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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

日本曹達

Nippon Soda Co.,Ltd.4041 · Prime · 化学

化学品と農業資材、商社・エンジニアリング・廃棄物処理まで手掛ける化学メーカー。

概要

日本曹達株式会社は、1920年創業の総合化学メーカーである。苛性ソーダや塩素誘導品などの基礎化学品から、ウレタン原料、電子材料、農薬、医薬品原薬に至るまで幅広い化学品を手がける。連結従業員は2,407人、2026年3月期の連結売上高は1,521億円。東京証券取引所プライム市場に上場し、国内5工場と海外子会社を通じてグローバルに事業を展開する。

5つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ

日本曹達グループは、ケミカルマテリアル、アグリビジネス、トレーディング&ロジスティクス、エンジニアリング、エコソリューションの5セグメントで事業を構成する。ケミカルマテリアルは工業薬品(苛性ソーダ・塩素)、化成品(ポリウレタン原料・界面活性剤)、機能材料(電子材料・樹脂添加剤)、エコケア製品(水処理薬品)、医薬品・工業用殺菌剤を扱う。アグリビジネスは殺菌剤・殺虫剤・除草剤などの農薬を製造・販売する。トレーディング&ロジスティクスは日曹商事による化学品の国内販売・輸出入と三和倉庫による運輸・倉庫業務、エンジニアリングはプラント建設・土木工事、エコソリューションは産業廃棄物処理をそれぞれ担当する。2026年3月期の売上高構成はアグリビジネスが525億円(構成比35%)、トレーディング&ロジスティクスが438億円(29%)、ケミカルマテリアルが374億円(25%)と続く。

収益構造:アグリビジネスが営業利益の3割強を占める

2026年3月期の連結営業利益は150億円。セグメント別ではケミカルマテリアルが57億円(営業利益率15.3%)、アグリビジネスが55億円(同10.5%)、トレーディング&ロジスティクスが23億円(同5.2%)、エンジニアリングが11億円(同13.4%)、エコソリューションが5億円(同5.4%)である。アグリビジネスは売上高で最大だが営業利益率は中程度で、ケミカルマテリアルは高収益分野の機能材料が利益を牽引する。エンジニアリングは受注が大きいが売上高の変動が激しく、2026年3月期は前年比35%減の85億円となった。エコソリューションは売上高は小さいが増益が続く。純利益は183億円で、持分法投資利益などの営業外収益も寄与している。

グローバル拠点:北米・欧州・南米に販売子会社

日本曹達は国内に二本木工場(新潟県上越市)、高岡工場(富山県高岡市)、千葉工場(千葉県市原市)、水島工場(岡山県倉敷市、2026年閉鎖予定)の4工場を持つ。海外ではNISSO AMERICA INC.(米国、1986年設立)とNISSO CHEMICAL EUROPE GmbH(ドイツ、1992年設立)が販売・マーケティング拠点として機能する。また、ブラジルのIHARABRAS S/A. INDUSTRIAS QUIMICASは持分法適用関連会社で、農薬分野での協業関係にある。かつてはフランスのAlkaline S.A.S.を連結子会社としていたが、2023年3月に全株式を譲渡した。グループ全体で子会社29社、関連会社7社(2026年3月31日現在)で構成される。

業界の中での役割は総合化学メーカー(ケミカル・アグリ・サービス)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,521億円
営業利益
150億円
営業利益率
9.9%
純利益
183億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
アグリ ビジネス525億円34.5%55億円10.5%
トレーディング&ロジスティクス438億円28.8%23億円5.3%
ケミカル マテリアル374億円24.6%57億円15.2%
エコソリューション99億円6.5%5億円5.1%
エンジニアリング85億円5.6%11億円12.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ケミカルマテリアル主力

工業薬品(苛性ソーダ等)、化成品(ウレタン原料等)、機能材料(電子材料、樹脂添加剤等)、エコケア製品(水処理薬品等)、医薬品・工業用殺菌剤の製造・販売。

主な製品・サービス5
工業薬品
苛性ソーダ、塩素等の基礎化学品。
化成品
ポリウレタン原料、界面活性剤等。
機能材料
電子材料、樹脂添加剤、記録材料等の高機能化学品。
エコケア製品
水処理薬品、殺菌剤等の環境関連薬品。
医薬品・工業用殺菌剤
人用医薬品原薬・中間体、工業用殺菌剤。

02アグリビジネス主力

殺菌剤、殺虫剤・殺ダニ剤、除草剤等の農薬の製造・販売。国内外で販売網を持つ。

主な製品・サービス3
殺菌剤
植物の病気を防除する農薬。
殺虫剤・殺ダニ剤
害虫・ダニを防除する農薬。
除草剤
雑草を防除する農薬。

03トレーディング&ロジスティクス準主力

化学品・機能製品・合成樹脂等の国内販売・輸出入(日曹商事)および運輸・倉庫業務(三和倉庫)。

04エンジニアリング副次

プラント建設・土木工事の請負(日曹エンジニアリング、日曹建設)。

05エコソリューション副次

各種産業廃棄物の処理(日曹金属化学)。

製品と技術

苛性ソーダと塩素に始まる基礎化学品の一大ライン

日本曹達の創業事業であり、現在もケミカルマテリアルの中核をなすのが工業薬品である。主力製品は苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)と塩素。苛性ソーダはパルプ・紙、アルミニウム、化学繊維、水処理など幅広い産業で使われる基礎化学品である。塩素は塩化ビニルや塩素系漂白剤、水処理薬品の原料となる。二本木工場と高岡工場で生産され、2026年3月期の工業薬品売上高はケミカルマテリアル全体374億円の一部を構成する。同社はソーダ工業の一貫メーカーとして長年の操業実績を持ち、安定的な収益源となっている。

ポリウレタン原料と機能材料:高付加価値分野への展開

化成品部門ではポリウレタン原料(ポリオール、イソシアネート)や界面活性剤を生産する。ポリウレタンは自動車シート、断熱材、塗料などに使われ、自動車・建築需要に連動する。機能材料部門では、半導体向け電子材料(フォトレジスト用樹脂、高純度薬品)、樹脂添加剤、記録材料など高機能化学品を手がける。これらの製品は研究開発型で利益率が高く、ニッソーファイン株式会社が一部の製造を担う。電子材料は半導体製造工程で不可欠な素材であり、先端プロセス向けの開発が進められている。

