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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

大阪ソーダ

OSAKA SODA CO.,LTD.4046 · Prime · 化学

かせいソーダから電子材料まで化学品を一貫製造。電解・塩素化学を基盤に展開する化学メーカー。

概要

大阪ソーダ(ダイソー)は、カセイソーダや塩素、エポキシ樹脂原料などの基礎化学品を主力とする総合化学メーカーである。1915年に創業し、電気分解技術を中核に水島・大阪の工場で生産を行う。2026年3月期の売上高は約1000億円、営業利益率は17.6%に達し、基礎化学品に加え機能化学品やヘルスケア事業も展開する。グループ全体で従業員1032名を擁し、国内外に販売網を持つ。

電気分解技術を核とした基礎化学品事業

大阪ソーダの基盤は、かせいソーダ(水酸化ナトリウム)を電解で製造する技術にある。同事業では、かせいソーダ、塩素、水素ガス、次亜塩素酸ソーダ、エピクロルヒドリンなどを生産し、化学工業全般に供給する。2026年3月期の基礎化学品セグメントの販売高は417億円で、全体の41.7%を占める。生産は主に岡山工場(水島)と大阪工場で行われ、自家消費も含めた生産高は532億円に上る。この事業は安定したキャッシュフローを生み出す一方、原料価格や需給変動の影響を受けやすい。

高収益を支える機能化学品とヘルスケア

機能化学品セグメントは、エピクロルヒドリンゴム、ダップ樹脂、省エネタイヤ用改質剤、電極などを手掛ける。これらの製品は自動車部品や電子部品向けで、2026年3月期の販売高は279億円。ヘルスケアセグメントは医薬品精製材料(高性能分離剤)や原薬・中間体、光学活性体を扱い、販売高は146億円。両セグメント合わせると全体の42.7%を占め、営業利益率は基礎化学品を上回る。特にヘルスケアは成長領域と位置づけられ、米国や欧州の子会社を通じてグローバルに展開する。

国内外に広がる事業基盤とグループ体制

大阪ソーダは連結子会社12社、非連結子会社2社、関連会社2社で構成される。中核子会社のダイソーケミカルは塗料原料や電子材料の商社機能を持ち、上海・台湾・タイに現地法人を置く。DAISO Fine Chem USAとDAISO Fine Chem GmbHは医薬品精製材料の製造販売を担う。サンヨーファインは医薬品原薬・中間体を製造し、三耀精細化工品銷售(北京)は分析機器を販売する。物流子会社のDSロジスティクスや資源リサイクル事業のジェイ・エム・アールもグループを支える。

業界の中での役割は基礎化学品・機能化学品・ヘルスケア製品の総合化学メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,000億円
営業利益
176億円
営業利益率
17.6%
純利益
155億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
基礎化学品417億円41.8%62億円14.9%
機能化学品279億円28.0%46億円16.5%
商社部門ほか156億円15.6%9億円5.8%
ヘルスケア146億円14.6%72億円49.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01基礎化学品主力

電解事業で製造するかせいソーダ、塩素、水素等の基礎化学品を、自社およびダイソーケミカルを通じて広く産業向けに供給。化学工業を支える基幹原料を安定供給している。

主な製品・サービス5
かせいソーダ
電解により製造される強アルカリ性の液体。各種化学製品の原料やpH調整に広く使用される。
塩酸
かせいソーダ製造時に副生する塩素系基礎化学品。金属処理や食品添加物など産業用途に供給。
液化塩素
電解で発生する塩素ガスを液化したもの。水処理や漂白剤、樹脂原料に使用。
次亜塩素酸ソーダ
塩素系漂白剤・殺菌剤の主成分。水道水の殺菌や排水処理、衛生管理に広く使われる。
エピクロルヒドリン
アリルクロライドを原料とする有機塩素化合物。エポキシ樹脂、合成ゴム、紙力増強剤などの原料に用いられる。

02機能化学品主力

自社のクロル・アルカリ技術や有機合成技術を活かし、高機能化学品を製造・販売。樹脂材料、タイヤ用改質剤、電極材、レンズ材料等を多様な産業分野に供給している。

主な製品・サービス4
エピクロルヒドリンゴム
エピクロルヒドリンを主原料とする特殊ゴム。耐油性・耐熱性・耐オゾン性に優れ、自動車部品や工業用部品に使用。
ダップ樹脂
ジアリルフタレート樹脂。電気絶縁性・寸法安定性・耐熱性に優れ、コネクタや電子部品の成形材料として利用。
省エネタイヤ用改質剤
ゴムの特性を改善し転がり抵抗を低減する添加剤。自動車の燃費向上に貢献する。
電極
主に子会社ダイソーエンジニアリングが製造する電解用電極。隔膜電解法や各種電解に使用され、耐久性と効率性が特徴。

03ヘルスケア準主力

医薬品精製材料(高性能分離剤)、医薬品原薬・中間体、光学活性体等を製造・販売。子会社を通じて北米・欧州にも販売網を持ち、クロマトグラフィー用分析機器も自社開発・製造する。

主な製品・サービス4
医薬品精製材料
光学分割や不純物除去に用いる高性能分離剤。医薬品の高純度化工程に不可欠な消耗品。
医薬品原薬・中間体
医薬品の有効成分やその合成中間体。子会社サンヨーファインが製造。
光学活性体
キラル化合物の光学分割により製造される単一鏡像異性体。医薬品原料として需要が拡大。
カラム・分析機器
クロマトグラフィー用カラム及び分析装置。医薬品の純度・成分分析に使用される。子会社サンヨーファイン医理化テクノロジーが製造。

04商社部門・その他副次

ダイソーケミカルが塗料原料・接着剤原料・電子材料などを販売。グループ物流・資源リサイクル事業も手掛ける。

製品と技術

基幹技術:電解によるかせいソーダと塩素の製造

大阪ソーダの技術の芯は、食塩水を電気分解してかせいソーダ、塩素、水素を同時に生産するプロセスにある。この電解技術は1950年代から培われ、現在も水島工場と大阪工場で稼働する。かせいソーダは強アルカリ性で、アルミナ精製やパルプ・紙の製造、中和剤として広く使われる。副生する塩素は液化塩素や次亜塩素酸ソーダに加工され、水処理や漂白剤に供給。水素は燃料や化学原料として有効活用される。電解工程の効率化と安定生産が競争力の源泉である。

