概要
セーフィーは、クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」を開発・提供する企業である。2014年10月に東京都品川区で創業し、2025年12月期の売上高は190億円、従業員数は548名。法人向けの防犯・業務改善カメラサービスを主力とし、2024年時点で国内クラウドモニタリング・録画サービス市場において稼働台数ベースで55.3%のシェアを占める。課金カメラ台数は35.4万台、年間経常収益(ARR)は145億円に達する。
サブスクリプション型の収益モデル
セーフィーの収益は、クラウド録画サービスの月額課金を中心とするリカーリング収益と、カメラ機器販売や設置作業によるスポット収益で構成される。2025年12月期のリカーリング収益は131億円、スポット収益は59億円。また、OEM提供を通じてNTTグループ、キヤノンマーケティングジャパン、KDDIまとめてオフィスなどのパートナー企業が自社ブランドで販売する形態も収益源となっている。サブスクリプションモデルにより、顧客の初期導入コストを抑えながら継続的な利用を促す構造を持つ。
業界横断の顧客基盤と用途拡大
「Safie」は小売・飲食・サービス・建設・物流・製造・インフラ・公共・医療と幅広い業界で導入されている。用途は防犯監視にとどまらず、店舗運営のオペレーション改善、建設現場の遠隔管理・安全管理、マーケティング施策の効果測定など多岐にわたる。例えば大手アパレルチェーンでは店舗映像を本社で一元管理し接客品質の向上に活用する。建設会社ではベテラン社員が遠隔地の現場を確認し品質維持に役立てる。
グループ体制と資本・業務提携
セーフィーは連結子会社としてセーフィーベンチャーズ(2022年設立)、KixおよびSAFIE VIETNAM(2024年)、セーフィーセキュリティ(2025年)、セーフィーフィールドワークス(2025年)、SAFIE THAILAND(2025年)を保有する。さらにNTTグループ、キヤノングループ、SECOMグループなどと資本・業務提携を結び、OEM供給や共同販売を通じて販路を拡大している。これらの提携先のブランド力と工事事業者ネットワークを活用し、エンタープライズ顧客への大規模案件にも対応する。
AIプラットフォーム「Safie AI Studio」への展開
2026年2月に提供開始した「Safie AI Studio」は、映像データを活用したAIソリューションを開発・運用するためのオープンなプラットフォームである。外部開発者も参加可能なAPIを備え、業界ごとの課題に特化したAIモデルを効率的に量産することを目的とする。これにより、建設現場の不安全行動検知や小売店舗の動線解析など、現場AX(AI Transformation)を加速する。将来的には自律的に連携するAIエージェントの社会実装を見据える。
業界の中での役割はクラウド映像サービス市場におけるリーディングカンパニーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01小売・飲食主力
店舗運営の効率化や防犯・マーケティング目的で、クラウドカメラを導入。来店客数の分析やスタッフの業務改善に貢献。
- Safie PRO
- 屋内向けクラウドカメラ。店舗内を高画質で録画し、スマホやPCで遠隔監視できる。
- Safie GO
- 屋外向けクラウドカメラ。防水・防塵性能を持ち、店舗外周や駐車場などの監視に適する。
02建設・物流主力
工事現場や倉庫などの安全管理・監視用としてクラウドカメラを活用。作業の可視化や事故防止に寄与。
- Safie GO
- 屋外用クラウドカメラ。過酷な環境での使用に耐え、建設現場の監視に適する。
- ウェアラブルカメラ
- 作業員が身につけるカメラで、現場の状況をリアルタイムで共有できる。
03製造準主力
工場内の生産ラインや設備の監視、品質管理にクラウドカメラを活用。異常の早期発見や作業効率の向上を支援。
- Safie PRO
- 工場内のラインモニタリングに適した屋内カメラ。
04インフラ・公共副次
道路・橋梁などのインフラ監視や公共施設のセキュリティ、防災目的でクラウドカメラを活用。
- Safie GO
- 屋外インフラの監視に適した防水・防塵カメラ。
05医療・福祉副次
介護施設や医療機関での見守り用途としてクラウドカメラを活用。安全確保とスタッフの負担軽減に寄与。
- Safie PRO
- 天井などに設置し、患者や入居者の状態を見守る。
製品と技術
屋内・屋外・ウェアラブルを網羅するカメラ製品群
「Safie PRO」は屋内向けの基本モデルで、防犯カメラとして小売店舗やオフィスに広く導入される。「Safie GO」は防水防塵性能を持ち、建設現場や屋外駐車場など過酷な環境に対応。2024年2月に発売された「Safie GO 360」は360度撮影が可能な屋外向けカメラ、同年3月の「Safie GO PTZ AI」はパン・チルト・ズームにAI解析を組み合わせたモデルである。「Safie Pocket2 Plus」はウェアラブル型で、作業員の視点映像をリアルタイム共有できる。2025年4月にはコンパクトな「Safie PT CAM」を追加した。
エッジAI搭載カメラ「Safie One」とAIソリューション
2022年9月にリリースした「Safie One」は、カメラ本体にAI処理機能を搭載し、クラウドに送る前にエッジ側で映像解析を行う。これにより通信負荷を低減し、リアルタイム性が要求される用途に対応する。AIソリューションとしては、映像×AI調査サポートサービス「Safie Survey」(2024年2月提供開始)や、スマートセキュリティシステム「Safie Security Alert」(2025年11月提供開始)がある。これらのAI機能は、膨大な映像データから不安全行動や異常を自動検知する。
周辺機器とプラットフォーム連携サービス