農薬事業:殺菌剤を中心としたグローバルな製品群

アグリビジネスでは殺菌剤、殺虫剤・殺ダニ剤、除草剤の3カテゴリーの農薬を扱う。殺菌剤は植物の病害を防除する製品で、特にベンゾイミダゾール系やSDHI系などに強みを持つ。2018年9月にはゾエティス・ジャパンからプラントヘルス事業を譲り受け、非農薬分野の生物農薬もラインアップに加えた。国内販売は㈱ニッソーグリーンが、海外はNISSO AMERICAやNISSO CHEMICAL EUROPE、IHARABRAS(ブラジル)が担当する。2026年3月期のアグリビジネス売上高は525億円で全セグメント中最大。海外売上比率も高く、北米・欧州・南米での販売が収益を支える。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

化成品・電子材料、機能性化学に強み

日本曹達は化成品、機能性化学品、電子材料などを手掛ける化学メーカー。同業の東洋紡やクラレが繊維や樹脂分野に強いのに対し、日本曹達はカセイソーダやクロロプレンゴムなどでニッチなポジションを確立。売上高は2024年3月期1544億円から2025年3月期1552億円と微増、2026年3月期1521億円とほぼ横ばい。営業利益率は10.37%から9.86%へやや低下するが、安定した収益を維持。電子材料など成長分野への投資が鍵。

強み

  • クロロプレンゴムで世界有数のシェアを持ち、自動車部品などに供給。
  • 電解法によるカセイソーダ生産でコスト競争力があり、安定収益源。
  • 電子材料や農薬中間体など、高付加価値品の開発に強み。
  • 基礎化学品の安定需要と機能品の成長により、収益が比較的安定。

課題

  • 原料の塩やナフサなど価格変動の影響を受けやすく、収益を圧迫。
  • 電子材料など成長分野でのシェア拡大に向け、研究開発投資が必要。
  • 化学プロセスにおける環境負荷低減や脱炭素への取り組みが必須。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

石油化学の時価総額近傍。太字が日本曹達

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15021コスモエネルギーホールディングス7,041億円9.4倍
23405クラレ5,747億円69.0倍
33401帝人3,497億円
44046大阪ソーダ2,784億円16.8倍
54023クレハ2,312億円
64041日本曹達2,209億円11.9倍
74045東亞合成2,023億円15.4倍
84471三洋化成工業1,506億円9.1倍
94189KHネオケム1,263億円13.0倍
103708特種東海製紙839億円17.3倍
117942JSP807億円12.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(石油化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

カセイソーダ製造から出発した1920年の創業

日本曹達株式会社は1920年2月、カセイソーダと晒粉の製造を事業目的として設立された。同年、新潟県上越市に二本木工場を建設し操業を開始した。当時、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は化学工業の基本原料であり、国内需要の高まりを受けての創業であった。1934年9月には富山県高岡市に高岡工場を新設し、生産能力を拡大した。創業から約15年で2工場体制となり、基礎化学品メーカーとしての基盤を固めた。

戦後復興期の事業基盤拡充と上場

第二次世界大戦後、日本曹達は事業再建に着手した。1949年5月に東京証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。1950年5月には三和倉庫株式会社を設立し、物流機能をグループ内に取り込んだ。1954年7月には郡山化成株式会社(後のニッソーファイン株式会社)を設立し、化成品分野への多角化を開始した。1959年11月には生物研究所(現リサーチ&イノベーションセンター)を神奈川県大磯町に開設し、研究開発体制を整備した。これらの投資は、戦後の化学工業の復興と高度成長期の需要拡大に対応するものであった。

新工場建設とファインケミカルシフトの1960~70年代

1960年代から70年代にかけて、日本曹達は生産拠点と事業領域の拡大を加速した。1969年4月に日曹化成株式会社を設立し(後に千葉工場)、1971年には茨城化成株式会社を設立した。1969年8月には水島製造所(後に水島工場)を岡山県倉敷市で操業開始した。1974年6月にはファインケミカル研究所(現リサーチ&イノベーションセンター)を開設し、高付加価値製品の開発に注力した。1975年10月には新富士化成薬株式会社を設立し、医薬品・工業用殺菌剤分野に進出した。これにより、基礎化学品主体からファインケミカルへと事業構成が変化していった。

海外展開と事業再編の1980~90年代

1980年代に入り、日本曹達は本格的な海外展開を開始した。1986年3月にNISSO AMERICA INC.(米国)、1992年7月にはNISSO CHEMICAL EUROPE GmbH(ドイツ)を相次いで設立し、北米・欧州での販売網を構築した。1983年8月には日曹金属化学株式会社を設立し、産業廃棄物処理事業(現エコソリューション)に参入した。1999年4月には株式会社ニッソーグリーンを設立し、アグリビジネスの販売機能を強化した。また、1999年4月には日曹化成株式会社を吸収合併し、千葉工場として一体化した。国内ではグループ再編を進め、海外では販売子会社を通じてグローバル化を推し進めた。

アグリビジネスの拡大とグループ再編の2000年代

2000年代、日本曹達はアグリビジネスの強化に注力した。2004年4月には大日本インキ化学工業(現DIC)からアグリケミカル事業を譲り受け、農薬製品ラインアップを拡充した。2007年4月には郡山化成が茨城化成を吸収合併し、日曹ファインケミカル株式会社(現ニッソーファイン株式会社)に商号変更した。2011年6月には日曹南海アグロ株式会社を設立し、農薬の製造子会社とした。2011年12月にはフランスのAlkaline S.A.S.を完全子会社化し、欧州でのエポキシ樹脂硬化剤事業を取得した。2015年8月には三和倉庫株式会社を株式交換により完全子会社化し、物流機能を強化した。

事業ポートフォリオの見直しと2020年代の構造改革

2020年代に入り、日本曹達は不採算事業の整理と選択と集中を進めた。2020年4月に上越日曹ケミカル株式会社を吸収合併し、経営資源を集約した。2021年8月には日曹ビーエーエスエフ・アグロ株式会社を清算し、合弁事業を整理した。2022年3月にはCertis Europe B.V.の持分比率低下に伴い持分法適用関連会社から除外した。2023年3月にはAlkaline S.A.S.の全株式をInternational Chemical Investors XVI S.A.に譲渡し、欧州事業を縮小した。2026年4月には水島工場の閉鎖を予定している。一方、中期経営計画「かがくで、かがやく。Stage Ⅲ」を公表し、2030年3月期に親会社株主帰属純利益200億円、ROE10%以上の目標を掲げている。

年表42件を開く

1920年代

  • 1920年2月創業カセイソーダ、晒粉製造を事業目的に日本曹達株式会社を設立 二本木工場(新潟県上越市)の操業開始

1930年代

  • 1934年9月高岡工場(富山県高岡市)の操業開始
  • 1939年12月日曹商事株式会社を設立(現・連結子会社)

