概要
大阪ソーダ(ダイソー)は、カセイソーダや塩素、エポキシ樹脂原料などの基礎化学品を主力とする総合化学メーカーである。1915年に創業し、電気分解技術を中核に水島・大阪の工場で生産を行う。2026年3月期の売上高は約1000億円、営業利益率は17.6%に達し、基礎化学品に加え機能化学品やヘルスケア事業も展開する。グループ全体で従業員1032名を擁し、国内外に販売網を持つ。
電気分解技術を核とした基礎化学品事業
大阪ソーダの基盤は、かせいソーダ(水酸化ナトリウム)を電解で製造する技術にある。同事業では、かせいソーダ、塩素、水素ガス、次亜塩素酸ソーダ、エピクロルヒドリンなどを生産し、化学工業全般に供給する。2026年3月期の基礎化学品セグメントの販売高は417億円で、全体の41.7%を占める。生産は主に岡山工場(水島)と大阪工場で行われ、自家消費も含めた生産高は532億円に上る。この事業は安定したキャッシュフローを生み出す一方、原料価格や需給変動の影響を受けやすい。
高収益を支える機能化学品とヘルスケア
機能化学品セグメントは、エピクロルヒドリンゴム、ダップ樹脂、省エネタイヤ用改質剤、電極などを手掛ける。これらの製品は自動車部品や電子部品向けで、2026年3月期の販売高は279億円。ヘルスケアセグメントは医薬品精製材料(高性能分離剤)や原薬・中間体、光学活性体を扱い、販売高は146億円。両セグメント合わせると全体の42.7%を占め、営業利益率は基礎化学品を上回る。特にヘルスケアは成長領域と位置づけられ、米国や欧州の子会社を通じてグローバルに展開する。
国内外に広がる事業基盤とグループ体制
大阪ソーダは連結子会社12社、非連結子会社2社、関連会社2社で構成される。中核子会社のダイソーケミカルは塗料原料や電子材料の商社機能を持ち、上海・台湾・タイに現地法人を置く。DAISO Fine Chem USAとDAISO Fine Chem GmbHは医薬品精製材料の製造販売を担う。サンヨーファインは医薬品原薬・中間体を製造し、三耀精細化工品銷售(北京)は分析機器を販売する。物流子会社のDSロジスティクスや資源リサイクル事業のジェイ・エム・アールもグループを支える。
業界の中での役割は基礎化学品・機能化学品・ヘルスケア製品の総合化学メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 基礎化学品 | 417億円 | 41.8% | 62億円 | 14.9% |
| 機能化学品 | 279億円 | 28.0% | 46億円 | 16.5% |
| 商社部門ほか | 156億円 | 15.6% | 9億円 | 5.8% |
| ヘルスケア | 146億円 | 14.6% | 72億円 | 49.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01基礎化学品主力
電解事業で製造するかせいソーダ、塩素、水素等の基礎化学品を、自社およびダイソーケミカルを通じて広く産業向けに供給。化学工業を支える基幹原料を安定供給している。
- かせいソーダ
- 電解により製造される強アルカリ性の液体。各種化学製品の原料やpH調整に広く使用される。
- 塩酸
- かせいソーダ製造時に副生する塩素系基礎化学品。金属処理や食品添加物など産業用途に供給。
- 液化塩素
- 電解で発生する塩素ガスを液化したもの。水処理や漂白剤、樹脂原料に使用。
- 次亜塩素酸ソーダ
- 塩素系漂白剤・殺菌剤の主成分。水道水の殺菌や排水処理、衛生管理に広く使われる。
- エピクロルヒドリン
- アリルクロライドを原料とする有機塩素化合物。エポキシ樹脂、合成ゴム、紙力増強剤などの原料に用いられる。
02機能化学品主力
自社のクロル・アルカリ技術や有機合成技術を活かし、高機能化学品を製造・販売。樹脂材料、タイヤ用改質剤、電極材、レンズ材料等を多様な産業分野に供給している。
- エピクロルヒドリンゴム
- エピクロルヒドリンを主原料とする特殊ゴム。耐油性・耐熱性・耐オゾン性に優れ、自動車部品や工業用部品に使用。
- ダップ樹脂
- ジアリルフタレート樹脂。電気絶縁性・寸法安定性・耐熱性に優れ、コネクタや電子部品の成形材料として利用。
- 省エネタイヤ用改質剤
- ゴムの特性を改善し転がり抵抗を低減する添加剤。自動車の燃費向上に貢献する。
- 電極
- 主に子会社ダイソーエンジニアリングが製造する電解用電極。隔膜電解法や各種電解に使用され、耐久性と効率性が特徴。
03ヘルスケア準主力
医薬品精製材料(高性能分離剤)、医薬品原薬・中間体、光学活性体等を製造・販売。子会社を通じて北米・欧州にも販売網を持ち、クロマトグラフィー用分析機器も自社開発・製造する。
- 医薬品精製材料
- 光学分割や不純物除去に用いる高性能分離剤。医薬品の高純度化工程に不可欠な消耗品。
- 医薬品原薬・中間体
- 医薬品の有効成分やその合成中間体。子会社サンヨーファインが製造。
- 光学活性体
- キラル化合物の光学分割により製造される単一鏡像異性体。医薬品原料として需要が拡大。
- カラム・分析機器
- クロマトグラフィー用カラム及び分析装置。医薬品の純度・成分分析に使用される。子会社サンヨーファイン医理化テクノロジーが製造。
04商社部門・その他副次
ダイソーケミカルが塗料原料・接着剤原料・電子材料などを販売。グループ物流・資源リサイクル事業も手掛ける。
製品と技術
基幹技術:電解によるかせいソーダと塩素の製造
大阪ソーダの技術の芯は、食塩水を電気分解してかせいソーダ、塩素、水素を同時に生産するプロセスにある。この電解技術は1950年代から培われ、現在も水島工場と大阪工場で稼働する。かせいソーダは強アルカリ性で、アルミナ精製やパルプ・紙の製造、中和剤として広く使われる。副生する塩素は液化塩素や次亜塩素酸ソーダに加工され、水処理や漂白剤に供給。水素は燃料や化学原料として有効活用される。電解工程の効率化と安定生産が競争力の源泉である。
