本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

片倉コープアグリ

Katakura & Co-op Agri Corporation4031 · Standard · 化学

肥料・化学品・不動産を手がける企業。肥料事業では全国農業協同組合連合会などと取引し、農業向けに製品を供給する。

概要

片倉コープアグリ株式会社は、肥料・農薬・農業資材を主力とする化学メーカーである。農業協同組合(コープ)向けの供給網を中核とし、国内農業の基盤を支える。飼料や水産エキスなどの食品関連事業も展開し、2026年3月期の連結売上高は426億円、従業員は797名。片倉工業(現片倉工業)の子会社として1920年に設立され、2015年にコープケミカルと経営統合して現社名となった。収益の約8割を肥料事業が占めるが、化学品事業や不動産事業への多角化を進め、2025年度からは中長期成長戦略に基づく構造改革を推進している。

売上の82%を生み出す肥料事業の構造

肥料事業は片倉コープアグリの最大セグメントであり、2026年3月期の売上高は351億円と連結全体の82%を占める。同事業は大日本産肥、アグリドック、宮古カルサインの3子会社とともに製造・販売を担う。原材料の多くを輸入に依存しており、全国農業協同組合連合会(全農)から原料を購入し、製品を全農に販売する垂直的な関係が特徴である。また、丸紅とも同様の取引がある。国内の農業従事者減少や施肥量削減のトレンドに対応するため、同社はバイオスティミュラントや土壌診断サービスなどの農業ソリューション型事業への転換を進めている。生産拠点の再編(6工場中5工場の生産終了)や製販分離体制の導入により、原価低減と利益率改善を図るのが中長期計画の柱である。

化学品事業が担う化粧品原料と海外展開

化学品事業は2026年3月期の売上高が76億円、セグメント利益は3.6億円と、肥料に次ぐ収益源である。主力は化粧品原料であり、HALAL認証を取得した製品や環境負荷低減に貢献する合成マイカ(サステナブル素材)が成長分野として位置づけられている。生産は当社および中国の防城天睦化工有限公司(関連会社)が行い、販売はインドネシアのPT.TAKAHA MULTICHEM INDONESIA(関連会社)とKCA L&E(2025年に物流・エンジ会社が合併して誕生した子会社)が担う。同社は東南アジアや欧州市場への販路拡大を強化しており、特に合成マイカは欧州とインドを中心に需要を開拓する。また、発酵・抽出技術を用いた次世代機能性原料の開発も進めている。

不動産事業がもたらす安定収益と規模感

不動産事業は2026年3月期に売上高5.6億円、セグメント利益1.8億円を計上し、前年の損失から黒字転換した。この急成長の要因は、2025年8月に竣工した賃貸用ビル「KCA SHIBUYA bldg.」の稼働である。同事業は当社と子会社KCA L&Eが不動産賃貸を行っており、保有資産の最適運用が安定収益の基盤となる。その他事業として、子会社カタクラフーズが水産エキスを製造・販売し、KCA L&Eとコープ朝日興産が運送・設備工事を手がける。その他事業の売上は3.7億円と小規模だが、グループ全体の事業ポートフォリオを補完する役割を果たす。

連結子会社6社と関連会社で構成されるグループ体制

同社グループは、片倉コープアグリ本体に加え、連結子会社6社、持分法適用関連会社1社、その他の関係会社2社で構成される。主な連結子会社には、肥料の大日本産肥・アグリドック・宮古カルサイン、食品のカタクラフーズ、2025年に物流(コープ商事物流)とエンジニアリング(コープエンジニアリング)が合併して誕生したKCA L&E、不動産管理のコープ朝日興産がある。関連会社には中国の防城天睦化工とインドネシアのPT.TAKAHA MULTICHEMが含まれる。全農(その他の関係会社)は重要な取引先である。グループ全体の従業員は797名(単体ベース)であり、2022年4月の市場区分見直しにより東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

業界の中での役割は農業向け肥料のメーカー兼販売会社、化学品の製造・販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
427億円
営業利益
5億円
営業利益率
1.2%
純利益
-12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01農業(肥料)主力

化学肥料や有機質肥料などの肥料を製造・販売。全国農業協同組合連合会や丸紅から原材料を購入し、製品を販売するという固定的な取引関係を持つ。

主要顧客全国農業協同組合連合会、丸紅株式会社

主な製品・サービス2
化成肥料
窒素・リン酸・カリなどを配合した肥料。
有機質肥料
有機物を原料とした肥料。

02化学品準主力

無機化学品や機能性材料などを製造・販売。国内外の関連会社を通じてグローバルに展開。

主な製品・サービス1
化学品
工業用の化学品。

03不動産副次

自社所有物件の賃貸を行う。事業の多角化としての位置付け。

04その他その他

食品事業(カタクラフーズ)、運送業、設備工事など関連事業を展開。

製品と技術

近赤外分光法とAIで進化する土壌診断サービス

同社の農業ソリューション事業の中核は、近赤外分光法とAIを活用した新たな分析技術に基づく土壌診断サービスである。これにより、農家は圃場ごとの栄養状態を迅速に把握し、最適な施肥設計が可能となる。さらに、独自のリモートセンシング技術を組み合わせることで、広域の農地を効率的にモニタリングする提案型営業モデルを構築している。これらの技術は筑波総合研究所やつくば分析センターで開発・実証され、2025年度から本格的なサービス提供を開始した。従来の肥料販売から、データに基づくソリューション提供への転換は、同社の中長期成長戦略の要となる。なお、土壌診断と併せてバイオスティミュラント(植物活性化剤)分野への展開も進めており、環境負荷低減と収量向上の両立を目指す。

化粧品原料から合成マイカまで広がる化学品ポートフォリオ

化学品事業の主力は化粧品原料であり、特にHALAL認証を取得した製品は東南アジア市場での販路拡大が期待される。また、環境配慮型素材として注目される合成マイカは、欧州やインドでの需要開拓が進んでいる。この合成マイカはリサイクル性に優れ、従来の天然マイカに代わるサステナブル素材として化粧品や工業用途に供給される。同社は発酵・抽出技術を用いた次世代機能性原料の研究開発も独自に行っており、資源の有効活用を図る。これらの高付加価値製品の売上は化学品事業全体の約77億円(2026年3月期)の一部を占めるが、利益率は肥料事業を上回る。インドネシアの販売商社PT.TAKAHA MULTICHEMを通じて東南アジア全域に、また防城天睦化工からの供給で中国市場にもアクセスしている。