1940年代

  • 1949年5月上場東京証券取引所に株式上場

1950年代

  • 1950年5月三和倉庫株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1954年7月創業郡山化成株式会社を設立(現・ニッソーファイン株式会社)
  • 1959年11月生物研究所(神奈川県大磯町)を開設(現・リサーチ&イノベーションセンター)

1960年代

  • 1965年3月創業京北加工株式会社を設立(1993年2月ニッソー樹脂株式会社に商号変更、現・ニッソーファイン株式会社)
  • 1967年11月株式会社日曹建設を設立(現・連結子会社)
  • 1969年4月創業日曹化成株式会社を設立(1999年4月に吸収合併し、日本曹達株式会社千葉工場(千葉県市原市)となる)
  • 1969年8月水島製造所(岡山県倉敷市、1972年10月に水島工場に改称)の操業開始

1970年代

  • 1971年3月創業茨城化成株式会社を設立(現・ニッソーファイン株式会社)
  • 1974年6月ファインケミカル研究所(神奈川県小田原市)を開設(現・リサーチ&イノベーションセンター)
  • 1975年10月新富士化成薬株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1978年5月日曹エンジニアリング株式会社を設立(現・連結子会社)

1980年代

  • 1981年12月上場三和倉庫株式会社、東京証券取引所市場第二部上場
  • 1983年8月日曹金属化学株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1984年4月機能製品研究所(千葉県市原市)を開設(現・リサーチ&イノベーションセンター)
  • 1984年9月M&A生物研究所、ファインケミカル研究所を統合し、小田原研究所(神奈川県小田原市)を開設(現・リサーチ&イノベーションセンター)
  • 1986年3月NISSO AMERICA INC.を設立(現・連結子会社)

1990年代

  • 1991年5月創業Novus International,Inc.を設立(現・持分法適用関連会社)
  • 1992年7月NISSO CHEMICAL EUROPE GmbHを設立(現・連結子会社)
  • 1995年10月創業日曹ビーエーエスエフ・アグロ株式会社を設立
  • 1999年4月株式会社ニッソーグリーンを設立(現・連結子会社)

2000年代

  • 2004年3月IHARABRAS S/A. INDUSTRIAS QUIMICASの株式を追加取得(現・持分法適用関連会社)
  • 2004年4月大日本インキ化学工業株式会社より同社のアグリケミカル事業を譲受け、当社アグリビジネス部門 で営業を開始
  • 2006年12月創業上越日曹ケミカル株式会社を設立
  • 2007年4月M&A郡山化成株式会社が茨城化成株式会社を吸収合併し、日曹ファインケミカル株式会社に商号変更(現・ニッソーファイン株式会社)

2010年代

  • 2011年6月日曹南海アグロ株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2011年12月Alkaline S.A.S.の全株式を取得
  • 2012年3月常熟力菱精細化工有限公司に出資
  • 2012年4月M&A日曹ファインケミカル株式会社がニッソー樹脂株式会社を吸収合併し、ニッソーファイン株式会社に商号変更(現・連結子会社)
  • 2015年8月M&A三和倉庫株式会社を株式交換により完全子会社化
  • 2017年1月Certis Europe B.V.の株式を追加取得
  • 2018年9月ゾエティス・ジャパン株式会社より同社のプラントヘルス事業を譲受け、当社アグリビジネス部門 で営業を開始
  • 2018年12月常熟力菱精細化工有限公司の全持分を上海群力化工有限公司に譲渡

2020年代

  • 2020年4月M&A上越日曹ケミカル株式会社を吸収合併
  • 2021年8月日曹ビーエーエスエフ・アグロ株式会社を清算
  • 2022年3月Certis Europe B.V.は当社持分比率が低下したため、持分法適用関連会社から除外
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年3月Alkaline S.A.S.の全株式をInternational Chemical Investors XVI S.A.に譲渡
  • 2026年4月水島工場を閉鎖

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2030年3月期まで200億円以上
  • ROS2030年3月期まで10%以上
  • ROA2030年3月期まで7%以上
  • ROE2030年3月期まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    高付加価値事業の拡大

    独自の特色ある技術を活用し、高付加価値製品の開発を進め、グローバルに化学事業を展開する技術指向型企業グループを目指す。

  2. 02

    資産効率性重視の構造改革と成長投資

    資産効率性を重視した構造改革と成長投資を実施し、企業価値を向上させる。

  3. 03

    新規事業の創出

    化学領域を中心とした商社・物流・エンジニアリングなどの事業展開を通じて、グループ全体の収益力向上と新規事業創出を推進する。

  4. 04

    高効率な事業構造への変革

    長期経営ビジョンおよび中期経営計画「かがくで、かがやく。Stage Ⅲ」に基づき、高効率な事業構造への変革を基本戦略とする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,407人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は949万円で、9期前と比べて+43.6%平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は20.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,684
2018年3月2,683
2019年3月66143.720.32,724
2020年3月67044.120.52,744
2021年3月70043.720.02,770
2022年3月72343.620.02,785
2023年3月75443.719.82,418
2024年3月88644.020.02,402
2025年3月90644.320.02,432662
2026年3月94944.620.22,407623

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率82.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)82.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 9 / 海外 4、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社その他(注)1(注)3235億円
ケミカルマテリアル アグリビジネス エコソリューション
二本木工場(新潟県上越市)(注)1187億円
ケミカルマテリアル アグリビジネス
本社等他9事業所8,937百万円
トレーディング&ロジスティクス
高岡工場(富山県高岡市)(注)18,713百万円
ケミカルマテリアル アグリビジネス
千葉工場(千葉県市原市)(注)18,690百万円
ケミカルマテリアル
磯原工場 — 茨城県北茨城市2,164百万円
ケミカルマテリアル アグリビジネス
麗水工場 — 大韓民国717百万円
アグリビジネス
水島工場(岡山県倉敷市)(注)2419百万円
ケミカルマテリアル
主な関係会社
  • 国内
    日曹商事㈱(注)2(注)4
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権8.6%
  • 国内
    三和倉庫㈱
    神奈川県横浜市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日曹金属化学㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日曹エンジニアリング㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱日曹建設
    新潟県上越市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新富士化成薬㈱
    群馬県高崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニッソーファイン㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニッソーグリーン
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NISSO AMERICA INC.
    米国 ニュージャージー州 ミドルセックス郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NISSO CHEMICAL EUROPE GmbH (注)2(注)5
    ドイツ連邦共和国 ノルトライン・ヴェストファーレン州 デュッセルドルフ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日曹南海アグロ㈱
    大韓民国 全羅南道麗水市
    議決権65.0%
  • 海外
    Novus International, Inc.
    米国 ミズーリ州 チェスターフィールド市 · 持分法適用会社
    議決権20.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • IHARABRAS S/A. INDUSTRIAS QUIMICASブラジル連邦共和国 サンパウロ州 ソロカバ市0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,521億円営業利益150億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.0%、利益が-6.8%。

