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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

椿本チエイン

TSUBAKIMOTO CHAIN CO.6371 · Prime · 機械

動力伝導・搬送チェーンで世界トップクラス。四輪・二輪向けタイミングチェーンやマテハンシステムも手掛ける。

概要

椿本チエインは1917年に創業した産業機械メーカーである。動力伝導用のドライブチェーンや搬送用のコンベヤチェーンで国内シェア首位に立ち、自動車エンジン用タイミングチェーンシステムや二輪車用ドライブチェーン(DIDブランド)も手がける。さらに減速機・直線作動機、物流倉庫向けマテハンシステムまで事業を広げ、2026年3月期の連結売上高は2959億円、従業員数は12228人。大阪市北区に本社を置き、1949年5月に東京・大阪両証券取引所へ上場した。

四つの事業セグメントで構成される収益構造

椿本チエインは連結決算上、チェーン、モーションコントロール、モビリティ、マテハンの四つの報告セグメントで事業を展開する。チェーン事業はドライブチェーンとコンベヤチェーンを主力とし、2026年3月期の売上高は998億円と全体の約34%を占める。モビリティ事業は自動車用タイミングチェーンシステムと二輪車用ドライブチェーン(DIDブランド)を扱い、同期間の売上高は974億円と全体の約33%を占め、営業利益は100億円と最も高い収益貢献度を示す。マテハン事業は搬送・仕分け・保管システムを提供し売上高706億円、モーションコントロール事業は減速機や直線作動機で売上高240億円と続く。この四本柱により、産業機械から自動車、物流まで幅広い需要を取り込んでいる。

96社の子会社で構成されるグローバルグループ

当社グループは椿本チエイン本体に加え、連結子会社96社、関連会社14社からなる。国内には大同工業、新星工業、椿本カスタムチエン、椿本スプロケット、椿本マシナリーなど製造・販売の各子会社を抱える。海外では米国にU.S. TSUBAKI HOLDINGSを頂点とする統括会社を置き、欧州にはTSUBAKIMOTO EUROPE B.V.、アジアには椿本机械(上海)有限公司やPT. TSUBAKI INDONESIA MANUFACTURINGなど、環インド洋地域を含む各国に現地法人を配置する。2026年1月には大同工業を新たに連結子会社化し、チェーン・モビリティ分野の体制を強化した。生産拠点は日本(埼玉、京都、兵庫、京田辺など)のほか、米国、チェコ、インドネシア、中国、タイ、フィリピン、メキシコと世界中に広がる。

連結売上高2668億円から2959億円へ成長した直近5期

同社の連結売上高は2020年3月期の2264億円から2026年3月期の2959億円へと、2割強の伸びを示している。特に2024年3月期は2668億円、2025年3月期は2792億円と順調に拡大した。しかし営業利益は2025年3月期の229億円から2026年3月期は216億円に減少しており、大阪・関西万博への出展費用や子会社取得関連費用が利益を圧迫した。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は2026年3月期に297億円と前期から34.3%増加した。これは大同工業の連結子会社化に伴う負ののれん発生益の計上によるものである。ROEは10.7%、配当性向は27.0%(負ののれん等を除くと35.0%)と、中期経営計画で掲げる目標(ROE10%以上、配当性向35%以上)に一部到達している。

中期経営計画2030で売上高4500億円を目指す

同社は2030年度を最終年度とする「中期経営計画2030」を策定し、連結売上高4500億円以上、営業利益率10%以上、ROE10%以上を数値目標に掲げる。その達成に向けて、既存事業の収益力強化に加え、「新ビジネス事業」としてアグリビジネス、ヒューマンアシスト、エネルギーマネジメント、eCARGO、エンジンドローンといった5つの領域を育成する方針である。また、チェーン事業とモーションコントロール事業を統合したパワートランスミッション事業を新設し、動力伝達・搬送商品のトータルソリューションビジネスへの転換を図る。モビリティ事業では大同工業との統合シナジーを生かしたグローバル生産最適化、マテハン事業では選択と集中による黒字体質の早期実現を課題とする。

業界の中での役割は機械部品・システムメーカー(動力伝達、搬送、マテハン)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,959億円
営業利益
216億円
営業利益率
7.3%
純利益
297億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01汎用産業機械(チェーン)主力

ドライブチェーン(動力伝導用)やコンベヤチェーン(搬送用)を製造販売。幅広い産業機械メーカー向けに標準品・特殊品を供給。

主な製品・サービス2
ドライブチェーン
エンジンやモーターの動力を伝えるチェーン。自動車、農業機械、工作機械などに使用。
コンベヤチェーン
工場内の部品や製品を搬送するチェーン。食品、自動車、物流業界で利用。

02自動車・二輪車(モビリティ)主力

エンジン用タイミングチェーンシステム(チェーン、スプロケット、テンショナ等)および二輪車用ドライブチェーンを主要自動車・二輪車OEMに供給。

主な製品・サービス2
エンジン用タイミングチェーンシステム
自動車エンジンのカムシャフトを駆動するチェーンシステム。静音性・耐久性に優れる。
二輪車用ドライブチェーン
二輪車のエンジン動力を後輪に伝えるチェーン。高強度で耐摩耗性に優れる「DID」ブランド。

03産業機械(モーションコントロール)準主力

減速機(ギヤモータ)、直線作動機(リニアアクチュエータ)、スプロケット、カップリング等を製造販売。工場の自動化・省力化に寄与。

主な製品・サービス2
減速機
モーターの回転を減速してトルクを増幅する装置。各種産業機械に内蔵。
直線作動機
回転運動を直線運動に変換するアクチュエータ。搬送装置や工作機械に使用。

04物流・倉庫(マテハン)準主力

搬送装置、仕分けシステム、自動倉庫など物流・マテリアルハンドリングシステムの設計・製造・販売。工場や物流センター向け。

主な製品・サービス2
搬送・仕分けシステム
ベルトコンベヤ、ローラコンベヤ、自動ソータ等からなる物流システム。
保管システム
自動倉庫(スタッカークレーン方式等)や棚システム。

製品と技術

産業機械の動力と搬送を支えるチェーン製品群

同社の祖業であり現在も最大セグメントであるチェーン事業では、ドライブチェーンとコンベヤチェーンを中心に製造・販売している。ドライブチェーンはエンジンやモーターの動力を伝導する役割を担い、自動車、農業機械、工作機械など広範な産業機械に組み込まれる。コンベヤチェーンは工場内で部品や製品を搬送するためのもので、食品、自動車、物流業界で標準的に使用される。1953年にローラーチェーンでJIS認定工場第1号となった実績が示す通り、同社のチェーンは高い寸法精度と耐久性で知られ、国内シェアでトップクラスを維持している。

自動車エンジンの心臓を駆動するタイミングチェーンシステム

モビリティ事業の中核製品がエンジン用タイミングチェーンシステムである。これはチェーン本体に加え、スプロケット、テンショナ、ガイドなどを含むシステムとして自動車メーカーに供給される。1958年に量産を開始して以来、静音性と耐久性の両立に注力し、現在では主要な自動車OEMに採用されている。2026年3月期のモビリティ事業売上高は974億円と全体の3分の1を占め、営業利益100億円は全セグメント中最大である。特にハイブリッド車需要の拡大を追い風に、日本、米州、欧州、環インド洋の拠点で販売が増加している。

物流現場の自動化を実現するマテハンシステム

マテハン(マテリアルハンドリング)事業では、工場や物流センター向けに搬送装置、自動仕分けシステム、自動倉庫を設計・製造・販売する。製品例としてベルトコンベヤやローラコンベヤ、自動ソータ(仕分け機)、スタッカークレーン方式の自動倉庫がある。2026年3月期の売上高は706億円で、日本国内では建設機械業界や物流業界向けが好調だった。ただし、米州の自動車業界向けシステム販売が減少した影響で営業利益は前期比22.8%減の9.6億円にとどまり、同事業の収益改善が課題となっている。

二輪車用ドライブチェーン「DID」ブランドの強み

二輪車(オートバイ)向けには「DID」ブランドで知られるドライブチェーンを供給している。高強度・耐摩耗性に優れ、競技用から市販車まで幅広く採用される。この製品は子会社の大同工業が製造・販売してきたが、2026年の連結子会社化により椿本グループ内に取り込まれた。DIDブランドは世界の二輪車市場で高い認知度を持ち、モビリティ事業の一翼を担う。同期間のモビリティ事業全体の売上高974億円のうち、二輪車用チェーンは一定の割合を占めるとみられる。

