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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ダイトーケミックス

Daito Chemix Corporation4366 · Standard · 化学

電子材料など多様な化成品を製造し、化学品のリサイクルまで手がける化学メーカー。

概要

ダイトーケミックスは、機能性化学品を中心とする化学メーカーである。1938年に群青製造で創業し、現在は電子材料(半導体用感光性材料など)とイメージング材料(写真・印刷材料)を主力とする化成品事業、および産業廃棄物処理・化学品リサイクルを行う環境関連事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は195億円、営業利益9億円、従業員数は328名。大阪市鶴見区に本社を置き、静岡工場と福井工場を有する。株式は東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

化成品と環境の二事業で構成されるグループ

ダイトーケミックスグループは、当社(ダイトーケミックス)と連結子会社2社(日本エコロジー株式会社、ディー・エス・エス株式会社)、関連会社1社(DAITO-KISCO Corporation)で構成される。事業は化成品事業と環境関連事業の二つに大別される。化成品事業は全売上高の約91%を占め、半導体やディスプレイ向けの電子材料、インスタント写真や印刷向けのイメージング材料、医薬中間体などを手がける。環境関連事業は産業廃棄物の処理と化学品のリサイクルを主業務とする。2026年3月期の連結売上高は194億76百万円(前年比4.5%増)、経常利益は8億94百万円(同9.1%増)と増収増益を達成したものの、純利益は7億91百万円(同3.5%減)と減益となった。利益率の改善が課題である。

電子材料が売上の過半を占める化成品事業の内訳

化成品事業はさらに電子材料、イメージング材料、医薬中間体、その他化成品の4区分に分かれる。2026年3月期の化成品事業売上高は177億42百万円(前年比4.0%増)。うち電子材料は120億42百万円と全体の68%を占め、半導体用感光性材料の販売が好調に推移した。ディスプレイ用材料は減少したが、有機EL関連材料に回復の兆しがある。イメージング材料は50億92百万円(同12.2%増)で、インスタント写真向け材料や印刷用色材が伸びた。医薬中間体は2億3百万円(同76.6%減)と大幅に落ち込み、在庫調整の影響を受けた。その他化成品は4億3百万円(同6.5%増)と微増。半導体材料への依存度が高まっている。

産業廃棄物処理に加えリサイクルを手がける環境関連事業

環境関連事業は、日本エコロジー株式会社が主体となり、産業廃棄物の中間処理と化学品のリサイクルを展開する。2026年3月期の同事業売上高は17億34百万円(前年比8.9%増)。内訳は産業廃棄物処理分野が11億54百万円(同12.6%増)、化学品リサイクル分野が5億79百万円(同2.2%増)。岸和田工場の中間処理受託が増加した一方、無機化合物のリサイクルは減少した。有機溶剤のリサイクルは製品構成の変化により売上高は増加した。企業のグリーン調達やCSR調達の高まりを背景に、リユース・リサイクルへの関心が高まっており、今後も医療・食品など他分野への営業活動を強化する方針である。

中期経営計画で掲げる200億円達成への道筋

ダイトーケミックスグループは、2025年3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定し、2026年度(2027年3月期)の連結経営目標として売上高200億円、経常利益13億円、経常利益率6%以上を掲げる。さらに2030年度には売上高250億円、経常利益率10%以上を目指す。目標達成のため、設備投資に3年間で総額約30億円を投じ、DX推進や自動化による生産性向上を図る。また、開発品の売上高30億円を目標に新製品開発を加速する。環境面では2030年までにGHG排出量を2019年度比15%削減する目標を設定している。配当方針としては配当性向30%を指標としている。

業界の中での役割は各種産業向け化成品の製造・販売と産業廃棄物処理を担う企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
195億円
営業利益
9億円
営業利益率
4.6%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
化成品事業177億円91.2%6億円3.4%
環境関連事業17億円8.8%3億円17.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電子材料主力

電子材料を当社およびDAITO-KISCO Corporationが製造・販売している。

主な製品・サービス1
電子材料
半導体や電子部品の製造に用いられる高純度化学品。

02イメージング材料準主力

イメージング材料を当社が製造・販売している。

主な製品・サービス1
イメージング材料
印刷・プリント基板などに使われる感光性材料など。

03医薬中間体準主力

医薬中間体を当社が製造・販売している。

主な製品・サービス1
医薬中間体
医薬品の合成に用いられる中間原料。

04環境関連準主力

産業廃棄物の処理および化学品のリサイクルを日本エコロジー株式会社が行っている。

主な製品・サービス2
産業廃棄物処理サービス
産業廃棄物の収集・運搬・処理を行う。
化学品リサイクル
使用済み化学品を回収し、再資源化する。

05その他化成品副次

その他化成品を当社およびディー・エス・エス株式会社が製造・販売している。

主な製品・サービス1
その他化成品
上記以外の各種化成品。

製品と技術

半導体・ディスプレイ向け感光性材料

ダイトーケミックスの電子材料分野の中核は、半導体用フォトレジストの原料となる感光性材料である。i線フォトレジスト用感光性材料の増産を進めており、先端フォトレジスト用材料の受託拡大にも取り組む。ディスプレイ向けではカラーフィルター用材料や有機EL材料の受託を手がけ、フィルム材料にも展開している。2026年3月期の電子材料売上高は120億円超と全体の6割以上を占め、成長を牽引している。

