概要
総合化学メーカーであるトクヤマは、化成品、セメント、電子先端材料、ライフサイエンス、環境事業の5セグメントを展開する。1918年に日本曹達工業として創業し、現在は多結晶シリコンで世界トップクラスのシェアを持つ。2026年3月期の連結売上高は3495億円、営業利益370億円。山口県周南市に本社を置き、従業員6390人。半導体向け高純度シリコンや歯科用コンポジットレジンなど、ニッチ分野に強みを持つ。
5つの報告セグメントで構成される事業ポートフォリオ
トクヤマの事業は化成品、セメント、電子先端材料、ライフサイエンス、環境事業の5セグメントに分かれる。2026年3月期のセグメント別売上高は化成品1062億円、セメント669億円、電子先端材料917億円、ライフサイエンス494億円、環境事業61億円、その他417億円(調整前)。営業利益では電子先端材料が157億円で全体の42%を占め、次いで化成品97億円、セメント95億円、ライフサイエンス78億円、環境事業7億円である。電子先端材料が最も収益性の高い分野であり、半導体向け多結晶シリコンや高純度IPAが牽引する。
電子先端材料が営業利益の4割を稼ぐ収益構造
2026年3月期の連結営業利益370億円のうち、電子先端材料セグメントが157億円(構成比42%)を稼ぎ出した。半導体向け多結晶シリコンの製造コスト改善と製品ミックス変動が寄与し、前期比63.6%の大幅増益。ICケミカル(高純度IPA)や乾式シリカ、放熱材(窒化アルミニウム)も堅調に販売を伸ばした。一方、化成品セグメントは苛性ソーダや塩化ビニルモノマーの海外市況下落で減益。セメントは国内価格改定とコスト改善で増益。ライフサイエンスは歯科器材の海外出荷増加で増益だが、体外診断事業の連結効果で売上高は17.7%増加した。
アジアを中心に広がる海外生産拠点
トクヤマは55の子会社と33の関連会社を通じてグローバルに事業を展開する。電子先端材料では、ベトナムに半導体用多結晶シリコンの製造子会社TOKUYAMA VIETNAM CO., LTD.を2024年8月に設立。マレーシアではOCIグループとの合弁OCI Tokuyama Semiconductor Materials Sdn. Bhd.を2025年7月に立ち上げた。高純度IPAは台湾の台塑德山精密化學股份有限公司と韓国のSTAC Co., Ltd.で生産。乾式シリカは中国の徳山化工(浙江)有限公司で製造する。2025年5月にはインド現地法人を設立し、成長市場でのマーケティングを強化。ライフサイエンス分野でもドイツ、イタリア、アメリカ、中国に販売子会社を持つ。
事業ポートフォリオ転換を進めるグループ再編
トクヤマは2021年策定の中期経営計画2025で「電子」「健康」「環境」を成長事業と位置付け、不採算事業からの撤退と既存事業の見直しを進めてきた。2026年2月には中国の微多孔質フィルム製造販売事業から撤退。同年10月にはセメント・固化材の国内販売事業を太平洋セメントへ譲渡する計画を発表し、製造事業も2028年度に停止する検討を開始した。一方、2025年10月には体外診断用医薬品事業を統括するJSR-01(現トクヤマライフサイエンス)の全株式を取得し、健康分野を拡大。これによりグループの事業構造は従来の基礎化学品・セメント偏重から電子・健康・環境へのシフトが加速している。
業界の中での役割は基礎化学品から先端材料、医療診断機器まで多様な製品を提供にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2019/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 化成品 | 975億円 | 30.0% | 169億円 | 17.3% |
| セメント | 915億円 | 28.2% | 32億円 | 3.5% |
| ライフアメニティー | 523億円 | 16.1% | 32億円 | 6.1% |
| 特殊品 | 472億円 | 14.5% | 99億円 | 21.0% |
| その他(注)1 | 362億円 | 11.1% | 43億円 | 11.9% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01化成品主力
苛性ソーダ、ソーダ灰、塩化カルシウム、重炭酸ナトリウム、珪酸ソーダ、水素、塩化ビニルモノマー・樹脂、酸化プロピレン、塩素系溶剤等の製造販売。子会社サン・アロー化成が製造販売を担当。
- 苛性ソーダ
- 基礎化学品。アルミナ、パルプ、化学繊維、水処理等に使用。
- ソーダ灰
- 炭酸ナトリウム。ガラス、洗剤、水処理等の原料。
- 塩化ビニルモノマー
- 塩化ビニル樹脂の原料。
- 酸化プロピレン
- ポリウレタン原料、プロピレングリコール等の原料。
02セメント主力
セメント、生コンクリート、セメント系固化材の製造販売、及び資源リサイクル。多数の子会社が地域ごとに生コンクリートを製造販売。
- セメント
- 建設用セメント。ポルトランドセメント等。
- 生コンクリート
- 生コンクリート(レディーミクストコンクリート)。建設現場に供給。
03電子先端材料主力
多結晶シリコン、乾式シリカ、四塩化珪素、窒化アルミニウム、電子工業用高純度IPA、フォトレジスト用現像液等の製造販売。ベトナム、中国、台湾等で生産。
- 多結晶シリコン
- 半導体・太陽電池用の高純度シリコン素材。
- 乾式シリカ
- 合成非晶質シリカ。シリコーンゴム、塗料、トナー等の添加剤。
- 窒化アルミニウム
- 高熱伝導性セラミックス材料。パワーデバイス等の放熱基板に使用。
- 高純度IPA(イソプロピルアルコール)
- 半導体洗浄用高純度溶剤。
04ライフサイエンス準主力
医療診断システム、体外診断用医薬品・材料、歯科器材、医薬品原薬・中間体、プラスチックレンズ関連材料、微多孔質フィルム等の製造販売。子会社(株)エイアンドティー、(株)医学生物学研究所、(株)トクヤマデンタル等。
- 医療診断システム
- 自動分析装置や試薬システム。臨床検査向け。
- 体外診断用医薬品
- 血液検査等の試薬。
- 歯科器材
- 歯科用充填材料、補綴材料等。
- プラスチックレンズ関連材料
- 眼鏡レンズ用高屈折率モノマー。
- 微多孔質フィルム
- 電池セパレーター、フィルター等に使用。
05環境事業副次
イオン交換膜の製造販売、廃石膏ボードリサイクル。子会社(株)トクヤマ・チヨダジプサム、(株)アストム等。
- イオン交換膜
- 電気透析、水電解等に使用される分離膜。
06その他その他
海外販売、運送業、不動産管理等。子会社トミテック、徳玖山国際貿易(上海)等。
製品と技術
世界トップクラスのシェアを誇る多結晶シリコン
