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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

竹本容器

Takemoto Yohki Co., Ltd.4248 · Standard · 化学

化粧品・食品容器のスタンダードボトルで知られる業界大手。自社金型4,258型を軸に、短納期・小ロットの独自容器を国内外へ供給する。

概要

竹本容器株式会社は、1953年に硝子容器の販売業として創業し、現在は化粧品・医薬品・日用品向けプラスチック容器を専門に製造・販売する企業である。自社で4,258型(2025年12月末時点)の金型を保有する「スタンダードボトル」を軸に、OEM供給を主体とする。東京都台東区に本社を置き、国内6工場と中国・インドに生産拠点を持つ。2025年12月期の連結売上高は144億91百万円、従業員数は767名。2014年12月に東証二部上場、2017年6月に東証一部に指定された。

自社金型を活用したスタンダードボトル戦略

竹本容器の事業の中核は、自社で製作した金型を用いて生産する「スタンダードボトル」にある。金型を自社保有することで、顧客は金型製作の負担なく、ボトル本体やキャップ、ディスペンサー(ポンプ・スプレー)などの組み合わせを自由に選べる。2025年12月末時点で4,258型の金型を保有し、これらを活用して着色や印刷など個別の要望に応じた容器を短納期・小ロットで提供する。この仕組みにより、化粧品・美容事業者を中心に4,313社(2025年12月期実績)へ販売している。スタンダードボトル以外にも、顧客特別注文金型による専用容器も手掛ける。

国内と海外の生産・販売体制

竹本容器グループは、日本国内に6工場(結城事業所、岡山事業所、吉川事業所など)を持ち、主に国内販売向けを生産する。海外では中国(上海竹本容器包装有限公司、竹本容器(昆山)有限公司)とインド(TAKEMOTO YOHKI INDIA PRIVATE LIMITED)に生産拠点を有し、現地販売および周辺地域への供給を担う。販売拠点は日本、中国、アメリカ、タイ、オランダ、インドの6か国に広がる。2025年12月期の地域別売上高は、日本が110億9百万円(全体の76.3%)、中国が24億92百万円(17.2%)、インドが8億70百万円(6.0%)であり、インドは前年比56.3%増と急成長している。

資源循環型パッケージングへの転換

竹本容器は「資源循環型パッケージングカンパニー」を目指し、環境配慮型容器の開発を推進している。具体的には、生分解性樹脂、植物由来のバイオマス原料、リサイクル材料を使用した容器、付け替え・詰め替え機能により繰り返し使用可能な容器、樹脂使用量を削減した容器などをラインナップする。2025年12月期の資源循環型パッケージング売上高は36億11百万円(連結売上高の24.9%)に達した。この分野の品ぞろえを評価する顧客が増えており、今後の成長の柱と位置づけられている。

グループ7社の機能分担

竹本容器グループは、持株会社ではなく竹本容器単体が事業会社として機能し、連結子会社7社で構成される。国内では、株式会社共栄プラスコが倉庫管理・物流・不動産管理を担う。海外では、上海竹本容器包装有限公司(中国)が容器製造販売、竹本容器(昆山)有限公司(中国)が容器製造、TAKEMOTO PACKAGING INC.(米国)、Takemoto Netherlands B.V.(オランダ)、TAKEMOTO PACKAGING (THAILAND) CO., LTD.(タイ)が販売・情報収集・問い合わせ窓口、TAKEMOTO YOHKI INDIA PRIVATE LIMITED(インド)が容器製造販売を担当する。この分業体制により、各地域の需要に応じた効率的な事業展開を可能としている。

業界の中での役割は包装容器の開発・製造・販売を一貫して手がけるサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
145億円
営業利益
10億円
営業利益率
6.9%
純利益
8億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01化粧品・美容主力

化粧品・美容事業者向けに、ボトルやチューブ、キャップ、ディスペンサーなどの容器を提供。顧客の個別要望に応じたデザインや着色、印刷を施し、独自性の高いパッケージを実現する。

主な製品・サービス3
スタンダードボトル
自社所有の金型4,258型を活用して生産するボトルや押し出しチューブなどの容器本体と、キャップやディスペンサーなどの付属品の総称。短納期・小ロットの注文に対応可能。
キャップ
容器の蓋部分。顧客のデザインに合わせて着色や印刷が可能。多様な形状を金型で提供。
ディスペンサー
ポンプやスプレーなどの液体定量吐出装置。内容物を安全に取り出すための機能部品。

02食品・健康食品主力

食品・健康食品事業者向けに、内容物を安全に包み保存する容器を提供。食品に適した素材や機能性を備えたボトルやチューブなどをラインナップする。

主な製品・サービス2
食品用ボトル
飲料や調味料など食品を入れるペットボトルや樹脂ボトル。保存性や安全性に配慮した設計。
チューブ
練り製品やペースト状食品向けの押し出しチューブ。内容物の出しやすさと衛生的な保存を両立する。

03日用・雑貨副次

洗剤やシャンプーなどの日用品、雑貨製品向けに耐薬品性や使いやすさを備えたボトルやトリガー容器などを提供する。

主な製品・サービス2
日用品ボトル
洗剤やシャンプーなどの液体を入れるボトル。用途に応じて材質や形状を選べる。
トリガー容器
洗剤などの噴射容器。トリガー式で液量を調整しやすく、利便性を提供する。

04化学・医薬品副次

薬品や化学品を安全に保管・輸送するための容器を提供。医薬品向けは厳格な品質管理が必要とされ、剤形に応じた遮光性や密封性を備えた容器を供給する。

主な製品・サービス2
医薬品用ボトル
錠剤や液剤を収容する遮光性や気密性に優れたボトル。品質保持を考慮した設計。
化学薬品用容器
工業薬品や試薬を安全に取り扱うための耐薬品性を備えた容器。

製品と技術

スタンダードボトル:4,258型の金型ライブラリー

竹本容器の主力製品は「スタンダードボトル」と呼ばれる、自社所有の金型で生産される容器群である。2025年12月末時点で4,258型の金型を保有し、ボトル本体(ブロー成形品、射出成形品)、押し出しチューブ、キャップ、ディスペンサー(ポンプ・スプレー)などをカバーする。金型を自社で製作・管理することで、顧客は金型製作のコストや期間を負担せずに、多様な形状・サイズの容器から選択できる。また、着色や印刷、ラベル貼りなどの二次加工を施すことで、個別のブランドイメージに合わせた独自の容器を短納期・小ロットで提供する。このビジネスモデルは、化粧品・美容業界を中心に4,313社(2025年12月期)の顧客基盤を支えている。

資源循環型容器:生分解性樹脂からリサイクル材まで

竹本容器は「資源循環型パッケージングカンパニー」の実現に向け、環境負荷の低い容器を幅広く開発している。具体的には、自然に還りやすい生分解性樹脂を使用した容器、植物由来のバイオマス原料を配合した容器、使用済み容器のリサイクル材料(PCR樹脂)を用いた容器、付け替え・詰め替え機能により繰り返し使用できる容器、樹脂使用量を削減した軽量設計の容器などがある。これらの製品群は「資源循環型パッケージング」として一括りにされ、2025年12月期の売上高は36億11百万円(連結売上高の24.9%)を占める。竹本容器はこの分野の品ぞろえをさらに拡充し、サステナビリティ意識の高い顧客からの支持を獲得している。