肥料事業の基盤を支える配合肥料と生産再編

同社の伝統的な主力製品は桑園用配合肥料に始まる各種肥料である。現在は水稲・野菜・果樹向けの化成肥料や有機質肥料を幅広く扱い、全農や丸紅への大口販売が安定した収益基盤を形成する。しかし、原料の国際市況変動や国内需要低迷への対応として、同社は生産拠点の再編を推進している。2025年度からの構造改革では、全国6工場のうち5工場の生産を終了し、生産品目を集約することで低コスト体制を確立する。同時に、製販分離体制を導入し、販売部門が顧客ニーズに応じた製品を柔軟に調達できる仕組みへと移行する。これらの改革により、肥料事業のセグメント利益は2026年3月期のわずか6百万円から、2027年度には安定的な黒字への回復を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

肥料専業で安定、収益性は低位

肥料・農業資材専業で、売上高は400億円超と業界中堅。競合のクラレや東洋紡は化学品で高収益だが、当社は肥料中心で営業利益率が1%台と低水準。コージンバイオは有機肥料で成長するが、当社は化成肥料が主体。農家の減少や価格競争に直面し、収益構造の改善が急務。

強み

  • 化成肥料・有機肥料・液体肥料まで幅広い品揃えで、農業生産者に対応。
  • 全国に生産拠点を持ち、需要変動にも安定供給が可能。
  • JA等との強固な取引ネットワークにより、安定的な販売チャネルを確保。
  • 環境負荷低減肥料や省力化肥料の開発で、農業の課題解決に貢献。

課題

  • 営業利益率1%台と低く、コスト増を吸収できない脆弱な収益構造。
  • 国内農業従事者の減少で肥料需要が長期的に減少傾向。
  • 尿素などの原料価格変動が業績を不安定化。価格転嫁が限定的。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が片倉コープアグリ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14366ダイトーケミックス141億円17.1倍
24978リプロセル140億円
37908きもと131億円19.1倍
44367広栄化学125億円
57940ウェーブロックホールディングス118億円29.6倍
64031片倉コープアグリ116億円
74235ウルトラファブリックス・ホールディングス115億円17.2倍
84234サンエー化研115億円10.2倍
94113田岡化学工業115億円7.4倍
104248竹本容器111億円12.4倍
114237フジプレアム107億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

片倉製糸紡績の養蚕組合向け肥料として創立した1920年

1920年3月、片倉製糸紡績(現片倉工業)の傘下養蚕組合に対し桑園用配合肥料を供給する目的で、日支肥料株式会社が大分市に設立された。資本金は150万円。当時、片倉工業は製糸業で大きな勢力を持っており、そのバリューチェーンの一部として肥料事業を開始したことが同社の原点である。設立後まもなく商号を片倉米穀肥料に変更し、本社を長野県諏訪郡に移転。その後、1929年には本社を東京に移し、営業網を全国に拡大していった。この時期は養蚕業の隆盛とともに、肥料需要が拡大した時代であった。

戦時統制下の商号変更と戦後再建の歩み

1943年11月、片倉化学工業株式会社に商号変更。戦争末期の1945年9月には八洲産業株式会社と改称したが、終戦後の混乱の中で再建が急務となった。1949年には札幌営業所を開設し、北海道市場への本格進出を開始。1950年7月には片倉肥料株式会社に戻し、同時に郡山営業所を開設した。この再建期に地方の販売拠点を整備し、戦後の農業復興に伴う肥料需要を取り込んだ。1953年11月には東京証券取引所に店頭公開し、資本市場からの資金調達が可能になった。

1957年の経営統合で片倉チッカリンへ、全国販売網を確立

1957年11月、片倉肥料は日本チッカリン肥料および昭和肥料工業と経営統合し、片倉チッカリン株式会社に商号変更した。この統合により、単なる片倉グループ内の肥料会社から、全国規模の販売網と生産能力を持つ独立した肥料メーカーへと成長した。同時に名古屋支店を開設し、中部地方への販路を拡大。翌1958年には本社を東京・大手町に移し、首都圏でのプレゼンスを高めた。1961年10月には東京証券取引所市場第二部に上場し、株式公開企業としての基盤を固めた。

1966年の子会社取得と筑波総合研究所の開設

1966年1月、大日本産肥株式会社の株式を取得し、連結子会社化した。これは肥料事業の生産能力を増強するための重要な買収であった。その後、1986年5月には筑波総合研究所を開設し、研究開発体制を強化。肥料の効率的な施用技術や新製品開発に取り組んだ。1992年3月には関東支店(現千葉支店)を開設し、首都圏への営業を強化。1997年9月には東京証券取引所市場第一部に指定替えとなり、株式の流動性と信用力を高めた。

2015年のコープケミカル統合で農業協同組合との連携を強化

2015年10月、片倉チッカリンはコープケミカル株式会社と経営統合し、片倉コープアグリ株式会社に商号変更した。本社を千代田区九段北の住友不動産九段ビルに移転。この統合により、コープケミカルが持つ青森・秋田・茨城・新潟の事業所や、コープ商事物流・コープエンジニアリング・コープ朝日興産などの子会社・関連会社を承継した。農業協同組合との結びつきが一層強まり、肥料供給のネットワークが拡大した。また、2010年には子会社カタクラフーズを完全子会社化して食品事業に進出するなど、事業の多角化も同時に進められた。

2022年スタンダード市場移行と構造改革への転換

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からスタンダード市場へ移行した。この時期、肥料事業は原料価格の高騰や国内需要の低迷に直面し、収益性が悪化。2025年3月期には親会社株主に帰属する当期純損失12億円を計上した。これに対応するため、同社は2025年度から2030年度までを構造改革期間とする中長期成長戦略を策定。工場再編(対象6工場中5工場の生産終了)や製販分離、農業ソリューション事業への転換を打ち出した。2025年4月にはコープ商事物流とコープエンジニアリングの合併によりKCA L&Eを設立し、グループ内の効率化を図っている。

2026年以降の成長軌道と農業ソリューションへの注力

2026年4月、同社は東北支店と関越支店を廃止し、事業所を支店に再編するなど、構造改革を着実に実行している。中長期計画では、2027年度に売上高470億円、営業利益10.9億円、2030年度に売上高520億円、営業利益27.2億円を目標とする。成長の核は肥料事業における農業ソリューション型モデルであり、リモートセンシングやAIを活用した土壌診断サービス、バイオスティミュラント分野への展開が鍵となる。また、不動産事業では「KCA SHIBUYA bldg.」の本格稼働により安定的な収益が見込まれる。2026年度の見通しとして、連結売上高460億円、営業利益8億円を掲げ、構造改革の成果を徐々に表面化させる段階にある。