トクヤマの多結晶シリコンは1984年に東工場で生産を開始し、現在では半導体・太陽電池向けに高純度の素材を供給する。半導体向けは高純度が要求され、同社は世界トップクラスのシェアを持つとされる。2026年3月期の電子先端材料セグメント売上高917億円のうち多結晶シリコンが大きな割合を占め、営業利益は前期比63.6%増の157億円に達した。生産拠点は日本国内のほか、ベトナム(TOKUYAMA VIETNAM)とマレーシア(OCI Tokuyama Semiconductor Materials)で新工場が稼働し、半導体需要の増加に対応している。
広範な産業を支える苛性ソーダとソーダ灰
化成品セグメントの主力製品は苛性ソーダ、ソーダ灰、塩化カルシウム、塩化ビニルモノマー・樹脂、酸化プロピレンなどである。苛性ソーダはアルミナ精製、パルプ、化学繊維、水処理などに不可欠な基礎化学品。ソーダ灰(炭酸ナトリウム)はガラス、洗剤、水処理原料として使用される。2026年3月期の化成品セグメント売上高は1062億円だが、輸出数量減少や海外市況下落の影響で営業利益は97億円(前期比10.4%減)と減益。これらの製品はトクヤマの長年の基盤事業であり、国内の徳山・南陽・鹿島の各工場で生産される。
半導体製造プロセスに不可欠な電子材料群
電子先端材料セグメントでは多結晶シリコン以外に、乾式シリカ、窒化アルミニウム、高純度IPA(イソプロピルアルコール)、フォトレジスト用現像液などを手がける。乾式シリカは合成非晶質シリカで、シリコーンゴムの補強材や塗料、トナーの添加剤として使用。窒化アルミニウムは高熱伝導性セラミックスで、パワーデバイスやLEDの放熱基板に採用される。高純度IPAは半導体洗浄用の高純度溶剤で、台湾(台塑德山)と韓国(STAC)で生産。ICケミカル全体として販売数量が増加し、半導体製造装置向けの放熱材も好調で、2026年3月期は増益に貢献した。
歯科と医療診断を軸とするライフサイエンス事業
ライフサイエンスセグメントは歯科器材、医療診断システム、体外診断用医薬品・材料、プラスチックレンズ関連材料などで構成される。子会社トクヤマデンタルが開発した歯科充填用コンポジットレジン「オムニクロマ」は構造色を応用した独自技術で、2025年に全国発明表彰の特許庁長官賞を受賞。医療診断システムは子会社エイアンドティーが自動分析装置や試薬を提供。2025年10月に取得したトクヤマライフサイエンス(旧JSR-01)により体外診断事業が拡大した。2026年3月期のセグメント売上高は494億円(前期比17.7%増)で、歯科器材の海外出荷が増加した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
化学大手の一角、多角化で安定収益を確保
同社は化学セクターで主力の塩ビやシリコンなど基礎化学品から電子材料まで手掛ける総合化学メーカー。同業のクラレや東洋紡は機能性樹脂や繊維で強みを持つが、同社はシリコンウエハーや太陽電池材料で高付加価値分野に強みを持つ。売上高は2024年3月期の3420億円から2026年3月期に3495億円と横ばい圏だが、営業利益率は8.7%から10.6%へ改善し、収益力が向上している。国内市場の成熟に対し、電子材料やライフサイエンス分野へのシフトで成長を目指す。北の達人やコージンバイオといった中堅化学とは規模で大きく差をつける。
強み
- 売上高3400億円超の規模で、基礎化学品から電子材料まで広く展開する。
- シリコンウエハーや半導体材料で高い技術力を持ち、成長分野に軸足。
- 営業利益率が上昇傾向にあり、構造改革や高付加価値化が進む。
- 多角化により化学品市況の変動リスクを分散している。
課題
- 国内需要は横ばいで、成長には海外展開や新規分野への投資が必須。
- 基礎化学品は市況に左右されやすく、価格下落が業績に影響する。
- 同業大手との競争が激しく、差別化やコスト競争力の維持が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機能性化学の時価総額近傍。太字がトクヤマ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7966リンテック | 3,878億円 | 20.2倍 |
| 2 | 4208UBE | 3,740億円 | 14.3倍 |
| 3 | 3401帝人 | 3,497億円 | — |
| 4 | 4272日本化薬 | 3,320億円 | 12.9倍 |
| 5 | 4061デンカ | 2,862億円 | 17.7倍 |
| 6 | 4043トクヤマ | 2,845億円 | 12.8倍 |
| 7 | 4206アイカ工業 | 2,819億円 | 15.1倍 |
| 8 | 5384フジミインコーポレーテッド | 2,639億円 | 27.0倍 |
| 9 | 4634artience | 2,544億円 | 12.9倍 |
| 10 | 7826フルヤ金属 | 2,455億円 | 14.9倍 |
| 11 | 4095日本パーカライジング | 2,329億円 | 15.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。
会社の歴史
沿革 38件
日本曹達工業としてスタートしセメント事業に進出
1918年2月、アンモニア法ソーダ製造を目的に資本金200万円で山口県徳山町に日本曹達工業株式会社が発足した。1936年1月に商号を徳山曹達株式会社に変更。1938年3月には徳山工場で湿式法による普通ポルトランドセメントの製造を開始し、ソーダ灰とセメントの両輪体制を整えた。1949年5月に東京証券取引所へ上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。この時期、基礎化学と建設材料を柱とする企業基盤が形成された。
電解ソーダ事業と石油化学分野への多角化
1952年3月、徳山工場で電解苛性ソーダの製造を開始し、従来のアンモニア法から電解法へ転換。1960年12月に南陽工場を新設し生産能力を拡大した。1970年3月には東工場でポリプロピレンの製造を開始し、石油化学分野に進出。1972年7月には同工場でイソプロピルアルコール(IPA)の製造を始め、電子工業用高純度IPAの基盤を築いた。1972年11月には技術研究所(現徳山研究所)を新設し、研究開発体制を強化した。この時期、基礎化学品から機能性材料へ事業領域を広げた。
多結晶シリコンと歯科材料という新たな柱の創出
1978年3月、歯科器材の製造販売会社トーワ技研(現トクヤマデンタル)を設立し、医療分野に参入。1984年7月、東工場で多結晶シリコンの製造を開始した。これは後の半導体・太陽電池向け高純度シリコン事業の出発点となる。1985年4月には鹿島工場を新設し、生産能力を強化。1987年2月にはサンフランシスコ支店(現Tokuyama America)を開設し、米国市場への足掛かりを築いた。1989年にはつくば研究所とドイツ現地法人を相次いで設立し、研究開発と海外販売の基盤を整えた。
