概要
フジプレアムは、ポリカーボネートを中心とした樹脂加工と機能性フィルムの精密貼合を主事業とするメーカーである。兵庫県姫路市に本社を置き、従業員217名。2024年3月期の売上高は132億円だったが、主要顧客向け需要の減少により2026年3月期には81億円に落ち込み、営業赤字に転落した。ディスプレイ用部材や太陽電池モジュールなどを手がけるが、業績は急速に悪化している。
二つの事業セグメントで構成される収益構造
当社グループは「精密貼合及び高機能複合材部門」と「環境住空間及びエンジニアリング部門」の2セグメントで構成される。前者はディスプレイ用部材やタッチパネルセンサー基板の製造・販売を手がけ、売上高の約6割を占める。後者は太陽電池モジュールの製造・販売、断熱・飛散防止フィルムラミネートガラスの施工、FA関連装置の設計・製造を担う。2026年3月期のセグメント売上高はそれぞれ50.8億円(前年比30.3%減)、30.3億円(同9.0%減)で、両部門とも減収。精密貼合部門は営業損失1.49億円、環境住空間部門は営業利益0.71億円と、収益性に大きな差がある。
急減する売上高と赤字転落の業績推移
2022年3月期に売上高192億円のピークを記録した後、2023年3月期164億円、2024年3月期132億円、2025年3月期106億円、2026年3月期は81億円と急減している。営業利益は2025年3月期に2億円の黒字を確保したが、2026年3月期には1億円の営業損失に転落。当期純損失は23億円に達し、固定資産の減損損失20.27億円を特別損失に計上した。経営指標として掲げる経常利益率7%の達成は困難な状況にある。
グループ体制と精密貼合技術の核
当社は親会社1社、連結子会社3社(非連結子会社3社、持分法非適用関連会社1社を含む)で構成される。連結子会社の一つである株式会社東陽社製作所は自動車部品業界向けビジネスを担う。グループの技術的な中核は「精密貼合技術」で、ミクロレベルの貼合精度を実現する生産ラインを自社構築し、官能検査と多能工教育で品質を支える。この技術をディスプレイ用部材やタッチパネルセンサー基板に応用し、パネルメーカーの高度な要求に対応している。
業界の中での役割は精密貼合・電子部品メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 精密貼合及び高 機能複合材部門 | 51億円 | 63.0% | -1億円 | -2.0% |
| 環境住空間及び エンジニアリング部門 | 30億円 | 37.0% | 1億円 | 3.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ディスプレイ・タッチパネル主力
精密貼合技術を活かし、ディスプレイ用部材やタッチパネルセンサー基板を製造。素材メーカーから調達したガラスやフィルムをカット・貼合し、パネルメーカーに納入。高い貼合精度が求められる分野で競争力を発揮。
- ディスプレイ用部材
- 光学フィルムとガラスをミクロレベルの精度で貼り合わせた部材。液晶・有機ELディスプレイに使用。
- タッチパネルセンサー基板
- カバーガラス、センサーガラス、センサーフィルムなどをOCAで貼合した基板。スマートフォンやタブレットのタッチパネルに使用。
02太陽電池・環境関連準主力
太陽電池モジュールの製造・販売、および住宅やビルの窓用断熱・飛散防止フィルムラミネートガラスの施工・販売を展開。再生可能エネルギーの普及と省エネニーズに応える。
- 太陽電池モジュール
- 太陽光を電気に変換する発電パネル。住宅用・産業用に提供。
- フィルムラミネートガラス
- 断熱・飛散防止機能を持つフィルムをガラスにラミネートした窓材。省エネと安全性を両立。
03半導体・産業機械副次
半導体・液晶関連向け装置の製造・販売、産業用機械システムの設計・製造・販売を手掛ける。FAインテグレーターとしても事業展開。
製品と技術
精密貼合技術を核としたディスプレイ用部材
当社の主力製品は、各種ディスプレイに使用される光学フィルムの貼合部材である。ガラスや機能性フィルムを素材メーカーから調達し、自社開発の精密貼合技術でミクロレベルの精度で貼り合わせ、パネルメーカーに納入する。特にタブレットやPC向けの高性能モジュールでは、顧客の高度な品質基準に対応するため、官能検査を導入。欠点の位置や大きさを人の目で判断し、機械検査では困難な多種多様なニーズに応えている。
タッチパネルセンサー基板の製造プロセス
タッチパネルの主要部材であるセンサー基板は、カバーガラス、センサーガラス、センサーフィルムなどで構成され、光学用透明接着材(OCA)を用いて貼合する。クリーンルーム内で精密貼合と官能検査を行い、微細な欠点も見逃さない品質管理を徹底。近年、車載向けや産業機器向けの需要開拓を進めるが、海外メーカーとの競争激化により受注は伸び悩んでいる。
太陽電池モジュールと建材一体型の開発
環境住空間部門では、太陽電池モジュールの製造・販売を行う。従来型パネルは海外メーカーとの価格競争が激しく、コスト最適化を進める一方、建材一体型太陽電池の生産体制強化に取り組む。また、次世代技術であるペロブスカイト太陽電池の研究開発も継続中だが、現時点で収益への寄与は限定的。太陽光発電システムの設計・施工・販売も手がけ、住宅やビルの窓向け断熱・飛散防止フィルムラミネートガラスも提供する。
FA関連装置と半導体・液晶向け機械
エンジニアリング部門では、ファクトリーオートメーションのインテグレーターとして、産業用機械システムの設計・製造・販売を行う。特に半導体・液晶関連向け装置に強みを持ち、国内設備投資の持ち直しの動きに対応。しかし、中国をはじめとする海外経済の減速や顧客の慎重な投資姿勢により、装置販売は低調に推移している。子会社の株式会社東陽社製作所を通じて自動車部品業界向けビジネスも展開する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