インスタント写真や印刷用途のイメージング材料

イメージング材料は、インスタントカラー用色材や印刷用色材、記録材料などを含む。インスタント写真向け材料は好調に推移し、売上高を押し上げた。印刷材料では新規受託製品の販売が開始され、販売数量・売上高ともに増加した。フィルム用材料は販売数量が減少したものの、製品構成の改善により売上高は増加した。2026年3月期の売上高は50億円超。

医薬中間体とヘルスケア向け化学品

医薬中間体分野は、医薬品製造業許可を2000年に取得して本格化した。既存製品の安定供給に加え、新規テーマの受託を模索している。しかし、2026年3月期は在庫調整の影響で売上高が2億円と大幅に減少した。今後はヘルスケア材料としての需要回復が課題である。その他化成品にはディー・エス・エスが手がける物流や設備保全などの業務請負も含まれる。

産業廃棄物処理と化学品リサイクルの環境技術

環境関連事業では、日本エコロジーが産業廃棄物の中間処理(岸和田工場)を、当社とディー・エス・エスが化学品のリサイクルを手がける。無機化合物のリサイクルでは酸やアルカリなどの再生処理、有機溶剤のリサイクルでは蒸留精製による再資源化を行っている。企業のグリーン調達需要に応え、医療・食品分野への拡大を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

中堅化学メーカー、コスト競争に課題

ダイトーケミックスは、化学業界に属し、特殊化学品などを手掛ける。売上高は2026年3月期予想で195億円と、東洋紡やクラレといった大手に比べて規模は小さいが、同業のコージンバイオやAiロボティクスと比較すると中堅クラス。営業利益率は4.6%程度と低く、収益性改善が課題。業界内ではニッチな製品群を持つが、原材料コストや競争激化で利益率が圧迫されている。

強み

  • 特殊化学品で差別化。他社が参入しにくい領域で一定の市場を確保。
  • 売上高は増加傾向(158→186→195億円)。市場需要は堅調。
  • 営業利益率が小幅ながら改善(4.3%→4.6%)。効率化を推進中。
  • 長年の事業で培った技術・ノウハウ。顧客との関係性も強固。

課題

  • 営業利益率4~5%と低水準。原材料高や価格競争が収益を圧迫。
  • 東洋紡やクラレなど大手が同分野に参入した場合、競争力で劣る。
  • 売上高成長率が鈍化(前期18%→今期5%)。新規市場開拓が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字がダイトーケミックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14022ラサ工業158億円17.8倍
24125三和油化工業157億円14.7倍
34627ナトコ156億円10.1倍
44093東邦アセチレン150億円11.6倍
54465ニイタカ142億円7.5倍
64366ダイトーケミックス141億円17.1倍
74978リプロセル140億円
87908きもと131億円19.1倍
94367広栄化学125億円
107940ウェーブロックホールディングス118億円29.6倍
114031片倉コープアグリ116億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

群青製造で創業しナフトール染料へ展開した1938年~1949年

1938年11月、大阪府北河内郡(現・大東市)に大東化学工業所として創業し、顔料の一種である群青の製造を開始した。1949年12月には株式会社大東化学工業所に改組し、ナフトール染料(天然繊維用)の製造販売を主力とした。戦後間もない時期に法人化を果たし、染料事業で基盤を固めた。

合成繊維用染料と感光剤で事業領域を拡大した1957年

1957年5月、分散アゾイック染料を上市し、当時成長していた合成繊維用染料分野に進出した。同年8月にはジアゾ感光紙用感光剤を上市し、記録材料分野に初めて足を踏み入れた。これにより、従来の天然繊維向けから合成繊維、さらには感光材料へと事業の幅を広げた。

写真材料と電子材料への進出で多角化を進めた1962年~1978年

1962年4月に写真材料分野へ進出。1964年には本社を大阪市東区に移転し、東京営業所も開設した。1972年には静岡工場を開設し生産能力を増強。1978年4月には電子材料(感光性材料)分野に進出し、ダイトー技研株式会社を設立した。この時期に、従来の染料・顔料から、写真や電子材料といった先端分野へと多角化を遂げた。

医薬中間体参入と社名変更、株式上場に至る1986年~1996年

1986年2月、医薬中間体分野に進出。1991年10月には社名をダイトーケミックス株式会社に変更し、本社を大阪市福島区に移転した。1993年にはダイトー技研を子会社化。1996年10月、大阪証券取引所市場第二部に株式上場を果たした。医薬品関連事業への参入が本格化し、企業としてのブランドを確立した。

中国拠点の設立と撤退、子会社再編の2000年代

2000年3月、静岡工場で医薬品製造業許可を取得し医薬原体分野に進出。2002年には中国に関連会社DAITO CHEMIX (CHINA) CO.,LTDを設立し、海外展開を開始した。2005年には同社を子会社化したが、2013年5月に清算。2007年には子会社ダイトー技研の全株式を譲渡し、2011年には子会社岩手ケミカルを清算するなど、事業ポートフォリオの見直しが進んだ。

市場区分変更と株式分割、現在に至る2017年~2025年

2017年10月、単元株式数を1,000株から100株に変更し、投資家の利便性を向上。東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行した。2025年10月には普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施し、流動性の向上を図った。現在は中期経営計画に基づき、売上高200億円達成を目指している。

