア)SIIX Singapore Pte. Ltd. (シンガポール)SIIX Phils., Inc. (フィリピン)PT. SIIX Trading Indonesia (インドネシア)SIIX MALAYSIA SDN. BHD.(マレーシア)(欧州)SIIX Europe GmbH (ドイツ)(米州)SIIX U.S.A. Corp. (米国)      連結子会社連結子会社連結子会社 連結子会社連結子会社連結子会社連結子会社 連結子会社 連結子会社 電子回路・機器の製造   (中華圏)SIIX EMS (Shanghai) Co., Ltd. (中国)SIIX HUBEI Co., Ltd. (中国)SIIX EMS (DONG GUAN) Co., Ltd. (中国)(東南アジア)Thai SIIX Co., Ltd. (タイ)SIIX EMS PHILIPPINES, INC. (フィリピン)SIIX REALTY HOLDINGS INC. (フィリピン)PT SIIX Electronics Indonesia (インドネシア)PT. SIIX EMS INDONESIA (インドネシア)(欧州)SIIX EMS Slovakia s.r.o. (スロバキア)SIIX Hungary Kft. (ハンガリー)(米州)SIIX EMS MEXICO S de RL de C.V (メキシコ)    連結子会社連結子会社連結子会社 連結子会社連結子会社連結子会社連結子会社連結子会社 連結子会社連結子会社 連結子会社 電子回路・機器の製造、技術開発および技術支援   (全社(共通))シークスエレクトロニクス株式会社    連結子会社 バイオ抗体医薬品の受託開発製造等   (全社(共通))Renzoku Biologics株式会社    連結子会社 当社グループの主な事業に係る主要な取扱品目は次のとおりであります。 報告セグメント   品目 日 本中 華 圏東 南 ア ジ ア欧 州米 州   下記分野における完成品、組立品、基板実装品、部品単体・キット、金型・成形品等車載関連機器(カーマルチメディア、メーター、フロントパネル、各種スイッチ、 エクステリア、モーター、ECU、準ミリ波レーダー、車載カメラ等) 産業機器(パワーツール用エンジン点火装置、業務用AV機器、業務用エアコン、医療機器、 工業用ミシン等) 家電機器(デジタル家電、エアコン、キッチン家電、健康器具、知育玩具等) 情報機器(事務機器、プリンター等) 一般電子部品 その他(ワイヤーハーネス部材、オートバイ用部材、自動車部品、設備機械、化成品、 雑貨等) 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,788字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 近年、市場のグローバル化と消費者ニーズの多様化が益々進展し、企業は部材調達・製造・販売・物流等、事業活動のあらゆる面において、グローバルベースで、経営資源の最適な配置・活用を図ることが重要な経営課題になっております。当社グループは、このような企業の新たな課題に対して解決策を提供することを事業目的とし、永年にわたり手がけてきたエレクトロニクス関連分野を中心に、「世界に点在する様々なニーズを自在にコーディネートし、顧客に具体的なビジネスメリットを提供する『グローバル・ビジネス・オーガナイザー』として活動すること」を事業の基本方針としております。こうした企業活動を通して「世界のリソースの有効活用を追求し、社会システムの活性化と人類の進歩に貢献すること」を当社グループの企業理念としております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、SIIX VISION 2026「清く、正しく、正確に」を掲げ、2026年を最終年度とする3か年の中期経営計画を策定いたしました。この計画のもと、「①新規ビジネスへの挑戦、最高品質の提供」、「②脱炭素社会への貢献」、「③経営管理、財務」、「④人的資本経営」に取り組んでおります。 ① 新規ビジネスへの挑戦、最高品質の提供 既存事業であるエレクトロニクス分野において、車載関連ビジネスの深耕に加え、高品質のモノ造りの確立および製造DXを推進し、最高品質の提供と顧客満足度の向上を目指して参ります。 また、新市場の開拓、プリンテッドエレクトロニクス、ロボティクス、人材紹介ビジネスといった新規ビジネスにも注力し、収益率の向上を目指して参ります。 ② 脱炭素社会への貢献 当社事業における温室効果ガス排出量の削減活動に加え、サプライチェーン全体での削減活動を推進し、脱炭素社会への貢献に取り組んで参ります。 ③ 経営管理、財務 収益性、成長性にもとづいたビジネスへの投資や、効率化・自動化のための設備投資を推進いたします。また、在庫削減や支払サイトの見直しなど、キャッシュ・コンバージョン・サイクルの短縮を意識した経営管理を進めて参ります。 ④ 人的資本経営 グローバル人材の教育、エンゲージメント調査など、グローバル企業としてふさわしい人材の育成を推進し、持続的な成長を目指して参ります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 電子化、モジュール化、水平分業化がグローバルベースであらゆる産業に広がる中、当社は豊富な海外でのビジネスキャリアを背景に世界のリソースの有効活用とともにテクノロジーパートナーとの連携を強化することで、幅広い顧客のニーズに対応して参ります。