省エネタイヤ用改質剤とエピクロルヒドリンゴム

機能化学品分野では、エピクロルヒドリンを原料とする特殊ゴムが注目される。エピクロルヒドリンゴムは耐油性、耐熱性、耐オゾン性に優れ、自動車の燃料ホースやガスケットに使用される。また、省エネタイヤ用改質剤はゴムの転がり抵抗を低減し、自動車の燃費向上に寄与する。これらの製品は自社の電解から得られる塩素と有機合成技術を組み合わせて製造され、グローバルな自動車部品市場に供給されている。

医薬品精製材料:光学分割の高性能分離剤

ヘルスケア事業の主力製品は、医薬品の光学分割や不純物除去に用いる高性能分離剤である。キラル化合物の単一鏡像異性体を効率的に分離する技術は、医薬品原薬の高純度化に不可欠。DAISO Fine Chem USAが製造し、北米・欧州の製薬会社に販売される。同社はシリカゲル事業の買収を機に参入し、現在は世界トップシェアを維持。カラムや分析機器も自社開発しており、医薬品開発の川上から川下まで一貫したソリューションを提供する。

電子材料と新事業:全固体電池向け材料への挑戦

新中期経営計画では、電子材料分野への本格参入が掲げられている。特に全固体電池用高イオン伝導性材料は、次なるグローバルニッチトップ製品として位置づけられる。当社の電解技術や有機合成技術を応用し、2030年の事業化を目指す。また、VHH抗体の開発製造受託事業も強化中で、ライフサイエンス材料領域での成長を狙う。これらの取り組みは、ヘルスケアや機能化学品で培った独自技術の応用範囲を広げる試みである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

国内シェア首位級、内需依存で堅調

大阪ソーダは化学業界において、独自の技術基盤を活かした高付加価値製品を強みとする。同業他社である東洋紡やクラレと比べると売上規模は小さいが、特定分野でのニッチトップ戦略により収益性は高い。近年は売上高を伸ばし、営業利益率も改善傾向にあり、2026年3月期には17.6%と高水準を見込む。国内市場に軸足を置き、海外展開は限定的ながら、安定した需要を取り込んでいる。一方で、競争激化や原材料価格の変動には注意が必要であり、製品ポートフォリオの多様化や海外市場への拡大が今後の課題となる。

強み

  • 最新期の営業利益率17.6%と高く、収益性に優れる。
  • 売上高が3期連続で増加し、堅調な成長を維持。
  • 国内市場を中心に安定した需要を取り込んでいる。
  • 特定分野に特化し、競争優位性を確保している。

課題

  • 海外 sales 比率が低くグローバル成長機会を逃す恐れ。
  • 原材料価格の高騰が利益率を圧迫する可能性。
  • 同業他社との競争が激しく、シェア維持が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

石油化学の時価総額近傍。太字が大阪ソーダ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14042東ソー8,719億円20.2倍
24182三菱瓦斯化学8,139億円
35021コスモエネルギーホールディングス7,041億円9.4倍
43405クラレ5,747億円69.0倍
53401帝人3,497億円
64046大阪ソーダ2,784億円16.8倍
74023クレハ2,312億円
84041日本曹達2,209億円11.9倍
94045東亞合成2,023億円15.4倍
104471三洋化成工業1,506億円9.1倍
114189KHネオケム1,263億円13.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(石油化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

かせいソーダ製造から始まった1915年の創業

1915年11月、資本金75万円で関西財界有志により大阪曹達株式会社として設立された。当初はかせいソーダの製造販売を目的とし、翌1916年11月には福岡県小倉に小倉工場を建設。1931年3月には兵庫県尼崎に尼崎工場を増設し、生産能力を拡大した。この時期、日本の化学工業の勃興期に乗り、基礎化学品の安定供給を担う存在へと成長した。

証券取引所上場と戦後の工場拡充

1949年5月に大阪証券取引所へ株式を上場し、同年10月には東京出張所(現東京支社)を開設。1952年9月には愛媛県松山に松山工場を建設し、1953年11月には東京証券取引所にも上場した。戦後復興期の需要増に対応するため、設備投資を積極化。1963年7月には松山工場の化成品部門を分離し大曹化成工業を設立、有機製品の生産に乗り出した。

有機化学への進出と水島工場の取得

1968年12月、旭化成との共同出資で岡山化成を設立し、岡山県倉敷市水島に工場を建設。1969年12月には大曹化成工業を吸収合併、1970年4月には大曹有機を設立して水島で有機製品生産を開始した。1975年6月には大曹有機を吸収合併し、これを水島工場とした。これによりエピクロルヒドリンなどの有機塩素化合物の製造体制を整え、基礎化学品から機能化学品へ事業領域を広げた。

社名変更と新本社建設、海外展開の開始

1988年12月、社名を大阪曹達株式会社からダイソー株式会社に変更。1990年12月にはドイツ・デュッセルドルフに事務所を開設し、欧州拠点を設置。2006年11月には大阪市に新本社ビルを建設した。同年4月には上海事務所開設とDAISO Fine Chem USAの設立を同時に行い、アジアと北米への本格進出を果たした。2008年1月にはDAISO Fine Chem GmbHをドイツに設立し、医薬品精製材料の販売網を構築した。

ヘルスケア事業の拡大と子会社化の加速

2006年5月、DAISO Fine Chem USAがシリカゲル事業を買収し医薬品精製材料分野に参入。2008年12月にはサンヨーファインを子会社化、2009年7月には自社のファインケミカル事業を譲渡。2010年9月には食品バイオ研究センターを取得し、同年12月にサンヨーファインに統合した。これにより医薬品原薬・中間体や分析機器の事業基盤を強化し、ヘルスケアセグメントを収益の柱に育て上げた。