売上高
-2.0%
1,521億円
営業利益
-6.8%
150億円
純利益
+22.0%
183億円
営業利益率
9.9%
前期比 -0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,522億円1,521億円
営業利益142億円150億円
純利益158億円183億円
1株あたり配当¥160¥160

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は342億円、営業利益は37億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−4.7%、営業利益は−22.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q48534
2024年1Q3594813.447
2024年2Q330175.228
2024年3Q365339.043
2024年4Q49048
2025年2Q6717110.663
2025年4Q8819010.287
2026年2Q6717110.668
2026年4Q850799.3115
2027年1Q3423710.833

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,276億円から1,521億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は9.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,2768353
2014年3月1,4069758
三和倉庫株式会社を株式交換により完全子会社化
2015年3月1,481149109
2016年3月1,427190143
2017年3月1,2869988
2018年3月1,4129264
2019年3月1,4578958
上越日曹ケミカル株式会社を吸収合併
2020年3月1,44710368
2021年3月1,39412774
2022年3月1,525165127
2023年3月1,728265167
2024年3月1,544233166
2025年3月1,55216119510.4150
2026年3月1,5211502309.9183

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,521億円のうち、営業利益として残るのは150億円9.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は183億円、売上の12.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.4%1,071億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.8%301億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.9%150億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.6pt
9.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.6pt
12.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.4pt
9.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが216億円、投資CFが−108億円で、差し引きのフリーCFは108億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は219億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月98−1082−10143
2014年3月113−118−19−5124
2015年3月96−46−2850149
2016年3月106−94−1312145
2017年3月412−79−146333331
2018年3月121−83−9538276
2019年3月117−153−75−36165
2020年3月124−104−1220172
2021年3月138−138170193
2022年3月145−116−4829179
2023年3月156−49−104107185
2024年3月57−9667−39222
2025年3月226−176−5450216
2026年3月216−108−113108219

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,073億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,061億円で、自己資本比率は66.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,9331,00293148.9
2014年3月2,0431,08296150.0
2015年3月2,2131,27294154.6
2016年3月2,2061,31589158.5
2017年3月2,1731,38179262.3
2018年3月2,1951,44874764.6
2019年3月2,1621,44971365.6
2020年3月2,1061,44466267.1
2021年3月2,2801,49278863.9
2022年3月2,4561,58387363.5
2023年3月2,5141,71080467.3
2024年3月2,9051,8951,01064.7
2025年3月2,8811,8811,00064.8
2026年3月3,0732,0611,01266.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
246億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,346億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
530億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,012億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中34位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中159位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.3%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.9%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.6%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.0%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,995で、1年前と比べて+20.6%過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。

¥3,995-2.1%1ヶ月+4.7%1年+20.6%時価総額2,209億円
過去52週の値幅
安値¥3,290高値¥4,200

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.9倍
PER (会社予想)13.6倍
PBR1.01倍
配当利回り4.01%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+6.1%上昇し、25日移動平均線(3697.4円)を上回って推移。52週高値4200円に接近し、高値圏での推移が続く。出来高は7月31日に177,800株と直近の平均(約12万株)を上回り、買い意欲が感じられる。ただし、RSIは70.5と過熱感があり、短期的な調整リスクも意識される。週足では上昇トレンドを維持しているが、高値圏での値動きには注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 11.5倍は業界平均17.7倍を下回り、PBR 1.01倍は平均1.36倍を下回る。ROE 9.3%は業界平均並み。配当利回り4.15%は業界平均2.78%を上回り、高水準。配当性向68.6%と高いが、利益安定により持続可能。割安で利回りも高いが、業績は横ばい傾向で成長力に欠ける。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.9倍17.8倍
PER (予想)13.6倍
PBR1.01倍1.41倍
ROE9.3%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市況の変動が業績に直結する。電子材料需要は中期的に成長が見込まれるが、短期的な市況悪化により横ばいが続く。強気派は、生成AI関連投資による半導体需要の回復と、同社の高いシェアによる収益拡大を期待する。弱気派は、市況の不透明感や、化学メーカーとしての景気感応度の高さを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要の回復期待

    生成AIの普及で半導体向けガスの需要は中期的に拡大が見込まれる。

  • 高い利益率

    営業利益率は10%超と化学品メーカーとしては高水準。

  • 株主還元

    配当利回り4.17%と高く、株主還元策が手厚い。

  • 純利益183億円と前期比22%増益予想2026年3月期影響

    売上高・営業利益は減益でも純利益は150→183億円へ増加しEPS改善

  • PERは11.4倍と低く割安評価継続影響

    時価総額2,121億円に対してPER11.4倍、ROE9.3%を考慮すると株価に上昇余地

  • 配当利回り4.17%と高水準の株主還元通年影響

    配当利回り4.17%は投資家の下支え期待につながる

  • 外国人保有比率26.22%と海外資金の選好継続影響

    外国人保有比率は26.22%と高く、グローバル投資家の需要が見込まれる

マイナスに働く材料7
  • 半導体市況の変動

    半導体サイクルの影響で売上高は減少傾向。

  • エネルギーコスト

    電力多消費型のソーダ事業で、電気代高騰が収益を圧迫する可能性。

  • 利益率の低下

    2026年3月期の営業利益率は9.86%と前期から低下見込み。

  • 売上高減が重荷で営業利益は150億円へ2026年3月期影響

    売上高も1552→1521億円へ減少し、営業利益は161億円から150億円に減益

  • 営業利益率9.86%と10%割れの収益性低下2026年3月期影響

    営業利益率は10.37%→9.86%に低下し、稼ぐ力の頭打ちが意識される

  • PBR1.00倍で純資産からの上値余地乏しい継続影響

    PBRは1.0038倍とほぼ1倍であり、ROE9.3%では大幅なバリュエーション拡大が見込みにくい

  • 1年で17%上昇後の高値警戒感不定影響

    株価は1年間で16.96%上昇しており、調整局面では売りが出やすい

次の決算で確かめる点
電子材料の売上高
半導体市況の動向を反映し、業績の変動要因となるため。
営業利益率
エネルギーコストや販売価格の変動による収益性変化を監視するため。
為替レート
円安が輸出競争力と収益に影響を与える海外売上比率の高い企業のため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり160で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは4.01%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥160
1株あたり
配当利回り
4.01%
いまの株価に対して
配当性向
68.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月305.8
2018年3月300.049.0
2019年3月18−40.045.4
2020年3月40122.2
2021年3月400.078.7
2022年3月90125.063.4
2023年3月12033.367.5
2024年3月1200.080.0
2025年3月14016.775.6
2026年3月16014.368.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥160

