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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

共和工業所

KYOWAKOGYOSYO CO.,LTD.5971 · Standard · 金属製品

建設機械から自動車、産業機械までを支えるボルト専門メーカー。冷間・熱間鍛造から熱処理までの一貫生産体制を持つ。

概要

共和工業所は、石川県小松市に本社を置くボルト専門メーカーである。冷間鍛造と熱間鍛造の技術を核に、建設機械、自動車、産業機械向けの締結部品を一貫生産する。2026年4月期の売上高は108億円、従業員289名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(証券コード:5971)。

建設機械向け売上が全体の96%を占める事業構造

共和工業所の事業は、建設機械、自動車関連、産業機械、その他の4部門で構成される。2026年4月期の連結売上高108億円のうち、建設機械部門が103億円(95.8%)を占める。自動車関連部門は1億円、産業機械部門は1億円、その他(船舶・建築用ボルトなど)が2億円と、建設機械への依存度が極めて高い。主要顧客はコマツであり、1972年にトラックシューボルトの大量受注を機に取引が拡大した。コマツから「小松品質管理賞」を協力企業で第一号として受賞するなど、長期的な関係を築いている。

冷間・熱間鍛造の一貫生産体制と表面処理

製造工程は、素材から熱処理までを内製する一貫生産体制をとる。冷間鍛造では多段式ホーマを用いて六角ボルトや皿根角ボルトを成形し、熱間鍛造では特殊ボルトや大型部品を製造する。子会社の株式会社共和ワークスタイルがメッキ加工を担当し、関連会社の株式会社ネツレン小松が高周波焼入れを行う。これにより、外注に頼らず品質管理を徹底できる。1976年に全社的品質管理(TQC)を導入し、1980年にはデミング賞実施賞中小企業賞を受賞した。

高い自己資本比率と安定した財務基盤

2026年4月期の自己資本比率は86.4%と極めて高い。総資産199億円に対し負債は27億円にとどまり、うち有利子負債はほとんどない。純資産172億円の大部分は利益剰余金146億円が占める。一方で自己資本利益率(ROE)は5.2%と資本効率は低めであり、同社はROE8%以上を目標に掲げる。売上高は建設機械の市況に連動し、2016年4月期の61億円から2025年4月期の132億円まで変動したが、赤字を出さずに乗り切った。現金及び有価証券を110億円保有し、財務の安全性は高い。

業界の中での役割はボルト・締結部品サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
108億円
営業利益
11億円
営業利益率
10.2%
純利益
9億円
2026/4 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/4
事業売上構成比利益利益率
建設機械104億円95.4%
その他3億円2.8%
自動車関連1億円0.9%
産業機械1億円0.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設機械主力

ブルドーザーの履帯(シュー)やバケット部分の締結、さく岩機装置の支柱ボルト、パワーショベルの旋回輪部品、グレーダーのブレーキ部品などを製造・供給。過酷な環境で使用されるため、超高強度ボルト(強度区分12.9・13.9)など高い信頼性が要求される。

主な製品・サービス4
シューボルト・ナット
ブルドーザーの履帯(シュー)を固定するための超高強度ボルト・ナット。強度区分12.9・13.9を揃え、過酷な稼働環境に耐える。
六角ボルト
呼び径ボルト、有効径ボルト、全ねじボルト、ワッシャー組み込みボルトなど、建設機械の様々な部位の締結に用いる汎用六角ボルト。
特殊ボルト
さく岩機装置締結用ブレーカボルト、大型トランスミッション用タイボルトなど、特定の用途向けに設計されたボルト。
皿根角ボルト
建設機械用プローボルト。皿形状の頭部が特徴で、締結部の段差をなくし、引っ掛かりを防ぐ。

02自動車関連主力

自動車等に用いられるシャフト部を有するパーツ部品や変速機械用部品を製造・供給。ステアリング用中空部品やピニオンシャフトなど、高精度な鍛造技術が求められる。

主な製品・サービス4
ステアリング用中空部品
ステアリングコラムなどに用いられる中空シャフト部品。軽量化と高強度を両立するため、冷間鍛造で成形される。
ステアリング用ピニオンシャフト
ステアリングギヤボックス内でラックと噛み合うピニオンギヤのシャフト部品。精密な歯形加工と高強度が求められる。
サスペンション支持用ロッドボルト
サスペンションアームなどを車体に取り付けるためのボルト。高い疲労強度が要求される。
ブレーキ用アジャスター
ブレーキの隙間を自動調整する部品。摺動部の耐久性と精度が重要。