年表26件を開く

1930年代

  • 1938年11月創業大阪府北河内郡(現 大東市 技術開発センター)に大東化学工業所として創業。群青の製造を開始。

1940年代

  • 1949年12月創業株式会社大東化学工業所に改組(会社設立年月)。ナフトール染料(天然繊維用)を中心に製造販売。

1950年代

  • 1957年5月分散アゾイック染料を上市、合成繊維用染料分野に進出。
  • 1957年8月ジアゾ感光紙用感光剤を上市、記録材料分野に進出。

1960年代

  • 1962年4月写真材料分野に進出。
  • 1964年2月本社を大阪市東区(現 中央区)に移転。
  • 1964年5月東京都中央区に東京営業所を開設。

1970年代

  • 1972年10月静岡県小笠郡(現 掛川市)に静岡工場を開設。
  • 1974年10月子会社鶴見興業株式会社(現 日本エコロジー株式会社)を設立。(現 連結子会社)
  • 1978年4月創業電子材料(感光性材料)分野に進出。ダイトー技研株式会社を設立。

1980年代

  • 1985年6月子会社大東サービス有限会社(現 ディー・エス・エス株式会社)を設立。(現 連結子会社)
  • 1986年2月医薬中間体分野に進出。

1990年代

  • 1991年10月商号変更社名をダイトーケミックス株式会社に変更、本社を大阪市福島区に移転。
  • 1993年9月関連会社ダイトー技研株式会社を子会社とする。
  • 1995年8月子会社岩手ケミカル株式会社を設立。
  • 1996年10月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1998年4月福井県福井市に福井工場を開設。

2000年代

  • 2000年3月静岡工場にて医薬品製造業許可を取得、医薬原体分野に進出。
  • 2002年2月創業本社を大阪市鶴見区に移転。関連会社DAITO CHEMIX (CHINA) CO.,LTDを設立。関連会社DAITO-KISCO Corporationを設立。(現 関連会社)
  • 2005年6月関連会社DAITO CHEMIX (CHINA) CO.,LTDを子会社とする。
  • 2007年5月子会社ダイトー技研株式会社の全株式を譲渡。

2010年代

  • 2010年10月創業大阪工場を再編し、技術開発センター発足。
  • 2011年12月子会社岩手ケミカル株式会社を清算。
  • 2013年5月M&A子会社DAITO CHEMIX (CHINA) CO.,LTDを清算。東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第二部は、東京証券取引所市場第二部に統合。
  • 2017年10月商号変更単元株式数を1,000株から100株に変更。東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

2020年代

  • 2025年10月普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで200億円
  • 経常利益2026年度まで13億円
  • 経常利益率2026年度まで6%以上
  • EBITDA(当社単体)2026年度まで25億円
  • GHG排出量削減率(2019年度比)2030年まで15%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    売上拡大と新製品開発の加速

    売上高190億円、うち開発品30億円を目標に、既存技術の総合力強化と新規技術習得により新規受託品や自社製品の開発を進める。

  2. 02

    設備投資の充実とDX推進

    3年間で総額約30億円の設備投資を行い、DX推進、AI活用、自動化等により安全・品質の向上と省力化を図る。

  3. 03

    生産性向上とコスト削減

    全体最適化により徹底した生産性向上とコスト削減を進め、平均労働生産性比率を2023年度比1.2倍にする。

  4. 04

    人材採用・育成と健康経営

    3年間で約30名の採用と教育費65百万円を投入し、人材の確保・育成と健康経営を充実させる。

  5. 05

    サステナビリティ推進

    2030年までにGHG排出量を2019年度比15%削減する。グループ力を強化し、シナジー効果を最大化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で328人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は760万円で、9期前と比べて+18.8%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は14.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月252
2018年3月261
2019年3月64044.519.8266
2020年3月60244.419.7269
2021年3月61544.419.6272
2022年3月73643.318.2292
2023年3月69242.616.2306
2024年3月63941.916.5304
2025年3月64341.115.5315254
2026年3月76040.714.9328274

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
福井工場 — 福井県福井市4,089百万円
化成品事業
静岡工場 — 静岡県掛川市1,385百万円
化成品事業
岸和田工場 — 大阪府 岸和田市1,223百万円
環境関連 事業
技術開発センター — 大阪市鶴見区・大阪府大東市665百万円
化成品事業
明石工場 — 兵庫県 明石市449百万円
環境関連 事業
大阪工場 — 大阪市 鶴見区39百万円
環境関連 事業
主な関係会社
  • 国内
    日本エコロジー株式会社
    大阪市都島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ディー・エス・エス株式会社
    大阪市鶴見区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DAITO-KISCO Corporation (注4)
    韓国益山市 · 連結子会社
    議決権50.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は195億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.8%、利益が+12.5%。

売上高
+4.8%
195億円
営業利益
+12.5%
9億円
純利益
+0.0%
8億円
営業利益率
4.6%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高204億円195億円
営業利益12億円9億円
純利益9億円8億円
1株あたり配当¥9¥9

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は51億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+37.8%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q38−1
2024年1Q3725.40
2024年2Q4100.00
2024年3Q3725.40
2024年4Q43−10
2025年2Q9344.32
2025年4Q9344.36
2026年2Q9644.22
2026年4Q9955.16
2027年1Q5147.83