省エネタイヤ用改質剤とエピクロルヒドリンゴム
機能化学品分野では、エピクロルヒドリンを原料とする特殊ゴムが注目される。エピクロルヒドリンゴムは耐油性、耐熱性、耐オゾン性に優れ、自動車の燃料ホースやガスケットに使用される。また、省エネタイヤ用改質剤はゴムの転がり抵抗を低減し、自動車の燃費向上に寄与する。これらの製品は自社の電解から得られる塩素と有機合成技術を組み合わせて製造され、グローバルな自動車部品市場に供給されている。
医薬品精製材料:光学分割の高性能分離剤
ヘルスケア事業の主力製品は、医薬品の光学分割や不純物除去に用いる高性能分離剤である。キラル化合物の単一鏡像異性体を効率的に分離する技術は、医薬品原薬の高純度化に不可欠。DAISO Fine Chem USAが製造し、北米・欧州の製薬会社に販売される。同社はシリカゲル事業の買収を機に参入し、現在は世界トップシェアを維持。カラムや分析機器も自社開発しており、医薬品開発の川上から川下まで一貫したソリューションを提供する。
電子材料と新事業:全固体電池向け材料への挑戦
新中期経営計画では、電子材料分野への本格参入が掲げられている。特に全固体電池用高イオン伝導性材料は、次なるグローバルニッチトップ製品として位置づけられる。当社の電解技術や有機合成技術を応用し、2030年の事業化を目指す。また、VHH抗体の開発製造受託事業も強化中で、ライフサイエンス材料領域での成長を狙う。これらの取り組みは、ヘルスケアや機能化学品で培った独自技術の応用範囲を広げる試みである。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
国内シェア首位級、内需依存で堅調
大阪ソーダは化学業界において、独自の技術基盤を活かした高付加価値製品を強みとする。同業他社である東洋紡やクラレと比べると売上規模は小さいが、特定分野でのニッチトップ戦略により収益性は高い。近年は売上高を伸ばし、営業利益率も改善傾向にあり、2026年3月期には17.6%と高水準を見込む。国内市場に軸足を置き、海外展開は限定的ながら、安定した需要を取り込んでいる。一方で、競争激化や原材料価格の変動には注意が必要であり、製品ポートフォリオの多様化や海外市場への拡大が今後の課題となる。
強み
- 最新期の営業利益率17.6%と高く、収益性に優れる。
- 売上高が3期連続で増加し、堅調な成長を維持。
- 国内市場を中心に安定した需要を取り込んでいる。
- 特定分野に特化し、競争優位性を確保している。
課題
- 海外 sales 比率が低くグローバル成長機会を逃す恐れ。
- 原材料価格の高騰が利益率を圧迫する可能性。
- 同業他社との競争が激しく、シェア維持が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
石油化学の時価総額近傍。太字が大阪ソーダ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4042東ソー | 8,719億円 | 20.2倍 |
| 2 | 4182三菱瓦斯化学 | 8,139億円 | — |
| 3 | 5021コスモエネルギーホールディングス | 7,041億円 | 9.4倍 |
| 4 | 3405クラレ | 5,747億円 | 69.0倍 |
| 5 | 3401帝人 | 3,497億円 | — |
| 6 | 4046大阪ソーダ | 2,784億円 | 16.8倍 |
| 7 | 4023クレハ | 2,312億円 | — |
| 8 | 4041日本曹達 | 2,209億円 | 11.9倍 |
| 9 | 4045東亞合成 | 2,023億円 | 15.4倍 |
| 10 | 4471三洋化成工業 | 1,506億円 | 9.1倍 |
| 11 | 4189KHネオケム | 1,263億円 | 13.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(石油化学)に従っています。
会社の歴史
沿革 37件
かせいソーダ製造から始まった1915年の創業
1915年11月、資本金75万円で関西財界有志により大阪曹達株式会社として設立された。当初はかせいソーダの製造販売を目的とし、翌1916年11月には福岡県小倉に小倉工場を建設。1931年3月には兵庫県尼崎に尼崎工場を増設し、生産能力を拡大した。この時期、日本の化学工業の勃興期に乗り、基礎化学品の安定供給を担う存在へと成長した。
証券取引所上場と戦後の工場拡充
1949年5月に大阪証券取引所へ株式を上場し、同年10月には東京出張所(現東京支社)を開設。1952年9月には愛媛県松山に松山工場を建設し、1953年11月には東京証券取引所にも上場した。戦後復興期の需要増に対応するため、設備投資を積極化。1963年7月には松山工場の化成品部門を分離し大曹化成工業を設立、有機製品の生産に乗り出した。
有機化学への進出と水島工場の取得
1968年12月、旭化成との共同出資で岡山化成を設立し、岡山県倉敷市水島に工場を建設。1969年12月には大曹化成工業を吸収合併、1970年4月には大曹有機を設立して水島で有機製品生産を開始した。1975年6月には大曹有機を吸収合併し、これを水島工場とした。これによりエピクロルヒドリンなどの有機塩素化合物の製造体制を整え、基礎化学品から機能化学品へ事業領域を広げた。
社名変更と新本社建設、海外展開の開始
1988年12月、社名を大阪曹達株式会社からダイソー株式会社に変更。1990年12月にはドイツ・デュッセルドルフに事務所を開設し、欧州拠点を設置。2006年11月には大阪市に新本社ビルを建設した。同年4月には上海事務所開設とDAISO Fine Chem USAの設立を同時に行い、アジアと北米への本格進出を果たした。2008年1月にはDAISO Fine Chem GmbHをドイツに設立し、医薬品精製材料の販売網を構築した。