今後も「信頼」をキーワードに「グローバル・ビジネス・オーガナイザー」として顧客満足の向上、環境負荷の低減や進出国の経済発展に貢献して参ります。また、クラウドサーバやウェブミーティング等を積極的に活用し、製造情報や営業情報の共有化をより一層推進することにより、感染症のまん延や自然災害など、従業員の出勤が困難となる事象が発生した場合を想定し万全なBCP体制を整えて参ります。 また、当社グループでは、サステナビリティに関する取締役会への包括的な助言機関としてサステナビリティ委員会を設置しております。前述の災害等への対応のみならず、様々な社会課題の解決のため、持続可能な社会の実現に向けて、サステナビリティに関する取り組みを一層強化して参ります。 (4) 対処すべき課題 各国の自国中心主義の政策への対応や環境への意識の高まりなどにより、柔軟な対応が求められております。当社は様々な顧客企業のニーズに確実に応えるため、以下のような課題に取り組んでおります。 ① 電子部品のグローバル調達力の強化および物流サービスの高度化 ② 経済の「ブロック化」に対応する地域戦略の実践 ③ 顧客動向に対応した拠点ネットワークの整備拡充 ④ 拠点間での情報共有化とシナジー効果の追求 ⑤ 製造技術力および生産効率の向上と製造系マネジメント人材の確保 ⑥ 環境・省エネ、インフラ、医療関連等、新たなエレクトロニクス分野での新規事業の開拓 ⑦ 資産効率の継続的改善 ⑧ 気候変動等、サステナビリティへの取り組みの促進
事業等のリスク5,206字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関連する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、主として以下のようなものがあります。当社グループの事業等はこれら以外にも様々なリスクをともなっており、ここに記載されたものがリスクのすべてではありません。 なお、本項に記載した将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市況変動 当社グループのコア事業であるEMS(電子機器受託製造サービス)は、多様なエレクトロニクス製品分野を対象とした事業を展開しております。特に、今後CASE(※1)およびMaaS(※2)といった大きな可能性を有する車載関連機器分野およびIoT等のメカからエレキへと変革が進む産業機器分野を注力領域と位置づけており、これらの分野は連結売上高の約8割を占めるに至っております。このような状況から、これらの事業分野に属する顧客の事業動向が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、エレクトロニクス業界は、技術革新や新製品の開発によって大きな市場の成長を見込める反面、メーカー間の競争激化、商品の早期陳腐化等により予想外の価格低下、需給バランスの変化等が起こる可能性があります。当社グループでは、新規顧客の開拓による顧客ポートフォリオの分散を図り、顧客企業の動向や生産計画を注視することで、需給バランスの変化等への対応に努めておりますが、例えばデジタル家電市場等においては上記のような傾向が比較的強く、予期せぬ需給ギャップが発生することによって、生産調整、受注取消、設備過剰、在庫増加・陳腐化、利益率低下等、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ※1 CASEとは、Connectivity(接続性)、Autonomous(自動運転)、Shared(共有)およびElectric(電動化)を総称する造語であり、現在の自動車業界において追求されている次世代の技術およびサービスの総称をいいます。 ※2 MaaSとは、Mobility as a Serviceの略称であり、ICTを活用して交通をクラウド化し、公共交通か否か、またその運営主体に係らず、マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を1つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念をいいます。 (2) 為替変動 当社グループは、様々な通貨・条件で海外との取引を行っているため、為替リスクの回避に注意を払っております。基本的に、(a)同一通貨による仕入と販売、(b)為替予約、(c)顧客との為替リスク負担に関する取決め等により、為替リスクをヘッジしておりますが、急激な為替変動が、売上高および利益に影響を与えることがあります。 (3) 事業活動 当社グループは、グローバルネットワークを活用した国内外での取引に強みを発揮しており、現在、国内子会社として2社、在外子会社として24社および持分法適用関連会社3社等をあわせて、グローバルに活動を展開し、生産拠点を複数の国に分散させることで、国際情勢の変化に機動的に対応できる体制の確立を図っております。