工場の自動化に貢献する減速機と直線作動機

モーションコントロール事業では、減速機(ギヤモータ)や直線作動機(リニアアクチュエータ)、スプロケット、カップリングなどを製造する。減速機はモーターの回転を減速してトルクを増幅する装置で、各種産業機械の駆動部に内蔵される。直線作動機は回転運動を直線運動に変換し、搬送装置や工作機械の位置決めに使用される。2026年3月期の同事業売上高は240億円と規模は小さいが、営業利益は前期比29.4%増の9.9億円と改善傾向にある。同社はこれらの製品をチェーンと組み合わせたトータルソリューションの提供を強化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

チェーン・駆動部品で世界大手

当社はチェーンや駆動ユニットなど産業機械部品の専業メーカー。売上高は約2,800億円で、同業の三浦工業(約2,000億円)より大きく、日本製鋼所(非開示)よりは小。営業利益率は8%前後で業界平均的水準。産業機械や自動車向けが主力だが、特定セクターへの依存度が課題。

強み

  • 産業用チェーンで高い世界シェアを持ち、ブランド力が強い
  • 自動車、産業機械、農業機械など多様な業界へ販売し、リスク分散
  • 世界各国に製造拠点を持ち、現地生産・販売が可能
  • 営業利益率が7-8%と安定しており、キャッシュフローも良好

課題

  • 自動車や産業機械など特定セクターの需要変動に影響を受けやすい
  • 鉄鋼など原材料価格の上昇が収益を圧迫するリスク
  • 低コストの新興国メーカーとの競争が激しく、価格競争にさらされる

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字が椿本チエイン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16407CKD3,477億円25.2倍
26136オーエスジー3,430億円16.3倍
33107ダイワボウホールディングス3,338億円10.4倍
46103オークマ3,065億円21.8倍
56622ダイヘン3,038億円20.6倍
66371椿本チエイン2,834億円9.0倍
76436アマノ2,820億円13.9倍
86457グローリー2,734億円16.8倍
96278ユニオンツール2,615億円25.6倍
106101ツガミ2,419億円34.0倍
116516山洋電気2,020億円21.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

個人経営から始まった創業とチェーン専業メーカーへの道(1917〜1940年)

1917年12月、初代社長椿本説三の個人経営として大阪府西成郡(現・大阪市北区)に創業した。当初は機械用ローラーチェーンの製造を目指し、1923年にドライブチェーンの製造を開始。翌1924年にはコンベヤチェーンに進出した。1937年には大規模なコンベヤプラント一式を納入し、搬送システムの分野でも実績を積む。1940年5月には本社工場を大阪市旭区(現・鶴見区)に建設し、生産能力を拡大した。1941年1月、個人組織を株式会社椿本チヱイン製作所に改組し、法人としての基盤を固めた。

上場と自動車用チェーンへの進出(1949〜1960年代)

1949年5月、大阪・東京両証券取引所に株式を上場し、公開企業となる。1953年9月にはローラーチェーンでJIS認定工場第1号を取得し、品質面での信頼を確立した。1958年4月には自動車エンジン用タイミングチェーンの量産を開始し、モビリティ分野に参入。1961年2月には名古屋証券取引所にも上場し、資金調達力を高めた。1961年4月には事業部制を導入し、組織を拡大。1962年3月に埼玉県飯能市に埼玉工場を建設し、生産能力を増強した。1964年2月には宮住鉄工所(現・椿本カスタムチエン)に資本参加し、特殊チェーンの製造基盤を得た。

海外拠点の設立と合弁による技術拡充(1970〜1980年代)

1970年4月、社名を現在の株式会社椿本チエインに変更。1971年1月には京都工場を建設し、関西地区の生産拠点を強化した。1971年3月には米国にTSUBAKIMOTO U.S.A.,INC.を設立し、北米市場への本格進出を開始。1972年4月にはオランダにTSUBAKIMOTO EUROPE B.V.を設立し、欧州での販売網を構築した。1981年4月には粉粒体コンベヤの技術・営業部門を分離し、椿本バルクシステムを設立。1983年7月には米国にマテハン事業の現地法人を設立した。1984年10月には米エマソン・エレクトリック社と合弁で椿本エマソンを設立し、減速機などのモーションコントロール製品を強化した。

事業再編と国内グループの統合(1990年代末〜2000年代)

1993年4月、事業部門の呼称をパワトラ事業部門およびマテハン事業部門に変更。1999年4月にはマテハン事業の製造子会社である椿本テックと椿本工機を吸収合併し、生産効率を高めた。1999年11月には国内系列販売会社6社を統合し、株式会社椿本マシナリーを発足させた。2001年4月にはチェーン事業部、精機事業ユニット、自動車部品事業部、マテハン事業部、環境事業部の5事業部制に変更し、事業ごとの責任体制を明確化。2001年6月には京都府京田辺市に京田辺工場を新設し、最新の生産設備を導入した。

大同工業の連結子会社化と新たな成長への布石(2026年)

2026年1月、同社は二輪車用ドライブチェーンでブランド力を持つ大同工業を連結子会社化した。これによりチェーン・モビリティ両分野の製品ラインアップが拡充し、グローバル生産の最適化が進む。2026年3月期の連結決算では負ののれん発生益を計上し、当期純利益が前期比34.3%増の297億円に大きく伸びた。また、大阪・関西万博への出展などブランド発信にも注力し、中期経営計画2030の達成に向けた投資を積極化している。

年表27件を開く

1910年代

  • 1917年12月創業初代社長椿本説三の個人経営として、大阪府西成郡(現・大阪市北区)に創業

1920年代

  • 1923年機械用ローラチェーンの製造開始
  • 1924年コンベヤチェーンの製造開始

1930年代

  • 1937年大規模なコンベヤプラント一式を納入

1940年代

  • 1940年5月大阪市旭区(現・鶴見区)に本社工場を建設
  • 1941年1月個人組織を㈱椿本チヱイン製作所に改組
  • 1949年5月上場大阪・東京証券取引所に株式上場

1950年代

  • 1953年9月ローラチェーンのJIS認定工場第1号となる
  • 1958年4月自動車用タイミングチェーンの量産開始

1960年代

  • 1961年2月上場名古屋証券取引所に株式上場
  • 1961年4月事業部制を導入
  • 1962年3月埼玉県飯能市に埼玉工場を建設
  • 1964年2月㈱宮住鉄工所(現・㈱椿本カスタムチエン)に資本参加
  • 1965年10月ボルグ・ワーナー社(米国)と、合弁会社椿本モールス㈱を設立

1970年代

  • 1970年4月商号変更社名を㈱椿本チエインに変更
  • 1971年1月京都府長岡京市に京都工場を建設
  • 1971年3月創業米国にTSUBAKIMOTO U.S.A.,INC.(現・U.S. TSUBAKI HOLDINGS, INC.)を設立
  • 1972年4月創業オランダにTSUBAKIMOTO EUROPE B.V.を設立

1980年代

  • 1981年4月粉粒体コンベヤの技術・営業部門を分離し、㈱椿本バルクシステムを設立
  • 1982年8月兵庫県加西市に兵庫工場を建設
  • 1983年7月創業米国にTSUBAKI CONVEYOR OF AMERICA,INC.(現・U.S. TSUBAKI HOLDINGS, INC.のマテハン事業部門)を設立
  • 1984年10月エマソン・エレクトリック社(米国)と合弁事業契約を締結し、営業譲渡により㈱椿本エマソンを設立

1990年代

  • 1993年4月商号変更事業部門の呼称を、パワトラ事業部門およびマテハン事業部門に変更
  • 1999年4月M&Aマテハン事業部門の製造子会社(㈱椿本テック、椿本工機㈱)を吸収合併
  • 1999年11月創業国内系列販売会社6社を統合し、㈱椿本マシナリーを発足

2000年代

  • 2001年4月商号変更チェーン事業部、精機事業ユニット、自動車部品事業部、マテハン事業部、環境事業部の5事業部制に変更
  • 2001年6月京都府京田辺市に京田辺工場を建設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年度まで4,500億円以上
  • 営業利益率2030年度まで10%以上
  • ROE2030年度まで10%以上
  • 配当性向2030年度まで35%以上を基準とする