ヘルスケア事業の拡大と子会社化の加速
2006年5月、DAISO Fine Chem USAがシリカゲル事業を買収し医薬品精製材料分野に参入。2008年12月にはサンヨーファインを子会社化、2009年7月には自社のファインケミカル事業を譲渡。2010年9月には食品バイオ研究センターを取得し、同年12月にサンヨーファインに統合した。これにより医薬品原薬・中間体や分析機器の事業基盤を強化し、ヘルスケアセグメントを収益の柱に育て上げた。
岡山化成の完全子会社化と新たな成長戦略
2012年4月、岡山化成(現・当社岡山工場)を株式取得により完全子会社化。同年7月にはダイソーケミカルがタイに現地法人を設立、12月にはインペックスを子会社化して商社機能を拡充した。2014年12月にはINBプランニングを関連会社化。一連のM&Aによりグループ規模を拡大し、2026年3月期には営業利益176億円と過去最高を達成。中期経営計画では2030年度営業利益300億円を目標に掲げる。
年表37件を開く
1910年代
- 1915年11月創業かせいソーダの製造販売を目的として資本金75万円にて関西財界有志により設立、大阪市に本社を置く。
- 1916年11月現福岡県北九州市小倉北区に小倉工場を建設。
1930年代
- 1931年3月兵庫県尼崎市に尼崎工場を建設。
1940年代
- 1948年10月東京出張所(現 東京支社)を開設。
- 1949年5月上場大阪証券取引所に株式上場。
1950年代
- 1952年9月愛媛県松山市に松山工場を建設。
- 1953年11月上場東京証券取引所に株式上場。
- 1956年8月一般工業薬品の販売を目的として大曹商事株式会社を大阪市に設立(現 連結子会社)。
1960年代
- 1961年3月兵庫県尼崎市に研究所(現 研究センター)を開設。
- 1963年7月創業松山工場化成品部門を分離して大曹化成工業株式会社を設立し、有機製品生産開始。
- 1968年12月創業かせいソーダの生産を目的として岡山化成株式会社を旭化成工業株式会社(現 旭化成株式会社)と共同出資にて設立、岡山県倉敷市水島に工場を建設。
- 1969年12月M&A大曹化成工業株式会社を吸収合併。
1970年代
- 1970年4月創業大曹有機株式会社を設立、岡山県倉敷市水島に工場を建設し、有機製品生産開始。
- 1975年4月ダイソーエンジニアリング株式会社を大阪市に設立(現 連結子会社)。
- 1975年6月M&A大曹有機株式会社を吸収合併、当社の水島工場とする。
1980年代
- 1987年1月創業ダイソー加工材株式会社(現 DSウェルフーズ株式会社)を大阪市に設立。
- 1988年12月商号変更社名を大阪曹達株式会社よりダイソー株式会社に変更。
1990年代
- 1990年12月ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ市にデュッセルドルフ事務所を開設。
2000年代
- 2001年6月ダイソーエンジニアリング株式会社は、株式会社ジェイ・エム・アールを兵庫県尼崎市に設立(現 連結子会社)。
- 2002年3月M&A蝶理ケミカル株式会社(本社大阪市、現 ダイソーケミカル株式会社)を株式の取得により子会社化。
- 2003年4月M&Aダイソーケミカル株式会社と大曹商事株式会社とを合併、存続会社を大曹商事株式会社とし、商号はダイソーケミカル株式会社(現 連結子会社)とする。
- 2004年8月ダイソーケミカル株式会社は、中華人民共和国上海市に上海事務所を開設。
- 2005年10月ダイソーケミカル株式会社は、上海事務所を現地法人化し、大曹化工貿易(上海)有限公司(現 連結子会社)を設立。
- 2006年3月ダイソーケミカル株式会社は、台湾台北市に現地法人台灣大曹化工股份有限公司(本社台北市、現 連結子会社)を設立。
- 2006年4月中華人民共和国上海市に上海事務所を開設。 DAISO Fine Chem USA,Inc.(現 連結子会社)をカリフォルニア州に設立。
- 2006年5月M&ADAISO Fine Chem USA,Inc.はEssential Life Solutions(本社マサチューセッツ州)よりシリカゲル事業を買収。
- 2006年11月大阪市に新本社ビルを建設。
- 2008年1月DAISO Fine Chem GmbH(現 連結子会社)をデュッセルドルフ市に設立。
- 2008年10月DSロジスティクス株式会社を兵庫県尼崎市に設立(現 連結子会社)。
- 2008年12月M&A当社の電解システム事業部をダイソーエンジニアリング株式会社に事業譲渡。サンヨーファイン株式会社(本社大阪市、現 連結子会社)を株式の取得により子会社化。
- 2009年7月当社のファインケミカル事業部をサンヨーファイン株式会社に事業譲渡。
2010年代
- 2010年9月M&A株式会社食品バイオ研究センター(本社大阪市、現 サンヨーファイン株式会社)を株式の取得により子会社化。
- 2010年12月M&Aサンヨーファイン株式会社と株式会社食品バイオ研究センターとを合併、存続会社をサンヨーファイン株式会社とする。
- 2012年4月M&A岡山化成株式会社(現 当社岡山工場)を株式の取得により子会社化。
- 2012年7月ダイソーケミカル株式会社は、タイ王国バンコク市に現地法人DAISO CHEMICAL (THAILAND)CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立。
- 2012年9月M&A株式会社インペックス(本社大阪市、現 ダイソーケミカル株式会社)を株式の取得により子会社化。
