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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

サンエー化研

Sun A.Kaken Company,Limited4234 · Standard · 化学

軽包装材料、産業資材、機能性材料の3事業を柱とする、食品・医療・日用品向けの総合包装材料メーカー。

概要

サンエー化研は、軽包装材料、産業資材、機能性材料の三事業を柱とする化学メーカーである。1942年に静岡でアスファルト紙の供給を目的に創業し、粘着テープ基材や表面保護フィルムなどへ事業を拡大した。本社は東京都中央区、連結従業員数611名。2025年3月期の売上高は294億円、営業利益は0.3億円と低水準だが、2026年3月期は304億円、営業利益8億円の見通しである。

軽包装・産業資材・機能性材料の三本柱

サンエー化研グループは、軽包装材料、産業資材、機能性材料の3セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント売上高は軽包装材料123億円(構成比40.6%)、産業資材102億円(33.7%)、機能性材料73億円(24.2%)である。軽包装材料は食品用包材、医薬品・医療用包材、日用品包材を扱い、国内ユーザー向けが中心。産業資材は紙・布へのラミネート製品(粘着テープ用基材)と剥離紙(ラベル用など)が主力。機能性材料はFPD(フラットパネルディスプレイ)用やスマートフォン向けの表面保護フィルム、オレフィン系粘着加工品を手掛ける。各セグメントの市場環境は異なり、軽包装は少子化で市場縮小が懸念される一方、産業資材は海外品の流入で競争が激化、機能性材料はスマホ・タブレットの高性能化に伴う技術開発競争が続いている。

ラミネート・コーティング・フィルム多層押出しの三技術

同社が中核とする生産技術は、「ラミネート技術」「コーティング技術」「フィルム多層押出し技術」の三つである。ラミネート技術は紙、プラスチック、金属箔など異種材料を貼り合わせ、各素材の特性を複合的に活かす。コーティング技術は粘着剤や易開封性の機能層を塗工する。フィルム多層押出し技術は複数の樹脂を同時に押し出し、バリア性や強度を付与したフィルムを成形する。これらの技術を組み合わせることで、食品用包材の「レンジDo!」や医薬品用高防湿フィルム、表面保護フィルム「サニテクト」、タッチパネル用両面テープ「サンキュアリー」など多様な製品を生み出している。経営方針では、これらのコア技術を絶えず進化させ、新技術の開発を推進する方針を掲げている。

3つの連結子会社と持分法適用関連会社

サンエー化研グループは、当社のほか連結子会社3社と持分法適用関連会社1社で構成される。連結子会社は、東邦樹脂工業株式会社、シノムラ化学工業株式会社、燦櫻(上海)商貿有限公司の3社。東邦樹脂工業は2000年に株式の70%を取得し子会社化した。シノムラ化学工業は産業資材分野でラミネート製品を手掛ける。燦櫻(上海)商貿は中国市場における販売拠点である。持分法適用関連会社の株式会社ネスコも包装材料関連の事業を行う。また、法人主要株主である新生紙パルプ商事株式会社とは製品販売および原材料の仕入関係がある。このグループ体制により、軽包装・産業資材・機能性材料の各分野で製造から販売までの機能を補完している。

売上高約300億円で推移、営業利益は改善傾向

2013年3月期以降の連結業績を見ると、売上高は296億円から330億円の範囲で推移し、2025年3月期は294億円とほぼ横ばいである。営業利益は2025年3月期まで非開示だが、純利益は変動が大きく、2020年3月期に13億円の赤字、2023年3月期にも2億円の赤字を計上した。一方、2026年3月期の予想は売上高304億円、営業利益8億円、純利益10億円と改善が見込まれる。2025年3月期に保護フィルム事業を譲り受けたことで機能性材料の売上が19.6%増加し、収益性が向上した。財務面では、自己資本比率は一定水準を維持しているが、ROEやROICなどの資本効率指標を経営目標に据え、収益性改善と財務健全性の両立を図っている。

業界の中での役割は包装材料および産業資材のサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
304億円
営業利益
8億円
営業利益率
2.6%
純利益
10億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01食品・医療・日用品主力

食品用包材、医薬品・医療用包材、日用品等の包材を製造・販売。グループ会社を通じて幅広い包装材料を供給。

主な製品・サービス3
食品用包材
食品の包装に用いるフィルムや袋などを製造。
医薬品・医療用包材
医薬品や医療機器の包装に用いる材料。
日用品包材
日用品の包装に用いる材料。

02紙・布加工準主力

紙や布へのラミネート製品、剥離紙を製造・販売。産業資材として様々な用途に提供。

主な製品・サービス2
ラミネート製品
紙や布にフィルムなどを貼り合わせた素材。
剥離紙
粘着製品の保護などに用いられる剥離性を有する紙。

03各種製造業副次

オレフィン系粘着加工品など機能性材料を提供。多様な産業用途に対応。

主な製品・サービス2
オレフィン系粘着加工品
オレフィン系材料を用いた粘着シートやテープなど。
その他の粘着加工品
オレフィン系以外の粘着加工品。

製品と技術

軽包装材料: 電子レンジ対応包材と医薬用高防湿フィルム

軽包装材料セグメントの主力製品は、食品用包材、医薬品・医療用包材、日用品包材である。食品用では電子レンジ対応包材「レンジDo!」が代表的で、1995年の発売以来、食品メーカーに採用されてきた。ただし、2026年3月期には原材料価格上昇に伴う販売価格値上げの影響で受注が減少した。医薬品用では高防湿PTP包装用フィルム「テクニフイルム」があり、固形薬の包装に使われる。同製品の受注は堅調に推移している。また、易開封性フィルム「サンシール」は1978年から続くロングセラーで、包装の開封性を向上させる。これらの製品は紙、プラスチックフィルム、金属箔をラミネートやコーティング技術で複合化して製造される。