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は84億円から195億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は4.6%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
子会社DAITO CHEMIX (CHINA) CO.,LTDを清算。東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第二部は、東京証券取引所市場第二部に統合。
2013年3月84−9−14
2014年3月8733
2015年3月9244
2016年3月985−10
単元株式数を1,000株から100株に変更。東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
2017年3月1191115
2018年3月1251212
2019年3月12186
2020年3月12475
2021年3月1401211
2022年3月1611816
2023年3月164139
2024年3月158−7−10
2025年3月186884.38
2026年3月195994.68

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高195億円のうち、営業利益として残るのは9億円4.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.7%173億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.7%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.6%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.7pt
4.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.3pt
4.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
5.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は49億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月02−125
2014年3月52−676
2015年3月12−1−41113
2016年3月−12−19−139
2017年3月22−2−32026
2018年3月1−72−622
2019年3月8−202−1212
2020年3月11−7−3414
2021年3月25−4−32133
2022年3月12−155−334
2023年3月4−206−1624
2024年3月10−2715−1723
2025年3月27−12−101528
2026年3月26−1813849

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は288億円。このうち返さなくてよい自己資本が164億円で、自己資本比率は56.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月125814464.5
2014年3月124844067.8
2015年3月130904069.0
2016年3月124764861.9
2017年3月153945961.8
2018年3月1661075964.8
2019年3月1691115865.4
2020年3月1691145567.6
2021年3月1881286067.8
2022年3月2151437266.3
2023年3月2471529561.4
2024年3月25014510558.2
2025年3月2431499561.1
2026年3月28816412456.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
49億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
73億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
11億円
在庫として抱えている分
負債合計
124億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率203社中61位あたり、逆に低いのは営業利益率203社中142位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.1%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.6%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.8%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.8%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥419で、1年前と比べて+38.3%過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。

¥419-3.5%1ヶ月+1.0%1年+38.3%時価総額141億円
過去52週の値幅
安値¥253高値¥620

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.1倍
PER (会社予想)15.9倍
PBR0.80倍
配当利回り2.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月13日に5.32%上昇し455円。1か月では1.73%安と調整基調だが、1年では77.27%高。25日線438.48円を上回ったが、75日線463.53円は下回っており、中期的にはもみ合い。52週高値620円からは26.6%低下、52週安値253円からは79.8%上昇。出来高は直近増加傾向で、8月13日に10.07万株。RSIは51.61と中立。7月27日には77.65万株と大量の出来高を記録し、その後調整。週足では上昇トレンドの一服感があり、200日線393.3円を上回るが、25日線と75日線の間で推移。需給はやや不安定。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PER16.90倍は同業平均17.99倍を下回り、予想PER15.7倍とさらに低下する見込み。PBR0.79倍は平均1.40倍を大きく下回り、ROE5.1%は低いが、配当利回り2.17%は平均2.76%をやや下回る程度。業績は前期赤字から黒字転換しており、売上高も増加傾向。PBRの低さが割安感を強めるが、ROEの低さは改善余地。同業平均比で割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.1倍17.8倍
PER (予想)15.9倍
PBR0.80倍1.41倍
ROE5.1%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

化学品需要の回復と利益率改善が課題。強気派は、売上成長と収益性の回復を期待し、弱気派は、競争激化や原材料高による圧迫を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 売上の成長

    2025年3月期の売上は186億円(前年比+18%)と増加。

  • 黒字化の維持

    2026年3月期も純利益8億円(前期比横ばい)で黒字を確保見通し。

  • 株主還元

    配当利回り2.2%を維持し、安定配当を続けている。

  • 2026年3月期は2期連続の最終黒字予想2026年3月期影響

    純損益は-10億→8億→8億円と黒字定着。2024/3期の赤字からの反転が評価

  • PBR0.79倍の割安感現在影響

    PBR0.79倍で純資産に対して株価が割安。資本政策改善や株主優待の余地

  • 営業利益率が4.3%→4.6%に改善2026年3月期影響

    売上高195億円(前期比5%増)、営業利益9億円(同12%増)。利益率も改善

  • 予想PER15.7倍で業績達成なら低下決算発表後影響

    実績PER16.9倍から予想PER15.7倍へ。増益を達成すれば割高感が解消

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率が4%台と低く、改善の見込みが乏しい。

  • 業績の不安定さ

    2024年3月期は純損失10億円を計上しており、赤字リスクがある。

  • 競争の激化

    類似品を扱う大手化学メーカーとの競争が厳しい。

  • 純利益は8億円で2期連続横ばい2026年3月期影響

    2025/3期と2026/3期の純利益は8億円。EPS成長が止まり、株価は頭打ち

  • 営業利益率4.6%は売上高比で極めて低い通年影響

    営業利益率4.62%は低水準。原材料高や販管費増で利益率が更に低下するリスク

  • 株価は1年で61%急伸、過熱感短期影響

    1年リターン+61.7%と急ピッチ。目先は利益確定売りが優勢に

  • ROE5.1%は資本コストを下回る継続影響

    ROE5.1%ではPBR0.79倍の修正も進みにくい。株主還元が手厚くならず

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が最重要課題であり、利益率の推移を注視。
売上高成長率
需要の回復とシェア拡大のペースを確認するため。
原材料価格動向
化学品のコスト増が利益を圧迫するリスクがあるため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり9で、前期から+50.1%いまの株価に対する利回りは2.15%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥9
1株あたり
配当利回り
2.15%
いまの株価に対して
配当性向
23.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月412.5
2019年3月3−16.821.1
2020年3月3−19.815.5
2021年3月312.49.8
2022年3月555.710.3
2023年3月4−14.316.4
2024年3月3−16.8
2025年3月560.122.0
2026年3月850.123.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥9