多様な成形技術と加工のワンストップ供給

竹本容器は、ブロー成形、射出成形、押出成形といったプラスチック容器の主要成形技術を自社で備える。ブロー成型は主にボトルの製造に用いられ、結城事業所や岡山事業所で行われる。射出成形はキャップやジャーなどの精密部品に適用される。押出成形はチューブの製造に使われ、富山のジェイ・トム事業所が担う。さらに、結城事業所では印刷設備を有し、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、ラベル貼りなどの加飾加工も内製化している。これにより、容器本体から付属品、印刷までを一貫して生産し、顧客にワンストップで供給できる体制を整えている。生産品目の2025年12月期生産高は、容器本体(ボトル・ジャー)が84億97百万円、容器付属品が40億12百万円、押し出しチューブが9億43百万円である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

化粧品容器で国内有力、素材技術で差別化

竹本容器は化粧品・トイレタリー用のプラスチック容器で国内有数のシェアを持つ。同業にはコージンバイオが化粧品原料を手掛けるが、容器メーカーとして直接競合。東洋紡やクラレは素材化学が中心で、一部容器事業があるが、専門性は竹本が高い。売上高は156億円から145億円と減少傾向にあり、業界の成熟が課題。営業利益率は5.77%から6.9%と改善傾向だが、素材価格高騰や顧客の海外移転への対応が必要。バイオマス素材など環境対応で差別化を図るが、技術開発競争が激しい。

強み

  • 化粧品容器に特化し、デザインや機能性で顧客の信頼を得ている。
  • バイオマスやリサイクル素材の開発で環境ニーズに応える。
  • 大手化粧品メーカーとの長期取引があり、収益の安定性に寄与。
  • ボトルやチューブなど幅広い容器を提供し、顧客の要望に応える。

課題

  • 化粧品市場の伸び悩みで容器需要が頭打ち、新規市場開拓が必要。
  • 石油由来のプラスチック原料価格が変動し、収益を圧迫する。
  • 海外の低コスト容器メーカーとの価格競争が激しくなっている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が竹本容器

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17940ウェーブロックホールディングス118億円29.6倍
24031片倉コープアグリ116億円
34235ウルトラファブリックス・ホールディングス115億円17.2倍
44234サンエー化研115億円10.2倍
54113田岡化学工業115億円7.4倍
64248竹本容器111億円12.4倍
74237フジプレアム107億円
84222児玉化学工業105億円0.4倍
94629大伸化学101億円11.3倍
104960ケミプロ化成101億円33.1倍
114245ダイキアクシス98億円11.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

硝子容器販売からプラスチック容器へ転換した1960年代

竹本容器は1953年5月、東京都台東区に設立され、硝子容器の販売から事業を開始した。1960年4月には同区の合羽橋道具街に店舗を開設し、現在の合羽橋ショールームの基盤を築く。1963年5月にはプラスチック容器の販売を開始し、時代の需要変化に対応した。この決断が後のプラスチック容器専門メーカーへの道を開いた。1980年代に入ると、1984年に埼玉県吉川町に吉川工場を開設し印刷・加工を始め、1986年3月には同工場に製造設備を設置してプラスチック容器の自社生産に乗り出した。

生産拠点を拡充した1980年代後半から1990年代

1988年3月に福岡営業所を開設し九州市場に進出。同年10月には東京都台東区に株式会社プラスコ(後の共栄プラスコ)を設立し、物流・管理機能を分離した。1989年6月、茨城県結城市に結城事業所を開設し、吉川工場の製造部門を移転。1992年6月に吉川工場を廃止し、生産機能を結城に集約した。1996年1月には中国・上海に上海竹本容器包装有限公司を設立し、初の海外生産拠点を確保。同年7月には静岡県浜松市に東海営業所を開設し、国内販売網も拡充した。この時期に生産の国内集約と海外展開の基礎が固まった。

合併と事業再編でグループ体制を強化した2000年代

2000年9月、竹本容器は株式会社ユニプリントを吸収合併し、結城事業所に印刷機能を統合した。2003年6月には旧吉川工場跡地に吉川事業所を開設し、樹脂着色材料の製造を開始。2004年5月に中国・昆山に竹本容器(昆山)有限公司を設立し、第二の中国生産拠点を獲得。2005年4月には米国にTAKEMOTO PACKAGING INC.を設立し、北米市場に直接参入。同年5月には富山県富山市の株式会社ジェイ・トムを設立し、株式会社富山陽成社のチューブ事業を譲り受けて押し出しチューブの製造能力を強化した。2007年7月には東京都台東区に現本社ビルを竣工し、管理機能を統合した。

グループ再編と新たな生産拠点の設立(2009~2013年)

2009年7月、竹本容器は株式会社ジェイ・トムを吸収合併し、富山にジェイ・トム事業所を開設。同年11月には北海道空知郡上富良野町に株式会社プラスコを設立。2011年6月には西日本生産拠点として大阪ブロー成型株式会社を設立し、2011年12月に吸収合併して大阪ブロー工場とした。2012年1月には北海道旭川市に北海道営業所を設置。2013年6月にはタイに駐在員事務所を開設し、東南アジア市場への足がかりを得た。2013年7月には株式会社ジェイ・プラと株式会社プラスコを吸収合併し、ジェイ・プラ事業所(北海道)とプラスコ事業所(北海道)を設立。この一連の再編でグループ内の重複を解消し、生産・販売体制を効率化した。

上場と海外展開の加速(2014~2018年)

2014年12月、竹本容器は東京証券取引所市場第二部に上場した。上場後、海外展開をさらに加速。2015年9月にはオランダにTakemoto Netherlands B.V.を設立し欧州拠点を確保。2016年4月にはタイにTAKEMOTO PACKAGING (THAILAND) CO., LTD.を設立し、同年8月にはインドにTAKEMOTO YOHKI INDIA PRIVATE LIMITEDを設立した。2016年10月には岡山県に岡山事業所を開設し、大阪ブロー工場の機能を移転して生産体制を再編。2017年5月には結城事業所の食品用プラスチック容器製造が食品安全マネジメントシステムFSSC22000の認証を取得。2017年6月には東証第一部に指定され、企業としての信用力が向上した。2018年7月にはインドのサナンド工場が商業生産を開始した。

コロナ禍後の事業基盤強化(2020~2025年)

2020年4月、竹本容器は東京都東上野に共創開発拠点「TOGETHER LAB」を開設し、顧客との協業による製品開発を強化した。2023年3月には結城事業所にブロー棟を増設し、生産能力を拡大。2025年12月期の連結売上高は144億91百万円(前期比7.3%減)と減少したが、営業利益は9億91百万円(同4.9%増)と増益を確保した。特にインド子会社は売上高が8億70百万円(同56.3%増)と急成長し、中国子会社も増収となった。一方、国内市場ではスポット案件や大口リピート案件の減少が響き、売上高は110億9百万円(同12.1%減)に落ち込んだ。竹本容器は引き続き資源循環型容器の開発と海外市場開拓に注力している。