03産業機械準主力

機械部品の締結、特に狭い部分に埋め込んで用いる締結用ボルトを製造・供給。JIS規格に適合した六角ボルト、六角穴付ボルトを提供する。

主な製品・サービス2
JIS規格六角ボルト
JIS B 1180に適合する汎用六角ボルト。幅広い産業機械の締結に使用される標準品。
JIS規格六角穴付ボルト
JIS B 1176に適合する六角穴付ボルト(強度区分10.9)。六角穴により狭い場所でも締結可能。

04その他副次

船舶や発電機の内燃機関用ボルト、体育館・スタジアム等の大規模建築物用ボルトを製造・供給。中大型ディーゼルエンジン用の各種機関ボルトや、トラス構造建築用ボルト、免震構造体用ボルトなど、特殊な用途に対応する。

主な製品・サービス6
中大型ディーゼルエンジン用各種機関ボルト
船舶や発電機に用いられる中大型ディーゼルエンジンのシリンダヘッドやベアリングキャップなどを固定する高強度ボルト。
トラス構造建築用ボルト
体育館やスタジアムなどの大規模建築物の鉄骨トラス構造を接合するためのボルト。高力ボルトが用いられる。
免震構造体用ボルト
免震構造の建物で、免震装置と上部構造を緊結するためのボルト。高い信頼性が要求される。
建築用鉄筋ジョイント
鉄筋コンクリート造の建築物で鉄筋を接続するための継手部品。コンクリート打設前に鉄筋を確実に接続する。
農業用アタッチメント締結ピン
トラクターなどに農業用アタッチメントを取り付けるためのピン。抜け止め機構を持つ。
農業用ロータリー爪ボルト
耕運機のロータリー爪を固定するためのボルト。振動や衝撃に耐える強度が必要。

製品と技術

建設機械の強度と信頼性を支える各種ボルト

建設機械部門の主力製品は、ブルドーザーやパワーショベルの履帯を固定するシューボルト・ナットである。特に強度区分12.9・13.9の超高強度シューボルトは、過酷な使用環境に耐える。このほか、さく岩機のブレーカボルト、大型トランスミッション用タイボルト、パワーショベル旋回輪のスイングマシナリーシャフトなどを製造する。皿根角ボルトは建設機械用プローボルトとして広く採用され、冷間鍛造による大量生産が可能である。

自動車の軽量化と高機能化に寄与する鍛造部品

自動車関連部門では、ステアリング用中空部品やピニオンシャフト、サスペンション支持用ロッドボルト、ブレーキ用アジャスターなどを生産する。これらの部品は冷間鍛造で成形され、高い強度と寸法精度が要求される。売上高は1億円と小規模だが、自動車向けの需要変動に応じて生産する。熱間鍛造も併用し、複雑形状の部品に対応する。

規格ボルトから特殊用途まで幅広い産業機械・建築向け

産業機械部門ではJIS規格に準拠した六角ボルトや六角穴付ボルト(強度区分10.9)を製造する。その他部門では、中大型ディーゼルエンジン用機関ボルト、トラス構造建築用ボルト、免震構造体用ボルト、建築用鉄筋ジョイントなどを手掛ける。これらの製品は高い信頼性が求められ、熱間鍛造技術が活かされる。農業機械向けのロータリー爪ボルトやアタッチメント締結ピンもラインアップする。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字が共和工業所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13444菊池製作所123億円116.5倍
25915駒井ハルテック123億円34.3倍
35906エムケー精工119億円4.6倍
45955ワイズホールディングス117億円29.6倍
53420ケー・エフ・シー117億円11.2倍
65971共和工業所116億円12.9倍
75984兼房111億円10.5倍
85998アドバネクス111億円10.7倍
95967TONE110億円9.4倍
105903シンポ103億円20.1倍
115940不二サッシ95億円4.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

建設機械部品メーカーからボルト専業へ転換した1965年

1961年12月、石川県小松市で建設・工作用機械の部品製作・販売を目的に設立。設立当初は板金加工も手掛けていたが、1965年6月に石川県機械工業専門工場に指定されたのを契機に板金部門を廃止し、ボルト専門メーカーへと移行した。この決断が現在の事業基盤を形成する。1968年には本社・工場を小松市安宅新町に移転し、生産能力を拡大した。

国内最大級の冷間鍛造設備導入とコマツとの関係強化

1971年11月、国内最大クラスの冷間鍛造設備ボルトホーマ機を導入し、量産体制を整える。1972年7月にコマツからトラックシューボルトの大量受注を得て、建設機械向け締結部品の主要サプライヤーとしての地位を確立した。1975年には冷間鍛造による皿根角ボルトを開発し、製造工程の合理化を実現。1978年にはコマツから協力企業第一号の「小松品質管理賞」を受賞し、品質面でも評価された。