岡山化成の完全子会社化と新たな成長戦略

2012年4月、岡山化成(現・当社岡山工場)を株式取得により完全子会社化。同年7月にはダイソーケミカルがタイに現地法人を設立、12月にはインペックスを子会社化して商社機能を拡充した。2014年12月にはINBプランニングを関連会社化。一連のM&Aによりグループ規模を拡大し、2026年3月期には営業利益176億円と過去最高を達成。中期経営計画では2030年度営業利益300億円を目標に掲げる。

年表37件を開く

1910年代

  • 1915年11月創業かせいソーダの製造販売を目的として資本金75万円にて関西財界有志により設立、大阪市に本社を置く。
  • 1916年11月現福岡県北九州市小倉北区に小倉工場を建設。

1930年代

  • 1931年3月兵庫県尼崎市に尼崎工場を建設。

1940年代

  • 1948年10月東京出張所(現 東京支社)を開設。
  • 1949年5月上場大阪証券取引所に株式上場。

1950年代

  • 1952年9月愛媛県松山市に松山工場を建設。
  • 1953年11月上場東京証券取引所に株式上場。
  • 1956年8月一般工業薬品の販売を目的として大曹商事株式会社を大阪市に設立(現 連結子会社)。

1960年代

  • 1961年3月兵庫県尼崎市に研究所(現 研究センター)を開設。
  • 1963年7月創業松山工場化成品部門を分離して大曹化成工業株式会社を設立し、有機製品生産開始。
  • 1968年12月創業かせいソーダの生産を目的として岡山化成株式会社を旭化成工業株式会社(現 旭化成株式会社)と共同出資にて設立、岡山県倉敷市水島に工場を建設。
  • 1969年12月M&A大曹化成工業株式会社を吸収合併。

1970年代

  • 1970年4月創業大曹有機株式会社を設立、岡山県倉敷市水島に工場を建設し、有機製品生産開始。
  • 1975年4月ダイソーエンジニアリング株式会社を大阪市に設立(現 連結子会社)。
  • 1975年6月M&A大曹有機株式会社を吸収合併、当社の水島工場とする。

1980年代

  • 1987年1月創業ダイソー加工材株式会社(現 DSウェルフーズ株式会社)を大阪市に設立。
  • 1988年12月商号変更社名を大阪曹達株式会社よりダイソー株式会社に変更。

1990年代

  • 1990年12月ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ市にデュッセルドルフ事務所を開設。

2000年代

  • 2001年6月ダイソーエンジニアリング株式会社は、株式会社ジェイ・エム・アールを兵庫県尼崎市に設立(現 連結子会社)。
  • 2002年3月M&A蝶理ケミカル株式会社(本社大阪市、現 ダイソーケミカル株式会社)を株式の取得により子会社化。
  • 2003年4月M&Aダイソーケミカル株式会社と大曹商事株式会社とを合併、存続会社を大曹商事株式会社とし、商号はダイソーケミカル株式会社(現 連結子会社)とする。
  • 2004年8月ダイソーケミカル株式会社は、中華人民共和国上海市に上海事務所を開設。
  • 2005年10月ダイソーケミカル株式会社は、上海事務所を現地法人化し、大曹化工貿易(上海)有限公司(現 連結子会社)を設立。
  • 2006年3月ダイソーケミカル株式会社は、台湾台北市に現地法人台灣大曹化工股份有限公司(本社台北市、現 連結子会社)を設立。
  • 2006年4月中華人民共和国上海市に上海事務所を開設。 DAISO Fine Chem USA,Inc.(現 連結子会社)をカリフォルニア州に設立。
  • 2006年5月M&ADAISO Fine Chem USA,Inc.はEssential Life Solutions(本社マサチューセッツ州)よりシリカゲル事業を買収。
  • 2006年11月大阪市に新本社ビルを建設。
  • 2008年1月DAISO Fine Chem GmbH(現 連結子会社)をデュッセルドルフ市に設立。
  • 2008年10月DSロジスティクス株式会社を兵庫県尼崎市に設立(現 連結子会社)。
  • 2008年12月M&A当社の電解システム事業部をダイソーエンジニアリング株式会社に事業譲渡。サンヨーファイン株式会社(本社大阪市、現 連結子会社)を株式の取得により子会社化。
  • 2009年7月当社のファインケミカル事業部をサンヨーファイン株式会社に事業譲渡。

2010年代

  • 2010年9月M&A株式会社食品バイオ研究センター(本社大阪市、現 サンヨーファイン株式会社)を株式の取得により子会社化。
  • 2010年12月M&Aサンヨーファイン株式会社と株式会社食品バイオ研究センターとを合併、存続会社をサンヨーファイン株式会社とする。
  • 2012年4月M&A岡山化成株式会社(現 当社岡山工場)を株式の取得により子会社化。
  • 2012年7月ダイソーケミカル株式会社は、タイ王国バンコク市に現地法人DAISO CHEMICAL (THAILAND)CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立。
  • 2012年9月M&A株式会社インペックス(本社大阪市、現 ダイソーケミカル株式会社)を株式の取得により子会社化。
  • 2014年12月株式会社INBプランニング(本社愛知県大府市)を株式の取得により関連会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2030年度まで300億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の価値再構築とヘルスケア領域の成長加速

    基礎化学品事業では電解およびAC・EPチェーンの深化と強靭化・コストダウン投資を推進。機能化学品事業では既存製品のシェア拡大とコストダウンによる収益最大化、グローバルニッチトップ製品創出。ヘルスケア事業では医薬品精製材料の製造能力増強、核酸・ペプチド医薬向けポリマーゲル市場参入、原薬・中間体の能力拡大とバイオ医薬品事業進出によりポートフォリオを拡充する。

  2. 02

    全社総力を結集して挑む新事業創出

    コーポレート部門のリソースを活用し、電子材料とライフサイエンス材料を中心に新製品創出を推進。電子材料では全固体電池用高イオン伝導性材料の量産化技術確立と2030年事業化、2035年までの収益柱化を目指す。ライフサイエンス材料ではVHH抗体の開発製造受託事業を強化し、QOL向上材料の開発・事業化を推進する。