年表42件を開く

1950年代

  • 1953年5月創業東京都台東区に竹本容器株式会社を設立し硝子容器の販売を開始

1960年代

  • 1960年4月同区内の通称「合羽橋道具街」に店舗を開設(現「合羽橋ショールーム」)
  • 1963年5月プラスチック容器の販売を開始

1980年代

  • 1980年1月大阪府大阪市に大阪営業所を開設
  • 1984年4月埼玉県北葛飾郡吉川町(現埼玉県吉川市)に吉川工場を開設し、プラスチック容器の印刷及び加工を開始
  • 1986年3月吉川工場にプラスチック容器製造設備を設置し、プラスチック容器の生産を開始
  • 1988年3月福岡県福岡市に福岡営業所を開設
  • 1988年10月創業東京都台東区に株式会社プラスコ(現「株式会社共栄プラスコ」)を設立
  • 1989年6月茨城県結城市に結城事業所を開設し、吉川工場のプラスチック容器製造部門を移転

1990年代

  • 1990年8月創業東京都台東区に株式会社竹本総合計画(現「株式会社共栄プラスコ」)を設立
  • 1992年6月吉川工場を廃止
  • 1996年1月中華人民共和国に上海竹本容器包装有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 1996年7月静岡県浜松市に東海営業所を開設
  • 1997年1月創業北海道旭川市に株式会社ジェイ・プラを設立
  • 1999年1月M&A株式会社共栄商工(旧株式会社竹本総合計画)と株式会社プラスコを合併し、株式会社共栄プラスコ(現 連結子会社)を設立

2000年代

  • 2000年1月愛知県名古屋市に東海営業所を移転し名古屋営業所に改称
  • 2000年9月M&A株式会社ユニプリントを吸収合併し茨城県結城市に結城印刷所を開設
  • 2003年6月埼玉県吉川市の旧吉川工場跡地に吉川事業所を開設し、樹脂着色材料の製造及び加工を開始
  • 2004年5月中華人民共和国に竹本容器(昆山)有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 2005年4月アメリカ合衆国にTAKEMOTO PACKAGING INC.(現 連結子会社)を設立
  • 2005年5月創業富山県富山市に株式会社ジェイ・トムを設立し、株式会社富山陽成社のチューブ事業を譲受ける
  • 2005年7月東京都台東区に現本社ビルを竣工
  • 2009年7月M&A株式会社ジェイ・トムを吸収合併し、ジェイ・トム事業所を開設
  • 2009年11月創業株式会社プラスコを北海道空知郡上富良野町に設立

2010年代

  • 2011年6月創業西日本における生産拠点として大阪府大阪市に大阪ブロー成型株式会社を設立
  • 2011年12月M&A大阪ブロー成型株式会社を吸収合併し、大阪ブロー工場を開設
  • 2012年1月北海道旭川市に北海道営業所を設置
  • 2013年6月タイにタイ駐在員事務所を開設
  • 2013年7月M&A株式会社ジェイ・プラ、株式会社プラスコを吸収合併し、ジェイ・プラ事業所、プラスコ事業所を開設
  • 2014年12月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2015年4月ジェイ・トム事業所を富山県中新川郡立山町に移転
  • 2015年9月オランダにTakemoto Netherlands B.V.(現 連結子会社)を設立
  • 2016年4月タイにTAKEMOTO PACKAGING (THAILAND) CO., LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 2016年5月M&A結城事業所に印刷棟を増設し、結城印刷所を結城事業所に統合
  • 2016年8月インドにTAKEMOTO YOHKI INDIA PRIVATE LIMITED(現 連結子会社)を設立
  • 2016年10月創業岡山県勝田郡奈義町に岡山事業所を設立
  • 2016年11月大阪ブロー工場の機能を岡山事業所に移転し大阪ブロー工場を廃止
  • 2017年5月結城事業所の食品用プラスチック容器の製造(印刷製品は除く)が食品安全マネジメントシステム(FSSC22000)の認証を取得
  • 2017年6月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2018年7月TAKEMOTO YOHKI INDIA PRIVATE LIMITEDのサナンド工場が商業生産開始

2020年代

  • 2020年4月東上野に共創開発拠点としてTOGETHER LAB開設
  • 2023年3月結城事業所にブロー棟を増設し生産開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    資源循環型パッケージングの推進

    環境配慮型の新製品開発を推進し、持続可能な社会に貢献する「資源循環型パッケージングカンパニー」を目指す。サステナビリティ容器の開発とその意義・効果を顧客に伝えることで業界トップの提案力を発揮する。

  2. 02

    開発提案力の強化

    顧客が求める資源循環型容器を開発し、その意義や効果を的確に伝えることで、業界トップの開発提案力を発揮する。2025年にグループ全体で204型のスタンダードボトル金型を立ち上げ、2026年以降も新規金型を立ち上げる計画。

  3. 03

    圧倒的スピードの実現

    開発・製造・販売部門が連携し、サステナビリティ容器の市場投入を迅速化することで業界を牽引する。

  4. 04

    WEBマーケティングの強化・確立

    サステナビリティ容器に関する情報発信をインターネット経由で行い、顧客や生活者との直接的なつながりを強化する。

  5. 05

    人的基盤の強化

    グループ全体への人的投資を積極的に行い、コア人材の育成を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で767人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は512万円で、9期前と比べて2.7%平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は13.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月910
2017年12月933
2018年12月959
2019年12月52638.211.8952
2020年12月46838.712.4918
2021年12月51038.712.5890
2022年12月51339.012.8879
2023年12月49339.313.2826
2024年12月50239.513.6769117
2025年12月51239.913.8767130

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)57.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 2 / 海外 5、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
結城事業所 — 茨城県結城市1,782百万円
サナンド 工場 — インド グジャラート州1,232百万円
本社 — 中国江蘇省 昆山市1,201百万円
岡山事業所 — 岡山県勝田郡935百万円
本社 — 東京都台東区533百万円
本社(茨城県 結城市) ※2357百万円
ジェイ・トム事業所 — 富山県中新川郡323百万円
竹本容器 株式会社 本社 — 東京都 台東区246百万円
吉川事業所 — 埼玉県 吉川市217百万円
プラスコ事業所 — 北海道空知郡116百万円
ほか10件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社共栄プラスコ
    茨城県結城市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海竹本容器包装有限公司(注)1、3
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    竹本容器(昆山)有限公司(注)1
    中国江蘇省昆山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TAKEMOTO PACKAGING INC.
    アメリカ ニューヨーク州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Takemoto Netherlands B.V. (注)1
    オランダ 北ブラバンド州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TAKEMOTO PACKAGING (THAILAND) CO., LTD.
    タイ バンコク市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TAKEMOTO YOHKI INDIA PRIVATE LIMITED (注)1
    インド グジャラート州アーメダバード · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は145億円営業利益10億円前期と比べると減収増益で、売上が-7.1%、利益が+11.1%。

売上高
-7.1%
145億円
営業利益
+11.1%
10億円
純利益
+33.3%
8億円
営業利益率
6.9%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高158億円145億円
営業利益12億円10億円
純利益9億円8億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は77億円、営業利益は7億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+5.5%、営業利益は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q3512.91
2023年2Q3712.70
2023年3Q3525.71
2023年4Q361
2024年1Q3825.31
2024年2Q4037.52
2024年4Q7845.13
2025年2Q7356.84
2025年4Q7256.94
2026年2Q7779.15

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は97億円から145億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は6.9%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月9774
株式会社ジェイ・プラ、株式会社プラスコを吸収合併し、ジェイ・プラ事業所、プラスコ事業所を開設
2013年12月10086
東京証券取引所市場第二部に上場
2014年12月11196
オランダにTakemoto Netherlands B.V.(現 連結子会社)を設立
2015年12月122138
岡山県勝田郡奈義町に岡山事業所を設立
2016年12月128138
2017年12月1421410
2018年12月1601812
2019年12月1521610
東上野に共創開発拠点としてTOGETHER LAB開設
2020年12月149185
2021年12月1581812
2022年12月14994
2023年12月14363
2024年12月1569105.86
2025年12月14510116.98