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,619人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.0%を占め、残る63.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他47.244.047.150.752.857.1
事業法人27.527.727.326.325.827.9
金融機関17.319.118.516.711.99.1
自己株式4.24.24.24.24.24.2
外国法人5.97.65.64.23.93.7
証券会社2.11.61.42.25.62.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01平松 裕将12.64
02東京応化工業㈱4.66
03三木産業㈱4.48
04日本生命保険(相)4.46
05ダイトーケミックス取引先持株会4.42
06大阪有機化学工業㈱3.60
07竹中 一雄3.39
08KOREA SECURITIES DEPOSITORY-SHINHANSECURITIES(常任代理人:シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.64
09ダイトーケミックス社員持株会2.04
10日本精化㈱1.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+119%、1株純資産は14期で−32%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−128749
2014年3月257843.37.312.0
2015年3月348354.27.315.8
2016年3月−90712
2017年3月14487818.14.94.9
2018年3月11099911.85.912.5
2019年3月581,0295.75.921.1
2020年3月491,0624.76.215.5
2021年3月1021,1889.010.89.8
2022年3月4944411.75.810.3
2023年3月294716.38.116.4
2024年3月−31451
2025年3月254615.68.122.0
2026年3月255085.114.723.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額161百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
住友朱之助代表取締役 執行役員社長6171,800
南修一取締役 常務執行役員6355,200
坂本雄輝取締役 執行役員 技術開発センター担当5729,500
岩﨑正取締役 執行役員 管理部、QA・RC部担当546,300
中村あつ子取締役677,200
杉本容子取締役50200
島巻利治取締役(常勤監査等委員)6229,000
村上純二取締役(監査等委員)551,700
安部将規取締役(監査等委員)544,000
河野太郎取締役 執行役員 営業部、業務部担当5514,600
似田宣雄取締役 執行役員 工場統括、福井工場長、 DAITO-KISCO Corporation理事5414,800