年表33件を開く

1920年代

  • 1920年3月創業設立(商号:日支肥料株式会社、本店:大分市、資本金:1,500千円)〔創立の経緯〕片倉製糸紡績株式会社(現片倉工業株式会社)傘下養蚕組合に、桑園用配合肥料供給を目的として創立し、以後肥料関係全般の製造及び販売を行い、現在に至っております。
  • 1924年10月商号変更片倉米穀肥料株式会社に商号変更
  • 1924年12月本社を長野県諏訪郡川岸村に移転、大分営業所(現九州支店)を開設
  • 1926年4月東京営業所を開設
  • 1929年3月大阪営業所(現関西支店)を開設
  • 1929年6月本社を東京市京橋区京橋 片倉ビルに移転

1930年代

  • 1935年10月塩釜営業所(現宮城支店)を開設
  • 1939年9月青森営業所(現青森支店青森営業所)を開設

1940年代

  • 1943年11月商号変更片倉化学工業株式会社に商号変更
  • 1945年9月商号変更八洲産業株式会社に商号変更
  • 1949年6月札幌営業所(現北海道支店)を開設

1950年代

  • 1950年7月商号変更片倉肥料株式会社に商号変更、郡山営業所(現福島支店)を開設
  • 1953年11月東京証券取引所に株式店頭公開
  • 1957年11月M&A日本チッカリン肥料株式会社及び昭和肥料工業株式会社と経営統合し、片倉チッカリン株式会社に商号変更、名古屋支店を開設
  • 1958年5月本社を東京都千代田区大手町 大手町ビルに移転

1960年代

  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1965年4月本社を東京都千代田区大手町 三井生命ビルに移転
  • 1966年1月M&A大日本産肥株式会社(現連結子会社)の株式取得

1980年代

  • 1986年5月筑波総合研究所を開設

1990年代

  • 1992年3月関東支店(現千葉支店)を開設
  • 1997年9月上場東京証券取引所市場第一部に上場

2000年代

  • 2004年3月本社を東京都千代田区九段北 日本地所第一ビル(現ヒューリック九段ビル)に移転
  • 2008年4月大阪支店(現関西支店)を兵庫県姫路市に移転
  • 2009年7月M&A株式追加取得により株式会社アグリドックを完全子会社化(現連結子会社)

2010年代

  • 2010年4月M&A株式追加取得により株式会社カタクラフーズを完全子会社化(現連結子会社)
  • 2012年4月青森支店(現青森支店青森営業所)、東北支店(現宮城支店)、福島支店(現福島支店)を東北支店に再編、つくばファクトリーを開設
  • 2014年4月つくば分析センターを開設
  • 2015年10月M&Aコープケミカル株式会社と経営統合し、片倉コープアグリ株式会社に商号変更 本社を東京都千代田区九段北 住友不動産九段ビルに移転 本経営統合により、青森事業所(現青森支店)、秋田事業所(現秋田支店)、茨城事業所(現茨城支店)、新潟事業所(現新潟支店)他を承継 また、コープ商事物流株式会社、コープエンジニアリング株式会社、コープ朝日興産株式会社(現連結子会社)、宮古カルサイン株式会社(現連結子会社)等の子会社及び関連会社を承継
  • 2016年4月新潟工場内に新潟化成品センター(現化成品センター)を設置
  • 2017年4月新潟工場内に新潟飼料センター(現化成品センター)を設置

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行
  • 2025年4月M&Aコープ商事物流株式会社とコープエンジニアリング株式会社が合併し、KCA L&E株式会社(現連結子会社)に商号変更
  • 2026年4月東北支店と関越支店を廃止し、事業所を支店に再編

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2030年度まで17億円以上
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2034年度まで20億円以上
  • ROE2030年度まで6%以上
  • ROE2034年度まで8%以上
  • DER2034年度まで0.5程度

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    構造改革による収益性改善

    2025年度から2030年度を構造改革期間と位置づけ、工場再編・事業構造見直し・投資実行を進め、収益性と資本効率の改善を実現し、持続的成長を目指す。

  2. 02

    肥料事業の低コスト体制構築

    組織管理体制の抜本見直し(製販分離)、生産拠点再編(6工場中5工場の生産終了)による低コスト生産体制を確立し、提案型営業モデルや農業ソリューション事業を加速する。

  3. 03

    化学品事業の高付加価値化と拡大

    東南アジア市場へのHALAL認証製品販路拡大、合成マイカの欧州・インド展開、次世代機能性原料の開発、M&A等の戦略投資により事業領域を拡大する。

  4. 04

    不動産事業の安定収益確保

    「KCA SHIBUYA bldg.」の本格稼働と保有資産の最適運用により安定キャッシュフローを創出し、財務基盤の強化を図る。

  5. 05

    資本効率と株主還元の両立

    ROEを重要な指標とし、新規投資や効率化で親会社株主に帰属する当期純利益を増大。配当性向50%を目標に安定的な利益還元を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で797人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は572万円で、9期前と比べて5.3%平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は18.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月833
2018年3月829
2019年3月60446.120.4822
2020年3月59446.119.4840
2021年3月59946.520.2831
2022年3月58246.319.4839
2023年3月57646.419.1846
2024年3月61646.519.2827
2025年3月56146.619.482185
2026年3月57246.618.779763