社名変更とアジア拠点の拡充
1994年4月、商号を株式会社トクヤマに変更。同時に医療診断システムの製造販売会社エイアンドティーを設立し、ライフサイエンス事業を本格化させた。1996年6月にはシンガポールに電子工業用高純度薬品の製造会社を設立し、アジア生産拠点の第一歩を踏み出した。同年8月には台湾現地法人を設立。2005年9月には中国に乾式シリカの製造会社(徳山化工)と販売会社(徳玖山国際貿易)を設立し、中国市場での生産・販売体制を確立した。この間、1990年代後半から2000年代前半にかけて海外展開を加速した。
電子材料の強化と環境・リサイクル事業への進出
2007年2月、窒化アルミニウム白板の製造販売会社TDパワーマテリアルを設立し、パワーデバイス用放熱材料事業に参入。2011年8月、廃石膏ボードリサイクル事業会社トクヤマ・チヨダジプサムを設立し、環境事業を拡大。2013年6月にはフランス領ニューカレドニアのセメント会社の株式を取得し、Tokuyama Nouvelle Calédonie S.A.を連結子会社化した。2018年7月には総合物流会社トクヤマ海陸運送を完全子会社化し、グループ物流基盤を強化。2020年10月には台湾で高純度IPAの合弁会社台塑德山精密化學を設立し、電子材料のアジア供給網を拡充した。
半導体シリコンとライフサイエンスに経営資源を集中
2021年4月、山口県柳井市に先進技術事業化センターを開設し、新技術の事業化を加速。2024年8月、ベトナムに半導体用多結晶シリコンの製造子会社TOKUYAMA VIETNAMを設立。2025年5月にはインド現地法人、7月にはマレーシアのOCIとの合弁会社を設立し、半導体向けシリコンのグローバル供給網を構築した。2025年10月には体外診断用医薬品事業を統括するJSR-01(現トクヤマライフサイエンス)の全株式を取得し、健康分野を強化。これにより、従来の基礎化学品・セメント中心の事業構造から、半導体材料とライフサイエンスに軸足を移す転換が明確になった。
年表38件を開く
1910年代
- 1918年2月創業アンモニア法ソーダ製造のため資本金200万円をもって山口県徳山町(現 山口県周南市)に日本曹達工業 株式会社として発足
1930年代
- 1936年1月商号変更商号を徳山曹達株式会社に変更
- 1937年5月東京営業所(現 東京本部)を開設
- 1938年3月徳山工場において湿式法による普通ポルトランドセメントの製造を開始
1940年代
- 1949年5月上場東京証券取引所へ上場
1950年代
- 1952年3月徳山工場において電解苛性ソーダの製造を開始
1960年代
- 1960年12月南陽工場新設
- 1967年6月東工場新設
1970年代
- 1970年3月東工場においてポリプロピレンの製造を開始
- 1972年7月東工場においてイソプロピルアルコールの製造を開始
- 1972年11月技術研究所(現 徳山研究所)新設
- 1978年3月歯科器材の製造販売会社 トーワ技研株式会社(現 株式会社トクヤマデンタル(現 連結子会社))を 設立
1980年代
- 1984年7月東工場において多結晶シリコンの製造を開始
- 1985年4月鹿島工場新設
- 1987年2月サンフランシスコ支店(現 アメリカ現地法人 Tokuyama America, Inc.(現 連結子会社))を開設
- 1989年5月つくば研究所新設
- 1989年8月ドイツ現地法人 Tokuyama Europe GmbH(現 連結子会社)を設立
1990年代
- 1994年4月商号変更商号を株式会社トクヤマに変更
- 1994年4月医療診断システムの製造販売会社 株式会社エイアンドティー(現 連結子会社)を設立
- 1996年6月シンガポールに電子工業用高純度薬品の製造会社 Tokuyama Electronic Chemicals Pte. Ltd.(現 Tokuyama Singapore Pte. Ltd.(現 連結子会社))を設立
- 1996年8月台湾現地法人 台湾徳亞瑪股份有限公司(現 連結子会社)を設立
2000年代
- 2005年9月中国に乾式シリカの製造販売会社 徳山化工(浙江)有限公司(現 連結子会社)を設立
- 2005年9月中国現地法人 徳玖山国際貿易(上海)有限公司(現 連結子会社)を設立
- 2007年2月窒化アルミニウム白板の製造販売会社 TDパワーマテリアル株式会社(現 連結子会社)を設立
- 2008年1月韓国現地法人 Tokuyama Korea Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立
2010年代
- 2011年8月廃石膏ボードリサイクル事業会社 株式会社トクヤマ・チヨダジプサム(現 連結子会社)を設立
- 2013年6月フランス領・ニューカレドニアのセメント製造販売会社の株式を取得し、Tokuyama Nouvelle Calédonie S.A.(現 連結子会社)を設立
- 2018年7月総合物流会社 徳山海陸運送株式会社(現 トクヤマ海陸運送株式会社(現 連結子会社))の全株式を取得
2020年代
- 2020年10月台湾に電子工業用高純度IPAの製造販売会社 台塑德山精密化學股份有限公司(現 連結子会社)を設 立
- 2021年4月山口県柳井市に先進技術事業化センターを開設
- 2021年12月リーフレタスの生産・販売を行う農業法人 株式会社トクヤマゆうゆうファーム(現 連結子会社)を設 立
- 2022年2月台湾に研究開発とマーケティングを行う現地法人 德山台湾研究開発中心股份有限公司(現 德山台灣股 份 有限公司(現 連結子会社))を設立
- 2022年8月韓国に電子工業用高純度IPAの製造販売会社 STAC Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立
- 2024年1月つくば第二研究所新設
- 2024年8月ベトナムに半導体用多結晶シリコンの製造販売子会社 TOKUYAMA VIETNAM CO., LTD.(現 連結子会社)を設立
- 2025年5月インド現地法人 Tokuyama India Private Limited(現 連結子会社)を設立
- 2025年7月創業マレーシアに半導体用多結晶シリコン半製品の製造販売会社 OCI Tokuyama Semiconductor Materials Sdn. Bhd.(現 持分法適用関連会社)を設立