デミング賞受賞と品質管理の徹底による成長期

1976年に全社的品質管理(TQC)を導入し、推進本部を設置。1980年、デミング賞委員会より「デミング賞実施賞中小企業賞」を受賞した。中小企業としては稀有な快挙であり、品質管理の高さが認められた。その後も設備増強を続け、1981年・1988年に冷間鍛造設備を増設。1991年には国内最大クラスのパーツホーマ機を導入し、複雑形状部品の鍛造を可能にした。1993年に本社を現在地の工業団地に移転・新築した。

株式公開と中国進出・撤退の試行錯誤

1996年3月に日本証券業協会に店頭登録し、2004年12月にジャスダック証券取引所に上場。2010年4月には大阪証券取引所JASDAQに移行し、2013年7月の東証・大証統合に伴い東証JASDAQ(スタンダード)に上場した。海外展開として、2010年10月に中国山東省に共和機械(山東)有限公司を設立し、2012年に本格稼働を開始した。しかし現地での事業は軌道に乗らず、2023年5月に清算を完了した。

子会社設立とガバナンス体制の変革

2021年7月、監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンスを強化。同年8月、メッキ加工を担う子会社・株式会社共和ワークスタイルを設立し、グループ内で表面処理工程を内製化した。2022年4月の東証市場区分再編に伴い、スタンダード市場に移行。現在は単一セグメントで、建設機械向けを中心に安定した収益基盤を構築している。

年表39件を開く

1960年代

  • 1961年12月創業石川県小松市八日市町地方において、建設及び工作用機械の部品製作及び販売を目的として株式会社共和工業所を設立。
  • 1965年6月石川県機械工業専門工場に指定されたのを契機に、板金部門を廃し、ボルト専門メーカーへ移行。
  • 1968年12月本社、工場を石川県小松市安宅新町に移転。
  • 1969年3月六角ボルト、六角穴付ボルトの「JIS」表示許可工場の認可。

1970年代

  • 1971年11月工場を増設し国内最大クラスの冷間鍛造設備ボルトホーマ機を導入。
  • 1972年7月株式会社小松製作所のトラックシューボルトの大量受注。
  • 1975年3月冷間鍛造製法による皿根角ボルトを開発し大幅な合理化を図る。
  • 1976年12月全社的品質管理(TQC)を導入、TQC推進本部を設置。
  • 1978年2月株式会社小松製作所より協力企業で第一号の「小松品質管理賞」を受賞。

1980年代

  • 1980年10月デミング賞委員会より「デミング賞実施賞中小企業賞」を受賞。
  • 1981年3月隣接地の鉄工団地工場が完成し、冷間鍛造設備ボルトホーマ機を増設。
  • 1984年3月中小企業合理化モデル工場として通商産業大臣賞を受賞。
  • 1985年8月株式会社ネツレン小松(現・持分法適用関連会社)へ出資。
  • 1988年10月鉄工団地工場を増設し、冷間鍛造設備ボルトホーマ機を増設。

1990年代

  • 1991年8月国内最大クラスの冷間鍛造設備パーツホーマ機を導入。
  • 1993年8月隣接地の石川県小松市工業団地一丁目57番地に本社事務所を新築及び工場を増設。
  • 1996年3月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1997年2月全社的生産保全(TPM)を導入、TPM推進本部を設置。
  • 1998年3月米国品質認定機関より米国ファスナー品質法に基づく試験所の認定取得。
  • 1999年11月ISO9001の認証取得。

2000年代

  • 2001年10月TPM優秀賞第2類を受賞。
  • 2002年10月ISO14001の審査登録。
  • 2003年11月旧本社事務所を取り壊し、自動車関連部品専門工場を増設。
  • 2004年8月近隣地に西南工場を新設し、熱間鍛造部門を移転。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2007年5月隣接地の石川県小松市安宅新町に工場用地を取得。
  • 2007年12月隣接地に自動車関連部品専門工場を新設し、自動車関連部品切削加工部門を移転。
  • 2008年4月隣接地の石川県小松市安宅新町に工場用地を取得。
  • 2008年10月工場を増設し、冷間鍛造設備太径用ボルトホーマ機を移設。
  • 2009年2月工場を増設し、冷間鍛造設備細径用ボルトホーマ機を移設。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2010年10月創業共和機械(山東)有限公司を設立。
  • 2012年4月共和機械(山東)有限公司工場建屋完成、本格稼働開始。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2015年8月工場を増設し、熱間鍛造部門を移転。

2020年代

  • 2021年7月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2021年8月創業株式会社共和ワークスタイルを設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
  • 2023年5月共和機械(山東)有限公司の清算結了。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/4期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本比率80%以上
  • 自己資本利益率 (ROE)8.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    基本方針に基づく製品・サービス提供