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)81.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 8 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都千代田区5,387百万円
肥料事業 化学品事業 不動産事業 その他事業 全社
東北支店・塩釜工場(宮城県塩釜市)、八戸工場(青森県八戸市)、秋田工場(秋田県秋田市)、大越工場 — 福島県田村市2,908百万円
肥料事業
北海道支店・旭川工場 — 北海道旭川市1,232百万円
肥料事業
宮古工場 — 岩手県宮古市1,193百万円
肥料事業
関西支店・姫路工場 — 兵庫県姫路市1,170百万円
肥料事業
九州支店・日出工場 — 大分県日出町641百万円
肥料事業
筑波総合研究所、つくばファクトリー、つくば分析センター — 茨城県土浦市332百万円
肥料事業 化学品事業
肥料事業 — 大日本産肥株式会社(福岡県北九州市門司区)325百万円
化学品事業 不動産事業 その他事業 — KCA L&E株式会社(新潟県新潟市北区)309百万円
名古屋支店・名古屋工場 — 愛知県名古屋市港区270百万円
肥料事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    大日本産肥株式会社
    福岡県北九州市門司区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社カタクラフーズ
    北海道稚内市
    議決権100.0%
  • 国内
    KCA L&E株式会社
    新潟県新潟市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アグリドック
    茨城県土浦市
    議決権100.0%
  • 国内
    コープ朝日興産株式会社
    秋田県秋田市
    議決権100.0%
  • 国内
    宮古カルサイン株式会社
    岩手県宮古市
    議決権60.0%
  • 海外
    PT. TAKAHA MULTICHEM INDONESIA
    インドネシア ブカシ
    議決権20.0%
  • 国内
    全国農業協同組合連合会
    東京都千代田区
    議決権23.8%
  • 国内
    丸紅株式会社
    東京都千代田区
    議決権22.8%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    グリーンイノベーション基金事業/食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発高機能バイオ炭等の供給・利用技術の確立農業副産物を活用した高機能バイオ炭の製造・施用体系の確立
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-03-28
    3億円
  • 補助金
    化学肥料原料調達支援緊急対策事業
    農林水産省 · 2022-10-13
    10.5億円
  • 補助金
    スマート農業の総合推進対策事業/データ駆動型土づくり推進事業
    農林水産省 · 2022-06-03
    749万円
  • 補助金
    スマート農業総合推進対策事業/データ駆動型土づくり推進事業
    農林水産省 · 2020-08-13
    500万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は427億円営業利益5億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.1%、利益が-28.6%。

売上高
+3.1%
427億円
営業利益
-28.6%
5億円
純利益
-400.0%
-12億円
営業利益率
1.2%
前期比 -0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高460億円427億円
営業利益8億円5億円
純利益5億円-12億円
1株あたり配当¥28¥28

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は111億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.7%、営業利益は+300.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1361
2024年1Q10411.01
2024年2Q85−3−3.5−2
2024年3Q103−9−8.7−6
2024年4Q1201
2025年2Q182−1−0.5−1
2025年4Q23283.45
2026年2Q19131.6−12
2026年4Q23620.80
2027年1Q11143.62

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は204億円から427億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は1.2%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月20474
つくば分析センターを開設
2014年3月220105
コープケミカル株式会社と経営統合し、片倉コープアグリ株式会社に商号変更 本社を東京都千代田区九段北 住友不動産九段ビルに移転 本経営統合により、青森事業所(現青森支店)、秋田事業所(現秋田支店)、茨城事業所(現茨城支店)、新潟事業所(現新潟支店)他を承継 また、コープ商事物流株式会社、コープエンジニアリング株式会社、コープ朝日興産株式会社(現連結子会社)、宮古カルサイン株式会社(現連結子会社)等の子会社及び関連会社を承継
2015年3月18964
2016年3月3141020
2017年3月38765
2018年3月3731311
2019年3月3831310
2020年3月376149
2021年3月354138
2022年3月3901210
2023年3月5103522
2024年3月412−8−6
コープ商事物流株式会社とコープエンジニアリング株式会社が合併し、KCA L&E株式会社(現連結子会社)に商号変更
2025年3月414771.74
2026年3月427541.2−12

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高427億円のうち、営業利益として残るのは5億円1.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-12億円、売上の-2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.8%362億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.1%60億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.2%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.1pt
1.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比8.2pt
-2.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比12.2pt
-5.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが53億円、投資CFが−38億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は26億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月14−12−2211
2014年3月2−6−1−46
2015年3月9−35617
2016年3月16−7−10939
2017年3月34−21−91342
2018年3月30−12−121847
2019年3月12−6−12640
2020年3月17−11−13633
2021年3月27−20−13728
2022年3月3−5−6−219
2023年3月−12−1224−2418
2024年3月15−2211−723
2025年3月2−2521−2321
2026年3月53−38−91526

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は489億円。このうち返さなくてよい自己資本が230億円で、自己資本比率は46.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2111139853.4
2014年3月2121149853.8
2015年3月2191289158.6
2016年3月44221223048.0
2017年3月43121621550.0
2018年3月44022221850.3
2019年3月43422520951.8
2020年3月41422419053.9
2021年3月40522318254.9
2022年3月43123020153.3
2023年3月49424824650.2
2024年3月48623625048.3
2025年3月50123926247.5
2026年3月48923026046.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
27億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
89億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
87億円
在庫として抱えている分
負債合計
260億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率203社中84位あたり、逆に低いのはROE203社中196位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-5.3%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.2%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.8%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.1%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,140で、1年前と比べて+15.8%過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。

¥1,140+0.3%1ヶ月+11.8%1年+15.8%時価総額116億円
過去52週の値幅
安値¥851高値¥1,858

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)20.4倍
PBR0.44倍
配当利回り2.46%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは当期赤字のため算出不可。PBR0.41倍は業界平均1.40倍を大きく下回る。配当利回り1.88%は業界平均2.59%を下回る。ROE-5.3%と赤字だが、配当は維持。2026/3期も赤字予想で、PBRの低さは純資産毀損リスクを反映。割安に見えるが、収益回復のメドが立っていない。

指標この会社業種平均
PER (予想)20.4倍
PBR0.44倍1.41倍
ROE-5.3%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり28で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.46%。

年間配当
¥28
1株あたり
配当利回り
2.46%
いまの株価に対して
配当性向
58.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4072.8
2018年3月400.038.5
2019年3月5025.048.1
2020年3月500.052.9
2021年3月500.052.0
2022年3月5714.051.5
2023年3月121112.353.8
2024年3月20−83.5
2025年3月200.058.1
2026年3月200.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥28

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,873人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.2%を占め、残る44.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他34.034.836.041.142.541.9
金融機関38.437.634.331.529.229.0
事業法人26.025.826.125.926.226.1
自己株式11.411.511.511.311.411.3
証券会社0.70.71.91.21.71.4
外国法人0.81.11.70.30.31.4
外国人個人0.00.00.00.10.00.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01全国農業協同組合連合会20.88
02丸紅株式会社20.01
03農林中央金庫3.40
04ラサ工業株式会社2.71
05大久保敬一1.97
06片倉コープアグリ従業員持株会1.57
07篠川宏明1.57
08共栄火災海上保険株式会社1.22
09株式会社みずほ銀行1.03
10楽天証券株式会社共有口0.81