「Safie Connect」(2023年8月提供開始)はHDMI出力対応ルータで、複数のカメラ映像をモニターに映す用途に使われる。「Safie Trail Station」(2025年3月)は既設のカメラシステムをクラウド接続するゲートウェイであり、大規模施設のクラウド移行を容易にする。オプションサービスとしては、POSレジと連動し購買データと映像を紐付ける「Safie POSジャーナル連携オプション」がある。これらの機器・サービスは、サブスクリプション型の「Safie」プラットフォーム上で統合管理される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
クラウド監視で急成長、収益改善途上の業界注目企業
同社はクラウドカメラや映像監視サービスを提供する情報・通信業の企業である。売上高は過去3期で約1.6倍の190億円に拡大し、業界内で急速な成長を遂げている。これは、IoTやセキュリティ需要の高まりを追い風に、サブスクリプション型のビジネスモデルが市場に受け入れられていることを示す。一方、営業利益は赤字が続き、2025年12月期も営業損失率0.5%と小幅な赤字となっており、収益化が課題である。同業のソラコムやTinkerが成長産業で先行するが、同社はクラウド映像に特化した独自のポジションを構築し、競争力を高めている。今後はスケールメリットを活かした収益改善が鍵となる。
強み
- 売上高が3期連続で大幅増加し、クラウド監視市場での存在感を急速に高めている。
- 映像監視に特化したクラウド基盤を提供し、企業の防犯や業務効率化に貢献する。
- 月額課金モデルにより継続的な収益が見込みやすく、顧客基盤が拡大すれば収益が安定する。
- 防災・防犯需要が拡大しており、同業他社と比べても市場の成長から恩恵を受ける余地が大きい。
課題
- 営業赤字が続いており、売上拡大に伴う投資が先行する中で、収益転換点の実現が急務。
- クラウド映像市場への参入が増加しており、大手・新興ともに競争が激しく、差別化が困難。
- 成長のためにはマーケティングや営業強化が必要だが、コストが利益を圧迫する可能性がある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がセーフィー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 590Aギフティグループ | 386億円 | 42.6倍 |
| 2 | 4258網屋 | 372億円 | 41.1倍 |
| 3 | 3989シェアリングテクノロジー | 371億円 | 24.6倍 |
| 4 | 9441ベルパーク | 367億円 | 7.2倍 |
| 5 | 9405朝日放送グループホールディングス | 366億円 | 8.2倍 |
| 6 | 4375セーフィー | 365億円 | 79.0倍 |
| 7 | 4826CIJ | 361億円 | 16.9倍 |
| 8 | 9438エムティーアイ | 357億円 | 9.3倍 |
| 9 | 4847インテリジェント ウェイブ | 356億円 | 23.8倍 |
| 10 | 9687KSK | 355億円 | 13.2倍 |
| 11 | 4392FIG | 351億円 | 42.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 18件
創業当初のBtoCとOEM事業の開始
2014年10月、創業者3名が在籍していたモーションポートレートより関連事業と資産を譲り受け、東京都品川区西五反田にセーフィー株式会社を設立。直後にソニーネットワークコミュニケーションズへの第三者割当増資を実施し、BtoC向けクラウド録画型防犯カメラ「Safie HOME」をリリースした。2015年7月には、法人向けの「Safie PRO」を投入。同時にキヤノンマーケティングジャパン、KDDIまとめてオフィス、NTT東日本へのOEM提供を開始し、通信事業者との協業を早期から進めた。
屋外・ウェアラブル製品の投入と事業拡大
2015年7月に屋外向け防水防塵カメラ「Safie GO」をリリースし、建設・物流など過酷な現場にも対応可能な製品群を拡充。2022年9月にはエッジAI搭載カメラ「Safie One」を発売し、カメラ端末上での画像処理を可能にした。2023年6月にはウェアラブル型「Safie Pocket2 Plus」を提供開始し、作業員が身に着けて現場映像を遠隔共有できるようにした。同年7月に本社を現在の東京都品川区西品川に移転、11月には関西支店を開設し、西日本での営業拠点を強化した。
子会社設立による事業領域の拡張
2022年7月にセーフィーベンチャーズを設立し、新規事業創出を推進。2024年1月にはKixとSAFIE VIETNAMを設立し、海外展開と新サービス開発を加速。2025年1月にセーフィーセキュリティを設立しAI警備・セキュリティ分野に進出、同年11月にセーフィーフィールドワークスで保守・施工の専門子会社を、12月にSAFIE THAILANDを設立してタイ市場に直接進出した。これらのグループ会社は、プラットフォーム事業の周辺領域を専門的にカバーする役割を担う。
既設カメラ市場への参入とAIプラットフォームの基盤構築
2025年3月、ネットワーク接続型ストレージ製品「Safie Trail Station」を投入。これは既設のアナログカメラやネットワークカメラの映像をクラウドに取り込むゲートウェイ機器であり、市場規模約900万台と推定される既設カメラのクラウド移行を狙う。同年10月にはNEDOの「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」にAIソリューションプラットフォーム事業案が採択された。2026年2月の「Safie AI Studio」提供開始により、AIソリューションの量産体制が整った。
年表18件を開く
2010年代