産業資材: 粘着テープ基材とスマホ向け剥離紙

産業資材セグメントでは、紙・布へのラミネート製品と剥離紙を製造している。ラミネート製品は主に粘着テープの基材として使われ、顧客のテープメーカー向けに供給される。しかし、海外品の流入や顧客の事業縮小により受注は減少傾向にある。一方、剥離紙はラベル用や工程紙として需要がある。スマートフォン向けFPC(フレキシブルプリント基板)用工程紙や自動車関連用途向け製品の受注が増加しており、2026年3月期の売上高は前年比0.5%増の102億円だった。剥離紙は粘着剤が付かない離型層を塗工した紙で、同社のコーティング技術が活かされている。また、資源循環の観点からリサイクルしやすい構成の検討も進められている。

機能性材料: 表面保護フィルムとタッチパネル用両面テープ

機能性材料セグメントの中心はオレフィン系粘着加工品で、表面保護フィルム「サニテクト」が1968年から製造されている。同製品は液晶パネルやプラスチック部品の表面を傷や汚れから保護するために使用され、FPD(フラットパネルディスプレイ)やスマートフォン向けに供給される。2009年にはタッチパネル用芯なし両面テープ「サンキュアリー」を発売し、薄型化が求められる電子機器の部材固定に採用された。2025年3月期には保護フィルム事業を譲り受け、オレフィン系粘着加工品の生産が拡大。この結果、機能性材料の売上高は前年比19.6%増の73億円となった。ただし、スマホの仕様変更やVRゴーグル販売不振の影響で、他の粘着加工品の受注は減少している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

機能化学品・樹脂加工、東洋紡など大手と競合

サンエー化研は機能性化学品や樹脂加工製品を手掛ける中堅化学メーカー。売上高約294億円(2025/3期予想)で、同業の東洋紡(売上高約5000億円)やクラレ(同約8000億円)に比べ規模は小さい。営業利益率が低水準(2026/3期予想2.63%)で、収益力の改善が課題。ニッチな機能性材料で差別化を図るが、大手との価格競争や原材料価格変動の影響を受けやすい。コージンバイオやAiロボティクスなどの新興企業も台頭している。

強み

  • 独自の機能性化学品技術で差別化し、特定市場で競争優位を有する。
  • 樹脂加工から化学品まで幅広いラインアップで顧客ニーズに対応。
  • 産業用途が中心で、景気変動の影響を受けにくい分野も存在。
  • 既存顧客との長期取引関係により、一定の売上基盤を確保。

課題

  • 営業利益率が2.63%と低く、コスト削減や高付加価値化が必要。
  • 東洋紡やクラレなど大手との価格・技術競争にさらされている。
  • 原油価格等の原材料高が収益を圧迫する可能性が高い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字がサンエー化研

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17908きもと131億円19.1倍
24367広栄化学125億円
37940ウェーブロックホールディングス118億円29.6倍
44031片倉コープアグリ116億円
54234サンエー化研115億円10.2倍
64235ウルトラファブリックス・ホールディングス115億円17.2倍
74113田岡化学工業115億円7.4倍
84248竹本容器111億円12.4倍
94237フジプレアム107億円
104222児玉化学工業105億円0.4倍
114629大伸化学101億円11.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

茶業界向けアスファルト紙から始まった創業

1942年9月、静岡県静岡市に「静岡加工紙共販株式会社」として設立された。資本金は48千円で、目的は茶業界に対するアスファルト紙の供給であった。当時はまだ粘着製品や包装フィルムは扱っていない。1945年12月には社名を「静岡加工紙工業株式会社」に変更し、紙加工の専門メーカーとしての基盤を固めた。1951年には静岡県安倍郡に清水工場(現・静岡工場)を設置し、本社も静岡から東京都中央区に移転している。この時期はまだ小規模ながら、のちの事業拡大の足がかりを築いた。

剥離紙と表面保護フィルムへの進出

1962年4月、粘着テープ基材となる「剥離紙」の製造販売を開始し、粘着関連分野に参入した。同年11月には奈良県天理市に化研工業株式会社を設立し、生産体制を強化。1964年4月には社名を「サンエー化学工業株式会社」に変更した。1968年6月には表面保護フィルム「サニテクト」の製造販売を開始。これは基材に粘着剤をコーティングした製品で、後の機能性材料事業の中核となる。1970年には静岡県袋井市に袋井工場を設置し、生産能力を拡大した。この時期に粘着テープ関連の技術が蓄積され、後の多角化の種がまかれた。

易開封性フィルムと電子レンジ対応包材の開発

1978年3月、易開封性フィルム「サンシール」の製造販売を開始。これは包装の開封を容易にする機能性フィルムで、食品や日用品の包材に広く採用された。1994年10月には輸液バック用ハイバリア袋を発売し、医療用包材分野に進出。1995年4月には電子レンジ対応食品包材「レンジDo!」を投入し、家庭用食品包装市場での存在感を高めた。これらの製品は、ラミネート技術やフィルム多層押出技術を駆使したもので、軽包装材料事業の収益源となった。同社は食品、医薬、医療と用途を広げ、軟包装材料の総合メーカーへと成長した。

化研工業との合併と株式上場

1996年4月、奈良の化研工業株式会社と合併し、社名を「株式会社サンエー化研」に変更した。これにより、静岡と奈良の製造拠点が統合され、経営資源の効率化が進んだ。2000年4月には日本証券業協会に株式を店頭登録し、資本市場へのアクセスを拡大。2000年7月には東邦樹脂工業株式会社の株式70%を追加取得して子会社化し、グループ体制を強化した。2004年12月には店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場。2006年には本社を現在の東京都中央区日本橋本町に移転し、経営の安定化を図った。