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高145億円のうち、営業利益として残るのは10億円6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.7%101億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.4%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.4pt
6.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.4pt
6.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが7億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は43億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月13−6−8714
2013年12月9−5−7412
2014年12月15−121318
2015年12月14−180−414
2016年12月17−229−517
2017年12月22−182423
2018年12月20−228−229
2019年12月18−163233
2020年12月29−5−22455
2021年12月18−5−61364
2022年12月13−8−7564
2023年12月18−12−15655
2024年12月21−7−111460
2025年12月7−15−10−843

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は168億円。このうち返さなくてよい自己資本が121億円で、自己資本比率は71.4%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月83285533.5
2013年12月84384644.9
2014年12月101515050.2
2015年12月110565450.9
2016年12月126606647.4
2017年12月146796753.9
2018年12月167868150.9
2019年12月169927754.4
2020年12月177958253.2
2021年12月1901108057.6
2022年12月1861137360.3
2023年12月1791106961.2
2024年12月1821176563.9
2025年12月1681214871.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
45億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
88億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
48億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中24位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中186位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.5%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.9%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.4%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-7.0%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥884で、1年前と比べて+10.8%過去52週の値幅のなかでは72%の位置にある。

¥884-0.2%1ヶ月+1.0%1年+10.8%時価総額111億円
過去52週の値幅
安値¥830高値¥905

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.4倍
PER (会社予想)11.8倍
PBR0.85倍
配当利回り4.30%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近の7月31日に879円まで上昇し、8月7日には885円で終値。25日移動平均線(867.68円)を上回って推移し、52週高値905円に接近。RSIは78.95と買われすぎの水準。出来高は7月前半に減少したが、7月末からは増加傾向。上値抵抗線として905円が意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは13.89倍と業界平均の18.77倍を下回り、PBRは0.85倍と1倍を割り込む。配当利回りは4.29%と業界平均の2.7%を上回り、株主還元も充実。ROEは6.5%と低めだが、安定的な配当と財務健全性が評価できる。割安度は高いが、収益性の改善余地があり、今後の業績回復が注目される。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.4倍17.8倍
PER (予想)11.8倍
PBR0.85倍1.41倍
ROE6.5%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、化粧品・日用品需要の変動と、原材料価格・エネルギーコストの影響が収益を左右する点。強気派は、安定したシェアと増益基調を評価し、減収局面での利益率改善を好感する。弱気派は、成長市場とは言い難い容器業界での需要停滞リスクと、コスト上昇が利益を圧迫する可能性を懸念する。両者の対立は、既存の収益力の持続性と将来の成長余地をどう見るかに集約される。

プラスに働く材料7
  • シェアと顧客基盤

    国内トップクラスのシェアを誇り、大手顧客との長期取引が安定収益の基盤。

  • 利益率改善

    直近は減収でも営業利益増益で、コスト管理や品種構成の改善が進む。

  • 高配当利回り

    配当利回り4.29%と高く、株主還元策が下支え。

  • 当期純利益が3期連続で増加通年影響

    純利益は3億、6億、8億円と増加し、最終損益も拡大

  • 営業利益率が5.77%から6.9%へ改善通年影響

    2025/12期の営業利益は10億円と前期9億円から増益

  • 配当利回り4.29%の高水準継続影響

    株価885円に対する配当利回り4.29%が株価下支え

  • PBR0.85倍と解散価値の接近継続影響

    PBR0.85倍は純資産対比で15%割安な水準

マイナスに働く材料7
  • 市場の成熟

    国内業界は成長が期待しにくく、需要は横ばい傾向。

  • 原材料・エネルギー高

    石油由来の樹脂やエネルギー価格の上昇がコスト圧迫要因。

  • 低い収益性

    ROE6.5%と資本効率が低く、株価純資産倍率0.85倍と割安なのは課題。

  • 売上高が156億円から145億円へ減収通年影響

    売上高は前期比11億円減の145億円、需要減速が重荷

  • ROE6.5%と低い資本効率継続影響

    ROE6.5%は資本効率の低さを示し、改善には時間がかかる

  • 増益はコスト削減依存で持続性に疑義2026年下期影響

    売上高が11億円減る中で営業利益は1億円増、構造改革頼み

  • 外国人保有2.29%と低流動性継続影響

    外国人保有比率2.29%と低く需給が偏るリスク

次の決算で確かめる点
売上高の増減率
主要市場である化粧品・食品分野の需要動向を反映。
営業利益率
コスト転嫁や生産効率の改善度合いを確認。
原材料価格トレンド
樹脂価格などの高騰が利益を圧迫しないか注視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.30%。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
4.30%
いまの株価に対して
配当性向
33.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1532.6
2017年12月1713.358.8
2018年12月2967.652.6
2019年12月19−33.331.1
2020年12月190.0
2021年12月3268.429.5
2022年12月3610.929.7
2023年12月361.482.5
2024年12月360.093.5
2025年12月360.033.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ13,876人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.7%を占め、残る63.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他84.478.682.885.080.759.0
事業法人0.30.71.31.010.434.9
自己株式0.00.00.04.03.83.7
外国法人2.83.43.53.22.22.3
証券会社0.82.21.62.51.92.0
金融機関11.715.010.78.24.81.8
外国人個人0.00.10.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01一般社団法人笑友会32.59
02竹本容器若竹持株会4.79
03竹本雅英3.40
04竹本笑子3.16
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.78
06BNYM RE BNYMLB RE GPP CLIENT MONEY AND ASSETS AC(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.68
07山本勝人1.26
08山本健人1.09
09松井証券株式会社1.04
10高橋宏一1.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−25%、1株純資産は14期で+84%。直近期のROEは6.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月8554117.68.4
2013年12月11673818.14.3
2014年12月5644713.17.929.6
2015年12月7349115.513.333.1
2016年12月7452714.513.332.6
2017年12月8262714.313.158.8
2018年12月9767914.814.152.6
2019年12月8373211.811.331.1
2020年12月397525.324.3
2021年12月9587211.78.729.5
2022年12月298973.325.129.7
2023年12月249112.731.682.5
2024年12月539675.715.793.5
2025年12月649966.513.333.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額126百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
竹本笑子代表取締役社長51396,000
深澤隆弘常務取締役569,300
柳原光浩取締役625,200
中川正人取締役5310,100
北内和久取締役592,500
穴田信次取締役(監査等委員)793,000
田中達也取締役(監査等委員)51