しかしながら、各所在国・各地域の政治経済情勢の悪化、法律・規制・税制の変更、通貨政策の変更、社会的混乱等のカントリーリスク、自然災害の発生によるハザードリスクや感染症のまん延等が、直接または間接的に当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 資金調達・金利変動 当社グループは、金融機関からの借入等により必要な事業資金を調達しております。実行に際しては金利動向に応じ、適宜、変動ないし固定金利調達としているほか、デリバティブ取引(金利スワップ契約等)を活用することで金利変動リスクを軽減しておりますが、予期せぬ市場金利の変動が当社グループの損益に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 品質管理 当社グループでは国内外を問わず生産するすべての商品について、万全の品質管理に努めております。連結ベースで品質問題への対応を組織的に行っており、品質最高責任者は代表取締役社長と定めております。シークスグループ品質方針は、次のとおりであります。 『当社グループは、エレクトロニクス関連分野を中心に、商社機能とメーカー機能を併せ持ち、「世界に点在する様々なニーズを自在にコーディネートし、顧客に具体的なビジネスメリット(顧客価値)QCDSを提供する『グローバル・ビジネス・オーガナイザー』たること」を基本方針とし、「世界のリソースの有効活用を追求し、社会システムの活性化と人類の進歩に貢献する」ことを目指して継続的な改善、改革を含めた企業活動を推進する。』 このような方針のもと、活動は進めているものの品質不適合や製造過程における欠陥、予期せぬ重大なクレームが発生した場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 感染症の感染拡大による影響 各国政府・自治体から発出される入国規制や行動制限などの感染症拡大防止政策等が、感染拡大やその収束時期によっては、当社の事業活動に影響を及ぼす可能性があります。また、当該状況が長期化する場合には、当社グループが注力する分野であるエレクトロニクス製品の需要動向等に対しても影響が生じる可能性も考えられます。 このような可能性を踏まえ、当社グループは、従業員の安全確保、顧客企業の動向、各国の政策、部材および完成品の出入荷に関する物流の状況等を管理することを目的として、定期的に世界各地の情報を把握しております。今後も、当社グループは、事業活動への影響低減を目的とした対応を推進していく方針であります。 しかしながら、今後における上記事項の動向により、当社グループの業績、財政状態およびキャッシュ・フローに影響を及ぼし、減損等が生じる可能性があります。 (7) 情報セキュリティ 当社グループでは、事業活動を行うにあたり、取引先情報、営業秘密情報、個人情報等の機密情報を保有しております。サイバー攻撃による不正アクセスや社内の人為的過失等により発生する情報の漏洩、改ざん、紛失等を防止するため、セキュリティ管理体制の強化、定期的な従業員教育、セキュリティ対策製品の導入などに取り組んでおります。しかしながら、予想を超えるサイバー攻撃や予期できない不正行為等により、情報の漏洩や事業活動の停止等の事態が発生する可能性があります。その結果、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 気候変動 当社グループが関連するエレクトロニクス市場は、中長期的にはCASEやIoTといった技術革新の進行とともに、気候変動対策および脱炭素対策としての自動車や産業機器の電動化ニーズがさらに拡大していく市場であると認識しております。当社グループでは、企業理念、CSR方針ならびにシークス行動規範にもとづき、環境に関する法令・国際協定等を遵守し、資源保護や地球環境の維持・保全に努めるとともに、代表取締役社長が委員長を務めるサステナビリティ委員会において、当社グループにおける気候変動問題を含めたサステナビリティに関する戦略の策定や課題解決に取り組んでおります。しかしながら、炭素課税による資材・燃料調達コストの増加、再生可能エネルギー由来電力への転換による燃料コストの増加、環境への取り組みが不十分な場合における当社グループのレピュテーション低下(新規受注減少、既存契約の解除、レピュテーションリスク増加による顧客離れ)、豪雨や台風等による設備の損傷と復旧コストの増加、バリューチェーン寸断による製品・サービスの中止、燃料コスト増加、酷暑時間帯回避による生産性の低下等が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおける気候変動に関するリスクの詳細につきましては、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 (9) 新事業(バイオ抗体医薬品CDMO事業)の進捗 当社グループは、2024年3月11日に、バイオ抗体医薬品CDMO事業(受託開発製造事業)を営むRenzoku Biologics株式会社を子会社化し、バイオ抗体医薬品の受託開発製造事業を行っております。同事業は、バイオ抗体医薬品の製造工法の確立等の研究開発および医薬品規制当局の許認可等の段階を踏んで収益化を目指していくものであり、同事業の収益化に至るまでに研究開発費等の費用負担が先行するため、当社グループの損益に影響を及ぼす可能性があります。