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,087人。区分でいちばん多いのは金融機関35.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.7%を占め、残る48.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関40.337.835.536.337.935.3
外国法人29.130.230.028.324.226.2
個人・その他14.013.815.918.119.318.9
事業法人15.716.316.215.016.016.4
証券会社0.91.82.42.32.53.2
自己株式3.73.13.04.12.92.9
外国人個人0.00.10.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.78
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.93
03日本曹達取引先持株会3.83
04三井物産株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.67
05株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.95
06農林中央金庫2.81
07THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.09
08DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.59
09東京海上日動火災保険株式会社1.58
10株式会社日本カストディ銀行(信託口4)1.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-23
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    2.95%
    +0.11pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+865%、1株純資産は14期で+515%。直近期のROEは9.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月356215.912.621.9
2014年3月386725.914.624.0
2015年3月3603,9749.99.738.4
2016年3月4644,14511.56.131.9
2017年3月2874,4856.610.75.8
2018年3月2114,6994.614.249.0
2019年3月1924,6984.115.245.4
2020年3月2244,7344.812.0
2021年3月1282,5835.113.778.7
2022年3月2272,7998.47.463.4
2023年3月2993,03510.37.767.5
2024年3月2993,4159.310.180.0
2025年3月2733,3918.010.775.6
2026年3月3373,8209.310.468.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

22名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は22名。2026/3期の役員報酬は総額271百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
阿賀英司取締役社長(代表取締役)63346
笹部理取締役 専務執行役員 経営企画部担当兼デジタル推進部担当兼人事部担当兼購買・物流本部担当63134
清水修取締役 常務執行役員 CSR推進統括兼総務部担当兼法務部担当兼経理部担当6273
瀬下敦寛取締役 上席執行役員 技術統括兼リスク管理部担当兼生産本部長兼貿易管理室長6226
渡瀬有子取締役678
明賀孝仁取締役7110
坂井辰史取締役67
堀信之取締役 監査等委員(常勤)6186
脇陽子取締役 監査等委員54
吉田波也人取締役 監査等委員66
大庭一夫上席執行役員
谷村保上席執行役員
残りの役員10名を開く
氏名役職年齢
三谷晃執行役員
大沢明美執行役員
山田裕一執行役員
加藤誠執行役員
関澤聡執行役員
沢田次郎執行役員
新穂崇利執行役員
伊藤國人執行役員
滝沢一誠執行役員
浦部明子53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)56996232318838
社外取締役5575711
取締役(社内)1262626