工場再編とタッチパネル用テープの投入

2005年9月、静岡県掛川市に掛川工場を新設し、生産能力を増強した。一方、2006年3月には札幌工場を閉鎖し、軟包材製造からの撤退を決定。同時に九州出張所も2007年3月に閉鎖した。この再編により、生産拠点は静岡・奈良・掛川に集約された。2009年4月にはタッチパネル用芯なし両面テープ「サンキュアリー」の製造販売を開始。これはスマートフォンやタブレットのタッチパネル固定用に開発された高機能製品で、機能性材料事業の新たな柱となった。生産体制の効率化と高付加価値品の投入により、事業の選択と集中が進んだ。

保護フィルム事業譲受で収益改善へ

2010年4月、ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場した。その後、売上高は300億円前後で推移したが、2020年3月期には13億円の純損失を計上するなど収益は不安定だった。2025年3月期には保護フィルム事業を譲り受け、機能性材料の売上が前年比19.6%増加した。これにより同年の営業損益は赤字から黒字に転換。2026年3月期の予想では営業利益8億円、純利益10億円と改善が見込まれる。同社は今後もコア技術の進化とコスト削減を進め、安定的な利益創出を目指している。

年表31件を開く

1940年代

  • 1942年9月創業茶業界に対するアスファルト紙の供給を目的として、資本金48千円で静岡加工紙共販株式会社を静岡県静岡市に設立
  • 1945年12月商号変更社名を静岡加工紙工業株式会社に変更

1950年代

  • 1951年6月静岡県安倍郡に清水工場(現・静岡工場)を設置 本社を東京都中央区日本橋本町一丁目12番地に移転
  • 1952年7月静岡県静岡市に静岡営業所を設置
  • 1953年7月大阪市東区に大阪出張所(現・関西支店)を設置

1960年代

  • 1962年4月粘着テープ基材「剥離紙」の製造販売を開始
  • 1962年11月創業奈良県天理市に資本金50,000千円で化研工業株式会社を設立
  • 1964年4月商号変更社名をサンエー化学工業株式会社に変更
  • 1964年12月静岡県静岡市に研究所を設置 札幌市豊平区に札幌工場を設置し、軟包材の製造を開始
  • 1966年10月本社を東京都港区芝公園第7号地8に移転
  • 1968年6月表面保護フィルム「サニテクト」の製造販売を開始

1970年代

  • 1970年6月静岡県袋井市に袋井工場を設置
  • 1978年3月易開封性フィルム「サンシール」の製造販売を開始

1980年代

  • 1980年11月本社を東京都千代田区三番町8番地7に移転
  • 1983年8月福岡市博多区に九州出張所を設置
  • 1983年9月本社を東京都千代田区神田淡路町二丁目23番地1に移転
  • 1987年10月名古屋市東区に名古屋営業所を設置

1990年代

  • 1994年10月輸液バック用ハイバリア袋の製造販売を開始
  • 1995年4月電子レンジ対応食品包材「レンジDo!」の製造販売を開始
  • 1996年4月M&A化研工業株式会社と合併し、社名を株式会社サンエー化研に変更
  • 1998年4月衣料用圧縮収納袋の製造販売を開始
  • 1998年12月東邦樹脂工業株式会社の株式20%を取得し、資本参加

2000年代

  • 2000年4月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2000年7月M&A東邦樹脂工業株式会社の株式70%を追加取得し、子会社化
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年9月静岡県掛川市に掛川工場を設置
  • 2006年3月札幌工場を閉鎖
  • 2006年7月本社を東京都中央区日本橋本町一丁目7番4号に移転 関西支店を大阪市中央区に移転
  • 2007年3月九州出張所を閉鎖
  • 2009年4月タッチパネル用芯なし両面テープ「サンキュアリー」の製造販売を開始

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    コア技術の進化と新技術開発

    ラミネート、コーティング、フィルム多層押出しの3つのコア技術を進化させ、新技術の開発を推進する。市場動向を注視し顧客ニーズに対応した製品開発を行う。

  2. 02

    高付加価値製品の拡販と収益基盤安定化

    魅力ある製品のラインアップ拡充と高付加価値製品の開発・拡販を推進。同時に徹底したコスト削減で価格競争力と収益力を強化する。

  3. 03

    部門別重点施策:軽包装材料

    電子レンジ対応食品包材「レンジDo!」のアイテム拡充、介護食・レトルト分野への拡販。化粧品・医療向け新製品開発と価格適正化で収益確保。環境対応製品(モノマテリアル化、紙化など)の開発を推進。

  4. 04

    部門別重点施策:産業資材

    シノムラ化学工業との設備・人員最適化による生産効率向上、安定供給体制強化、価格適正化を継続し、黒字基調の定着を図る。

  5. 05

    部門別重点施策:機能性材料

    譲り受けた保護フィルム事業とのシナジー創出を進め、クリーン塗工商材など新分野向け開発にも注力。顧客密着型開発体制を強化し早期の利益貢献を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で611人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は629万円で、9期前と比べて+9.0%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月683
2018年3月677
2019年3月57739.015.0672
2020年3月57440.015.0658
2021年3月58740.016.0736
2022年3月61341.015.0733
2023年3月59943.017.0688
2024年3月57943.018.0674
2025年3月61143.018.06380
2026年3月62944.018.0611131

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
掛川工場 — 静岡県掛川市1,286百万円
機能性材料
袋井工場 — 静岡県袋井市1,246百万円
産業資材 機能性材料
掛川工場WEST及びR&Dセンター — 静岡県掛川市1,218百万円
産業資材 全社資産
野木工場 — 栃木県下都賀郡野木町1,006百万円
軽包装材料 産業資材
静岡工場 — 静岡県袋井市930百万円
産業資材
奈良工場 — 奈良県天理市823百万円
軽包装材料
静岡工場 — 静岡市清水区245百万円
軽包装材料
その他10百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は304億円営業利益8億円前期と比べると増収で、売上が+3.4%。

売上高
+3.4%
304億円
営業利益
8億円
純利益
+400.0%
10億円
営業利益率
2.6%
前期比 +2.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高340億円304億円
営業利益21億円8億円
純利益16億円10億円
1株あたり配当¥18¥18