    「良い製品を早く、安く、お客様にサービスしていく」という基本方針のもと、ねじ分野に加えて特殊形状圧造部品などの新分野への挑戦を続け、品質第一を徹底して顧客満足度の向上を図る。

  2. 02

    生産性向上とコスト競争力強化

    生産能力の強化、工場レイアウトの最適化、生産工程の効率化を推進し、生産性向上とコスト競争力の強化を図る。また、適正な価格転嫁と継続的な原価低減活動により収益力の維持・向上を目指す。

  3. 03

    人材の確保・育成

    将来を担う人材の確保と、顧客の要望に応える技術スキル向上のための人材育成を重要課題とし、働きやすい環境整備と研修・評価制度の充実を通じて社員の能力発揮を支援する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で289人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は529万円で、10期前と比べて7.1%平均年齢は39.3歳、平均勤続年数は15.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年4月292
2017年4月304
2018年4月301
2019年4月57037.613.7304
2020年4月52538.314.5307
2021年4月47338.414.6310
2022年4月55338.314.7315
2023年4月55838.514.8287
2024年4月55138.915.2287348
2025年4月52538.915.3294272
2026年4月52939.315.5289381

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年4月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社・工場 — 石川県小松市2,626百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱共和ワークスタイル
    石川県小松市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ネツレン小松
    石川県小松市
    議決権17.5%
  • 国内
    ㈲ワイ・エム・ジィ
    石川県小松市
    議決権34.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年4月期の売上高は108億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.9%、利益が+37.5%。

売上高
+2.9%
108億円
営業利益
+37.5%
11億円
純利益
+28.6%
9億円
営業利益率
10.2%
前期比 +2.6%pt

会社が出している今期の予想2027年4月期

項目会社予想前期実績
売上高107億円108億円
営業利益7億円11億円
純利益6億円9億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は54億円、営業利益は6億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q35411.44
2023年4Q335
2024年1Q30413.39
2024年2Q2926.92
2024年3Q2627.72
2024年4Q2528.01
2025年2Q5147.83
2025年4Q5447.44
2026年2Q5459.34
2026年4Q54611.15

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年4月期からの15期で、売上は106億円から108億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は10.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
共和機械(山東)有限公司工場建屋完成、本格稼働開始。
2012年4月106158
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年4月7674
2014年4月8164
2015年4月776−9
2016年4月6132
2017年4月7475
2018年4月96129
2019年4月1031310
2020年4月8154
株式会社共和ワークスタイルを設立。
2021年4月8186
2022年4月1171511
2023年4月1321111
2024年4月11010119.114
2025年4月105897.67
2026年4月108111310.29

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年4月期

売上高108億円のうち、営業利益として残るのは11億円10.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の8.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.6%86億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.2%11億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.2%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.9pt
10.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.1pt
8.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.7pt
5.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年4月期は営業CFが19億円、投資CFが−28億円で、差し引きのフリーCFは−9億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は41億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年4月5−71−218
2013年4月10−9−2118
2014年4月10−6−2420
2015年4月9−41525
2016年4月4−3−2124
2017年4月61−2729
2018年4月8−61231
2019年4月12−5−2736
2020年4月10−62442
2021年4月93−41251
2022年4月9−10−1−151
2023年4月114−31563
2024年4月17−26−2−952
2025年4月14−11−4350
2026年4月19−28−1−941

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年4月期の総資産は199億円。このうち返さなくてよい自己資本が172億円で、自己資本比率は86.4%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年4月116902677.5
2013年4月112961685.9
2014年4月116991785.3
2015年4月108911784.4
2016年4月103901387.3
2017年4月116971983.7
2018年4月1331082581.6
2019年4月1351142184.3
2020年4月1321141886.6
2021年4月1451222384.7
2022年4月1641333181.5
2023年4月1711452684.3
2024年4月1791552486.8
2025年4月1821572586.3
2026年4月1991722786.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年4月期の内訳
現金及び預金
58億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
147億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
27億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率87社中4位あたり、逆に低いのは配当利回り87社中84位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.2%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.2%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
86.4%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.9%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥8,550で、1年前と比べて+44.0%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥8,550+0.0%1ヶ月+4.9%1年+44.0%時価総額116億円
過去52週の値幅
安値¥5,900高値¥8,700

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.9倍
PER (会社予想)18.2倍
PBR0.65倍
配当利回り0.94%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+7.5%と上昇、本日は-1.0%で8120円だが、52週高値8200円に接近。週足では25日線(7984.8円)を上回り上昇トレンド。52週安値5400円からは+50%の大幅高。出来高は低調で、直近期間は数百株〜数千株と薄商い。RSIは47.1と中立。高値圏での動きに注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER12.24倍は業界平均18.15倍を下回り、PBR0.61倍は割安。ただし配当利回り0%で、業界平均2.38%と比べて見劣り。ROE4.5%は低く、収益力改善が急務。割安だが配当魅力に乏しい。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.9倍49.7倍
PER (予想)18.2倍
PBR0.65倍1.13倍
ROE5.2%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績変動と成長性が論点。強気派は機械受注の回復と利益率改善を見込む。しかし弱気派は売上減少傾向(132億→105億)を懸念し、業績の下方リスクを指摘。PER12倍と割安だが、ROE4.5%と低いためバリュエーション妙味は限定的。