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    収益力強化による強固な事業基盤構築

    既存事業の収益力を高め「量から質」へ転換し、強固な事業基盤を構築する。資本コストを意識した施策を展開。

  2. 02

    選択と集中で新規ビジネスを加速

    「選択と集中」により新規ビジネスの事業化を加速し、持続的成長を実現する。未来の主力事業を創出する。

  3. 03

    技術×マーケティング強化で新事業牽引

    「技術×マーケティング」の強化により新事業を牽引し、グローバルグループ本社機能を強化してESG経営を深化させる。

  4. 04

    パワートランスミッション事業の統合シナジー創出

    チェーン事業とモーションコントロール事業を統合したパワートランスミッション事業で、両事業の統合プロジェクトを進めシナジーを創出し収益性を最大化する。地域・商品群を軸とするマトリックス運営でグローバルトップ/ニッチトップ戦略を推進。

  5. 05

    ESG推進とサステナビリティ活動

    カーボンニュートラル実現を含むサステナビリティ活動を推進。健康経営の継続、コーポレート・ガバナンスの実効性向上とリスクマネジメントのグローバル展開。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で12,228人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は699万円で、9期前と比べて+3.9%平均年齢は43.5歳、平均勤続年数は16.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月7,886
2018年3月8,358
2019年3月67241.116.18,818
2020年3月64641.116.18,733
2021年3月59643.016.28,535
2022年3月63143.216.98,566
2023年3月65243.416.98,691
2024年3月62943.416.88,750
2025年3月66443.416.88,768261
2026年3月69943.516.512,228177

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率41.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社82(国内 43 / 海外 39、うち連結子会社 22) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
埼玉工場 — 埼玉県飯能市275億円
チェーン モビリティ マテハン
京田辺工場 — 京都府京田辺市228億円
チェーン
チェーン モーション コントロール モビリティ マテハン — U.S. TSUBAKI HOLDINGS, INC. (アメリカ合衆国 イリノイ州ほか) (注3)188億円
チェーン モビリティ マテハン その他 — 大同工業㈱(石川県加賀市ほか) (注2)162億円
長岡京工場 — 京都府長岡京市8,206百万円
モーション コントロール
チェーン マテハン — Tsubaki Kabelschlepp GmbH (ドイツ ノルトライン・ヴェストファーレン州ほか) (注4)4,500百万円
チェーン モーション コントロール モビリティ — TSUBAKIMOTO EUROPE B.V. (オランダ ドルドレヒト市ほか) (注5)3,692百万円
チェーン モビリティ — 椿本鏈条(天津)有限公司(中華人民共和国 天津市) (注6)3,631百万円
兵庫工場 — 兵庫県加西市3,053百万円
モビリティ
福井美浜工場 — 福井県美浜町2,598百万円
その他
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    大同工業㈱(※1)
    石川県加賀市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新星工業㈱
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権77.3%
  • 国内
    ㈱椿本カスタムチエン(※1)
    大阪府大東市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱椿本スプロケット
    京都府久世郡 久御山町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ツバキ山久チエイン㈱
    埼玉県久喜市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱椿本鋳工
    埼玉県飯能市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱椿本バルクシステム
    大阪府豊中市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    椿本メイフラン㈱
    滋賀県甲賀市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱椿本マシナリー
    大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ツバキサポートセンター
    京都府京田辺市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    U.S. TSUBAKI HOLDINGS, INC. (※1、※2)
    アメリカ合衆国 イリノイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    U.S. TSUBAKI POWER TRANSMISSION, LLC
    アメリカ合衆国 イリノイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社70社を開く
  • U.S. TSUBAKI AUTOMOTIVE, LLCアメリカ合衆国 マサチューセッツ州100%
  • U.S. TSUBAKI MATERIAL HANDLING, LLCアメリカ合衆国 イリノイ州100%
  • U.S. TSUBAKI INDUSTRIAL, LLCアメリカ合衆国 イリノイ州100%
  • TSUBAKI KABELSCHLEPP AMERICA, INC.アメリカ合衆国 ウィスコンシン州100%
  • TSUBAKI BRASIL EQUIPAMENTOS INDUSTRIAIS LTDA.ブラジル サンパウロ市100%
  • Central Conveyor Company, LLC (※1)アメリカ合衆国 ミシガン州100%
  • Central Industrial, LLCアメリカ合衆国 イリノイ州100%
  • Electrical Insights, LLCアメリカ合衆国 ミシガン州100%
  • KCI, Incorporatedアメリカ合衆国 ミズーリ州100%
  • TSUBAKI ATR, LLCアメリカ合衆国 イリノイ州100%
  • 椿本机械(上海)有限公司中華人民共和国 上海市100%
  • TSUBAKIMOTO EUROPE B.V. (※1)オランダ ドルドレヒト市100%
  • TSUBAKIMOTO UK LTD.イギリス ノッティンガム州100%
  • Tsubaki Deutschland GmbHドイツ バイエルン州100%
  • Tsubaki Automotive Czech Republic s.r.o. (※1)チェコ共和国 中央ボヘミア州100%
  • TSUBAKI IBERICA POWER TRANSMISSION, S.L.スペイン マドリード市100%
  • Tsubaki Jungbluth GmbHドイツ ヘッセン州100%
  • 台湾椿本股份有限公司台湾 桃園市100%
  • TSUBAKI OF CANADA LIMITEDカナダ オンタリオ州100%
  • Tsubaki Kabelschlepp GmbHドイツ ノルトライン・ヴェストファーレン州100%
  • Kabelschlepp GmbH-Hünsbornドイツ ノルトライン・ヴェストファーレン州100%
  • KABELSCHLEPP ITALIA S.R.L.イタリア ヴァレーゼ県90%
  • METOOL PRODUCTS LIMITEDイギリス ノッティンガム州100%
  • KABELSCHLEPP FRANCE S.A.R.L.フランス イヴリーヌ県100%
  • KABELSCHLEPP INDIA PRIVATE LIMITEDインド共和国 バンガルール県100%
  • Kabelschlepp China Co., Ltd.中華人民共和国 昆山市100%
  • KABELSCHLEPP SYSTEMTECHNIK spol. s.r.o.スロバキア ニトラ県100%
  • Kabelschlepp Sp. z o.o.ポーランド クヤヴィ=ポモージェ県100%
  • Mayfran International, Incorporatedアメリカ合衆国 オハイオ州100%
  • Conergics International LLCアメリカ合衆国 オハイオ州100%
  • Mayfran U.K. Limitedイギリス グレーターマンチェスター州100%
  • Mayfran GmbHドイツ ノルトライン・ヴェストファーレン州100%
  • Mayfran Limburg B.V.オランダ リンブルフ州100%
  • Mayfran International B.V.オランダ リンブルフ州100%
  • Mayfran France S.A.R.L.フランス ヴァル=ド=マルヌ県100%
  • Press Room Techniques Co.カナダ オンタリオ州100%
  • Tsubakimoto Singapore Pte.Ltd.シンガポール100%
  • PT. TSUBAKI INDONESIA MANUFACTURING (※1)インドネシア共和国 カラワン県100%
  • PT. TSUBAKI INDONESIA TRADINGインドネシア共和国 ブカシ市100%
  • TSUBAKI POWER TRANSMISSION (MALAYSIA) SDN. BHD.マレーシア セランゴール州100%
  • TSUBAKIMOTO(THAILAND) CO.,LTD.タイ バンコク市95%
  • TSUBAKI INDIA POWER TRANSMISSION PRIVATE LIMITEDインド共和国 カーンチプラム県100%
  • TSUBAKIMOTO VIETNAM CO.,LTD.ベトナム ハノイ市100%
  • TSUBAKIMOTO PHILIPPINES CORPORATIONフィリピン パシッグ市100%
  • TSUBAKI AUSTRALIA PTY.LIMITEDオーストラリア ニューサウスウェールズ州100%
  • TSUBAKIMOTO AUTOMOTIVE (THAILAND) CO.,LTD.タイ チョンブリ県100%
  • 椿本汽車発動機(上海)有限公司中華人民共和国 上海市100%
  • Tsubakimoto Automotive Korea Co., Ltd. (※1)大韓民国 チャンウォン市100%
  • 天津華盛昌歯輪有限公司中華人民共和国 天津市59%
  • 椿本鏈条(天津)有限公司(※1)中華人民共和国 天津市90%
  • 椿本散装系統設備(上海)有限公司中華人民共和国 上海市100%
  • 椿本鏈条(上海)有限公司中華人民共和国 上海市100%
  • Tsubakimoto Automotive Mexico S.A. de C.V.メキシコ合衆国 グアナファト州100%
  • TSUBAKI CONVEYOR SYSTEMS INDIA PRIVATE LIMITEDインド共和国 マハーラーシュトラ州100%
  • 大同鏈条(常熟)有限公司中華人民共和国 常熟市100%
  • D.I.D Philippines Inc.フィリピン バタンガス州100%
  • P.T. Daido Indonesia Manufacturingインドネシア 西ジャワ州100%
  • D.I.D Vietnam Co.,Ltd.ベトナム ハノイ市100%
  • DID Malaysia Sdn.Bhd.マレーシア セランゴール州100%
  • Daido Sittipol Co.,Ltd.タイ ラヨン県51%
  • D.I.D Asia Co.,Ltd.タイ ラヨン県100%
  • Interface Solutions Co.,Ltd.タイ チョンブリ県59%
  • Daido India Pvt. Ltd.インド ハリヤナ州100%
  • Daido Corporation of Americaアメリカ合衆国 テネシー州100%
  • Daido Industria De Correntes Da Amazonia Ltda.ブラジル アマゾニア州100%
  • Daido Industrial E Comercial Ltda.ブラジル サンパウロ州100%
  • DID Europe S.R.L.イタリア ボローニャ市100%
  • 天津椿本輸送机械有限公司中華人民共和国 天津市47%
  • ㈱月星製作所石川県加賀市29%
  • IWIS-DAIDO LLCアメリカ合衆国 ケンタッキー州30%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,959億円営業利益216億円前期と比べると増収減益で、売上が+6.0%、利益が-5.7%。