また、医薬品規制当局の許認可等に遅れが生じる場合は、収益化の時期も遅れる可能性があります。 (10) 設備投資や固定資産の減損 当社グループは、顧客ニーズに対応して生産能力を維持・向上させるため、設備投資を行っております。設備投資にあたっては、キャパシティーの向上のみならず、効率化投資を優先し、既存生産ラインの最大化を図ること等によって、設備の余剰リスクの低減に努めております。しかしながら、取引先企業が生産や販売等の方針を変更した場合や、景気後退等により当社グループの設備投資が過大となった場合には、減価償却費の負担等により当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、工場、生産設備等の有形固定資産を保有しており、当該資産から得られる将来のキャッシュ・フローの見積りにもとづく回収可能性を定期的に評価しております。しかしながら、競合や政治経済情勢の悪化その他の理由によって事業収益性が低下し当該資産が十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は、減損の認識が必要となり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 電子部品の調達 当社グループは、60年以上にわたる電子部品商社としての経験・ネットワークのもと、生産能力、信用リスク、技術力、品質、価格競争力などの要素を総合的に勘案し、調達先を国内外の多様な電子部品メーカーに分散させ、安定的な調達に向けて取り組んでおります。しかしながら、部品によっては特定の仕入先に依存しているものがあり、仕入先の代理店政策変更または仕入先自体の統廃合等により商権に変更が生じる場合、もしくは事故、自然災害、パンデミック、地政学的なリスク、大規模なシステム障害等によって仕入先や物流網に影響が生じて部品を安定的に調達できない事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 法令・コンプライアンス 当社グループでは、企業の社会的責任を常に意識するとともに、法令・社会的規範の遵守を企業活動において実践していくための行動指針として、シークスグループ行動規範を制定し、すべての役員および従業員のコンプライアンス意識の向上を図っております。また、代表取締役社長を委員長とするコンプライアンス委員会を設置し、事務局となる総務部による調査・啓蒙・改善指示等を通してグループ全体のコンプライアンス活動の支援を行っております。しかしながら、不測の事態によりコンプライアンス違反の事実や不十分な対応があった場合、当社グループの社会的信用に重大な影響を与える場合があり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 シークスグループ行動規範においては、事業活動を行う各国または各地域において適用される関連法令を正しく理解しこれらを遵守することを掲げ、各国または各地域での法令・規則の順守に取り組んでおります。しかしながら、国内外の取引先との間で広範な法令に従って事業活動を行う中で、法令・規則に違反した場合、罰則や課徴金の適用、法令違反にかかる損害賠償請求、業務停止等の行政処分により事業活動が制限された場合、契約内容の解釈齟齬により補償等を求められた場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 人材の確保・育成 当社グループは、世界各国で事業活動を行っており、グローバルで持続的に成長を続けていくためには、多様な背景を持つ人材を確保・育成することが重要となります。多様な人材がそれぞれの能力に応じ力を発揮できる組織・環境づくりを進めており、社員教育の強化やワークライフバランスに配慮した働き方の促進を通じ、人材の育成や定着に取り組んでいます。しかしながら、必要な人材の確保または育成ができなかった場合には、当社グループの事業展開や業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,198字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度の経済環境を顧みますと、米国では、AI需要の拡大が継続しているものの設備投資は総じて低迷しており、雇用環境の悪化により個人消費は減速しております。欧州では、良好な雇用環境と安定した物価動向が継続し、景気は緩やかに回復傾向にあります。アジアにおいて、中国では、金融関連の消費で増加がみられるものの、固定資産投資の減少にともなう建設および不動産不況が景気を押し下げております。その他のアジア各国では、相互関税発動前の一時的な需要増加により輸出が増加したものの、内需の縮小にともない景気が減速基調にあります。日本では、個人消費は底堅く堅調に推移し、設備投資も緩やかに回復しているものの、米国の関税政策の影響等により、力強さを欠いております。当社グループが関連するエレクトロニクス市場は、米国においては生成AIの普及とともにインフラ面ではデータセンター投資が景気を下支えました。中国では、米中間の追加関税の応酬や輸出規制等により、独自のサプライチェーン構築が進展し、東南アジアへの輸出攻勢が強まりました。