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は91億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+26.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q69−1
2024年1Q7200.01
2024年2Q67−1−1.5−1
2024年3Q68−1−1.53
2024年4Q680
2025年2Q14910.71
2025年4Q145−1−0.71
2026年2Q15542.64
2026年4Q14942.76
2027年1Q9199.98

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は320億円から304億円へ95%に減った。直近期の営業利益率は2.6%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月320103
2014年3月330138
2015年3月29911
2016年3月296149
2017年3月3171510
2018年3月328119
2019年3月31262
2020年3月297−2−13
2021年3月300911
2022年3月2871015
2023年3月279−2−2
2024年3月27503
2025年3月294010.02
2026年3月3048102.610

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高304億円のうち、営業利益として残るのは8億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.2%262億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.2%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.7pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.4pt
4.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが17億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は59億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月31−3−112852
2014年3月20−4−81660
2015年3月8−10−6−253
2016年3月15−7−6855
2017年3月7−3617−2943
2018年3月27−8−61955
2019年3月16−12−8452
2020年3月12−63661
2021年3月20−6−71469
2022年3月12−7−3572
2023年3月−5−2−4−761
2024年3月136−81972
2025年3月−3−115−1463
2026年3月17−7−141059

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は388億円。このうち返さなくてよい自己資本が232億円で、自己資本比率は57.4%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月29815114750.0
2014年3月30115714451.6
2015年3月30016513554.5
2016年3月31817314553.9
2017年3月34918816153.4
2018年3月35719915855.2
2019年3月33819414456.9
2020年3月31617314354.4
2021年3月36019916152.1
2022年3月35920915055.6
2023年3月35620515154.8
2024年3月37421615855.1
2025年3月37921016853.1
2026年3月38823215657.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
60億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
146億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
19億円
在庫として抱えている分
負債合計
156億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率203社中78位あたり、逆に低いのは営業利益率203社中183位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.5%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.4%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.4%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,015で、1年前と比べて+78.3%過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。

¥1,015-5.1%1ヶ月+46.0%1年+78.3%時価総額115億円
過去52週の値幅
安値¥565高値¥1,082

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.2倍
PER (会社予想)6.1倍
PBR0.43倍
配当利回り1.77%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日に942円と急騰し、前日比+18.94%と大幅高。直近1ヶ月でも+36.13%上昇し、52週高値1025円に近づく。25日線(706円)を+33%上回り、RSIは89.54と買われすぎの領域。出来高は6万株と通常の約20倍に急増し、買いが殺到。7月までは690円前後で推移していたが、今回の急伸でトレンドが一変。200日線(735円)も上回り、中期的な上昇基調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER7.0倍と業界平均17.9倍を大幅に下回り、PBR0.30倍と純資産に対して極めて割安。ROE4.5%と低水準だが、直近業績は改善傾向。配当利回り2.58%は業界平均2.76%とほぼ同水準も、利益変動に注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.2倍17.8倍
PER (予想)6.1倍
PBR0.43倍1.41倍
ROE4.5%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、2026/3期の営業利益10億円への改善見通しと、PBR0.30倍の極低評価に着目。資産価値に対して株価が割安で、業績回復が進めば株価上昇余地あり。一方、弱気派は、売上高が300億円程度で停滞し、営業利益率も2%台と低く、本質的な収益力改善には疑問。自己資本比率は高いが、成長性に欠ける。

プラスに働く材料7
  • 業績改善トレンド

    2026/3期営業利益10億円予想(前期0億円)

  • PBR0.3倍の割安感

    解散価値以下、資産価値に比し安い

  • 堅実な財務体質

    自己資本比率高く、バランスシート健全

  • 営業利益黒字転換で業績回復期待2026年3月期影響

    FY2026/3営業利益8億円(前期0億円)、収益改善で株価評価是正

  • 低PBR(0.30倍)で資本効率改善余地継続影響

    PBR0.30倍は解散価値の3分の1、自己資本比率高くM&Aや事業整理の触媒

  • ネットキャッシュ活用による株主還元強化次回株主総会影響

    純資産262億円に対し時価総額79億円、配当性向向上余地大

  • 主力製品の需要回復2026年下期影響

    売上高304億円(前期比+3.4%)、業界の需要回復が継続

マイナスに働く材料7
  • 低収益体質

    営業利益率2%台、改善ペース鈍い

  • 売上高の伸び悩み

    300億円前後で横ばい、成長期待薄

  • 業界の競争激化

    汎用品中心で価格競争に晒されやすい

  • 営業利益の実績が依然低水準FY2025/3実績影響

    FY2025/3営業利益0億円、収益力に疑問残る

  • 競合激化による価格競争継続影響

    業界内での価格競争激化で利益率圧迫リスク

  • 原材料価格上昇不定影響

    化学業界全体の原材料高が収益を圧迫

  • 株式流動性の低さ継続影響

    時価総額79億円と小型株で需給悪化時の下落リスク

次の決算で確かめる点
営業利益
収益力改善の実現度を測る
売上高成長率
トップライン成長の有無を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり18で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.77%。

年間配当
¥18
1株あたり
配当利回り
1.77%
いまの株価に対して
配当性向
24.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1617.2
2018年3月1812.517.1
2019年3月180.046.5
2020年3月180.0
2021年3月180.027.1
2022年3月2113.914.9
2023年3月210.0
2024年3月18−12.266.4
2025年3月180.075.5
2026年3月180.024.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥18

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,527人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.0%を占め、残る54.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.142.545.545.252.449.0
事業法人39.838.736.236.937.839.2
自己株式3.03.05.36.814.814.9
金融機関14.014.014.314.06.86.8
外国法人2.63.72.42.51.52.6
証券会社1.41.11.51.31.52.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01新生紙パルプ商事株式会社16.01
02昭和パックス株式会社11.87
03サンエー化研社員持株会3.06
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社2.78
05みずほ信託銀行株式会社2.65
06株式会社東洋化学2.65
07山田 美千代1.05
08山本 明広0.81
09有限会社ウエッジ0.81
10上田八木短資株式会社0.81