プラスに働く材料3
  • 利益率改善計画

    2026年予想営業利益率10.2%と改善、コスト削減効果

  • 株価上昇余地

    PER12倍、PBR0.61倍と割安、業績安定化で見直しも

  • 景気回復の恩恵

    自動車・機械需要回復で受注増、キャパ活用で増益弾み

マイナスに働く材料3
  • 売上減少トレンド

    132億→110億→105億と減収、需要低迷続くリスク

  • 低ROEと成長力

    ROE4.5%と低く、資本効率の改善が見込めない

  • 競争環境厳しい

    汎用金属加工は差別化難、値下げ圧力強い

次の決算で確かめる点
売上高
減収が止まるかが最重要、景気敏感
営業利益率
コスト管理の成否を示す、改善が転換点
受注高
先行指標、受注回復の有無を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.94%。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
0.94%
いまの株価に対して
配当性向
12.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年4月7522.8
2018年4月806.715.4
2019年4月800.014.3
2020年4月800.031.2
2021年4月800.023.1
2022年4月10025.013.1
2023年4月80−20.012.5
2024年4月800.06.2
2025年4月800.015.1
2026年4月800.012.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年4月期末の株主数は延べ489人。区分でいちばん多いのは事業法人45.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.5%を占め、残る53.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年4月%2022年4月%2023年4月%2024年4月%2025年4月%2026年4月%
事業法人49.949.046.646.745.345.2
個人・その他35.836.737.339.041.438.1
外国法人9.39.311.18.110.714.5
自己株式0.20.20.20.24.34.3
金融機関4.84.44.44.61.01.4
証券会社0.30.60.71.61.70.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈲ワイ・エム・ジィ33.31
02共和工業所取引先持株会8.68
03名古屋中小企業投資育成㈱7.65
04共和工業所社員持株会4.12
05INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券㈱)4.04
06GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人ゴールドマン・サックス証券㈱)3.01
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人三菱UFJ銀行)2.79
08NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-M ARGIN(CASHPB)(常任代理人野村證券㈱)1.47
09カネマツ鋼材㈱1.10
10上田運輸㈱1.03

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+438%、1株純資産は15期で+904%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年4月1231,3189.76.811.8
2013年4月651,4104.810.820.4
2014年4月561,4573.914.226.4
2015年4月−1301,344−9.3
2016年4月231,3271.823.445.1
2017年4月3977,1695.812.422.8
2018年4月6917,9649.18.915.4
2019年4月7028,3768.66.614.3
2020年4月3008,3923.610.231.2
2021年4月4219,0204.89.923.1
2022年4月7979,8218.55.013.1
2023年4月80410,6487.95.312.5
2024年4月1,06311,4529.65.86.2
2025年4月53612,0294.510.115.1
2026年4月66313,2335.211.412.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/4期の役員報酬は総額115百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山口真輝取締役社長(代表取締役)489,000
東川保則取締役 経営企画室長兼管理部長632,000
小泉茂男取締役(監査等委員)681,000
小栗厳取締役(監査等委員)666,000
竹内広幸取締役(監査等委員)67
北山真司取締役 生産本部長兼生産管理部長50

役員報酬の内訳2026/4

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)39811111037
取締役(社内)14044
社外取締役21011