化学の時価総額近傍。太字がフジプレアム
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4031片倉コープアグリ | 116億円 | — |
| 2 | 4235ウルトラファブリックス・ホールディングス | 115億円 | 17.2倍 |
| 3 | 4234サンエー化研 | 115億円 | 10.2倍 |
| 4 | 4113田岡化学工業 | 115億円 | 7.4倍 |
| 5 | 4248竹本容器 | 111億円 | 12.4倍 |
| 6 | 4237フジプレアム | 107億円 | — |
| 7 | 4222児玉化学工業 | 105億円 | 0.4倍 |
| 8 | 4629大伸化学 | 101億円 | 11.3倍 |
| 9 | 4960ケミプロ化成 | 101億円 | 33.1倍 |
| 10 | 4245ダイキアクシス | 98億円 | 11.3倍 |
| 11 | 4224ロンシール工業 | 98億円 | 9.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
売上高が100億円前後で推移した2013~2016年
2013年3月期の売上高は118億円、翌期には153億円に拡大したが、2015年3月期の165億円をピークに2016年3月期は118億円まで減少した。この期間の当期純利益は4億円から8億円の範囲で推移し、大きな赤字はなかった。当時はディスプレイ市場の需要変動に左右されやすく、精密貼合技術を武器に受注を獲得する一方で、顧客の生産調整の影響を直接受ける構造にあった。2016年3月期の売上高118億円は、2013年3月期と同水準であり、成長の停滞がうかがえる。
安定期を迎えた2017~2020年
2017年3月期から2020年3月期まで、売上高は103億円から126億円の範囲で安定した。特に2019年3月期の売上高114億円、2020年3月期122億円と、大きな変動はない。当期純利益は0~4億円と低水準だが、赤字は回避した。この時期、精密貼合技術の高度化を進め、タッチパネルセンサー基板や車載向け部材の開発に注力した。しかし、市場の標準化や新興企業との競合が激化し、収益性の向上には至らなかった。
売上高192億円のピークを記録した2021~2022年
2021年3月期の売上高は126億円だったが、2022年3月期には192億円へ急拡大した。これは過去最高の水準であり、特定の大口顧客向け需要が一時的に増加したためとみられる。当期純利益も4億円と堅調であった。しかし、この急成長は持続せず、翌2023年3月期には売上高164億円に減少。需要の一巡とともに受注が落ち込み、グループは構造改革の必要性に迫られることになる。
需要減少が顕在化した2023~2024年
2023年3月期の売上高164億円から2024年3月期132億円へと減少が加速した。当期純利益は7億円から6億円と小幅な減少にとどまったが、営業利益は2.2億円から赤字には至らなかった。しかし、車載・エレクトロニクス分野での需要回復の遅れや中国市場の景況感悪化が響き、受注環境は厳しさを増した。グループは生産効率改善やコスト構造の見直しを進めたが、販売減少をカバーできず、業績は低迷した。
営業赤字転落と減損損失20億円の特別損失
2025年3月期の売上高106億円、営業利益2億円と辛うじて黒字を維持したが、2026年3月期には売上高81億円、営業損失1億円に転落。さらに、固定資産の減損損失20.27億円を特別損失に計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は23億円に膨らんだ。資産合計は前年比13億円減の146億円、純資産は23.5億円減の76.7億円と大幅に減少。グループは経営の立て直しが急務となっている。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で217人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は491万円で、9期前と比べて+41.3%。平均年齢は38.2歳、平均勤続年数は12.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 222 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 198 | — |
| 2019年3月 | 348 | 33.9 | 9.8 | 169 | — |
| 2020年3月 | 363 | 36.3 | 10.2 | 172 | — |
| 2021年3月 | 406 | 35.8 | 9.4 | 184 | — |
| 2022年3月 | 452 | 34.4 | 8.4 | 290 | — |
| 2023年3月 | 467 | 34.1 | 8.9 | 273 | — |
| 2024年3月 | 455 | 36.2 | 10.1 | 241 | — |
| 2025年3月 | 473 | 37.2 | 11.1 | 229 | 87 |
| 2026年3月 | 491 | 38.2 | 12.3 | 217 | −46 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内フォローウインド株式会社(注)1兵庫県 姫路市 · その他の関係会社議決権42.4%