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+239%、1株純資産は14期で+70%。直近期のROEは4.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月291,3602.216.549.7
2014年3月761,4175.57.819.3
2015年3月51,4910.3104.9220.8
2016年3月821,5655.46.018.4
2017年3月901,7015.56.417.2
2018年3月811,7944.69.117.1
2019年3月171,7531.029.146.5
2020年3月−1221,567−7.3
2021年3月1001,7096.15.427.1
2022年3月1381,8207.83.914.9
2023年3月−181,822−1.0
2024年3月331,9551.716.366.4
2025年3月232,0851.223.975.5
2026年3月1002,3154.57.424.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額105百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
櫻田武志代表取締役 社長6465,600
山本元取締役 生産部長兼資材部管掌6239,700
有馬啓介取締役 関西支店長6212,200
伊澤正猛取締役 袋井工場長兼製造部長兼 R&Dセンター管掌534,200
野口隆一取締役52
宮本貞彦取締役69300
佐藤誠一常勤監査役6518,500
井上眞樹夫監査役61400
湯口毅監査役59400
永井勉625,200
清水貴雄56

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)57688417
監査役11411515
社外取締役46062

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容607字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社サンエー化研)、子会社3社(東邦樹脂工業株式会社、シノムラ化学工業株式会社、燦櫻(上海)商貿有限公司)及び持分法適用関連会社1社(株式会社ネスコ)により構成されており、その主な事業内容は、軽包装材料製品、産業資材製品、機能性材料製品等の製造、販売であります。また、法人主要株主1社(新生紙パルプ商事株式会社)に対して製品の販売及び原材料の仕入を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 区分   主要製品   会社 軽包装材料事業   食品用包材、医薬品・医療用包材、日用品等の包材   当社、東邦樹脂工業㈱、㈱ネスコ、燦櫻(上海)商貿有限公司 産業資材事業   紙・布へのラミネート製品、剥離紙   当社、東邦樹脂工業㈱、シノムラ化学工業㈱、㈱ネスコ、燦櫻(上海)商貿有限公司 機能性材料事業   オレフィン系粘着加工品、その他の粘着加工品   当社、㈱ネスコ、燦櫻(上海)商貿有限公司 以上の当社グループの取引関係を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注) 無印 連結子会社 ※1 持分法適用関連会社 ※2 法人主要株主
経営方針・対処すべき課題3,588字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループでは、「わたしたちは、未来にむけて新しい価値を創造し、社業を通じて社会に貢献しよう」という企業理念の下、創業以来、包装関連業界において多岐・多様にわたる市場ニーズを的確にとらえ、技術を磨きながら、産業の発展や生活の利便性を向上させる製品づくりを行ってまいりました。その間に培われた“ラミネート技術”、“コーティング技術”、“フィルム多層押出し技術”の3つの生産技術が当社グループのコア・テクノロジーであります。 このコア・テクノロジーをベースとした複合化技術によって、紙、プラスチック、金属箔等がもつそれぞれの特性を活かしながら、軽包装材料(食品用包材、医薬品・医療用包材、日用品等の包材)、産業資材(紙・布へのラミネート製品、剥離紙)並びに機能性材料(オレフィン系粘着加工品、その他の粘着加工品)の製品を製造し、販売を行っております。 この事業活動を通じて、今後も社会に必要とされる製品を供給し続けるとともに、健全な成長・発展を遂げることが、すべてのステークホルダーが当社グループに期待する社会的役割であると考えております。 (2)経営戦略等 当社グループが生み出しうる収益の源泉は、創業以来80年以上にわたり培ってきた前述のコア・テクノロジーにあります。どのような時代にあっても、このコア・テクノロジーを絶えず進化させることで、既存の自社技術の陳腐化に備えるとともに、新技術の開発を推進いたします。 また、市場の動向、社会の変化を常に注視しながら、顧客のどのような要望にも真摯に対応することで製品開発のためのニーズを的確に捉えるよう努力いたします。その上で、魅力ある製品のラインアップ拡充と高付加価値製品の開発・拡販を推進し、収益基盤の安定化を図ります。同時に徹底したコスト削減を実施し、価格競争力と収益力の強化に努めます。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、経営上の目標の達成状況を判断するための指標として、売上高や営業利益率を主要な収益性指標としております。近年、上場会社に対して資本コストや資本効率を意識した経営が求められていることを踏まえ、当社グループにおいても、ROE、ROIC等の指標を参考にしながら、収益性の改善と財務健全性の維持の両立を図ってまいります。具体的には、製品価格の適正化、生産性向上、コスト削減、在庫水準の適正化等を通じて、安定的に利益を創出できる経営基盤の構築に努めてまいります。 (4)経営環境 当社グループは、前述のコア・テクノロジーを基に、時代の変化に合わせて技術を進化させ、今日まで製品の開発・改良を積み重ねてまいりました。その過程で当社グループの事業は大きく3つのセグメントに集約され、現在に至っておりますが、当社グループを取り巻く経営環境もセグメント毎に異なることから、以下にそれぞれの特徴を記述いたします。 軽包装材料セグメントにおきましては、紙、プラスチックフィルム、金属箔等を主原料とする軟包装材料を製造・販売しております。当社グループの製品は、食品用、医薬・医療用、日用品等(洗剤・トイレタリー用、精密機器用、その他様々な用途)に使用され、そのほとんどを国内ユーザー向けに販売しておりますが、国内市場は少子化に伴う人口減少が見込まれる中、大幅な拡大は期待できず、競合メーカーも数多く存在するため、競争は激化しております。しかしながら、高齢化による慢性疾患や要介護者は増加しており、医薬品・医療包材や介護・高齢者食のニーズは増加傾向にあります。また、近年、サステナビリティへの意識が高まっており、中でも、プラスチック包材のモノマテリアル(単一素材)化や紙を使用した包材への切り替えなど、脱炭素化に繋がる取り組みが求められております。 産業資材セグメントにおきましては、紙・布へのラミネート製品(主として粘着テープ用基材)や剥離紙(主としてラベル用)を主要製品として製造・販売しております。これらの製品を使用して製造される顧客の最終製品の多くが国内では飽和状態に近く、競合他社の数も限られています。そのような状況の中、粘着テープ市場は、海外製品の流入による国内市場の侵食が進行しており、顧客からの価格や品質に対する要求は厳しさを増す一方、剥離紙市場は、資源循環の取り組みとして、リサイクルがしやすい構成品の検討が進められています。 