こうした中、足元は政策動向や顧客のBCP(事業継続計画)対応などにより市場環境が不安定であるものの、中長期的にはCASEやIoTといった技術革新の進行とともに、気候変動対策および脱炭素対策としての自動車や産業機器の電動化ニーズがさらに拡大していく市場であると認識しております。こうした状況下、当社グループでは、日系・非日系を問わず大手グローバル企業との取引拡大を目指しております。 当社の当連結会計年度の業績は、売上高は2,894億9千1百万円と前連結会計年度に比べて128億2千2百万円の減少(4.2%減)となりました。利益面では、営業利益は88億5千3百万円と前連結会計年度に比べて2億9千4百万円の増加(3.4%増)となり、経常利益は92億3千2百万円と前連結会計年度に比べて9億4千3百万円の増加(11.4%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は24億8千8百万円となり、前連結会計年度に比べて12億6千6百万円の減少(33.7%減)となりました。 なお、当連結会計年度における当社の主要通貨の平均為替レートは、米ドルが149.71円(前連結会計年度比1.2%円高)、ユーロが169.33円(前連結会計年度比3.3%円安)、中国元が20.83円(前連結会計年度比0.9%円高)、タイバーツが4.56円(前連結会計年度比5.8%円安)であります。 また、当連結会計年度における業績の分析等については、セグメント別の業績および要因に記載しております。 セグメント別の業績および要因は次のとおりであります。本文中の「セグメント利益」および「セグメント損失」は、連結損益計算書の営業利益を基礎としております。 (日本) 車載関連機器用部材および産業機器用部材の出荷が減少したこと等により、当セグメントの売上高は922億3千2百万円と前連結会計年度に比べて64億9千3百万円の減少(6.6%減)となりました。 利益面では、売上高が減少したこと等により、セグメント利益は9億1百万円と前連結会計年度に比べて4億4千万円の減少(32.8%減)となりました。 (中華圏) 車載関連機器用部材および家電機器用部材の出荷が減少したこと等により、当セグメントの売上高は758億6千万円と前連結会計年度に比べて68億4千7百万円の減少(8.3%減)となりました。 利益面では、製造経費の削減等により、セグメント利益は7億8千7百万円と前連結会計年度に比べて7億6千万円の増加(2,765.5%増)となりました。 (東南アジア) 産業機器用部材および家電機器用部材の出荷が減少したこと等により、当セグメントの売上高は1,099億4千万円と前連結会計年度に比べて50億1千1百万円の減少(4.4%減)となりました。 利益面では、製造経費の削減等により、セグメント利益は46億7千万円と前連結会計年度に比べて3億1千1百万円の増加(7.2%増)となりました。 (欧州) 車載関連機器用部材の出荷が減少したこと等により、当セグメントの売上高は225億6千4百万円と前連結会計年度に比べて41億9千6百万円の減少(15.7%減)となりました。 利益面では、12億9千7百万円のセグメント損失(前連結会計年度は12億2千4百万円のセグメント損失)となりました。 (米州) 車載関連機器用部材の出荷が減少したこと等により、当セグメントの売上高は756億3千9百万円と前連結会計年度に比べて2億1千2百万円の減少(0.3%減)となりました。 利益面では、製造経費の削減や輸送費の減少等により、セグメント利益は42億8千3百万円と前連結会計年度に比べて1億3百万円の増加(2.5%増)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 総資産は、前連結会計年度末に比べて96億2千2百万円減少(4.4%減)し、2,078億6千2百万円となりました。 流動資産は、現金及び預金72億5千3百万円の増加(31.8%増)、棚卸資産76億5千3百万円の減少(11.9%減)および受取手形、売掛金及び契約資産30億5百万円の減少(4.9%減)等により、前連結会計年度末に比べて34億5千9百万円減少(2.2%減)し、1,527億5千1百万円となりました。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて61億6千3百万円減少(10.1%減)し、551億1千万円となりました。 (負債) 負債合計は、前連結会計年度末に比べて123億7千4百万円減少(10.6%減)し、1,040億7千7百万円となりました。 流動負債は、短期借入金17億8千4百万円の減少(10.9%減)等により、前連結会計年度末に比べて68億6千3百万円減少(8.7%減)し、716億6百万円となりました。 固定負債は、長期借入金63億3千3百万円の減少(38.4%減)により、前連結会計年度末に比べて55億1千万円減少(14.5%減)し、324億7千1百万円となりました。 (純資産) 純資産は、為替レートの変動にともなう為替換算調整勘定24億7千万円の増加(8.1%増)等により、前連結会計年度末に比べて27億5千1百万円増加(2.7%増)し、1,037億8千4百万円となりました。 