  3. 03

    事業環境変化にしなやかに応える経営基盤の強靭化

    人事戦略(管理職能力向上、組織能力底上げ、人材管理基盤構築)、DX推進(AI・データ活用による生産技術・研究開発変革と業務効率化)、安全・安定生産(保全マネジメント定着と自主保全強化)、リスクマネジメント強化、カーボンニュートラル(エネルギー効率改善、バイオ由来原料利用、非化石電力導入など2050年度実現に向けた取り組み)により、効率性と適応力を両立した組織を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,032人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は727万円で、9期前と比べて+8.4%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は17.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月850
2018年3月931
2019年3月67140.817.2970
2020年3月68741.317.8974
2021年3月68941.918.4993
2022年3月70542.519.1991
2023年3月70942.016.61,017
2024年3月72343.317.91,025
2025年3月72043.018.21,0191,295
2026年3月72742.117.31,0321,705

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 9 / 海外 5、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
松山工場 — 愛媛県松山市7,117百万円
基礎化学品 機能化学品 ヘルスケア
尼崎工場 — 兵庫県尼崎市6,915百万円
基礎化学品 機能化学品 ヘルスケア
水島工場 — 岡山県倉敷市3,957百万円
基礎化学品 機能化学品
岡山工場 — 岡山県倉敷市1,982百万円
基礎化学品
北九州工場 — 福岡県北九州市1,968百万円
基礎化学品
その他賃借設備 — 大阪市西区1,285百万円
基礎化学品 機能化学品 ヘルスケア 全社共通
本社(大阪市北区)加古川事業所(兵庫県加古川市)福井工場 — 福井県坂井市552百万円
ヘルスケア
本社 — 大阪市北区423百万円
基礎化学品 機能化学品 ヘルスケア 全社共通
本社 — 大阪市北区143百万円
機能化学品
本社 — 京都市南区110百万円
ヘルスケア
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ダイソーケミカル株式会社
    大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイソーエンジニアリング株式会社
    大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サンヨーファイン株式会社
    大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ジェイ・エム・アール
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    DSロジスティクス株式会社
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岡山化成株式会社
    大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サンヨーファイン 医理化テクノロジー株式会社
    京都府 京都市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    三耀精細化工品銷售(北京)有限公司
    中国 北京市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    DAISO Fine Chem USA,Inc.
    アメリカ カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DAISO Fine Chem GmbH
    ドイツ デュッセルドルフ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    大曹化工貿易(上海)有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台灣大曹化工股份有限公司
    台湾 台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • DAISO CHEMICAL (THAILAND)CO.,LTD.タイ バンコク市100%
  • 日東化工株式会社(注)1神奈川県高座郡31%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム革新的ナノ均一構造正極による超高速充放電亜鉛二次電池の開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-06-26
    2,420万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,000億円営業利益176億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.7%、利益が+33.3%。

売上高
+3.7%
1,000億円
営業利益
+33.3%
176億円
純利益
+50.5%
155億円
営業利益率
17.6%
前期比 +3.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,080億円1,000億円
営業利益205億円176億円
純利益148億円155億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は287億円、営業利益は62億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+23.7%、営業利益は+121.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2653
2024年1Q2322812.124
2024年2Q234219.016
2024年3Q2362711.413
2024年4Q24424
2025年2Q5027013.949
2025年4Q4626213.454
2026年2Q4888116.668
2026年4Q5129518.687
2027年1Q2876221.649

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は831億円から1,000億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は17.6%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月8315029
2014年3月9165230
2015年3月1,0145735
2016年3月1,0216436
2017年3月9356543
2018年3月1,0127548
2019年3月1,07910168
2020年3月1,05510365
2021年3月9738861
2022年3月88113494
2023年3月1,042172106
2024年3月94612077
2025年3月96413214213.7103
2026年3月1,00017619617.6155

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,000億円のうち、営業利益として残るのは176億円17.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は155億円、売上の15.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.3%663億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.1%161億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益17.6%176億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+10.3pt
17.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+10.1pt
15.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.8pt
12.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが199億円、投資CFが−54億円で、差し引きのフリーCFは145億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は488億円で、売上の5.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月47−524−559
2014年3月52−8352−3182
2015年3月75−196056201
2016年3月50−25−3425190
2017年3月85−31−3554205
2018年3月78−74314240
2019年3月99−45−5054244
2020年3月103−41−1762289
2021年3月93−18−4575319
2022年3月134−70−1664370
2023年3月94−54−4640368
2024年3月86−43−3243384
2025年3月170−81−4289433
2026年3月199−54−93145488

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,687億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,285億円で、自己資本比率は76.2%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月76838238649.7
2014年3月84341642749.3
2015年3月1,00947753247.3
2016年3月97048348749.8
2017年3月1,01552748851.9
2018年3月1,15061054053.0
2019年3月1,12764548257.3
2020年3月1,10969141862.4
2021年3月1,19477242264.7
2022年3月1,29283945364.9
2023年3月1,38099538572.1
2024年3月1,5051,09840772.9
2025年3月1,5391,15638375.1
2026年3月1,6871,28540276.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
219億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
888億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
110億円
在庫として抱えている分
負債合計
402億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率203社中18位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中183位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.7%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
17.6%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.2%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.7%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,083で、1年前と比べて+13.4%過去52週の値幅のなかでは53%の位置にある。

¥2,083-1.1%1ヶ月+15.6%1年+13.4%時価総額2,784億円
過去52週の値幅
安値¥1,569高値¥2,534

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.8倍
PER (会社予想)17.1倍
PBR1.94倍
配当利回り1.44%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に1958円で、前日比5.36%下落した。ただし、1ヶ月では+9.26%と上昇しており、25日線(1872円)を上回っている。52週高値2534円からは22.7%下落したが、直近で急伸した反動が出た。RSI72.62と過熱感が強く、出来高は8月10日に96万株と急増するなど、投機的な売買が活発化している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)