- 2014年10月創業「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げ、創業者3名が在籍していたモーションポートレート株式会社より関連事業及び資産の譲渡をうけ、東京都品川区西五反田にセーフィー株式会社設立 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社への第三者割当増資を実施 BtoC向けのクラウド録画型防犯カメラサービス「Safie HOME」をリリース
- 2015年7月BtoB向けのクラウド録画型防犯カメラ「Safie PRO」をリリース 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「ISO/IEC27001:2013」及び「JIS Q 27001:2014」の認証を取得 本社を東京都品川区西五反田一丁目26番7号に移転 オリックス株式会社、関西電力株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、価値共創ベンチャー有限責任事業組合、株式会社ティーガイアへの第三者割当増資を実施 キヤノンマーケティングジャパン株式会社へのSafie PROのOEM提供となる「Visual Stage Type-S」のサービス開始 KDDIまとめてオフィス株式会社へのSafie PROのOEM提供となる「まとめてネットワークカメラ with safie」のサービス開始 屋外現場向け防水防塵性能を兼ね揃えたクラウドカメラ「Safie GO」をリリース POSレジ連携サービス「Safie POSジャーナル連携オプション」をリリース 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)へのSafie PROのOEM提供となる「ギガらくカメラ クラウドプラン」のサービス開始 本
2020年代
- 2022年7月セーフィーベンチャーズ株式会社(連結子会社)を設立
- 2022年9月エッジAI搭載カメラ「Safie One」をリリース MUSVI株式会社の株式を取得し持分法適用関連会社化
- 2023年6月ウェアラブル型クラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus」提供開始
- 2023年7月本社を東京都品川区西品川一丁目1番1号に移転
- 2023年8月HDMI出力対応ルータ「Safie Connect」提供開始
- 2023年11月関西支店を開設
- 2024年1月Kix株式会社(連結子会社)を設立 SAFIE VIETNAM CO., LTD.(連結子会社)を設立
- 2024年2月創業屋外向けクラウドカメラ「Safie GO 360」提供開始 映像×AIの調査サポートサービス「Safie Survey」提供開始 タイ駐在員事務所を設立
- 2024年3月屋外向けクラウドカメラ「Safie GO PTZ AI」提供開始
- 2024年9月関西支店をうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」へ移転
- 2024年10月NEDO公募の「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/データ・生成AIの利活用に係る先進事例に関する調査」に「AIソリューションプラットフォーム」事業案が採択
- 2025年1月セーフィーセキュリティ株式会社(連結子会社)を設立
- 2025年3月ネットワーク接続型ストレージ製品「Safie Trail Station」提供開始
- 2025年4月コンパクトな屋内用置き型ネットワークカメラ「Safie PT CAM」提供開始
- 2025年11月セーフィーフィールドワークス株式会社(連結子会社)を設立 スマートセキュリティシステム「Safie Security Alert」提供開始
- 2025年12月SAFIE (THAILAND) CO., LTD.(連結子会社)を設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
現場DXを加速する映像プラットフォームの拡充
クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」を核に、小売・建設・物流・医療など幅広い業界の業務改善や生産性向上を支援する。映像・クラウド・AI技術を駆使し、API連携によるオープンなプラットフォームを構築して現場のデジタルトランスフォーメーションを推進する。
- 02
業界特化ソリューションとAI活用の推進
各業界固有の課題を解決するため、映像データとAI技術を組み合わせた高付加価値ソリューションを展開する。2026年2月に提供開始したAI開発・運用プラットフォーム「Safie AI Studio」により、現場ニーズに合わせたAIソリューションを効率的に大量開発する。
- 03
販売パートナーとの協業強化と直販営業の拡大
NTTグループ、Canonグループ、SECOMグループなど大手パートナーとの連携を深め、全国規模の営業網を活用して効率的に市場を開拓する。直販営業では各業界の大手顧客とのリレーションを強化し、2022年以降毎年約30%の成長を維持する。
- 04
ワンストップサービスの提供とデリバリー体制の強化
子会社セーフィーフィールドワークスを通じてカメラ販売から設置工事・保守まで一貫したサービスを提供。現場のトータルサポートを強化し、周辺機器販売やシステムインテグレーション機能も拡充して顧客ニーズに応える。
- 05
リカーリング収益モデルの拡大とARR成長