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−787%、1株純資産は14期で+383%。直近期のROEは-5.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月205303.813.241.9
2014年3月1252,6834.710.439.4
2015年3月832,4622.918.648.8
2016年3月2642,09611.64.414.5
2017年3月502,1302.425.072.8
2018年3月1062,2004.911.638.5
2019年3月1002,2754.511.448.1
2020年3月902,3343.912.352.9
2021年3月912,4873.713.952.0
2022年3月1142,5664.511.151.5
2023年3月2432,7669.16.953.8
2024年3月−702,622−2.6
2025年3月392,6581.524.158.1
2026年3月−1372,558−5.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2026/3期の役員報酬は総額136百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
二井英一代表取締役社長6334
橘田安正代表取締役 常務執行役員 生産技術本部・筑波総合研究所・つくば分析センター6482
一條龍男取締役 常務執行役員 肥料本部長 北海道エリア支配人 リスク・コンプライアンス室管掌5859
杉本真取締役 執行役員 財経本部長 化学品本部管掌6057
小田孝治取締役58
佐野公哉取締役7110
木村武取締役72
加藤貴子取締役50
田村洋一常勤監査役6459
山田尚人常勤監査役6432
鈴木富隆監査役56
河内大輔監査役52
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢
甲賀豊監査役65
小畑徹男常務執行役員
田島道弘執行役員
狩野睦執行役員
井上英則執行役員
成沢孝征執行役員
星野訓執行役員
髙橋正臣代表取締役 専務執行役員 生産技術本部・筑波総合研究所・つくば分析センター・リスク・コンプライアンス室管掌56
住田明子取締役57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4721859123
監査役328503311
社外取締役81200122