機能性材料セグメントにおきましては、FPD(フラットパネルディスプレイ)用など光学用途の表面保護フィルムを製造・販売しております。この市場の主な用途である大型液晶テレビはコモディティ化が進んでおりますが、もう一つの主な用途であるスマートフォンやタブレットといった携帯情報端末は、新モデルが投入される度に、各種部材にはより高性能・高機能化が求められ、その実現に向けた技術開発競争が激化しています。従って、この市場で当社グループの製品が存続し続けるためには、差別化された技術力や高付加価値製品の開発が不可欠となっています。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 現在、我が国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に、緩やかな回復基調で推移しております。一方で、中東情勢をはじめとする地政学リスク、米国の通商政策をめぐる不確実性、金融資本市場の変動、原材料価格・エネルギー価格の高止まり等により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 個人消費につきましては、持ち直しの動きがみられるものの、食料品や光熱費を中心とした物価上昇の影響により、消費者マインドには弱さもみられ、節約志向は根強いものと認識しております。 このような状況のなか、当社グループでは、製品価格の適正化、設備の統廃合を含む合理化、生産性向上及びコスト削減を推進し、収益基盤の改善に取り組んでおります。また、従業員の安全確保とエンゲージメント向上を強く意識しながら、事業部門ごとに以下の取り組みを行い、業績改善に努めてまいります。 (軽包装材料部門) 軽包装材料部門につきましては、電子レンジ対応食品包材「レンジDo!」のアイテムを拡充し、レトルト食品分野や介護食分野への拡販に注力してまいります。 非食品分野の化粧品、日用品、医療及び医薬包材につきましても、高い技術力を活かした新製品を開発、拡販を進めるとともに、製品価格の適正化及び採算性を重視した販売活動により、販売数量の回復、売上及び利益の確保に努めてまいります。 環境対応製品につきましては、プラスチック使用量の削減、容器の減容化、モノマテリアル化、紙を使用した包材への転換など、顧客の環境対応ニーズに応じた製品開発を進めてまいります。 (産業資材部門) 産業資材部門につきましては、粘着テープ用基材及び剥離紙を中心に、国内需要の成熟化、海外製品との競争、原材料価格・エネルギー価格の高止まりなど、厳しい事業環境が継続しております。 このような状況のもと、当部門では、製品価格の適正化、採算性を重視した販売活動、掛川工場WESTを中心とした生産体制への移行及び設備の統廃合を進めた結果、当連結会計年度において黒字化を達成し、長年の課題であった収益構造の改善に一定の成果を上げることができました。 今後は、黒字基調の定着を図るため、シノムラ化学工業株式会社との設備・人員の最適化をさらに進め、グループ全体での生産効率向上、安定供給体制の強化、製品価格の適正化に継続して取り組んでまいります。 (機能性材料部門) 機能性材料部門につきましては、緩やかながら需要が回復傾向にあります。譲り受けた保護フィルム事業については、当社製品への切り替え及び顧客対応を進めた結果、当連結会計年度において売上及び利益に寄与いたしました。今後は、同社から引き継いだ生産技術や取引先との関係を活かし、既存事業とのシナジー創出をさらに進めることで、収益基盤の強化に努めてまいります。 今後ニーズの高まりが予想されるクリーン塗工商材への対応は、従来のディスプレイ分野だけではなく、幅広い業界から製品開発に関するお問い合わせをいただいております。 当社の強みである顧客密着型の開発体制を強化することにより、保護フィルムだけではなく、部材を含めた様々な開発にも注力し、早期に利益に貢献できるよう努めてまいります。 (6)その他、会社の経営上重要な事項 該当事項はありません。
事業等のリスク2,644字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与えると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)機能性材料部門における市場変動及び技術変化に関するリスク 当社グループの機能性材料部門において、主力製品の一つである表面保護フィルムは、主にFPD(フラットパネルディスプレイ)向けに生産されております。FPDは、最終製品である液晶テレビやパソコンなどに組み込まれますが、中でもスマートフォン、タブレット端末などの携帯情報端末に搭載されるタッチパネル向けに付加価値の高い表面保護フィルムが使用される傾向にあります。 しかしながら、これら最終製品におけるFPDの構成や、使用される光学用部材は、技術革新の進展により短期間で変更されるリスクが常にあります。特に、最終製品の設計変更や部材構成の変更により、当社製品が使用される対象部材の仕様変更、代替部材への切り替え又は使用廃止が生じた場合には、当社製品の需要が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)原材料の価格変動・調達に関するリスク 当社グループの製品は、石油化学製品(主にポリエチレン)を主な原材料としているため、その仕入価格はナフサ価格の変動の影響を受けるものであります。また、製造原価に占める原材料費の割合が高いことから、原材料費の上昇が生産合理化と製品価格への転嫁で吸収しきれない場合には、売上総利益の低下につながり、収益成長に影響を及ぼします。 また、当社グループは、使用する主要原材料、副資材等について、複数の調達先との関係維持や在庫管理の徹底等により必要量の確保に努めております。しかしながら、中東情勢をはじめとする地政学的リスク、国際物流の混乱、世界的な需給逼迫、大規模災害等により、主要原材料等の供給不足、供給遅延又は価格の急激な変動が発生する可能性があります。このような場合には、当社グループの生産活動に支障が生じ、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)製品の品質に関するリスク 当社グループでは、品質に留意して製品の製造を行っておりますが、品質上の問題が発生する可能性をゼロにすることはできません。 一方、当社グループの製品は、ユーザーにとっては一般に副資材として使用されており、ユーザーの商品価格と比較すると極めて少額ですが、多くの場合、その製品品質の良し悪しがユーザーの商品の品質に直接影響するというリスクを有しております。中でもディスプレイ関連部材や電子部品等に使用される製品については、要求される品質レベルが年々高度化しており、品質上の問題が発生した場合には、返品、代替品対応、補償費用の発生、顧客からの信用低下等につながる可能性があります。 このため当社グループでは、万一に備えて製造物賠償責任保険に加入しておりますが、製品の不具合によるユーザーの損害が、当該保険の支払限度額を超える規模で発生した場合は、補償費用の負担が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)生産拠点及び設備集約に関するリスク 当社グループの生産拠点は、静岡工場、袋井工場、掛川工場、掛川工場WEST、奈良工場、東邦樹脂工業㈱野木工場及びシノムラ化学工業㈱静岡工場の合計7拠点でありますが、そのうち静岡工場、袋井工場、掛川工場、掛川工場WEST及びシノムラ化学工業㈱静岡工場の5拠点が静岡県内に立地しております。