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5102210421
社外取締役422226

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,710字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(竹本容器株式会社)及び連結子会社7社(株式会社共栄プラスコ、上海竹本容器包装有限公司、竹本容器(昆山)有限公司、TAKEMOTO PACKAGING INC.、Takemoto Netherlands B.V.、TAKEMOTO PACKAGING (THAILAND) CO., LTD.、TAKEMOTO YOHKI INDIA PRIVATE LIMITED)により構成されており、包装容器等の製造販売を行う容器事業を営んでおります。 なお、当社グループは、容器事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 当社及びグループ各社の事業区分は下表のとおりであります。 所在地区分   事業区分   主要な会社 国内   容器等の企画、開発、製造及び販売   当社 当社グループの製商品の倉庫管理及び物流管理、不動産管理   株式会社共栄プラスコ 海外   容器等の製造及び販売   上海竹本容器包装有限公司(中国) 容器の製造   竹本容器(昆山)有限公司(中国) 容器等の販売、情報収集拠点、問合せ窓口   TAKEMOTO PACKAGING INC.(アメリカ) 容器等の販売、情報収集拠点、問合せ窓口   Takemoto Netherlands B.V.(オランダ) 容器等の販売、情報収集拠点、問合せ窓口   TAKEMOTO PACKAGING (THAILAND) CO., LTD.(タイ) 容器等の製造及び販売   TAKEMOTO YOHKI INDIA PRIVATE LIMITED(インド) 当社グループは、「世界の器文化に貢献する」という経営理念のもと、「商品の価値や個性を強める容器や、内容物を安全に包み保存する容器」の開発及び提供を行っています。当社グループは化粧品・美容事業者、食品・健康食品事業者、日用・雑貨事業者、化学・医薬品事業者を主な顧客層とし、当連結会計年度では日本、中国、アメリカ、タイ、オランダ、インドの販売拠点から世界中で4,313社へ販売を行っております。一般的に顧客が独自の容器を求める場合には、あらかじめ金型の製作が必要となり、金型製作には相応の時間と費用が必要となるため、顧客の負担が大きくなりますが、当社グループでは、顧客の負担を軽減するため、容器製造に必要な金型を当社で製作し、顧客が必要に応じて利用できる金型を4,258型(2025年12月末時点)保有しております。当社グループ所有の金型で生産されたボトルや押し出しチューブ等の容器本体やキャップ、ディスペンサー(ポンプ、スプレーなどの液体定量吐出装置)等の付属品を総称してスタンダードボトルと呼んでおります。 当社グループでは、スタンダードボトルを活用し、容器本体と付属品の組み合わせや着色、印刷などで顧客個々の要望に応じたデザインを施すことで独自性の高い包装容器を、短納期かつ小ロットから提供することが可能であり、スタンダードボトル以外の顧客特別注文金型により製造する容器も含めた包装容器全般の提供において、国内外で多数の顧客の支持を得られているものと考えています。 現在当社グループは日本国内と中国の上海市、昆山市及びインドに生産拠点を有していますが、他社製品を提供する場合を除き、日本で販売するものは主に日本国内の当社自社工場(6工場)及び当社の金型を預託している協力メーカーで生産しています。一方、中国、アメリカ、ヨーロッパ、タイ、インドの海外子会社で販売するものは主に当社、上海竹本容器包装有限公司、竹本容器(昆山)有限公司及びTAKEMOTO YOHKI INDIA PRIVATE LIMITEDで生産しています。 上述のスタンダードボトルを軸とした当社グループのビジネスモデルの推進においては、顧客基盤、スタンダードボトル開発、製品供給体制が重要であると認識しており、新製品開発体制の強化、国内外の生産体制強化並びに営業力強化に取り組んでおります。 なお、事業系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題1,163字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、現時点において入手可能な情報に基づき、当社グループが判断したものであります。 日本国内は、インバウンド需要の増加や雇用・所得環境の改善により景気は緩やかな回復基調にあるものの、物価上昇による消費マインドの低下や地政学的リスクなどの懸念から、依然として先行き不透明な状況が継続しています。一方で海外においては、化粧品市場の拡大により需要が旺盛なインドに対し、中国では不動産価格の低迷に起因する節約志向から消費が引き続き停滞しています。 このような状況において、当社グループは、「お客様の商品である内容物の価値を安全に包み、さらにその価値と個性化を高め世界の器文化に貢献」することを会社の使命と認識し、「お客様の求める商品価値の創造とより高い満足を目指し、Standoutなパッケージングソリューションを提供すること」を中長期の目標として位置づけています(Standoutは「際立つ・優れた」の意味です)。 さらに、世界的な環境意識が高まるなか、当社グループは、持続可能な発展を目指す社会へ貢献する「資源循環型パッケージングカンパニー」を目指して環境配慮型の新製品開発を推進し、幅広いお客様に環境配慮型製品のご利用を提案しております。 現在、「資源循環型パッケージングカンパニー」を目指して「国内ビジネスの強化」と「海外ビシネスの拡大加速」を進めておりますが、このための具体的な施策として「①開発提案力の強化」「②圧倒的スピードの実現」「③WEBマーケティングの強化・確立」が重要な課題であると認識し以下の取組みを進めています。 ①当社製品の利用者であるお客様が求める資源循環型パッケージング(サステナビリティ容器)を開発することが第一であり、開発したサステナビリティ容器の意義や効果を的確にお伝えしていくことで業界トップの開発提案力を発揮していきます。 2025年はグループ全体で204型のスタンダードボトル金型を立ち上げています。2026年以降も新規金型を立ち上げていく計画です。 ②当社が開発しているサステナビリティ容器を実際に利用いただくことで業界を牽引していくことができると考えており、このためには社内の開発部門、製造部門、販売部門が連携することにより生み出される圧倒的なスピードの実現が重要と考えています。 ③サステナビリティ容器に関して的確に情報発信を行い、お客様や生活者・消費者と直接つながるためにもインターネット環境を活用したWEBマーケティングの強化・確立を目指しています。 また、これらの取組みを着実に進めていくためには人的基盤の一層の強化も必要です。グループ全体への人的投資を積極的に行うことでコア人材の育成を推進してまいります。
事業等のリスク6,830字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)の事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及びその他の投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております。これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は、本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。 なお、以下に記載のうち将来に関する事項は、特段の記載がない限り、現時点において入手可能な情報に基づき、当社グループが判断したものであります。 (1)スタンダードボトルの競争力低下に関するリスク 当社グループの競争力の源泉であるスタンダードボトルについては、常に顧客のニーズに応えるべく基礎研究並びに新たなスタンダードボトルの開発を進めているものの、社会情勢の変化、競合相手によるより魅力的な包装容器の開発などにより、当社グループが保有するスタンダードボトルの競争力が低下した場合には当社グループ業績に大きな影響を与える可能性があります。 (2) 日本が事業の中心となっているリスク 当社グループの売上高の80%は日本国内で生産された製商品の販売によるものであります。当社グループにおける新製品開発は本社事務所及び結城事業所を中心に行っているほか、当社ではチューブ製品を除く包装容器本体ならびにキャップ等の付属品は茨城県の結城事業所、埼玉県の吉川事業所、岡山事業所および北海道に所在するジェイ・プラ事業所とプラスコ事業所で、チューブ製品については、富山県所在のジェイ・トム事業所でそれぞれ生産しております。 現在当社グループでは、生産拠点のある中国、インドでの生産能力の増強とともに、販売拠点のある中国、アメリカ、タイ、オランダ、インドでの営業力強化を推進していますが、今後、日本国内の新製品開発拠点、営業拠点又は生産拠点を直撃する自然災害や新型コロナウイルス感染症を含む伝染病被害の発生などの要因による何らかの事象が発生し生産活動の停止を余儀なくされた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (3) 生産の内製化に係るリスクについて 当社グループでは、結城事業所を開設する以前は容器およびその付属品といった取扱アイテムの全てを協力メーカーを始めとした他社から仕入れておりましたが、1989年の結城事業所の開設以来自社生産体制の強化を行ってきた結果、当連結会計年度においては売上金額の大半は当社グループ内で生産したアイテムとなっております。