売上高
+6.0%
2,959億円
営業利益
-5.7%
216億円
純利益
+34.4%
297億円
営業利益率
7.3%
前期比 -0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,500億円2,959億円
営業利益255億円216億円
純利益220億円297億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は851億円、営業利益は52億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+37.5%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q68728
2024年1Q619396.332
2024年2Q669477.041
2024年3Q680578.447
2024年4Q70066
2025年2Q1,364957.0100
2025年4Q1,4281349.4121
2026年2Q1,356836.199
2026年4Q1,6031338.3198
2027年1Q851526.144

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,500億円から2,959億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,50012874
2014年3月1,780180102
2015年3月1,967223142
2016年3月2,040221128
2017年3月1,988220146
2018年3月2,157217147
2019年3月2,385216138
2020年3月2,264167116
2021年3月1,93411087
2022年3月2,159200145
2023年3月2,516210137
2024年3月2,668235186
2025年3月2,7922292538.2221
2026年3月2,9592162487.3297

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,959億円のうち、営業利益として残るのは216億円7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は297億円、売上の10.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.5%2,086億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.2%657億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%216億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
7.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.1pt
10.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.0pt
10.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが319億円、投資CFが−90億円で、差し引きのフリーCFは229億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は785億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月154−18463−30202
2014年3月198−172−3226213
2015年3月222−143−2679274
2016年3月191−136−5555264
2017年3月254−134−41120341
2018年3月277−174−132103317
2019年3月242−321127−79361
2020年3月203−142−10461314
2021年3月279−96−44183461
2022年3月210−91−78119529
2023年3月214−93−100121570
2024年3月386−92−157294747
2025年3月213−118−21795633
2026年3月319−90−202229785

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は4,598億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,038億円で、自己資本比率は64.5%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,1581,0861,07247.3
2014年3月2,2881,2161,07251.8
2015年3月2,5871,4431,14454.3
2016年3月2,5411,4581,08355.9
2017年3月2,6721,5621,11057.1
2018年3月2,8361,6981,13859.2
2019年3月3,0591,7551,30456.8
2020年3月2,9411,7611,18059.3
2021年3月3,0731,8751,19860.5
2022年3月3,3262,0981,22862.5
2023年3月3,4592,2661,19364.9
2024年3月3,9132,6061,30766.0
2025年3月3,7152,6221,09369.9
2026年3月4,5983,0381,56064.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
814億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,132億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
315億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,560億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中58位あたり、逆に低いのは営業利益率209社中121位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.7%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.3%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.5%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.0%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,668で、1年前と比べて+25.4%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥2,668-2.5%1ヶ月+3.7%1年+25.4%時価総額2,834億円
過去52週の値幅
安値¥2,004高値¥2,812

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.0倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR0.91倍
配当利回り3.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で3.13%上昇し、8月10日時点の株価は2704円。25日移動平均線(2627.04円)を約2.9%上回り、75日線(2583.29円)からも約4.7%上。52週高値2812円からは約3.8%と高値圏に位置し、52週安値2004円からは約34.9%上。出来高は7月末から8月初めにかけて増加し、8月7日には19.8万株と活発。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが9.14倍と業界平均の23.56倍を大きく下回り、PBRも0.93倍で平均の1.58倍を大幅に下回る。ROEは10.7%と良好で、自己資本利益率に見合う株価水準ではない。配当利回りは2.96%で平均の2.65%を上回り、株主還元も厚い。ただし、予想PERは12.4倍と実績より上昇が見込まれ、今期の営業利益率は前年の8.2%から7.3%への低下が懸念される。割安であるが、収益力の改善余地を考慮すると極端な割安とは言えず、総合的に割安と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.0倍22.7倍
PER (予想)12.2倍
PBR0.91倍1.50倍
ROE10.7%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

世界的な設備投資と自動化需要で業績が拡大する一方、中国経済の減速や部品調達リスクが懸念される。強気派は、工場自動化や物流効率化の長期的な追い風で受注が堅調とみる。弱気派は、中国市場の減速や為替変動が業績に影響する可能性を指摘。

プラスに働く材料7
  • 自動化需要

    世界的に省力化・自動化が進み、伝動機器の需要が増加

  • 好調な業績

    純利益は3期連続で増加、2026年3月期も増益見込み

  • 割安感

    PER9倍台、PBR1倍未満と低評価株である

  • 純利益が297億円と前期比76億円増決算発表後影響

    純利益は前期比76億円増の297億円、EPS拡大で株主価値向上

  • 売上高2,959億円と過去最高通年影響

    売上高が前期比167億円増の2,959億円、業績拡大基調

  • PBR0.93倍と実質価値を下回る不定影響

    PBR0.93倍は解散価値近辺で、資本効率改善への期待

  • 外国人株主比率30.51%と高い関心継続影響

    外国人保有率30.51%と高く、需給面で下支え

マイナスに働く材料7
  • 中国減速

    中国の設備投資が減速、売上高の成長が鈍化する恐れ

  • 為替変動

    海外売上高の比率が高く、円高が収益を圧迫する可能性

  • 利益率低下

    営業利益率8.2%から7.3%に低下見込み、コスト上昇

  • 来期予想PER12.4倍はEPS約26%減示唆決算発表後影響

    実績PER9.14倍に対し予想PER12.4倍、市場は約26%の減益を想定

  • 営業利益が229億円から216億円に減少通年影響

    営業利益は前期比13億円減の216億円、収益力が悪化

  • 営業利益率8.2%から7.3%へ縮小通年影響

    営業利益率は0.9ポイント低下、販管費の増加圧力

  • 1年で29.5%上昇し過熱感継続影響

    株価上昇率29.5%と高く、利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
受注高と受注残
将来の売上高の先行指標で需要動向を把握するため
海外売上高比率
為替感応度や成長性を評価するため
営業利益率
部品コストや販売価格の影響を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.00%。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
3.00%
いまの株価に対して
配当性向
38.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4051.9
2018年3月400.028.8
2019年3月24−40.041.4
2020年3月4066.758.4
2021年3月25−37.546.2
2022年3月4060.045.9
2023年3月438.340.6
2024年3月5323.156.9
2025年3月8050.050.6
2026年3月800.038.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,275人。区分でいちばん多いのは金融機関33.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.1%を占め、残る55.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関45.944.042.838.636.633.6
外国法人25.627.926.430.829.030.5
個人・その他18.018.420.620.123.223.3
事業法人9.89.08.99.19.610.5
証券会社0.70.71.21.41.52.1
自己株式3.33.33.33.33.42.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
政府・自治体0.10.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)9.57
02太陽生命保険株式会社8.60
03椿本チエイン持株共栄会4.73
04日本生命保険相互会社4.06
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.51
06椿本興業株式会社3.27
07株式会社三井住友銀行2.06
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.04
09CEPLUX- THE INDEPENDENT UCITS PLATFORM 2(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.99
10THE BANK OF NEW YORK,TREATY JASDEC ACCOUNT(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.62

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+645%、1株純資産は14期で+423%。直近期のROEは10.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月405457.712.227.0
2014年3月556339.313.529.9
2015年3月7675110.913.229.3
2016年3月687599.010.237.2
2017年3月788159.911.951.9
2018年3月3874,4369.211.228.8
2019年3月3644,5908.110.841.4
2020年3月3094,7116.78.058.4
2021年3月2355,0194.813.046.2
2022年3月3935,6127.47.845.9
2023年3月3716,0596.48.740.6
2024年3月1712,4027.710.156.9
2025年3月2132,5338.58.750.6
2026年3月2962,84910.77.838.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