クラウド録画サービスの継続課金によるリカーリング収益を重視し、ARR(年間経常収益)を主要指標として成長を目指す。カメラ販売によるスポット収益に加え、継続的な課金収益を積み上げることで安定した収益基盤を構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で548人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は767万円で、4期前と比べて+22.7%。平均年齢は35.4歳、平均勤続年数は2.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | 625 | 34.6 | 1.5 | 256 | — |
| 2022年12月 | 659 | 34.8 | 1.8 | 337 | — |
| 2023年12月 | 715 | 35.0 | 2.0 | 428 | — |
| 2024年12月 | 720 | 35.2 | 2.6 | 470 | −128 |
| 2025年12月 | 767 | 35.4 | 2.9 | 548 | −18 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社8社(国内 6 / 海外 2、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。
- 国内セーフィー ベンチャーズ 株式会社東京都品川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Kix株式会社東京都品川区 · 連結子会社議決権70.0%
- 海外SAFIE VIETNAM CO., LTD.ベトナム ホーチミン · 連結子会社議決権100.0%
- 国内セーフィー セキュリティ 株式会社東京都品川区 · 連結子会社議決権61.2%
- 国内セーフィー グロース パートナーズ 株式会社東京都品川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内セーフィー フィールド ワークス 株式会社東京都品川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外SAFIE(THAILAND) CO., LTD.タイ バンコク · 連結子会社議決権49.0%
- 国内MUSVI株式会社東京都品川区 · 連結子会社議決権16.7%
- 調達8.9億円ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業データ・生成AIの利活用に係る先進事例に関する調査生成AI開発者等とデータホルダーの連携に係る先進事例の調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2025-01-08
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は190億円、営業利益は-1億円。前期と比べると増収で、売上が+26.7%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 232億円 | 190億円 |
| 営業利益 | — | -1億円 |
| 純利益 | — | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は104億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+19.5%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 25 | −2 | −8.0 | −2 |
| 2023年2Q | 29 | −2 | −6.9 | −2 |
| 2023年3Q | 31 | −4 | −12.9 | −5 |
| 2023年4Q | 33 | — | — | −5 |
| 2024年1Q | 34 | −1 | −2.9 | −1 |
| 2024年2Q | 34 | −2 | −5.9 | −11 |
| 2024年4Q | 82 | −3 | −3.7 | −4 |
| 2025年2Q | 87 | −1 | −1.1 | 0 |
| 2025年4Q | 103 | 0 | 0.0 | 4 |
| 2026年2Q | 104 | 1 | 1.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2017年3月期からの10期で、売上は1億円から190億円へ190.0倍に増えた。直近期の営業利益率は-0.5%。売上は9期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 1 | — | −1 | — | −1 |
| 2018年3月 | 3 | — | −2 | — | −2 |
| 2018年12月 | 6 | — | −2 | — | −3 |
| 2019年12月 | 20 | — | −5 | — | −5 |
| 2020年12月 | 50 | — | −1 | — | −1 |
| 2021年12月 | 85 | — | −2 | — | −2 |
| セーフィーベンチャーズ株式会社(連結子会社)を設立 | |||||
| 2022年12月 | 93 | — | −13 | — | −14 |
| 関西支店を開設 | |||||
| 2023年12月 | 118 | — | −11 | — | −14 |
| 屋外向けクラウドカメラ「Safie GO 360」提供開始 映像×AIの調査サポートサービス「Safie Survey」提供開始 タイ駐在員事務所を設立 | |||||
| 2024年12月 | 150 | −6 | −6 | −4.0 | −16 |
| セーフィーセキュリティ株式会社(連結子会社)を設立 | |||||