顧客からの納期と品質に対する要求を充足し、生産ライン全体としてのコスト低減を図るべく、今後も一定水準まではこの割合を継続していく方針であります。 一方、他社が知的財産権を保有している場合や当社グループの製造ラインでは取り扱えない素材を使用している場合など特殊な取扱アイテムも存在するため100%の内製化は難しいと考えているほか、当社グループとしては受注量が短期的に大きく変動した際の調整弁として、今後も協力メーカーからの仕入れを一定割合は継続する方針です。 現時点で、当社グループ内で製造できないアイテムについては、代替となる製品の製造について研究開発を行っておりますが、短期的に外部のアイテム供給者からの商品提供が難しくなった場合は当社の営業動向に影響を与える可能性があります。また、内製化が進行した後に、受注量が当社グループの想定を上回って変動した場合、又は受注量が著しく減少した場合には、短期的に供給量又は供給能力との不一致が生じる可能性があり、結果として当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 原材料に係るリスク 当社グループの製品である容器の原材料となる合成樹脂は、原油から精製されるナフサを主原料としております。したがって、原油消費量のほとんどを輸入に依存しているわが国において、原油価格は需給バランスや市況により変動するため、原材料価格に直接影響を受けます。また、当社グループは資源循環型パッケージングの原料としてリサイクル素材やバイオマス素材の調達も行っており、サーキュラーエコノミー、カーボンニュートラルの浸透により需給にアンバランスが生じると、調達価格に影響を受けます。当社グループでは原材料価格の動向についての情報収集を積極的に行い、原材料価格の価格上昇が見込まれる場合には仕入先と協議の上、一定期間の使用量をあらかじめ購入するなどの方策を取っていますが、原材料価格が急激に高騰し、かつ、製品価格への転嫁が遅れる、又はできない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5) 市場環境による影響について 当社グループの販売先は大半が一般企業でありますが、当社グループ製品である包装容器は、最終消費財を構成するものであり、流行や嗜好の変化等による消費低迷や景況感の悪化や環境意識の高まりなど市場環境の変化を受けることとなります。特に、化粧・美容関連製品に係わる販売先への売上高が多く、同業界の動向に影響を受けることがあります。 当社グループでは、日本市場及び中国市場に対するマーケティング活動や、2025年12月期において4,313社の顧客との取引実績を基に、新たなデザインの設計や機能開発などの製品改良を重ね、ボトル、キャップ、ディスペンサーにいたるまで2025年12月期においては204型のスタンダードボトル用金型を開発することで、市場環境の変化に対応しておりますが、販売先の需要動向の変化等により当社グループへの発注が減少した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (6) 品質不良等に係るリスク 当社グループは、総合的な品質管理のための活動としてFSSC22000(食品安全マネジメントシステム)の認証を結城事業所の食品用プラスチック容器の製造(印刷製品は除く)及び岡山事業所の食品用プラスチック容器の製造で取得し、全社で同様の管理手法を準用することで多様な顧客ニーズへ対応するための品質管理とスリム化、合理化を同時に進める活動を行っています。FSSCにおいて社内の品質管理に関する事項の標準化を進め、恒常的に品質向上に取り組むことで、品質不良に起因するクレーム発生の可能性を低減していることに加え、製造物責任賠償に関してはPL保険に加入しております。しかしながら、当社グループの想定を超えるほどの大規模なクレームや製造物責任につながる事態が発生した場合には、これらのクレームに対する補償、対策が製造原価の上昇又は当社グループに対する信用の低下を招き、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (7) 知的財産権に係わるリスク 当社グループは、自社で研究開発された知的財産について特許権等取得に努める一方、他社の保有する知的財産を侵害しないよう努めております。しかしながら、今後第三者より知的財産権侵害の訴えを受けた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (8) 法的規制について 当社グループの事業は、食品安全基本法、食品衛生法、合成樹脂製の器具又は容器包装の規格基準、「容器包装に係る分別収集および再商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル法)」、2022年4月施行の「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」等の様々な法的規制を受けております。これらの法的規制の強化、変更、又は新たな法規制の導入により、それに対応するための費用が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 特に「容器包装に係る分別収集および再商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル法)」に関して、同法の目的は、消費者・地方自治体・事業者がそれぞれ役割を分担して容器包装廃棄物の再商品化(リサイクル)を促進することとされ、家庭ごみ(一般廃棄物)の中で多くの割合を占める容器包装廃棄物(トレー・レジ袋・包装紙等)についてその減量化を図り循環型社会を実現するための法律であります。当社グループは同法の適用を受ける事業者に該当し、リサイクル義務の対象となるプラスチック容器・ガラス瓶・ペットボトル等の総量の生産量を総額で計算し、再商品化義務量を算出します。これに財団法人日本容器包装リサイクル協会に委託する単価を乗じて費用を負担することが義務付けられております。当社グループはこれらの法規制の対象となり、毎年度再商品化実施委託料を負担していますが、本規制が変更となり再商品化実施義務負担が重課された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (9) 環境規制による影響について 当社グループは、国内の各生産工場において環境関連法令に基づき、環境汚染防止に努めておりますが、関連法令の改正によっては、当社グループにおいて新たな環境対策費用、設備投資等の負担が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (10) 海外での事業活動に潜在するリスク 当社グループの今後の事業拡大においては、成熟した国内市場や欧米市場での顧客への営業力を強化するほか、経済発展途上であり、今後とも内容物の商品の価値や個性を強める容器に対する需要が増大すると見込まれる中国並びにアジア地域への事業地域の拡大が必要であると考えており、2016年度にタイ並びにインドに子会社を設立するなどアジア地域におけるマーケティング活動を強化しております。 当社グループにおける中国・アジアを中心とした海外での事業活動は、一般的に、予期しない法律や規則の変更、新型コロナウイルス感染症を含む伝染病被害の拡大による混乱やその他の要因による社会的又は政治的混乱、さらには日本との政治的関係の変化等によるカントリーリスクが存在します。特に中国においては、労働者不足、労働者賃金の上昇が顕著となっており、また労使関係に問題が生じた場合は訴訟等が提訴されるリスクが存在します。当社グループの進出先地域では地元政府自治体との連携を密にし、また現地従業員の活用を図るなど進出地域との融和を進めることによるリスクコントロールを図っておりますが、海外地域における独自の事情により、当社グループの事業活動に支障をきたし、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (11) 為替相場の変動について 当社グループは、海外においても事業活動を行っております。実取引においては取引見込み金額の範囲内で為替予約を行うなど為替変動への対処は行っているものの、特に連結会計年度内における外国為替レートの大きな変動は、 外貨建てで取引されている売上高、仕入高並びに海外資産及び負債の評価額の換算結果に影響し、円建てで表示している当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (12) 与信リスクについて 当社グループは、取引先について社内規程による与信管理体制を整え健全な取引先の構築に注意を払っております。しかし、かかる努力にもかかわらず、今後の社会情勢、景気の動向及び企業収益の状況の変化等により、売上代金の回収率が悪化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (13) 人材獲得と人材育成に関するリスク 当社グループは、継続的に事業を発展させるために、短時間労働者を含めた人材の獲得及び育成が重要な課題となります。