31名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は31名。2026/3期の役員報酬は総額297百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
古世憲二代表取締役 取締役会長 最高経営責任者68484
木村隆利代表取締役 取締役社長 最高執行責任者65320
宮地正樹取締役64202
安藤圭一取締役74
北山久恵取締役69
谷所敬取締役77
田中浩司常勤監査役6412
川﨑加寸也常勤監査役6415
川﨑清隆監査役60
山本崇晶監査役64
岡本雅文常務執行役員 マテハン事業統括
Kevin Richard Powers常務執行役員 米州パワトラ・マテハンビジネス担当 兼 U.S. TSUBAKI HOLDINGS, INC. 社長
残りの役員19名を開く
氏名役職年齢
揚田利浩常務執行役員 欧州経営統合担当
垪和伸光常務執行役員 本社部門本部 安全・品質・環境担当 兼 同本部 安全・品質保証部長 兼 埼玉工場長
川上修常務執行役員 本社部門本部長
明坂泰宏常務執行役員 DID経営統合担当
前田隆雄常務執行役員 パワートランスミッション事業部長 兼 同事業部 グローバルビジネス統括 兼 京田辺工場長
中久保克也常務執行役員 モビリティ事業部長
丹山太上席執行役員 新ビジネス事業部長 兼 福井美浜工場長
熊倉淳上席執行役員 本社部門本部 知財戦略部長
藤村昌由上席執行役員 パワートランスミッション事業部 東アジア営業統括
吉村信彦上席執行役員 マテハン事業統括 システムソリューション事業部長
新家啓史上席執行役員 大同工業㈱ 代表取締役社長
佐伯充史執行役員 新ビジネス事業部 eCARGO BIZ担当
上田修執行役員 U.S. TSUBAKI MATERIAL HANDLING, LLC 社長
荒木和彦執行役員 パワートランスミッション事業部 副事業部長、兼 同事業部 グローバル生産推進室長 兼 長岡京工場長 兼 岡山工場長
北川康明執行役員 パワートランスミッション事業部 兼 東アジア営業統括 国内営業統括
内丸潤一執行役員 モビリティ事業部 事業推進統括 兼 兵庫工場長
西田努執行役員 本社部門本部 財経部長
宮野博之執行役員 イノベーションセンター長
林晃史66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3112553220067
監査役2505025
社外取締役647478