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4863512130
社外取締役4221246
取締役(社内)11511616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容611字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社2社、関連会社1社で構成されており、「化成品事業」として各種化成品の製造・販売を主な事業とし、「環境関連事業」として産業廃棄物の処理等の事業を営んでおります。 次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 事業区分   売上区分   事業に係わる位置付け 化成品事業   電子材料   当社およびDAITO-KISCO Corporationが製造・販売しております。また、当社はDAITO-KISCO Corporationから製品・原料の一部を購入しております。 イメージング材料   当社が製造・販売しております。 医薬中間体   当社が製造・販売しております。 その他化成品   当社およびディー・エス・エス株式会社が製造・販売しているほか、ディー・エス・エス株式会社は物流管理、生産、環境・設備保全等の業務請負をしております。また、当社はディー・エス・エス株式会社から製品・原料の一部を購入しております。 環境関連事業   産業廃棄物の処理および 化学品のリサイクル   日本エコロジー株式会社は産業廃棄物の処理および化学品のリサイクルを主な業務としており、一部当社が廃液処理を委託しております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注) 子会社2社は、連結子会社であります。
経営方針・対処すべき課題1,721字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 経営方針 社会、顧客が求める一歩先の製品・技術・サービスを提供することで更なる信頼を獲得し、安定的・持続的に成長するスペシャリティ・ファインケミカル企業グループを目指す。 1.コーポレートガバナンス、コンプライアンスの充実・強化、製造、製品の環境・安全(レスポンシブル・ケア)を重視したCSRに取り組む。 2.「ものづくり」メーカーとして、安全第一を基本に置き、QCDを大切に迅速かつ丁寧に対応し顧客満足を上げていく。 3.既存技術の総合力強化と新規技術を習得し、新規受託品、自社製品の開発を進める。 4.健全な財務体質を向上していくとともに、資源の有効活用を図っていく。 5.困難な課題にもあきらめずに挑戦し、乗り切っていく。 経営課題 1.売上拡大と新製品開発のスピードアップ 目標:当社売上高190億円、うち開発品30億円 2.設備投資の充実:DX推進、AI活用、自動化等による安全、品質の向上と省力化 目標:3年間で総額約30億円の設備投資 3.全体最適化での徹底した生産性向上、コスト削減 目標:平均労働生産性比率1.2倍(2023年度比) 4.人材採用と育成、健康経営の充実 目標:3年間で約30名の採用、教育費65百万円 5.2030年までにGHG排出量15%削減(2019年度比) 6.グループ力を強化し、シナジー効果の最大化 経営目標 《2026年度(2027年3月期)連結経営目標》 《2030年度ありたい姿》 売上高 200億円 250億円 経常利益  13億円  25億円 経常利益率  6%以上  10%以上 EBITDA  25億円(当社単体)  35億円(当社単体) 分野における事業戦略 ≪化成品事業≫ 1. 半導体材料 ・先端フォトレジスト用材料の受託拡大 ・i線フォトレジスト用感光性材料の増産 2. ディスプレイ材料 ・カラーフィルター用材料、有機EL材料の受託拡大 ・フィルム材料の受託拡大 3. イメージング材料 ・記録材料の受託拡大 ・インスタントカラー用色材の増産 4. ヘルスケア材料 ・既存製品の安定供給 ・新規テーマの受託 5. 新規事業創出 ・既存分野以外にも分野拡大、顧客拡大 ・自社製品の開発促進 ※なお、2026年5月11日付の「中期経営計画の更新に関するお知らせ」で公表しておりますとおり、販売セグメントの区分を一部変更しております。 ≪環境関連事業≫ ・リサイクル分野の強化 資本政策と株主配当方針 当社は、健全な企業経営に努めると共に、企業価値を高めることによって、株主の皆様に利益還元を図っていくことが最も重要であると考えております。また、利益配分につきましては、配当性向30%を重要な指標のひとつとし、業績に応じた配当に努めるとともに、今後の事業展開に備えた内部留保など総合的に勘案して決定することを基本方針としております。 なお、上記の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来の業績を保証するものではありません。 経営環境 当連結会計年度における当社グループを取り巻く経営環境については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に含めて記載しております。 優先的に対処すべき課題 当社グループは、製品・技術・サービスの提供を通じて、快適でより豊かな社会づくりに貢献することを経営理念に掲げ、事業活動に取り組んできました。今後も、この取り組みを様々な社会課題の解決に繋がる活動であると位置づけ、持続可能な開発目標(SDGs)の達成により、サステナブルな社会の実現に貢献していきたいと考えています。 引き続き、経営理念・行動指針に基づき、持続的成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、2026年度に売上高200億円の達成を目指して取り組んでまいります。
事業等のリスク3,494字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因としては、以下のようなものがあります。なお、以下に記載しておりますリスクのほかに様々なリスクが存在しており、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではありません。当社グループは、各種リスク発生の可能性を把握した上で、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載する方法などにより、発生の回避および発生時に迅速・的確な対応に万全を尽くす所存であります。なお、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響については、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)市況変動に関するリスク ① 業界景気変動リスク 当社グループが主力の事業として展開する業界は、半導体業界、フラットパネルディスプレイ業界、写真業界、医薬品業界および環境関連業界であります。当社グループの関連業界は、需要動向に大きな影響を受け、技術革新が速くライフサイクルも短いものが多いため、市場状況やそれに連動した価格変動が生じた場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 為替変動による影響リスク 当社グループは、海外との取引につきましては、円建てでの決済を基本としておりますが、最近ではドル建てによる取引が増加傾向にあり、為替予約等によるリスクヘッジを実需の範囲内で適宜行っております。これによる当該リスクを完全に回避できる保証はなく、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 原材料の調達価格の急騰・高騰リスク 当社グループは、市況価格に影響を受ける原材料を使用して、製造、販売活動を行っております。想定を上回る原材料の調達価格の急騰、高騰により、日常の生産活動のなかでのコスト低減努力や製品価格の改定で原材料の調達価格の上昇分を吸収できない場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 株価下落リスク 当社グループは、市場性のある株式および市場性のない株式を保有しております。このうち、市場性のある株式については、大幅な株価下落が生じた場合に評価損が発生し、市場性のない株式については、発行会社の実質価額が著しく下落した場合に評価損が発生するため、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業活動に関するリスク ① 研究開発リスク 当社グループの研究開発は、技術革新のスピードの速さ、顧客ニーズの変化、また他社における画期的な技術の確立等、予期せぬ理由で十分な成果が得られない場合があり、その結果、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 原材料の調達リスク 当社グループは、原材料の調達先を複数確保するなどにより、安定的な原材料の調達に努めておりますが、原材料メーカーの事故、品質不良、倒産、公的規制、地震、津波、その他の自然災害およびその他要因による供給停止等により、当社グループ製品の生産活動に支障をきたす場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 生産活動リスク 当社グループの生産拠点において、事故や災害による損害防止のため、日常において設備の点検や各種安全活動等を行っております。