PERは14.31倍と業界平均の17.76倍を下回るが、PBRは1.7倍で平均1.39倍を上回り、配当利回りも1.58%と平均2.77%を大きく下回る。ROEは12.7%と良好で、売上高と利益は増加傾向にある。割安ではないが、成長性を考慮すると妥当圏内。ただし、配当の低さがネックで、やや割高と判定。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.8倍17.8倍
PER (予想)17.1倍
PBR1.94倍1.41倍
ROE12.7%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

基礎化学品は市況産業であり、価格変動が業績を左右する。強気派は、高付加価値品へのシフトや生産効率改善による利益率向上を評価し、2026年3月期の営業利益率17.6%をその証左とする。一方、弱気派は、塩素需要の停滞や市況悪化リスクを指摘し、収益の不安定性を懸念する。さらに、海外競合との価格競争やエネルギーコスト上昇も弱材料とされる。投資論点は、化学品市況の先行きと、同社の収益体質改善が持続可能かどうかに集約される。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質への転換

    2026年3月期予想の営業利益率17.6%は過去最高水準で、事業構造の改善を示す。

  • 技術力による差別化

    電気分解技術とエポキシ樹脂などの高機能品で競争優位を維持。

  • 株主還元の拡充

    配当利回り1.58%と堅調で、財務健全性も高い (PBR1.7倍)。

  • 2026年3月期に営業利益176億円へ前期比+33%増益2026年3月期影響

    営業利益は132億円→176億円、純利益は103億円→155億円に増加。営業利益率17.6%まで改善する

  • 売上高1000億円の大台で稼働率が向上2026年3月期影響

    売上高964億円→1000億円、営業利益率は13.69%→17.6%へ3.9pt上昇。生産量増加が固定費率を押し下げる

  • PER14.31倍・PBR1.7倍と成長率対比の割安感継続影響

    増益率33%に対し予想PER14.31倍、PBR1.7倍。利益成長が続けば株価再評価の余地が大きい

  • 1年で-3.25%と出遅れ、増益発表後の見直し買い決算発表後影響

    株価は1年間で3.25%下落と冴えないが、営業利益176億円の増益予想が織り込まれれば戻りを試す

マイナスに働く材料7
  • 市況依存の収益変動

    カセイソーダ価格の下落で過去の業績が変動 (2024年3月期減益)。

  • 需要の停滞懸念

    国内需要の低迷や海外競合の台頭で販売量が伸び悩む可能性。

  • コスト上昇リスク

    エネルギー価格や原料費の高騰が利益を圧迫する恐れ。

  • 化学市況の減速で製品価格が下落するリスク2027年〜2028年影響

    2026年3月期の営業利益率17.6%は高水準。市況悪化で営業利益率が13.69%に戻れば営業利益は約137億円まで減少

  • 純利益は155億円だが配当利回り1.58%と還元が薄い通年影響

    配当利回り1.58%は株主還元としては低く、利回り目的の資金は流入しにくい

  • 外国人持ち株比率19.17%で海外マネー流出の影響金融市場の変動次第影響

    外国人保有比率19.17%と一定の比率を占め、リスクオフ時の売りで株価が軟化しやすい

  • 業績拡大ペースに対して株価上昇が鈍く、需給の弱さが続く不定影響

    1年間の株価は3.25%下落。増益予想にもかかわらず売りに押される局面が続けば、投資家の期待が低下する

次の決算で確かめる点
カセイソーダ価格
基礎化学品の収益を左右する主要指標で、市場動向を反映。
高付加価値品の売上比率
エポキシ樹脂などの比率上昇が利益率改善に寄与するか確認。
設備稼働率
生産効率と固定費吸収力のバロメーター。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+47.4%いまの株価に対する利回りは1.44%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
1.44%
いまの株価に対して
配当性向
25.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1130.6
2018年3月7−35.529.0
2019年3月1383.124.3
2020年3月130.027.0
2021年3月130.032.2
2022年3月1623.121.2
2023年3月1812.525.8
2024年3月180.044.4
2025年3月195.627.5
2026年3月2847.425.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,878人。区分でいちばん多いのは金融機関35.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が63.3%を占め、残る36.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関35.934.838.340.037.535.9
事業法人28.530.230.929.628.827.4
外国法人11.210.814.815.318.619.2
個人・その他23.523.515.413.714.616.1
自己株式12.712.74.85.15.88.1
証券会社1.00.50.61.40.51.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.29
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.74
03株式会社三菱UFJ銀行3.28
04株式会社福岡銀行3.08
05株式会社伊予銀行2.80
06株式会社みずほ銀行2.50
07日本生命保険相互会社2.39
08損害保険ジャパン株式会社2.30
09ダイソー協栄会2.22
10岩谷産業株式会社1.98

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近13
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    5.43%
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    6.97%
    +1.54pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    8.52%
    +1.55pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    9.78%
    +1.26pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.49%
    -1.04pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    5.12%
    -1.19pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    4.08%
    -1.04pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    8.74%
    -1.04pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    7.59%
    -1.15pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    6.47%
    -1.12pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    7.54%
    +1.07pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    6.31%
    -1.23pt
  • 2026-04-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    2.51%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+352%、1株純資産は14期で+188%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月273637.910.431.9
2014年3月1441,9767.612.728.2
2015年3月334537.712.828.2
2016年3月344587.512.033.8
2017年3月415018.612.130.6
2018年3月2232,6998.412.629.0
2019年3月2972,79610.89.124.3
2020年3月2762,9139.79.327.0
2021年3月516628.310.232.2
2022年3月8171911.77.721.2
2023年3月8678311.510.225.8
2024年3月608657.332.144.4
2025年3月829189.219.927.5
2026年3月1241,04612.713.825.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額168百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
寺田健志代表取締役 社長執行役員60864
小西淳夫取締役 上席執行役員 生産技術本部長61180
木村武司取締役 上席執行役員 ヘルスケア事業部長 機能材事業部長6636
二村文友取締役79224
百嶋計取締役6738
宮田興子取締役7514
藤藪重紹常勤監査役6195
瀬川恭史監査役71378
森真二監査役80404
赤崎雄作監査役43