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,717字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社、子会社96社および関連会社14社で構成され、その主な事業内容はドライブチェーンおよびコンベヤチェーン(以上、チェーン)、減速機、直線作動機(以上、モーションコントロール)、エンジン用タイミングチェーンシステム、二輪車用部品(以上、モビリティ)、搬送・仕分け・保管システム(以上、マテハン)の製造、販売等であります。 当社は、チェーン、モーションコントロール、モビリティ、マテハンの製造、販売、研究開発および子会社、関連会社の統括等を行っております。 各子会社および関連会社の各々の主たるセグメントに係る位置づけは次のとおりであります。 会社名   事業内容   区分   セグメント 製造   販売   チェ ーン   モーションコントロール   モビリティ   マテ ハン   その他 (連結子会社) 大同工業㈱   動力伝動搬送関連製品、二輪車用部品の製造・販売   ○   ○   ○       ○   ○   ○ 新星工業㈱   鋼材の加工・販売   ○   ○                   ○ ㈱椿本カスタムチエン   小形コンベヤチェーンおよび特殊チェーンの製造   ○       ○ ㈱椿本スプロケット   スプロケットおよびカップリングの製造・販売   ○   ○   ○   ○ ツバキ山久チエイン㈱   各種機械用チェーンおよび省力機器類等の製造・販売   ○   ○   ○   ○       ○ ㈱椿本鋳工   鋳鉄鋼の鋳造、加工および販売   ○   ○           ○ ㈱椿本バルクシステム   粉粒体コンベヤの製造・販売   ○   ○               ○ 椿本メイフラン㈱   チップ・スクラップコンベヤの製造・販売   ○   ○               ○ ㈱椿本マシナリー   当社グループ製品等の国内における販売       ○   ○   ○   ○   ○   ○ ㈱ツバキサポートセンター   ビルメンテナンス、保険代理業等       ○                   ○ U.S. TSUBAKI HOLDINGS, INC.   米国等における当社関係会社への事業支援           ○   ○   ○   ○ U.S. TSUBAKI POWER TRANSMISSION, LLC   チェーン製品、モーションコントロール製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○   ○ U.S. TSUBAKI AUTOMOTIVE, LLC   モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○           ○ U.S. TSUBAKIMATERIAL HANDLING, LLC   米国における当社関係会社への事業支援                       ○ U.S. TSUBAKI INDUSTRIAL, LLC   マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○               ○ TSUBAKI KABELSCHLEPP AMERICA, INC.   チェーン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○ TSUBAKI BRASIL EQUIPAMENTOS INDUSTRIAIS LTDA.   チェーン製品、モーションコントロール製品の輸入販売       ○   ○   ○ Central Conveyor Company, LLC   マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○               ○ Central Industrial, LLC   マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○               ○ Electrical Insights, LLC   マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○               ○ KCI, Incorporated   マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○               ○ TSUBAKI ATR, LLC   モーションコントロール製品の現地生産   ○   〇       ○ 椿本机械(上海)有限公司   モーションコントロール製品の輸入販売および現地生産   ○   ○       ○ TSUBAKIMOTO EUROPE B.V.   チェーン製品、モーションコントロール製品、モビリティ製品の輸入販売       ○   ○   ○   ○ TSUBAKIMOTO UK LTD.   チェーン製品、モーションコントロール製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○   ○ Tsubaki Deutschland GmbH   チェーン製品、モーションコントロール製品、モビリティ製品の輸入販売       ○   ○   ○   ○ Tsubaki Automotive Czech Republic s.r.o.   モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○           ○ TSUBAKI IBERICA POWER TRANSMISSION, S.L.   チェーン製品、モーションコントロール製品の輸入販売       ○   ○   ○ Tsubaki Jungbluth GmbH   チェーン製品の現地生産・販売   ○   ○   ○ 台湾椿本股份有限公司   チェーン製品、モーションコントロール製品、モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○   ○   〇 会社名   事業内容   区分   セグメント 製造   販売   チェ ーン   モーションコントロール   モビリティ   マテ ハン   その他 TSUBAKI OF CANADA LIMITED   チェーン製品、モーションコントロール製品の輸入販売およびチェーン製品の現地生産   ○   ○   ○   ○ Tsubaki Kabelschlepp GmbH   チェーン製品、マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○           ○ Kabelschlepp GmbH-Hünsborn   マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○               ○ KABELSCHLEPP ITALIA S.R.L.   チェーン製品、マテハン製品の輸入販売       ○   ○           ○ METOOL PRODUCTS LIMITED   チェーン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○ KABELSCHLEPP FRANCE S.A.R.L.   チェーン製品、マテハン製品の輸入販売       ○   ○           ○ KABELSCHLEPP INDIA PRIVATE LIMITED   チェーン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○ Kabelschlepp China Co., Ltd.   チェーン製品、マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○           ○ KABELSCHLEPP SYSTEMTECHNIK spol. s.r.o.   マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○               ○ Kabelschlepp Sp. z o.o.   チェーン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○ Mayfran International, Incorporated   マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○               ○ Conergics International LLC   欧州等における当社関係会社への事業支援                       ○ Mayfran U.K. Limited   マテハン製品の輸入販売       ○               ○ Mayfran GmbH   マテハン製品の輸入販売       ○               ○ Mayfran Limburg B.V.   マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○               ○ Mayfran International B.V.   マテハン製品の輸入販売       ○               ○ Mayfran France S.A.R.L.   マテハン製品の輸入販売       ○               ○ Press Room Techniques Co.   マテハン製品の輸入販売       ○               ○ Tsubakimoto Singapore Pte.Ltd.   チェーン製品、モーションコントロール製品、マテハン製品の輸入販売       ○   ○   ○       ○ PT. TSUBAKI INDONESIA MANUFACTURING   チェーン製品、マテハン製品の輸入販売および現地生産、モーションコントロール製品の輸入販売   ○   ○   ○   ○       ○ PT. TSUBAKI INDONESIA TRADING   チェーン製品、モビリティ製品の輸入販売       ○   ○       ○ TSUBAKI POWER TRANSMISSION (MALAYSIA) SDN. BHD.   チェーン製品、モーションコントロール製品、マテハン製品の輸入販売       ○   ○   ○       ○ TSUBAKIMOTO(THAILAND) CO.,LTD.   チェーン製品、モーションコントロール製品の輸入販売       ○   ○   ○ TSUBAKI INDIA POWER TRANSMISSION PRIVATE LIMITED   チェーン製品、モーションコントロール製品、モビリティ製品の輸入販売       ○   ○   ○   ○ TSUBAKIMOTO VIETNAM CO.,LTD.   チェーン製品、モーションコントロール製品の輸入販売       ○   ○   ○ TSUBAKIMOTO PHILIPPINES CORPORATION   チェーン製品、モーションコントロール製品、マテハン製品の輸入販売       ○   ○   ○       ○ TSUBAKI AUSTRALIA PTY.LIMITED   チェーン製品、モーションコントロール製品の輸入販売       ○   ○   ○           ○ TSUBAKIMOTO AUTOMOTIVE (THAILAND) CO.,LTD.   モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○           ○ 椿本汽車発動機(上海)有限公司   モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○           ○ Tsubakimoto Automotive Korea Co., Ltd.   モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○           ○ 天津華盛昌歯輪有限公司   モーションコントロール製品の現地生産・販売   ○   ○       ○ 椿本鏈条(天津)有限公司   チェーン製品およびモビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○       ○ 椿本散装系統設備(上海)有限公司   粉粒体コンベヤの輸入販売       ○               ○ 椿本鏈条(上海)有限公司   チェーン製品、モーションコントロール製品、マテハン製品の輸入販売       ○   ○   ○       ○ Tsubakimoto Automotive Mexico S.A. de C.V.   モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○           ○ TSUBAKI CONVEYOR SYSTEMS INDIAPRIVATE LIMITED   マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○               〇 会社名   事業内容   区分   セグメント 製造   販売   チェ ーン   モーションコントロール   モビリティ   マテ ハン   その他 大同鏈条(常熟)有限公司   チェーン製品、モビリティ製品、マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○       ○   ○ D.I.D Philippines Inc.   チェーン製品、モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○       ○ P.T. Daido Indonesia Manufacturing   チェーン製品、モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○       ○       ○ D.I.D Vietnam Co.,Ltd.   チェーン製品、モビリティ製品、マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○       ○   ○   〇 DID Malaysia Sdn.Bhd.   モビリティ製品の輸入販売       ○           ○ Daido Sittipol Co.,Ltd.   チェーン製品、モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○       ○ D.I.D Asia Co.,Ltd.   