- 2014年12月株式会社INBプランニング(本社愛知県大府市)を株式の取得により関連会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益2030年度まで300億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
既存事業の価値再構築とヘルスケア領域の成長加速
基礎化学品事業では電解およびAC・EPチェーンの深化と強靭化・コストダウン投資を推進。機能化学品事業では既存製品のシェア拡大とコストダウンによる収益最大化、グローバルニッチトップ製品創出。ヘルスケア事業では医薬品精製材料の製造能力増強、核酸・ペプチド医薬向けポリマーゲル市場参入、原薬・中間体の能力拡大とバイオ医薬品事業進出によりポートフォリオを拡充する。
- 02
全社総力を結集して挑む新事業創出
コーポレート部門のリソースを活用し、電子材料とライフサイエンス材料を中心に新製品創出を推進。電子材料では全固体電池用高イオン伝導性材料の量産化技術確立と2030年事業化、2035年までの収益柱化を目指す。ライフサイエンス材料ではVHH抗体の開発製造受託事業を強化し、QOL向上材料の開発・事業化を推進する。
- 03
事業環境変化にしなやかに応える経営基盤の強靭化
人事戦略(管理職能力向上、組織能力底上げ、人材管理基盤構築)、DX推進(AI・データ活用による生産技術・研究開発変革と業務効率化)、安全・安定生産(保全マネジメント定着と自主保全強化)、リスクマネジメント強化、カーボンニュートラル(エネルギー効率改善、バイオ由来原料利用、非化石電力導入など2050年度実現に向けた取り組み)により、効率性と適応力を両立した組織を実現する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,032人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は727万円で、9期前と比べて+8.4%。平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は17.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 850 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 931 | — |
| 2019年3月 | 671 | 40.8 | 17.2 | 970 | — |
| 2020年3月 | 687 | 41.3 | 17.8 | 974 | — |
| 2021年3月 | 689 | 41.9 | 18.4 | 993 | — |
| 2022年3月 | 705 | 42.5 | 19.1 | 991 | — |
| 2023年3月 | 709 | 42.0 | 16.6 | 1,017 | — |
| 2024年3月 | 723 | 43.3 | 17.9 | 1,025 | — |
| 2025年3月 | 720 | 43.0 | 18.2 | 1,019 | 1,295 |
| 2026年3月 | 727 | 42.1 | 17.3 | 1,032 | 1,705 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社14社(国内 9 / 海外 5、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。
- 国内ダイソーケミカル株式会社大阪市西区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ダイソーエンジニアリング株式会社大阪市西区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内サンヨーファイン株式会社大阪市西区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ジェイ・エム・アール兵庫県尼崎市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内DSロジスティクス株式会社兵庫県尼崎市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内岡山化成株式会社大阪市西区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内サンヨーファイン 医理化テクノロジー株式会社京都府 京都市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外三耀精細化工品銷售(北京)有限公司中国 北京市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内DAISO Fine Chem USA,Inc.アメリカ カリフォルニア州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外DAISO Fine Chem GmbHドイツ デュッセルドルフ市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外大曹化工貿易(上海)有限公司中国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外台灣大曹化工股份有限公司台湾 台北市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
- DAISO CHEMICAL (THAILAND)CO.,LTD.タイ バンコク市100%
- 日東化工株式会社(注)1神奈川県高座郡31%