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容694字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、片倉コープアグリ株式会社(以下「当社」という。)及び関係会社(連結子会社6社、持分法適用関連会社1社、その他の関係会社2社等)で構成されており、主な事業内容と当該事業に係る位置付けは以下の通りであります。 〔肥料事業〕   当社、大日本産肥株式会社(連結子会社)、株式会社アグリドック(連結子会社)及び宮古カルサイン株式会社(連結子会社)が製造・販売を行っております。 また、当社が全国農業協同組合連合会(その他の関係会社)から原材料を購入し、同会に製品を販売しております。 そのほか、当社が丸紅株式会社(その他の関係会社)から原材料を購入し、同社に製品を販売しております。 〔化学品事業〕   当社及び防城天睦化工有限公司(関連会社)が製造・販売しております。KCA L&E株式会社(連結子会社)及びPT.TAKAHA MULTICHEM INDONESIA(関連会社)が製品を販売しております。 〔不動産事業〕   当社及びKCA L&E株式会社(連結子会社)が不動産の賃貸を行っております。 〔その他事業〕   当社及び株式会社カタクラフーズ(連結子会社)が製造・販売を行っております。 KCA L&E株式会社(連結子会社)及びコープ朝日興産株式会社(連結子会社)が、運送、設備の建設・補修工事等を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次の通りであります。 (注)KCA L&E株式会社は、2025年4月1日付でコープ商事物流株式会社とコープエンジニアリング株式会社が合併し、KCA L&E株式会社に商号変更しております。
経営方針・対処すべき課題2,861字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「企業活動を通して社会に貢献する」を基本理念として掲げております。当社グループは将来にわたって社会からの信頼を高めるべく、企業の社会的責任を最重要視し、公明正大な事業活動を通して企業価値の向上及び持続的成長、株主利益の拡大を図ることを基本方針としております。 (2)経営環境 肥料事業におきましては、原料の国際市況は、海外における紛争や中国の輸出規制等の影響により、不安定な状況が継続しています。さらに足元では、中東情勢の緊迫化も加わり、原料価格は高騰しています。国内肥料価格においては、原料の多くを輸入品に依存していることから、これらの国際的な要因に加え、為替変動等の影響を受け、引き続き高水準で推移しています。また、国内需要についても、買い控えや施肥量の削減、離農等による需要低迷のトレンドが継続しております。 化学品事業におきましては、化粧品原料分野を中心に国内外での展開が着実に進んでおりますが、市況や需給動向の変化を受けやすい市場環境にあります。 こうした事業環境は、当社の販売戦略及び事業展開に影響を及ぼしており、引き続き慎重な対応が求められる状況にあります。 (3)中長期的な会社の戦略及び対処すべき課題 (中長期成長戦略の策定について) 当社グループは、2025 年度からの構造改革を起点に、収益性と資本効率の改善を実現し、持続的な成長と企業価値の向上を目指す中長期成長戦略を策定致しました。2025年度から2030年度までを「構造改革期間」と位置づけ、事業基盤の再構築と収益力の強化に取り組み、2034年度に向けた持続的な成長軌道の確立を目指します。2025年度から2027年度は工場再編・事業構造見直し・投資実行を進め、2028年度から2030年度では改革効果の発現・収益性改善を図り、構造改革の成果を確実に定着させ、成長事業への転換で収益性を高めます。 中長期的には、以下の数値目標を掲げており、着実な収益拡大と企業価値の向上を実現してまいります。 2025年度 (構造改革初年度)   2030年度 (構造改革最終年度)       長期目標2034年度 (次の成長ステージ) 親会社株主に帰属する 当期純利益(△は損失)   △20億円   17億円以上       20億円以上 ROE   ―   6%以上       8%以上 DER   ―   ―       0.5程度 (単位:百万円) 連結数値計画   2025年度(初年度)   2027年度(3年目)   2030年度(6年目) 売上高   45,000   47,000   52,000 営業利益   450   1,090   2,720 経常利益   240   1,000   2,670 親会社株主に帰属する当期純利益(△は損失)   △2,000   500   1,700 (中長期成長戦略に基づく業績推移と次期見通し) 中長期成長戦略初年度である2025年度においては、売上高は肥料販売数量の計画未達等により計画を下回ったものの、営業利益及び経常利益は、渋谷ビルの早期収益化に加え、肥料事業の原価改善等により計画を上回りました。また、親会社株主に帰属する当期純損失は、構造改革費用に係る引当金が想定を下回ったことから、計画に対し縮小しました。2026年度の見通しにつきましては、前期において営業利益等が計画を上回るなど着実に進捗している状況を踏まえ、中長期成長戦略の3年目目標の達成に向け、その2年目として、引き続き各施策を着実に推進してまいります。 (単位:百万円、未満切捨) 区分   2025年度(初年度)   2026年度見通し (2年目)       2027年度計画 (3年目) 実績   計画   増減 売上高   42,651   45,000   △2,348   46,000       47,000 営業利益   504   450   54   800       1,090 経常利益   371   240   131   700       1,000 親会社株主に帰属する当期純利益(△は損失)   △1,227   △2,000   772   500       500 (今後の事業戦略) 中長期成長戦略の2年目に当たる2027年3月期におきましては、肥料事業においては、以下の諸施策を進めることにより、安定的な利益を確保し得る事業構造への転換を加速してまいります。 ① 組織管理体制の抜本的な見直しを行い、製販分離体制による運用を開始するとともに、管理部門の合理化を推進 ② 生産拠点の再編(対象6工場のうち、5工場の生産を終了)及び生産品目の集約等による低コスト生産体制の確立 ③ 当社独自のリモートセンシング及び土壌分析技術を活用した提案型営業モデルの構築を進めるとともに、更なる新たなサービスモデルの確立に向け、農業ソリューション事業の展開を加速 化学品事業においては、以下の諸施策を着実に推進し、高付加価値領域の事業拡大と収益基盤の拡充を進めてまいります。 ① 出資先であるインドネシアの販売商社を通じた、東南アジア市場へのスペシャリティ化粧品原料(HALAL認証製品等)の販路拡大 ② 環境負荷の低減とリサイクル性向上に貢献するサステナブル素材「合成マイカ」による、欧州市場ならびにインドを中心としたアジア地域への展開を強化拡大 ③ 資源の有効活用及び醗酵・抽出等の独自技術を用いた次世代機能性原料の開発と、新たな成長分野への展開 ④ 先進的な技術や素材を有するパートナーとの連携強化並びにM&A等の戦略的投資を通じた事業領域の拡大 不動産事業においては、「KCA SHIBUYA bldg.」の本格稼働と、保有資産の最適運用を進め、安定的なキャッシュ・フローの創出を通じて財務基盤の強化を図ってまいります。 (資本政策の基本的な方針) 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上を図るため、資本効率の向上と財務健全性とのバランスを確保することを資本政策の基本方針と致します。株主資本当期純利益率(ROE)を資本効率向上の重要な指標ととらえ、新規事業分野への投資、付加価値の高い製品の開発、効率的な生産・販売体制の構築を追求し、親会社株主に帰属する当期純利益の増大を図り、株主資本当期純利益率(ROE)の向上を図ってまいります。また、株主に対する利益還元を経営の重要政策と位置づけ、安定的かつ継続的に業績に見合った成果の配当を行うことを基本とし、引き続き配当性向50%を目標と致します。なお、特殊要因がある場合にはこれを考慮して配当金額を決定することがあります。
事業等のリスク4,437字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業に関するリスク ① 国内市場環境の変化によるリスク 肥料事業においては、政府の農業政策とそれによる国内農業の変化により大きな影響を受けます。人口減による農産物消費量の減少、農産物輸入の拡大、農業者の高齢化や都市化による耕地面積の減少等を要因に、農産物生産の減少に伴う肥料需要の減少が顕在化するおそれがあります。また、農業資材費低減、減肥政策等の農業経営の見直しも、肥料需要の減少に繋がると予想されます。 化学品事業においては、国内の関連産業における市場環境や消費動向の変化から大きな影響を受けます。当事業が素材を供給する主要な需要先市場において、物価上昇等を背景とした消費者の生活防衛意識の高まりによる化粧品等での買い控えや低価格帯商品への需要シフト、並びに景気後退に伴うリン酸の工業用途等における顧客企業の減産が進行した場合、販売数量の減少に繋がると予想されます。加えて、鳥インフルエンザ等に代表される家禽伝染病の発生に伴う殺処分による飼育数の大幅な減少等、突発的な事象が飼料市場をはじめとする特定市場の需要低迷を招く可能性があります。 