チェーン製品、モビリティ製品の輸入販売       ○   ○       ○ Interface Solutions Co.,Ltd.   マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○               ○ Daido India Pvt. Ltd.   モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○           ○ Daido Corporation of America   チェーン製品、モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○       ○       ○ Daido Industria De Correntes Da Amazonia Ltda.   モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○           ○ Daido Industrial E Comercial Ltda.   チェーン製品、モビリティ製品、マテハン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○       ○   ○ DID Europe S.R.L.   チェーン製品、モビリティ製品の輸入販売および現地生産   〇   ○   ○       ○ (持分法適用関連会社) 天津椿本輸送机械有限公司   粉粒体コンベヤの輸入販売および現地生産   ○   ○               ○ ㈱月星製作所   モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○           ○ IWIS-DAIDO LLC   モビリティ製品の輸入販売および現地生産   ○   ○           ○ (非連結子会社) 椿凱動力伝輸機械(石家庄)有限公司   チェーン製品の輸入販売および現地生産   ○   ○   ○ TSUBAKIMOTO KOREA CO.,LTD.   チェーン製品、モーションコントロール製品の輸入販売       ○   ○   ○ ㈱ネクサウェア   マテハン製品の国内における販売       ○               ○ ㈱ツバキベジムーブ   農産物の国内における生産・販売および関連事業へのコンサルティング   ○   ○                   ○ (他連結子会社5社、非連結子会社8社、関連会社11社) 前頁に述べた当社グループの事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,252字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、つばきグループ共通の企業理念・行動指針である「TSUBAKI SPIRIT」を制定しております。 これは、先人たちから受け継いできた「つばきグループのDNA」や今後のつばきグループが世の中に提供できる価値を見つめ直し、私たちがこれからも大切にすべきこと、そして新たに取り組むべきことを「社会的使命」「目指すべき姿」「行動原則」「創業の精神」として明確に表現・体系化したものです。 社会的使命「動かすことに進化をもたらし、社会の期待を超えていきます。」を果たすため、グループが世の中に提供できる価値の最大化を追求しております。 技術を磨き続けることで「モノづくり」にこだわり、その上で「モノづくり」の枠を超えたソリューションの提供を通じて、真に顧客や社会が求める価値を提供し続けます。 社会の期待に応え、さらに、その期待を超える価値を提供することで、社会から必要とされ続ける企業となることを目指してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、2030年度を最終年度とする「中期経営計画2030」において以下の数値目標を掲げております。(いずれも連結ベース) ・売上高:4,500億円以上 ・営業利益率:10%以上 ・ROE:10%以上 ・配当性向:35%以上を基準とする (3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 当社グループは、「長期ビジョン2030」において、2030年のありたい姿を「高機能化と高度オートメーション化された技術領域により、社会課題の解決に貢献する企業グループを目指します。」と定めました。この長期ビジョンのもと、当社グループは「人にやさしい社会の実現」「安心・安全な生活基盤の構築」「地球にやさしい社会の創造」といった社会課題の解決へ貢献する新事業に取り組むとともに、既存事業の拡大を目指してまいります。 また、「中期経営計画2030」では、既存事業における収益力を強化するとともに、「長期ビジョン2030」の実現に向けた第2期5カ年計画(2026~2030年度)と位置付けて、以下の方策に取り組んでおります。 ①「量から質」へ。収益力を高め「強固な事業基盤」を構築する ②「選択と集中」で新規ビジネスの事業化を加速し、持続的成長を実現する ③ 既存の枠組みを超え、「未来の主力事業」を創出する ④「技術×マーケティング」強化で、新事業を牽引する ⑤ グローバルグループ本社機能を強化し、ESG経営を深化させる 当社グループを取り巻く事業環境は、米国起因の貿易戦争、欧州・中国経済の回復遅延、また、中東における軍事衝突等により、世界経済は不透明な状況が続くものと予想されます。こうした中、本年度(2026年度)においては、「長期ビジョン2030」に掲げた「2030年のありたい姿」および「中期経営計画2030」の到達点を見据え、意思決定の迅速化によるスピード経営を目指すとともに、資本コストを意識した各種施策の展開に注力してまいります。 また、今後も社会課題の解決に貢献する企業グループとして、カーボンニュートラル実現を含むサステナビリティ活動のさらなる推進に取り組んでまいります。 なお、事業部門別には、主として以下の課題に取り組んでまいります。 当社グループは、チェーン事業とモーションコントロール事業を統合して、パワートランスミッション事業とし、動力伝達・搬送商品のトータルソリューションビジネスへの転換を図る機構改革を行いました。本年度は両事業の統合プロジェクトを進め、シナジー創出を図ることにより収益性を最大化するとともに、地域・商品群を軸とするマトリックス運営により“グローバルトップ/ニッチトップ”戦略を策定・推進し、新たな市場開拓に取り組んでまいります。 モビリティ事業では、タイミングチェーンシステムの拡販によるシェア拡大と、大同工業との統合シナジーを生かした国内外拠点の再編・集約によるグローバル生産最適化を進めてまいります。 マテハン事業では、既存ビジネスの選択と集中を図るとともに、エンジニアリング力を強化し、ソリューション志向で黒字体質の早期実現に取り組んでまいります。 新ビジネス事業では、アグリビジネス、ヒューマンアシストビジネス、エネルギーマネジメントビジネス、eCARGOビジネス、エンジンドローンビジネス等を主軸に収益化と事業成長の加速に注力してまいります。 その他の課題として、事業の継続と社会的責任を果たすため、当社グループは事業活動を通じてESGへの対応を推進してまいります。環境・社会課題関連では、環境省が創設した「エコ・ファースト制度」において、2023年に「エコ・ファースト企業」の認定を受け、2026年3月にはグループ会社7社が「健康経営優良法人」に認定されました。今後も従業員がイキイキと活躍し、自主性と創造性を発揮できる企業(全員快勤)を目指し、個人の健康、組織の健康の2方向から従業員家族も含めた健康経営を推進してまいります。 ガバナンス関連では、引き続き現行のコーポレート・ガバナンス体制において実効性評価に基づく取締役会の活性化策を実施するとともに、リスクマネジメント活動をグローバルに展開してまいります。
事業等のリスク3,950字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書提出日(2026年6月25日)現在において、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクには以下のようなものがありますが、すべてのリスクを網羅している訳ではありません。当社グループの事業等にとって現時点では未知のもの、あるいは重要と見なされていない他のリスクについても、将来的に影響を受ける可能性もあります。 [リスクマネジメントについて] (1)基本的な考え方 事業を継続的に維持・発展させていくためには、企業の社会的責任を果たすとともに、事業活動を遂行する上で発生しうる様々なリスクを適切に管理することが不可欠です。 このため、当社グループでは、「リスクマネジメント基本方針」を定め、経営に重大な影響を及ぼす様々なリスクについて、その要因を継続的に抽出・把握し、リスクの未然防止と損失極小化に努めております。 (2)推進体制 実効的かつ効率的にリスクマネジメント活動を推進するため、当社グループでは、「サステナビリティ委員会」統括のもと、環境、品質、安全衛生、コンプライアンス・危機管理、倫理等の委員会を設置しております。これらの委員会と各リスクの主管部署が互いに連携をとりながら、リスク要因の抽出・把握と未然防止に重点を置いた諸施策を継続的に実施することで、グループ全体でのリスク対策を推進しております。 また、万一リスクが発生した場合に損失極小化を図るため、グローバルでの緊急連絡体制を整備・運用しております。 (3)主な取り組み 当社グループでは、グループ各社を取り巻くリスクの状況とその対応状況を定期的に評価しております。環境、品質、安全衛生、コンプライアンス・危機管理、倫理等の各委員会では、この評価結果を踏まえ、分野ごとに具体的なリスクマネジメント活動を行っております。 2025年度は、気候変動対応、人権・労務リスク管理、サプライチェーンリスク管理、危機管理体制強化、サイバーセキュリティ対策強化、品質保証体制強化、安全衛生対策強化、知的財産活動の適正化の8点に取り組みました。これらの活動は当社のサステナビリティ委員会に報告され、都度必要な指示を受けております。 [各種リスクについて] (1)経営環境に関するリスク ① 市場環境変動のリスク 当社グループがターゲットとする市場において、景気の下ぶれなどによる設備投資の減少や企業の稼働状況の悪化に伴う需要減少、特に当社グループにおける最大顧客である自動車業界において急激な需要変動や構造変化(内燃機関搭載自動車の生産台数減少、設備投資の縮減など)があった場合には、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響度   中~重大 対 策   市場ニーズに基づいたオンリーワン商品の開発に注力し、売上高の拡大・利益の確保に努めております ② 気候変動に関するリスク 当社グループは、「長期ビジョン2030」および「中期経営計画2025」において、当社グループのCO2総排出量削減目標を設定し、「2050年カーボンニュートラル達成」に向けた取り組みを強化しておりますが、気候変動や環境規制への対応が遅れた場合には、事業機会の損失や調達コスト上昇などのリスクが見込まれます。 また、気候変動による自然災害の激甚化により事業活動の継続が困難になるなど、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響度   中~重大 対 策   気候変動の影響を「移行リスク」と「物理的リスク」に分けてシナリオ分析を実施し、リスクと機会を特定。それぞれに対応策を定めております。また、CO2排出を削減するための活動計画を定め、「環境委員会」を中心にグループ全体で活動のPDCAを回しております ③ 海外での事業展開に伴う地政学的なリスク 当社グループはグローバルに事業を展開しており、連結売上高の60%以上が海外売上高となっております。当社グループが事業展開している国や地域において、政治的・軍事的な要因により、テロや戦争・紛争などが発生した場合には、当該地域での製品販売の減少や工場操業の停止、当該地域からの部品調達に支障が生じるなど、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響度   中~重大 対 策   グローバル生産体制の強化や生産拠点、調達先を分散させることなどにより当社グループ全体に与えるリスクの低減を図っております ④ 為替レート変動のリスク 当社グループがグローバルに事業展開を行う中、想定を超える急激な為替変動があった場合には、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響度   小~中 対 策   為替予約を分散して行うほか、生産・調達の現地化を推進することでリスクの低減を図っております (2)事業運営に関するリスク ① 品質に関するリスク 当社グループは、モノづくり企業として「品質不良ゼロ」を目指したモノづくりを行っています。そのモノづくりにおいて、製品の不具合による重大な事故、リコール、クレームまたは品質不正等が発生した場合には当社のブランドイメージを悪化させるほか、補償費用やその他の費用が製造物責任保険等によってカバーしきれない場合には、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響度   中~重大 対 策   「つばきグループ品質基本方針」に基づき、グループ品質委員会の下、高品質の追求と品質管理の徹底に努めております ② 情報セキュリティに関するリスク 当社グループに対するサイバーアタック等により、当社グループのシステムの停止やセキュリティ上の問題、損害が発生した場合には、当社のブランドイメージを悪化させるほか、サイバーリスク保険等によってカバーしきれない場合には、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響度   中~大 対 策   「電子情報セキュリティポリシー」に基づく、技術的対策、従業員への教育、定期的な情報セキュリティ監査の実施、第三者機関による脆弱性診断などにより、情報セキュリティリスクの低減に努めております。また、インシデント発生時のサイバーセキュリティ対策の体制構築に努めております ③ 人権に関するリスク 当社グループが事業を展開する国や地域において、ステークホルダーの人権に対する対応が適切でない場合は、社会的評価の低下等により当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響度   中~大 対 策   企業倫理強化月間を定め、国内・海外グループ会社でコンプライアンス意識向上活動を展開するとともに、人権基本方針の明文化やヘルプラインの設置、ハラスメント防止活動を展開し、リスクの低減に努めております。また、国内・海外グループ会社に人権デュー・デリジェンスを実施し、リスクの特定に努めております ④ サプライチェーンに関するリスク 当社グループがグローバルに事業展開を行う中、サプライチェーンもグローバルに広がっております。