- 調達2,420万円NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム革新的ナノ均一構造正極による超高速充放電亜鉛二次電池の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-06-26
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,000億円、営業利益は176億円。前期と比べると増収増益で、売上が+3.7%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,080億円 | 1,000億円 |
| 営業利益 | 205億円 | 176億円 |
| 純利益 | 148億円 | 155億円 |
| 1株あたり配当 | ¥30 | ¥30 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は287億円、営業利益は62億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+23.7%、営業利益は+121.4%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 265 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 232 | 28 | 12.1 | 24 |
| 2024年2Q | 234 | 21 | 9.0 | 16 |
| 2024年3Q | 236 | 27 | 11.4 | 13 |
| 2024年4Q | 244 | — | — | 24 |
| 2025年2Q | 502 | 70 | 13.9 | 49 |
| 2025年4Q | 462 | 62 | 13.4 | 54 |
| 2026年2Q | 488 | 81 | 16.6 | 68 |
| 2026年4Q | 512 | 95 | 18.6 | 87 |
| 2027年1Q | 287 | 62 | 21.6 | 49 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は831億円から1,000億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は17.6%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 831 | — | 50 | — | 29 |
| 2014年3月 | 916 | — | 52 | — | 30 |
| 2015年3月 | 1,014 | — | 57 | — | 35 |
| 2016年3月 | 1,021 | — | 64 | — | 36 |
| 2017年3月 | 935 | — | 65 | — | 43 |
| 2018年3月 | 1,012 | — | 75 | — | 48 |
| 2019年3月 | 1,079 | — | 101 | — | 68 |
| 2020年3月 | 1,055 | — | 103 | — | 65 |
| 2021年3月 | 973 | — | 88 | — | 61 |
| 2022年3月 | 881 | — | 134 | — | 94 |
| 2023年3月 | 1,042 | — | 172 | — | 106 |
| 2024年3月 | 946 | — | 120 | — | 77 |
| 2025年3月 | 964 | 132 | 142 | 13.7 | 103 |
| 2026年3月 | 1,000 | 176 | 196 | 17.6 | 155 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,000億円のうち、営業利益として残るのは176億円で17.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は155億円、売上の15.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.3%663億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.1%161億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益17.6%176億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが199億円、投資CFが−54億円で、差し引きのフリーCFは145億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は488億円で、売上の5.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 47 | −52 | 4 | −5 | 59 |
| 2014年3月 | 52 | −83 | 52 | −31 | 82 |
| 2015年3月 | 75 | −19 | 60 | 56 | 201 |
| 2016年3月 | 50 | −25 | −34 | 25 | 190 |
| 2017年3月 | 85 | −31 | −35 | 54 | 205 |
| 2018年3月 | 78 | −74 | 31 | 4 | 240 |
| 2019年3月 | 99 | −45 | −50 | 54 | 244 |
| 2020年3月 | 103 | −41 | −17 | 62 | 289 |
| 2021年3月 | 93 | −18 | −45 | 75 | 319 |
| 2022年3月 | 134 | −70 | −16 | 64 | 370 |