当社グループでは、中途社員の採用や、海外での現地スタッフの人材育成など、人材の確保、育成に注力しておりますが、国内の労働人口の減少等や中国における雇用環境の変化により、人材獲得や育成が計画通りに進まなかった場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 また、当社グループにおいては多くの短時間労働者を雇用しておりますが、今後社会保険、労働条件などに係る諸制度に変更がある場合は、人件費の増加となり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 情報システムのトラブルについて 当社グループは、業務の効率的な処理を目的として多数のコンピュータ機器を利用しており、業務に関わるデータのバックアップ体制を堅持するために、ネットワークを利用したサーバーでの保管、補助記憶装置への定期的な保存、主要機器への無停電装置の取付け等により、データ保存機能を充実させるとともに、セキュリティーの高度化や情報システムのデータ保守・管理に万全を尽くしております。 しかし、ソフトウエア及びハードウエアの不具合によるデータ破壊、コンピュータ・ウィルスによる情報システムの停止、大規模な災害・停電又は回線の障害等による影響等、完全に予防又は軽減できる保証はありません。 サーバーを設置している事業拠点間やクラウドサービスでのバックアップ等、当社グループ内での一般的なリスク分散は実施しているものの、万一これらの事故が発生した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (15) 新規顧客開拓について 当社グループにおける新規顧客の開拓活動は、各地域で開催される展示会等への出展による接触、既存顧客からの紹介、国内各営業拠点への来店が主な手段となっています。また、これまでアプローチが難しい地域の顧客に対して当社グループの少量多品種の包装容器について体感してもらえるよう、当社グループのホームページにおいて製品の検索機能を強化するとともに、顧客が独自に容器と付属品の組み合わせ、着色などを行う製品のカスタマイズシミュレーション機能を提供しています。インターネット環境を活用することで、これまでは接触が難しかった顧客層へのアプローチも可能となるため、国内海外を問わず営業力の強化につながるものと考えています。 さらに欧州では、2023年11月よりインターネットを利用した販売を開始しております。 しかしながら、従来の新規顧客開拓活動、インターネットを活用したカスタマイズシミュレーション機能の提供や製品販売は基本的に顧客側からの接触行動が必要であり、当社グループのサービス内容が的確に理解されないなどの理由により、新規顧客開拓活動が停滞した場合、当社グループの事業計画の達成に影響を与える可能性があります。 (16) 原材料の仕入れについて 当社グループが使用するプラスチック原材料について、日本国内において食品用器具・容器包装に使用できる原材料は食品衛生法に基づき厚生労働省が作成するポジティブリストにおいて定められており、同種類の規制が米国ではFDA(米国食品医療品局)、EU域内ではREACH(欧州化学品規制)により規定されております。また、その他の地域でも使用可能又は使用不可とする物質についての規制が存在し、その内容は都度更新されています。 当社グループでは当社グループにおける活動地域の規制内容について把握すると共に、原材料の仕入れに関してはこれらの規制に適合した材質であることに留意しておりますが、これら規制の変更により、一時的にでも当社グループの事業活動に必要な原材料の仕入れが困難となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (17) EUによるプラスチック製品の使用に関する規制化について 近年、マイクロプラスチックによる海洋汚染が世界的な問題として認識されたこともあり、プラスチック廃棄物の発生削減を目指して、2018年5月にはEUの欧州委員会がストロー、スプーン等使い捨てプラスチック製品の使用を制限する方針を発表しています。また、使用禁止対象品目以外のプラスチック製品については、包装廃棄物の再資源化率を2030年までに75%とする目標を立てています。 EUの規制に関しては、当社製品が含まれる包装容器を含めたプラスチック製品の全面廃止を目的とするものではなく、限られた資源を有効活用し、さらに再生産して持続可能な形で経済成長を目指す「循環型経済」へ移行するための取組と当社では認識しています。 当社グループとしては、EU以外の地域も含めて検討されている規制の内容について情報収集を行い、規制に対応した包装容器の開発を行っていく方針ですが、規制に応じた製品開発が計画通りに進まない場合には当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,127字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)におけるわが国経済は、外国人観光客によるインバウンド需要の増加、雇用・所得環境の改善等を背景に景気は緩やかな回復基調となりました。一方、物価上昇による消費マインドの低下、国際情勢による地政学的なリスクや下振れ要因が多いことなどから、依然として先行き不透明な状況は継続しています。また、中国においては、不動産価格の低迷等に起因した消費者の節約志向の継続により個人消費は依然として低迷しております。 このような状況において、当社グループは生活上必要不可欠な容器-カタチ(容)あるウツワ(器)-をつうじて、お客様の商品である内容物の価値を安全に包み、さらにその価値と個性化を高め「世界の器文化に貢献」することを使命とし、お客様の求める商品価値の創造とより高い満足を目指して、Standoutなパッケージングソリューションを提供しております。 また、当社グループは自然に還りやすい「生分解性樹脂」を使用した容器を開発して以来、植物由来のバイオマス原料やリサイクルされた原材料を使用した容器、付替・詰替機能の付加により繰り返し使用できる容器、樹脂原材料の使用量を削減した容器など、資源循環型パッケージングカンパニーを目指して幅広くラインナップするとともに新たな製品開発も進めております。 当連結会計年度における資源循環型パッケージング売上高は資源循環型パッケージングのラインナップ、品ぞろえの充実をお客様から評価いただいたことで、36億11百万円(連結売上高に占める割合24.9%)となりました。 日本国内においては、新規顧客及び新規案件獲得増に向けてスタンダードボトルを軸とした開発提案型の営業活動の強化を継続してまいりましたが、スポット案件の減少に加え、大口のリピート案件の減少により売上高は110億9百万円(前年同期比12.1%減)となりました。 中国国内では同業他社との競争激化もある中で、化粧品分野の他、食品分野の開拓など営業面の見直しを図り、新規案件獲得増が寄与することで、売上高は24億92百万円(前年同期比2.2%増)となりました。 また、インドは旺盛な需要増に対応するために、化粧品市場の拡大に合わせた品揃え強化並びに生産能力向上に向けて設備増強などの諸施策を実施することで、売上高はインド進出以来最高額となる8億70百万円(前年同期比56.3%増)となりました。 損益面では中国国内では売上高に見合った生産体制を構築し、生産の自動化の範囲を拡張することで損益の改善を図り、またインドでは旺盛な受注に対して、金型、成形機への設備投資を継続し売上高の拡大を図ることで収益性を大きく改善しております。 一方、日本国内は販売価格の見直し効果の浸透や歩留まり改善策の実行などにより売上総利益率は上昇したものの、売上高の大幅減少により売上総利益額が減少し営業利益は前年同期比で減益となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は144億91百万円(前年同期比7.3%減)、連結営業利益は9億91百万円(前年同期比4.9%増)となりました。連結経常利益は10億68百万円(前年同期比10.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億71百万円(前年同期比20.5%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、42億77百万円(前年同期比29.0%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況については下記のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、6億92百万円(前年同期比67.8%減)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益10億67百万円、減価償却費9億62百万円であり、支出の主な内訳は仕入債務の減少額9億90百万円、法人税等の支払額4億19百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、14億62百万円(前年同期比102.0%増)となりました。支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出10億10百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、9億91百万円(前年同期比9.6%減)となりました。