この結果、自己資本比率は46.2%から49.7%に増加いたしました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度において、現金及び現金同等物 (以下「資金」という。) は、前連結会計年度末に比べて80億2千3百万円増加(36.9%増)し、当連結会計年度末における資金は297億9千3百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況および要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は、265億3千9百万円(前連結会計年度は230億9千7百万円の増加)となりました。これは主に、仕入債務の減少額10億7千6百万円の資金減少要因に対し、税金等調整前当期純利益66億1千8百万円、減価償却費91億7千1百万円および棚卸資産の減少額89億4千8百万円の資金増加要因によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は、22億5千7百万円(前連結会計年度は90億8千8百万円の減少)となりました。これは主に、各海外生産拠点において行われた設備投資にともなう有形固定資産の取得による支出31億7千4百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果減少した資金は、163億9千9百万円(前連結会計年度は123億2千万円の減少)となりました。これは主に、長期借入れによる収入43億5千4百万円に対し、短期借入金の純減少額による支出66億3千5百万円、長期借入金の返済による支出60億9千9百万円および社債の償還による支出50億円によるものであります。 (参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移 2021年12月期   2022年12月期   2023年12月期   2024年12月期   2025年12月期 自己資本比率 (%)   38.8   37.5   41.1   46.2   49.7 時価ベースの自己資本比率 (%)   39.4   29.4   31.8   26.1   29.7 キャッシュ・フロー対有利子負債比率 (年)   -   10.3   3.2   2.5   1.8 インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍)   -   7.6   13.2   15.7   26.7 (注)各指標の算出方法 ・ 自己資本比率 : 自己資本÷総資産 ・ 時価ベースの自己資本比率                  : 株式時価総額÷総資産 ・ キャッシュ・フロー対有利子負債比率        : 有利子負債((期首+期末)÷2)÷営業キャッシュ・フロー ・ インタレスト・カバレッジ・レシオ          : 営業キャッシュ・フロー÷利払い 1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 3 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 4 利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 5 2021年12月期は営業キャッシュ・フローがマイナスのため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率およびインタレスト・カバレッジ・レシオは記載しておりません。 (2) 生産、受注及び販売の状況 ① 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前年同期比(%) 日本   85,704   △5.8 中華圏   68,722   △9.8 東南アジア   99,358   △3.5 欧州   20,724   △18.5 米州   67,562   +0.1 合計   342,072   △5.8 (注) 1 金額については、仕入価格により表示しております。 2 金額については、セグメント間の内部仕入高または振替高を含んでおります。 ② 受注実績 該当事項はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 日本   92,232   △6.6 中華圏   75,860   △8.3 東南アジア   109,940   △4.4 欧州   22,564   △15.7 米州   75,639   △0.3 合計   376,238   △5.7 (注) 金額については、セグメント間の内部売上高または振替高を含んでおります。 (3) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、本項に記載した将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の分析 当社事業の中心であるエレクトロニクス分野におきましては、CASE、IoT、DXなど大きな技術革新が起こっております。また技術革新のみならず、脱炭素社会に向けた需要も高まっており、このような市場環境の変化に柔軟に対応していくため、当社はグローバルベースで顧客の様々なニーズに対応することを主眼に電子部品の調達、基板実装、成形事業などワンストップソリューションの提供を進めております。 