- 2025年10月体外診断用医薬品事業および体外診断用医薬品材料事業の統括会社 JSR-01株式会社(現 株式会社トク ヤマライフサイエンス(現 連結子会社))の全株式を取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 2030年度 GHG排出量(Scope1,2)削減率(2019年度比)2030年度まで30%
- Scope3(カテゴリー1,3,4)排出量削減率(2022年度比)2030年度まで10%
- 2035年度 GHG排出量削減率(2019年度比)2035年度まで60%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
事業ポートフォリオの転換
成長事業を「電子」「健康」「環境」に集中し、半導体用多結晶シリコンの生産体制強化、体外診断分野への進出、太陽光パネルリサイクル技術の事業化を進める。不採算事業からの撤退やセメント事業の譲渡・停止により構造改革を加速する。
- 02
地球温暖化防止への貢献
2050年度カーボンニュートラル達成を長期目標に、原燃料の脱炭素化、環境配慮型製品の開発、水素・アンモニア等の次世代エネルギー技術の事業化を継続的に推進する。
- 03
CSR経営の推進
マテリアリティ(重要課題)に基づき、地球温暖化防止、環境保全、安全、人材育成、健康経営などに取り組む。健康経営優良法人認定やESG投資指数への選定を通じて、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指す。
- 04
価値創造プロセスの強化
100年超の歴史で培った技術と人材を活かし、「電子」「健康」「環境」の成長市場に向け、ソリューション型ビジネスを展開することで持続可能な未来に貢献する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で6,390人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は794万円で、9期前と比べて+11.2%。平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は16.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 5,406 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 4,889 | — |
| 2019年3月 | 714 | 42.5 | 20.6 | 5,471 | — |
| 2020年3月 | 724 | 42.0 | 19.1 | 5,679 | — |
| 2021年3月 | 736 | 41.5 | 17.9 | 5,476 | — |
| 2022年3月 | 722 | 41.4 | 17.6 | 5,665 | — |
| 2023年3月 | 704 | 41.3 | 17.0 | 5,909 | — |
| 2024年3月 | 683 | 41.3 | 16.9 | 5,734 | — |
| 2025年3月 | 732 | 41.4 | 16.9 | 5,782 | 519 |
| 2026年3月 | 794 | 41.5 | 16.8 | 6,390 | 579 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社51社(国内 43 / 海外 8) を有報から抽出しています。
- 国内㈱トクヤマソーダ販売東京都中央区議決権100.0%
- 国内サン・アロー化成㈱山口県周南市議決権100.0%
- 国内広島トクヤマ生コン㈱(注) 1広島県安芸郡坂町議決権67.2%
- 海外Tokuyama Nouvelle Calédonie S.A.フランス領 ニューカレドニア議決権75.7%
- 国内東京トクヤマコンクリート㈱東京都江東区議決権99.9%
- 国内西部徳山生コンクリート㈱山口県周南市議決権100.0%
- 国内川崎徳山生コンクリート㈱(注)1川崎市川崎区議決権100.0%
- 国内九州徳山生コンクリート㈱(注)1福岡市東区議決権100.0%
- 国内中国生コンクリート㈱広島市南区議決権52.3%
- 国内㈱しろかわ愛媛県東温市議決権100.0%
- 国内㈱トクヤマエムテック東京都中央区議決権100.0%
- 国内トクヤマ通商㈱東京都中央区議決権100.0%
残りのグループ会社39社を開く
- TOKUYAMA VIETNAM CO., LTD. (注)2ベトナム バリアブンタウ省100%
- 徳山化工(浙江)有限公司(注) 2中華人民共和国 浙江省嘉興市100%
- 台湾徳亞瑪股份有限公司(注)1,3台湾新竹市50%
- Tokuyama Singapore Pte. Ltd.シンガポール共和国100%
- 台塑德山精密化學股份有限公司(注)2,3台湾高雄市50%
- STAC Co., Ltd. (注)2,3大韓民国 蔚山広域市50%
- TDパワーマテリアル㈱山口県周南市65%
- ㈱エイアンドティー神奈川県藤沢市100%
- 愛研徳医療器械貿易(上海)有限公司(注)1中華人民共和国 上海市100%
- ㈱トクヤマライフサイエンス東京都港区100%
- ㈱MBLマテリアルズ(注)1茨城県つくば市100%
- ㈱医学生物学研究所(注)1東京都港区100%
- MBL Shenzhen Biotech Co., Ltd. (注)1中華人民共和国 深圳市100%
- MBL Beijing Biotech Co., Ltd. (注)1中華人民共和国 北京市100%
- ㈱トクヤマデンタル東京都台東区100%
- Tokuyama Dental Italy S.r.l. (注)1イタリア共和国 ヴェネト州100%
- Tokuyama Dental Deutschland GmbH (注)1ドイツ連邦共和国ノルトライン=ヴェストファーレン州100%
- Tokuyama Dental America Inc. (注)1アメリカ合衆国 カリフォルニア州100%
- ㈱トクヤマ・チヨダジプサム三重県三重郡 川越町51%
- ㈱アストム東京都港区55%
- トミテック㈱山口県熊毛郡 田布施町100%
- 徳玖山国際貿易(上海)有限公司中華人民共和国 上海市100%
- Tokuyama Korea Co., Ltd.大韓民国ソウル市100%
- 徳玖山(上海)管理有限公司中華人民共和国 上海市100%
- 周南システム産業㈱山口県周南市100%
- トクヤマ海陸運送㈱山口県周南市100%
- 共栄石油㈱(注)1山口県周南市100%
- 周南バルクターミナル㈱(注)1山口県周南市83%