| 2023年3月 | 94 | −54 | −46 | 40 | 368 |
| 2024年3月 | 86 | −43 | −32 | 43 | 384 |
| 2025年3月 | 170 | −81 | −42 | 89 | 433 |
| 2026年3月 | 199 | −54 | −93 | 145 | 488 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,687億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,285億円で、自己資本比率は76.2%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 768 | 382 | 386 | 49.7 |
| 2014年3月 | 843 | 416 | 427 | 49.3 |
| 2015年3月 | 1,009 | 477 | 532 | 47.3 |
| 2016年3月 | 970 | 483 | 487 | 49.8 |
| 2017年3月 | 1,015 | 527 | 488 | 51.9 |
| 2018年3月 | 1,150 | 610 | 540 | 53.0 |
| 2019年3月 | 1,127 | 645 | 482 | 57.3 |
| 2020年3月 | 1,109 | 691 | 418 | 62.4 |
| 2021年3月 | 1,194 | 772 | 422 | 64.7 |
| 2022年3月 | 1,292 | 839 | 453 | 64.9 |
| 2023年3月 | 1,380 | 995 | 385 | 72.1 |
| 2024年3月 | 1,505 | 1,098 | 407 | 72.9 |
| 2025年3月 | 1,539 | 1,156 | 383 | 75.1 |
| 2026年3月 | 1,687 | 1,285 | 402 | 76.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で203社中18位あたり、逆に低いのは配当利回りで203社中183位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,083で、1年前と比べて+13.4%。過去52週の値幅のなかでは53%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 16.8倍 |
| PER (会社予想) | 17.1倍 |
| PBR | 1.94倍 |
| 配当利回り | 1.44% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月19日に1958円で、前日比5.36%下落した。ただし、1ヶ月では+9.26%と上昇しており、25日線(1872円)を上回っている。52週高値2534円からは22.7%下落したが、直近で急伸した反動が出た。RSI72.62と過熱感が強く、出来高は8月10日に96万株と急増するなど、投機的な売買が活発化している。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)。
PERは14.31倍と業界平均の17.76倍を下回るが、PBRは1.7倍で平均1.39倍を上回り、配当利回りも1.58%と平均2.77%を大きく下回る。ROEは12.7%と良好で、売上高と利益は増加傾向にある。割安ではないが、成長性を考慮すると妥当圏内。ただし、配当の低さがネックで、やや割高と判定。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 16.8倍 | 17.8倍 |
| PER (予想) | 17.1倍 | — |
| PBR | 1.94倍 | 1.41倍 |
| ROE | 12.7% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
基礎化学品は市況産業であり、価格変動が業績を左右する。強気派は、高付加価値品へのシフトや生産効率改善による利益率向上を評価し、2026年3月期の営業利益率17.6%をその証左とする。一方、弱気派は、塩素需要の停滞や市況悪化リスクを指摘し、収益の不安定性を懸念する。さらに、海外競合との価格競争やエネルギーコスト上昇も弱材料とされる。投資論点は、化学品市況の先行きと、同社の収益体質改善が持続可能かどうかに集約される。
- 高収益体質への転換
2026年3月期予想の営業利益率17.6%は過去最高水準で、事業構造の改善を示す。
- 技術力による差別化
電気分解技術とエポキシ樹脂などの高機能品で競争優位を維持。
- 株主還元の拡充
配当利回り1.58%と堅調で、財務健全性も高い (PBR1.7倍)。
- 2026年3月期に営業利益176億円へ前期比+33%増益2026年3月期影響強
営業利益は132億円→176億円、純利益は103億円→155億円に増加。営業利益率17.6%まで改善する
- 売上高1000億円の大台で稼働率が向上2026年3月期影響中
売上高964億円→1000億円、営業利益率は13.69%→17.6%へ3.9pt上昇。生産量増加が固定費率を押し下げる
- PER14.31倍・PBR1.7倍と成長率対比の割安感継続影響中
増益率33%に対し予想PER14.31倍、PBR1.7倍。利益成長が続けば株価再評価の余地が大きい
- 1年で-3.25%と出遅れ、増益発表後の見直し買い決算発表後影響弱
株価は1年間で3.25%下落と冴えないが、営業利益176億円の増益予想が織り込まれれば戻りを試す
- 市況依存の収益変動
カセイソーダ価格の下落で過去の業績が変動 (2024年3月期減益)。