| 2025年12月 | 190 | −1 | −1 | −0.5 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高190億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-0.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%95億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.5%96億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-0.5%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年12月期は営業CFが1億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは−11億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は57億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | −8 | 0 | 23 | −8 | 21 |
| 2020年12月 | −3 | −2 | 0 | −5 | 15 |
| 2021年12月 | −3 | −1 | 104 | −4 | 115 |
| 2022年12月 | −15 | −14 | 1 | −29 | 87 |
| 2023年12月 | −14 | −3 | 1 | −17 | 71 |
| 2024年12月 | −1 | −3 | 0 | −4 | 67 |
| 2025年12月 | 1 | −12 | 1 | −11 | 57 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2025年12月期の総資産は121億円。このうち返さなくてよい自己資本が92億円で、自己資本比率は75.0%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 2 | −1 | 3 | — |
| 2018年3月 | 10 | 8 | 2 | 76.6 |
| 2018年12月 | 9 | 5 | 4 | 59.4 |
| 2019年12月 | 30 | 22 | 8 | 73.6 |
| 2020年12月 | 31 | 21 | 10 | 67.6 |
| 2021年12月 | 137 | 125 | 12 | 91.3 |
| 2022年12月 | 127 | 112 | 15 | 88.3 |
| 2023年12月 | 117 | 100 | 17 | 85.6 |
| 2024年12月 | 110 | 86 | 25 | 77.4 |
| 2025年12月 | 121 | 92 | 29 | 75.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中104位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中532位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥655で、1年前と比べて-33.4%。過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 79.0倍 |
| PBR | 3.96倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月20日に前日比8.59%高の670円と反発したが、直近1カ月では3.08%上昇、年初来では36.79%下落。25日移動平均線650.52円を約3%上回るものの、200日線767.27円は下回っており、中期的な下落トレンドは継続。52週高値1074円からは約38%低い。8月7日と8月19日に出来高が急増する場面があったが、一貫性はない。RSIは53.21と中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)。
PERが77.55倍と、同業界平均の30.09倍を大きく上回り、PBRも3.84倍と業界平均の3.53倍を上回る。ROEは5%と低く、企業価値に見合う収益性があるとは言い難い。無配当で株主還元も乏しく、成長期待を織り込んだ評価がやや過熱している。ただし、売上高は増加傾向にあり、赤字解消により利益が拡大する可能性もあるが、現時点では株価は割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 79.0倍 | 47.9倍 |
| PBR | 3.96倍 | 2.96倍 |
| ROE | 5.0% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
クラウドカメラサービスを提供する企業。売上高は年率約30%で成長し、今期は黒字転換見込み。強気派は、SaaS型の継続収益の蓄積、AI機能の差別化、市場成長(防犯・業務効率化)を評価する。弱気派は、直近まで赤字が続いたこと、PER77倍と評価が高いこと、競合の台頭による価格圧力を懸念する。
- 高成長の継続
売上高が2022年93億→2025年190億円と倍増。
- 黒字化の達成
2025/12期に純利益4億円と初の黒字転換見込み。
- AIの活用
AI分析が付加価値を生み、差別化に寄与。
- 売上高が118→150→190億円と増収通年影響中
直近3期で売上高1.6倍、成長継続
- 営業損失が6億円から1億円へ縮小通年影響中
営業損益-6→-1億円と赤字縮小
- 純利益が4億円と黒字転換決算発表後影響強
純利益-16→4億円、黒字化を達成
- 株価が1年で44.7%下落し反発余地継続影響弱
下落率44.68%、売られ過ぎ感
- 収益性の不安
2024/12期まで赤字が続き、営業利益率マイナス。
- 評価の割高感
PER77倍と高く、成長鈍化時に調整リスク。
- 競争の激化
大手や新興の参入で価格競争が激化する可能性。
- PER77.55倍とバリュエーション過大継続影響中