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,485字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社29社及び関連会社7社(2026年3月31日現在)により構成されており、ケミカルマテリアル、アグリビジネス、トレーディング&ロジスティクス、エンジニアリング及びエコソリューションにおいて、国内外での製品の製造・販売及びサービスの提供を主な事業としております。 当社グループが営んでいる主なセグメント毎の事業内容と、当社及び主要な関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。なお、事業区分については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [ケミカルマテリアル] (工業薬品) 工業薬品の製造、販売を当社が行っております。 (化成品) 化成品の製造、販売を当社が行っております。当社は、NISSO AMERICA INC.、NISSO CHEMICAL EUROPE GmbHに海外向け製品の一部を販売委託しております。 (機能材料) 機能材料の製造、販売を当社が行っております。当社は、ニッソーファイン㈱に製品の一部を製造委託しております。当社は、NISSO AMERICA INC.、NISSO CHEMICAL EUROPE GmbHに海外向け製品の一部を販売委託しております。 (エコケア製品) エコケア製品の製造、販売を当社が行っております。当社は、ニッソーファイン㈱に製品の一部を製造委託しております。 (医薬品・工業用殺菌剤) 医薬品・工業用殺菌剤の製造、販売を当社が行っております。当社は、新富士化成薬㈱に製品の一部を製造委託しております。当社は、NISSO AMERICA INC.、NISSO CHEMICAL EUROPE GmbHに海外向け製品の一部を販売委託しております。 [アグリビジネス] (殺菌剤、殺虫剤・殺ダニ剤、除草剤等) 殺菌剤、殺虫剤・殺ダニ剤、除草剤等の製造、販売を当社が行っております。当社は、新富士化成薬㈱、ニッソーファイン㈱に製品及び原料の一部を製造委託しております。また、当社は㈱ニッソーグリーンに製品の一部を販売委託しております。 海外では、NISSO AMERICA INC.、NISSO CHEMICAL EUROPE GmbHが製品の販売を行っており、当社は同社に海外向け製品の一部を販売委託しております。当社は、日曹南海アグロ㈱に対し製品の一部を製造委託しております。また、当社はIHARABRAS S/A. INDUSTRIAS QUIMICASに対し海外向け製品の一部を販売委託しております。 [トレーディング&ロジスティクス] 化学品、機能製品、合成樹脂、産業機器・装置、建設関連製品等の国内販売並びに輸出入を日曹商事㈱が行っております。当社及び関係会社の一部が、同社に製品の一部を販売委託するほか原料の一部を購入しております。 運輸・倉庫業務等を三和倉庫㈱が行っております。当社及び関係会社の一部が、同社に運輸・倉庫業務等を委託しております。 [エンジニアリング] プラント建設・土木工事関係は、日曹エンジニアリング㈱、㈱日曹建設が行っており、当社及び関係会社の一部が同社に建設・工事を委託しております。 [エコソリューション] 各種産業廃棄物処理を日曹金属化学㈱が行っております。当社及び関係会社の一部が、同社に各種産業廃棄物処理の一部を委託しております。 (事業系統図) 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題914字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社は、法律を遵守し健全で透明な企業経営を行うことを基本に、「化学」を通じ優れた製品を提供することにより社会の発展に貢献するとともに、お客様、株主・投資家、取引先、従業員及び地域社会等のステークホルダーからの期待と信頼に応え、また、環境に配慮した事業活動を行うことを経営理念としています。 この理念のもと、当社は独自の特色ある技術の活用により高付加価値製品の開発を進め、グローバルな視野で化学を中心に事業を展開する、技術指向型の企業グループを目指しています。 また、当社は化学領域を中心とした商社・物流・エンジニアリングなどの事業を展開し、グループとしての収益力向上を図ってまいります。 (2) 経営環境 経済活動は緩やかな回復基調にあるものの、中東情勢を含む地政学的リスクや金融資本市場の変動、及び主要国における通商政策の変更などにより、先行きは不透明な状況が続くと予想されます。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは、長期経営ビジョン(2021年3月期~2030年3月期)及び中期経営計画(2027年3月期~2030年3月期)の基本戦略である「高効率な事業構造への変革」に向けて、高付加価値事業の拡大と、資産効率性を重視した構造改革と成長投資により、企業価値を向上させるとともに、新規事業の創出を推進いたします。 中期経営計画につきましては、2026年5月14日に公表いたしました中期経営計画「かがくで、かがやく。Stage Ⅲ」(2026年度~2029年度)をご参照ください。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 中期経営計画(2027年3月期~2030年3月期)におきまして、2030年3月期の数値目標を、親会社株主に帰属する当期純利益200億円以上、ROS10%以上、ROA7%以上、ROE10%以上としています。
事業等のリスク3,220字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 1.市場に関するリスク (1)当社グループの事業の中には景気変動の影響を受ける製品・サービスがあるため、経済環境の変化により市況が大きく変動した場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2)アグリビジネスにおいては需要に季節性があるため、第4四半期会計期間に収益が増加する傾向があります。また、天候に左右されやすい傾向があるため、天候の変動により当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (3)当社グループはケミカルマテリアル・アグリビジネスを中心にグローバルな事業展開を行っており、両事業における海外売上比率は約56%となっています。各国・各地域における予期せぬ現地法規制の変更や、大規模な伝染病の流行、戦争・暴動・テロなどの地政学的リスクや偶発的要因、主要国における通商政策の変更などにより、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社ではグローバル拠点として現地法人を設置し、各国・各地域におけるリスク情報の収集並びにビジネス動向の分析を行っています。 2.為替変動リスク (1)当社グループはグローバルな事業展開を行っており、為替の変動は外国通貨建ての売上高や原材料の調達コストに影響を及ぼします。このため、為替予約などにより経営成績への影響の軽減を図っています。 (2)海外の連結子会社や持分法適用会社は連結財務諸表上の円換算額が為替相場に左右されるため、急激な為替の変動が当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 3.原材料調達に関するリスク 当社グループの製品で使用する原材料が確保できない場合、あるいは原材料価格が急激に変動した場合は、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。このため、調達先の分散化や多様化により、原材料の安定的な調達に努めるとともに、原材料価格の上昇に対しては、原価の低減や販売価格の改定などの施策を行うことにより経営成績への影響の軽減を図っています。 4.法的規制に関するリスク 当社グループは事業を営む国内外の法令を遵守した事業活動を行っていますが、環境問題に関する世界的な意識の高まりなどから、化学製品に対する規制は強化される傾向にあります。従って、将来において環境に関する規制が予想を超えて厳しくなり、新たに多額の投資が必要となった場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 5.研究開発に関するリスク 当社グループは新製品の開発に多くの経営資源を投入していますが、特にアグリビジネスにおける研究開発では、有効性や安全性の確認のための開発期間が長期にわたり、先行投資となる研究開発費・委託試験費が多額になるため、研究テーマが実用化されなかった場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 6.製品の品質保証に関するリスク 当社グループは化学品製造業として品質管理のレスポンシブル・ケア活動(自主的なリスク低減活動)に取り組み、特に「ISO9001」による管理改善に努めています。また、新製品の販売や品質改善時には、「ISO9001」に準じて事前に製造物責任(PL)のリスク評価を確実に実施することで、PL問題の未然防止を図っています。しかしながら、すべての製品について欠陥がなく、PL問題が発生しないという保証はありません。このため、PL保険に加入し万一の事故に備えていますが、品質面での予期せぬ重大な欠陥が発生した場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 7.事故・災害に関するリスク 当社グループは化学品製造業として製造に係るリスクを強く認識し、環境保全、労働安全衛生、保安防災、物流安全、化学品・製品安全などについてレスポンシブル・ケア活動に取り組み、生産設備や化学製品の保管貯蔵施設での事故の未然防止に努めています。しかしながら、不測の事故あるいは大規模な自然災害などの発生により、製造設備で人的・物的被害が生じた場合、あるいは工場周辺地域に被害が生じた場合、当社グループの社会的信用の低下や、事故災害への対策費用、及び生産活動停止による機会損失により、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 8.