支出の主な内訳は長期借入金の返済による支出5億57百万円、配当金の支払額4億34百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 当社グループは、容器事業の単一セグメントであるため、「生産、受注及び販売の状況」につきましてはセグメント別の記載を省略しております。 (a) 生産実績 当連結会計年度の生産実績を生産品目の分類ごとに示すと、次のとおりであります。 区分   生産高 (千円)   前年同期比 (%) 容器本体(ボトル、ジャー)   8,497,096   95.3 容器本体(押し出しチューブ)   943,340   65.9 容器付属品   4,012,390   95.5 合 計   13,452,828   92.5 (注) 1.金額は販売価格によっております。 (b) 受注状況 当連結会計年度の受注実績を販売先の主要事業内容ごとに示すと、次のとおりであります。 区分   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高 (千円)   前年同期比(%) 化粧・美容   8,386,668   83.8   1,863,117   88.6 日用・雑貨   1,150,335   114.6   294,026   160.0 食品・健康食品   1,760,495   117.9   209,071   111.5 化学・医薬   997,360   115.1   185,752   115.3 卸、その他   2,683,218   97.6   409,127   103.7 合 計   14,978,078   92.9   2,961,094   97.7 (注) 1.上記区分は当社グループの販売品目である容器類について、販売先の主要事業内容により分類したものであります。販売先における容器等の用途と区分名称は異なる場合があります。 (c) 販売実績 当連結会計年度の販売実績を販売先の主要事業内容ごとに示すと、次のとおりであります。 区分   売上高 (千円)   前年同期比 (%) 化粧・美容   8,590,044   87.2 日用・雑貨   1,001,208   99.8 食品・健康食品   1,398,418   96.4 化学・医薬   939,850   102.4 卸、その他   2,561,757   106.5 合 計   14,491,278   92.7 (注) 1.上記の区分は当社グループの販売品目である容器類について、販売先の主要事業内容により分類したもので あります。販売先における実際の用途と上記区分名称は異なる場合があります。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 売上高 (千円)   割合(%)   売上高 (千円)   割合(%) 日油株式会社   1,721,931   11.0   659,573   4.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項につきましては、会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項③(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 財政状態の分析 (a)流動資産 流動資産は、前連結会計年度末と比較して15億27百万円減少の95億93百万円となりました。主な変動要因は、現金及び預金が14億78百万円減少、受取手形及び売掛金が49百万円減少、商品及び製品が42百万円減少したことによるものであります。 (b)固定資産 固定資産は、前連結会計年度末と比較して1億17百万円増加の72億33百万円となりました。主な変動要因は、建物及び構築物(純額)が2億85百万円減少、金型(純額)が1億16百万円増加、建設仮勘定が78百万円増加、無形固定資産が1億41百万円増加したことによるものであります。 (c)流動負債 流動負債は、前連結会計年度末と比較して13億6百万円減少の31億50百万円となりました。主な変動要因は、電子記録債務が9億20百万円減少、1年内返済予定の長期借入金が1億18百万円減少したことによるものであります。 (d)固定負債 固定負債は、前連結会計年度末と比較して4億74百万円減少の16億9百万円となりました。主な変動要因は、長期借入金が4億38百万円減少したことによるものであります。 (e)純資産 純資産は、前連結会計年度末と比較して3億71百万円増加の120億67百万円となりました。主な変動要因は、親会社株主に帰属する当期純利益計上による利益剰余金が7億71百万円増加、為替換算調整勘定が1百万円増加、剰余金の配当が4億34百万円であったことによるものであります。 ③ 経営成績の分析 (a)売上高 当連結会計年度の売上高は、中国及びインドの売上高が伸長したものの、日本の売上高は大幅減で推移しました。 日本国内は新規顧客・新規案件獲得増に向けた営業活動を展開したものの、スポット案件の減少に加え、大口リピート案件が減少し大幅減収となりました。 また、インドは化粧品市場が活況で旺盛な需要に対応する製品ラインナップの拡充が寄与し、当社のボトルデザインや品質面の評価が高まり、取引顧客数・受注が大幅増となりました。 一方、中国は消費者の節約志向の継続や同業他社との競争が激化しているものの、新規案件獲得に向けた営業活動を強化したことで売上高は微増収となりました。 以上の結果により、連結売上高は144億91百万円(前年同期比7.3%減)となりました。 (b)売上総利益 当連結会計年度の売上総利益は、国内売上が大幅減収になったものの、販売価格の見直しや原材料価格の下落、生産効率の改善などにより売上総利益率は上昇しました。インドは需要が旺盛で売上高が大幅増となり売上総利益額・率ともに上昇しました。一方、中国の売上は新規案件獲得に向けた営業活動を展開したことで微増収であったものの、デフレ圧力が根強く同業他社との競争が激しいことから売上総利益率は低下しました。これにより、売上総利益は、43億63百万円(前年同期比0.8%増)となり、売上総利益率は前連結会計年度の27.7%から30.1%と2.4ポイント増加いたしました。 (c)営業利益 当連結会計年度の営業利益は売上総利益額は増加したことに加え、販売費及び一般管理費が33億71百万円(前年同期比0.4%減)と減少したことにより、9億91百万円(前年同期比4.9%増)となりました。また、営業利益率は前連結会計年度の6.0%から6.8%と0.8ポイント増加いたしました。 (d)経常利益 当連結会計年度の経常利益は、受取利息の計上と海外子会社の円建債務について円安による為替差益を計上したことなどにより営業外収益合計が89百万円(前年同期比68.8%増)となるとともに、長期借入金の減少で支払利息10百万円(前年同期比20.8%減)と減少し営業外費用合計が11百万円(前年同期比60.8%減)となった結果、10億68百万円(前年同期比10.3%増)となり、経常利益率は前連結会計年度の6.2%から7.4%と1.2ポイント増加いたしました。 (e)親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等合計が、2億96百万円(前年同期比8.8%減)と減少したことから、7億71百万円(前年同期比20.5%増)となりました。 ④ 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、中長期的な視点で企業価値を向上することが重要であると認識しており、売上高伸長率、売上高営業利益率、EBITDAマージン及びROE(自己資本利益率)を主要な経営指標と位置付けております。当社グループでは、容器の企画、開発、スタンダードボトルを軸とした提案活動を積極的に展開するとともに、当社グループが提供可能な製品ラインナップをより一層拡充し新規案件の獲得増に努めました。 インド市場は化粧品市場が活況で市場の伸びとともに売上高が伸長しているものの、日本市場は新規顧客・新規案件獲得増に向けて金型の開発強化、営業活動の強化を図りましたが、スポット案件、大型リピート案件の減少により大幅減収となりました。また、中国は不動産不況に起因して消費回復が鈍く、内需拡大策により国内競争も激化している状況が継続し中国の売上高は微増収にとどまりました。この結果、当連結会計年度の売上高伸長率は前年同期比7.3%減少となりました。 一方、売上高営業利益率は前年同期比0.8ポイント増加の6.8%となりました。さらに、売上高は減収となるも営業利益が増加することっでEBITDAマージンは前年同期比0.9ポイント増加の13.5%となりました。 また、ROEは親会社株主に帰属する当期純利益の増加により、前年同期比0.8ポイント増加の6.5%となりました。 今後も引き続き企業価値向上に努め、これらの指標を向上させるべく対応してまいります。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性に関する情報 キャッシュ・フローの状況分析につきましては、「第2.事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資金の源泉については、営業キャッシュ・フロー及び金融機関による長期借入(当連結会計年度では実績はありません。)であります。また、資金需要のうち、主なものは運転資金、設備投資資金、借入金の返済及び利息の支払い並びに配当金及び法人税の支払いであります。

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