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/4期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,329字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、株式会社共和工業所(当社)、子会社である株式会社共和ワークスタイル、関連会社である株式会社ネツレン小松並びにその他の関係会社である有限会社ワイ・エム・ジィにより構成されております。 当社グループは、ボルト専門メーカーとして、六角ボルト、六角穴付ボルト、特殊ボルト等を冷間鍛造及び熱間鍛造により、素材から熱処理までの一貫生産体制で製造し、建設機械、自動車関連、産業機械等の業界向けに販売を行っております。 株式会社共和ワークスタイルは、当社製品のメッキ加工を主に行っております。株式会社ネツレン小松は当社製品の中の無段変速機用シャフトの高周波焼入加工を行っております。有限会社ワイ・エム・ジィとの取引関係はありません。 なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとに記載しておりません。 当社グループの事業部門と事業の内容は次のとおりであります。 建設機械部門 ブルドーザー等の無限軌道の履帯(シュー)やバケット部分(排土板)の締結、さく岩機装置の分割構造を締結する支柱ボルト、パワーショベルの旋回輪の減速機の部品、グレーダーのブレーキの部品等の製造を行っております。 主要製品 六角ボルト 呼び径ボルト、有効径ボルト、全ねじボルト、ワッシャー組み込みボルト シューボルト・ナット 超高強度シューボルト(強度区分12.9・13.9)、マスターリンクボルト 六角穴付ボルト 六角穴付ボルト 皿根角ボルト 建設機械用プローボルト 特殊ボルト さく岩機装置締結用ブレーカボルト、大型トランスミッション用タイボルト その他 スイングマシナリーシャフト、プラネタリーギア、ブレーキピストンピン、ブレーキドラム、ブレーキケージ/サポート、さく岩機用特殊ナット、ヘリサート圧入ナット、バケット爪取付ピン 自動車関連部門 自動車等に用いられるシャフト部を有しているパーツ部品や変速機械用部品の製造を行っております。 主要製品 鍛造品 ステアリング用中空部品、ステアリング用ピニオンシャフト、サスペンション支持用ロッドボルト、ブレーキ用アジャスター 産業機械部門 機械部品の締結や中でも狭い部分に埋め込んで用いる締結用ボルトの製造を行っております。 主要製品 六角ボルト JIS規格(JIS B 1180)六角ボルト 六角穴付ボルト JIS規格(JIS B 1176)六角穴付ボルト(強度区分10.9) その他 船舶や発電機の内燃機関用ボルトや体育館・スタジアム等の大規模建築物用ボルトの製造を行っております。 主要製品 特殊ボルト 中大型ディーゼルエンジン用各種機関ボルト、トラス構造建築用ボルト、免震構造体用ボルト、建築用鉄筋ジョイント、農業用アタッチメント締結ピン、農業用ロータリー爪ボルト 事業の系統図は次のとおりであります。 当社グループの主要製品の製造工程は次のとおりであります。 (冷間製法)六角ボルト、シューボルト、六角穴付ボルト、皿根角ボルトの製造は次の工程で行います。 鍛造品は、多段式ホーマ成形で工程を終了いたします。 (熱間製法)六角ボルトの一部、特殊ボルト、その他ねじ類の製造は次の工程で行います。
経営方針・対処すべき課題1,080字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、企業体質の強化および改善を図り、企業の社会的責任をより明確にすることを経営の重要課題と認識しております。当社グループが掲げる「良い製品を早く、安く、お客様にサービスしていく」との基本方針のもと、ねじ分野のほか、特殊形状圧造部品等の新分野への挑戦に努めるとともに、品質第一を徹底し、お客様の満足度向上に取り組んでまいります。これらの取組みを通じて、全社員の幸せと生活の向上を図り、企業の持続的な成長を目指してまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、急激に変化する社会情勢でも安定的に利益を出すことのできる経営体質を構築するため、売上高および営業利益を重視しております。また、安定性や効率性を測る指標として、自己資本比率80%以上および自己資本利益率(ROE)8.0%以上を定めております。 (3)経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当連結会計年度におけるわが国経済は、原材料価格やエネルギーコストの高騰が続く一方で、個人消費の回復や賃上げにより所得環境は改善し、緩やかな景気回復基調で推移いたしました。 当社グループの主力販売先である建設機械業界におきましては、中国経済の減速や米国による追加関税の影響などから、先行きの不透明感が高まり、慎重な見方が広がりました。 このような環境のもと、当社グループは、生産能力の強化や工場レイアウトの最適化、生産工程の効率化を推進し、生産性向上とコスト競争力の強化に努めてまいります。また、人材確保・育成を重要課題と位置付け、働きやすい環境整備や次世代人材の育成強化を進めてまいります。さらに、適正な価格転嫁の推進と継続的な原価低減活動を通じ、収益力の維持・向上に努めてまいります。 優先的に対処すべき課題は以下の通りであります。 ・人材の確保・育成 事業を継続していく上で、当社グループの将来を担う人材の確保や、顧客の様々な要望に応えられる技術スキル向上のための人材育成が重要であると認識しております。そのため、従業員の働きやすい環境づくりを推進し人材確保に努めると同時に、能力を向上させるための研修の実施と評価制度の充実により、社員の能力を最大限に発揮させる仕組みを確立してまいります。