- 德山台灣股份有限公司台湾新竹市100%
- ㈱ASM茨城県つくば市59%
- 山陽徳山生コンクリート㈱岡山県倉敷市50%
- 山口エコテック㈱山口県周南市50%
- 韓徳化学㈱大韓民国ソウル市50%
- ㈱エクセルシャノン東京都中央区34%
- OCI Tokuyama Semiconductor Materials Sdn.Bhd.マレーシア サラワク州50%
- クアーズテック徳山㈱山口県周南市30%
- 徳山ポリプロ㈱山口県周南市50%
- 西日本レジコート㈱広島市安芸区50%
- フィガロ技研㈱大阪府箕面市33%
- 調達4.1億円次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発/炭酸塩、コンクリート製品・コンクリート構造物へのCO2利用技術開発/微細ミスト技術によるCO2回収技術及び炭酸塩生成技術の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-02
- 調達1.4億円太陽光発電主力電源化推進技術開発太陽光発電の長期安定電源化技術開発太陽電池モジュールの分離・マテリアルリサイクル技術開発(太陽電池モジュールの低温熱分解法によるリサイクル技術開発)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-08-11
- 調達8,134万円燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業水素利用等高度化先端技術開発アニオン交換膜水電解スタックおよび大面積セルの開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-28
- 調達5,981万円太陽光発電システム長期安定電源化基盤技術開発太陽電池マテリアルリサイクル要素技術開発太陽電池モジュールの触媒使用によるリサイクル技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-07-19
- 調達4,147万円水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発副生水素等による大規模水素供給・利活用モデル(周南モデル)の構築と定量化に関する調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-20
- 調達901万円カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発カーボンリサイクル・次世代火力推進事業産業間連携によるカーボンリサイクル技術実装推進事業/周南コンビナートにおける産業間連携カーボンリサイクル事業の実装に向けた調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-05-31
- 補助金3,340万円令和3年度基礎素材産業の低炭素化投資促進に向けた設計・実証事業補助金経済産業省 · 2019-04-01
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3,495億円、営業利益は370億円。前期と比べると増収増益で、売上が+1.9%、利益が+23.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,920億円 | 3,495億円 |
| 営業利益 | 340億円 | 370億円 |
| 純利益 | 260億円 | 222億円 |
| 1株あたり配当 | ¥132 | ¥132 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は857億円、営業利益は61億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.9%、営業利益は+19.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 928 | — | — | 9 |
| 2024年1Q | 849 | 51 | 6.0 | 43 |
| 2024年2Q | 812 | 35 | 4.3 | 19 |
| 2024年3Q | 842 | 83 | 9.9 | 57 |
| 2024年4Q | 917 | — | — | 59 |
| 2025年2Q | 1,655 | 140 | 8.5 | 116 |
| 2025年4Q | 1,776 | 160 | 9.0 | 118 |
| 2026年2Q | 1,638 | 192 | 11.7 | 121 |
| 2026年4Q | 1,857 | 178 | 9.6 | 101 |
| 2027年1Q | 857 | 61 | 7.1 | 52 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,586億円から3,495億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は10.6%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| フランス領・ニューカレドニアのセメント製造販売会社の株式を取得し、Tokuyama Nouvelle Calédonie S.A.(現 連結子会社)を設立 | |||||
| 2013年3月 | 2,586 | — | 32 | — | −379 |
| 2014年3月 | 2,873 | — | 150 | — | 102 |
| 2015年3月 | 3,021 | — | 129 | — | −653 |
| 2016年3月 | 3,071 | — | 177 | — | −1,006 |
| 2017年3月 | 2,991 | — | 340 | — | 522 |
| 2018年3月 | 3,081 | — | 362 | — | 197 |
| 2019年3月 | 3,247 | — | 334 | — | 343 |
| 2020年3月 | 3,161 | — | 328 | — | 199 |
| 山口県柳井市に先進技術事業化センターを開設 | |||||
| 2021年3月 | 3,024 | — | 308 | — | 245 |
| 台湾に研究開発とマーケティングを行う現地法人 德山台湾研究開発中心股份有限公司(現 德山台灣股 份 有限公司(現 連結子会社))を設立 | |||||
| 2022年3月 | 2,938 | — | 259 | — | 280 |
| 2023年3月 | 3,518 | — | 148 | — | 94 |