- 需要の停滞懸念
国内需要の低迷や海外競合の台頭で販売量が伸び悩む可能性。
- コスト上昇リスク
エネルギー価格や原料費の高騰が利益を圧迫する恐れ。
- 化学市況の減速で製品価格が下落するリスク2027年〜2028年影響中
2026年3月期の営業利益率17.6%は高水準。市況悪化で営業利益率が13.69%に戻れば営業利益は約137億円まで減少
- 純利益は155億円だが配当利回り1.58%と還元が薄い通年影響弱
配当利回り1.58%は株主還元としては低く、利回り目的の資金は流入しにくい
- 外国人持ち株比率19.17%で海外マネー流出の影響金融市場の変動次第影響弱
外国人保有比率19.17%と一定の比率を占め、リスクオフ時の売りで株価が軟化しやすい
- 業績拡大ペースに対して株価上昇が鈍く、需給の弱さが続く不定影響弱
1年間の株価は3.25%下落。増益予想にもかかわらず売りに押される局面が続けば、投資家の期待が低下する
- カセイソーダ価格
- 基礎化学品の収益を左右する主要指標で、市場動向を反映。
- 高付加価値品の売上比率
- エポキシ樹脂などの比率上昇が利益率改善に寄与するか確認。
- 設備稼働率
- 生産効率と固定費吸収力のバロメーター。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり30円で、前期から+47.4%。いまの株価に対する利回りは1.44%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 11 | — | 30.6 |
| 2018年3月 | 7 | −35.5 | 29.0 |
| 2019年3月 | 13 | 83.1 | 24.3 |
| 2020年3月 | 13 | 0.0 | 27.0 |
| 2021年3月 | 13 | 0.0 | 32.2 |
| 2022年3月 | 16 | 23.1 | 21.2 |
| 2023年3月 | 18 | 12.5 | 25.8 |
| 2024年3月 | 18 | 0.0 | 44.4 |
| 2025年3月 | 19 | 5.6 | 27.5 |
| 2026年3月 | 28 | 47.4 | 25.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥30
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ5,878人。区分でいちばん多いのは金融機関で35.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が63.3%を占め、残る36.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 35.9 | 34.8 | 38.3 | 40.0 | 37.5 | 35.9 |
| 事業法人 | 28.5 | 30.2 | 30.9 | 29.6 | 28.8 | 27.4 |
| 外国法人 | 11.2 | 10.8 | 14.8 | 15.3 | 18.6 | 19.2 |
| 個人・その他 | 23.5 | 23.5 | 15.4 | 13.7 | 14.6 | 16.1 |
| 自己株式 | 12.7 | 12.7 | 4.8 | 5.1 | 5.8 | 8.1 |
| 証券会社 | 1.0 | 0.5 | 0.6 | 1.4 | 0.5 | 1.4 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 10.29 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.74 |
| 03 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 3.28 |
| 04 | 株式会社福岡銀行 | 3.08 |
| 05 | 株式会社伊予銀行 | 2.80 |
| 06 | 株式会社みずほ銀行 | 2.50 |
| 07 | 日本生命保険相互会社 | 2.39 |
| 08 | 損害保険ジャパン株式会社 | 2.30 |
| 09 | ダイソー協栄会 | 2.22 |
| 10 | 岩谷産業株式会社 | 1.98 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社変更報告5.43%
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社変更報告6.97%+1.54pt
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社変更報告8.52%+1.55pt
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社変更報告9.78%+1.26pt
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社新規の大量保有報告6.49%-1.04pt
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社変更報告5.12%-1.19pt
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社変更報告4.08%-1.04pt
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社変更報告8.74%-1.04pt
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社変更報告7.59%-1.15pt