事業等のリスク1,422字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下の文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1) 建設機械業界に対する依存度が高いことについて 当社グループは従来から、建設機械向け製品の売上比率が高く、内外の建設機械需要の動向に影響を受けやすく、今後もその影響により業績が大きく変動することが考えられます。 このような状況において、業績の安定化をはかるため、引き続き建設機械部門以外の需要分野開拓に注力してまいります。 事業部門別販売実績の推移 事業部門   第63期 2022年4月期   第64期 2023年4月期   第65期 2024年4月期   第66期 2025年4月期   第67期 2026年4月期 金額 (百万円)   割合 (%)   金額 (百万円)   割合 (%)   金額 (百万円)   割合 (%)   金額 (百万円)   割合 (%)   金額 (百万円)   割合 (%) 建設機械   11,005   94.4   12,620   95.5   10,476   95.5   10,002   95.6   10,373   95.8 自動車関連   136   1.2   124   0.9   142   1.3   104   1.0   102   0.9 産業機械   130   1.1   124   0.9   102   0.9   101   1.0   103   1.0 その他   386   3.3   344   2.6   252   2.3   249   2.4   250   2.3 合計   11,659   100.0   13,213   100.0   10,972   100.0   10,457   100.0   10,828   100.0 (2) 材料価格の変動について 当社グループの主要材料である鋼材は、国内景気、為替、原油価格等の影響により価格が変動します。材料費の当期総製造費用及び売上高に対する比率は、2026年4月期でそれぞれ59.6%、47.5%と高く、当社グループの業績は鋼材価格の変動により大きな影響を受けます。 このリスクに対し、当社グループは、原材料の市場動向や価格変動を的確に把握するため、仕入先メーカーとの情報共有や連携強化を図るとともに、販売先への迅速な価格転嫁を進めることで業績への影響を最小限に抑えるよう取り組んでおります。 (3) 協力会社に関するリスク 当社グループは製品の製造において協力会社にその加工の全てもしくは一部を委託しております。現時点では優良な協力会社に恵まれているものの、事業環境の悪化による外注費の高騰や、協力会社の後継者不足による事業の廃業などのリスクがあります。これらのリスクに当社グループが対処できない場合には、外注費の増加や生産遅延が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループはこれらのリスクに対応するため、これまで構築してきた協力会社との良好な関係を維持しつつ、特に重要度の高い協力会社とは、協働して安定的かつ継続的な生産体制を構築してまいります。併せて、当社グループ内において加工の一部を内製化し、製造ノウハウを蓄積させることで生産の効率化に繋げ、業績への影響の低減を図ってまいります。
経営成績の分析 (MD&A)4,643字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度末は、総資産199億28百万円(前期比17億76百万円増)となりました。 資産の部では、流動資産は134億47百万円(前期比9億43百万円増)となりました。その主な内訳は、現金及び預金が58億29百万円(前期比5億59百万円増)、有価証券が51億99百万円(前期比11億99百万円増)、売掛金が11億65百万円(前期比4億65百万円減)であります。固定資産合計は64億81百万円(前期比8億33百万円増)となりました。その主な内訳は、有形固定資産が26億28百万円(前期比2億30百万円減)、無形固定資産が2百万円(前期比1百万円減)、投資その他の資産が38億50百万円(前期比10億65百万円増)であります。 負債の部では、流動負債は16億24百万円(前期比17百万円増)となりました。その主な内訳は、買掛金が7億35百万円(前期比42百万円増)、未払金が3億50百万円(前期比52百万円減)、賞与引当金が2億11百万円(前期比4百万円増)であります。固定負債は10億80百万円(前期比1億92百万円増)となりました。その内訳は役員退職慰労引当金1億27百万円(前期比2億60百万円減)、退職給付に係る負債3億74百万円(前期比24百万円増)、繰延税金負債5億78百万円(前期比4億28百万円増)であります。 純資産は172億23百万円(前期比15億67百万円増)となりました。その主な内訳は資本金5億92百万円、資本剰余金4億64百万円、利益剰余金が146億77百万円(前期比7億58百万円増)、その他有価証券評価差額金17億79百万円(前期比8億8百万円増)であります。自己資本比率は86.4%となりました。 当連結会計年度におけるわが国経済は、原材料価格やエネルギーコストの高騰が続く一方で、個人消費の回復や賃上げにより所得環境は改善し、緩やかな景気回復基調で推移いたしました。 当社グループの主力販売先である建設機械業界におきましては、中国経済の減速や米国による追加関税の影響などから、先行きの不透明感が高まり、慎重な見方が広がりました。このような環境下、当社グループにおきましては、コスト管理に注力するとともに、収益力の維持・向上に努めてまいりました。 その結果、当社グループの経営成績は、下記のとおりとなりました。 当連結会計年度は、売上高108億28百万円(前期比3.5%増、3億71百万円増)、営業利益10億88百万円(前期比32.9%増、2億69百万円増)、経常利益12億56百万円(前期比34.9%増、3億25百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益8億63百万円(前期比21.8%増、1億54百万円増)となりました。 当連結会計年度における自己資本比率は86.4%(前期比0.1ポイント上昇)、自己資本利益率(ROE)は5.2%(前期比0.7ポイント上昇)となりました。引き続き自己資本比率については80%以上を維持するとともに、自己資本利益率(ROE)については改善するよう取組んでまいります。主要な事業部門別の概況は以下のとおりであります。なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとに記載しておらず、事業部門別に区分して記載しております。 「建設機械部門」 建設機械部門の売上高は、103億73百万円(前期比3.7%増、3億71百万円増)となりました。 「自動車関連部門」 自動車関連部門の売上高は、1億2百万円(前期比2.4%減、2百万円減)となりました。 「産業機械部門」 産業機械部門の売上高は、1億3百万円(前期比1.9%増、1百万円増)となりました。 