上記のような市場環境の変化による影響が顕在化した場合、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ② 肥料流通の変化によるリスク 肥料の国内流通は、全国農業協同組合連合会他の系統組織が大きなシェアを占めており、当社グループも肥料販売の大半を系統組織に依存しておりますが、何らかの理由で系統の流通シェアが大きく減少した場合や流通が困難になった場合、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 主要事業分野における競争激化によるリスク 当社グループの主要な事業領域である肥料・化学品等の市場においては、需要構造の変化や縮小に伴う企業間の競争激化により販売価格が低下した場合、また業界の統合再編等により競合他社の競争力が当社グループを上回る状況となった場合、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 原材料事情によるリスク 当社グループが調達する原材料においては、原材料並びに運賃、外国為替、エネルギー市況や、社会不安(戦争、テロ、感染症、地政学的リスク等)等によって、価格高騰や調達の難航、供給不足が予想され、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 原材料及び製品在庫に関するリスク 当社グループは安定供給を目的として原材料及び製品を保有していますが、原材料市況が大きく下落した場合には、資産価値低下等により、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 特に肥料事業においては、原価に占める原材料費の割合が高いため、原材料市況の変動が当社グループの業績・財務に与える影響は、他事業と比較して大きくなる可能性があります。 ⑥ 海外展開におけるリスク 当社グループは海外市場への展開を図っております。今後、海外展開に伴い、現地における地政学的問題、法規制、労働環境や習慣等に起因する予測不可能な事態の発生、社会的又は政治的混乱等が発生した場合、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 製品等の品質及び安全性に関するリスク 当社グループは、すべての取扱製品及び商品において品質管理に万全を期し、安全性の確保に努めております。しかしながら、事業の性質上、製品に起因する予期せぬ副作用の発生や、関連法規上の問題等が発生する可能性を完全には排除できません。万が一これらの事象が発生した場合、製品回収や損害賠償の発生、企業信用の低下等により、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 製品等の輸送、保管及び取り扱いに関するリスク 当社グループが取り扱う製品等の輸送及び保管の過程において、不慮の事故、天災地変、委託先の管理不備等に起因する漏洩、異物混入、汚損等が発生した場合、商品価値の毀損や廃棄処分の必要性が生じる可能性があります。また、製品の性質によっては、人命への危険や物的損害、環境汚染等が生じる可能性があります。 これらの事象により、販売機会の損失、再調達コストの発生、顧客への供給遅延並びに損害賠償責任の発生による企業信用の低下等が生じた場合、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 販売における与信リスク 当社グループは、製品等の販売に伴う売掛債権の与信リスクに対し、「与信管理規程」に基づく信用状況の把握や与信限度額の管理等、適切なリスク管理に努めております。 しかしながら、予期せぬ事象により取引先の財政状態が急激に悪化し、債権の回収不能や回収遅延が発生した場合、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 工場操業停止によるリスク 当社グループは全国20カ所に工場を有しております。組織的な労働安全衛生体制及び保安防災管理体制の構築・運用並びに設備の保全・保安等の対応策により、労働災害及び生産設備等の事故防止に取り組んでおります。しかしながら、重篤な労働災害や重大な災害・事故等を完全に防止することはできないため、それらのリスクが顕在化し、一時的又は長期にわたる工場操業停止により当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、顧客及び取引先の機密情報、事業上の重要情報等、さまざまな機密情報を保有しており、これらの情報資産を適切に保全・管理するため、従業員教育やITセキュリティ対策の強化に取り組んでおります。しかしながら、万が一、不測の事態により情報流出等が発生した場合には、当社グループに対する信頼が低下し、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 (2)法的規制、研究開発、訴訟、自然災害その他に関するリスク ① 法的規制に関するリスク 肥料事業、化学品事業、その他当社グループが行う事業は、肥料の品質の確保等に関する法律、農薬取締法、飼料安全法、食品衛生法等を始めとした様々な関連法規によって規制されており、当社グループはこれら法規の遵守を徹底すべく細心の注意を払っております。 しかし、過失や事故等により法規違反を犯す可能性は否定できず、違反を起こしたことで、当社グループの事業活動を制限する何らかの行政命令や罰金、それに起因する損害賠償の請求等があった場合、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 また、何らかの環境変化のため、予期せぬ法的規制の変更や新設により、既存の事業活動が制限を受ける場合、既存の原料の使用ができなくなる場合、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ② 研究開発に関するリスク 当社グループは、製品の品質向上、技術水準の維持に加え、新商材の開発のために研究開発活動を行っておりますが、何らかの理由で商材の開発を断念する場合、開発した商材の上市ができなかった場合、研究開発コストの回収ができず、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 知的財産権に関するリスク 当社グループは特許権等の知的財産権の管理には細心の注意を払っておりますが、当社グループの保有する知的財産権が第三者によって侵害され利益を遺失した場合、第三者の保有する知的財産権を侵害し損害賠償を請求された場合、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 訴訟に関するリスク 当社グループは事業遂行にあたり、コンプライアンスを最重要事項に位置づけ、企業活動を行っておりますが、各種関連法規違反の有無に係わらず、製造物責任、知的財産権、環境問題等の問題において訴訟を提起される可能性があります。訴訟が提起された場合は、その結果の如何に係わらず企業イメージや顧客信頼度の毀損、あるいは損害賠償負担等により、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 保有資産に関するリスク 当社グループの保有する土地・建物や有価証券等の資産価値が下落することで、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 退職給付に関するリスク 当社の年金資産の運用にあたっては、社内に設置した退職給付信託・年金信託財産運用委員会で許容できるリスクの範囲内で常に年金資産の最大化に努めております。しかしながら、証券市場の低迷等により年金資産が減少した場合、退職給付費用が増加し、年金資産の積み増し等が必要となることがあります。また、退職給付債務の割引率や昇給率等が、実際の数値と異なる場合、退職給付債務の金額に変動が生じる可能性があります。これらの場合には、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 天候・自然災害に関するリスク 主要事業である肥料事業が農業に依存することから、台風、大風、大雪、大雨、旱魃、日照不足等の異常気象や悪天候に加え、大規模自然災害やそれに伴う農地や環境被害による影響を受ける可能性があります。 また、生産設備に対する減災に向け、自主防災組織の結成や環境保安査察による定期的な設備点検を実施するほか、当社グループとして可能なバックアップ体制を構築しておりますが、地震等の大規模自然災害による被害を受け減産や生産停止した場合、コンピューターシステムへの被害等が起こった場合等、被害の程度によっては、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 人材の確保に関するリスク 当社グループの将来の業績を支えるのは有能な人材であると認識しており、新卒採用の強化やキャリア採用を実施しているほか、エリア総合職及び専門職コースを導入する等、現状に即した人事制度となるよう定期的に制度の見直しを行っております。労働市場の変化により、有能な人材の採用や育成ができない場合、有能な人材が流出した場合、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 感染症に関するリスク 当社グループは、感染症への対策として、WEB会議システムの活用や在宅勤務及び時差出勤等、必要に応じて安全対策を実施しております。しかし、感染症拡大が長期化した場合、当社グループや主要取引先における納品の遅延や原料調達への影響等により、当社グループの業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,369字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ① 財政状態の状況 当連結会計年度末(以下「当年度末」という。)の資産の合計は48,938百万円となり、前連結会計年度末(以下「前年度末」という。)に比べ1,155百万円減少しました。 同じく負債の合計は25,971百万円となり、前年度末に比べ257百万円減少し、純資産の合計は22,966百万円となり、前年度末に比べ898百万円減少しました。 この結果、自己資本比率は前年度末の47.5%から46.8%となり、1株当たりの純資産額は前年度末2,658.36円から2,558.31円となりました。 ② 経営成績の状況 当社グループは中長期成長戦略(2025年8月公表)に基づき、事業基盤の強化及び収益力の向上に向けた取り組みを進めております。 肥料事業においては、生産体制の最適化及び生産品目の見直しを進めるとともに、バイオスティミュラント分野への展開や、近赤外分光法やAIを活用した新たな分析技術に基づく土壌診断サービスの開始等により、農業ソリューション型事業への転換を推進いたしました。 