- 国内フジプレ販売株式会社(注)2兵庫県 たつの市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内プレマテック株式会社(注)3、5長野県 茅野市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社東陽社製作所埼玉県 羽生市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は81億円、営業利益は-1億円。前期と比べると減収減益で、売上が-23.6%、利益が-150.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 138億円 | 81億円 |
| 営業利益 | 5億円 | -1億円 |
| 純利益 | 3億円 | -23億円 |
| 1株あたり配当 | ¥6 | ¥6 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は36億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−5.3%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 38 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 38 | 3 | 7.9 | 2 |
| 2024年2Q | 32 | 3 | 9.4 | 2 |
| 2024年3Q | 32 | 1 | 3.1 | 1 |
| 2024年4Q | 30 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 57 | 1 | 1.8 | 0 |
| 2025年4Q | 49 | 1 | 2.0 | 3 |
| 2026年2Q | 40 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 41 | −1 | −2.4 | −23 |
| 2027年1Q | 36 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は118億円から81億円へ69%に減った。直近期の営業利益率は-1.2%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 118 | — | 12 | — | 5 |
| 2014年3月 | 153 | — | 15 | — | 8 |
| 2015年3月 | 165 | — | 14 | — | 8 |
| 2016年3月 | 118 | — | 7 | — | 4 |
| 2017年3月 | 128 | — | 7 | — | 0 |
| 2018年3月 | 103 | — | 4 | — | 2 |
| 2019年3月 | 114 | — | 4 | — | 0 |
| 2020年3月 | 122 | — | 4 | — | 4 |
| 2021年3月 | 126 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年3月 | 192 | — | 7 | — | 4 |
| 2023年3月 | 164 | — | 9 | — | 7 |
| 2024年3月 | 132 | — | 7 | — | 6 |
| 2025年3月 | 106 | 2 | 2 | 1.9 | 3 |
| 2026年3月 | 81 | −1 | −1 | −1.2 | −23 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高81億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-1.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-23億円、売上の-28.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.4%70億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.8%12億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.2%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは11億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は43億円で、売上の6.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 8 | −4 | −10 | 4 | 40 |
| 2014年3月 | −12 | 0 | 9 | −12 | 37 |
| 2015年3月 | 17 | −4 | 18 | 13 | 68 |
| 2016年3月 | 5 | −4 | −12 | 1 | 57 |
| 2017年3月 | 25 | −15 | −14 | 10 | 52 |
| 2018年3月 | 3 | −7 | −11 | −4 | 37 |
| 2019年3月 | 10 | −5 | −8 | 5 | 34 |
| 2020年3月 | 4 | −4 | 0 | 0 | 35 |
| 2021年3月 | 4 | −5 | −3 | −1 | 31 |
| 2022年3月 | 12 | 0 | −10 | 12 | 33 |
| 2023年3月 | 12 | −1 | −7 | 11 | 37 |
| 2024年3月 | 16 | −4 | 2 | 12 | 52 |