「その他部門」 その他部門の売上高は、2億50百万円(前期比0.3%増、0百万円増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は40億89百万円となり、前連結会計年度末に比較して9億60百万円減少いたしました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益12億56百万円、減価償却費3億60百万円、売上債権の減少8億27百万円の資金の増加に対して、法人税等の支払額2億82百万円、役員退職慰労引当金の減少2億60百万円等の資金の減少により、営業活動によって得られた資金は19億34百万円となりました(前年同期比5億16百万円の収入増)。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 有価証券の償還53億円、定期預金の払戻による収入2億20百万円などの収入がありましたが、有価証券の取得63億円、定期預金の預入17億40百万円、有形固定資産の取得1億92百万円、投資有価証券の取得79百万円などの支出があったこと等により、投資活動に使用した資金は27億90百万円となりました(前年同期比16億62百万円の支出増)。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 配当金の支払1億4百万円などに資金を充当したこと等により、財務活動に要した資金は1億5百万円となりました(前年同期比2億86百万円の支出減)。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは単一セグメントであるため、生産、受注及び販売の実績については、セグメント情報に代えて事業部門ごとに記載しております。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。 事業部門の名称   当連結会計年度 (自 2025年5月1日  至 2026年4月30日)   前年同期比(%) 建設機械(千円)   8,977,044   103.8 自動車関連(千円)   101,874   99.4 産業機械(千円)   86,766   100.7 その他(千円)   155,648   104.6 合計(千円)   9,321,333   103.7 (注) 金額は販売価格によります。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。 事業部門の名称   当連結会計年度 (自 2025年5月1日  至 2026年4月30日) 受注高   前年同期比(%)   受注残高   前年同期比(%) 建設機械(千円)   10,373,940   103.7   1,955   162.6 自動車関連(千円)   102,102   97.6   -   - 産業機械(千円)   103,555   101.9   -   - その他(千円)   250,512   100.4   363   - 合計(千円)   10,830,111   103.5   2,318   192.8 (注)1.金額は販売価格によります。 2.その他の前年同期の受注残高がなかったため、前年同期比は記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。 事業部門の名称   当連結会計年度 (自 2025年5月1日  至 2026年4月30日)   前年同期比(%) 建設機械(千円)   10,373,188   103.7 自動車関連(千円)   102,102   97.6 産業機械(千円)   103,555   101.9 その他(千円)   250,148   100.3 合計(千円)   10,828,994   103.5 (注)1.金額は販売価格によります。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年5月1日  至 2025年4月30日)   当連結会計年度 (自 2025年5月1日  至 2026年4月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ㈱小松製作所   2,335,592   22.3   2,274,959   21.0 コマツ物流㈱   1,568,692   15.0   1,652,479   15.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、実際の結果はこれらの見積り数値と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 貸倒引当金 売掛債権等の貸倒れに備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。相手先の財政状態が悪化し、その支払能力が低下した場合には、引当金を積み増すことにより、損益にマイナスの影響を与える可能性があります。 繰延税金資産 将来の収益力に基づく課税所得による回収可能性を十分に検討した上で、繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性が見込めないと判断した場合には、評価性引当額を計上することにより、損益にマイナスの影響を与える可能性があります。 棚卸資産の評価減 棚卸資産の市場需要に基づく将来の販売見込み及び正味売却価額から、将来獲得可能なキャッシュ・フローを見積り、必要な評価減を計上しております。実際の市場における需要又は正味売却価額が当社の見積りより悪化した場合には、追加の評価減が必要となる可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における経営成績等の概況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持、並びに健全な財政状態を目指し、その財源として安定的な営業キャッシュ・フローの創出を最優先事項と考えております。当社グループは事業活動に必要な運転資金及び設備投資資金は、主に手元のキャッシュ、営業活動によるキャッシュ・フローで賄っており、また、健全な財政状態、営業活動によるキャッシュ・フローを生み出す能力により、将来必要な運転資金及び設備投資資金についても調達することが可能と考えております。 当社グループの資金需要の主なものは、運転資金、設備投資、法人税等の支払い等であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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