| ベトナムに半導体用多結晶シリコンの製造販売子会社 TOKUYAMA VIETNAM CO., LTD.(現 連結子会社)を設立 | |||||
| 2024年3月 | 3,420 | — | 263 | — | 178 |
| マレーシアに半導体用多結晶シリコン半製品の製造販売会社 OCI Tokuyama Semiconductor Materials Sdn. Bhd.(現 持分法適用関連会社)を設立 | |||||
| 2025年3月 | 3,431 | 300 | 296 | 8.7 | 234 |
| 2026年3月 | 3,495 | 370 | 382 | 10.6 | 222 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3,495億円のうち、営業利益として残るのは370億円で10.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は222億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.3%2,246億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.2%879億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.6%370億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが510億円、投資CFが−1,230億円で、差し引きのフリーCFは−720億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は465億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 171 | −607 | 365 | −436 | 524 |
| 2014年3月 | 341 | −644 | 459 | −303 | 700 |
| 2015年3月 | 308 | −255 | 405 | 53 | 1,161 |
| 2016年3月 | 301 | 134 | −377 | 435 | 1,212 |
| 2017年3月 | 200 | −101 | −119 | 99 | 1,188 |
| 2018年3月 | 619 | −127 | −1,012 | 492 | 668 |
| 2019年3月 | 385 | −162 | −211 | 223 | 680 |
| 2020年3月 | 524 | −205 | −183 | 319 | 809 |
| 2021年3月 | 433 | −193 | −225 | 240 | 831 |
| 2022年3月 | 260 | −338 | 51 | −78 | 825 |
| 2023年3月 | −118 | −338 | 302 | −456 | 676 |
| 2024年3月 | 558 | −304 | −465 | 254 | 479 |
| 2025年3月 | 524 | −235 | −11 | 289 | 749 |
| 2026年3月 | 510 | −1,230 | 418 | −720 | 465 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は5,574億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,978億円で、自己資本比率は50.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 5,183 | 2,239 | 2,944 | 42.0 |
| 2014年3月 | 5,763 | 2,365 | 3,398 | 39.9 |
| 2015年3月 | 5,545 | 1,694 | 3,851 | 29.3 |
| 2016年3月 | 4,013 | 602 | 3,411 | 12.8 |
| 2017年3月 | 4,244 | 1,360 | 2,884 | 29.9 |
| 2018年3月 | 3,619 | 1,366 | 2,253 | 34.7 |
| 2019年3月 | 3,796 | 1,635 | 2,161 | 40.2 |
| 2020年3月 | 3,834 | 1,804 | 2,030 | 44.0 |
| 2021年3月 | 3,868 | 2,053 | 1,815 | 51.3 |
| 2022年3月 | 4,332 | 2,329 | 2,003 | 51.8 |
| 2023年3月 | 4,783 | 2,416 | 2,367 | 48.0 |
| 2024年3月 | 4,574 | 2,599 | 1,975 | 54.5 |
| 2025年3月 | 4,762 | 2,739 | 2,023 | 54.9 |
| 2026年3月 | 5,574 | 2,978 | 2,596 | 50.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで203社中49位あたり、逆に低いのは自己資本比率で203社中151位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,947で、1年前と比べて+18.1%。過去52週の値幅のなかでは24%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.8倍 |
| PER (会社予想) | 10.9倍 |
| PBR | 0.99倍 |
| 配当利回り | 3.34% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は4039円で、25日線4201円を約3.9%下回り、75日線4623円からは大幅乖離。52週高値5768円からは30%下落、安値3363円からは20%上昇。直近1ヶ月で-14.6%と急落。7月29日に3911円まで下落し、その後は4000円前後で推移。8月13日には4215円まで戻したが、再び軟化。出来高は7月29日に236万株、8月6日に98万株と高水準で、売り圧力が強かった。RSI61とやや戻っているが、25日線を回復できておらず、短期的な弱気トレンドが継続。200日線4209円も上値抵抗となりそう。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは13.09倍で業界平均の17.74倍を大きく下回り割安。PBRは1.01倍で業界平均の1.41倍を下回る。ROEは8.2%で、配当利回りは3.27%と業界平均の2.66%を上回る。配当性向は67.5%と健全。一方、直近の業績は改善傾向にあるが、2026/3期の純利益は減少予想。割安だが今後の利益成長には注視が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.8倍 | 17.8倍 |