この地域は、南海トラフ地震をはじめとする大規模地震の発生が懸念されており、万一、大規模地震が発生した場合には、当社グループの生産活動に相当程度の支障が生じる可能性があります。 また、当社グループでは、収益性の改善、生産効率の向上及び品質安定を図るため、設備の統廃合や生産品目の集約を進めております。これらの取り組みは、低コスト構造への転換や生産性向上に資する一方で、特定の設備又は拠点への依存度が高まる場合があります。そのため、当該設備又は拠点において自然災害、火災、設備故障、停電その他の操業停止要因が発生した場合には、代替生産や復旧に時間を要し、当社グループの生産活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、重要設備の保全、設備点検の強化、製品特性や設備能力を踏まえた生産品目の最適配置に加え、可能な範囲で複数拠点における代替生産体制の整備を進めるなど、リスクの軽減を図っておりますが、すべての製品について代替生産が可能となるものではなく、リスクを完全に排除できるものではありません。 (5)環境関連の法規制リスク 当社グループの事業は、大気汚染、水質汚濁、化学物質の管理、廃棄物処理、製品リサイクル、土壌・地下水汚染並びに温室効果ガスの排出等を規制する様々な環境関連法令の適用を受けております。このため当社グループでは、ISO14001の認証を取得するなどして環境に配慮した事業活動を展開しておりますが、環境関連法規制は年々厳しさを増しており、その確実な対応が課題となっております。 また、地球温暖化防止に対する国際的な機運が一層高まっており、各国で脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速しております。わが国においても、政府は2021年10月に2030年度までに温室効果ガス排出量を2013年度比で46%削減し、さらに50%削減を目指すことを閣議決定し、国際社会に表明しました。また、2035年度及び2040年度において温室効果ガス排出量を2013年度比でそれぞれ60%、73%削減することを目指す新たな目標を示しております。これらの目標達成に向けて、今後、産業界に対してより厳格な排出規制やエネルギー使用に関する制度改正が行われる可能性があり、当社グループが製造・販売する製品に関しても、製造工程や原材料、エネルギー使用に関連して新たな規制が課せられることが予想されます。 このように当社グループは常に環境規制に関するリスクに晒されており、将来、規制の追加又は強化により、当社グループの事業規模や収益力に比して過大な対応費用が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,045字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に景気は緩やかに持ち直しているものの、継続する物価上昇や人手不足、さらには中東情勢の緊迫化によるエネルギー問題や石油関連製品の供給不安などの懸念から、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。 そのような状況下、当社グループでは、前連結会計年度に譲り受けた保護フィルム事業の生産開始により、機能性材料セグメントの稼働率が上昇し、収益性が改善したこともあり、増収増益となりました。 その結果、当社グループの経営成績は、売上高303億58百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益8億37百万円(前年同期は営業損失32百万円)、経常利益10億21百万円(前年同期は経常利益90百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益9億57百万円(前年同期比299.4%増)となりました。 なお、当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。 セグメント別       売上高       構成比       前年同期比 軽包装材料       12,322百万円       40.6%       1.9%減 産業資材       10,217百万円       33.7%       0.5%増 機能性材料       7,345百万円       24.2%       19.6%増 その他       473百万円       1.5%       15.3%減 合計       30,358百万円       100.0%       3.2%増 (軽包装材料) 食品用包材は、電子レンジ対応食品用包材「レンジDo!」において食品メーカーでの販売価格値上げの影響から消費者の買い控えがおこり当社の受注も減少いたしました。一方でその他の食品用包材の受注は堅調に推移いたしました。 医薬品・医療用包材は、高防湿PTP包装用フィルム「テクニフイルム」をはじめその他の医薬品向けにおいても受注が堅調に推移いたしました。 日用品等の包材は、低採算製品の受注調整や包材の形態変更に伴い受注が減少いたしました。 その結果、当連結会計年度の売上高は123億22百万円(前年同期比1.9%減)となりました。 (産業資材) 紙・布へのラミネート製品は、一部顧客のテープ事業縮小の動きや、顧客の製品ユーザーにおける大規模なシステム障害の影響、海外品の流入などにより受注が減少いたしました。 剥離紙はスマートフォン向けFPC(フレキシブルプリント基板)用工程紙や自動車関連用途向け製品の受注が増加いたしました。 その結果、当連結会計年度の売上高は102億17百万円(前年同期比0.5%増)となりました。 (機能性材料) オレフィン系粘着加工品については、前連結会計年度に譲り受けた保護フィルムの生産開始により受注が増加いたしました。 その他の粘着加工品は、スマートフォン・タブレット等の仕様変更やVRゴーグルの売れ行き不振の影響を受けて受注が減少いたしました。 その結果、当連結会計年度の売上高は73億45百万円(前年同期比19.6%増)となりました。 b.財政状態 (資産) 総資産は前連結会計年度末と比べて9億81百万円増加いたしました。これは投資有価証券が17億26百万円増加、退職給付に係る資産が4億30百万円増加等の増加要因や、現金及び預金が3億75百万円減少、受取手形が3億47百万円減少、機械装置及び運搬具(純額)が1億74百万円減少等の減少要因によるものであります。 (負債) 負債は前連結会計年度末と比べて12億43百万円減少いたしました。これは支払手形及び買掛金が3億92百万円減少、電子記録債務が5億17百万円減少、短期借入金が5億60百万円減少、1年内返済予定の長期借入金が3億32百万円減少等の減少要因や、その他流動負債に含まれる未払消費税が3億16百万円増加、繰延税金負債が4億73百万円増加等の増加要因によるものであります。 (純資産) 純資産は前連結会計年度末に比べて22億24百万円増加いたしました。これは利益剰余金が7億99百万円増加、その他有価証券評価差額金が11億41百万円増加、退職給付に係る調整累計額の2億57百万円増加等の増加要因によるものであります。 なお、当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度との比較にあたっては、暫定的な会計処理の確定による内容を反映した金額を使用しております。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益、減価償却費等の増加要因があったものの、仕入債務の減少額、有形固定資産の取得による支出、短期借入金の純減少額、長期借入金の返済による支出等の減少要因に相殺され、前連結会計年度末に比べ3億77百万円減少し当連結会計年度末には59億44百万円(前年同期比6.0%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は16億68百万円(前年同期は使用した資金3億19百万円)となりました。