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)36142811137
社外取締役545459
監査役1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,048字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、2026年3月31日現在、当社、連結子会社12社、非連結子会社2社および関連会社2社で構成されております。当社グループが営んでいる主な事業内容と、グループを構成する各会社の位置づけ、および報告セグメントとの関連は、次のとおりであります。 基礎化学品 主な製品として、かせいソーダ、塩酸、液化塩素、塩素ガス、次亜塩素酸ソーダ、亜塩素酸ソーダ、塩素酸ソーダ、かせいカリ、水素ガス、エピクロルヒドリン、アリルクロライド等の製造・販売を行っております。 当社が製造・販売するほか、連結子会社であるダイソーケミカル株式会社を通じて販売を行っております。 機能化学品 主な製品として、アリルエーテル類、エピクロルヒドリンゴム、ダップ樹脂、省エネタイヤ用改質剤、電極、レンズ材料等の製造・販売を行っております。 当社が製造・販売するほか、製品の一部をダイソーケミカル株式会社を通じて販売を行っております。連結子会社であるダイソーエンジニアリング株式会社は、電極の製造・販売を行っております。 ヘルスケア 主な製品として、医薬品精製材料、医薬品原薬・中間体、光学活性体等の製造・販売を行っております。 当社が製造・販売するほか、製品の一部をダイソーケミカル株式会社を通じて販売しております。連結子会社であるサンヨーファイン株式会社は、医薬品原薬・中間体の製造・販売、連結子会社であるサンヨーファイン医理化テクノロジー株式会社は、カラム・装置等分析機器の製造を行っております。連結子会社である三耀精細化工品銷售(北京)有限公司は、カラム・装置等分析機器の販売、連結子会社であるDAISO Fine Chem USA,Inc.は、医薬品精製材料の製造・販売、連結子会社であるDAISO Fine Chem GmbHは、医薬品精製材料等の販売を行っております。 商社部門ほか ダイソーケミカル株式会社は塗料原料、接着剤原料、感光性樹脂、カラーレジストの購入・販売、ダップ加工材、住宅関連製品等の購入・販売を行っております。連結子会社である大曹化工貿易(上海)有限公司とDAISO CHEMICAL(THAILAND)CO.,LTD.は電子材料等の購入・販売を行っております。連結子会社であるDSロジスティクス株式会社は当社製品の物流を取り扱っており、連結子会社である株式会社ジェイ・エム・アールは、資源リサイクル事業を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,044字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループ企業理念「独創的な技術と製品により安心で豊かな社会の実現に貢献します」のもと、経営ビジョンである「化学を通じて社会が求める新たな価値を提供する企業グループ」を目指します。 その実現に向け、当社グループは、環境・安全に配慮したものづくりで、サステナブルな社会の実現に貢献し、グローバル競争力のある技術と品質で、お客様のニーズに応え、社員一人ひとりの価値観を大切にし、ともに成長する企業を目指します。 (2)対処すべき課題、中期的な経営戦略 今後の経済見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善により景気の緩やかな回復が期待されますが、中東情勢の影響、米国の関税措置の影響等景気の下振れリスクが懸念され、引き続き厳しい状況が続くものと予想されます。 このような情勢のもと、当社は創立120周年となる2035年に向けた「ありたい姿」の実現を目指し、「既存事業の価値再構築とヘルスケア領域の成長加速」、「全社総力を結集して挑む新事業創出」、「事業環境の変化にしなやかに応える経営基盤の強靭化」の3つの基本方針からなる新中期経営計画「Transform Our Future 2030」(2026~2030年度)を策定いたしました。2030年度営業利益300億円の達成に向けて、全社一丸となって取り組んでまいります。 「既存事業の価値再構築とヘルスケア領域の成長加速」では、既存事業の競争力を高めながら、ヘルスケア領域において成長を加速させることで、ポートフォリオ経営を推進します。基礎化学品事業では、電解およびAC・EPチェーンを深化させ、持続成長に向けた強靭化・コストダウン投資を推進します。機能化学品事業では、既存製品のシェア拡大とコストダウンを通じて収益の最大化を図るとともに、次なるグローバルニッチトップ製品の創出に取り組みます。ヘルスケア事業では、医薬品精製材料において、市場拡大を見据えた先制的な製造能力増強により世界トップシェアの維持・拡大を図るとともに、核酸・ペプチド医薬などの成長領域において新たな事業基盤を構築すべくポリマーゲル市場への参入を目指します。医薬品原薬・中間体においては、製造能力の拡大とバイオ医薬品事業への本格進出によりポートフォリオを拡充します。 「全社総力を結集して挑む新事業創出」では、コーポレート部門の知識・ネットワーク等の全社リソースを戦略的に活用しながら、「電子材料」や「ライフサイエンス材料」を中心に、独自技術を活かした新製品創出を推進します。「電子材料」の分野では、全固体電池用高イオン伝導性材料を次なるグローバルニッチトップ製品と位置づけ、量産化技術の確立を通じて2030年の事業化を実現し、2035年までに新たな収益の柱へ成長させます。「ライフサイエンス材料」の分野では、VHH抗体の開発製造受託事業を強化し、医薬関連やエイジングケアなどQOL向上に貢献する材料の開発および事業化を推進します。 「事業環境の変化にしなやかに応える経営基盤の強靭化」では、「人事戦略」、「DX推進」、「安全・安定生産」、「リスクマネジメント」、「カーボンニュートラル」に取り組み、効率性と適応力を両立させた組織を実現し、サステナビリティ経営を推進します。「人事戦略」では、社員が実力を存分に発揮できる企業を目指し、管理職能力の向上、組織能力の底上げ、人材管理基盤の構築を図ります。「DX推進」では、AI・データ活用により生産技術および研究開発の変革と全社的な業務効率化を推進します。「安全・安定生産」では、保全マネジメントシステムの定着と自主保全活動の強化を推進することで、事故・トラブルを防止します。「リスクマネジメント」では、企業規模拡大に伴う全社的な重大リスクの多様化を踏まえ、リスクマネジメントシステムを一層強化します。「カーボンニュートラル」では、2050年度のカーボンニュートラル実現に向けて、エネルギー効率の改善、バイオ由来原料の利用促進、非化石電力の導入等の取り組みを推進します。 また、当社グループは、環境・安全と製品の品質の確保には、レスポンシブル・ケア活動とISO活動を通じて万全を期すとともに、省資源・省エネルギー活動など持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを強化しながら、地球環境と調和した企業の発展を図ってまいります。さらに、企業の社会的責任を重視し、日々の事業活動において法令遵守に積極的に取り組んでまいりますとともに内部統制システムを強化し、当社グループのコーポレートガバナンスのさらなる充実に努め、社会に信頼される企業グループを目指してまいります。株主のみなさまにおかれましては、今後とも一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