減損会計適用に関するリスク 当社グループの事業資産の価値が大幅に下落した場合、あるいは収益性の低下などにより投資額の回収が見込めなくなった場合、減損処理を行うことにより当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 9.退職給付債務に関するリスク 当社グループの従業員退職給付費用及び債務は、年金資産の運用収益率や割引率などの数理計算上の前提に基づいて算出されているため、市場環境の急変などにより実際の結果が前提条件と大幅に異なる場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 10.知的財産の侵害リスク 当社グループは保有する知的財産権を厳正に管理していますが、特定の国においては完全に保護されず、第三者による侵害を完全には防止できない可能性があり、その場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 11.情報セキュリティに関するリスク 当社グループは事業に関する機密情報などを有しています。情報管理体制には万全を期しておりますが、予期せぬ事態によりこれらの情報が社外に流失した場合、事業活動の停滞や信用の低下により、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。このため、当社グループでは情報管理に関する社内規程を制定し、従業員には教育によって管理意識や取り扱いルールの浸透を図るとともに、機密情報などを共有するステークホルダーとは秘密保持契約を締結し、情報管理体制の強化に努めています。 12. 人材確保に関するリスク 生産年齢人口の減少によって労働力が確保できない場合は、事業活動の停滞などにより、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。このため、デジタル化を推進し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するための戦略として「日本曹達DXビジョン」を策定し、生産プロセスの効率化と最適生産体制の構築、革新的なデータ活用による研究の効率化、及びデジタル技術の活用による業務効率化に取り組んでいます。また、人的資本経営ビジョン「社員もかがやく」を策定し、多様な価値観・強みを持つ社員一人ひとりが最大限に力を発揮できるように、ダイバーシティの推進や人材育成、働きがいと誇りを持てる職場づくりに取り組んでいます。 13. 人権に関するリスク 近年、企業活動における人権尊重の重要性が世界的に高まっております。人権の尊重は、持続可能なサプライチェーンの構築、顧客・投資家・取引先・従業員・地域社会などすべてのステークホルダーからの信頼確保、優秀な人材の確保などを通じ、当社グループの持続的な企業価値向上に資するものと考えています。一方、当社グループの事業活動またはサプライチェーン上において人権問題が発生した場合、ステークホルダーからの信頼喪失や社会的信用の低下などにより、当社グループの企業価値および業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは2026年3月に「日本曹達グループ人権方針」を制定し、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」をはじめとする国際的な規範に基づき、人権尊重の取り組みを通じて、バリューチェーン全体に関わる人々の安全・安心の確保に努めています。
経営成績の分析 (MD&A)7,776字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、経済活動の持ち直しの動きが見られたものの、海外景気の下振れ懸念や地政学的リスクの高まりなどにより、先行き不透明な状況が続きました。 このような状況のもと、当社グループにおきましては、長期経営ビジョン(2021年3月期〜2030年3月期)及び中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)を推進し、企業価値の向上に向けた諸施策に全力で取り組みました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ192億8百万円増加し、3,073億5百万円となりました。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ12億1千6百万円増加し、1,012億1千1百万円となりました。 また、純資産は前連結会計年度末に比べ179億9千1百万円増加し、2,060億9千4百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高1,520億9千1百万円(前年度比2.0%減)、営業利益149億7千万円(前年度比6.8%減)、経常利益229億9千万円(前年度比17.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益182億7千1百万円(前年度比21.7%増)となりました。 セグメントの経営成績は次のとおりであります。 ケミカルマテリアルは、売上高374億6百万円(前年度比2.6%増)、営業利益57億2千万円(前年度比5.8%減)となりました。 アグリビジネスは、売上高525億1百万円(前年度比2.0%減)、営業利益54億8千5百万円(前年度比7.2%増)となりました。 トレーディング&ロジスティクスは、売上高438億7百万円(前年度比2.3%増)、営業利益22億7千万円(前年度比6.1%減)となりました。 エンジニアリングは、売上高85億1千7百万円(前年度比35.2%減)、営業利益11億4千1百万円(前年度比51.8%減)となりました。 エコソリューションは、売上高98億5千9百万円(前年度比7.0%増)、営業利益5億2千8百万円(前年度比432.7%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は2億7千2百万円増加し、219億7百万円となりました。その主な内訳は、税金等調整前当期純利益247億3千2百万円(非キャッシュ項目である持分法による投資利益60億5千5百万円を含む)に加え、減価償却費81億4千8百万円などがあった一方、配当金の支払額81億9千3百万円、仕入債務の減少77億7千6百万円、自己株式の取得による支出50億9百万円、法人税等の支払額36億7千3百万円などがあったことによるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) ケミカルマテリアル(百万円)   37,560   98.5 アグリビジネス(百万円)   39,896   105.6 エコソリューション(百万円)   8,590   105.7 合計(百万円)   86,047   102.4 (注)金額は平均売上実績単価により算出しており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.製品・商品仕入実績 当連結会計年度の製品・商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) ケミカルマテリアル(百万円)   7,017   94.7 アグリビジネス(百万円)   4,563   86.2 トレーディング&ロジスティクス(百万円)   25,485   94.9 エコソリューション(百万円)   1,714   92.0 合計(百万円)   38,780   93.6 (注)セグメント間の取引については相殺消去しています。 c.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) エンジニアリング   18,463   295.7   16,970   241.2 (注)セグメント間の内部振替後の数値によっております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) ケミカルマテリアル(百万円)   37,406   2.6 アグリビジネス(百万円)   52,501   △2.0 トレーディング&ロジスティクス(百万円)   43,807   2.3 エンジニアリング(百万円)   8,517   △35.2 エコソリューション(百万円)   9,859   7.0 合計(百万円)   152,091   △2.0 (注)セグメント間の取引については相殺消去しています。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されています。連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣はこの判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っています。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。また、当社グループは、特に次の重要な会計方針が、連結財務諸表の作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 a.固定資産の減損処理 当社グループは主として独立してキャッシュ・フローを生み出す製品グループとして、工場別営業部門別に資産のグルーピングを行っています。また、一部の連結子会社については独立した事業ごとに資産のグルーピングを行っております。収益性の低下などにより、投資額の回収が見込めなくなった固定資産については、帳簿価額を回収可能価額まで減額しています。回収可能価額は正味売却価額と使用価値のいずれか高い方の金額となりますが、正味売却価額につきましては不動産鑑定評価額等を基礎として合理的に算定された価格とし、使用価値につきましては将来キャッシュ・フローに基づき算定しております。 なお、当連結会計年度において減損損失1億2千3百万円を計上しております。詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結損益計算書関係) ※10 減損損失」に記載のとおりであります。 b.退職給付費用及び債務 当社グループ従業員の退職給付費用及び債務は、簡便法を採用している一部の連結子会社を除き、割引率・将来の昇給率・退職率・死亡率及び年金資産の収益率等の前提条件を決定のうえ、数理計算結果に基づき算定しています。