これは税金等調整前当期純利益10億40百万円(前年同期比149.4%増)、減価償却費8億56百万円(前年同期比13.4%増)、未払消費税等の増加額3億85百万円(前年同期は未払消費税等の減少額2億37百万円)等の増加要因や、仕入債務の減少額8億61百万円(前年同期は33百万円)等の減少要因によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は6億62百万円(前年同期比40.3%減)となりました。これは有形固定資産の取得による支出6億31百万円(前年同期比33.1%減)等の減少要因によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は13億95百万円(前年同期は得られた資金5億13百万円)となりました。これは短期借入金の純減少額5億60百万円(前年同期は短期借入金の純増加額6億80百万円)、長期借入金の返済による支出5億81百万円(前年同期比10.9%増)等の減少要因によるものであります。 なお、当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度との比較にあたっては、暫定的な会計処理の確定による内容を反映した金額を使用しております。 ③生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日)   前年同期比(%) 軽包装材料(千円)   13,813,366   100.3 産業資材 (千円)   8,562,677   102.0 機能性材料(千円)   7,466,259   121.4 報告セグメント計(千円)   29,842,304   105.4 その他(千円)   47,095   85.0 合計(千円)   29,889,399   105.4 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.有償受給取引に係る顧客から購入した原材料等の支払いを含めた金額となっております。 b. 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日)   前年同期比(%) 軽包装材料(千円)   5,710   450.6 産業資材 (千円)   3,634   60.1 機能性材料(千円)   24,591   82.1 報告セグメント計(千円)   33,935   91.1 その他(千円)   1,521,038   74.8 合計(千円)   1,554,974   75.1 (注)金額は仕入価格によっております。 c. 受注実績 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 軽包装材料   13,996,011   99.4   3,957,993   109.4 産業資材   12,401,396   101.0   1,386,418   120.7 機能性材料   7,839,898   127.3   1,340,529   153.7 報告セグメント計   34,237,306   105.3   6,684,941   118.5 その他   1,052,408   92.7   22,813   43.3 合計   35,289,714   104.9   6,707,754   117.8 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.有償受給取引に係る顧客から購入した原材料等の支払いを含めた金額となっております。 d. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日)   前年同期比(%) 製品 軽包装材料(千円)   12,317,326   98.1 産業資材 (千円)   10,211,819   100.5 機能性材料(千円)   7,313,182   119.7 報告セグメント計(千円)   29,842,327   103.5 その他(千円)   23,907   36.0 小計(千円)   29,866,235   103.3 商品 軽包装材料(千円)   4,920   339.5 産業資材 (千円)   5,320   74.0 機能性材料(千円)   32,233   105.5 報告セグメント計(千円)   42,474   108.4 その他(千円)   449,372   91.3 小計(千円)   491,846   92.5 合計(千円)   30,358,082   103.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、特に以下の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 a.有形固定資産の減損 当社グループは、有形固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、減損損失の認識の要否の判定をしております。減損の兆候の把握、減損損失の認識の見積りにあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、見積りの金額に影響を及ぼす可能性があります。 b.退職給付に係る負債 従業員退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づき算出されております。これらの前提条件には、割引率、発生した給付額、利息費用、年金資産の長期期待運用収益率、死亡率などの要素が含まれております。実際の結果がこれらの前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合、その影響は累積され、将来の会計期間にわたって償却されるため、将来の退職給付費用及び債務に影響を及ぼす可能性があります。 c.繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について、その回収可能性を考慮して、評価性引当額を計上しております。評価性引当額を計上する際には、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ②財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討結果につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討結果につきましても、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループでは、資金の流動性維持、健全性の高い財務基盤の構築を図ることを財務の基本方針としております。資金調達の方法といたしましては、必要な運転資金及び設備投資資金を内部留保と金融機関からの借入によって賄っております。当連結会計年度においては、短期借入金5億60百万円を返済して資金の効率化を図りました。 今後も中長期的な企業価値向上を図るために最適な設備投資や人的資本投資、研究開発活動を継続していき、営業活動により得られるキャッシュ・フローの拡大、資本効率の向上を図ってまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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