事業等のリスク2,738字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、事業等のリスクに関し、組織的・体系的に対処することとしておりますが、現在、当社グループの経営成績および財務状況等に及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあり、投資家の判断に影響を及ぼす可能性がある事項と考えております。 なお、ここに記載した事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断した主要なものであり、これらに限られるものではありません。 (1)競合・市況変動等にかかるもの 当社グループは市況製品を展開しており、景気、他社との競合にともなう市場価格の変動、また、為替、金利といった相場の変動により事業業績が大きく左右される可能性があります。特に、景気や他社との競合という観点からは、当社グループの基礎化学品事業のうち、クロール・アルカリ製品やエピクロルヒドリンは、販売価格および原材料調達価格に関し変動を受けやすい構造となっており、他社による大型プラントの建設等により需給が緩和した場合には、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)原材料の調達にかかるもの 当社グループは、原材料の複数調達先の確保などで、安定的な原材料の調達に努めておりますが、原料メーカーの事故による供給中断、品質不良や倒産による供給停止などの影響で、当社の生産活動に停止をきたし、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)製品の品質にかかるもの 当社は、事業活動全般における品質保証を確保する体制を敷いており、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、製品の結果により、当社グループの業績、財務状況、社会的評価等に悪影響を及ぼす可能性があります。年に2回実施しているレスポンシブル・ケア監査において、品質関連ルールの整備状況、遵守状況の確認を行っております。また、社員に対して、品質に関するコンプライアンス教育の徹底、品質関連ルールの教育を定期的に実施し、品質管理に努めております。 (4)海外等の事業展開にかかるもの 当社グループは、アジア、欧州、北米などで販売活動を行っておりますが、海外での事業活動には、予期し得ない法律や規制の変更、政治・経済情勢の悪化、テロ・戦争等による社会的混乱等のリスクがあります。そのため、これらの事象が発生した場合は、当社グループの経営成績および財務状況等に悪影響を及ぼす可能性があります。グループ各社で情報収集に取り組み、早期にリスクを認識し対策をとることで、予防・回避に努めております。 (5)知的財産の保護にかかるもの 当社グループの事業展開にとって知的財産の保護は極めて重要であり、知的財産保護のための体制を整備しその対策を実施しております。しかし、他社との間に知的財産を巡り紛争が生じたり、他社から知的財産保護の侵害を受けたりした場合は、事業活動に支障が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)訴訟にかかるもの 当社グループの事業活動に関連して、取引先や第三者との間で重要な訴訟が提起された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害にかかるもの 自然災害が発生した場合には、生産活動の中断あるいは製造設備の損壊等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループにおいては、定期的な防災訓練や保険加入といった対策を講じております。万一大規模災害が発生した場合の「事業継続計画書(BCP)」を作成し、サプライチェーンならびに関連企業との協力体制を確立することにより、できる限りの安定供給に最大限努力し、事業の継続を図るとともに、従業員の安全ならびに地域住民の安全を確保し、事業活動に支障が無いように備えております。 (8)事故災害にかかるもの 設備トラブルやヒューマンエラーなどによって事故が発生した場合には、生産活動の中断あるいは製造設備の損壊等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。事故発生防止のため、安全・安定操業の徹底を図り、すべての製造設備について定期的な点検を実施しております。また、生産に重要な影響がないよう、予備機・予備品の拡充、複線化を含めた設備改造等に取り組んでおります。 (9)環境にかかるもの 当社グループでは、化学物質の開発から製造、流通、使用を経て廃棄に至る全ライフサイクルにおける「環境・安全・健康」を確保することを目的としたレスポンシブル・ケア活動を推進しております。しかしながら、周囲の環境に影響を及ぼすような事象が発生した場合には、補償などを含む対策費用、生産活動の停止による機会損失などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)企業買収・資本提携等にかかるもの 当社グループが実施する企業買収や他社との戦略的事業・資本提携について、当初想定していた成果が得られない場合、当社グループの業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、不採算事業からの撤退や関係会社の整理等の事業再編を行った場合、当社グループの業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (11)感染症にかかるもの 従業員に感染症が拡大した場合、生産活動停止による機会損失で当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 感染症対策では、在宅勤務や時差出勤の実施、出張や面談の原則禁止といった感染予防のための措置を実施します。感染者が発生した場合には、あらかじめ定めたフローに従い、濃厚接触者の特定および感染者が使用していた業務スペースの消毒等を実施すると共に操業継続の可否、維持の程度を直ちに判断し必要な対処を進めることで拡大を防止し被害の最小化を図ることに努めております。 (12)気候変動にかかるもの 気候変動等により、炭素価格など規制対応コストの増加やオフセットクレジット価格の上昇の可能性があります。当社グループでは、高効率機器の導入や生産工程の合理化を進めることで対応していく方針です。 なお、当社では、取締役会の下にサステナビリティ委員会を設置しており、気候変動に関するリスクについては、委員会で協議して対応方針や戦略・施策を立案し、取締役会へ定期的に報告することとしております。 (13)サイバーセキュリティ サイバー攻撃の急増・巧妙化が進んでおり、サイバーセキュリティ対策が不十分であった場合は、システム停止により事業継続が困難になる可能性があります。当社グループでは、サイバー攻撃の検知・対応ツールの強化、メール訓練等による従業員のセキュリティ意識の向上等の情報セキュリティ対策を実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)4,306字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。 1)財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、中期経営計画「Shape the Future-2025」(2023年~2025年度)の最終年度を迎え、「既存事業の継続的基盤強化」、「新製品創出力の強化」、「サステナビリティ経営の推進」の3つの基本方針に沿った具体的な施策を着実に実行してまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は、999億6千1百万円と前期比3.7%の増加となりました。利益面におきましても、営業利益は176億3千4百万円と前期比33.1%の増加、経常利益は196億8百万円と前期比38.5%の増加、親会社株主に帰属する当期純利益は154億6千万円と前期比49.6%の増加となり、当連結会計年度の各段階利益は過去最高を更新しました。 当連結会計年度末における当社グループの財政状態は次のとおりであります。 総資産は、前連結会計年度末に比べて、9.6%増加し1,687億4千1百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べて、5.7%増加し982億5千万円となりました。