退職給付債務等の前提条件のうち、割引率については長期国債の期末における利回りに基づき決定しています。 なお、実際の結果が前提条件と異なる場合や、将来前提条件が変更された場合には、その影響額は数理計算上の差異として累積され、従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により処理することとしています。 c.繰延税金資産の回収可能性 当社グループは繰延税金資産の計上について、将来の課税所得計画を慎重に見積り、回収可能性が高いと考えられる金額へ減額するために評価性引当額を計上しています。 繰延税金資産の全部または一部を将来回収できないと判断した場合は、当該判断を行った連結会計年度において繰延税金資産を取崩し費用として計上いたします。同様に、現時点で評価性引当額として繰延税金資産を計上していない部分について回収可能と判断した場合は繰延税金資産を計上し、当該判断を行った連結会計年度において利益を増加させることとなります。 d.環境対策引当金 当社グループは環境対策引当金の計上について、環境対策等に係る支出に備えるため、今後発生すると見込まれる金額を計上しています。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 (a)財政状態 当連結会計年度末の総資産は、受取手形、売掛金及び契約資産が59億6千3百万円減少したものの、持分法による投資利益の計上などにより投資有価証券が157億2百万円増加したことや、退職給付に係る資産が45億7千5百万円増加したことにより、前連結会計年度末に比べ192億8百万円増加し、3,073億5百万円となりました。 負債につきましては、支払手形及び買掛金が37億5千9百万円減少したものの、繰延税金負債が43億6百万円増加したことにより、前連結会計年度末に比べ12億1千6百万円増加し、1,012億1千1百万円となりました。 また、純資産は前連結会計年度末に比べ179億9千1百万円増加し、2,060億9千4百万円となりました。この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は66.6%となりました。 (b)経営成績 当連結会計年度は、ケミカルマテリアルやアグリビジネス、およびエコソリューションの販売が概ね堅調に推移したものの、エンジニアリングにおいて大口のプラント建設工事が減少したことなどにより、売上高は1,520億9千1百万円(前年度比2.0%減)、営業利益は149億7千万円(前年度比6.8%減)となりました。 経常利益は、持分法による投資利益が増加したことや、為替差益を計上したことなどにより、229億9千万円(前年度比17.7%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益を計上したことなどにより、182億7千1百万円(前年度比21.7%増)となりました。 (c)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営に重要な影響を与える要因には、市場動向、為替動向、原燃料価格の動向などがあります。 ケミカルマテリアルにおきましては、医薬品添加剤「NISSO HPC」や樹脂添加剤「NISSO-PB」、及びKrFフォトレジスト材料「VPポリマー」が堅調に推移するものと見込んでおります。 アグリビジネスにおきましては、引き続き南米向け販売でジェネリック農薬との厳しい競争が継続することが見込まれております。成長製品である殺菌剤「ピシロック」・「ミギワ」や殺ダニ剤「ダニオーテ」のさらなる拡販と利益率の向上に取り組みます。 当社グループでは、長期経営ビジョン(2021年3月期~2030年3月期)及び中期経営計画(2027年3月期~2030年3月期)の基本戦略である「高効率な事業構造への変革」に向けて、高付加価値事業の拡大と、資産効率性を重視した構造改革と成長投資により、企業価値を向上させるとともに、新規事業の創出を推進いたします。 当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす主要なリスクにつきましては、「3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性 (a)資金需要 資金需要の主なものは、設備資金、運転資金、借入金の返済及び利息の支払い並びに配当金及び法人税等の支払いであります。 (b)資金の源泉 主として営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金により対応しています。 なお、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行2行と総額45億円のコミットメントライン契約を締結しています。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、法律を遵守し健全で透明な企業経営を行うことを基本に、「化学」を通じ優れた製品を提供することにより社会の発展に貢献するとともに、お客様、株主・投資家、取引先、従業員及び地域社会等のステークホルダーからの期待と信頼に応え、また、環境に配慮した事業活動を行うことを経営理念としています。 この理念のもと、当社は独自の特色ある技術の活用により高付加価値製品の開発を進め、グローバルな視野で化学を中心に事業を展開する、技術指向型の企業グループを目指しています。 また、当社は化学領域を中心とした商社・物流・エンジニアリングなどの事業を展開し、グループとしての収益力向上を図ってまいります。 中期経営計画(2027年3月期~2030年3月期)におきましては、2030年3月期の数値目標を、親会社株主に帰属する当期純利益200億円以上、ROS10%以上、ROA7%以上、ROE10%以上としております。 当連結会計年度におきましては、親会社株主に帰属する当期純利益182億7千1百万円、ROE9.3%となりました。 引き続き目標達成に向け、企業価値の向上に向けた諸施策を全力で実行に移してまいります。 e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 [ケミカルマテリアル] 工業薬品やエコケア製品は減少したものの、医薬品・工業用殺菌剤や機能材料、及び化成品が増加しました。この結果、当連結会計年度の売上高は374億6百万円(前年度比2.6%増)、営業利益は57億2千万円(前年度比5.8%減)となりました。 工業薬品は、合成塩酸が増加したものの、青化ソーダ※やカセイソーダが減少したことにより、減収となりました。 化成品は、非フェノール系感熱紙用顕色剤が伸長したことにより、増収となりました。 機能材料は、樹脂添加剤「NISSO-PB」やKrFフォトレジスト材料「VPポリマー」が増加したことにより、増収となりました。 エコケア製品は、光触媒薬剤「ビストレイター」や水処理剤「日曹ハイクロン」※が減少したことなどにより、減収となりました。 医薬品・工業用殺菌剤は、医薬品添加剤「NISSO HPC」や医薬品原体が増加したことにより、増収となりました。 ※青化ソーダ及び水処理剤「日曹ハイクロン」は2026年3月期をもって、販売を終了しております。 [アグリビジネス] 南米向けの販売はジェネリック農薬との競争が激化したことにより減少したものの、欧州向けの販売は流通在庫が概ね適正水準に戻ったことにより需要が回復しました。 この結果、当連結会計年度の売上高は525億1百万円(前年度比2.0%減)、営業利益は54億8千5百万円(前年度比7.2%増)となりました。 殺菌剤は、「ミギワ」の輸出向けが増加したものの、「パンチョ」・「トップジンM」・「ピシロック」の輸出向けが減少したことなどにより、減収となりました。 殺虫剤・殺ダニ剤は、殺ダニ剤「ダニオーテ」の輸出向けが減少したものの、殺虫剤「モスピラン」の輸出向けが増加したことなどにより、増収となりました。 除草剤は「ナブ」が増加したものの、「コンクルード」が減少し、減収となりました。 [トレーディング&ロジスティクス] 有機薬品・樹脂原料などの販売が増加したものの、営業費用が増加したことにより、当連結会計年度の売上高は438億7百万円(前年度比2.3%増)、営業利益は22億7千万円(前年度比6.1%減)となりました。 [エンジニアリング] 大口のプラント建設工事の減少により、当連結会計年度の売上高は85億1千7百万円(前年度比35.2%減)、営業利益は11億4千1百万円(前年度比51.8%減)となりました。 [エコソリューション] 非鉄金属やリサイクル硫酸類の販売価格が上昇したことにより、当連結会計年度の売上高は98億5千9百万円(前年度比7.0%増)、営業利益は5億2千8百万円(前年度比432.7%増)となりました。 (3) 次期の見通し 今後の見通しにつきましては、経済活動は緩やかな回復基調にあるものの、中東情勢を含む地政学的リスクや金融資本市場の変動、及び主要国における通商政策の変更などにより、先行き不透明な状況が続くと予想されます。 このような経営環境の中でありますが、当社グループといたしましては、長期経営ビジョン(2021年3月期〜 2030年3月期)及び新中期経営計画(2027年3月期~2030年3月期)の達成に向け、企業価値の向上に向けた諸施策を全力で実行に移してまいります。 新中期経営計画につきましては、2026年5月14日に公表いたしました中期経営計画「かがくで、かがやく。Stage Ⅲ」(2026年度~2029年度)をご参照ください。 ケミカルマテリアルにおきましては、医薬品添加剤「NISSO HPC」や樹脂添加剤「NISSO-PB」、及びKrFフォトレジスト材料「VPポリマー」が堅調に推移するものと見込んでおります。 アグリビジネスにおきましては、引き続き南米向け販売でジェネリック農薬との厳しい競争が継続することが見込まれております。成長製品である殺菌剤「ピシロック」・「ミギワ」や殺ダニ剤「ダニオーテ」のさらなる拡販と利益率の向上に取り組みます。 次期連結会計年度の業績予想につきましては、売上高1,522億円、営業利益142億円、経常利益190億円、親会社株主に帰属する当期純利益158億円を予測しております。 また、為替レートは1ドル=150円、1ユーロ=175円を想定しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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