当社グループのサプライヤーが事業展開を行っている国や地域において、政治的、経済的な要因により経済の一時的混乱や停滞が発生した場合またはサプライヤー個別の事由により供給の急激な変動や価格の高騰等が発生した場合には、当社グループの部品調達や工場操業が困難になり、当社グループ製品の生産減少、遅延などの問題が発生し、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響度   中~重大 対 策   代替できない材料・部品等の併注化やグループ間での調達先情報の共有による供給先の多様化を図っております。また調達先とのパートナーシップ強化に努めております ⑤ エネルギー・素材(原材料)価格高騰のリスク 当社グループが事業活動を行うために必要なエネルギー価格や、生産のために使用する鋼材等の素材(原材料)価格が急激に高騰した場合には、費用増加による収益性悪化を招き、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響度   中~大 対 策   生産性向上活動に注力し原価低減に努めるとともに、調達先の複数化などに取り組んでおります。また、サプライヤー・顧客双方と交渉し、時勢に応じた仕入れ・販売価格の実現に努めております ⑥ 災害や疫病流行等のリスク 当社グループの主要生産拠点の所在地域において、重大な災害(地震や風雨などの自然災害、事故やテロ等の人的災害)の発生や、重篤な疫病が流行した場合には、当社グループ生産拠点の被災や従業員の罹患などによる生産活動の停滞などにより安定した製品の供給ができなくなり、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響度   中~大 対 策   不測の災害等に備え、「つばきグループBCP基本方針」を制定し、防災訓練や防災・減災備品の備蓄などを行っております。また、コンプライアンス・危機管理委員会の下、BCP体制強化を図っております ⑦ 知的財産権侵害のリスク 当社グループは、製品の開発・改良を通じて多くの特許や商標、ノウハウ等のさまざまな知的財産を保有しております。しかし、第三者の不正利用等による知的財産権への侵害が発生した場合や第三者により知的財産権侵害の訴訟を起こされた場合には、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響度   中~大 対 策   規定類の整備のほか、知的財産権に関連して他社情報の収集を行うとともに、自社権利(ノウハウ含む)の適切な管理に努めております
経営成績の分析 (MD&A)5,846字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における世界経済は、米国の通商政策を巡る不透明感や中東情勢の緊迫化がみられるなか、各国の経済対策や企業の設備投資需要に支えられ、全体としては緩やかな回復基調で推移しました。 米国経済は、通商政策の影響や物価動向を背景に、個人消費は一部弱さがみられたものの、設備投資が底堅く推移したほか、雇用環境もおおむね良好な状況が続いた結果、全体としては堅調に推移しました。欧州および中国経済は、需要の弱さや構造的な調整圧力が続いたものの、政策支援や公的投資が下支えとなり、景気は後退局面入りを回避しています。 わが国経済については、設備投資やインバウンド需要の回復などにより持ち直しの動きがみられたものの、物価上昇の影響もあり個人消費の回復は緩やかなものにとどまり、全体としては緩やかな持ち直しが続きました。 このような状況のもと、当社グループの業績につきましては、チェーン事業が米国の関税政策の影響を一部受けつつも好調を維持したほか、モビリティ事業においてもハイブリッド車需要の拡大を背景に堅調に推移しました。また、2026年1月より大同工業株式会社を新たに連結子会社としたこともあり、当連結会計年度の受注高は300,606百万円(前期比9.9%増)、売上高は295,878百万円(同6.0%増)となりました。 損益につきましては、大阪・関西万博への出展費用および子会社取得に伴う関連費用といった一時的な費用の計上等により、営業利益は21,578百万円(同5.6%減)、経常利益は24,804百万円(同2.1%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、大同工業株式会社の連結子会社化に伴う負ののれん発生益の計上などにより、29,708百万円(同34.3%増)となりました。 上記の結果、当社グループが取り組んでおります5ヵ年計画「中期経営計画2025」における主要な財務KPI(①売上高:3,000~3,200億円、②営業利益率:9~11%、③ROE:8%以上、④配当性向:30%を基準とする)に対する進捗は、以下のとおりとなりました。なお、2024年5月14日に配当方針の見直しを行い、「配当性向:35%以上」としております。 ①売上高:2,958億円、②営業利益率:7.3%、③ROE:10.7%、④配当性向:27.0%(いずれも連結ベース) 現金収入を伴わない負ののれん発生益等を計算から除外した配当性向は35.0%となります。 ※「中期経営計画2025」における非財務KPIに対する進捗は、当社ホームページ(URL:https://www.tsubakimoto.jp/)に掲載しておりますので、ご参照ください。 当社グループは、「長期ビジョン2030」に掲げた「2030年のありたい姿」の実現に向け、2021年度より推進してきた「中期経営計画2025」の最終年度として、持続的な成長と企業価値向上を見据えた経営に取り組んできました。その結果、一定の成果が得られた一方で、事業の質的転換や収益力の強化、グローバルグループとしての経営基盤の在り方など、今後に向けてあらためて取り組むべき課題も明らかとなりました。 これらを踏まえ、次期中期経営計画においては、社会課題の解決と経済価値の創出を両立させるという基本的な考え方のもと、収益力を重視した事業構造への転換や、グローバルグループ全体での経営基盤の強化を進めることで、持続的な成長と企業価値向上を目指してまいります。また、資本コストを意識した経営の推進とともに、カーボンニュートラルの実現を含むサステナビリティ活動にも引き続き取り組んでまいります。 セグメント別の概況は次のとおりであります。 [チェーン] チェーンにつきましては、日本、米州、欧州、環インド洋において販売が増加したことなどにより、前期比で増収となりました。 以上により、チェーンの受注高は101,598百万円(前期比9.5%増)、売上高は99,830百万円(同5.9%増)、損益につきましては、中国およびドイツにおける経済環境の低迷等により、営業利益は15,353百万円(同1.5%減)となりました。 [モーションコントロール] モーションコントロールにつきましては、日本、米州、欧州、環インド洋、中国において販売が増加したことなどにより、前期比で増収となりました。 以上により、モーションコントロールの受注高は24,019百万円(前期比7.3%増)、売上高は23,983百万円(同4.5%増)、営業利益は996百万円(同29.4%増)となりました。 [モビリティ] モビリティにつきましては、日本、米州、欧州、環インド洋の拠点において自動車エンジン用タイミングチェーンシステムなどの販売が増加したことなどにより、前期比で増収となりました。 以上により、モビリティの受注高は97,668百万円(前期比7.5%増)、売上高は97,359百万円(同6.8%増)、営業利益は10,036百万円(同21.1%増)となりました。 [マテハン] マテハンにつきましては、米州における自動車業界向けシステムや金属切屑搬送・クーラント処理装置向けシステムの販売が減少しましたが、日本における建設機械業界向けや物流業界向けシステムの販売が増加したことなどにより、前期比で増収となりました。 以上により、マテハンの受注高は73,109百万円(前期比12.6%増)、売上高は70,629百万円(同3.7%増)、営業利益は963百万円(同22.8%減)となりました。 [その他] その他の受注高は4,210百万円(前期比62.5%増)、売上高は4,076百万円(同50.5%増)、損益につきましては1,180百万円の営業損失(前期は833百万円の営業損失)となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載をしております。 生産、受注および販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 なお、当社グループ(当社および連結子会社)の製品は、主に受注生産でありますが、製品の一部につきましては、見込生産も行っております。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) チェーン   74,005   13.6 モーションコントロール   25,201   10.5 モビリティ   110,541   5.1 マテハン   54,536   18.5 その他   5,520   4,647.1 合計   269,806   12.8 (注) 金額は販売価格で記載しております。 ② 受注状況 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) チェーン   101,598   9.5   24,258   13.8 モーション コントロール   24,019   7.3   8,191   2.2 モビリティ   97,668   7.5   1,750   21.5 マテハン   73,109   12.6   39,371   8.7 その他   4,210   62.5   651   25.9 合計   300,606   9.9   74,223   10.0 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) チェーン   99,830   5.9 モーションコントロール   23,983   4.5 モビリティ   97,359   6.8 マテハン   70,629   3.7 その他   4,076   50.5 合計   295,878   6.0 (注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) 椿本興業株式会社   28,247   10.1   30,091   10.2 (2) 財政状態 ① 資産 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して88,274百万円増加し、459,784百万円となりました。これは、大同工業株式会社を新たに連結子会社としたことなどにより、棚卸資産が20,564百万円増加したこと、投資有価証券が17,093百万円増加したこと、受取手形、売掛金及び契約資産が14,105百万円増加したこと、現金及び預金が13,502百万円増加したこと、建物及び構築物が8,034百万円増加したこと、土地が5,703百万円増加したことなどによるものであります。 ② 負債 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比較して46,621百万円増加し、155,969百万円となりました。これは、大同工業株式会社を新たに連結子会社としたことなどにより、借入金が23,015百万円増加したこと、支払手形及び買掛金が9,859百万円増加したこと、その他の流動負債が5,244百万円増加したことなどによるものであります。 ③ 純資産 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比較して41,653百万円増加し、303,815百万円となりました。これは、利益剰余金が21,108百万円増加したこと、為替の変動により為替換算調整勘定が8,080百万円増加したこと、大同工業株式会社の新規連結などにより非支配株主持分が5,106百万円増加したことなどによるものであります。この結果、自己資本比率は、5.4ポイント低下し、64.5%となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報 ① キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して15,213百万円増加し、78,529百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は31,891百万円となりました。これは、負ののれん発生益を11,643百万円計上したこと、法人税等の支払に6,926百万円支出したこと、投資有価証券売却益を5,029百万円計上した一方で、税金等調整前当期純利益を36,543百万円計上したこと、減価償却費を14,833百万円計上したこと、減損損失を4,641百万円計上したことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は8,976百万円となりました。これは、定期預金の払い戻しによる6,752百万円の収入があった一方で、設備投資代金の決済などに15,760百万円支出したことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は20,244百万円となりました。これは、自己株式の取得に10,003百万円支出したこと、配当金の支払に8,733百万円支出したことなどによるものであります。 ② 資金需要および資金調達の方法 当社グループの資金需要のうち主なものは、当社グループ製品の製造のための材料や部品の購入ならびに設備の増強、合理化および更新にかかる設備投資、企業買収によるものであります。 成長投資につきましては、2025年度は生産設備の増強、合理化および更新を中心に18,085百万円の設備投資を行い、研究開発費用は8,089百万円となりました。2026年度は新設、合理化および更新にかかる設備投資として27,553百万円を見込んでおります。設備投資計画の詳細については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」をご参照ください。 株主還元につきましては、株主重視の経営を目指す観点から、連結業績を反映した配当を基本方針とし、資金の状況、財務の状況等を総合的に勘案しながら連結配当性向35%を基準とした利益配分を目指しております。当社の配当政策については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」をご確認ください。 当社グループは、運転資金および設備投資資金については、自己資金、金融機関からの借入および社債発行により資金を調達しております。 (4) 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす見積りおよび仮定を用いておりますが、これらの見積りおよび仮定に基づく数値が実際の結果と異なる可能性があります。 重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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出典

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