PER77.55倍、株価は割高水準
- 営業損益は1億円の赤字継続通年影響中
営業損失1億円は経常赤字の懸念
- 無配当で株主還元がない継続影響弱
配当利回り0%
- 売上高成長率
- 成長の持続性を確認するため
- ARPU(ユーザー単価)
- SaaSの収益性を測る重要な指標
- 解約率
- 顧客定着率が収益基盤に直結
- 営業利益率
- 黒字化後の収益力の改善を確認
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ7,744人。区分でいちばん多いのは個人・その他で59.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.2%を占め、残る70.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 54.8 | 62.7 | 61.6 | 60.5 | 59.7 |
| 事業法人 | 26.7 | 26.3 | 25.6 | 23.9 | 22.4 |
| 外国法人 | 11.5 | 7.9 | 3.7 | 6.0 | 7.1 |
| 金融機関 | 5.9 | 2.6 | 6.4 | 5.8 | 6.8 |
| 証券会社 | 1.1 | 0.4 | 2.6 | 3.7 | 4.0 |
| 自己株式 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 佐渡島 隆平 | 23.80 |
| 02 | 下崎 守朗 | 8.42 |
| 03 | ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 | 8.33 |
| 04 | 森本 数馬 | 7.43 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.70 |
| 06 | オリックス株式会社 | 4.67 |
| 07 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | 4.67 |
| 08 | 関西電力株式会社 | 3.45 |
| 09 | GOVERNMENT OF NORWAY 常任代理人 シティバンク | 1.97 |
| 10 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505012 常任代理人 株式会社みずほ銀行 | 1.48 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で+100%、1株純資産は9期で−99%。直近期のROEは5.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2017年3月 | −2,505 | — |
| 2018年3月 | −4,985 | 19,597 |
| 2018年12月 | −6,896 | 12,701 |
| 2019年12月 | −12 | 48 |
| 2020年12月 | −2 | 46 |
| 2021年12月 | −4 | 240 |
| 2022年12月 | −27 | 209 |
| 2023年12月 | −26 | 181 |
| 2024年12月 | −28 | 154 |
| 2025年12月 | 8 | 163 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額87百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 佐渡島隆平 | 代表取締役 社長CEO | 46 | 13,264,000 |
| 森本数馬 | 取締役 開発本部本部長兼 CTO | 48 | 4,140,000 |
| 古田哲晴 | 取締役 兼 COO | 44 | 550,000 |
| 岩田彰一郎 | 取締役 | 76 | 92,000 |
| 中島早香 | 取締役(常勤監査等委員) | 44 | — |
| 工藤克己 | 取締役(監査等委員) | 68 | — |
| 岡田淳 | 取締役(監査等委員) | 47 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 43 | 15 | 59 | 20 |
| 社外取締役 | 4 | 25 | 4 | 28 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,875字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題10,284字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,238字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,789字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第13期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-27
- 半期報告書半期報告書-第12期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第11期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(2023/06/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-31
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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