これは、主として現金及び預金が55億1千6百万円増加、受取手形、売掛金及び契約資産が7億2千3百万円増加したことによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて、15.5%増加し704億9千万円となりました。これは、主として投資有価証券が85億1千4百万円、無形固定資産が8億4千8百万円、有形固定資産が6億4千6百万円増加したことによります。 負債合計は、前連結会計年度末に比べて、4.9%増加し401億9千9百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べて、0.5%増加し315億4千7百万円となりました。これは、主として支払手形及び買掛金が7億5千2百万円、未払法人税等が11億6千1百万円増加したことによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて、24.4%増加し86億5千2百万円となりました。これは、繰延税金負債が20億2千5百万円増加したことによります。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて、11.2%増加し1,285億4千1百万円となりました。これは、主として利益剰余金が126億9千8百万円、その他有価証券評価差額金が62億5千6百万円増加したことによります。 2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて、54億8千8百万円増加し488億2百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、198億7千5百万円の収入(前年同期比16.6%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が215億3千5百万円となったことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、53億6千4百万円の支出(前年同期比34.1%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が65億2千9百万円となったことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、92億7千3百万円の支出(前年同期は42億2千1百万円の支出)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出が60億5百万円、配当金の支払額が27億3千1百万円となったことによります。 3)生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 基礎化学品   53,205   20.0 機能化学品   24,869   3.5 ヘルスケア   14,719   9.4 合計   92,793   13.4 (注)1 金額は、平均販売価格により算出したものであります。 2 上記には自家使用分が含まれております。 ② 製品仕入実績 当連結会計年度における製品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前年同期比(%) 基礎化学品   3,120   △65.8 機能化学品   1,023   △65.9 ヘルスケア   540   2,822.7 商社部門ほか   9,115   △5.7 合計   13,800   △36.8 (注) 金額は、仕入価格により算出したものであります。 ③ 受注実績 主として見込み生産であります。 ④ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 基礎化学品   41,741   10.9 機能化学品   27,935   △4.0 ヘルスケア   14,635   6.9 商社部門ほか   15,649   △2.3 合計   99,961   3.7 (注)1 販売実績は、外部顧客に対する売上高を表示しております。 2 セグメント間取引については、相殺消去しております。 3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、いずれも10%未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しています。 2)当連結会計年度の経営成績などの状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善に加え、個人消費や設備投資の持ち直しの動きなど緩やかな回復が続きました。一方で、中東情勢の影響、米国の関税措置の影響、中国経済の停滞、物価上昇の継続等景気の下振れリスクは高まり、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当連結会計年度における当社グループの経営成績は下記のとおりであります。 当連結会計年度の売上高は、999億6千1百万円と前期比3.7%の増加となりました。利益面におきましても、営業利益は176億3千4百万円と前期比33.1%の増加、経常利益は196億8百万円と前期比38.5%の増加、親会社株主に帰属する当期純利益は154億6千万円と前期比49.6%の増加となり、当連結会計年度の各段階利益は過去 最高を更新しました。 この結果、1株当たり当期純利益金額は、前連結会計年度の81.54円に対して、123.96円となりました。 セグメント別の概況は、以下のとおりであります。 (基礎化学品) クロール・アルカリは、水島工場の製造設備不具合による供給問題が解消されたことで販売数量が増加したため、売上高は増加しました。 エピクロルヒドリンは、供給問題の解消による販売数量の増加に加え、海外市況の改善により、売上高は増加しました。 以上の結果、基礎化学品の売上高は417億4千1百万円と前期比10.9%の増加となりました。 (機能化学品) 合成ゴムでは、アクリルゴムは昨年のデボトル工事完工により生産能力を増強したことで、売上高は増加しましたが、エピクロルヒドリンゴムは欧州等における自動車生産台数減少の影響を受け、売上高は減少しました。 合成樹脂では、ダップ樹脂は欧州向け販売が好調に推移したことにより売上高は増加し、ダップモノマーは米国と中国において競合品からの置き換えを進めたことにより売上高は増加しました。 アリルエーテル類では、中国市況について改善の動きが見られたものの、なお前年水準まで回復していないこともあり、売上高は減少しました。 以上の結果、機能化学品の売上高は279億3千5百万円と前期比4.0%の減少となりました。 (ヘルスケア) 医薬品精製材料は、糖尿病治療薬や肥満治療薬向けの需要が順調に拡大し、売上高は増加しました。 医薬品原薬・中間体は、糖尿病合併症治療薬中間体等の販売が減少したものの、感染症治療薬中間体および抗がん剤中間体の販売が拡大したことから、売上高は増加しました。 以上の結果、ヘルスケアの売上高は146億3千5百万円と前期比6.9%の増加となりました。 (商社部門ほか) 無機薬品や建材の販売が減少したため、売上高は減少しました。 以上の結果、商社部門ほかの売上高は156億4千9百万円と前期比2.3%の減少となりました。 (3)キャッシュ・フローの分析 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については次のとおりであります。 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。運転資金は自己資金、短期借入金により賄っております。 また、当社において子会社の資金を一元管理し、資金効率の向上を図っております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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