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社変更報告6.47%-1.12pt
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社変更報告7.54%+1.07pt
- 2026-06-08フィデリティ投信株式会社変更報告6.31%-1.23pt
- 2026-04-07株式会社みずほ銀行新規の大量保有報告2.51%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+352%、1株純資産は14期で+188%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 27 | 363 | 7.9 | 10.4 | 31.9 |
| 2014年3月 | 144 | 1,976 | 7.6 | 12.7 | 28.2 |
| 2015年3月 | 33 | 453 | 7.7 | 12.8 | 28.2 |
| 2016年3月 | 34 | 458 | 7.5 | 12.0 | 33.8 |
| 2017年3月 | 41 | 501 | 8.6 | 12.1 | 30.6 |
| 2018年3月 | 223 | 2,699 | 8.4 | 12.6 | 29.0 |
| 2019年3月 | 297 | 2,796 | 10.8 | 9.1 | 24.3 |
| 2020年3月 | 276 | 2,913 | 9.7 | 9.3 | 27.0 |
| 2021年3月 | 51 | 662 | 8.3 | 10.2 | 32.2 |
| 2022年3月 | 81 | 719 | 11.7 | 7.7 | 21.2 |
| 2023年3月 | 86 | 783 | 11.5 | 10.2 | 25.8 |
| 2024年3月 | 60 | 865 | 7.3 | 32.1 | 44.4 |
| 2025年3月 | 82 | 918 | 9.2 | 19.9 | 27.5 |
| 2026年3月 | 124 | 1,046 | 12.7 | 13.8 | 25.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額168百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 寺田健志 | 代表取締役 社長執行役員 | 60 | 864 |
| 小西淳夫 | 取締役 上席執行役員 生産技術本部長 | 61 | 180 |
| 木村武司 | 取締役 上席執行役員 ヘルスケア事業部長 機能材事業部長 | 66 | 36 |
| 二村文友 | 取締役 | 79 | 224 |
| 百嶋計 | 取締役 | 67 | 38 |
| 宮田興子 | 取締役 | 75 | 14 |
| 藤藪重紹 | 常勤監査役 | 61 | 95 |
| 瀬川恭史 | 監査役 | 71 | 378 |
| 森真二 | 監査役 | 80 | 404 |
| 赤崎雄作 | 監査役 | 43 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 61 | 42 | 8 | 111 | 37 |
| 社外取締役 | 5 | 45 | — | — | 45 | 9 |
| 監査役 | 1 | 12 | — | — | 12 | 12 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,048字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,044字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,738字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,306字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第171期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第171期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第170期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第170期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第169期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第169期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第169期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第169期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第168期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第168期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第168期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第168期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-08
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