しかし、これらの活動等にもかかわらず、自然災害、不測の事故、感染症の蔓延などの影響を完全に防止することは出来ません。これらの災害などが発生し、当社グループの業務や地域社会に大きな影響を及ぼした場合、社会的信用の失墜、補償などの費用の発生、生産活動停止に伴う機会損失等により、経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 これらの災害などについては、事業継続計画(BCP)によりバックアップ体制の確保や、損害保険を付すなどの対応をしておりますが、当該リスクを完全に回避できる保証はありません。 ④ 人材の確保および育成のリスク 当社グループの持続的な成長を実現するためには、有能な人材を確保・育成することは重要であると認識しております。労働者人口の減少、雇用情勢の変動や有能な社員など人材の流出が頻発する場合等により、人材確保や育成が計画通りに進捗しなかった場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 製品の品質リスク 当社グループは、品質保証の国際規格ISO9001に従って品質マネジメントシステムを確立し、各生産拠点の品質管理体制のもとで各製品を製造しておりますが、全ての製品について欠陥がなく、クレームが発生する可能性がないという保証はありません。製品の欠陥は、当社グループの評価に影響を与え、業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 環境リスク 当社グループは、環境改善の国際規格ISO14001に従って環境マネジメントシステムを確立し、排気、排水、有害物質の使用、廃棄物の処理、土壌汚染を規制する様々な環境に関する法的規制に対して環境改善活動を積極的に推進しております。当社グループは、これらに細心の注意を払い環境の保護と向上に努めておりますが、事業活動に関し環境責任を負うリスクを抱えております。また、近年においては、環境に関する規制が強化される傾向にあり、当社グループにおいては、これらの法規制等への対応のために費用や補償が生じ、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 情報システムリスク 当社グループは、さまざまな情報システムを使用して業務を遂行しており、適切にシステム管理体制の構築やセキュリティ対策を行っておりますが、停電、災害、不正アクセス等の要因により、情報システムの障害、事業に関する秘密情報および個人情報の漏洩、改ざん等の事態が起こる可能性があります。これらの対応のために費用や補償が生じ、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制および訴訟等に関するリスク ① 公的規制リスク 当社グループの事業は、投資等の許認可、輸出入に関する制限や規制、化学物質に関する制限や規制等さまざまな公的規制の適用を受けます。さらに今後規制が強化されたり、大幅な変更がなされることが考えられ、その場合、当社グループの活動が制限されたり、規制遵守のためのコストが発生する可能性も否定できません。これらの規制は、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 訴訟リスク 当社グループは、取引先や第三者との間で紛争が生じ、訴訟・その他法的手続きにつながるリスクがあります。これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 知的財産リスク 当社グループは、他社と差別化できる技術とノウハウを蓄積し、事業の競争力を強化してきました。知的財産については、厳正な管理を行っているものの、予期せぬ事態により外部に流し、第三者が当社グループの知的財産権を使用して類似製品を製造・販売することを効果的に防止できない可能性があります。さらに、他社の知的財産権を十分に調査した上で事業活動を行っておりますが、他社から知的財産権への抵触を訴えられた場合には、当グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)その他のリスク ① 関係会社への投資リスク 当社は、経営資源を有効活用し、収益基盤の多様化を進めるため複数の関係会社を有しております。これらの関係会社は、今後の事業展開によって投資額が膨らむ可能性があります。また、経済環境の変化によっては、期待した成果が得られる保証はなく、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、連結財務諸表において各関係会社の経営成績は反映されておりますが、関係会社各社の業績状況によっては、個別財務諸表において関係会社株式の評価損が発生する可能性があります。 ② 固定資産の減損リスク 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しており、所有する固定資産の収益性の低下や価格の下落等により、減損損失が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,037字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態および経営成績の状況 イ.財政状態 当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末比44億66百万円増の287億97百万円となりました。 負債合計は前連結会計年度末比29億63百万円増の124億38百万円となりました。 純資産は前連結会計年度末比15億3百万円増の163億58百万円となりました。 ロ.経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、物価高の影響がみられるものの、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加により景気は緩やかな回復基調で推移しております。一方で、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、米国の通商政策や対中関係の悪化に加え、中東地域における情勢の不確実性など地政学的リスクの高まりによるエネルギー価格や金融資本市場への影響があり先行き不透明な状況が続いております。 当社グループの化成品事業に関連する半導体材料は、需要の拡大により販売が増加いたしました。ディスプレイ材料は全体としては、販売が減少しておりますが、有機EL関連材料の需要に回復が見られました。 写真材料では、インスタント写真向け材料の販売が好調に推移いたしました。印刷材料は、新規受託製品の販売が開始となり、販売が増加いたしました。 医薬品業界では、当社が販売する医薬中間体は在庫調整により低調に推移いたしました。 環境関連事業においては、産業廃棄物処理分野では、中東情勢の影響等により国内製造業からの産業廃棄物の発生量の増加は期待できない一方で、当社が得意とする分野での受託活動を積極的に推進してまいります。化学品リサイクル分野では、電子部品関連以外での需要が徐々に増加しており、今後も医療・食品等他分野への積極的な営業活動に努めてまいります。また、企業のグリーン調達、CSR調達の意識の高まりに加え、中東情勢による原材料等の調達難に伴いリユース、リサイクルへの関心は、引き続き高くなってきております。 このような環境のもとで当社グループは、2025年3月期をスタートとする3ヵ年の中期経営計画を策定し、その目標達成に向けて各種施策に取り組んでおります。 特に、先端の半導体用感光性材料やディスプレイ周辺材料などの電子材料、印刷用色材などの機能性材料、医薬中間体などのヘルスケア用途向け材料、太陽電池材料や環境分野向け材料分野での新製品・新技術開発、廃棄物処理、リサイクルの技術開発などに積極的に取り組むと同時に、生産能力の増強に向けた設備投資、持続的な成長と最適な組織運営を図るための社員採用など、成長投資にも積極的に取り組みました。 その結果、当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比4.5%増の194億76百万円となりました。経常利益は、前連結会計年度比9.1%増の8億94百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比3.5%減の7億91百万円となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。 化成品事業 当事業の売上高は、前連結会計年度比4.0%増の177億42百万円となりました。 ⅰ)電子材料 半導体用感光性材料は、販売数量、売上高ともに増加いたしました。ディスプレイ用材料は、販売数量、売上高ともに減少いたしました。 この結果、電子材料の売上高は、前連結会計年度比6.9%増の120億42百万円となりました。 ⅱ)イメージング材料 フィルム用材料は、販売数量は減少しましたが、製品構成により売上高は増加いたしました。写真材料は、販売数量は減少しましたが、製品構成により売上高は増加いたしました。印刷材料は、販売数量、売上高ともに増加いたしました。 この結果、イメージング材料の売上高は、前連結会計年度比12.2%増の50億92百万円となりました。 ⅲ)医薬中間体 医薬中間体は、販売数量、売上高ともに減少いたしました。 この結果、医薬中間体の売上高は、前連結会計年度比76.6%減の2億3百万円となりました。 