| 2025年3月 | 4 | −2 | −12 | 2 | 42 |
| 2026年3月 | 15 | −4 | −9 | 11 | 43 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は146億円。このうち返さなくてよい自己資本が77億円で、自己資本比率は52.4%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 152 | 71 | 81 | 46.1 |
| 2014年3月 | 172 | 78 | 94 | 44.7 |
| 2015年3月 | 186 | 85 | 101 | 45.0 |
| 2016年3月 | 171 | 87 | 84 | 50.1 |
| 2017年3月 | 171 | 86 | 85 | 49.5 |
| 2018年3月 | 146 | 87 | 59 | 58.4 |
| 2019年3月 | 141 | 85 | 56 | 59.4 |
| 2020年3月 | 144 | 87 | 57 | 59.4 |
| 2021年3月 | 147 | 87 | 60 | 58.6 |
| 2022年3月 | 175 | 90 | 85 | 50.6 |
| 2023年3月 | 168 | 95 | 73 | 56.0 |
| 2024年3月 | 184 | 100 | 84 | 53.5 |
| 2025年3月 | 160 | 100 | 59 | 62.7 |
| 2026年3月 | 146 | 77 | 70 | 52.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で203社中146位あたり、逆に低いのは売上成長率で203社中201位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥360で、1年前と比べて+12.5%。過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 36.0倍 |
| PBR | 1.36倍 |
| 配当利回り | 1.67% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価326円は25日線(333.16)を約2.2%下回り、75日線(353)も割り込む。52週安値(296)に接近。出来高は6月8日に132500株と急増後、直近75600株と高水準。週足では下落トレンド継続。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERは算出不能(赤字予想)、PBR 1.22倍は業界平均1.40倍並み。ROEは-26%と大幅赤字で、売上高減少と営業赤字が続く。配当利回り1.78%は業界平均2.59%を下回り、減配リスクも懸念される。業績悪化により割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 36.0倍 | — |
| PBR | 1.36倍 | 1.41倍 |
| ROE | -26.0% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績が急減しており、強気派は構造改革完了後のV字回復を期待するが、弱気派は特定顧客への依存度が高く、需要回復の見通しが立たないと見る。営業赤字への転落が予想されており、事業の継続性自体が問われ始めている。
- 構造改革の成果
不採算事業の縮小で固定費削減が進み、収益が改善する可能性がある。
- ニッチ市場での根強い需要
ポリカーボネート板は建材や防犯用途で一定の需要があり、完全には枯れない。
- 低PBRでの買収リスク
PBR1.2倍と割安で、業績悪化を織り込み済みなら株主還元やM&Aの対象になり得る。
- 売上急減のトレンド継続
2026年予想売上81億円と3年で半減、需要回復の兆しがない。
- 営業赤字への転落
2026年3月期は営業赤字-1.23%と予想され、収益基盤が脆弱。
- 特定顧客への依存リスク
大口顧客の需要減少が業績悪化の主因で、代替顧客の獲得は容易でない。
- 売上高
- 減少トレンドが止まるかどうかが事業存続の鍵。
- 営業利益率
- 赤字からの回復が確認できるか、黒字化の道筋が見えるか。
- 大口顧客の売上構成比
- 特定顧客への依存度が改善しているかどうかを測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり6円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.67%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 6 | — | — |
| 2018年3月 | 6 | 0.0 | 67.9 |
| 2019年3月 | 6 | 0.0 | 159.2 |
| 2020年3月 | 6 | 0.0 | 44.5 |
| 2021年3月 | 6 | 0.0 | 58.1 |
| 2022年3月 | 6 | 0.0 | 45.8 |
| 2023年3月 | 6 | 0.0 | 66.1 |
| 2024年3月 | 6 | 0.0 | 41.8 |
| 2025年3月 | 6 | 0.0 | 373.9 |
| 2026年3月 | 6 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥6