このような状況下、当社の当連結会計年度の業績は、売上高は2,894億9千1百万円と前連結会計年度に比べて128億2千2百万円の減少(4.2%減)となりました。営業利益は88億5千3百万円と前連結会計年度に比べて2億9千4百万円の増加(3.4%増)となりました。 当連結会計年度の業績と当初予想との差異要因につきましては、長期化する地政学的リスクにともなう欧州経済の低迷を受け2024年11月に閉鎖を決議したハンガリー工場の出資持分の帳簿価額と売却予定価格との差額、および中国の不動産市況の悪化により湖北工場の固定資産に対する評価損を特別損失として計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は下押しされました。 今後につきましては、当社事業の主力である車載関連機器の市場は世界の自動車需要の回復の動きと連動することが見込まれますが、各国経済の動向や一部の顧客における在庫消化の動き、米国新政権による規制緩和や対外政策の影響を考慮し、需要面の不透明感を一定程度見込んでおります。一方で、ハンガリー工場を閉鎖しオペレーションサイズの最適化を行ったことにより欧州セグメントの収益性の改善を見込んでおります。その他の地域においても、中長期的には世界各地でCASEやIoT、DXの広がりを背景に大手グローバル企業との取引を拡大させて参ります。 各経営指標は、以下のとおりであります。 連結経営指標   2025年度実績(百万円)   2025年度計画(百万円)   2025年度計画比(百万円)   2024年度実績(百万円)   2024年度実績比(百万円) 売上高   289,491   300,000   △10,508(△3.5%)   302,314   △12,822(△4.2%) 営業利益   8,853   8,500   +353(+4.2%)   8,559   +294(+3.4%) ② 資本の財源および資金の流動性 当社グループの主な資金需要としては、短期的なものとして商品等の仕入、製造費用および販管費等の運転資金、長期的なものとして、生産能力増強および合理化等のための設備投資資金があります。これらの事業運営上必要な資金については、資金の流動性および源泉を安定的に確保することを基本とし、運転資金については、自己資金および金融機関からの短期借入、設備投資資金については、金融機関からの長期借入等の要否を検討し、資金調達を行っております。 また、当連結会計年度における設備投資等の概要ならびに重要な設備投資計画の予定金額とその資金調達方法については、「第3 設備の状況」をご参照ください。 ③ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準にもとづき作成されております。この連結財務諸表作成にあたって用いた重要な会計上の見積りおよび当該見積りの仮定は、以下のとおりであります。 なお、これらの見積りは過去の実績や連結財務諸表作成時点で入手可能な外部情報等にもとづき合理的に行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。 (固定資産の減損) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産または資産グループについて、回収可能価額を事業計画にもとづく将来キャッシュ・フローや割引率、固定資産の時価等により見積り、その額が帳簿価額を下回る場合は帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として認識します。 減損の兆候の認識および減損損失の測定にあたっては、慎重に検討を行っておりますが、事業計画や経済環境等、見積りの前提条件に変更があった場合においては、認識される減損損失の金額に影響を及ぼす可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (棚卸資産の評価) 当社グループは、棚卸資産について、需要動向および市況の変化にもとづく過剰または長期滞留や陳腐化を考慮したうえで、適正な価値で評価いたします。取得日から一定期間を経過している棚卸資産については、収益性の低下にともなう正味売却価額を見積り、帳簿価額との差額を評価損失として認識します。 メーカー間の競争激化等にともなう市況変動や製品ライフサイクルの変化等により収益性が変動し、棚卸資産の評価額に影響を及ぼす可能性があります。 (繰延税金資産) 当社グループでは、事業計画にもとづいて将来の課税所得の見込みを算定し、回収可能性があると判断した将来減算一時差異等について繰延税金資産を認識します。 なお、当該回収可能性は将来の課税所得の見積りにもとづいて判断するため、見積りの前提とした事業計画とのかい離や想定外の経済環境の悪化等により課税所得が減少した場合、繰延税金資産の減額にともなう税金費用を計上する可能性があります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営業績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。