ⅳ)その他化成品 その他化成品は、販売数量は減少しましたが、製品構成により売上高は増加いたしました。 この結果、その他化成品の売上高は、前連結会計年度比6.5%増の4億3百万円となりました。 環境関連事業 当事業の売上高は、前連結会計年度比8.9%増の17億34百万円となりました。 ⅰ)産業廃棄物処理分野 岸和田工場の中間処理が、受託数量、売上高ともに増加いたしました。 この結果、産業廃棄物処理分野の売上高は、前連結会計年度比12.6%増の11億54百万円となりました。 ⅱ)化学品リサイクル分野 無機化合物のリサイクルは、出荷数量、売上高ともに減少いたしました。有機溶剤のリサイクルは、製品構成により、出荷数量は減少しましたが、売上高は増加いたしました。 この結果、化学品リサイクル分野の売上高は、前連結会計年度比2.2%増の5億79百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ20億78百万円増加し、当連結会計年度末には48億54百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果増加した資金は、25億85百万円(前連結会計年度は27億46百万円の増加)となりました。これは主に減価償却費13億28百万円、税金等調整前当期純利益10億13百万円、売上債権の減少7億70百万円、仕入債務の増加6億37百万円、棚卸資産の増加6億77百万円、法人税等の支払額2億97百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果減少した資金は、18億39百万円(前連結会計年度は11億94百万円の減少)となりました。これは主に関係会社株式の取得による支出11億85百万円、有形固定資産の取得による支出8億31百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果増加した資金は、13億32百万円(前連結会計年度は10億29百万円の減少)となりました。これは主に長期借入れによる収入31億円、長期借入金の返済による支出13億80百万円によるものであります。 ③ 生産、受注および販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (百万円)   前年同期比(%) 化成品事業   17,246   103.9 環境関連事業   1,781   109.3 合 計   19,028   104.4 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は販売価格によっております。 ロ.仕入実績 当連結会計年度の製品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (百万円)   前年同期比(%) 化成品事業   564   92.5 環境関連事業   20   133.5 合 計   585   93.5 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は仕入価格によっております。 ハ.受注実績 受注生産は行っておりません。 ニ.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (百万円)   前年同期比(%) 化成品事業   17,742   104.0 環境関連事業   1,734   108.9 合 計   19,476   104.5 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績およびそれぞれの総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 2024年4月~2025年3月   2025年4月~2026年3月 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 富士フイルム㈱   3,678   19.7   4,220   21.7 三木産業㈱   4,608   24.7   4,142   21.3 住友化学㈱   3,170   17.0   4,104   21.1 東京応化工業㈱   1,410   7.6   1,722   8.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 当社グループは、過去の実績や取引の状況に照らして、合理的と考えられる見積りおよび判断を行い、その結果を資産、負債の帳簿価額および収益、費用の金額に反映して連結財務諸表を作成しております。なお、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 イ.財政状態の分析 (総資産) 当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末比44億66百万円増の287億97百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末比20億40百万円増の155億70百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加20億78百万円であります。 固定資産は前連結会計年度末比24億26百万円増の132億26百万円となりました。主な要因は、投資有価証券の増加17億76百万円、建設仮勘定の増加10億47百万円であります。 (負債合計) 負債合計は前連結会計年度末比29億63百万円増の124億38百万円となりました。主な要因は、長期借入金(1年内返済予定を含む)の増加17億20百万円、未払金の増加11億20百万円であります。 (純資産) 純資産は前連結会計年度末比15億3百万円増の163億58百万円となりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金の増加6億97百万円、利益剰余金の増加6億73百万円であります。 これにより自己資本比率は56.8%となりました。 ロ.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比4.5%増の194億76百万円となりました。セグメント別の売上高については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況 ロ.経営成績」に記載のとおりであります。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度比7.0%増の22億18百万円となりました。売上総利益率は前連結会計年度比0.3ポイント上昇し、11.4%となりました。これは化成品事業において、加工費比率が下降したことによります。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度比2.9%増の8億72百万円となりました。営業利益率は前連結会計年度と同じく4.5%となりました。販売費及び一般管理費は、前連結会計年度比9.8%増の13億45百万円となり、販管費比率は前連結会計年度比0.3ポイント上昇し、6.9%となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度比9.1%増の8億94百万円となりました。これは持分法による投資利益の増加と為替差損の減少によるものであります。 ハ.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高経常利益率を採用しております。これを重要な指標として認識し、目標の達成に努めております。 なお、中期経営計画(2024年4月~2027年3月)の2年目である2025年度の達成・進捗状況は以下のとおりです。 売上高は計画比23百万円減(0.1%減)となりました。これは、化成品事業における医薬中間体の需要の減少によるものです。経常利益は、計画比24百万円増の894百万円となりました。 2025年度(計画)   2025年度(実績)   2025年度(計画比) 売上高   19,500百万円   19,476百万円   23百万円減 (0.1%減) 経常利益   870百万円   894百万円   24百万円増 (2.8%増) 経常利益率   4.5%   4.6%    0.1ポイント増 ニ.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ホ.資本の財源および資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用、人件費のほか、その他の製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 資本政策と株主配当方針、成長投資の方針については、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 なお、当連結会計年度末における借入金およびリース債務を含む有利子負債の残高は69億19百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は48億54百万円となっております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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