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ11,426人。区分でいちばん多いのは事業法人で52.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.4%を占め、残る47.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 57.8 | 56.7 | 56.3 | 55.1 | 53.2 | 52.2 |
| 個人・その他 | 39.6 | 41.9 | 40.2 | 43.0 | 46.0 | 46.9 |
| 自己株式 | 4.1 | 4.1 | 4.1 | 4.1 | 4.1 | 4.1 |
| 証券会社 | 1.7 | 0.8 | 2.2 | 1.4 | 0.7 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.2 |
| 金融機関 | 0.2 | — | 0.1 | 0.0 | — | 0.1 |
| 外国法人 | 0.6 | 0.5 | 1.2 | 0.4 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | フォローウインド株式会社 | 40.60 |
| 02 | 松本倫長 | 7.60 |
| 03 | 松本庄藏 | 6.22 |
| 04 | 日亜化学工業株式会社 | 4.78 |
| 05 | 東レ株式会社 | 3.49 |
| 06 | ジェイアンドエム株式会社 | 1.59 |
| 07 | リンテック株式会社 | 1.05 |
| 08 | 津田鉄也 | 0.95 |
| 09 | 藤田和也 | 0.87 |
| 10 | 蔵野孝行 | 0.56 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−548%、1株純資産は14期で+9%。直近期のROEは-26.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 18 | 246 | 7.5 | 15.9 | 32.1 |
| 2014年3月 | 28 | 270 | 11.0 | 13.1 | 38.7 |
| 2015年3月 | 28 | 292 | 10.1 | 13.3 | 24.8 |
| 2016年3月 | 14 | 300 | 4.8 | 16.0 | 52.4 |
| 2017年3月 | 1 | 296 | 0.4 | 246.8 | — |
| 2018年3月 | 8 | 298 | 2.8 | 46.4 | 67.9 |
| 2019年3月 | 1 | 293 | 0.5 | 212.5 | 159.2 |
| 2020年3月 | 13 | 299 | 4.6 | 14.6 | 44.5 |
| 2021年3月 | 7 | 301 | 2.4 | 55.5 | 58.1 |
| 2022年3月 | 16 | 310 | 5.1 | 22.8 | 45.8 |
| 2023年3月 | 25 | 330 | 7.7 | 15.3 | 66.1 |
| 2024年3月 | 20 | 345 | 6.0 | 21.0 | 41.8 |
| 2025年3月 | 9 | 351 | 2.6 | 37.5 | 373.9 |
| 2026年3月 | −81 | 268 | −26.0 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 松本倫長 | 代表取締役社長 管理本部長 | — |
| 名村信彦 | 代表取締役専務 生産本部長 | — |
| 木村裕史 | 取締役 | — |
| 森田晃史 | 取締役 事業創出本部長 | — |
| 山本良徳 | 常勤監査役 | — |
| 田島宏一 | 監査役 | — |
| 竹代慶吾 | 監査役 | — |
| 清瀧康生 | 常勤監査役 | — |
| 本田三郎 | 監査役 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 58 | 13 | 71 | 36 |
| 監査役 | 1 | 6 | — | 6 | 6 |
| 社外取締役 | 3 | 6 | — | 6 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,622字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,642字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,830字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,518字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第44期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第44期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第43期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第43期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第42期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第41期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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