| PER (予想) | 10.9倍 | — |
| PBR | 0.99倍 | 1.41倍 |
| ROE | 8.2% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資家の関心は、太陽光パネル需要の先行きと、半導体向け高純度シリコンの成長余地に集まる。強気派は、世界的な脱炭素シフトで太陽光需要が長期的に拡大し、シリコンの供給が逼迫すると見て、業績拡大を期待する。弱気派は、中国メーカーの増産による価格下落懸念と、セメント事業の国内需要減少を問題視し、利益率の改善には限界があると指摘する。また、一時的な価格上昇による業績ブレイクはあったが、中期的な成長性には疑問を呈する。半導体需要の回復が鍵とみられ、電子材料の販売動向に注目が集まる。
- 太陽光需要の長期成長
世界的な脱炭素投資で太陽光パネル需要が拡大し、高純度シリコンの需要が牽引される見通し。
- 半導体向け拡大期待
半導体市場の回復に伴い、高品質シリコンや電子材料の販売増が期待される。
- 業績改善トレンド
2026年3月期は営業利益増益予想で、利益率も10%台に改善する見込み。
- 予想純利益261億円へ前期比18%増決算発表後影響強
予想PER11.1倍から逆算、2026/3期222億円→261億円
- 営業利益率が2期連続で改善通年影響中
2025/3期8.74%→2026/3期10.59%、営業利益370億円
- 売上高3,495億円と3期連続増収決算発表後影響中
売上高3,420億→3,431億→3,495億円、堅調に増加
- PBR1.01倍と配当3.28%の下支え継続影響弱
PBR1.01倍で割高感がなく、配当利回り3.28%が買い支え
- 中国勢の増産懸念
中国メーカーの大量増産により、多結晶シリコンの価格下落圧力が続く。
- 国内セメント市場縮小
国内の建設投資は長期減衰傾向で、セメント事業の収益性は低下しやすい。
- 一時的業績ブレイク
過去の好業績は一時的な価格上昇の影響が大きく、持続性に乏しい。
- 2026/3期は純利益222億円と減益決算発表後影響強
純利益234億円→222億円、営業増益が最終利益に反映されず
- ROE8.2%では評価拡大は限定的継続影響中
ROE8.2%はまずまず、PBR1.01倍のままなら上値重い
- 時価総額2,902億円と小型株継続影響中
時価総額2,902億円、流動性低く需給で変動
- 外国人保有29.69%の売り圧力継続影響弱
外国人保有比率29.69%、リスク時に売られやすい
- 多結晶シリコン価格
- 価格変動が利益率に直結し、需給バランスの指標になるため。
- 半導体向け売上高
- 電子材料の需要動向と成長分野の寄与を確認するため。
- 海外売上比率
- 海外市況の変動に対する収益の感応度を測るため。
- セメント販売量
- 国内建設需要の減退度合いを見極めるため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり132円で、前期から+20.0%。いまの株価に対する利回りは3.34%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 50 | — | 12.0 |
| 2020年3月 | 70 | 40.0 | 32.6 |
| 2021年3月 | 70 | 0.0 | 21.7 |
| 2022年3月 | 70 | 0.0 | 22.3 |
| 2023年3月 | 70 | 0.0 | 351.2 |
| 2024年3月 | 80 | 14.3 | 51.1 |
| 2025年3月 | 100 | 25.0 | 22.7 |
| 2026年3月 | 120 | 20.0 | 67.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥132
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ35,385人。区分でいちばん多いのは金融機関で34.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.8%を占め、残る55.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 40.7 | 38.4 | 36.1 | 36.5 | 34.4 | 34.9 |
| 外国法人 | 25.0 | 20.6 | 26.2 | 28.5 | 28.6 | 29.7 |
| 個人・その他 | 18.4 | 24.4 | 22.4 | 21.8 | 22.6 | 22.0 |
| 事業法人 | 11.8 | 12.3 | 11.6 | 9.8 | 9.5 | 9.9 |
| 証券会社 | 4.2 | 4.3 | 3.7 | 3.3 | 4.9 | 3.5 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 17.05 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.73 |
| 03 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 3.02 |
| 04 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.63 |
| 05 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.45 |
| 06 | 明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 2.06 |
| 07 | トクヤマ従業員持株会 | 1.98 |
| 08 | HSBC-FUND SERVICES HSBC - 006 MF EFM(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 1.80 |
| 09 | BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 1.71 |