化学品事業においては、化粧品原料分野を中心に高付加価値製品の拡販に取り組むとともに、アジア及び欧州向けの販売強化を図りました。加えて、環境対応素材をはじめとする機能性材料の展開を進めました。 不動産事業においては、2025年8月に賃貸用ビル「KCA SHIBUYA bldg.」が竣工し、安定収益基盤の拡充に寄与いたしました。 一方、当社グループは中長期成長戦略に基づき、肥料の生産拠点再編及び生産品目集約等の構造改革を推進しており、当連結会計年度において、構造改革費用として1,980百万円を計上いたしました。 当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高は42,651百万円、営業利益504百万円、経常利益371百万円、親会社株主に帰属する当期純損失は1,227百万円となりました。 (単位:百万円、未満切捨) 区分   当年度   前年度   増減   増減率 売上高   42,651   41,369   1,282   3.1% 営業利益   504   650   △145   △22.4% 経常利益   371   672   △300   △44.7% 親会社株主に帰属する当期純利益(△は損失)   △1,227   350   △1,577   - セグメントごとの経営成績は以下の通りであります。 当連結会計年度より、当社グループ内の管理区分を見直したことに伴い、これまで「その他」の区分に含めていた海外事業、農産物及び物資その他、プラント等の設計及び施工、運送業務等の各事業等を、それらを所管する「肥料」及び「化学品」の各セグメントに組み替えて表示しております。なお、前連結会計年度のセグメント情報については、見直し後のセグメント区分に基づいて作成したものを記載しております。 (肥料事業) 肥料事業は、販売数量の増加に加え、原料価格高騰に伴う6月及び11月の肥料価格改定により、売上高35,164百万円(前年同期比4.4%増)、利益面においては、価格改定前に調達した原料及び製品在庫に係る増益要因があったものの、システム関連費用の増加及び棚卸資産の評価に係る影響等により、セグメント利益は6百万円(前年同期比79.0%減)となりました。 (化学品事業) 化学品事業は、リン酸及び飼料用リン酸カルシウムの販売数量が減少したこと等により、売上高7,677百万円(前年同期比1.5%減)、セグメント利益は369百万円(前年同期比46.7%減)となりました。 (不動産事業) 不動産事業は、「KCA SHIBUYA bldg.」の運用開始に伴い、売上高569百万円(前年同期比85.2%増)、セグメント利益は184百万円(前年同期はセグメント損失5百万円)となりました。 (その他事業) その他の事業は、連結子会社において水産エキスの販売価格の改定等により、売上高376百万円(前年同期比1.0%増)、利益面においては原価率の上昇等により、セグメント利益は21百万円(前年同期比17.4%減)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年度末に比べ550百万円増加し2,601百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度(以下「当年度」という)における営業活動による資金の増加は5,274百万円(前連結会計年度(以下「前年度」という)は152百万円の増加)となりました。これは、主に税金等調整前当期純損失(△1,719百万円)、仕入債務の減少(△627百万円)により減少しましたが、減価償却費(1,437百万円)、構造改革費用(1,980百万円)、売上債権の減少(2,868百万円)により増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当年度における投資活動による資金の減少は3,847百万円(前年度は2,485百万円の減少)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出(△3,570百万円)及び無形固定資産の取得による支出(△275百万円)によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当年度における財務活動による資金の減少は876百万円(前年度は2,107百万円の増加)となりました。これは、主に長期借入れによる収入(2,800百万円)により増加しましたが、短期借入金の減少(△3,310百万円)により減少したものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 肥料事業   33,293   1.8 化学品事業   3,449   △4.7 不動産事業   -   - その他事業   466   0.0 合計   37,210   1.2 (注) 金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当社グループは、製品の大部分について見込生産方式を採っておりますので、記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 肥料事業   35,164   4.4 化学品事業   7,677   △1.5 不動産事業   569   85.2 その他事業   376   1.0 調整額(セグメント間取引)   △1,136   - 合計   42,651   3.1 (注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次の通りであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 全国農業協同組合連合会   25,710   62.1   26,630   62.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 当連結会計年度末(以下「当年度末」という。)の資産の合計は48,938百万円となり、前連結会計年度末(以下「前年度末」という。)に比べ1,155百万円減少しました。 (流動資産) 流動資産残高は26,135百万円となり、前年度末に比べ3,742百万円減少しました。これは主に受取手形及び売掛金が2,868百万円減少したことによるものであります。 (固定資産) 固定資産残高は22,803百万円となり、前年度末に比べ2,587百万円増加しました。これは主に2025年8月末に賃借用ビルが竣工したことにより、建物及び構築物が2,362百万円増加したことによるものであります。 当年度末の負債の合計は、25,971百万円となり、前年度末に比べ257百万円減少しました。 (流動負債) 流動負債残高は18,821百万円となり、前年度末に比べ3,128百万円減少しました。これは主に短期借入金が3,310百万円減少したことによるものであります。 (固定負債) 固定負債残高は7,150百万円となり、前年度末に比べ2,870百万円増加しました。これは主に長期借入金が2,360百万円増加したことによるものであります。 (純資産) 純資産の合計は22,966百万円となり、前年度末に比べ898百万円減少しました。これは主に利益剰余金が1,407百万円減少したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は前年度末の47.5%から46.8%となり、1株当たり純資産額は前年度末の2,658.36円から2,558.31円となりました。 b.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、主に肥料事業における販売数量の増加及び、原料価格高騰に伴う6月及び11月の肥料価格改定により、前年度に比べ1,282百万円(3.1%)増収の42,651百万円となりました。 (売上総利益) 売上総利益は、主に肥料事業における販売数量の増加により、また、不動産事業における「KCA SHIBUYA bldg.」の運用開始により、前年度に比べ291百万円(4.7%)増益の6,504百万円となりました。 (営業利益) 営業利益は、前年度に比べ145百万円減益の504百万円(△22.4%)となりました。 (経常利益) 経常利益は、前年度に比べ300百万円減益の371百万円(△44.7%)となりました。 (税金等調整前当期純損失) 税金等調整前当期純損失は、主に生産拠点再編に伴う構造改革費用を計上したことにより、前年度に比べ2,347百万円減益の1,719百万円(前年同期は税金等調整前当期純利益627百万円)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損失) 親会社株主に帰属する当期純損失は、前年度に比べ1,577百万円減益の1,227百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益350百万円)となりました。 この結果、1株当たりの当期純利益は、前年度の39.09円から△136.99円となり、自己資本利益率は前年度の1.5%から△5.3%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 キャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの主要な資金需要は、営業活動では、製品製造のための原材料費・労務費・経費、販売費及び一般管理費等の運転資金、投資活動では、設備の新設・更新によるものであります。また、財務活動では、期日の到来した借入金の返済及び配当金の支払いによる株主還元であります。なお、株主還元についての資本政策における基本的な方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の戦略及び対処すべき課題(資本政策の基本的な方針)」に記載しております。 当社グループは、安定した事業活動に必要な程度の確保と財務の健全性・安定性維持の観点から、これら資金需要を満たすための財源として、営業活動により生み出されるキャッシュ・フロー及び内部留保資金のほか、金融機関からの借入れにより調達することを基本方針とし、資金の流動性を十分に確保しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。