| 10 | 株式会社山口銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.68 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-12オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)新規の大量保有報告5.01%
- 2026-04-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告3.36%-2.30pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+383%、1株純資産は14期で+529%。直近期のROEは8.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −109 | 625 | −16.2 | — | — |
| 2014年3月 | 147 | 3,301 | 4.6 | 11.5 | 20.0 |
| 2015年3月 | −939 | 2,337 | −33.3 | — | — |
| 2016年3月 | −1,445 | 740 | −94.0 | — | — |
| 2017年3月 | 739 | 1,527 | 58.5 | 3.6 | — |
| 2018年3月 | 260 | 1,807 | 15.6 | 13.0 | 7.6 |
| 2019年3月 | 493 | 2,200 | 24.6 | 5.3 | 12.0 |
| 2020年3月 | 287 | 2,431 | 12.4 | 7.3 | 32.6 |
| 2021年3月 | 351 | 2,758 | 13.4 | 8.0 | 21.7 |
| 2022年3月 | 389 | 3,120 | 13.2 | 4.4 | 22.3 |
| 2023年3月 | 130 | 3,189 | 4.1 | 16.2 | 351.2 |
| 2024年3月 | 247 | 3,464 | 7.4 | 11.0 | 51.1 |
| 2025年3月 | 325 | 3,636 | 9.2 | 8.6 | 22.7 |
| 2026年3月 | 309 | 3,935 | 8.2 | 12.1 | 67.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額298百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 横田浩 | 代表取締役 会長執行役員 | 64 | 43,900 |
| 井上智弘 | 代表取締役 社長執行役員 | 61 | 2,300 |
| 岩崎史哲 | 取締役 専務執行役員 | 66 | 3,342 |
| 谷口隆英 | 取締役 専務執行役員 | 64 | 5,723 |
| 宮本陽司 | 取締役(監査等委員長) | 68 | 3,000 |
| 末岡和正 | 取締役(監査等委員) | 59 | 1,103 |
| 水本伸子 | 取締役(監査等委員) | 69 | 1,200 |
| 石塚啓 | 取締役(監査等委員) | 65 | — |
| 近藤直生 | 取締役(監査等委員) | 52 | 1,300 |
| 斉藤史郎 | 取締役(監査等委員) | 69 | — |
| 梶原ゆみ子 | 取締役(監査等委員) | 64 | — |
| 長瀬克己 | 取締役 専務執行役員 | 61 | 1,300 |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 三浦聖爾 | — | 43 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 125 | 49 | 9 | 183 | 37 |
| 社外取締役 | 6 | 66 | — | — | 66 | 11 |
| 取締役(社内) | 2 | 49 | — | — | 49 | 25 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」でトクヤマを取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,728字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,216字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,207字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,751字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第162期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第162期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第161期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第161期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第160期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第160期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第160期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第160期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第159期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第159期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第159期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第159期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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- 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-07-29
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